概要
株式会社イーディーピーは、2009年に大阪府で設立されたダイヤモンド単結晶の製造・販売・開発企業である。国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)の研究成果を基にした「産総研発ベンチャー」として創業し、気相合成法(プラズマCVD法)を用いて大型の板状単結晶ダイヤモンドを直接製造する技術を核とする。主な製品は人工宝石(ラボグローンダイヤモンド)製造用の種結晶、半導体用途の基板・ウエハ、ヒートシンク、切削工具素材であり、サプライチェーンの最上流に位置する。2025年3月期の連結売上高は9億円、従業員数は70名。
ラボグローンダイヤモンド市場の最上流に位置する種結晶ビジネス
当社の主たる事業は、人工宝石(ラボグローンダイヤモンド)を製造する企業に対し、その成長の起点となる種結晶を供給することである。種結晶は7x7mmから15x15mmの正方形の薄板で、顧客がこれを気相合成法で3〜10mmの厚さに成長させ原石とし、カット・研磨を経て宝飾品となる。当社はこのサプライチェーンの最上流に位置し、2012年以降継続的に販売してきた。販売先は直接または商社を通じて、イスラエル、米国、インド、欧州など世界各地の人工宝石製造会社である。しかし2024年後半から小型宝石の価格が急落し、主要顧客の倒産や生産停止が相次いだため、種結晶事業は大きな打撃を受けた。
産総研から移転された大型単結晶製造技術
当社の製造技術は産総研が開発した2つの基本技術に基づく。一つはイオン注入法を用いて成長した単結晶を親結晶から剥離する技術であり、もう一つは複数の単結晶を接合して大面積の疑似単結晶を作るモザイク結晶製造法である。当社はこれらの特許等実施許諾契約(2026年10月31日まで)を産総研と結び、売上高に応じた実施料を納めている。製造装置には2.45GHzのマイクロ波を用いたプラズマCVD法を採用し、不純物混入が極めて少なく、成長速度を制御できる点が特徴である。この技術により、ガスから直接板状の単結晶ダイヤモンドを製造できる。
売上高は2023年3月期に27億円でピーク後、急減
当社の連結売上高は2018年3月期の3億円から順調に拡大し、2023年3月期には27億円に達した。しかし2024年3月期には8億円に急減し、純損失1億円を計上。2025年3月期は売上高9億円、営業損失10億円、純損失23億円と赤字幅が拡大した。2026年3月期は売上高5億円、営業損失14億円、純損失24億円とさらに悪化した。この業績悪化は、ラボグローンダイヤモンド市場における小型宝石の価格下落と、それに伴う主要顧客の経営破綻が主因である。当社はこの局面を受け、種結晶事業の依存度低減と、半導体向け高付加価値製品へのシフトを加速している。
ダイヤモンドデバイス向けウエハと基板に開発リソースを集中
当社は、パワーデバイス、量子センサー、耐放射線デバイスなどへの応用を目指し、大口径ウエハの開発に注力している。2024年11月に公表した開発ロードマップでは、1インチから4インチまでのウエハ開発計画を示した。2025年4月には30x30mm単結晶から作製した1インチウエハ(直径25mm)を製品化した。2インチウエハについては、2026年5月に53x53mmのモザイク結晶の開発に成功し、2027年3月期下期の販売開始を計画している。また、2026年3月には株式会社本田技術研究所とダイヤモンドデバイス用材料の共同研究に関する意向確認書を締結し、自動車向けパワーデバイスへの展開も視野に入れている。
業界の中での役割はダイヤモンド材料メーカー(サプライチェーン最上流)。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 基板及びウエハ | 3億円 | 75.0% | — | — |
| 種結晶 | 1億円 | 25.0% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01ラボグローンダイヤモンド(宝石)主力
ラボグローンダイヤモンド(人工宝石)市場向けに、宝石を成長させるための「種結晶」を供給。サプライチェーンの最上流に位置し、世界中の人工宝石メーカーに販売。当社の種結晶は、CVD法で宝石用の原石を成長させるための基盤となる。
- 種結晶世界シェア上位
- 7×7mm~15×15mmの正方形で厚さ0.2mm/0.3mmの平板状ダイヤモンド単結晶。ラボグローンダイヤモンド製造の際の成長の核となる。
02半導体準主力
半導体材料としてのダイヤモンド基板を開発・供給。ダイヤモンドの優れた半導体特性を活かし、次世代パワー半導体や高周波デバイス向けの基板を目指す。現在は研究開発段階で、様々な仕様の基板(高品質基板、エピタキシャル基板、結晶方位制御基板など)を提供している。
世界最大級の30x30mm単結晶を製品化
- ダイヤモンド半導体基板
- 半導体デバイス作製用のダイヤモンド単結晶基板。高熱伝導率、高絶縁破壊電界などの特性を活かし、パワー半導体や高周波デバイスへの応用が期待される。
03工業材料準主力
切削工具、光学部品、ヒートシンクなど工業用途向けに、板状のダイヤモンド単結晶を供給。高い硬度、熱伝導性、光学特性を活かし、精密加工工具や放熱材料などに使用される。
- ヒートシンク用基板
- 高発熱デバイスの冷却に用いる放熱用ダイヤモンド基板。ダイヤモンドの高い熱伝導率により、効率的な熱拡散を実現。
- 精密加工切削工具
- 原子レベルまでの精度が要求される加工に用いる単結晶ダイヤモンド切削工具。超硬質材料の加工に使用される。
製品と技術
ラボグローンダイヤモンド製造に不可欠な種結晶
当社の主力製品である種結晶は、人工宝石(ラボグローンダイヤモンド)製造の起点となる薄い板状のダイヤモンド単結晶である。サイズは7x7mmから15x15mm、厚さ0.2mmまたは0.3mmで、正方形形状である。顧客企業はこの種結晶をプラズマCVD法で3〜10mmの厚さに成長させ、カット・研磨を経て宝石用原石とする。当社は2012年からこの種結晶を販売しており、世界のラボグローンダイヤモンドメーカーに対して安定供給を行ってきた。しかし、2024年以降の市場価格下落と顧客倒産により、種結晶の売上は大幅に減少しており、依存度の低減が課題となっている。
半導体・デバイス向け単結晶基板とウエハ
当社はダイヤモンドの半導体特性を活かした基板・ウエハ製品を開発・販売している。代表的な製品として、低抵抗ダイヤモンド基板、Bドープエピ層付き基板、1インチ(25mm)単結晶ウエハがある。2025年4月には30x30mm単結晶から作製した1インチウエハを製品化し、パワーデバイスや量子センサーの開発機関に供給を開始した。さらに、2インチ(50mm)ウエハの開発を急ピッチで進めており、2026年5月に53x53mmモザイク結晶の開発に成功し、2027年3月期下期の販売開始を目指す。これらの製品は、既存の半導体製造プロセスに適合するように設計されている。
ヒートシンク・精密工具向け材料
ダイヤモンドの高い熱伝導率を利用したヒートシンク材料も、当社の製品ラインの一つである。高発熱の電子デバイスを冷却するための放熱基板として、ダイヤモンド単結晶が用いられる。また、原子レベルの精度が要求される精密加工切削工具向けの工具素材も供給している。ただし、これらの分野の市場規模は種結晶や半導体ウエハに比べて小さく、当社の売上に占める割合は限定的である。工具用素材については、すでに確立された市場であるが、当社としては大型ウエハ事業の成長に優先的にリソースを投入している状況である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
その他製品のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア上位種結晶世界トップクラスのシェアを有するラボグローンダイヤモンド(宝石)
- 半導体世界最大級の30x30mm単結晶を製品化
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
小型ニッチ機器、赤字拡大で低収益
当社はその他製品セクターに属し、売上高は10億円未満の極小規模。同業の三井松島HDや浅香工業、ドリームベッドなどと比べても一段と小粒で、営業赤字が拡大傾向にある。2026/3期の売上高は5億円、営業利益率は-280%と大幅悪化しており、業界内で最下位クラスの収益性。ライバル企業が黒字を維持する中、事業再編や資金調達の必要性が高まっている。
強み
- 特定用途向け製品で競合が少ない分野に特化し、差別化を図っている可能性がある。
- 組織が小さいため、意思決定や新製品投入を迅速に行える可能性がある。
- 過去に新規分野へ進出した実績があり、将来の成長シーズを模索中。
- 売上高が小さいながらも固定費が低く、変動費中心のビジネスモデルの可能性。
課題
- 売上減少に伴い営業赤字が急拡大。早期の収益改善策が急務。
- 2026/3期に売上高が前年から約半減。需要減少や競争激化が背景か。
- 赤字継続で資金繰りが悪化。増資や借入が必要となる可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
その他製品の時価総額近傍。太字がイーディーピー
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7962キングジム | 249億円 | 22.4倍 |
| 2 | 7885タカノ | 178億円 | 28.0倍 |
| 3 | 7820ニホンフラッシュ | 177億円 | 0.5倍 |
| 4 | 7811中本パックス | 177億円 | 8.1倍 |
| 5 | 7987ナカバヤシ | 163億円 | 8.0倍 |
| 6 | 7794イーディーピー | 149億円 | — |
| 7 | 7792コラントッテ | 135億円 | 10.0倍 |
| 8 | 7819粧美堂 | 134億円 | 11.1倍 |
| 9 | 7822永大産業 | 120億円 | — |
| 10 | 7879ノダ | 117億円 | — |
| 11 | 7809壽屋 | 113億円 | 21.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 3件
産総研発ベンチャーとして設立された2009年
2009年9月、大阪府池田市に資本金1,000万円で株式会社イーディーピーが設立された。同年10月に営業を開始し、産総研の研究成果を活用するベンチャーとして「産総研発ベンチャー」の称号を付与された。創業の目的は、ダイヤモンドの半導体特性を工業利用可能な形状で提供することにあり、産総研から平板状単結晶製造技術の移転を受けて出発した。設立当初は半導体プロセス向け大面積ウエハの開発を長期的目標としていたが、人工宝石製造向けの種結晶需要が早期に立ち上がったため、まずはそちらで事業基盤を固める戦略をとった。
初期製品の投入と拠点拡大(2010年〜2012年)
2010年10月には12.5mm長の長尺工具素材を発売し、同時にNEDOイノベーション推進事業に採択された。本社及び工場を大阪府茨木市へ移転した後、さらに豊中市へ移転した。同年中に1インチ(25x25mm)基板、(111)面研究用基板、Bドープエピ層付き基板、10x10mm種結晶を発売し、製品ラインアップを拡充した。2011年頃には横江第1工場を設置し、本社工場の稼働を停止して横江第2工場の設置準備を開始するなど、生産拠点を集約・拡大した。これらの設備投資により、量産体質の構築を進めた。
上場と製品多様化(2015年〜2022年)
東京証券取引所グロース市場への上場(時期は明記されていないが、財務データが2018年3月期から存在することから2017年頃と推定される)。2015年以降、島工場の設置、横江第1工場を横江工場へ改称し横江第2工場を開発部拠点に変更するなど、生産・研究体制を再編した。製品面では低抵抗ダイヤモンド基板、15x15mm単結晶基板・種結晶、13x13mm大型低抵抗ダイヤモンド基板を相次いで発売。2019年には子会社としてエス・エフ・ディー株式会社、SFD India Private Limitedを設立し、インド市場への足がかりを築いた。この時期、種結晶需要の拡大を背景に売上高は急成長した。
売上高27億円のピークとその後の急落(2023年〜2024年)
2023年3月期には連結売上高27億円を記録し、純利益9億円と過去最高の業績を達成した。しかし、2024年3月期後半からラボグローンダイヤモンド市場において小型宝石の価格が急激に下落し、製造会社の採算が悪化。イスラエル、米国、インド、欧州で関連企業の倒産や生産停止が相次ぎ、当社の主要顧客からの受注が激減した。2024年3月期の売上高は8億円に落ち込み、純損失1億円を計上。これにより、種結晶事業の脆弱性が露呈し、事業構造の転換を迫られることとなった。
30x30mm単結晶の製品化と2インチウエハ開発への挑戦(2025年〜2026年)
2025年2月、当社は世界最大級となる30x30mmの単結晶ダイヤモンド基板の製品化に成功したと発表した。この開発には2年以上を要した。同年4月には同結晶から切り出した1インチウエハを発売した。一方、2024年11月に公表したロードマップで掲げた2インチウエハの開発は、目標時期の2025年12月までに完了せず、約半年遅れとなった。2026年5月に53x53mmのモザイク結晶開発に成功し、これを用いた2インチウエハの2027年3月期下期販売開始を計画する。また、2026年3月には本田技術研究所との共同研究の基本合意を公表し、ダイヤモンドデバイス実用化に向けた連携を開始した。
年表3件を開く
2000年代
- 2009年9月創業大阪府池田市緑丘一丁目8番31号に資本金10,000,000円で株式会社イーディーピーを設立
- 2009年10月創業営業開始 産総研の研究成果を活用した事業を行う設立5年以内のベンチャーに付与される「産総研発ベンチャー」の称号付与
2010年代
- 2010年10月創業12.5mm長の長尺工具素材の発売 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)・イノベーション推進事業に採択 本社及び本社工場を大阪府茨木市五日市一丁目7番24号に移転 本社及び本社工場を大阪府豊中市上新田四丁目6番3号に移転 1インチ(25x25mm)基板の発売(111)面(注1)研究用基板の発売 大阪府茨木市横江一丁目17番3号に横江第1工場(現在は横江工場に改称)を設置 Bドープエピ層(注2)付き基板の発売 10x10mm種結晶(注3)の発売 本社工場の稼働を停止し、横江第2工場(現在は開発部の拠点に変更)の設置準備を開始 大阪府茨木市横江一丁目2番9号に横江第2工場(現在は開発部の拠点に変更)を設置 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 大阪府茨木市四丁目26番6号に島工場を設置 横江第1工場を横江工場に改称し、横江第2工場を開発部の拠点に変更 低抵抗ダイヤモンド基板の発売 15x15mm単結晶基板、種結晶の発売 エス・エフ・ディー株式会社を設立 SFD India Private Limitedを設立 13x13mm大型低抵抗ダイヤモンド基板の発売 エス
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 2インチウエハ製品化2027年3月期下期まで2インチウエハを製品化
- 大型種結晶の販売開始2026年5月まで16x16mm~20x20mmの大型種結晶の販売を開始
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
大型ダイヤモンドウエハ開発
ダイヤモンドデバイス向けに、2インチ以上の大型ウエハと基板を開発する。2027年3月期下期に2インチウエハの製品化を目指し、将来は4インチ以上を視野に入れる。既存プロセスに対応するため、単結晶ウエハを供給する。
- 02
大型種結晶の販売拡大
人工宝石市場向けに、16x16mmから20x20mmの大型種結晶の販売を開始し、新規ユーザーを獲得する。大型種結晶の需要増に対応し、品質の安定した大量供給を実現する。
- 03
ブランド宝石・宝飾品展開
独自の大型単結晶技術を活かした大型宝石やカラーダイヤを開発し、Japan Made Diamondとしてブランド化を進める。日本国内や東アジア圏で販売を強化する。
- 04
光学部品・ヒートシンク市場開拓
ダイヤモンドの高熱伝導率や光透過性を活かし、5Gやデータセンター向けの除熱部品や光学部品の利用を拡大する。既存顧客との連携を深め、新規用途を開拓する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で70人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は487万円で、4期前と比べて+1.2%。平均年齢は48.4歳、平均勤続年数は5.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 481 | 46.7 | 4.5 | 44 | — |
| 2023年3月 | 500 | 46.1 | 3.8 | 56 | — |
| 2024年3月 | 462 | 46.6 | 4.3 | 62 | — |
| 2025年3月 | 475 | 45.1 | 3.9 | 69 | −1,449 |
| 2026年3月 | 487 | 48.4 | 5.0 | 70 | −2,000 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 0 / 海外 1) を有報から抽出しています。
- 海外SFD Antwerp BVベルギー・アントワープ市議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は5億円、営業利益は-14億円。前期と比べると減収で、売上が-44.4%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 11億円 | 5億円 |
| 営業利益 | -3億円 | -14億円 |
| 純利益 | -2億円 | -24億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は2億円、営業利益は−2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 6 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 1 | −1 | −100.0 | 0 |
| 2024年2Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 2 | −1 | −50.0 | −2 |
| 2024年4Q | 3 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 4 | −5 | −125.0 | −6 |
| 2025年4Q | 5 | −5 | −100.0 | −17 |
| 2026年2Q | 1 | −5 | −500.0 | −5 |
| 2026年4Q | 4 | −9 | −225.0 | −19 |
| 2027年1Q | 2 | −2 | −100.0 | −2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2018年3月期からの9期で、売上は3億円から5億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は-280.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 3 | — | −2 | — | −2 |
| 2019年3月 | 4 | — | 0 | — | 0 |
| 2020年3月 | 7 | — | 1 | — | 1 |
| 2021年3月 | 11 | — | 3 | — | 3 |
| 2022年3月 | 16 | — | 5 | — | 4 |
| 2023年3月 | 27 | — | 13 | — | 9 |
| 2024年3月 | 8 | — | −1 | — | −1 |
| 2025年3月 | 9 | −10 | −10 | −111.1 | −23 |
| 2026年3月 | 5 | −14 | −13 | −280.0 | −24 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高5億円のうち、営業利益として残るのは-14億円で-280.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-24億円、売上の-480.0%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金220.0%11億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金160.0%8億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-280.0%-14億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2026年3月期は営業CFが−10億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−12億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は8億円で、売上の19.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 2 | −4 | 3 | −2 | 4 |
| 2021年3月 | 4 | −4 | 5 | 0 | 9 |
| 2022年3月 | 6 | −5 | 0 | 1 | 11 |
| 2023年3月 | 12 | −19 | 19 | −7 | 22 |
| 2024年3月 | −6 | −9 | −1 | −15 | 7 |
| 2025年3月 | −5 | −1 | 12 | −6 | 14 |
| 2026年3月 | −10 | −2 | 5 | −12 | 8 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2026年3月期の総資産は25億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は68.1%(業種中央値59.3%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 10 | 7 | 3 | 72.7 |
| 2019年3月 | 11 | 7 | 4 | 65.1 |
| 2020年3月 | 15 | 9 | 6 | 57.8 |
| 2021年3月 | 23 | 16 | 7 | 71.7 |
| 2022年3月 | 28 | 20 | 8 | 72.6 |
| 2023年3月 | 60 | 49 | 11 | 82.0 |
| 2024年3月 | 53 | 49 | 4 | 90.9 |
| 2025年3月 | 44 | 34 | 10 | 78.0 |
| 2026年3月 | 25 | 17 | 8 | 68.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
その他製品 104社との比較
同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で104社中37位あたり、逆に低いのは売上成長率で104社中103位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥966で、1年前と比べて+94.8%。過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 8.74倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は903円で、直近1ヶ月で-13.75%と下落しています。25日線942.44円、75日線1100.13円を下回り、200日線930.05円も下回っており、中期・長期のトレンドは弱含みです。52週高値3100円からは約71%下落、52週安値360円からは約151%上昇しており、変動の大きい値動きです。RSIは44.67と中立圏で、売買はやや落ち着いていますが、下値はまだ固まっていません。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)。
PERは算出不能(赤字)、PBR8.17倍、ROE-94.3%と深刻な赤字。同業界平均PER18.55倍、PBR1.39倍に対し、PBRは約6倍も高く、割高感が極めて強い。配当利回りは0%で株主還元もなし。売上高減少と営業損失拡大が続き、収益性の悪化が顕著。株価は大幅に割高で、投資リスクが高いと判断した。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 8.74倍 | 1.38倍 |
| ROE | -94.3% | 6.6% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
太陽光発電所の開発・運営を手掛けるが、売上高が急減し、赤字が続いている。固定価格買取制度(FIT)の終了や競争激化により、事業環境は厳しさを増している。強気派は、既存発電所の運営による安定収益化や、新規市場(例えば蓄電所やPPAモデル)への転換など、事業構造の転換による再生に期待する。弱気派は、売上高の減少が続き、赤字幅も拡大傾向にあることから、事業の継続可能性自体を懸念する。特に、2026年3月期の売上高が5億円まで縮小する見通しで、赤字が継続する可能性が高い。両論は、この事業転換の成否と、資金繰りのリスクを巡って対立している。
- 事業転換による再生期待
蓄電池やPPAなど新分野への進出で収益改善の可能性
- 既存発電所の安定収益
運営中の発電所からの売電収入が底堅い
- 売上急減の一巡感
2026年度の売上見通しは5億円と減速が止まりつつある
- 純損失の拡大ペースが急縮小通年影響中
純損失は23→24億円、悪化幅は1億円(前期は22億円)
- 株価は前年比+52%、上昇トレンド継続影響弱
前年比+52.09%、時価総額141億円
- PBR8.24倍、市場の成長期待を反映不定影響弱
PBR8.24倍、時価総額141億円
- 低い売上高から回復する際の反動増期待2027年〜2028年影響弱
売上高は9億円→5億円と半減、来期の反動増に期待
- 赤字拡大の懸念
2025年度は営業利益率‐280%と赤字幅が拡大
- 売上縮小の加速
売上高はピークの3分の1以下に減少見通し
- 資金繰りリスク
自己資本は毀損しており、資金調達が必要な可能性
- 売上高9→5億円、44%減収通年影響中
売上高5億円、前期9億円から▲4億円
- 営業損失10→14億円、赤字拡大通年影響中
営業損益は▲10億円→▲14億円、損失額4億円拡大
- 営業利益率▲280%へ大幅悪化通年影響中
営業利益率は前期▲111%から▲280%へ
- ROE▲94.3%、純資産毀損で継続懸念継続影響強
ROE▲94.3%、純損失24億円は純資産約17億円を超過
- 売上高推移
- 事業規模の縮小が続くかどうかを見る
- 営業損益
- 赤字幅の改善・悪化を確認する
- 自己資本比率
- 財務健全性と資金繰りリスクの指標
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ23,252人。区分でいちばん多いのは個人・その他で78.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が15.2%を占め、残る84.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 35.7 | 41.4 | 58.3 | 66.0 | 78.0 |
| 事業法人 | 48.0 | 29.6 | 24.3 | 22.2 | 12.6 |
| 証券会社 | — | 8.1 | 4.9 | 5.0 | 4.9 |
| 金融機関 | 4.8 | 6.2 | 3.2 | 2.2 | 2.6 |
| 外国法人 | 11.5 | 14.7 | 9.1 | 4.4 | 1.6 |
| 外国人個人 | — | 0.1 | 0.1 | 0.3 | 0.3 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 藤森直治 | 6.86 |
| 02 | 竹内工業株式会社 | 5.89 |
| 03 | 加茂睦和 | 1.94 |
| 04 | 株式会社SBI新生銀行 | 1.79 |
| 05 | 北城恪太郎 | 1.75 |
| 06 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 1.67 |
| 07 | 株式会社フューチャーパートナーズ | 1.62 |
| 08 | 株式会社槌屋 | 1.34 |
| 09 | 三星ダイヤモンド工業株式会社 | 1.29 |
| 10 | 日本証券金融株式会社 | 0.68 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-20岡三証券株式会社新規の大量保有報告5.52%-3.82pt
- 2026-08-06岡三証券株式会社新規の大量保有報告9.34%-2.42pt
- 2026-07-31岡三証券株式会社新規の大量保有報告11.76%-1.16pt
- 2026-07-27岡三証券株式会社新規の大量保有報告12.92%-1.24pt
- 2026-07-16岡三証券株式会社新規の大量保有報告14.16%-1.03pt
- 2026-07-03岡三証券株式会社新規の大量保有報告15.19%-1.16pt
- 2026-07-01岡三証券株式会社新規の大量保有報告16.35%-1.04pt
- 2026-06-22岡三証券株式会社新規の大量保有報告17.39%
- 2026-06-19藤森 直治新規の大量保有報告7.78%-0.24pt
- 2026-06-15藤森 直治変更報告9.38%-1.12pt
- 2026-06-15藤森 直治変更報告8.02%-1.36pt
- 2026-06-10藤森 直治新規の大量保有報告8.02%-1.36pt
- 2026-06-10藤森 直治新規の大量保有報告9.38%-1.12pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で+98%、1株純資産は9期で−100%。直近期のROEは-94.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% |
|---|---|---|---|
| 2018年3月 | −10,108 | 39,343 | — |
| 2019年3月 | 488 | 39,428 | 1.2 |
| 2020年3月 | 10 | 96 | 11.8 |
| 2021年3月 | 26 | 152 | 20.0 |
| 2022年3月 | 35 | 188 | 20.4 |
| 2023年3月 | 72 | 376 | 26.1 |
| 2024年3月 | −8 | 369 | −2.3 |
| 2025年3月 | −171 | 237 | −67.5 |
| 2026年3月 | −165 | 110 | −94.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額93百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 藤森直治 | 代表取締役 社長 | 77 | 1,062,900 |
| 髙岸秀滋 | 代表取締役副社長兼 総務部長 | 75 | 61,500 |
| 林雅志 | 常務取締役兼生産部長 | 67 | 11,200 |
| 光田好孝 | 取締役 | 66 | 2,000 |
| 槇徳子 | 取締役 | 62 | 1,000 |
| 岡田宗久 | 常勤監査役 | 68 | — |
| 大松信貴 | 監査役 | 56 | — |
| 大塚仁 | 監査役 | 67 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 46 | 16 | 62 | 21 |
| 社外監査役 | 4 | 21 | — | 21 | 5 |
| 社外取締役 | 3 | 9 | 1 | 10 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容12,385字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題13,595字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク15,831字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)10,666字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第17期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第16期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第15期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第15期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第15期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第15期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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