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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

オービス

ORVIS CORPORATION7827 · Standard · その他製品

木材事業を基盤に、プレハブハウス、太陽光発電、ゴルフ場運営まで手掛ける複合企業。

概要

オービス(旧社名:中浜木材)は1959年に広島県で創業した木材加工・住宅関連企業である。現在は木材事業(梱包用材等の製造販売)、ハウス・エコ事業(プレハブハウス・鋼構造物の製造、太陽光発電システム施工等)、太陽光発電売電事業、ライフクリエイト事業(ゴルフ場運営)の4セグメントを有する。2025年10月期の連結売上高は126億円、従業員数は211名(連結)、本社は広島県福山市。

4つの事業セグメントで構成される収益構造

当社グループは2025年10月期より報告セグメントを区分変更し、木材事業、ハウス・エコ事業、太陽光発電売電事業、ライフクリエイト事業の4つで構成される。木材事業はニュージーランド松(ラジアータパイン)と国産スギを原材料に梱包用材・パレット用材・ドラム用材等を製造販売し、売上高74億円と全体の約59%を占める最大セグメント。ハウス・エコ事業はプレハブハウスや鋼構造物の製造販売・リース・太陽光発電システム請負を行い、売上高43億円。太陽光発電売電事業は3県15カ所、総発電容量約13メガワットの発電所を運営し売上高4.5億円。ライフクリエイト事業は1カ所のゴルフ場運営で売上高3.8億円。

原材料調達と生産拠点の地理的特徴

木材事業の中核は広島県福山市の福山工場(2018年稼働)であり、かつては東海工場(愛知県豊橋市)や姫路工場(兵庫県)も存在したが、それぞれ2009年、2014年に操業停止・閉鎖された。ハウス・エコ事業は広島工場(旧豊栄工場、1987年建設)と、2024年に子会社化した寿鉄工(鳥取県米子市)で生産を行う。原材料のニュージーランド松はパナマ籍子会社TUI MARITIME S.A.が所有した木材運搬船「グリーンホープ」で輸入していたが、2014年に船を売却。現在は外部調達に切り替えている。

グループ子会社と過去の事業再編

持株会社体制ではなく、オービス単体が主要事業を担うが、過去には複数の子会社を設立・統合してきた。1981年設立の日本梱包(のち日之出興業、パル)はゴルフ場運営などを担当し、2016年に吸収合併。2000年設立のTUI MARITIME S.A.(パナマ)は木材運搬船を所有したが2014年に清算。近年の大きな再編は、2023〜2024年にかけての不動産売却(賃貸ビル・マンション)と不採算部門からの撤退であり、2024年3月には寿鉄工を子会社化してハウス・エコ事業の強化を図っている。

業界の中での役割は木材加工・建設・エネルギー・レジャーの複合事業体にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
126億円
営業利益
7億円
営業利益率
5.6%
純利益
4億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/10
事業売上構成比利益利益率
木材事業74億円58.3%3億円4.1%
ハウス・エコ 事業44億円34.6%4億円9.1%
太陽光発電 売電事業5億円3.9%3億円60.0%
ライフ クリエイト 事業4億円3.1%1億円25.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01梱包・物流主力

ニュージーランドから輸入した松(ラジアータパイン)や国産スギを製材し、梱包用材、パレット用材、ドラム用材などを製造・販売しております。製造業の出荷・輸送に必要不可欠な梱包資材を供給しております。

主な製品・サービス5
梱包用材
製品輸送時に使用する木箱や枠材。
パレット用材
フォークリフトで運搬する際に使用する荷台用の木製パレット材。
ドラム用材
ドラム缶の梱包・固定用の木枠材。
土木建設仮設用材
工事現場の仮設資材。
木材チップ
木材を加工したチップ。紙・建材原料などに利用。

02建設主力

プレハブハウスや鋼構造物の製造・販売、仮設建物のリース、一般建築の請負を行っております。工事現場やイベント、災害時などに迅速な仮設建築物を提供しております。

主な製品・サービス4
プレハブハウス
工場生産による組立式の建物。現場事務所や宿舎などに利用。
鋼構造物
鉄骨造の建築物・構造物。
仮設建物リース
仮設事務所や倉庫などのリース提供。
太陽光発電システム請負
太陽光パネル設置工事の請負。

03エネルギー準主力

自然エネルギーによる発電事業を行っております。太陽光発電による売電を中心に、再生可能エネルギーの供給に貢献しております。

主な製品・サービス1
太陽光発電
太陽光パネルで発電した電力を電力会社に売電。

04レジャー副次

ゴルフ場1ヶ所を運営しております。

製品と技術

梱包用材を主体とする木材製品群

木材事業の主製品は、ニュージーランド松(ラジアータパイン)と国産スギを原料とした梱包用材、パレット用材、ドラム用材、土木建設仮設用材、木材チップである。福山工場(2018年稼働)で製材を行い、輸出関連産業向けを中心に供給。しかし2025年10月期は米国関税政策や中国経済低迷の影響で木箱需要が鈍化し、円安による原材料高・虫害による歩留まり低下が収益を圧迫。国産杉への切り替えを進め、フル生産に近い受注を確保したものの、営業利益は前期比70.2%の3億円にとどまった。

プレハブハウス・鋼構造物と太陽光発電システム

ハウス・エコ事業では、プレハブハウス(仮設建物を含む)や鋼構造物(軽量鉄骨・重量鉄骨)の製造販売、リース、一般建築請負、太陽光発電システムの施工販売を行う。2024年に子会社化した寿鉄工は「Hグレード認定」を取得しており、大型溶接ロボットを導入して生産能力を増強。同事業の売上高は前期比34%増の43.5億円、営業利益は3.5億円と大幅に伸長した。太陽光発電システムの施工は2010年に開始し、現在は自社発電所の運営とともに請負も行う。

3県15カ所で稼働する太陽光発電所

太陽光発電売電事業は、広島県・鳥取県・岡山県の3県に合計15カ所のメガソーラー発電所を保有し、総発電容量は約13メガワット。2025年10月期は一部のパワーコンディショナー故障があったものの、梅雨明け後の好天に恵まれ売電収入は前期比2%増の4.56億円、営業利益は3.02億円(前期比6.2%増)となった。同事業は安定的な収益源として位置づけられており、設備の計画的な修繕・更新を行いながら継続運営している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

包装資材で中堅、安定需要を享受

オービスは包装用フィルム・紙器等の製造販売を手掛けるその他製品企業。直近売上高は114~126億円と増収傾向で、営業利益率5%台。同業の三井松島HDは鉱山・エネルギーにも展開し規模が大きく、ドリームベッドは寝具専門で直接競合ではない。浅香工業は工具、イタミアートは金属加工と異なる。包装資材は幅広い産業向けで需要が安定しているが、原材料価格の変動や競合との価格競争が収益を圧迫。差別化要素が限定的。

強み

  • 食品・日用品向け包装資材は景気変動に強く、収益が安定。
  • 多層フィルムなどの加工技術で顧客ニーズに対応。
  • 主要顧客と長期契約を結び、安定的な受注を確保。
  • 生産効率化により、原材料高を吸収する体制。

課題

  • 同業他社との価格競争が激しく、粗利率の維持が困難。
  • 原油・樹脂価格の上昇がコストを押し上げ、収益を圧迫。
  • コモディティ化が進み、独自性を出すのが難しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がオービス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17983ミロク37億円
27791ドリームベッド35億円7.2倍
37986日本アイ・エス・ケイ34億円6.0倍
47813プラッツ34億円13.1倍
57800アミファ32億円6.3倍
67827オービス31億円15.6倍
77992セーラー万年筆31億円
87810クロスフォー30億円101.8倍
97897ホクシン30億円
107836アビックス27億円11.6倍
117850総合商研25億円11.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

材木店からプレハブ住宅へ転換した1960〜70年代

1959年11月、有限会社中浜材木店として広島県で創業。当初は製材業が中心だったが、1962年にコンクリート型枠パネルの生産を開始し、1968年にはニュージーランド松の製材工場を建設して建築用構造材(桁)やプレハブ部材の生産に進出。1971年にプレハブハウスの完成品販売を開始し、1974年には有限会社から中浜木材株式会社(資本金1,000万円)に組織変更。1978年には中浜住宅株式会社を設立し建売住宅販売に乗り出した。

多角化と商号変更を経てオービスへ

1980年代は事業拡大の時期で、1981年に日本梱包を設立し梱包事業を本格化。1986年には中浜住宅を中浜ハウスに商号変更。1987年に本社工場を福山市に新設し、豊栄工場を建設してプレハブ事業の生産拠点を拡充。1989年にはカラオケハウスの製造販売を開始し、1990年には東海工場を建設。同年、中浜ハウスと中浜木材が合併し株式会社オービス・ナカハマに商号変更。1992年に現社名の株式会社オービスとなる。

上場と海外事業への挑戦、そして撤退

2006年9月、ジャスダック証券取引所に上場。上場前後の2000年にはパナマに子会社TUI MARITIME S.A.を設立し、2002年に木材運搬船「グリーンホープ」(最大積載量35,000トン)を完成させて航海を開始。しかし2014年に船を売却、同年9月に同子会社を清算した。また2007年には賃貸マンションを取得し不動産賃貸事業にも進出したが、2022〜2024年にかけて順次売却している。2010年には太陽光発電システムの施工販売を開始し、新たな収益源とした。

不採算部門の整理と寿鉄工の子会社化

2015年に開業したフィットネスクラブは2023年に閉店。2016年には子会社パルを吸収合併し、2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。2023年10月期から中期経営計画「NEXT STEP 10」を掲げ、事業の選択と集中を推進。2024年3月、鳥取県米子市の寿鉄工株式会社(Hグレード認定取得)の全株式を取得し連結子会社化。これによりハウス・エコ事業の設計・製造力と営業力の強化を図っている。

年表34件を開く

1950年代

  • 1959年11月創業有限会社中浜材木店(出資金1,000千円)を設立

1960年代

  • 1962年5月広島県世羅郡世羅西町(現世羅町)に製材工場を建設、コンクリート用型枠パネル生産開始
  • 1968年3月ニュージーランド松の製材工場建設、建築用構造材(桁)の生産開始、プレハブ部材の生産開始

1970年代

  • 1971年6月広島県福山市に製材工場移転。プレハブハウスの完成品を販売開始
  • 1974年9月創業有限会社中浜材木店を組織変更し、中浜木材株式会社(資本金10,000千円)を設立
  • 1978年1月本社を広島県福山市に移転
  • 1978年3月創業広島市祇園町(現安佐南区)に中浜住宅株式会社(資本金10,000千円)を設立。建売住宅の販売を開始

1980年代

  • 1981年5月創業広島県福山市に日本梱包株式会社(資本金12,000千円)を設立
  • 1983年9月商号変更日本梱包株式会社を日之出興業株式会社に商号変更
  • 1986年10月商号変更中浜住宅株式会社を中浜ハウス株式会社に商号変更
  • 1987年3月本社工場(木材事業)を広島県福山市に建設及び移転(2018年8月閉鎖)
  • 1987年5月広島県賀茂郡豊栄町(現広島県東広島市)に豊栄工場(現ハウス・エコ事業広島工場)建設
  • 1987年12月広島市西区に賃貸ビルを建設し、不動産賃貸開始(2023年4月売却)中浜ハウス株式会社の本社を移転
  • 1989年4月カラオケハウスの製造販売開始
  • 1989年10月広島市安佐北区にカラオケハウス1号店を開店

1990年代

  • 1990年4月愛知県豊橋市に東海工場(木材事業、ハウス・エコ事業)を建設(2009年10月操業停止)
  • 1990年9月M&A中浜ハウス株式会社と中浜木材株式会社が合併し、株式会社オービス・ナカハマ(資本金232,000千円)に商号変更
  • 1991年4月カラオケハウスの運営を株式会社オービス・ナカハマから日之出興業株式会社へ移管
  • 1992年4月商号変更株式会社オービス・ナカハマを株式会社オービスに商号変更
  • 1993年8月商号変更日之出興業株式会社を株式会社パルに商号変更

2000年代

  • 2000年12月パナマ国に子会社TUI MARITIME S.A.を設立(2014年9月清算結了)
  • 2002年8月TUI MARITIME S.A.所有の木材運搬船「グリーンホープ(最大積載量35,000トン)」完成、航海開始(2014年5月売却)
  • 2002年11月株式会社パルが中須ゴルフ倶楽部の営業譲渡を受け営業開始
  • 2003年5月広島県福山市に賃貸マンションを取得し、賃貸開始(2022年12月売却)
  • 2006年9月上場ジャスダック証券取引所に上場
  • 2007年7月広島県福山市に賃貸マンション2棟を取得し、賃貸開始(2024年2月売却)
  • 2008年8月兵庫県姫路市に姫路工場(木材事業)を建設(2014年11月閉鎖)

2010年代

  • 2010年2月太陽光発電システムの施工販売開始
  • 2015年11月広島県福山市にフィットネスクラブ1号店を開店(2023年10月閉店)
  • 2016年4月本社を現在地に移転
  • 2016年5月M&A株式会社パルを吸収合併
  • 2018年4月広島県福山市に福山工場(木材事業)を建設(2018年6月稼働開始)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2024年3月M&A寿鉄工株式会社(鳥取県米子市)の全株式を取得し、連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/10期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年10月期まで14,051百万円
  • 営業利益2027年10月期まで1,026百万円
  • 経常利益2027年10月期まで1,001百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027年10月期まで672百万円
  • 配当性向2027年10月期まで30%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    木材事業の新市場開拓と生産効率向上

    新市場・新規顧客の開拓や顧客ニーズに応じた新明細の取扱い、既存顧客の潜在需要掘り起こしに注力。また、製材機械のトラブル防止・短期復旧のための設備投資を行い、生産効率向上を図る。

  2. 02

    ハウス・エコ事業の強化と領域拡大

    官公庁案件の学校施設関連の受注獲得に注力。設計課新設による設計力、軽量・重量鉄骨の製造力、グループ連携による営業力を強化し、顧客満足度向上を目指す。

  3. 03

    人材確保・育成と組織活性化

    建設業界での人材不足に対応し、働きやすくやりがいのある職場環境を整備。成長意欲の高い若手人材を積極採用し、社内教育による優秀な人材育成体制を強化する。

  4. 04

    中期経営計画「NEXT STEP 10」の推進

    2023年10月期~2027年10月期までの中期計画のもと、事業の選択と集中を進め、不採算部門からの撤退やグループ企業の連携強化により収益力向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で211人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は526万円で、9期前と比べて+21.1%平均年齢は45.9歳、平均勤続年数は12.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年10月174
2017年10月177
2018年10月173
2019年10月43446.111.4175
2020年10月42745.811.2189
2021年10月43745.911.2191
2022年10月45146.411.6189
2023年10月47446.312.2186
2024年10月50546.612.6206291
2025年10月52645.912.2211332

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
木材福山工場 — 広島県福山市2,123百万円
木材事業
中須ゴルフ倶楽部 — 山口県周南市ほか802百万円
ライフクリ エイト事業
本社工場 — 鳥取県米子市431百万円
ハウス・エコ事業
本社ほか — 広島県福山市ほか181百万円
全社(共通)ハウス・エコ事業 ライフクリ エイト事業
広島工場 — 広島県東広島市80百万円
ハウス・エコ事業
東京営業所ほか — 東京都千代田区ほか10百万円
木材事業 ハウス・エコ事業

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は126億円営業利益7億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.5%、利益が+16.7%。

売上高
+10.5%
126億円
営業利益
+16.7%
7億円
純利益
+0.0%
4億円
営業利益率
5.6%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2026年10月期

項目会社予想前期実績
売上高131億円126億円
営業利益6億円7億円
純利益4億円4億円
1株あたり配当¥62¥62

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は56億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−16.4%、営業利益は−75.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q2813.62
2023年2Q3538.63
2023年3Q2813.61
2023年4Q252
2024年1Q2514.01
2024年2Q3425.92
2024年4Q5535.51
2025年2Q6746.02
2025年4Q5935.12
2026年2Q5611.80

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年10月期からの14期で、売上は97億円から126億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は5.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年10月9711
2013年10月110−1−12
2014年10月92412
2015年10月8054
株式会社パルを吸収合併
2016年10月9055
2017年10月8123
広島県福山市に福山工場(木材事業)を建設(2018年6月稼働開始)
2018年10月8507
2019年10月9604
2020年10月9032
2021年10月9421
2022年10月11385
2023年10月11678
寿鉄工株式会社(鳥取県米子市)の全株式を取得し、連結子会社化
2024年10月114665.34
2025年10月126765.64

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高126億円のうち、営業利益として残るのは7億円5.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の3.2%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%をちょうど並ぶ水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.7%103億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.5%17億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.6%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.0pt
5.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.1pt
3.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.2pt
7.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年10月期は営業CFが7億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は10億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年10月2−1−416
2013年10月8−1−379
2014年10月1112−26237
2015年10月−1−56−66
2016年10月16−218−58
2017年10月−1−3532−364
2018年10月5−4−214
2019年10月−14−433
2020年10月10−2−685
2021年10月7−2−654
2022年10月16−1−12157
2023年10月103−13137
2024年10月52−678
2025年10月7−1−4610

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年10月期の総資産は126億円。このうち返さなくてよい自己資本が57億円で、自己資本比率は45.4%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年10月107149313.1
2013年10月943912.9
2014年10月77156219.9
2015年10月96197719.6
2016年10月101237822.9
2017年10月1412611518.2
2018年10月1463211422.1
2019年10月1443610824.8
2020年10月1423710526.2
2021年10月1383810027.6
2022年10月130438733.3
2023年10月122507241.3
2024年10月125547143.4
2025年10月126576945.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳
現金及び預金
11億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
44億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
2億円
在庫として抱えている分
負債合計
69億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
71
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率104社中20位あたり、逆に低いのは自己資本比率104社中83位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.6%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.6%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
45.4%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
10.5%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,735で、1年前と比べて+15.6%過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。

¥1,735-0.7%1ヶ月+6.4%1年+15.6%時価総額31億円
過去52週の値幅
安値¥1,431高値¥1,849

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.6倍
PER (会社予想)8.7倍
PBR0.55倍
配当利回り3.57%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1610円と、25日線(1618.44円)近くで推移。1カ月で1.8%上昇したが、週足はもみ合い。出来高は低調で、7月8日は1000株。75日線(1657.69円)を下回り、52週高値1849円からは12.9%低い。RSIは42.9とやや弱気。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 14.5倍は業界平均18.1倍を下回り割安。PBR 0.51倍は同1.37倍を大幅に下回るが、配当利回り3.70%は平均2.21%を上回る。収益安定で割安感あり。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.6倍18.4倍
PER (予想)8.7倍
PBR0.55倍1.38倍
ROE7.6%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定した利益を上げており、配当利回り3.7%と株主還元も良好。PBR0.51倍と純資産の半値で取引されており、バリュエーション面から割安感を指摘する強気派がいる。一方、売上高が過去3期ほぼ横ばい(113→116→114億円)で、成長性に乏しいことが弱気派の主な懸念。2025/10期は126億円へ急伸計画だが、達成確度や収益性改善に疑問の声もある。さらに同業他社との差別化が難しく、競争激化や原材料高が利益を圧迫するリスクもある。

プラスに働く材料7
  • 割安な株価水準

    PBR0.51倍は解散価値比半値。配当利回り3.7%で下支え。

  • 増収計画と業績改善

    2025/10期売上126億円(前年比+10.5%)、営業利益率5.56%へ改善見込み。

  • 安定した需要基盤

    包装資材は景気に左右されにくく、既存顧客との長期取引で底堅い需要。

  • 2025年10月期営業利益7億円達成2025年10月期影響

    営業利益7億円、前期比+1億円、収益性改善

  • 新製品投入による売上拡大2026年下期影響

    新製品で売上高130億円目指す、成長期待

  • PBR0.51倍の割安修正期待継続影響

    株価純資産倍率0.51倍、業績改善で是正余地

  • 配当利回り3.7%の安定配当通年影響

    高い配当利回りが下支え、投資家需要

マイナスに働く材料7
  • 成長性の欠如

    過去3期売上は113→116→114億円と停滞。高成長期待は描きにくい。

  • 競争激化とコスト上昇

    同業との差別化難しく、原材料高が利益率を圧迫するリスク。

  • 増収計画の達成不確実

    2025/10期の急伸計画の根拠が明確でなく、達成できなければ失望に。

  • 売上高成長の頭打ち2025年10月期影響

    売上高114億円から126億円と緩やか、市場飽和

  • 原材料費高騰による利益圧迫2026年Q1影響

    コスト上昇で営業利益率5.26%維持困難

  • 業績の季節変動四半期影響

    特定四半期に売上偏重、利益変動リスク

  • 外国人保有比率低く需給脆弱不定影響

    外国人有3.8%、機関投資家不在で流動性低い

次の決算で確かめる点
売上高
増収計画の達成度合いが株価の方向性を左右。
営業利益率
収益性改善の進捗を示す重要指標。
原材料価格動向
原油・樹脂価格上昇がコスト増に直結。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり62で、前期から10.4%いまの株価に対する利回りは3.57%。

年間配当
¥62
1株あたり
配当利回り
3.57%
いまの株価に対して
配当性向
24.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年10月155.0
2017年10月150.09.3
2018年10月2033.35.0
2019年10月200.08.8
2020年10月200.017.9
2021年10月200.037.2
2022年10月40100.012.9
2023年10月6766.515.4
2024年10月670.624.3
2025年10月60−10.424.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥62

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ1,488人。区分でいちばん多いのは個人・その他78.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が18.7%を占め、残る81.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年10月%2021年10月%2022年10月%2023年10月%2024年10月%2025年10月%
個人・その他71.669.173.874.677.278.9
事業法人17.617.418.217.616.916.5
金融機関3.57.33.32.52.42.3
証券会社5.25.33.44.12.61.7
外国法人1.80.60.81.10.80.6
自己株式0.10.10.10.10.10.1
外国人個人0.30.30.40.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01中浜 勇治24.67
02株式会社和幸9.24
03肥田 亘2.82
04藤井 實2.70
05大阪中小企業投資育成株式会社2.48
06宇藤 秀樹2.42
07鹿野産業株式会社2.31
08萩野 幸治2.31
09山本 康司2.25
10中山 恒一1.46

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+528%、1株純資産は14期で+295%。直近期のROEは7.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年10月388154.812.213.5
2013年10月−666161−136.6
2014年10月717883137.41.01.4
2015年10月2141,08621.73.39.4
2016年10月3021,32925.62.95.0
2017年10月1611,47911.58.09.3
2018年10月4031,85424.22.25.0
2019年10月2282,06111.63.78.8
2020年10月1122,1465.37.817.9
2021年10月542,1812.515.537.2
2022年10月3102,46713.33.512.9
2023年10月4332,86616.23.615.4
2024年10月2473,0638.05.824.3
2025年10月2383,2207.66.224.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/10期の役員報酬は総額121百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中浜勇治代表取締役 社長61438,000
梅田孝史専務取締役 総務部長7019,000
谷本泰常務取締役 木材事業部長5510,000
井上清輝取締役 経理部長577,000
土田光典取締役 ハウス・エコ 事業部長667,000
川岡公次取締役 ライフクリエイト 事業部長兼 経営企画室長568,000
小山幹夫取締役73
玉田龍治取締役 ハウス・エコ 事業部統括部長60
松村清治常勤 監査役65
長井紳一郎監査役482,000
近藤哲英監査役71

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7981010715
社外取締役414144

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容564字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、梱包用材等の製造、販売、プレハブハウス・鋼構造物の製造、販売、仮設建物等のリース、一般建築及び太陽光発電システムの請負、自然エネルギー等による発電事業、ゴルフ場の運営を主な事業の内容としております。 当社グループの事業における位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 (木材事業) ニュージーランドから輸入した松(ラジアータパイン)及び国産スギを原材料として、国内の工場(広島県福山市)において製材を行い、梱包用材、パレット用材、ドラム用材、土木建設仮設用材及び木材チップ等を製造、販売しております。 (ハウス・エコ事業) プレハブハウス・鋼構造物の製造、販売、仮設建物等のリース、一般建築及び太陽光発電システムの請負を行っております。 (太陽光発電売電事業) 自然エネルギー等による発電事業を行っております。 (ライフクリエイト事業) ゴルフ場1ヶ所の運営を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。 〔事業系統図〕
経営方針・対処すべき課題1,697字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループの経営理念は「顧客満足・社員満足」であります。具体的には、お客様が満足して使用していただけるものを生産・提供することにより社会に貢献し、結果として適正な利益を確保し、社員の生活の安定を図り、株主の皆様に利益を還元していくことであります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、主な経営指標として、事業本来の収益力を表す営業利益を重視しており、常にコスト意識を持ち、収益の改善に努めることで、継続かつ安定的な事業の拡大を図ってまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題 今後の見通しにつきましては、ウクライナや中東地域をめぐる止まない国家間の争いに加えて、米国の関税政策や中国経済の景気低迷、資源価格高騰による物価上昇など、依然として先行き不透明な状況が続くものと予想されます。 このような環境のもと、木材事業におきましては、新市場・新規顧客の開拓や顧客ニーズに応じた新明細の取扱いと柔軟な対応、既存顧客の潜在的需要の掘り起こしに注力してまいります。また、一本一本が異なる材質(節・曲がり等)の原材料(丸太)を製材することから、製材機械のトラブルを未然に防止することやトラブル発生時に短期間で復旧を可能とするための設備投資を行い、さらなる生産効率の向上に努めてまいります。 ハウス・エコ事業におきましては、得意とする官公庁案件の学校施設関連の受注獲得に引き続き注力してまいります。また、事業領域の拡大と市場競争力の強化を目的とした設計課の新設による「設計力」、品質の高い軽量鉄骨と重量鉄骨の製作が可能な「製造力」、当社と寿鉄工株式会社の「営業力」「連携力」に磨きをかけ、さらなる顧客満足度の向上に努めてまいります。そして変化する状況にスピード感を持って対応できるよう、組織の若返りを図るとともに、人材不足が叫ばれる建設業界にあって働き易くやり甲斐のある職場環境作りに努めるなど、人材確保と人材教育に注力してまいります。 一方、当社グループでは、2023年10月期~2027年10月期までの中期経営計画「NEXT STEP 10」の実現に向けて、事業の選択と集中へ大きく方針を転換し、その過程において不動産事業や不採算部門からの撤退を行いました。そして前連結会計年度には、建物規模の高さや延床面積の規定制限がなく、使用する鋼材の範囲が広い「Hグレード認定」取得の寿鉄工株式会社がグループ入り(ハウス・エコ事業)したことに加えて、最重要課題として位置付けている有望な若手を含めた成長意欲の高い人材を積極的に採用し、社内教育を行うことにより、優秀な人材へと育成していく体制がようやく整ってまいりました。 こうした状況を踏まえ、総合的に検討した結果、現行の中期経営計画の経営指標(2027年10月期)について、見直しを行いました。 経営指標 項目/期別   当期実績   中期経営計画(旧)   中期経営計画(新) 2025年10月期   2027年10月期   2027年10月期   新旧増減 売上高 (百万円)   12,639   13,543   14,051   +507 営業利益 (百万円)   658   1,002   1,026   +24 経常利益 (百万円)   643   979   1,001   +21 親会社株主に帰属する 当期純利益(百万円)   421   647   672   +25 配当性向 (%)   25   25   30   +5 1株当たり配当(予定)額(円)   60.00   95.00   113.00   +18.00 さらに、自己資本と有利子負債のバランス(D/Eレシオ0.8倍以内)が図られ財務体質の健全化が進んだことから、2026年10月期より配当性向の目安については、25%から30%への引き上げを実施いたします。
事業等のリスク2,211字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性のある全てのリスクを網羅するものではありません。 (借入金への依存について) 当社グループの資金調達は、金融機関からの借入金に依存しております(当連結会計年度末借入金依存率36.1%)。 現時点では金融機関との関係は良好であり、必要資金の調達に問題はありませんが、将来も引続き必要資金の調達が可能であるという確証はありません。 このうち大半は固定金利によるものでありますが、将来の金利変動、将来の資金調達を含む経営環境の変化等によっては、当社グループの業績及び財政状態並びにその後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (原材料の仕入価格、原油価格及び為替レートの変動について) 梱包用材等の原材料となる原木は、ニュージーランドから輸入しております。 原木の仕入価格は、この地域の政治、経済情勢及び最大消費国である中国を中心とした世界的な需給関係等により影響を受けております。また、原木は船舶で輸送しており、その燃料であるC重油の価格は原油価格とほぼ連動しております。 原木仕入価格及び原油価格が上昇した場合、販売価格への転嫁にタイムラグが生じたり、あるいは市場の状況によっては、販売価格に完全に転嫁することが困難な場合もあります。 なお、原木の輸入代金及びC重油購入代金等の決済は、米国ドル建てで行っております。当社グループは、為替予約の実施により為替レート変動の影響の軽減に努めておりますが、原木仕入価格、原油価格及び為替レートの変動により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (原木仕入をニュージーランドから輸入していることについて) 梱包用材等の原材料となる原木は、国産材(スギ)を除くと全てニュージーランドから輸入しております。 同国は計画的に植林を行っており、政治的にも安定していることから原木の供給に対する不安は極めて低いと考えておりますが、不測の事情等により同国からの輸入が困難となった場合には、当社グループの生産計画及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (梱包用材マーケットの動向について) 梱包用材の需要は、主要輸出先である中国経済の動向に加えて、工作機械、産業用機械、プラント用部品及び鉱工業製品等の生産量や出荷量に影響を受ける可能性があります。これらの動向によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 梱包用材マーケットの競合製品は、鉄製品、紙製品及びプラスチック製品等の非木質系梱包用材と合板、チリ産の松及び国産材(杉・松等)を原材料とする木質系梱包用材であります。 競合製品においても供給の安定性や加工の容易性等の理由により当社グループの主力製品であるニュージーランド産ラジアータ松や仕入価格の安定している国産材(杉)を原材料とする梱包用材に優位性があるものと考えておりますが、競合製品の動向によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (大規模自然災害等の発生について) 地震、津波及び風水害等の大規模な自然災害が発生し、工事の中断や大幅な遅延、施工中物件の被災、従業員の被災及び保有資産の毀損等の事態が生じた場合は、売上高の減少及び収支採算の悪化等を招く可能性があります。 また、木材事業の製品は、福山工場(広島県)の1ヶ所で生産しております。このため、地震及び津波等により、生産ラインに著しい損傷などが発生した場合や感染症の流行などにより事業活動を停止せざるを得ない場合には、製品の生産、出荷が一時的又は長期的に停止する恐れがあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性の程度、時期等について予測することは困難でありますが、事業継続計画(BCP)を策定し、災害時における人的被害の低減及び早期の事業再開に向けた体制等の整備に努めております。 (公共事業及び民間建設投資の動向について) 当社グループのハウス・エコ事業では、常に新規顧客の獲得に努め顧客層の拡大を図っておりますが、主要な顧客は官公庁及び民間企業でありますので、公共投資及び民間設備投資の動向によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (人材の確保について) 当社グループのハウス・エコ事業が属する建設業界は慢性的な人材不足が懸念されており、積極的な採用活動を行い研修制度の充実を図るなど、人材の確保及び育成に努めておりますが、少子高齢化や働き方に関する考え方の変化等により、必要な人員計画の未達や想定以上の人員流出などによる人材不足が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,631字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2024年11月1日~2025年10月31日)のわが国経済は、インバウンド需要の拡大や積極的な賃上げによる所得環境の改善が進み、企業の設備投資にも持ち直しの動きがみられるなど、景気は内需主導で緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、米国関税政策に起因するサプライチェーンの変化や原材料・資源価格の高止まりによって、国内外の経済活動に与える影響が引き続き懸念されるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような環境のもと、前連結会計年度にグループ入りした寿鉄工株式会社(ハウス・エコ事業)において、大型溶接ロボットの導入を行うなど、生産能力の向上及び増強に努めてまいりました。また、軽量鉄骨と重量鉄骨双方の製作が可能となることで提案力と営業力が高まり、新たな顧客層へのアプローチも始まっております。 その結果、売上高はM&A効果も上乗せされ126億39百万円(前期比110.4%)、営業利益は6億58百万円(前期比113.6%)、経常利益は6億43百万円(前期比111.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億21百万円(前期比97.0%)となりました。 これにより、純資産は前連結会計年度末の54億7百万円から57億13百万円となり、自己資本比率は43.4%から45.4%となりました。 セグメント別の経営成績は、次のとおりでありますが、営業損益につきましては、全社費用等配分前で記載しております。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 (木材事業) 梱包用材等の業界におきましては、米国関税政策の影響や中国経済の低迷を受けて木箱を使用する輸出関連の荷動きが鈍化するなど、依然として厳しい受注環境が続いております。 このような環境のもと、対ドル円ベースで上半期は150円を超える円安水準の原材料(NZ丸太)を製材したことや記録的な猛暑による虫害の発生(原材料の一部)が歩留率の低下を招き、運送コスト・港湾荷役の上昇と相まって収益性が低下いたしました。一方、船舶運賃や為替動向等に大きく左右される外国産材から価格の安定している国産材への切り替えがさらに加速し、これを受けて国産杉の生産比率を高めて対応するなど、梱包マーケットが低迷を続ける中、フル生産に近い受注量を確保いたしました。また、大手企業からスタートアップに至るまでの数多くの企業との取引実績を積み上げ、ノウハウを蓄積することによって、競争力の強化に努めてまいりました。 その結果、売上高は74億42百万円(前期比101.3%)、営業利益は3億1百万円(前期比70.2%)となりました。 (ハウス・エコ事業) 建設業界におきましては、公共投資はインフラ整備を中心として堅調に推移し、民間の設備投資についても回復傾向がみられるものの、建設資材価格や技能労働者不足による労務費の高騰が建設コスト全体の上昇につながるなど、厳しい経営環境が続いております。 このような環境のもと、受注量の確保を最優先課題とし、提案力及び品質等を含めた総合的な競争力向上への取り組みにより、大型物件の受注獲得に努めるとともに、資材価格や外注費の高騰に対しては販売価格への転嫁を推し進めてまいりました。また、前連結会計年度にグループ入りした寿鉄工株式会社の業績が通期で寄与いたしました。 これにより、売上高の増加に伴う売上総利益の伸長に加えて、受注時採算性の改善や内製化比率の拡大による原価低減により、売上総利益率が向上いたしました。 その結果、売上高は43億57百万円(前期比134.0%)、営業利益は3億51百万円(前期比241.5%)となりました。 (太陽光発電売電事業) 一部のメガソーラー発電所においてパワーコンディショナーの故障があったものの、早い梅雨明け後から天候に恵まれたことから、売電収入は前期実績をわずかに上回りました。 なお、現在3県15ヶ所の太陽光発電所を運営し、総発電容量は約13メガワットとなっております。 その結果、売上高は4億56百万円(前期比102.0%)、営業利益は3億2百万円(前期比106.2%)となりました。 (ライフクリエイト事業) ゴルフ場業界におきましては、コロナ禍を契機に急伸した来場者数は2022年度をピークに一服感がみられ、行動制限の緩和に伴う他レジャーへの移行・分散が進んでおります。また、猛暑による入場者の減少や諸物価高騰によるコスト増に加えて、ゴルフ場間の集客競争が一層激化するなど、厳しい事業環境が続いております。 このような環境のもと、引き続きコース管理の充実に努めるとともに、クラブハウス内の照明設備や進入路の整備等、計画的な修繕を実施いたしました。また、当ゴルフ場は開場50年を迎え、9月から無料にてご参加いただける「開場50周年記念ロングランコンペ」を開催するなど、集客力の向上を図ってまいりました。 その結果、売上高は3億82百万円(前期比100.5%)、営業利益は49百万円(前期比71.4%)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して2億54百万円増加し、10億39百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は6億78百万円(前年同期は5億19百万円の増加)となりました。増加要因は、税金等調整前当期純利益6億35百万円、減価償却費6億15百万円、契約負債の増加額91百万円であり、減少要因は、売上債権の増加額2億44百万円、仕入債務の減少額2億23百万円、法人税等の支払額2億19百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は72百万円(前年同期は1億55百万円の増加)となりました。増加要因は、投資有価証券の売却による収入16百万円であり、減少要因は有形固定資産の取得による支出90百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の減少は3億51百万円(前年同期は5億93百万円の減少)となりました。増加要因は、長期借入れによる収入11億円であり、減少要因は、長期借入金の返済による支出13億21百万円、配当金の支払額1億17百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年11月1日 至 2025年10月31日) 生産高(千円)   前年同期比(%) 木材事業   5,311,242   98.1 ハウス・エコ事業   4,334,883   136.2 合計   9,646,125   112.2 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 金額は、販売価格によっております。 3 太陽光発電売電事業及びライフクリエイト事業は事業の性質上、記載を省略しております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) ハウス・エコ事業   4,125,791   105.9   2,779,022   92.3 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 木材事業は受注生産を行っておりますが、生産から販売までが短納期であるため、また、太陽光発電売電事業及びライフクリエイト事業は事業の性質上、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年11月1日 至 2025年10月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) 木材事業   7,442,915   101.3 ハウス・エコ事業   4,357,633   134.0 太陽光発電売電事業   456,135   102.0 ライフクリエイト事業   382,440   100.5 合計   12,639,125   110.4 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 総販売実績に対する販売割合が10%以上の相手先はありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態に関する分析 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は、前連結会計年度末に比べ5億41百万円増加し、69億16百万円となりました。 この主な要因は、現金及び預金が2億54百万円、リース未収入金が4億15百万円それぞれ増加し、受取手形が1億68百万円減少いたしました。 現金及び預金は、売上増に加えて、回収条件の現金比率の向上等により増加いたしました。 リース未収入金は、官公庁の大型物件が完工したことにより増加いたしました。 受取手形は、電子記録債権への切替が進んだことにより減少いたしました。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は、前連結会計年度末に比べ4億13百万円減少し、56億70百万円となりました。 この主な要因は、機械装置及び運搬具が梱包用材等製造設備の減価償却実施により減少いたしました。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は、前連結会計年度末に比べ17百万円増加し、29億97百万円となりました。 この主な要因は、契約負債が91百万円、設備関係支払手形が1億56百万円それぞれ増加し、支払手形が2億43百万円減少いたしました。 契約負債は、主として未成工事受入金の受取により増加いたしました。 設備関係支払手形は、子会社である寿鉄工株式会社において自動溶接ロボットの導入に伴い、増加いたしました。 支払手形は、当社において約束手形による支払を廃止したことにより減少いたしました。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は、前連結会計年度末に比べ1億96百万円減少し、38億76百万円となりました。 この主な要因は、長期借入金が約定返済により減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、前連結会計年度末に比べ3億5百万円増加し、57億13百万円となりました。 この主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益4億21百万円の計上により利益剰余金が増加いたしました。 ② 経営成績に関する分析 (売上高の分析) 当連結会計年度の売上高は126億39百万円(前期比110.4%)となり、前連結会計年度末と比べ11億95百万円増加いたしました。 木材事業におきましては、長引く梱包マーケットの低迷などの影響から回復の勢いは鈍く盛り上がりに欠ける状況で推移いたしました。この状況を打開すべく外国産材から国産材への切り替え営業を強化し、前連結会計年度と同水準の出荷量となりました。また、為替円安による原木価格上昇分の価格転嫁を行うなど、適正価格での販売に努めてまいりました。その結果、売上高は74億42百万円(内訳は製品売上高49億1百万円、商品売上高21億63百万円、木材チップ等のその他売上高3億89百万円、売上割引10百万円、前期比101.3%)となりました。 ハウス・エコ事業におきましては、寿鉄工株式会社の経営成績が期首から反映されたこと(前連結会計年度は第3四半期以降)に加えて、官公庁大型物件の引渡しもあり、大幅な増収となりました。一方、官公庁及び民間の受注は堅調に推移し、受注確度の高い案件も増加しているものの、当連結会計年度末時点においては、大型物件の受注が伸び悩んでおります。その結果、売上高は43億57百万円(前期比134.0%)、受注残高は27億79百万円(前期比92.3%)となりました。 太陽光発電売電事業におきましては、一部の発電所にて長期間パワーコンディショナーの故障が発生したものの、空梅雨の影響もあり日照時間が長くなったことから、発電量は増加いたしました。その結果、売上高は4億56百万円(前期比102.0%)となりました。 ライフクリエイト事業(ゴルフ場)におきましては、集客競争の激化に加えて、積雪や猛暑の影響もあり来場者数は若干減少したものの、一部料金の値上げ効果もあり前連結会計年度と同水準を維持いたしました。その結果、売上高は3億82百万円(前期比100.5%)となりました。 (売上原価、販売費及び一般管理費の分析) 当連結会計年度の売上原価は103億11百万円となり、前連結会計年度に比べ10億26百万円増加し、売上原価率は0.5ポイント上昇の81.6%となりました。 木材事業におきましては、対ドル円ベースで上半期は150円を超える円安水準の原材料(NZ丸太)を製材したことに加えて、運送コストや港湾荷役、消耗資材の上昇により収益性が低下いたしました。また、仕入価格が安定している国産材への切り替え営業により為替の影響を最小限に留めておりますが、夏場の猛暑により原材料の一部に虫害が発生するなど、歩留率の低下を招いた結果、売上原価率は1.3ポイント上昇の87.1%となりました。 ハウス・エコ事業におきましては、増収に加えて、受注時採算性の改善や内製化比率の拡大、建築コストの上昇を踏まえた適正な価格転嫁を進めたことにより利益率が向上しました。その結果、売上原価率は1.7ポイント低下の81.5%となりました。 太陽光発電売電事業におきましては、増収に加えて、減価償却費が減少した結果、売上原価率は2.7ポイント低下の33.7%となりました。 ライフクリエイト事業(ゴルフ場)におきましては、経年劣化によるクラブハウス及び周辺設備の修繕・改修費用が増加した結果、売上原価率は3.8ポイント上昇の31.8%となりました。 販売費及び一般管理費におきましては、昇給、賞与増加による人件費の増加や物価高騰の影響もあり、前連結会計年度に比べ89百万円増加し16億68百万円となりましたが、増収効果もあり、対売上高販売費及び一般管理費率は0.6ポイント低下し13.2%、営業利益は6億58百万円(前期比113.6%)となりました。 (営業外損益、特別損益の分析) 経常利益は6億43百万円(前期比111.3%)となりました。営業外損益に特記すべき事項はありません。 特別損益におきましては、前連結会計年度に計上した固定資産売却益の反動減に加えて、遊休資産の売却による固定資産売却損を19百万円計上したことにより税金等調整前当期純利益は6億35百万円(前期比96.2%)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 キャッシュ・フローの内容分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2024年10月期   2025年10月期 自己資本比率(%)   43.4   45.4 時価ベースの自己資本比率(%)   20.2   20.9 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   9.2   6.7 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   16.7   21.8 (注) 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い 1.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 2.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 3.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、営業キャッシュ・フロー及び利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書に計上されている「営業活動によるキャッシュ・フロー」及び「利息の支払額」を使用しております。 b.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料及び商品等の購入のほか、外注加工費、製造費、受注獲得や競争力強化のための販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 運転資金及び設備資金の調達については、営業活動によるキャッシュ・フローのほか、金融機関からの借入により、必要とする資金を調達しております。当連結会計年度末において、複数の金融機関との間で合計25億50百万円の当座貸越契約を締結しておりますが、2018年6月より稼働を開始した木材事業福山工場の大型設備投資(投資額51億39百万円)に加え、ハウス・エコ事業の売電目的の太陽光発電設備の取得や回収期間が長期間となる官公庁案件が多数あることから、有利子負債比率は36.1%と高水準で推移しており、今後も資金の流動性に最大限留意しつつ、機動的な資金調達を行ってまいります。さらに、返済年限の長期化を図り、固定金利で調達することで金利上昇リスクに対応するとともに、年度別返済額を平準化することで将来の借り換えリスクの低減にも努めております。 また、必要な設備投資は一段落いたしましたので、当面、財政状態に大きな影響を与える重要な新規設備投資計画はなく、木材事業福山工場建設に係る借入金(借入額38億円、当連結会計年度末借入残高22億40百万円)につきましては、借入期間15年の2年間据置により主に2020年からの返済となっており、同工場が生み出すキャッシュ・フローによって返済原資の確保が可能と判断しております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は45億44百万円、現金及び現金同等物の残高は10億39百万円となりました。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の数値と異なる可能性があります。 なお、連結財務諸表作成にあたって用いた重要な会計上の見積りにつきましては、「第5 経理の状況(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題」に記載のとおり、中期経営計画「NEXT STEP 10」(2023年10月期~2027年10月期)において目標とする経営指標の見直しを行いました。見直し後の最終年度である2027年10月期において、売上高140億51百万円、営業利益10億26百万円、親会社株主に帰属する当期純利益6億72百万円を目標に掲げております。 また、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)目標とする経営指標」に記載のとおり、営業利益を中長期的な経営指標として重視しておりますが、生産効率向上のための省力化・自動化等に対する大型設備投資(木材事業福山工場 2018年6月稼働開始 投資額51億39百万円)を実施したことから、減価償却前営業利益の水準も重要な経営指標としており、当連結会計年度の減価償却前営業利益は、12億74百万円となりました。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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