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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ジェノバ

JENOBA CO.,LTD.5570 · Growth · 情報・通信業

国土地理院の電子基準点を活用し、GNSS測位の誤差をセンチメートル級に補正するデータ配信サービスを提供。

概要

株式会社ジェノバは、2002年1月に設立された高精度GNSS測位補正情報の配信サービスを主力とする企業である。国土地理院の電子基準点約1,300点を活用し、センチメートル級の誤差補正データをリアルタイムまたは後処理で提供する。2023年4月に東京証券取引所グロース市場に上場。2025年9月期の売上高は14億円、営業利益8億円と高収益体質を持つ。従業員数は17名。

リアルタイムと後処理の二軸で構成される配信サービス

当社のサービスは、補正データの生成タイミングにより二種類に大別される。一つは、観測と同時に補正データを送信する「リアルタイムデータ配信」であり、観測地点の近傍に仮想的な基準局を生成する仮想点方式(VRS方式)と、最寄りの電子基準点の実観測データを使う電子基準点方式の二つの方式を用意する。もう一つは、現地でネットワーク通信を必要とせず、後日データをダウンロードして解析する「後処理データ配信(PPK方式)」である。後処理データも仮想点データと電子基準点データの二種類から選択できる。両サービスとも初回登録料が必要で、利用台数や期間に応じて従量プラン、定額プラン、年間契約プランなどが設定される。

測量・土木・農業と広がる利用分野

従来、公共測量や土地家屋調査、土木工事の位置出しなど測量分野が中心であったが、近年は国土交通省が推進するi-ConstructionによるICT施工や、農林水産省が推奨するスマート農業での利用が拡大している。特に建設現場では、重機の自動操舵システムと組み合わせて、高精度な位置情報をリアルタイムに取得することで、作業効率と安全性を向上させる。農業分野では、トラクターの自動運転や施肥・散布の精密化に活用される。さらに、ドローンを用いた測量や点検でも需要が高まっており、2022年の航空法改正によるレベル4飛行解禁も追い風となっている。

約1,300点の電子基準点網が支える技術基盤

当社の技術的優位性は、国土地理院が運用する電子基準点網(GEONET)約1,300点を全点利用可能である点にある。観測位置から最寄りの3点を自動選定し、仮想点方式ではそのデータから理想空間での仮想観測データを生成する。この際、日本列島の地殻変動(年間0.2ppm程度)も補正し、国家座標系(測地成果2024)に整合する高精度データを提供する。また、GPS(米国)、GLONASS(ロシア)、QZSS(日本)、Galileo(EU)の全GNSS衛星に対応し、マルチGNSS受信により安定した測位精度を実現する。配信システムは冗長化され、24時間365日監視・品質チェックが行われている。

業界の中での役割は測量・建設・農業などに高精度測位のための補正データを提供するインフラ事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
14億円
営業利益
8億円
営業利益率
57.1%
純利益
5億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01測量・建設(ICT施工含む)主力

測量業務や位置出し、ICT建機の自動制御などに、リアルタイムまたは後処理の補正データを配信。公共測量にも対応し、効率化に貢献。

業界最多水準の全電子基準点を活用

主な製品・サービス2
リアルタイムデータ配信
仮想点方式と電子基準点方式で、リアルタイムにセンチメートル級の補正情報を配信。
後処理データ配信
観測後にダウンロードして解析する方式で、仮想点データと電子基準点データを提供。

02農業(スマート農業)準主力

トラクターの自動操舵やガイダンスシステム、ドローン農薬散布などに高精度測位を提供し、省力化や熟練技術の継承を支援。

主な製品・サービス1
GNSS補正データ
農機の自動操舵などに必要なセンチメートル級の位置情報を提供。

03モビリティ・インフラ点検副次

ドローン測量・物流・点検や、自動車の運行管理など、幅広い分野で高精度測位の利用が進んでおり、当社は補正データを提供。

製品と技術

仮想点方式(VRS方式)と電子基準点方式のリアルタイム配信

リアルタイムデータ配信では、顧客が送信した単独測位データ(NMEA GGA形式)をもとに、当社が補正データを生成しRTCM形式で返送する。VRS方式では、観測位置近傍に仮想的な基準局を生成し、その仮想点からの基線解析を行う。仮想点は地殻変動補正も加えられた理想空間上のデータであり、国家座標に整合した高精度測位が可能。台風や地震の影響を受けない利点がある。一方、電子基準点方式は、最寄りの電子基準点の実観測データを直接利用する。VRS方式が使えない離島などで有効である。顧客は用途や環境に応じて方式を選択できる。

後処理データ配信(PPK方式)の仕組みと利点

後処理データ配信は、現地でネットワーク通信を必要とせず、観測後にデータをダウンロードして解析する方式である。顧客は当社のWebサイトで観測日時と座標を指定し、仮想点データまたは電子基準点データを取得する。仮想点データは任意の位置に仮想的に設置した基準局の後処理データであり、電子基準点データは特定の電子基準点の観測データを基に作成される。これにより、通信環境が不安定な山間部や通信コストを抑えたい現場でも高精度測位が可能となる。土地家屋調査や測量の後処理工程で広く利用されている。

観測支援ツールと品質管理体制

当社は、現場観測支援サイト「J-View」を提供している。スマートフォンやWebアプリから観測状況をリアルタイムに確認でき、事務所PCからもアクセス可能である。また、衛星飛来予測ツールでは、観測地域・日時を指定することで衛星配置と測位精度への影響度を事前に計算できる。品質管理体制としては、電子基準点データを24時間365日監視し、太陽フレア等の障害発生をチェックしている。配信システムは冗長化され、サーバーの物理保護や電源・セキュリティ強化を実施。メンテナンス時も停止しないシステムを構築している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 測量・建設(ICT施工含む)業界最多水準の全電子基準点を活用

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

エッジAIソリューション特化の小規模IT企業

当社はエッジAI/IoT分野に特化したIT企業で、産業向けソリューションを提供する。同業のVRAIN Solutionやソラコムもクラウド/IoT領域で事業展開しているが、当社は特にエッジデバイス向けの画像処理・音声認識技術に強みを持つ。ココリブやL is BはSaaS/ライフスタイル系が中心で、直接競合にはならない。売上高は10億円規模と小粒だが、高い営業利益率(50%超)を誇る。業界内ではニッチなポジショニングで収益性を高めている。

強み

  • 営業利益率50%超と極めて高く、効率的な事業運営と付加価値の高いソリューションを提供。
  • エッジデバイスでのAI処理に特化しており、低遅延・省電力が求められる現場に最適。
  • 工場やロボットなど産業分野での導入実績があり、BtoBの信頼性が高い。
  • AI/IoT市場は拡大傾向にあり、特にエッジAI需要が高まっている。

課題

  • 売上10億円台と小規模で、大手IT企業や同業ベンチャーとの競争でリソース不足。
  • 特定技術に依存するビジネスモデルであり、技術の陳腐化リスクが存在。
  • AIエンジニアの需給逼迫により、優秀な人材の確保・維持が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がジェノバ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12315CAICA DIGITAL101億円
24376くふうカンパニーホールディングス100億円
34308Jストリーム100億円18.3倍
44168ヤプリ98億円8.7倍
59475昭文社ホールディングス96億円7.9倍
65570ジェノバ94億円16.2倍
74356応用技術94億円12.0倍
85582グリッド93億円29.8倍
92332クエスト93億円11.1倍
10153Aカウリス92億円29.6倍
115588ファーストアカウンティング92億円40.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 13件

電子基準点の民間開放を機に創業(2002年~2003年)

2002年1月、株式会社ジェノバが創業した。同年5月に国土地理院が電子基準点からの情報を約200点民間開放したのに伴い、社団法人日本測量協会からデータ提供を受け、ネットワーク型GPS補正情報配信サービスを開始。翌2003年6月には全国約1,200点に拡大され、全国配信サービスを開始した。創業期から国土地理院のインフラを活用するビジネスモデルを確立した。

マルチGNSS対応と本店移転(2011年~2013年)

2011年5月、本店所在地を現在の東京都千代田区神田須田町に移転。2013年5月、国土地理院が電子基準点のマルチGNSS化を全国約1,240点で実施したのに伴い、当社もマルチGNSS配信サービスを全国展開した。これにより、GPSに加えてGLONASSやQZSSなどの衛星信号を利用可能となり、都市部や山間部での測位安定性が向上した。

サービスライン拡充と通信一体化(2014年~2017年)

2014年6月には電子基準点RTKサービスを開始。2015年10月には現場観測支援サイト「J-View」の提供を開始し、スマートフォンやWebから観測状況を確認できるようにした。2016年5月には利用電子基準点数を約1,300点に拡大。2017年4月には専用通信装置「CPtrans-SL2/A」を販売し、サービス利用料金と通信料金をワンストップ化した。顧客は煩わしい設定なしで即座に補正データを受信できる環境を整えた。

Galileo対応と株式上場(2019年~2023年)

2019年5月、EUの衛星測位システムGalileoのデータを含むマルチGNSS配信サービスを開始し、対応衛星をさらに拡充。2023年4月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場後も測量分野の堅調な需要に加え、ICT施工やスマート農業分野への展開を加速している。

年表13件を開く

2000年代

  • 2002年1月創業株式会社ジェノバ発足。
  • 2002年2月本店所在地を大阪府豊中市から東京都千代田区に移転。
  • 2002年5月国土地理院が電子基準点(※12)からの情報を民間開放(約200点)。これに伴い、社団法人日本測量協会(以下、「日本測量協会」とする。)から電子基準点データの提供を受け、ネットワーク型GPS(※2)補正情報配信サービス開始。
  • 2002年6月日本測量協会に入会(特別会員)。
  • 2003年6月国土地理院が電子基準点情報を全国開放(約1,200点)。これに伴い、ネットワーク型GPS補正情報の全国配信サービスを開始。

2010年代

  • 2011年5月本店所在地を現在地に移転。
  • 2013年5月国土地理院が電子基準点のマルチGNSS(※1、※24)化を全国約1,240点で対応。これに伴い、マルチGNSS配信サービスの全国配信を開始。
  • 2014年6月電子基準点RTK(※19)サービス配信を開始。
  • 2015年10月現場観測支援サイト「J-View®(※23)」の提供を開始。
  • 2016年5月電子基準点約1,300点を利用した配信を開始。
  • 2017年4月当社の製品(CPTrans-SL2/A・・・携帯電話に替わる当社専用通信装置)にて、サービス利用料金と通信料金をワンストップ化したサービスを開始。
  • 2019年5月Galileo(※5)のデータを含んだマルチGNSS配信サービスを開始。

2020年代

  • 2023年4月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ブランド確立と新分野開拓

    高精度で安定した補正情報配信のバックアップ体制を強化し、営業力・組織力を高める。既存顧客への対応を強化するとともに、新市場への営業活動や実証実験を積み重ね、サービス分野を拡大する。過剰な価格競争を避け、顧客満足度とサービス拡充によりブランドを確立する。

  2. 02

    高精度補正情報ビジネスの開拓

    きめ細かな営業活動で顧客ニーズを把握し、個別案件・コンシューマ案件に対して具体案や実証実験を提案する。自社内で実現性を検討し、課題解決を経てビジネス化につなげる。補正情報の高度化・高付加価値化のための設備投資や通信装置開発、解析エンジンのバージョンアップなども行い、オリジナル商品の開発を目指す。

  3. 03

    取次店・パートナーとの連携強化

    全国各地の測量機器販売店や業務提携先とのFace to Faceの機会を増やし、Web会議も活用して接点を拡大する。IT化で効率性を重視しつつリレーションを強化し、勉強会を通じて業界動向や技術情報の知識向上を図る。

  4. 04

    測量分野以外への展開拡大

    情報化施工分野では建機・レンタル会社への提案外交やサポート体制を充実し、ICT土木やIT農業を推進する自治体・企業を支援する。大規模展示会への出展や地域販売店との連携、ドローン・物流・防犯・点検分野でのビジネスパートナー拡大を進め、サービスが必要な事業領域の裾野を広げ収益基盤を強化する。

  5. 05

    コーポレート・ガバナンスの強化

    全役職員向けに定期的な教育研修を実施し、コンプライアンス遵守と経営管理体制の重要性を周知する。コーポレートガバナンス・コードの基本原則に従い、迅速かつ正確な情報開示に努め、株主をはじめとするステークホルダーからの信頼に応える。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で17人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は785万円で、2期前と比べて+6.0%平均年齢は45.5歳、平均勤続年数は9.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2023年9月74047.89.516
2024年9月74548.99.9174,118
2025年9月78545.59.6174,706

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都千代田区7百万円
技術センター — 大阪府吹田市7百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は14億円営業利益8億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.7%、利益が+14.3%。

売上高
+7.7%
14億円
営業利益
+14.3%
8億円
純利益
+0.0%
5億円
営業利益率
57.1%
前期比 +3.3%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高14億円14億円
営業利益8億円8億円
純利益5億円5億円
1株あたり配当¥7¥7

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は4億円、営業利益は2億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+33.3%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q6350.02
2023年3Q3266.71
2023年4Q31
2024年1Q3266.71
2024年2Q3133.31
2024年4Q7457.13
2025年2Q7457.13
2025年4Q7457.12
2026年2Q7457.13
2026年3Q4250.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 7期分

2019年9月期からの7期で、売上は9億円から14億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は57.1%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2019年9月953
2020年9月1054
2021年9月1154
2022年9月1264
東京証券取引所グロース市場に株式を上場。
2023年9月1264
2024年9月137753.85
2025年9月148857.15

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高14億円のうち、営業利益として残るのは8億円57.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の35.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金21.4%3億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.4%3億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益57.1%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
78.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+48.8pt
57.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+29.1pt
35.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.8pt
15.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
13.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
80.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2025年9月期は営業CFが6億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は31億円で、売上の26.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2021年9月4−22220
2022年9月60−2623
2023年9月503532
2024年9月6−20435
2025年9月6−3−8331

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2025年9月期の総資産は38億円。このうち返さなくてよい自己資本が33億円で、自己資本比率は88.2%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2019年9月1411379.0
2020年9月1815379.6
2021年9月2421386.5
2022年9月2723485.2
2023年9月3531488.6
2024年9月4035489.1
2025年9月3833488.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳単体ベース
現金及び預金
31億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
32億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
4億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中3位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中506位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.8%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
57.1%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
88.2%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.1%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥635で、1年前と比べて-15.0%過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。

¥635-0.8%1ヶ月+3.9%1年-15.0%時価総額94億円
過去52週の値幅
安値¥596高値¥880

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.2倍
PER (会社予想)15.5倍
PBR2.38倍
配当利回り1.10%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-1.1%と小動き。25日線(619.68円)を約-1%下回り、もみ合い展開。52週高値(880円)からは-30%の水準で、200日線(680.9円)を下回る。出来高は直近で8000株と低調で、売買が減少。RSI32.8で売られすぎ圏に近く、反発を探る態勢。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 15.60倍は同業平均29.98倍を大きく下回り割安。PBR 2.29倍は同業平均3.44倍より低く、ROE 15.8%は高収益。配当利回り0.98%は同業平均3.49%を下回り、配当性向14.7%と低く、成長投資を優先している。利益成長と高ROEを考慮すれば割安だが、配当は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.2倍47.9倍
PER (予想)15.5倍
PBR2.38倍2.96倍
ROE15.8%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、高利益率の維持可能性と今後の成長性である。売上高は2022年9月期の12億円から2025年9月期の14億円と緩やかに増加しており、営業利益率は53%から57%と高水準を維持している。強気派は、この高収益性が今後も続き、売上高が増加することで利益が拡大すると見る。一方、弱気派は、売上高がほぼ横ばいで成長が見られず、営業利益率が異常に高いことから、減益や業績変動リスクを懸念する。PERは15.6倍、PBR2.3倍と割高感もあり、今後の業績成長が株価に見合うかが焦点。

プラスに働く材料7
  • 超高い収益性

    営業利益率50%超は事業の競争力を示す。

  • 安定した売上推移

    売上高は横ばいも赤字化はせず、業績は安定。

  • 資産効率の高さ

    ROE15.8%と資本を効率的に活用している。

  • 営業利益は前期比7億→8億円に増加決算発表後影響

    FY2025/9営業利益8億円、前期7億円から+1億円。営業利益率57.1%。

  • 営業利益率57.1%と極めて高い収益性継続影響

    売上高14億円に対し営業利益8億円。利益率57.14%と高水準。

  • ROE15.8%と資本効率が良好継続影響

    自己資本利益率15.8%。PBR2.29倍の水準を裏付ける。

  • 売上高は12億→13億→14億円と3期連続増収通年影響

    FY2023/9 12億→FY2025/9 14億円。毎期1億円ずつ成長。

マイナスに働く材料7
  • 成長性の欠如

    売上高が約2年間増加しておらず、成長鈍化。

  • 利益率の異常さ

    営業利益率50%超は人件費等の投資不足を示す可能性。

  • バリュエーション割高

    PER15.6倍、PBR2.3倍は成長が無い場合は割高。

  • 純利益は5億円のまま2期横ばい通年影響

    営業利益が増えても純利益はFY2024/9、FY2025/9とも5億円。

  • 株価は1年で8.4%下落し戻り鈍い継続影響

    1年前から8.39%安。業績堅調も株価反応は限定的。

  • 外国人保有0.57%と需給が細い継続影響

    外国人の持ち株比率0.57%。売買が少なく下落時に厚みがない。

  • 予想PERが開示されず業績見通し不透明継続影響

    次期予想PERがなく、市場の業績予想が形成されにくい。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
高利益率の維持に加え、増収が成長の鍵となるため。
営業利益率
高水準の利益率が持続するか、低下し始めないかを確認。
顧客数や契約数
売上高に直結する主要KPIで、事業の拡大を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり7で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは1.10%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥7
1株あたり
配当利回り
1.10%
いまの株価に対して
配当性向
14.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年9月514.3
2025年9月620.014.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥7

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ4,296人。区分でいちばん多いのは個人・その他76.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が20.8%を占め、残る79.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他69.769.776.8
事業法人29.028.420.7
自己株式4.34.210.8
証券会社0.91.31.8
外国法人0.10.30.4
外国人個人0.10.10.2
金融機関0.20.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01南 安子17.61
02南 尚子17.60
03株式会社トプコン10.11
04株式会社パスコ5.90
05戸上 敏2.56
06菅原 光一1.70
07小曽根 毅1.36
08中村 敏英1.31
09河野 芳道1.08
10有限会社ゼンショウ1.08

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 7期分

1株利益は7期で−100%、1株純資産は7期で−100%。直近期のROEは15.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2019年9月26,18091,13533.5
2020年9月30,177121,31228.46.6
2021年9月2915420.110.3
2022年9月3118118.99.7
2023年9月3422716.529.811.8
2024年9月3525614.517.514.3
2025年9月4125115.820.014.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/9期の役員報酬は総額79百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
戸上敏代表取締役社長64380,000
細谷素之取締役73100,000
長尾隆史取締役67
菅原光一常勤監査役70253,000
大鹿博文監査役7410,000
野地博久監査役59

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)34985719
監査役11111212
社外取締役310103

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容11,748字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 1.事業の概要 当社は、位置情報等を必要とするお客さまに対して、衛星測位による測量、GNSS(※1)測位により発生したメートル級の誤差をセンチメートル級までに補正する情報を配信しております。GNSS測位とは、GPSなどに代表される衛星が発信する電波を利用して、受信機の緯度、経度、高度等を測定する方法であります。位置情報等を求めるにあたっては、近年、GPSをはじめGNSS衛星を使って測位することが身近になってきておりますが、衛星からの情報(単独測位 ※6)だけではどうしてもメートル級の誤差が生じてしまいます。より正確な位置等を求めるためには、その誤差を補正する作業が必要であり、当社の補正情報等を利用することで、その誤差を補正しセンチメートル級の高精度な位置情報等を求めることが可能になります。 ・誤差が発生する原因と補正情報等について GNSSによる位置情報等の測位は、GNSSからの電波を取得するまでに要した時間を用いて行います。しかし、GNSSから発信された電波は大気層(※8)を通過する際、電離層(※9)と対流圏(※10)で電波速度に影響が発生するため、測位結果にメートル級の誤差が生じてしまいます。また、電波を受信する場所によっては、周辺の建物による電波の反射や回折(※11)などの影響も受けてしまいます。当社は、既に位置情報が分かっている箇所(電子基準点 ※12)からの当該既知情報と計測地点(未知点 ※13)の情報をもとに、これらの影響による誤差を解析して、当該誤差を排除することができるデータ(補正情報等)を配信しております。 なお、当社は、GNSS補正情報配信サービス等の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載は省略しております。 2.当社のサービスの体系 当社は、お客さまが現在の位置を正確に把握するためにリアルタイムに補正データを提供するリアルタイムデータ配信と、ドローン等で取得した観測記録を元に観測時の移動状況を後日分析の上、補正データを提供する後処理データ配信の2種類の配信サービスを行っております。サービスに関する料金体系については、リアルタイムデータ配信サービスにおいては「従量プラン」、「定額プラン」、「年間契約プラン」、後処理データ配信サービスにおいては「後処理専用プラン」を設けておりますが、利用台数や方法に応じて個社別に契約等を締結する場合もあります。また、どちらのサービスを利用いただく際も、初回登録料を頂いております。さらに、初めて当社のサービスを利用されるお客さま(建機・農機・特殊車両等ご希望になるお客さま)に向けて、通信機器の販売も行っております。電源を入れると、すぐに当社のデータセンターと接続を開始して補正データを受信するため、お客さまは接続設定等の煩わしい作業を行うことなく、簡単に使用を開始できる環境を提供しております。 (1)リアルタイムデータ配信 当社のサービスを利用するお客さまは、ネットワーク通信を介して、お客さま側で単独測位した観測結果である位置情報を当社に送信した後、当社から送信した位置に対する補正データを受信し、お客さま側の機器で解析(基線解析(※14))することで、リアルタイムに高精度測位を行うことが可能になります。補正データを作成するに当たり、一般的には観測現場毎に基準局(既知点(※16)・基準点(※17))を設置する必要がありますが、当社のサービスは、国土地理院が日々管理している電子基準点情報を基に作成するため、それらが不要となります。 このリアルタイムデータ配信は、「仮想点方式」「電子基準点方式」のいずれでも利用することが可能であります。 この方式の違いは、補正データとして使用する基準局が、任意の位置に仮想的に生成された仮想点か、国土地理院の電子基準点かの違いで、お客さまの用途によって使い分けることができます。 (i) 仮想点方式(VRS(※18)方式) 仮想点方式は、観測位置の近傍に仮想的に基準局を生成し、仮想点からの基線解析を行うことで、高精度な位置情報を求める方式です。 仮想点は、国土地理院の電子基準点の成果と高精度な現在座標をもとに誤差要因を補正した理想空間における仮想観測データと地殻変動による推定計算を行った仮想の電子基準点であるため、極めてバラツキが少なくなっております。そのため、国家座標に整合した高精度測位が可能になっております。 また、物理的な基準局ではないため、台風や地震などの外部環境の影響を受けません。 (仕組み) ①お客さまが観測した単独測位(衛星のみで取得した概算位置)を当社に発信いたします(NMEA GGAフォーマット・・・GNSS受信機から測位結果として出力されるデータ形式の一つで、時刻や位置とGPS関連の情報をまとめたセンテンスの集合で構成されております)。 ②当社は、衛星から発信され電子基準点が受信する測位衛星信号と、地殻変動補正を行った高精度な位置座標を使用して、お客さまの近傍に受信機が出力した概略位置の仮想観測情報(仮想位置と観測情報)を作成いたします(これが仮想点になります)。 ③当社から補正情報をお客さまの受信機に発信いたします(RTCM(=Radio Technical Commission for Maritime Services)形式・・・補正情報を送信するための標準フォーマット)。 ④受信機は補正情報を入力、解析し、測量地点の正確な位置(国家座標又は測量法に基づく座標)を求めることができます。 (ⅱ) 電子基準点方式 電子基準点方式は、観測地点の最寄りの国土地理院の電子基準点の実観測データを使った補正データを受信機に配信し、基線解析することで、高精度な位置情報を求める方式です。 利用する電子基準点は観測開始時に取得し、観測終了するまで利用いたします。特に、島しょ部では、VRS方式での観測ができない可能性があるため、直接的な観測で活用されるという特長があります。 (仕組み) ①お客さまが観測した単独測位(衛星のみで取得した概算位置)を当社に発信いたします(NMEA GGAフォーマット)。 ②当社はリアルタイムの電子基準点情報を保持しており、概略位置に近い電子基準点1点のRTK(※19)データを利用者に配信いたします(RTCM形式)。 ③受信機は電子基準点情報を解析し、測量地点の正確な位置を求めることができます。 (2)後処理データ配信(PPK(※20)方式) 後処理データ配信は、現地でのネットワーク通信を必要とせず、お客さまが単独で衛星測位を行った後に、その観測したデータと、当社が配信する後処理データによって高精度な位置情報を取得することができます。 基準局については、リアルタイムデータ配信の仮想点方式と電子基準点方式と同様に、物理的な機器の設置は不要であり、指定された座標で仮想的に生成する方法と、あるいは電子基準点を指定することで取得できる方法があります。 後処理データは、当社のWebサイトにおいて観測した日時と座標の入力、あるいは電子基準点を指定し、ダウンロードすることで入手できます。 (ⅰ) 仮想点データ 仮想点データは、お客さまが任意座標と観測した時間帯を指定し、その指定した位置と時間帯に仮想的に基準局設置した時の、後処理データであります。 (ⅱ) 電子基準点データ 電子基準点データは、お客さまが利用する電子基準点と観測した時間帯を指定し、その電子基準点の観測データを基に作成された後処理データであります。 3.当社サービスの特長及び強み等 (1)国土地理院の電子基準点約1,300点を活用した仮想点方式による配信処理、測地成果(※21)への整合 当社の配信サービスは、国土地理院によって全国に設置された約1,300点の電子基準点網(GEONET(※22))を活用しており、高精度で安定した補正データを提供しています。 仮想の基準局の生成には既知点である電子基準点のデータが必要で、理論的には、使用可能な電子基準点が高密度であるほど精度の高い補正データを提供することができます。当社では業界最多水準の全て(=約1,300点)の電子基準点網の中から観測位置から最寄りの3点を自動的に選定しております。また、当社が配信する補正データは「測地成果2024」(国土地理院が公表している最新座標値)に整合しているため、公共測量の際に用いることができます。 (2)地殻変動の影響も加味していること 日本及び周辺には複数のプレートが有り、さまざまな力が加わって複雑な地殻変動が生じております。その変動量は、年間0.2ppm(100kmで2cm)程度であることが知られています。そのため、公共作業を行う場合は、補正して国家基準点に準拠させる必要があります。当社では定期的に計算する理想空間座標を使用して推定計算を行う方法により、国家基準点に準拠した高精度の補正情報を生成してお客さまに提供しています。 (3)電子基準点で対応している全ての衛星システムに対応 米国のGPSをはじめ、ロシアのGLONASS、日本のQZSS(みちびき)、EUのGalileoに対応しています。複数のGNSS信号を受信することで、常に安定した数のGNSS信号を受信できます。このことは観測する様々な環境下において安定した精度をもたらします。 (4)観測支援ツールの提供 当社では、スマートフォン及びWebアプリの「J-View®」(※23)や、衛星飛来予測ツールなど、観測支援ツールを提供しています。「J-View®」は、当社が提供する現場観測支援サイトで、ネットワーク型GNSSサービス(JENOBA方式)を利用した観測状況を事務所PCやスマートフォン等で確認ができるサービスです。衛星飛来予測ツールは、観測地域、観測日時及び時刻を指定することで、そのときの衛星の配置、測位精度への影響度を計算します。 (5)GNSS受信機別の技術検証に合格したデータ配信であること GNSS受信機はメーカーごとに異なるため、GNSSの電波から受け取る信号の取り扱いもそれぞれのGNSS受信機ごとに異なる場合があります。その場合、正しいデータ生成を行うためには補正が必要となります。当社は、測量業務に適した最高水準の配信を実現するため、仮想点の座標指定や変更機能など、継続作業・点検作業に最適の利用環境を、多くのGNSS受信機メーカーと共同で開発・検証しています。 (6)補正情報の品質チェック、配信システムの冗長化 当社では、電子基準点のデータを24時間365日監視し、補正データ等の品質をチェックしています。例えば、太陽フレア等に起因する障害が発生していないかの監視等も行っており、データ的な問題があれば注意喚起するなどの対策を講じています。また、安定して品質の高いサービスを提供するために、解析用電子基準点の高密度化を図っており、解析用ソフトウエアの研究やテストを継続的に行っており、常に最適なデータ生成の研究を行っています。さらには、配信システム及びデータセンター等の冗長化を実現し、サーバー自体の物理環境の保護に加え、電源やセキュリティの強化、メンテナンスの充実により、配信を停止しないシステムの構築に努めております。サーバーの開発・テスト環境との分離により配信用のサーバーには負荷はかからず、商業用として独立で機能しています。当該サーバーの管理は全てリモートコントロールで行うことができ、当社の技術者の管理により24時間体制での配信サービスを提供しています。 4.当社サービスの利用事例 測量・土地家屋調査 測量分野における衛星測位において、GPS測量から始まり、近年ではGLONASS、Galileo、準天頂衛星など、数多くの衛星が使用可能となっています。国土地理院が定める公共測量作業マニュアルにおいても、マルチGNSS測量(※24)の利用ができ、マルチGNSS化により、ネットワーク型RTK(※25)-GNSS測位の使用用途が広がっています。 測量業務   土地家屋調査   位置出し・土量計算 道路や建物を建てる前など、位置情報を計測するためには測量業務が必要となりますが、現在はネットワーク型RTKが多くの場面で利用されています。  従来は複数人が複数の受信機を使うなどしておりましたが、当社のような技術を用いることで、受信機1台での作業が可能となり、公共測量や公共工事の効率向上につながっています。  測量業務の多くは公共作業(国家座標を使用)となることから非常に高い精度が求められます。  当社が配信するデータはこの国家座標に整合し、精度が常に安定したものとなっております。  365日24時間、全国での利用が可能です。    不動産登記時に行われる筆界(土地の範囲、区画)の特定のための測量を行います。この分野でもネットワーク型RTKの利用が進んでいます。  土地家屋調査士が登記する図面(地積測量図)は土地の境界を明らかにし、登記することが重要であり、そのためには非常に高度な測量技術が必要となります。  当社の技術は、登記する土地を測量するための基準点測量作業に主に使用されます。  また、地籍測量(※26)においても単点観測法が承認され、直接的に筆界を図ることが可能になり、さらなる効率化が図られています。    工事は設計図に従って行われますが、設計図に記載されている位置を現場に目印をつける必要があり、その作業を「位置出し」と言います。  土木工事や造成工事など土を掘削したり盛土したりする時に土量の体積を計算します。従来は設計図に記載のある基準点からの距離や角度から測量作業を行って位置を割り出していましたが、ネットワーク型RTKを利用することによって、直接位置を指定することができるようになり、作業の大幅な軽減を実現することができました。  工事測量においては、雨・風・雪・夜間等、様々な環境下で安定した精度で使用できる必要があります。当社のサービスを使用した位置出し等はどのような場面であっても、安定した精度で使用が可能になっています。 ICT施工 国土交通省は、建設現場の生産性向上と魅力ある建設現場に向けて、測量・設計・施工・管理の全プロセスにおいて、情報化施工を前提とした新基準 『i-Construction』を2016年度より導入しています。現在は、ICT土工、ICT舗装工に続き、ICT浚渫工・ICT地盤改良工など全国で取り組みが進んでいます。 使用されるICT建機において、施工精度が必要になるため、GNSS測位を用いて高精度な位置情報を取得し、3次元設計データとの差分によって自動制御やガイダンスが可能になっています。これにより習熟度の浅いオペレーターでも、効率的に施工ができるようになります。 ドローン測量   マシンコントロール   出来形管理 工事の着手前に現状の形状を把握するために行う起工測量や施工後に実施する出来形測量(※27)等で利用されています。  ネットワーク型RTK-GNSS測位を活用することによって、カメラ位置に座標を持つことが可能になり、正確な位置情報を把握できるドローンとしてカメラ撮影で測量を行い、標定点設置等の観測業務やデータ解析等における従来作業からの効率化を図ることができました。  リアルタイムの座標確定には高精度が求められます。近い将来、LTEを搭載したドローンが主流になることが予想されます。    機械の刃先などの位置情報を把握することで、高精度な施工をすることができます。また、施工履歴データとしても利用されます。  3次元化されたデジタル図面を基に施工が行われます。その際に使用されるICT機器が図面の位置と正確に合致する必要があるため、高精度な位置情報は、3次元ICT施工では重要な要素です。  この分野においてもネットワーク型RTK-GNSS測位は欠かせない技術になっています。    出来形管理とは、施工された構造物が発注者の意図する規格基準に対して、どの程度の精度で施工されたか、その施工技術の度合を管理することです。  設計された図面通りに施工が実施されているか座標管理等を最終的に確認する必要があります。  その際に高精度な位置座標を必要とします。位置情報が安定的に高精度でなければ施工現場での座標管理ができない事になります。  当社のサービスを利用することで、シームレスな作業工程でワンマン測量等に利用されるようになりっております。 IT農業 国内における農業の現場では、依然として人手に頼る作業や熟練度が必要な作業が多く、省力化、人手の確保、負担の軽減が重要な課題です。そこで、日本の農業技術にICT技術(スマート農業)を活用することで、省力・軽労化をさらに進めることができるとともに、新規就農者の確保や栽培技術力の継承等が期待されています。 GNSSガイダンスシステム   GNSS自動操舵システム   ドローンによる農薬散布、育成管理 トラクターにGNSS受信機と表示用ディスプレイを搭載し、農作業機械の作業幅に合わせて作業経路を誘導するシステムです。  ユーザーは、表示された設定ラインからの離れ量を見ながらハンドル操作を行い、作業した場所が色塗りされ、作業部分が明確に判るようになります。  例えば、田植え機においては、苗のラインを高精度データであればぶれなく揃えることが可能です。    左記ガイダンスシステムでは、表示機を見ながらオペレーターがハンドル操作を行うことになりますが、自動操舵システムは、設定したラインからの離れ量を計算し、その差分を戻すようにハンドルを自動で制御させるシステムです。  オペレーターはハンドル操作に集中することなく、牽引している作業機械のコントロールに集中することができます。    ドローンの位置情報を把握し、自動航行技術による農薬散布や、センシング技術による農作物の育成管理を行います。  農薬散布は作業時の平面の位置及び高さが重要です。仮に高さが最適でなければ農薬の濃度が変わることになります。 その他 ドローン測量、ドローン物流、さらには、公共事業等で建設・整備されたものの、かなりの年数を経年した橋・道路・その他の各種インフラ点検時などに導入されるドローン点検のようなドローン分野における利活用、また、自動車をはじめとした運行管理などのモビリティ分野でも衛星測位の利用が研究されています。 当社の事業系統図は以下のとおりであります。 〔事業系統図〕 ※1 GNSS(読み:ジーエヌエスエス) Global Navigation Satellite Systemの略語であり、GPS(アメリカ国防総省が運営、Global Positioning System ※2)、QZSS(日本の準天頂衛星、Quasi(準)-Zenith(天頂)Satellite System ※3)、GLONASS(ロシア宇宙軍が運営、Global Navigation Satellite System ※4)、Galileo(EUが運営 ※5)等を用いた衛星測位システムを指します。GNSSのみを用いた単独の測位ではメートル級の誤差が発生します。 ※2 GPS(読み:ジーピーエス) Global Positioning Systemの略語であり、アメリカ国防総省が航空機や船舶の位置を求めるために開発した衛星測位システムです。地球をカバーする24個の衛星で構成される「宇宙部分」、衛星の軌道の監視と発信電波の制御を行う「管制制御部分」、航空機や船舶等の位置を決定するための「利用者部分」の3つから構成されています。 ※3 QZSS(読み:キュージーエスエス) Quasi-Zenith Satellite Systemの略語であり、日本が運営する測位衛星で現在4機打ち上げられ全7機構成の測位システムです。8の字軌道が特徴で天頂に1機は見えるため、どこでも測位できることが期待されています。QZSSの他に、「みちびき」「準天頂衛星」とも呼ばれています。 ※4 GLONASS(読み:グロナス) Global Navigation Satellite Systemの略語であり、ロシア宇宙軍が運営する航空機や船舶の位置を求めるために開発した衛星測位システムです。 ※5 Galileo(読み:ガリレオ) 欧州(EU)が運営する全地球衛星測位システムで、GPSやGLONASSと同様に全世界での利用が可能です。AltBOC型と呼ばれる信号があり、E5信号のE5aとE5bを1つに合成したもので、マルチパスに強いという特徴があります。 ※6 単独測位 1台の受信機で同時に4個以上の測位衛星から電波を受信し、各衛星からの距離を算出して測位する方法です。距離の算出には測位衛星から送信される搬送波に乗ったC/AコードやPコードを利用します(元々GPSは軍用と民生用の測位信号を発信するように設計されており、軍用コードはPコード(= Precision Code)、民生用コードはC/Aコード(= Clear and Acquisition Code)と呼ばれます)。この方法は、衛星の位置誤差や衛星からの電波が対流圏や電離層を通過するときの電波の遅れなどから、測位精度が概ね数10m程度の誤差になります。そのため、相対測位(※7)の方が精度は良くなります。 ※7 相対測位 2台以上の受信機で同時に4個以上のGNSS観測を行い、衛星信号が受信機に到達する時間差を測定して2点間の相対的な位置関係を算出します。 ※8 大気層 大気は4層構造をしており、下から「対流圏」「成層圏」「中間圏」「熱圏」と名付けられています。各層の境界の高度は、概ね10km、50km、80kmで、気温変化に着目して分けられています。この大気圏の外側は一般に宇宙と呼ばれています。 ※9 電離層 地球大気の領域の一部ですが、太陽からの紫外線やⅩ線によって地球大気(酸素や窒素)の分子や原子が電離され、プラズマ状態になった領域です。 電離層は電気伝導度が高い"導体"であり、電波を反射いたします。 ※10 対流圏 地球の大気の層の一つで、大気の鉛直構造において一番下(高度0kmから約11km)、地表と成層圏の間に位置します。 成層圏との境界は対流圏界面と呼ばれています。 ※11 回折(読み:かいせつ) 媒質中を伝わる波(又は波動)に対し障害物が存在する時、波がその障害物の背後など、つまり一見すると幾何学的には到達できない領域に回り込んで伝わっていく現象のことを言います。 障害物に対して波長が大きいほど回折角(障害物の背後に回り込む角度)は大きくなります。 ※12 電子基準点 国土地理院が所管する全国約1,300ヶ所に設置されたGNSS連続観測点であり、GNSS測量の基準点データとして使えるように2002年5月から民間開放されています。これら電子基準点と茨城県つくば市に設置されたGNSS中央局からなる、高密度かつ高精度の測量網の構築と広域の地殻変動の監視を目的としたシステムを総称して、 GEONET(GNSS Earth Observation Network System ※22参照)と呼びます。 ※13 未知点 位置や高さを、与点からの測量により求める点です。求点ともいいます。 ※14 基線解析 干渉測位(※15)において、各受信機によって記録された位相データを解析して基線の長さと方向を決定する手続きを言います。 ※15 干渉測位 2つの受信機からある衛星までの距離の差(行路差)を搬送波の位相を使ってもとめ、基線ベクトルを決定する計測方法です。したがって、受信機ではそれぞれの搬送波の位相角を測定することになります。 ※16 既知点 座標値や標高が既に与えられている点で、この点を使って求点(又は未知点(※13))の座標値や標高を求める時に使います。 ※17 基準点 地球上の位置や海面からの高さが正確に測定された電子基準点(※12)、三角点、水準点等から構成され、地図作成や各種測量の基準となるものです。これらの基準点は、全ての測量の基礎として、公共測量、地籍測量、地殻変動観測等に使用されています。 ※18 VRS(読み:ブイアールエス) Virtual Reference Stationの略語であり、GNSS測位の精度向上や生産性向上を図る目的で開発されたネットワーク型GNSS測位技術の一つです。60km程度の間隔に配置されたGNSS固定観測局で、GNSS衛星から発せられる電波を常時モニタリングすることにより、上空の電離層、対流圏の状態や衛星の軌道に関する情報を掌握し、それらの誤差要因を考慮し固定観測局情報として移動観測局に提供するものです。リアルタイムにセンチメートル精度の位置を決定できる「RTK固定観測局情報」と、サブメートル精度の位置を決定できる「DGPS固定観測局情報」並びに、後処理解析によってミリメートル精度の位置情報を決定できる「後処理データ」があります。 さらにリアルタイムの補正情報サービス形態としては、携帯電話などを利用する双方向通信と、テレビやラジオ電波のような放送型に分けられます。 ※19 RTK(読み:アールティーケー) Real Time Kinematic(リアルタイムキネマティック)の略語であり、GNSS測位の相対測位(※7)の一種です。座標既知点である固定観測局からその地点の位置座標と観測情報を携帯電話や無線モデムを利用して移動観測局に送信し、移動局では送られてくる固定局の情報と自局の観測情報を利用して即座に移動局に於ける位置情報を求めるものです。精度は概ね誤差1cm程度で、後処理解析に比較して若干劣るところがありますが生産性は大きく変わるため、土木・測量業界では期待されている測位方法です。 ※20 PPK(読み:ピーピーケイ) Post Processing Kinematicの略語であり、後処理キネマティック方式のことです。GNSS受信機を設置した固定局と移動局の2台で同時観測したデータを後処理解析して移動局の座標を求める方式になります。 ※21 測地成果 日本国内の位置(緯度・経度・高さ)を表した現在の測地基準(測地基準点=電子基準点・三角点・水準点等)であり、現在の「測地成果2024」(JGD2024)は、2025年4月に公開されました。 ※22 GEONET(読み:ジオネット) 国土地理院が、全国約1,300ヶ所の電子基準点を使用し地殻変動監視・高精度な測位網構築を目的とした観測システムになります。 ※23 J-View®(読み:ジェイビュー) 当社が提供している現場観測支援のスマートフォン及びWebアプリです。年間契約・定額・従量の各プランをご契約のお客さまには無償でご利用いただいております。本アプリでは以下の情報が判別できます。 ・ジェノバのサーバーへの接続の有無 ・概略位置情報の着信状況 ・観測中の測位品質(未測位、単独測位、FLOAT、FIX) ・配信衛星数(GPS8、QZS1等、計個数)、共通衛星数(個数) ・利用している電子基準点名(電子基準点RTK利用時) ・基線長 ・観測位置情報(緯度、経度、高さ:楕円体高)、地図表示 なお、J-View®に表示される情報は、観測者から当社のサーバーに送信されたデータを基に表示されますので、観測位置に居なくても測位状況を確認できます。 ※24 マルチGNSS測量 マルチGNSS測量とはGPS、QZSS(準天頂衛星システム)、GLONASS及びGalileoの人工衛星からの信号を用いて位置を決定する測量のことを言います。 ※25 ネットワーク型RTK ネットワーク型RTKとは、お客さまが現場で取得した衛星データと、周辺の電子基準点の観測データから作成された補正情報を組み合わせ、リアルタイムでセンチメートル級の測量を効率的に行う方式です (RTK:リアルタイムキネマティック)。お客さまが現場に基地局(基準点)を設置する必要はありません。当社はこの補正データを 生成し配信しています。 ※26 地籍測量 土地登記に必要な所有者、地番、地目の調査や境界、地積(水平面上に投影した土地の面積)の測量のことを言います。 ※27 出来形測量 工事施工が完了した部分の測量のことを言います。
経営方針・対処すべき課題4,614字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社は「高品質な位置情報の提供により安心・安全な社会づくりに貢献する。」というミッションのもと、「リアルタイムかつ高精度な位置情報サービスで事業を拡大する。」をビジョンとして掲げており、お客さまの課題に対して、リアルタイムかつ高精度な位置情報サービスと知見でアプローチすることによって、最適なサービスを追求し、課題解決を目指しております。また、これまでの分野・業界にとどまらず、必要とされる新しい分野・業界へもアプローチを継続し、当社のサービスを拡大してまいります。 (2) 経営環境及び経営戦略等 当社が事業を展開しているGNSS補正情報配信サービス等は、従来、道路や建物の建設前の位置情報取得や調査、不動産登記時に行われる筆界(土地の範囲、区画)の特定、土木工事や造成工事など、土を掘削したりする時に土量の体積の計算のためなど、主に測量領域で必要とされており、当社の売上も測量分野での利用を目的としたものが中心となっておりました。しかし、近年においては、高精度の測位を可能とするGNSS機器の低価格化やIoTの広がり、測位技術の発達等により、高精度の位置データの活用領域や用途は広がりつつあります。更には、農林水産省によるスマート農業の推奨、国土交通省による『i-Construction』を機会としたICT化の推奨など、高度な情報通信社会を支えるインフラとして大きく期待されています。当社は、従来からの測量領域での事業を拡大しつつも、高精度の位置情報等を用いたさらなる分野(i-Construction、IT農業、ドローン点検等といった領域)での高精度な位置補正情報の配信を進めることで事業を拡大してまいります。当社では、拡大が可能な領域・分野等と考える経営環境面からの各要因については、以下の表に記載のとおりと認識しております。 社会的要因   政治的要因   技術的要因   経済的要因 測量   地球温暖化の影響による災害の広域化と激甚化。大規模地震への備え。インフラの老朽化。高齢化による技術者(担い手)不足。人件費高騰。   政府の国土強靭化政策(次期5ヵ年計画)では、2026年度から5年間で20兆円強。財政規律重視から積極投資へ。農業政策への変化。   新しい基盤に対応した新たな標高決定手法にマルチGNSS標高測量を採用。単点観測法による標高測量が可能に。   海外製による安価な測量機材の流通で、補正情報の利用が増加。位置情報サービス事業に参入する企業が増加。 土地 家屋 調査   空き家問題に係る登記上の問題点。土地登記に係わる人数の減少。担い手不足。人件費高騰。   不動産登記法の改正による相続登記の義務化で登記事務手続きの増加(2024年4月)※改正法施行以前に相続した案件は3年以内に登記義務あり。   GNSS測量の単点観測法により登記に掛かる作業を柔軟に行えることに。   海外製による安価な測量機材の流通で、補正情報の利用が増加。位置情報サービス事業に参入する企業が増加。 土木 ICT 施工   地球温暖化による災害の広域化と激甚化、大規模地震への備え。酷暑による労働損失、インフラの老朽化による維持・管理・更新需要の増加。防災の観点等。   働き方改革による残業規制の強化。 国交省が進めるICT施工の対象工種が広がっており、今後も対象工種の拡大が進められる。   GNSS受信機・自動操舵システムなどで、低価格化した機材の登場と利用の浸透。   熟練オペレーターの絶対的不足。中小企業のICT機器導入に向けて政府が補助金等を後押ししている。 IT 農業   SDGsへの意識。環境負荷の低減。就業人口が減少し、多くの地方都市で担い手不足が懸念。   スマート農業加速化実証プロジェクト(農林水産省)などによる補助金・推進事業、食料安全保障の強化。   GNSS受信機・自動操舵システムなどで、低価格化した機材の登場と利用の浸透。   農業従事者の高齢化、担い手不足の深刻化。燃料・肥料等の高騰。精密農業への進化。補助金等充実。コメ価格の安定。 社会的要因   政治的要因   技術的要因   経済的要因 ドローン   インフラ調査・点検などのニーズや過疎地域における運搬、災害時の迅速な被害状況の把握。   レベル4飛行の解禁(2022年12月:航空法改正)、法規制の緩和、機体位置の高精度化による信頼性の確保。   小型化、軽量化、長時間飛行が可能になり、GNSS補正情報サービスの拡充と普及も相俟って、測量分野での利用が拡大。   ドローン機材の低価格化により導入が比較的容易に。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、持続的な成長を目指し、継続的に事業拡大をさせるため、事業の成長性や収益性の向上に取り組んでいることから、期末時点のリアルタイムデータ配信における契約数を重要な経営指標としております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について 当社は、GNSS測位における補正情報配信サービス等を展開する企業として、日々刻々と変化するお客さまのニーズに応えることができるよう注力しておりますが、GNSS補正情報配信サービス等事業の単一セグメントである当社は、業界の景気動向等に左右される可能性があります。今後も当社のサービスの活用領域や用途を拡大しながら、精度を必要とする主要6分野(測量、ICT土木、IT農業、土地家屋調査、航空測量、ドローン)におけるブランド化の確固たる確立と新分野への拡大を推進するため、事業上及び財務上の対処すべき課題として以下の施策に取り組んでいく方針であります。 ① GNSS測位における補正情報配信サービス等の業者としてブランドの確立 当社のGNSS補正情報配信サービス等は、提供する位置情報等の精度や安定性、お客さま対応能力等、サービスへの信頼が重要となっております。当社は、高精度で安定した配信を可能とするためにバックアップ体制の強化を進めるとともに、従来からのお客さま向けの当社の営業力や営業組織力の強化も進めてまいります。加えて、新たに高精度の位置情報を必要とする市場やお客さまに対しても適切な営業活動を行い、実証実験等を積み重ねることで、新しいサービス分野への開発を進めてまいります。当社は、これらの施策を取ることで、過剰な価格競争に陥ることなく、顧客満足度のさらなる拡大と提供するサービスの拡充による当社ブランドの確立に取り組んでまいります。 ② お客さまのニーズを汲み取った高精度補正情報ビジネスの開拓 当社では、GNSS補正情報配信サービス等でのさらなるビジネス展開を図るため、きめ細かな営業活動においてお客さまのニーズを的確に把握し、増加する個別案件、コンシューマ案件に対し、実現可能な具体案・実証実験等を提案するとともに、当社内においてもその実現性を検討し、お客さまと実証実験を重ね、課題を解消してビジネス化につなげていくように努めております。また、高精度補正情報サービスを利用したビジネスの開拓を目指し、補正情報の高度化・高付加価値化のための設備の新設や増強、さらには、お客さまのニーズに合致した通信装置の開発、解析エンジン(運用)バージョンアップ対応等も適宜行い、オリジナル商品の開発等の実現化を目指してまいります。 ③ 取次店並びにビジネスパートナーとのリレーション強化 当社では、少数の営業人員で多くのお客さまをカバーするべく、全国にある測量機器メーカーの取次店(GNSS受信機器販売店)や業務提携等を締結しているビジネスパートナーとのリレーションを活かして、新たなお客さまの獲得や既存のお客さまのフォローアップを行っております。全国各地に拠点を持つ取次店やビジネスパートナーとの協力体制を構築するためには、Face to Faceの機会を増やし、Web会議等を活用しながら、可能な限り取次店やビジネスパートナーとの接点を増やす必要があると考えております。全国をカバーするためにIT化による効率性を重視しながらも、取次店やビジネスパートナーとのさらなるリレーション強化に努めてまいります。また、業界動向や技術情報についての知識向上のため、取次店に対して勉強会等も実施しております。 ④ 測量分野以外へのさらなる展開 当社では、現在も測量分野以外への展開を積極的に行っておりますが、今後、さらなる普及・拡大が予想される情報化施工分野においては、建機・レンタル会社等への提案外交やサポート体制の充実を図り、ICT土木やIT農業を推進する自治体・企業へのサポートを行い、ネットワーク型GNSS測位の普及活動等を継続的に実施しております。大規模展示会への自社出店、大手地域販売店の展示会への参加、自治体・企業へのサポート等、全国規模でユーザーからの課題を共有し、常に密な情報交換を行っております。また、ドローン分野に加え、物流・防犯・点検等の分野でのビジネスパートナーの拡大も進めてまいります。また、ビジネスパートナーの拡大と連携、新しい分野へのサービスの導入や各種キャンペーン等を行うことにより、当社のサービスが必要となる事業領域のすそ野拡大により収益基盤の強化を一層図ってまいります。 ⑤ コーポレート・ガバナンスの強化 当社が今後も事業の継続や拡大を進めるためには、現状の体制に満足することなく、常に事業や組織運営上の課題や問題点の把握・集約・改善が必要であり、そのためにもコンプライアンスの遵守や経営管理体制の構築はもとより、コーポレート・ガバナンスの強化が重要であると認識しております。 この課題に対処するために、全役職員向けに定期的な教育研修等を行い、コンプライアンスの遵守及び経営管理体制の重要性について周知を図っていくとともに、コーポレートガバナンス・コードの基本原則に従い、株主の皆さまをはじめとする全てのステークホルダーからの社会的信頼に応えていくことを企業経営の基本的使命と考え、コンプライアンス体制の強化、迅速かつ正確な情報開示の充実に努め、コーポレート・ガバナンスの強化に取り組んでまいります。 ⑥ 優秀な人材の確保と労働生産性の向上 当社の衛星測位分野におけるビジネスは、特に高精度の位置情報を利用したビジネスの多様化が進行しており、当社自身が業容の拡大又は持続的な企業成長を実現するためには、専門的知見を有する高付加価値な能力を兼ね備えた人材をより多く確保するとともに、労働生産性を継続的に改善し向上させていくことが必要であると考えております。そのため、当社では、人員計画に準じて優秀な人材を確保するための継続的な採用活動を行い、従業員への教育・研修体制の充実を図るとともに、各部門の業務効率化・省力化を目的に各種業務システム等の構築及び連携を行うことで、全社的な生産性の向上に努めてまいります。
事業等のリスク5,702字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。ただし、これらは当社に関する全てのリスクを網羅したものではなく、記載された事項以外の予見し難いリスクも存在します。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) GNSSへの依存について(顕在化の可能性:低、影響度:大) 当社が提供するサービスは、国土地理院が取得する電子基準点におけるGNSSのデータを利用して、お客さまが取得するGNSSのデータを解析することによって成り立っており、GNSSのデータを取得できることが前提となっております。当社は、配信システム等のサーバーを冗長化し配信を停止しない体制を構築しておりますが、GNSSの不具合や国土地理院側で何かしらのトラブル等、GNSSからのデータ取得ができない場合は、売上の減少等、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 当社が利用するデータの入手先とその依存について(顕在化の可能性:低、影響度:大) 電子基準点は、国土地理院が設置しているGNSSの連続観測点です。連続観測点では、24時間GNSS衛星から測位信号を受信して、全国の地殻変動を調べるために位置座標が追跡されています。この電子基準点のリアルタイムデータは、GNSS測量の基準点データとして使えるように2002年5月から民間開放されています。国土地理院から日本測量協会へリアルタイムデータの提供が行われ、日本測量協会にてデータの品質検査や遅延を監視し、民間の位置情報サービス事業者に配信しています。 当社は、その日本測量協会から入手する電子基準点データを利用して補正データを算出・配信しております。同データは日本測量協会のみからの提供であり、依存度が高いものとなっております。当社は、入手したデータ自体を当社側でも管理し、例えば、万が一ある基準点からのデータが受信できない、もしくは、データの受信が不安定等の状況が見受けられたりした場合、当社から日本測量協会へ連絡をし、主体的に状況を確認するなどの対応を行っております。また、常日頃から国土地理院や日本測量協会を訪問し、各状況のヒアリングを行い、積極的にコミュニケーションを取るなどして協力体制を構築し、万が一の際のトラブル等の回避もしくは最小限の影響に収まるよう努めております。しかし、日本測量協会側で何かしらのトラブルや、国土地理院、日本測量協会が今後同データの配信価格の変更や停止等をした場合は、売上の減少等、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 小規模組織であることについて(顕在化の可能性:低、影響度:中) 当社は、小規模組織であるため、業務執行については、役員を含む各部門の責任者が重要な役割を担っております。また、小規模組織であるため、内部管理体制もこのような組織に応じたものとなっております。今後に関しては、当社の事業規模の拡大、サービスの多様化等に対して、必要なガバナンス状況を適切に把握し、体制の見直しや人員補強、従来の業務の自動化、IT化等の必要な対応を取る考えであります。しかしながら、今後の規模の拡大やサービスの多様化等に応じた適切な内部管理体制や業務執行体制を柔軟に変化させることができない場合、当社の企業競争力や事業推進力に何かしらの影響が出る可能性があり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) システム障害等について(顕在化の可能性:低、影響度:大) 当社のGNSS補正情報配信サービス等は、通信ネットワークを通じてサービスを提供しております。当社では、配信システム等のサーバーを冗長化し、配信を停止しない万全の体制を構築しておりますが、当社の予想を遥かに超える災害や事故等により通信ネットワークが切断された場合、サーバー機能が停止した場合、コンピュータウイルスによる被害にあった場合、ソフトウエアに不具合が生じた場合等によりサービスが提供できなくなる可能性があり、売上の減少等、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 競合他社による影響について(顕在化の可能性:中、影響度:中) 当社は、高品質の補正データを安定的に配信することにより、お客さまからの信頼を獲得し、長い年月をかけて同業界での優位性を高めてきております。しかし、特許の取得にも積極的に取り組んでいるものの、新規参入の障壁は必ずしも高いものとは言えず、高精度の位置補正情報のニーズの拡大に伴い競合他社が参入してきております。そのため、他社との品質や価格の競争等が激化した場合には、売上の減少等、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 許認可について(顕在化の可能性:低、影響度:大) 当社は、事業を営む上で許認可等を取得しており、かかる許認可等に基づく基準を遵守する取り組みを行っています。 「測量法」・・・この法律は、国若しくは公共団体が費用の全部若しくは一部を負担し、若しくは補助して実施する土地の測量又はこれらの測量の結果を利用する土地の測量について、その実施の基準及び実施に必要な権能を定め、測量の重複を除き、並びに測量の正確さを確保するとともに、測量業を営む者の登録の実施、業務の規制等により、測量業の調整及び測量制度の改善発達に資することを目的としています。当社は、測量法第30条(測量成果の使用)の規定により、毎年、『測量成果の使用承認申請書』を国土地理院に提出し、承認を得ております。なお、測量法第30条第2項において、申請を行った場合でも、①申請手続が法令に違反している、②当該測量成果を使用することが当該測量の正確さを確保する上で適切でない、これらに該当する場合は、承認を受けることができません。 「リアルタイムデータ配信契約約款」・・・この契約約款は、日本測量協会の行う電子基準点リアルタイムデータ(国土地理院が設置した電子基準点からリアルタイムに得られるGNSS観測データ)の配信、及び事業者等がデータを処理・加工したデータ(いわゆる「補正データ等」。)の利用に関する契約について定められております。当社は、当該約款第5条の規定により、毎年、『補正データ等配信事業計画書』を提出し、承認を得ております。 なお、将来において、法令の変更や、許認可等の有効期限到来時の更新のため、さらなる対策を講ずる費用が生ずる可能性があります。また、将来の事業領域の拡大の際に新たな許認可等取得の必要性が生ずる場合には、許認可等取得のための対策費用が生ずる可能性があります。さらに、何らかの原因で許認可等の更新が適切に行われない場合、当社の事業運営に支障をきたす可能性があります。それらに対して当社は、事業が関わる業界の管轄官庁や業界団体等とも日頃から一定のコミュニケーションをとることで正確な情報収集に努め、また、重要な法令違反等はなく、継続的な手続き等においても、随時、適宜・適切に対応するようにしており、本項目におけるリスクが顕在化する可能性は低いと考えておりますが、将来的に当社業務に関係する各種法令や実務慣行、解釈等の新設や変更等があった場合、もしくは、これらの可能性が顕在化した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 技術革新に関するリスクについて(顕在化の可能性:低、影響度:中) GNSS補正情報配信サービス等の市場において、特に測量業界のように高精度を必要とする事業については、現時点では、衛星測位技術が完成し利用されているので、それに代わる代替技術の創出等についての可能性は低いと考えております。当社自身も常に業界の動向を注視し、引き続き新しい技術によるサービスの研究開発を続けるとともに、必要に応じて迅速に技術革新に対応するため適時に事業戦略を見直してまいります。 現在のGNSSを用いた位置情報の取得方法に代わる新しい技術が開発され技術革新に対応するための相当な開発費用が発生する場合や、適切な対応ができない場合は当社サービスの競争力が相対的に低下する可能性があります。現在、当社としてはそのような技術があることは認識していないものの、将来に実在するようになった場合には、そのための開発コストが大きく増加する可能性があり、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 知的財産権について(顕在化の可能性:低、影響度:小) 当社は、当社のサービス名等について商標登録を行っている他、測量システム並びに測量方法、仮想基準点の補正方法及び測量方法についても特許の登録を行っております。当社が使用する知的財産について、現時点において第三者の知的財産権を侵害するものはないと認識しております。今後も、事業活動において、第三者の特許権、商標権等の知的財産権を侵害しないよう、外部の専門家の知見も踏まえながら、適切な管理に努めてまいります。しかしながら、仮に当社が第三者の知的財産権を侵害した場合は、当該第三者より、損害賠償請求、使用禁止請求等が発生する可能性があり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 業績の季節変動について(顕在化の可能性:高、影響度:小) 当社のサービスは土木や建設現場などで利用されることが多いのですが、建設業等は国及び地方自治体等の公共事業予算の影響を受けることが多々あります。毎年4-6月については、国及び地方自治体等の会計年度では年度初めに当たるため、予算執行等が緩やかに進み、その後年末に向けて増加していく傾向があります。これを当社(9月決算)に当てはめると、第1四半期(10-12月)の売上が他の時期に比べ高くなる傾向があり、その後、春先及び第3四半期(4-6月)の売上がやや下がり気味になり、第4四半期(7-9月)に再び高くなる傾向がございます。当社は国及び地方自治体等の動向を検討して事業計画を作成しており、今後はこういった公共事業予算に連動しない業界への売上比率を拡大していくことを想定しております。また、国及び地方自治体等も年間を通して予算執行の平準化を推奨してきております。徐々にその傾向は現れてきてはいるもののすぐに大きく変化するわけではないため、国及び地方自治体の予算執行状況が、各四半期における売上高に影響し、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 主要株主との関係について(顕在化の可能性:低、影響度:中) 当社の主要株主である南安子、南尚子の両氏においては、今後についても継続保有する旨の意向を確認しております。株式会社トプコンについては、当社の業務提携かつ取引先であり、今後についても継続保有する旨の意向を確認しております。当社といたしましても、これらの主要株主は今後も当社にとっての安定株主であると認識しており、継続保有をして頂けるよう当社企業価値の向上に努めてまいりますが、将来的に何らかの事情により、主要株主の株式が減少した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 個人情報の取り扱いについて(顕在化の可能性:低、影響度:中) 当社が保有する利用者等の個人情報、特定個人情報及び顧客企業に関する情報の取り扱いについては、厳重に社内管理を行っております。また、2022年1月27日付にて第三者認証機関の外部審査により、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格である「JIS Q27001:2014(ISO/IEC27001:2013)」の認証を取得しており、ISMSを適切に構築・運用し、重要な情報資産の機密性や完全性、可用性の確保を高いレベルで実現しております。しかしながら、不正アクセス者等からの侵入や、万が一にも個人情報等が外部に漏洩し、不正使用される可能性が完全に排除されているとはいえません。したがって、このような事態が起こった場合には、当社への損害賠償請求や信用の失墜により、当社の経営成績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について(顕在化の可能性:中、影響度:小) 当社は、当社の役員、従業員に対するインセンティブを目的として、ストックオプションによる新株予約権を付与しており、当事業年度末日における発行済株式総数に対する潜在株式の割合は8.50%となっております。これらの新株予約権が行使された場合、既存株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。新株予約権の詳細については、「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2)新株予約権等の状況」をご参照ください。 (13) 当社株式の流動性について(顕在化の可能性:低/影響度:中) 当社は、当社株式の流動性の確保に努めることとしており、株式会社東京証券取引所の定める流通株式比率は当事業年度末日において28.52%になります。現時点では、上場維持基準にすぐに抵触する水準ではありませんが、今後の当社の資本政策上の計画や実行等において、流通株式比率が低下することもあり得るため、今後も、既存株主への一部売出しの要請、新株予約権の行使による流通株式数の増加分を勘案し、これらの組み合わせ等により、引き続き流動性の向上を図っていく方針ではあります。しかし、何らかの事情等により上場維持基準近くの水準にまで流動性が低下する場合には、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,867字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における流動資産は3,232,020千円となり、前事業年度末と比較して467,433千円の減少となりました。これは主に、自己株式の取得等により現金及び預金の減少475,305千円によるものであります。固定資産は538,395千円となり、前事業年度末と比較して253,999千円の増加となりました。これは主に、無形固定資産がソフトウエアの取得により54,614千円増加し、投資その他の資産が投資有価証券の取得により204,555千円増加したためであります。この結果、総資産は3,770,416千円となり、前事業年度末と比べ213,433千円の減少となりました。 (負債) 当事業年度末における流動負債は390,765千円となり、前事業年度末と比較して16,943千円の増加となりました。これは主に、未払法人税等が10,380千円増加し、年間契約の増加による契約負債9,755千円の増加によるものです。固定負債は54,128千円となり、前事業年度末と比較して7,636千円の減少となりました。これは、役員退職慰労引当金の減少11,034千円によるものであります。この結果、負債合計は444,894千円となり、前事業年度末に比べ9,306千円増加いたしました。 (純資産) 当事業年度末における純資産は3,325,521千円となり、前事業年度末と比較して222,739千円の減少となりました。これは当期純利益542,549千円の計上、新株予約権の行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ23,090千円増加した一方、自己株式の取得により740,000千円、配当金の支払いにより69,315千円減少したためであります。 ② 経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、コメの価格高騰などに見られる物価高や旺盛なインバウンド需要と比べると力強い回復とまでは至っていない個人消費や、一部、改善と回復の動きが見られる雇用環境と比べて、いまだ大部分に出遅れ感のある所得環境など、依然として先行きの不透明感が漂う状況が続いております。2025年4月に発令されたいわゆる「トランプ関税」は、日本や各国の関税交渉において混乱を極める局面からは落ち着きを取り戻してはいますが、米国政府の中国に対する出方などを見ると、この先も一波乱が起こる懸念が残っているかのようにも感じられます。さらには、2024年10月にスタートした石破政権は、2024年10月の衆議院議員総選挙、2025年7月の参議院議員通常選挙で衆参ともに連立与党が大きく議席を失い、過半数に満たない少数与党となり、結果、約1年という短命政権に終わり、その後の政局の混乱が露呈するのかと思われましたが、当事業年度終了後の10月には、高市氏が女性初の自民党総裁に選出され、公明党の連立与党からの離脱がありながらも、日本維新の会と新たな連立政権を樹立し、第104代内閣総理大臣に選出されました。わが国においても初の女性総理の誕生が実現し、高市氏の基本路線である積極財政、安全保障強化を見込むかたちで、マーケットはウェルカムの反応で応えています。 衛星測位分野のビジネス環境は、引き続き主要分野での利用ニーズが強いことには変わりなく、時間の経過とともに利用用途の多様化がますます進んでおり、着実にすそ野が拡大しています。さらには、わが国の農業政策に注目が集まり、この分野でも省人化対策・自動化ニーズが高まる中、当社のサービスの利用期待がますます高まってきています。 具体的には、政府主導で官民による社会実装に向けた約10年の「デジタルライフライン全国総合整備計画」においても、高精度位置情報が必要とされる領域は幅広く、第2期デジタルライフライン全国総合整備実現会議の第1回会議が2024年9月、第2回会議が2025年6月に、ドローン航路普及戦略ワーキンググループの第1回会議が2024年11月、第2回会議が2025年5月に、インフラ管理DⅩ普及戦略ワーキンググループの第1回会議が2024年12月、第2回会議が2025年5月にそれぞれ開催されました。さらには、2025年4月に、経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構(IPA)に設置されたデジタルアーキテクチャ・デザインセンター(DADC)において設計された「アーキテクチャ」に関する研究開発・実証事業を「デジタルライフライン全国総合整備計画」に沿って行った国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「産業DXのためのデジタルインフラ整備事業」の成果報告会が行われ、ドローン関連、インフラ関連、自動運転関連などの成果が報告されました。このように高精度位置情報の利用場面の多様化と利用用途の拡大が進む中、そのニーズと必要性とが相まって普及段階へと進んでいます。そして、昨年の6月に成立したいわゆるスマート農業法が2024年10月に施行され、2025年度から5年間を「農業構造転換集中対策期間」と位置づけています。これにより政府主導で農政の再構築に取り組む方向性が明確になり、生産方式革新の側面から農業者又はその組織する団体を、開発供給事業の側面から農機メーカーやサービス事業者等をそれぞれ支援することが示されており、農業分野における技術対応力や人材創出の強化、スマート農業に適した農業農村整備の推進、農業農村の情報通信環境の整備まで予算(ex.スマート農業技術活用促進集中支援プログラム)として組み込まれています。ICT土木の分野と同様、自動化・省人化のニーズとも相まって、IT農業は注目度の高いビジネス領域として大きく成長が期待される分野へと変貌してきています。 このような状況下において、当社はGNSS補正情報配信サービス等を事業ドメインの中核として、当社が主力とする6分野(測量、航空測量、土地家屋調査、ICT土木、IT農業、ドローン)を中心に、政府主導の国土強靭化政策等による災害対策に関連した予算増や、災害の広域化と激甚化に対する防災の観点、さらには日本国内全域に広がる必要な土木工事のニーズに応えるべく、高精度の位置補正データを安定的かつ高品質に提供し、高付加価値のサービスとして展開するビジネスに邁進しております。 業績面では、測量分野において、この夏の猛暑により天候や時間帯によっては屋外での作業を控えざるをえない動きも一部見受けられましたが、各地で災害からの復旧・復興・対策に係る必要な事業や国土強靭化に向けた全国的なニーズは引き続き強く、必要な公共測量作業に準じてお客様の利用時間も順調に推移いたしました。ICT土木、IT農業分野においては、既述のとおり国策の側面が強く、また、この夏の猛暑が物語るように、あらゆる部分での作業のオートメーション化は避けては通れない世の中になりつつあり、引き続き、建機レンタル会社や道路会社、ゼネコン等からのニーズが強く、さらには、国土交通省が進める土木ICT施工に利用できる工種の広がりと中小企業のICT機器導入に向けて政府が補助金等で導入を後押ししていることも背景に、順調に契約数の増加と利用時間の拡大につながっております。また、測量、土木、それぞれにおいても、能登半島をはじめとする北陸地方での利用件数・利用時間が大きく増加しており、災害復興における当社の責務を感じております。その他の分野としても、水面下で行っている新しい分野や新しい用途での活用を見越した実証実験等が少しずつ日の目を見ることができるようになり始め、今後も徐々に用途の拡大が期待されます。 その結果、売上高は1,366,994千円(前年同期比8.0%増)となりました。売上原価はサーバーのリプレイス等を行いましたが前年同期比微増にとどまりました。また、物価高騰に対応するベースアップ等により人件費は増加しており、利用用途の裾野拡大を見越して展示会の出展などを積極的に行ってきたことに伴う費用の計上等がありますが、前年同期に比べて第1四半期にかかる株主総会開催費用やそれに付随する費用等を低減させたことで販売費及び一般管理費も微増にとどまり、営業利益は773,994千円(前年同期比11.4%増)となりました。営業外損益においては、市場金利の上昇や投資有価証券の取得により営業外収益9,469千円計上し、営業外費用619千円計上したことにより、経常利益は782,844千円(前年同期比12.4%増)となりました。特別損益は無く、法人税等合計額を240,294千円計上したことで、当期純利益は542,549千円(前年同期比12.5%増)となり、売上・利益ともに過去最高であった前事業年度の業績を上回り、当事業年度においても過去最高を更新いたしました。 なお、セグメント別の経営成績につきましては、当社はGNSS補正情報配信サービス等事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して445,305千円減少し、3,065,522千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは主に法人税等の支払額227,753千円により資金が減少した一方で、税引前当期純利益782,844千円、減価償却費45,137千円を計上したことにより増加した影響で、588,906千円の増加(前事業年度は572,460千円の増加)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは主に投資有価証券の取得による200,000千円の支出、無形固定資産の取得による64,625千円の支出により、271,999千円の減少(前事業年度は206,927千円の減少)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは新株予約権の行使による株式の発行による収入46,180千円により資金が増加した一方で、自己株式の取得による支出740,000千円、配当金の支払額68,392千円により減少した影響で、762,212千円の減少(前事業年度は26,658千円の減少)となりました。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載に馴染まないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載に馴染まないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当事業年度における販売実績をサービスごとに示すと、次のとおりであります。なお、当社は、GNSS補正情報配信サービス等事業の単一セグメントであるため、データ配信サービスと通信機器販売等にサービスを区分して記載しております。 当事業年度の販売実績を単一セグメント内の項目ごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自2024年10月1日 至2025年9月30日)   前年同期比(%) データ配信サービス(千円)   1,331,286   108.3 通信機器 (千円)   35,707   98.3 合計(千円)   1,366,994   108.0 (注)1.当社の事業区分は、GNSS補正情報配信サービス等事業の単一セグメントです。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合について、最近2事業年度において当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%以上の販売先が存在しないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成しております。その作成において、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を及ぼす見積りの判断は、一定の会計基準の範囲内において、過去の実績や判断時点で入手可能な情報に基づき合理的に行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果がこれら見積りと異なる可能性があります。 当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況」に記載しておりますが、重要な会計上の見積りを要する項目はないと判断しております。 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、当事業年度における重要なものはありません。 ② 経営成績の分析 当社の報告セグメントは、GNSS補正情報配信サービス等事業のみであるため、セグメントごとの記載はしておりません。 (売上高、売上原価、売上総利益) 売上高については、測量分野において、この夏の猛暑により天候や時間帯によっては屋外での作業を控えざるをえない動きも一部見受けられましたが、各地で災害からの復旧・復興・対策に係る必要な事業や国土強靭化に向けた全国的なニーズは引き続き強く、必要な公共測量作業に準じてお客様の利用時間も順調に推移いたしました。ICT土木、IT農業分野においては、既述のとおり国策の側面が強く、また、この夏の猛暑が物語るように、あらゆる部分での作業のオートメーション化は避けては通れない世の中になりつつあり、引き続き、建機レンタル会社や道路会社、ゼネコン等からのニーズが強く、さらには、国土交通省が進める土木ICT施工に利用できる工種の広がりと中小企業のICT機器導入に向けて政府が補助金等で導入を後押ししていることも背景に、順調に契約数の増加と利用時間の拡大につながっております。また、測量、土木、それぞれにおいても、能登半島をはじめとする北陸地方での利用件数・利用時間が大きく増加しており、災害復興における当社の責務を感じております。その他の分野としても、水面下で行っている新しい分野や新しい用途での活用を見越した実証実験等が少しずつ日の目を見ることができるようになり始め、今後も徐々に用途の拡大が期待されます。 その結果、売上高は1,366,994千円となりました。売上原価については、前事業年度と比べてサーバーのリプレイス等により支払手数料が7,970千円増加、固定資産の減価償却費が2,570千円増加し、12,383千円の増加となり244,047千円となりました。その結果、売上総利益は1,122,947千円となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費は348,952千円となりました。主に物価高騰に対応するベースアップ等により人件費6,344千円の増加、利用用途の裾野拡大を見越して展示会の出店などを積極的に行ってきたことに伴う費用の計上等がありますが、株主総会開催費用やそれに付随する費用の低減による支払報酬1,118千円の減少により、10,200千円の増加となりました。その結果、営業利益は773,994千円となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 営業外収益は9,469千円となりました。市場金利の上昇により受取利息3,556千円を計上し、投資有価証券の取得により有価証券利息4,184千円を計上したことにより7,575千円の増加となりました。営業外費用は主に為替差損374千円を計上し、582千円の増加となりました。その結果、経常利益は782,844千円となりました。 (特別利益、特別損失、法人税等合計、当期純利益) 特別利益、特別損失は発生しておりません。法人税等合計は25,920千円増加となり240,294千円となりました。その結果、当期純利益は542,549千円となりました。 ③ 財政状態の分析 「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」をご確認ください。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析 「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご確認ください。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社の財政状態及び経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 ⑥ 資本の財源及び資金の流動性 当社における資金需要は、主として運転資金とGNSS測位における位置情報の補正データを配信するサービスにおける設備投資であります。運転資金需要のうち主なものは、売上原価である商品原価、労務費、支払手数料等の経費や販売費及び一般管理費である人件費、販売手数料等であります。設備投資のうち主なものは配信サーバーの増強であります。これらの資金需要については、上場時に調達した資金を活用するとともに、自己資金及び場合によっては金融機関からの長期借入金による調達資金を充当することも選択肢の一つとして検討の視野には入れております。自己資金及び上記の資金調達を併用することにより、当社の事業を継続していく上で十分な手許流動性を確保するとともに、必要とされる運転資金及び設備投資資金を調達することは可能であると判断しております。 ⑦ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、持続的な成長を目指し、継続的に事業拡大をさせるため、事業の成長性や収益性の向上に取り組んでいることから、期末時点のリアルタイムデータ配信における契約数を重要な経営指標として、持続的な事業拡大と企業価値向上を目標に、各経営課題に取り組んでおります。過去5ヵ年においても契約件数は順調に拡大しており、直近期においても、高精度な補正データを必要とする用途先の広がり等により堅調に拡大しております。なお、配信方法や1社当たりの契約件数等を踏まえ、提供料金(単価)は一律ではなく、今後、契約件数の増加割合に対して、売上の増加割合が小さくなる場合もございます。 各事業年度末日の契約数は次のとおりであります。 回次   第21期   第22期   第23期   第24期   第25期 決算年月   2021年9月   2022年9月   2023年9月   2024年9月   2025年9月 期末契約数 (件)   7,393   7,903   8,529   9,064   9,348

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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