概要
東京通信グループは、2015年設立のデジタルサービス企業である。スマートフォン向けゲームアプリの開発・運用を主力とするメディア事業、電話占いサービス「電話占いカリス」や「SATORI電話占い」を運営するプラットフォーム事業の2本柱に加え、メタバースやデジタルサイネージなどの新規事業を展開する。2020年12月に東証マザーズ(現グロース)に上場。2025年12月期の連結売上高は62億円、従業員数は122名である。
メディア事業が売上の55%を占める収益構造
2025年12月期の連結売上高62億円の内訳は、メディア事業が34億円(構成比55%)、プラットフォーム事業が22億円(同36%)、その他が5.8億円(同9%)である。メディア事業はスマートフォン向け無料ゲームアプリの広告収益が主体で、当期は2タイトルがApp StoreとGoogle Playの無料ランキングで1位を獲得した。プラットフォーム事業では電話占いサービスの相談回数が年間285千回に達し、エンタメテック事業も5四半期連続で営業黒字を達成した。
M&Aで拡大した事業ポートフォリオ
同社は設立以来、M&Aを成長の原動力としてきた。2021年に株式会社ティファレトを完全子会社化し、電話占い事業を獲得。2023年には株式会社サイバーエージェントから「SATORI電話占い」を事業譲受した。同年、株式会社テトラクローマ(画像メーカー「Picrew」運営)やSeesaa Vietnam(現TT TECH)も連結子会社化。2022年にはデジタルサイネージ事業とメタバース事業を新設したが、2025年にはグループ内の再編として複数の子会社を吸収合併し、効率化を図っている。
持株会社体制と23社のグループ構成
2023年4月、商号を株式会社東京通信グループに変更し、持株会社体制へ移行した。これにより、各子会社の意思決定を迅速化し、グループ経営機能を強化した。2025年12月期時点で連結子会社23社、持分法適用会社2社を擁する。主要な子会社として、メディア事業を担う株式会社TTや株式会社テトラクローマ、プラットフォーム事業の株式会社ティファレト、エンタメテックの株式会社パルマなどがある。グループ全体で「Digital Well-Being」をビジョンに掲げる。
財務基盤の改善と過去最高益の達成
売上高は設立初年度の3億円(2016年12月期)から一貫して成長し、2025年12月期には62億円に達した。ただし、2022年・2023年には新規事業への先行投資が響き、親会社株主に帰属する当期純損失を計上した。2025年12月期は事業ポートフォリオの最適化と投資有価証券の売却益5.3億円が寄与し、営業利益1.9億円、経常利益6.6億円、当期純利益2.3億円と、いずれも創業以来の過去最高を更新した。経営指標として営業利益とEBITDAを重視している。
業界の中での役割はアプリメディアの企画・開発・運用者、および電話占い等のプラットフォーム運営者。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2021/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| その他(注)1 | 24億円 | 50.0% | 7億円 | 29.2% |
| インターネットメディア事業 | 21億円 | 43.8% | 5億円 | 23.8% |
| インターネット広告事業 | 3億円 | 6.3% | 2億円 | 66.7% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01メディア主力
スマートフォン向けの無料ゲームアプリ(カジュアルゲーム、ハイパーカジュアルゲーム、ポイ活ゲーム)を企画・開発し、広告収益を得る事業。
- 無料ゲームアプリ
- アプリ内の広告枠を提供し、広告収益を得るスマホゲーム。
02プラットフォーム準主力
電話占いサービス「電話占いカリス」「SATORI電話占い」や、ファンとアーティストをつなぐ「B4ND」などのプラットフォームを運営。従量課金や月額課金で収益を得る。
- 電話占いカリス
- ユーザーが約400名の鑑定師から選び、通話時間に応じて料金を支払う電話占いサービス。
- B4ND
- アーティストとファンの双方向コミュニケーションを実現する推し活メッセージアプリ。月額課金と応援アイテム販売で収益化。
03その他その他
メタバース事業、デジタルサイネージ販売、ファンクラブ運営、投資事業など。
製品と技術
無料ゲームアプリと「Picrew」が牽引するメディア事業
メディア事業の中核はスマートフォン向け無料ゲームアプリである。カジュアルゲームやハイパーカジュアルゲームを中心に、広告収益で収益を得る。2025年12月期には2タイトルがApp Store・Google Playの無料ランキングで1位を獲得し、運用アプリ本数は月平均245本に達した。同事業には画像メーカーサービス「Picrew(ピクルー)」も含まれ、2025年12月期の売上高は前期比19.0%増、営業利益は同27.8%増と好調だった。また、ポイ活ゲームアプリ(インセンティブゲーム)によりユーザー層の拡大も進めている。
電話占い「カリス」と「SATORI」を運営するプラットフォーム事業
プラットフォーム事業の主力は電話占いサービスである。専用サイト上でユーザーと約400名の鑑定師をマッチングし、通話時間に応じた従量課金で収益を得る。「電話占いカリス」と「SATORI電話占い」の2ブランドを運営し、2025年12月期の相談回数は年間285千回であった。派生サービスとして「恋愛相談METHOD」も展開している。同事業のセグメント利益は3.3億円(前期比24.8%増)で、安定的な収益源となっている。
エンタメテックとファンクラブ、新規事業群
プラットフォーム事業には推し活メッセージアプリ「B4ND」も含まれる。アーティストとファンの双方向コミュニケーションを実現し、月額課金と応援アイテム販売で収益を得る。2025年12月期は5四半期連続で営業黒字を達成した。その他区分では、ファンクラブビジネス事業が通期黒字化を達成し、デジタルサイネージ事業やメタバース事業も展開する。投資事業では有価証券の売却益5.3億円を計上し、グループ全体の収益改善に貢献した。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
小規模通信サービス、赤字脱却途上
東京通信グループは通信事業を中心とするが、売上高60億円前後と小規模で、直近営業赤字から回復途上にある。同業のジンジブやイシンなどは人材サービスが主体で直接の競合ではないが、サービス業セクター内で収益性で劣後。2024年12月期は営業赤字だが、2025年12月期には黒字転換を見込む。規模の経済が働きにくく、高成長が求められる。
強み
- 2025年12月期に営業利益3.23%と黒字転換の計画があり、改善傾向にある。
- 売上高60億円規模と小さく、市場シェア拡大のポテンシャルが大きい。
- 通信サービスに特化し、特定顧客層への深耕が可能。
- 赤字からの回復過程でコスト削減や効率化が進められている。
課題
- 直近営業赤字であり、収益基盤が脆弱で競合に劣る。
- 売上高が小さく、事業多角化やリスク分散が困難。
- 大手通信会社と比べリソース不足で、独自の強みを打ち出しにくい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字が東京通信グループ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6549ディーエムソリューションズ | 31億円 | 9.9倍 |
| 2 | 4341西菱電機 | 31億円 | 12.2倍 |
| 3 | 7359東京通信グループ | 30億円 | 9.3倍 |
| 4 | 7057エヌ・シー・エヌ | 30億円 | 19.1倍 |
| 5 | 9767日建工学 | 30億円 | 10.4倍 |
| 6 | 9212Green Earth Institute | 30億円 | 43.1倍 |
| 7 | 9376ユーラシア旅行社 | 30億円 | 54.1倍 |
| 8 | 6577ベストワンドットコム | 30億円 | — |
| 9 | 7046TDSE | 29億円 | 15.8倍 |
| 10 | 6046リンクバル | 29億円 | — |
| 11 | 3326ランシステム | 29億円 | 27.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 13件
渋谷区で創業、スマートフォンメディア事業を開始した2015年
2015年5月、東京都渋谷区に株式会社東京通信を設立した。創業時からスマートフォン向けメディア事業(現メディア事業)を開始し、アプリ広告を収益源とするビジネスモデルを構築した。2016年12月期の売上高は3億円、当期純利益は0億円と小規模なスタートだった。2017年7月には投資事業を行うBASE Partners有限責任事業組合(現TT1有限責任事業組合)を設立し、事業領域を拡大した。
東証マザーズ上場と事業基盤の確立(2020年)
2020年12月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場した。上場時の売上高は24億円(2020年12月期)、当期純利益2億円を計上しており、順調に成長していた。この時期、同社はメディア事業を中心に収益を拡大していたが、上場を機にさらなる事業多角化を模索し始める。2021年4月には株式会社ティファレトを完全子会社化し、プラットフォーム事業(電話占い)に参入した。
M&Aと新規事業でポートフォリオを拡充した2021〜2022年
2021年のティファレト買収に続き、2022年には新たな事業領域としてデジタルサイネージ事業(株式会社Digital Vision Industries)とメタバース事業(株式会社METAVERSE A CLUB)を設立した。さらに2022年9月には株式会社シーカーズポートを設立し、事業ポートフォリオの拡充を加速した。同年4月には東証の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場へ移行した。同年11月には本社を東京都港区六本木に移転している。
持株会社体制への移行と大型買収を実施した2023年
2023年4月、商号を株式会社東京通信グループに変更し、持株会社体制へ移行した。グループ経営の効率化と意思決定の迅速化が目的である。同年中には、株式会社サイバーエージェントから「SATORI電話占い」を事業譲受し、電話占い事業を拡大。また、ベトナムのSeesaa Vietnamを完全子会社化しTT TECH COMPANY LIMITEDに商号変更、さらに画像メーカー「Picrew」を運営する株式会社テトラクローマも連結子会社化した。
グループ再編と収益構造の改善が進んだ2025年
2025年11月、グループ経営の効率化を目的とした吸収合併を実施した。株式会社ティファレトを存続会社として、株式会社METAVERSE A CLUBと株式会社シーカーズポートを吸収。同時に、株式会社テトラクローマを存続会社として、株式会社デジタルプラントを吸収した。これにより管理コストの削減と事業間シナジーの強化を図った。2025年12月期の業績は、新規事業への投資見直しとヒットタイトルの創出により、売上高62億円、当期純利益2.3億円と過去最高を達成した。
年表13件を開く
2010年代
- 2015年5月創業東京都渋谷区に株式会社東京通信を設立し、スマートフォンメディア事業(現メディア事業)を開始
- 2017年7月東京都渋谷区恵比寿南にBASE Partners有限責任事業組合(連結子会社、現TT1有限責任事業組合)を設立 し、投資事業を開始
2020年代
- 2020年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2021年4月M&A事業ポートフォリオの拡充を図るため、株式会社ティファレトを完全子会社化し、プラットフォーム事業を開始
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場からグロース市場に移行
- 2022年6月創業株式会社Digital Vision Industries及び株式会社METAVERSE A CLUBを設立し、デジタルサイネージ事業及びメタバース事業を開始
- 2022年9月創業事業ポートフォリオの拡充を図るため、株式会社シーカーズポートを設立
- 2022年11月東京都港区に本社を移転
- 2023年4月商号変更持株会社体制へ移行し、商号を株式会社東京通信から株式会社東京通信グループに変更
- —株式会社サイバーエージェントから「SATORI電話占い」を事業譲受
- 2023年12月M&ASeesaa Vietnam co., ltd.を完全子会社化し、商号をTT TECH COMPANY LIMITEDに変更
- —M&A株式会社テトラクローマを完全子会社化
- 2025年11月M&Aグループ経営の効率化を目的として、株式会社ティファレトを存続会社とし、株式会社METAVERSE A CLUB及び株式会社シーカーズポートを消滅会社とする吸収合併、並びに株式会社テトラクロ―マを存続会社とし、株式会社デジタルプラントを消滅会社とする吸収合併を実施
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
事業ポートフォリオの最適化
収益性の低い事業の縮小・撤退を進め、主力事業に経営資源を集中する。
- 02
既存事業のオーガニックグロース
経営資源とノウハウを活用し、新規顧客獲得と既存市場でのシェア拡大を図る。
- 03
M&A戦略の強化
事業ポートフォリオの補完と競争力向上のため、既存事業とのシナジーを重視したM&Aを推進する。
- 04
既存事業のM&Aグロース
サービスラインナップの拡充により、既存市場でのプレゼンス拡大を目指す。
- 05
財務基盤の強化
フリーキャッシュ・フローを重視した資産配分と負債構造の見直しにより財務健全性を向上する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 6期分
グループ全体で122人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は693万円で、5期前と比べて+13.3%。平均年齢は41.7歳、平均勤続年数は4.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年12月 | 612 | 34.9 | 2.5 | 57 | — |
| 2021年12月 | 614 | 34.7 | 2.5 | 77 | — |
| 2022年12月 | 634 | 35.3 | 3.1 | 78 | — |
| 2023年12月 | 723 | 40.8 | 3.0 | 128 | — |
| 2024年12月 | 681 | 38.8 | 3.1 | 138 | −145 |
| 2025年12月 | 693 | 41.7 | 4.4 | 122 | 164 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社14社(国内 14 / 海外 0、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社TT (注)3、6東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社テトラクローマ東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内MASK合同会社(注)5東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内fty合同会社(注)5東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Babangida合同会社(注)5東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ティファレト(注)6東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社パルマ(注)9東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内東京通信キャピタル 合同会社(注)5東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内TT1有限責任事業組合(注)5東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内BASE Partners Fund1号投資事業有限責任組合(注)5、7東京都 港区 · 連結子会社議決権3.7%
- 国内株式会社Digital Vision Industries東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社TeT (注)9東京都 港区 · 連結子会社議決権51.0%
残りのグループ会社2社を開く
- 株式会社アミザ東京都 千代田区41%
- その他1社-
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は62億円、営業利益は2億円。前期と比べると増収で、売上が+5.1%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 65億円 | 62億円 |
| 営業利益 | 3億円 | 2億円 |
| 純利益 | 1億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は38億円、営業利益は2億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+18.8%、営業利益は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 13 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2023年2Q | 17 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年3Q | 17 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年4Q | 15 | — | — | −1 |
| 2024年1Q | 14 | −1 | −7.1 | −1 |
| 2024年2Q | 14 | −1 | −7.1 | −1 |
| 2024年4Q | 31 | 0 | 0.0 | −2 |
| 2025年2Q | 32 | 1 | 3.1 | 0 |
| 2025年4Q | 30 | 1 | 3.3 | 2 |
| 2026年2Q | 38 | 2 | 5.3 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2016年12月期からの10期で、売上は3億円から62億円へ20.7倍に増えた。直近期の営業利益率は3.2%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 3 | — | 0 | — | 0 |
| 東京都渋谷区恵比寿南にBASE Partners有限責任事業組合(連結子会社、現TT1有限責任事業組合)を設立 し、投資事業を開始 | |||||
| 2017年12月 | 8 | — | 2 | — | 1 |
| 2018年12月 | 12 | — | 2 | — | 1 |
| 2019年12月 | 16 | — | 3 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2020年12月 | 24 | — | 4 | — | 2 |
| 事業ポートフォリオの拡充を図るため、株式会社ティファレトを完全子会社化し、プラットフォーム事業を開始 | |||||
| 2021年12月 | 47 | — | 4 | — | 2 |
| 株式会社Digital Vision Industries及び株式会社METAVERSE A CLUBを設立し、デジタルサイネージ事業及びメタバース事業を開始 | |||||
| 2022年12月 | 51 | — | 0 | — | −3 |
| Seesaa Vietnam co., ltd.を完全子会社化し、商号をTT TECH COMPANY LIMITEDに変更 | |||||
| 2023年12月 | 62 | — | 4 | — | −2 |
| 2024年12月 | 59 | −2 | −2 | −3.4 | −4 |
| グループ経営の効率化を目的として、株式会社ティファレトを存続会社とし、株式会社METAVERSE A CLUB及び株式会社シーカーズポートを消滅会社とする吸収合併、並びに株式会社テトラクロ―マを存続会社とし、株式会社デジタルプラントを消滅会社とする吸収合併を実施 | |||||
| 2025年12月 | 62 | 2 | 7 | 3.2 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高62億円のうち、営業利益として残るのは2億円で3.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の3.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金22.6%14億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金74.2%46億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.2%2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2025年12月期は営業CFが4億円、投資CFが6億円で、差し引きのフリーCFは10億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は11億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年12月 | 0 | −3 | 4 | −3 | 6 |
| 2019年12月 | 2 | −1 | 1 | 1 | 4 |
| 2020年12月 | 3 | −1 | 1 | 2 | 7 |
| 2021年12月 | 3 | −18 | 17 | −15 | 9 |
| 2022年12月 | 3 | −3 | 0 | 0 | 9 |
| 2023年12月 | 0 | 2 | 4 | 2 | 14 |
| 2024年12月 | 1 | 1 | −9 | 2 | 8 |
| 2025年12月 | 4 | 6 | −6 | 10 | 11 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2025年12月期の総資産は37億円。このうち返さなくてよい自己資本が9億円で、自己資本比率は20.8%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 2 | 1 | 1 | 55.6 |
| 2017年12月 | 6 | 3 | 3 | 45.4 |
| 2018年12月 | 12 | 9 | 3 | 32.2 |
| 2019年12月 | 9 | 6 | 3 | 56.8 |
| 2020年12月 | 15 | 9 | 6 | 63.0 |
| 2021年12月 | 40 | 11 | 29 | 28.3 |
| 2022年12月 | 39 | 9 | 30 | 22.4 |
| 2023年12月 | 50 | 17 | 33 | 19.0 |
| 2024年12月 | 38 | 8 | 30 | 14.2 |
| 2025年12月 | 37 | 9 | 28 | 20.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで534社中32位あたり、逆に低いのは自己資本比率で534社中501位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥293で、1年前と比べて-39.5%。過去52週の値幅のなかでは30%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.3倍 |
| PER (会社予想) | 26.8倍 |
| PBR | 3.69倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月で約18.2%上昇したが、1年では50.8%の大幅下落。株価260円は25日線(232.6円)を11.8%上回り、短期の反発基調にある。しかし75日線(230.05円)や200日線(268.46円)は割れており、中期の下降トレンドが続く。8月13日に出来高1,870,300株と急増し、259円まで急騰。その後も高止まりし、8月20日に260円で引けた。52週高値536円からは約51%低い水準で、戻り待ちの売り圧力も強い。RSIは71.59と過熱気味で、短期的な調整リスク。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 60/100)。
PER 9.8倍と業界平均22.3倍を大幅に下回り割安。PBR 2.80倍も業界平均3.09倍より低い。ROE 35.5%は非常に高く収益性良好だが、直近の営業赤字など業績が不安定。配当利回り13.45%は極めて高いが、配当性向20%と低く今後の維持に注意。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.3倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 26.8倍 | — |
| PBR | 3.69倍 | 3.51倍 |
| ROE | 35.5% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
赤字からの脱却と成長性が焦点。強気派はChatworkの高いシェアとストック型収益構造、黒字転換を評価。弱気派は競合増加によるシェア低下や、ユーザー単価向上の鈍さを懸念。
- 黒字転換期待
2025/12期は営業利益3.23%と黒字予想。
- サブスク収益安定
ストック型ビジネスで安定的な収益基盤。
- 低PER評価
翌期予想PER約10倍と割安感。
- 黒字転換と利益成長2025年通期影響強
2025/12期営業利益2億円、純利益2億円と赤字脱却
- 高配当利回り13.45%継続影響中
株価223円に対し年間30円配当、インカム需要旺盛
- PER9.8倍の割安感不定影響中
EPS22.7円、成長性を考慮すれば割安水準
- ROE35.5%の高収益体質継続影響弱
自己資本小さいが資本効率極めて高く、利益成長期待
- 競合の脅威
SlackやTeamsなど競合が多くシェア低下リスク。
- 成長減速
売上高が伸び悩み、前期比微増。
- 債務超過リスク
自己資本比率が低く財務リスクがある。
- 売上高低調で成長ストーリー欠如通年影響強
60億円前後で低迷、市場拡大に乗れず
- 配当の持続可能性懸念通年影響中
純利益2億円に対し配当総額30億円推定、余力乏しい
- 業績の不安定さ継続影響中
過去3期で営業損益が-2→-2→2億円と大きく変動
- 株価下落トレンド継続継続影響弱
1年で50%下落、センチメント悪化で更なる下落リスク
- 有料ユーザー数
- 収益の基盤を示す。
- ARPU
- ユーザー単価の向上度合い。
- 解約率
- 顧客維持の状況を確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり0円で、前期から−99.4%。いまの株価に対する利回りは0.00%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年12月 | 4,875 | — | 20.0 |
| 2018年12月 | 30 | −99.4 | — |
配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想—
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ5,005人。区分でいちばん多いのは個人・その他で50.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が27.1%を占め、残る72.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 25.3 | 29.6 | 38.7 | 38.6 | 46.8 | 50.9 |
| 事業法人 | 67.3 | 65.6 | 57.9 | 56.5 | 45.0 | 26.8 |
| 外国法人 | 1.4 | 1.5 | 0.8 | 0.6 | 0.7 | 11.8 |
| 証券会社 | 5.3 | 3.2 | 2.2 | 4.0 | 6.6 | 9.6 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.2 | 0.6 | 0.7 |
| 金融機関 | 0.6 | 0.0 | 0.4 | 0.1 | 0.3 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社トラストホールディングス | 21.46 |
| 02 | BNP PARIBAS SYDNEY/2S/JASDEC/DIVERSIFIED GLOBAL SHARE TRUST/TAXABLE(常任代理人香港上海銀行東京支店) | 4.97 |
| 03 | 株式会社monolice | 4.53 |
| 04 | 株式会社SBI証券 | 4.01 |
| 05 | 古屋 佑樹 | 3.83 |
| 06 | 楽天証券株式会社共有口 | 2.12 |
| 07 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人株式会社三菱UFJ銀行) | 1.65 |
| 08 | カンダ ヒロヤ | 1.48 |
| 09 | J.P.MORGAN SECURITIES PLC(常任代理人JPモルガン証券株式会社) | 1.38 |
| 10 | CGMI PB CUSTOMER ACCOUNT(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.11 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-07楽天証券株式会社新規の大量保有報告5.38%
- 2026-07-07楽天証券株式会社新規の大量保有報告2.37%-2.68pt
- 2026-06-22楽天証券株式会社新規の大量保有報告5.05%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で−99%、1株純資産は10期で−100%。直近期のROEは35.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 2,712 | 33,479 | 17.7 | — |
| 2017年12月 | 33,237 | 62,466 | 56.3 | — |
| 2018年12月 | 21 | 88 | 26.3 | — |
| 2019年12月 | 17 | 58 | 33.1 | — |
| 2020年12月 | 22 | 94 | 27.1 | 41.7 |
| 2021年12月 | 20 | 115 | 19.6 | 23.5 |
| 2022年12月 | −27 | 88 | — | — |
| 2023年12月 | −20 | 94 | — | — |
| 2024年12月 | −41 | 53 | — | — |
| 2025年12月 | 23 | 76 | 35.5 | 12.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/12期の役員報酬は総額84百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 外川穣 | 取締役 会長 | 54 | 2,161,954 |
| 古屋佑樹 | 代表取締役 社長CEO | 39 | 841,900 |
| 赤堀政彦 | 取締役 CFO | 41 | 14,400 |
| 塚本信二 | 取締役(非常勤) | 55 | — |
| 髙橋由人 | 取締役(非常勤監査等委員) | 86 | — |
| 串田規明 | 取締役(非常勤監査等委員) | 50 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 67 | 67 | 22 |
| 社外取締役 | 3 | 15 | 15 | 5 |
| 取締役(社内) | 1 | 2 | 2 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,631字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,167字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,422字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,202字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第12期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-26
- 半期報告書半期報告書-第11期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-28
- 半期報告書半期報告書-第10期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-28
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第1四半期(2020/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-30
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
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