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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

イワキポンプ

IWAKI CO., LTD.6237 · Prime · 機械

ケミカルポンプ専業のグローバルニッチトップ。マグネットポンプ・定量ポンプ等を半導体・医療・水処理など幅広い産業に供給

概要

株式会社イワキは1956年に設立されたケミカルポンプ専業メーカーである。半導体・液晶、医療機器、水処理、化学、新エネルギーなど幅広い産業向けにマグネットポンプ、定量ポンプ、空気駆動ポンプ等を供給する。2026年3月期の連結売上高は477億円、従業員数は1,146名。国内2工場(埼玉・三春)と海外15カ国19社の関係会社を通じてグローバルに事業を展開している。

単一セグメントだが7市場に製品を供給

当社グループはケミカルポンプ事業のみの単一セグメントで構成される。しかし販売先は半導体・液晶、医療機器、表面処理装置、水処理、化学、新エネルギー、食品・製紙の7市場にわたる。半導体工程では高温薬液の漏れ防止と低パーティクル、医療機器では高信頼性とクリーン性、水処理では薬液の定量注入と水質計測が求められる。多様なニーズに応えるため、型式は数万点に上る多品種生産体制をとる。国内全従業員の約21%が技術開発部門、約24%が販売部門に配置され、顧客要求にきめ細かく対応する。

国内2工場が担う年間80万台の生産能力

生産拠点は埼玉県狭山市の埼玉工場(大型製品)と福島県三春町の三春工場(小型製品の量産)の2つである。両工場ともISO9001(品質)およびISO14001(環境)の認証を取得。年間生産能力は約80万台に達する。海外からの短納期要求には、現地子会社でのノックダウン生産で対応する。米国のIwaki America Incorporatedでは水処理向け水質コントローラを生産する。品質面では三次元測定器やX線分析装置を導入し、不良ゼロを目指している。

15カ国19社の関係会社でカバーする海外販売網

海外展開は1985年のIwaki Europe GmbH設立に始まる。現在は欧州、北米、アジア、オセアニア、南米の15カ国に19社の関係会社を有し、販売・サービス網を構築している。2026年3月期の海外売上高は251億円で全体の53%を占める。主要市場は米国(水処理向けが好調)、欧州(化学市場)、アジア(半導体・液晶向け)、中国(半導体・液晶向け)である。持分法適用関連会社も含め、ワールドワイドな顧客サポートを実現している。

過去10年で売上高2.9倍、高い自己資本比率

2013年3月期の連結売上高166億円から2026年3月期は477億円へと約2.9倍に成長した。営業利益は2025年3月期58億円、2026年3月期59億円と増加傾向にある。自己資本比率は74.0%と財務基盤は安定している。設備投資も積極的で、2026年3月期には有形固定資産取得に約27億円を投じた。長期ビジョン「NEXT10」では2035年3月期に売上高1,000億円、営業利益率15%以上を目標に掲げ、中期経営計画2027では2028年3月期に売上高530億円を目指す。

業界の中での役割は産業用ポンプメーカー(ケミカルポンプ専業)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
477億円
営業利益
59億円
営業利益率
12.4%
純利益
48億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01半導体・液晶主力

半導体・液晶製造プロセスで使用されるケミカルポンプを供給。高純度薬液の漏れない移送、高温対応、低パーティクルが要求される工程に対応。マグネットポンプ、定量ポンプ、空気駆動ポンプ、システム製品を提供。

主な製品・サービス4
マグネットポンプ
マグネットドライブ方式のシールレスポンプ。液漏れがなく、強酸・強アルカリにも耐食。半導体洗浄装置組込等に使用。
定量ポンプ
ダイヤフラムやピストンの往復動で薬液を高精度に定量注入。半導体工程での薬液供給に使用。
空気駆動ポンプ
空気駆動で作動し、接液部にフッ素樹脂を採用。クリーン環境での強腐食性薬液移送に最適。
システム製品
ポンプ制御コントローラ、水質計測機器、薬液注入ユニットなど。ポンプを核とした流体制御システム。

02医療機器準主力

人工透析装置、内視鏡洗浄装置、臨床化学分析装置等に組み込まれるケミカルポンプやエアポンプを供給。高信頼性・クリーンな送液を要求される市場。

主な製品・サービス2
マグネットポンプ
医療機器組み込み向け。無漏洩構造で薬液や洗浄液を安全に移送。
エアーポンプ
空気やガスを清浄に吸引・移送。カーボン・油の混入がなく、医療機器のエア供給に適す。

03表面処理装置準主力

各種メッキ装置や電子部品製造プロセス、プリント基板製造装置向けに耐食性の高いケミカルポンプを供給。強酸・強アルカリ液の移送に使用。

主な製品・サービス1
マグネットポンプ
メッキ液などの腐食性薬液を漏らさず移送。フッ素樹脂製接液部。

04水処理準主力

上下水道、ボイラー、クーリングタワー、プール、温泉等の水処理施設向けに、薬液注入ポンプや水質計測機器を供給。定量的な薬品注入・水質管理を実現。

主な製品・サービス2
定量ポンプ
水処理薬品(次亜塩素酸ナトリウム等)を高精度に注入。
システム製品(水質計測機器)
残留塩素濃度計、濁度計など。水質監視とポンプ制御を統合。

05化学副次

ソーダ工業、化学繊維、樹脂、製薬等の化学プラント向けに、耐食性の高いケミカルポンプを供給。強酸・強アルカリ・有機溶剤等の移送に使用。

主な製品・サービス2
マグネットポンプ
化学プラントでの腐食性薬液移送に最適。無漏洩で安全。
定量ポンプ
化学薬品の精密注入に使用。

06新エネルギー副次

燃料電池、二次電池(リチウムイオン電池等)の製造プロセス、電力貯蔵用蓄電池向けにケミカルポンプを供給。電解液や薬液の高純度移送に使用。

主な製品・サービス1
マグネットポンプ
電池材料や電解液の移送。不純物混入防止。

07その他(食品・製紙等)副次

食品機械(飲料、乳製品等)、製紙工程(パルプ、古紙再生)向けに、サニタリー性や粘性液対応のポンプを供給。

主な製品・サービス1
回転容積ポンプ
粘性液やスラリー移送に適す。食品・製紙工程で使用。

製品と技術

マグネットポンプ―無漏洩構造で幅広い産業を支える主力製品

マグネットポンプは当社の最主力製品で、2026年3月期の売上高は15,657百万円と全体の約33%を占める。マグネットドライブ方式によるシールレス構造で液漏れがなく、フッ素樹脂製の接液部は強酸・強アルカリに耐食性を持つ。半導体洗浄装置、医療機器、メッキ装置、水処理、化学プラント、新エネルギー製造工程など全市場で使用される。渦巻式・ギヤ式など多様なバリエーションがあり、型式は数百に上る。

定量ポンプと空気駆動ポンプ―精密注入とクリーン環境への対応

定量ポンプはダイヤフラムやピストンの往復動により薬液を高精度に定量注入する。半導体工程での薬液供給や水処理での次亜塩素酸ナトリウム注入などに使用される。空気駆動ポンプは空気を駆動源とし、接液部にフッ素樹脂を採用。クリーン環境でもパーティクル発生が少なく、強腐食性薬液を安全に移送できる。両製品とも半導体・液晶市場で特に需要が高く、高温対応や低パーティクル要求に応える。

システム製品―ポンプを核とした流体制御ソリューション

システム製品はポンプ単体ではなく、制御コントローラ、水質計測機器(残留塩素濃度計・濁度計)、薬液注入ユニット、ブレンディングシステム、自動塩素滅菌装置などで構成される。水処理市場向けには次亜無脈動注入ポンプ&システムを提供し、安定した薬液注入を実現する。ポンプメーカーとして長年蓄積した流体制御のノウハウを活かし、顧客ごとに最適なシステムを提案できる点が強みである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

ポンプ専業で安定、中堅

イワキポンプはポンプ専業メーカーで、売上高458億円(2025年3月期)、営業利益率12.66%と高収益です。同業他社には日本製鋼所(大型機械)、三浦工業(ボイラ)などがいますが、ポンプに特化している点で差別化されています。売上は477億円、営業利益率12.37%と微増ながら高水準維持、安定した事業基盤を持ちます。

強み

  • 特定分野で技術力を磨き、高いシェアとブランドを確立
  • 営業利益率12%超と業界トップクラスの収益性
  • 化学・半導体など多様な業界で必要とされ、景気に左右されにくい
  • アフターサービスや消耗品で継続収入を得られるビジネスモデル

課題

  • ポンプ市場は成熟しており、急成長は期待しにくい
  • 大手総合機械メーカーや海外勢との競合で、技術面で優位性維持が必要
  • 鉄鋼・非鉄金属など原材料価格上昇が利益を圧迫するリスク

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字がイワキポンプ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16143ソディック936億円13.3倍
26345アイチ コーポレーション934億円14.4倍
37226極東開発工業925億円24.0倍
46859エスペック912億円14.2倍
56458新晃工業897億円12.4倍
66237イワキポンプ883億円18.0倍
76517デンヨー881億円14.6倍
85851リョービ881億円8.3倍
93302帝国繊維840億円16.5倍
106454マックス839億円23.5倍
116277ホソカワミクロン835億円25.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

理化学機器販売からケミカルポンプ製造へ(1956-1959)

1956年4月、東京都千代田区神田旭町に株式会社イワキが理化学機器の販売を目的に設立された。1957年5月にポンプの販売を開始し、1958年6月には理化学機器の製造・販売に進出。1959年8月、ケミカルポンプの製造・販売を開始し、以後同社の主力事業となる。1963年12月には本社を神田岩本町に移転、1965年8月には鑑賞魚用関連製品の子会社レイシーを設立するなど、事業の多角化も進めた。

国内3工場体制の確立と生産能力拡充(1966-1977)

1966年4月、埼玉県三芳町に東京工場(現システム事業所)を竣工し、本格的な自社生産を開始。1974年4月には埼玉工場を狭山市に竣工し大型製品を、1977年5月には福島県三春町に三春工場を竣工し小型製品の量産拠点とした。これにより国内に3つの生産拠点を有し、多品種生産の基盤が整った。1996年2月に両工場がISO9001認証を取得、2005年7月にはISO14001も取得し、品質・環境マネジメントの国際標準化が図られた。

欧州・北米・アジアへの販売子会社設立ラッシュ(1985-1993)

1985年9月、ドイツにIwaki Europe GmbHを設立し欧州市場へ直接販売を開始。1989年にはシンガポールとマレーシア、1990年には台湾、1991年にはアメリカ(IWAKI WALCHEM CORPORATION)、タイ、オーストラリアに相次いで販売会社を設立。1992年にはデンマーク、香港、1993年にはフランスとスウェーデンにも展開した。この8年間で主要市場に販売拠点を配置し、グローバル販売網の基礎が築かれた。

中国市場への進出とアジア生産拠点の拡充(1997-2002)

1997年10月、香港子会社の下に広州保税区易威奇工貿有限公司を設立し中国本土での販売を開始。2001年3月には韓国販売会社を設立。2002年8月には広東省に製造子会社・易威奇化工泵(広東)有限公司を設立し、中国国内での生産も始めた。これによりアジア地域での供給力を強化し、半導体・液晶市場の成長を取り込む布石を打った。

米国市場の強化と品質マネジメント確立(2008-2009)

2008年9月、米国のWALCHEM CORPORATIONを買収し商号をIwaki America Incorporatedに変更。これにより北米での販売・生産能力を強化した。2009年3月には同社が従前の子会社Iwaki Pumps Inc.を吸収合併し体制を統合した。この時期、国内工場は既にISO9001・ISO14001を取得しており、品質と環境への取り組みが国際基準に沿ったものとなっていた。

東証上場から長期ビジョン策定へ(2016-2025)

2016年3月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。同年5月にはブラジルに販売子会社を設立し南米に進出。2019年3月には市場第一部銘柄に指定され、同年5月にはシステム事業所を開設した。2025年3月期の連結売上高は458億円に達した。2026年3月期を初年度とする中期経営計画2027では2028年3月期に売上高530億円を目標とし、長期ビジョンNEXT10では2035年3月期に売上高1,000億円を掲げる。

年表40件を開く

1950年代

  • 1956年4月創業理化学機器の販売を目的として、東京都千代田区神田旭町に株式会社イワキ創立
  • 1957年5月ポンプの販売を開始
  • 1958年6月理化学機器の製造・販売を開始
  • 1959年8月ケミカルポンプの製造・販売を開始

1960年代

  • 1963年12月本社を東京都千代田区神田岩本町2番地共同ビル内に移転
  • 1965年8月創業鑑賞魚用関連製品を製造・販売する会社として株式会社レイシーを設立
  • 1966年4月東京工場(現・システム事業所)を埼玉県入間郡三芳村(現・埼玉県入間郡三芳町)に竣工

1970年代

  • 1974年4月埼玉工場を埼玉県狭山市に竣工
  • 1977年5月三春工場を福島県田村郡三春町に竣工

1980年代

  • 1985年9月ヨーロッパにおける販売会社としてIwaki Europe GmbH(現連結子会社)を設立
  • 1989年10月シンガポールにおける販売会社としてIwaki Singapore Pte Ltd(現連結子会社)を設立
  • 1989年12月Iwaki Singapore Pte Ltdの子会社としてIWAKIm SDN. BHD.(現連結子会社)を設立

1990年代

  • 1990年1月創業台湾における販売会社として億昇幫浦股份有限公司(現持分法適用関連会社)を設立
  • 1990年6月本社を東京都千代田区神田須田町に移転
  • 1991年1月アメリカにおける販売会社としてIWAKI WALCHEM CORPORATION(現Iwaki America Incorporated・連結子会社)を設立
  • 1991年4月創業当社製品のメンテナンス業務に特化した事業を行う会社として株式会社イワキメンテックを設立
  • 1991年5月創業タイにおける販売会社としてIWAKI (THAILAND) CO., LTD.(現持分法適用関連会社)を設立
  • 1991年7月創業オーストラリアにおける販売会社としてIwaki Pumps Australia Pty. Ltd.(現持分法適用関連会社)を設立
  • 1992年6月デンマークにおける販売会社としてIwaki Pumper A/S(現IWAKI NORDIC A/S・連結子会社)を設立
  • 1992年7月香港における販売会社として易威奇有限公司(現連結子会社)を設立
  • 1993年1月創業フランスにおける販売会社としてIwaki France S.A.を設立
  • 1993年12月Iwaki Pumper A/S(現IWAKI NORDIC A/S)の子会社としてIwaki Sverige AB(現連結子会社)を設立
  • 1995年11月Iwaki Pumper A/S(現IWAKI NORDIC A/S)の子会社としてIwaki Suomi Oy(現連結子会社)を設立
  • 1996年2月埼玉工場、三春工場がISO9001に登録(注1)
  • 1997年1月Iwaki Pumper A/S(現IWAKI NORDIC A/S)の子会社としてIwaki Norge AS(現連結子会社)を設立
  • 1997年10月易威奇有限公司の子会社として广州保税区易威奇工 贸 有限公司(現連結子会社)を設立

2000年代

  • 2000年11月創業ベルギーにおける販売会社としてIWAKI Belgium n.v.(現持分法非適用関連会社)を設立
  • 2001年3月創業韓国における販売会社としてIWAKI KOREA CO., LTD.(現持分法適用関連会社)を設立
  • 2002年8月中国市場における製造会社として易威奇化工 泵(广 东)有限公司(現連結子会社)を設立
  • 2005年7月埼玉工場、三春工場がISO14001に登録(注2)
  • 2008年9月M&AWALCHEM CORPORATIONを買収するとともに商号をIwaki America Incorporated(現連結子会社)に変更
  • 2009年3月創業Iwaki America IncorporatedがIwaki Pumps Inc.(設立時社名IWAKI WALCHEM CORPORATION)を吸収合併

2010年代

  • 2012年11月Iwaki Singapore Pte Ltd及びIWAKIm SDN. BHD.を子会社とする
  • 2016年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2016年5月ブラジルにおける販売会社としてIWAKI DO BRASIL COMÉRCIO DE BOMBAS HIDRÁULICAS LTDA.(連結子会社)を設立
  • 2016年9月創業中国における当社関連製品の貿易会社としてIWP Holding Company Limitedを設立(2025年8月清算)
  • 2016年12月創業中国における当社関連製品の調達・販売及び貿易会社として益 华骐贸 易(深圳)有限公司を設立(2024年9月清算)
  • 2018年4月技術センターを新築
  • 2019年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2019年5月システム事業所を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2035年3月期まで1,000億円
  • 連結営業利益率2035年3月期まで15%以上を維持継続
  • 連結売上高(中期)2028年3月期まで530億円
  • 連結営業利益(中期)2028年3月期まで69億円
  • 連結営業利益率(中期)2028年3月期まで13%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    海外水処理需要の取り込み拡大

    海外市場、特に水処理分野での需要拡大に対応し、製品・サービスの提供を強化する。

  2. 02

    次世代エネルギー社会への参画

    水素を中心とする次世代エネルギー関連事業に挑戦し、新たな成長領域を開拓する。

  3. 03

    グローバル製品と調達の拡大

    世界共通の製品企画を進めるとともに、調達先の多様化などグローバル調達を拡大する。

  4. 04

    DXによる生産性と働きやすさの向上

    デジタルトランスフォーメーションを推進し、生産性向上と従業員の働きやすい環境を整備する。

  5. 05

    ESG経営の推進

    環境・社会・ガバナンスに配慮した経営を強化し、持続可能な社会の実現に貢献する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,146人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は698万円で、9期前と比べて+2.4%平均年齢は42.9歳、平均勤続年数は18.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月879
2018年3月902
2019年3月68141.517.6935
2020年3月65741.917.9954
2021年3月64242.118.1994
2022年3月65642.217.91,007
2023年3月71542.518.31,112
2024年3月71942.418.11,124
2025年3月68042.618.31,121517
2026年3月69842.918.51,146515

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率57.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)55.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社18(国内 0 / 海外 18、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
技術センター — 埼玉県入間郡三芳町2,449百万円
埼玉工場 — 埼玉県狭山市1,493百万円
三春工場 — 福島県田村郡三春町413百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    Iwaki Europe GmbH
    Willich, Germany · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Iwaki America Incorporated (注)4
    Holliston, Massachusetts, USA · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    IWAKI DO BRASIL COMÉRCIO DE BOMBAS HIDRÁULICAS LTDA.
    Valinhos, Brazil · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Iwaki Singapore Pte Ltd
    Bukit Batok, Singapore · 連結子会社
    議決権88.9%
  • 海外
    IWAKIm SDN. BHD.
    Selangor Darul Ehsan, Malaysia · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    IWAKI NORDIC A/S
    Hillerod, Denmark · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Iwaki Sverige AB
    Taby, Sweden · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 海外
    Iwaki Suomi Oy
    Kerava, Finland · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 海外
    Iwaki Norge AS
    Oslo, Norway · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 海外
    易威奇 泵业 国 际贸 易(上海)有限公司
    中国, 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    易威奇有限公司(注)5
    香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    广州保税区易威奇工贸有限公司
    中国, 広東省 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社6社を開く
  • 易威奇化工 泵(广 东)有限公司(注)5中国, 広東省100%
  • 易威奇 泵业贸 易(深圳)有限公司中国, 深圳市100%
  • Iwaki Pumps Australia Pty. Ltd.Castle Hill, New South Wales, Australia45%
  • 億昇幫浦股份 有限公司台湾, 新北市,中和区43%
  • IWAKI KOREA CO., LTD.韓国, ソウル40%
  • IWAKI (THAILAND) CO., LTD.Bangkok, Thailand40%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は477億円営業利益59億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.1%、利益が+1.7%。

売上高
+4.1%
477億円
営業利益
+1.7%
59億円
純利益
+6.7%
48億円
営業利益率
12.4%
前期比 -0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高510億円477億円
営業利益64億円59億円
純利益51億円48億円
1株あたり配当¥92¥92

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は129億円、営業利益は16億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+16.2%、営業利益は+6.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1063
2024年1Q1111513.512
2024年2Q1131311.510
2024年3Q1131715.014
2024年4Q1089
2025年2Q2252812.422
2025年4Q2333012.923
2026年2Q2272711.923
2026年4Q2503212.825
2027年1Q1291612.414

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は166億円から477億円へ2.9倍に増えた。直近期の営業利益率は12.4%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月16674
2014年3月215168
2015年3月2281510
中国における当社関連製品の貿易会社としてIWP Holding Company Limitedを設立(2025年8月清算)
2016年3月2482015
2017年3月2512117
2018年3月2812721
システム事業所を開設
2019年3月2922822
2020年3月2862621
2021年3月2822221
2022年3月3243024
2023年3月3773743
2024年3月4456245
2025年3月458586512.745
2026年3月477596712.448

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高477億円のうち、営業利益として残るのは59億円12.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は48億円、売上の10.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.0%286億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.5%131億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.4%59億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
40.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.7pt
12.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.1pt
10.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.5pt
12.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2026年3月期は営業CFが53億円、投資CFが−34億円で、差し引きのフリーCFは19億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は89億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年3月108−141842
2015年3月−731−262440
2016年3月1410−92454
2017年3月20−2−121861
2018年3月18−15−5360
2019年3月18−18−7053
2020年3月21−1−152057
2021年3月21−911269
2022年3月27−4−62386
2023年3月19−15−4487
2024年3月26−25−19168
2025年3月35−8−192779
2026年3月53−34−131989

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は558億円。このうち返さなくてよい自己資本が415億円で、自己資本比率は74.0%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月23310612745.3
2014年3月26213013249.6
2015年3月25014310757.2
2016年3月2541619363.0
2017年3月2631699463.7
2018年3月29318710662.9
2019年3月30520110465.5
2020年3月3012059668.0
2021年3月3222259769.7
2022年3月38025312766.3
2023年3月45328916463.4
2024年3月49133515667.8
2025年3月54238116070.0
2026年3月55841514474.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
100億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
349億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
61億円
在庫として抱えている分
負債合計
144億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
95
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE209社中41位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中131位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.2%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
12.4%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
74.0%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.2%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,925で、1年前と比べて+66.1%過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。

¥3,925-4.5%1ヶ月-32.3%1年+66.1%時価総額883億円
過去52週の値幅
安値¥2,317高値¥6,030

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.0倍
PER (会社予想)16.9倍
PBR2.07倍
配当利回り2.34%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は4525円で、前日比+5.72%と反発しましたが、直近1ヶ月では-5.73%と調整が続いています。25日線(4907円)を約7.8%下回っており、短期的な下落トレンドにあります。一方、75日線(3912円)や200日線(3092円)は大きく上回っており、中長期の上昇基調は維持しています。52週高値6030円からは25%下落した水準で、8月6日と7日には出来高が40万株を超え、売り圧力が強まりました。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 58/100)

PERは21.23倍で業界平均23.99倍を下回り、予想PERも20倍と妥当。PBRは2.45倍で平均1.61倍を大幅に上回り割高感があるが、ROEは12.2%と高く収益性が良好。配当利回りは1.98%で平均2.61%を下回るが、配当性向36.5%と安定。売上高、利益とも緩やかに増加。総合判定はほぼ妥当。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.0倍22.7倍
PER (予想)16.9倍
PBR2.07倍1.50倍
ROE12.2%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体や化学業界の設備投資動向が需要を左右する。強気派は、環境規制強化や半導体の微細化に伴う薬液需要増で、同社の高付加価値ポンプの受注が拡大すると見る。一方弱気派は、競合他社の参入や顧客の設備投資抑制により成長が鈍化する可能性を指摘する。中期的には海外展開の進捗と収益性の維持が焦点。

プラスに働く材料7
  • 半導体向け需要拡大

    半導体製造装置向けの薬液輸送需要は増加傾向にあり、同社の技術が有利に働く

  • 環境規制追い風

    腐食性流体の安全な取り扱い需要が高まり、非金属ポンプの採用が進む

  • 海外展開の成長余地

    海外売上比率の上昇で、市場規模の拡大が期待できる

  • 2026年3月期売上高477億円、3期連続増収通年影響

    売上高は前期458億円から4.1%増の477億円、3年間で445→477億円と拡大

  • 営業利益59億円で2期連続の過去最高通年影響

    営業利益は前期58億円から59億円、営業利益率12.37%を維持

  • 当期純利益48億円と前期比6.7%増益通年影響

    純利益は前期45億円から48億円、増益基調

  • 予想PER20倍と実績21.2倍の改善余地不定影響

    株価4635円で予想PER20倍、実績PER21.23倍を下回る

マイナスに働く材料7
  • 設備投資の周期性

    半導体・化学業界の設備投資が減速すれば、受注が減少するリスクがある

  • 競争激化の懸念

    高収益分野への新規参入が進み、価格競争が起こる可能性がある

  • 原材料費の高騰

    フッ素樹脂などの原材料費上昇が利益を圧迫する恐れがある

  • 営業利益率12.37%、前期12.66%から低下通年影響

    営業利益率は0.29ポイント低下、増収効果を一部相殺

  • PBR2.45倍、ROE12.2%に対して割高不定影響

    PBR2.45倍はROE12.2%を大幅に上回り、株価は解散価値から乖離

  • 配当利回り1.98%と低位にとどまる通年影響

    配当利回り1.98%と低位、株主還元は限定的

  • 過去1年株価90.4%上昇、高値警戒感継続影響

    株価4635円は1年前から90.41%上昇、利益確定売りが出やすい局面

次の決算で確かめる点
海外売上比率
海外市場での成長が業績拡大の鍵を握るため
受注残高
今後の売上動向を先行指標として示すため
営業利益率
高付加価値製品の採算性が維持できているか確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり92で、前期から+10.0%いまの株価に対する利回りは2.34%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥92
1株あたり
配当利回り
2.34%
いまの株価に対して
配当性向
36.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2339.5
2018年3月2821.440.7
2019年3月295.036.0
2020年3月315.537.9
2021年3月21−31.142.6
2022年3月3459.533.0
2023年3月6182.146.8
2024年3月621.640.6
2025年3月7012.936.9
2026年3月7710.036.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥92

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,557人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が24.2%を占め、残る75.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他61.760.760.754.352.952.4
外国法人9.510.210.017.621.222.8
事業法人16.416.516.916.416.416.4
金融機関11.511.711.19.78.87.8
自己株式2.02.62.31.81.71.4
証券会社0.90.91.21.90.60.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01CHARON FINANCE GMBH (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)14.63
02株式会社藤中ホールディングス12.01
03藤中 茂8.26
04藤中 留美7.68
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社6.63
06イワキ産業株式会社3.81
07藤中 裕子3.08
08CACEIS BANK, LUXEMBOURG BRANCH/AIF CLIENTS ASSETS (常任代理人 香港上海銀行株式会社)2.51
09イワキ従業員持株会1.95
10藤中 秀子1.77

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近8
  • 2026-08-17
    Charon Finance GmbH
    変更報告
    16.96%
    +1.04pt
  • 2026-08-17
    ダルトン・インベストメンツ・インク(Dalton Investments, Inc.)
    新規の大量保有報告
    4.96%
    -1.66pt
  • 2026-08-17
    Charon Finance GmbH
    変更報告
    15.92%
    +1.22pt
  • 2026-08-17
    Charon Finance GmbH
    新規の大量保有報告
    18.95%
    +1.99pt
  • 2026-08-05
    Charon Finance GmbH
    新規の大量保有報告
    16.96%
    +1.04pt
  • 2026-07-21
    Charon Finance GmbH
    新規の大量保有報告
    15.92%
    +1.22pt
  • 2026-07-01
    Charon Finance GmbH
    新規の大量保有報告
    14.70%
    +1.05pt
  • 2026-06-26
    ダルトン・インベストメンツ・インク(Dalton Investments, Inc.)
    新規の大量保有報告
    6.62%
    +1.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−67%、1株純資産は14期で−88%。直近期のROEは12.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月65215,5454.315.3
2014年3月1211,9186.77.4
2015年3月1522,1107.511.4
2016年3月2242,14410.09.147.5
2017年3月2262,23410.310.639.5
2018年3月9282211.713.040.7
2019年3月9688711.39.536.0
2020年3月9693010.58.937.9
2021年3月951,0199.79.542.6
2022年3月1091,14910.110.033.0
2023年3月1941,30715.86.746.8
2024年3月2021,50714.414.340.6
2025年3月2021,71312.610.536.9
2026年3月2181,86412.211.436.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額491百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約14倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藤中茂代表取締役社長611,862,783
打田秀樹専務取締役69183,735
茅原敏広取締役777,412
富安貴子取締役57544
小島隆史常勤監査役6720,640
三宅一郎常勤監査役7018,669
長澤正浩監査役723,293
細谷義徳監査役813,237

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)422311561400100
監査役4606015
社外取締役216168
社外監査役215158

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,566字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社イワキ)、子会社14社及び関連会社5社で構成され、化学薬品等の薬液移送に使用されるケミカルポンプ及びポンプ専用コントローラ等の周辺機器の開発、製造、仕入及び販売(輸出入を含む)を主な事業として営んでおり、また、それに附帯する製品の修理及びアフターサービス並びに設置工事を行っております。 なお、当社グループは、ケミカルポンプ事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 ケミカルポンプは、半導体や液晶をはじめ、化学、電子部品、水処理、食品、製紙、医療及び太陽電池、燃料電池、二次電池等の新エネルギー分野を含む幅広い産業分野で、高純度の薬液の移送等、多岐の用途に亘って使用されております。 これらの幅広い産業分野で使用されるケミカルポンプにとっては、「取り扱いに危険を伴う化学薬液を安全に移送する」ことが最大の使命であります。そのため外部に化学薬液が漏れ、人体や環境に甚大な影響を及ぼすことがないよう、ポンプ部には腐食しない樹脂材料を使用し、薬液が漏れ出ない構造を多くの製品に採用しております。また、近年の半導体業界における生産性の飛躍的向上に伴う、「使用する化学薬液の高温化対応」及び「ポンプ接液部から不純物が出ないというハイレベルのクリーン度要求」に応えることも新たな大きな使命であります。その他、純粋な液体及び気体にとどまらず、粘性液やスラリー(固形分)混入液といった特殊液の移送にも使用されることから、実際に当社グループの製品を使用する顧客からは耐久性、利便性、サニタリー性等、それぞれの基準において厳しい水準が求められます。 当社グループは、これら全てに対して高いレベルで応えるため、様々な側面から最大限の取り組みを行っているとともに、以下のような特徴を有しております。 (1)技術面 当社グループでは、我々メーカーにとって最も重要なテーマのひとつとして開発業務を位置付けしており、国内全従業員数の約21%にあたる人員を技術・開発部門に配置し、製品の安全性、高品質、耐久性を常に追求し続け、独自の安全機構の開発や、最先端のエレクトロニクス技術を導入した高品位な製品を多数開発しております。また、ケミカルポンプという製品のみを顧客に提供しているのではなく、ケミカルポンプを中心にした関連製品を組み合わせて「流体を制御する」という機能を提供しているという認識の下、各種制御用コントローラ等の研究開発にも積極的に取り組んでおります。 (2)生産面 当社グループの製品ラインアップは60製品以上のシリーズがあり、型式は数万点に上ります。多品種少量生産を強みとする一方で、年間約80万台の生産能力があります。なお、それらの製品は、国内においては大型製品が中心の埼玉工場(埼玉県狭山市)と、小型製品の量産工場である三春工場(福島県田村郡三春町)の2拠点で生産しております(2拠点ともにISO9001及びISO14001を認証取得)。 また、海外からの短納期要求等にタイムリー対応するため、一部の海外関係会社では、当社の国内工場から部品を輸入し、現地にてノックダウン生産(※1)を行っております。 この他、連結子会社であるIwaki America Incorporatedにおいて、水処理市場に特化した水質コントローラを生産しております。 (3)品質面 当社グループでは「生産における全ての工程が品質管理のプロセスである」という考えの下、主要な生産拠点である国内2拠点(埼玉工場・三春工場)では、ISO9001に基づく品質保証体制を構築し、調達から生産、出荷までの工程を管理しております。特に検査工程においては、部品入荷の段階から厳格な検査を実施しており、複雑な形状の部品を立体的に測定する三次元測定器、含有化学物質規制に対応するためのX線分析装置等、最新の検査装置をいち早く導入し、高品質な製品を出荷するために、様々な生産システム、業務フローの改善を行い、不良ゼロを目指しております。 また、併せてISO14001も認証取得しており、環境への影響に配慮した活動を推進しております。 (4)販売面 当社グループの「取り扱いに危険を伴う化学薬液を安全に移送する」という最大の使命を果たすためには、長年に亘って蓄積された販売ノウハウが不可欠であります。また、多種多様な顧客の要求を確実に捉え、その要求に応えるためには、上記販売ノウハウに基づく顧客との緊密なコミュニケーションが必要になるため、国内全従業員数の約24%にあたる人員を販売に関わる部門に配置し、国内は支店及び営業所併せて13拠点と全国各地に及ぶ販売代理店網でカバーし、顧客に密着したきめ細かな情報とサービスの提供を行っております。一方、海外においては15ヶ国に19社の関係会社を設立し、ワールドワイドな販売・サービス網を構築し、顧客を強力にサポートしております。 (5)メンテナンスサービス面 当社グループでは、メンテナンスサービスを単なる修理サービスという捉え方ではなく「メンテナンスサービスを一つの商品」として位置付けております。製品納入後の履歴管理に基づくオーバーホール(※2)提案の他、製品の取り扱いや運転に関するアドバイスから、それらに対する改善提案等、顧客目線に立った幅広いサービスを提供することにより、顧客の生産性向上に貢献しております。 当社グループにおける各製品の概要・特徴・主な販売市場は以下のとおりであります。 〔マグネットポンプ〕 概 要   マグネットドライブ(※3)方式によるシールレスポンプ(※4)で、渦巻式・ギヤ(歯車)式等があります。 特 徴   液漏れのない完全無漏洩構造のポンプです。 フッ素樹脂等耐食性に優れた材料を採用しており、強酸・強アルカリ液でも腐食しないポンプです。 主な販売市場   半導体・液晶市場、医療機器市場、表面処理装置市場、水処理市場、化学市場、新エネルギー市場、その他(食品、製紙等) 〔定量ポンプ〕 概 要   ダイヤフラム(膜)やピストン(※5)等の往復動により液体の吸込み、吐出し作用を行うポンプです。 特 徴   各種の薬液を高精度で一定量注入できるポンプです。 主な販売市場   半導体・液晶市場、医療機器市場、表面処理装置市場、水処理市場、化学市場、新エネルギー市場、その他(食品、製紙等) 〔空気駆動ポンプ〕 概 要   空気を駆動源にして作動するポンプで、ベローズ(蛇腹)式・チューブフラム(※6)式があります。 特 徴   半導体製造プロセス等クリーンな環境で使用される全ての接液部に耐薬品性・耐熱性に優れたフッ素樹脂を採用、強腐食性薬液のケミカルアタック(※7)に耐え、パーティクル(※8)発生の少ない送液を行うポンプです。 主な販売市場   半導体・液晶市場 〔回転容積ポンプ〕 概 要   一定空間容積にある液を、回転運動にて容積変化させ液体にエネルギーを与えるポンプで、ギヤ(歯車)式・ロータリー式・スクリュー式・ホース式・チューブ式等があります。 特 徴   主に粘性液やスラリー(固形分)混入液移送用のポンプです。 主な販売市場   医療機器市場、水処理市場、化学市場、新エネルギー市場、その他(食品、製紙等) 〔エアーポンプ〕 概 要   空気及び各種ガス等の気体を吸引、移送するポンプで、ダイヤフラム(膜)式・ベローズ(蛇腹)式・ピストン式があります。 特 徴   カーボン・油等の混入がなく、外部との気密が保たれているのでクリーンな送気・吸気ができる装置組込に最適なポンプです。また、ベローズ(蛇腹)式は腐食性ガス及び高温ガスの取扱いが可能です。 主な販売市場   医療機器市場、水処理市場、その他(食品、製紙等) 〔システム製品〕 概 要   ポンプ制御用の機器単品他、ポンプを核とした流体制御システムやユニット製品等で、各種ポンプ制御用コントローラ及びセンサ、各種水質計測機器(残留塩素濃度計・濁度計他)、ブレンディングシステム(※9)、次亜無脈動注入ポンプ&システム(※10)、自動塩素滅菌装置、各種薬液注入ユニット等があります。 特 徴   長年に亘る多様な流体制御のノウハウを蓄積したポンプメーカーの操作性・制御性等使い勝手の良いシステム・ユニット製品です。 主な販売市場   半導体・液晶市場、医療機器市場、表面処理装置市場、水処理市場、化学市場、新エネルギー市場、その他(食品、製紙等) 当社グループでは、適切な経営分析に基づく経営判断に役立てるため、販売先の業種及び製品用途に基づいて、販売市場を主に「半導体・液晶市場」、「医療機器市場」、「表面処理装置市場」、「水処理市場」、「化学市場」、「新エネルギー市場」及び「その他」に区分しており、各市場における主な使用例は下表のとおりであります。 半導体・液晶市場   シリコンウェハー洗浄装置組込、感光性樹脂塗布装置組込、液晶パネル製造プロセス等 医療機器市場   人工透析装置組込、内視鏡洗浄装置組込、臨床化学分析装置組込等 表面処理装置市場   各種メッキ装置組込、電子部品製造プロセス、プリント基板(PCB)製造装置組込等 水処理市場   上下水道、ボイラー、クーリングタワー、プール、温泉等 化学市場   ソーダ工業、化学繊維、樹脂、高分子化学、製薬、化粧品等 新エネルギー市場   燃料電池、二次電池製造プロセス、電力貯蔵用蓄電池組込等 その他(食品)   各種食品機械装置組込、ビール、飲料、乳製品、調味料、製菓等 その他(製紙)   化学パルプ製造、古紙再生等 用語集 用語   説明 ※1 ノックダウン生産   当社で生産された製品の主要部品を輸入して、現地で組立する方式。 ※2 オーバーホール   製品を部品単位まで分解して清掃や調整等を行い、再組立にて新品時の性能に戻す作業。 ※3 マグネットドライブ   永久磁石の吸引力と反発力を利用して、モーターの回転力をポンプ部に伝達する機構。 ※4 シールレスポンプ   危険な化学薬品等を外部に漏らさない構造的特徴を持ったポンプ。 ※5 ピストン   筒状のシリンダー内を往復して、流体を圧送する円柱形状の部品。 ※6 チューブフラム   伸縮動作により、液体を圧送する薄い肉厚の樹脂製チューブ部品。 ※7 ケミカルアタック   腐食性の強い薬液が樹脂内部に浸透し、ポンプの構成部品に亀裂や割れを発生させる現象。 ※8 パーティクル   半導体の製造工程において、製品の特性・品質・歩留まり等に悪い影響を与える微粒子や塵埃。 ※9 ブレンディングシステム   複数の液体を配管内で連続的に混合する装置システム。マヨネーズやチョコレート等の製造工程に用いられる。 ※10 次亜無脈動注入ポンプ&システム   浄水場等で滅菌のための次亜塩素酸ナトリウムを、安定して注入するためのシステム。 [事業系統図] 事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,573字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「常に最前線で産業を支え、社会の発展と人々の幸福に寄与する。」という経営理念のもと、世界中のあらゆる場所でケミカルポンプを中心とした流体制御機器をご利用いただくことで、社会に価値を提供し、暮らしの流れを支えてまいりました。 変化の激しいこれからの時代においても、さらに多様化するニーズに応え、世界中のあらゆる場所で、人々の暮らしの流れを支え続けていく企業グループを目指しております。そのため、当社グループは、「これからの暮らしの流れを支える Aid daily life globally, evolving for future needs.」をありたい姿として掲げております。 その実現を目指す中で、多様なステークホルダーの皆さまと信頼関係を築き、共感を得て、応援される企業グループであり続けたいと考えております。 そのためには、事業の成長を追求するだけでなく、持続可能な社会の実現に向け、環境や社会にも配慮した取り組みを進めてまいります。こうした取り組みを通じて、ステークホルダーの皆さまにとって価値ある存在であり、愛される企業グループを目指して、さらなる努力を続けてまいります。 (2)経営環境及び対処すべき課題等 ①イワキグループビジョンNEXT10 当社グループは、経営理念である「常に最前線で産業を支え、社会の発展と人々の幸福に寄与する。」の実現に向け、2035年3月期における当社グループのありたい姿として、長期ビジョン「イワキグループビジョンNEXT10(以下、NEXT10)」を定めております。 当社グループが提供する製品・サービスは、世界中のあらゆる場所で人々の暮らしの流れを支えているものと自負しております。激しい環境変化の中でも、社会に不可欠な役割を担い続ける企業グループとなることを目指し、NEXT10ではありたい姿と基本方針とを併せて定性目標として設定しております。 ・定性目標 ありたい姿   これからの暮らしの流れを支える Aid daily life globally, evolving for future needs. 基本方針   事業活動を通じて世界中の IWAKI ファンを増やし、 持続可能な世の中づくりに貢献する。 NEXT10における定量目標は以下のとおり設定しております。その達成に向け、バックキャストに基づき設定した6つの取り組みを重要テーマとして掲げ、これらに継続して取り組んでおります。 ・定量目標(2035年3月期) 連結売上高   1,000億円 連結営業利益率   15%以上を維持継続 ・重要テーマ 1.海外市場における水処理ニーズへの貢献拡大 2.水素をはじめとした次世代エネルギー社会づくりへのチャレンジ 3.グローバル製品の企画 4.グローバル調達の拡大 5.DXによる生産性・働きやすさ向上 6.ESG経営の推進 ②中期経営計画2027 NEXT10では、2035年3月期までの10年間を、ホップ・ステップ・ジャンプの3つの期間に分けて取り組みを行ってまいります。 ホップ期である2026年3月期から2028年3月期までの計画「中期経営計画2027」では、着実な成長と、将来の飛躍に向けた基盤固めを実行することとし、その取り組みを進めてまいります。 ・財務目標 2028年3月期 目標   2026年3月期 実績 連結売上高   530億円   476億円 国内売上高   235億円   225億円 海外売上高   295億円   251億円 連結営業利益   69億円   59億円 連結営業利益率   13%   12.4% ROE   12%以上の維持   12.2% 在庫回転日数   150日   164.8日 中期経営計画2027の3年間におけるキャッシュアロケーションは以下見込んでおります。 キャッシュイン   営業キャッシュフロー 外部調達   約190億円 約30億円 キャッシュアウト   成長・基盤投資 株主還元 手元資金   約80億円 約60億円 約80億円 日本経済は、米国の関税政策の影響は残るものの、設備投資は持ち直しの動きがみられ、景気は緩やかな回復基調で推移しております。一方で、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰や供給不安等により、先行きは不透明な状況が続いております。 こうした経営環境の中、2027年3月期は前期に引き続き、「持続可能な成長への基盤づくり」と「マテリアリティの実現」を経営方針とし、着実な成長と将来の飛躍に向けた基盤固めを進めてまいります。 グローバル市場への事業拡大を進めていく中、調達環境の変化や、地政学的リスクの高まり、物流制約などにより、サプライチェーンを取り巻く不確実性は一層増しており、製品の安定供給体制の確保が重要な経営課題となっております。部品調達に大きく依存している状況を踏まえ、安定供給に向けた調達先の多様化や在庫戦略の見直し、生産体制の強化等に取り組んでまいります。 また、長期ビジョン及び中期経営計画の実現に向けては、事業領域の拡大や働き方の多様化が進む中、事業拡大を担う人材の確保・育成と、その力を十分に発揮できる環境づくりが喫緊の経営課題となっております。これまで培ってきた強みを大切にしながらも、変化が求められる領域については仕組みの高度化を図るとともに、適切な更新を進め、人材への投資とその価値を引き出す仕組みの整備を通じて、人材基盤の強化を図ることが、当社グループにとって重要な経営課題であると認識しております。 当社グループでは、経営理念を実現するための基盤としてサステナビリティ基本方針を定め、それを実現するための重要課題としてマテリアリティを設定しております。サステナビリティ基本方針及びマテリアリティの詳細につきましては、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載しております。
事業等のリスク6,080字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下において、有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識しており、当社グループの事業展開その他に関するリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしも事業展開上のリスクに該当しない事項についても、投資者の投資判断において重要と考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。なお、当社はこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、その発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載内容を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。また、以下の記載は当社株式への投資に関するリスクをすべて網羅するものではありませんので、この点にご留意ください。 なお、以下の記載事項は、特に断りがない限り、本書提出日現在の事項であり、将来に関する事項は本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)変動の大きい市場環境に対するリスク 当社が製造・販売するケミカルポンプは、純度の高い薬液を取り扱う半導体や液晶パネル製造プロセスをはじめ、化学、電子部品、水処理、食品、製紙など幅広い産業分野で使用されております。半導体、液晶パネルを使用する液晶テレビ・パソコン等は市況変動が大きいため、当社グループの業績はこれらの製品の需要動向や生産設備投資動向などに左右される傾向にあります。また、化学製品についても素材の市況変動により生産量、生産設備投資動向が左右される傾向にあるため、これらの市場環境が悪化した場合、受注の悪化、在庫の滞留などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの強化市場については、市場環境・経済環境の変化や当社グループの状況なども踏まえ総合的に判断したうえで、適宜見直しを図ってまいります。 (2)国内企業の海外移転等により国内需要が減退した場合のリスク 当社グループが展開するケミカルポンプ事業は、幅広い産業分野に支えられておりますが、収益基盤である国内産業分野の経済状況、統廃合、製造拠点の海外移転等により、需要が長期的に停滞、減少した場合、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、「イワキグループビジョンNEXT10及び中期経営計画2027」の定量目標として掲げております「2028年3月期連結売上高530億円(国内235億円、海外295億円)」にもありますように、海外事業の拡大を進めております。海外売上比率の向上により、国内需要減によるリスクを最小化すべく取り組んでまいります。 (3)海外での事業展開によるリスク 当社グループは、北米、欧州、アジア等において、当社グループ又はその他の販売代理店を通じ当該地域における事業拡大を進めております。今後、日本国内での大幅な市場拡大が見込まれない中、当社グループがさらなる成長をするためには、業績の基礎となる日本国内市場を確保しつつ海外市場での事業を拡大することが必要と認識しております。具体的には、先進国における技術者駐在による先進需要の開拓や、需要拡大の著しい新興国における営業技術支援強化による販売の増加を進め、製品開発戦略においては日本に限らず世界各国の市場で通用する製品の開発を推進する方針であります。しかしながら、こうした取組みにもかかわらず、海外市場の変化、海外における競合の状況及び新製品開発の時期等によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。加えて、米国の関税政策の動向に依り、同国市場において当社製品の価格競争力の低下のリスクがあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、海外の代理店政策においては、原則として一か国に一社の販売代理店を置くこととしており、当該国における当社製品の販売において代理店同士の競争を避け、各国の顧客ニーズを的確に吸い上げ、当社との情報共有を図りやすくしております。加えて地域戦略としては、欧州・米国・東南アジア諸国連合の各重点強化地域で現地関係会社と連携して、市場動向、顧客ニーズを的確に把握し、近接地域での在庫重複の回避等有効な販売展開をしております。しかしながら、この地域戦略が上手く稼働しない場合や当該販売代理店の当該国市場における競争力の低下等が生じた場合、直ちに他の販売代理店への変更ができず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、現地動向の早期把握、営業・技術ノウハウの継承等を行うため日本国内よりスタッフ派遣を実施しており、各種課題対応に取組んでおります。 (4)合弁契約にかかるリスク 当社は、欧州、アジア等の地域において、合弁会社による販売を行っております。当社は、合弁契約その他の事業関連契約等により当社グループの利益の確保に努めていますが、合弁相手を支配下においているわけではないため、合弁相手が当社グループや合弁事業にとって最良の意思決定をするという保証は無く、それらの契約が解消されるなどの事態が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)当社商号の使用許可によるリスク 当社は、優位な販売戦略確立のため、当社の関係会社の他、当社が出資を行う一部の海外の販売代理店に対し、当社の商号「イワキ」を使用する権利を契約で付与しており、商号の使用においては当社の同意を前提としております。今後、当該販売代理店の悪評又は信用不安等が生じた場合や、商号が同一であることから当社グループ会社であると誤認された場合には、当社グループの事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)製品の品質にかかるリスク 当社の製品につきましては、品質管理部門において厳格に管理されておりますが、予期し得ない重大な品質問題が発生する可能性を排除することはできないため、製造物責任賠償保険に加入するなど当該問題発生に際しての備えを強化しております。しかしながら、製造物責任賠償につながるような製品の欠陥は、当社グループに対する評価を著しく低下させ、売上高の減少等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、不具合の撲滅を重点テーマに掲げており、当該対応のためプロジェクト体制を敷き製品品質向上に取組んでおります。 (7)原材料の価格変動リスク 当社製品にはレアアース含む金属及び樹脂を原材料とした部品が多く使用されており、その仕入価格は市場価格の変動の影響を受けることがあります。原材料素材の需給関係等により原材料価格が上昇した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)競合のリスク 当社グループは、ケミカルポンプにおいて60年以上に亘り開発・製造の実績を積上げ確固たる地位を築いており高品質で耐久性に優れた製品を供給することで競合する新興国製の安価な製品との差別化を図っておりますが、今後競合製品の品質向上等により当社製品の優位性が維持できない場合には、当社グループの事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、基礎研究及びコア技術開発の環境が整備された技術センターの活用により、高度な研究開発を推進してまいります。今後「オンリーワン」製品の開発を進め、競合他社との差別化を図っていくべく取組んでおります。 (9)研究開発におけるリスク 当社グループは、市場要求と顧客ニーズを捉えた製品開発を行うことで、幅広い産業分野における販売拡大に努めておりますが、必ずしも想定した成果を得られる保証はなく、タイムリーに新製品を供給できない場合や顧客が要求する水準を満たすことができない場合、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10)為替変動のリスク 当社グループには、外貨建の売上、仕入、資産、負債があり、連結財務諸表作成のために円換算しています。主な通貨は米ドルとユーロであり、これらの通貨の為替変動が当社グループの業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループ全体では、外貨建売上が外貨建仕入を上回り、また外貨建資産が外貨建負債を上回るため、これらの通貨に対する円高が当社グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11)金利変動のリスク 当社は、運転資金及び設備資金について主に金融機関からの借入れにより資金調達を行っております。今後の金利動向が上昇局面となった場合、支払利息等の金利負担が増加することで金融収支が悪化し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12)自然災害発生によるリスク 当社グループの主たる生産工場は、埼玉県狭山市及び福島県田村郡三春町にあります。当該地域での自然災害等によりサプライチェーンの寸断や生産設備に被害を受けた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが事業を展開する地域や販売先企業が拠点を置く地域において自然災害等が発生し、当該地域において直接的な被害が出た場合や、市況が悪化し設備投資意欲が減退した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、国内においては東西に物流の補完として外部倉庫を利用しており、これは流通の短縮化だけでなく、災害発生時のリスク分散のためでもあります。また、海外ではノックダウン生産拠点の分散化、仕入先との連携強化を図り、生産管理体制の強化等を行うことにより、リスクの最小化に努めております。 (13)システム関連のリスク 当社は、業務を円滑に行うため、ハードウェア・ソフトウェアの障害防止、コンピュータウイルス等による障害防止のために万全を期しておりますが、システム・サーバダウン、コンピュータハッカーの侵入、ウイルス等による破壊的な影響を受ける場合があり得ます。システムに重大なトラブルが発生した場合には、受注・生産活動に支障が起こり当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、データセンターの活用、稼働状況の監視、適切な運用管理を行う事により、不具合の迅速な発見、対応に努めております。また、社内規程の整備や情報セキュリティ教育を行う事により、社員のITリテラシー向上を図り、情報漏洩やウイルス感染等のリスクを最小限に抑えられるよう取り組んでおります。 (14)法的規制にかかるリスク ①安全保障輸出管理にかかるリスク 当社グループは海外15ヶ国に19社の関係会社を設置し積極的に海外展開を推進しておりますが、海外への製品や部品の輸出あるいは技術の提供を行う際には、外国為替及び外国貿易法とその関連法令に定められた安全保障輸出管理に係る規定を遵守して実施することが求められております。これらに違反した場合、懲役、罰金などの刑罰や輸出禁止の行政制裁などが科せられることが定められており、その対象範囲によっては売上・利益に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは正確で効率的な安全保障輸出管理体制を維持するとともに、コンプライアンス経営の推進により発生防止に努めております。 ②その他の法的規制にかかるリスク 当社グループは、ケミカルポンプ及びその周辺機器の開発、製造、販売(輸出入を含む)を主な事業としており、また、それに附帯する製品の修理及びアフターサービス並びに設置工事を行っております。このような事業を行うに際して、製造物責任法、独占禁止法、環境・リサイクル関連等の法的規制を受けております。また、事業を展開する海外の各国においては、事業・投資の許可などをはじめ、さまざまな規制の適用を受けております。今後、新たな法令等の制定等規制の動向によっては、当社グループの事業展開が制約され業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)知的財産権にかかるリスク 当社グループは、競合他社と差別化できる技術を蓄積するべく研究開発を推進しており、当社グループが保有する技術等については特許権の取得により保護を図っております。しかしながら、当社グループが保有する知的財産権が第三者に不正に侵害された場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループでは製造、販売する製品について他社の知的財産権を侵害することのないようリスク管理に取り組んでおりますが、当社グループが販売している製品や、今後販売する製品が第三者の知的財産権に抵触する可能性は完全には否定することはできません。当社グループが認識していない特許権等が成立することにより、第三者より損害賠償等の訴訟が起こされる可能性もあります。これらの要因により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、競合メーカーをピックアップし、特許取得状況の調査及び監視を行っております。知的財産権に関する懸念が発生した場合には、都度、弁理士に相談を行っており、侵害の可能性がある場合には、弁理士と協働して、早期解決を目指して行動しております。 (16)買収(M&A)等にかかるリスク 当社グループは、事業拡大のための業務提携や必要に応じて国内外におけるケミカルポンプ及びその周辺事業を買収し、シナジー効果を得て更なる事業拡大を図ることが戦略の一つであると考えております。 また、販売拡大、企業ブランド維持のために合弁会社の子会社化または合弁会社との合弁解消等の戦略も検討してまいります。なお、買収を行う際には、対象企業の財務内容、契約関係等について詳細なデュー・デリジェンスを行うことによって、極力諸リスクを回避するように努めておりますが、案件の性質上時間的な制約等から十分なデュー・デリジェンスが実施できない場合もあり、買収後に偶発債務の発生や未認識債務が判明する可能性も否定できません。また、事業展開においてはその性質上、シナジー効果による当社グループの事業及び経営成績への影響を確実に予測することは困難であり、事業環境の変化等により計画通りに事業が進展せず、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性や、投下資本の回収に一定の期間を要する又は出来ない可能性があります。 当社グループでは、買収のデュー・デリジェンスの際、必要に応じて外部機関を利用し、対象の企業価値判断の精度を上げ、上記リスクの回避に努めております。また、当社関連部署との連携を密にし、シミュレーションを実施し、事業シナジー最大化に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,872字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における日本経済は、米国の関税政策の影響は残るものの、設備投資は持ち直しの動きがみられ、景気は緩やかな回復基調で推移しております。一方で、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰や供給不安等により、先行きは不透明な状況が続いております。 当社グループでは、経営理念の実現に向けた2035年3月期におけるありたい姿として「これからの暮らしの流れを支える Aid daily life globally, evolving for future needs.」を掲げ、その姿に向けた基本方針を「事業活動を通じて世界中の IWAKI ファンを増やし、持続可能な世の中づくりに貢献する。」とする「イワキグループビジョンNEXT10」を長期ビジョンとしております。これに基づき、2026年3月期から2028年3月期までの3ヶ年を対象期間とする「中期経営計画2027」では、着実な成長と、将来の飛躍に向けた基盤固めを実行していくことで、企業価値の向上を図ってまいります。 その初年度にあたる当連結会計年度においては、国内・海外ともにソリューション提案を軸とした営業方針を展開し、販売拡大を推進してまいりました。 その結果、市場別では医療機器市場が全体を牽引し、売上高は8,841百万円(前年比6.5%増)となりました。半導体・液晶市場は中国や韓国向け等、海外売上が好調に推移し、売上高は7,299百万円(前年比6.2%増)となりました。水処理市場は米国向けが順調に推移し、売上高は11,428百万円(前年比3.9%増)となりました。 製品別では、主力製品であるマグネットポンプが、各市場の順調な需要を背景に全体を牽引し、売上高15,657百万円(前年比4.0%増)となりました。 地域別では、国内は、医療機器市場が好調に推移し、売上高は22,568百万円(前年比4.0%増)となりました。海外について、米国は、主要市場である水処理市場が順調に推移し、売上高は7,849百万円(前年比8.4%増)となりました。欧州は、化学市場が順調に推移し、売上高は6,096百万円(前年比1.2%増)となりました。アジア地域は、台湾、韓国向けの半導体・液晶市場が牽引し、売上高は2,872百万円(前年比3.4%増)となりました。中国は、医療機器市場の落ち込みがあるものの、半導体・液晶市場が好調に推移し、売上高は5,790百万円(前年比3.0%増)となりました。 これらの結果、当社グループの当連結会計年度の連結売上高は47,692百万円(前年比4.2%増)となりました。 生産調整及び在庫適正化に向けた製品出荷構成の変化により、売上原価に占める製造関連固定費の負担が一時的に増加しておりますが、増収効果により、営業利益は5,924百万円(前年比1.4%増)となりました。持分法による投資利益の増加、為替差益の発生等により、営業外収益が増加した結果、経常利益は6,724百万円(前年比3.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,835百万円(前年比8.2%増)となりました。 なお、当社グループはケミカルポンプ事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 財政状態の分析について以下のとおりであります。 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は37,842百万円となり、前連結会計年度末に比べ437百万円増加いたしました。これは主に商品及び製品が1,247百万円減少した一方、現金及び預金が1,174百万円、売掛金が724百万円増加したことによるものであります。固定資産は18,002百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,256百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が805百万円、投資有価証券が533百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は55,844百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,693百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は9,326百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,779百万円減少いたしました。これは主に電子記録債務が2,034百万円、新工場建設費用の支払いなどにより、その他の流動負債が974百万円減少したことによるものであります。固定負債は5,035百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,100百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が1,216百万円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は14,361百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,678百万円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は41,482百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,372百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が3,063百万円、為替換算調整勘定が501百万円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は74.0%(前連結会計年度末は70.0%)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は8,888百万円となり、前連結会計年度末に比べ946百万円増加(前連結会計年度は1,168百万円の増加)いたしました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動の結果、資金は5,251百万円増加(前連結会計年度は3,463百万円の増加)いたしました。これは主に、税金等調整前当期純利益(6,743百万円)などによる資金増加要因が、法人税等の支払額(2,248百万円)などによる資金減少要因を上回ったためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動の結果、資金は3,385百万円減少(前連結会計年度は784百万円の減少)いたしました。これは主に、有形及び無形固定資産取得による支出(2,742百万円)などによる資金減少要因があったことによります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動の結果、資金は1,277百万円減少(前連結会計年度は1,876百万円の減少)いたしました。これは主に、配当金の支払額(1,770百万円)などによる資金減少要因があったことによります。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループは、ケミカルポンプ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の生産実績、受注実績、販売実績の記載はしておりません。 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。 品目   当連結会計年度 (自2025年4月1日 至2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) マグネットポンプ   11,492,126   98.5 定量ポンプ   6,027,273   103.7 空気駆動ポンプ   2,323,759   47.5 回転容積ポンプ   1,727,308   87.2 エアーポンプ   2,136,666   99.4 システム製品   1,182,287   69.6 その他   8,149,717   117.1 合計   33,039,141   94.0 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。 品目   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) マグネットポンプ   15,216,274   109.9   3,171,642   87.8 定量ポンプ   8,265,824   106.1   1,432,028   99.7 空気駆動ポンプ   4,700,003   116.2   1,553,944   83.1 回転容積ポンプ   3,023,987   92.8   682,364   89.4 エアーポンプ   2,656,294   106.9   672,284   93.5 システム製品   3,161,176   127.0   613,369   153.2 仕入商品   3,302,783   108.3   449,656   96.1 その他   6,945,285   119.8   1,395,129   124.6 合計   47,271,629   110.5   9,970,419   96.0 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。 品目   当連結会計年度 (自2025年4月1日 至2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) マグネットポンプ   15,657,896   104.0 定量ポンプ   8,270,029   102.4 空気駆動ポンプ   5,017,146   103.6 回転容積ポンプ   3,105,121   90.7 エアーポンプ   2,703,068   103.4 システム製品   2,948,211   109.5 仕入商品   3,320,927   105.0 その他   6,669,892   113.2 合計   47,692,294   104.2 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度は47,692百万円(前年比1,929百万円増加)となりました。 国内は、医療機器市場を中心に伸長し、売上高は22,568百万円(前年比4.0%増)となりました。海外について、米国は、主要市場である水処理市場が伸長し、売上高は7,849百万円(前年比8.4%増)となりました。欧州は、化学市場が伸長し、売上高は6,096百万円(前年比1.2%増)となりました。アジア地域は、半導体・液晶市場が伸長し、売上高は2,872百万円(前年比3.4%増)となりました。中国は、半導体・液晶市場が伸長し、売上高は5,790百万円(前年比3.0%増)となりました。 (売上原価) 当連結会計年度は28,621百万円(前年比1,356百万円増加)となりました。生産調整及び在庫適正化に向けた製品出荷構成の変化により、売上原価率は60.0%(前年比0.4ポイント悪化)となりました。 (売上総利益) 上記の結果、売上総利益は19,070百万円(前年比572百万円増加)となりました。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度は13,145百万円(前年比492百万円増加)となりました。人件費を中心に費用が増加したことが主な要因となっております。 (営業利益) 上記の結果、営業利益は5,924百万円(前年比79百万円増加)となりました。 (営業外損益) 当連結会計年度の営業外収益は1,051百万円(前年比254百万円増加)となりました。持分法による投資利益の増加や、為替差益の発生が主な要因となっております。 当連結会計年度の営業外費用は251百万円(前年比126百万円増加)となりました。 (経常利益) 上記の結果、経常利益は6,724百万円(前年比207百万円増加)となりました。 (特別損益) 当連結会計年度の特別利益は19百万円(前年比4百万円減少)、特別損失は0百万円(前年比17百万円減少)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 上記の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は4,835百万円(前年比367百万円増加)となりました。 b.財政状態の分析 当連結会計年度末の財政状態の分析については、「第2事業の状況4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 c.キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析については、「第2事業の状況4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 d.経営戦略の現状と見通し 「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 e.経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載のとおりであります。 f.経営者の問題認識と今後の方針について 「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 g.経営上の目標の達成状況 「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (財務の基本方針) 当社グループは、財務構造の健全化及び資金の効率的調達・運用を基本方針として財務活動を行っております。資金調達については、自己資金のほか、金融機関からの借入等により行っております。資金の流動性については、現金及び現金同等物に加え、緊急時の資金調達手段の確保等を目的として、取引銀行とシンジケートコミットメントライン契約を締結しております。 (キャッシュ・フロー及び流動性の状況) 当連結会計年度においては、営業活動によるキャッシュ・フローは5,251百万円のキャッシュ・イン、投資活動によるキャッシュ・フローは3,385百万円のキャッシュ・アウトとなり、フリー・キャッシュ・フローは1,865百万円となりました。 前連結会計年度   当連結会計年度 営業キャッシュ・フロー   3,463百万円   5,251百万円 投資キャッシュ・フロー   △784百万円   △3,385百万円 フリー・キャッシュ・フロー   2,679百万円   1,865百万円 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額1,770百万円などにより1,277百万円のキャッシュ・アウトとなり、期末における現金及び現金同等物は8,888百万円となりました。 資金の使途については、当連結会計年度は設備投資に894百万円、研究開発には921百万円の合計1,815百万円を支出しております。 前連結会計年度   当連結会計年度 設備投資   1,800百万円   894百万円 研究開発費   870百万円   921百万円 計   2,671百万円   1,815百万円 (資本政策) 経営環境の変化に機動的に対応する資本政策を実行するため、引き続きキャッシュ・フローを重視し、財務規律の堅持に努めます。また、事業拡大の投資判断においては、資本コストを意識し、これを上回るリターンの確保を目指します。さらに、経営資源配分においてROIC(投下資本利益率)をより意識するなど、資本効率の向上を図りながら持続的成長と企業価値向上を目指します。 株主還元方針について、当社では、2026年3月期より2028年3月期までの3年間については、連結配当性向35%以上、1株あたり70円の下限配当を設定しております。なお、非経常的な特殊要因により親会社株主に帰属する当期純利益が大きく変動する場合は、その影響を除いて配当金額を決定することがあります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表注記事項 (重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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