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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

プラッツ

Platz Co.,Ltd.7813 · Standard · その他製品

医療介護用電動ベッド専業メーカー。在宅から施設まで、介護保険制度と連動した市場に強み。

概要

株式会社プラッツは、医療介護用電動ベッドの製造・販売を主力事業とする企業である。本社を福岡県大野城市に置き、2025年6月期の連結売上高は84億円、従業員数は149名。国内の福祉用具流通市場で業界首位、医療・高齢者施設市場で業界第2位のポジションを確立している。連結子会社2社と関連会社を通じて、中国市場にも展開している。

医療介護用電動ベッドを柱とする単一事業

当社グループは医療介護用電動ベッド事業に特化しており、セグメントは単一である。製品は在宅用と施設用に大別され、在宅用は「ヨカロ」「ミオレットⅢ」など、施設用は「P300シリーズ」「アーデル」などを展開する。連結子会社のやまと産業株式会社はウレタンマットレスの加工・販売を手掛け、ベッド周辺機器を含む製品群を構成する。2025年6月期の売上高84億円のうち、医療介護用電動ベッド事業が100%を占める。

福祉用具流通市場と医療・高齢者施設市場の二軸

販売先は大きく4つの市場に分かれる。福祉用具流通市場は介護保険制度に基づくレンタル卸業者や貸与事業者向けで、2025年6月期の売上は46.8億円(前期比5.9%増)。医療・高齢者施設市場は特別養護老人ホームや有料老人ホーム向けで、20.8億円(同15.7%増)。家具・寝具流通市場は一般家具店向けで15.1億円(前期は当社単体で0.5億円)、海外市場は中国中心に1.5億円(同28.6%増)。福祉用具流通市場が売上の過半を占める。

グループ体制と海外展開の現状

当社は連結子会社として富若慈(上海)貿易有限公司(中国販売)とやまと産業株式会社(ウレタンマットレス)を保有する。持分法適用関連会社SHENGBANG METAL CO.,LTD.がベッドのスチール部品製造を担い、持分法非適用関連会社海尓景齢科技(浙江)有限公司は中国市場向け製造を行う。海外売上高は1.5億円と全体の約1.8%だが、中国市場での合弁事業を推進し拡大を図る。2025年6月期の総販売台数は4.2万台(前期比4.0%増)。

収益の推移と財務状況

売上高は2012年6月期の38億円から2025年6月期の84億円へと増加傾向にあるが、純利益は各期で変動が大きい。2025年6月期は売上高84億円(前期比31.9%増)、営業利益1.8億円(同389.4%増)、親会社株主に帰属する純利益1.9億円(同193.8%増)と増益。一方、資産合計は62.5億円、負債31.5億円、純資産31.0億円。ROEを経営指標としている。

業界の中での役割は医療介護用電動ベッドのメーカーおよび販売会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
83億円
営業利益
3億円
営業利益率
3.6%
純利益
2億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2020/6
事業売上構成比利益利益率
医療介護用電動ベッド事業61億円100.0%6億円9.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01福祉用具流通市場主力

介護保険制度の福祉用具貸与事業者及びレンタル卸業者向けに、在宅介護用の電動ベッドを供給。要介護者の在宅生活を支える。

主な製品・サービス4
在宅用介護ベッド ヨカロ
産学連携で開発された医学的機能性と高いデザイン性を両立した在宅用電動ベッド。
在宅用介護ベッド ミオレットⅢ
スタンダードな在宅用電動ベッド。
在宅用介護ベッド ミオレットⅢネクスト
ミオレットⅢの後継モデル。
ベッド用グリップ ニーパロプラス
ベッドから立ち上がる際や移乗の際に使用する周辺機器。

02医療・高齢者施設市場主力

病院や特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどの医療・高齢者施設向けに、医療施設用電動ベッドを供給。施設の設備要件に対応した製品を提供する。

主な製品・サービス5
P300シリーズ
医療施設向けの電動ベッド。センターロックシステム等を搭載。
P302シリーズ
医療施設向けの電動ベッド。P300シリーズの進化型。
P301シリーズ
透析室向けの電動ベッド。
アーデル
高齢者施設向けの電動ベッド。センターロックシステム等を搭載。
レイスト
高齢者施設向けの電動ベッド。

03家具・寝具流通市場準主力

介護保険制度と直接関連しない市場として、家具店や通信販売向けに、一般向けベッドやマットレスを供給。子会社のやまと産業株式会社がウレタンマットレスの販売・加工を行う。

主な製品・サービス1
ウレタンマットレス
子会社が寝具問屋向けに販売・加工受託するマットレス。

04海外市場副次

中国を中心に、韓国・香港・ベトナムなど東アジア地域向けに、国内製品を一部仕様変更して販売。中国では合弁工場と連携し、技術協力も行う。

主な製品・サービス1
医療介護用電動ベッド(海外仕様)
国内向け製品をベースに現地ニーズに合わせて仕様変更したベッド。

製品と技術

在宅介護向け「ヨカロ」と「ミオレット」シリーズ

在宅用介護ベッドの基本ラインナップは「ヨカロ」「ミオレットⅢ」「ミオレットⅢネクスト」の3機種。中でも「ヨカロ」は産学連携により開発され、医学的な機能性と高いデザイン性を両立した製品である。これらのベッドは福祉用具流通市場向けに販売され、要介護認定者の在宅ケアを支える。ベッド用グリップ「ニーパロプラス」も周辺機器として提供される。

医療施設向け「P300」「P302」「P301」シリーズ

医療施設向けには「P300シリーズ」「P302シリーズ」、透析室向けに「P301シリーズ」を展開。これらのシリーズは、医療従事者からの要望が多い「センターロックシステム」を標準装備する。同システムはフットレバー1つで四隅のキャスターをロック・解除できる機構で、医療現場の業務効率化に貢献する。2025年6月期の医療・高齢者施設市場売上は20.8億円。

高齢者施設向け「アーデル」「レイスト」

高齢者施設向けには「アーデル」と「レイスト」の2機種を用意。「アーデル」はセンターロックシステムを搭載し、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどで使用される。これらの施設向けベッドは、介護保険制度の施設サービスや地域密着型サービスの設備要件を満たすよう設計されている。医療機器・施設設備販売会社を通じて供給される。

ベッド周辺機器「ニーパロプラス」とウレタンマットレス

ベッド用グリップ「ニーパロプラス」は、立ち上がりや車いす移乗時の補助器具として、在宅・施設の双方で使用される。また、連結子会社やまと産業株式会社はウレタンマットレスの加工・販売を行い、寝具・寝装品問屋向けに供給する。マットレスはベッド本体との組み合わせで快適性と床ずれ防止に寄与し、製品ラインナップを補完する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

工具・金型の専門メーカー、小粒

プラッツは精密工具・金型の製造販売を行う小規模メーカー。売上高は60-80億円と小粒で、営業利益率は低水準にある。同業の浅香工業は同様の工具メーカーだが、規模はやや大きい。プラッツは特定分野に特化しているが、収益性改善が課題。近年は売上高が増加傾向にあり、2025年6月期には営業利益率2.38%と黒字化した。しかし、価格競争が激しく、差別化が求められる。

強み

  • 精密工具・金型分野に特化し、ニッチ市場で顧客を獲得。
  • 2025年6月期に大幅増収、営業黒字化を達成。
  • 小規模組織で迅速な意思決定と顧客対応が可能。
  • 主要顧客との長期的な取引関係を構築している。

課題

  • 営業利益率が2%台と低く、採算改善が急務。
  • 過去に営業赤字を経験し、収益変動リスクが高い。
  • 売上高が小さく、規模の経済が働きにくい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がプラッツ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
17863平賀38億円14.4倍
27793イメージ・マジック38億円9.9倍
37983ミロク37億円
47791ドリームベッド35億円7.2倍
57813プラッツ34億円13.1倍
67986日本アイ・エス・ケイ34億円6.0倍
77800アミファ32億円6.3倍
87827オービス31億円15.6倍
97992セーラー万年筆31億円
107810クロスフォー30億円101.8倍
117897ホクシン30億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

2012年6月期から始まる財務データの記録

有価証券報告書に沿革の記載はないが、財務データは2012年6月期から開示されている。当時の売上高は38億円、純利益3億円であった。この年度を起点に、同社の業績推移を追跡することが可能である。以降、売上高は緩やかな成長を続け、事業の基盤を固めていった。

2016年6月期の純利益ゼロとその後の回復

2016年6月期、売上高は42億円と前年から減少し、純利益は0億円となった。翌2017年6月期には売上高51億円、純利益3億円に回復。この変動の背景には、介護保険制度の改正や市場環境の変化が影響したと考えられる。同社はその後、製品ラインナップの強化と販路拡大により業績を安定させた。

2020年6月期の売上高61億円達成と成長基調

2020年6月期、売上高は61億円に達し、純利益5億円を計上した。この時期、高齢化の進展に伴う介護需要の増加を背景に、医療介護用電動ベッドの需要が拡大。同社は福祉用具流通市場でのシェア拡大と、医療・高齢者施設市場への注力により成長を遂げた。以降も売上高は60億円前後で推移する。

2024年4月のやまと産業株式会社連結子会社化

2024年4月、ウレタンフォームの加工・販売を手掛けるやまと産業株式会社を連結子会社化した。これにより、家具・寝具流通市場向けのウレタンマットレス事業をグループに取り込み、製品ラインナップを拡充。2025年6月期の同市場売上は15.1億円となり、前期の当社単体0.5億円から大幅に増加した。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    国内市場拡大と新分野への挑戦

    在宅介護ベッドで業界トップシェア、医療・高齢者施設ベッドで業界2位のポジションを活かし、医療・高齢者施設市場に注力して国内市場を拡大する。さらに、マットレス等のベッド関連製品や新分野の製品・サービスを開発し、収益源を多様化して安定した収益構造を構築する。

  2. 02

    製造機能の強化

    既存生産拠点の効率化を進めるとともに、ベトナム集中の生産体制を見直し、原材料高や為替変動、供給停止などのリスクに対応できる強固な供給網を構築する。研究開発への投資や開発購買機能の強化により、顧客視点の商品開発を行う。

  3. 03

    経営基盤強化と人材育成

    少子高齢化による人材不足に対応するため、人事評価制度や人材育成プログラムの見直し、働きやすい職場環境の整備に注力する。新規事業などイノベーションを促進する人的資本戦略を策定・実行する。

  4. 04

    海外市場(東アジア)の拡大

    中国を中心とした東アジア圏で、連結子会社の富若慈(上海)貿易有限公司を通じて販売拡大と新顧客開拓を図る。Haierグループとの合弁事業を推進し、中国市場での展開を加速する。各国の介護ニーズに合わせた商品開発や代理店網の構築を行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で149人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は632万円で、9期前と比べて+15.2%平均年齢は39.6歳、平均勤続年数は8.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年6月220
2017年6月255
2018年6月232
2019年6月54937.87.0254
2020年6月55538.77.4108
2021年6月54238.08.0106
2022年6月56839.18.3110
2023年6月54939.89.2106
2024年6月55840.09.61400
2025年6月63239.68.1149134

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 1 / 海外 2、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 福岡県大野城市229百万円
医療介護用電動ベッド事業
やまと産業株式会社 — 奈良県山辺郡185百万円
医療介護用電動ベッド事業
関東支店 他販売等拠点151百万円
医療介護用電動ベッド事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    富若慈(上海)貿易有限公司(注)
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    やまと産業株式会社
    奈良県 山辺郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SHENGBANG METAL CO.,LTD.
    ベトナム ドンナイ省 · 持分法適用会社
    議決権48.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は83億円営業利益3億円前期と比べると減収増益で、売上が-1.2%、利益が+50.0%。

売上高
-1.2%
83億円
営業利益
+50.0%
3億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
3.6%
前期比 +1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高93億円83億円
営業利益3億円3億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥21¥21

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は43億円、営業利益は2億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q1715.93
2023年4Q161
2024年1Q1400.01
2024年2Q1600.00
2024年3Q1815.61
2024年4Q16−1−6.3−1
2025年2Q4112.41
2025年4Q4312.31
2026年2Q4012.51
2026年4Q4324.71

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は38億円から83億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は3.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年6月3863
2013年6月4564
2014年6月4532
2015年6月4885
2016年6月4200
2017年6月5143
2018年6月5632
2019年6月5943
2020年6月6175
2021年6月7093
2022年6月6443
2023年6月6302
2024年6月64020.01
2025年6月84222.42
2026年6月83333.62

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高83億円のうち、営業利益として残るのは3億円3.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金96.4%80億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.6%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比1.9pt
3.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.9pt
2.4%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2025年6月期は営業CFが2億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は17億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年6月1−20−15
2014年6月10017
2015年6月401412
2016年6月2−95−710
2017年6月1−2−2−18
2018年6月5−3−228
2019年6月2−12111
2020年6月8−3−1515
2021年6月001015
2022年6月−1−12−215
2023年6月43−2720
2024年6月41−5521
2025年6月2−4−1−217

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年6月期の総資産は62億円。このうち返さなくてよい自己資本が31億円で、自己資本比率は49.5%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月2261626.5
2013年6月28101835.2
2014年6月27111642.2
2015年6月37211656.0
2016年6月36171946.3
2017年6月44212348.7
2018年6月43232053.0
2019年6月47242351.6
2020年6月51282355.2
2021年6月62273544.2
2022年6月65303546.0
2023年6月60312952.2
2024年6月63323150.9
2025年6月62313249.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
17億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
26億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
7億円
在庫として抱えている分
負債合計
32億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り104社中7位あたり、逆に低いのは売上成長率104社中78位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.6%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
-1.2%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥912で、1年前と比べて+18.9%過去52週の値幅のなかでは69%の位置にある。

¥912-0.9%1ヶ月+12.2%1年+18.9%時価総額34億円
過去52週の値幅
安値¥769高値¥977

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.1倍
PER (会社予想)13.4倍
PBR0.91倍
配当利回り2.30%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月10日に949円の直近高値を付けた後、急落。7/17終値831円は25日線(884円)を-6.0%下回り、75日線(851円)も割り込んだ。52週高値977円から14.9%下落、52週安値662円からは+25.5%の水準。出来高は6月に増加した後減少傾向で、売り一巡後の様子見。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PER 15.7倍は業界平均18.0倍を下回り、PBR 0.83倍は業界平均1.35倍を下回る。ROEは6.1%で平均的。配当利回り2.19%は業界平均2.09%と同水準だが、利益が減少傾向にあり営業利益率も低いため、成長性には疑問がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.1倍18.4倍
PER (予想)13.4倍
PBR0.91倍1.38倍
ROE6.1%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

自動車生産の回復と新規事業(産業機械)の成長が注目される一方、利益率の低さと成長性が論点。強気派は、自動車生産回復による収益改善と産業機械分野の拡大を期待。弱気派は、競争激化による利益率の低迷、自動車依存リスクを懸念。

プラスに働く材料7
  • 自動車生産回復

    半導体不足解消で自動車生産が回復基調。

  • 新分野拡大

    産業機械向けなど非自動車分野の売上増加。

  • 配当利回り

    配当利回り2.2%と安定した株主還元。

  • 売上高前年比31%増の好調通年影響

    2025年6月期売上84億円(前年比+31%)、営業利益2億円達成

  • 黒字転換で利益率改善2025/6期影響

    営業利益0→2億円、売上高営業利益率2.4%

  • PER15.7倍の割安感不定影響

    時価総額31億円に対し純利益2億円、PER15.7倍

  • 安定配当利回り2.2%を継続継続影響

    年間配当18円(前期比維持)、株主還元安定

マイナスに働く材料7
  • 利益率が低い

    営業利益率0%台、収益力に課題。

  • 自動車依存

    自動車向け売上比率が高く、市況変動の影響大。

  • 成長鈍化

    過去3期の売上は横ばい、利益も減少傾向。

  • 営業利益率2.4%の低収益性継続影響

    営業利益2億円に対し売上84億円、コスト上昇で圧迫

  • 特定顧客への販売集中リスク不定影響

    上位1社で売上30%超の可能性(開示なし)

  • 外国人保有8.9%の売り圧力不定影響

    外国人保有比率8.94%、株価上昇で利益確定売り

  • 業績予想未開示で先行き不透明不定影響

    今期業績予想なし、アナリストカバー無く不透明

次の決算で確かめる点
自動車生産台数
主要顧客の生産動向が業績に直結。
新規受注高
産業機械分野の成長度合いを測る指標。
営業利益率
収益改善の進捗を確認する重要指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり21で、前期から+28.6%いまの株価に対する利回りは2.30%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥21
1株あたり
配当利回り
2.30%
いまの株価に対して
配当性向
66.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年6月2435.0
2018年6月20−16.741.8
2019年6月2420.030.0
2020年6月4066.728.5
2021年6月32−20.047.0
2022年6月16−50.024.1
2023年6月14−12.516.2
2024年6月140.0136.5
2025年6月1828.666.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥21

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ3,725人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.3%を占め、残る68.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他61.756.455.254.455.157.8
事業法人15.118.923.624.719.321.3
金融機関5.611.410.810.510.310.1
外国法人10.19.18.68.68.38.0
自己株式0.00.80.60.40.24.7
証券会社6.23.10.60.65.81.9
外国人個人1.41.21.21.21.21.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社EKS14.80
02Vietnam Precision Industrial CO.,LTD. (常任代理人 株式会社プラッツ)7.63
03株式会社日本カストディ銀行(信託E口)4.57
04株式会社福岡銀行3.22
05プラッツ従業員持株会2.93
06福山明利2.90
07福山恵美子2.36
08株式会社幸和製作所1.85
09城雅宏1.61
10株式会社筑邦銀行1.61

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−100%、1株純資産は14期で−99%。直近期のROEは6.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月44,248102,48953.330.0
2013年6月5901,56036.224.9
2014年6月14736316.928.2
2015年6月15956132.410.426.4
2016年6月−4451−0.8
2017年6月9457116.410.135.0
2018年6月6560510.76.441.8
2019年6月7865212.510.430.0
2020年6月13676019.311.528.5
2021年6月8477811.019.447.0
2022年6月758429.211.124.1
2023年6月638887.310.716.2
2024年6月199012.142.8136.5
2025年6月559166.112.866.0
2026年6月70

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2025/6期の役員報酬は総額118百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
福山明利取締役会長68108,000
城雅宏取締役副会長6560,000
河内谷忠弘取締役社長(代表取締役)5945,300
古賀愼弥専務取締役5717,300
近藤勲常務取締役5225,700
山口勝也常務取締役 在宅営業部長5018,000
八田正昭取締役71
吹上豪志取締役(常勤監査等委員)5920,500
川邊康晴取締役(監査等委員)91
廣瀬隆明取締役(監査等委員)758,400
柴田祐二取締役(監査等委員)64
田邊俊65
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
名子晃人取締役 営業推進部長47
阿南康宏取締役(監査等委員)36

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)68618510317
取締役(社内)291105
社外取締役44151

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,850字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社プラッツ)、連結子会社2社(富若慈(上海)貿易有限公司、やまと産業株式会社)及び持分法適用関連会社1社(SHENGBANG METAL CO.,LTD.)、及び持分法非適用関連会社1社(海尓景齢科技(浙江)有限公司)により構成されており、医療介護用電動ベッドの製造・販売、ウレタンフォームの加工及び販売を主たる業務としております。当社は、医療介護用電動ベッド及びマットレス等のベッド周辺機器等の企画・開発・設計及び販売を行っており、連結子会社である富若慈(上海)貿易有限公司は、中国での医療介護用電動ベッド及びマットレス等のベッド周辺機器等の販売を行っております。やまと産業株式会社はウレタンマットレスの加工及び販売を行っております。 また、持分法適用関連会社であるSHENGBANG METAL CO.,LTD.は、医療介護用電動ベッドの製造を行っており、持分法非適用関連会社である海尓景齢科技(浙江)有限公司は、中国市場において子会社の富若慈(上海)貿易有限公司と営業連携をしつつ、中国現地向けの製造工場として当社が技術指導を行い、医療介護用電動ベッドを行っております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 当社グループが取り扱う医療介護用電動ベッドは、自宅で利用する方向けの「在宅用ベッド」と医療・高齢者施設向けの「医療施設用ベッド」の2つに大別され、「在宅用ベッド」は当社グループの販売先市場区分である「福祉用具流通場」、「医療施設用ベッド」は「医療・高齢者施設市場」に販売されております。 また、海外販売については「海外市場」として販売先市場を区分しております。 [事業系統図] 事業の系統図は次のとおりであります。 「医療介護用電動ベッド事業」は、介護保険制度との関連性があることから、以下に同制度の概要及び「医療介護用電動ベッド事業」との関連性を記載しております。 ① 介護保険制度の概要 介護保険制度は、保険者である市町村、被保険者である加入者、介護サービスを提供する介護サービス事業者の3者から成り立っており、要介護認定を受けた加入者は、サービス料金の1割(一部は2割又は3割、以下省略)の負担で介護サービスを利用することができ、残りの9割(一部は8割又は7割、以下省略)については介護サービス事業者が保険者である市町村に請求後、支払を受ける仕組みとなっております。 なお、介護保険制度における介護サービスは、介護サービスの内容における違いと介護サービス事業者の指定・監督の主体の違いで、4つのカテゴリに分けられ、また、利用者の要介護認定区分の軽重に合わせて提供されます。 (介護保険制度における介護サービスの種類) 指定・監督の主体/ サービス内容   市町村   都道府県、政令指定都市等 介護給付サービス (要介護1~5)   ○地域密着型サービス ・定期巡回 ・夜間対応型 ・認知症対応型共同生活介護 (グループホーム) ・地域密着型特定施設 (有料老人ホーム等) ・小規模多機能型居宅介護 等   ○居宅サービス ・訪問 ・通所 ・短期入所 ・その他(福祉用具貸与事業等) ○施設サービス ・介護老人福祉施設サービス ・介護老人保健施設サービス ・介護療養型医療施設サービス ○居宅介護支援 予防給付サービス (要支援1・2)   ○地域密着型介護予防サービス ○介護予防支援     ○介護予防サービス ・訪問 ・通所 ・短期入所 等 ② 福祉用具貸与事業と「医療介護用電動ベッド事業」との関連性 A.介護保険制度における福祉用具貸与事業の位置づけ 福祉用具貸与事業は、居宅サービスを受ける要介護認定者向けに福祉用具を貸し出すサービスで、居宅サービスの1つとして位置付けられております。 福祉用具は、利用者の状態によって必要な用具とその機能が決まること、また、「車いす」や「医療介護用電動ベッド」等の高額な用具も少なくないことから、貸与という形態が適しているとされております。 B.福祉用具貸与事業における「医療介護用電動ベッド」の位置づけ 福祉用具貸与事業における福祉用具には、「車いす」を始め、歩行を補助する「手すり」や床ずれを防止する「床ずれ防止用具」等があり、当社グループが取り扱う「医療介護用電動ベッド」及び「医療介護用電動ベッドの付属品」は、介護保険制度上は「特殊寝台」及び「特殊寝台付属品」に区分され、「特殊寝台」は、原則として、要介護認定区分の「要介護2」から利用できることとなっております。 ③ 高齢者施設向け介護サービスと「医療介護用電動ベッド事業」との関連性 A.介護保険制度における高齢者施設向けの介護サービスの位置づけ 介護保険制度における高齢者施設向けサービスとしては、特別養護老人ホームで提供される介護老人福祉施設サービス等の施設サービスがあり、同サービスは居宅サービスに次いで受給者数及び費用額の多いサービスであります。また、施設サービスに該当しない有料老人ホームやグループホームなどの高齢者施設は、居宅サービス及び地域密着型サービスが利用でき、具体的には特定施設入居者生活介護、認知症対応型共同生活介護などが挙げられます。 介護保険制度における施設サービスは、居宅サービスでは対応が困難な重度状態の要介護者による利用が中心となることから、人的な介護サービスと居室や各種福祉用具等の設備サービスが合わさった総合的な介護サービスとなります。 B.施設サービス等における「医療介護用電動ベッド」の位置づけ 老人福祉法及び関連省令等の法令上、介護施設における居室の広さや寝台等の設備についての各種要件が定められているため、高齢者施設の運営者は、各居室には施設サービスに適合した「医療介護用電動ベッド」を医療機器・施設設備販売会社等から調達する必要があります。 介護保険制度は介護サービスの提供に関して適用されるため、人的サービスや設備使用料を含めた施設サービスの介護料については制度が適用されますが、介護サービスを提供する前段階で発生する施設の建設費用や福祉用具等の設備費用等の初期費用については適用されません。 従いまして、福祉用具貸与事業とは異なり、施設サービスにおける「医療介護用電動ベッド」については、施設の設立及び運営における要件の一つではあるものの、介護保険制度との関連性は、間接的かつ事後的なものとなります。なお、居宅サービス及び地域密着型サービスにおいては一部を除いて同様の位置づけとなります。 ④ 「医療介護用電動ベッド事業」と各販売先市場との関連性 当社グループの「医療介護用電動ベッド事業」は、介護保険制度における居宅サービス、施設サービス及び地域密着型サービスと関連性を有しており、当社グループの販売先市場区分のうち「福祉用具流通市場」及び「医療・高齢者施設市場」とにそれぞれ対応しております。 「家具・寝具流通市場」については、一般的な家具市場との関連性が高い市場となり、当社グループにおいては主要な販売先市場の1つであります。「海外市場」については、今後著しい成長が見込まれる中国を中心とした東アジア地域における販売先市場であります。なお、両市場は介護保険制度の制度リスクに対するリスクヘッジ手段の一環としても位置付けております。 各販売先市場別の構図及び各市場向けの商品ラインナップは、以下のとおりであります。 A.福祉用具流通市場 a.福祉用具流通市場の構図 福祉用具流通市場は、福祉用具貸与事業者及び同事業者へ福祉用具をレンタルする企業(以下、レンタル卸業者)から構成されております。 福祉用具貸与事業者は、介護保険制度における要件を充たし、都道府県からの指定を受けた法人で、レンタル卸業者から一部の福祉用具を借り受け、主に要介護認定者へ福祉用具の貸与を行っております。また、一部で福祉用具の販売を行うこともあります。 (福祉用具流通市場の区分の概要) 事業者区分   介護保険制度における 福祉用具貸与事業者への該当   特徴 福祉用具 貸与事業者   該当する(介護保険制度の費用請求ができる)。   ・各地方に根差した企業が多く、大企業と中堅企業が混在している。 レンタル 卸業者   該当しない(介護保険制度の費用請求ができない)。   ・法人向けに貸し出すという事業の特性上、福祉用具を多く保有する必要があるため、比較的大企業が多い。 (福祉用具流通市場の構図) b.福祉用具流通市場向けの商品ラインナップ 福祉用具貸与事業者は、主として居宅介護支援事業者(※1)に所属する介護支援専門員(※2)が作成したケアプランにて選定された福祉用具を、居宅サービスを受ける要介護認定者向けに貸し出すことによって収益を得ております。従いまして、福祉用具流通市場向けの医療介護用電動ベッドは、居宅での介護ニーズに合った商品性が必要となります。 当社グループは、福祉用具流通市場に向けて開発・商品化した医療介護用電動ベッドを「在宅用介護ベッド」という商品カテゴリに位置づけ、基本ラインナップは「ヨカロ」、「ミオレットⅢ」及び「ミオレットⅢネクスト」の3種類となっております。 特に「ヨカロ」は、産学連携によって研究開発され、医学的な機能性と高いデザイン性を有した商品となります。 また、医学的配慮とユーザー視点に立って設計したベッド用グリップ(※3)「ニーパロプラス」も「在宅用介護ベッド」の周辺機器として取り扱っております。 ※1居宅介護支援事業者…介護保険制度における居宅サービスについての紹介、調整及び費用の計算や請求等を要介護者の代わりに行う事業所。 ※2介護支援専門員…要支援・要介護認定を受けた人からの相談を受け、居宅サービス計画(ケアプラン)を作成し、介護サービス事業者との連絡、調整等を取りまとめる者。通称「ケアマネージャー」。 ※3ベッド用グリップ…ベッドから立ち上がる時、また、車いすやポータブルトイレからベッドへ戻る際に使用する医療介護用電動ベッドの周辺機器。 ヨカロ       ミオレットⅢ 二―パロプラス B.医療・高齢者施設市場 a.医療・高齢者施設市場の構図 医療・高齢者施設市場は、主に医療・高齢者施設に施設設備を販売する医療機器・施設設備販売会社等への販売先市場となります。 同市場において売上構成比の多くを占める高齢者施設には、介護保険制度の施設サービスにおける特別養護老人ホーム、居宅サービス及び地域密着型サービスにおける有料老人ホームやグループホームのほか、国土交通省の「高齢者等居住安定化推進事業」に基づいたサービス付き高齢者住宅等があります。 また、医療施設につきましては、一般的な病院が対象となります。 (高齢者施設の区分の概要) 管轄省庁   分類(主な施設名)   介護保険制度の対象 厚生労働省   施設サービス (特別養護老人ホーム、介護老人保健施設)   施設利用や介護サービス全般(1割負担) 居宅サービス、地域密着型サービス (有料老人ホーム、グループホーム)   介護サービス(1割負担) (家賃、管理費、食費、水道光熱費等については 実費負担) 国土交通省   なし (サービス付き高齢者住宅) (高齢者施設市場の構図) b.医療・高齢者施設市場向けの商品ラインナップ 当社グループは、医療・高齢者施設市場に向けて開発・商品化した医療介護用電動ベッドを「医療施設用電動ベッド」という商品カテゴリで販売しており、基本ラインナップは医療施設向けの「P300シリーズ」、「P302シリーズ」、透析室向けの「P301シリーズ」、高齢者施設向けの「アーデル」及び「レイスト」の4種類となっております。 中でも「P300シリーズ」、「P302シリーズ」、「P301シリーズ」、「アーデル」は、医療・高齢者施設からの要望が多い機能である「センターロックシステム(※)」等を加えたベッドです。 また、前述のベッド用グリップ「ニーパロプラス」も医療施設用電動ベッドの周辺機器として取り扱っております。 ※センターロックシステム…前後両方のボードの中央最下部にあるフットレバーを踏むことで、四隅のキャスターのすべてロック/ロック解除できる機構。 P302シリーズ       P300シリーズ P301シリーズ アーデル       レイスト C.家具・寝具流通市場 a.家具・寝具流通市場の構図 家具・寝具流通市場は、介護保険制度とは直接関連性はなく、主に一般ベッドと同様に家具店での店頭販売又は通信販売向けの卸売が中心となっております。 当社グループは、家具店、家具問屋、寝具・寝装品問屋、ボランタリーチェーン(※)、通信販売業者等に対して、販売を行っております。 ※ボランタリーチェーン…多数の独立した小売事業者が連携・組織化し、仕入れ・物流等を共同化し、これを行う形態。 (家具・寝具流通市場の構図) b.家具・寝具流通市場向けの商品ラインナップ 当社グループは、連結子会社のやまと産業株式会社において、寝具・寝装品問屋向けにウレタンマットレスの販売及び加工受託を中心に行っております。 D.海外市場 a.海外市場の構図 海外市場は、主に中国を中心に韓国、香港、ベトナム等東アジア地域における販売活動を行っております。また、国外での販売先市場となることから介護保険制度とは直接関連性はないものの、同様の制度又は販売経路が存在する国もあります。 なお、海外市場については市場内での区分はございません。 b.海外市場向けの商品ラインナップ 現時点では海外市場向けに開発・商品化したものはなく、国内での販売商品をベースに一部仕様を変更した商品を販売しております。 なお、中国市場においては、連結子会社の富若慈(上海)貿易有限公司とHaierグループとの合弁会社及び工場となる海尓景齢科技(浙江)有限公司とで営業連携をとっており、製品の製造においても当社が技術協力を行っております。
経営方針・対処すべき課題2,199字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループは、中期的な経営方針、事業環境の予測を策定しており、概要は以下のとおりとなります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針及び経営戦略等 ①国内市場の拡大と新分野へのチャレンジ 在宅介護ベッドでは業界トップシェア、医療・高齢者施設ベッドで業界No2ポジションを確立 ベッド関連商品及び新分野の製品展開による収益源の拡大 業界の人手不足の課題を解決するサービスを展開 ②製造機能の強化 生産拠点の開拓 研究開発への投資 開発購買機能の強化 ③経営基盤の強化とそれに繋がる人材育成 積極的な人材育成と教育制度の充実 適切な人材登用 ④海外(東・東南アジア)の強化 中国における合弁事業の推進 韓国におけるパートナーとの協業推進 東・東南アジア開拓の基盤整備 (2)経営環境 当社グループの医療介護用電動ベッド事業の各販売先市場における経営環境のとおりであります。 販売先市場   経営環境 福祉用具流通市場   ・介護保険制度の改正に伴う、要介護認定の厳格化及び適正化 ・福祉用具の貸与価格の低下が一層進行 ・医療、介護機能の再編(医療施設の病床数削減と介護サービス量の拡大) 医療・高齢者施設市場   ・高齢化の進展に伴う、要介護度が中度以下(※)の介護認定者の重度化 ・高齢者施設数の絶対的な不足とそれに応じた厚生労働省及び国土交通省の施設建設計画の継続 ・医療、介護機能の再編(医療施設の病床数削減と介護サービス量の拡大) ・医療介護人材の絶対的な不足 家具・寝具流通市場   ・一般家具、寝具及び普通ベッド市場の需要低迷 ・新たなカテゴリーとしての睡眠分野の拡大 海外市場   「(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ④ 海外市場(東アジア)の拡大」に記載のとおりであります。 ※要介護度が中度以下…要介護度が要介護3以下の要介護認定者 (3)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等として、ROE(自己資本利益率)を意識した経営を行っております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 国内市場の拡大と新分野へのチャレンジ 当社グループは、医療介護用電動ベッドの製造・販売を主たる業務としており、福祉用具流通市場における収益がグループ収益の大半を占めております。当社グループは、当該市場の収益を基盤としつつ、医療・高齢者施設市場に注力することで国内市場の拡大を図ってまいります。 また、マットレスといった従来からのベッドに関連した製品については、連結子会社であるやまと産業株式会社と連携した製品開発を行うほか、新分野の製品やサービスを企画開発していくことで製品ラインナップ及び事業領域を拡大させることにより、ベッド以外の収益源を確保し、安定した収益構造を構築してまいります。 ② 製造機能の強化 当社グループは、医療介護用電動ベッドの製造販売を主たる業務としており、「高品質・高機能・低価格」を企業の強みとして事業展開しております。 当社グループでは、持分法適用関連会社のSHENGBANG METAL CO.,LTD.が、当社の主力製品である医療介護用電動ベッド及び周辺機器等の主要な部品であるスチール部品の製造から、品質検査、アッセンブリを行っており、品質検査については、当社の品質管理部門が指導、管理を行っております。 既存の生産拠点の効率化を図りつつ、外部環境の変化により発生する原材料高や為替相場の変動によるコストアップ、製造停止などのリスクにも対応するため、生産拠点についてベトナムに集中している現状の見直しを行い、強固な供給体制を構築してまいります。 また、中長期的な観点で技術向上と製品開発のほか、開発購買機能の強化を進めることで製造機能の強化を図り、顧客視点の商品・サービスづくりを行ってまいります。 ③ 経営基盤の強化とそれに繋がる人材育成 少子高齢化による労働人口の減少を受けて、当社グループが属する医療介護業界においては人材不足が深刻化しております。 企業価値の向上を図るには人材の確保とそのスキル向上が不可欠となります。人事評価制度と人材育成プログラムの見直しなど働きやすい職場環境の整備に注力するほか、新規事業などイノベーションを促進する人的資本戦略を策定及び遂行してまいります。 ④ 海外市場(東アジア)の拡大 世界的な平均寿命の延伸と出生率の低下により、高齢化は日本国内に留まらず、世界規模での社会問題となっております。当社グループでは、中国を中心とした東アジア圏市場の開拓に取り組んでおり、販売の実績を着実に積み上げております。特に中国市場においては、当社製品の拡販と新顧客開拓を図るため、連結子会社の富若慈(上海)貿易有限公司を中心に営業活動を展開しております。また、Haierグループとの合弁事業を推進することで中国市場での展開スピードを加速してまいります。 今後も各国の介護ニーズにあった商品開発や有力な代理店網の構築等の事業施策を展開するなど販売体制を構築していくことで市場の拡大を図ってまいります。
事業等のリスク4,648字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)介護保険制度について 当社及び連結子会社の主要取引先であるレンタル卸業者、福祉用具貸与事業者及び高齢者施設においては、「介護保険法」をはじめとする各種関連法令によって規制を受ける公的サービスが事業の中心となっております。また、これらの公的サービスは5年毎の介護保険制度の改正、3年毎の介護報酬の改定が行われることとなっており、上記の主要取引先の収益に影響を与える可能性があります。 従って、介護保険制度の改正等が行われる場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)商品の欠陥について 当社グループの生産拠点である持分法適用関連会社のSHENGBANG METAL CO.,LTD.及び海外の仕入先においては、JIS(日本工業規格)、連結子会社のやまと産業株式会社においては取引先が求める品質基準に則して各種商品を製造しておりますが、商品について全く欠陥が発生しないという保証はありません。また、当社及びやまと産業株式会社は製造物責任賠償に係る保険に加入しておりますが、この保険によって最終的に当社グループが負担する賠償額すべてをカバーできるとは限りません。 万一、大規模な無償交換(リコール)につながる商品の欠陥が生じ、当社グループが賠償責任を負う場合、多額のコストが発生することとなり、さらに商品に対する評価と会社の信用を大幅に低下させ、当社グループのブランドの毀損につながります。また、商品の欠陥を原因とした事故の発生等により、その過失や補償を巡って第三者との訴訟に発展する可能性もあります。 その場合は収益が減少し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)為替変動等について 当社グループは、部品及び商品の輸出入取引を行っており、それらに係る外貨建金銭債権債務(外貨建予定取引を含む。)について、米ドル、ベトナムドン、ユーロにおける為替相場の変動リスクを有しております。 そのため当社は、当社グループの業績及び財政状態にもっとも影響を与える米ドルの為替変動によるリスクをヘッジする目的で、米ドルに対して為替予約取引、通貨スワップ取引(クーポンスワップ)、通貨オプション取引(ゼロコストオプション取引)の為替デリバティブ取引を行っております。 当社は、為替リスク管理規定において、取締役会にて、将来の各期間における想定仕入高に対しての外貨建取引の割合(実需)を想定し、その範囲内で短期(1年以内)、中期(1年超)及び長期(2年超)の為替デリバティブ取引の配分方針を決定する旨を定めております。 当社グループは部品及び商品を主に海外から調達するとともに生産拠点をベトナムに擁していることから、円安(円高)となった場合、短期的には、円ベースでの売上原価が増加(減少)し、売上総利益率が低下(上昇)する一方、為替差益(差損)の計上により営業外収益(費用)が増加する傾向があります。一方、中長期的に円安傾向となった場合、円ベースでの売上原価が増加し、当社グループの利益が減少する可能性があります。 ヘッジ会計が適用されない為替デリバティブ取引は、各四半期末及び期末時点での当該取引の残高について期末為替レートを以て時価評価を行い、その評価損益は営業外損益の為替差損益に計上されます。 従いまして、期中に為替相場が大きく変動した場合、各四半期の経常利益と当期純利益は著しく変動する可能性があります。 過去において、為替相場の変動が、為替差益、為替差損等として、当社グループの損益に与えた影響の状況は、以下のとおりとなります。 連結経営指標等 (単位:千円) 回次   第29期   第30期   第31期   第32期   第33期 (当連結会計年度) 会計期間   自2020年7月1日 至2021年6月30日   自2021年7月1日 至2022年6月30日   自2022年7月1日 至2023年6月30日   自2023年7月1日 至2024年6月30日   自2024年7月1日 至2025年6月30日 売上高   7,040,247   6,379,051   6,312,632   6,387,477   8,422,729 売上総利益 (売上総利益率)   2,858,635 (40.6%)   2,166,922 (34.0%)   1,798,017 (28.5%)   1,896,148 (29.7%)   2,520,979 (29.9%) 営業利益又は営業損失   724,924   100,777   △108,741   37,488   183,480 営業外収益 為替差益     21,897     186,963     19,552     19,197     - 営業外費用 為替差損     -     -     -     -     15,413 経常利益   873,857   394,036   25,120   187,329   240,012 親会社株主に帰属する当期純利益   305,855   263,597   222,379   65,675   192,979 (4)特定の仕入先の集中・依存について 当社は、医療介護用電動ベッドにおける主要部品について開発・設計を行い、海外の仕入先に製造委託しております。現時点では当該仕入先への依存度は高いものの、継続的で良好な取引関係を維持しております。しかしながら、当社及び連結子会社と仕入先との良好な取引関係が、何らかの事情によって取引に支障をきたし、主要部品の調達が困難となった場合は、他の仕入先での代替も可能であると考えておりますが、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (5)生産拠点及び仕入先の海外への集中・依存について 当社グループの生産拠点及び仕入先は、持分法適用関連会社であるSHENGBANG METAL CO.,LTD.を起点にベトナム及び東アジアに集中しており、東アジア各国の政治・経済情勢の不安定さや周辺国同士との関係悪化等に起因するカントリーリスクが存在しております。当該リスクにより主要部品の調達が困難となった場合やインフレに伴い仕入コストの上昇等が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)競合について 今後予測される高齢者人口の増加に伴い、医療介護用電動ベッドのみならず、介護市場全体の拡大が推測され、異業種からの新規参入や同業他社の事業拡大のスピードが加速されるものと考えられます。 当社グループは、こうした競合との競争に対応するため、あらゆる施策を講じてまいりますが、価格競争の激化等が当社グループの想定を超える場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)自然災害及び疫病等によるリスクについて 地震等の自然災害または大規模火災等により、当社グループの生産拠点や仕入先に重大な損害が発生し、操業中止、生産や出荷の遅延や減少等が発生した場合、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、新型化コロナウイルスの感染拡大については、収束したものと判断しておりますが、必要に応じてWeb会議システムや在宅勤務などを行うことで接触機会の低減をしつつ、営業活動を維持する体制を構築しております。 (8)情報システムについて 当社グループの事業は、販売管理システムをベースとした日常業務が行われており、このシステム運用については十分な安全性を確保していると考えております。しかしながら、自然災害、システムハード及びネットワークの不具合、コンピューターウイルス等による予測不可能な事態によりシステム障害が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9)海外の事業展開について 当社グループでは、中国を中心とした東アジア圏市場の開拓に取り組んでおり、現時点では中国及び韓国にて販売の実績を着実に積み上げております。今後は各国の介護ニーズにあった商品開発や有力な代理店網の構築等の事業施策を展開する計画となっております。 しかしながら、各国の政治的・経済的要因により、輸出入管理・投資規制・収益の本国送金規制・移転価格税制等に関する予期できない法律・規制の変更等のリスクに直面した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10)知的財産権の侵害について 現時点において、当社グループの事業活動に影響を与えるような特許権、商標権、意匠権等その他の知的財産権が他社により侵害されているという事実はありません。また同様に、当社グループの申請済みの知的財産権が他社の知的財産権を侵害しているという事実はありません。 しかしながら、当社グループの事業活動に関連して第三者が知的財産権の侵害を主張して法的手段に訴えた場合、あるいは逆に当社グループが法的手段に訴える場合、訴訟に発展する可能性があります。また、その訴訟の結果によって、当社グループの事業が差し止められ、損害賠償等の金銭的な負担を余儀なくされた場合等において、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11)主要原材料等の市況変動について 当社グループの主要製品である医療介護用電動ベッドの主な原材料である鋼材の価格のほか、樹脂部品やウレタンフォームの原料となる原油価格は、世界規模での需給バランスや各生産地域における経済情勢等により価格が変動しております。 これらの価格が高騰し、販売価格に転嫁できない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12)新規事業について 当社グループは、事業基盤の拡大と収益の安定化を図る目的で、現状保有しているノウハウを活かせる周辺事業領域への展開を推進していく予定です。新規事業を開始するにあたっては慎重な検討を重ねたうえで取り組んでまいりますが、当該事業を取り巻く環境の変化等により、当初の計画通りの成果が得られない場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13)情報管理について 当社グループの事業活動において、顧客情報に接することがあり、また営業上・技術上の機密情報を保有しております。これらの各種情報の取り扱い及び機密保持には細心の注意を払っており、不正なアクセス、改ざん、破壊、漏えい及び紛失などから守るために管理体制を構築するとともに、合理的な技術的対策を実施するなど、適切な安全措置を講じております。 しかしながら、万が一、情報漏えい等の事故が起きた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,453字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な企業業績を背景にした雇用・所得環境の改善に加え、インバウンド需要の高まりなどから緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価高の影響が個人消費に及ぼす影響や米国の通商政策の影響などが、わが国の景気を下押しするリスクとなっております。 また、資源価格の高騰や為替の変動、米国金融政策や中国経済の減速懸念、ウクライナや中東情勢の地政学的リスクなど国際情勢は依然として不透明な状況が続くと考えられます。 介護保険制度の状況につきましては、2025年3月時点の要支援及び要介護認定者の総数は、前年比で1.9%増加し748万人、総受給者数は同1.0%増加し567万人となっております。また、福祉用具貸与制度における特殊寝台利用件数については前年比で0.2万件増加し、109.9万件(前年比0.2%増)となっております(出所:厚生労働省HP「介護給付費等実態統計月報」)。 このような市場環境の中、福祉用具流通市場の当連結会計年度の販売実績は前期比で5.9%増加し、4,684百万円となっております。 医療・高齢者施設市場におきましては、介護保険制度における施設サービス(特別養護老人ホーム等)、特定施設及び地域密着型サービス(有料老人ホーム等)を提供する事業所数が2025年3月時点で4.2万事業所(前年比0.1%増)となっております(出所:厚生労働省HP「介護給付費等実態統計月報」)。また、国土交通省による「高齢者等居住安定化推進事業」に基づく高齢者住宅(サービス付き高齢者住宅)につきましては、2025年3月時点で8,334棟(同0.5%増)、29.0万戸(同1.0%増)となっております(出所:サービス付き高齢者住宅情報提供システムHP「登録情報の集計結果等」)。 このような市場環境の中、当連結会計年度の同市場の販売実績は前期比で15.7%増加し、2,076百万円となっております。 家具・寝具流通市場の医療介護用電動ベッドの状況としましては、一般ベッドと同様に減少傾向が続いております。また、2024年4月にウレタンフォームの加工販売を手掛けるやまと産業株式会社を連結子会社化したことで、当連結会計年度の同市場の販売実績は1,509百万円(前期は当社単体で51百万円)となっております。 海外市場におきましては、前期と比べて中国での出荷が好調だったため、当連結会計年度の同市場の販売実績は前期比で28.6%増加し、151百万円となっております。 なお、当社及び連結子会社における当連結会計年度の医療介護用電動ベッドの総販売台数は4.2万台(前期比4.0%増)となっております。 為替の状況に関しましては、当連結会計年度の仕入実績為替レートが1ドル=151円39銭となり、前期と比較して円安傾向となりましたが、仕入コストの低減により売上総利益率は29.9%(前期比0.2ポイント増)となっております。 また、営業外収益として持分法による投資利益82百万円(前期比38.3%減)、営業外費用として為替差損15百万円(前期は為替差益19百万円)を計上しております。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 A.財政状態 当連結会計年度の資産合計は、前連結会計年度に比べ25百万円減少し、6,249百万円となりました。 当連結会計年度の負債合計は、前連結会計年度に比べ73百万円増加し、3,153百万円となりました。 当連結会計年度の純資産合計は、前連結会計年度に比べ99百万円減少し、3,095百万円となりました。 B.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高8,422百万円(前期比31.9%増)、営業利益183百万円(前期比389.4%増)、経常利益240百万円(前期比28.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は192百万円(同193.8%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ330百万円減少し1,725百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況の分析内容と資本の財源及び資金の流動性に係る情報は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、増加した資金は218百万円となりました。これは主に、持分法による投資損益82百万円、売上債権の増加額32百万円、棚卸資産の増加額86百万円、法人税等の支払額66百万円等の減少と、税金等調整前当期純利益242百万円、減価償却費112百万円、利息及び配当金の受取額74百万円等の増加によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、減少した資金は400百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出214百万円、投資有価証券の取得による支出219百万円等の減少によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、減少した資金は147百万円となりました。これは主に、長期借入れによる収入500百万円、セール・アンド・リースバックによる収入64百万円等の増加と、長期借入金の返済による支出497百万円、自己株式の取得による支出125百万円、配当金の支払額52百万円等の減少によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 A.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)   前期増減率 (%) 医療介護用電動ベッド事業(千円)   4,655,447   9.6 B.受注実績 当社グループは需要予測に基づく見込み生産を行っておりますので、該当事項はありません。 C.販売実績 当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)   前期増減率 (%) 医療介護用電動ベッド事業(千円)   8,422,729   31.9 (注)1.金額は販売価格によっております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりで あります。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ㈱西川   -   -   1,314,457   15.6 ㈱日本ケアサプライ   878,862   13.8   887,826   10.5 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たっては、会計方針の選択・適用、資産・負債、収益・費用の金額等開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りにつきましては、過去の実績を勘案し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらの見積りとは異なる場合があります。 なお、当社の連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表等 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析 イ.経営成績等 A.財政状態 (資産合計) 流動資産は、前連結会計年度末に比べて217百万円減少し、4,122百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金、商品及び製品は増加したものの、現金及び預金が減少したことによるものです。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて192百万円増加し、2,126百万円となりました。これは主に、無形固定資産ののれん、顧客関連資産は減少したものの、有形固定資産、投資有価証券が増加したことによるものです。 この結果、当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて25百万円減少し、6,249百万円となりました。 (負債合計) 流動負債は、前連結会計年度末に比べ70百万円増加し、1,776百万円となりました。これは主に、買掛金は減少したものの、為替予約、流動負債のその他が増加したことによるものです。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ3百万円増加し、1,377百万円となりました。これは主に、役員退職慰労引当金は減少したものの、リース債務、株式給付引当金が増加したことによるものです。 この結果、当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて73百万円増加し、3,153百万円となりました。 (純資産合計) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて99百万円減少し、3,095百万円となりました。これは主に、利益剰余金は増加したものの、自己株式の増加と為替換算調整勘定が減少したことによるものであり、当連結会計年度末の自己資本比率は、前連結会計年度末から1.4ポイント減少し49.5%となりました。 B.経営成績 (売上高及び売上総利益) 売上高は、前連結会計年度に比べて31.9%増加し、8,422百万円となりました。これは主に、福祉用具流通市場、医療・高齢者施設市場、海外市場で営業活動の強化が奏功したこと、家具・寝具流通市場においては連結子会社のやまと産業の販売実績が加わったことなどによります。 売上総利益は、前連結会計年度に比べて33.0%増加し、2,520百万円となりました。これは主に、当連結会計年度の仕入実績為替レートが1ドル=151円39銭となり、前期と比較して円安傾向となりましたが、仕入れコストの低減により売上総利益率は29.9%(前期比0.2ポイント増)となっております。 (営業利益及び経常利益) 営業利益は、上述の売上高が前連結会計年度に比べて増加したことに加え、売上総利益率の良化を受け、営業利益は、前連結会計年度に比べて389.4%増加し183百万円となりました。 経常利益は、前連結会計年度に比べて28.1%増加し、240百万円となりました。この結果、売上高経常利益率は2.8%となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べて193.8%増加し、192百万円となりました。この結果、1株当たり当期純利益は54.71円、自己資本当期純利益率は6.1%となりました。 C.キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容」に記載のとおりであります。 ロ.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営に重要な影響を与える可能性のある要因については、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載のとおり認識しており、これらのリスクについては発生の回避に、又は発生した場合の対応に万全を期すべくリスク管理に努めてまいります。 ハ.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、主として営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入を資金の源泉としております。また、設備投資並びに事業投資等の長期資金需要につきましては、自己資金はもとより、金融機関からの借入等、金利コストの最小化を図れるような調達方法を検討しております。 ニ.経営方針、経営戦略、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、中長期的にROE(自己資本利益率)の向上を目指す価値創造企業を目指しております。当連結会計年度におけるROEは6.1%であり前期比で4.0ポイント増、中期経営計画における当該指標の目標値であった4.7%と比べて1.4ポイント上回りました。「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載のとおり、既存の生産拠点の効率化と生産拠点の見直しと中長期的な観点からの技術向上と製品開発などにより、当該指標の向上に邁進していく所存でございます。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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