概要
イメージ・マジックは1995年に設立されたオンデマンドプリントのDX企業である。Tシャツや雑貨へのプリント加工を中心に、自社サイト「オリジナルプリント.jp」とパートナー企業からの受注で事業を展開。2022年に東証グロース市場に上場し、2025年12月期の売上高は94億円に達する。
受注チャネルを二本柱とする事業構造
当社のオンデマンドプリントサービスは、自社販売とパートナー企業からの受注の二つのチャネルで構成される。自社販売ではフラッグシップサイト「オリジナルプリント.jp」を運営し、約1,900種類のアイテムに対応する。パートナー企業からの受注では、他社のECサイト経由の注文を自社工場で処理し、直接エンドユーザーへ納品する。両チャネルとも受注から出荷までを自動化し、最短5分での処理を可能にしている。
ソリューション事業でシステムとハードを提供
当社は自社の運用ノウハウをパッケージ化した「オンデマンドプリントソリューションズ(ODPS)」を提供する。ODPSはクラウド型の生産管理システムと、プリンター・たたみ機・梱包出荷機などのハードウェアを含む。導入企業は短期間で生産ラインを構築でき、工数削減が可能となる。また、デザインシミュレーター付きECプラットフォーム「maker town」も提供し、EC開設需要に応える。ソリューション部門の売上高は2025年12月期に8.6億円と前年比30%増加した。
国内工場ネットワークで受注生産を支える
当社は埼玉県川越市、朝霞市、東京都板橋区、岐阜県多治見市などに生産拠点を置く。2010年の市ヶ谷工場閉鎖以降、需要拡大に応じて工場を増設してきた。2023年8月には川越工場を新設し、同年11月には小豆沢工場とIPC工場を閉鎖するなど、拠点の最適化を進めている。システム連携したパートナー工場も含め、大ロットでも短納期に対応する分散生産体制「OPN(On demand Print Network)」の構築を進める。
売上高は9期連続増加、収益基盤を拡大
当社の売上高は2018年4月期の15億円から2025年12月期には94億円へと拡大した。同期間の当期純利益は0.3億円から3.3億円へ増加している。2025年12月期の営業利益率は5.9%である。成長の原動力はEC市場の拡大とD2Cビジネスの高度化に伴う「超多品種・小ロット」生産へのシフトであり、当社の受注生産モデルが無駄な在庫を減らすニーズに合致している。
業界の中での役割はアパレル・雑貨業界向けに、受注から生産・出荷までを自動化するオンデマンドプリントの仕組みを提供するDX企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01アパレル・雑貨エンドユーザー主力
自社サイト「オリジナルプリント.jp」でTシャツやマグカップなど約1,900アイテムにオンデマンドプリントサービスを提供。受注から自動で生産し最短5分で出荷。余剰生産や廃棄ロス削減を実現し、個人から法人までニーズに対応。
- オリジナルプリント.jp
- 約1,900種類のアイテムに対応する国内最大級のオンデマンドプリントサービスサイト。デザインシミュレーターで仕上がりを確認でき、受注を自動化している。
02アパレル企業・印刷会社等(事業者向け)主力
アパレルメーカーや印刷会社等に対し、オンデマンドプリントの生産システム(ソフトウェア・ハードウェア)を提供。無在庫販売を実現し、パートナー企業の受注バックヤードを支援。
- maker town
- デザインシミュレーター付きのクラウド型オンデマンドECシステム。自社ECサイトを立ち上げたい企業向けに提供。
- クラウド生産管理システム
- 受注データから印刷データを自動生成し、工場へ生産指示を振り分ける。外部システム連携も可能。
- ハードウェア装置
- プリンター、たたみ機、梱包出荷機など生産・出荷プロセスを自動化する装置を販売。
製品と技術
オリジナルプリント.jpと自社オンデマンド印刷
「オリジナルプリント.jp」は当社の旗艦サービスで、Tシャツやマグカップなど約1,900種類のアイテムに対応する。顧客がデザインデータを入稿すると、受注から最短5分で出荷処理が完了する。デザインシミュレーターで仕上がりを確認でき、小ロットからの注文が可能である。自社販売に加え、パートナー企業のバックヤードとしても機能し、受注データはクラウドシステムで自動的に工場へ振り分けられる。
ODPSとmaker townでプリント業界のDXを支援
ODPSは当社が開発したクラウド型生産管理システムで、受注から出荷までの全工程を自動化する。導入企業はシステムと連動したプリンターや梱包機を購入し、自社でオンデマンド生産ラインを構築できる。「maker town」はデザインシミュレーター付きのECプラットフォームで、ユーザーは簡単にオリジナルグッズの販売サイトを開設できる。これらのソリューションはSaaS型の課金とハードウェア販売で収益を得る。
3Dスキャンフィギュアと新規事業の開拓
2025年に開始した「3DME」は、3Dスキャンスタジオでの撮影か、AI技術を用いた写真からの変換で人物やペットのフィギュアを制作するサービスである。五反田とTOCに直営店を設け、記念品やギフト需要を取り込む。また、DTFプリンター「xTool Apparel Printer」の販売代理店となり、加工技術の選択肢を広げた。これらは既存のオンデマンドプリント事業とシナジーを生む隣接分野への進出である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
その他製品のなかでの位置
写真関連製品で成長、売上高と利益率が拡大中
同社はその他製品業界に属し、写真関連製品やサービスを提供している。売上高は2023年4月期の53億円から2025年12月期には94億円へと急拡大し、営業利益率も5.13%から6.38%へ改善している。同業のイタミアートやテクセンドフォトマスクがそれぞれ異なるニッチ市場を持つ中、同社は写真プリントやフォトブック等の分野で事業を展開し、デジタル化の進展に伴う需要変化に対応している。成長が続く一方で、既存市場の成熟や競合参入への備えが重要であり、継続的な商品開発と販路拡大が課題となる。
強み
- 2023年から2025年にかけて売上高が約1.8倍に増加し、成長力が顕著だ。
- 営業利益率が5.13%から6.38%へ改善し、収益構造が強化されている。
- 写真関連の専門分野に特化し、独自のポジションを確立している。
- デジタルカメラの普及やスマホ需要など、市場変化に合わせた事業展開が可能。
課題
- 写真プリント市場は成熟しており、新規需要の開拓が難しくなっている。
- 成長市場には新規参入が相次ぎ、競争が激化する可能性がある。
- デジタル技術の進展に依存する部分が大きく、技術トレンドへの対応が必須だ。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
その他製品の時価総額近傍。太字がイメージ・マジック
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7847グラファイトデザイン | 45億円 | 29.3倍 |
| 2 | 7975リヒトラブ | 45億円 | 59.0倍 |
| 3 | 7807幸和製作所 | 44億円 | 8.5倍 |
| 4 | 7805プリントネット | 39億円 | 8.3倍 |
| 5 | 7793イメージ・マジック | 38億円 | 9.9倍 |
| 6 | 7863平賀 | 38億円 | 14.4倍 |
| 7 | 7983ミロク | 37億円 | — |
| 8 | 7791ドリームベッド | 35億円 | 7.2倍 |
| 9 | 7986日本アイ・エス・ケイ | 34億円 | 6.0倍 |
| 10 | 7813プラッツ | 34億円 | 13.1倍 |
| 11 | 7800アミファ | 32億円 | 6.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 27件
港区で創業、プリント加工の受託から出発
1995年5月、東京都港区に株式会社イメージ・マジックを設立した。創業当初はプリント加工の受託業務を中心に事業を開始した。2007年1月には新宿区市谷左内町に本社を移転し、市ヶ谷工場を新設して生産能力を強化した。その後、2008年11月に埼玉県川越市へ本社を移転し、川越工場を新設した。この時期は受託生産を拡大し、設備投資を継続した。
オンラインプリント受注サイトを立ち上げた2010年
2010年1月、当社はオンデマンドプリント受注サイト「オリジナルプリント.jp」を開設した。同時に市ヶ谷工場を閉鎖し、オンラインビジネスへの転換を図った。2013年6月には東京リスマチック(現・日本創発グループ)と資本・業務提携し、外部連携の基盤を築いた。2015年には板橋区への本社移転と新工場建設を進め、川越工場を閉鎖。生産拠点を都内に集約した。
フルカラーカーペット印刷とアパレルプラットフォーム
2016年2月、当社は1,670万色のフルカラーカーペット印刷を開始した。同年8月には、ネットでアパレルショップを開設できるプラットフォーム「MEET MY GOODS」をリリース。一般消費者だけでなく、クリエイターや小規模事業者向けのサービスを拡充した。2018年4月には不織布バッグの製造を開始し、取扱アイテムの幅を広げた。同年10月に本社を文京区小石川へ移転し、現在に至る。
ODPSのリリースと大手企業との資本提携
2019年2月、当社は「オンデマンドプリントソリューションズ(ODPS)」をリリースし、自社の生産管理システムを外部に提供し始めた。同年3月にはTOPPAN株式会社と資本・業務提携を締結。2020年3月には株式会社トランザクション、2021年1月にはGMOペパボ株式会社とそれぞれ資本・業務提携した。これらの提携により販路と技術基盤を強化した。
グロース市場への上場と組織改編
2022年3月、当社は東京証券取引所マザーズに株式を上場した。翌月の市場区分見直しによりグロース市場へ移行した。上場後も工場増設を続け、2023年8月に川越工場を新設した。同年11月には小豆沢工場とIPC工場を閉鎖し、拠点の効率化を図った。2025年4月には西日本支社を大阪市に設置し、関西エリアの営業体制を強化した。
3DフィギュアやDTFプリンターで新領域へ
2025年1月、当社は五反田にショールームと3DME五反田TOC店を開設し、3Dスキャン技術で人物やペットのフィギュアを制作する「3DME」サービスを開始した。同年7月にはソリューション&オートメーション本部を創設し、ハードウェア販売を強化。DTF(Direct to Film)方式のプリンター「xTool Apparel Printer」の正規販売代理店となり、消耗品販売による安定収益の獲得を進めている。
年表27件を開く
1990年代
- 1995年5月創業東京都港区に株式会社イメージ・マジック設立
2000年代
- 2007年1月東京都新宿区市谷左内町に本社移転及び市ヶ谷工場新設
- 2008年11月埼玉県川越市に本社移転及び川越工場新設
2010年代
- 2010年1月オンデマンドプリント受注サイト「オリジナルプリント.jp」開設 市ヶ谷工場閉鎖
- 2013年6月東京リスマチック株式会社(現 株式会社日本創発グループ)と資本・業務提携
- 2015年4月東京都板橋区小豆沢に本社移転及び小豆沢工場新設
- 2015年5月川越工場閉鎖
- 2015年12月東京都板橋区新河岸に新河岸工場新設
- 2016年2月1670万色のフルカラーカーペット印刷を開始
- 2016年8月ネットでアパレルショップを開設できるプラットフォーム「MEET MY GOODS」をリリース
- 2018年4月不織布バッグ製造を開始
- 2018年7月埼玉県朝霞市に朝霞工場新設
- 2018年10月東京都文京区小石川に本社移転
- 2019年2月「オンデマンドプリントソリューションズ(ODPS)」をリリース(注1.2)
- 2019年3月TOPPAN株式会社と資本・業務提携
- 2019年6月東京都板橋区にIPC工場新設(注3)
2020年代
- 2020年3月東京都板橋区に志村工場新設 株式会社トランザクションと資本・業務提携
- 2021年1月GMOペパボ株式会社と資本・業務提携
- 2021年4月岐阜県多治見市にGPC工場新設(注4)
- 2021年10月デザインシミュレーター付クラウド型オンデマンドEC「maker town」をリリース
- 2022年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場に移行
- 2023年8月埼玉県川越市に川越工場新設
- 2023年11月小豆沢工場及びIPC工場閉鎖
- 2025年1月東京都品川区に五反田ショールーム及び3DME五反田TOC店新設(注5)
- 2025年4月大阪府大阪市に西日本支社新設
- 2025年7月ソリューション&オートメーション本部を創設
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
商品カテゴリー拡充と新市場開拓
国内最大規模のインクジェット加工能力を強みにアパレル・雑貨を中心に取扱商品を拡充し、新しい市場ニーズを開拓する。
- 02
ECサービスのOMO推進とUI/UX改善
リアル店舗展開によるOMO施策とUI/UXへの積極投資により、顧客の利便性を重視したWebサイトでの注文・デザイン環境を提供する。
- 03
新規隣接分野へのR&Dとシナジー創出
アパレル向けインクジェットプリントの優位性を維持しつつ、IT活用が可能な隣接分野でR&Dを進め、既存事業とのシナジーが見込める分野へ参入する。
- 04
生産ラインのIoT化と自動化推進
受注から出荷までの全工程をIoT化し、特別なスキルがなくても高い生産性を実現できるハードウェア・システムを整備して生産効率を向上させる。
- 05
OPN構築による生産ネットワーク化
自社開発の生産管理システムを他社協力工場とネットワーク化し、業界標準システムとして大ロット・短納期生産を可能にするオンデマンドプリントネットワークを構築する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で224人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は505万円で、4期前と比べて+18.8%。平均年齢は36.2歳、平均勤続年数は4.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年4月 | 425 | 34.6 | 3.6 | 171 | — |
| 2023年12月 | 486 | 35.9 | 4.2 | 190 | — |
| 2023年4月 | 418 | 35.4 | 3.9 | 187 | — |
| 2024年12月 | 458 | 36.3 | 4.5 | 222 | 180 |
| 2025年12月 | 505 | 36.2 | 4.9 | 224 | 268 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は94億円、営業利益は6億円。前期と比べると増収増益で、売上が+20.5%、利益が+50.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 107億円 | 94億円 |
| 営業利益 | 7億円 | 6億円 |
| 純利益 | 4億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥35 | ¥35 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は51億円、営業利益は2億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+15.9%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 16 | 2 | 12.5 | 1 |
| 2023年2Q | 17 | 1 | 5.9 | 1 |
| 2023年3Q | 7 | −2 | −28.6 | −2 |
| 2023年4Q | 13 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 15 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 19 | 1 | 5.3 | 1 |
| 2024年4Q | 44 | 3 | 6.8 | 2 |
| 2025年2Q | 44 | 2 | 4.5 | 1 |
| 2025年4Q | 50 | 4 | 8.0 | 2 |
| 2026年2Q | 51 | 2 | 3.9 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2018年4月期からの9期で、売上は15億円から94億円へ6.3倍に増えた。直近期の営業利益率は6.4%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 埼玉県朝霞市に朝霞工場新設 | |||||
| 2018年4月 | 15 | — | 0 | — | 0 |
| 東京都板橋区にIPC工場新設(注3) | |||||
| 2019年4月 | 21 | — | 0 | — | 0 |
| 東京都板橋区に志村工場新設 株式会社トランザクションと資本・業務提携 | |||||
| 2020年4月 | 28 | — | 1 | — | 1 |
| 岐阜県多治見市にGPC工場新設(注4) | |||||
| 2021年4月 | 43 | — | 2 | — | 2 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2022年4月 | 49 | — | 3 | — | 2 |
| 埼玉県川越市に川越工場新設 | |||||
| 2023年4月 | 53 | — | 1 | — | 0 |
| 2023年12月 | 44 | — | 3 | — | 2 |
| 2024年12月 | 78 | 4 | 4 | 5.1 | 3 |
| 2025年12月 | 94 | 6 | 6 | 6.4 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高94億円のうち、営業利益として残るのは6億円で6.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の3.2%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金59.6%56億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金34.0%32億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.4%6億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年12月期は営業CFが8億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは4億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は12億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年4月 | 2 | −3 | 3 | −1 | 5 |
| 2021年4月 | 4 | −5 | 2 | −1 | 6 |
| 2022年4月 | 4 | −1 | 2 | 3 | 10 |
| 2023年4月 | 1 | −2 | −2 | −1 | 7 |
| 2023年12月 | 4 | −3 | 1 | 1 | 9 |
| 2024年12月 | 6 | −4 | −1 | 2 | 9 |
| 2025年12月 | 8 | −4 | −2 | 4 | 12 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年12月期の総資産は35億円。このうち返さなくてよい自己資本が21億円で、自己資本比率は58.6%(業種中央値59.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年4月 | 5 | 1 | 4 | 30.0 |
| 2019年4月 | 9 | 3 | 6 | 30.3 |
| 2020年4月 | 14 | 5 | 9 | 33.7 |
| 2021年4月 | 19 | 6 | 13 | 30.4 |
| 2022年4月 | 24 | 13 | 11 | 53.6 |
| 2023年4月 | 23 | 13 | 10 | 56.2 |
| 2023年12月 | 27 | 15 | 12 | 57.1 |
| 2024年12月 | 30 | 18 | 12 | 59.8 |
| 2025年12月 | 35 | 21 | 15 | 58.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
その他製品 104社との比較
同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で104社中8位あたり、逆に低いのは配当利回りで104社中69位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,490で、1年前と比べて-4.3%。過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.9倍 |
| PER (会社予想) | 8.5倍 |
| PBR | 1.80倍 |
| 配当利回り | 2.35% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月17日に9.17%上昇し1583円。8月14日1450円から急伸し、1カ月で18.13%上昇。25日線(1368円)を大きく上回り、75日線(1449円)も突破。52週高値1931円に向けた動き。RSI81.8と過熱圏。出来高は8月17日に8200株と膨らみ、買いが加速。短期的な調整に注意。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PER 10.52倍は業界平均18.58倍を下回り、PBR 1.81倍は平均1.4倍を上回るが、ROE 17.1%と高い収益性を考慮すれば妥当。配当利回り2.33%は平均3.05%を下回るが、配当性向23.7%と余力がある。直近の売上高は53億→94億円と大幅増収で、営業利益も黒字化し成長が続く。ただし、PBRはやや割高で、成長鈍化リスクもある。総合的に見て、成長性と収益性を考慮すると割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.9倍 | 18.4倍 |
| PER (予想) | 8.5倍 | — |
| PBR | 1.80倍 | 1.38倍 |
| ROE | 17.1% | 6.6% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績拡大が続いており、特に新製品や新規顧客の開拓による成長が期待されている。強気派は、売上増加と利益率の改善が続くことで、将来の成長性を評価し、株価の上昇を見込む。一方、弱気派は、市場競争の激化や原材料費の高騰、また特定業界への依存度の高さを懸念し、成長の持続性に疑問を呈する。
- 業績拡大基調
売上高は2023/12期の44億円から2025/12期には94億円へと大幅増加。
- 利益率改善
営業利益率も5.13%から6.38%へと改善傾向。
- 低PER評価
PERは10倍台と割安感があり、成長余地を反映していない可能性。
- 売上高78→94億円と2期連続増収2026/12期影響中
売上高は前期比20.5%増の94億円。増収基調が続けば営業利益も拡大
- 営業利益率5.13%→6.38%へ改善2025/12期影響中
営業利益は4→6億円、営業利益率は5.13%→6.38%と向上
- ROE17.1%の高収益体質継続影響中
ROE17.1%は高水準。PER10.52倍と合わせ収益性に見合う評価
- 配当利回り2.33%に増配余地次回株主総会影響弱
純利益3億円に対し配当総額約0.8億円(配当性向約27%)。増配余地は大きい
- 競争激化懸念
新規参入や代替品の増加で価格競争が激化するリスク。
- 依存度の高さ
特定業界(自動車など)の需要変動に業績が左右される。
- 財務健全性
2023/4期は純損失を計上しており、収益の不安定さが懸念。
- 純利益3億円の横ばいで高成長に見合わず2025/12期影響強
売上高が94億円へ20%増えても純利益は3億円の横ばい。費用増が利益を圧迫
- 営業利益6億円と規模が小さい継続影響中
売上高94億円に対し営業利益6億円。小幅な原価変動で利益が大きくぶれる
- 株価は1年で0.18%下落し勢いがない不定影響弱
株価は過去1年で0.18%下落。増収が織り込まれず株価反応は鈍い
- 外国人保有率1.46%と低く需給が薄い継続影響弱
外国人保有率1.46%と低く、時価総額35億円の小型株は売買が細りやすい
- 売上高成長率
- 今後も拡大が続くか、成長性を見極めるため。
- 営業利益率
- 収益性の改善持続を確認するため。
- 新規顧客獲得数
- 市場開拓の進捗を示す指標として重要。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり35円で、前期から+6.7%。いまの株価に対する利回りは2.35%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2024年12月 | 30 | — | 27.2 |
| 2025年12月 | 32 | 6.7 | 23.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥35
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ893人。区分でいちばん多いのは事業法人で47.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.5%を占め、残る49.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年4月% | 2023年4月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 53.0 | 55.0 | 54.3 | 53.2 | 47.2 |
| 個人・その他 | 33.0 | 35.7 | 33.3 | 37.9 | 43.3 |
| 証券会社 | 6.3 | 3.7 | 4.1 | 3.9 | 4.8 |
| 金融機関 | 3.5 | 3.7 | 4.0 | 3.8 | 3.2 |
| 自己株式 | — | — | — | — | 2.3 |
| 外国法人 | 4.3 | 2.0 | 4.4 | 1.2 | 1.4 |
| 外国人個人 | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社日本創発グループ | 27.56 |
| 02 | 山川 誠 | 13.92 |
| 03 | 京田 諭 | 8.16 |
| 04 | キャブ株式会社 | 3.19 |
| 05 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 3.19 |
| 06 | TOPPAN株式会社 | 3.15 |
| 07 | GMOペパボ株式会社 | 3.11 |
| 08 | 株式会社トランザクション | 3.11 |
| 09 | 柏木 挙志 | 2.22 |
| 10 | 株式会社SBI証券 | 2.18 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-23山川 誠変更報告11.98%-0.85pt
- 2026-06-22山川 誠新規の大量保有報告11.98%-0.85pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で−98%、1株純資産は8期で−93%。直近期のROEは17.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年4月 | 7,877 | — | 26.9 | — | — |
| 2019年4月 | 1,206 | 12,447 | 6.9 | — | — |
| 2020年4月 | 65 | 253 | 23.8 | — | — |
| 2021年4月 | 109 | 358 | 29.0 | — | — |
| 2022年4月 | 137 | 547 | 25.3 | 14.1 | — |
| 2023年4月 | 21 | 568 | 3.8 | 49.8 | — |
| 2023年12月 | 95 | 663 | 15.5 | 16.6 | — |
| 2024年12月 | 110 | 758 | 15.5 | 11.9 | 27.2 |
| 2025年12月 | 135 | 818 | 17.1 | 10.6 | 23.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額143百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山川誠 | 代表取締役社長 兼製造本部長 兼ソリューション&オートメーション本部長 | 60 | 358,100 |
| 京田諭 | 取締役 情報コミュニケーション 本部長 | 54 | 210,000 |
| 坊野寛 | 取締役 開発本部長 | 52 | 46,000 |
| 栗原俊幸 | 取締役 管理本部長 | 51 | 10,000 |
| 栢森加里矢 | 取締役 | 52 | — |
| 野崎陽介 | 取締役(常勤監査等委員) | 45 | — |
| 尾﨑充 | 取締役(監査等委員) | 61 | 16,000 |
| 大井哲也 | 取締役(監査等委員) | 54 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 95 | 30 | 125 | 31 |
| 社外取締役 | 4 | 18 | — | 18 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,971字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,967字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,558字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,571字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第32期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第31期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-30
- 半期報告書半期報告書-第31期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第30期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-31
- 半期報告書半期報告書-第30期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第30期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第29期(2023/05/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第29期第2四半期(2023/08/01-2023/10/31)2023-12-15
- 四半期報告書四半期報告書-第29期第1四半期(2023/05/01-2023/07/31)2023-09-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第28期(2022/05/01-2023/04/30)2023-07-31
- 四半期報告書四半期報告書-第28期第3四半期(2022/11/01-2023/01/31)2023-03-17
- 四半期報告書四半期報告書-第28期第2四半期(令和4年8月1日-令和4年10月31日)2022-12-15
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