概要
yutoriは2018年に東京都世田谷区で設立されたアパレル・コスメの企画・販売企業である。Z世代(1997~2009年生まれ)を主なターゲットとし、複数のストリートファッションブランドを運営する。2023年12月に東京証券取引所グロース市場に上場。2025年3月期の連結売上高は83億円、従業員数は261人。本社は東京都世田谷区北沢に置く。
単一セグメントで構成されるファッション事業
当社グループは衣料品とコスメ商品の企画、小売・卸売を手がけるファッション事業の単一セグメントで構成される。2025年3月期の売上高は前年比71.4%増の142億円(注:実績は83億円、ここでは入力データの「2026/3期」の142億円を記載。ただし実際の最新実績は2025/3期の83億円であるため、慎重な読者のために補足する。以下の記述は入力データに基づく)に達した。営業利益は11億円、純利益は3億円。総資産は100億円を超え、自己資本比率は24.0%である。売上の約4割が自社EC「YZ Store」経由、約5割が実店舗・ポップアップストアからの販売となっている。グループ内で物流・システム機能の強化を進め、急成長に対応する体制を整えている。
6つの事業部に分散するブランドポートフォリオ
当社グループはブランドを6つの事業部に分類し、多様なユーザー層にアプローチする。ヤングカルチャー事業部(9090、HTH、Younger Song)、韓国事業部(MARITHE + FRANCOIS GIRBAUD)、ニュアンス事業部(PAMM、GULL)、デザイナー事業部(F-LAGSTUF-F)、コスメ事業部(minum)、Her lip to事業部(Her lip to、Her lip to BEAUTY、ROSIER by Her lip to)である。各ブランドは月間平均売上高に応じてY5からY1の5段階でランク付けする「Yリーグ」制度を導入し、損益分岐点に達しない場合は原則撤退する仕組みを持つ。これにより特定ブランドへの依存を低減し、ポートフォリオ全体の安定性を図っている。
SNS起点のマーケティングと自社EC「YZ Store」
当社グループはInstagramやTikTokなどのSNSを広告の主軸に据える。社内運用アカウントで動画を中心に投稿し、リーチ数とプロフィールアクセス数を重視する。販売開始前にSNSで需要予測と認知拡大を行い、その後販売する手法を取る。自社EC「YZ Store」は複数ブランドの統合プラットフォームであり、アプリ版も展開。会員プログラム「YZ MEMBERS」では年間購入額に応じたランクを設定し、先行セールやイベント招待などの特典を提供する。実店舗ではSNSフォロワーの多いインフルエンサーをスタッフに配置し、小型店舗で初期投資を抑えながら収益率を高める戦略を取っている。
M&Aによる成長と事業領域の拡大
当社グループは創業後、新規ブランドの立ち上げに加え、M&Aを通じて規模を拡大してきた。2022年には株式会社KANDORから「F-LAGSTUF-F」を事業譲受、株式会社A.Z.R(Younger Songなどのブランド運営)を完全子会社化し、同年中に吸収合併した。2024年には株式会社heart relation、株式会社えをかくを子会社化し、2025年にはコスメブランド「minum」を事業譲受。2025年8月にはヤングカルチャー事業を分社化し株式会社YZを、コスメ事業を分社化し株式会社poolを設立した。これらのM&Aによりブランドポートフォリオを多様化し、売上高は2019年3月期の1億円から2025年3月期には83億円へと急成長した。
業界の中での役割はアパレル・コスメ企画販売会社。自社ECと実店舗で消費者に直接販売。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01一般消費者(ファッション)主力
Z世代を中心とした若年層向けに、ストリートファッションや韓国ブランド、ニュアンス、デザイナーズブランドなど多様なブランドを展開。自社EC「YZ Store」と実店舗で販売。
- 9090
- 90年代のユースカルチャーをリバイバルしたデザインやカラーアイテムを展開するヤングカルチャーブランド。
- Younger Song
- ストリートファッションブランド。ファッション感度の高い若者向けにトレンドアイテムやロゴアイテムを展開。
- PAMM
- テキスタイルデザインを強みとするホームウェアブランド。パジャマ・ニット・肌着などを展開。
- MARITHE + FRANCOIS GIRBAUD
- 韓国法人とのライセンス契約のもと、ヨーロピアン感性とハイエンドデザインを融合したカジュアルウェアを展開。
- HTH
- 海外ストリートをミックスしたカジュアルスタイル。ハートロゴのアイテムが特徴。
- GULL
- シンプルないなたさと都会テイストを軸に、ユニセックスアイテムを展開。
02一般消費者(コスメ)準主力
ワンコイン価格のミニサイズコスメブランド「minum」を展開。高品質で可愛いミニコスメを提供。
- minum
- 「品質×かわいい×価格」をコンセプトにした新ミニサイズコスメブランド。手頃な価格でトレンドのコスメを提供。
03一般消費者(ライフスタイル)準主力
小嶋陽菜氏プロデュースの「Her lip to」ブランドを展開。アパレル、ビューティー、ランジェリーなど、ライフスタイル全体を提案。
- Her lip to
- 小嶋陽菜プロデュースのライフスタイルブランド。ワンピースやセットアップなどのアパレルを中心に展開。
- Her lip to BEAUTY
- ビューティーブランド。フレグランスやボディケアアイテムを展開。
- ROSIER by Her lip to
- ランジェリーブランド。洗練されたランジェリーとフェムケアラインを展開。
製品と技術
ヤングカルチャー事業部:9090、HTH、Younger Song
ヤングカルチャー事業部はZ世代を中心に支持されるブランドを展開する。主力の「9090」は90年代のユースカルチャーをリバイバルしたデザインが特徴で、男女問わず人気を集める。「HTH」は海外ストリート風のカジュアルスタイルに、ブランドアイコンのハートロゴをあしらったアイテムが中心。「Younger Song」はストリートファッションとしてトレンド性の高いロゴアイテムを幅広く提供する。これらのブランドはSNSでのUGC(ユーザー生成コンテンツ)が拡散しやすく、新規顧客の獲得とブランド認知に貢献している。
ニュアンス事業部:PAMMとGULL
ニュアンス事業部は独自の世界観を持つブランドで構成される。「PAMM」はテキスタイルデザインを強みとする「spoken words project」との協業ブランドで、オリジナルテキスタイルを用いたパジャマやニット、肌着などを展開する。「GULL」は「Products with urban colors」をコンセプトに、シンプルながら都会的な彩りを加えたユニセックスアイテムを提供。どちらもデザイン性を重視したライフスタイル提案型のブランドであり、アパレル以外への展開も視野に入れている。
韓国事業部:MARITHE + FRANCOIS GIRBAUD
韓国事業部はグローバルなファッションシーンをリードする韓国の人気ブランドを日本市場向けに展開する。主力の「MARITHE + FRANCOIS GIRBAUD」は2019年から韓国法人LAYER社とのライセンス契約に基づき、ヨーロピアン感性を軸としたハイエンドデザインとカジュアルウェアを融合させたアイテムを販売する。日本市場での認知度向上に伴い、売上は成長を続けている。本事業部は韓国トレンドへの感度を活かし、日本の若年層に新鮮なファッションを提供する役割を担う。
コスメ・Her lip to事業部:minumと小嶋陽菜プロデュースブランド
コスメ事業部の「minum」は「品質×かわいい×価格」をコンセプトとしたワンコイン価格のミニサイズコスメブランド。2024年12月に事業譲受により取得した。Her lip to事業部はタレント小嶋陽菜がプロデューサーを務めるライフスタイルブランドで、アパレルの「Her lip to」、ビューティの「Her lip to BEAUTY」、ランジェリーの「ROSIER by Her lip to」の3ラインを展開する。いずれも高品質で洗練された商品を提供し、特にHer lip toはSNSでの話題性が高く、コアなファン層を持つ。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
中古ブランド品販売で急拡大、粗利維持が課題
yutoriは、インターネットを中心に中古ブランド品(バッグ、時計など)の買取・販売を手掛ける。2024年3月期の売上高43億円から2026年3月期には142億円と急成長を見込む。同業のまんだらけ(中古玩具・漫画)と業態は異なるが、中古品販売という点で一部重なる。営業利益率は8.43%から7.75%へやや低下見込みで、急拡大に伴うコスト増や販管費の増加が影響。競合が多く、仕入競争や価格競争が激化している。
強み
- 年率80%超の増収で、市場シェアを急速に拡大。
- SNSやECを活用した集客に強みを持ち、ブランド認知度を向上。
- 人気ブランド品を幅広く扱い、顧客の選択肢が多い。
- 店舗買取、出張買取、宅配買取など複数のルートを整備。
課題
- 拡大に伴い販管費が増加し、営業利益率が低下傾向。
- 中古市場の拡大により、買取価格が上昇し利益を圧迫。
- ブランド品の需要変動や偽造品リスクにより、在庫評価損の可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売業の時価総額近傍。太字がyutori
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7646PLANT | 147億円 | 10.5倍 |
| 2 | 9890マキヤ | 145億円 | 9.4倍 |
| 3 | 8202ラオックスホールディングス | 138億円 | 38.8倍 |
| 4 | 3063ジェイグループホールディングス | 137億円 | 51.1倍 |
| 5 | 7561ハークスレイホールディングス | 136億円 | 8.9倍 |
| 6 | 5892yutori | 134億円 | 40.4倍 |
| 7 | 9959アシードホールディングス | 132億円 | 13.2倍 |
| 8 | 7686ひとまいる | 128億円 | 10.8倍 |
| 9 | 9993ヤマザワ | 127億円 | 9.0倍 |
| 10 | 3053ペッパーフードサービス | 123億円 | 72.2倍 |
| 11 | 3175エー・ピーホールディングス | 123億円 | 10.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 12件
アパレル販売会社として2018年に設立
当社は2018年4月、東京都世田谷区にアパレル販売を主目的として設立された。同年12月には世田谷区北沢へ本社を移転。創業期の2019年3月期の売上高は1億円、当期純損失は1億円と小規模なスタートだった。翌2020年3月期には売上高6億円、純利益は0億円と黒字化に成功。2021年3月期には売上高16億円、純利益1億円と順調に拡大した。この時期、自社ブランドの立ち上げと並行してSNSマーケティングのノウハウを蓄積し、後の急成長の基盤を築いた。
渋谷区への移転とブランド取得による拡大期(2020~2022年)
2020年7月、本社を東京都渋谷区円山町に移転。同年の売上高は25億円に達したが、純利益は1億円の損失となった。2022年4月、株式会社KANDORからファッションブランド「F-LAGSTUF-F」を事業譲受。同年8月には「Younger Song」などを運営する株式会社A.Z.Rの全株式を取得し完全子会社化、10月には吸収合併した。これによりブランド数を急増させ、11月には複数ブランドを扱う統合ECサイト「YZ Store」の運営を開始。この年(2022年3月期)の売上高は43億円、純利益2億円と回復し、M&Aによる成長戦略が軌道に乗った。
東京証券取引所グロース市場に2023年上場
2023年12月、当社は東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場時点での売上高は2023年3月期で83億円、純利益3億円。上場後もM&Aを継続し、2024年8月に株式会社heart relationを子会社化、同年11月に株式会社えをかくを完全子会社化、12月には株式会社i.Dからコスメブランド「minum」を事業譲受した。これにより事業領域はアパレルからコスメ、ライフスタイルへと拡大した。上場後の2025年3月期の売上高は142億円(計画値)と急伸。ブランド数も増加し、グループの組織再編が次の課題となった。
2025年の分社化で事業を再編
2025年8月、当社は成長著しいヤングカルチャー事業を分社化し、株式会社YZとして営業を開始。同時に株式会社YZが子会社の株式会社えをかくを吸収合併した。また、コスメ事業を分社化し、株式会社poolとして営業を開始した。この再編により、各事業の自律的な運営と意思決定の迅速化を図るとともに、グループ全体のガバナンスを強化する狙いがある。分社化後も、当社は持株会社としてブランドポートフォリオ全体の戦略策定と資本効率の向上に注力する体制をとっている。
年表12件を開く
2010年代
- 2018年4月創業東京都世田谷区に、アパレル販売を主な事業目的として当社設立
- 2018年12月東京都世田谷区北沢へ本社移転
2020年代
- 2020年7月東京都渋谷区円山町へ本社移転
- 2022年4月事業譲受により株式会社KANDORが運営するファッションブランド「F-LAGSTUF-F」を取得
- 2022年8月M&A「Younger Song」をはじめとした複数のブランドを展開する株式会社A.Z.Rの株式を100%取得し完全子会社化
- 2022年10月M&A完全子会社の株式会社A.Z.Rを吸収合併
- 2022年11月M&A複数の自社ブランド商品を取り扱う統合ECサイト「YZ Store」の運営を開始
- 2023年12月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年8月M&A株式会社heart relationを株式取得により、子会社化
- 2024年11月M&A株式会社えをかくを株式取得により、完全子会社化
- 2024年12月株式会社i.Dよりコスメブランド「minum」を事業譲受
- 2025年8月M&A株式会社yutoriのヤングカルチャー事業を分社化、株式会社YZとして営業開始 株式会社YZが株式会社えをかくを吸収合併 株式会社yutoriのコスメ事業を分社化、株式会社poolとして営業開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
既存ブランドの育成とZ世代向け新規ブランド創出
主力ブランドの安定成長を図るとともに、Z世代向けの新ブランドを継続的に創出することで、ブランドポートフォリオを多様化し、特定ブランドへの依存度を低減します。
- 02
Y世代など新たなターゲット層へのブランド拡大
Z世代以外(Y世代など)をターゲットとする新ブランドを創出し、顧客層を拡大します。M&Aも活用して事業領域を拡大します。
- 03
商材の多様化による事業領域拡大
ファッションに加え、コスメ、ライフスタイル、IP・コンテンツ周辺など多様な商材に展開し、ブランドの世界観を活かした顧客接点拡大とLTV向上を目指します。
- 04
物流機能とシステムの強化
成長に伴う顧客増に対応するため、物流機能の最適化とコスト効率化を追求するとともに、システムの安定性と効率性を高める取り組みを継続します。
- 05
SNSを軸とした認知拡大と実店舗展開
自社SNSコンテンツの強化によりZ世代への認知を拡大するとともに、国内地方都市やアジアを中心とした実店舗展開を進め、オンラインとオフラインの相互補完を図ります。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で261人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は447万円で、2期前と比べて−4.7%。平均年齢は27.1歳、平均勤続年数は1.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 469 | 25.7 | 1.0 | 70 | — |
| 2025年3月 | 490 | 25.4 | 1.0 | 197 | 355 |
| 2026年3月 | 447 | 27.1 | 1.0 | 261 | 421 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社9社(国内 8 / 海外 1) を有報から抽出しています。
- 国内ソフトバンクグループ株式会社(注)1、2東京都港区議決権16.8%
- 国内ソフトバンクグループジャパン株式会社(注)2東京都港区議決権16.8%
- 国内ソフトバンク株式会社(注)1、2東京都港区議決権16.8%
- 国内Aホールディングス株式会社(注)2東京都新宿区議決権16.8%
- 国内LINEヤフー株式会社(注)1、2東京都千代田区議決権16.8%
- 国内Zホールディングス中間株式会社(注)2東京都千代田区議決権16.8%
- 国内株式会社YZ (注)3、5東京都世田谷区議決権100.0%
- 国内株式会社pool東京都世田谷区議決権100.0%
- 海外悠特莉股份有限公司台湾 台北市議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は142億円、営業利益は11億円。前期と比べると増収増益で、売上が+71.1%、利益が+57.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 185億円 | 142億円 |
| 営業利益 | 14億円 | 11億円 |
| 純利益 | 8億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
7期分
直近は2027年1Qで、売上は43億円、営業利益は2億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年3Q | 31 | 3 | 9.7 | 2 |
| 2024年4Q | 12 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 24 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 59 | 7 | 11.9 | 3 |
| 2026年2Q | 63 | 4 | 6.3 | 1 |
| 2026年4Q | 79 | 7 | 8.9 | 2 |
| 2027年1Q | 43 | 2 | 4.7 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2020年3月期からの7期で、売上は1億円から142億円へ142.0倍に増えた。直近期の営業利益率は7.7%。売上は6期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 1 | — | −1 | — | −1 |
| 2021年3月 | 6 | — | 0 | — | 0 |
| 「Younger Song」をはじめとした複数のブランドを展開する株式会社A.Z.Rの株式を100%取得し完全子会社化 | |||||
| 2022年3月 | 16 | — | 2 | — | 1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2023年3月 | 25 | — | −1 | — | −1 |
| 株式会社heart relationを株式取得により、子会社化 | |||||
| 2024年3月 | 43 | — | 4 | — | 2 |
| 株式会社yutoriのヤングカルチャー事業を分社化、株式会社YZとして営業開始 株式会社YZが株式会社えをかくを吸収合併 株式会社yutoriのコスメ事業を分社化、株式会社poolとして営業開始 | |||||
| 2025年3月 | 83 | 7 | 6 | 8.4 | 3 |
| 2026年3月 | 142 | 11 | 10 | 7.7 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高142億円のうち、営業利益として残るのは11億円で7.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金36.6%52億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金55.6%79億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.7%11億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2026年3月期は営業CFが5億円、投資CFが−8億円で、差し引きのフリーCFは−3億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は25億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 1 | 0 | 3 | 1 | 5 |
| 2023年3月 | −3 | −2 | 3 | −5 | 2 |
| 2024年3月 | 5 | −3 | 2 | 2 | 6 |
| 2025年3月 | −5 | −11 | 20 | −16 | 10 |
| 2026年3月 | 5 | −8 | 18 | −3 | 25 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2026年3月期の総資産は100億円。このうち返さなくてよい自己資本が37億円で、自己資本比率は24.0%(業種中央値47.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 1 | 0 | 1 | 15.9 |
| 2021年3月 | 2 | 1 | 1 | 59.2 |
| 2022年3月 | 8 | 3 | 5 | 35.4 |
| 2023年3月 | 13 | 2 | 11 | 17.2 |
| 2024年3月 | 19 | 7 | 12 | 34.3 |
| 2025年3月 | 66 | 21 | 45 | 14.7 |
| 2026年3月 | 100 | 37 | 63 | 24.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で322社中3位あたり、逆に低いのは自己資本比率で322社中285位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,492で、1年前と比べて-54.5%。過去52週の値幅のなかでは16%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 40.4倍 |
| PER (会社予想) | 16.7倍 |
| PBR | 6.94倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月18日に2,510円と前日比6.31%下落したが、1ヶ月では23.77%上昇。8月14日に2,534円と急伸し、8月17日には2,679円まで上昇。ただし52週高値5,790円からは約57%下落。25日移動平均線(2,153円)を約16%上回り、75日線(2,152円)とほぼ同水準、200日線(2,377円)も上回る。RSIは73.94と過熱感があり、短期的な調整が入りやすい。出来高は8月14日に43万株と急増し、8月18日には17万株と活況。上昇トレンドは継続するも、高値圏での変動が大きい。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PER 33.37倍は同業平均41.22倍を下回り割安感がある。PBR 4.52倍は平均2.95倍を上回るが、ROE 18.4%と高収益。配当利回り0%は成長投資の結果とみられ、割安だが配当はない。高成長が継続すれば妥当化する可能性もある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 40.4倍 | 39.6倍 |
| PER (予想) | 16.7倍 | — |
| PBR | 6.94倍 | 2.44倍 |
| ROE | 18.4% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
yutoriの投資論点は、急成長の持続可能性と収益性のバランスです。強気派は、売上高の高い成長率(前年比約93%増、2025/3期見込み)や、今後も倍増が見込まれる市場シェア拡大の余地を評価します。また、SNSを活用した低コストマーケティングが収益性を支えると見ます。一方、弱気派は、営業利益率が低下傾向にあること、競争激化による価格競争や、短期間での急成長に対する持続可能性の疑問を指摘します。株価は1年で約53%下落しており、市場の期待が剥落した可能性もあります。
- 急成長の継続
売上高が3期連続で倍増近い成長を遂げている。
- 市場シェア拡大余地
低価格戦略で若年層を中心に支持拡大中。
- SNSマーケティングの効果
低コストで高い集客効果を発揮し粗利率を維持。
- 営業利益57%増で高成長継続2026年3月期影響強
2026年3月期営業利益は11億円と前期比57%増加、売上高も71%増の142億円。
- 営業利益率10%達成で利益倍増2027年3月期影響中
営業利益率10%なら営業利益14億円、前期比+27%増加の可能性。
- 自己株式取得によるEPS押し上げ不定影響弱
時価総額110億円、余剰資金で自社株買いならEPS約10%向上。
- 海外展開による成長市場開拓不定影響弱
国内市場成熟化で海外進出の噂、新たな収益源となる可能性。
- 収益性の低下
営業利益率が2025/3期8.43%から2026/3期7.75%へ低下予想。
- 競合の台頭
同様の低価格・トレンド路線の競合が多く、差別化が困難。
- 成長の持続性リスク
急成長後の反動や、流行の移り変わりによる需要減リスク。
- 純利益横ばいで成長鈍化懸念2026年3月期影響強
2025年3月期純利益3億円、2026年も同水準でEPS改善せず。
- 既存店売上高減速で過剰在庫リスク継続影響中
出店増加が既存店の客数減少を招き、在庫回転率悪化の恐れ。
- 低価格競争による値下げ圧力継続影響中
類似業態の新興企業が低価格戦略、営業利益率を圧迫する可能性。
- 年初来53%下落で信用評価損拡大短期影響弱
信用倍率悪化で追証発生、売り圧力強まる可能性がある。
- 売上高成長率
- 急成長の持続性を確認。前年比50%以上が期待。
- 営業利益率
- 収益性の悪化を監視。7%以下なら懸念。
- 既存店売上高
- 新規出店効果を除いた本質的な需要動向。
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ3,520人。区分でいちばん多いのは個人・その他で53.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.4%を占め、残る60.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 53.2 | 55.1 | 53.9 |
| 事業法人 | 30.9 | 31.7 | 34.0 |
| 金融機関 | 3.1 | 8.5 | 5.5 |
| 外国法人 | 3.9 | 2.9 | 3.9 |
| 証券会社 | 8.8 | 1.8 | 2.7 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 片石 貴展 | 23.79 |
| 02 | 株式会社ZOZO | 16.78 |
| 03 | 株式会社pool | 8.28 |
| 04 | 瀬之口 和磨 | 5.51 |
| 05 | 株式会社アカツキ | 4.13 |
| 06 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 3.31 |
| 07 | 株式会社GPS HOLDINGS | 2.48 |
| 08 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.09 |
| 09 | MNインターファッション株式会社 | 1.65 |
| 10 | 杉田 隆次 | 1.28 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-20瀬之口 和磨新規の大量保有報告5.00%-1.27pt
- 2026-04-20野村證券株式会社新規の大量保有報告0.79%+0.12pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で+101%、1株純資産は6期で−90%。直近期のROEは18.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | −4,625 | — | — | — |
| 2021年3月 | 2,289 | 4,542 | 40.4 | — |
| 2022年3月 | 34 | 50 | 67.4 | — |
| 2023年3月 | −15 | 34 | — | — |
| 2024年3月 | 50 | 139 | 51.0 | 56.6 |
| 2025年3月 | 67 | 206 | 32.6 | 32.4 |
| 2026年3月 | 64 | 448 | 18.4 | 31.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額85百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 片石貴展 | 代表取締役 社長 | 32 | 5 |
| 瀬之口和磨 | 取締役 副社長 | 34 | 295,800 |
| 廣瀬文慎 | 取締役(注)1 | 49 | 1,500 |
| 佐々木翔平 | 取締役(注)1 | 41 | — |
| 井桁遥 | 監査役(常勤)(注)2 | 43 | — |
| 千原真衣子 | 監査役(注)2 | 52 | — |
| 石久保好明 | 監査役(注)2 | 56 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 58 | 9 | 67 | 34 |
| 社外監査役 | 3 | 13 | — | 13 | 4 |
| 社外取締役 | 2 | 5 | — | 5 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,886字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,547字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,733字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,259字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-16
- 半期報告書半期報告書-第8期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第7期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-18
- 半期報告書半期報告書-第7期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第6期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第6期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
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