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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

幸和製作所

KOWA CO.,LTD.7807 · Standard · その他製品

歩行補助具(シルバーカー、歩行車、杖)を軸に、製造販売からレンタル、ECまで手掛ける介護用品メーカー。

概要

幸和製作所は、高齢者や障害者の歩行を支援する福祉用具の製造販売を中核事業とする企業である。主力製品は歩行車、シルバーカー(手押し車)、杖の三本柱で、連結従業員211名、2025年2月期の売上高は64億円、営業利益8億円(利益率12.5%)を計上する。1987年に大阪府堺市で創業し、中国広東省に生産拠点を持つほか、介護保険に基づくレンタル事業やインターネット販売(EC)もグループで手がける。2017年に東京証券取引所JASDAQ(現スタンダード市場)に上場した。

三つのセグメントで構成される事業構造

当社グループは、2026年2月期現在、介護用品・福祉用具製造販売事業、介護サービス事業、EC事業の三つのセグメントで構成される。製造販売事業が売上の大部分を占め、シルバーカー、歩行車、杖などを生産・販売する。介護サービス事業は連結子会社の株式会社幸和ライフゼーションとパーソンケア株式会社が担い、介護保険法に基づく福祉用具貸与(レンタル)を展開する。EC事業は株式会社ネクストケア・イノベーションが運営し、インターネットを通じて車いすや歩行車などを販売する。三事業の連携により、製造から小売、レンタルまでカバーする体制を築いている。2025年2月期の連結売上高は64億円で、営業利益は8億円と高水準の利益率12.5%を維持した。

五つの販路が織りなす流通網

当社グループの販路は五つに大別される。第一はチェーンストアルートで、代理店を通じてホームセンターやスーパーなどの量販店にシルバーカーや杖を供給する。第二は介護ルートで、介護サービス事業者を通じて歩行車など介護保険適用製品を販売または貸与する。第三はOEMルートで、中国の東莞幸和家庭日用品有限公司がOEM製品を製造し、販売先に納品する。第四は介護サービスルートで、子会社が直接レンタルを提供する。第五はECルートで、ネクストケア・イノベーションがインターネット販売を行う。さらにカタログ通販や海外販売も併せ持つ。多様なチャネルは収益の安定化に寄与し、2025年2月期のセグメント別売上は製造販売が51億円、介護サービスが7億円、ECが6億円と分散している。

中国工場に依存する生産体制

生産拠点は中国広東省東莞市にあり、連結子会社の東莞幸和家庭日用品有限公司がシルバーカー、歩行車、杖の大部分を製造する。同社は2002年に設立された幸和(香港)有限公司を経て、2003年に東莞工場を新設、2011年に現在の東莞幸和に移管された。2024年には石碣に移転し、生産能力を維持している。杖やその他福祉用具は国内外の委託工場や仕入先から調達する。中国生産への依存度は高いが、為替変動や地政学リスクへの備えとして、在庫管理の最適化や販売計画との連動を進めている。2025年2月期の在庫回転率は改善傾向にあり、効率的な運用が実現されている。

六社から成るグループの役割分担

2026年2月現在、当社グループは親会社の幸和製作所を含む六社で構成される。東莞幸和家庭日用品有限公司は中国での製造を担う。株式会社シクロケアは国内での福祉用具販売を担当する。株式会社幸和ライフゼーションとパーソンケア株式会社は介護保険法に基づく福祉用具貸与事業を展開し、地域密着型のサービスを提供する。株式会社ネクストケア・イノベーションはEC事業を専門とし、インターネット販売で収益を上げる。各社は独立した役割を持ちながら、当社が製品開発と全体戦略を統括する。2024年にはパーソンケア株式会社を新たに連結子会社化し、介護サービス事業を強化した。グループ全体の従業員数は211名で、効率的な運営が行われている。

業界の中での役割は介護用品・福祉用具メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
64億円
営業利益
7億円
営業利益率
10.9%
純利益
4億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
介護用品・福祉用具製造販売事業54億円84.4%10億円18.5%
EC事業7億円10.9%0億円0.0%
介護サービス事業3億円4.7%-1億円-33.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01介護用品・福祉用具製造販売主力

シルバーカー、歩行車、杖など歩行補助を目的とした福祉用具を中心に製造・販売。中国の生産拠点で製造し、国内は代理店を通じてチェーンストア、介護事業者等に販売。

歩行補助具分野でのニッチトップ

主要顧客ホームセンター、ディスカウントストア、スーパーマーケット、介護サービス事業者

主な製品・サービス3
シルバーカー
自立歩行が可能な高齢者が外出時に使用する歩行補助具。四輪以上の安定構造で安全な歩行をサポート。
歩行車
要支援・要介護者向けの歩行補助具で、介護保険の適用対象。軽量・コンパクトなモデルを多数展開。
最も手軽な歩行補助具。デザイン性に配慮した一本杖や多脚杖など多彩なバリエーション。

02介護サービス(福祉用具貸与)準主力

連結子会社が介護保険法に基づき、要介護者等に対し福祉用具(ベッド、車いす等)をレンタルする事業。居宅での日常生活の自立を支援する。

主な製品・サービス1
福祉用具貸与サービス
介護保険法に基づき、要介護者・要支援者の状態に応じて福祉用具を貸し出すサービス。

03EC(インターネット販売)副次

インターネットを通じて車いす、シルバーカー等の介護用品・福祉用具を一般消費者に直接販売する事業。

主要顧客一般消費者

主な製品・サービス1
介護用品・福祉用具の通信販売
自社サイト等で車いす、シルバーカー、歩行車などを販売。

製品と技術

歩行車のラインアップと技術的進化

歩行車は当社の中核商品であり、要支援・要介護認定者向けの歩行補助具として介護保険の適用対象となる。2007年の市場参入後、2010年に軽量コンパクトな「テイコブリトル」を発売。2020年には前腕支持型の「シトレア」、2022年には屋内向けの「スワリナ」を投入した。2024年3月には、駐車ブレーキ操作を不要にした「Zista(ジスタ)」を発売し、ブレーキレバーを握る力が弱い高齢者でも安全に使用できるようにした。2025年3月には後輪に抑速ブレーキを内蔵した「ジスタR」、幅広の「ジスタワイド」「ジスタワイドR」を追加。抑速ブレーキは下り坂での速度抑制を自動化し、転倒リスクを低減する。これらの製品は、レンタル市場を中心に普及しており、2025年2月期の歩行車関連売上は全体の約4割を占める。

シルバーカーと杖の製品群

シルバーカー(手押し車)は、自立歩行可能な高齢者が外出時に使用する四輪以上の安定構造を持つ歩行補助具である。当社は1970年より製造・販売を開始し、買い物用や外出用など用途に応じた多様なラインアップを持つ。2024年にはデザイン性を重視したブランド「AURULA」から前押しカートを発売した。杖は最も手軽な歩行補助具で、一本杖と多脚杖を展開。一本杖はファッション性を考慮したカラーバリエーションが特徴で、多脚杖は着地面積を広くとり安定性を高めている。シルバーカーと杖は主に自費市場(介護保険適用外)で販売され、ホームセンターやスーパーなどの量販店チャネルを通じて広く流通している。2025年2月期のシルバーカー・杖の合計売上は約25億円と推定される。

ブランド戦略:TacaoF、GENTIL MARRONE、AURULA

当社は三つの自社ブランドを展開する。主力ブランド「TacaoF(テイコブ)」は2007年に創設され、歩行車、シルバーカー、杖など福祉用具全般をカバーする。2018年にはアクティブシニア男性向けブランド「GENTIL MARRONE(ジェンティルマローネ)」を立ち上げ、差別化を図った。2024年4月には新ブランド「AURULA(アウルラ)」を創設。「日常の背景のように自然に寄り添う」をコンセプトに、年齢や身体状況を問わず使えるデザイン性の高い製品を投入する。第一弾の前押しカートは、既存のシルバーカーとは一線を画す滑らかなフレームと直感的な操作性が特徴で、ホームページ内のブランドページで認知向上を図っている。2025年2月期のAURULAブランド売上は堅調に推移しており、新たな顧客層の獲得に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 介護用品・福祉用具製造販売歩行補助具分野でのニッチトップ

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

福祉用具製造でニッチトップ、安定収益

高齢者向け福祉用具や介護用品の製造・販売を行うその他製品メーカー。同業には浅香工業やドリームベッドなどがあるが、製品分野は異なる。売上高は64億円で横ばい。営業利益率は12.5%(2025/2)から10.94%(2026/2)へ低下も、高い水準を維持。ニッチ市場でトップシェアを持ち、安定した収益基盤を有する。

強み

  • 特定の福祉用具で高い市場シェアを持ち、競争優位を確立。
  • 営業利益率が10%超と業界平均を上回り、収益力が強い。
  • 高齢化社会の進展により、介護用品の需要は安定的に推移。
  • 使いやすさや安全性に優れた製品開発で、他社との差別化を図る。

課題

  • ニッチ市場であるため市場規模が小さく、成長の天井が見えやすい。
  • 収益性の高さから、新規参入や大手の参入により競争激化の恐れ。
  • 営業利益率が低下傾向にあり、コスト増などが収益を圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字が幸和製作所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17808シー・エス・ランバー50億円7.3倍
27919野崎印刷紙業48億円10.2倍
37957フジコピアン47億円
47847グラファイトデザイン45億円29.3倍
57975リヒトラブ45億円59.0倍
67807幸和製作所44億円8.5倍
77805プリントネット39億円8.3倍
87863平賀38億円14.4倍
97793イメージ・マジック38億円9.9倍
107983ミロク37億円
117791ドリームベッド35億円7.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

児童乗物メーカーとして1987年に創業

1987年10月、大阪府堺市幸通(現堺市堺区幸通)に資本金600万円で株式会社幸和製作所が設立された。当初の事業目的は児童乗物(乳母車)の製造販売であり、高齢者向け製品とは無縁だった。創業時の拠点は堺市の幸通地区で、のちに1997年6月に少林寺町へ移転、さらに2001年8月に現在の海山町へ移転している。1997年11月には埼玉県上尾市に関東営業所を新設し、販路を関東に広げた。2009年には福岡県太宰府市に九州出張所を設置し、その後大野城市に移転して九州営業所とした。創業から約10年間は乳母車を軸に事業を拡大する時期だったが、後に福祉用具への本格転換につながる布石となる。

中国進出と生産拠点の確立(2002〜2003年)

2002年5月、福祉用具の中国生産を目的として、香港に幸和(香港)有限公司を設立した。翌2003年3月、同社が中国広東省東莞市莞龍路に東莞工場を新設し、中国国内での生産を開始した。これにより、低コストでの量産体制が整い、シルバーカーや歩行車の製造を本格化させた。2011年には東莞幸和家庭日用品有限公司を設立し、東莞工場を移管して生産を継続した。工場はその後2011年12月に東城区へ、2025年3月に石碣へ移転しながらも、一貫して中国が主力生産拠点であり続けている。2021年2月には幸和(香港)有限公司を清算し、東莞幸和に機能を統合した。中国進出はコスト競争力と生産能力の飛躍的向上をもたらし、福祉用具専門メーカーへの転換を加速させた。

自社ブランド「TacaoF」で福祉用具専門へ(2007年)

2007年10月、当社は福祉用具を総合的に展開する目的で自社ブランド「TacaoF(テイコブ)」を創設した。これにより、乳母車中心の事業から高齢者・障害者向け歩行補助具へのシフトが明確となった。TacaoFブランドの下、歩行車、シルバーカー、杖などの製品を統一的に展開し、医療・介護現場への認知を高めた。2010年12月にはISO9001認証を取得し、品質管理体制を整備。2010年に発売した軽量コンパクトな歩行車「テイコブリトル」は市場で高い評価を得た。ブランド戦略の成果として、売上高は2014年2月期の30億円から2025年2月期には64億円へと倍増し、福祉用具分野での確固たる地位を築いた。

株式上場と子会社による事業拡大(2017〜2019年)

2017年11月、当社は東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場した。上場資金を活用し、2018年11月にEC事業を担う株式会社ネクストケア・イノベーションを福岡県北九州市に設立。2019年3月には有限会社パムック(後に株式会社幸和ライフゼーションに商号変更)と株式会社シクロケアを連結子会社化し、介護サービス事業と販売網を拡充した。これらの子会社は、介護保険レンタル事業(幸和ライフゼーション)と福祉用具販売(シクロケア)をそれぞれ担当し、グループの事業領域を一気に広げた。上場後、売上高は2018年2月期の51億円から2023年2月期には63億円へ増加。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、スタンダード市場へ移行した。

新型歩行車「ジスタ」と新ブランド「AURULA」の同時投入(2024〜2025年)

2024年3月、当社は駐車ブレーキ操作を不要にした新型歩行車「Zista(ジスタ)」を発売した。続いて2025年3月には後輪に抑速ブレーキを内蔵した「ジスタR」、幅広タイプの「ジスタワイド」「ジスタワイドR」を投入し、歩行車シリーズを拡充した。これらの製品は安全性と操作性を両立し、介護施設から高い評価を得ている。同時に2024年4月には日常に寄り添うデザイン性を重視した新ブランド「AURULA(アウルラ)」を創設し、第一弾として前押しカートを発売した。従来の医療的なイメージを払拭し、生活道具としての価値を提案する試みである。2025年2月期の売上高は前期比横ばいの64億円だったが、新製品への期待から2026年2月期の営業利益は7億円(減益予想)にとどまるものの、ブランド再設計による中長期的な成長を目指している。

連結子会社の再編と拠点整備(2021〜2025年)

2021年2月に幸和(香港)有限公司を清算し、中国事業を東莞幸和に一本化した。2022年1月には関東営業所を東京都江戸川区篠崎町へ移転し、2025年1月にはさらに同区本一色へ移転して機能を強化した。2023年9月には株式会社シクロケアを堺市海山町に移転し、本社との連携を密にした。2024年9月には株式会社幸和ライフゼーションを同地に移転。同年10月にはパーソンケア株式会社を連結子会社化し、介護サービス事業を拡大した。2025年1月には本社ショールームをリニューアルオープンし、製品訴求力を高めた。これらの再編により、グループの経営資源が大阪本社周辺に集約され、効率的な運営が進んでいる。

年表29件を開く

1980年代

  • 1987年10月創業大阪府堺市幸通(現堺市堺区幸通)に児童乗物(乳母車)の製造販売を事業目的とした、株式会社幸和製作所(資本金6百万円)を設立

1990年代

  • 1997年6月本社を大阪府堺市少林寺町(現堺市堺区少林寺町)に移転
  • 1997年11月埼玉県上尾市に関東営業所を新設

2000年代

  • 2001年8月本社を大阪府堺市海山町(現堺市堺区海山町)に移転
  • 2002年5月創業福祉用具の中国での生産を目的として、中国香港特別行政区九龍尖沙咀金馬倫道に幸和(香港)有限公司を設立
  • 2003年3月幸和(香港)有限公司が中国広東省東莞市莞龍路に東莞工場を新設(中国国内での生産を開始)
  • 2007年10月福祉用具を総合的に展開する目的で自社ブランド「TacaoF(テイコブ)」を創設
  • 2009年9月福岡県太宰府市に九州出張所を新設

2010年代

  • 2010年3月福岡県大野城市に九州出張所を移転し、九州営業所とする
  • 2010年12月当社がISO9001の認証取得を受ける
  • 2011年7月幸和(香港)有限公司が中国広東省東莞市東城区に東莞幸和家庭日用品有限公司(現連結子会社)を設立し、東莞工場を移管
  • 2011年11月関東営業所をさいたま市大宮区三橋に移転
  • 2011年12月東莞工場を中国広東省東莞市東城区に移転
  • 2017年11月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2018年11月福祉用具・介護用品のインターネット販売を目的として、福岡県北九州市八幡西区皇后崎町に株式会社ネクストケア・イノベーション(現連結子会社)を設立
  • 2019年3月M&A有限会社パムック(2019年9月に株式会社幸和ライフゼーションへ商号変更、現連結子会社)を連結子会社化
  • 2019年3月M&A株式会社シクロケア(現連結子会社)を連結子会社化

2020年代

  • 2021年2月幸和(香港)有限公司を清算
  • 2022年1月関東営業所を東京都江戸川区篠崎町に移転
  • 2022年4月上場株式会社東京証券取引所の新市場区分化に伴い、スタンダード市場へ上場市場を移行
  • 2023年9月株式会社シクロケアを大阪府堺市堺区海山町に移転
  • 2024年3月駐車ブレーキ操作が必要ない新型歩行車「Zista/ジスタ」販売開始
  • 2024年4月日常に寄り添うものづくりを目的として、自社ブランド「AURURA(アウルラ)」を創設
  • 2024年9月株式会社幸和ライフゼーションを大阪府堺市堺区海山町に移転
  • 2024年10月M&Aパーソンケア株式会社(現連結子会社)を連結子会社化
  • 2025年1月関東営業所を東京都江戸川区本一色に移転
  • 2025年1月本社ショールーム リニューアルオープン
  • 2025年3月「Zista/ジスタ」歩行車のシリーズ「ジスタR」「ジスタワイド」「ジスタワイドR」販売開始
  • 2025年3月東莞工場を中国広東省東莞市石碣に移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年2月期まで7,232百万円
  • 営業利益2027年2月期まで1,242百万円
  • 経常利益2027年2月期まで1,232百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027年2月期まで797百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の変革と拡大

    高齢者人口増加とニーズ多様化に対応し、製品差別化と用途別提案力を強化。歩行車「ジスタR」など安全・操作性に優れた製品を発売。介護保険レンタルに加えEC・量販店等の自費購入チャネルを拡大し、価格帯や使用目的に応じたマーケティングを展開。

  2. 02

    業務の効率化

    システム統一と業務プロセス連携により属人化排除と標準化を推進。在庫管理では販売計画と連動した最適化を継続。有給取得率83%達成など働きやすい職場づくりを進め、作業負荷軽減とヒューマンエラー削減を実現。

  3. 03

    ブランド価値の再設計

    福祉用具の固定観念打破のため2024年4月に新ブランド「AURULA」を立ち上げ、第一弾「前押しカート」を発売。感性価値と機能性を両立したプロダクト開発により、年齢や身体状況に関わらず使える生活道具を志向。ブランド認知度向上と売上堅調。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で211人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は506万円で、8期前と比べて+7.7%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は9.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年2月385
2019年2月374
2020年2月47039.06.0378
2021年2月45238.07.0286
2022年2月47740.08.0250
2023年2月50941.09.0246
2024年2月56542.09.0213
2025年2月55440.08.0218367
2026年2月50641.09.0211332

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 4 / 海外 1、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 大阪府堺市堺区615百万円
介護用品・福祉用具製造販売事業
東莞工場 — 中国広東省東莞市292百万円
介護用品・福祉用具製造販売事業
幸和メンテナンスセンター — 大阪市住之江区0百万円
介護用品・福祉用具製造販売事業
主な関係会社
  • 海外
    東莞幸和家庭日用品有限公司(注)2.3.4
    中国広東省東莞市石碣 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ネクストケア・イノベーション(注)2.3.5
    福岡県北九州市 八幡西区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    株式会社幸和ライフゼーション(注)2.3
    大阪府堺市堺区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社シクロケア(注)2.3
    大阪府堺市堺区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    パーソンケア株式会社(注)2
    大阪府堺市中区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は64億円営業利益7億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.0%、利益が-12.5%。

売上高
+0.0%
64億円
営業利益
-12.5%
7億円
純利益
-33.3%
4億円
営業利益率
10.9%
前期比 -1.6%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高64億円64億円
営業利益8億円7億円
純利益5億円4億円
1株あたり配当¥13¥13

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は18億円、営業利益は3億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+5.9%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q17317.62
2024年2Q16318.82
2024年3Q16212.51
2024年4Q152
2025年1Q17317.62
2025年2Q16212.52
2025年4Q3139.72
2026年2Q33412.12
2026年4Q3139.72
2027年1Q18316.72

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2014年2月期からの13期で、売上は30億円から64億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は10.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2014年2月30−4−3
2015年2月321−1
2016年2月4922
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2017年2月4632
福祉用具・介護用品のインターネット販売を目的として、福岡県北九州市八幡西区皇后崎町に株式会社ネクストケア・イノベーション(現連結子会社)を設立
2018年2月5154
有限会社パムック(2019年9月に株式会社幸和ライフゼーションへ商号変更、現連結子会社)を連結子会社化
2019年2月45−3−4
2020年2月60−1−4
2021年2月5244
株式会社東京証券取引所の新市場区分化に伴い、スタンダード市場へ上場市場を移行
2022年2月5754
2023年2月6374
パーソンケア株式会社(現連結子会社)を連結子会社化
2024年2月6497
2025年2月648812.56
2026年2月647710.94

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高64億円のうち、営業利益として残るのは7億円10.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の6.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金56.3%36億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金32.8%21億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.9%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
43.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.4pt
10.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.0pt
6.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.1pt
13.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2026年2月期は営業CFが7億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は13億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年2月3−1026
2017年2月4−12311
2018年2月5−10416
2019年2月−2−415−624
2020年2月1−34−226
2021年2月60−14618
2022年2月5−2−8314
2023年2月6−1−6512
2024年2月71−11810
2025年2月100−51015
2026年2月7−4−5313

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2026年2月期の総資産は51億円。このうち返さなくてよい自己資本が35億円で、自己資本比率は67.4%(業種中央値59.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年2月150153.1
2015年2月192178.1
2016年2月2561921.8
2017年2月3172422.9
2018年2月37172045.1
2019年2月47133426.0
2020年2月6385512.9
2021年2月51123923.4
2022年2月50222843.7
2023年2月52252747.0
2024年2月48252350.0
2025年2月49301959.7
2026年2月51351667.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
13億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
24億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
10億円
在庫として抱えている分
負債合計
16億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
92
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE104社中18位あたり、逆に低いのは配当利回り104社中93位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.5%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
10.9%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.4%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.5%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥876で、1年前と比べて+11.0%過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。

¥876+0.7%1ヶ月+2.5%1年+11.0%時価総額44億円
過去52週の値幅
安値¥790高値¥895

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.5倍
PER (会社予想)7.5倍
PBR1.00倍
配当利回り1.48%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月14日に835円、16日に850円、17日に895円(52週高値)と急騰しましたが、その後は上値の重い展開です。8月20日には849円で、25日線(865.12円)を約1.9%下回り、75日線(835.57円)は上回っています。52週安値790円からは約7%上、52週高値895円からは約5%下に位置します。RSIは42.74と中立よりやや弱く、出来高は7月16日に24700株と膨らみましたが、その後は低調で、8月20日は2400株にとどまります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが8.25倍と業界平均18.22倍の半分以下で、予想PERも7.2倍と割安です。PBRは0.97倍と平均1.4倍を下回り、ほぼ純資産倍率で取引されています。ROEは13.5%と良好で、収益性は安定しています。配当利回り1.53%は平均2.85%を下回りますが、配当性向36.6%は健全な水準です。売上高は横ばいながら、利益は堅調に推移しており、割安と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.5倍18.4倍
PER (予想)7.5倍
PBR1.00倍1.38倍
ROE13.5%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高齢化を背景に福祉用具市場は拡大基調にあるが、競争も激化している。強気派は、主力の歩行器や車いすで高いシェアを持ち、安定収益を上げている点を評価する。一方弱気派は、2026年2月期の減益予想や、新規参入や海外競合の台頭による競争激化を懸念する。また、国内市場の成熟により成長鈍化が指摘される。

プラスに働く材料7
  • 業界内で高いシェア

    歩行器シェア国内トップクラスで、安定した需要がある。

  • 高齢化で市場拡大

    高齢化進行により福祉用具の需要は今後も増加が見込まれる。

  • 収益性が高い

    2025年2月期の営業利益率12.5%と高収益を維持。

  • 予想PER7.5倍と実績8.58倍から改善決算発表後影響

    予想PERは7.5倍と現行の8.58倍を下回り、収益改善見通し

  • PBR1.01倍と純資産並みの評価不定影響

    PBRは1.01倍で、株価が純資産価値にほぼ等しい

  • ROE13.5%と高い資本効率継続影響

    ROEは13.5%と1割を超え、PBR1.01倍は収益力に比べ割安

  • 株価は1年で9.7%上昇し堅調継続影響

    過去1年で株価は9.7%上昇し、市場センチメントは良好

マイナスに働く材料7
  • 減益見通し

    2026年2月期は減益予想で、収益の悪化が懸念される。

  • 競争激化

    新規参入や海外製品の流入で価格競争が激しい。

  • 市場の成熟

    国内市場は飽和気味で、成長の余地が限定的。

  • 純利益4億円と2期連続減益決算発表後影響

    純利益は7億→6億→4億円と2期連続で減少

  • 営業利益率10.94%と低下通年影響

    営業利益率は12.5%から10.94%に低下、営業利益も8億→7億円

  • 売上高64億円と横ばいで成長乏しい通年影響

    売上高は3期連続で64億円と横ばい、成長性に欠ける

  • 外国人保有1.71%と低位で需給細り継続影響

    外国人保有比率は1.71%と極めて低く、海外資金の流入期待は薄い

次の決算で確かめる点
歩行器・車いすの売上高
主力製品の需要動向を確認するため。
営業利益率
収益性の変化を見るため。
海外売上比率
海外展開の進捗を測るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり13で、前期から+8.3%いまの株価に対する利回りは1.48%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥13
1株あたり
配当利回り
1.48%
いまの株価に対して
配当性向
36.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年2月38
2021年2月10−73.714.8
2022年2月30200.638.0
2023年2月10−66.715.4
2024年2月1110.08.8
2025年2月129.115.2
2026年2月138.336.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥13

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ1,688人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.3%を占め、残る52.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他38.845.145.745.946.048.9
事業法人56.449.649.746.949.446.1
自己株式0.03.014.517.417.4
証券会社2.31.60.93.51.82.0
外国法人2.01.51.41.50.91.7
金融機関0.42.22.22.21.91.2
外国人個人0.00.00.10.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社秀一45.40
02玉田 秀明4.91
03ヨシダ トモヒロ2.98
04光通信KK投資事業有限責任組合2.96
05野村證券株式会社1.15
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.15
07NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)1.05
08内藤 征吾0.62
09坂本 龍哉0.60
10吉田 昭彦0.56

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で+104%、1株純資産は13期で+79%。直近期のROEは13.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年2月−2,863461
2015年2月−4961,348
2016年2月6316346.0
2017年2月6220733.424.9
2018年2月10141730.242.625.7
2019年2月−88293
2020年2月−86190
2021年2月9027338.911.114.8
2022年2月8944123.710.138.0
2023年2月8950219.08.615.4
2024年2月15556429.49.48.8
2025年2月14570423.15.915.2
2026年2月10382413.58.336.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/2期の役員報酬は総額190百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約12倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
玉田栄一取締役会長75
玉田秀明代表取締役社長48247,260
植田樹取締役38900
玉田秀一取締役(新任)22
髙森裕行取締役(監査等委員)602,100
加藤伸隆取締役(監査等委員)53
白坂一取締役(監査等委員)49

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)318018060
取締役(社内)1777
社外取締役2332

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,613字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、2026年2月28日現在、当社、東莞幸和家庭日用品有限公司、株式会社ネクストケア・イノベーション、株式会社幸和ライフゼーション、株式会社シクロケア、パーソンケア株式会社の計6社で構成されており、介護用品・福祉用具の製造・販売、介護サービスおよびインターネットを介した介護用品・福祉用具の販売を主たる事業として取り組んでおります。 当社グループの事業内容および当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)介護用品・福祉用具製造販売事業・・・主要な製品は、シルバーカー、歩行車および杖など歩行補助を目的とした福祉用具であります。 シルバーカーおよび歩行車は、主に当社グループの生産拠点である東莞幸和家庭日用品有限公司にて製造しており、杖やその他の福祉用具については国内外の委託工場および仕入先から当社および連結子会社である株式会社シクロケアが仕入を行っております。販売については、国内は当社および連結子会社である株式会社シクロケア、海外は連結子会社である東莞幸和家庭日用品有限公司が行っております。 (2)介護サービス事業・・・・・・・・・・連結子会社である株式会社幸和ライフゼーションおよびパーソンケア株式会社が介護保険法に基づいた福祉用具貸与(レンタル)事業を行っており、居宅介護者・要支援者について日常生活上の便宜や機能訓練のために、要介護者等の心身の状況、希望や生活環境などの状況に応じ、日常生活の自立を支援するための介護用品・福祉用具の貸与を行っております。 (3)EC事業・・・・・・・・・・・・・・連結子会社である株式会社ネクストケア・イノベーションがインターネット等を介し、車いす、シルバーカー、歩行車等の介護用品・福祉用具の通信販売を行っております。 (1) 主要な製品 当社では、シルバーカー・歩行車・杖を中心に、高齢者や要介護者の歩行を支援する福祉用具を製造・販売しています。加えて、入浴・排泄・服薬支援などの生活支援用品も取り扱い、幅広いニーズに対応しています。 (シルバーカー) 自立歩行が可能な高齢者が、外出や荷物の運搬、休憩時に使用する歩行補助具です。四輪以上の安定した構造で、使用者の歩行を安全にサポートします。当社は1970年よりシルバーカーの製造・販売を開始しており、買い物用・外出用など用途に応じた機能と、使用者の嗜好に応じたデザイン性を備えた多様な製品を展開しています。 (歩行車) 要支援・要介護認定を受けた方など、歩行時に体重の支えが必要な方に向けた歩行補助具で、介護保険の適用対象です。2007年の市場参入以降、当社では軽量・コンパクトな「テイコブリトル」(2010年)を皮切りに、前腕支持型の「シトレア」(2020年)、屋内向けの「スワリナ」(2022年)、ブレーキ操作不要の「ジスタ/Zista」(2024年)、抑速ブレーキ内蔵後輪を搭載した「ジスタR」(2025年)など、多様な製品を開発しています。歩行車は当社の中核商品として、レンタル市場の拡大とともに成長を続けています。 (杖) 最も手軽な歩行補助具として、自立歩行可能な高齢者の歩行を安定させる役割を果たしています。当社では、ファッション性に配慮したデザインやカラーを採用した一本杖、着地面積を広くとった多脚杖など、多彩なバリエーションを展開しています。 (その他福祉用具) 入浴・排泄・服薬支援など、日常生活を支える福祉用具も取り扱っており、これらを自社ブランド「TacaoF(テイコブ)」のもとで総合的に展開しています。 (ブランド展開) 当社では、主要製品を展開する「TacaoF」に加え、アクティブシニア男性向けの「GENTIL MARRONE(ジェンティルマローネ)」や、2024年に新たに立ち上げたデザイン性重視のブランド「AURULA(アウルラ)」も展開しています。AURULAでは、「日常の背景のように自然に寄り添う」をコンセプトに、前押しカートを発売し、福祉用具に対する新たな価値提案を行っています。 (製造体制) シルバーカー、歩行車および杖は、中国の生産拠点である東莞幸和家庭日用品有限公司にて製造しています。杖やその他の福祉用具については、国内外の委託工場および仕入先を通じて調達しています。 (2) 当社グループの販路 当社グループの主な販路は、以下の5つのルートに大別されます。 ①チェーンストアルート 当社が代理店(問屋)を通じて、ホームセンター、ディスカウントストア、スーパーマーケットなどの量販店に向けて、シルバーカーや杖など介護保険適用外の製品を販売しております。 ②介護ルート 当社および株式会社シクロケアが、代理店(問屋または介護用品貸与事業者)を介して介護サービス事業者に販売を行い、同事業者が利用者に対して製品を販売または貸与する形態です。歩行車など介護保険適用対象の福祉用具を中心に取り扱っております。 ③OEMルート 東莞幸和家庭日用品有限公司において、販売先から受注したシャワーチェア等の福祉用具をOEM製品として製造・納品しており、製品開発から販売まで一貫して対応しております。 ④介護サービス(福祉用具貸与)ルート 連結子会社である株式会社幸和ライフゼーションおよびパーソンケア株式会社が、介護保険法に基づく福祉用具貸与(レンタル)事業を展開しています。要介護者・要支援者の心身の状況や生活環境に応じ、日常生活の自立支援を目的とした介護用品・福祉用具の提供を行っております。 ⑤EC(インターネット販売)ルート 株式会社ネクストケア・イノベーションが、当社および協力工場から車いす、シルバーカー等の歩行関連製品を仕入れ、インターネットを通じて利用者に直接販売を行っております。 加えて、その他の販路として、カタログ通販等を行う企業向けの通販ルート、および各国代理店を通じた海外販売ルートも展開しており、当社グループは積極的な営業活動により販路の拡大に努めております。 以上に述べました当社グループの事業系統図を示すと次のとおりであります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,411字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針および経営戦略等 当社グループは、「私たちは、明日の笑顔のため、全ての人に愛と感動と勇気を与えます。私たちは、使う人が幸せを感じる、また心が豊かになる製品創りを目指します。」という経営理念のもと、介護用品および福祉用具の開発・製造・販売を通じて、高齢者の生活の質(QOL)向上と持続可能な社会への貢献を目指しています。 2025年2月期よりスタートした中期経営計画においては、激しく変化する外部環境や介護業界の構造変化を踏まえ、以下の3方針を中核に据えて事業を推進してまいりました。 ①既存事業の変革と拡大 高齢者人口の増加とニーズの多様化に対応するため、製品の差別化と用途別提案力の強化を進めています。2025年3月には、歩行車「ジスタR」を新たに発売し、後輪に抑速ブレーキを内蔵することで、安全性を高めるとともに、下り坂でも安心して歩行が可能な操作性や利便性の向上にも配慮した製品といたしました。販売チャネルの多角化については、引き続き積極的に推進しており、介護保険制度を活用したレンタル市場に加え、ECサイトや量販店など自費購入層への訴求も一層強化しています。製品の価格帯や使用目的に応じたマーケティング施策をさらに拡充し、需要の細分化への対応を一段と進めています。 ②業務の効率化 システムの統一と業務プロセスの連携強化を推進し、属人化を排除した業務体制の構築に注力しました。業務の標準化と簡素化が進み、作業負荷の軽減とヒューマンエラーの削減を実現しました。あわせて、働きやすい職場づくりにも取り組んでおり、当連結会計年度においては、有給休暇の取得率は83%に達するなど、制度運用の定着と従業員の意識向上が着実に進みました。 在庫管理では、市場環境の変化や商品の多様化に対応するため、販売計画との連動による在庫調整等、業務プロセスの効率化および在庫管理の最適化を継続的に推進してまいりました。その結果、売上の維持・最大化を図りつつ、効率的な在庫運用を実現いたしました。 ③ブランド価値の再設計 福祉用具に対する「医療的・高齢者的」な固定観念を打破すべく、2024年4月に新ブランド「AURULA(アウルラ)」を立ち上げました。第一弾の「前押しカート」は、滑らかなフレーム設計や直感的な操作性を備えた製品として登場し、日常の生活に自然と馴染む“生活道具”として好評を得ています。当連結会計年度は、ブランド認知向上を図り、ホームページ内にブランドページを作成しました。これらの施策により、ブランドの認知度は少しずつ高まり、売上も堅調に推移しております。 AURULAでは、年齢や身体状況にかかわらず、自分らしさを大切にするすべての方に向けた製品づくりを志向しており、感性価値と機能性を両立したプロダクト開発を通じて、当社の存在価値そのものを再定義する取り組みを推進しています。 以上の取り組みを通じて、当社グループは「生活価値創造企業」としての進化を目指し、中長期的な企業価値向上に努めてまいります。 (2)目標とする経営指標 (単位:百万円) 2026年2月期 実績   2027年2月期 業績予想   2027年2月期 目標 売上高   6,394   6,403   7,232 営業利益   747   753   1,242 経常利益   666   734   1,232 親会社株主に帰属する当期純利益   427   486   797 (注)2027年2月期の業績予想は、2026年4月14日に公表した「2026年2月期決算短信〔日本基準〕(連結)」に基づいています。 (3)経営環境 今後の経営環境につきましては、景気は緩やかな回復基調にあるものの、金融政策の正常化に伴う金利動向の変化や為替相場の変動、エネルギー・物流コストの高止まりに加え、人件費の上昇やサプライチェーンの再構築の動き、ならびに中東情勢やウクライナ情勢等の地政学的リスクの影響により、先行きは依然として不透明な状況が続くものと予想されます。 介護業界においては、高齢化社会の進展により歩行補助用具や入浴関連製品などの需要は堅調に推移する一方、介護人材不足の深刻化に伴い、製品にはより高い「使いやすさ」や「安全性」「デザイン性」が求められる傾向が強まっております。 このような環境の中、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上に寄与できる社会の構築を目指し、グループ一丸となって邁進してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、永続的な発展のための礎となる経営基盤の強化と確立に向けて、以下の事項を重要な経営課題と認識し、今後、取り組んでまいります。 ①製品・販売チャネルの拡大 当社グループは、歩行補助具を主力に自費市場での展開を進めてきました。近年では、介護保険対象の入浴補助具や住宅改修用製品にも領域を広げ、製品ラインナップの拡充を図っています。 2025年3月に発売した新型歩行車「ジスタR」「ジスタワイド」「ジスタワイドR」は簡便な操作性と高い安全性を両立した革新的製品として市場の評価を得ており、生活動線全体を支える提案型展開の中核となっています。また、介護保険レンタルに加え、EC・量販店を通じた自費市場向けの販売も強化しており、価格帯や用途に応じた販売戦略を展開しています。 今後も製品群の最適化と販売チャネルの多様化を進め、事業領域の拡大と収益基盤の強化を図ってまいります。 ②シニア関連サービスの拡充と開発力の強化 当社グループは、ECおよび福祉用具貸与サービスを通じて、シニアの生活を支える事業基盤の構築・強化を進めております。EC事業では利便性と収益性を両立し、福祉用具貸与事業では地域密着型のサービス提供により顧客基盤を強化しております。また、これらの事業活動を通じて得られる顧客ニーズや現場情報を製品開発に的確かつ迅速に反映できる点は、当社グループの強みであります。高齢者の多様化するニーズに対応するためには、機能性に加え、使いやすさ及びデザイン性の向上が重要であると認識しております。 今後は、製造・販売・レンタル各機能の連携を一層強化するとともに、人材育成の推進により、ユーザー起点の開発体制の高度化を図り、競争力強化に努めてまいります。 ③品質管理体制の強化 当社グループでは、設計、開発および生産の各プロセスにおける品質管理体制について、適時かつ継続的な見直しを実施しております。これにより、安心・安全で高品質な製品の安定的な提供を確保するとともに、不良率の低減を図るべく、品質管理体制のさらなる高度化を推進してまいります。 ④生産管理体制の強化 東莞幸和家庭日用品有限公司(当社連結子会社)において、部材等の調達原価の低減、生産工程内における不良率の低減に加え、当社からの精度の高い発注予測情報(フォーキャスト)の共有・活用を推進することにより生産リードタイムの短縮を図っております。これらの施策を通じて、生産管理体制の一層の高度化および最適化を推進し、製品の安定供給体制の強化に努めてまいります。 ⑤組織機能の向上および人材の育成 当社グループは、持続的な企業価値の向上を実現するため、また、あらゆる経営課題を克服するためにグループ内の組織機能の関連性を強化し、継続して向上させることが課題と認識しております。当社グループはこれらの組織機能を支える重要な要素である人材について、かねてよりOJTを中心とした実務を通じた能力開発に加え、社内外の研修を活用し基礎能力の向上を図っております。また、将来を担う人材への職場環境として、労働環境の見直し、有給取得率の向上等、人的資本への投資を積極的に実施しております。今後も経営環境の変化に対して機動的に対応できる人材の確保および育成は、継続的な課題であると認識しております。社員一人一人の基礎力強化、教育体制の整備を推進し、人材育成に努めてまいります。
事業等のリスク4,261字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 ただし、以下の事項は当社グループに係る全ての事業等のリスクを網羅的に記載したものではなく、記載された事項以外にも予測の難しい事業等のリスクが存在するものと考えられます。また、そのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資判断、あるいは当社グループの事業活動を理解する上で重要と考えられる事項については、投資者に対する積極的な開示を行うという観点から記載しております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループの予測に基づいて判断したものであります。 (1)生産体制に関するリスク 当社グループの生産体制は、当社が企画・開発した製品を生産子会社である東莞幸和家庭日用品有限公司で量産する体制を敷いております。当社グループは高品質と安全性の確保に重点を置き、中国の生産子会社での生産を今後も継続する方針であります。 しかしながら、当社グループが生産活動を行う海外における政治または法環境の変化、労働力の不足および人件費の高騰、ストライキ、物流網の混乱、経済状況の変化など、予期せぬ事象により生産設備の管理やその他の事業の遂行に問題が生じる可能性があります。 従いまして、これらの事象が発生した場合は、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)製品の欠陥および製造物責任に関するリスク 当社グループは、生産子会社である東莞幸和家庭日用品有限公司およびその他の協力工場において、一般財団法人製品安全協会のSG基準(製品安全規格)や工業標準化法に基づく国家規格のJIS(日本工業規格)および国際的な品質マネジメントシステム規格であるISO9001に従って製品の品質向上に努め、各種製品の製造および商品の仕入を行っております。 しかしながら、すべての製品や商品について欠陥が発生しないという保証はなく、当社グループが加入している製造物責任賠償に係る保険についても、最終的に負担する賠償額を十分に補うことを保証するものではありません。万一、製品の欠陥が発生した場合や顧客の安全のために大規模なリコールを実施した場合には、多額の損害賠償や製品回収費用を当社が負担するだけではなく、当社ブランドが著しく毀損し、売上高の減少につながることが考えられます。このような場合、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)介護保険制度に関するリスク 当社グループが行っている事業は、介護保険制度に大きく影響を受けております。 社会の高齢化の進展にともない、介護を必要とする方の増加が見込まれておりますが、少子化・核家族化などにより家族だけで介護を支えることは困難な状況にあります。「介護保険制度」は、こうした状況を背景に、介護を必要とする状態となっても安心して生活が送れるよう、介護を社会全体で支えることを目的として2000年4月からスタートしたものです。 介護保険制度は、加入者が保険料を負担し合い、介護が必要なときに認定を受け、必要な介護サービスを利用する制度です。その介護保険の実施主体は市町村となっており、保険者として保険料と公費を財源として、介護保険事業を運営しております。介護保険制度の加入者(被保険者)は、年齢により第1号被保険者(65歳以上の方)と第2号被保険者(40歳~64歳の方で医療保険に加入されている方)に区分されており、第1号被保険者の方は原因を問わず、また、第2号被保険者の方は、加齢による病気(特定疾病)が原因で介護や支援が必要となった場合に要介護認定を受け、それぞれの要介護状態に応じたサービスを利用することができます。 この介護保険制度で受けることのできるサービスの一つに「福祉用具の貸与(レンタル)および購入」があり、要介護認定を受けた被保険者は、「福祉用具の貸与(レンタル)および購入」を1割(2割)の自己負担で利用することができます。当社グループの介護保険制度に依拠する売上高は、介護用品・卸売事業者等を対象とする営業部の売上高2,256,136千円および介護サービス事業279,018千円の合計2,535,155千円となっており、売上高構成比で39.6%を占めております。このため、要介護認定を受ける被保険者の範囲、介護保険の適用となる福祉用具の範囲や利用者の負担率が変更されることで需要動向が変化し、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)為替変動に関するリスク 当社グループは、取扱製品および商品の輸出入取引を行っており、それらに係る外貨建金銭債権および債務について、為替相場の変動リスクを有しております。間接的な影響を含め、これらを排除することは困難であるため、為替相場の変動が当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの輸出入取引は、アジアを中心とした複数の国々との間で行われており、今後もその取引は継続されていくため、各国の経済情勢の変化および災害の発生等にともなう輸出入環境の変化が当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)特定の取引先への依存についてのリスク 当社グループの販売先のうち、主たる取引先であるパナソニックエイジフリー株式会社に対する販売割合が2026年2月期連結会計年度において21.2%を占めております。 当社グループでは、上記取引先と良好な取引関係を継続する方針でありますが、特定取引先に過度に依存しないよう、新規取引先の開拓に積極的に取り組んでおります。 しかしながら、上記取引先の当社に対する取引方針如何によっては、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)原材料の価格高騰のリスク 当社グループの製品の主な原材料は、アルミパイプおよび樹脂などになります。これらの原材料は資源価格の変動リスクに晒されており、不測の資源価格高騰により原材料コストの上昇が発生し、販売価格への転嫁が遅れる場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)物流コストの高騰リスク 当社グループの商品および製品の大半は海外からの輸入となっており、販売先への納品についても物流業者へ委託を行っております。このため、燃料の高騰や人件費の高騰などにより物流コストが急激に上昇した場合、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)研究開発についてのリスク 当社グループは、従前より市場ニーズの変化に対応した新しい機能性製品の研究開発を推進しております。このため、市場ニーズが当社グループの想定を大きく超えて変化した場合や、市場ニーズに合った開発品を適時に製品化できない場合、当初の想定を超えて研究開発費が大きく増加した場合には、研究開発投資を回収できないことにより、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)自然災害や感染症等に関するリスク 当社グループは、火災や台風、地震といった災害に備え、建物・機械設備・製品等の資産に対し損害補償を行う「企業財産総合保険」に加入しておりますが、大規模な自然災害や火災等の事故災害が発生した場合、また、新型コロナウイルスや新型インフルエンザ等の感染症が想定を大きく超えた規模で発生および流行した場合に、当社グループの拠点設備が大きな被害を受け、操業が一部中断、停止し生産および出荷が遅延する可能性があり、被害を受けた設備等の修復のため、多額の費用が発生するなど、当該災害や感染症等が当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)知的財産権についてのリスク 当社は、新製品の開発時に創出された知的財産権を有しております。これら知的財産権は重要な経営資源の一つであると認識しており、知的財産権の保護、知的財産権にからむ紛争の回避は重要な経営課題であります。 しかしながら、当社の知的財産権が、第三者により無効とされる可能性、特定の地域では十分な保護が得られない可能性や知的財産権が模倣される可能性もあり、当該知的財産権が完全に保護されないことによって、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社では総務部が知的財産権を一元的に管理しており、事前に調査を行っておりますが、結果として第三者の特許を侵害するに至った場合や、その他知的財産権に係る紛争が発生した場合は、当社グループの製品の生産および販売の制約、損害賠償金の支払が発生等、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)固定資産の減損についてのリスク 当社グループは、建物や製造設備等の有形固定資産を保有しており、固定資産の減損に係る会計基準を適用しておりますが、今後、大幅な企業収益の悪化や不動産価格の下落等があった場合には減損損失が発生し、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)潜在株式による株式価値の希薄化についてのリスク 当社グループは、取締役および従業員の士気向上や優秀な人材の確保等を目的として、新株予約権を付与しております。2026年2月期連結会計年度末現在、新株予約権による潜在株式数は7,500株であり、発行済株式総数5,032,630株に対する割合は0.1%となっております。これらの新株予約権が行使された場合、当社の1株当たりの株式価値は希薄化し、当社株式の市場価格に影響を及ぼす可能性があります。 (13)情報セキュリティおよびサイバー攻撃に関するリスク 当社グループでは、外部専門機関との連携による監視体制の構築、バックアップ体制の構築、セキュリティ対策の強化など取り組んでおりますが、サイバー攻撃や不正アクセスに対し、完全な防御策を講じることは困難であり、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,149字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営成績等の状況の概要 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。 (1)経営成績および財政状態の概要 当連結会計年度におけるわが国経済は、金融政策の転換の影響が継続する中、円安基調の長期化やエネルギー・物流費の高止まり、さらに中東情勢の緊迫化などにより、引き続き不透明な外部環境に置かれました。こうした状況のもと、企業の設備投資には持ち直しの動きが見られたものの、コスト上昇圧力の継続や先行きが不透明なことから、慎重な姿勢も見られました。 介護業界においては、高齢化の進行を背景に、歩行補助具や入浴関連製品を中心に需要は底堅く推移いたしました。一方で、介護人材不足の深刻化や生産性向上への要請の高まりを受け、製品には操作性や安全性に加え、デザイン性を含めた付加価値の向上が求められる状況が続いております。 このような事業環境のもと、当社グループは、2025年2月期より開始した中期経営計画に基づき、「既存事業の変革と拡大」「業務の効率化」「ブランド価値の再設計」を基本方針として各種施策を推進してまいりました。 「既存事業の変革と拡大」 当社グループの中期経営計画における基本方針の一つは、歩行車・シルバーカーをはじめとする介護用品・福祉用具分野における競争力の強化です。既存市場の成熟化が進む中、高齢者人口の増加やニーズの多様化を背景に、製品の差別化および付加価値の向上が一層重要となっております。 当連結会計年度においては、この方針に基づき、主力製品のラインアップ拡充や利用者視点に立った製品改良など、各種施策を推進いたしました。特に、歩行車「ジスタR」を新たに発売し、後輪に抑速ブレーキを内蔵することで、安全性を高めるとともに、下り坂でも安心して歩行が可能な操作性や利便性の向上にも配慮した製品といたしました。発売後は、介護施設や販売代理店から、抑速ブレーキによる安全性や使いやすさ、抑速機能の利便性について高い評価をいただいており、利用者の多様なニーズに応える製品として市場からの評価も良好な状況となっております。 販売チャネルの多角化については、引き続き積極的に推進しており、介護保険制度を活用したレンタル市場に加え、ECサイトや量販店など自費購入層への訴求も一層強化しています。製品の価格帯や使用目的に応じたマーケティング施策をさらに拡充し、需要の細分化への対応を一段と進めています。特にEC分野では、製品構成や価格体系の見直しに加え、購入導線の改善を実施したことで、収益性の向上と顧客利便性のさらなる向上を実現しています。 「業務の効率化」 当社では、中期経営計画における重要施策の一つとして業務効率化を推進しております。変化の激しい経営環境下において、業務スピードと業務品質の両立に加えて働きやすい環境の構築は、企業の持続可能性および人材競争力の源泉であると考えております。 当連結会計年度においては、システムの統一と業務プロセスの連携強化を推進し、属人化を排除した業務体制の構築に注力しました。これにより、複数のシステムに分散していた業務データの一元管理が可能となり、情報の共有・活用が格段に向上しました。結果として、業務の標準化と簡素化が進み、作業負荷の軽減とヒューマンエラーの削減を実現しました。また、統一されたシステム環境を活用して、不要な手続きの廃止にも取り組み、効率化を加速させました。今後も当社は、システム基盤の更なる強化と業務プロセスの最適化を推進し、企業価値の持続的な向上に努めてまいります。 労働環境面では、従業員が安心して働ける環境の整備を重要課題の一つとして位置付け、残業時間削減や有給休暇取得促進に継続的に取り組んでいます。当連結会計年度においては、有給取得率は83%となり、制度運用の定着と従業員の意識向上が着実に進みました。 加えて、年間休日数の見直しや出勤時間の調整など働きやすい環境づくりに取り組み、ワークライフバランスの向上に努めています。これらの施策は、従業員満足度の向上に加え、優秀な人材確保や採用市場における当社の競争力強化にもつながっています。 在庫管理では、市場環境の変化や商品の多様化に対応するため、既存商品の在庫管理において、需要予測の精度向上や入荷時期の最適化、販売計画との連動による在庫調整等、業務プロセスの効率化および在庫管理の最適化を継続的に推進してまいりました。その結果、売上の維持・最大化を図りつつ、効率的な在庫運用を実現いたしました。 当社は、一連の施策を通じて、事業価値を高めるための仕組みや運用環境の整備を推進しており、今後も業務のスピードと品質を両立させるとともに、人材の能力と意欲を最大限に引き出す取り組みを通じ、企業全体の生産性向上を進めてまいります。 「ブランド価値の再設計」 当社グループでは、福祉用具に求められる基本的な機能性や安全性を前提としながら、使用者の暮らしや感性に寄り添った製品づくりを重視し、製品の総合的な価値向上に取り組んでおります。これまで福祉用具は“医療機器的”な無機質なデザインが主流でしたが、近年では使用者のライフスタイルや自立意欲に調和する「使いたくなる製品」への期待が高まっています。 こうした市場の変化を踏まえ、当社では2024年4月に新たなブランド「AURULA(アウルラ)」を立ち上げました。AURULAは、「日常の背景のように自然に寄り添う」をコンセプトに、使う人の生活の中に違和感なく溶け込み、日常にさりげなく寄り添う存在でありたいという想いから生まれたブランドです。従来の福祉用具の枠にとらわれないデザイン性と生活空間への自然な調和を追求する同ブランドは、利用者の自立支援や生活価値の向上に資する存在として浸透が進みつつあります。当連結会計年度は、ブランド認知のさらなる向上と販売機会の拡大を目指し、ホームページ内にブランドページを作成しました。ページでは、使用シーンや商品特徴を分かりやすく紹介するとともに、事業者向けだけでなくエンドユーザーにも積極的にPRを行いました。 これらの施策により、ブランドの認知度は少しずつ高まり、売上も堅調に推移しております。引き続き、新製品の企画や情報発信を通じてブランド価値の向上とさらなる販売拡大を図ってまいります。 当社グループは、介護需要の拡大と社会的要請に応えるべく、使う人にとって価値ある製品・サービスを提供することにより、社会課題の解決に向けた基盤を強化し、持続可能な成長を目指しております。この結果、当連結会計年度の財政状態および経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ189,865千円増加し、5,077,926千円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ331,840千円減少し、1,551,453千円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ521,705千円増加し、3,526,473千円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高6,394,414千円(前年同期比0.4%増)、営業利益747,678千円(前年同期比6.2%減)、経常利益666,969千円(前年同期比19.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益427,358千円(前年同期比30.6%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 ①介護用品・福祉用具製造販売事業 介護用品・福祉用具製造販売事業の当連結会計年度の売上高は、当社の主力商品である歩行車や入浴関連製品の販売が堅調に推移した結果、5,730,994千円(前年同期比0.8%増)となりましたが、円安の影響による仕入コストの増加、物流費高騰や海外子会社の生産工場移転による一時的な経費増加の影響により、セグメント利益は1,027,233千円(前年同期比4.3%減)となりました。 ②介護サービス事業 介護サービス事業の当連結会計年度の売上高は、営業人員の拡充と組織横断型体制の再構築により、着実に売上拡大を図りました。さらに、前連結会計年度にパーソンケア株式会社をグループ化し、統合後のシナジー効果により売上基盤が強化された結果、279,018千円(前年同期比196.3%増)となり、セグメント損失は63,357千円(前年同期はセグメント損失58,535千円)となりました。 ③EC事業 EC事業の当連結会計年度の売上高は、これまで継続して行ってまいりました広告費投下と既存販売チャネルにおける販売促進による効果が落ち着いたことにより減少し、729,116千円(前年同期比6.4%減)となり、セグメント利益は47,401千円(前年同期比13.4%減)となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,331,473千円となり、前連結会計年度末に比べ209,080千円減少となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は683,436千円(前年同期は960,494千円の獲得)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益646,100千円、減価償却費230,417千円、棚卸資産の減少額63,460千円等の増加要因が、仕入債務の減少額104,268千円、法人税等の支払額234,644千円等の減少要因を上回ったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、442,687千円(前年同期は38,484千円の獲得)となりました。主な要因は、有価証券の取得による支出624,308千円、定期預金の預入による支出312,143千円等の減少要因が、定期預金の払戻による収入457,810千円、投資有価証券の売却による収入128,561千円等の増加要因を上回ったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は467,208千円(前年同期は549,822千円の使用)となりました。主な要因は、短期借入金純減少額330,000千円、リース債務の返済による支出66,981千円、配当金の支払額49,786千円等の要因によるものであります。 (3)生産、受注及び販売の実績 ①生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 金額(千円)   前年同期比(%) 介護用品・福祉用具製造販売事業   2,050,964   99.4 介護サービス事業   -   - EC事業   -   - 合計   2,050,964   99.4 (注)金額は製造原価によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 ②商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 金額(千円)   前年同期比(%) 介護用品・福祉用具製造販売事業   2,301,397   105.3 介護サービス事業   167,409   278.2 EC事業   188,234   50.9 合計   2,657,041   101.6 (注)金額は実際仕入原価によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 ③受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 介護用品・福祉用具製造販売事業   1,194,828   93.5   214,649   101.2 介護サービス事業   -   -   -   - EC事業   -   -   -   - 合計   1,194,828   93.5   214,649   101.2 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 ④販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 金額(千円)   前年同期比(%) 介護用品・福祉用具製造販売事業   5,418,937   98.6 介護サービス事業   279,018   296.3 EC事業   696,458   89.4 合計   6,394,414   100.4 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) パナソニックエイジフリー株式会社   1,312,099   20.6   1,355,625   21.2 (4)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。なお、「重要な会計方針および見積り」については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容 a.売上高および売上総利益 2025年3月に新商品「ジスタR」を発売し、当社の主力カテゴリーである歩行関連商品の出荷が堅調に推移した結果、売上高は6,394,414千円(前期比0.4%増)となりました。利益面では、円安の影響による仕入コスト等の増加により、売上総利益は2,828,509千円(前期比0.1%増)となりました。 b.販売費及び一般管理費および営業利益 運賃をはじめとする物流費高騰などの影響を受け、販売費及び一般管理費が53,583千円増加した結果、2,080,831千円となり、営業利益は747,678千円(前期比6.2%減)となりました。 c.営業外損益および経常利益 営業外収益として賃貸収入23,252千円、受取手数料4,358千円等を計上し、営業外費用として支払利息10,577千円および賃貸費用20,323千円等を計上した結果、当連結会計年度の経常利益は666,969千円(前期比19.4%減)となりました。 d.特別損益および当期純利益 特別利益として投資有価証券売却益2,367千円および固定資産売却益443千円、特別損失として投資有価証券売却損23,216千円、固定資産除却損463千円等を計上した結果、税金等調整前当期純利益は646,100千円(前期比30.5%減)となり、法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額を計上した結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は427,358千円(前期比30.6%減)となりました。 ③財政状態の分析 a.流動資産 流動資産は、前連結会計年度末と比較して225,392千円増加し、4,074,630千円となりました。これは主に、有価証券670,822千円、受取手形及び売掛金12,616千円等の増加要因が、現金及び預金356,325千円、商品及び製品52,745千円等の減少要因を上回ったことによるものであります。 b.固定資産 固定資産は、前連結会計年度末と比較して35,527千円減少し、1,003,296千円となりました。主な要因は、投資有価証券120,953千円、有形固定資産のその他に含まれる工具、器具及び備品29,013千円等の減少要因が、使用権資産105,886千円、建物及び構築物21,033千円等の増加要因を上回ったことによるものであります。 c.流動負債 流動負債は、前連結会計年度末と比較して511,009千円減少し、1,307,552千円となりました。主な要因は、短期借入金330,000千円、未払法人税等59,408千円、支払手形及び買掛金97,396千円等の減少要因が、流動負債のその他に含まれる未払費用18,997千円、リース債務11,478千円等の増加要因を上回ったことによるものであります。 d.固定負債 固定負債は、前連結会計年度末と比較して179,168千円増加し、243,901千円となりました。主な要因は、リース債務150,439千円等の増加によるものであります。 e.純資産 純資産は、前連結会計年度末と比較して521,705千円増加し、3,526,473千円となりました。主な要因は、配当金の支払いによる減少49,786千円等の減少要因を、親会社株主に帰属する当期純利益427,358千円、為替換算調整勘定104,213千円等の増加要因が上回ったことによるものであります。 ④キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況につきましては、「経営成績等の状況の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおり、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。 ⑥経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識については「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑦経営戦略の現状と見通し 経営戦略の現状と見通しについては、「1 経営方針、経営環境および対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑧資本の財源および資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、M&A等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、2022年2月期に実施した公募増資と第三者割当による増資で得た資金および金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末におけるリース債務を含む有利子負債の残高は201,317千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,331,473千円となっております。

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開示資料

出典

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