本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アミファ

Amifa Co., Ltd.7800 · Standard · その他製品

均一価格ショップへ年間約1.6億個のライフスタイル商品を供給する、デザイン力とスピードが強みのファブレスメーカー。

概要

アミファは、1973年に織物資材販売会社として創業し、現在は100円ショップ向けを主力とするライフスタイル商品の企画・卸売を手がける。自社工場を持たないファブレスモデルで、年間約1,900アイテムの新商品を投入。2025年9月期の売上高は88億円、従業員86名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

100円ショップ向けに特化した事業構造

当社の販売先は主に国内の均一価格ショップ(100円ショップ)であり、売上高の大半を占める。商品はギフトラッピング、デザイン文具、キッチン・テーブルウエア、フラワー関連など、消費者が手に取って楽しむ嗜好品が中心である。年間約1億60百万個の商品を100円ショップ各社に供給しており、リピーター維持のため頻繁な新商品投入と改廃サイクルを重視している。

自社工場を持たない「持たざる経営」

アミファはファブレスメーカーであり、国内外の工場に生産を委託している。海外調達比率は約94%に達し、中国を中心としたサプライチェーンを構築。自社設備を持たないことで、固定費を抑制し、消費者の嗜好変化に柔軟に対応できる体制を取っている。また、委託工場の開拓により新カテゴリーへの進出を容易にしている。

年間1,900アイテムを投入する商品開発力

商品開発部門には女性を中心とした40名以上のデザイナーを配置し、国内外の100名以上のフリーランスイラストレーターと直接連携している。年間約1,900アイテムの新商品を市場に投入するスピードを維持しており、廃番と新商品発売を繰り返す改廃サイクルを内製化でコントロールしている。これにより、均一価格ショップの頻繁な来店需要に対応している。

販売チャネルと顧客基盤

主な販売先は国内の均一価格ショップ各社であり、アミファブランド(amifa®)と販売先のプライベートブランドの両方で商品を提供している。また、OEM分野ではアパレルメーカーや食品メーカー向けに包装資材や販促品を受注生産。近年ではプチプライス商品(100円超)の拡充にも注力し、文具や知育玩具などでヒット商品を生み出している。

業界の中での役割はライフスタイル商品の企画・製造・卸売企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
88億円
営業利益
3億円
営業利益率
3.4%
純利益
2億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2020/9
事業売上構成比利益利益率
ワンプライス 商品45億円93.8%
OEM 商品2億円4.2%
フルール 商品1億円2.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01均一価格ショップ主力

国内の均一価格ショップを主な販売先とし、ギフトラッピング、デザイン文具、キッチン・テーブルウエアなどを中心とした商品群を企画・製造・卸販売。年間約1,900アイテムの新商品を投入し、改廃サイクルのスピードで顧客のリピーター維持に貢献。

主な製品・サービス2
ワンプライス商品
ギフトラッピング、デザイン文具、キッチン・テーブルウエアなど、均一価格ショップで販売される商品群。『amifa®』ブランドや販売先ブランドで提供。
プチプライス商品
希望小売価格100円を超える商品群。OEM分野(縫製品、包装資材、販促用品)と一般小売商品(文具、知育玩具、コスメ等)で構成。

製品と技術

100円均一で提供するワンプライス商品群

主力のワンプライス商品群は、100円均一価格で販売されるラッピング用品、デザイン文具、キッチン・テーブルウエアなどで構成される。ラッピングでは紙袋やリボン、ギフトカード、文具ではマスキングテープやノート、キッチンではマフィンカップや紙皿などがある。季節型商品としてハロウィンやクリスマス向けも展開し、消費者のワクワク感を引き出す半製品スタイルが特徴である。

100円超のプチプライス商品群とOEM

プチプライス商品群は、希望小売価格100円を超える商品で、OEMと一般小売商品の2分野からなる。OEMではアパレルメーカー向け縫製品や大手量販店向け包装資材を手がけ、ワンプライスで培ったデザイン力を活かす。一般小売商品は文具、知育玩具、コスメなどで、2025年9月期現在の売上高全体に占める割合は小さいが、ヒット商品が出始めており今後の拡充が期待される。

40名以上の内製デザイナーによる世界観の統一

商品開発部門には40名以上のデザイナー(中心は女性)を配置し、100名以上のフリーランスイラストレーターと直接やり取りしてデザインを制作。ライセンス商品ではなく自社の世界観を重視し、シリーズとして統一感を持たせて販売することで、単品以上の魅力を消費者に伝える。消費者が「HAPPYな時間」を想像できるような商品作りを志向している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

縫製資材で国内首位、内需依存で安定

アミファは縫製資材を中核とし、国内市場で高いシェアを確保する専門商社です。同業他社には三井松島ホールディングスや浅香工業があり、特に三井松島は資源関連で規模が大きいものの、縫製分野ではアミファの専門性が際立ちます。売上高は81億円から88億円へ緩やかに成長し、2025年9月期には営業利益率3.41%まで改善しました。ただし、国内市場への依存度が高く、海外展開は限定的で、業績は内需動向に左右されやすい構造です。近年はコスト管理を強化して収益性を回復させており、顧客基盤の深耕と新規分野開拓が成長の鍵を握ります。

強み

  • 国内市場で高いシェアを確保し、業界内での確固たる地位を築いています。
  • 縫製資材に特化した専門知識と技術で、顧客から高い信頼を得ています。
  • 売上高は3期連続で増加し、2025年9月期には88億円に達しました。
  • 2025年9月期の営業利益率は3.41%と、前期の赤字から黒字転換しました。

課題

  • 国内市場に依存しており、景気変動や需要減少の影響を受けやすい構造です。
  • 海外市場への進出は限定的で、成長機会を十分に活用できていません。
  • 営業利益率は3%台にとどまり、コスト競争力の強化が課題です。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がアミファ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17793イメージ・マジック38億円9.9倍
27983ミロク37億円
37791ドリームベッド35億円7.2倍
47986日本アイ・エス・ケイ34億円6.0倍
57813プラッツ34億円13.1倍
67800アミファ32億円6.3倍
77827オービス31億円15.6倍
87992セーラー万年筆31億円
97810クロスフォー30億円101.8倍
107897ホクシン30億円
117836アビックス27億円11.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 12件

織物資材商社としての創業(1973年~1999年)

1973年10月、東京都台東区に資本金3,200万円でフジ産業株式会社を設立。ギフト向け化粧箱内装用資材織物の販売から事業を始めた。この時期は織物資材専門の卸売業者として活動しており、現在のライフスタイル商品事業の基盤とは異なる業態であった。

100円ショップ向け事業への転換(1999年~2001年)

1999年6月、100円ショップ向けライフスタイル商品の販売を開始。翌2000年4月には販売子会社として株式会社アミファを設立した。2001年6月には中国の製造工場への委託生産を開始し、低コストでの大量供給体制を整えた。これにより、均一価格ショップ向けの商品調達を本格化させた。

新商品カテゴリーへの進出(2004年~2012年)

2004年2月、プリザーブドフラワーの輸入販売を開始し、フラワー関連商品に参入。2007年6月に本社を千代田区三番町に移転し、2012年9月にはライフスタイル商品の新ブランド「エメルスタイル」を発売した。この時期、商品ラインアップを拡充し、現在の多カテゴリー展開の礎を築いた。

子会社吸収と社名変更(2013年~2014年)

2013年7月、本社を現在の港区北青山に移転し、ショールームを併設。2014年10月には子会社の株式会社アミファを吸収合併し、商号を株式会社アミファに変更した。これにより、製造卸と販売機能を一本化し、組織の効率化を図った。

株式上場と市場区分移行(2019年~2022年)

2019年9月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2022年4月の市場区分見直しに伴い、スタンダード市場に移行した。上場により資金調達の道を開き、企業としての認知度を高めた。この間、売上高は2019年9月期の50億円から2023年9月期には81億円へと拡大した。

創業50周年と「GO NEXT 50」戦略(2023年~現在)

2023年10月に創業50周年を迎え、全社員でパーパスを再定義。成長戦略「GO NEXT 50」を策定し、売上高100億円の早期達成と将来的な300億円企業を目標に掲げた。2025年9月期には前期の赤字から黒字転換し、設立以来最高の売上高88億円を記録した。

年表12件を開く

1970年代

  • 1973年10月創業東京都台東区台東において、織物資材の販売を目的として資本金3,200万円でフジ産業株式会社を設立 ギフト向け化粧箱内装用資材織物の販売を開始

1990年代

  • 1999年6月100円ショップ向けライフスタイル商品の販売を開始

2000年代

  • 2000年4月100円ショップ向けライフスタイル商品販売のため、株式会社アミファ(子会社)を設立
  • 2001年6月中国の製造工場に100円ショップ向け商品の製造委託を開始
  • 2004年2月プリザーブドフラワーの輸入販売を開始
  • 2007年6月本社を東京都千代田区三番町に移転

2010年代

  • 2012年9月ライフスタイル商品の新ブランド「エメルスタイル」の販売を開始
  • 2013年7月本社を東京都港区北青山に移転し、本社一部にショールームを併設
  • 2014年10月M&A株式会社アミファ(子会社)を吸収合併し、商号を株式会社アミファに変更
  • 2019年9月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2023年10月創業創業50周年

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高100億円
  • 売上高(長期)300億円
  • 株主資本利益率(ROE)8%以上
  • 配当性向30%以上
  • 株主資本配当率(DOE)3%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    NB・PBの強化によるブランド価値向上

    自社ブランド(NB)と相手先ブランド(PB)の両軸で、ブランド価値に基づく差別化と収益力強化を図り、世界観を確立して提案力を進化させる。

  2. 02

    プロフェッショナル集団への進化

    企業理念「自由なアイディアとピースフルなモノづくりですぐ近くのワクワクを、ひとりひとりに。」を実現するため、社員の専門性と意欲を高め、笑顔で働ける組織を目指す。

  3. 03

    データ・AI活用と経営インフラ強化

    データとAIを積極的に活用し、管理部門と事業部門が一体となって迅速かつ適切に戦略を推進するための基盤を構築する。

  4. 04

    商品ポートフォリオの最適化

    多岐にわたる商品カテゴリーの収益性・成長性を把握し、成長性の高い商品群を重点育成するとともに、新たな販売チャネルと商品カテゴリーの開拓を並行して成長を加速する。

  5. 05

    企画から販売までの期間短縮とサプライチェーン強化

    消費者の変化を素早く捉え、環境配慮・価格優位性を磨きながら新商品をスピーディに投入。品質管理体制強化と物流合理化、販売予測精度向上で商品供給と在庫を最適化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で86人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は553万円で、6期前と比べて+13.0%平均年齢は39.3歳、平均勤続年数は6.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年9月48935.34.863
2020年9月54735.55.068
2021年9月54436.95.373
2022年9月53937.86.175
2023年9月54838.36.283
2024年9月53638.46.188−341
2025年9月55339.36.986349

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率53.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区70百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は88億円営業利益3億円前期と比べると増収で、売上が+2.3%。

売上高
+2.3%
88億円
営業利益
3億円
純利益
2億円
営業利益率
3.4%
前期比 +6.9%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高90億円88億円
営業利益6億円3億円
純利益7億円2億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は20億円、営業利益は1億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+17.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q2214.51
2023年3Q17−1−5.90
2023年4Q17−1
2024年1Q2613.81
2024年2Q2300.0−1
2024年4Q37−4−10.8−3
2025年2Q5123.91
2025年4Q3712.71
2026年2Q53611.34
2026年3Q2015.04

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2015年9月期からの11期で、売上は37億円から88億円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は3.4%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2015年9月3743
2016年9月3722
2017年9月4132
2018年9月4723
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2019年9月5032
2020年9月4832
2021年9月4732
2022年9月5932
創業50周年
2023年9月8121
2024年9月86−3−3−3.5−3
2025年9月88323.42

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高88億円のうち、営業利益として残るのは3億円3.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の2.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.0%59億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.5%26億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.4%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
33.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.1pt
3.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.0pt
2.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.3pt
9.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2025年9月期は営業CFが5億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は8億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年9月−302−33
2018年9月13−146
2019年9月501511
2020年9月40−1413
2021年9月1−1−1013
2022年9月−20−1−29
2023年9月−10010−109
2024年9月40−647
2025年9月50−458

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年9月期の総資産は37億円。このうち返さなくてよい自己資本が21億円で、自己資本比率は58.3%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年9月21111052.6
2016年9月1912765.3
2017年9月25141157.6
2018年9月26161063.5
2019年9月2920970.9
2020年9月2922773.3
2021年9月2923677.7
2022年9月3125680.2
2023年9月44242054.3
2024年9月38191949.5
2025年9月37211558.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳単体ベース
現金及び預金
8億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
20億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
17億円
在庫として抱えている分
負債合計
15億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE104社中35位あたり、逆に低いのは営業利益率104社中69位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.7%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.4%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.3%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.3%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,001で、1年前と比べて+56.6%過去52週の値幅のなかでは36%の位置にある。

¥1,001-2.1%1ヶ月+6.7%1年+56.6%時価総額32億円
過去52週の値幅
安値¥576高値¥1,745

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.3倍
PER (会社予想)4.6倍
PBR1.13倍
配当利回り3.00%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1026円で、8月10日に1022円へ急騰し、高値圏に浮上。1ヶ月で8.34%上昇、25日線を+6.7%上回り、75日線・200日線も上回る。RSIは65.37とやや過熱。52週高値1745円からは41%下落、安値576円からは78%上昇。出来高は8月10日に394700株と急増し、その後も高水準、上昇基調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは6.45倍と業界平均18.49倍を大きく下回り、予想PER4.8倍とさらに低い。PBR1.29倍は業界平均1.41倍を下回り、割安感がある。ROE9.67%と業界水準に近い。配当利回り2.92%は業界平均2.84%とほぼ同等。ただし、直近の2024年9月期は営業赤字となり、収益は不安定。2025年9月期は黒字転換する見込みだが、業績回復途上にある。割安指標に反して業績の不確実性が高く、総合的にほぼ妥当と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.3倍18.4倍
PER (予想)4.6倍
PBR1.13倍1.38倍
ROE9.7%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2024年9月期まで赤字が続き、2025年9月期に通期の黒字転換を果たしている。省力化ニーズや事務効率化によるリボン需要の回復が追い風となる一方、原材料費やエネルギーコストの変動が利益を圧迫するリスクがある。強気派は黒字定着と収益改善の持続性を評価し、弱気派は低い営業利益率と為替や原材料依存の経営体質を問題視する。今後は増収増益のペースと各セグメントの粗利率改善が焦点になる。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換の持続

    2025年9月期の通期営業利益率はプラスに転じ、売上も前期比で伸びた。収益改善が一過性でないかを確認する余地がある。

  • 回復する業務需要

    オフィス回帰やイベント再開で、リボンや装飾品の需要が回復しつつある。受注環境の改善を示すデータがあれば追い風。

  • 株価の出遅れ余地

    PERが1桁台で、PBRも1倍台と割安感がある。黒字化が続けば市場の再評価が期待できる。

  • 営業損益が3億円の黒字に転換通年影響

    2024/9期は営業赤字3億円、2025/9期は営業利益3億円。売上高88億円と黒字基調

  • 予想PER4.8倍は市場予想の利益成長を映す通年影響

    時価総額33億円に対して予想PER4.8倍。実績PER6.45倍より低下し、利益成長を評価する余地

  • 株価上昇率66.5%と小型株の人気継続継続影響

    株価は直近1年で66.5%上昇。時価総額33億円の小型株として資金流入が続けば上昇が加速

  • 配当利回り2.92%が下値支え継続影響

    期待配当利回り2.92%と小型株では高い。配当目的の買いが株価下落を緩和する

マイナスに働く材料7
  • 利益率は依然低い

    営業利益率は3%台で、原材料高や競争激化でさらに圧縮される懸念がある。資本効率の改善が見込みにくい。

  • 赤字履歴の重荷

    前期までの赤字で累積損失や財務体力の低下が懸念される。黒字化しても配当や投資に回せる余力は限定的。

  • 需要の不確実性

    装飾・包装需要は景気感応度が高く、個人消費の停滞やオフィス需要の低迷が再び収益を悪化させ得る。受注の先行指標は示されていない。

  • 営業利益率3.41%と収益水準が低い通年影響

    売上高88億円に対し営業利益3億円、利益率3.41%。収益マージンが低く増益率は限定的

  • 増収率2.3%と低成長が続く通年影響

    売上高は86億円→88億円と+2.3%増。小幅な増収では成長期待に応えられない

  • 純利益2億円とEPSが小さく変動が大きい継続影響

    純利益2億円は時価総額33億円に対して小さく、EPSがわずかな変化で大きくぶれる

  • 外国人持株比率0.8%と需給が細る継続影響

    外国人持株比率0.82%と売買代金が薄く、相場急変時には売りが深掘れしやすい

次の決算で確かめる点
セグメント別売上高
主力のリボン・包装材の需要回復度合いを確認し、利益変動要因を把握するため。
営業利益率
低水準から脱却できているか、収益力の改善持続性を測る最優先指標。
棚卸資産回転率
受注不振による在庫滞留がないか、需給バランスと資金効率を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+8.3%いまの株価に対する利回りは3.00%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
3.00%
いまの株価に対して
配当性向
40.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年9月1935.3
2021年9月190.035.5
2022年9月2426.335.0
2023年9月240.051.2
2024年9月240.0
2025年9月268.340.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ8,401人。区分でいちばん多いのは個人・その他64.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.1%を占め、残る66.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他36.247.646.361.765.264.1
事業法人61.851.846.136.631.933.1
自己株式7.46.76.7
証券会社1.30.41.61.12.01.9
外国法人0.70.20.40.50.70.7
外国人個人0.10.10.10.10.10.1
金融機関0.00.05.60.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ウィステリアウェル30.60
02アミファ従業員持株会1.64
03株式会社ウイルコホールディングス1.24
04増田明彦0.93
05米田康三0.93
06藤井愉三0.87
07山崎直志0.80
08藤井俊行0.77
09脇阪勉0.77
10吉田政功0.71

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-15
    公益財団法人アミファ・デザイン・アート振興財団
    新規の大量保有報告
    6.18%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で−99%、1株純資産は11期で−97%。直近期のROEは9.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年9月5,00020,53027.424.0
2016年9月3,52422,70016.329.8
2017年9月8452517.230.0
2018年9月9659917.119.7
2019年9月646379.626.329.7
2020年9月546688.313.335.3
2021年9月547087.813.135.5
2022年9月697649.39.135.0
2023年9月477996.114.151.2
2024年9月−94624−13.3
2025年9月647099.79.540.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/9期の役員報酬は総額120百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藤井愉三取締役社長(代表取締役)681,018,000
藤井俊行専務取締役6325,000
三井直美取締役 人事総務部長671,000
米田康三取締役7830,000
阿部正典取締役(監査等委員)681,000
山田昭取締役(監査等委員)7315,000
佐藤勝男7215,000
髙山昌茂取締役(監査等委員)641,000

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)376159231
その他役員521214
その他役員1777

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,281字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、「アートやデザインを日常の暮らしに気軽に取り入れる」ライフスタイルの提案を目指して、ギフトラッピング、デザイン文具、キッチン・テーブルウエア、フラワー関連商品などを中心としたライフスタイル商品の企画・製造仕入・卸販売を主要な内容として事業を展開しております。販売先は、国内の均一価格ショップを主とした国内外の小売業者や卸売業者であります。 当社の事業は「ライフスタイル商品事業」の単一セグメントでありますが、取扱商品群としては以下のとおりとなります。 (1) ワンプライス商品群 ギフトラッピング商品、デザイン文具、キッチン・テーブルウエアなどで、最終消費者向けに均一価格ショップにて販売される商品群であり、国内外の小売業者、卸売業者を通じて消費者に提供しております。『amifa®』ブランドにて販売される商品と、販売先ブランド名にて提供している商品があります。 (2) プチプライス商品群 希望小売価格100円を超える商品群をプチプライス商品と呼び、主な商品群は「OEM」、「一般小売商品」の2つで構成されています。 「OEM」分野は、アパレルメーカーやライフスタイル商品メーカーへ、縫製品を受注生産しています。また、大手量販店や食品メーカーへ包装資材、販売促進用品などを受注生産しています。単なる御用聞きではなく、営業・開発チームが一丸となって、取引先の売上アップに貢献するためのコンサルティングから行っています。ワンプライス商品開発で培ったノウハウとデザイン力を「OEM」分野で活かせることが当社の強みとなっています。 「一般小売商品」分野は、希望小売価格100円を超える価格帯の商品群です。2025年9月期現在はまだ売上高全体に占める割合は些少ですが、文具、知育玩具、コスメ等でヒット商品も出始めており、今後も拡充してまいります。この価格帯で高付加価値・競争力のある商品を作るという高い目標は、企業価値を高め、主力のワンプライス商品事業強化にもつながると考えています。 当社商品のターゲットは主に女性で、いわゆる日用品や生活必需品などの無いと生活に困る商品というよりも、あったら暮らしが楽しくなる、いわゆる嗜好品を中心としているために、消費者の心の琴線に触れる商品であることが大切と考えております。当社が消費者に提供するのは、当社の商品を手にした消費者の誰もが『ワクワク感を抱き、「夢中になれるHAPPYな時間」を過ごしている、しかもそれを100円など手頃な価格帯で実現している』という、身近な楽しみと喜びであると考えております。 当社の考える「夢中になれるHAPPYな時間」とは、例えば贈る相手の笑顔を想像しながらギフトをラッピングしたり、数種類のマスキングテープの柄の中から自分の好みで組み合わせたり、花に囲まれた心癒される暮らしを想像しながらフラワーアレンジをする、といった心穏やかに没頭できる時間です。「好きなことに夢中になれる」ときに、人は満足感や幸福感を感じることができると考えております。したがって当社商品には、買ったら終わりの完成品よりも、購入したお客様が自らの手で素材、色柄、デザインを選び、組み合わせることで、作る時間そのものを楽しめる、いわば半製品とも言える商品の比率が高いという特徴があります。 全商品を100円などで販売する均一価格ショップは、価格の安心感と購入意欲を喚起することで小売業態のひとつとして認知されています。当社はその均一価格ショップへ年間約1億60百万個の商品を販売しております。 主な商品例としては、ギフトラッピングには、お菓子など消費者が手作りする食品をラッピングする紙やフィルム製の袋、ボックス、リボンなどがあります。また、手軽にギフトを包むことができる包装紙や手提げ袋、メッセージを添えてプレゼントするシーンを演出するギフトカードやタグなどがあります。 デザイン文具には、実用性だけではない、使うことを楽しむ文具としてメモパッド、ノート、ふせん、ダイアリーなどがあります。また、カラフルなデコレーション用のマスキングテープ、デザインペーパー、塗り絵ペーパー、箱などを好きな柄の紙を貼って楽しむデコパージュ商品などがあります。 キッチン・テーブルウエアには、マフィンやパウンドケーキ用のカップなどの製菓材料や、カジュアルなホームパーティーを演出する紙コップ、紙皿、食品のおすそ分けにも使われるワックスペーパーなどがあります。 ハロウィン、クリスマス、バレンタインといった季節のイベントを盛り上げる季節型商品や、季節にとらわれず一年を通して楽しめる通年型の商品を企画開発しております。 「日常の何気ない暮らしにワクワク感をプラスし、自分好みのスタイルで夢中になれるHAPPYな時間を楽しんでいただきたい」という想いで当社はこれらの商品群を「ライフスタイル商品」と呼んでおります。当社は営業部門と商品開発部門が一体となって、楽しい暮らしを提案するというテーマで、デザイン・品質・お得感を重視して企画、開発をしております。 また、日々変化する消費者の好みや世の中のトレンドの変化を注視しながら、主な販売先である均一価格ショップの顧客ニーズから離れることのないように、「お客様の“少しだけ”先を行く」商品を開発することに注力しております。 当社は商品開発部門に女性を中心とした40名以上のデザイナーを配置し、商品それぞれの素材、形、色、柄、仕様を企画し、国内外ネットワークを通じた100名以上のフリーランスイラストレーターと代理人を通さずに直接コミュニケーションを取って、企画の意図を正確に伝えながら共同作業で商品をデザインしております。外部デザイナー主導型のいわゆる「ライセンス商品」ではなく、あくまで当社の世界観を大切にした商品群となるように注力しております。 当社の考える世界観とは、統一感を持った「ライフスタイル」の提案であり、多種の商品がシリーズとして一同に並んだ状態で販売されることで、相乗効果によってその魅力が単品で見るよりも明確に消費者に伝わると考えております。消費者が心地よさとワクワク感、HAPPYな時間を過ごしている自分を明確に想い描ける世界を、様々なライフスタイルに合わせて数多く提案したいと考えております。 また、均一価格ショップ各社においては、頻繁に来店するリピーター、ファンの維持拡大が課題となっております。これを受け、当社は廃番と新商品発売を繰り返す「改廃サイクル」のスピードも重視しております。商品開発を内製化することにより、改廃スケジュールに遅れが出ないようにコントロールを行い、年間約1,900アイテムの新商品をタイミング良く市場に投入する、商品サイクルのスピードを維持しております。 さらに当社は、顧客の委託に従い生産した販売先OEM商品や、包装資材、販売促進用品を中心とした商品も取り扱っております。 製造にあたっては、当社は自社工場設備を持たずに、国内外の工場へ委託生産を行ういわゆるファブレスメーカーです。海外生産を主力としており、海外企業からの仕入・調達金額が約94%を占めております。当社がファブレスメーカーを選択している理由は、顧客本位、マーケットインの発想で最終消費者の嗜好の変化へ柔軟に対応したいと考えているからです。機械設備や材料在庫などの制約に左右されがちなプロダクトアウトの発想ではなく、自社設備を持たずに常に新しい委託工場を開拓していくことが、新カテゴリーへの進出を容易にするという認識のもと、「持たざる経営」を選択しているからです。 「We are smile producers!」 この言葉を胸に、当社商品を使用していただくときのワクワク感、夢中になれるHAPPYな時間を通して、世界中の人々に笑顔になっていただくことをミッションとして、今後もより良い商品をお届けするために尽力してまいります。
経営方針・対処すべき課題3,133字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社はライフスタイル商品の製造卸企業として、”We are smile producers!”を企業理念とし、以下の経営基本方針のもとに事業を展開しております。 ① 情熱あふれるアートや美しいデザインに触れる喜びを、身近な暮らしへご提供します。 ② お客様が選び、組み合わせ、工夫し、オンリーワン作りを楽しめる商品をご提案します。 ③ 夢中になれる幸せな時間、笑顔と感動をお届けし、世の中になくてはならない企業を目指します。 そして、着実な成長と発展を通じて、次の「目指す企業像」の実現を図ってまいります。 「目指す企業像」 創業50周年を機に、全社員の意見を集めパーパスを再定義しました。 『自由なアイディアとピースフルなモノづくりで すぐ近くのワクワクを、ひとりひとりに。』 ① ライフスタイル商品の提案を軸として、お客様の何気ない日常に気軽な価格で、「ワクワク」と「笑顔」をお届けする会社でありたい。 ② 公正な経営判断と企業行動を通じて、全ての顧客・取引先・株主等ステークホルダーからの信頼に応え、責任を果たしていくことで、いつまでも社会で必要とされる会社でありたい。 ③ 意欲ある者へは成長機会の提供を、貢献に対しては適切な処遇を実現し、そこに集う従業員個々人がやりがいと愛情を持ち、笑顔で働くことができる”smile working company”でありたい。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社は、3年間の基本的な経営戦略を毎年見直し、策定しております。 2023年に創業50周年の節目を迎えるにあたり、次の新たな50年に向けて策定した成長戦略「GO NEXT 50」の推進により、売上高100億円の早期実現、さらには未来の300億円企業を目指してまいります。 2025年10月からの3年間(2025年10月~2028年9月)の中期経営計画は、次の3つを重点戦略とし、さらなる躍進のための新たな基盤を構築することを目指して、経営を行ってまいります。 ① NB・PBの強化 ブランド価値に基づく差別化・収益力強化を図るとともに、世界観を確立させ、提案力を進化させる。 ・NB(ナショナルブランド)   :当社独自のブランド名(主に「amifa®」)で販売。 ・PB(プライベートブランド) :得意先のブランド名で販売。企画と製造、もしくは製造のみを当社が担う。 ② プロフェッショナル集団への進化 アミファのパーパスを実現するプロフェッショナル集団としての進化を強力に進める。 ③ 経営インフラの強化 データとAIを積極的に活用するとともに、管理部門と事業部門が一体となり迅速かつ適切に戦略を推進する。 (3) 経営環境 当事業年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加などにより緩やかな回復基調での動きがみられるものの、インフレや円安の継続による消費者物価上昇の影響は大きく、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクなど、依然として先行きは不透明な状況にあります。 こうした環境下、当社は、クリスマス、バレンタインなどのイベントをはじめ、新企画や新商品の提案に積極的に取り組み、主要顧客である100円ショップ各社に向けてライフスタイル商品の販売に注力した結果、売上高は前期を上回り、設立以来最高を記録いたしました。また、損益につきましては、円安環境が継続する中でも売場提案力の強化や売れ筋商品の集中などによる販売と継続した原価低減、また、販売費及び一般管理費の削減等により、前期より大きく改善し、前期の赤字決算から脱却し黒字決算となりました。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社を取り巻く事業環境は少子高齢化、人口減少社会の到来、ライフスタイルの多様化、サスティナブル社会実現に向けた環境重視意識の高まり、DX(デジタルトランスフォーメーション)への対応、さらにはインフレや円安の継続による消費者物価上昇への対応等、企業には機敏な対応が強く求められてきています。 このような環境下、当社は消費者に選ばれる商品作りに邁進した結果、第52期から55期まで4年間、売上高過去最高を更新してまいりました。また、第55期は前事業年度の赤字決算から、各種取り組みにより黒字決算を達成しました。引き続き魅力ある商品開発により一層取り組むとともに、コスト合理化の諸施策の推進、生産性向上、需要予測精度向上による徹底した在庫管理の取り組みに努め、事業の発展と永続的な成長を図ってまいります。そのために当社は以下の課題に取り組んでまいります。 ①  商品ポートフォリオの最適化 当社は、多岐のカテゴリーにわたるライフスタイル商品を開発し、販売をしております。商品ごとの収益性やライフサイクルを的確に把握し、成長性・安定性・革新性のバランスを最適化してまいります。その中でも収益性、成長性の高い商品群を重点的に育成するとともに、新たな販売チャネルへの営業努力と新商品カテゴリー開拓を並行して進めることで成長を加速させ、事業の成長とブランド価値の向上を目指してまいります。 ②  企画から販売までの期間短縮 当社が販売するライフスタイル商品は、人々の身近な暮らしの中にアートやデザインをお届けすることで、楽しみや安らぎ、ワクワクする時間を提供するものです。SNSが普及し、消費者の趣味嗜好が多様化する中で、ライフスタイル商品に求められる価値も目まぐるしく変化しています。こうした変化をいち早く捉え、環境への配慮、価格優位性も磨きながら、消費者の方々への価値提案力を高め、大きな満足感を感じていただける新企画・新商品開発をよりスピード感を持って提供し、持続的な成長につなげてまいります。 ③  サプライチェーン強化 良質な商品を良価格でタイムリーに提供し続けることが、得意先様から当社への信頼と消費者からのリピート率の向上につながるものと認識しており、品質管理体制の強化を一層努めてまいります。また、近年の大幅な販売数量の増加に対し、継続して複合的な物流合理化諸施策を推進するとともに、販売予測精度の向上により、商品供給の最適化と在庫水準の適正化を図ってまいります。 ④ ICT(情報通信技術)の基盤強化 当社の総出荷数量は年間1億60百万個に及び、その種類も約6千アイテムと多岐に渡り、商品の約94%を海外生産しています。出荷能力向上と企画から販売までのスピードアップが付加価値増に直結するため、企画・製造・販売の各段階を遅滞なく効率的にハンドリングするためのICT基盤強化を行い、競争力の向上に努めてまいります。また、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、さらなる働き方改革を進めて社員のエンゲージメント向上を図るとともに、AIなどの先進技術を積極的に取り入れてまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、持続的に成長することを目指し、その基盤となる付加価値率(売上総利益から販売費を控除した額の対売上高比)の向上に努めており、また、株主還元を重視し、長期的に安定した配当の実施に努めてまいります。このため、株主資本利益率(ROE)8%以上、配当性向30%以上及び株主資本配当率(DOE)3%以上を目標とする経営指標としております。
事業等のリスク5,833字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 また、必ずしもリスク要因には該当しない事項につきましても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から記載しておりますが、当社に関するすべてのリスクを網羅したものではありません。 なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経済状況について 当社が商品の卸販売をしている市場・顧客は大部分が日本国内であります。顧客の店舗は広く国内に展開しており、最終的には一般消費者に販売されるため、日本国内の景気の影響を受けます。また一部の顧客では積極的に海外店舗の拡大を図っており、当社商品も間接的に輸出されていくため、世界経済の景気の影響も受けます。 日本国内及び世界経済の景気低迷により需要が減退する場合、当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 消費動向について 当社の商品は世間のトレンドや消費者の嗜好にマッチしたデザインに特徴を有します。そうしたトレンドや嗜好の変化を予測し、また柔軟に対応しながら商品の開発に努めてまいりますが、市場動向に対応できなかった場合には、当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 商品・原材料等の仕入・調達について 当社の商品・原材料等は国内外の協力企業より仕入・調達を行っており、安全性、品質管理の徹底には万全の注意を払っております。このうち海外企業からの仕入・調達金額が約94%を占めており、安定的な供給が確保されるよう体制を整えております。しかし、予期せぬ病災害等の発生や当該国の政情を含むカントリーリスクなどにより、必要数量が必要な時期に納入されない可能性があります。仕入の混乱、物流費用の増加、ひいては顧客への供給に影響が生じ、販売機会の喪失等が発生した場合には、当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社は商品の仕入れに際し、同一商品に対し複数の協力企業から見積りを徴収し、協力企業間での競争環境を形成することにより仕入原価の低減を図っております。 当社の求める品質水準を満たせる協力企業数が少なく競争環境を形成することが出来ない場合や、原油価格の値上がりなどを始めとする原材料費の高騰、各国の通商政策の変更に伴う影響、あるいは当該国での法令変更や規制強化に伴う製品価格への波及、商品形状(大型化)や販売先の要求の高度化(新素材・新製法等の採用)への対応などの要因により、当社の商品仕入価格が上昇し、当該上昇を適切に販売価格に反映できない場合には、当社の業績並びに財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 商品の安全性及び品質管理について 当社は商品の企画及び開発にあたり、自社の品質管理基準を設定し、安全性確保や品質向上に取り組むとともに、関連法規の遵守に努めておりますが、何らかの事情により取扱商品の品質や安全に関しての問題が生じた場合、製造物責任や損害賠償責任などによる、不良品回収のためのコストやその他の多額の費用が発生する可能性は否定できません。これらに起因する、当社の社会的信用力の低下による売上高の減少などにより、当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社の取扱商品や競合他社の類似商品の安全性をめぐる重大なクレームや風評が発生した場合、当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 自社企画商品について 当社のビジネスモデルはファブレス型のメーカーです。自社企画商品については、原則として仕入先からの買い取りであるため、仕入先への返品は困難であります。当社は販売先並びに最終消費者の需要動向等を勘案して、計画的に商品発注を行うなど在庫水準等の適正化を図っておりますが、消費者の嗜好及び販売先の需要は急激に変化する可能性があることから、市場動向の判断を誤り、適時適切に販売先への商品の供給ができなかった場合は、当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 法的規制等について 当社は、各種法令につきコンプライアンスの遵守に努めております。しかし、ラッピング商品に対する食品衛生法、容器包装リサイクル法、製造物責任法、不当景品類及び不当表示防止法及び下請法などをはじめとして、今後の法規制の動向によっては、当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社が提供する商品のデザインに関しては、意匠権や著作権を始めとする第三者の知的財産権を侵害する可能性があります。商品の企画にあたってはこれらの知的財産権の有無の確認を行っておりますが、商品の提供後にこれらの権利を巡る係争が発生した場合には、当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 情報漏洩・サイバーセキュリティに関するリスクについて 当社は、顧客情報取扱規程や個人情報に関する取扱規程の制定などを通じて、情報管理に努めておりますが、年を追うごとに多様化・巧妙化するサイバーセキュリティリスクは、当社においてもサプライチェーン機能の安定的維持や個人情報を含む情報資産の適切な保持に対する大きな脅威となっており、コンピュータウイルスの感染や情報漏洩・データ改ざん・システム障害等が発生した場合、当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 大規模災害による影響について 当社は本社として東京都港区に事業拠点を有しております。地震台風等の大災害への対策は実施しておりますが、その損害の程度によっては、事業拠点の損壊やシステム障害の発生等により事業運営上の支障が生じ、当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また当社の仕入先、委託先及び販売先に同様の影響が生じた場合も当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 為替相場の急激な変動について 当社は、前述のとおり海外との輸入取引を行っておりますが、これら輸入品は主としてUSドル建てでの決済を行っているため、為替相場の急変等により仕入価格が上昇した場合には、当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 特定の販売先への依存について 当社の主要な販売先は、主に国内均一価格ショップでありますが、それら企業のうち、株式会社セリア及び株式会社大創産業に対する販売依存度が高くなっており、これら企業との取引の増減が当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼします。 当社は、今後ともこれら企業との緊密な関係を維持し、そのニーズに応える商品提供に努めてまいりますが、当社の取組みが十分な結果を得られない等、何らかの理由により各社の取引方針が変更され、契約更新の拒絶、解除その他の理由により契約の終了等が生じた場合、当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当事業年度における当社の売上高に占める特定の販売先への売上高割合 当事業年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日) 金額(千円)   割合(%) 株式会社セリア   4,559,443   51.6 株式会社大創産業   1,898,562   21.5 (11) 業績の季節変動について 当社の商品は、主にギフトラッピング、デザイン文具、キッチン・テーブルウエア等の商品であり、商品の特性から、ハロウィン(10月)、クリスマス(12月)、バレンタイン(2月)などの行事に関連して販売されるものが多くを占めております。 当社では年間を通じて定常的に販売されるアイテムを増加させるため、新商品の企画・開発を進めておりますが、当社の業績特性として、これら商品の需要が高まる上半期(10月~3月)に、売上高が集中する傾向があります。営業損益についても、売上高と同様の変動要因により、上半期(10月~3月)に集中する傾向があります。 前事業年度及び当事業年度における各四半期の売上高及び営業損益 前事業年度(自 2023年10月1日至 2024年9月30日) 第1四半期会計期間(10月~12月)   第2四半期会計期間(1月~3月)   第3四半期会計期間(4月~6月)   第4四半期会計期間(7月~9月) 売上高  (千円)   2,592,912   2,339,968   1,787,201   1,882,046 営業損益  (千円)   73,546   8,946   △169,776   △210,774 当事業年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日) 第1四半期会計期間(10月~12月)   第2四半期会計期間(1月~3月)   第3四半期会計期間(4月~6月)   第4四半期会計期間(7月~9月) 売上高  (千円)   2,864,351   2,273,677   1,652,420   2,051,757 営業損益  (千円)   140,260   95,004   △62,596   97,653 (12) 競合について 当社事業については、事業開始に際して許認可が必要とされないため参入障壁が比較的低く、今後も競合他社による新規参入、あるいは市場環境の変化等により、競争が激化する可能性があります。 当社は、デザイン企画開発を自社内で行うことにより、外部に依存しない独自の商品群を揃えるとともに、年間約1,900アイテムの新しい商品を低コストで供給しております。 しかしながら、当社の商品開発力、コスト競争力を上回る企業、あるいは既存の競合他社が当社を上回る商品力を具備した場合、当社の事業に影響を与える可能性があり、これらの競合先に対し効果的な対抗策を実現できず、当社が想定している事業展開が図れない場合には、当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 商品企画開発力について 当社は、商品開発部門に女性を中心とした40名以上のデザイナーを有し、更に国内外のネットワークを通じて常時100名以上のフリーランスイラストレーターを起用して、当社独自の世界観に統一されたデザインに基づく商品の企画開発を行っております。 この企画開発を通じた販売数は年間約1億60百万個に達しています。また、このうち新規に開発、更新されるアイテムは年間約1,900アイテムに上ります。 しかしながら、当社の商品開発部署におけるデザイナーに欠員が生じたり、人員強化が計画通り進まない場合、あるいは国内外のイラストレーターとの連携強化に支障が生じた場合には、商品開発力に低下が生じる可能性があり、これらの事態に適切な対応が図れない場合には、当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 倉庫について 当社は持たざる経営を基本としており、倉庫スペースの確保並びに商品の入荷検品・在庫管理・出荷等のハンドリング業務は、取扱商品別に主に外部倉庫業者4社に委託しております。当社の事業特性から、商品在庫量には季節による変動があるため、繁忙期には倉庫業者から賃貸するスペースを拡大することを通じて、経費の増大を回避しております。 『amifa®』ブランドである当社NB(ナショナルブランド)商品の販売数量が、ワンプライス商品全体の7割超にのぼり、当該商品を取り扱う倉庫業者からの賃貸面積が全賃貸坪数の7割程度を占めるため、当該業者への依存度が高い状態にあります。このため、予期せぬ天変地異や火災の発生等の事態により、当該倉庫に保管する当社商品に直接の被害が及んだり、又は当該倉庫業者の業務運営に支障が生じた場合には、当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、顧客先ブランドで製造するPB(プライベートブランド)商品でも、当該商品を取り扱う倉庫業者を通じた出荷数量も高い水準で推移しております。このため、出荷数量の変動に応じて当該業者が近隣での倉庫スペースを借り上げることで、出荷数量の急激な増減への対応を図る必要があります。このため、今後周辺エリアでの倉庫需要の高まりや市況の変動によっては、倉庫スペースの確保が困難になる事態や、倉庫賃料等の上昇を通じて、当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 物流について 当社の販売するワンプライス商品数は年間約1億50百万個に及びますが、これら商品は顧客が全国に展開する小売店舗に向け直接出荷されております。 商品は一般に段ボール箱に格納いたしますが、商品の形状や性質によりひと箱当たりの格納効率が異なってまいります。 商品の輸送は外部の運送業者に委託しており、その起用にあたっては、全国ネットワークを有しかつ物量の季節変動にも対応できる信頼性の高い企業を選定しております。 しかしながら、何らかの理由でこれら運送業者の輸送能力に障害が発生した場合や、輸送運賃が値上げされた場合、あるいは商品の単位当たりの格納効率が低下し輸送数量が増加した場合には、当社の輸送関連経費が増大し業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 感染症の流行について 当社が商品の卸販売をしている市場・顧客は、大部分が日本国内、一部は顧客を通じて海外であり、最終的には一般消費者に販売されています。また商品・原材料等は国内外の協力会社より仕入・調達を行っています。感染症の流行により、需要の減退、商品・原材料の調達困難、当社社員及び関係者の感染による業務継続への支障等が発生した場合、当社の業績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (17)資金調達に関するリスクについて 当社は、銀行借入による資金調達を行っております。市場金利が上昇した場合、または金融市場の混乱による取引金融機関の融資方針が変更された場合には、資金調達コストが増加し、当社の事業展開、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,506字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績の状況 当事業年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)に関する経営成績の状況及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 (単位:千円) 前事業年度   当事業年度   増減及び増減率 自 2023年10月1日 至 2024年9月30日   自 2024年10月1日 至 2025年9月30日   増減   増減率(%) 売上高   8,602,129   8,842,205   240,075   2.8 売上原価   6,156,391   5,969,063   △187,328   △3.0 販売費及び一般管理費   2,743,796   2,602,820   △140,976   △5.1 営業利益又は営業損失(△)   △298,058   270,322   568,380   - 営業外収益   19,677   15,916   △3,760   △19.1 営業外費用   8,065   46,986   38,920   482.5 経常利益又は経常損失(△)   △286,447   239,251   525,699   - 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)   △286,447   239,251   525,699   - 法人税等   △2,522   44,748   47,271   - 当期純利益又は当期純損失(△)   △283,924   194,503   478,427   - (売上高) 当事業年度(自2024年10月1日至2025年9月30日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加などにより緩やかな回復基調での動きがみられるものの、インフレや円安の継続による消費者物価上昇の影響は大きく、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクなど、依然として先行きは不透明な状況にあります。 こうした環境下、当社は、クリスマス、バレンタインなどのイベントをはじめ、新企画や新商品の提案に積極的に取り組み、主要顧客である100円ショップ各社に向けてライフスタイル商品の販売に注力した結果、売上高は前期を上回り、設立以来最高を記録いたしました。 この結果、売上高は、前期比240,075千円増加(前期比2.8%増)の8,842,205千円となりました。これは、クリスマス、バレンタインなどのイベント関連商品の販売が前年同期をやや上回る水準で進捗したこと、前期から引き続き、ライフスタイル商品等の販売が好調に推移したことによるものです。 なお、当事業年度における当社のライフスタイル商品の商品群別累計売上高は、「ワンプライス商品」が8,212,725千円(前期比1.1%増)と前期に比較し堅調に推移し、「プチプライス商品」は629,480千円(前期比30.5%増)と前期に比較し大幅に増収となりました。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 売上高増加による増益効果に加え、円安環境が継続する中でも売場提案力の強化や売れ筋商品の集中などによる販売と継続した原価低減、前期に計上した商品在庫の評価損が当事業年度は大幅に減少したことにより、売上原価率は4.1ポイント改善しました。加えて、販売費及び一般管理費の削減により、営業利益は大幅に改善しました。 (営業利益) 以上の結果、営業利益は270,322千円(前期は298,058千円の営業損失)となりました。 (営業外収益及び営業外費用) 営業外収支は、前期には為替差益17,775千円を計上しましたが、当事業年度は為替差損38,224千円を計上したことにより、経常利益の増益幅は営業利益の増益幅に比べ縮小しました。 (経常利益) 以上の結果、経常利益は、239,251千円(前期は286,447千円の経常損失)となりました。 (法人税等) 当事業年度における法人税等合計は、税引前当期純利益が大幅に増加したこと及び法人税等調整額が前期に比較し大幅に減少したことにより、44,748千円となりました。 (当期純利益) 以上の結果、当期純利益は、194,503千円(前期は283,924千円の当期純損失)となりました。 (2) 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における流動資産は3,458,284千円となり、前事業年度末に比べ94,903千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が123,141千円、売掛金が135,350千円増加しましたが、棚卸資産が331,161千円減少したこと等によるものであります。固定資産は212,754千円となり、前事業年度末に比べ43,167千円減少いたしました。これは主に繰延税金資産が27,999千円減少したことによるものであります。 この結果、総資産は、3,671,039千円となり、前事業年度末に比べ138,071千円減少いたしました。 (負債) 当事業年度末における流動負債は1,036,259千円となり、前事業年度末に比べ299,069千円減少いたしました。これは主に未払法人税等が88,223千円増加しましたが、短期借入金が200,000千円、流動負債その他が185,396千円それぞれ減少したことによるものであります。固定負債は493,367千円となり、前事業年度末に比べ96,938千円減少いたしました。これは主に長期借入金が99,599千円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は、1,529,626千円となり、前事業年度末に比べ396,007千円減少いたしました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は2,141,412千円となり、前事業年度末に比べ257,936千円増加いたしました。これは主に当期純利益194,503千円、配当金支払72,445千円、繰延ヘッジ損益135,878千円の増加によるものであります。 この結果、自己資本比率は58.3%(前事業年度末は49.4%)となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ123,141千円増加し、当事業年度末には842,213千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動で獲得した資金は、527,735千円(前期は441,886千円の収入)となりました。これは主に売上債権の増加額138,918千円がありましたが、税引前当期純利益を239,251千円計上したことに加え、棚卸資産の減少額331,161千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動に使用した資金は、27,636千円(前期は44,200千円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出9,759千円、無形固定資産の取得による支出17,866千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動に使用した資金は、372,007千円(前期は555,953千円の支出)となりました。これは主に短期借入金の純減額200,000千円、長期借入金の返済による支出199,599千円、配当金の支払72,407千円によるものです。 (4) 生産、受注及び販売の実績 a.商品仕入実績 当事業年度の商品仕入実績を取扱商品群別に示すと、次のとおりであります。 取扱商品群の名称   当事業年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日)   前年同期比(%) ワンプライス商品(千円)   5,205,536   98.7 プチプライス商品(千円)   478,249   131.6 合計(千円)   5,683,786   100.8 (注) 1.当社は商品の仕入を中心とし、一部組立業務はあるものの、当社事業に占める割合は低いことから生産実績等の記載は行っておりません。 2.当社はライフスタイル商品事業の単一セグメントであるため、取扱商品群別に記載しております。 b.受注実績 当事業年度の受注実績を取扱商品群別に示すと、次のとおりであります。 取扱商品群の名称   当事業年度(自 2024年10月1日  至 2025年9月30日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) ワンプライス商品   7,653,345   92.0   752,842   57.4 プチプライス商品   633,307   130.9   11,223   151.7 合計   8,286,653   94.2   764,066   57.9 (注) 当社はライフスタイル商品事業の単一セグメントであるため、取扱商品群別に記載しております。 c.販売実績 当事業年度の販売実績を取扱商品群別に示すと次のとおりであります。 取扱商品群の名称   当事業年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日)   前年同期比(%) ワンプライス商品(千円)   8,212,725   101.1 プチプライス商品(千円)   629,480   130.5 合計(千円)   8,842,205   102.8 (注) 1.当社はライフスタイル商品事業の単一セグメントであるため、取扱商品群別に記載しております。 2.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度(自 2023年10月1日至 2024年9月30日)   当事業年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社セリア   4,380,307   50.9   4,559,443   51.6 株式会社大創産業   2,061,551   24.0   1,898,562   21.5 株式会社キャンドゥ   1,211,169   14.1   1,383,248   15.6 (5) 資本の財源及び資金の流動性に関する情報 当社の資金需要の主なものは、商品の仕入れ代金の支払いから販売代金の入金までの期間の運転資金であります。事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、運転資金は自己資金を基本としておりますが、当事業年度において運転資金の増加に対応するため、短期借入金に加え長期借入金を調達しております。短期借入金については、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行と当座貸越契約(総額3,500,000千円)を締結しており、長期借入金については、一定水準を長期の運転資金として借入を行っております。当事業年度の末日における当座貸越契約に基づく短期借入金残高及び長期借入金残高は、それぞれ100,000千円及び400,666千円であります。また、現金及び現金同等物の残高は842,213千円となっております。適正利潤の確保に加え、売掛債権及び棚卸資産の管理を徹底することにより、営業活動によるキャッシュ・フローの確保に努めてまいります。 (6) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、会計年度における資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える将来に関する見積りを実施する必要があります。経営者は、これらの見積りについて、事業年度末において過去の実績やその他の様々な要因を勘案し、総合的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、将来においてこれらの見積りとは異なる場合があります。 当社の財務諸表作成において採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 (注記事項)」に記載しております。 (7) 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、持続的に成長することを目指し、その基盤となる付加価値率(売上総利益から販売費を控除した額の対売上高比)の向上に努めており、また、株主還元を重視し、長期的に安定した配当の実施に努めてまいります。このため、株主資本利益率(ROE)8%以上、配当性向30%以上及び株主資本配当率(DOE)3%以上を目標とする経営指標としております。 当事業年度においては株主資本利益率(ROE)は9.7%(前事業年度は△13.3%)となり、目標水準を大きく上回りました。継続して目標水準を維持するとともに、今後は付加価値率の向上のための施策をより一層強化し、当該指標の確保に努めてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。