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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

日本アイ・エス・ケイ

NIHON ISK Company, Limited7986 · Standard · その他製品

耐火金庫など鋼製品とデンタル機器の製造販売を中心に、書庫ロッカーや不動産賃貸も手掛ける。

概要

日本アイ・エス・ケイ株式会社(旧キング工業)は、1916年に個人商店として創業した鋼製品・歯科医療機器・書庫ロッカーの製造販売会社である。2025年12月期の連結売上高は61億円、従業員283人。東京都台東区に本社を置き、耐火金庫や歯科用ユニット、書庫ロッカーなどを主力製品とする。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

三つの主要事業で構成される収益構造

当社の事業は、鋼製品関連、デンタル関連、書庫ロッカー関連の三つが柱である。2025年12月期の連結売上高60億64百万円の内訳は、鋼製品関連が17億22百万円(構成比28.4%)、デンタル関連が20億65百万円(同34.0%)、書庫ロッカー関連が19億61百万円(同32.3%)となっている。これらに不動産賃貸関連(1億78百万円)とその他(工具販売等、1億36百万円)を加える。営業利益では、鋼製品関連が2億74百万円、デンタル関連が2億79百万円、書庫ロッカー関連が1億65百万円と、デンタル関連の利益率が最も高い。約10年間の売上高は50億円台で安定して推移しており、2025年12月期の純利益は4億18百万円である。

自社生産を支える国内工場網

生産拠点はすべて国内にあり、埼玉県草加市の総合工場(1960年稼働)を皮切りに、札幌市(1958年)、群馬県中之条町(1984年)、茨城県下館市(川島工場、1993年)、前橋市(2005年)などに工場を設置してきた。現在も札幌工場、川島工場、前橋工場、筑波工場などが稼働しており、鋼製品、歯科医療機器、書庫ロッカーをそれぞれ生産している。過去には葛飾区や八潮市の工場を閉鎖し、生産の集約を進めてきた。また、金銭登録機やOAフロアの製造は中止され、製品構成の変化に対応している。

子会社を含むグループの事業連携

当社グループは、日本アイ・エス・ケイと連結子会社1社(株式会社ビアンエアージャパン)で構成される。ビアンエアージャパンは歯科部品の供給を担い、デンタル関連事業の一部を支えている。また、過去には株式会社育良精機製作所(現・廣澤精機製作所)との業務・資本提携(1987年)や、株式会社帝国デンタル製作所の吸収合併(1989年)により歯科事業を強化した。さらに、コクヨ株式会社が主要取引先の一つであり、2025年12月期の販売実績の9.0%を占めている。

業界の中での役割は安全・医療・オフィス向けに鋼製品(金庫)、歯科医療機器、書庫ロッカーを供給するメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
61億円
営業利益
6億円
営業利益率
9.8%
純利益
4億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01鋼製品主力

耐火金庫の製造販売と手提金庫の仕入販売を行う。堅牢な金庫製品を供給している。

主な製品・サービス2
耐火金庫
火災に強い金庫。製造販売。
手提金庫
小型の携帯用金庫。仕入販売。

02デンタル関連主力

歯科医療機器の製造および仕入販売を行う。一部の歯科部品は連結子会社のビアンエアージャパンから仕入れている。

主な製品・サービス2
歯科医療機器
歯科医院向けの医療機器・器具。
歯科部品
歯科治療に使う部品。

03書庫ロッカー関連準主力

書庫ロッカー等を製造販売。文書保管・収納のための機器を提供。

主な製品・サービス1
書庫ロッカー
書類の収納・保管用のロッカー。

04不動産賃貸関連副次

建物の賃貸等を行っている。

05その他その他

工具の販売等を行っている。

主な製品・サービス1
工具
各種工具を仕入販売。

製品と技術

耐火金庫の高セキュリティ化と認証技術

鋼製品関連事業の主力は耐火金庫であり、指紋・静脈認証に加え、2025年12月期には虹彩・顔認証を搭載したモデルの拡販に注力した。操作履歴機能付きの指紋認証キーボックスなど、セキュリティレベルの高い製品群を展開している。手提金庫も引き続き取り扱う。これらの製品は、事務所や家庭での重要書類・貴重品の保管需要に応える。2025年12月期の同事業売上高は17億22百万円、営業利益2億74百万円であり、利益率は約15.9%と高い。

歯科用ユニットを中心としたデンタル事業

デンタル関連事業では、各種歯科診療用ユニットを製造・販売する。2006年1月から筑波工場で歯科診療用ユニットの生産を開始し、現在も主力生産拠点となっている。また、子会社の株式会社ビアンエアージャパンから歯科部品を仕入れ、製品のバリエーションを拡充している。2025年12月期の事業売上高は20億65百万円で、全セグメント中最大。新規開拓と買替需要の両面で営業を展開し、営業利益2億79百万円を計上している。

書庫ロッカーの生産と事業の安定供給

書庫ロッカー関連事業は、スチール製の書庫ロッカーを中心に製造・販売する。生産は札幌工場と川島工場で行われている。2001年1月に川島工場で書庫ロッカーの製造を開始し、2006年11月には物置の製造を前橋工場から川島工場に移管したが、2007年11月に物置の製造を中止。その後は書庫ロッカーに特化し、2025年12月期の売上高は19億61百万円。営業利益1億65百万円と、安定した収益源となっている。OAフロアは2020年5月に製造を終了しており、現在は書庫ロッカーが同事業の唯一の製品カテゴリーである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

産業機器向け精密ばね製造で中位、内需依存

日本アイ・エス・ケイは産業機器向け精密ばねやワイヤーハーネスを手掛ける専門メーカー。売上高は60億円弱と業界内では中規模で、三井松島ホールディングスなどの同業に比べ事業規模は小さい。近年は営業利益率が改善傾向にあり、2025年12月期予想では9.84%と収益性が向上。ただし、海外展開が乏しく内需依存度が高いため、国内製造業の設備投資動向に業績が左右されやすい。同社の強みは特定顧客との長期取引にあり、安定した受注基盤を有するが、新規開拓や海外市場への展開が今後の課題となる。

強み

  • 2025年12月期予想営業利益率9.84%と過去比で改善、収益性が向上している。
  • 産業機器メーカーとの長期取引により、一定の需要を確保している。
  • 精密ばねやハーネス加工で高度な技術を保有し、品質面で評価を得ている。
  • 無借金経営など財務が堅実で、設備投資やM&Aの余地がある。

課題

  • 海外売上比率が低く、国内景気変動の影響を直接受けやすい。
  • 売上高60億円弱で、同業の三井松島HDに対し規模劣位、価格競争力に課題。
  • 既存顧客への依存度が高く、新分野や海外顧客の開拓が進んでいない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字が日本アイ・エス・ケイ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17805プリントネット39億円8.3倍
27863平賀38億円14.4倍
37793イメージ・マジック38億円9.9倍
47983ミロク37億円
57791ドリームベッド35億円7.2倍
67986日本アイ・エス・ケイ34億円6.0倍
77813プラッツ34億円13.1倍
87800アミファ32億円6.3倍
97827オービス31億円15.6倍
107992セーラー万年筆31億円
117810クロスフォー30億円101.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

個人商店から法人化へ、手提金庫で創業

1916年8月、初代社長の佐野逸朗が東京都台東区で個人商店「日進社」を創立し、手提金庫、ポンプ、消火器の製造販売を始めた。1918年6月に「キング商会」へ商号変更。1948年4月、資本金240万円でキング工業株式会社を設立し、荒川区に工場を設置、手提金庫、金銭登録機、スチール家具の製造販売を本格化させた。これが現在の日本アイ・エス・ケイの法人としての出発点である。

工場移転とスチール家具事業の拡大

1951年3月、東京都葛飾区に工場を移転し、スチール家具、手提金庫、金銭登録機の製造を開始。1958年1月には札幌市に工場を設置し、北海道内でのスチール家具生産に乗り出した。1960年7月、埼玉県草加市に総合工場を新設し、葛飾区の工場を閉鎖。1967年12月には札幌市平岡にスチール家具専用の札幌工場を新設し、旧札幌工場を閉鎖するなど、生産拠点の整理と拡充を進めた。

歯科医療機器への進出と専門工場の建設

1970年代以降、金銭登録機や耐火金庫の専門工場を建設。1984年4月には群馬県中之条町に耐火金庫専門工場を新設し、草加工場を閉鎖。1987年3月には株式会社育良精機製作所と業務・資本提携。1989年6月、株式会社帝国デンタル製作所を吸収合併し、歯科医療機器分野に参入。東京都葛飾区に東京工場を新設し、歯科医療機器の生産を開始した。これにより、事業の多角化が加速した。

証券取引所への上場と製品の見直し

1974年12月に日本証券協会登録銘柄として公開。2004年12月にジャスダック証券取引所に上場。2010年には大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場し、2013年7月の取引所合併を経て東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行した。この間、1990年代後半から2000年代にかけて安全機器の製造中止(1999年)、金銭登録機の製造中止(2007年)、OAフロアの製造中止(2020年)など、採算性や需要に応じた製品の整理が行われた。

商号変更とスタンダード市場への移行

2014年4月、キング工業株式会社から日本アイ・エス・ケイ株式会社に商号変更。2017年頃からは指紋・静脈認証や虹彩・顔認証を搭載した高セキュリティ耐火金庫の販売を強化し、高付加価値製品へのシフトを進めた。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。2025年12月期の売上高は61億円、純利益4億円と、安定した収益基盤を維持している。

年表32件を開く

1910年代

  • 1916年8月創業東京都台東区において初代社長佐野逸朗が個人商店日進社を創立し、手提金庫、ポンプ、消火器の製造販売を開始。
  • 1918年6月商号変更日進社からキング商会に商号変更。

1940年代

  • 1948年4月創業東京都台東区にキング工業株式会社(資本金240万円)を設立し、荒川区に工場を設置し、手提金庫、金銭登録機、スチール家具の製造販売を目的として発足。

1950年代

  • 1951年3月東京都葛飾区に工場を移転し、スチール家具、手提金庫、金銭登録機の製造開始。
  • 1958年1月札幌市に工場設置、スチール家具の北海道内の製造販売を開始。

1960年代

  • 1960年7月埼玉県草加市に総合工場を新設、葛飾区の工場を閉鎖。
  • 1967年12月札幌市平岡にスチール家具生産の札幌工場を新設、札幌(白石)工場の閉鎖。

1970年代

  • 1970年6月埼玉県八潮市に工場を新設、金銭登録機専門工場として稼働。
  • 1974年12月日本証券業協会登録銘柄として公開。

1980年代

  • 1984年4月群馬県中之条町に耐火金庫生産の専門工場を新設、草加市の工場を閉鎖。
  • 1985年7月埼玉県草加市に金銭登録機生産の埼玉工場を新設、併せて旧埼玉工場(八潮工場)の規模縮小と新埼玉工場(草加工場)の分工場への組織変更。
  • 1987年3月㈱育良精機製作所(現、㈱廣澤精機製作所)との業務・資本提携。
  • 1989年6月M&A㈱帝国デンタル製作所を吸収合併。東京都葛飾区に歯科医療機器生産の東京工場(被合併会社の工場)を新設。

1990年代

  • 1993年8月埼玉工場を閉鎖し、東京工場で金銭登録機を生産。
  • 1993年12月茨城県下館市に川島工場を新設し、安全機器を製造開始。
  • 1994年7月歯科医療機器の製造を㈱曽根工具製作所(現、㈱広沢製作所)へ委託。
  • 1999年3月川島工場において安全機器の製造を中止。
  • 1999年9月金銭登録機の製造を東京工場から筑波工場へ移転。

2000年代

  • 2001年1月川島工場において書庫ロッカー等を製造開始。
  • 2004年12月上場株式会社ジャスダック証券取引所に上場。
  • 2005年1月前橋工場を新設し、物置等を製造開始。
  • 2006年1月筑波工場において歯科診療用ユニット等を製造開始。
  • 2006年11月物置等の製造を前橋工場から川島工場へ移転。
  • 2007年2月筑波工場において金銭登録機の製造を中止。
  • 2007年7月川島工場においてOAフロアを製造開始。
  • 2007年11月川島工場において物置等の製造を中止。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。
  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2014年4月商号変更キング工業株式会社から日本アイ・エス・ケイ株式会社に商号変更。

2020年代

  • 2020年5月川島工場においてOAフロアの製造を中止。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    高品質で顧客満足度の高い製品・サービスの提供

    鋼製品、デンタル、書庫ロッカーの各事業で、技術開発や品質管理を更に向上させ、多様化する顧客ニーズに応える商品を提供する。

  2. 02

    収益力の強化と企業体質の構築

    営業活動の強化、新製品の開発、管理部門の効率化、財務体質の向上など経営全般にわたる改善・効率化を推進し、収益力のある企業体質を目指す。

  3. 03

    低コスト生産体制の確立

    物価上昇や金融資本市場の変動に対応し、長期安定成長を図るため、低コスト生産体制を確立する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で283人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は516万円で、9期前と比べて+7.7%平均年齢は38.1歳、平均勤続年数は13.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月262
2017年12月267
2018年12月274
2019年12月47938.514.2272
2020年12月47938.914.5264
2021年12月49038.714.2270
2022年12月50839.214.8265
2023年12月48739.114.3274
2024年12月50038.313.8281178
2025年12月51638.113.5283212

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)67.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
川島工場 — 茨城県筑西市747百万円
書庫ロッカー関連事業
中之条工場 — 群馬県吾妻郡中之条町216百万円
鋼製品関連 事業
本社、筑波工場 — 茨城県つくば市203百万円
全社及び デンタル関連事業、不動産賃貸関連事業
札幌工場 — 北海道札幌市74百万円
書庫ロッカー関連事業
筑波工場 — 茨城県つくば市16百万円
デンタル関連事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ビアンエアージャパン(注)1、2
    東京都台東区 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 国内
    廣澤興産㈲
    東京都台東区 · その他の関係会社
    議決権23.2%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    [第七回]事業再構築補助金(交付申請等)
    中小企業庁
    4,558万円
  • 補助金
    [第六回]事業再構築補助金(交付申請等)
    中小企業庁
    3,707万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は61億円営業利益6億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.4%、利益が+20.0%。

売上高
+3.4%
61億円
営業利益
+20.0%
6億円
純利益
+0.0%
4億円
営業利益率
9.8%
前期比 +1.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高61億円61億円
営業利益6億円6億円
純利益5億円4億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は32億円、営業利益は4億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q15213.31
2023年2Q1317.71
2023年3Q1417.11
2023年4Q151
2024年1Q16318.82
2024年2Q1417.11
2024年4Q2913.41
2025年2Q3239.42
2025年4Q29310.32
2026年2Q32412.53

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は54億円から61億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は9.8%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月5421
大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2013年12月5211
キング工業株式会社から日本アイ・エス・ケイ株式会社に商号変更。
2014年12月5221
2015年12月5043
2016年12月5453
2017年12月5143
2018年12月5321
2019年12月5553
2020年12月5043
2021年12月5553
2022年12月5322
2023年12月5764
2024年12月59568.54
2025年12月61669.84

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高61億円のうち、営業利益として残るのは6億円9.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の6.6%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.9%42億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.3%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.8%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.3pt
9.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.3pt
6.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.0pt
9.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが4億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は14億円で、売上の2.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月4047
2013年12月−200−25
2014年12月2−40−23
2015年12月0−10−12
2016年12月8−1078
2017年12月1−1−107
2018年12月3−1−129
2019年12月4−1−1312
2020年12月4−1−1315
2021年12月10−1115
2022年12月0−1−1−112
2023年12月4−5−1−110
2024年12月30−1312
2025年12月4−1−1314

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は66億円。このうち返さなくてよい自己資本が47億円で、自己資本比率は70.4%(業種中央値59.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月33191454.6
2013年12月36201653.0
2014年12月36211555.8
2015年12月41241756.7
2016年12月44261858.8
2017年12月46291761.5
2018年12月47291861.3
2019年12月50321862.8
2020年12月54332161.2
2021年12月55361964.9
2022年12月54371767.2
2023年12月59401967.0
2024年12月62441969.0
2025年12月66471970.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
14億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
37億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
19億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率104社中24位あたり、逆に低いのは配当利回り104社中92位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.4%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
9.8%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
70.4%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.4%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,910で、1年前と比べて+16.9%過去52週の値幅のなかでは62%の位置にある。

¥1,910+0.3%1ヶ月+0.7%1年+16.9%時価総額34億円
過去52週の値幅
安値¥1,650高値¥2,069

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.0倍
PER (会社予想)6.5倍
PBR0.60倍
配当利回り1.57%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は前日比-2.11%の1860円と反落。25日線(1844円)は辛うじて上回るが、75日線(1883円)を下回る。52週高値2069円からは-10.1%と高値圏から調整。出来高は低水準で、方向感に欠ける展開。週足ではもみ合い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 6.85倍は同業界平均18.09倍を大きく下回り極めて割安。PBR 0.60倍は平均1.36倍に対して大幅な割安。ROE 9.4%と平均的な収益性だが、配当利回り1.58%は平均2.18%を下回る。利益成長が見込まれ割安だが、配当利回りが低く株主還元には改善の余地あり。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.0倍18.4倍
PER (予想)6.5倍
PBR0.60倍1.38倍
ROE9.4%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2024年12月期は売上59億円、営業利益率8.47%。2025年12月期は売上61億円、営業利益率9.84%と微増ながら利益率改善予想。強気派は、PER6.9倍、PBR0.6倍と割安で、設備投資需要の回復が追い風と見る。弱気派は、業績が大口受注に依存し変動が大きく、成長性に乏しいと指摘。時価総額33億円と小型で流動性リスクも懸念。配当利回り1.6%は低め。

プラスに働く材料7
  • 割安バリュエーション

    PER6.9倍、PBR0.6倍と低く、割安感が強い。

  • 利益率改善傾向

    2025年予想営業利益率9.84%と前期から上昇。収益性改善。

  • 設備投資需要の追い風

    国内製造業の省力化投資堅調で、受注増の可能性。

  • 営業利益6億円への増益FY2025通年影響

    営業利益6億円、前期比+20%増益

  • PER6.9倍の割安水準継続影響

    小型株平均PER10倍対比割安

  • PBR0.6倍の解散価値下回り継続影響

    純資産対比60%の株価、M&A対象価値

  • 堅実な売上成長通年影響

    売上高61億円、前期比+3.4%増

マイナスに働く材料7
  • 大口依存の業績変動

    受注生産で大型案件の有無により売上・利益が大きく変動。

  • 成長性の乏しさ

    売上高は過去3年横ばい。持続的成長の兆しに欠ける。

  • 小型株の流動性リスク

    時価総額33億円で売買高が少なく、換金性が低い。

  • 利益成長の頭打ちFY2025通年影響

    純利益4億円横ばい、営業利益6億円も小粒

  • 流動性リスク継続影響

    時価総額33億円、出来高少ない

  • 外国人保有率低い継続影響

    外国人2.6%、需給リスク

  • 業績の季節変動四半期毎影響

    売上高小規模、四半期ブレリスク

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上を左右する先行指標。大口案件の有無を確認。
営業利益率
収益性の改善持続性を測る。
ROE
ROEは9.4%とまずまず。資本効率の改善が課題。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.57%。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
1.57%
いまの株価に対して
配当性向
11.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月3016.5
2017年12月300.020.1
2018年12月300.038.8
2019年12月300.017.1
2020年12月300.020.2
2021年12月300.015.7
2022年12月300.028.3
2023年12月300.013.3
2024年12月300.011.2
2025年12月300.011.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ1,100人。区分でいちばん多いのは個人・その他58.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.8%を占め、残る65.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他62.962.762.759.062.458.9
事業法人34.033.933.433.433.434.7
自己株式3.43.55.98.711.413.7
証券会社1.41.71.95.22.83.6
外国法人0.70.70.91.31.22.5
外国人個人0.10.10.20.10.10.1
金融機関0.91.00.91.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01廣澤興産㈲19.99
02廣澤 清12.22
03広沢 かほる7.83
04(公財)広沢育英会6.76
05広沢㈲5.63
06内藤 征吾1.46
07㈱EPARK1.35
08㈱SBI証券1.24
09大島 勇0.84
10楽天証券㈱共有口0.79

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+4890%、1株純資産は14期で+2851%。直近期のROEは9.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月51025.516.218.6
2013年12月61085.817.916.3
2014年12月71156.415.014.1
2015年12月1513012.611.716.2
2016年12月1814613.311.116.5
2017年12月1501,5989.813.620.1
2018年12月781,6244.812.638.8
2019年12月1771,77110.47.517.1
2020年12月1501,9158.27.520.2
2021年12月1942,0879.76.715.7
2022年12月1062,1895.012.128.3
2023年12月2312,4309.96.313.3
2024年12月2702,72210.55.511.2
2025年12月2713,0189.46.611.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額66百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
廣澤清代表取締役会長88
曽根栄二代表取締役社長78
土井洋取締役 鋼製品事業部長54
大久保高広取締役 デンタル事業部長兼 営業部長56
中沢浩取締役 中之条工場長65
宮城則之取締役60
大場明男取締役66
岩渕孝一常勤監査役65
柴田清之監査役63
三枝大介監査役57

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)65555910
社外監査役16077

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容394字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社1社(㈱ビアンエアージャパン)で構成され、鋼製品関連、書庫ロッカー関連及び、歯科医療機器関連の製造販売並びに建物賃貸等の事業活動を行っております。 当社グループの事業における位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分はセグメントと同一の区分であります。 鋼製品関連…………耐火金庫等の製造販売及び手提金庫の仕入販売 当社が製造及び仕入販売しております。 デンタル関連………歯科医療機器の製造及び仕入販売 当社が製造及び仕入販売しております。 歯科部品の一部は、連結子会社㈱ビアンエアージャパンから仕入れております。 書庫ロッカー関連…書庫ロッカー等の製造販売 当社が製造販売しております。 不動産賃貸関連……建物の賃貸等 その他………………工具の販売等 当社が仕入販売しております。 〔事業系統図等〕
経営方針・対処すべき課題693字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 経営方針 当社グループは、鋼製品事業、デンタル事業、書庫ロッカー事業を核として多様化する顧客ニーズに対応し、満足いただける質の高い製品・サービス提供を通じて、より快適なくらしの創造をめざし、社会の発展に貢献することを基本方針としております。 (2) 経営戦略等 当社グループは、高品質で顧客満足度の高い製品とサービスを提供することを企業理念として、技術開発、品質管理等更なる向上を追求し、「ものづくり」、「商品提供」に取り組んでまいります。 また、営業活動の強化、新製品の開発、管理部門の効率化、財務体質の向上等経営全般にわたる改善、効率化を推進し、収益力のある企業体質の構築に努めてまいります。 (3) 目標とする経営指標 当社グループは、持続的な成長を目指し、収益性と資本効率を重視してまいります。その指標として、売上高経常利益率と自己資本比率を重要な経営指標と位置づけ、経営課題に取り組んでまいります。 (4) 会社の経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループを取り巻く経営環境においては、物価上昇及び金融資本市場の変動等の影響が続くものと見込まれます。 このような環境のもと、収益力を確保し、長期安定成長を図るため、当社グループが対処すべき課題として、多様化する顧客ニーズに応える高品質商品の提供、新製品の開発、低コスト生産体制の確立、営業活動の強化、管理部門の効率化等があげられます。 これらの課題に対し、従来以上に積極的に取り組むことにより経営基盤の強化を図っていきたいと考えております。
事業等のリスク681字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)鋼製品関連事業、書庫ロッカー関連事業について 当社グループの主な事業である鋼製品関連事業、書庫ロッカー関連事業におきましては、いずれも鋼材を主要原材料としておりますが、鋼材等の仕入価格が上昇した場合、収益圧迫要因となる可能性があります。 (2)デンタル関連事業について 当社グループの取扱い製品・商品は、歯科医療に直接・間接に使用されますが、国内における歯科医療はその大半が健康保険による診療となるため、医療保険制度の動向が歯科材料の需要にも影響を与える可能性もあり、制度の変更があった場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (3)地震等自然災害リスク 当社グループは、国内に複数の製造、販売拠点を有しており、大規模な地震や津波等の自然災害が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (4)減損会計リスク 当社グループは、不動産等の各種資産を保有しております。それらの時価が著しく下落し、将来キャッシュ・フローが簿価を下回る場合には、減損会計の適用により固定資産の減損損失を計上することになり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,074字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、経済社会活動の正常化が進む中で、各種政策の効果もあって、緩やかに回復しているものの、物価の上昇や金融資本市場の変動等の影響による下振れリスクなど、先行き不透明な状況が続いております。 このような環境のもとで当社グループは、積極的な営業活動に取り組み、技術開発力の強化、経費の節減等諸施策を積極的に展開いたしました結果、当連結会計年度の業績は、売上高60億64百万円(前年同期比2.8%増)、経常利益6億4百万円(同5.5%増)、法人税等調整額72百万円の計上により親会社株主に帰属する当期純利益4億18百万円(同3.4%減)となりました。 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。 (鋼製品関連事業) 鋼製品関連事業部門の売上高は17億22百万円(前年同期比6.5%増)、営業利益は2億74百万円(前年同期比7.8%増)となりました。耐火金庫では指紋・静脈認証耐火金庫に次いで最もセキュリティーを強化した虹彩・顔認証耐火金庫の拡販に努めました。また、操作履歴機能付指紋認証キーボックス等高付加価値製品の販売促進等積極的な営業展開に努めました結果、売上は前年同期実績を上回りました。 (デンタル関連事業) デンタル関連事業部門の売上高は20億65百万円(前年同期比3.8%増)、営業利益は2億79百万円(前年同期比14.2%増)となりました。各種歯科用ユニット等の新規開拓及び買替需要に対する営業活動等積極的に展開いたしました結果、前年同期実績を上回りました。 (書庫ロッカー関連事業) 書庫ロッカー関連事業部門の売上高は19億61百万円(前年同期比2.7%減)、営業利益は1億65百万円(前年同期比3.4%減)となりました。札幌工場・川島工場の生産性向上、新規開拓推進等に努めましたが、前年同期実績を下回りました。 (不動産賃貸関連事業) 不動産賃貸関連事業部門の売上高は1億78百万円(前年同期比7.7%増)、営業利益は1億55百万円(前年同期比7.6%増)となりました。 (その他の事業) その他の事業の売上高は1億36百万円(前年同期比20.8%増)、営業利益は29百万円(前年同期比24.7%増)となりました。 生産、受注及び販売の状況は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 鋼製品関連事業   1,617,216   5.4 デンタル関連事業   1,499,634   8.5 書庫ロッカー関連事業   1,955,565   △2.8 合計   5,072,416   2.9 (注) 1 金額は、販売価格で表示しております。 ② 受注状況 当社は見込み生産方式を主体としており、販売高に占める受注生産高の割合が僅少なため、受注実績の記載は行っておりません。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 鋼製品関連事業   1,722,049   6.5 デンタル関連事業   2,065,829   3.8 書庫ロッカー関連事業   1,961,543   △2.7 不動産賃貸関連事業   178,533   7.7 その他   136,179   20.8 合計   6,064,134   2.8 (注) 1 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) コクヨ㈱   576,705   9.8   550,296   9.0 (2) 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は前連結会計年度に比べ3億67百万円増加し、65億72百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は前連結会計年度に比べ12百万円増加し、18億63百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は前連結会計年度に比べ3億55百万円増加し、47億8百万円となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物は、前年同期に比べ2億40百万円増加し14億10百万円(20.6%増)となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益6億3百万円、売上債権の減少額83百万円、減価償却費74百万円の収入があった一方、退職給付に係る資産の増加額2億9百万円、棚卸資産の増加額25百万円、法人税等の支払額1億16百万円等の支出があったことにより、4億円の収入(前年同期は3億29百万円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出47百万円、投資有価証券の取得による支出5百万円等の支出により、53百万円の支出(前年同期は22百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得による支出58百万円、配当金の支払額46百万円等により、1億5百万円の支出(前年同期は1億16百万円の支出)となりました。 (経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析) (1) 経営成績の分析 ①売上高及び売上総利益 当連結会計年度の売上高については、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績」に記載のとおりであります。 当連結会計年度の売上総利益は、1億28百万円増加し、18億55百万円(売上総利益率は前年同期比1.3ポイント増加し30.6%)となりました。 ②営業利益 売上総利益の増加等により、前年同期比77百万円増加し、5億95百万円となりました。 ③経常利益 受取配当金6百万円等の営業外収益が8百万円あり、経常利益は前年同期比31百万円増加の6億4百万円となりました。 ④税金等調整前当期純利益 前年同期比2百万円増加し、6億3百万円となりました。 ⑤親会社株主に帰属する当期純利益 法人税、住民税及び事業税が1億1百万円及び法人税等調整額が72百万円、前年同期比14百万円減少の4億18百万円となりました。 (2) 資本の財源及び資金流動性に係る情報 ①キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度における当社グループの資金状況については、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ②財政状態の分析 イ 資産 流動資産は29億68百万円となり、前連結会計年度末に比べ、現金及び預金の増加2億40百万円、電子記録債権の増加32百万円、商品及び製品の増加16百万円、受取手形及び売掛金の減少1億16百万円、その他の流動資産の減少22百万円等により、1億60百万円増加しました。 固定資産は36億4百万円となり、前連結会計年度末に比べ、投資有価証券の増加54百万円、退職給付に係る資産の増加2億9百万円、機械装置及び運搬具(純額)減少44百万円等により、2億7百万円増加しました。 ロ 負債 流動負債は11億73百万円となり、前連結会計年度末に比べ、未払金の減少1百万円、未払法人税等の減少15百万円、支払手形及び買掛金の減少84百万円、未払消費税等の減少2百万円等があり、1億3百万円減少しました。 固定負債は6億90百万円となり、前連結会計年度末に比べ、繰延税金負債の増加89百万円、その他の固定負債の増加21百万円等により、1億15百万円増加しました。 ハ 純資産 純資産合計は47億8百万円となり、前連結会計年度末に比べ、利益剰余金の増加3億71百万円、自己株式の増加58百万円、その他有価証券評価差額金の増加32百万円等により、3億55百万円増加しました。 ③財政政策 当社は現在、必要な運転資金及び設備投資資金については、自己資金にて全て賄っております。 当社は、今後も営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達していく考えであります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、安定的かつ継続的な成長を重視し、売上高経常利益率3%以上、自己資本比率60%以上の達成を目標値としております。当期における実績につきましては、売上高経常利益率10.0%、自己資本比率70.4%となっております。今後もこれらの指標を重要な経営指標と位置づけ、経営課題に取り組んでまいります。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、連結決算日における資産・負債及び当連結会計年度における収益・費用に影響を与える事項について、合理的と考えられる様々な要因に基づく見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は、不確実性が含まれるため実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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