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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

サンメッセ

Sun Messe Co.,Ltd.7883 · Standard · その他製品

商業印刷から出版・パッケージ印刷まで、トータルな印刷ソリューションを提供。さらにイベント事業も展開し、コミュニケーション支援を幅広く手がける。

概要

サンメッセは岐阜県大垣市に本社を置く総合印刷企業である。1935年に田中印刷所として創業し、1990年に現社名へ変更。連結従業員643名(2026年3月期)で、東京証券取引所スタンダード市場に上場する。主力は商業印刷、出版印刷、包装・パッケージ印刷、IPS(データ・プリント・サービス)などの印刷事業と、イベントの企画運営事業。2026年3月期の連結売上高は171億円、営業利益3億円。

印刷とイベントの二本柱で構成する事業セグメント

当社グループは印刷事業とイベント事業の2セグメントで構成される。印刷事業は商業印刷、出版印刷、包装・パッケージ印刷、コーポレート・コミュニケーション関連、情報コミュニケーション関連(WEB制作・動画・ARアプリ等)、IPS関連(印字・封入・封緘)、BPO関連(組み立て・仕分け・梱包・発送)、その他特殊印刷を扱う。イベント事業は各種イベントの企画・運営を手掛ける。2026年3月期のセグメント別売上高は印刷事業165億円、イベント事業6億円。印刷事業の内訳は商業印刷関連104億円、IPS関連23億円、包装・パッケージ印刷関連15億円であり、IPSが前年比23%増の成長領域となっている。

本社機能を岐阜と東京に分散する二本社制

本社は岐阜県大垣市久瀬川町にあり、2020年4月に東京本社(東京都江東区東陽3丁目)を設置し二本社制を採用した。これは主要顧客や情報集積地である東京での営業・企画機能を強化する狙いがある。販売拠点は名古屋支店、大阪支店、東京支店(赤坂営業所を統合)、新宿支店(2018年開設)、金沢支店(2024年開設)のほか、岐阜支店、愛岐営業所、三重営業所、滋賀営業所を配置。製造拠点は大垣市内の本社工場、中工場、東工場、西工場、本社第五工場があり、東工場は2004年に本社工場等へ統合された。生産拠点を一極集中させず、需要に応じて分散配置している。

グループ3社を擁する企業体制

連結子会社は3社。印刷事業では株式会社Sinc(2024年8月設立)とSun Messe (Thailand) Co.,Ltd.(2012年9月設立)が、イベント事業では日本イベント企画株式会社(1989年4月設立)がそれぞれ事業を担当する。Sun Messe Thailandは東南アジアでの印刷需要に対応し、2025年時点で連結業績に貢献している。株式会社Sincは新たに設立されたばかりであり、今後の事業拡大が期待される。日本イベント企画はイベントの企画・運営を専門に行い、印刷事業とのクロスセルも図っている。なお、かつて存在した株式会社日劇不動産や株式会社スイト会館は1990年の合併で消滅している。

品質と環境・情報セキュリティの認証取得

1999年に本社工場と中工場がISO9002(現ISO9001)を取得し、2000年には東工場と西工場も取得。2001年には全工場でISO14001を認証取得し、環境マネジメントを導入した。2003年にはプライバシーマークを取得し、個人情報保護に対応。2017年には本社第五工場がISO/IEC27001(ISMS)を取得し、情報セキュリティ管理を強化。2019年にはISO9001の認証を再取得している。これらの認証は、官公庁や金融機関などセキュリティ要求の高い顧客からの受注につながっている。

収益規模は横ばい、利益率の改善が課題

連結売上高は2013年3月期の143億円から緩やかに増加し、2023年3月期には171億円に達した。その後2024年3月期は166億円、2026年3月期(会社計画)は171億円と安定的に推移している。一方、営業利益は2023年3月期3億円、2024年3月期1億円、2026年3月期3億円と低水準。親会社株主に帰属する当期純利益は同期間3億円、3億円、5億円。営業利益率は2%前後であり、業界平均と比較しても高いとは言えない。経営計画では営業利益率の向上とROE改善を目標に掲げ、生産性向上とコスト削減を進めている。

業界の中での役割は総合印刷サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
171億円
営業利益
3億円
営業利益率
1.8%
純利益
5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
印刷事業165億円96.5%3億円1.8%
イベント事業6億円3.5%1億円16.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01印刷主力

企画、デザイン、製版、印刷、製本まで一貫した印刷サービスを提供。商業印刷(カタログ、パンフレット等)、出版印刷(書籍、社史等)、パッケージ印刷(パッケージ、包装紙等)を展開。近年はデジタルコンテンツ制作やBPO業務も手がける。

主な製品・サービス5
商業印刷物
会社案内、カタログ、ポスター、DM、パンフレットなどの商業印刷物。
出版印刷物
取扱説明書、社史、一般書籍などの出版印刷物。
パッケージ印刷物
パッケージ、包装紙、ショッピングバッグなどのパッケージ印刷物。
デジタルコンテンツ
WEBサイト、動画、ARアプリなどのデジタルコンテンツ制作。
BPOサービス
組み立て・セット・梱包・発送などの業務代行サービス。

02イベント準主力

各種イベントの企画・運営を子会社の日本イベント企画株式会社が担当。企業のプロモーションや展示会などのイベントを支援。

製品と技術

商業印刷と出版印刷:会社案内から書籍まで

商業印刷関連は売上高の約6割を占める主力分野。会社案内、入社案内、入学案内、社内報、製品カタログ、ポスター、カレンダー、ダイレクトメール、折込広告、パンフレット、証券、各種ビジネスフォーム、伝票、シール、ステッカー、ノベルティ、図書カード、プリペイドカード、CD-ROM・DVD-ROMタイトル、DPS(データ・プリント・サービス)、POD(プリントオンデマンド)を手掛ける。出版印刷関連では取扱説明書、社史、年史、記念誌、月刊誌、行政広報、一般書籍を扱う。これらの印刷物は、オフセット輪転機やデジタル印刷機を駆使して生産される。

包装・パッケージ印刷と特殊印刷

包装・パッケージ印刷関連の売上高は15億円(2026年3月期)。包装紙、ショッピングバッグ、宅配袋、ダンボールケースなどを製造する。また、特殊印刷関連として、特殊な印刷物や上記以外の製品・サービスも提供している。近年は環境配慮型の印刷技術を採用し、顧客のサステナビリティ要請に応えている。包装分野は食品・日用品メーカー向けが中心で、小ロット多品種にも対応可能な生産体制を整えている。

IPSとBPO:情報処理と物流支援の成長領域

IPS関連は売上高23億円(2026年3月期)で、前年比23%増の成長分野。印字、封入、封緘を行うデータ・プリント・サービス業務で、請求書や明細書の一括処理ニーズを取り込んでいる。BPO関連では、組み立て、セットなどの仕分け梱包発送業務を提供。これらのサービスは、印刷物の生産から発送までを一貫して請け負うことで、顧客の業務効率化に貢献している。IPSは大規模な特需があったため営業利益を押し上げた要因となった。

コーポレート・コミュニケーションとデジタルコンテンツ

コーポレート・コミュニケーション関連では、統合報告書、CSRレポート、サステナビリティ関連のコンサルティング業務を提供。企業の非財務情報開示を支援する。情報コミュニケーション関連では、WEBサイト、動画等のデジタルコンテンツ制作、ARアプリ開発、3DCG、デジタルサイネージを手掛ける。これらは「印刷を超えた総合コミュニケーション企業」への変革を象徴する領域であり、従来の印刷業の枠を超えたデジタルソリューションを提供している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

カレンダー・Pop印刷で中堅、利益率低迷

サンメッセはカレンダーや店頭販促用品の企画・製造・販売を行う中堅企業です。同業の浅香工業(工具)やドリームベッド(寝具)とは異なる分野ですが、いずれも成熟市場です。売上高は170億円前後で横ばい、営業利益率は0.6%(2025/3)と非常に低く、印刷業界全体の競争激化とデジタルシフトの影響を受けています。営業利益率は2026/3に1.75%まで改善見込みですが、依然低位です。

強み

  • カレンダーやPop広告で多様なデザインを提供し、顧客ニーズに対応。
  • 長年の取引による安定した顧客を有し、一定程度のリピート受注がある。
  • 印刷技術と生産体制により、小ロット・多品種の注文に対応可能。
  • 2026/3期の営業利益率は前期比改善見込みで、収益力回復の兆し。

課題

  • 営業利益率が1%前後と低く、事業基盤が脆弱。
  • カレンダーや印刷物の需要がデジタル媒体に代替されている。
  • 印刷業界全体の過当競争により、価格転嫁が難しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がサンメッセ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
17795KYORITSU112億円8.3倍
27841遠藤製作所102億円22.4倍
37963興研92億円10.6倍
47898ウッドワン91億円
57883サンメッセ71億円13.4倍
67872エステールホールディングス71億円138.7倍
77875竹田iPホールディングス70億円11.9倍
87938リーガルコーポレーション70億円26.9倍
97833アイフィスジャパン69億円11.2倍
107812クレステック69億円7.6倍
117980重松製作所61億円8.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

岐阜の印刷所として1935年に創業

1935年5月、田中印刷所を岐阜県大垣市寺内町に創業。当初は小規模な印刷業であった。第二次世界大戦後の1946年9月には大垣土地興行株式会社を設立し、1947年6月に合資会社田中印刷所を設立。1953年10月、大垣土地興行株式会社が合資会社田中印刷所を合併し、田中印刷興行株式会社に商号変更。この合併により、印刷事業と不動産事業を併せ持つ企業体となった。1956年7月には本社工場(東工場)を建設し、生産能力を拡大した。

商号変更と販売部門分離で事業を整理

1966年10月、田中印刷興業株式会社に商号変更。1968年7月には名古屋支店を開設し、販路を中部地区に拡大。1969年9月、田中工業株式会社に商号変更すると同時に、販売部門を分離して田中印刷興業株式会社を設立。製造と販売を切り離す分業体制を敷いた。同年12月には西工場(現中工場)を建設し、1971年11月には同工場に両面8色オフセット輪転印刷機を設置。多色高速印刷に対応することで、印刷の量産体制を整えた。1980年代には電算写植機(1981年)、トータルスキャナシステム(1984年)を導入し、印刷のデジタル化に対応した。

1989年の本社移転と1990年の合併・社名変更

1989年2月、本社工場を建設し、本社機構を大垣市久瀬川町に移転。同年4月には大阪支店を開設するとともに、日本イベント企画株式会社(現連結子会社)を設立し、イベント事業に参入。1990年4月、存続会社である田中工業株式会社が、田中印刷興業株式会社、株式会社日劇不動産、株式会社スイト会館を吸収合併し、商号をサンメッセ株式会社に変更。この合併により、印刷製造・販売・不動産管理を一元化し、企業グループの再編を完了した。

東京進出と株式公開、品質認証の取得

1994年11月、サンメッセTOKYOビルを建設し東京支店を東京都江東区東陽に移転。首都圏での営業基盤を強化した。1995年9月、日本証券業協会に株式を店頭登録。1998年7月には名古屋支店を移転。1999年から2000年にかけて全工場でISO9002を取得し、品質管理体制を確立。2001年にはISO14001を全工場で取得。2003年12月にはプライバシーマークを取得し、情報管理の信頼性を高めた。2004年8月には東工場を本社工場等へ移転統合し、生産効率を向上させた。

証券取引所の統合を経てスタンダード市場へ

2004年12月、日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。2010年4月、ジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現東京証券取引所JASDAQスタンダード)に上場。2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の合併により、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2022年4月の市場区分見直しにより、スタンダード市場に移行した。上場以来、財務情報の開示を継続している。

海外子会社設立と二本社制、新たな子会社を設立

2012年9月、Sun Messe (Thailand) Co.,Ltd.をタイに設立し、海外生産拠点を確保。2017年12月には本社第五工場がISO/IEC27001を取得し、情報セキュリティを強化。2018年5月に新宿支店を開設し、東京都内の営業網を拡充。2020年4月、東京本社を設置し、岐阜との二本社制を開始。2021年3月には岡崎営業所を名古屋支店に統合。2024年2月に金沢支店、同年8月には株式会社Sincを設立。同社は新たな連結子会社として、印刷事業のさらなる拡大を目指す。

年表46件を開く

1930年代

  • 1935年5月創業田中印刷所を岐阜県大垣市寺内町にて創業

1940年代

  • 1946年9月創業大垣土地興行株式会社を設立
  • 1947年6月創業合資会社田中印刷所を設立

1950年代

  • 1953年10月M&A大垣土地興行株式会社が合資会社田中印刷所を合併し、田中印刷興行株式会社に商号変更
  • 1956年7月本社工場(東工場)を建設

1960年代

  • 1966年10月商号変更田中印刷興業株式会社に商号変更
  • 1968年7月名古屋支店を開設
  • 1969年9月創業田中工業株式会社に商号変更、田中印刷興業株式会社を設立し販売部門を分離
  • 1969年12月田中工業株式会社西工場(現 中工場)を建設

1970年代

  • 1971年11月田中工業株式会社西工場(現 中工場)に両面8色オフセット輪転印刷機を設置
  • 1975年8月田中工業株式会社本社機構を岐阜県大垣市荒川町に移転

1980年代

  • 1980年1月田中印刷興業株式会社岐阜支店を開設
  • 1981年9月田中工業株式会社西工場(現 中工場)に電算写植機を設置
  • 1983年5月田中工業株式会社西工場を建設
  • 1984年10月田中工業株式会社本社工場(現 中工場)にトータルスキャナシステムを設置
  • 1985年9月田中印刷興業株式会社東京支店を開設
  • 1989年2月田中工業株式会社本社工場を建設、本社機構を岐阜県大垣市久瀬川町に移転
  • 1989年4月田中印刷興業株式会社大阪支店を開設、日本イベント企画株式会社(現 連結子会社)を設立

1990年代

  • 1990年4月M&A存続会社田中工業株式会社が田中印刷興業株式会社、株式会社日劇不動産、株式会社スイト会館を合併し、サンメッセ株式会社に商号変更
  • 1994年11月サンメッセTOKYOビルを建設、東京支店を東京都江東区東陽3丁目に移転
  • 1995年9月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1996年11月サンメッセ情報館を、高度情報化基地「ソフトピアジャパン」に建設
  • 1998年7月名古屋支店を移転
  • 1999年9月本社工場、中工場がISO9002(現 ISO9001 2000年版)を認証取得(注1)

2000年代

  • 2000年3月東工場、西工場がISO9002(現 ISO9001 2000年版)を認証取得(注1)
  • 2001年9月本社工場、中工場、東工場、西工場がISO14001を認証取得
  • 2002年7月愛岐支店(現 愛岐営業所)を開設
  • 2003年9月岡崎支店(岡崎営業所)を開設
  • 2003年11月赤坂支店(赤坂営業所)を開設
  • 2003年12月「プライバシーマーク」取得
  • 2004年8月M&A東工場を本社工場等へ移転統合
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年10月三重支店(現 三重営業所)を開設
  • 2006年7月滋賀支店(現 滋賀営業所)を開設

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場
  • 2011年4月M&A赤坂営業所を東京支店に移転統合
  • 2012年9月Sun Messe (Thailand) Co.,Ltd.(現 連結子会社)を設立
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2017年12月本社第五工場がISO/IEC27001(ISMS)を認証取得
  • 2018年5月新宿支店を開設
  • 2019年9月ISO9001の認証を再取得

2020年代

  • 2020年4月東京本社を設置し、岐阜(岐阜県大垣市)との二本社制実施
  • 2021年3月M&A岡崎営業所を名古屋支店に移転統合
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行
  • 2024年2月金沢支店を開設(注2)
  • 2024年8月株式会社Sinc(現 連結子会社)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    新経営ビジョン「Change -SX2035- 印刷を、超える。」の策定

    創業100周年の2035年をターゲットに、印刷を超えた総合コミュニケーション企業へ事業ドメインを再定義。コアの商業印刷を堅持しつつIPS(セキュア事業)・パッケージ等の成長領域へ経営資源を重点配分し、新たな収益の柱を確立する。

  2. 02

    第一次中期経営計画(FY2026-2028)の推進

    構造改革と事業推進を基本方針に、製造工程の数値化・可視化によるリードタイム削減や内製稼働率向上で高効率な収益モデルを確立。大都市圏でのリソース強化や高付加価値サービスへのシフト、印刷ワークフローの自動化により「稼ぐ力」を底上げ。

  3. 03

    事業ポートフォリオ確立と成長投資

    収益性の高いIPS分野や成長が見込まれるパッケージ分野へ重点的にリソースを投下。目的を持った業務・資本提携を戦略的に進め、将来性の高い事業領域を拡大。M&Aや戦略的提携のための投資枠を設定し機動的に配分。

  4. 04

    人的資本経営とDXの推進

    人材を資本と捉え、社内公募型サクセッションプランや新事業開発プロジェクトを通じた次世代リーダー育成、女性活躍推進を実施。MIS(経営情報システム)整備や営業見積・生産計画へのAI実装によりテクノロジーを競争力の源泉とする。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で643人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は557万円で、9期前と比べて+13.1%平均年齢は43.8歳、平均勤続年数は22.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月736
2018年3月730
2019年3月49341.220.2715
2020年3月49341.820.5718
2021年3月48341.920.6707
2022年3月49842.520.9701
2023年3月52542.520.8690
2024年3月52143.121.4682
2025年3月53543.521.866415
2026年3月55743.822.264347

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)54.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 2 / 海外 1、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社工場 — 岐阜県大垣市4,383百万円
印刷事業
その他577百万円
印刷事業
名古屋支店 — 名古屋市中区516百万円
印刷事業
岐阜支店 — 岐阜県岐阜市364百万円
印刷事業
厚生施設288百万円
印刷事業
本社 — 岐阜県大垣市273百万円
印刷事業
東京支店 — 東京都江東区261百万円
印刷事業
西工場 — 岐阜県大垣市202百万円
印刷事業
サンメッセ ソフトピアビル — 岐阜県大垣市155百万円
印刷事業
中工場 — 岐阜県大垣市60百万円
印刷事業
ほか14件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    日本イベント企画株式会社
    岐阜県大垣市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Sinc
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Sun Messe(Thailand)Co.,Ltd.
    タイ王国バンコク · 連結子会社
    議決権72.6%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    新聞折込ちらし作成等業務(単価契約)
    財務省 · 2016-04-14
    4,316万円
  • 調達
    新聞折込ちらし作成等業務(単価契約)
    財務省 · 2019-04-05
    4,135万円
  • 調達
    新聞折込ちらし作成等業務(単価契約)
    財務省 · 2024-03-18
    2,558万円
  • 調達
    新聞折込ちらし作成等業務(単価契約)
    財務省 · 2022-03-30
    2,338万円
  • 調達
    労働者災害補償保険診療費等の支払振込通知書等に係る印書、封入・封緘及び発送業務
    厚生労働省 · 2024-12-24
    2,199万円
  • 調達
    検察審査員候補者に対する通知書等の印刷及び発送業務
    最高裁判所 · 2022-06-13
    791万円
  • 調達
    検察審査員候補者に対する通知書等の印刷及び発送業務
    最高裁判所 · 2026-06-01
    762万円
  • 調達
    「平成29年度版租税教育用補助教材」の刷成
    国税庁 · 2017-03-16
    464万円
  • 調達
    封筒作成用リーフレットの刷成
    国税庁 · 2015-09-28
    397万円
  • 調達
    封筒作成用リーフレットの刷成
    国税庁 · 2016-09-27
    389万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は171億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.3%、利益が+200.0%。

売上高
+4.3%
171億円
営業利益
+200.0%
3億円
純利益
+66.7%
5億円
営業利益率
1.8%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高172億円171億円
営業利益2億円3億円
純利益2億円5億円
1株あたり配当¥9¥9

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は44億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+4.8%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q451
2024年1Q4212.41
2024年2Q3800.00
2024年3Q4300.01
2024年4Q431
2025年2Q8011.31
2025年4Q8400.02
2026年2Q8211.21
2026年4Q8922.24
2027年1Q4424.52

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は143億円から171億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は1.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月14311
2014年3月1523−3
2015年3月15400
2016年3月15732
2017年3月15532
新宿支店を開設
2018年3月15121
2019年3月15322
2020年3月16232
岡崎営業所を名古屋支店に移転統合
2021年3月14943
2022年3月16663
2023年3月17143
金沢支店を開設(注2)
2024年3月16643
2025年3月164140.63
2026年3月171351.85

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高171億円のうち、営業利益として残るのは3億円1.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の2.9%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.8%133億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.5%35億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.8%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.8pt
1.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.3pt
2.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.8pt
3.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは9億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は29億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月10−6−4414
2014年3月10−5−2517
2015年3月9−2−3721
2016年3月9−5−1424
2017年3月10−4−1630
2018年3月9−8−2129
2019年3月10−5−10524
2020年3月10−7−1325
2021年3月5−7−1−222
2022年3月9−16−3−712
2023年3月12−5−1718
2024年3月10−2−2824
2025年3月10−9−2123
2026年3月90−4929

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は226億円。このうち返さなくてよい自己資本が142億円で、自己資本比率は62.4%(業種中央値59.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1751037258.7
2014年3月1751007556.7
2015年3月1811018055.6
2016年3月181988354.1
2017年3月1871028554.5
2018年3月1881058355.6
2019年3月186988852.5
2020年3月188989051.9
2021年3月1911068555.1
2022年3月1931078655.2
2023年3月1961108655.8
2024年3月2051218458.6
2025年3月1971197860.0
2026年3月2261428462.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
36億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
89億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
84億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
74
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率104社中43位あたり、逆に低いのは営業利益率104社中83位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.6%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.8%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.4%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.3%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥400で、1年前と比べて+18.2%過去52週の値幅のなかでは83%の位置にある。

¥400-0.5%1ヶ月-1.2%1年+18.2%時価総額71億円
過去52週の値幅
安値¥342高値¥412

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.4倍
PER (会社予想)25.7倍
PBR0.34倍
配当利回り2.25%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 13.1倍は業界平均18.0倍を下回り、PBR 0.43倍は平均1.35倍を大きく下回る。配当利回り2.28%は平均2.09%を上回るが、ROE 3.6%と低く収益性課題。売上高は横ばいで成長性に乏しい。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.4倍18.4倍
PER (予想)25.7倍
PBR0.34倍1.38倍
ROE3.6%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり9で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.25%。

年間配当
¥9
1株あたり
配当利回り
2.25%
いまの株価に対して
配当性向
33.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月649.5
2018年3月60.084.6
2019年3月60.078.8
2020年3月60.058.7
2021年3月60.040.2
2022年3月716.756.5
2023年3月70.044.2
2024年3月814.353.1
2025年3月912.542.4
2026年3月90.033.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥9

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ14,000人。区分でいちばん多いのは個人・その他77.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が21.2%を占め、残る78.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他74.574.975.476.276.677.2
自己株式13.113.113.113.113.112.8
事業法人14.914.714.414.114.012.8
金融機関10.410.310.09.59.28.3
外国法人0.00.00.00.10.01.3
証券会社0.10.10.10.10.10.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社大垣共立銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.33
02サンメッセ従業員持株会3.24
03田中 義一2.83
04田中 良幸2.73
05田中 尚一郎2.40
06田中 勝英2.27
07田中 芙美子2.09
08花林 雅子1.93
09株式会社十六銀行1.91
10田中 信康1.87

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+770%、1株純資産は14期で+52%。直近期のROEは3.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月35970.696.8175.4
2014年3月−19578−3.2
2015年3月15840.2398.3
2016年3月95691.545.2107.5
2017年3月135932.234.749.5
2018年3月86091.454.284.6
2019年3月116331.738.378.8
2020年3月126341.930.158.7
2021年3月206853.019.640.2
2022年3月176872.520.956.5
2023年3月217043.016.944.2
2024年3月177772.222.653.1
2025年3月217632.817.442.4
2026年3月309073.612.233.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額119百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
田中尚一郎代表取締役 会長 会長執行役員62
田中信康代表取締役 社長 社長執行役員60
伊東覚取締役 専務執行役員 IPS本部管掌66
由良直之取締役 常務執行役員 管理本部長兼 総務部長64
衣斐輝臣取締役 執行役員 品質保証室長65
平野高光取締役 執行役員 営業本部長60
植田浩暢取締役 執行役員 製造本部長56
竹林啓路取締役(監査等委員) (常勤)67
石岡秀夫取締役(監査等委員)78
澁谷英司取締役(監査等委員)69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)88915210613
社外取締役27074
取締役(社内)26063

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容855字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社3社により構成されており、企画、デザイン、製版、印刷、製本及びこれらに関連する付帯事業を中心とした印刷事業並びにイベント事業を主たる事業の内容としております。 当社グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであり、印刷事業については当社及び株式会社Sinc並びにSun Messe(Thailand)Co.,Ltd.が、イベント事業については日本イベント企画株式会社が営んでおります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 区分   主要品目及び事業内容 印刷事業   商業印刷関連   会社案内、入社案内、入学案内、社内報、新聞、製品カタログ、ポスター、カレンダー、ダイレクトメール、折込広告、パンフレット、証券、各種ビジネスフォーム、伝票、シール、ステッカー、ノベルティ、図書カード、プリペイドカード、CD-ROM・DVD-ROM各種タイトル、DPS(データ・プリント・サービス)、POD(プリントオンデマンド) 出版印刷関連   取扱説明書、社史、年史、記念誌、月刊誌、行政広報、一般書籍 包装・パッケージ印刷関連   パッケージ、包装紙、ショッピングバッグ、宅配袋、ダンボールケース コーポレート・コミュニケーション関連   統合報告書、CSRレポート、各種コーポレート・ツール、サステナビリティ関連等のコンサルティング業務 情報コミュニケーション関連   WEBサイト、動画等のデジタルコンテンツ制作、ARアプリ開発、3DCG、デジタルサイネージ IPS関連   印字、封入、封緘を行うデータ・プリント・サービス業務 BPO関連   組み立て、セットなどの仕分け梱包発送業務 その他特殊印刷関連   特殊な印刷物や上記印刷物以外の製品・サービスの提供 イベント事業   各種イベントの企画、運営 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題5,345字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、常にお客さまを第一に考え、印刷を核に、持続的に発展し、社会に貢献することを経営理念として掲げ、さらに以下の3つの経営基本方針によって当社が目指すべき姿を明確にしております。 ① 技術革新 印刷業界は日進月歩で技術が進化を続けています。サンメッセでも、その波に乗り遅れることなく、常に新しい技術を開発し、または設備を導入し、最先端の技術革新を続けてきました。これからも、最先端の情報に敏感に、常に新しい技術革新に挑戦していきます。 ② 法令順守 サンメッセでは、法令はもちろん各種規則や社会的規範などを守り、常に公正な企業活動を行うことを基本としています。社内には「監査室(内部統制)」や「コンプライアンス委員会」「リスク管理委員会」などを設け、コンプライアンスに対する社員の意識向上を維持しています。 ③ 環境保護 サンメッセでは、社会の一翼を担う企業として、「サンメッセ環境宣言」を発して、印刷を核とした環境保全に努めています。個々の環境にやさしい印刷技術を採用してお客さまに提供している他、社内でも社員一丸となって環境活動を実施しています。 (2) 目標とする経営指標 当社は、生産性の向上と経費削減を推進することにより営業利益率を高め、自己資本当期純利益率(ROE)を向上することを目標とし、企業価値の増大に努めていく所存であります。 (3) 経営環境及び対処すべき課題 今後の見通しにつきましては、世界経済は、各国の金融政策や通商政策の動向、中国をはじめとする主要国の景気動向、並びにイラン情勢を含む中東地域の緊迫化等に伴う地政学的リスクやエネルギー需給の変動等の影響により、先行き不透明な状況が続くものと思われます。また、我が国経済においても、物価上昇が個人消費に与える影響に加え、人件費・物流費等のコスト上昇や人手不足による供給制約、円相場及び資源価格の変動等が企業収益や設備投資の下押し要因となることが懸念されます。さらに、印刷業界においても、原材料調達への不安が出始めている状況です。 当社グループにおきましては、2026年度においても、VUCAの時代を生き抜き、10年後の創業100周年を目指すべく、90周年を契機に制定したコーポレート・パーパス『対話(コミュニケーション)と技術力で、“感動をデザイン”する。』を掲げ、サステナビリティ経営を基軸として持続的成長を図り、当社新ビジョンである「印刷を、超えた『総合コミュニケーション企業』へ」の実現に向け、具体的な取り組みを継続して推し進めてまいります。 ① 新たな経営理念体系を策定 当社は2025年、創業90周年を機に、2035年の100周年に向け、さらにその先の未来においても、全社員が想いを一つにできるよう、当社のDNAであり経営の根幹である社是・経営理念の一部改訂を行い、当社初のコーポレート・パーパスを策定いたしました。さらにパーパスの実現に向けて、グループ全体で共有すべき価値観としてのミッション(使命)、ビジョン(ありたい姿)、バリューズ(価値観)を同時に制定しました。 当社初となるコーポレート・パーパスは、創業以来、当社が重視してきた「お客さまを大切にする姿勢」と、総合印刷企業としての「ものづくりへのこだわり」によって、お客さま・地域社会をはじめとするあらゆるステークホルダーに対して「感動」という価値を創出するという当社グループの強い想いを示したものです。当社は新たな経営理念体系をもとに、2035年のありたい姿として掲げる、「印刷を、超えた『総合コミュニケーション企業』」の実現に向けた変革に挑戦してまいります。 ② 当社を取り巻く環境 現在の印刷業界は、デジタルシフトの進展による情報伝達手段の多様化や、ペーパーレス化の加速により、市場構造が劇的に変化しています。加えて、世界的な原材料・エネルギー価格の高騰や、脱炭素社会に向けた環境負荷低減への要請が一段と強まっております。このような先行きの不透明感が増すなか、労働力不足への対応や生産プロセスのDX化など、事業継続における効率性と持続可能性の両立が不可欠な状況にあります。 ③ 新経営ビジョン(中長期経営計画)「Change -SX2035- 印刷を、超える。」 このような環境変化に対応すべく、当社は創業100周年にあたる2035年をターゲットにした新経営ビジョン(中長期経営計画)「Change -SX2035- 印刷を、超える。」を策定いたしました。 新経営ビジョン(中長期経営計画)の基本方針として「印刷を、超えた『総合コミュニケーション企業』」を掲げ、①事業ポートフォリオの確立、②成長領域の安定成長と高収益体質への転換、③多様な人材の尊重とイノベーションを生む自律型組織の実現に向けて取り組みます。コア事業である商業印刷を堅持しつつ、IPS(セキュア事業)、パッケージといった成長領域へ経営資源を重点配分し、2035年までに「印刷を超えた領域」での収益の柱を確立します。従来の印刷業の枠を超え、新たな顧客価値を創造する『総合コミュニケーション企業』へと、事業ドメインを再定義し、持続可能な成長軌道を描いてまいります。 ④ 第一次中期経営計画(FY2026-FY2028)における重点施策 このビジョン実現に向けた基盤づくりとなる第一次中期経営計画では「構造改革」と「会社変革に向けた事業推進」を基本方針に、以下の重点施策に取り組みます。 (1) 利益創出 製造工程の徹底した数値化・可視化を推進し、生産リードタイムの削減を目指します。内製稼働率を高める受注活動に注力することにより、限界利益を重視した高効率な収益モデルを確立します。これにより製造工程における固定費比率を圧縮し、資産回転率を高めることで収益性を向上させます。 (2) 稼ぐ会社への体質改善 市場成長率の高い大都市圏(東京・名古屋・大阪)でのリソースを強化し、各商圏におけるシェア拡大を図ります。同時に、単なる物品の提供から、お客さまのビジネスに深く入り込む高付加価値なサービスの提供へとシフトし「稼ぐ力」を底上げします。また、原価低減を実現する印刷ワークフローの自動化にも取り組み、製造工程における利益確保を抜本的に変える基盤構築に取り組みます。 (3) 事業ポートフォリオ確立に向けた基盤づくり 収益性の高いIPS分野、持続的な成長が見込まれるパッケージ分野など、成長市場に対するリソースの投下を重点的に行います。また同時に目的を持った業務提携、資本提携を戦略的に進め、将来性や収益性の高い事業領域の拡大も推進します。 ⑤ コーポレート機能の基盤構築 新経営ビジョン「Change -SX2035- 印刷を、超える。」の実現に向け、変革を支える経営基盤の構築を優先課題の一つとして掲げています。特に「人的資本」と「DX」については、重点的に施策を推進することで、持続的な企業価値の向上を図ります。 当社では人材を「資本」と捉え、個々の成長を将来的な事業成果へとつなげる「人的資本経営」を推進しています。90周年事業では、社内公募型のサクセッションプランを実施し、次世代のリーダー層に対して経営スキルの習得機会を提供しました。さらに本プログラムより選抜したメンバーが、新たな企業理念体系や新経営ビジョン(中長期経営計画)の策定プロセスに参画。次世代の感性を戦略へと昇華させると同時に、未来の経営を自らデザインするオーナーシップの醸成を図りました。また新事業開発プロジェクトにおいても、社内選考を通過した女性チームによる新規事業の立ち上げ準備が着実に進んでいます。当社では引き続き、多様な人材が能力を最大限に発揮するための教育機会の提供をはじめ、人事評価制度の改定やウェルビーイング向上に資する取り組みを積極的に推進します。 またDX分野においては、新たなMIS(経営情報システム)の整備を進め、経営指標のリアルタイムな可視化による、迅速な経営判断を行うための基盤を整備します。営業見積や生産計画など、実務レベルでのAI実装を推進し、自動化によって創出したリソースを高付加価値業務へとシフトすることで、テクノロジーを「競争力の源泉」として活用してまいります。 ⑥ 資本政策 持続的な企業価値の向上と資本効率の改善を重視した資本政策を推進するため、当社は財務健全性の維持を前提としつつ、既存事業で創出したキャッシュを成長領域へ優先的に再投資し、あわせて適切な株主還元を実施することで、最適な資本構成を追求してまいります。 まず、中長期的な収益基盤の拡大を図るための施策として「戦略的な投資枠」を設定いたします。この投資枠は、成長事業や成長市場における設備投資やコーポレート機能の高度化を目的とするシステム開発に加え、事業競争力をさらに強化するためのM&Aや戦略的提携へと機動的に配分してまいります。大型の戦略投資が必要となった場合には、財務健全性を十分に勘案したうえで、手元流動性の活用のみならず有利子負債の機動的な活用も検討し、資本コストを意識した最適な資金調達を行います。 また、資本効率(ROE)の向上を意識し、政策保有株式の継続的な縮減を進め、そこで得られた資金を成長投資や株主還元に充当することで、バランスシートの最適化を図ります。事業成長に伴う利益成長に応じ、安定的な配当の維持・継続を基本としつつ、配当性向を意識した還元に努め、経営の重要課題として株主への利益還元に取り組んでまいります。 ⑦ サステナビリティ経営の推進 当社は、2025年5月に創業90周年を迎えたことを機に、2035年に向けた100年企業を目指し、さらにその先の未来を見据えたコーポレート・パーパス「対話(コミュニケーション)と技術力で、“感動をデザイン”する。」を新たに制定し、これを実現するためのミッション・ビジョン・バリューズを併せて策定しました。 当社は、岐阜県下の上場企業で真っ先にSDGs宣言を発し、17のゴールのうち7つを貢献すべき課題として特定しています。その行動の軸となるのが、サンメッセ社会価値共創事業モデル「SSI-G(SunMesse Social Impact Gifu)」です。当社が運営するSDGs共創プラットフォーム「Re:touch(リ:タッチ)」を中心に、文化、教育、リジェネレーション(再生)、環境、DXの5つのフィールドで、産官学やNPO/NGOなど数多くのパートナーシップを創出し、岐阜県内における独自のポジション構築に努めています。また新たな取り組みとして、岐阜県を中心とした地域金融機関と連携し、中小企業を含めた地域企業のサステナビリティ経営を加速させる協働モデルの構築を進めています。 喫緊の課題である気候変動対策については、2022年6月に当社としてのカーボンニュートラル宣言を公表し、2050年カーボンニュートラルを実現すべく、現状の温室効果ガス排出量と長期目標とのギャップを精緻に把握したうえで、削減ロードマップの再構築に取り組んでいます。 併せて、SBT(Science Based Targets)認定の取得を目指し、科学的根拠に基づく削減目標の設定に向けた検討を進めています。引き続きCDP※1への自主回答、TCFD※2提言、経済産業省が推進するGXリーグ※3にも参加し、脱炭素に向けた包括的な取り組みを進めてまいります。人的資本に関する取り組みとしては、2023年に取得した女性活躍推進法に基づく「えるぼし認定(3つ星)」に加え、2026年3月には「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」に認定されました。また、岐阜市が推進するWORK! DIVERSITYに係る「雇用施策検討会議」に当社代表取締役社長が発起人として参画し、就労困難者の雇用拡大に向けた提言書を岐阜市長へ提出するなど、誰もが自分らしく働ける社会の実現に向けた取り組みを「岐阜モデル」として推進しています。 その他ESG課題についても、国際的な評価機関からの評価も受けつつ取り組みを継続的に見直し、あらゆるステークホルダーとの共創による、サステナビリティ経営推進の仕組みづくりに積極的に取り組んでいます。 これらの活動を通じて、100周年、さらにその先においても、社会に選ばれる企業であり続けられるよう邁進してまいります。 ※1 Carbon Disclosure Project ※2 気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures) ※3 経済産業省が公表した「GXリーグ基本構想」に基づき設置され、持続可能な成長実現を目指す企業が、様々な企業群や官公庁、大学などと一体となり、経済社会システムの変革や新たな市場を作るための実践を行う場
事業等のリスク3,692字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、当該リスク発生の回避及び発生した場合の対応に努めております。 ただし、記載された事項以外にも予見することが困難なリスクが存在し、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、文中の将来に関する記載は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業を取り巻く経済環境及び需要動向に関するリスク 当社グループの主力事業である印刷事業は、開発・生産・流通・販売・調達などの事業活動をベースとして展開しており、当社グループの業績及び財政状態は、事業活動を行ううえで経済環境や需要動向の変化により、様々な形で影響を受けております。ペーパーレス化の進行などの市場環境変化の中で、新たな事業領域において売上を拡大することができず、価格競争力向上のための原価削減施策が不十分であった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 法律・規制・著作権に関するリスク 当社グループは、事業活動を行ううえで、投資、環境保護、個人情報保護など、関連する法律や規制の適用を受けております。当社グループの事業活動に影響を及ぼすものとして、例えば、インキ溶剤に関する表示制度・規制や化学物質規制などが制定・導入されております。したがって、将来においても、新たな法律や規制により、事業活動の制約やコストの上昇など当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 事業活動中断のリスク ① 災害、戦争・テロ・暴動、社会的・政治的混乱など 当社グループは、開発・生産・流通・販売・調達などの事業活動をベースとして展開しており、様々な地域における大規模な地震や風水害などの自然災害や、戦争・テロ・暴動、ボイコット、感染症、エネルギー供給障害、交通障害を含む社会的・政治的混乱などのリスクにさらされています。さらに、政治的・経済的条件の急激かつ大幅な変動などの要因により、当社グループの事業活動の継続に支障をきたす可能性があり、その結果、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの事業活動の中核として重要な拠点が多数所在している国内における地震災害リスクに対しては、当社グループは耐震診断の結果に基づき優先順位をつけて耐震補強工事を進めております。さらに、地震災害が発生した場合の迅速な初期対応の推進及び業務を早期に復旧継続させることを目的とした事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)の策定など、具体的に進めております。しかしながら、実際に地震災害が発生した場合には、操業の中断・縮小、施設等の損害、多額の復旧費用などにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 情報システム障害、情報セキュリティ管理 当社グループの事業活動における情報システムの重要性は非常に高まっており、セキュリティの高度化などシステムやデータの保護に努めておりますが、それにもかかわらず、災害やサイバー攻撃など外的要因や人為的要因などにより情報システムに障害が生じた場合、重要な業務やサービスの停止、機密情報・データや個人情報の盗取や漏洩などのインシデントを引き起こし、事業活動の継続に支障をきたす可能性があります。 また、当社はプライバシーマークの認定や情報セキュリティマネジメントシステム(ISO27001)の認証を取得し、個人情報や機密情報の管理に十分留意しておりますが、今後、不測の事態により、万一情報の流失による問題が発生した場合には、当社グループのイメージや社会的信用の低下、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ ストライキ 当社グループは、円滑な労使関係の構築に努めておりますが、労使間の交渉が不調に終わり、長期間に及ぶストライキなどが発生した場合、事業活動の継続に支障をきたす可能性があり、その結果、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 気候変動に関するリスク 当社グループは、気候変動に伴い、台風の大型化、洪水や渇水の発生頻度の増加による事業活動中断のリスク、降雨パターンの変化に伴う原材料調達に関するリスクがあります。また、当社グループの生産拠点におけるCO2排出量の削減、印刷を中心とした販促ツールにおける環境負荷低減などの製品開発などに努めておりますが、国内外において気候変動対策のための制度・規制の導入が進んだ場合、事業活動の制約やコストの上昇など、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 競争激化に関するリスク 当社グループは、事業を展開する市場において多数の企業と競合しているため、価格競争が激化し受注価格の低下が発生しております。このような事業環境に対し、当社グループは、原価の低減や効率性の追求、顧客や市場への新しい付加価値の高い製品の開発と提案などによる内部努力を継続しておりますが、それらの努力で価格低下を吸収できない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 製品の欠陥に関するリスク 当社グループは、製造業者として製品の品質に万全を期すことに努めております。製品品質の確保、品質に関する早期警報システムの構築など、品質保証体制の充実に努めておりますが、予測できない原因により製品に欠陥が生じた場合は、回収費用、社会的な信用の毀損、顧客への補償や訴訟費用・賠償費用などにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 知的財産侵害に関するリスク 当社グループでは、知的財産を企業の競争力を高めるための重要な経営資源と位置づけ、第三者の知的財産権に対する侵害の予防及び保有している多数の知的財産権の保護に努めております。それにもかかわらず、当社グループの認識又は見解との相違から、第三者から知的財産権を侵害したとして訴訟を受け、当社グループとして損害賠償などが必要になった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 印刷用紙の価格変動に関するリスク 当社グループの製品の主要材料のほとんどは印刷用紙が占めております。その印刷用紙の価格は市況により変動いたします。急激な市況の変化による仕入価格の上昇により、販売価格に転嫁するまでにタイムラグが生じたり、完全に販売価格に転嫁できない場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 原材料調達に関するリスク 当社グループは、事業に使用する印刷用紙、インキ等の原材料を外部メーカーから調達しております。事業活動の維持のためには、十分な量の原材料を適正な価格で調達することが重要ですが、中東情勢の不安定化も含め、外部メーカーからの供給量の大幅な不足や納期の遅延などが発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 売上債権回収に関するリスク 当社グループは与信管理の強化に努めておりますが、得意先の倒産などによる貸倒れが生じた場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 設備投資に関するリスク 当社グループは、営業キャッシュ・フロー、銀行融資等により必要資金をまかない設備投資を行っておりますが、市場環境の変化により投資回収期間が長期化したり、過大な償却費負担が業績を圧迫するなど、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 有価証券投資に関するリスク 当連結会計年度末において当社グループが保有している投資有価証券の合計は68億90百万円であり、大半は時価のある株式です。従いまして、株式相場の変動によっては、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 感染症発生及び拡大に関する影響について 当社グループは、感染症の発生及び拡大に際して、顧客、取引先及び従業員の安全を第一に、感染拡大の影響には十分な注意を払いながら、生産・営業活動に努め、影響を最小限となるよう取り組んでまいりますが、事業を展開している地域や当社営業所・工場において感染者が発生し営業継続に支障をきたした場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、政府や自治体により発令された緊急事態宣言等による経済活動の縮小により、各種印刷物の受注やイベントの開催等が減少するなど、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,165字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や賃上げの広がりを背景に、内需を中心とした緩やかな回復基調が続きました。一方で、物価上昇の影響が家計の実質購買力や消費マインドの重石となり、加えて円相場の変動や資源・原材料価格の高止まり、人手不足に伴う人件費・物流費の上昇等が企業活動の負担となりました。また、各国の通商政策の動向に加え、イラン情勢を含む中東地域の緊迫化等に伴う地政学的リスクの長期化やエネルギー需給の変動などを背景に、先行きは不確実性の高い状況が続くものと想定されます。 印刷業界におきましては、かねてからの情報媒体のデジタルシフトによるペーパーメディア需要の減少がさらに進み、競争激化のなかで人件費・物流費等の上昇分を価格転嫁しにくい状況や、人手不足に伴う生産体制の見直し等、厳しい環境が続いております。 このような環境下にあって、当社グループは、2025年に創業90周年を迎え、また、6月の代表者交代を契機に、VUCAの時代を生き抜き、10年後の創業100周年を目指すべく、当社グループのDNAであり経営の根幹である経営理念・社是を改訂するとともに、初のコーポレート・パーパスを『対話(コミュニケーション)と技術力で、“感動をデザイン”する。』と制定しました。これからも、経済的価値と社会的価値の両輪を大切に、サステナビリティ経営を基軸として持続的成長を図り、当社新ビジョンである『印刷を、超えた「総合コミュニケーション企業」へ』の実現に向け、具体的な取り組みを継続して推し進めてまいります。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は171億30百万円(前年同期比4.2%増)、営業利益は3億24百万円(前年同期比140.4%増)、経常利益は5億43百万円(前年同期比55.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億60百万円(前年同期比38.7%増)となりました。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 (印刷事業) 印刷事業につきましては、主に商業印刷関連の売上高は103億86百万円(前年同期比2.9%減)、IPS関連の売上高は22億86百万円(前年同期比23.2%増)、包装・パッケージ印刷関連の売上高は14億88百万円(前年同期比4.3%減)で、合計売上高は165億22百万円(前年同期比3.5%増)となりました。また、営業利益は収益性の高いIPS関連の大型特需があったこと等の影響により2億58百万円(前年同期比109.5%増)となりました。 (イベント事業) イベント事業につきましては、大型受注があったこと等の影響により、売上高は6億8百万円(前年同期比28.0%増)となり、営業利益は62百万円(前年同期比502.7%増)となりました。 財政状態につきましては、次のとおりであります。 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末と比べて7億76百万円増加して82億65百万円となりました。これは、受取手形が2億59百万円減少しましたが、現金及び預金が5億72百万円、電子記録債権が1億50百万円、売掛金が2億21百万円それぞれ増加したこと等が主な要因であります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末と比べて20億95百万円増加して143億18百万円となりました。これは、建物及び構築物が1億27百万円、機械装置及び運搬具が2億57百万円、繰延税金資産が2億48百万円それぞれ減少しましたが、投資有価証券が26億89百万円増加したこと等が主な要因であります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末と比べて3億2百万円増加して52億75百万円となりました。これは、短期借入金が1億円減少しましたが、固定資産解体費用引当金66百万円を計上すると共に、支払手形及び買掛金が76百万円、電子記録債務が78百万円、未払法人税等が1億33百万円それぞれ増加したこと等が主な要因であります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債は、前連結会計年度末と比べて3億19百万円増加して31億20百万円となりました。これは、役員退職慰労引当金が2億39百万円、退職給付に係る負債が1億64百万円それぞれ減少しましたが、繰延税金負債が6億33百万円増加したこと等が主な要因であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末と比べて22億49百万円増加して141億88百万円となりました。これは、利益剰余金が2億88百万円、その他有価証券評価差額金が18億78百万円それぞれ増加したこと等が主な要因であります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、28億62百万円となり、前連結会計年度末より5億41百万円増加いたしました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は9億39百万円(前年同期は10億8百万円の収入)となりました。増加の主な要因といたしましては、税金等調整前当期純利益6億94百万円、減価償却費6億56百万円、減損損失1億51百万円、仕入債務の増加額1億54百万円等であり、減少の主な要因といたしましては、投資有価証券売却益3億64百万円、売上債権及び契約資産の増加額1億12百万円、役員退職慰労引当金の減少額1億48百万円等によるものであります。 前連結会計年度と比べ69百万円収入が減少した主な要因は、役員退職慰労引当金の増減額が1億47百万円減少したこと等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、37百万円(前年同期は9億13百万円の支出)となりました。収入の主な要因といたしましては、定期預金の払戻による収入3億18百万円、投資有価証券の売却及び償還による収入4億21百万円等であり、支出の主な要因といたしましては、定期預金の預入による支出3億26百万円、有形固定資産の取得による支出3億63百万円、無形固定資産の取得による支出61百万円等によるものであります。 前連結会計年度と比べ8億76百万円支出が減少した主な要因は、投資有価証券の売却及び償還による収入が4億19百万円増加したこと等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、3億66百万円(前年同期は2億26百万円の支出)となりました。支出の主な要因といたしましては、短期借入金の純増減額1億円、長期借入金の返済による支出50百万円、自己株式の取得による支出74百万円、配当金の支払額1億39百万円等によるものであります。 前連結会計年度と比べ1億39百万円支出が増加した主な要因は、短期借入金及び長期借入金の返済による支出が1億50百万円あったこと等によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 印刷事業   15,848,778   101.4 イベント事業   ―   ― 計   15,848,778   101.4 (注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.金額は販売価格で表示しております。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 印刷事業   17,038,623   107.2   2,998,987   120.8 イベント事業   608,887   128.0   ―   ― 計   17,647,510   107.8   2,998,987   120.8 (注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.金額は販売価格で表示しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 印刷事業   16,522,028   103.5 イベント事業   608,887   128.0 計   17,130,915   104.2 (注) セグメント間取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。当社グループの連結財務諸表で採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1(1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたり、連結会計年度末における資産・負債の報告数値、連結会計年度における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りは、連結会計年度末時点で入手可能な情報を基に検証等を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果とは異なる場合があります。なお、特に下記の見積りが連結財務諸表作成において重要な影響を及ぼすと考えております。 a. 繰延税金資産 当社グループは、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を判断したうえで繰延税金資産を計上しております。将来の課税所得は過去の課税所得の推移や将来の課税所得の見込に基づいて見積っているため、税制改正や経営環境の変化等により課税所得の見積りが大きく変動した場合には、繰延税金資産の計上額が変動する可能性があります。 b. 固定資産の減損 当社グループは、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、減損処理の要否を検討しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や経営環境の変化等により前提とした条件や仮定に変更が生じた場合には、減損処理が必要となる可能性があります。 c. 退職給付に係る負債 従業員退職給付費用及び債務は、数理計算上使用される前提条件に基づいて算出しております。これらの前提条件には、割引率、退職率、死亡率及び昇給率など多くの見積りが含まれており、実際の結果が前提条件と異なる場合や前提条件が変更された場合、認識される費用及び債務に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の経営成績につきましては、次のとおりであります。 印刷事業の売上高につきましては、IPS関連、BPO関連、コーポレート・コミュニケーション関連などは増加しましたが、商業印刷関連、包装・パッケージ印刷関連などが減少しました。また、イベント事業の売上高につきましては、大型受注があったこと等の影響により増加しました。以上により、前連結会計年度に比べ6億94百万円増収の171億30百万円(前年同期比4.2%増)となりました。 売上総利益につきましては、印刷事業において収益性の高いIPS関連の大型特需があったことやイベント事業の大型受注があったこと、また、内製化の推進によるコストダウンの影響等により、前連結会計年度に比べ2億95百万円増益の38億7百万円(前年同期比8.4%増)となりました。 販売費及び一般管理費につきましては、人件費の増加の影響等により、前連結会計年度に比べ1億5百万円増加し34億82百万円(前年同期比3.1%増)となりました。 その結果、営業利益は前連結会計年度に比べ1億89百万円増益の3億24百万円(前年同期比140.4%増)となりました。 営業外損益につきましては、営業外収益の受取配当金が増加した影響等により、前連結会計年度に比べ3百万円増益の2億18百万円の利益(前年同期比1.6%増)となりました。 その結果、経常利益は前連結会計年度に比べ1億93百万円増益の5億43百万円(前年同期比55.1%増)となりました。 特別損益につきましては、特別損失の減損損失が増加しましたが、特別利益の投資有価証券売却益が増加した影響等により、前連結会計年度に比べ1億20百万円増益の1億51百万円の利益(前年同期比395.3%増)となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は税金費用が増加したものの、前連結会計年度に比べ1億28百万円増益の4億60百万円(前年同期比38.7%増)となりました。 当連結会計年度の財政状態につきましては、「第2 事業の状況」の「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因についての分析 「第2 事業の状況」の「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a. 資金需要 設備投資、運転資金及び配当金の支払いに資金を充当しております。 b. 資金の源泉 主として営業活動によるキャッシュ・フローにより、必要とする資金を調達しております。 c. キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況」の「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 なお、キャッシュ・フロー指標は、以下のとおりであります。 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   55.2   55.8   58.6   60.0   62.4 時価ベースの自己資本比率(%)   28.7   28.3   28.4   29.3   25.0 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   1.9   1.5   1.6   1.6   1.5 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   105.9   137.2   120.8   74.3   55.6 (注)  自己資本比率 :自己資本/総資産 時価ベースの株主資本比率 :株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ :キャッシュ・フロー/利払い ※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 ※キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 ⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について 2025年5月9日に予想を公表しました「2026年3月期の連結業績予想」にかかる当連結会計年度の達成状況は以下のとおりです。 売上高は計画比59百万円減(0.3%減)となりました。この主な要因といたしましては、印刷事業における商業印刷関連や包装・パッケージ印刷関連が想定より減少したこと等によるものであります。営業利益は計画比1億49百万円増(85.0%増)となり、営業利益率は計画の1.0%を上回り1.9%となりました。この主な要因といたしましては、印刷事業において収益性の高いIPS関連の大型特需があったことやイベント事業の大型受注があったこと、また、内製化の推進によるコストダウンの影響等によるものであります。 ROEは計画比1.8ポイント増の3.6%となりました。この主な要因といたしましては、営業利益の増加要因に加え、投資有価証券売却益の影響等により、親会社株主に帰属する当期純利益が予想を上回ったことによるものであります。 指標   2026年3月期(計画)   2026年3月期(実績)   2026年3月期(計画比)   2027年3月期(計画) 売上高   17,190百万円   17,130百万円   59百万円減(0.3%減)   17,236百万円 営業利益率   1.0%   1.9%   0.9ポイント増   1.1% ROE(自己資本当期純利益率)   1.8%   3.6%   1.8ポイント増   1.7%

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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