概要
千代田化工建設は、石油・化学プラントや液化天然ガス(LNG)プラントなどの大規模プロジェクトを手掛ける総合エンジニアリング企業である。1950年に建設業者として登録され、1961年に東京証券取引所第一部に上場。三菱商事グループの一角を占め、中東やアジアを中心に海外案件に強みを持つ。連結従業員数は3,489人、本社は神奈川県横浜市。過去には大型案件の損失で経営危機に直面したが、再生計画を進め、2026年3月期には営業利益821億円と黒字に転換した。
エンジニアリングを主力とする事業構成
当社グループは、当社及び連結子会社13社、持分法適用関連会社3社で構成される。事業は「エンジニアリング事業」と「その他事業」に区分される。エンジニアリング事業は中核であり、各種プラントや産業用設備のコンサルティング、計画、設計、調達、施工、試運転、メンテナンスを一貫して提供する。受注生産方式を採用し、石油化学、LNG、医薬品など幅広い分野でEPC(設計・調達・建設)契約を請け負う。その他事業には、子会社による財務・会計コンサルティング(アロー・ビジネス・コンサルティング)や、人材派遣・アウトソーシング(千代田ユーテック)、ITシステム開発(TIS千代田システムズ)などが含まれる。これらの子会社はグループ内の業務委託も担い、一体となって事業を展開する。
38以上の国と地域に広がる海外拠点網
千代田化工建設は、1968年のシンガポール子会社設立を皮切りに、世界各地に現地法人を設立してきた。主要な海外工事遂行拠点として、米国(Chiyoda International Corporation)、カタール(Chiyoda Almana Engineering LLC)、インドネシア(PT. Chiyoda International Indonesia)、マレーシア(Chiyoda Sarawak Sdn. Bhd.)、オーストラリア(Chiyoda Energies Pty Ltd)、フランス(Chiyoda France S.A.S)、フィリピン(Chiyoda Philippines Corporation)などを有する。また、サウジアラビアには持分法適用関連会社(Chiyoda Petrostar Co. Ltd.)を持つ。ミャンマーの子会社は工事遂行に加え、事務所ビルの賃貸も手掛ける。これらの拠点は、現地のニーズに応じたエンジニアリングサービスを提供し、中東・アジアを中心としたプロジェクトを支えている。
エネルギーとライフサイエンスに注力する事業領域
経営環境認識として、当社は「エネルギーと素材」および「ライフサイエンス」を主な事業領域に据える。エネルギー分野では、LNG、石油・石油化学に加え、脱炭素関連(水素、低炭素燃料、CCUS、エネルギーマネジメント)や金属・先端素材(非鉄金属精錬、蓄電池・半導体材料)にも展開する。世界約60カ国・地域で300超のプロジェクト実績を持ち、EPCコントラクターとしての知見と顧客基盤が強みである。ライフサイエンス分野では、1960年代から医薬品プラントを中心に900件以上の実績を積み、細胞培養・植物バイオ領域の製法開発受託や、宇宙低軌道実験プラットフォームの開発も行う。さらに、設備保全の高度化を支援するO&M-Xソリューションを両分野で提供する。
大型プロジェクトのリスクと収益構造の課題
当社の収益は大型EPC案件に依存する傾向があり、過去には損失計上で経営を揺るがした。2019年3月期には2,149億円の純損失、2024年3月期にも158億円の純損失を記録した。特に米国のGolden Pass LNG(GPX)案件では、JVパートナーの離脱や契約改訂が必要となった。一方、カタールのNorth Field East(NFE)案件では中東情勢の影響で工事停止があった。これらに対し、再生計画を策定し無償減資や増資を実施。2026年3月期にはGPXのTrain1完成や契約改定により営業利益821億円、純利益847億円と大幅黒字化した。中期経営計画「経営計画2025」では純利益150億円(3年平均)を目標に、Non-EPC事業の拡大による収益安定化を目指している。
業界の中での役割は化学工業を中心とする各種プラントの設計・調達・建設を担うエンジニアリング・プロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2019/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| エンジニアリング | 3,386億円 | 99.0% | -2,001億円 | -59.1% |
| その他(注)1 | 34億円 | 1.0% | 3億円 | 8.8% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01エネルギー・化学主力
石油・ガス、石油化学、化学などのエネルギー・化学プラントの建設を主力とし、設計から機器調達、現場建設、試運転、メンテナンスまで一貫して提供しています。受注生産方式で、海外では関連会社が工事遂行を担当しています。
- 各種化学・エネルギー設備
- 石油精製、石油化学、化学プラントなど、多岐にわたる産業用設備の設計・調達・建設を行う。
02医薬品・研究施設準主力
医薬品製造設備や研究施設の建設を手掛けています。関連会社の千代田エクスワンエンジニアリングが国内で主に担当しています。
- 医薬品・研究施設向け設備
- 医薬品製造設備や研究施設の建設を、設計から施工まで一貫して提供する。
03環境・省エネ準主力
公害防止・環境改善設備や省エネルギー設備の建設を手掛けています。関連会社の千代田エクスワンエンジニアリングや千代田ユーテックが技術コンサルティングを含めて対応しています。
- 環境・省エネ設備
- 公害防止・環境改善用設備や、エネルギー・環境全般の技術コンサルティングを提供する。
04その他産業設備副次
各種産業用機械設備の建設を手掛けており、関連会社の千代田エクスワンエンジニアリングが国内で担当。また、幅広い産業向けにエンジニアリングサービスを提供しています。
- 産業用機械設備
- 各種産業用機械設備の設計・建設及び据付工事を行う。
製品と技術
LNGプラントのEPCで世界をリード
千代田化工建設は、液化天然ガス(LNG)プラントの設計・調達・建設(EPC)で世界有数の実績を持つ。代表的なプロジェクトとして、米国テキサス州のGolden Pass LNG輸出基地がある。この案件では、年産約1,600万トンのLNGを生産する3系列のプラント建設を担当。Joint Ventureパートナーと共に工事を進め、2026年3月にはTrain1の建設を完了し初出荷を達成した。カタールでは、North Field East(NFE)LNG輸出基地の増設工事を遂行中であり、年産800万トンの4系列を建設する。同国では他にも多数のLNGプロジェクトに関与してきた。これらの案件では、極低温機器や大型熱交換器など高度なエンジニアリングが求められ、同社の技術力が発揮されている。
石油・石油化学プラントでの多様な実績
石油精製や石油化学分野でも、同社は中東やアジアで多数のEPCプロジェクトを手掛けている。サウジアラビアでは現地子会社Chiyoda Petrostarを通じて石油化学プラントの建設に参画。中東での受注活動は現在も継続しており、2026年3月期には石油・石油化学関連のEPC案件を新たに受注した。国内では、出光興産から全固体リチウムイオン二次電池の固体電解質大型パイロット装置のEPC業務を受注しており、先端素材分野への展開も進む。これらのプラント建設では、プロセス設計、機器調達、建設管理までの一貫したサービスを提供し、触媒技術やスケールアップノウハウも強みとしている。
ライフサイエンス分野のEPCと製法開発
医薬品プラントのEPCコントラクターとして、同社は1960年代から900件以上の実績を積んでいる。抗体医薬や細胞医薬などのバイオ医薬品プラントに強みを持ち、培養技術のプロセス開発やスケールアップにも対応する。2026年3月期には、細胞培養や植物バイオ領域の製法開発受託(CDMO)事業を拡充。また、国際宇宙ステーション向けの実証試験装置開発の経験を活かし、低軌道プラットフォームでの実験サービスも展開する。さらに、設備保全の高度化支援(O&M-X)を医薬品分野にも提供し、顧客の操業安定化に貢献している。これらの事業は、Non-EPC収益の柱としても成長が期待されている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
建設業のなかでの位置
プラントエンジ特化、海外比率高し
プラントエンジニアリング専業で、売上は大きなが営業利益率は変動が激しい。直近では2025年3月期の営業利益率5.34%から2026年3月期は16.62%と大幅に改善し、収益性向上が顕著だ。同業のショーボンドホールディングスやミライト・ワンと比べ、規模は大きく、特にLNG関連案件などを手掛ける。受注高は増加傾向で、海外売上比率が高いため、為替の影響を受けやすい。課題は、大型案件のプロジェクト管理リスクや、建設需要の変動だ。また、エンジニア人材の確保が成長の鍵を握る。
強み
- 売上高は4000億円超で、プラントエンジ業界で国内最大級
- 2026年3月期は営業利益率16%と大幅向上、採算性が好転
- 世界各地のLNGや化学プラント受注で、グローバルに事業展開
- 高度な設計・建設技術で、大規模プロジェクトに対応可能
課題
- 大型工事の延延やコスト超過が発生しやすい
- 大口案件の獲得時期により売上が大きく変動
- エンジニアの高齢化で、若手育成が急務
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
建設業の時価総額近傍。太字が千代田化工建設
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 1860戸田建設 | 4,880億円 | 12.4倍 |
| 2 | 1893五洋建設 | 4,097億円 | 11.4倍 |
| 3 | 1980ダイダン | 3,767億円 | 13.2倍 |
| 4 | 1719安藤・間 | 3,477億円 | 10.1倍 |
| 5 | 1417ミライト・ワン | 3,286億円 | 13.7倍 |
| 6 | 6366千代田化工建設 | 3,086億円 | 8.7倍 |
| 7 | 1941中電工 | 3,000億円 | 15.1倍 |
| 8 | 1979大氣社 | 2,459億円 | 15.8倍 |
| 9 | 1950日本電設工業 | 2,446億円 | 12.8倍 |
| 10 | 1820西松建設 | 2,352億円 | 9.2倍 |
| 11 | 1833奥村組 | 2,231億円 | 11.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 34件
建設業者登録から上場までの創業期
千代田化工建設の起源は、1950年1月に建設業者登録(建設大臣(イ)第1431号)を受けたことに始まる。1954年8月には横浜市鶴見区に工場を購入し、化工機の製作に着手。1956年10月には子会社として千代田計装を設立し、エンジニアリング機能を強化した。1961年10月、東京証券取引所市場第一部に上場。1968年9月には本店を横浜市鶴見区に移転し、同年に最初の海外子会社となる千代田シンガポール・プライベート・リミテッドを設立した。1973年8月には米国に千代田インターナショナル・コーポレーションを設立し、海外展開の基盤を整えた。同年12月には特定建設業許可を取得し、国内の建設業としての地位を確立した。
海外子会社網の拡大と多角化の1970年代
1970年代は、中東・アジアを中心に海外拠点が急速に拡充された。1974年4月には千代田工商(後に千代田エクスワンエンジニアリング)を設立、同年6月にはマレーシアに進出。1975年6月にはサウジアラビアに千代田ペトロスター・リミテッドを設立した。1980年代に入ると、1981年1月にアローヘッド・インターナショナル(現・アロー・ビジネス・コンサルティング関連)、1983年6月にナイジェリア、1986年には国内でアローヒューマンリソースや千代田テクノエース、千代田情報サービスなど複数の子会社を設立し、人材派遣やITサービスなど周辺事業へ多角化した。1990年代にはタイ、インドネシア、フィリピン、ミャンマーへと拠点を広げ、グローバルな事業基盤を完成させた。
二度の増資と再建計画を余儀なくされた2000年代初頭
1999年3月に第三者割当増資を実施し、2000年11月には新再建計画を策定。2001年2月には無償減資、同年3月には再度の第三者割当増資を行い、財務体質の改善を図った。2002年4月にはAES事業部を分離独立させ千代田アドバンスト・ソリューションズを設立するなど、事業の再編も進めた。2008年1月にはサンライズ・リアルエステートを吸収合併し、同年3月には三菱商事との資本業務提携契約を締結。同年4月には三菱商事を割当先とする第三者割当増資を実施し、同社グループの一員となった。2009年から2010年にかけてはITエンジニアリングやアローメイツを連結子会社化し、グループの結束を強めた。
統合と移転、新たなグループ体制の構築
2012年9月、本店を横浜市西区みなとみらいに移転。同時に千代田アドバンスト・ソリューションズを吸収合併し、千代田計装がITエンジニアリングを吸収合併して千代田システムテクノロジーズに商号変更した。2013年には英国のエクソダス・グループやオーストラリアの千代田オセアニアを連結子会社化するなど海外買収も行ったが、同年中にエクソダス株式は譲渡している。2014年には再生計画を策定し、再度三菱商事を割当先とする第三者割当増資と無償減資を実施。東京証券取引所の指定替え(第1部から第2部)も経験した。2015年にはIT事業をTIS千代田システムズに承継し、2020年には千代田工商がグループ内の2社を吸収合併し千代田エクスワンエンジニアリングに商号変更するなど、グループの再編が続いた。
経営危機からの再生と大型プロジェクトの収束
2019年3月期、大型LNGプロジェクトの損失等により2,149億円の純損失を計上し、経営危機に陥った。2020年3月期は122億円の純利益に回復したが、2022年3月期には再び126億円の純損失。2024年3月期も158億円の赤字を計上した。これに対し、2024年11月には米国Golden Pass LNG(GPX)プロジェクトでTrain1のEPC契約改定を顧客と合意。2025年11月にはTrain2・Train3の改定契約も締結し、全系列の体制を確立した。2026年3月にはTrain1の建設・試運転を完了し、1st LNGの生産を達成。この結果、同年の連結業績は売上高4,939億円、営業利益821億円、純利益847億円と大幅に改善し、再生への道筋をつけた。
中期経営計画で収益安定化と多様化を目指す
2025年5月、当社は2025年度から2027年度を対象とする中期経営計画「経営計画2025」を策定した。大型プロジェクトへの集中から脱却し、収益の安定化と多様化を目標とする。10年後に純利益300億円、内Non-EPC事業比率20%を掲げ、当面3年間の平均純利益150億円を目指す。海外EPCはリスク管理を徹底しつつ安定化を優先し、国内EPCは旺盛な需要に対応。Non-EPC事業として、事業投資や共創による収益源の多様化を進める。具体的な定量目標として、粗利益率10%以上(3年平均)、受注高9,500億円(3年累計)を設定した。この計画に基づき、2026年3月期の実績は平均目標を上回るスタートとなった。
年表34件を開く
1950年代
- 1950年1月建設業者登録番号、建設大臣(イ)第1431号として登録。
- 1954年8月横浜市鶴見区に鶴見工場を購入し、化工機製作開始。
- 1956年10月千代田計装㈱を設立。
1960年代
- 1961年10月上場東京証券取引所市場第1部に上場。
- 1968年9月創業本店事務所を横浜市鶴見区に移転。千代田シンガポール・プライベート・リミテッドを設立。
1970年代
- 1973年8月創業千代田インターナショナル・コーポレーションを設立。
- 1973年12月特定建設業許可番号、建設大臣許可(特-48)第2371号として許可を取得。
- 1974年4月千代田工商㈱を設立。
- 1974年6月創業千代田マレーシア・センドリアン・ベルハッダを設立。
- 1975年6月創業千代田ペトロスター・リミテッド(サウジアラビア)を設立。
1980年代
- 1981年1月アローヘッド・インターナショナル㈱を設立。
- 1983年6月創業千代田ナイジェリア・リミテッドを設立。
- 1986年2月アローヒューマンリソース㈱(その後㈱アローメイツ)を設立。
- 1986年10月千代田テクノエース㈱、ユーテック・コンサルティング㈱(現・千代田ユーテック㈱)、千代田情報サービス㈱(その後ITエンジニアリング㈱)を設立。
- 1989年4月アロー・ビジネス・コンサルティング㈱を設立。
1990年代
- 1990年3月創業千代田タイランド・リミテッドを設立。
- 1990年5月創業ピー・ティー・千代田インターナショナル・インドネシアを設立。
- 1994年11月創業エル・アンド・ティー・千代田リミテッドを設立。
- 1995年2月創業シー・アンド・イー・コーポレーション(現・千代田フィリピン・コーポレーション)を設立。
- 1997年9月創業千代田&パブリック・ワークス・カンパニー・リミテッド(ミャンマー)を設立。
- 1999年3月第三者割当増資を実施。
2000年代
- 2000年11月新再建計画を策定。
- 2001年2月無償減資を実施。
- 2001年3月第三者割当増資を実施。
- 2002年4月AES事業部を分離独立させ、千代田アドバンスト・ソリューションズ㈱を設立。
- 2008年1月M&Aサンライズ・リアルエステート㈱を吸収合併。
- 2008年3月創業千代田アルマナ・エンジニアリング・エルエルシー(カタール)を設立。
- 2008年3月三菱商事㈱と資本業務提携に関する契約を締結。
- 2008年4月三菱商事㈱を割当先とする第三者割当増資を実施。
- 2009年3月M&AITエンジニアリング㈱の全株式を取得し、連結子会社化。
- 2009年10月M&A㈱アローメイツ(その後アローヒューマンリソース㈱)を連結子会社化。
2010年代
- 2010年3月創業千代田サラワク・センドリアン・ベルハッダ(マレーシア)を設立。中鼎工程股份有限公司(台湾)と業務提携。
- 2012年9月M&A本店を横浜市西区に移転。千代田アドバンスト・ソリューションズ㈱を吸収合併。千代田計装㈱がITエンジニアリング㈱を 吸収合併し、千代田システムテクノロジーズ㈱に商号変更。
- 2013年6月M&Aエクソダス・グループ・(ホールディングス)・リミテッド(英国)を連結子会社化。千代田オセアニア・ピーティーワイ・リミテッド(オーストラリア)を連結子会社化。千代田ビジネスソリューションズ㈱を設立。エクソダス・グループ・(ホールディングス)・リミテッド(英国)の株式を譲渡し、持分法適用関連会社化。アローヒューマンリソース㈱が千代田ユーテック㈱及び千代田ビジネスソリューションズ㈱を吸収合併し、千代田ユーテック㈱に商号変更。エクソダス・グループ・(ホールディングス)・リミテッド(英国)の株式を譲渡し、持分法適用の範囲から除外。再生計画を策定。三菱商事㈱を割当先とする第三者割当増資を実施。東京証券取引所第2部に指定替え。無償減資を実施。千代田システムテクノロジーズ㈱のIT事業を、会社分割により新設したTIS千代田システムズ㈱に承継。再生計画をアップデート。東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所第2部からスタンダード市場に移行。千代田工商㈱が千代田システムテクノロジーズ㈱及び千代田テクノエース㈱を吸収合併し、千代田エクスワンエンジニアリング㈱に商号変更。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 純利益(3年平均)2027年度まで150億円
- Non-EPC事業での純利益2027年度まで10億円
- 粗利益率(3年平均)2027年度まで10%以上
- 受注高(3年累計)2027年度まで9,500億円
- 売上高(3年平均)2027年度まで3,800億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
収益の安定化と多様化
大型プロジェクトへの依存から脱却し、収益の安定化と多様化を目指す自己変革を推進する。海外EPCは安定性向上を優先し、国内EPCは堅調な需要に対応する。Non-EPC事業を成長性の高い市場で収益の柱に育成する。
- 02
海外プロジェクトの着実な遂行と受注改革
GPX・NFEなどの大型既存プロジェクトを完工まで着実に遂行する。中東の中規模EPC案件を受注し、リスク抑制・分散と顧客とのリスク負担の見直しを徹底し、ポートフォリオ分散とプロジェクト選別可能な体質への変革を図る。
- 03
国内プロジェクト収益拡大
ライフサイエンスや脱炭素分野の成長市場に対応するため、プロジェクトマネージャーやエンジニアのマルチタレント化、協力会社との連携、戦略的提携を強化し、多様なニーズに対応できる体制を整える。
- 04
事業共創の拡充
植物バイオファウンドリ事業、トヨタとの大規模水電解システム共同開発、Heirloom社・Ammobia社への出資など、技術開発基盤とEPC実績を活かし、顧客・パートナーとの事業共創を拡充する。
- 05
中核人財層の形成
中核人財の人財像・コンピテンシーを再整備し、タレントマネジメントシステムでスキル・経験を可視化。計画的な異動や社外経験の付与により育成を加速し、育成・輩出のKPIを設定・運用する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で3,489人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,079万円で、9期前と比べて+20.6%。平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は14.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 5,367 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 4,989 | — |
| 2019年3月 | 895 | 41.0 | 12.3 | 5,243 | — |
| 2020年3月 | 848 | 41.3 | 12.7 | 4,662 | — |
| 2021年3月 | 920 | 41.4 | 12.9 | 4,174 | — |
| 2022年3月 | 927 | 41.5 | 14.2 | 4,018 | — |
| 2023年3月 | 893 | 41.8 | 12.2 | 3,941 | — |
| 2024年3月 | 1,000 | 42.2 | 13.3 | 3,496 | — |
| 2025年3月 | 1,038 | 42.5 | 14.5 | 3,419 | 714 |
| 2026年3月 | 1,079 | 42.3 | 14.3 | 3,489 | 2,353 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社15社(国内 9 / 海外 6) を有報から抽出しています。
- 国内千代田エクスワンエンジニアリング株式会社横浜市議決権100.0%
- 国内アロー・ビジネス・コンサルティング株式会社横浜市議決権100.0%
- 国内千代田ユーテック株式会社横浜市議決権100.0%
- 海外Chiyoda Philippines Corporationフィリピン議決権100.0%
- 国内Chiyoda International Corporationアメリカ テキサス州議決権100.0%
- 海外PT. Chiyoda International Indonesiaインドネシア議決権100.0%
- 国内Chiyoda & Public Works Co.,Ltd.ミャンマー議決権60.0%
- 国内Chiyoda Almana Engineering LLCカタール議決権49.0%
- 海外Chiyoda Sarawak Sdn. Bhd.マレーシア議決権100.0%
- 海外Chiyoda Oceania Pty.Ltdオーストラリア議決権100.0%
- 海外CHIYODA ENERGIES PTY LTDオーストラリア議決権100.0%
- 海外Chiyoda France S.A.Sフランス議決権100.0%
残りのグループ会社3社を開く
- Chiyoda Petrostar Co. Ltd.サウジアラビア49%
- TIS千代田システムズ株式会社横浜市34%
- 三菱商事株式会社(注)東京都千代田区33%
- USChiyoda International Corporation
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達30.6億円グリーンイノベーション基金事業/燃料アンモニアサプライチェーンの構築アンモニア供給コストの低減アンモニア製造新触媒の開発・実証/燃料アンモニアサプライチェーン構築に係るアンモニア製造新触媒の開発・技術実証国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-02-22
- 調達5.9億円次世代火力発電等技術開発/CO2排出削減・有効利用実用化技術開発/化学品へのCO2利用技術開発/CO2を原料としたパラキシレン製造に関する技術開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-09-03
- 調達1.8億円ムーンショット型研究開発事業/地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現/電気化学プロセスを主体とする革新的CO2大量資源化システムの開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-10-30
- 調達1.5億円グリーンイノベーション基金事業/CO2の分離回収等技術開発低圧・低濃度CO2分離回収の低コスト化技術開発・実証天然ガス火力発電排ガスからの大規模CO2分離回収技術開発・実証/天然ガス燃焼排ガスからの低コストCO2分離・回収プロセス商用化の実現国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-07-07
- 調達7,777万円IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業研究開発項目[2]IoT技術を活用した新たな産業保安システムの開発保安の高度化を実現する製油所向けプラットフォームの開発 製油所3Dモデルを中心とした設備・保全情報の活用検討国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-10-11
- 調達7,480万円水素社会構築技術開発事業地域水素利活用技術開発中部圏における海外輸入水素の受入・配送事業に関する実現可能性調査国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-09-01
- 調達2,727万円平成29年度質の高いインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業(カリブ共同体諸国:原油・天然ガスの有効活用のための基礎調査)経済産業省 · 2017-10-16
- 調達1,998万円NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム異なる電極活性点を利用したCO2からのC2化合物製造技術およびシステムの研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-07-30
- 調達1,200万円超高圧水素インフラ本格普及技術研究開発事業水素ステーションのコスト低減等に関連する技術開発水素ステーション用タイプ2蓄圧器の供用中検査手法の研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-08-08
- 調達800万円エネルギー消費の効率化等に資する我が国技術の国際実証事業実証要件適合性等調査再エネを用いた持続可能な航空機燃料製造の商用化を実現するための複合プラント構築の実証研究(アラブ首長国連邦・アブダビ首長国)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-01-25
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は4,939億円、営業利益は821億円。前期と比べると増収増益で、売上が+8.1%、利益が+236.5%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3,400億円 | 4,939億円 |
| 営業利益 | 100億円 | 821億円 |
| 純利益 | 120億円 | 847億円 |
| 1株あたり配当 | — | ¥7.5 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は868億円、営業利益は47億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−32.9%、営業利益は−7.8%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1,217 | — | — | 27 |
| 2024年1Q | 1,294 | 51 | 3.9 | 49 |
| 2024年2Q | 1,423 | 57 | 4.0 | 37 |
| 2024年3Q | 1,258 | 70 | 5.6 | 71 |
| 2024年4Q | 1,085 | — | — | −315 |
| 2025年2Q | 2,373 | 137 | 5.8 | 142 |
| 2025年4Q | 2,197 | 107 | 4.9 | 128 |
| 2026年2Q | 1,947 | 156 | 8.0 | 176 |
| 2026年4Q | 2,992 | 665 | 22.2 | 671 |
| 2027年1Q | 868 | 47 | 5.4 | 55 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は3,989億円から4,939億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は16.6%。純利益は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| エクソダス・グループ・(ホールディングス)・リミテッド(英国)を連結子会社化。千代田オセアニア・ピーティーワイ・リミテッド(オーストラリア)を連結子会社化。千代田ビジネスソリューションズ㈱を設立。エクソダス・グループ・(ホールディングス)・リミテッド(英国)の株式を譲渡し、持分法適用関連会社化。アローヒューマンリソース㈱が千代田ユーテック㈱及び千代田ビジネスソリューションズ㈱を吸収合併し、千代田ユーテック㈱に商号変更。エクソダス・グループ・(ホールディングス)・リミテッド(英国)の株式を譲渡し、持分法適用の範囲から除外。再生計画を策定。三菱商事㈱を割当先とする第三者割当増資を実施。東京証券取引所第2部に指定替え。無償減資を実施。千代田システムテクノロジーズ㈱のIT事業を、会社分割により新設したTIS千代田システムズ㈱に承継。再生計画をアップデート。東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所第2部からスタンダード市場に移行。千代田工商㈱が千代田システムテクノロジーズ㈱及び千代田テクノエース㈱を吸収合併し、千代田エクスワンエンジニアリング㈱に商号変更。 | |||||
| 2013年3月 | 3,989 | — | 255 | — | 161 |
| 2014年3月 | 4,461 | — | 228 | — | 134 |
| 2015年3月 | 4,810 | — | 223 | — | 110 |
| 2016年3月 | 6,115 | — | 162 | — | 34 |
| 2017年3月 | 6,037 | — | −31 | — | −411 |
| 2018年3月 | 5,109 | — | −101 | — | 64 |
| 2019年3月 | 3,420 | — | −1,930 | — | −2,149 |
| 2020年3月 | 3,859 | — | 186 | — | 122 |
| 2021年3月 | 3,154 | — | 85 | — | 80 |
| 2022年3月 | 3,111 | — | 114 | — | −126 |
| 2023年3月 | 4,302 | — | 203 | — | 152 |
| 2024年3月 | 5,060 | — | −55 | — | −158 |
| 2025年3月 | 4,570 | 244 | 322 | 5.3 | 270 |
| 2026年3月 | 4,939 | 821 | 925 | 16.6 | 847 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高4,939億円のうち、営業利益として残るのは821億円で16.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は847億円、売上の17.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金79.7%3,934億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金3.7%184億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.6%821億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが261億円、投資CFが−33億円で、差し引きのフリーCFは228億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は2,424億円で、売上の5.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 141 | −53 | −44 | 88 | 1,802 |
| 2014年3月 | −172 | −168 | −52 | −340 | 1,453 |
| 2015年3月 | −241 | −54 | −46 | −295 | 1,132 |
| 2016年3月 | 555 | −267 | −39 | 288 | 1,369 |
| 2017年3月 | −44 | 104 | −27 | 60 | 1,389 |
| 2018年3月 | −341 | −14 | −15 | −355 | 1,018 |
| 2019年3月 | −379 | 8 | 40 | −371 | 683 |
| 2020年3月 | −322 | −78 | 892 | −400 | 1,159 |
| 2021年3月 | −208 | −22 | 95 | −230 | 987 |
| 2022年3月 | −256 | −38 | −42 | −294 | 691 |
| 2023年3月 | 442 | 79 | −171 | 521 | 1,067 |
| 2024年3月 | 627 | −16 | −59 | 611 | 1,662 |
| 2025年3月 | 512 | −42 | −3 | 470 | 2,212 |
| 2026年3月 | 261 | −33 | −17 | 228 | 2,424 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は5,138億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,159億円で、自己資本比率は22.2%(業種中央値55.5%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 4,354 | 1,894 | 2,460 | 43.3 |
| 2014年3月 | 4,753 | 1,980 | 2,773 | 41.3 |
| 2015年3月 | 5,158 | 2,084 | 3,074 | 40.0 |
| 2016年3月 | 5,282 | 2,021 | 3,261 | 37.9 |
| 2017年3月 | 4,613 | 1,571 | 3,042 | 33.7 |
| 2018年3月 | 4,203 | 1,594 | 2,609 | 37.5 |
| 2019年3月 | 3,523 | −592 | 4,115 | — |
| 2020年3月 | 3,851 | 249 | 3,602 | 6.3 |
| 2021年3月 | 3,296 | 367 | 2,929 | 11.0 |
| 2022年3月 | 3,954 | 158 | 3,796 | 4.0 |
| 2023年3月 | 4,066 | 223 | 3,843 | 5.5 |
| 2024年3月 | 4,270 | 61 | 4,209 | 1.1 |
| 2025年3月 | 4,610 | 255 | 4,356 | 5.1 |
| 2026年3月 | 5,138 | 1,159 | 3,980 | 22.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
建設業 140社との比較
同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで140社中1位あたり、逆に低いのは自己資本比率で140社中136位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥709で、1年前と比べて+69.2%。過去52週の値幅のなかでは23%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.7倍 |
| PER (会社予想) | 26.6倍 |
| PBR | 2.87倍 |
| 配当利回り | 1.06% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で-1.28%と小幅下落。8月21日終値は696円で、25日移動平均線(688.44円)を+1.1%上回って推移。週足では7月17日の636円を底に8月14日の725円まで上昇したが、その後調整。52週高値1830円に対しては-62%と大きく下落しており、高値圏からのリバウンド局面。52週安値369円からは+88.6%と大幅に上昇しており、中期的な上昇トレンドは継続。出来高は8月7日に217万株超と高水準だったが、その後は減少傾向で、売買はやや落ち着いている。RSIは57.8とやや強気圏で、上昇余地がある。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 82/100)。
PERが8.58倍と業界平均の13.75倍を大きく下回り、PBRも2.82倍と業界平均の1.53倍を上回るが、ROEが123.09%と非常に高く収益性が突出。直近業績で黒字転換し、26年3月期に営業利益率16.62%まで改善見込み。配当利回り1.08%は業界平均3.39%を下回り、配当性向15.4%と低く配当は伸び悩むが、収益力向上に伴う株価評価は割安圏と判断。割安だが配当は伸び悩む状況。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.7倍 | 14.4倍 |
| PER (予想) | 26.6倍 | — |
| PBR | 2.87倍 | 1.55倍 |
| ROE | 123.1% | 11.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、過去の大型案件の損失から再建が進み、収益性が改善するか。強気派は、2025年3月期の黒字転換と2026年3月期の大幅増益予想、今後のエネルギー関連投資(LNG・水素・アンモニア)の増加、強固な親会社バックアップを評価する。一方、弱気派は、大型プロジェクトのリスク(コスト超過・遅延)が再発する可能性、受注競争の激化による採算悪化、および中東の地政学リスクを懸念する。直近のROEが高いのは利益回復によるもので、持続可能性に疑問を呈する声もある。
- 業績回復と増益基調
24/3期赤字から25/3期黒字化し、26/3期は純利益847億円予想
- エネルギー関連の大型投資
LNG・水素など脱炭素関連プロジェクトで受注機会が拡大
- 三菱商事グループの支援
資本提携や人材派遣で経営安定、大型案件の受注協力
- 営業利益が前期比約3.4倍の821億円に急拡大通年影響強
売上高は4570億円→4939億円、営業利益は244億円→821億円と577億円増加した。
- 営業利益率5.34%→16.62%へ大幅改善通年影響中
売上高4939億円に対し営業利益821億円、営業利益率は16.62%と前期5.34%から11.3pt上昇。
- 株価は1年間で83.06%上昇し上昇トレンド継続継続影響弱
1年間の株価上昇率は83.06%。時価総額2965億円、外国人保有比率12.18%。
- ROE123.09%と自己資本効率が極めて高い継続影響中
ROEは123.09%、PBRは2.76倍。自己資本利益率の高さが株主価値向上に寄与。
- プロジェクトリスク再発
過去の損失案件のように、コスト超過や遅延が発生する恐れ
- 受注競争の激化
韓国・中国勢との価格競争で採算性が悪化する可能性
- 地政学リスク
中東依存が高く、紛争や政情不安で事業が停滞
- 市場予想PER25.5倍と先行き収益低下懸念不定影響強
実績PER8.4倍に対し予想PER25.5倍。市場は今後の減益を織り込んでいる可能性。
- 売上高が2024年3月期水準まで回復していない通年影響中
2026年3月期売上高4939億円は2024年3月期の5060億円を121億円下回る。
- 2024年3月期に158億円の純損失を計上通年影響中
2024年3月期の純利益は-158億円と赤字。回復後も収益変動リスクを内包。
- 配当利回り1.1%と株主還元が手薄継続影響弱
配当利回りは1.1%に留まり、利益水準に対して還元策が限定的。
- 受注高と受注残高
- 将来の売上高の柱であり、業績の先行指標となるため
- 営業利益率
- 大型案件の採算性を評価し、再建の持続性を判断するため
- 完成工事原価率
- プロジェクト原価管理の巧拙を示し、損失リスクを測るため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり7.5円で、前期から+25.0%。いまの株価に対する利回りは1.06%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 6 | — | — |
| 2018年3月 | 8 | 25.0 | 15.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥7.5
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ49,715人。区分でいちばん多いのは事業法人で38.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.2%を占め、残る52.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 37.0 | 37.7 | 37.6 | 38.4 | 38.1 | 38.9 |
| 個人・その他 | 43.6 | 40.3 | 41.2 | 41.3 | 43.4 | 34.1 |
| 外国法人 | 6.7 | 9.9 | 9.2 | 10.9 | 9.4 | 12.1 |
| 金融機関 | 8.7 | 10.3 | 10.6 | 7.4 | 6.7 | 8.3 |
| 証券会社 | 3.9 | 1.8 | 1.4 | 1.8 | 2.4 | 6.5 |
| 自己株式 | 0.3 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 三菱商事株式会社 | 60.17 |
| 02 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 2.08 |
| 03 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 1.63 |
| 04 | 千代田化工建設持株会 | 1.06 |
| 05 | 上田八木短資株式会社 | 0.90 |
| 06 | 三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 0.89 |
| 07 | BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.69 |
| 08 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.59 |
| 09 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.55 |
| 10 | 野村證券株式会社(常任代理人 株式会社三井住友銀行) | 0.52 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-06三菱商事株式会社新規の大量保有報告66.57%-15.37pt
- 2026-05-12三菱商事株式会社新規の大量保有報告81.94%+21.77pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+413%、1株純資産は7期で−82%。直近期のROEは123.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 62 | 727 | 9.0 | 16.9 | 34.5 |
| 2014年3月 | 52 | 758 | 7.0 | 25.6 | 31.0 |
| 2015年3月 | 43 | 797 | 5.5 | 24.1 | 38.7 |
| 2016年3月 | 13 | 773 | 1.7 | 63.3 | — |
| 2017年3月 | −159 | 600 | — | — | — |
| 2018年3月 | 25 | 608 | 4.1 | 40.3 | 15.4 |
| 2019年3月 | −830 | — | — | — | — |
| 2020年3月 | 41 | — | — | 5.2 | — |
| 2021年3月 | 23 | — | 26.3 | 21.0 | — |
| 2022年3月 | −57 | — | — | — | — |
| 2023年3月 | 51 | — | 80.3 | 7.7 | — |
| 2024年3月 | −69 | — | — | — | — |
| 2025年3月 | 96 | — | 189.0 | 3.5 | — |
| 2026年3月 | 319 | 129 | 123.1 | 2.8 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額394百万円。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 榊田雅和 | 取締役会長 | 67 |
| 太田光治 | 代表取締役社長 CEO 兼 CSO | 61 |
| 小林直樹 | 代表取締役副社長執行役員 成長推進本部長 | 61 |
| 出口篤 | 代表取締役専務執行役員 CFO 兼 CCO 兼 財務本部長 | 58 |
| 清水啓之 | 取締役顧問 | 66 |
| 佐藤聡 | 取締役 | 58 |
| 松川良 | 取締役(注)1 | 71 |
| 救仁郷豊 | 取締役(注)1 | 71 |
| 黒木彰子 | 取締役(注)1 | 63 |
| 渡部修平 | 取締役(常勤監査等委員) | 58 |
| 松尾祐美子 | 取締役(監査等委員) (注)1 | 61 |
| 椋野貴司 | 取締役(監査等委員)(注)1 | 67 |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 紺野哲哉 | 取締役副社長執行役員 CHRO | 65 |
| 大澤豊 | 取締役(注)1 | 66 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 監査等委員 | 8 | 205 | 111 | 29 | 346 | 43 |
| 監査等委員 | 4 | 48 | — | — | 48 | 12 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,680字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,189字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,782字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,212字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第98期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-18
- 半期報告書半期報告書-第98期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第97期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第97期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第96期(2023/04/01-2024/03/31)2024-07-01
- 四半期報告書四半期報告書-第96期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第96期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第96期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第95期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-22
- 四半期報告書四半期報告書-第95期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第95期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第95期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業