概要
ナカバヤシは、アルバムやシュレッダーで知られる文具・事務用品メーカーである。1923年の製本所創業をルーツに持ち、1968年にフエルアルバムを皮切りに紙製品へ進出。2025年3月期の連結売上高は628億円、営業利益18億円、従業員数は2004人。本社は大阪市中央区。ビジネスプロセスソリューション、コンシューマーコミュニケーション、エネルギー、その他(農業など)の4セグメントで事業を展開する。
4つの事業セグメントで構成される収益構造
ナカバヤシグループは、ビジネスプロセスソリューション事業、コンシューマーコミュニケーション事業、エネルギー事業、その他(野菜プラント・にんにくファーム事業等)の4セグメントで構成される。2025年3月期のセグメント別売上高は、コンシューマーコミュニケーション事業が305億91百万円(全体の約50%)、ビジネスプロセスソリューション事業が296億18百万円(約48%)と、この二つで大部分を占める。エネルギー事業は12億84百万円、その他は1億4百万円。営業利益ではコンシューマーコミュニケーション事業が18億8百万円と最も大きく、ビジネスプロセスソリューション事業が11億35百万円。エネルギー事業は8百万円の黒字、その他は12百万円の黒字である。こうした事業ポートフォリオは、安定した文具需要と法人向けBPOサービスの両輪で収益を支えつつ、再生可能エネルギーや農業などの新分野に挑戦する構造を示している。
島根県に集約された生産拠点と国内物流網
ナカバヤシの生産拠点は島根県に集中している。1971年開設の佐田工場(出雲市)を皮切りに、1972年の掛合工場(雲南市)、1984年の平田工場(出雲市)、1989年の出雲工場、1990年の松江工場と拡大。2005年には島根県内の3子会社(出雲ナカバヤシ、平田ナカバヤシ、松江ナカバヤシ)を合併し、島根ナカバヤシ株式会社(現ナカバヤシファクトリー)を設立した。また兵庫県にも1973年開設の兵庫工場(養父市)がある。物流面では1989年に埼玉県ときがわ町に関東物流センター、1995年に大阪府千早赤阪村に関西物流センターを設置し、全国への供給体制を整えている。この地域分散型の生産・物流ネットワークは、紙製品や事務機器の安定供給を支える基盤となっている。
国内外の子会社とグループ再編の歴史
ナカバヤシグループは、M&Aや子会社設立を通じて事業領域を拡大してきた。2005年にはミヨシとリーマンの株式を100%取得、2007年には日本通信紙の株式51.25%を取得し連結子会社化。2009年には人材派遣のウーマンスタッフを、2010年にはフランクリン・プランナー・ジャパンを傘下に加えた。海外では2004年に中国寧波に製造子会社(寧波仲林文化用品)を設立、2006年には販売会社(仲林(寧波)商業)を設立。また、ベトナムにNCL VIETNAM、アメリカにNakabayashi USA、インドネシアにPT MIRAI INTERNASIONAL INDONESIAを持つ。しかし、2025年には寧波仲林文化用品を清算している。国内では2004年に販売子会社をフエル販売1社に統合、2008年には関宮ナカバヤシを兵庫ナカバヤシに改称し、製造事業を子会社へ移管するなどの再編を繰り返し、効率化を図ってきた。
売上高600億円台で推移する財務体質
ナカバヤシの連結売上高は2013年3月期の485億円から増加傾向にあり、2020年3月期には653億円とピークを迎えた。その後、2021年636億円、2022年631億円、2023年616億円と減少に転じ、2024年610億円、2025年628億円と横ばいで推移している。営業利益は開示されている2025年3月期が18億円、経常利益率は2.87%。純利益は2023年3月期に7億円の赤字を計上したが、2024年9億円、2025年20億円と回復。2026年3月期の計画では売上高616億円、営業利益29億円、純利益19億円を見込む。総資産は540億円程度で、自己資本比率は非開示だが、財務基盤は安定しているとみられる。エネルギー事業では木質バイオマス発電の減損損失を計上するなど、一部事業に課題も抱える。
「生命関連産業」を冠した中期経営計画
ナカバヤシは2024年5月、第4次中期経営計画「Go on 5ing」(2025年3月期~2027年3月期)を策定した。基本方針は「収益力の強化」「成長力の推進」「株主価値の向上」。目標として売上高660億円、営業利益33億円(営業利益率5%)を掲げる。同計画では、京都大学広井良典教授が提唱する「生命関連産業」(健康・医療、環境、生活・福祉、農業、文化の5分野)をコアコンセプトに据え、既存事業の強化と新規事業創出を進める。具体的にはDX推進によるBPOの高度化、紙製品の脱プラ対応(ブランド「asue」)、木質バイオマス発電の安定稼働、製本と農業の二刀流など、社会課題解決型の事業展開を目指す。また、ROICの持続的な向上や資本効率の改善も重点課題としている。
業界の中での役割は印刷・製本・オフィス用品・エネルギー(バイオマス発電)などを顧客に提供する多角的企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01ビジネスプロセスソリューション主力
図書製本、法人向け手帳、DPS・BPOサービス等を提供。子会社を通じて人材派遣、図書館業務受託、アウトソーシング、印刷事業、卒業アルバム製造、シール印刷等も手掛ける。
- 図書製本
- 書籍・雑誌の製本サービス。
- 法人向け手帳
- 企業向けにカスタマイズされた手帳を製造。
- DPS・BPOサービス
- ダイレクトメール作成・発送などの業務受託サービス。
02コンシューマーコミュニケーション主力
アルバム、ファイル、ノート等の日用紙製品、ファニチャー、収納整理用品、PC周辺機器、シュレッダ等の事務機器、オフィス家具、ぬいぐるみ等を製造・販売。
- アルバム、ファイル、ノート
- 思い出保存・整理用品、文房具として広く利用される。
- ファニチャー、収納整理用品
- 家具や収納用品。
- PC周辺機器、事務機器
- PCアクセサリー、シュレッダなど。
- オフィス家具
- オフィス向けのデスクやチェア等。
03エネルギー副次
連結子会社の松江バイオマス発電による木質バイオマス発電と、当社の太陽光発電を行う。再生可能エネルギー事業。
- 木質バイオマス発電
- 木材を燃料にした発電。
- 太陽光発電
- 太陽光を利用した発電。
04その他(野菜プラント・にんにくファーム)その他
野菜プラント事業(植物工場)やにんにくファーム事業等の農業関連事業。
- 野菜、にんにく
- 植物工場での野菜栽培やにんにくの栽培。
製品と技術
フエルアルバムに始まる紙製品群
ナカバヤシの紙製品は、1968年に製造を開始した「フエルアルバム」が原点である。以降、ファイルやノート、スクラップブックなど多様な日用紙製品を展開。写真関連用品としてアルバムや写真保存用品は同社の看板商品であり、国内市場で高いシェアを持つ。近年は環境配慮型の紙製品ブランド「asue(あすえ)」を立ち上げ、海洋プラスチック問題への対応として脱プラ素材のファイルやバインダーを投入している。これらの製品は主に島根ナカバヤシ(現ナカバヤシファクトリー)やベトナムのNCL VIETNAMで生産され、文具店やホームセンター、ECチャネルを通じて販売される。
トジスターに代表される事務機器
1974年に発売された電動卓上製本機「トジスター」は、ナカバヤシの事務機器分野における最初の製品である。書類を簡単に製本できる利便性からオフィスで広く使われた。その後、シュレッダー(書類裁断機)の製造・販売に進出し、家庭用からオフィス用まで幅広いラインアップを揃える。特に機密文書処理サービスと連動した「出張細断サービス」は、2002年に発足したパピルスネットワーク会(現一般社団法人全日本機密文書裁断協会)を通じて全国展開している。また、PC周辺機器(マウス、キーボード等)や防犯防災用品(チャイルドシート等)も同事業で扱う。
オフィス家具と収納整理用品で快適空間を提案
オフィス家具は、1990年頃から松江工場で生産を開始し、OAデスク、レターケース、収納家具などを製造。連結子会社カグクロが製造販売を担い、2016年頃からEC販売にも注力している。大型テーマパークへの納入実績もあり、価格改定や運送費の見直しにより収益性を改善している。また家庭向けの収納整理用品も手掛け、プラスチック製ケースや引き出しなどの収納具を展開。これらの製品はコンシューマーコミュニケーション事業の柱の一つであり、生活空間の整理整頓ニーズに応える。
ぬいぐるみビジネス:サンレモンの製品群
連結子会社の株式会社サンレモンは、ぬいぐるみの製造販売を手掛ける。欧米のテーマパーク向け商品が好調で、中国・韓国への販路拡大を進めている。2025年7月には上海に合弁会社SUNLEMON TRADING (SHANGHAI) CO., LTD.を設立し、現地サポートを強化。ナカバヤシグループ内ではコンシューマーコミュニケーション事業に属し、文具とは異なるキャラクター商品として、子供向けやコレクター向け市場を開拓している。
木質バイオマス発電によるエネルギー事業
エネルギー事業の中心は、松江バイオマス発電株式会社が運営する木質バイオマス発電所である。林地残材や製材端材を燃料とする木質チップを活用し、再生可能エネルギーを生み出す。出力は天候や燃料在庫に左右されるため、2024年3月期には減損損失を計上したが、安定稼働に向けた取り組みを継続している。また自社施設での太陽光発電も行い、固定価格買取制度(FIT)のもとで売電収入を得ている。エネルギー事業の売上高は約13億円と小規模だが、グループの「生命関連産業」の環境分野を担う位置づけである。
BPO・図書館運営などサービス事業の深化
ビジネスプロセスソリューション事業は、製本や印刷物の製造に加え、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスが成長分野である。図書館運営の受託では、長年培った図書製本のノウハウを活かし、指定管理業務や書架移動支援などの専門サービスを提供。日本通信紙によるアウトソーシング事業やCBT試験事業、ウーマンスタッフによる人材派遣も含まれる。また卒業アルバムの製造販売では、子会社の松本コロタイプ光芸社が手掛ける。これらのサービスは、同社の製造基盤とデジタル技術を融合させた高付加価値事業として、収益源の多様化に貢献している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
その他製品のなかでの位置
アルバム・写真関連で老舗、収益改善途上
同社は写真アルバム・情報整理用品を祖業とし、現在は事務用品や機能性食品にも展開する生活関連製品メーカー。その他製品業界では三井松島ホールディングス(石炭・不動産)やテクセンドフォトマスク(半導体用マスク)など異業種が混在する中、同社は紙加工・写真関連というニッチ分野に軸足を置く。ドリームベッド(寝具)や浅香工業(工具)とも業種は異なる。売上高600億円超と中堅だが、営業利益率は2.87%(2025/3)と低く、構造改革で収益改善を図る途上。
強み
- 写真アルバム市場で長年のブランド力と販路を持ち、高いシェアを維持。
- 事務用品や健康食品など複数事業を展開し、特定分野の需要変動リスクを軽減。
- 学校・家庭・オフィス向けに幅広く製品を提供し、リピート需要が見込める。
- 自己資本比率が高く、無借金または低借入で財務リスクは低い。
課題
- 営業利益率が3%未満と低く、原材料高や競争激化でさらに悪化する可能性。
- 写真のデジタル保存が進み、アルバム需要は長期的に減少トレンド。
- 健康食品など新規事業がまだ収益の柱に育っておらず、投資回収が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
その他製品の時価総額近傍。太字がナカバヤシ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7856萩原工業 | 279億円 | 19.5倍 |
| 2 | 7962キングジム | 249億円 | 22.4倍 |
| 3 | 7885タカノ | 178億円 | 28.0倍 |
| 4 | 7820ニホンフラッシュ | 177億円 | 0.5倍 |
| 5 | 7811中本パックス | 177億円 | 8.1倍 |
| 6 | 7987ナカバヤシ | 163億円 | 8.0倍 |
| 7 | 7794イーディーピー | 149億円 | — |
| 8 | 7792コラントッテ | 135億円 | 10.0倍 |
| 9 | 7819粧美堂 | 134億円 | 11.1倍 |
| 10 | 7822永大産業 | 120億円 | — |
| 11 | 7879ノダ | 117億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 39件
製本所として創業した1923年
ナカバヤシの起源は1923年4月、大阪市浪速区で中林安右衛門が開業した「中林製本所」である。雑誌合本や図書修理を業とし、後に図書製本の専門工場へと成長する基盤を築いた。1951年6月には、滝本安克によって資本金50万円、従業員18名で株式会社中林製本社が設立された。当時は大阪市都島区片町に拠点を置き、製本業を法人化。1956年10月には大阪府堺市に「本邦最大の図書製本工場」として本社工場を新設し、生産能力を拡大した。製本技術の蓄積は、後の手帳やアルバム製造への展開の足がかりとなった。
手帳・アルバム製造への進出と商号変更(1959~1970年)
1959年8月、中林製本社は手帳の製造を開始し、紙加工分野に第一歩を踏み出した。1963年7月には商号を「中林製本手帳株式会社」と改称し、手帳事業を明確化。さらに1968年11月にはフエルアルバムの製造を開始し、紙製品分野へ本格参入する。1970年10月、商号を現在の「ナカバヤシ株式会社」に変更した。この時期、島根県への生産拠点展開も始まり、1971年に佐田工場(出雲市)、1972年に掛合工場(雲南市)を新設。アルバムとファイルの製造を拡大し、事務用紙製品分野での地位を固めた。
東京・大阪両証券取引所への上場(1977~1983年)
1977年10月、ナカバヤシは大阪証券取引所市場第二部に新規上場した。続いて1981年6月には東京証券取引所市場第二部に上場。1983年4月には両取引所の市場第一部に指定され、資本市場での評価が高まった。上場に前後して、1974年には電動卓上製本機トジスターの製造を開始し事務機器分野に参入。1976年には大阪市東区(現中央区)に本社ビルを竣工し、本社機能を統合した。1984年には東京支社ビルと板橋配送センターを完成させ、首都圏での事業基盤を強化した。
島根県での生産拡大と子会社設立(1984~1990年)
1984年11月、島根県平田市(現出雲市)に平田工場(平田ナカバヤシ株式会社)を設立し、紙製品・手帳の生産を拡充。1989年6月には出雲ナカバヤシ株式会社、1990年10月には松江工場(松江ナカバヤシ株式会社)を設立し、事務機器(OAデスク、レターケース、オフィス家具等)の生産を開始した。島根県内に3つの子会社が並立する体制となり、生産能力の増強と製品多様化が進んだ。また1989年には埼玉県に関東物流センター、1995年には大阪府に関西物流センターを完成させ、物流網の整備も同時に行われた。
品質認証取得とプライバシーマーク(1997~2003年)
1997年5月、堺本社工場のビジネスフォーム印刷事業部門でISO9002認証を取得。2000年6月には平田ナカバヤシの手帳製造部門でも同認証を得た。2002年6月にはナカバヤシ全工場と島根県内3子会社、兵庫県の関宮ナカバヤシの計8拠点でISO9001・ISO9002を一斉取得。2003年3月には全事業所と主要子会社でプライバシーマークを取得し、情報管理の信頼性を高めた。同年3月には全営業部門でISO14001認証も取得。これらの認証取得は、顧客からの品質・環境への要求に応えるための基盤整備であり、後のBPO事業や機密文書処理サービスの展開につながった。
M&Aによるグループ拡大と事業多角化(2004~2010年)
2004年に中国寧波に連結子会社(寧波仲林文化用品)を設立し海外生産を開始。2005年には島根県内3社を合併して島根ナカバヤシを発足させるとともに、ミヨシとリーマンの株式を100%取得して連結子会社化した。2007年には日本通信紙の株式51.25%を取得。2008年には関宮ナカバヤシを兵庫ナカバヤシに改称し、製造事業を子会社に移管してグループ内分業を進めた。2009年には人材派遣のウーマンスタッフを完全子会社化、2010年にはフランクリン・プランナー・ジャパンを設立。さらに同年、島根ナカバヤシの子会社として島根ナカバヤシサンワークスを設立し、製造委託の体制を整えた。
バイオマス発電と農業へ進出した2010年代後半
エネルギー事業として、連結子会社松江バイオマス発電株式会社による木質バイオマス発電と、自社での太陽光発電を開始。再生可能エネルギー分野に進出し、循環型社会への貢献を掲げた。またその他事業として野菜プラント事業(植物工場)やにんにくファーム事業も開始し、「製本と農業の二刀流」を標榜。2010年代後半には、海洋プラスチック問題に対応する紙製品ブランド「asue(あすえ)」を立ち上げるなど、SDGsを意識した事業展開を加速させた。一方、2023年3月期には純利益7億円の赤字を計上するなど、エネルギー事業の固定資産減損などが影響した。
グループ再編と中国子会社清算の2020年代
2020年代に入り、ナカバヤシはグループ構造の見直しを進めた。2024年には中期経営計画「Go on 5ing」を策定し、収益力強化とDX推進を打ち出す。2025年3月期には寧波仲林文化用品有限公司を清算(2025年6月3日付で清算結了)、中国現地生産から撤退した。同年7月には島根ナカバヤシをナカバヤシファクトリーに商号変更し、製造子会社の機能を集約。また2025年7月には連結子会社のサンレモンが上海に新会社を設立するなど、ぬいぐるみ事業の海外展開にも動いている。財務面では2025年3月期に営業利益18億円と改善し、2026年3月期には29億円を計画する。
年表39件を開く
1920年代
- 1923年4月大阪市浪速区河原町において、故中林安右衛門が雑誌合本・図書修理を業とする「中林製本所」を開業
1950年代
- 1951年6月故滝本安克が大阪市都島区片町において資本金50万円、従業員18名を以て「㈱中林製本社」を設立
- 1956年10月大阪府堺市に本邦最大の図書製本工場として本社工場を新設
- 1959年8月手帳の製造を開始
1960年代
- 1963年7月商号を「中林製本手帳㈱」と改称
- 1968年11月フエルアルバムの製造を開始し、紙製品分野に進出
1970年代
- 1970年10月商号を「ナカバヤシ㈱」と改称
- 1971年7月島根県簸川郡佐田町(現出雲市)に佐田工場を新設、アルバムの製造を拡大
- 1972年7月島根県飯石郡掛合町(現雲南市)に掛合工場を新設、ファイルの製造を開始し、事務用紙製品分野に進出
- 1973年7月兵庫県養父郡大屋町(現養父市)に図書製本の主力工場として兵庫工場を新設
- 1974年4月電動卓上製本機トジスターの製造を開始し、事務機器分野に進出
- 1976年3月M&A大阪市東区(現中央区・現在地)に本社ビル竣工、本社及び大阪支店を統合
- 1977年10月上場大阪証券取引所市場第二部に新規上場
1980年代
- 1981年6月上場東京証券取引所市場第二部に新規上場
- 1983年4月東京証券取引所・大阪証券取引所市場第一部に指定
- 1984年11月東京都板橋区(現在地)に東京支社ビル、並びに板橋配送センター竣工
- 1984年11月島根県平田市(現出雲市)に平田工場(平田ナカバヤシ㈱を設立)を新設、紙製品・手帳の生産を拡充
- 1989年6月島根県出雲市に出雲ナカバヤシ㈱を新設、紙製品の生産を拡充
- 1989年10月埼玉県比企郡玉川村(現ときがわ町)に関東物流センター完成
1990年代
- 1990年10月島根県松江市に松江工場(松江ナカバヤシ㈱を設立)を新設、事務機器(OAデスク・レターケース・オフィス家具等)の生産を拡充
- 1995年7月大阪府南河内郡千早赤阪村に関西物流センター完成
- 1997年5月堺本社工場のビジネスフォーム印刷事業部門において「ISO9002」の認証を取得
2000年代
- 2000年6月平田ナカバヤシ㈱の手帳類製造部門において、「ISO9002」の認証を取得
- 2002年6月ナカバヤシ㈱全工場、関宮ナカバヤシ㈱、平田ナカバヤシ㈱、出雲ナカバヤシ㈱及び松江ナカバヤシ㈱において、「ISO9001」並びに「ISO9002」の認証を取得
- 2002年9月創業パピルスネットワーク会(現一般社団法人全日本機密文書裁断協会)(現在正会員企業56社)が発足し、機密文書などの出張細断サービスを全国で開始する
- 2003年3月ナカバヤシ㈱全事業所、関宮ナカバヤシ㈱、平田ナカバヤシ㈱、出雲ナカバヤシ㈱及び松江ナカバヤシ㈱において、「プライバシーマーク」の認定を取得
- 2003年3月全営業部門において、「ISO14001」の認証を取得
- 2004年4月M&A販売子会社を整理統合してフエル販売㈱1社とする
- 2004年11月連結子会社寧波仲林文化用品有限公司(当社100%出資)を設立
- 2005年10月M&A連結子会社出雲ナカバヤシ㈱、平田ナカバヤシ㈱及び松江ナカバヤシ㈱の3社が合併し、商号を島根ナカバヤシ㈱に変更する
- 2005年11月㈱ミヨシ及びリーマン㈱の2社の株式を100%取得し、連結子会社とする
- 2006年4月連結子会社仲林(寧波)商業有限公司(当社100%出資)を設立
- 2007年6月日本通信紙㈱の株式の51.25%を取得し、連結子会社とする
- 2008年3月商号変更連結子会社関宮ナカバヤシ㈱の商号を兵庫ナカバヤシ㈱に変更する
- 2008年4月ナカバヤシ㈱の佐田工場並びに掛合工場の紙製品製造事業を連結子会社の島根ナカバヤシ㈱へ、また兵庫工場の図書製本製造事業を連結子会社の兵庫ナカバヤシ㈱へ、それぞれ事業移管する
- 2009年9月非連結子会社フエルネット㈱(当社100%出資)を設立
- 2009年12月ウーマンスタッフ㈱の株式を100%取得し、連結子会社とする
2010年代
- 2010年4月フランクリン・プランナー・ジャパン㈱(当社100%出資)を設立し、連結子会社とする
- 2010年8月連結子会社の島根ナカバヤシ㈱が島根ナカバヤシサンワークス㈱(子会社100%出資)を設立し、非連結子会社とする
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2027年3月期まで660億円
- 営業利益2027年3月期まで33億円
- 営業利益率2027年3月期まで5%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
生命関連産業5分野の深化と新規展開
健康・医療、環境、生活・福祉、農業、文化の5分野で既存事業強化と新規事業創出を進め、社会課題の解決とトキ消費創出を通じて成長を図る。
- 02
DX推進による業務効率化と新価値創造
アナログとデジタルを融合し、生成AI活用などで生産性向上と新たなBPO領域を開拓。受注システム構築や業務プロセス見直しで競争力を高める。
- 03
サーキュラーエコノミーの推進
木質バイオマス発電や紙製品「asue」等で循環型社会に貢献。脱プラ・廃プラ課題を解決し、持続可能な事業活動を拡大する。
- 04
新規事業「add+venture70」の継続と事業化
第3次中計から引き継ぎ、70の新しい取り組みを推進。既存事業に捉われない製品・サービスを創出し、新たに50億円の売上を目指す。
- 05
不採算事業見直しとグループ管理効率化
事業構造改革、固定資産見直し、グループ管理部門の効率化により営業利益率を改善。ROICの持続的向上と資本効率の最適化を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で2,004人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は554万円で、9期前と比べて+12.7%。平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は14.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 2,028 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 2,223 | — |
| 2019年3月 | 491 | 41.4 | 13.4 | 2,222 | — |
| 2020年3月 | 469 | 41.4 | 13.4 | 2,297 | — |
| 2021年3月 | 473 | 40.7 | 15.2 | 2,316 | — |
| 2022年3月 | 495 | 40.8 | 15.3 | 2,339 | — |
| 2023年3月 | 488 | 41.1 | 15.6 | 2,228 | — |
| 2024年3月 | 502 | 41.4 | 15.3 | 2,184 | — |
| 2025年3月 | 514 | 43.1 | 16.4 | 2,113 | 85 |
| 2026年3月 | 554 | 42.7 | 14.8 | 2,004 | 145 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社13社(国内 12 / 海外 1) を有報から抽出しています。
- 国内ナカバヤシファクトリー㈱(注2、7)島根県 出雲市議決権100.0%
- 国内フエル販売㈱大阪府 堺市東区議決権100.0%
- 国内日本通信紙㈱(注4)東京都 文京区議決権100.0%
- 国内ウーマンスタッフ㈱東京都 中央区議決権100.0%
- 国内㈱松本コロタイプ光芸社熊本県 熊本市 中央区議決権100.0%
- 国内カグクロ㈱(注5)東京都 千代田区議決権100.0%
- 国内松江バイオマス発電㈱(注6)島根県 松江市議決権55.0%
- 国内㈱八光社東京都 板橋区議決権100.0%
- 国内国際チャート㈱埼玉県 桶川市議決権100.0%
- 国内不二工芸印刷㈱埼玉県 川口市議決権100.0%
- 国内㈱広田紙工埼玉県 行田市議決権100.0%
- 国内㈱サンレモン東京都 豊島区議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
- 仲林(寧波)商業有限公司中国 寧波市 北侖区100%
- 調達7.3億円情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験における各種印刷物の印刷・印字・発送業務(単価契約)情報処理推進機構 · 2019-10-02
- 調達4.6億円消費税軽減税率制度周知用パンフレット等の封入及び発送等業務の委託国税庁 · 2019-06-21
- 調達4.4億円情報処理技術者試験等の各種印刷物の印刷・印字・発送業務(単価契約)情報処理推進機構 · 2023-01-12
- 調達4.2億円制度周知用パンフレットの封入及び発送等業務の委託国税庁 · 2018-05-18
- 調達4.1億円2024年土地保有・動態調査及び令和5年法人土地・建物基本調査の実査等業務国土交通省 · 2024-05-07
- 調達3.9億円経済センサス-基礎調査に係る調査票等の印刷及び郵送実施業務総務省 · 2019-04-26
- 調達3.9億円令和5年法人土地・建物基本調査の印刷等業務国土交通省 · 2023-04-27
- 調達2.6億円令和3年度消費税の転嫁拒否等に関する調査(法人企業向け)に係る印刷、封入及び発送業務経済産業省 · 2021-04-08
- 調達2.4億円インボイス制度周知文の発送等業務の委託国税庁 · 2023-05-02
- 調達1.7億円電子複写機用紙の購入国税庁 · 2026-03-06
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は616億円、営業利益は29億円。前期と比べると減収増益で、売上が-1.9%、利益が+61.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 660億円 | 616億円 |
| 営業利益 | 33億円 | 29億円 |
| 純利益 | 20億円 | 19億円 |
| 1株あたり配当 | ¥22 | ¥22 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は141億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 169 | — | — | −6 |
| 2024年1Q | 140 | −3 | −2.1 | −1 |
| 2024年2Q | 143 | −1 | −0.7 | 3 |
| 2024年3Q | 161 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 166 | — | — | 7 |
| 2025年2Q | 291 | 4 | 1.4 | 4 |
| 2025年4Q | 337 | 14 | 4.2 | 16 |
| 2026年2Q | 282 | 10 | 3.5 | 2 |
| 2026年4Q | 334 | 19 | 5.7 | 17 |
| 2027年1Q | 141 | 5 | 3.5 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は485億円から616億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は4.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 485 | — | 12 | — | 8 |
| 2014年3月 | 538 | — | 16 | — | 9 |
| 2015年3月 | 535 | — | 17 | — | 9 |
| 2016年3月 | 562 | — | 25 | — | 12 |
| 2017年3月 | 578 | — | 28 | — | 15 |
| 2018年3月 | 596 | — | 30 | — | 17 |
| 2019年3月 | 641 | — | 25 | — | 16 |
| 2020年3月 | 653 | — | 27 | — | 16 |
| 2021年3月 | 636 | — | 30 | — | 16 |
| 2022年3月 | 631 | — | 23 | — | 10 |
| 2023年3月 | 616 | — | 9 | — | −7 |
| 2024年3月 | 610 | — | 10 | — | 9 |
| 2025年3月 | 628 | 18 | 22 | 2.9 | 20 |
| 2026年3月 | 616 | 29 | 32 | 4.7 | 19 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高616億円のうち、営業利益として残るのは29億円で4.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は19億円、売上の3.1%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.5%453億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.8%134億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.7%29億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが32億円、投資CFが3億円で、差し引きのフリーCFは35億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は68億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 28 | −14 | −5 | 14 | 50 |
| 2014年3月 | 17 | −26 | 21 | −9 | 62 |
| 2015年3月 | 27 | −34 | 14 | −7 | 69 |
| 2016年3月 | 26 | −12 | −12 | 14 | 71 |
| 2017年3月 | 27 | −21 | −15 | 6 | 61 |
| 2018年3月 | 29 | −10 | −12 | 19 | 68 |
| 2019年3月 | 26 | −19 | −12 | 7 | 63 |
| 2020年3月 | 39 | −31 | −3 | 8 | 68 |
| 2021年3月 | 24 | −5 | −23 | 19 | 64 |
| 2022年3月 | 22 | −3 | −3 | 19 | 81 |
| 2023年3月 | −1 | −13 | 11 | −14 | 79 |
| 2024年3月 | 13 | −11 | −14 | 2 | 67 |
| 2025年3月 | 28 | −4 | −20 | 24 | 71 |
| 2026年3月 | 32 | 3 | −38 | 35 | 68 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は541億円。このうち返さなくてよい自己資本が310億円で、自己資本比率は56.9%(業種中央値59.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 443 | 198 | 245 | 42.9 |
| 2014年3月 | 488 | 204 | 284 | 39.8 |
| 2015年3月 | 520 | 217 | 303 | 39.8 |
| 2016年3月 | 520 | 215 | 305 | 38.9 |
| 2017年3月 | 523 | 226 | 297 | 40.9 |
| 2018年3月 | 554 | 247 | 307 | 41.3 |
| 2019年3月 | 552 | 253 | 299 | 42.4 |
| 2020年3月 | 558 | 261 | 297 | 43.2 |
| 2021年3月 | 571 | 280 | 291 | 45.2 |
| 2022年3月 | 582 | 285 | 297 | 46.1 |
| 2023年3月 | 577 | 269 | 308 | 45.4 |
| 2024年3月 | 580 | 281 | 299 | 47.3 |
| 2025年3月 | 566 | 294 | 272 | 50.8 |
| 2026年3月 | 541 | 310 | 231 | 56.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
その他製品 104社との比較
同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで104社中31位あたり、逆に低いのは売上成長率で104社中84位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥565で、1年前と比べて+2.3%。過去52週の値幅のなかでは29%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.0倍 |
| PER (会社予想) | 7.9倍 |
| PBR | 0.49倍 |
| 配当利回り | 3.89% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で+3.97%の上昇。週足は6月下旬から緩やかな上昇トレンドを形成し、25日線(564.76円)を株価(576円)が上回る。52週高値(643円)から-10.4%、52週安値(514円)から+12.1%の位置で、中位水準。出来高は6月26日に78,600株と増加したが、その後は3〜5万株で安定。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PER 8.1倍は業界平均18.1倍を大幅に下回り、割安感が強いです。PBR 0.51倍も業界平均1.36倍を下回り、解散価値に対して割安です。配当利回り3.80%は業界平均2.19%を上回り、高利回りです。ROE 6.5%と収益性は低めですが、PBRの低さが割安感を強めています。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.0倍 | 18.4倍 |
| PER (予想) | 7.9倍 | — |
| PBR | 0.49倍 | 1.38倍 |
| ROE | 6.5% | 6.6% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
文具・事務用品メーカー。強気派は、安定した収益基盤と改善する営業利益率、2026年3月期の増益予想を評価。弱気派は、売上高がほぼ横ばいで成長がなく、競争が激しい業界での価格競争リスクを指摘。両論は、今後の利益成長の持続性で対立。
- 利益率改善
2026年3月期営業利益率4.71%と過去比改善見込み。
- 安定配当
予想配当利回り3.8%と安定した株主還元。
- 低PBR
PBR0.51倍と割安感がある。
- 営業利益の大幅増益(前期比+61%)FY2026/3影響強
営業利益29億円(前期比+11億円)、利益率4.71%に改善
- PER8.1倍の割安感継続影響中
PER8.14倍は成長を考慮すると割安、株価上昇余地
- PBR0.51倍の純資産割れ状態不定影響中
PBR0.51倍は解散価値以下、改善施策が株価刺激材料に
- 3.8%の配当利回り継続影響弱
配当利回り3.8%は安定的な株主還元
- 売上高停滞
過去3期売上高は610-628億円でほぼ横ばい。
- 競争激化
文具業界は価格競争が厳しく、差別化が困難。
- 成長投資不足
新規事業への大規模投資の情報は乏しい。
- 売上高減少が続く可能性FY2026/3影響中
売上高616億円(前期比▲1.9%)、需要減少リスク
- 低い営業利益率の構造的課題継続影響中
営業利益率4.71%は依然低水準、改善ペース不透明
- 外国人投資家の関心薄継続影響弱
外国人保有率3.9%と低く、需給面で上値重い
- 景気減速による需要低迷リスク不定影響中
景気後退で文具需要が落ち込めば利益計画に下方リスク
- 売上高成長率
- トップライン成長が株価の鍵。
- 営業利益率
- 収益性改善の進捗を確認。
- シュレッダー需要
- 主力製品の一つで需要動向が重要。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり22円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは3.89%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 18 | — | 48.8 |
| 2018年3月 | 20 | 11.1 | 51.2 |
| 2019年3月 | 22 | 10.0 | 57.0 |
| 2020年3月 | 22 | 0.0 | 47.2 |
| 2021年3月 | 22 | 0.0 | 61.3 |
| 2022年3月 | 22 | 0.0 | 573.0 |
| 2023年3月 | 12 | −45.5 | — |
| 2024年3月 | 22 | 83.3 | 27.3 |
| 2025年3月 | 22 | 0.0 | 53.2 |
| 2026年3月 | 22 | 0.0 | 32.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥22
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ16,939人。区分でいちばん多いのは個人・その他で54.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.3%を占め、残る59.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 48.5 | 50.4 | 50.8 | 51.2 | 52.7 | 54.0 |
| 金融機関 | 35.2 | 32.4 | 32.0 | 32.5 | 31.5 | 27.9 |
| 事業法人 | 11.3 | 12.5 | 12.1 | 11.5 | 12.1 | 12.3 |
| 自己株式 | 10.4 | 4.9 | 4.8 | 4.7 | 4.6 | 5.8 |
| 外国法人 | 4.2 | 3.4 | 3.9 | 3.6 | 2.7 | 3.9 |
| 証券会社 | 0.8 | 1.3 | 1.3 | 1.1 | 0.9 | 1.8 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | フエル共益会 | 8.29 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 7.55 |
| 03 | 第一生命保険株式会社 | 7.32 |
| 04 | ナカバヤシ従業員持株会 | 4.38 |
| 05 | 株式会社りそな銀行 | 3.46 |
| 06 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.66 |
| 07 | 日本生命保険相互会社 | 1.66 |
| 08 | 住友生命保険相互会社 | 1.59 |
| 09 | 株式会社ODKソリューションズ | 1.43 |
| 10 | SECカーボン株式会社 | 1.25 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-04フエル共益会 理事長 山佳 慶秀変更報告8.40%
- 2026-08-04フエル共益会 理事長 飯岡 孝之変更報告0.00%-8.24pt
- 2026-07-15フエル共益会 理事長 飯岡 孝之変更報告0.00%-8.24pt
- 2026-07-14フエル共益会 理事長 飯岡 孝之新規の大量保有報告0.00%-8.24pt
- 2026-07-14フエル共益会 理事長 飯岡 孝之新規の大量保有報告0.00%-8.24pt
- 2026-07-14フエル共益会 理事長 山佳 慶秀新規の大量保有報告8.43%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+410%、1株純資産は14期で+233%。直近期のROEは6.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 14 | 341 | 4.1 | 14.3 | 53.4 |
| 2014年3月 | 33 | 698 | 4.8 | 12.4 | 74.8 |
| 2015年3月 | 34 | 742 | 4.7 | 13.2 | 42.4 |
| 2016年3月 | 44 | 744 | 5.9 | 13.7 | 53.4 |
| 2017年3月 | 58 | 821 | 7.3 | 9.2 | 48.8 |
| 2018年3月 | 64 | 878 | 7.5 | 9.6 | 51.2 |
| 2019年3月 | 60 | 909 | 6.8 | 8.9 | 57.0 |
| 2020年3月 | 61 | 934 | 6.6 | 8.9 | 47.2 |
| 2021年3月 | 60 | 1,001 | 6.2 | 10.2 | 61.3 |
| 2022年3月 | 39 | 981 | 3.9 | 12.6 | 573.0 |
| 2023年3月 | −24 | 956 | — | — | — |
| 2024年3月 | 32 | 1,000 | 3.3 | 16.8 | 27.3 |
| 2025年3月 | 73 | 1,046 | 7.1 | 7.0 | 53.2 |
| 2026年3月 | 71 | 1,135 | 6.5 | 8.3 | 32.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額109百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 湯本秀昭 | 取締役 会長 | 67 |
| 中林一良 | 代表取締役 社長執行役員 営業統括本部長 | 51 |
| 前田洋二 | 取締役 常務執行役員 関係会社統括本部長 | 64 |
| 淡路克浩 | 取締役 常務執行役員 営業統括本部副本部長 | 63 |
| 青山伸一 | 取締役 上席執行役員 営業統括本部副本部長 | 62 |
| 長井俊介 | 取締役 上席執行役員 管理統括本部長 | 60 |
| 小泉公彦 | 取締役 | 67 |
| 中山理香 | 取締役 | 56 |
| 栗林文生 | 取締役(常勤監査等委員) | 53 |
| 八文字正裕 | 取締役(監査等委員) | 57 |
| 大澤武史 | 取締役(監査等委員) | 42 |
| 髭野 | — | 42 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 50 | 23 | 9 | 83 | 14 |
| 社外取締役 | 5 | 17 | — | — | 17 | 3 |
| 取締役(社内) | 1 | 9 | — | — | 9 | 9 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,315字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,103字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,507字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,681字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第76期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第76期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第75期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第75期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第74期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
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