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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

フューチャーリンクネットワーク

Future Link Network Co.,Ltd.9241 · Growth · サービス業

地域情報プラットフォーム「まいぷれ」を核に、地域の中小事業者向けマーケティングと自治体向け公共ソリューションを展開する企業。

概要

フューチャーリンクネットワークは、地域情報プラットフォーム「まいぷれ」を運営する企業である。千葉県船橋市に本社を置き、2000年に設立、2021年に東証マザーズ(現グロース市場)に上場した。全国154社の運営パートナーと連携し47都道府県914市区町村に展開。売上高の約半分を地域情報流通事業、残りを公共ソリューション事業が占める。

「まいぷれ」を核とした二つの事業セグメント

当社グループは、地域情報プラットフォーム「まいぷれ」の運営を起点に、地域情報流通事業と公共ソリューション事業の二区分で事業を展開する。地域情報流通事業では、中小事業者向けの情報発信・経営支援を月額課金やパートナー加盟料で収益化する。公共ソリューション事業では、ふるさと納税業務支援や地域共通ポイントなど、自治体の課題解決を官民連携で手掛ける。2025年8月期の売上高は1,544,788千円(前期比1.9%増)で、両セグメントがほぼ半々を占める。

全国154社の運営パートナーと914市区町村に広がるネットワーク

地域情報流通事業の要は、「まいぷれ」の運営を全国各地で担うパートナー網である。2025年8月期末時点で154社の運営パートナーが47都道府県914市区町村でプラットフォームを運営する。直営エリアは千葉県船橋市など拠点近隣に限られ、それ以外はパートナーが情報収集・編集を担う。パートナーからのロイヤルティ収入は売上の約25%を占めるが、2025年8月期は新規契約件数の伸び悩みなどから前期比16.9%減の380,222千円となった。

官民協働で自治体課題を解決する公共ソリューション

公共ソリューション事業は、自治体のふるさと納税業務を代行するBPO事業と地域共通ポイント「まいぷれポイント」が柱である。ふるさと納税BPOでは、2025年8月期に受託自治体の寄付額合計が85億円(前期比16億円増)に達し、関連売上高は589,928千円(同14.6%増)と成長した。まいぷれポイントは全国12エリア・4自治体で運用され、公共施設利用促進や健康施策のインセンティブとして活用される。同事業のセグメント売上高は778,104千円(同11.2%増)であった。

業界の中での役割は地域情報流通基盤を提供し、地元事業者と自治体をつなぐプラットフォーマー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
15億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
0億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/8
事業売上構成比利益利益率
地域情報流通 事業8億円50.0%2億円25.0%
公共ソリューション事業8億円50.0%2億円25.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01地域中小事業者主力

地域情報プラットフォーム「まいぷれ」を運営し、地域の中小事業者に対し情報配信・経営支援を行う。月額課金による掲載・利用料と、運営パートナーからの加盟料・ロイヤルティが主な収益。取材・編集による広告作成、AIエージェント「まいぷれくん」、SNS連携など多様なマーケティング支援を提供する。

主な製品・サービス5
まいぷれ
地域の店舗・施設、イベント、お役立ち情報などを集約し配信する地域情報プラットフォーム。
まいぷれくん
地域情報特化型のAIエージェント。PR文作成などを効率化する。
まるまるおまかせプラン
専属スタッフとの継続的な打ち合わせに基づき、各種情報発信チャネルへの最適な情報発信を代行するサービス。
編集タイアップ広告
取材記事を活用して商品やサービスを地域に訴求する広告。
地上波テレビデータ放送配信広告
テレビCMに比べ低コストでデータ放送を活用した情報発信を実現する広告。

02運営パートナー(全国の地域メディア企業)準主力

全国各地域の編集機能を担う運営パートナー各社と協業し、技術や運営ノウハウを共有。パートナー加盟料(運営許諾、初期導入支援)とロイヤルティ収益(プラットフォーム利用料及び広告料の20%)を得る。

03大手小売・流通企業準主力

地域情報流通基盤を活用し、特定商圏や地域に直接情報を発信したい企業向けにエリアマーケティング支援を提供。地域メディアを活用したエリアプロモーション、コミュニティ連動企画、イベント企画・運営、インフォメーションセンター運営などを行う。

主な製品・サービス1
エリアマーケティングソリューション
「まいぷれ」の地域情報流通基盤を活用し、特定商圏へのプロモーションや地域コミュニティとの連動企画を支援する。

04自治体・国準主力

自治体や国の抱える課題に対し、官民連携による解決策を提案。ふるさと納税業務支援、地域共通ポイント(まいぷれポイント)、自治体DX支援などを提供する。

主な製品・サービス2
ふるさと納税業務支援
地域密着型の体制を活かし、特産品の開拓や寄付者対応、返礼品発送管理などを代行する。
まいぷれポイント
地域内限定のポイント制度。公共施設利用促進や健康対策など、自治体施策のインセンティブとして活用される。

製品と技術

地域密着型メディア「まいぷれ」の仕組み

「まいぷれ」は、地域の店舗・施設、イベント、サークルなどあらゆる地元情報を取材・編集し発信する地域情報プラットフォームである。掲載情報は実際の取材や一次情報を重視。月額課金(サブスクリプション)モデルで、地域の中小事業者が自社の魅力を発信できる。店舗広告の他、編集タイアップ広告や地上波データ放送、Googleマップ、SNSなど多様なチャネルに情報を流通させる。2025年8月期の直営エリア売上は173,214千円(前期比21.8%増)で、平均単価は10,436円となった。

自治体連携を支えるふるさと納税BPOと地域ポイント

公共ソリューションの主力はふるさと納税業務支援と地域共通ポイント「まいぷれポイント」である。ふるさと納税BPOでは、返礼品の開拓・取材から寄付者対応・発送管理までを代行。2025年8月期には受託自治体の寄付額合計85億円を達成した。まいぷれポイントはQRコード決済型の新システムを採用し、12エリア・4自治体で運用。公共施設利用や健康施策のインセンティブとして活用され、地域経済循環を促進する。

AIエージェント「まいぷれくん」と新規事業群

2025年4月に全国販売を開始した「まいぷれくん」は、地域情報に特化したAIエージェントである。蓄積された地域データを活用し、PR文作成などを効率化する。これにより店舗の契約単価向上に寄与した。また、カタログギフト「まいぷれのご当地ギフト」、VTuber活用の「まちスパチャプロジェクト」、会員制サービス「チイオシ」、移住促進メディア「Nativ.media」など、関係人口創出を目的とした新事業を展開している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

地域情報サービス、低成長で黒字維持模索

フューチャーリンクネットワークは地域情報サイトの運営等を手掛けるサービス業者で、同業にはジンジブやイシンなどがある。売上高は14~15億円で横ばいが続き、営業利益は2024年8月期、2025年8月期ともに0(ゼロ)であり、収益性が低い。2026年8月期も同水準と予想され、成長の停滞と収益改善の遅れが課題。地域密着型のビジネスモデルが強みである一方、収益の柱が限定的。

強み

  • 地域情報に特化し、地元ユーザーからの支持を獲得している。
  • 売上高が約15億円で安定しており、急激な悪化リスクは低い。
  • 小規模組織で固定費が低く、赤字に陥りにくい体質。
  • 成長分野であるネットサービスで事業展開している。

課題

  • 営業利益がゼロで、利益を生み出す構造になっていない。
  • 売上高が横ばいで、新たな成長戦略が見えない。
  • 類似サービスが多く、独自の強みを打ち出しにくい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がフューチャーリンクネットワーク

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17362T.S.I13億円9.1倍
26579ログリー13億円
32459アウンコンサルティング13億円
46786RVH12億円41.0倍
57363ベビーカレンダー12億円38.0倍
69241フューチャーリンクネットワーク11億円22.9倍
76573CRAVIA10億円
8302Aビースタイルホールディングス9億円33.1倍
99238バリュークリエーション9億円
107376BCC9億円
119562ビジネスコーチ7億円77.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

創業からパートナー事業開始までの歩み(2000〜2006年)

2000年3月、千葉県八千代市で有限会社として設立され、地域情報サイト「まいぷれ」を立ち上げた。その後本社を習志野市(2000年9月)、船橋市(2002年4月)へ移転。2001年11月に株式会社へ組織変更。2005年9月には「まいぷれ運営パートナー事業」を開始し、島根県出雲市版を開設。2006年8月には日本初の官民協働地域ポータルサイト「宮前ぽーたろう」を川崎市宮前区で開設した。

子会社化からふるさと納税支援まで事業領域を拡大(2006〜2015年)

2006年10月、株式会社宣美を子会社化しマーケティング支援事業に参入。同年11月にプライバシーマークを取得。2012年8月には地域共通ポイントサービス「まいぷれポイント」を開始。2015年7月、茨城県行方市とふるさと納税業務支援の委託契約を締結し、公共ソリューション事業の柱となるふるさと納税BPOに乗り出した。

子会社設立と大日本印刷との協業(2016〜2018年)

2016年3月、地域共通ポイント導入支援で大日本印刷株式会社との協業を開始。同年6月、船橋市インフォメーションセンターの運営を受託。同年9月、兵庫県加古川市に子会社「株式会社まいぷれ加古川」を設立し、地域共通ポイント制度の窓口業務を開始した。2018年9月には子会社の株式会社宣美を吸収合併し、八千代オフィスと鴻巣オフィスを開設。

子会社統合によるグループ再編と上場(2018〜2021年)

2018年9月、子会社の株式会社宣美を吸収合併し、八千代オフィスと鴻巣オフィスを開設。2019年9月には株式会社まいぷれ加古川も吸収合併した。2021年8月、東京証券取引所マザーズ市場に上場。上場により資金調達力を高め、事業拡大の基盤を整えた。

市場移行と公共BPO子会社の設立(2022〜2024年)

2022年4月、東証の市場区分見直しに伴いマザーズからグロース市場へ移行。同年3月には廃校になった小学校を拠点とする富津金谷小オフィスを開設。同年9月、千葉県富津市に子会社「株式会社公共BPO」を設立し、ふるさと納税業務の集中処理体制を強化。2024年3月には熊本県玉名市に玉名オフィスHOMEを開設。

AIエージェント開発と新メディア獲得(2023〜2025年)

2023年3月、カタログギフト「まいぷれのご当地ギフト」の販売を開始。同年12月にはVTuberを活用した「まちスパチャプロジェクト」を始動。2024年9月、子会社「地域活性AIテクノロジーズ株式会社」を設立。2025年3月、株式会社カヤックから「Nativ.media」事業を譲り受け、4月には地域情報特化型AIエージェント「まいぷれくん」を全国販売開始。6月には愛媛県四国中央市にオフィスを開設した。

年表26件を開く

2000年代

  • 2000年3月創業千葉県八千代市に㈲フューチャーリンクネットワークを設立 地域情報サイト『まいぷれ』運営開始
  • 2000年9月本社を千葉県習志野市に移転
  • 2001年11月㈲フューチャーリンクネットワークを㈱フューチャーリンクネットワークに組織変更
  • 2002年4月本社を千葉県船橋市に移転
  • 2005年9月まいぷれ運営パートナー事業開始、『まいぷれ出雲』(島根県出雲市版)を開設
  • 2006年8月日本初官民協働地域ポータルサイト『宮前ぽーたろう』(神奈川県川崎市宮前区版)を開設
  • 2006年10月M&A株式会社宣美を子会社化し、マーケティング支援事業を開始
  • 2006年11月プライバシーマークの認定取得

2010年代

  • 2012年8月地域共通ポイントサービス「まいぷれポイント」を開始
  • 2015年7月茨城県行方市と「ふるさと応援寄付金事務局業務及び情報発信事業に関する業務委託契約」を締結し、ふるさと納税業務支援ソリューションを開始
  • 2016年3月地域共通ポイントの導入支援事業において大日本印刷㈱との協業を開始
  • 2016年6月船橋市インフォメーションセンターの運営を開始
  • 2016年9月加古川市共通ポイント制度「かこがわウェルピーポイント」の窓口業務を行うことを目的に 兵庫県加古川市に子会社㈱まいぷれ加古川を設立
  • 2018年9月M&A子会社㈱宣美を吸収合併し、「八千代オフィス」を開設 埼玉県鴻巣市に「鴻巣オフィス」を開設
  • 2019年9月M&A㈱まいぷれ加古川を吸収合併

2020年代

  • 2021年8月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場
  • 2022年3月千葉県富津市に廃校になった小学校を拠点にした「富津金谷小オフィス」を開設
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2022年9月千葉県富津市に子会社「株式会社公共BPO」(現連結子会社)を設立
  • 2023年3月カタログギフトサービス「まいぷれのご当地ギフト」の販売を開始
  • 2023年12月VTuberと共に地域の魅力をお届けする「まちスパチャプロジェクト」を開始
  • 2024年3月熊本県玉名市に「玉名オフィスHOМE(ホーム)」を開設
  • 2024年9月千葉県船橋市に子会社「地域活性AIテクノロジーズ株式会社」(現連結子会社)を設立
  • 2025年3月株式会社カヤックと「Nativ.media」事業譲渡契約を締結し、「Nativ.media」事業を譲受、運営を開始
  • 2025年4月地域情報特化型AIエージェント「まいぷれくん」の全国販売開始
  • 2025年6月愛媛県四国中央市に「四国中央オフィス」を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    地域情報プラットフォームの拡充

    「まいぷれ」の機能向上と店舗向け経営支援ツールの開発(生成AI活用含む)を進め、加盟店数と月額利用料(MRR)の増加を図る。直営エリアに加え、運営パートナーを通じたエリア展開を強化する。

  2. 02

    官民協働事業の拡大

    運営パートナーと連携し、官民協働ポータルやふるさと納税業務支援を展開。効率的な事務局体制と現地支援により、寄付額増加と収益向上を目指す。

  3. 03

    新ポイントシステムによる店舗支援

    自社開発のQRコード決済型ポイントシステム「まいぷれポイント」を導入。中小事業者が活用しやすい価格設定と運営コンサルにより、ポイント利用を促進する。

  4. 04

    AI技術導入によるサービス高度化

    地域情報特化型AIエージェント「まいぷれくん」など、AI技術を積極的に導入し、サービス機能向上と効率化を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で116人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は530万円で、4期前と比べて+23.1%平均年齢は35.7歳、平均勤続年数は7.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年8月43134.86.490
2022年8月39934.16.3101
2023年8月41634.26.3107
2024年8月41134.06.21230
2025年8月53035.77.21160

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社(千葉県 船橋市)他4ヶ所89百万円
地域情報流通 公共ソリューション 共通
富津金谷小オフィス — 千葉県 富津市62百万円
地域情報流通 公共ソリューション
玉名オフィス — 熊本県玉名市19百万円
公共ソリューション
本社 — 千葉県 富津市0百万円
公共ソリューション
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    地上デジタル放送波を活用した情報伝達手段の実証及び技術ガイドライン案作成の請負業務
    消防庁 · 2021-05-25
    4,340万円
  • 調達
    令和6年度 デジタル田園都市国家構想交付金デジタル実装タイプ(地方創生テレワーク型)等の効果検証に係る調査
    内閣府 · 2024-08-01
    2,600万円
  • 調達
    地上デジタル放送波を活用した同報系システムの運用方策等に係る調査研究業務
    消防庁 · 2022-08-16
    2,400万円
  • 調達
    新技術を活用した災害情報伝達手段の実態把握に向けた調査研究業務
    消防庁 · 2020-12-25
    855万円
  • 補助金
    [第七回]事業再構築補助金(交付申請等)
    中小企業庁
    2,507万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は15億円営業利益0億円前期と比べると増収で、売上が+0.0%。

売上高
+0.0%
15億円
営業利益
0億円
純利益
0億円
営業利益率
0.0%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高17億円15億円
営業利益0億円0億円
純利益0億円0億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は3億円、営業利益は−1億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は−25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q400.00
2023年4Q3−1
2024年1Q500.00
2024年2Q300.00
2024年3Q400.00
2024年4Q300.00
2025年2Q800.00
2025年4Q700.00
2026年2Q900.00
2026年3Q3−1−33.3−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2017年2月期からの10期で、売上は6億円から15億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2017年2月600
2017年8月3−1−1
子会社㈱宣美を吸収合併し、「八千代オフィス」を開設 埼玉県鴻巣市に「鴻巣オフィス」を開設
2018年8月6−1−1
㈱まいぷれ加古川を吸収合併
2019年8月1100
2020年8月1100
東京証券取引所マザーズ市場に上場
2021年8月1311
千葉県富津市に廃校になった小学校を拠点にした「富津金谷小オフィス」を開設
2022年8月13−1−1
2023年8月14−1−1
熊本県玉名市に「玉名オフィスHOМE(ホーム)」を開設
2024年8月15000.00
愛媛県四国中央市に「四国中央オフィス」を開設
2025年8月15000.00

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高15億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金33.3%5億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金66.7%10億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
66.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比7.5pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.0pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.7pt
11.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2025年8月期は営業CFが1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは現金積み上げ型にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも期末の手元現金は5億円で、売上の4.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年8月00000
2020年8月10112
2021年8月20226
2022年8月−1−10−24
2023年8月0−10−14
2024年8月00104
2025年8月10015

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2025年8月期の総資産は10億円。このうち返さなくてよい自己資本が3億円で、自己資本比率は28.0%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年2月41321.1
2017年8月3035.2
2018年8月202
2019年8月303
2020年8月4042.1
2021年8月84441.8
2022年8月73439.6
2023年8月72530.3
2024年8月93626.4
2025年8月103728.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
5億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-2億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
7億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
29
/ 100
安定性自己資本比率19 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中279位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中483位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.1%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
28.0%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,252で、1年前と比べて-68.1%過去52週の値幅のなかでは2%の位置にある。

¥1,252-1.6%1ヶ月-12.9%1年-68.1%時価総額11億円
過去52週の値幅
安値¥1,181高値¥4,385

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)22.9倍
PER (会社予想)36.0倍
PBR5.49倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+7.3%と上昇、7/31は+6.0%の1438円。ただし、年初来では-51.6%と半減しており、52週高値6110円からは-76%と大幅に下落した水準。25日線(1388円)を上回り、75日線(1322円)も回復。出来高は非常に薄く、1日あたり1000株未満が多く、流動性が極めて低い。RSIは51.7と中立。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PER 24.8倍(実績)は同業界平均22.5倍を上回り、PBR 5.94倍は平均3.17倍を大きく上回り割高。ROE 11.1%は高いが、無配であり、直近期の純利益が0億円で停滞。先行きPER 39倍とさらに高く、割高感が強い。割高だがROEは業界平均を上回る。

指標この会社業種平均
PER (実績)22.9倍23.4倍
PER (予想)36.0倍
PBR5.49倍3.51倍
ROE11.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

地域密着型の情報プラットフォームでありながら、赤字からの脱却が最大の焦点。強気派は、自治体DX需要の取り込みや掲載エリア拡大によるスケールメリット発揮を期待する。弱気派は、売上成長が鈍く利益改善の見通しが立たないこと、競合との差別化が困難である点を懸念。ROEは11%と一見高いが、赤字時の評価は困難。

プラスに働く材料7
  • 自治体DX需要の取り込み

    地域情報プラットフォームを自治体向けに展開可能

  • スケールメリットの拡大

    エリア拡大で固定費回収が進む可能性

  • 時価総額の小ささ

    成長余地が大きく、値動きのボラティリティに期待

  • 売上高15億円で黒字維持2025/8期影響

    純利益0億円、赤字から脱却。

  • PBR5.94倍の成長期待不定影響

    PBR高めだが将来成長への期待を反映。

  • 小規模ながら安定収益基盤継続影響

    売上高15億円で安定的に推移。

  • コスト管理で利益率改善の余地2026年Q1影響

    営業利益率0%から黒字化の可能性。

マイナスに働く材料7
  • 赤字継続リスク

    直近も営業利益ゼロ、黒字化の確証なし

  • 競合との差別化難

    地域情報は類似サービスが多く、優位性不明

  • 成長鈍化

    売上15億円で頭打ち感、利益成長のトリガー不在

  • 営業利益ゼロの脆弱体質継続影響

    営業利益率0%、収益力が極めて低い。

  • 売上高成長の停滞継続影響

    売上高15億円で横ばい、成長鈍化。

  • 時価総額12億円の流動性リスク継続影響

    小型株で売買が少なく、需給悪化しやすい。

  • 配当なしで株主還元期待薄継続影響

    配当利回り0%、インカムゲイン期待できない。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長企業の生命線。利益化への道筋を示す
営業損益
黒字化の鍵、赤字からの脱却時期を探る
掲載エリア数
プラットフォームの拡大度合いを測る

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ1,044人。区分でいちばん多いのは個人・その他56.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.5%を占め、残る63.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他41.152.155.158.556.7
事業法人37.238.737.837.336.4
証券会社19.57.36.03.56.0
外国法人0.41.20.90.70.8
金融機関1.70.60.00.00.1
外国人個人0.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社石井本店35.24
02石井 丈晴9.45
03岡田 亮介5.41
04板倉 正弘4.59
05片町 吉男4.18
06室川 敏治3.52
07株式会社SBI証券3.11
08谷川 昭雄1.84
09品川 和史1.57
10楽天証券株式会社1.02

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で−99%、1株純資産は8期で−97%。直近期のROEは11.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2017年2月3,12511,40445.8
2017年8月−9,3672,038
2018年8月−1,758
2019年8月24
2020年8月5613
2021年8月11343144.028.0
2022年8月−87344
2023年8月−80272−29.4
2024年8月32841.0570.8
2025年8月3432711.1118.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/8期の役員報酬は総額63百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石井丈晴代表取締役525,380,451
岡田亮介取締役 事業部門管掌5046,071
中川拓哉取締役 管理部門管掌462,580
毛利裕二取締役58
神﨑進取締役 監査等委員69
片町吉男取締役 監査等委員5235,595
石倉雅恵取締役 監査等委員58

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)34645017
社外取締役57082
監査役1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,021字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社((株)公共BPOと地域活性AIテクノロジーズ(株))の計3社で構成されております。当社グループのミッションは、持続可能な地域社会モデルを構築することで、地域活性化を継続的かつ発展的事業の形で実現することです。地域の魅力=付加価値を流通させる地域情報プラットフォーム(地域情報流通基盤)である「まいぷれ」を構築し運用しております。 当社グループは、地域情報プラットフォーム「まいぷれ」の運営を起点とした事業を2区分のセグメントで行っております。 地域情報プラットフォーム「まいぷれ」は、地域のお店・施設、イベントやサークル、お役立ち情報などあらゆる地元の情報を集め、配信しています。インターネット上にあらゆる情報が溢れている中で、実際に取材をした情報や、お店の方やイベント主催者が自ら発信する一次情報を大切にし、地域に埋もれている情報をお届けすることで、地域の魅力を掘り起こし地域の活性化につなげていきます。「まいぷれ」で掲載している情報は「まいぷれ」のみならず、他のメディアとも連携し、地域情報を必要としている方に、「まいぷれ」でしか提供できないコンテンツをお届けします。 当社グループの事業系統図は以下の通りであります。 [事業系統図] 各セグメントの事業内容は次の通りとなります。 (1) 地域情報流通事業 当社グループは、地域情報を継続的に収集し多様なメディアやチャネルに配信する技術とその運営体制により構築される地域情報流通基盤を、地域情報プラットフォーム「まいぷれ」と名付け、運営しております。地域情報流通事業は、主に地域の中小事業者を対象に、情報配信・経営を支援する事業と、その仕組みを全国各地の運営パートナーへビジネスモデルとして提供する事業を含みます。主な事業収益は、地域の中小事業者から月額課金(サブスクリプション)でいただく「まいぷれ」への掲載及びプラットフォームの利用料と、全国各地域の「まいぷれ」運営パートナーからいただくパートナー加盟料(まいぷれ運営許諾、初期導入支援)及びロイヤルティ収益(プラットフォーム利用料及び「まいぷれ」掲載店舗の広告料の20%)となります。 当社グループの専門スタッフが地域の中小事業者・店舗を直接取材、編集を行い、魅力を最大限に引き出した効果的な広告を作成し、商圏を絞って掲載します。さまざまな地域の情報を集め、編集し、発信する地域情報プラットフォーム「まいぷれ」は、ローカルコンテンツに特化した独自性の高いインターネットメディアです。その利用料の対価として広告掲載料等をいただきます。 直営エリア及び運営パートナーが全国各地の情報を収集し広告として編集する体制を活かすことで、「まいぷれ」に掲載する店舗広告の他にも多様な情報流通を行っております。地域情報メディアという特性を活かした取材記事で、地域の人に広く商品やサービスを訴求する編集タイアップ広告や、莫大なコストが必要なテレビCMではなくデータ放送の活用によりお茶の間への情報発信を低コストで実現する地上波テレビデータ放送配信広告、GoogleマップやInstagramをはじめとしたSNS等、あらゆる媒体を通して情報を発信することで地域情報の流通を促しております。さらに、地域情報メディアとしての役割に留まらず、経営支援機能も有しております。ウェブマーケティングが店舗運営において重要な役割を担っている昨今、地域の中小事業者・店舗の運営者が必ずしもマーケティング手法に精通しているとは限りません。蓄積した地域情報を用いてPR文作成などを効率化する地域情報特化型AIエージェント「まいぷれくん」や、専属スタッフとの継続的な打ち合わせを通して各種情報発信チャネルに最適な情報発信をする「まるまるおまかせプラン」など、地域の中小事業者・店舗の成長を支えております。 千葉県船橋市を始めとした当社拠点の近隣地域は直営エリアとして当社が「まいぷれ」を運営しております。それ以外の地域においては、全国各地域で編集機能を担う運営パートナー各社と協業体制を組み、技術や運営ノウハウを共有することで地域情報流通基盤を確立しております。当連結会計年度末現在、全国154社の運営パートナー企業と47都道府県・914市区町村の地域で地域情報プラットフォーム「まいぷれ」の運営を行ない、全国各地の「まいぷれ」が地域のハブとして機能し、付加価値が流通する起点になることで地域活性を担います。 また、地域情報流通基盤を活用し、特定の商圏や地域に直接情報を発信したい企業に地域に根ざしたエリアマーケティングを支援するソリューションも提供しております。大手小売・流通企業の地域メディアを活用したエリアプロモーションや地域におけるコミュニティとの連動企画や地域に根付いたイベントの企画・運営、インフォメーションセンター運営など、「まいぷれ」ならではのソリューション提供を行なっております。 マーケティング支援では、顧客の抱える課題に応じたソリューションを提供し、施策に応じた対価をいただいています。企画料、販促物の制作費、ウェブマーケティング費、BPO委託料等が収益となります。 a.地域情報流通事業における運営パートナーとの関係図 また、マーケティング支援売上の内訳に内包されている新規事業関連売上は、関係人口創出事業と関連しております。少子高齢化・人口減少により都市と地方の格差が拡大する社会背景の中、国策である『地方創生2.0』において、関係人口の創出が地域の持続可能性を高めるとして取り組みが加速しています。当社の地域密着型のビジネスは『地方創生2.0』との親和性が高く、これまで新規事業として実施していた取り組みを当連結会計年度より「関係人口創出事業」とし市場開拓を目指しております。まいぷれのご当地ギフトは、地域情報流通基盤を活用することで、地域の隠れた逸品をカタログギフトの形でお届けする商品です。カタログギフト特有の「貰い手が自分でほしい商品を選べる」という機能性に、「地域のぬくもりが伝わる」というテーマ性を加えています。ただ商品が羅列されただけのカタログではなく、商品開発のストーリーや地域ネタが記載されたカードにより一品一品を紹介することで、欲しいと思える品をご紹介しております。「まちスパチャプロジェクト」はVtuberとともに地域の魅力を漫画コンテンツや動画配信等で発信することで、地域とVtuber双方の露出機会を作り、Z世代を中心に新たな地域への関心・接点を生み出すことを目指して展開しております。また、当連結会計年度において「チイオシ」をリリースし、「Nativ.media」の事業譲受を行いました。「チイオシ」は各地域の「アンバサダー」が提供する地域活動や課題解決プロジェクト等に、個人や法人が参加することができる会員制サービスです。「Nativ.media」は地方創生・移住促進・関係人口創出に特化した専門メディアとして2017年にスタート。地域に根差した暮らしや仕事のリアルな姿を伝え、関係人口創出を目指す情報プラットフォームです。 b.関係人口創出事業の全体像 (2) 公共ソリューション事業 公共ソリューション事業では、地域情報流通基盤を活用することで自治体や国の抱える課題に対し官民連携による解決策を提案しています。地域に根差した運営体制を持つ地域情報プラットフォーム「まいぷれ」を活用することで、当社グループ独自の官民協働事業を展開し、ふるさと納税業務支援、地域共通ポイント(まいぷれポイント)等の事例に取り組んでいます。また、自治体のDX支援など、「まいぷれ」で培ったノウハウや情報流通技術を活かしたソリューションの提供も行い、国や自治体に対して、コンサルティング費用やシステム提供費用、サービス提供委託料などを頂戴し、課題解決施策を実行する公共案件の受託を手掛けております。 ・ふるさと納税業務支援 地域に根差した体制を持つことを強みに、地域密着型を徹底したふるさと納税の業務委託に取り組んでいます。地域情報を収集・編集して発信する「まいぷれ」の運営体制を活かすことで、特産品の開拓や生産者への直接取材を通じて地域の魅力的な返礼品を他社が運営するふるさと納税ポータルサイト上に登録し、ふるさと納税による地域のプロモーションへとつなげています。また、寄付者との連絡や返礼品の発送管理などの本来自治体が行う業務を代行することによって、自治体職員の負担を軽減しながら、返礼品の付加価値を高め、寄付額の向上につなげております。自治体からはふるさと納税業務支援の手数料として、寄付額の一定割合を対価として請求し、関連する運営パートナーとも当該対価をシェアし、協力して当地の寄付額を伸ばすことを目指しております。 c.ふるさと納税業務支援関係図 ・地域共通ポイント(まいぷれポイント) 当社グループは、地域内限定で利用されるポイント制度を「まいぷれポイント」という名称で運営しています。地域のイベントへの参加や商店の利用で付与される、地域商店で金銭の代わりに利用できるポイントを流通させることで地域経済の循環を目指します。地域共通ポイントスキームを自治体に提供することにより、公共施設の利用促進や市民の健康対策など、地方自治体が推進したい施策のインセンティブとしてポイントサービスを活用することで、自治体の抱える課題解決と地域経済活性の両立を図る官民が連携した地域共通ポイント制度を各地で運営しています。当連結会計年度末現在、まいぷれポイントは全国で12エリア、4自治体と運営をしております。 d.まいぷれポイント関係図
経営方針・対処すべき課題3,287字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループのミッションは、持続可能な地域社会モデルを構築することです。 地域活性化を、継続的かつ発展的事業の形で実現することで、社会に貢献する事を目的にしております。 人を動かし経済を循環させ、地域の課題を解決することで地域を活性化させるため、地域に点在する付加価値を流通させるプラットフォーム(地域情報流通基盤)である「まいぷれ」を構築し運営しております。 (2) 経営戦略等 当社グループは、地域情報プラットフォーム「まいぷれ」を運営し、地域に埋もれた付加価値情報を収集し、編集し、発信するローカルコンテンツに特化した独自性の高いメディアを運営しております。 地域情報流通事業では、インターネットソリューションのラストワンマイルの担い手が限られた中、直接地域の中小事業者・店舗と接点を持つ「まいぷれ」による取材・編集を通じて付加価値情報を循環させることにより、より魅力的なコンテンツを配信するメディア力としての価値向上と、情報発信をする中小事業者による顧客満足の向上が図られています。また一方で直接の営業機会のみならず、マーケティングオートメーションを活用し、1万店を超える掲載の事例を活用して掲載希望の地域の中小事業者・店舗に対し提案力を高めております。 付加価値循環型の地域プラットフォームを当社グループで直営として運営するだけではなく、ビジネスモデルとしてパッケージ化していくことで全国各地での運営パートナーとのエリア展開を実現しております。引き続き運営パートナーの強化・増加を図り、さらなる事業拡大を目指します。 公共ソリューション事業では、各地域の情報収集・編集機能を有した運営パートナーとともに、統一されたオペレーションにて運用することにより、官民協働ポータルやふるさと納税業務支援等の官民協働事業も展開していきます。特にふるさと納税業務支援においては、効率化したセンター集中型の当社グループの事務局業務体制と、現地対応が可能な運営パートナーの返礼品事業者への支援活動により、高額な返礼品のみに頼らず地域の付加価値を高めた魅力の発信を行うことで寄付額増加へ貢献してまいります。 まいぷれポイントでは、自社開発をしたQRコード決済型の新ポイントシステムを導入し、中小事業者・店舗が活用しやすい価格設定とし、店舗でのポイント利用促進の運営コンサル範囲を拡大していきます。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、企業価値を測る指標として、売上高及び営業利益の前年比増による成長性を重視しております。また、売上高を構成する指標として、①まいぷれ利用店舗数、②まいぷれ利用店舗平均単価、③まいぷれ展開エリア数、④運営パートナー数、⑤当社グループとの契約のあるふるさと納税業務支援の寄付額を重視しております。①まいぷれ利用店舗数、②まいぷれ利用店舗平均単価についてはプラットフォームの価値に、③まいぷれ展開エリア数、④運営パートナー数については、プラットフォームの広がりを測る指標として、地域情報流通事業の売上に寄与するため、⑤当社グループとの契約のあるふるさと納税業務支援の寄付額については、公共ソリューション事業の売上に寄与するため指標としております。毎月開催する取締役会において、事業別・部門別に、月次利益計画と併せて目標の単月、累計の利益計画の進捗度合いの報告、分析を行います。売上高については、事業別・部門別のみならずサービス別に報告、分析を行っております。 (4) 経営環境 少子高齢化の中、国は地方創生を政策の重点課題に位置づけており、人口急減・超高齢化という我が国が直面する大きな課題に対し地方創生の推進に向けた施策に取り組んでいます。 このような中、「持続可能な地域社会モデルの構築」をミッションとしている当社グループでは、国の方針だけでなく、自治体の課題解決など地域のニーズに応える形で事業展開をしております。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① サービスの継続的な成長 当社グループは地域情報プラットフォーム「まいぷれ」の運営を主たる事業としており、プラットフォームの機能価値向上により、直営エリアで加盟店の増加と月額プラットフォーム利用料(MRR)の増加を図り、ビジネスモデルとしてエリア展開をすることで収益基盤を構築してまいりました。 今後においても、地域情報プラットフォーム「まいぷれ」の開発を積極的に推し進め、さらなる機能向上とサービスレベル向上を図るとともに、運営パートナーへの経営指導力を強化し、展開エリアの広がりとプラットフォーム利用店舗数の拡大に取り組んでまいります。 また、開発分野には積極的にAI技術を導入し、当連結会計年度にリリースした地域情報特化型AIエージェント「まいぷれくん」をはじめ、サービスの機能向上を強化してまいります。 ② 収益基盤の強化 当社グループは、直営運営エリア・パートナー運営エリアともに、「まいぷれ」への加盟事業者数を増やすことにより収益基盤を構築してまいりましたが、今後の中長期的な成長を実現するためにはさらなる収益基盤の強化が必要不可欠な課題であると認識しております。そのためにサービスレベルのさらなる向上にむけて、地域情報プラットフォームの開発を続けてまいります。 今後においても、生成AIを取り入れた店舗向けの経営支援ツールとして「まいぷれ」のサービスレベルをより拡充することで利用料単価を増加することを予定してまいります。 また、公共ソリューション事業においては、ふるさと納税業務支援の契約自治体の寄付額向上への支援を強化し、税収を増やすことで収益も増加してまいります。 ③ サービスの健全性の維持及び向上 当社グループが運営する「まいぷれ」は、インターネットを通じて提供されているものであり、システムを安定的に稼働させることが重要な課題であると認識しております。今後においても、ユーザー数、PV数及び投稿数の増加、サービスの機能拡充、セキュリティの向上等に適時に対応し、技術革新等の事業環境の変化にも柔軟に対応できるシステム開発体制を構築することで、システムの安定稼働や高度なセキュリティが担保されたサービス運営に努めてまいります。 また、掲載するコンテンツの健全性の維持及び向上を図るため、校正機能を整備しております。当社グループでは、広告掲載原稿の全投稿チェック体制、運営パートナーへのコンテンツ作成指導の強化、まいぷれ利用規約を遵守していただけないユーザーに対する注意喚起や利用停止措置等を実施しておりますが、今後においても、サービスの成長に合わせて必要な投資を行い、体制の強化に努めてまいります。 ④ 組織力、内部管理体制の強化 a.優秀な人材の確保及び育成 当社グループでは、専門的知識を有した優秀な人材の確保及び育成が重要な課題であると認識しております。事業規模に応じた少人数での効率的な運営を意識し、高度な知識・経験のある人材の確保に積極的に取り組んでまいります。 b.内部管理体制の強化 当社グループが継続的に成長し続けるためには、内部管理体制の強化が必要不可欠な課題であると認識しております。そのため、今後においても、内部統制システムの運用を徹底し、事業運営上のリスクの把握と管理を適切に行える体制構築に努めてまいります。 c.情報管理体制の強化 当社グループでは、個人情報等の機密情報につきまして、ネットワークの管理、社内規程の制定及び遵守、全従業員を対象とした社内研修の徹底、内部監査によるチェック等により、情報管理体制を構築しております。今後においても、コンプライアンスを重視し、情報管理体制の強化に努めてまいります。
事業等のリスク11,196字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開上のリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項につきましては、情報の適時開示の観点から積極的に開示しております。なお、当社グループは、これらのリスクの発生可能性を認識した上で、発生の回避及びリスクの軽減に努める所存でありますが、当社株式に関する投資判断は、以下の記載事項および本項以外の記載事項を、慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。 なお、本項の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、全てのリスク要因が網羅されているわけではありません。 (1) 市場規模・一般景気動向に関わるリスク ① インターネット普及状況について 当社グループは地域情報サイト「まいぷれ」を基幹として事業を展開しております。そのため、当社グループの事業の継続的な成長と発展には、インターネット環境の整備、利用拡大ないし高水準での利用割合の維持が必要であると考えております。総務省発表の「令和6年通信利用動向調査」によると、インターネット利用者の割合は85.6%となっており、今後も高い水準を維持していくものと考えられます。 しかしながら、インターネットの利用等に関する新たな法的規制の導入やその他予期せぬ要因等により、今後のインターネットの利用者の割合が減少した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② インターネット広告市場について 2024年の日本の総広告費は好調な企業収益や消費意欲の活発化などに支えられ、7兆6,730億円(前年比104.9%)と過去最高となりました。中でもインターネット広告費の市場規模は3兆6,517億円(前年比109.6%)となりました(出典:株式会社電通「2024年 日本の広告費」)。 しかしながら、広告市場は市場変化や景気動向の変動による影響を受けやすく、今後、急激な景気の変化等が生じた場合、広告及びインターネット広告の需要に影響する可能性があります。そのような事態が生じた場合、広告掲載案件や広告単価の減少等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。そのため、インターネット広告媒体としての提供価値にとどまらず、広告運用代行サービスやAIを活用した経営支援サービスを強化し、広告主のマーケティングから経営まで総合的に支援する役割を強化してまいります。 ③ 地域経済の衰退について 「住民基本台帳人口移動報告」(総務省統計局 2024年)によりますと、転入超過となっているのは東京都、神奈川県、埼玉県など7都府県で、それ以外は基本的に他の都道府県に人口が転出する傾向にあります。 今後、このような傾向が続き、地域経済の衰退が顕著になった場合、地域企業の情報の流通量の減少などにより、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業内容に関するリスク ① 競合について 地域情報流通事業 当社グループの地域情報流通事業では、あらゆる地域のあらゆるジャンルの情報をユーザーに提供するために多様なサービスを展開しております。特定のジャンルや地域に特化した情報を提供するといった意味や、特定のサービスの一機能という意味では部分的に競合する企業は存在しますが、当社グループは特定の地域・ジャンルを問わず地域情報流通事業を行っていることが特徴であり、様々な地域情報を求めるユーザーのニーズに適合していることが強みであると考えております。 しかしながら、今後、大手企業の新規参入や地域ごとの同業者における事業規模拡大等により、マーケット・シェアの獲得競争が激化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 公共ソリューション事業 当社グループの公共ソリューション事業では、国や地方自治体、公共へのサービス提供を行うナショナルクライアントに対し、公共の抱える課題へのソリューションを提供しております。中でもふるさと納税業務支援においては、当社と同様に中間事業者として自治体の支援を行う競合企業が複数存在しておりますが、当社グループは運営パートナー等との協業による地域密着型の体制と、効率化を追求した集中管理の実現、マーケティング施策による寄付額向上における強みを活かしております。 しかしながら、今後、高い資本力や知名度を有する企業等が類似サービスに参入した場合には、当社グループが優位性を確保し、企業価値の維持向上が図れるか否かは不確実であるため、競合サービスの状況により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② パートナー契約の状況 当社グループは地域情報プラットフォーム「まいぷれ」のエリア拡大にあたり、直営と運営パートナーの双方により展開しております。展開カバーエリアを拡大することでメディアとしての価値を高め、地域内広告主にとってはミニメディアであり、全国規模の広告主にとってはマスメディアであるという両面を実現してまいりました。 パートナー契約は、当社グループと運営パートナーとの間で行われており、特定地域での、地域情報プラットフォーム「まいぷれ」の運営、並びにシステム利用、運営ノウハウの提供、日常的な運営指導とサポート提供、公共ソリューション分野や関係人口創出分野における各種派生事業の優先展開を、契約内容としております。 当連結会計年度末現在におけるパートナー契約締結先は154社となっております。これらパートナー各社が何らかの事情によりパートナー契約を解消する場合には、当該エリアの「まいぷれ」の運営が継続困難となり、当社グループが引き継ぐか、同エリアでの運営を希望する地域の企業等に引き継ぎを行います。その場合には、当該エリアでの情報量や営業活動が低下する可能性もあり、収益に影響を及ぼす可能性があります。 ③ サイトのPV数(注)について 当社グループでは、ユーザーの気持ちを第一に考え、さらなるサービスの充実や利便性の向上、ユーザーの嗜好に深く根ざした飽きの来ないコンテンツを提供すること等によって、サイトのPV数の増加に努めております。 しかしながら、ユーザーの嗜好は移り変わりが激しく、ニーズに対応するコンテンツを提供できなかった場合には、PV数の減少が生じ、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 そのため、Googleビジネスプロフィールとの連携等の他のサービスからの流入経路を拡大する取り組みを通じて、ユーザーの情報ニーズに合わせたコンテンツ配信の仕組みの継続的な改善に努めております。 さらに、AI技術の進展に伴い、データの価値が事業競争力を左右する重要な要素となっております。当社グループでは、地域に関する一次情報が直接集まるプラットフォームとしての価値を強化しつつ、AIを活用したエンドユーザーとの新たな接点設計やパーソナライズされた情報提供の可能性についても探索的な取り組みを進めております。 一方で、これらのAI技術の導入・活用にあたっては、技術革新のスピードや法規制・倫理基準の変化に迅速に対応できない場合、またはAIの出力の品質・透明性に関する社会的受容が変化した場合には、事業運営やユーザーからの信頼に影響を及ぼす可能性があります。さらに、AI活用の前提となるデータの取得・管理・利用に関して、個人情報保護やセキュリティの確保が不十分であると判断された場合には、社会的評価の低下や法的リスクが生じる可能性もあります。 (注)PV数(ページビュー数)とは、ユーザーがウェブページを表示した回数のことを表します。 ④ 書き込みの内容について 当社グループの運営する地域情報サイト「まいぷれ」では、サイト利用者が、利用した店舗の感想や評価を投稿しております。サイト利用者から投稿を受け付ける際は、利用規約等をサイト上に明示し、投稿が適切なものとなるよう注意を促しております。また、投稿に対しては全件審査を実施しており、事実に基づかない恣意的な投稿、誹謗中傷、嫌がらせ、知的財産権の侵害及び公序良俗に反する内容等の明らかに不適切な投稿を発見した場合は当該投稿を削除する等、一定の基準に基づいて不適切な投稿を規制し、サイトの健全性の維持に努めております。 しかしながら、サイト内での不適切な投稿について、対応が不十分だった場合、あるいは、不適切な投稿に起因するトラブルが適切に解決されない場合には、サイト利用者及び店舗等の支持が低下する可能性及びサイト運営者としての法的責任が問われる可能性があり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 掲載される店舗情報について 当社グループの運営するサイト「まいぷれ」では、インターネットを通して店舗等の情報を提供することから、これらの情報の充実や利便性の向上を図るとともに、情報の適切性、正確性が確保されるよう努める必要があります。 当社グループでは情報の掲載基準を設けており、その基準に従い情報を事前にフィルターをかけたうえで、顧客から掲載許可を得ているため、顧客の意に反して不適切または虚偽の情報が提供されることはありません。しかしながら、顧客が意図的に虚偽の情報を提供してきた場合は虚偽の情報の提供を防ぐことができない場合がありえます。また、顧客からの情報提供が遅れ、情報の更新もれが発生する可能性があります。 このように、掲載した情報に虚偽のものや不適切なものがあった場合、あるいは、それに対する対応が不十分だった場合には、サイト利用者及び顧客の支持が低下する可能性及びサイト運営者としての当社グループの法的責任が問われる可能性があり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 新規事業について 当社グループは、今後も引き続き、積極的に新サービス、新規事業に取り組んでまいりますが、これにより先行投資として人材採用、広告宣伝費、システム投資などの追加的な支出が発生し、利益率が低下する可能性があります。また、新サービス、新規事業の採算性には不透明な点が多いため、新サービス、新規事業の展開が計画どおりに進まず、予想した収益が得られない場合には、投資を回収できず、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 業績の季節的変動について 当社グループの業績は第2四半期(12~2月)に偏重する傾向にあります。これは、ふるさと納税の需要が年末にピークになることによるものです。 (3) システム等に関するリスク ① システムの安全性について 当社グループが運営する「まいぷれ」は、インターネットを通じて提供されているものであり、システムの安定稼働が、業務の遂行上、必要不可欠であります。そのため、ネットワークの常時監視、日常的な保守管理、継続的なシステム開発等により、システム障害を未然に防ぎ、万一発生してしまった場合でも迅速に適切な対応を行える体制を構築しております。 しかしながら、巧妙化・複雑化したサイバー攻撃、不正アクセス、コンピュータウィルスの侵入、自然災害や大規模な事故、その他予期せぬ要因等により、当社グループのシステム障害や情報漏洩が発生した場合、相当な費用負担や当社グループの社会的信用の低下により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。そのため、OS/ソフトウェアの定期アップデートの実施による脆弱性に対する対策、http通信の暗号化など継続的に実施してまいります。 ② 技術革新について インターネット関連市場では、技術革新が活発に行われており、その速度は早く、新しいサービスが次々と生まれております。そのため、当社グループでは、常に業界の動向を注視し、適時に事業戦略を見直し、必要に応じて迅速に技術革新に対応するため、既存サービスに新たな技術を展開できる開発体制を構築しております。 しかしながら、技術革新の内容によっては、対応するための相当な開発費用が発生する可能性があり、また、適切な対応ができない場合はサービスの競争力が相対的に低下する可能性があります。そのような場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 事業拡大に伴う「まいぷれ」の機能更新について 当社グループは、事業規模拡大にともない、よりユーザーの満足するサービスを提供するために「まいぷれ」の機能更新を継続的に実施しております。 しかしながら、近年はAI技術の進展により、開発スピードの向上や自動化が進む一方で、競合サービスの登場速度も加速しております。そのため、技術革新や市場変化に対応するための開発リソースの確保や開発計画の見直しが必要となる場合があり、予定外の開発費用が発生する可能性があります。 また、当社グループにおいてもAIを活用した開発体制の整備や、サービス自体へのAI技術の組み込みを進めておりますが、AIの活用が想定どおりの成果をもたらさなかった場合や、新技術への対応が遅れた場合には、サービスの稼働効率やユーザー満足度に影響を及ぼす可能性があります。 これらの要因により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 事業運営体制に関するリスク ① 小規模組織であることについて 当社グループは組織規模が小さく、規模に応じた業務執行体制となっております。また、今後の堅調な事業成長のためには、有能な人材の確保と育成が必要であると認識しており、適宜、採用を行い、社内研修制度の充実を図り、組織力の強化に注力してまいります。 しかしながら、ふるさと納税業務支援サービスにかかる負荷が12月に集中することから、そのための人員はあらかじめ計画的に確保するようにしているものの、当初の想定よりも業務負荷が過大となった場合には、ふるさと納税業務支援サービスの提供に支障をきたし、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。そのため、設備投資による業務の自動化等を実施し、人員依存割合を削減していく対策を施してまいります。 ② 内部管理体制の強化について 当社グループは、今後の事業運営及び事業拡大に対応するため、内部管理体制の一層の充実を図ることが必要であると認識しております。また、業務の適正及び財務報告の信頼性を確保するための内部統制システムを構築、整備、運用しております。 しかしながら、事業の急速な拡大等により、それに応じた内部管理体制の構築に遅れが生じる場合には、適切な事業運営が困難となり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 特定経営者への依存 当社代表取締役社長である石井丈晴は当社グループの経営方針や事業戦略の立案・決定における中枢として重要な役割を果たしております。 当社グループでは、同氏に過度に依存しないための組織体制として、経営組織の強化を図っておりますが、当面の間は同氏への依存度が高い状態で推移するものと考えております。このような状況において、同氏の事業への関与が困難となった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 人材の確保 当社グループは、今後の事業拡大に伴い、積極的に優秀な人材を採用し、社内教育を行うとともに、特定の人材に過度に依存しない体制の構築や、業務拡大を想定した人材の増強を図る予定ですが、現在在職している人材の、予想を上回る流出や当社グループの求める人材が確保出来ない場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がありますが、事業理念の浸透を通じて、当社グループで働くことの意義を感じ、高い成長を望む社員が多く、離職率は低い水準で推移しています。 また適切な人材を確保出来たとしても、人材の増強や教育等に伴い、固定費の増加を余儀なくされる可能性があり、その場合にも当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。そのため、業績の拡大に応じて人員及び報酬水準の増加を適切に計画し、予算統制を実施してまいります。 (5) 法的規制に関するリスク ① 一般的なインターネットにおける法的規制について 当社グループの事業は主に、「電気通信事業法」「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」「不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)」等による法的規制を受けております。 当連結会計年度末現在において、当社グループの事業継続に重要な影響を及ぼす法的規制はないものと認識しておりますが、近年、インターネットの普及拡大に伴い、インターネット上のトラブルへの対応として、インターネット関連事業を規制する法令が徐々に整備されてきている状況です。今後、インターネット関連事業を営む事業者を規制対象とする新たな法令等の制定や、既存法令等の改正及び解釈変更がなされた場合には、当社グループの事業が制約を受ける可能性があります。その場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。当該制約は当社グループに限らず業界全体に及ぶものと考えられますが、積極的な情報収集及び必要となる技術的な対応を実施してまいります。 ② 法令の改正等における法的規制について 当社グループの公共ソリューション事業においては、自治体からふるさと納税の業務代行を受託し、地域の足回りを活かした特産品の開拓や寄付受付サイトの管理、寄付者対応、返礼品のPR・マーケティングなどを通じてふるさと納税の寄付拡大に貢献しております。したがって、今後ふるさと納税に関わる税制改正などの法的規制が強化された場合や、政府や省庁、地方自治体等が行う指導や要請等があった場合は、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 個人情報の管理について 当社グループは、ユーザーの住所、氏名、電話番号等の個人を特定できる情報を取得しており、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務が課せられております。 当社グループでは、同法及び関連法令等を遵守し、それらの個人情報や取引データの取り扱いに細心の注意を払い、流出防止の体制を維持することを事業運営上の重要事項と認識しております。そのため、当社グループでは、ネットワークの管理、独自のプライバシーポリシーの制定及び遵守、全従業員を対象とした社内研修の徹底、内部監査によるチェック等により、個人情報保護に積極的に取り組んでおります。 しかしながら、外部からの不正アクセスや、当社グループの関係者や業務提携先等の故意又は過失による漏洩、改ざん、不正使用等の不測の事態により、個人情報が外部に流出した場合には、適切な対応を行うための費用の発生や、当社グループに対する損害賠償の請求、当社グループの社会的信用の低下等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。この点、万が一に備え、個人情報漏洩保険に加入し、漏洩時の対応や損害賠償に備えております。 ④ 知的財産権及び肖像権について 当社グループは、当社グループが提供するサービスが第三者の商標権、著作権等の知的財産権を侵害しないよう、調査可能な範囲で対応を行っており、現在は当該侵害の事実はないものと認識しております。しかしながら、知的財産権侵害の可能性を完全に把握することは困難であり、将来的に、当社グループが提供するサービスについて、第三者より知的財産権の侵害に関する請求を受け、又は訴訟を提起される可能性は否定できず、かかる場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループがサービスを提供するにあたって、サイト上に写真を掲載することがあります。このような場合には、当社グループは、他社の肖像権を侵害しないよう対応を徹底しておりますが、肖像権侵害の可能性も完全に把握することが困難であり、将来的に、当社グループが提供するサービスについて、第三者より肖像権の侵害に関する請求を受け、又は訴訟を提起される可能性は否定できず、かかる場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 一方で、当社グループでは、当社グループが提供するサービスに関する知的財産の保護に努め、当社グループの持つ商標権等の知的財産権を侵害されないよう細心の注意を払っておりますが、侵害を把握しきれない場合や侵害に対して適切な対応をすることができない場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) その他のリスク ① 風評 当社グループが取扱うサービスにおいて、全国の自治体との取引が多く存在しております。そのため、何らかのリスクが顕在化し、風評の影響等により自治体との取引を制限された場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 新株予約権行使による株式価値の希薄化について 当社グループは、役員、従業員に対し、インセンティブを目的とした新株予約権(以下「ストック・オプション」)を付与しております。これらのストック・オプションに加え、今後付与されるストック・オプションの行使が行われた場合には、当社の1株当たりの株式価値が希薄化し、株価形成に影響を与える可能性があります。 なお、当連結会計年度末現在における、これらのストック・オプションによる潜在株式数は45,060株であり、発行済株式総数851,328株の5.3%に相当しております。 ③ 訴訟に関するリスクについて 当社グループは、事業を遂行するうえで、訴訟等を提起されることがあり、その結果、予期せぬ多額の損害賠償を命じられる可能性があります。その額によっては、当社グループの業績と財務状況に影響をおよぼす可能性があります。 対応策として契約審査等を通じて、訴訟その他法的手続きの発生を未然に防止するよう努めるとともに、万が一訴訟その他法的手続きが発生した場合には、外部専門家と連携しながら当社グループへの影響を最小限に抑えることに努めております。 ④ 配当政策について 当社グループは、設立以来、当期純利益を計上した場合であっても、まず内部留保を充実し、財務基盤の強化が重要であると考え、配当を実施しておりません。株主への利益還元については、重要な経営課題の一つであると考えておりますが、今後企業価値を高めるため内部留保を使用して機動的な投資を行うこともあり、無配を継続する可能性があります。なお、当社は中間配当を行うことができる旨を定款に定めており、配当の決定機関は、中間配当は取締役会、期末配当は株主総会であります。 ⑤ 継続企業の前提に関する重要事象等について 当社グループは4期連続して営業損失、経常損失を計上し、当連結会計年度において営業損失17,686千円、経常損失20,614千円、AIリスキリング研修に関する助成金の採択を受け特別利益が発生したことにより親会社株主に帰属する当期純利益28,558千円を計上しております。また、当連結会計年度末において現金及び預金を489,447千円保有しておりますが、借入金は240,437千円(内短期借入金(1年内返済長期借入金を含む)は111,035千円)、預り金は193,216千円となっております。これらの状況により継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる状況が発生していると認識しております。 この状況については、当社グループは2021年8月に東京証券取引所マザーズ(現グロース)への上場に際して調達した資金を今後の事業規模拡大のための採用費及び人件費として人材への投資をしていくことを計画し、実行してまいりました。その結果、上場後4期ではCAGR(年平均成長率)7.4%増と着実に事業成長をしておりますが、人材投資に見合った規模感での成長には至っていないと判断しております。また、多岐に渡る当社の事業の中で、地域情報セグメントにおけるMRR領域はCAGR13.1%、公共ソリューションセグメントにおけるふるさと納税BPOはCAGR8.5%と成長をしております。そのため、事業の選択と集中及び、生産性向上が重要な経営課題であるとして、前連結会計年度より人材配置と人件費の抑制に努め、売上高人件費比率の改善に努めております。また、成長率をより向上していくために商品サービスの技術向上と社内業務の生産性を高めるためにAIの導入を強化する方針とし投資判断をした結果、子会社の地域活性AIテクノロジーズ株式会社を設立し、AIリスキリング研修を販売するとともに、社内導入を積極的に進め、並行して助成金収入を特別利益に計上したため、親会社株主に帰属する当期純利益は黒字となりました。このような状況の改善及び営業利益の計上を達成していくべく、当社グループでは以下の対応策により、収益性の改善及び財務基盤の安定に努めてまいります。 a.収益力の向上 当社グループは、地域情報流通事業における地域情報プラットフォームの開発継続し、「地域情報サイトまいぷれ」の機能アップデートをおこない、地域情報特化型AIエージェント「まいぷれくん」をリリースし、地域の中小事業者に対し新たな価値を提供してまいりました。AIの積極的な導入により、開発コストや開発スピードの向上、人件費の抑制を行い、営業損失は減少しております。この状況をより改善するために、さらにAIを活用した業務効率化に積極的に投資を行い、将来的な商品力の強化とコスト削減に注力してまいります。また、公共ソリューション事業では、ふるさと納税BPO事業の受託自治体の件数よりも寄付額増加の支援を強化することと、コールセンターを中心業務とする子会社の株式会社公共BPOと連携し、事業構造の効率化とサービスレベルを向上することに注力してまいります。これらの施策を通じて売上高を伸ばし、継続的なコスト削減を実現し、収益力の向上に努めてまいります。 b.人材の適正配置と人件費増加の抑制 当社グループは、事業規模拡大のために人材投資をしてきましたが、人材の獲得は得られたと認識しており、現組織体制を拡大せずに維持しながら成長領域への人材配置の効率化に取り組み、AIの積極導入をすることにより生産性の向上を図り、売上高人件費比率の改善に努めてまいります。 c.財務基盤の安定 当社グループは、当連結事業年度において、現金及び預金の残高も増加し、資金繰りに重要な懸念は生じておりません。今後も安定した財務基盤の実現に取り組むと共に、その他の資金調達手段を含め当社グループにて最適な手法の模索及び検討、並びに上記の収益力の向上や継続的なコスト削減に取り組み、事業資金の安定的な確保と維持に努めてまいります。 上記の対応策により、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,247字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、賃上げに伴う所得環境の改善による個人消費の持ち直しやインバウンド消費の拡大などにより、緩やかな回復基調で推移しました。その一方で、物価上昇の継続や為替相場の変動、米国の関税政策による世界経済の減速等が国内景気の下押しリスクとして懸念される状況となり、依然として先行きは不透明な状況となっております。当社グループが事業展開する広告業界におきましては、2024年の日本の総広告費は消費意欲の活発化や国内外の観光・旅行の活性化などに支えられ、7兆6,730億円(前年比104.9%)と過去最高となりました。動画広告需要の高まりを背景にインターネット広告費の市場規模は3兆6,517億円(前年比109.6%)と過去最高を更新し、引き続き広告市場拡大をけん引しております(出典:株式会社電通「2024年 日本の広告費」)。また、ふるさと納税市場においては、2024年度のふるさと納税市場は寄付受け入れ件数は前年度比約1.0倍とほぼ横ばいとなりましたが、寄付受入額は対前年度比約1.1倍の1兆2,728億円と過去最高となりました。ふるさと納税制度の認知は一般化し、今後も市場規模の拡大が予想されております(出典:総務省自治税務局市町村税課「ふるさと納税に関する現況調査結果(令和7年度実施)」)。 このような環境下、当社グループは地域情報プラットフォーム「まいぷれ」の運営を通じ、広告主である地域の中小事業者・店舗の情報発信・マーケティング支援を通じた経営支援を推進し、「まいぷれ」運営パートナーとの協働によるふるさと納税事業や地域ポイント事業の実行を通じて地方自治体の課題解決を推進してまいりました。また、当連結会計年度に設立した子会社である地域活性AIテクノロジーズ株式会社を軸に、AIを中心としたリスキリング・ラーニング事業を行い、グループ内でも積極的に活用し、業務効率化・商品開発力を向上させ事業成長に向けた投資を行ってまいりました。 当連結会計年度においては、地域情報流通事業は、地域情報プラットフォームの価値向上のための積極的な開発投資及び新サービスや新規事業領域への人的資本の投資を行い、店舗の経営支援に向けたサービス価値の向上を追求してきました。その結果、新たなソリューションである地域情報特化型AIエージェント「まいぷれくん」をリリースし、地域の中小事業者に対し新たな価値を提供し契約単価向上につながりました。公共ソリューション事業においては、ふるさと納税BPO事業の受託自治体の寄付額増加支援に特に注力し、前期を上回る総寄付額となりました。新規事業として事業拡大を進める、カタログギフト事業「まいぷれのご当地ギフト」及び、Vtuberを活用し地域の魅力を届ける事業「まちスパチャプロジェクト」は、着実に事例を増やしております。また、会員制で地域とかかわるサービス「チイオシ」をリリースし、地方移住をテーマとしたウェブメディア「Nativ.media」を事業譲渡により運営開始し、関係人口の創出をテーマに取り組んでまいりました。 その結果、当連結会計年度における売上高は1,544,788千円(対前年同期比1.9%増)、営業損失は17,686千円(前年同期は営業損失38,541千円)、経常損失は20,614千円(前年同期は経常損失39,306千円)、補助金収入があったことから、親会社株主に帰属する当期純利益は28,558千円(対前年同期比1,107%増)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 (地域情報流通事業) 地域情報流通事業におきましては、運用代行を行う高単価サービス「まるまるおまかせプラン」の拡販を通して顧客単価の向上を図っておりましたが、一定の顧客ニーズには答えられたものの、利益率の低さなど構造上の課題により全国的には販売件数の伸び悩みが見えました。そのため、より広いターゲットに対し販売が見込める新サービスである、地域情報特化型AIエージェント「まいぷれくん」を開発し、第3四半期以降積極的な全国販売に取り組んでまいりました。その結果、平均単価が10,436円(前年同期比1,405円増)となりました。これにより、当連結会計年度における直営地域のまいぷれ関連売上高は173,214千円(対前年同期比21.8%増)となりました。 パートナー運営地域におきましては、運営パートナーの新規開拓は通期を通して案件創出に苦戦し、想定の受注件数を獲得することができませんでした。その結果、新規契約件数は10件、展開市区町村数は914市区町村(対前年同期比増減なし)となりました。また、顧客単価向上に向けた営業方針の転換に伴い、全国のまいぷれプラットフォーム利用店舗数は17,540店舗(対前年同期比244店舗減)と微減しました。 これにより、当連結会計年度の既存・新規契約をあわせたパートナー関連売上高は380,222千円(対前年同期比16.9%減)となりました。 また、地域情報プラットフォームで培った地域店舗・企業に対する広告・販促を扱うマーケティング支援におきましては、広告需要の変化に苦戦するも、既存顧客を中心に新たな提案を広げることで対応してまいりました。また、「まいぷれのご当地ギフト」「まちスパチャプロジェクト」が着実に成長を重ね、新たな事業としてスタートした「チイオシ」「Nativ.media」が売上に貢献したことで、マーケティング支援売上高は213,246千円(対前年同期比1.1%減)となりました。 この結果、当連結会計年度に属するセグメント売上高は766,683千円(対前年同期比6.0%減)となりました。またセグメント利益は180,019千円(対前年同期比21.4%減)となりました。 (公共ソリューション事業) ふるさと納税BPOでは、既存受託自治体の寄付額を伸ばすグロース施策に注力する方針が奏功し、当連結会計年度に当社グループが業務委託を受託する自治体の寄付額は85億円(対前年同期比16億円増)となりました。その結果、ふるさと納税関連売上高は589,928千円(対前年同期比14.6%増)となりました。 公共ソリューション領域では、神奈川県のコンサルティング受託案件を継続受託するなど確実な受注を重ねてまいりました。その結果、公共案件売上高は125,824千円(対前年同期比4.8%増)となりました。 地域共通ポイントサービス「まいぷれポイント」は、全国で12エリア、4自治体と運営を継続しております。大阪府枚方市、貝塚市などの既存エリアにおいて、官民連携での地域ポイントを活用した取り組みを行ってまいりました。それにより、まいぷれポイント関連売上高は62,352千円(対前年同期比4.1%減)となりました。 この結果、当連結会計年度に属するセグメント売上高は778,104千円(対前年同期比11.2%増)となりました。またセグメント利益は221,900千円(対前年同期比112.4%増)となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における総資産は994,459千円であり、前連結会計年度末に比べ89,998千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が50,801千円、売掛金が12,723千円、無形固定資産が22,554千円増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は694,420千円であり、前連結会計年度に比べ45,825千円増加いたしました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が14,809千円、預り金が47,335千円、未払金が17,987千円、未払法人税等が18,194千円増加し、長期借入金が61,035千円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は300,039千円であり、前連結会計年度に比べ44,172千円増加いたしました。これは主に資本金が5,737千円、資本剰余金が5,737千円、利益剰余金が28,558千円増加したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により131,738千円増加し、投資活動及び財務活動によりそれぞれ36,437千円、44,499千円減少したため、489,447千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は、131,738千円(前年同期は38,198千円使用)となりました。主な要因といたしましては、税金等調整前当期純利益62,071千円、減価償却費の計上額28,639千円、賞与引当金の減少額4,300千円、売上債権の増加額25,958千円、預り金の増加額47,335千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は、36,437千円(前年同期は26,963千円使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出1,639千円、無形形固定資産の取得による支出38,860千円、投資有価証券の売却による収入2,592千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は、44,499千円(前年同期は135,861千円獲得)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出46,226千円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載はしておりません。 b.仕入実績 当社グループでは地域情報流通事業の一部で仕入実績がありますが、重要性が低いため、記載を省略しております。 c.外注実績 当連結会計年度における外注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 地域情報流通事業   131,120   △13.3 公共ソリューション事業   207,449   △17.5 合計   338,569   △15.9 (注) 金額は、外注価格によっております。 d.受注実績 当社グループでは一部個別の受注案件がありますが、受注実績の重要性がないため、記載を省略しております。 e.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 地域情報流通事業   766,683   △6.0 公共ソリューション事業   778,104   11.2 合計   1,544,788   1.9 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における財務状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要とされております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。 なお、当社グループの連結財務諸表の作成に際して採用している重要な会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度において、当社グループは、地域情報プラットフォーム「まいぷれ」においてプラットフォームの価値向上のための積極的な開発投資及び新サービスや新規事業領域への人的資本の投資に注力してまいりました。前連結会計年度より、運用代行を行う高単価サービス「まるまるおまかせプラン」の拡販を通して顧客単価の向上を図っておりましたが、一定の顧客ニーズには答えられたものの、利益率の低さなど構造上の課題により全国的には販売件数の伸び悩みが見えました。そのため、より広いターゲットに対し販売が見込める新サービスである、地域情報特化型AIエージェント「まいぷれくん」を開発し、第3四半期以降積極的な全国販売に取り組んでまいりました。その結果、直営エリアにおけるまいぷれ利用店舗平均単価(月額)は10,436円と前年同期比1,405円増となり顧客単価を上げられることができました。また、契約済み展開エリアに関しては、運営パートナーの新規開拓が伸び悩み、展開市区町村数は914市区町村のまま増減なしとなりました。 公共ソリューション事業のふるさと納税BPOでは受託自治体におけるふるさと納税寄付金額をKPIとし、よりポテンシャルが高く、伸びしろのある自治体に対して付加価値の高いサービス提供をすることで寄付額増加に取り組んでまいりました。当社グループでは、持続的成長を重視し、下記の数値を主要な目標指標として取り組んでまいりました。 2025年8月期目標   2025年8月期実績 まいぷれ利用店舗数   18,022   17,540 まいぷれ利用店舗平均単価(円)   13,617   10,436 運営パートナー数   171   154 契約済み展開エリア(市区町村)   923   914 ふるさと納税寄付金額(億円)   97.4   85.3 ③ 資本の財源及び資金の流動性 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金需要の主なものは、今後の地域情報プラットフォーム「まいぷれ」の価値向上のためのシステム開発及び運営にあたる社員の採用費、人件費及び業務委託費、まいぷれ運営パートナーの獲得を安定的に行うための戦略として必要となる広告宣伝費等であります。当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と財源を安定的に確保しながら、必要な資金は自己資金、金融機関からの借入による資金調達を基本とし、必要に応じてエクイティファイナンス等による資金調達を検討する予定であります。なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は489,447千円となっており、当面事業を継続していくうえで十分な流動性を確保しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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  • 決算説明資料2026年8月期第3四半期決算説明会資料2026-07-15

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