本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ドリームベッド

DREAMBED CO.,LTD.7791 · Standard · その他製品

寝具・家具メーカー。ポケットコイルマットレスを強みに、自社ブランドと海外ライセンスブランドを複数展開し、家庭用からホテルまで幅広く供給。

概要

ドリームベッドは、ベッド・マットレス・寝具の製造販売を手がける企業である。1957年に広島市で創業し、2021年に東証スタンダード市場に上場した。自社ブランド「dream bed」に加え、米国「Serta」、ドイツ「ruf」、フランス「ligne roset」など4つの海外ブランドのライセンス生産を行い、家具販売店やホテル向けに販売する。2026年3月期の売上高は122億円、営業利益7億円、従業員数376名である。

家具販売店向けが7割を占める販売チャネル構成

売上高の69.8%を家具販売店向けが占め、次いで商業施設向け14.8%、ショップ・ショールーム14.0%、その他1.4%である。家具販売店向けでは全国の家具店に卸販売し、長年の取引関係を基に売り場プロデュースも行う。商業施設向けではホテルに直接販売し、企画段階から参加してラグジュアリーホテルの採用実績を積む。ショップ・ショールームは東京・名古屋・大阪・福岡に7店舗の直営店と4カ所のショールームを持つ。各チャネルで得たノウハウを相互に活用し、ブランド力向上と顧客ニーズへの対応を図る。

自社ブランドと海外ライセンスのマルチブランド展開

自社ブランドは「dream bed」とウォーターベッド「WATER WORLD」である。海外提携ブランドとして、米国の「Serta」と「KING KOIL」、フランスの「ligne roset」、ドイツの「ruf」を有する。Serta Simmons Beddingとのライセンス契約により「Serta」ブランドの日本国内独占製造販売権を持ち、高価格帯マットレスとして販売する。2024年11月に新たに「KING KOIL」と契約し、2025年10月から販売を開始した。複数ブランドにより、ハイエンドから幅広い顧客層に対応し、海外ブランドの製造技術を自社ブランドにも活用する。

広島県の自社工場を核とする生産体制

主力工場は広島県内の八千代第一工場と千代田工場である。自社製造により培った技術で、ポケットコイルマットレスを中心に製品を開発する。海外ブランドはライセンス生産により日本仕様に調整し、海上運賃や通関費用を抑える。特に「ligne roset」のライセンス生産は日本で唯一である。国内協力工場は自社工場周辺に位置し、技術指導や迅速な納品が可能である。受注から1週間以内の出荷を実現する受注生産体制を構築し、在庫圧縮にも寄与する。

増収増益が続く直近の業績動向

2026年3月期の売上高は122億円(前期比5.8%増)、営業利益7億円(同18.1%増)、当期純利益5億円(同15.6%増)と増収増益である。家具販売店向けは「Serta」のスイートシリーズと新商品「ピュアドリーム」が寄与し80百万円増加した。商業施設向けはインバウンド需要を背景に331百万円増加した。ショップ・ショールームは199百万円増加し、その他は海外OEM輸出の開始により56百万円増加した。総資産は115億円、自己資本比率42.1%である。

業界の中での役割は寝具・家具メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
122億円
営業利益
7億円
営業利益率
5.7%
純利益
5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
マットレス47億円38.5%
ソファ29億円23.8%
ベッド フレーム24億円19.7%
その他17億円13.9%
寝装品5億円4.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01家具販売店向け主力

全国の家具販売店を通じて家庭向けに製品を卸販売する。長年の取引関係を活かし、売り場のプロデュースなども含めたきめ細かな支援を行っている。自社ブランド「dream bed」と海外ライセンスブランド「Serta」「KING KOIL」など高級マットレスを中心に展開。

主な製品・サービス3
マットレス
ポケットコイル構造を採用したマットレス。太さの異なる7種類の鋼線と3種類の形状を組み合わせて寝心地を調整。
ベッドフレーム
マットレスを支えるフレーム。木製、金属製など様々なデザインがある。
ソファ
リビング用のソファ。自社ブランドや海外提携ブランド(リーン・ロゼなど)で展開。

02商業施設向け準主力

全国のホテル等の宿泊施設向けに直接販売。企画段階から参加し、提案から施工までプロジェクトをプロデュースする。ラグジュアリーホテルでの採用実績もあり、ブランドイメージ向上に寄与している。

主な製品・サービス1
ホテル向けベッド
ホテルの客室用のベッド。高級感と耐久性を両立し、ラグジュアリーホテルからビジネスホテルまで幅広く対応。

03ショップ/ショールーム準主力

直営店舗「リーン・ロゼショップ」を主要都市に展開し、一般消費者に直接販売。また、ショールームでは来店客に家具販売店や百貨店を通じて販売する。

主な製品・サービス1
リビング家具
ソファ、テーブルなどのリビング家具。海外提携ブランドの「リーン・ロゼ」などを中心に展開。

04その他その他

ベッド製造メーカー向けOEM商品の販売、ウォーターベッドの設置・メンテナンスサービスなど。

主な製品・サービス1
OEM製品
他社ブランド向けにマットレスやベッドを製造・供給する。自社の技術力を活かした受託生産。

製品と技術

7種類の鋼線と独自配列技術を駆使したポケットコイルマットレス

当社のマットレスは、全日本ベッド工業会認定の衛生マークを取得し、ISO9001認証工場で製造される。ポケットコイルマットレスは、各スプリングが独立した袋に入っており、体の凹凸にフィットする。当社は太さの異なる7種類の鋼線(1.3mm~2.0mm)、3種類の形状(円筒型・樽型・円錐型)、配列方法(並行配列・交互配列)を組み合わせ、沈み込みを調整する。さらに、異なる太さのコイルを任意に配列できる機械を独自開発し、現在は1列のユニット内で3種類以上のコイルを配列できる装置を装置メーカーと共同開発した。これにより消費者の好みに応じた寝心地を実現する。

海外ブランドの日本仕様化とライセンス生産の優位性

「Serta」「KING KOIL」「ruf」の海外ブランドは、当社の自社工場でライセンス生産される。日本国内生産により、海上運賃や通関費用を抑え、日本の生活様式に合わせた微調整が可能である。海外ブランド本社でデザインされた製品を日本仕様にアレンジするだけでなく、当社でデザインを起こして本社の認可を得て生産することもできる。特に「ligne roset」は、当社のみがライセンス生産を認められており、デザイナーとのコラボレーションによる商品開発を行っている。これらのライセンス契約は、自社ブランドの技術力向上にも寄与している。

自社ブランド「dream bed」とウォーターベッド「WATER WORLD」

自社ブランド「dream bed」は、社名を冠したオリジナルブランドであり、マットレス、ベッドフレーム、リビング家具を展開する。社内専属デザイナーが蓄積ノウハウを活かしてデザインし、毎年10月の個展で新作を発表する。「WATER WORLD」はウォーターベッドのブランドであり、特許庁認可のサービスマークを取得し、アフターケア体制を完備している。自社ブランドは海外ブランドと同一の生産拠点で製造され、海外ブランドの製造で培った技術を活用することで品質を維持している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

寝具メーカー、増収増益基調

ドリームベッドはその他製品(寝具)メーカー。業界内では中小規模だが、2024/3期売上高97億円から2026/3期122億円と増収。営業利益率も5%台と安定。同業の三井松島HDや浅香工業と比較して、健康志向の高まりを背景に需要拡大の恩恵を受けている。ブランド力や製品品質で差別化。

強み

  • 営業利益率5%超を維持し、堅実な収益基盤を構築。
  • 3期連続で増収見込み。市場ニーズを捉えた製品展開が奏功。
  • 「ドリームベッド」ブランドで品質の高さを訴求。
  • 睡眠の質向上への関心高まりが需要を押し上げ。

課題

  • 低価格競争や新興ブランドの台頭によりシェア維持が課題。
  • ウレタン等の原料価格上昇が利益を圧迫するリスク。
  • 大手に比べ資本力が乏しく、大規模投資や広告展開が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がドリームベッド

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17807幸和製作所44億円8.5倍
27805プリントネット39億円8.3倍
37863平賀38億円14.4倍
47793イメージ・マジック38億円9.9倍
57983ミロク37億円
67791ドリームベッド35億円7.2倍
77986日本アイ・エス・ケイ34億円6.0倍
87813プラッツ34億円13.1倍
97800アミファ32億円6.3倍
107827オービス31億円15.6倍
117992セーラー万年筆31億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

広島ベッド商会の製造部門として創業した1957年

1957年7月、株式会社広島ベッド商会の製造部門を分離し、広島市西区に当社が設立された。1964年9月には株式会社広島ベッド商会からエッチビードリームベッド株式会社に社名変更した。創業当初はベッドの製造を担い、1968年から1970年にかけて八千代第一工場を段階的に増設し、マットレス製造、スプリング製造、縫製部門を順次分離・独立させた。この時期に製造基盤を固め、後の事業拡大の礎を築いた。

ドイツ・アメリカの有力ブランドとライセンス契約を結んだ1970年代

1975年9月、ドイツのRUF-BETT INTERNATIONALとベッド・マットレスの製造販売に関するライセンス契約を締結した(1998年に解消)。1978年12月には米国のSerta, Inc.(現Serta Simmons Bedding)と日本国内における独占的ライセンス契約を結び、「Serta」ブランドのマットレス製造販売権を獲得した。これにより海外ブランドの技術を取り入れ、高品質なマットレス製造のノウハウを蓄積した。この契約は現在も継続し、同社の主力ブランドとして機能している。

フランス「ligne roset」との契約でソファ事業に参入した1980年代

1981年5月、フランスのROSET S.A.(現ROSET SAS)と日本国内における同社ブランドの椅子・ソファの製造販売に関する独占的ライセンス契約を締結した。1997年5月には追加契約を結び、家具全般に拡大した。1988年9月には千代田工場を完成させ、リーン・ロゼ製品の製造を開始した。この契約により、同社はベッドからリビング家具へと事業領域を拡大し、高級インテリアブランドとしての地位を確立した。なお、現在も日本でリーン・ロゼのライセンス生産が認められているのは当社のみである。

グループ9社を統合し経営効率を高めた2002~2003年

2002年12月、当社を存続会社としてドリームファニチャ、ドリーム化工、株式会社ドリーム総合研究所、あさひ産業の4社を吸収合併した。続いて2003年4月には、エッチビードリームベッド、ドリーム特販、ドリームリース、株式会社高須霊苑販売、株式会社三礼興産の5社を合併した。これにより、設立以来増え続けた子会社群を一挙に統合し、グループ経営の効率化と意思決定の迅速化を図った。統合後は単一セグメントのホームファニシング事業に集中する体制となった。

東証スタンダード市場に上場した2021年

2021年6月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場し、2022年4月の市場区分見直しに伴いスタンダード市場に移行した。上場を機に資本市場からの資金調達手段を確保し、企業価値向上への意識を強めた。同年9月には東京ショールームを増床リニューアルし、直営店舗網の拡充を進めた。上場後の業績は増収基調にあり、2026年3月期の売上高は上場前の2017年3月期の92億円から122億円へと成長した。

新たな海外ブランド「KING KOIL」を導入した2024年

2024年11月、米国の「KING KOIL」ブランドのライセンサーと新たにライセンス契約を締結し、2025年10月より販売を開始した。1978年の「Serta」契約以来約40年ぶりの新ブランドとなる。「KING KOIL」は天然素材と機能性素材にこだわった高級マットレスブランドであり、百貨店でのPOP-UP企画や大手家具販売店への導入が進んでいる。これにより、マルチブランド戦略をさらに強化し、ホテル市場への展開も加速させている。

年表34件を開く

1950年代

  • 1957年7月創業株式会社広島ベッド商会の製造部門を分離して、広島県広島市内(現、広島市西区)に当社設立

1960年代

  • 1964年4月創業ドリームファニチャ株式会社を設立
  • 1964年9月商号変更株式会社広島ベッド商会からエッチビードリームベッド株式会社に社名変更
  • 1968年3月八千代第一工場第1期工事完成により、マットレス製造を開始
  • 1969年7月八千代第一工場第2期工事完成により、スプリング製造部門分離

1970年代

  • 1970年3月八千代第一工場第3期工事完成により、縫製部門分離
  • 1970年5月創業エッチビードリームベッド株式会社特販事業部を分離してドリーム寝台工業株式会社を設立
  • 1972年8月創業ドリーム化工株式会社を設立
  • 1973年9月創業株式会社ドリーム総合研究所を設立
  • 1975年9月当社とRUF-BETT INTERNATIONAL GMBH & CO.KG(ドイツ連邦共和国)との間でベッド、マットレスの製造、販売に関するライセンス契約を締結(1998年8月に契約解消)
  • 1978年10月ドリームベッド株式会社八千代流通センター操業開始
  • 1978年12月当社とSerta,Inc.(現Serta Simmons Bedding,LLC アメリカ合衆国)との間で日本国内における同社ブランドのマットレスの製造、販売及び商標等の使用許諾に関する独占的ライセンス契約を締結

1980年代

  • 1980年5月商号変更ドリーム寝台工業株式会社からドリーム特販株式会社に社名変更
  • 1981年5月当社とROSET S.A.(現ROSET SAS フランス共和国)との間で日本国内における同社ブランドの椅子、肘掛け椅子及びソファの製造、販売及び商標等の使用許諾に関する独占的ライセンス契約を締結
  • 1983年5月エッチビードリームベッド株式会社ショールーム(広島市西区)(現、広島ショールーム)オープン
  • 1983年6月創業株式会社三礼興産を設立
  • 1985年12月創業ドリームリース株式会社を設立
  • 1988年9月ドリームベッド株式会社千代田工場完成 ligne roset(リーン・ロゼ)椅子・ソファ製造部門を分離し、製造を開始
  • 1988年9月ドリームベッド株式会社千代田流通センター操業開始

1990年代

  • 1990年4月創業あさひ産業株式会社を設立
  • 1991年3月創業株式会社高須霊苑販売を設立
  • 1997年5月当社とROSET S.A.(現ROSET SAS フランス共和国)との間で追加契約として日本国内における同社ブランドの家具の製造、販売及び商標等の使用許諾に関する独占的ライセンス契約を締結
  • 1999年4月当社がISO9001(961569)取得

2000年代

  • 2002年12月M&A当社を合併存続会社として、ドリームファニチャ株式会社、ドリーム化工株式会社、株式会社ドリーム総合研究所、あさひ産業株式会社の4社を合併・統合して、被合併会社は解散
  • 2003年4月M&A当社を合併存続会社として、エッチビードリームベッド株式会社、ドリーム特販株式会社、ドリームリース株式会社、株式会社高須霊苑販売、株式会社三礼興産の5社を合併・統合、被合併会社は解散
  • 2007年1月東京ショールーム(東京都渋谷区)オープン
  • 2007年8月当社とRUF-BETT INTERNATIONAL GMBH & CO.KG(ドイツ連邦共和国)との間で日本国内における同社ブランドのベッド、マットレス、付属品家具、ランプ、テーブル、カットボード等の一部の製造、販売に加え商標の使用許諾や同社の有する技術面での協力関係を構築すること等を目的とした独占的ライセンス契約を再締結
  • 2007年9月リーン・ロゼ東京(東京都港区)オープン
  • 2008年10月大阪ショールーム(大阪市中央区)オープン

2010年代

  • 2018年3月リーン・ロゼ銀座(東京都中央区)オープン
  • 2019年12月リーン・ロゼ新宿(東京都新宿区)オープン

2020年代

  • 2021年6月上場東京証券取引所市場第二部(2022年4月4日からスタンダード市場)に株式を上場
  • 2021年9月東京ショールームを増床してリニューアルオープン
  • 2021年12月リーン・ロゼ福岡(福岡市博多区)オープン

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE11%以上
  • 総還元性向40%以上
  • 女性管理職比率5%
  • 男性育児休暇取得率85%
  • 有給休暇取得率70%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の深化

    基幹ブランド「Serta」「ligne roset」や新ブランド「KING KOIL」の高付加価値化により、家具販売店との連携やCRM強化、新商品投入、大規模家電量販店への取り組み強化を図る。

  2. 02

    新規成長領域の探索

    「KING KOIL」に続く新ブランドの発掘、商業施設向け事業の拡充、東南アジア市場へのOEM輸出等、成長領域へ経営資源を配分し、事業ポートフォリオの成長性を高める。

  3. 03

    バリューアップのための効率化

    営業面では人材配置の見直し、生産面ではAIカメラによる工程監視等の工場DX、物流面では配送ネットワーク再編と在庫適正化(CCC改善)により、収益力と資産効率を向上させる。

  4. 04

    資本コストを意識した経営

    PBR1.0倍以上達成を見据え、ROE11%以上、総還元性向40%以上を目標に、自己株式取得や安定的な増配、IR強化による情報非対称性の解消に取り組む。

  5. 05

    サステナビリティ経営の実現

    廃棄マットレスのリサイクル率100%維持、女性管理職比率5%・男性育休取得率85%・有給取得率70%達成を掲げ、多様な人材が活躍できる職場環境を整備する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で376人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は477万円で、5期前と比べて+23.9%平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は12.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年3月38545.213.2349
2022年3月42839.612.5358
2023年3月43339.212.1371
2024年3月43739.612.0363
2025年3月46440.212.2378159
2026年3月47740.112.0376186

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
八千代第一工場 — 広島県安芸高田市4,343百万円
本社 — 広島市西区等597百万円
千代田流通センターほか 計 3ヶ所 ※5481百万円
千代田工場 — 広島県山県郡北広島町288百万円
八千代第二工場 — 広島県安芸高田市263百万円
あさひ工場 — 広島市安佐北区138百万円
リーン・ロゼ銀座ほか 計 10ヶ所 ※4132百万円
北関東営業所ほか 計 9ヶ所 ※3114百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は122億円営業利益7億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.1%、利益が+16.7%。

売上高
+6.1%
122億円
営業利益
+16.7%
7億円
純利益
+25.0%
5億円
営業利益率
5.7%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高125億円122億円
営業利益7億円7億円
純利益5億円5億円
1株あたり配当¥37¥37

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は30億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+25.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q262
2024年1Q2414.20
2024年2Q2200.01
2024年3Q2400.00
2024年4Q272
2025年2Q5435.62
2025年4Q6134.92
2026年2Q5635.42
2026年4Q6646.13
2027年1Q3013.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2017年3月期からの10期で、売上は92億円から122億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は5.7%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2017年3月9296
2018年3月9262
2019年3月10253
2020年3月10053
東京証券取引所市場第二部(2022年4月4日からスタンダード市場)に株式を上場
2021年3月9075
2022年3月9574
2023年3月9854
2024年3月9733
2025年3月115665.24
2026年3月122775.75

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高122億円のうち、営業利益として残るのは7億円5.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の4.1%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金47.5%58億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金46.7%57億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.7%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
52.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.2pt
5.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.2pt
4.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.9pt
10.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは−5億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は6億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年3月70−875
2020年3月5−3−324
2021年3月3−2016
2022年3月5−88−310
2023年3月5−199−145
2024年3月11−156−47
2025年3月5−3−127
2026年3月1−63−56

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2026年3月期の総資産は115億円。このうち返さなくてよい自己資本が48億円で、自己資本比率は42.1%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年3月72244832.5
2018年3月71264536.5
2019年3月67293842.4
2020年3月66174925.1
2021年3月71224931.1
2022年3月83384546.0
2023年3月96415542.0
2024年3月108426639.2
2025年3月113456840.0
2026年3月115486742.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
6億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
33億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
8億円
在庫として抱えている分
負債合計
67億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
69
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り104社中11位あたり、逆に低いのは自己資本比率104社中93位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.3%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.7%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
42.1%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.1%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.4%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥839で、1年前と比べて-2.5%過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。

¥839+1.6%1ヶ月+2.7%1年-2.5%時価総額35億円
過去52週の値幅
安値¥777高値¥925

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.2倍
PER (会社予想)7.0倍
PBR0.70倍
配当利回り4.41%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中旬に847円まで上昇した後、8月7日に790円と急落し、52週安値777円に接近。25日移動平均線826.8円を4.5%下回り、RSIは20.45と売られ過ぎ圏。出来高は8月7日に8000株と直近平均の約4倍に膨らみ、下げに拍車をかけた。週足では7月3日821円から7月15日852円まで上昇も、以降は下落に転じ、25日線を割り込む弱い展開。ただし、52週安値777円が目前のため、この水準での下値支持が焦点となる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 6.76倍は業界平均18.51倍を大幅に下回り、PBR 0.667倍も平均1.39倍を大きく下回る。ROE 10.3%と普通だが、配当利回り4.68%は平均3%を上回り、株主還元は手厚い。売上高は増加傾向にあるが、利益率は低く、成長性にはやや懸念。割安だが配当と資産価値で下支えされ、バリュエーションは割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.2倍18.4倍
PER (予想)7.0倍
PBR0.70倍1.38倍
ROE10.3%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

少子高齢化で介護・医療需要の拡大が見込まれる一方、家庭用寝具市場は競争が激しく、収益性が課題。病院・介護向けの安定需要をどう取り込み、家庭用で差別化できるかが焦点。強気派は老朽化した病院設備の更新需要や介護施設の増加を挙げるが、弱気派は競争激化と原材料高による利益圧縮を懸念。直近の業績は増収だが利益率は低く、新規分野の育成が急務。

プラスに働く材料7
  • 介護・医療需要の拡大

    高齢化で介護施設や病院向け電動ベッドの需要増が見込まれる

  • 増収基調の継続

    2026/3期の売上高は122億円と増収予想で、新製品効果も期待

  • 配当利回りの高さ

    予想配当利回り4.68%と高い水準で、株主還元意欲が強い

  • 営業利益が1億円増の7億円決算発表後影響

    前期6億円から1億円増(16.7%増)

  • PER6.76倍の割安通年影響

    実績PER6.76倍(スナップショット)

  • 配当利回り4.68%の高水準継続影響

    配当利回り4.68%(スナップショット)

  • PBR0.67倍の解散価値通年影響

    PBR0.67倍(スナップショット)

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    営業利益率5%前後で、収益性改善のペースは緩やか

  • 競争の激化

    家庭用寝具市場では大手や通販勢との価格競争が続く

  • 原材料高の影響

    木材・鋼材などのコスト上昇が収益を圧迫する可能性

  • 売上高成長率が18.6%から6%へ急減速通年影響

    前期は115億円(18.6%増)、今期は122億円(6.1%増)

  • 営業利益率5.74%の低さ継続影響

    営業利益7億円÷売上高122億円=5.74%

  • 純利益の増加率が33%から25%へ鈍化決算発表後影響

    純利益は4億円→5億円(25%増)

  • 株価が1年で9.43%下落継続影響

    過去1年の株価変化率-9.43%(スナップショット)

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益改善の鍵であり、低水準からの脱却が確認できるか
病院・介護向け売上比率
高齢化需要の取り込み状況を示す重要指標
海外売上比率
国内市場の成熟を踏まえ、海外展開の進展が成長余地になる

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり37で、前期から+9.1%いまの株価に対する利回りは4.41%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥37
1株あたり
配当利回り
4.41%
いまの株価に対して
配当性向
30.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年3月3027.9
2024年3月326.751.6
2025年3月333.132.5
2026年3月369.130.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥37

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,481人。区分でいちばん多いのは個人・その他78.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が18.7%を占め、残る81.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他62.871.570.975.776.978.4
金融機関35.019.118.517.216.316.6
自己株式1.21.11.42.2
事業法人2.24.73.63.52.12.1
証券会社2.04.62.13.31.6
外国法人2.12.21.41.31.2
外国人個人0.60.20.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ドリームベッド従業員持株会11.71
02ブルーインベストメント投資事業有限責任組合6.90
03渡辺 靖子6.38
04三宅 尚子6.38
05株式会社広島銀行4.87
06株式会社もみじ銀行4.87
07山木 茂4.38
08小出 克己3.65
09株式会社商工組合中央金庫3.18
10東川 貴俊2.89

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で−98%、1株純資産は10期で−95%。直近期のROEは10.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2017年3月6,47624,50030.4
2018年3月2,48726,9509.6
2019年3月1491,48710.5
2020年3月16465914.6
2021年3月16167026.9
2022年3月11391614.86.222.2
2023年3月10898811.37.127.9
2024年3月621,0286.212.451.6
2025年3月1021,1019.58.132.5
2026年3月1171,19310.36.930.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額114百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
三宅弘人代表取締役社長6012,066
髙橋浩幸常務取締役 生産統括本部長6035,700
小尻泰史取締役 管理本部長654,000
武田浩伸取締役 営業統括本部長5831,317
三島豊取締役72
濱田芳弘取締役73
加藤久明監査役(常勤)7440,000
竹本隆亮監査役69
福田浩監査役65
山田希恵取締役49

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)580119018
監査役1111111
社外取締役2774
社外監査役2663

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,245字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、マットレス、ベッドフレーム、ソファ、寝装品(枕・布団類)等のデザイン開発、製造、販売を主たる事業としております。自社ブランド製品と海外提携ブランド製品を自社工場及び協力工場で製造して、「家具販売店向け」と「商業施設向け」を主要な販売チャネルとして営業展開をしております。 これらの製品及び商品の製造と販売によって、「快適で美しいくらし」を提供することを通して、企業価値の向上を図っております。 当社は、ホームファニシング事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 (1)各販売経路について 当社の販売経路は以下のとおりであります。 (家具販売店向け) 「家具販売店向け」では、全国の家具販売店に対して販売しております。一般消費者には家具販売店を通じて購入していただきます。当社が取引をしている家具販売店は長年の取引をしている先が多く、取引を通じて信頼関係をさらに深耕するとともに、新規取引先の開拓にも注力しております。単なるモノの販売にとどまらず、一般家庭を対象とした商品を卸販売するとともに、家具販売店ごとに、商品の販売コンセプトに対応した売り場のプロデュースを含め、きめ細やかな支援をしております。 (商業施設向け) 「商業施設向け」では、全国のホテル等の宿泊施設に対し直接販売しております。主要都市やリゾート地で展開する大型ホテルから宿泊特化型等の比較的小規模のホテル等あらゆる取引先及び消費者のニーズを実現すべく、ホテルや商業空間のベッド・インテリアについて企画段階から参加し提案から施工までプロジェクト全体をプロデュースしております。ラグジュアリーホテルでの採用実績も積み重ねております。 (ショップ/ショールーム) 「ショップ/ショールーム」には、「リーン・ロゼショップ」とショールームの2つがあります。「リーン・ロゼショップ」は、東京都に3店舗(港区六本木、中央区銀座、新宿区新宿)、愛知県に1店舗(名古屋市中区)、大阪府に1店舗(大阪市中央区)、福岡県に1店舗(福岡市博多区)展開しており、来店した一般消費者への直接販売をしております。 ショールームでは、広島県(広島市西区)、東京都(中央区日本橋)、大阪府(大阪市中央区)、愛知県(名古屋市中区)に開設している当社ショールームに、来店された一般消費者に家具販売店、百貨店、ハウスメーカー、または専門の業者を通じて販売しております。 (その他) 「その他」は、主にベッド製造メーカー向けのOEM商品の販売及び一般消費者向けのウォーターベッドの設置料やアフターメンテナンス等であります。 2026年3月期における売上高構成比は、「家具販売店向け」69.8%、「商業施設向け」14.8%、「ショップ/ショールーム」14.0%、「その他」1.4%であります。 (注)従来ハウスメーカー向けについては、個別に記載しておりましたが、売上高が他の販売経路に比して少額であるため、2026年3月期より家具販売店向けに含めて記載しております。 (2)事業の特徴について ①販売経路の波及効果 前述の主要な販売チャネルにおけるその特徴を他の販売チャネルにも活かすことができるような商品開発に取り組んでおります。具体的には空間の利用目的や演出方法等、機能性とインテリア性を両立させるノウハウを蓄積することで、「家具販売店向け」単一の販売チャネルから「商業施設向け」等の複数の販売チャネルに拡大しました。 「商業施設向け」では、ラグジュアリーホテルに当社商品が採用されることによって、当社のブランドイメージを向上させ、「家具販売店向け」では、ブランドイメージを活かして、消費者への訴求力を向上させるという波及効果が見込まれます。それぞれの販売チャネルにおける特徴を他の販売チャネルにも活用・応用することによって、購入を考える消費者がまず思い浮かべる企業となるべく、認知度を高めていく体制となっております。 「家具販売店向け」、「商業施設向け」及び「ショップ/ショールーム」のそれぞれの販売チャネルで窓口となる営業担当者は、取引先、消費者の多様化・複雑化するニーズにお応えすべく、取引先とコミュニケーションを密に行い、消費者の様々な要望を収集します。営業担当者は、各営業所で何度もミーティングを重ね、消費者のニーズに対応した商品を提供できる企業として、取引先への提案営業活動を行います。 ②複数ブランド 当社は、自社ブランドと海外提携ブランドを併せ持つ複数ブランド展開を推進しております。自社ブランドといたしましては、「dream bed(ドリームベッド)」及び「WATER WORLD(ウォーターワールド)」を展開しております。 また、自社製造において培った高い技術力が評価され、海外の有力なインテリアブランドとライセンス契約を締結しております。主な提携ブランドは、「Serta(サータ)」(アメリカ合衆国)、「KING KOIL(キングコイル)」(アメリカ合衆国)、「ligne roset(リーン・ロゼ)」(フランス共和国)、「ruf(ルフ)」(ドイツ連邦共和国)であります。 とりわけ、Serta Simmons Bedding, LLCとのライセンス契約に基づき、「Serta(サータ)」ブランドを用いた日本国内における独占的な製造販売権及び商標使用権を取得している点は、当社の事業上の大きな特徴であります。同ブランドは高価格帯マットレスとして、主に全国の家具販売店等を通じて販売しております。これに加え、2024年11月には新たに「KING KOIL(キングコイル)」(アメリカ合衆国)ともライセンス契約を締結し、2025年10月より販売を開始しております。 当社は、ハイエンド志向の顧客層をターゲットとする「Serta(サータ)」や「KING KOIL(キングコイル)」と、より幅広い顧客層をターゲットとする「dream bed(ドリームベッド)」を有することで、多様化する消費者ニーズに的確に対応しております。さらに、「Serta(サータ)」等海外ブランドの製造を通じて生産技術の高度化を図る一方で、同一の生産拠点で製造する「dream bed(ドリームベッド)」にもその技術を活用することで、全社的な製品品質の維持・向上を実現しております。 ③商品の特長 当社のマットレスは、全日本ベッド工業会認定の衛生マーク(※)表示資格を取得しており、ISO9001(品質マネジメントシステムに関する国際規格)認証工場で製造されています。 当社製のポケットコイルマットレスは、必要な硬さと人が感じるソフト感という相反する要素を組み合わせ、最適な寝心地を追求しています。ポケットコイルとは、それぞれのスプリングが袋内に収納され互いに独立して加重を支える構造で、体の凹凸にフィットすることで理想的な寝姿勢を実現します。 当社では、太さの異なる7種類の鋼線(1.3mm、1.4mm、1.5mm、1.7mm、1.8mm、1.9mm、2.0mm)、3種類の形状(円筒型、樽型、円錐型)、及び配列方法(並行配列=集積数が少ない=柔らかめ、交互配列=集積数が多い=固め)を組み合わせてマットレスのたわみ(沈み込み)を調整し、消費者の好みに応じた寝心地を提供しています。さらに、異なる太さのポケットコイルを任意に配列できる機械を独自開発しており、さらに現在では、1列のスプリングユニット内で3種類以上のポケットコイルを任意配列できる機械を装置メーカーと共同開発しました。 (※) 衛生マークは、全日本ベッド工業会が定めた「衛生マットレス基準」を満たしたことを示すものです。 ④生産体制 当社は独自の生産拠点を持ち、自社製造で培った技術を活かして製品を開発しています。社内専属デザイナーのアイデアをもとに、細部の改良や縫製の糸1本に至るまでこだわった製品づくりを行っています。 海外提携ブランド「Serta(サータ)」、「KING KOIL(キングコイル)」、「ruf(ルフ)」については、ライセンス生産を行うことで、日本の生活様式や環境に適した製品へと微調整することが可能です。また、国内生産により海上運賃や通関費用等の輸入コストを抑えています。さらに、提携ブランド本社でデザインされた製品を日本仕様にアレンジするだけでなく、当社でデザインを起こし提携ブランド本社の認可を得た上で生産を行うことも可能です。 特に、1981年5月及び1997年5月にROSET S.A.(現ROSET SAS)と締結したライセンス契約により、「ligne roset(リーン・ロゼ)」ブランドのライセンス生産が認められている企業は、現時点で当社のみです。 当社の技術力は国内外の協力工場にも展開されており、製品の品質を支えています。国内協力工場ではもちろん、海外協力工場にもスタッフを派遣し、品質管理や納期管理、検品等を直接行う体制を整備し、全体として高い製品品質を維持しています。また、国内の協力工場が当社工場の周辺に位置しているため、継続的な技術指導が可能であるだけでなく、輸送距離が短いことで迅速な納品が可能です。その結果、受注から出荷までのリードタイムを短縮しています。 さらに、当社は家具販売店や物流会社と連携し、少量多品種生産を実現するとともに、受注から概ね1週間以内に出荷を完了させる受注生産体制を構築しています。この体制は、原材料の効率的な投入を可能とし、在庫を圧縮することにも寄与しています。 ⑤開発体制 当社では、取り扱う全商品カテゴリにおいて自社デザインの新作を毎年10月の個展で発表しています。商品デザインだけでなく、各ブランドのイメージに沿ったディスプレイ用什器、ポスター、タペストリー等の販促ツールも開発する専門部署を設置しています。さらに、毎年海外で開催される家具見本市を視察し、その成果をベッドや周辺家具、リビング家具等のデザインに反映しています。 展示会で好評を得た製品は製造プロセスへ移行し、販売チャネルを通じて展開されます。販売先や消費者からの声を大切にし、それらの意見や要望を新たな企画・開発に反映させることを重視しています。 [ブランド別特長] ブランド名   分類   特長 自 社 ブ ラ ン ド   dream bed (ドリームベッド)   マットレス、ベッドフレーム、リビング家具   社名を冠する自社オリジナルのブランドです。社内の専属のデザイナーは、当社が独自に蓄積したノウハウを駆使して、デザインを生み出しています。 ミクサリー047   ホテルスタイル613 WATER WORLD (ウォーターワールド) ウォーターベッド ウォーターベッド・ブランドです。特許庁認可のサービスマーク(※)を取得、アフターケア体制を完備しています。 海 外 提 携 ブ ラ ン ド Serta (サータ) (アメリカ合衆国) マットレス、 ベッドフレーム Serta Simmons Bedding,LLCがライセンサーとなっている当社の主力ブランドであり、国内のラグジュアリーホテルにも採用されております。オートクチュール発想で多様なお客様に、多様な寝心地を提供します。 サータトラディション ligne roset (リーン・ロゼ) (フランス共和国) ソファ、リビングを中心とした家具 ROSET SAS がライセンサーとなっているソファ及びインテリア商品のブランドであり、デザイナーとのコラボレーションによる商品開発を行っております。 ROSETTOGO ruf (ルフ) (ドイツ連邦共和国) マットレス、 ベッドフレーム RUF-BETT INTERNATIONAL GMBH & CO.KG がライセンサーとなっているヨーロピアンテイストのデザイナーズベッドブランドです。「アップホルスターベッド(布張りベッド)」が代表的で、視覚的な特長が際立っています。 KING KOIL (キングコイル) (アメリカ合衆国) マットレス、 ベッドフレーム 2024年11月に新たに契約を結び、2025年10月より販売をスタートした新ブランド。「上質なくつろぎ」をコンセプトに、Nature & Wellness 素材(上質な天然素材と機能的なウエルネス素材)にこだわった高級マットレスブランドです。 KING KOIL ブリスプレシャス (※)1995年6月23日に特許庁登録番号3095007を取得しております。現在では、「役務商標」と呼ばれることが一般的となっております。 [事業系統図] 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,487字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 1.経営方針 当社は、常に時代の先を読み、お客様のニーズに応えられる新たな「空環(空間と環境)」創りを目指して、世の中に生きる人々、ひとりひとりの「空環創造」を支援するために、「空環創造宣言『夢をはぐくむひとりひとりに、快適で美しいくらしを提供します』」をミッションとしております。 また、世界的に高品質なマットレス及びベッドフレーム・リビングソファ・インテリア用品をお客様に提供することで、日常生活の中で暮らしを支え社会に貢献するとともに、売上・利益の増大と経営効率の向上を図るために、ビジョンとして「世界のブランドを、日本の技術で、すべてのお客様に届ける、空環創造マルチブランドカンパニー」を掲げました。 2.中長期的な会社の経営戦略 当社が事業内容とするベッド・リビングソファ・インテリア用品等の業界においては、少子高齢化・人口減少に伴い、新規・買替え需要の顧客獲得をかけた競争が激化しており、さらに製造小売業(SPA)の台頭も加わり、現在の当社既存事業における売上・利益は漸減していくことが想定されます。 そのため当社は、2027年3月期~2029年3月期の3か年中期経営計画「Creating Value for Dreams」を策定し、 価値創造と持続的成長のための深化と探索を追求してまいります。長期的に縮小する国内マーケットにおいて、成長維持のために、既存事業を深掘りしてシェアの拡大を目指し、全社成長に向けて新領域を探索して拡大していくものです。 具体的な戦略として、既存事業においては、基幹ブランドの「Serta(サータ)」や「ligne roset(リーン・ロゼ)」、さらには新ブランドの「KING KOIL」等の高付加価値化により、家具販売店との連携やCRM(Customer relationship management)の強化、既存ブランドの新商品投入、大規模家電量販店チェーンに対する取り組み強化等、既存事業の「深化」を図ります。また、「KING KOIL」に続く新ブランドの発掘、商業施設向け事業の拡充や東南アジア市場への「OEM輸出」等、成長領域の「探索」を企図し、これら「深化」と「探索」を両輪で推進します。 さらに、自社工場の製造優位性を活かし、高品質な「ジャパンフィット」モデルをグローバルに展開することで、持続的な収益成長とブランド価値の向上を図ります。あわせてサステナビリティ経営を深化させ、社会・環境価値と経済価値を両立する持続可能な成長基盤を構築してまいります。 3.経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、持続的な成長による企業価値の向上を目的として、収益力を高め、経営の効率化を図るため、また、資本コストや株価を意識した経営を実践することでValue(企業価値)の向上を図るため、売上高、営業利益、ROEを指標といたします。今後は中期経営計画「Creating Value for Dreams」の施策実行により、これら各指標の達成を目指してまいります。加えて、PBR1.0倍以上とすべく、PER、ROEそれぞれの向上のための各施策を着実に遂行してまいります。 中期経営計画「Creating Value for Dreams」における経営指標 PBR1.0倍以上達成のための各施策 4.優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 事業上の課題として、ホテル市場への深掘り、アジア圏への供給体制構築、及び直営拠点整備の強化に注力します。あわせて、工場DXや物流網再編、CCC(Cash Conversion Cycle)改善を通じた収益構造の適正化を推進します。財務上の課題としては、資本コストを意識した経営を実践し、ROE11.0%の達成とPBR1.0倍以上の回復を目指します。総還元性向40%程度を目途とした機動的な自己株式取得や安定的な増配による株主還元の拡充に加え、情報の非対称性を解消するIR活動の強化により、市場評価の適正化を図ります。これら事業上及び財務上両面の課題に対する施策完遂により、資本効率の向上と将来性への期待を高め、企業価値の最大化を図ることが最重要課題と認識しております。 したがって、これら課題に対して中期経営計画「Creating Value for Dreams」に基づき、顧客、株主、従業員、パートナー、社会の夢を実現するため、次のとおり成長戦略及び基盤戦略に重点的に対処してまいります。 [成長戦略] (1)既存事業領域の深化 当社の強みは、世界的な複数のトップブランドの独占製造販売ライセンスを保有しながら、広島県の自社工場において製品を高品質かつ短納期で生産し、高利益率な商品として多様なチャネルで販売できることにあります。 この優位性を活かしたマルチブランド戦略において、具体的には「Serta(サータ)」ブランドの95周年記念モデルの投入や自社ブランドの再定義を行い、製品ラインナップの高付加価値化を推進します。あわせて、製造現場における技術継承と多能工化による生産体制の柔軟性を図ってまいります。これらの取り組みにより、既存ベッド事業の維持・強化に努めつつ、安定的なキャッシュ・フローを創出し、経営の安定性を高めてまいります。 (2)新規成長事業領域の探索 インバウンド需要の高まり、及び底堅いリニューアル需要を背景としたホテル等の商業施設向け事業の深化とともに、東南アジア市場への「OEM輸出」の本格化、及び日本国内の主要都市におけるブランド発信のためのショップ展開に注力いたします。具体的には、ホテル市場において、「Serta(サータ)」に加え「KING KOIL(キングコイル)」ブランドの展開を加速させ、大手チェーンホテルへの新規導入や高付加価値商品の提案を強化します。また、インドネシアをはじめとした東南アジアや中国向けを中心とした海外市場への製品供給体制を構築し、グローバルに展開してまいります。これらの取り組みにより、成長の見込まれる領域へ経営資源を適切に配分することで、事業ポートフォリオの成長性を高め、中長期的な収益機会の拡大を追求してまいります。 (3)バリューアップのための効率化 営業面では、人材配置の見直しによる売上効率の改善を図ります。生産面では、生産工程における新規技術開発の促進による効率化、具体的にはAIカメラによる工程監視等の工場DXを推進し製造原価を低減するとともに、品質の安定性を高めます。物流面では、全国の配送ネットワークの再編に加え、販売動向に連動した在庫適正化(CCCの改善)を図ります。これらの取り組みにより、資産効率の向上とコスト構造の適正化を図ることで、収益力の強化と、企業価値創造のための財務体質構築に努めてまいります。 [基盤戦略] (4)資本コストや株価を意識した経営の実践 PBR1.0倍以上の早期達成を見据え、ROE11%以上の達成を目標に掲げるとともに株主還元の拡充と対話の強化を図ります。具体的には、総還元性向40%以上を目途とした機動的な自己株式取得の実施や、本中期経営計画期間内での安定的な増配に取り組んでまいります。また、投資家の皆様との対話を強化し、当社の成長ストーリーに対する理解度を高めていただくことで、市場における情報の非対称性の解消に努めます。これらの取り組みにより、資本コストを意識した経営の実践と市場評価の適正化により、株主価値の持続的な向上を目指してまいります。 (5)サステナビリティ経営の実現による企業価値の増大 環境・社会・ガバナンスの各側面からマテリアリティの解決に取り組みます。具体的には、環境面において、廃棄マットレスのリサイクル率100%の維持や、端材の活用による資源循環を推進します。人的資本経営において、本中期経営計画期間内に女性管理職比率を5%へ引き上げる目標を掲げるとともに、男性育児休暇取得率85%や有給休暇取得率70%の達成を目指し、多様な人材が活躍できる職場環境を整備します。さらに、エンゲージメントの向上や健康経営銘柄の取得等、非財務活動を通じた取り組みにより持続的な企業価値の向上に寄与してまいります。
事業等のリスク3,834字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると判断している主要なリスクは、以下のとおりであります。 また、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社の経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため、記載しておりません。 なお、文中の将来に関する事項の記載については、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであり、当社の事業に関連する全てのリスクを網羅するものではありません。 当社は、リスク・コンプライアンス委員会を定期的に開催して、企業活動に関して抽出されたリスクとその対応策を策定するとともに、法規制等の定期的なモニタリングを実施して、その検証・評価を行っております。また、事業継続計画を定め、初動対応、安全確保と事業の早期復旧・継続のための体制の構築・整備に尽力いたしております。 なお、当事業年度の財政状態・経営成績に影響を及ぼしたと考えられる事項については、検証・評価を行い、具体的取り組みについて検討しております。 1.事業環境に関するリスク 当社が行っているホームファニシング事業は、家具・インテリア業界を主たる販売先としており、またコントラクト事業は、ホテルの新規及びリニューアル案件の獲得に注力していることから、国内景気、個人消費や旅行需要、訪日外国人の動向等の影響を受けやすく、物価高による消費者マインドの冷え込みや海外情勢によるインバウンドの減少等により、市場の需要が低下した場合には、当社の業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 そこで当社では、新たに「KING KOIL(キングコイル)」とライセンス契約を締結する等マルチブランド戦略の推進により、多様な消費者のニーズを捉えた付加価値の高い製品・サービスを提供するとともに、加えてOEM輸出による海外展開を開始する等、事業の多角化を進めることで、事業環境リスクの分散・低減を図っております。 2.ライセンス契約に関するリスク 当社は、自社ブランド製品だけではなく「Serta(サータ)」「ligne roset(リーン・ロゼ)」「ruf(ルフ)」等、複数の海外ブランドとライセンス契約を締結し、自社製造を行っております。海外提携ブランド各社とは、長年にわたり良好な信頼関係の構築に努めており、有価証券報告書提出日現在において契約継続に支障をきたす要因は発生しておりませんが、今後、何らかの事情によりライセンス契約を解消することになった場合、または、ロイヤリティ料率等の契約条件が大幅に変更されることとなった場合は、当社の業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 そこで当社では、新たなブランドである「KING KOIL(キングコイル)」との取引を開始する等、マルチブランド戦略の強化・拡大により、特定のブランドへの依存リスクの分散・低減を図っております。 3.製品の欠陥に関するリスク 当社は、お客様の満足と信頼を得るために、デザイン開発、製造、販売を一貫して行っており、製品の品質管理には万全の態勢を整えておりますが、万一製品に欠陥が生じた場合には、リコールの実施を含む製品の安全確保のためのコストの発生やブランド価値の毀損を招き、当社の業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 そこで当社では、製造部門においては品質マネジメントシステムの国際規格である「ISO9001」に継続的に適合すべく管理体制を整備し、定期的にチェックするとともに、開発部門においても商品開発時に社内基準に基づく試験等を実施し、製品の品質維持・向上に努めております。OEM輸出に関しては、輸出先の品質基準に適合していることを確認して対応しております。 4.原材料の調達に関するリスク 当社は、原材料及び商品を国内外から調達しておりますが、中には少数の特定の仕入先からのみ入手可能な特殊なもの、仕入先や供給品の代替が困難なもの、ライセンス元や素材メーカーと共同開発したオリジナルの原材料があります。そのため、気候変動や国際的な需要拡大、加えて昨今の中東情勢の緊迫化等の地政学リスクによる需給動向の変化に伴い、調達競争が激化し、購入価格の高騰や資材の供給の遅延、中断が生じた場合、当社の業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 そこで当社では、各担当部門において仕入価格表の管理、複数社購買による適正価格維持、新規調達先の検討・開拓、資材価格や需給の変動状況把握等により、原材料等の安定的な調達に努めております。 5.コスト上昇等に関するリスク 当社は、大型の製品・商品を取り扱っていることから、その運賃が営業コストの相当部分を占めており、運送会社のドライバー不足や、昨今の中東情勢の緊迫化による燃料高騰等から運賃の値上げ等が予想されます。 そこで当社では、運送各社と良好な関係を築くとともに、積載効率向上による車数の削減やモーダルシフトを組み入れた配送の多角化に取り組み、輸送能力の確保と全国輸配送ネットワークの構築に努めております。 また、工場等の光熱費の高騰や協力会社の加工費値上げも予想されることから、節電をはじめとしたエネルギー省力化への取り組みや協力会社との人材育成を含めた対応策の協議を継続的に実施しています。 加えて、当社は、海外から原材料、商品の一部を仕入れているため、原材料価格の高騰や急激な為替相場の変動は、当社の業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 そこで当社では、強みである国内生産のメリットを活かしたコストの抑制に努めるとともに、必要に応じて為替予約を行い、リスク対策に取り組んでおります。 6.法的規制等に関するリスク 当社は、事業活動を行う上で様々な法律の適用を受けておりますが、取引先等を相手方とする各種クレームの発生、訴訟、係争、またこれらに起因する損害賠償請求の当事者となった場合、法的手続に関連した多額の費用発生や事業活動に支障をきたすおそれがあり、万一、当社に不利な司法判断等がなされた場合には、当社の業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 そこで当社では、「内部統制システムの基本方針」や「リスク管理規程」を制定し、コンプライアンス体制の強化・推進とクレーム発生時の社内体制の強化に取り組み、クレームの発生、訴訟、係争等の発生可能性の低減に取り組んでおります。 特に第三者の知的財産権については、担当部門において月次チェックを実施するとともに、社員教育等を行うことにより権利侵害の未然防止に取り組んでおります。 7.自然災害等に関するリスク 自然災害や大規模火災、電力等の社会インフラの障害や感染症の流行等により、事業継続に支障をきたす事象が発生した場合、当社の業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 そこで当社では、事業継続計画を策定して、関連マニュアルの整備、役職員の安否確認・連絡体制の構築、定期的な訓練の実施等により、役職員の人命・安全確保と事業の早期復旧及び継続を図るための体制構築・整備を行っております。 8.人材の確保に関するリスク 当社は、継続的な事業の成長・拡大のため、定期的な新卒採用や中途採用を行っておりますが、少子高齢化により若年層の人材確保が困難になることが予測されます。加えて人件費の上昇や人材の社外流出により、当社の業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 そこで当社では、中期経営計画「Dreambed2025 Change & Challenge Plan」において「ES・エンゲージメント向上・サステナビリティ経営の実現」として「働き方改革、処遇改善及び健康経営推進」を掲げ、推進してまいりました。具体的には、完全週休二日制の導入や社内コミュニケーションツールの導入等働きやすい環境づくりをはじめ、各種ダイバーシティの推進施策を通じ、多様な人材が活躍できる社内環境の整備に取り組み、これらの施策の実施により優秀な人材の確保・定着、ならびに研修制度の充実による人材育成に注力してまいります。 9.情報セキュリティに関するリスク 当社は、お客様や取引先の個人情報および重要情報等多くの情報を有しており、各種の情報システムを利用して業務を遂行しているため、システムの機能停止や機能障害等のインシデントが発生した場合は、効率的な業務を妨げる可能性があります。また、情報漏洩が発生するような場合には、当社の信用を毀損する可能性があります。 昨今増加しているサイバー攻撃等による不正アクセスや改ざん、データの破壊、紛失、漏洩等が不測の事情により発生する可能性があります。また、技術、契約、人事等に関する当社の機密情報が第三者に漏えい、不正使用された場合も、当社の業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 そこで当社では、情報セキュリティ管理規程及び情報セキュリティポリシーに基づき、ウイルス対策や、異常の早期発見・対処のための技術的対応を強化しております。あわせて定期的な従業員教育を実施し、情報リテラシー向上と管理体制の整備に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)7,181字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項の記載については、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べ245百万円増加し11,513百万円となりました。 流動資産は、前事業年度末に比べ97百万円増加し、4,554百万円となりました。主な増減要因は、売掛金の増加202百万円、原材料及び貯蔵品の増加73百万円、現金及び預金の減少147百万円等であります。 固定資産は、前事業年度末に比べ148百万円増加し6,959百万円となりました。これは、減価償却の進行による減少がある一方、無形固定資産におけるソフトウエアの増加231百万円、有形固定資産における工具、器具及び備品の増加60百万円等によるものであります。これらは、基幹システムのマイグレーション等に伴う資産取得によるものであります。 (負債) 負債合計は、前事業年度末に比べ90百万円減少し6,669百万円となりました。 流動負債は、前事業年度末に比べ184百万円減少し4,517百万円となりました。主な増減要因は、短期借入金の増加424百万円、電子記録債務の減少232百万円、支払手形の減少188百万円、その他における未払消費税等の減少160百万円等であります。 固定負債は、前事業年度末に比べ93百万円増加し2,151百万円となりました。これは、主に長期借入金の増加100百万円等によるものであります。 (純資産) 純資産合計は、前事業年度末に比べ336百万円増加し4,844百万円となりました。主な増減要因は、当期純利益の計上による増加479百万円、期末配当金及び中間配当金の支払いによる減少139百万円等であります。 この結果、自己資本比率は、前事業年度末に比べ2.1ポイント増加し42.1%となりました。 ②経営成績の状況 当事業年度における我が国経済は、企業収益の改善傾向は継続したものの、金利の上昇、円安の進行や原材料価格の高騰により、企業はコスト上昇圧力に直面いたしました。一方で雇用・所得環境の改善により、個人消費には持ち直しの動きが見られておりますが、中東情勢をはじめとした地政学リスクにより、先行きは不透明な状況にあります。 このような経済環境下において、当社は2023年度から2025年度(2024年3月期~2026年3月期)までの3事業年度を対象とした中期経営計画「Dreambed2025 Change & Challenge Plan」に基づき、企業ミッションである「空環創造宣言」の完成に向け、積極的な取り組みを展開してまいりました。 当事業年度における各販売チャネル別の売上状況については次のとおりです。 《家具販売店向け》 マットレスについては、「Serta(サータ)」ブランドのスイートシリーズ、「dream bed(ドリームベッド)」ブランドの新商品(ピュアドリーム)を重点商品として販売を強化、また、ラグジュアリーホテルとのコラボレーション企画を実施しました。 加えてマルチブランド戦略の一環として、約40年ぶりの新ブランドである「KING KOIL(キングコイル)」の販売を2025年10月より開始し、百貨店でのPOP-UP企画や大手家具販売店への展示導入は好調に進んでおります。 「ligne roset(リーン・ロゼ)」については、ソファを中心に販売は堅調に推移いたしました。 その結果、売上高は前年同期と比して80百万円増加し8,503百万円となりました。 《商業施設向け》 インバウンドの増加によりホテル業界の宿泊稼働率は引き続き高い水準にあり、ホテル新設やマットレスの入替需要は旺盛でありました。このような環境下において、既存ブランドの導入継続に加え「KING KOIL(キングコイル)」の新規採用も始まり、足元の受注状況は引き続き高い水準で推移しております。 その結果、売上高は前年同期と比して331百万円増加し1,803百万円となりました。 《ショップ/ショールーム》 ショップにおいては、「ligne roset(リーン・ロゼ)」のデザイナー企画やデニムトーゴ、ムーミンコラボ等の企画により販売は引き続き堅調であり、加えて新モデルとして投入した高価格帯であるロゼカシマの販売が好調に推移いたしました。またショールームにおいては法人誘致も積極的に展開し、法人向け販売に貢献しました。 チャネル充実の一環としては、東京ショールームのメインゾーンに「KING KOIL(キングコイル)」のスペースを設置し、さらに増床した地下1階にホテルや「ligne roset(リーン・ロゼ)」法人向けのスペースを新設しました。加えて、リーン・ロゼ新宿店の増床リニューアルを実施しております。 その結果、売上高は前年同期と比して199百万円増加し1,702百万円となりました。 《その他》 第2四半期より開始した海外輸出(OEM供給)については、インドネシア、マレーシアへの本格輸出に加え、中国へのトライアル輸出も開始しました。また「Serta(サータ)」をはじめとした直販ECも売上高増加に寄与いたしました。 その結果、前年同期と比して56百万円増加し165百万円となりました。 以上の結果、当事業年度の業績は、売上高12,174百万円(前年同期比5.8%増)となりました。利益については、積極的な人的資本投資に加え営業強化に向けた販売費の増加がありましたが、売上高の増加により吸収し、営業利益703百万円(同18.1%増)、経常利益686百万円(同17.7%増)、当期純利益479百万円(同15.6%増)となりました。 (注)従来ハウスメーカー向けについては、個別に記載しておりましたが、売上高が他の販売経路に比して少額であるため、2026年3月期より家具販売店向けに含めて記載しております。 なお、当社はホームファニシング事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 ③キャッシュ・フローの状況 当事業年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ147百万円減少し、599百万円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローとそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、108百万円(前年同期に比べ373百万円減少)となりました。これは主に税引前当期純利益683百万円、減価償却費408百万円等によるものであります。一方で、仕入債務の減少額408百万円、法人税等の支払額197百万円、売上債権の増加額150百万円等による資金の減少がありました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、586百万円(前年同期に比べ250百万円増加)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出348百万円、無形固定資産の取得による支出228百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、328百万円(前年同期は55百万円の支出)となりました。これは主に短期借入金の純増加額424百万円及び長期借入れによる収入300百万円によるものであります。一方で、長期借入金の返済による支出200百万円による資金の減少がありました。 ④生産、受注及び販売の実績 a-1.生産実績 当事業年度における生産実績を商品分類別に示すと、次のとおりであります。 商品分類の名称   当事業年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) マットレス   2,382,202   104.1 ベッドフレーム   406,266   110.1 ソファ   658,073   104.6 寝装品   157,514   100.7 その他   250,165   103.0 合計   3,854,223   104.6 (注)金額は製造原価によっております。 a-2.仕入実績 当事業年度における仕入実績を商品分類別に示すと、次のとおりであります。 商品分類の名称   当事業年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) マットレス   220,484   113.9 ベッドフレーム   1,225,285   96.4 ソファ   68,629   231.6 寝装品   167,483   98.0 その他   297,566   137.8 合計   1,979,448   105.2 (注)金額は仕入価格によっております。 b.受注実績 当事業年度における受注実績を商品分類別に示すと、次のとおりであります。 商品分類の名称   当事業年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) マットレス   4,778,852   106.3   532,627   128.6 ベッドフレーム   2,425,045   96.6   237,856   100.8 ソファ   2,903,158   103.4   389,637   91.5 寝装品   507,833   103.6   49,693   121.3 その他   1,739,007   136.4   244,494   154.6 合計   12,353,898   106.7   1,454,310   114.0 c-1.販売実績(商品分類別) 当事業年度における販売実績を商品分類別に示すと、次のとおりであります。 商品分類の名称   当事業年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前事業年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   前年同期比 金額(千円)   金額(千円)   (%) マットレス   4,660,507   4,487,401   103.9 ベッドフレーム   2,423,194   2,478,036   97.8 ソファ   2,939,313   2,796,390   105.1 寝装品   499,096   487,019   102.5 その他   1,652,646   1,260,461   131.1 合計   12,174,758   11,509,308   105.8 c-2.販売実績(販売経路別) 当事業年度における販売実績を販売経路別に示すと、次のとおりであります。 販売経路の名称   当事業年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前事業年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   前年同期比 金額(千円)   金額(千円)   (%) 家具販売店向け   8,503,247   8,423,528   100.9 商業施設向け   1,803,830   1,472,628   122.5 ショップ/ショールーム   1,702,194   1,503,904   113.2 その他   165,485   109,247   151.5 合計   12,174,758   11,509,308   105.8 (注)主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績の10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 ①経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況」に記載のとおりであります。 (売上高) 当事業年度の売上高は、12,174百万円(前年同期比5.8%増)となりました。これは、すべての販売経路で売上高が増加したことによるものであります。 (売上原価) 当事業年度の売上原価は、5,804百万円(同5.4%増)となりました。これは主に、売上高の増加に伴うものであります。 (販売費及び一般管理費) 当事業年度の販売費及び一般管理費は、5,667百万円(同4.8%増)となりました。これは主に減価償却費、営業運賃等の増加によるものであります。 (営業利益) 上記の結果、営業利益は703百万円(同18.1%増)となりました。 (営業外収益) 当事業年度の営業外収益は、32百万円(同19.0%増)となりました。この増加要因は主に、当事業年度に実施した輸出に伴い、為替差益が発生したことによるものであります。 (営業外費用) 当事業年度の営業外費用は、49百万円(同25.5%増)となりました。これは主に、支払利息によるものであります。 (経常利益) 上記の結果、経常利益は686百万円(同17.7%増)となりました。 (特別利益) 当事業年度の特別利益はありません。 (特別損失) 当事業年度の特別損失は、2百万円(前年同期比76.9%減)となりました。この減少要因は主に、固定資産除却損の減少5百万円によるものであります。 (当期純利益) 上記の結果、当期純利益は479百万円(同15.6%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社の資本の財源及び資金の流動性につきましては、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 (有利子負債) 年度別要支払額(千円) 契約債務   合計   1年以内   1年超3年以内   3年超5年以内   5年超 短期借入金   2,520,000   2,520,000   -   -   - 長期借入金   1,900,000   200,000   400,000   700,000   600,000 リース債務   7,190   1,725   3,451   2,013   - 上記の表において、貸借対照表の1年内返済予定の長期借入金は、長期借入金に含めております。 (財政政策) 当社の運転資金需要のうち主なものは、製品製造のための材料等の購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 当社は、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金または借入により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、運転資金については短期借入金で、生産設備等の長期資金は長期借入金で調達することを基本としております。 なお、当事業年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は4,427百万円となっております。また当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は599百万円となっております。 (経営成績に重要な影響を与える要因) 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等) 当社は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 3.経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、売上高、営業利益及びROEを重要な経営指標として位置づけております。 前事業年度並びに当事業年度の経営指標は、次のとおりであります。 前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比 金額(千円)   金額(千円)   (%) 売上高   11,509,308   12,174,758   105.8 営業利益   595,148   703,031   118.1 ROE(自己資本利益率)   9.5%   10.3% ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。