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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

CAICA DIGITAL

CAICA DIGITAL Inc.2315 · Standard · 情報・通信業

暗号資産関連を中心に、システム開発から投資・運用までを手掛けるIT・金融の複合グループ。

概要

CAICA DIGITAL(コード2315)は、東京都港区に本社を置く情報・通信業の企業である。1989年に米SUN ASSOCIATES INC.の日本法人として創業し、その後中国でのソフトウェア開発を経て、持株会社化やM&Aによる事業拡大を進めた。連結従業員数356名。2025年10月期の連結売上高は51億95百万円。主にITサービス事業(システム開発・DXソリューション)と金融サービス事業(暗号資産・NFT)を展開し、2025年からはIoT関連事業を新たなセグメントとして加えた。

ITサービス事業を軸とする3セグメント体制

当社グループは、2025年10月期より報告セグメントを3区分としている。最も売上の大きいITサービス事業は、子会社CAICAテクノロジーズが担い、金融機関向けシステム開発に強みを持つ。同事業の2025年10月期売上高は51億98百万円で、全体のほぼ全額を占める。金融サービス事業は暗号資産の投資・運用やNFT販売所「Zaif INO」の運営を行うが、2025年10月期の売上高は約1億円程度と小規模である。2025年2月には子会社カイカファイナンスを解散・清算し、同事業の縮退を進めた。IoT関連事業は2025年10月に子会社化したネクスが担当し、各種無線通信機器の開発・販売を行う。同社の損益は2026年10月期から連結される。

中国との深い関係から国内中心へシフトしたグループ構成

創業当初から中国現地法人を複数設立し、オフショア開発の拠点として活用してきた。1990年に南京、1994年に合肥、1999年に上海と、中国主要都市に子会社を配置した。しかし2000年代後半以降、中国子会社の整理を進め、2001年に南京・上海の持分を譲渡、2003年には常州華新技術開発の全持分を譲渡した。現在、海外連結子会社として残るのは中間持株会社SJ Asia Pacific LimitedとEWARRANT FUND LTD.のみであり、事業の中心は国内に移っている。グループは純粋持株会社であるCAICA DIGITALの下、ITサービス子会社CAICAテクノロジーズ、金融サービス中間持株会社カイカフィナンシャルホールディングス、IoT子会社ネクス等で構成される。

売上高減少傾向の中での利益改善への模索

連結売上高は2023年10月期の57億円から2025年10月期には51億95百万円へと減少傾向にある。これはITサービス事業において、利益率向上を目的に高単価案件の選別受注を進めた結果、低採算の規模拡大を抑制したためである。営業利益は2025年10月期に70百万円(前期比38.4%減)と減益となったが、親会社株主に帰属する当期純利益は、子会社保有有価証券の売却益(815百万円)とネクスのれん減損損失(711百万円)の相殺により、166百万円の黒字を計上した。経常利益も76百万円と黒字を維持しており、赤字が続いていた2022年10月期以前と比べ、収益体質は改善しつつある。

業界の中での役割はIT・金融サービス事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
52億円
営業利益
1億円
営業利益率
1.9%
純利益
2億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2022/10
事業売上構成比利益利益率
ITサービス 事業48億円81.4%3億円6.3%
金融サービス 事業11億円18.6%-7億円-63.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ITサービス主力

システム開発、コンサルティング、メンテナンス・サポートに加え、暗号資産に関するシステムの研究・開発・販売を行う。また、企業向けサポートプラットフォームの運営なども手掛ける。

主な製品・サービス3
システム開発
顧客の要望に応じたソフトウェアやシステムの設計・構築・保守を行う。
暗号資産関連システム
暗号資産の取引や管理を行うためのシステム、ブロックチェーン技術を活用したソリューションを提供。
企業サポートプラットフォーム
企業の業務効率化を支援するプラットフォームの運営、および関連するシステム開発を行う。

02金融サービス主力

暗号資産の投資・運用、NFT販売所の運営を行う。また、親会社・関係会社のための管理・サポート業務も担う。

主な製品・サービス2
暗号資産の投資・運用
暗号資産を保有し、その値上がり益や運用益を目指す事業。
NFT販売所
非代替性トークン(NFT)の売買ができるプラットフォームを運営。

03IoT関連事業副次

各種無線方式を適用した通信機器の開発・販売と、それらに関するシステムソリューションの提供、保守サービスを行う。

主な製品・サービス1
通信機器
Wi-FiやBluetoothなど各種無線方式を用いた通信モジュールや端末。

04その他(メディア事業)その他

暗号資産関連のコンテンツを提供するメディア事業を展開。

製品と技術

金融機関向けシステム開発とDXソリューション

ITサービス事業の核は、CAICAテクノロジーズが提供する金融機関向けシステム開発である。銀行、証券、保険向けの大規模システムの設計・開発・保守を手掛け、50年以上の知見を持つ。2025年10月期からは、DXソリューションサービスを本格始動した。これは、大規模エンタープライズ向けDXソリューションを有する海外ベンダーと提携し、プロダクト販売からコンサルティング、設計、導入、保守・運用までを一貫提供するものである。2025年7月にはランディングページを公開し、研修サービスも開始した。また、DID/VC技術(分散型ID・検証可能証明書)を用いた新たな受注も獲得している。

自社暗号資産「カイカコイン」とNFT販売所「Zaif INO」

金融サービス事業の柱として、自社発行の暗号資産「カイカコイン(CICC)」の運用がある。2016年から運用を開始し、9年の実績を持つ。CICCはGameFi等のゲーム内決済通貨としての活用を計画している。また、子会社カイカフィナンシャルホールディングスが運営する「Zaif INO」は審査制のNFT販売所であり、クリエイターの作品をNFT化し、マーケティングまで包括的に支援する。2025年にはサイトを全面リニューアルし、クレジットカード決済とCICC決済に対応。さらに、ウォレット不要でNFTを購入できる「NFTカード」の販売を開始した。

無線通信機器とIoTソリューション(子会社ネクス)

2025年に子会社化したネクスは、各種無線方式(LPWA、Wi-Fi、Bluetooth等)を適用した通信機器の開発・販売を手掛ける。製品は製造業、物流、交通、エネルギー、農業など幅広い分野で使用され、データ収集・分析による業務効率化や管理強化を実現する。同社はハードウェアに加え、システムソリューション提供や保守サービスも展開。当社グループのブロックチェーン・AI技術と組み合わせることで、エッジコンピューティングと分散型技術を融合した新サービスの創出を狙う。ネクスの連結業績は2026年10月期から本格的に反映される予定である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

クラウド/AI導入支援、小型独立系

当社はクラウド統合やAI導入支援を主力とする独立系ITサービス企業。売上高は50億円台と小規模ながら、直近の営業利益率は約1.8%と低収益だが改善基調。同業他社にはVRain SolutionやCocoliveなど、クラウド/AI分野に特化した新興企業が多く、競争が激化している。大手SIerに比べ規模・ブランドで劣るが、ニッチな領域での専門性と顧客密着型営業で差別化を図る。海外展開はほぼなく、国内需要に依存する事業構造。

強み

  • クラウド導入やAIソリューションに特化し、特定領域での技術力が強み。
  • 組織が小さく、顧客ニーズに迅速に対応できるフットワークの軽さ。
  • 大手ではカバーしきれない中堅・中小企業へのきめ細かいサポート。
  • 直近2期で営業利益率が改善しており、効率化が進んでいる。

課題

  • 50億円台の売上ではスケールメリットが得られず、投資余力に限界。
  • 営業利益率2%未満と低く、収益力向上が急務。
  • 同業の新興企業が多く、独自性を打ち出しにくい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がCAICA DIGITAL

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
14192スパイダープラス105億円166.7倍
23799キーウェアソリューションズ104億円11.9倍
33641パピレス103億円
42315CAICA DIGITAL101億円
53963シンクロ・フード101億円36.1倍
63912モバイルファクトリー101億円15.5倍
74376くふうカンパニーホールディングス100億円
84308Jストリーム100億円18.3倍
94168ヤプリ98億円8.7倍
109475昭文社ホールディングス96億円7.9倍
115570ジェノバ94億円16.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

米SUN ASSOCIATESの日本法人として創業した1989年

1989年7月、東京都文京区音羽に、アメリカのSUN ASSOCIATES INC.の日本現地法人として「株式会社サン・ジャパン」を資本金20百万円で設立した。創業時の事業はソフトウェア開発である。1990年12月には中国江蘇省南京市に「日本恒星(南京)電脳系統有限公司」を設立し、いち早くオフショア開発拠点を整備した。1991年11月には本社を中央区日本橋浜町に移転し、同時にSUN ASSOCIATES INC.が保有する自社株式を役職員が全額引き取り、同社との資本関係を解消した。これにより、完全に独立した日本企業としての第一歩を踏み出した。

中国事業の拡大と合弁事業の推進(1993~1999年)

1993年8月、中国の大手総合エネルギー会社である中国華能集団公司のグループ会社「常州華新技術開発有限公司」へ資本参加し、中国市場でのプレゼンスを高めた。1994年12月には中国科学技術大学科技実業総公司との合弁で「合肥科大恒星計算機技術研究有限公司」を設立(出資比率60.0%)。1997年5月には三菱商事より「上海菱通軟件技術有限公司」を買収し、日本向けソフトウェア開発部門を集約した。1999年2月には南京に100%子会社「南京日恒信息系統有限公司」を設立し、上海菱通から日本向け開発部門を移管。同年12月には合肥の合弁会社を母体に「科大創新股份有限公司」を設立(出資比率8.2%)し、中国事業の再編を進めた。

中国事業の整理と持株会社化への道(2001~2005年)

2000年代に入り、中国子会社の整理を開始する。2001年3月、南京と上海の現地法人の全持分を譲渡し、同時に科大創新の株式も売却した。2003年4月には「安徽科大恒星電子商務技術有限公司」の出資持分を追加取得し連結子会社化(出資比率51.0%)する一方、同年9月には常州華新の全持分を譲渡した。2004年3月には安徽科大恒星のテレコム事業部門を分離し蘇州に子会社を設立。2004年10月と2005年3月には、株式交換により株式会社ティー・シー・シーと株式会社アイビートを相次いで完全子会社化した。2005年4月、商号を「株式会社SJホールディングス」に変更し、分社型分割により新設会社に全営業を承継、純粋持株会社体制に移行した。

暗号資産事業への参入と金融サービス事業の拡大(2016~2022年)

2016年頃からフィンテック戦略を掲げ、ブロックチェーン技術に注力。2017年頃には暗号資産交換所「Zaif」の運営に関与するなど、暗号資産関連事業を拡大した。2022年からはWeb3事業に参入し、自社暗号資産「カイカコイン(CICC)」の発行やNFT販売所「Zaif INO」の運営を開始した。しかし、暗号資産市場の変動や規制環境の変化により、金融サービス事業は赤字が継続。2023年10月期には同事業の一部子会社を売却し、事業構造の見直しを迫られた。2025年2月には子会社カイカファイナンスを解散・清算し、金融サービス事業の縮小を決定した。

IoT関連事業の取り込みと新たな成長への布石(2025年)

2025年10月16日付で、株式会社ネクスを連結子会社化した。ネクスは各種無線方式を適用した通信機器の開発・販売、およびシステムソリューション提供・保守サービスを手掛けるIoT企業である。これにより、当社グループはブロックチェーン、AI、セキュリティに加え、IoT・M2Mの技術を獲得し、分散型技術とリアルデバイスを融合したサービスの創出を目指す。ネクスの損益は2026年10月期第1四半期から連結される。また、2025年10月期には連結純利益が166百万円と黒字転換し、赤字からの脱却が進んでいる。

年表22件を開く

1980年代

  • 1989年7月創業東京都文京区音羽に、アメリカのSUN ASSOCIATES INC.の日本現地法人として「株式会社サン・ジャパン」を設立(資本金20百万円)。ソフトウェア開発業務を開始。

1990年代

  • 1990年12月創業中国江蘇省南京市に、「日本恒星(南京)電脳系統有限公司」を設立。
  • 1991年11月本社を東京都中央区日本橋浜町に移転。 SUN ASSOCIATES INC.が保有する当社株式を当社役職員が全額引き取り同社との資本関係を解消。
  • 1993年8月中国の大手総合エネルギー会社中国華能集団公司のグループ会社である「常州華新技術開発有限公司」(中国江蘇省常州市)へ資本参加。
  • 1994年12月中国安徽省合肥市に、中国科学技術大学科技実業総公司との合弁会社「合肥科大恒星計算機技術研究有限公司」を設立(出資比率60.0%)。
  • 1997年5月M&A三菱商事株式会社より「上海菱通軟件技術有限公司」(中国上海市)を買収、「日本恒星(南京)電脳系統有限公司」より日本向けソフトウェア開発部門を分離し、同社へ移管。
  • 1998年6月本社を東京都中央区新川に移転。
  • 1999年2月創業中国江蘇省南京市に、「南京日恒信息系統有限公司」(出資比率100.0%)を設立、「上海菱通軟件技術有限公司」より日本向けソフトウェア開発部門を分離し、同社に移管。
  • 1999年3月「上海菱通軟件技術有限公司」の出資持分を一部譲渡。
  • 1999年12月創業中国安徽省合肥市に、「合肥科大恒星計算機技術研究有限公司」と中国科学技術大学グループ会社4社との新設合併により「科大創新股份有限公司」を設立(出資比率8.2%)。

2000年代

  • 2000年11月中国安徽省合肥市に、中国科学技術大学グループ会社「科大創新股份有限公司」及びソフトバンク・テクノロジー・ホールディングス株式会社との合弁会社「安徽科大恒星電子商務技術有限公司」を設立(出資比率32.0%)し、「科大創新股份有限公司」のソフトウェア開発部門を移管。
  • 2001年3月「日本恒星(南京)電脳系統有限公司」、「上海菱通軟件技術有限公司」の出資持分及び「科大創新股份有限公司」の出資株式を全額譲渡。
  • 2003年3月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 2003年4月M&A「安徽科大恒星電子商務技術有限公司」の出資持分を追加取得し、連結子会社化(出資比率51.0%)。
  • 2003年9月「常州華新技術開発有限公司」の出資持分を全額譲渡。
  • 2004年3月中国江蘇省蘇州市に、「安徽科大恒星電子商務技術有限公司」のテレコム事業部門を分離し、同社の子会社として「蘇州科大恒星信息技術有限公司」を設立(出資比率70.0%)。
  • 2004年10月M&A株式交換により、「株式会社ティー・シー・シー」を完全子会社化。
  • 2005年3月M&A株式交換により、「株式会社アイビート」を完全子会社化。
  • 2005年4月商号変更株式会社サン・ジャパンから「株式会社SJホールディングス」へと商号変更の上、分社型の会社分割を行い、新設会社である株式会社サン・ジャパンに全ての営業を承継することで純粋持株会社化。
  • 2005年8月中国上海市に、子会社運営管理のために「聯迪恒星電子科技(上海)有限公司」を設立(出資比率100.0%)。
  • 2005年12月創業中国福建省福州市に、ATM、POS電子支払機及び税収管理レジスター等の金融関連商品の製造販売事業を営む「福建実達聯迪商用設備有限公司」を設立(出資比率51.0%)。
  • 2005年12月M&A「アルファテック・ソリューションズ・ホールディングス株式会社」の発行済株式の全てを取得したことにより、同社及び同社子会社である「アルファテック・ソリューションズ株式会社」を完全子会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/10期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益率2026年10月期まで増加

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存Web3事業の拡大

    自社暗号資産カイカコインの資産価値向上を図り、GameFiなど活用シーンを拡大する。また、NFT販売所Zaif INOのサービス拡充(全面リニューアル、決済手段拡充、NFTカード販売開始など)を進める。

  2. 02

    DXコンサルティングによるSI事業の伸長

    暗号資産交換所ZaifやNFT販売所Zaif INOの運営実績を活かし、Web3事業開発のノウハウを提供。CAICAテクノロジーズではDXソリューションサービスに注力し、高単価SI案件を獲得する。

  3. 03

    M&Aによる事業拡大

    ブロックチェーン関連企業、Web3と親和性の高い企業(ゲーム開発会社やIP保有企業)、システム開発企業をM&Aで獲得し、リソース活用と新規顧客開拓により事業拡大を図る。

  4. 04

    専門人材の確保

    コンサルティング専門人材やハイスペックエンジニアの確保を課題とし、ヘッドハンティング会社や専門紹介会社の利用、社員紹介制度の充実により採用を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で356人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は592万円で、9期前と比べて+12.7%平均年齢は51.4歳、平均勤続年数は15.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年10月411
2017年10月679
2018年10月710
2019年10月52639.412.3521
2020年10月56344.710.6428
2021年10月52544.99.4492
2022年10月60144.810.6459
2023年10月58645.811.2398
2024年10月58148.314.034929
2025年10月59251.415.435628

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年10月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 5 / 海外 2、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
花巻本社 — 岩手県 花巻市2,410億円
IoT関連 事業
その他 — 静岡県伊豆の国市500百万円
全社(共通)
本社 — 東京都港区34百万円
全社(共通)
本社 — 東京都 港区10百万円
ITサービス事業
東京本社 — 東京都 港区3百万円
IoT関連 事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社CAICAテクノロジーズ(注)1、4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SJ Asia Pacific Limited (注)1
    英国領ヴァージン諸島 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社EWJ (注)1
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権100.0%
  • 海外
    EWARRANT FUND LTD. (注)1
    英国領ケイマン諸島 · その他の関係会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社カイカフィナンシャルホールディングス(注)1、3
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ネクス(注)1、6
    岩手県花巻市 · その他の関係会社
    議決権99.9%
  • 国内
    株式会社ネクスグループ(注)7
    岩手県花巻市 · その他の関係会社
    議決権28.3%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は52億円営業利益1億円前期と比べると減収増益で、売上が-7.1%、利益が+0.0%。

売上高
-7.1%
52億円
営業利益
+0.0%
1億円
純利益
2億円
営業利益率
1.9%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2026年10月期

項目会社予想前期実績
売上高62億円52億円
営業利益1億円1億円
純利益1億円2億円
1株あたり配当¥200

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は30億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q12−7−58.3−7
2023年2Q13−7−53.8−7
2023年3Q15−5−33.3−5
2023年4Q17−24
2024年1Q14−1−7.1−2
2024年2Q15−1−6.7−2
2024年4Q27311.14
2025年2Q2500.06
2025年4Q2713.7−4
2026年2Q3013.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年3月期からの15期で、売上は208億円から52億円へ25%に減った。直近期の営業利益率は1.9%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年3月20818−6
2013年3月29319−10
2014年3月263−17−67
2015年3月3033−29
2015年10月41−6−61
2016年10月5314
2017年10月5377
2018年10月7666
2019年10月76−11−18
2020年10月60−9−6
2021年10月59−9−8
2022年10月64−14−62
2023年10月57−30−43
2024年10月56111.80
2025年10月52111.92

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高52億円のうち、営業利益として残るのは1億円1.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の3.8%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.7%43億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.4%8億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.9%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比6.5pt
1.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.8pt
3.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.8pt
6.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2025年10月期は営業CFが1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は6億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年3月311233292
2013年3月44−7875−34149
2014年3月−9643−31−5377
2015年3月−1−723−7310
2015年10月−1226−31421
2016年10月−35−1627
2017年10月2−618−421
2018年10月4−4242−3825
2019年10月−2−1212−1426
2020年10月−6425−250
2021年10月−21−215−2342
2022年10月−11−2−2−1327
2023年10月−17−67−2310
2024年10月3−4−2−17
2025年10月10−216

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2025年10月期の総資産は43億円。このうち返さなくてよい自己資本が36億円で、自己資本比率は84.2%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年3月29416512938.3
2013年3月45120424723.7
2014年3月39414325111.8
2015年3月301752268.6
2015年10月461451.9
2016年10月2051521.7
2017年10月55431272.4
2018年10月110733765.9
2019年10月105604551.8
2020年10月113922181.8
2021年10月1,07211495810.3
2022年10月590525388.3
2023年10月2618869.5
2024年10月2417868.4
2025年10月4336784.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳
現金及び預金
6億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
20億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
7億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
64
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中46位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中539位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.3%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
84.2%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-7.1%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
298.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥67で、1年前と比べて-55.0%過去52週の値幅のなかでは12%の位置にある。

¥67-1.5%1ヶ月+9.8%1年-55.0%時価総額101億円
過去52週の値幅
安値¥53高値¥173

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)101.5倍
PBR1.96倍
配当利回り298.51%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬の59円から8月20日の65円へと約10.2%上昇し、25日移動平均線(61.8円)を上回りました。しかし、年初来では-13.3%となっており、52週高値177円からは大きな下落が続いています。直近の1ヶ月では+3.2%と小幅な上昇ですが、8月14日には66円を付けており、底打ち感も出ています。出来高は常に300万株を超えており、個人投資家の売買が主体となっています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)

予想PERは93.9倍と業界平均の30.16倍を大きく上回る一方、PBRは1.81倍で平均の3.56倍を下回ります。配当利回りは322.58%と異常に高く、配当性向は33.5%と健全です。ROEは6.3%とまずまずですが、収益は小幅で、バリュエーションは業績に対してほぼ妥当と判断します。

指標この会社業種平均
PER (予想)101.5倍
PBR1.96倍2.96倍
ROE6.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

収益性改善が焦点。直近の決算で売上高は減少傾向ながら、利益率は改善して黒字転換。強気派はコスト削減と高付加価値サービスの強化で利益率がさらに向上すると見る。一方で、競争激化による売上減少が続く懸念や、市場成長鈍化を指摘する弱気派も。少額の利益に対して時価総額が約94億円と割高感があるかどうかも論点。

プラスに働く材料7
  • 黒字化達成

    2024/10期に純利益ゼロから黒字化、営業利益率1.8%に改善

  • 利益率改善傾向

    2025/10期予想は営業利益率1.9%とさらに向上

  • 成長投資の効果

    マーケティング需要は根強く、投資回収期に入った

  • 最終損益が2期連続改善通年影響

    純利益は-43→0→2億円、赤字幅の縮小から黒字拡大へ

  • 営業黒字を2期連続確保継続影響

    営業利益は2024/10期・2025/10期とも1億円、黒字基盤が定着

  • 営業利益率1.92%へ改善継続影響

    営業利益率は1.79%→1.92%、売上高52億円でも利益を確保

  • 株価下落が4.62%に限定不定影響

    過去1年の株価下落は-4.62%と小幅、底入れの兆し

マイナスに働く材料7
  • 売上減少

    2022/10期64億円→2024/10期56億円と減少継続

  • 競争激化

    多数の競合が存在し、価格競争に陥るリスク

  • 利益率低水準

    営業利益率2%未満では株主還元に限界

  • 売上高が3期連続減収通年影響

    売上高は57→56→52億円、2025/10期は前期比7.1%減

  • 営業利益率1.92%の低さ継続影響

    売上高52億円に対し営業利益1億円、小幅な悪化で赤字転落も

  • 予想PER93.9倍の高評価決算発表後影響

    予想PER93.9倍は成長期待を先取りし、業績未達なら調整リスク

  • 配当利回り322.58%の異常不定影響

    配当利回り322.58%は業績規模に比べて異常、減配リスク

次の決算で確かめる点
売上高成長率
市場競争下でのシェア維持・拡大を確認
営業利益率
収益性改善の進捗を示す
顧客継続率
サブスク型の安定収益の源泉

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり200で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは298.51%。

年間配当
¥200
1株あたり
配当利回り
298.51%
いまの株価に対して
配当性向
33.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2012年3月20090.0
2013年3月2000.033.5

配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥200

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ39,714人。区分でいちばん多いのは個人・その他64.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.6%を占め、残る69.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年10月%2021年10月%2022年10月%2023年10月%2024年10月%2025年10月%
個人・その他72.356.165.865.673.064.7
事業法人2.337.128.928.721.629.3
証券会社3.13.12.53.63.03.2
金融機関17.81.50.10.80.21.3
外国人個人0.20.50.80.81.30.8
外国法人4.41.72.00.60.80.7
自己株式0.00.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社フィスコ13.43
02株式会社ネクスグループ10.30
03株式会社実業之日本デジタル4.41
04日本証券金融株式会社1.28
05楽天証券株式会社共有口0.92
06株式会社SBI証券0.56
07小柳 直太郎0.52
08田辺 徹雄0.31
09鈴木 繁0.30
10村松 茂樹0.27

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-18
    株式会社High Voltage Capital
    変更報告
    3.81%
  • 2026-05-13
    株式会社High Voltage Capital
    新規の大量保有報告
    3.81%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+100%、1株純資産は13期で−100%。直近期のROEは6.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年3月−75913,655−5.590.0
2013年3月−12129−8.733.5
2014年3月−8156−87.7
2015年3月−3531−79.1
2015年10月−39−454.3
2016年10月2151.547.2
2017年10月2712433.626.0
2018年10月152019.826.0
2019年10月−49151−27.6
2020年10月−14146−7.6
2021年10月−1197−7.9
2022年10月−5543−78.3
2023年10月−3513−128.3
2024年10月0121.8209.3
2025年10月1246.379.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/10期の役員報酬は総額29百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
鈴木伸代表取締役 社長5820,890
山口健治代表取締役 副社長5559,280
深見修取締役54
川﨑光雄取締役5430,190
池田祐作取締役442,200
古賀勝監査役(常勤)603,190
杉本眞一監査役(非常勤)59
細木正彦監査役(非常勤)716,490

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)216168
社外取締役4772
監査役1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,442字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社6社で構成されており、主に「ITサービス事業」と「金融サービス事業」を展開しております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 また、当連結会計年度において、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)セグメント情報」の「2 報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。 各事業の内容は以下のとおりであります。 (1)事業内容 事業の内容   内容 ITサービス   ・システム開発・システムに関するコンサルティング・システムのメンテナンス・サポート・暗号資産に関するシステムの研究、開発、販売及びコンサルティング・企業サポートプラットフォームの運営及びその運営に係るシステム開発、 ソフトウェアの販売及びサイトの企画、制作、管理 金融サービス   ・暗号資産の投資、運用・NFT販売所の運営・親会社及び関係会社のための管理、サポート業務等 IoT関連事業   ・各種無線方式を適用した通信機器の開発、販売 ・上記にかかわるシステムソリューション提供及び保守サービス その他   ・暗号資産関連コンテンツの提供を行うメディア事業 全社(共通)   ・グループ会社の管理運営業務等 (注)1.子会社であった株式会社カイカファイナンスは、2025年2月に解散及び清算を決議し、2025年5月に清算結了いたしました。 2.IoT関連事業を営む株式会社ネクスは2026年10月期より損益計算書を連結いたします。 (2)当社、子会社及び関連会社のセグメントとの関連 セグメントの名称   国内   海外 ITサービス    ㈱CAICAテクノロジーズ(システム開発事業、暗号資産に関するシステムの研究・開発・販売及びコンサルティング事業) 金融サービス    ㈱CAICA DIGITAL(暗号資産の投融資、運用事業) ㈱EWJ (親会社及び関係会社のための管理、サポート業務等) ㈱カイカフィナンシャルホールディングス(金融サービス事業を統括する中間持株会社、NFT販売所の運営及び暗号資産の投融資、運用事業)     EWARRANT FUND LTD. <略称:EWF>(中間持株会社SJ Asia Pacific Limitedの株式の一部保有) IoT関連事業    ㈱ネクス(各種無線方式を適用した通信機器の開発、販売、それらにかかわるシステムソリューション提供及び保守サービス) その他    ㈱CAICA DIGITAL(暗号資産関連コンテンツの提供を行うメディア事業) 全社(共通)    ㈱CAICA DIGITAL(CAICAグループの管理運営)     SJ Asia Pacific Limited<略称:SJAP>  (中間持株会社) (注)1.子会社であった株式会社カイカファイナンスは、2025年2月に解散及び清算を決議し、2025年5月に清算結了いたしました。 2.IoT関連事業を営む株式会社ネクスは2026年10月期より損益計算書を連結いたします。 事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,464字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、時流を捉え、革新的な事業を創造することを目指しています。数多くの金融システム構築で培った知見と最先端のテクノロジーに、金融事業のノウハウを融合させることで得られるデジタル金融としての新たなナレッジを活かしたサービスを取引先に提供するとともに、デジタル化が進む社会の中で金融と社会が大きく変貌するパラダイムシフトに合致した企業グループとして革新的なサービスを生み出してまいります。 (2)経営環境に対する認識 当社グループが創業以来手掛けてきたシステム開発事業(SIer事業)は、DX(デジタルトランスフォーメーション)化の進展により、事業構造が大きく変容していくものと考えており、近い将来、業界再編が加速し、劇的な変革に迫られるシナリオも想定しております。これらをふまえ、当社グループでは、50年以上にわたる金融機関向けシステム開発の知見を基に2016年よりフィンテック戦略を掲げ、ブロックチェーンに注力し、2022年からWeb3事業に参入いたしました。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは引き続き、安定したキャッシュ・フローを生みだすシステム開発のITサービス事業を軸とし、DXソリューションのサービスに注力するとともに、Web3ビジネスを伸長することで業績の拡大を目指しており、連結売上高及び連結営業利益を事業上重視する客観的な指標としております。2024年10月期から2025年10月期におけるかかる指標の推移は以下となります。 株式交付による株式会社善光総合研究所の子会社化に係る連結業績への影響を現在精査しておりますが、中期経営計画の方針・各施策に変更はありません。 2024年10月期    2025年10月期 連結売上高   5,606百万円   5,195百万円 連結営業利益   115百万円   70百万円 中期経営計画の達成に向けた具体的な施策は以下のとおりです。 1.既存Web3事業の拡大 ・カイカコイン(CICC)の資産価値向上 当社は自社で暗号資産「カイカコイン(CICC)」を発行しており、運用実績は9年に及びます。今後は、GameFiとして注目されるゲーム内決済通貨としての活用をはじめとして、活用シーンを増やすことで資産価値の向上を図ります。 ・Zaif INOにおけるサ-ビスの拡充 カイカフィナンシャルホールディングスが運営する審査制NFT販売所Zaif INOでは、クリエイターが制作した作品のNFT化からマーケティングまでを包括して行っております。当連結会計年度は、NFT販売サイトを全面リニューアルし、初心者にやさしいポップで直感的なデザインに一新いたしました。また、Zaif INOにおける決済手段を拡充し、クレジットカード決済とカイカコインでの決済を実装いたしました。さらにウォレットや暗号資産なしでNFTが購入できるNFTカードの販売を開始いたしました。今後もサービスの拡充を積み重ねてまいります。 2.DXコンサルティングによるSI事業の伸長 当社グループは暗号資産交換所Zaifの運営経験や、NFT販売所Zaif INOの運営実績を活かし、CtoCプラットフォームやIPを保有する企業に対して、Web3事業開発のノウハウを提供します。 また、CAICAテクノロジーズにおいては従来、開発案件の二次請け受注業務を行ってまいりましたが、これに加え、DXソリューションサービスに注力しております。 3. M&Aによる事業拡大 当社は積極的にM&Aを行い、中期的な事業拡大を図ってまいります。現在、当社が想定している対象企業、及び戦略は以下のとおりです。これまでに金融サービス事業で得た知見とパイプラインを活かし、複数の案件を検討しております。 ・ブロックチェーン関連企業 ブロックチェーンを活用したサービスを展開する企業をM&Aにより獲得し、当社のノウハウを活かし更なる業績拡大を図ります。 ・Web3と親和性の高い企業 ゲーム開発会社や、独自のIPを所有する会社をM&Aにより獲得し、当社とのシナジーにより、高い収益性を目指します。 ・システム開発企業 引き続きマーケットは需要が旺盛であり、CAICAテクノロジーズは需要過多な状況です。M&Aにより獲得した企業のリソースを活用するとともに新規顧客の開拓に努め、事業拡大を図ります。 今後、これらの具体的な施策を推進していく上での課題は、専門分野に特化した人材及びハイスペックな人材の確保であると認識しております。 これにあたり、コンサルティングの専門人材やハイスペックなエンジニア等の確保が必要であることから、ヘッドハンティング会社や、専門分野に特化した紹介会社の利用による採用活動に加え、現状の社員紹介制度を充実させることで人材の獲得を強化してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、安定したキャッシュ・フローを生みだすシステム開発のITサービス事業に集中するとともに、Web3ビジネスを伸長することで業績の回復を図ってまいります。 具体的には、Web3コンサル事業のCAICA Web3 for Biz及びCAICAテクノロジーズにおけるDXコンサルティング事業から上流工程の高単価SI案件を獲得することで、収益改善を図ってまいります。また、2026年10月期までに営業利益率の増加を目指します。 また、当社グループは各種施策を推進していく上で専門分野に特化した人材及びハイスペックな人材の確保が課題であると認識しております。この課題に対処すべく、ヘッドハンティング会社や、専門分野に特化した紹介会社の利用による採用活動に加え、現状の社員紹介制度を充実してまいります。
事業等のリスク3,310字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性のある主なリスク及び変動要因は下記のとおりです。当社グループでは、これらのリスク及び変動要因の存在を認識した上で、当該リスクの発生に伴う影響を極力回避するための努力を継続してまいります。 なお、文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)システム開発プロジェクトの採算性について 当社子会社の株式会社CAICAテクノロジーズ(以下、「CAICAテクノロジーズ」といいます。)が請け負うシステム開発では、顧客の要求する機能を実現するために必要な延べ作業時間(作業工数)を受注活動の準備段階で予め見積もり、制作に要するコストを確定させております。しかし、開発作業において何らかのトラブルがあり、予め見積もっていた作業時間を超える作業が発生した場合には、その費用をCAICAテクノロジーズが負担しなければならない場合があります。 また、開発途中に仕様変更が生じ、作業工数の増加が生じたものの、その費用負担がCAICAテクノロジーズに求められる場合があります。 さらに、開発したシステムを顧客に納品し、顧客が異常なしと判断して検収が完了したにも関わらず、その後不具合が発生した場合にも、その解消をCAICAテクノロジーズの費用負担で行わなければならない場合があります。 このようなリスクをふまえ、CAICAテクノロジーズでは、契約時における見積もりの精度の向上を図るべく、開発工程(フェーズ)ごとに細かく見積もりを行う等、見積もり作業工数と実際作業工数との乖離が生じないよう採算性には十分留意しております。 (2)情報システムの不稼働について 当社グループは、システム開発や情報システムを活用した事業を展開しておりますので、自然災害や事故等によるシステム障害、またはウィルスや外部からのコンピュータ内部への不正侵入による重要データ消失等により長期間にわたり不稼動になった場合には事業を中断せざるを得ず、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 このようなリスクをふまえ、当社グループでは、情報セキュリティ管理規程を定め、個人情報及び業務上取り扱う情報資産を各種の脅威から適切に保護する情報セキュリティポリシーを定義することにより、システムの安定稼働の維持に努めるとともに、セキュリティ強化に努めております。 (3)顧客情報の秘密保持について 当社グループは、サービスを提供する過程で、顧客の機密情報などを取り扱うことがあります。万が一、機密情報が外部に漏洩した場合には、損害賠償請求または社会的信用失墜等が生じ当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクをふまえ、当社グループはこれらの情報の重要性を認識して、従業員から「機密保持誓約書」を取得するとともに、業務委託先と機密情報保護に関する「機密保持契約」を締結しております。また、CAICAテクノロジーズは、「プライバシーマーク」認証取得企業として、従業員への教育及び監査を通じて社内啓蒙活動を行っています。 (4)暗号資産の運用について 当社及び当社子会社のカイカフィナンシャルホールディングスは、暗号資産の運用を行っております。暗号資産運用のリスクとしては、暗号資産の価格変動や、暗号資産市場の混乱等で暗号資産市場において取引ができなくなる、または通常より不利な取引を余儀なくされることによる損失リスクや、暗号資産のデリバティブ取引システムの障害、暗号資産交換所のシステムの障害及び破たん、サーバへの不正アクセスによる盗難等があります。万が一これらのリスクが顕在化した場合には、対応費用の増加、当社グループへの信用の低下等が発生する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)投融資について 当社グループでは、今後の事業拡大のために、国内外を問わず設備投資、子会社設立、合弁事業の展開、アライアンスを目的とした事業投資、M&A等を実施する場合があります。 当社グループといたしましては、投融資案件に対しリスク及び回収可能性を十分に事前評価し、投融資を行っておりますが、投融資先の事業の状況が当社グループに与える影響を確実に予想することは困難な場合があり、今後投資先の業績が悪化し、その純資産が著しく毀損、減少した場合に評価損が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクをふまえ、出資後は定期的なモニタリングを継続実施してまいります。 (6)知的財産権への対応について 当社グループにおいて、知的財産権の侵害等による損害賠償・差止請求等を受けた事実はありませんが、将来、顧客または第三者より損害賠償請求及び使用差し止め等の訴えを起こされた場合、あるいは特許権実施に関する対価の支払いが発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクをふまえ、当社グループは、顧客または第三者に対する知的財産権を侵害することがないように、細心の注意を払って事業活動を行っております。 (7)大規模災害等について 大規模な災害や重大な伝染病が発生した場合には、当社グループが提供するシステムやサービス、事業所及び従業員が被害を受ける可能性があり、その結果として、当社グループの社会的信用やブランドイメージが低下する恐れがある他、収入の減少や多額の修繕費用の支出を余儀なくされるなど、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクをふまえ、行政のガイドラインに準拠した事業継続のための体制整備や防災訓練を実施しております。 (8)訴訟等について 当社グループは、法令及び契約等の遵守に努めておりますが、事業活動を進めていく上で取引先等から訴訟を受ける可能性や、訴訟に至らないまでも紛争に発展して請求等を受ける可能性があります。そのような場合には、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社子会社の株式会社カイカフィナンシャルホールディングスは、株式会社クシムから、2025年10月17日、同社が株式会社ネクスデジタルグループ(旧商号:株式会社ZEDホールディングス)に対して有していた貸付債権を譲り受けましたが、株式会社クシムより、当該貸付債権の譲受けについて、株式会社カイカフィナンシャルホールディングスに共同不法行為が成立するものとして、他の被告らと連帯して損害を賠償することを求める訴訟が提起され、その損害賠償請求額は、1,033,935,471円であります。当社及び株式会社カイカフィナンシャルホールディングスといたしましては、株式会社クシムからの貸付債権の譲受けが、関係法令及び各社における適正な社内手続に則り、適法かつ適正に行われたものであると確信しておりますが、今後、株式会社クシムの主張及び請求内容を精査し、裁判を通じて当社の正当性を明らかにする所存です。なお、現時点では当社の業績に与える影響を見込むことは困難であり、当該訴訟の結果によっては、当社グループの事業及び経営成績並びにキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 (9) 仕掛品の減損リスク 当社子会社であるネクスでは、IoT製品に係る新製品開発等に伴い、開発費を仕掛品として計上しております。今後も新製品の開発を継続することにより、仕掛品残高が増加する可能性がありますが、当該製品が想定どおりに事業化されない場合や、市場環境、とりわけローカル5Gの普及動向が当初の想定どおりに進展しない場合には、仕掛品について減損損失を計上する必要が生じる可能性があります。このような場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,334字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 前連結会計年度(2023年11月1日~2024年10月31日)における数値については、2025年6月9日付で有価証券報告書の訂正報告書を提出しており、 過年度遡及修正における訂正後の数値を記載しております。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2024年11月1日~2025年10月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境や企業収益の改善等により緩やかな回復基調が続きました。一方で、物価上昇が個人消費に及ぼす影響や、米国の関税政策の不確実性による景気の下振れ懸念等、先行きは不透明な状況となっております。 当社グループが事業を展開するITサービス業界及び金融サービス業界は、企業の業務効率化へのニーズの高まりに加え、労働人口の減少に伴う人員不足を背景として、引き続きDX推進の重要性が増しています。当連結会計年度は、生成AIの業務活用拡大やクラウドサービスの高度化が進むなど、先端技術を活用したサービス需要は堅調に推移しており、ITサービス産業及び金融サービス産業の市場の拡大は今後も継続するものと見込まれます。 また、当連結会計年度に子会社化した株式会社ネクス(以下、「ネクス」といいます。)が事業を展開するIoT、M2M業界は、データを収集・分析して業務の効率化や管理の強化を図ることが求められる製造業、物流、交通、エネルギー、農業といった幅広い分野での需要が継続しています。 このような状況の下、当社グループは、ITサービス事業において利益率の向上を図るとともに、新規ビジネスであるDXソリューションのサービスを本格始動しました。 また、当社グループは、2023年10月期に実施した暗号資産関連事業を営む子会社の売却等、赤字が継続していた金融サービス事業から撤退し、安定的なキャッシュ・フローを生むグループ体制への移行を図っております。この一環として、2025年2月27日付で、連結子会社である株式会社カイカファイナンスを解散し、2025年5月23日付で清算結了しました。 さらに当社は、2025年2月3日付で株式会社クシム(以下、「クシム」といいます。)との資本業務提携を解消しました。加えて、当社の連結子会社である株式会社カイカフィナンシャルホールディングス(以下、「カイカFHD」といいます。)のクシムに対する貸付金の回収について、クシムの連結子会社である株式会社ネクスデジタルグループ(旧商号:株式会社ZEDホールディングス、以下「ネクスデジタルグループ」といいます。)の株式を取得することによる弁済(代物弁済)を受けるとともに、ネクスデジタルグループ株式をカイカFHDから株式会社ネクスグループに譲渡しました。 新たな事業展開としては、2025年10月16日付で株式会社ネクス(以下「ネクス」といいます。)を当社の連結子会社としました。ネクスが有するIoT機器、通信インフラ、エッジコンピューティングに関する高度な技術や実績と当社グループのブロックチェーン、AI及びセキュリティ等の先端技術を合わせ、第4次産業革命の重要技術をフルラインナップで備えることにより、分散型技術とリアルデバイスを融合した新たなサービスの創出や、社会全体のDXを加速する包括的なソリューションの提供の実現を目指してまいります。 なお、当連結会計年度においてネクスを連結子会社化したことにより、当連結会計年度より「IoT関連事業」を報告セグメントに加えております。ネクスの損益は、2026年10月期第1四半期から連結子会社として損益計算書に取り込み、当連結会計年度末は貸借対照表のみを連結に取り込んでおります。そのため以下の経営成績やセグメントごとの業績には記載しておりません。 当連結会計年度における売上高は5,195百万円(前連結会計年度比7.3%減)、営業利益は70百万円(前連結会計年度比38.4%減)、経常利益は76百万円(前連結会計年度比45.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は166百万円(前連結会計年度比444.4%増)となりました。 売上高は、ITサービス事業であるCAICAテクノロジーズにおいて、利益率向上を目的とした高単価案件の選別受注を継続的に行った影響により減少いたしました。 利益面につきましては、売上高の減少に伴い、営業利益、経常利益は減益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は子会社が保有する有価証券の一部売却に伴い、投資有価証券売却益を特別利益として815百万円計上した一方で、株式交換にて子会社化したネクスの取得時に発生するのれんの減損損失等を特別損失として711百万円計上いたしました。 セグメントごとの業績は以下のとおりであります。 1)ITサービス事業 金融機関向けのシステム開発分野は、銀行向け案件において想定していた大型案件の引き合い獲得に遅れが生じたものの売上高は前連結会計年度を上回って着地いたしました。証券及び保険向け案件は新規案件の獲得が不足し軟調でありました。 非金融向けシステム開発分野は、DXや業務効率化、セキュリティへの需要が底堅く推移いたしました。AI技術の浸透により顧客におけるIT要員の内製化が進んでおり、CAICAテクノロジーズにおいてもAI時代にマッチしたニーズへの対応を強化しております。 フィンテック関連のシステム開発分野は、DID/VC※技術など新たな受注を獲得いたしました。 ※DID/VCとは、分散型ID(DID: Decentralized Identifier)と検証可能な証明書(VC: Verifiable Credential)を組み合わせた、次世代のデジタル認証・証明技術です。ブロックチェーン技術などを活用し、個人が自分の情報を主体的に管理しながら、必要な情報だけを安全に他者へ提示できるようになります。 また、当連結会計年度より本格始動した、DXソリューションサービスは、コンサルティングの過程でハードウェア納品の遅れが生じた影響で、売上高の一部が2026年10月期に後ろ倒しとなったものの、概ね期初の想定どおりに伸長いたしました。DXソリューションサービスは、顧客のDX化の加速を目的とし、大規模エンタープライズ向けのDXソリューションを有する大手海外ベンダーと提携し、プロダクト販売、コンサルティング、設計、追加システム開発、導入サポート、保守・運用までをフルSIとして提供するサービスです。2025年7月には、各製品に関する情報を発信するランディングページ(LP)を新たに公開したことに加え、製品をご利用中のお客様を対象とした研修サービスを開始する等、販売強化に取り組んでおります。 これらの結果、ITサービス事業の売上高は、5,198百万円(前連結会計年度比6.8%減)、営業利益は609百万円(前連結会計年度比4.2%減)となりました。 2)金融サービス事業 暗号資産の投資・運用は、当連結会計年度においては、主要国の政策動向等を背景に暗号資産市場が調整局面となり、ビットコイン等の暗号資産の価格が下落した影響により低調でありました。当社グループとしては、暗号資産の高い価格変動リスクをふまえ、今後も市場動向を注視しつつ、適切なリスク管理のもとで慎重に投資・運用を進めてまいります。 カイカFHDが運営する審査制NFT販売所、Zaif INOの売上高は、NFTの販売高に応じた販売手数料を収益源としております。当連結会計年度は、読者と漫画家が共に出版を目指すNFT漫画プロジェクトにおいて、目標販売額を達成し、電子出版が正式成立いたしました。今後もNFTと親和性が高い分野でのサービスラインナップの拡充を図っております。また、カスタマーディベロップメントのサービスは、暗号資産や金融業界をはじめとした様々な業界に適応可能な顧客対応を行っており、高水準のカスタマーサポートチームを提供するほか、顧客との友好な関係構築を支援しています。 これらの結果、金融サービス事業の売上高は5百万円(前連結会計年度比86.7%減)、営業損失は117百万円(前連結会計年度は営業損失194百万円)となりました。 3)その他 その他につきましては、暗号資産コンテンツの提供を行うメディア事業で構成されており、売上高は-百万円(前連結会計年度は0百万円)、営業利益は-百万円(前連結会計年度は0百万円)となりました。 なお、当該事業は2025年2月で終了しました。 財政状態は、以下のとおりとなりました。 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会年度末に比べ1,862百万円増加し、4,287百万円となりました。当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ89百万円減少し、676百万円となりました。当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,951百万円増加し、3,611百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて59百万円減少し、639百万円となりました。 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、51百万円(前連結会計年度は282百万円の資金の増加)となりました。主な増加要因としては、税金等調整前当期純利益179百万円、減損損失705百万円などによるものであり、主な減少要因としては、投資有価証券売却益815百万円などによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の増加は、24百万円(前連結会計年度は386百万円の資金の減少)となりました。主な増加要因としては、投資有価証券の売却による収入200百万円などによるものであり、主な減少要因としては、投資有価証券の取得による支出189百万円などによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、170百万円(前連結会計年度は246百万円の資金の減少)となりました。主な減少要因としては、短期借入金の返済による支出169百万円などによるものであります。 (生産、受注及び販売の状況) (1) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   当連結会計年度(自 2024年11月1日 至 2025年10月31日) 金額   前年同期比(%) ITサービス事業   4,141,373   89.2 合計   4,141,373   89.2 (注) 「金融サービス事業」及び「その他」につきましては、生産活動を行っていないため記載を省略しております。 (2) 仕入実績 当社グループの仕入実績は、金額的重要性が乏しいため、記載を省略しております。 (3) 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   当連結会計年度(自 2024年11月1日 至 2025年10月31日) 受注金額   前年同期比(%)   受注残高   前年同期比(%) ITサービス事業   4,493,682   81.8   993,442   58.9 合計   4,493,682   81.8   993,442   58.9 (注) 「金融サービス事業」及び「その他」につきましては、受注生産形態をとっていないため記載を省略しております。 (4) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   当連結会計年度(自 2024年11月1日 至 2025年10月31日) 金額   前年同期比(%) ITサービス事業   5,194,246   93.3 金融サービス事業   1,284   3.5 合計   5,195,531   92.7 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次の通りであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 東京海上日動火災保険株式会社   626,149   11.2   615,710   11.9 日本アイ・ビー・エム株式会社   681,385   12.2   548,705   10.6 楽天グループ株式会社   857,089   15.3   543,549   10.5 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 当連結会計年度の経営成績の分析 ① 売上高、営業利益 当連結会計年度の売上高は5,195百万円となりました。売上原価は4,307百万円で、販売費及び一般管理費は817百万円となりました。この結果、営業利益は70百万円(前連結会計年度 営業利益115百万円)となりました。詳細につきましては「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。 ② 営業外収益(費用) 営業外収益は16百万円となりました。これは主に受取利息10百万円によるものであります。 営業外費用は11百万円となりました。これは主に投資事業組合運用損2百万円、支払和解金8百万円などによるものであります。 ③ 特別利益(損失) 特別利益は815百万円を計上しております。これは主に投資有価証券売却益815百万円によるものであります。 特別損失は711百万円を計上しております。これは主に減損損失705百万円によるものであります。 ④ 税金等調整前当期純利益 以上の結果、税金等調整前当期純利益は179百万円(前連結会計年度 税金等調整前当期純利益34百万円)となりました。 ⑤ 法人税、住民税及び事業税(法人税等調整額) 法人税、住民税及び事業税12百万円、法人税等調整額1百万円を計上しております。 ⑥ 親会社株主に帰属する当期純利益 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は166百万円(前連結会計年度 親会社株主に帰属する当期純利益30百万円)となりました。 (2) 当連結会計年度の財政状態の分析 ① 資産 流動資産は、2,975百万円(前連結会計年度比80.7%増)となりました。これは主に、仕掛品が638百万円、短期貸付金が615百万円増加したことなどによるものであります。 固定資産は、1,312百万円(前連結会計年度比68.5%増)となりました。これは主に、投資有価証券が524百万円増加したことなどによるものであります。 この結果、総資産は4,287百万円(前連結会計年度比76.8%増)となりました。 ② 負債 流動負債は、640百万円(前連結会計年度比13.1%減)となりました。これは主に、短期借入金が169百万円減少したことなどによるものであります。 固定負債は、35百万円(前連結会計年度比23.5%増)となりました。これは主に、繰延税金負債が7百万円増加したことなどによるものであります。 この結果、負債は676百万円(前連結会計年度比11.7%減)となりました。 ③ 純資産 純資産は、3,611百万円(前連結会計年度比117.6%増)となりました。これは主に、資本剰余金が1,455百万円増加したことなどによるものであります。 以上により、当連結会計年度末においては、自己資本比率が84.2%(前連結会計年度末68.4%)となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性についての分析 ① キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて59百万円減少し、639百万円となりました。 これは、営業活動の結果得られた資金が51百万円、投資活動の結果得られた資金が24百万円、財務活動の結果使用した資金が170百万円となったことによるものであります。詳細につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ② 資金需要 当社グループの運転資金需要の主なものは、ITサービス事業ではシステム開発開始から顧客による検収後現金回収までのプロジェクト関連経費の支払いにかかるものであります。その主なものは、システム開発にかかる労務費、外注費であります。 ③ 資金の財源及び資金の流動性 当社グループは現在、必要な運転資金、設備投資及び投融資資金については、営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本としておりますが、必要に応じて借入、増資、社債の発行といった資金調達方法の中から諸条件を総合的に勘案し、最も合理的な方法を選択して調達していく方針であります。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成状況 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 中長期的な会社の経営戦略」に記載のとおりであります。 当連結会計年度において、連結売上高は5,195百万円(前連結会計年度比7.3%減)となり、連結営業利益は70百万円となりました。中期経営計画の過程において目標とする経営指標のうち、連結売上高は1,850百万円、連結営業利益は248百万円下回りました。要因としては、ITサービス事業において利益率向上を目的とした高単価案件の選別受注を継続的に行ったこと、およびM&Aの検討が遅れていることが挙げられ、今後におきましては、DXソリューションサービスの販売強化、およびM&Aの実行により、各目標指標を上回ることができるよう取り組んでまいります。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成に際しては、連結決算日現在における財政状態並びに連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える見積り及び判断を行う必要があります。当社グループでは、過去の実績や状況等を総合的に判断した上で、合理的と考えられる見積り及び判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。また、特に重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。 当社の財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 2 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。また、特に重要なものについては、「第5 経理の状況 2 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。 (6) 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 (7) 戦略的現状と見通し及び今後の方針について 「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりです。

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開示資料

出典

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