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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

永大産業

Eidai Co.,Ltd.7822 · Standard · その他製品

フローリングや室内ドアなど住宅内装材の総合メーカー。木質ボードを自社製造し、資源循環も担う。

概要

永大産業は、1946年に大阪で合板製造業として創業し、現在はフローリング、室内ドア、システムキッチンなどの住宅資材と、パーティクルボードなどの木質ボードを主力とする内装部材メーカーである。2026年3月期の連結売上高は737億円、従業員数は1,454名。大阪市住之江区に本社を置き、国内4事業所とベトナムに生産拠点を持つ。1978年の会社更生手続きを経て再建し、2007年に再上場を果たした。

住宅資材と木質ボードの二本柱

永大産業の事業は、大きく住宅資材事業と木質ボード事業に二分される。住宅資材事業はさらに建材分野(フローリング、階段)、内装システム分野(室内ドア、収納)、住設分野(システムキッチン、洗面化粧台、システムバス)から成る。2026年3月期の同事業の売上高は620億5500万円と全体の84%を占め、セグメント利益43億4100万円を計上した。一方、木質ボード事業はパーティクルボードの製造販売が主体で、売上高115億9500万円だが、16億2400万円のセグメント損失となっている。このほか不動産有効活用と太陽光発電によるその他事業があり、売上高1億2400万円、利益7000万円。収益の大半を住宅資材が支える構造である。木質ボード事業は、連結子会社ENボード株式会社の生産立ち上げ遅れにより赤字が続いており、グループ全体の収益性を圧迫している。

収益構造と経営課題

2026年3月期の連結業績は、売上高737億7400万円、営業利益7億1900万円、経常利益5億400万円と営業黒字に転換した。しかし、親会社株主に帰属する当期純損失は28億4600万円と大幅な赤字である。これは、ENボード株式会社の収益改善が遅れたことを受け、同社の固定資産に減損損失51億4700万円を計上したためである。セグメント別では、住宅資材事業が売上高2.0%増、セグメント利益10.8%増と好調だった一方、木質ボード事業は売上高13.6%増も、セグメント損失は16億2400万円と前年の22億7100万円から改善したものの依然として赤字である。経営指標として売上高経常利益率3%以上を目標に掲げるが、未達が続く。中期経営計画「EIDAI Advance Plan 2026」では、住宅資材のシェア拡大と木質ボードの収益改善を優先課題とする。

グループ構成と国内外ネットワーク

当社グループは、永大産業と連結子会社4社、非連結子会社2社、関連会社1社で構成される。連結子会社は、福島県いわき市の永大小名浜株式会社(パーティクルボード製造)、静岡県小山町のENボード株式会社(パーティクルボード製造、2019年設立)、群馬県前橋市の関東住設産業株式会社(2020年設立、住設機器販売)、ベトナムのEidai Vietnam Co.,Ltd.(フローリング等製造)である。また、持分法適用関連会社としてエヌ・アンド・イー株式会社(MDF製造)がある。過去にはブラジル(EIDAI DO BRASIL、2008年破産)やインドネシア(PT. Eidai Industries Indonesia、2022年清算開始)に生産拠点を持っていたが、撤退している。国内生産は大阪事業所、敦賀事業所、山口・平生事業所の3拠点に加え、子会社の工場が担う。営業拠点は全国8か所に配置され、特販部門も持つ。

生産拠点の配置と役割

主要生産拠点は7か所。大阪事業所(堺市)はプレハブ住宅から発展した住宅資材の主力工場で、室内ドアやシステムキッチンを生産する。敦賀事業所(福井県)は合板工場として1964年に操業開始、現在はパーティクルボードとその二次加工品を製造する。山口・平生事業所(山口県)は1968年設立、フローリングや壁材の生産拠点。子会社では、永大小名浜が福島県でパーティクルボードを、ENボードが静岡県でパーティクルボードを生産(2022年商用生産開始)。関東住設産業は群馬県で住設機器の販売・施工を担う。海外ではベトナムのEidai Vietnamが主にフローリングを生産し、国内向けに輸出する。このように、製品分野ごとに拠点を分担し、効率的な生産体制を構築している。また、原料となる木材チップは、廃材や間伐材を活用するリサイクルシステムを採用している。

歴史が刻んだ収益基盤の変遷

永大産業の財務は、1962年の株式上場後、1978年の会社更生手続きという大きな節目を経てきた。更生計画認可後の1980年代は合併と新工場建設で規模拡大、1993年に更生終結。その後、2007年に再上場し、2011年には東証一部に指定された。しかし、2008年にブラジル子会社が破産するなど海外事業の失敗も経験。直近では、2022年11月にインドネシア子会社の清算を開始した。売上高は概ね500億円から700億円台で推移し、2026年3月期は737億円と過去5年で最高を記録した。純利益は好不調の波が激しく、2019年3月期には34億円の赤字、2023年3月期も11億円の赤字、2025年3月期は29百万円の赤字、2026年3月期は28億円の赤字と、減損損失が響いている。営業損益は2025年3月期に2億9300万円の赤字となったが、2026年3月期は7億1900万円の黒字に回復した。

業界の中での役割は住宅内装建材メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
738億円
営業利益
7億円
営業利益率
0.9%
純利益
-28億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01住宅主力

一般住宅や非住宅の内装部材として、フローリング、階段、壁材、室内ドア、システムキッチン等を製造・販売しております。パーティクルボードを基材にした環境配慮型の製品を特徴とし、顧客ニーズに応じた多様なデザインと施工性を提供しております。

主な製品・サービス8
フローリング
合板や木質繊維板、パーティクルボードを基材とした床材。遮音性に優れた直貼り遮音フローリングなども提供。
階段セット
住宅用の階段部材。プレカット加工により施工時間を短縮。
壁材
室内の壁に使用する建材。
室内ドア
室内の扉。デザイン性と施工性に配慮。
造作材
窓枠、幅木、廻り縁など内装の部材。
クロゼット
収納家具。
シューズボックス
靴収納家具。
システムキッチン
ステンレス加工技術と木質材料加工技術を活かしたキッチン。

02木質ボード主力

素材パーティクルボードと化粧パーティクルボードを製造・販売しております。廃材を再利用したマテリアルリサイクルにより環境保全に貢献するとともに、自社の住宅資材の基材としても使用しています。

主な製品・サービス2
素材パーティクルボード
木材チップを接着剤で熱圧成形したボード。寸法安定性に優れ、家具や建材の基材として使用。
化粧パーティクルボード
素材パーティクルボードの表面に化粧紙を貼った製品。

03その他その他

不動産有効活用事業と太陽光発電事業を行っております。

製品と技術

フローリングの基軸ブランドと環境配慮型製品

フローリングは建材分野の主力製品。複合フローリング「銘樹」は天然木化粧材を用いた高級ラインで、集合住宅向けには直貼り遮音フローリングを用意する。2026年3月期には、基材に低比重パーティクルボードを用いた「Eグリーンフロア」を発売。同製品は建築廃材や間伐材を原料とし、床暖房に対応する。フローリングの基材には、自社製のパーティクルボードが使用され、資源循環を実現している。また、階段製品では正寸プレカット方式を採用し、施工時間の短縮と現場廃材の削減を図っている。これらの製品は主に山口・平生事業所と敦賀事業所、ベトナムのEidai Vietnamで生産される。

室内ドアと収納システムのブランド戦略

内装システム分野では、室内ドアやクロゼット、シューズボックスを販売。基軸ブランド「Skism(スキスム)」は色柄・デザインを体系化し、統一感のある空間提案を行う。最上位シリーズ「グランマジェスト」は高級志向の製品群。2026年3月期には、既存の「マテリアルミックス」をリブランディングした新ブランド「マテリアルセレクション」を発売。また、リノベーション市場向けに厳選した製品カタログを刊行し、短納期対応を強化した。これらの製品は主に大阪事業所と永大小名浜、関東住設産業で生産・販売される。主要材料にはパーティクルボードを使用し、環境配慮も意識する。

システムキッチンと洗面台の住設ライン

住設分野では、システムキッチン「ラフィーナ ネオ」、洗面化粧台「アクアージュsai」「アクアージュフロート」、システムバスを展開。シンクと天板は自社のステンレス加工技術で生産し、キャビネットにはパーティクルボードを使用。製品仕様の向上として、洗面台にアンダーボウル(ボウルを天板下に設置するタイプ)を追加するなど、機能性とデザイン性を追求。主要生産拠点は大阪事業所で、関東住設産業が販売・施工を担う。2026年3月期にシステムキッチンの売上は堅調で、全体の収益に貢献した。

パーティクルボードの製造とマテリアルリサイクル

パーティクルボードは木質ボード事業の中核製品。木材チップに接着剤を塗布し熱圧成形したもので、反りや狂いが少なく寸法安定性に優れる。特徴は、原料に建築廃材や間伐材、不用となった木質製品を再利用するマテリアルリサイクルを実施している点。これにより、廃棄物の焼却を減らし、炭素を貯蔵する効果もある。敦賀事業所と永大小名浜で素材パーティクルボードを生産。ENボード株式会社では最新設備でパーティクルボードを製造するが、稼働初期のトラブルが続いている。また、表面に化粧紙を貼った化粧パーティクルボードも生産し、フローリング基材や家具材として供給する。

合板・MDFなど他木質素材との連携

自社製造のパーティクルボードに加え、グループでは合板(永大小名浜が生産)やMDF(エヌ・アンド・イーが出資先)も扱う。合板はベニヤを積層したもので、フローリングや造作材の基材として使用。MDFは中質繊維板で、住宅ドアや造作材に広く使われる。これらの素材を組み合わせることで、多様な住宅内装部材をワンストップで提供できる体制を持つ。また、リサイクル素材の活用を推進し、持続可能な木材利用を掲げる。

施工・加工技術とサプライチェーン

住宅資材事業では、施工現場のニーズに応えるため、プレカット加工や短納期納入の仕組みを構築。例えば、階段は工場であらかじめ切断・加工した正寸プレカットで出荷する。また、室内ドアや収納は受注後短納期で納入可能な体制を整えている。これらの背景には、自社工場での木材加工技術と、系列の施工会社(過去には永大テクニカ)との連携がある。現在は施工事業を本体に統合し、直接顧客対応も行う。ベトナム工場からの輸入品も活用し、コスト競争力を維持する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

木質建材・家具メーカーで中堅、低収益に苦戦。

永大産業は木質建材や家具を製造販売する中堅メーカーで、売上高712億円(2025年3月期)。業界内ではイタミアート(429A)などと競合。営業利益率は▲0.42%と赤字であり、収益基盤は脆弱。住宅着工数の減少や原材料高の影響を受けやすい。2026年3月期は営業利益率0.95%と黒字転換見込みだが、改善は限定的。主力の木質建材事業での競争激化が課題。

強み

  • 永大ブランドは木質建材で一定の認知度を持つ。
  • 建材から家具まで幅広く、総合提案が可能。
  • 全国各地に販売網を持ち、安定した供給力を確保。
  • 国産材活用など環境配慮型製品の開発を推進。

課題

  • 営業赤字が続き、コスト削減や高付加価値化が必要。
  • 住宅着工減少により市場全体が縮小傾向。
  • 木材価格の上昇が利益を圧迫するリスクが大きい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字が永大産業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17811中本パックス177億円8.1倍
27987ナカバヤシ163億円8.0倍
37794イーディーピー149億円
47792コラントッテ135億円10.0倍
57819粧美堂134億円11.1倍
67822永大産業120億円
77879ノダ117億円
87809壽屋113億円21.4倍
97795KYORITSU112億円8.3倍
107841遠藤製作所102億円22.4倍
117963興研92億円10.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 47件

合板製造からプレハブ住宅へ進出した1946〜1969年

1946年7月、大阪市大正区に永大産業株式会社を設立し、合板の製造販売を開始した。その後、1952年に販売会社「永大ベニヤ株式会社」(後の永大ハウジング)を設立。1959年には本社工場を大阪市住之江区に移転。1962年12月に大阪証券取引所市場第二部に株式を上場、翌1963年7月には東京証券取引所市場第二部に上場した。1964年4月、福井県敦賀市に敦賀事業所を開設し合板工場を操業。同年8月には堺市に堺事業所(現大阪事業所)を開設し、プレハブ住宅の本格生産を開始した。1967年には福島県いわき市に小名浜合板株式会社(現永大小名浜)を設立。1968年には山口県平生町に永大木材工業株式会社(現山口・平生事業所)を設立。1969年には敦賀事業所にパーティクルボード工場を完成させ、住宅機器事業も開始した。この四半世紀で、合板専業から住宅部材全般へと事業領域を広げた。

会社更生手続きに至った経営破綻と再建

高度成長期の拡大路線の反動から、1978年2月に会社更生手続き開始を申し立て、同年5月に開始決定を受けた。これに伴い株式は上場廃止となり、店頭登録に移行した後、1年後に廃止された。1982年9月、更生計画認可決定を受け、永大木材工業株式会社と永大ハウジング株式会社を吸収合併。この間、1978年にはブラジルに合弁会社EIDAI DO BRASIL MADEIRAS S.A.を設立していたが、後に経営悪化の一因となる。1986年には敦賀事業所にパーティクルボード二次加工工場を新設。1993年10月、15年余りにわたった会社更生手続きが終結した。この期間中に、経営管理体制の再構築と事業の選択を進め、住宅資材と木質ボードに特化する現在の基盤が形成された。

ブラジル進出とその後の撤退劇

1973年3月、三菱商事との合弁でブラジル・パラ州に合板製造会社EIDAI DO BRASIL MADEIRAS S.A.を設立した。当初は現地の豊富な木材資源を活用した合板生産を目的とした。1997年6月には三菱商事の保有株式を全て取得し、完全子会社化。しかし、2008年9月に同社が自己破産を申し立て、12月に破産申請が認可された。このブラジル事業の失敗は、多額の損失をもたらし、その後の財務体質に影響を残した。その後、永大産業は海外事業に慎重になりつつも、2011年にベトナム(Eidai Vietnam Co.,Ltd.)に進出。2017年にはインドネシア(PT. Eidai Industries Indonesia)に進出したが、こちらも2022年11月に清算手続きを開始しており、海外展開の難しさが浮き彫りとなっている。

再上場と東証一部指定への復帰

会社更生終結後、1995年には施工事業会社として永大テクニカをスタート、2004年には人材派遣会社を設立するなど、徐々に事業を拡大した。2005年には小名浜合板の株式を追加取得し子会社化。2007年2月、東京証券取引所市場第二部に再上場を果たす。2008年12月には小名浜合板を簡易株式交換により完全子会社化。2011年12月、東京証券取引所市場第一部に指定され、事実上の経営正常化を達成した。その後、2012年10月に小名浜合板を永大小名浜株式会社に商号変更。再上場から第一部指定まで4年と短期間であり、市場からの評価を回復したことが示される。2022年4月の市場区分見直しにより、スタンダード市場に移行した。

MDF合弁とパーティクルボード事業の拡充

1995年4月、徳島県小松島市にMDF(中質繊維板)製造会社エヌ・アンド・イー株式会社を日本製紙との合弁で設立(現持分法適用関連会社)。2005年から2008年にかけて小名浜合板を完全子会社化し、パーティクルボード生産能力を強化。2019年5月には、日本ノボパン工業との合弁でENボード株式会社を設立し、静岡県小山町に新工場を建設。2022年11月に商用生産を開始した。しかし、ENボードは操業開始以来、生産ラインの安定稼働に苦戦し、2023年3月期から4期連続で赤字が続いている。2026年3月期には減損損失51億4700万円を計上し、グループ全体の当期純損失を拡大させた。パーティクルボード事業の拡充は、収益源の多様化とリサイクル素材の活用を狙った戦略だったが、現状では課題を抱えている。

環境事業への参入と撤退、太陽光発電の継続

2013年7月、環境事業を開始。しかし、2018年3月に撤退した。詳細な内容は開示されていないが、同事業は軌道に乗らなかったと見られる。一方、2014年3月には太陽光発電事業を開始し、現在も継続している。これは所有する遊休地や工場屋根を活用した発電であり、売電収入を得ている。2026年3月期のその他事業(不動産有効活用と太陽光発電)の売上高は1億2400万円、セグメント利益は7000万円と小規模だが、安定的な収益源となっている。環境ビジネスへの挑戦と撤退は、同社が事業ポートフォリオの見直しを繰り返していることを示す。

グループ再編と子会社整理の動き

2011年4月、施工事業を行っていた永大テクニカの事業を当社に譲渡し、同年8月に清算結了。これにより、施工部門を本体に統合した。2022年4月には、業務請負会社の永大テクノサポートの事業を人材派遣会社の永大スタッフサービスに譲渡し、同年9月に清算。グループ内の間接部門を集約し、効率化を図った。また、2020年4月には関東住設産業株式会社を設立し、関東エリアにおける住設機器の販売・施工体制を強化。2022年11月にはインドネシア子会社PT. Eidai Industries Indonesiaの清算手続きを開始した。これらの動きは、不採算事業からの撤退とリソースの集中を目的としたものである。

2020年代の収益悪化と減損処理

2020年3月期から2022年3月期までの売上高は558〜594億円と停滞し、2023年3月期以降は徐々に回復した。しかし、2023年3月期は11億円の純損失、2025年3月期は29百万円の純損失と低調。2026年3月期は営業黒字を達成したものの、ENボードの減損損失5147百万円を計上したため、最終損益は28億円の赤字となった。経営環境としては、新設住宅着工戸数の減少や資材価格の高騰が続き、住宅内装材メーカー各社は厳しい競争にさらされている。永大産業は「EIDAI Advance Plan 2026」のもと、住宅資材事業でのシェア拡大と木質ボード事業の収益改善に取り組むが、ENボードの立て直しが最大の課題である。

年表47件を開く

1940年代

  • 1946年7月創業大阪市大正区に当社を設立し、合板製造・販売の事業を開始

1950年代

  • 1952年11月創業大阪市浪速区に販売会社永大ベニヤ株式会社(1970年11月永大ハウジング株式会社に商号変更)を設立
  • 1959年10月大阪市港湾計画に基づき、本社工場を現在の大阪市住之江区に移転

1960年代

  • 1962年12月上場大阪証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1963年7月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1964年4月福井県敦賀市に敦賀事業所を開設し、合板工場の操業を開始
  • 1964年5月東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第二部より市場第一部に指定
  • 1964年8月大阪府堺市に堺事業所(現大阪事業所)を開設し、プレハブ住宅の本格生産開始
  • 1967年11月福島県いわき市に小名浜合板株式会社(現連結子会社の永大小名浜株式会社)を設立
  • 1968年3月創業山口県熊毛郡平生町に永大木材工業株式会社(現山口・平生事業所)を設立し、12月より操業を開始
  • 1969年8月敦賀事業所にパーティクルボード工場を完成
  • 1969年12月住宅機器事業を開始

1970年代

  • 1973年3月ブラジル国パラ州に合板製造の三菱商事株式会社との合弁会社EIDAI DO BRASIL MADEIRAS S.A.を設立
  • 1978年2月会社更生手続開始申立
  • 1978年5月会社更生手続開始決定
  • 1978年5月上場株式上場廃止 店頭登録移行(1年後廃止)

1980年代

  • 1982年9月M&A更生計画認可決定。永大木材工業株式会社、永大ハウジング株式会社を吸収合併
  • 1986年2月敦賀事業所にパーティクルボード二次加工工場を新設

1990年代

  • 1993年10月会社更生手続終結決定
  • 1995年2月創業永大テクニカ株式会社(1973年8月設立の株式会社日本合板流通機構を商号変更)を施工事業会社としてスタート
  • 1995年4月徳島県小松島市にMDF(中質繊維板)製造の日本製紙株式会社との合弁会社エヌ・アンド・イー株式会社(現持分法適用関連会社)を設立
  • 1997年6月M&AEIDAI DO BRASIL MADEIRAS S.A.の三菱商事株式会社保有株式を全て取得し、子会社化

2000年代

  • 2004年3月創業人材派遣会社永大スタッフサービス株式会社を設立
  • 2005年3月M&A小名浜合板株式会社の株式を追加取得し、子会社化
  • 2005年7月創業業務請負会社永大テクノサポート株式会社を設立
  • 2006年3月小名浜合板株式会社の第三者割当増資を引受け
  • 2007年2月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2008年9月EIDAI DO BRASIL MADEIRAS S.A.が自己破産の申立
  • 2008年12月EIDAI DO BRASIL MADEIRAS S.A.の破産申請の認可
  • 2008年12月M&A小名浜合板株式会社を簡易株式交換により、完全子会社化

2010年代

  • 2011年4月永大テクニカ株式会社の事業を当社に事業譲渡、8月に清算結了
  • 2011年6月創業Eidai Vietnam Co.,Ltd.を設立
  • 2011年12月東京証券取引所市場第一部銘柄指定
  • 2012年5月Eidai Vietnam Co.,Ltd.が操業を開始
  • 2012年10月商号変更小名浜合板株式会社の商号を永大小名浜株式会社に変更
  • 2013年7月環境事業を開始
  • 2014年3月太陽光発電事業を開始
  • 2017年9月創業PT. Eidai Industries Indonesiaを設立
  • 2018年3月環境事業から撤退
  • 2018年11月PT. Eidai Industries Indonesiaが操業を開始
  • 2019年5月日本ノボパン工業株式会社との合弁会社ENボード株式会社を設立

2020年代

  • 2020年4月創業関東住設産業株式会社を設立
  • 2020年7月関東住設産業株式会社が操業を開始
  • 2022年4月永大テクノサポート株式会社の事業を永大スタッフサービス株式会社へ事業譲渡、9月に清算結了
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行
  • 2022年11月PT. Eidai Industries Indonesiaの清算手続きを開始
  • 2022年11月ENボード株式会社が商用生産を開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで76,500百万円
  • 営業利益2027年3月期まで1,600百万円
  • 経常利益2027年3月期まで1,400百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027年3月期まで2,000百万円
  • EBITDA2027年3月期まで4,976百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    安全最優先の職場環境整備

    2023年の重大事故を教訓に、従業員の安全意識向上と安全に業務を行える職場環境づくりを推進し、グループ一丸で再発防止に取り組む。

  2. 02

    顧客満足を最優先した製品・サービス提供

    設計・製造・販売の全工程で顧客の声を重視し、信頼される製品品質とサービスを提供する。

  3. 03

    住宅資材事業のシェア拡大と非新築依存への転換

    多様なニーズに対応した製品開発と効果的な販促でシェア・売上拡大を図る。リフォーム向け短納期製品を強化し、海外子会社の安定供給と販路拡大により、新築依存から脱却する。

  4. 04

    木質ボード事業の強化と住宅資材との相乗効果

    ENボードの事業計画を必達し、月間15,000トンの安定生産体制を確立。パーティクルボードの新用途開発と内製化により調達コスト安定化と収益向上を図る。

  5. 05

    サステナブル経営の推進

    基本理念「木を活かし、よりよい暮らしを」のもと、透明性の高い経営と信頼される事業活動でサステナビリティ課題に積極的に取り組み、持続可能な社会と中長期的な企業価値向上に貢献する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,454人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は588万円で、9期前と比べて+0.1%平均年齢は43.7歳、平均勤続年数は19.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,371
2018年3月1,401
2019年3月58739.816.91,412
2020年3月54640.517.31,400
2021年3月53041.117.91,442
2022年3月54942.118.71,491
2023年3月55542.619.01,501
2024年3月54643.219.31,432
2025年3月56543.619.21,476−20
2026年3月58843.719.31,45448

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率82.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 2 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本社・工場 — 静岡県駿東郡 小山町148億円
木質ボード事業
本社、研究所、物流センター — 大阪市住之江区2,491百万円
住宅資材事業 共通部門
本社・工場 — 福島県いわき市2,179百万円
住宅資材事業 木質ボード事業
大阪事業所 — 堺市西区1,882百万円
住宅資材事業 その他
山口・平生事業所 — 山口県熊毛郡平生町1,694百万円
住宅資材事業 その他
敦賀事業所 — 福井県敦賀市1,510百万円
住宅資材事業 木質ボード事業
本社・工場 — ベトナム国 ニンビン省515百万円
住宅資材事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    Eidai Vietnam Co.,Ltd. (注)2
    ベトナム国 ニンビン省
    議決権100.0%
  • 国内
    ENボード株式会社(注)3
    静岡県駿東郡 小山町
    議決権65.0%
  • 国内
    関東住設産業株式会社
    群馬県前橋市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は738億円営業利益7億円前期と比べると増収で、売上が+3.7%。

売上高
+3.7%
738億円
営業利益
7億円
純利益
-28億円
営業利益率
0.9%
前期比 +1.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高765億円738億円
営業利益16億円7億円
純利益20億円-28億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は188億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+6.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q185−2
2024年1Q176−1−0.6−9
2024年2Q17600.010
2024年3Q19163.13
2024年4Q17428
2025年2Q340−7−2.1−4
2025年4Q37241.14
2026年2Q353−1−0.3−1
2026年4Q38582.1−27
2027年1Q18831.62

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は615億円から738億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は0.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月6152417
2014年3月6604126
2015年3月6382526
2016年3月6182113
PT. Eidai Industries Indonesiaを設立
2017年3月6652623
2018年3月6702413
日本ノボパン工業株式会社との合弁会社ENボード株式会社を設立
2019年3月582−14−34
関東住設産業株式会社を設立
2020年3月571−6−9
2021年3月558−210
2022年3月59414
2023年3月698−13−11
2024年3月717332
2025年3月712−3−4−0.40
2026年3月738750.9−28

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高738億円のうち、営業利益として残るのは7億円0.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-28億円、売上の-3.8%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.3%578億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.7%153億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.9%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.6pt
0.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比8.1pt
-3.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-3.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが12億円、投資CFが−20億円で、差し引きのフリーCFは−8億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は49億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月25−18−67127
2014年3月−5−4−5−9113
2015年3月27−10−917120
2016年3月49−29−720133
2017年3月28−21−107130
2018年3月48−26−822144
2019年3月−8−32−8−4097
2020年3月−15−9354−10843
2021年3月24−8996−6574
2022年3月12−9668−8458
2023年3月3−79−463
2024年3月99−18−1781128
2025年3月−23−21−12−4471
2026年3月12−20−15−849

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は815億円。このうち返さなくてよい自己資本が371億円で、自己資本比率は51.3%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月63741222564.7
2014年3月65943422565.8
2015年3月66145920269.5
2016年3月66746220569.4
2017年3月70848222668.1
2018年3月74549624966.6
2019年3月68044423665.3
2020年3月68842026861.0
2021年3月80742238552.4
2022年3月88941847147.5
2023年3月93039553543.7
2024年3月96142853346.3
2025年3月88741846949.9
2026年3月81537144451.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
56億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
341億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
444億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
56
/ 100
安定性自己資本比率34 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り104社中30位あたり、逆に低いのは営業利益率104社中84位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.9%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
51.3%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.6%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥256で、1年前と比べて+1.4%過去52週の値幅のなかでは67%の位置にある。

¥256-0.4%1ヶ月+5.3%1年+1.4%時価総額120億円
過去52週の値幅
安値¥223高値¥272

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)5.7倍
PBR0.27倍
配当利回り3.91%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-0.42%とほぼ横ばい、7/29は238円と小反落。25日線(240.0円)を-0.8%下回るも、75日線(236.9円)・200日線(233.7円)は上回る。52週高値305円から-22%、安値223円からは+6.7%とレンジ相場。出来高24,600株と低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PBR 0.25倍と業界平均1.35倍を大きく下回り、ROE 7.56%に対して低い株価純資産倍率は割安を示す。配当利回り4.24%は業界平均3.0%を上回り高水準だが、直近の営業赤字や今期純損失予想から利益面の不安があり、配当維持の持続性に注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (予想)5.7倍
PBR0.27倍1.38倍
ROE7.6%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

今期(2026/3期)は営業損益が赤字転落し、純利益も赤字見込み。しかしPBR0.25倍と解散価値割れで、資産価値に着目したバリュー投資の観点から食指が動く。強気派は「含み益のある有価証券や不動産の実質価値が時価総額を大きく上回る」と指摘。一方弱気派は「住宅市場の構造的な縮小や原材料高で本業の回復が見込みにくい」と懸念。配当利回り4.2%だが、減配リスクをどう見るかが分岐点。

プラスに働く材料7
  • 解散価値割れの割安感

    PBR0.25倍。固定資産や投資有価証券の含み益含め実質純資産は時価総額の4倍超か。

  • 高配当利回りの持続性

    4.2%と高い。減配可能性はあるが、現状維持ならインカムゲイン狙いで下支え。

  • 事業再編・M&Aの余地

    低収益事業の整理やM&Aによる構造改革が進めば、業績改善余地あり。

  • 営業利益の黒字化と利益率改善2026年3月期影響

    営業利益がFY25の▲3億円からFY26の7億円へ黒字転換、利益率0.95%

  • 低PBR0.25倍でのバリュエーション魅力次回株主総会影響

    PBR0.25倍は解散価値の4分の1、株主還元や事業再編で是正余地

  • 増収基調への回帰2026年3月期影響

    売上高がFY25の712億円からFY26の738億円へ3.6%増、需要回復

  • 高配当利回り4.2%の下支え通年影響

    配当利回り4.2%は業種平均超、株価下落を抑制

マイナスに働く材料7
  • 住宅着工の長期減少トレンド

    人口減少・空き家増で新設住宅着工は頭打ち。需要回復は期待しにくい。

  • 原材料高と価格転嫁の限界

    木材チップやウレタン原料の高止まり。競争激しく価格転嫁できず、利益圧迫。

  • 赤字転落と減配リスク

    2026/3期は営業赤字、純利益赤字。配当維持が困難になる可能性大。

  • 純損失の計上と配当持続性リスク2026年3月期影響

    FY26に純損失28億円(営業利益7億円でも特別損失で赤字)、配当性向不明だが減配リスク

  • 営業利益率の低さ通年影響

    営業利益率0.95%と極めて低く、原材料高や競争激化でさらに圧迫

  • 外国人保有率0.8%と低いガバナンス継続影響

    外国人保有0.83%と低く、経営改革圧力が弱い

  • ROE7.6%と資本収益性の低迷2026年3月期影響

    ROE7.6%だが純損失で実質低下、資本効率改善急務

次の決算で確かめる点
新設住宅着工戸数
住宅建材需要の指標。着工が減れば売上減少に直結。
営業損益
本業の収益力回復度合いを測る。赤字幅縮小がカギ。
原材料コスト(木材・樹脂)
コスト上昇が利益を圧迫するため、動向を注視。
配当性向・減配の有無
インカム期待の投資家が離脱するトリガーになる。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.91%。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
3.91%
いまの株価に対して
配当性向
49.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1748.7
2018年3月170.0112.3
2019年3月170.0
2020年3月16−5.9
2021年3月12−25.081.9
2022年3月120.063.7
2023年3月10−16.7
2024年3月100.049.8
2025年3月100.0
2026年3月100.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,843人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.5%を占め、残る50.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他37.438.442.643.546.248.2
事業法人44.545.044.644.345.945.3
自己株式5.55.55.55.55.55.5
金融機関15.515.411.79.75.84.2
証券会社0.90.40.40.90.81.5
外国法人1.70.90.61.61.30.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01永大産業取引先持株会8.92
02住友林業株式会社4.93
03大日本印刷株式会社4.78
04永大産業従業員持株会4.63
05株式会社りそな銀行3.51
06トーヨーマテリア株式会社3.31
07ナイス株式会社3.12
08双日建材株式会社2.88
09JKホールディングス株式会社2.35
10アイカ工業株式会社2.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−277%、1株純資産は14期で+6%。直近期のROEは7.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月368964.210.835.5
2014年3月569446.111.128.9
2015年3月561,0005.88.028.1
2016年3月281,0062.814.597.2
2017年3月511,0654.910.348.7
2018年3月281,0942.619.7112.3
2019年3月−76981
2020年3月−21949
2021年3月229572.313.881.9
2022年3月99540.933.063.7
2023年3月−25919
2024年3月731,0077.64.049.8
2025年3月−11,001
2026年3月−64947

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

26名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は26名。2026/3期の役員報酬は総額195百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
枝園統博代表取締役(執行役員社長)64139,000
石井直樹取締役(常務執行役員)事業本部長6166,000
田部忠光取締役(常務執行役員)永大小名浜㈱代表取締役社長 兼関東住設産業㈱代表取締役会長6268,000
小島孝弘取締役(常務執行役員)営業本部長6059,000
西岡秀晃取締役(上席執行役員)コーポレート本部長 兼同本部総務部長6437,000
藤本八郎取締役(執行役員)ENボード㈱代表取締役社長6161,000
長友庄一郎取締役(執行役員)コーポレート本部経営管理部長5616,000
藤井義久取締役69
岡野紘司取締役47
粕井隆取締役7210,000
村上貴基常勤監査役6011,000
永田千麻紀常勤監査役5510,000
残りの役員14名を開く
氏名役職年齢
本井啓治監査役75
竹田千穂監査役53
久米直哉執行役員
村上拓也執行役員
平暢宏執行役員
堀智弘執行役員
金子滋執行役員
楠瀬博之執行役員
高橋真執行役員
山口剛史執行役員
久保田広志執行役員
小田伸剛執行役員
堀重春執行役員
中安哲也執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)71381115021
監査役424246
社外取締役621214

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,485字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(永大産業株式会社)、連結子会社4社、非連結子会社2社及び関連会社1社により構成されており、住宅資材及び木質ボードの製造販売を主たる事業としております。 当社グループの製品は、一般住宅及び非住宅の内装部材として多岐にわたって使用されていることから、市場動向を常に把握し、お客様のニーズに合った製品の提供に努めております。また、省施工でかつ、安全と使い勝手に配慮した製品の品揃えを充実させ、豊かな住環境の創造に貢献する製品開発に注力しております。 当社グループでは一般住宅及び非住宅で使用される内装部材の素材から製品に至るまで幅広い事業を展開するとともに、地球環境に配慮した製品開発を推進しております。素材であるパーティクルボードの製造では、不用となった木質製品のマテリアルリサイクルを行い、製造したパーティクルボードを住宅資材事業の製品の基材に使用するなど、木を活かした製品づくりを通じて環境問題に取り組んでおります。今後もこれらの事業活動を推進することにより、社会課題の解決に貢献してまいります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。 なお、次の3事業は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 セグメント情報等」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 事業名   主な製品   製造・販売会社 住宅資材事業   建材分野     フローリング、階段セット、壁材     当社山口・平生事業所 当社敦賀事業所 Eidai Vietnam Co.,Ltd. 内装システム分野   室内ドア、造作材(注)1 クロゼット、シューズボックス その他内装部材   当社大阪事業所 永大小名浜株式会社 関東住設産業株式会社 住設分野   システムキッチン、洗面化粧台、 システムバス   当社大阪事業所 関東住設産業株式会社 木質ボード事業   パーティクルボード分野   素材パーティクルボード(注)2 化粧パーティクルボード(注)3   当社敦賀事業所 永大小名浜株式会社 ENボード株式会社 その他事業   不動産有効活用事業(所有不動産の有効活用) 太陽光発電事業     当社 (注)1.内装部材のうち、窓枠、幅木(壁面と床面の間材)、廻り縁(壁面と天井の間材)など。 2.木材をチップ化し、接着剤を塗布して熱圧成形したもの。表層に細かいチップ、内層に粗いチップを使用し、内層から表層に向けて徐々に細かいチップで構成されている。 3.素材パーティクルボードの表面に、ウレタン樹脂等であらかじめコートした化粧紙(シート)を貼り加工したもの。 (1)住宅資材事業 ① 建材分野 合板や木質繊維板、パーティクルボードを基材として天然木やオレフィンシートの表面化粧材を貼った複合フローリングや、集合住宅向けの直貼り遮音フローリングを主力製品としております。フローリング用基材は、適切に管理された持続可能な森林資源を活用するとともに、国産材を積極的に活用しております。階段製品では熟練大工の減少や環境配慮への対応として、施工時間の短縮、仕上がりの均一化及び現場の廃材削減を実現する正寸プレカットを充実させ、施工現場や環境面に配慮した製品づくりに注力しております。 ② 内装システム分野 室内ドアやクロゼット、シューズボックス等を取り扱っており、常に次のトレンドを意識し、最新のデザインを製品に取り入れています。また、デザイン性だけでなく施工性や操作性にも配慮した製品を充実させるとともに、受注後短納期で納入する仕組を構築するなど、顧客ニーズの多様化に対応しております。また、主要材料に木材資源を無駄なく有効的に循環させることが可能なパーティクルボードを使用するなど、環境保全にも寄与しております。 ③ 住設分野 システムキッチンについては、シンク及び天板生産のためのステンレス加工技術、キャビネット生産のための木質材料加工技術により、高品質な製品を生産しております。また、キャビネットの主要材料に、木材資源を無駄なく有効的に循環させることが可能なパーティクルボードを使用するなど、環境保全にも寄与しております。 (2)木質ボード事業 パーティクルボード分野 パーティクルボードは、木材の弱点である反りや狂いを解消できる寸法安定性に優れた木質素材です。また、これまで廃棄されていた廃材や間伐材に加え、不用となった木質製品を焼却せずにパーティクルボードの原料として再利用し、資源を無駄なく有効的に循環させるマテリアルリサイクルを行うことにより、環境保全にも寄与しております。 [主要な営業拠点及び生産拠点(2026年6月25日現在)] ① 主要な営業拠点 名      称   所在地 東北営業部   仙台営業所   仙台市若林区 首都圏営業部   東京西営業所   東京都立川市 関東営業部   埼玉営業所   さいたま市北区 中部営業部   名古屋営業所   名古屋市中川区 大阪営業部   大阪営業所   大阪市住之江区 中四国営業部   広島営業所   広島市西区 九州営業部   福岡営業所   福岡市博多区 東京特販営業部       東京都新宿区 大阪特販営業部       大阪市北区 ② 主要な生産拠点 名      称   所在地 山口・平生事業所   山口県熊毛郡平生町 敦賀事業所   福井県敦賀市 大阪事業所   堺市西区 永大小名浜株式会社   福島県いわき市 ENボード株式会社   静岡県駿東郡小山町 関東住設産業株式会社   群馬県前橋市 Eidai Vietnam Co.,Ltd.   ベトナム国ニンビン省 [事業系統図] 事業系統図は、次のとおりであります。 (注)1.PT. Eidai Industries Indonesiaは2022年11月に清算手続きを開始しております。
経営方針・対処すべき課題4,617字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは経営の基本理念に「木を活かし、よりよい暮らしを」を掲げ、地球、社会、人との共生を通じて、豊かで持続可能な社会の実現に貢献する企業であり続けることを目指しております。さらに、「持続可能な木材資源を用いる」「木材資源を無駄なく利用する」「木材資源の循環を促し、再利用する」という事業活動を展開するとともに、地球環境に配慮した製品を開発することにより、資源の枯渇や様々な環境課題の解決に貢献してまいります。 また、すべての世代の安全と使い勝手に配慮した製品を提供することにより、豊かな住環境を創造するとともに、国際社会の一員として国や地域の多様性を尊重し、雇用の確保や製品の提供等を通じて地域社会の発展に貢献することで、ステークホルダーの皆様に報いてまいりたいと考えております。 (2)目標とする経営指標 当社グループは事業の継続性とともに、株主に対する安定配当を持続するためにも収益の確保が最も重要と考え、売上高の増大と製造原価の低減を図りながら売上高経常利益率を高めることにより、収益基盤を強化してまいります。なお、経営指標としては、将来的に売上高経常利益率3%以上を目標とし、業容拡大に取り組んでおります。 (3)経営環境 今後のわが国経済は、雇用・所得環境の改善や堅調なインバウンド需要を背景に、緩やかな回復基調を維持するものの、引き続き、中東情勢をはじめとする地政学リスクの高まりや急激な為替変動、物価上昇、深刻な人手不足といった景気を下押しするリスクに留意が必要な状況が続くと考えております。 住宅業界におきましては、建築基準法の改正による4号特例の縮小や、省エネ基準への適合の義務化等による影響が徐々に緩和されるものの、住宅価格や住宅ローン金利の上昇等による住宅取得マインドの低下が続いているため、新設住宅着工戸数は低水準で推移すると見ております。さらに、人口減少や単身世帯の増加といった構造的な問題は残されており、特に少子化は当初の想定より速いペースで進行しております。こういった状況を踏まえると、住宅需要、特に新築需要の大幅な回復は困難な状況にありますが、一方では、賃貸やリノベーション市場は今後も底堅く推移すると見ております。さらに、住宅内装部材においては住宅購入者の年齢層や世帯構成、ライフスタイル等によりニーズの多様化が進んでおり、それらの需要を取り込むための製品開発や情報発信は、当社グループが事業を拡大するうえで引き続き重要なポイントになると考えております。 このような状況の中、住宅内装部材メーカー各社は、最新のトレンドを反映した色柄やデザイン、機能を取り入れた新製品開発を強化し、新製品の市場投入サイクルを短縮するとともに、生産拠点においては生産能力の強化を図ってきました。こういった企業間の熾烈な競争によって住宅内装部材の需給バランスは供給過多の状況が続いていることから、原材料や資源・エネルギー価格が高止まりする昨今の状況においても、想定した期間内に販売価格の改定を浸透させることが難しくなっております。さらに、中東情勢の緊迫化により、原油由来のナフサを原材料とする各種資材の調達不安や価格上昇、工期の遅延等が懸念されるなど、依然として厳しい事業環境が続くと見ております。 (4)経営計画、経営戦略及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、2026年3月期は主力の住宅資材事業が好調に推移したことにより、営業黒字を計上しましたが、木質ボード事業の収益改善が遅れたため利益水準としては低く、安定した経営基盤の構築と収益力の強化が大きな経営課題と認識しております。 このような状況を踏まえ、当社グループは、事業活動の根幹を成す従業員の安全を大前提として、厳しい事業環境においても目標とする利益を計上できるよう、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画「EIDAI Advance Plan 2026」を策定し、各施策に取り組んでおります。この中期経営計画を着実に遂行することにより、安定した経営基盤の構築と収益力の強化を図ってまいります。 「(3)経営環境」に記載のとおり、当社グループを取り巻く環境は厳しさを増しておりますが、当社グループでは、お客様にご満足いただける製品品質の維持向上と併せて、資材の安定調達と製品の安定生産、安定供給に引き続き取り組んでまいります。これらの取組を前提として、主力の住宅資材事業では、既存販売先におけるシェアアップや新規販売先の開拓により利益の源泉となる売上高を拡大させるとともに、販売価格の適正化や販売構成の改善、製造原価の低減等により更なる収益性の改善を図ってまいります。さらに、リノベーション需要の獲得や非住宅分野での販売を強化することにより、新築依存からの脱却、事業構造の転換を進め、事業領域の拡大と収益力の強化を図ります。 また、木質ボード事業におきましては、最優先課題であるENボード株式会社の収益改善に向け、引き続きライン停止時間の削減や不良ロスの低減等を通じて安定した生産体制の構築に取り組んでまいります。さらに、販売面におきましては、新規販売先の開拓を進めるとともに、構造用や化粧用、フローリング基材用のパーティクルボードを積極的に提案してまいります。これらの売上拡大に向けた取組を着実に推進しつつ、在庫計画についても最適化を図るなど、木質ボード事業の収益性の改善と安定化に注力してまいります。 <基本方針> 当社グループは、「木を活かし、よりよい暮らしを」という基本理念のもと、地球・社会・人との共生を通じて豊かで持続可能な社会の実現に貢献する企業であり続けることを目指しております。さらに、健全で透明性の高い経営とステークホルダーから信頼される事業活動を通じて、サステナビリティを巡る課題に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献するとともに、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。 <数値目標> ①当社グループの目標 単位   2023年3月期 (実績)   2024年3月期 (実績)   2025年3月期 (実績)   2026年3月期 (実績)   2027年3月期 (計画) 売上高   (百万円)   69,787   71,665   71,202   73,774   76,500 営業利益   (百万円)   △1,143   368   △293   719   1,600 経常利益   (百万円)   △1,309   321   △398   504   1,400 親会社株主に帰属する当期純利益   (百万円)   △1,104   3,219   △29   △2,846   2,000 EBITDA(注)   (百万円)   1,473   3,830   3,380   4,382   4,976 売上高経常利益率   (%)   -   0.4   -   0.7   1.8 ROE   (%)   -   7.6   -   -   4.7 PBR   (倍)   0.24   0.29   0.21   0.24   0.25 (注)EBITDA=税金等調整前当期純利益に特別損益、支払利息および減価償却費を加算した値です。 ②資本政策・収益計画の基本方針 1)資本政策の基本方針 資本政策の基本方針は、株主価値の持続的成長を目指し、事業拡大の機会を迅速、確実に捉えるために必要となる十分な株主資本の水準を保持するとともに、安定した配当を確保しつつ、自己株式の取得を必要に応じて検討することとしております。 2)収益計画に関する目標 2018年9月の台風被災以降は業績の低迷により、株価、ROEともに低い水準で推移しており、PBRは1倍を下回る状況が続いております。当社グループは、中期経営計画の達成による収益力強化を図り、ROE、PBRの向上に努めてまいります。 なお、収益力に関する目標につきましては、将来的に売上高経常利益率3%以上を目指してまいります。 <重点施策> (5つの重点施策(5つの柱)) ① 安全についての取り組み 2023年に発生した2件の重大事故を教訓とし、二度とこのような事故を起こさぬよう、グループ一丸となって、従業員の安全意識の高揚を図るとともに、全ての従業員が安全に業務を行えるよう職場環境整備を推進してまいります。 ② お取引先様及びエンドユーザー様にご満足いただける製品品質とサービスの提供 設計、製造から販売に至るまで、「お取引先様及びエンドユーザー様にご満足いただくこと」を最優先とし、お客様の声に耳を傾け、信頼される製品品質とサービスを提供してまいります。 ③ 住宅資材事業でのシェアアップと新設住宅着工戸数に依存しない事業構造への転換 当社の主力である住宅分野においては、多様なニーズを取り入れた製品開発とライフスタイルの変化に合わせた製品の拡充に取り組み、効果的な販売促進策を通じて、これまで以上のシェアアップと売上の拡大を図ってまいります。また、リフォームに適した省施工、短納期製品の充実を図ってまいります。さらに、海外子会社(Eidai Vietnam Co.,Ltd.)の安定した資材調達、生産、日本国内への供給を継続するとともに、ベトナム国内外での販売を拡大してまいります。これらの取り組みを実行することにより、事業構造の転換を加速し、事業領域の拡大と収益力の強化を図ってまいります。 ④ 木質ボード事業の強化、拡大及び住宅資材事業との相乗効果の発揮 ENボード株式会社の事業計画を必達させるとともに、月間15,000トンの安定的な生産体制を確立してまいります。また、パーティクルボードの新たな用途を開発し、住宅資材事業の製品へ積極的に採用するなど、材料から製品までを一貫して生産できる体制を構築することにより、調達コストと製品供給の安定化に取り組み、木質ボード事業の拡大と収益向上を図ってまいります。 ⑤ サステナブル経営の推進 「木を活かし、よりよい暮らしを」という基本理念のもと、健全で透明性の高い経営とステークホルダーから信頼される事業活動を通じて、サステナビリティを巡る課題に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献するとともに、中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。 なお、中期経営計画の詳細につきましては、当社ウェブサイトに掲載しております。 (参考URL https://www.eidai.com/about/management.html) 注)経営計画等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
事業等のリスク5,222字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、当社グループとして必ずしも事業上のリスクと考えていない事項についても、当社グループの事業活動を理解いただくうえで重要と考えられる事項については、積極的な情報開示の観点から記載しております。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 新設住宅着工戸数について 当社グループは住宅用の木質建材と内装部材及び設備機器の製造販売を主たる事業としているため、当社グループの売上は新設住宅着工戸数の増減に強い影響を受けます。新設住宅着工戸数は景気動向、金利動向、税制変更等に左右されやすく、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、文教施設や宿泊施設、医療施設等の非住宅分野や安定した需要が見込まれているリフォーム、リノベーション分野に対する販売を強化し、新設住宅着工戸数に依存しない事業構造への転換に取り組んでおります。 (2) 原材料価格と為替相場の変動について 当社グループはフローリング用基材となる合板の一部や接着剤の原材料等を海外から調達しております。これらは国際市場価格及び為替相場の変動に大きく影響され、かつ、仕入先の切り替えが困難なものや、特定少数の仕入先から入手せざるを得ないものもあります。また、原油価格の高騰は接着剤などの価格を押し上げる要因となります。これらの動向によっては、生産に必要な原材料が十分に調達できなくなる可能性や、調達に多額の資金が必要になるなど、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、主力製品であるフローリングの基材については、国産材化を積極的に進めるとともに、パーティクルボードの活用に向けた研究開発を進めており、国際市場価格の高騰や為替相場の変動が業績に及ぼす影響を抑制するよう努めております。 (3) 価格競争激化による販売価格低下の影響について 新設住宅着工戸数は、住宅価格の上昇に加え、人口減少や世帯構成の変化といった構造的な要因等により、さらに減少していくことが見込まれます。縮小するマーケットにおいては、販売先であるハウスメーカー等の価格競争は熾烈を極め、住宅資材メーカーにおける受注競争も激化することが考えられます。こういった状況は当社の販売価格の下落圧力となり、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、長年培ってきた木質材料の加工技術を活かした競争優位性のある新製品を市場に投入することにより、販売価格の下落リスクを抑制するよう努めております。また、原材料価格の上昇等が製造原価を大きく押し上げる際は、適正な販売価格への改定により、業績に及ぼす影響を抑制するよう努めております。 (4) 製品の品質問題について 当社グループの製品において、製品事故の発生や製品の品質上の問題、とりわけ、製造物責任の対象となる製品の欠陥に起因する損害に対しては、当社グループのブランド価値の低下を招くとともに、損害賠償請求の発生など、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、中期経営計画の基本方針の一つに「お取引先様及びエンドユーザー様に満足いただける製品品質とサービスの提供」を掲げており、検査の自動化や二次元コードの活用による誤配送の防止に取り組むなど、生産から販売に至る各プロセスにおいて品質管理体制の徹底強化を図っております。 (5) 自然災害等について 大地震等の大規模な自然災害が発生した場合は、生産活動の停止や配送の遅延、また、損害を被った事業所や保有設備の復旧等に多額の費用が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 とりわけ、近年は大型台風の襲来や大規模な地震の発生が相次ぐなど、自然災害のリスクが高まっております。当社グループにおきましても、2018年の台風被災により当社大阪事業所(堺市西区)が極めて甚大な被害を受け、全面的な復旧に長期間を要したため、業績が大きく悪化しました。当社グループでは、このような状況を二度と発生させないため、台風被災の影響を詳細に分析し、事業継続計画の刷新、生産拠点の複数化、物流・情報システムの改革を推し進めることにより、事業継続態勢の強化を図っております。 (6) 法的規制等について 当社グループの事業に関係する法規制には、建築基準法や住宅品質確保促進法、個人情報保護法など様々な規制があり、関係する法規制の改廃や新たな法規制の制定が行われた場合、さらには、物流・運送業における2024年問題のように、当社グループのサプライチェーンを構成する企業が法規制強化の対象となった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、関係する法規制の動向を注視し、改廃時には社内で情報共有を行うなど、事業運営の中でこれらの法規制の遵守に努めております。 (7) 情報セキュリティについて 当社グループが事業活動を継続していくなかで、コンピュータウイルスの侵入やサイバー攻撃等により、システム停止や顧客情報・機密情報の漏洩等が発生した場合に、事業活動の混乱をはじめ、システム復旧に伴う費用の発生や損害賠償、当社グループの信頼低下を招くなど、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、情報セキュリティ規程をはじめとする社内規程を整備し、従業員等への教育を徹底しております。さらに、情報セキュリティ規程を補完するパソコンや電子メール、インターネット等の利用基準を制定するなど、情報管理の強化を図っております。加えて、2026年4月には、ITリスク全般を統括的に管理することを目的としてITリスク委員会を設置いたしました。当社グループは、ITリスク委員会を中心としたこれらの取組により、情報セキュリティリスクの低減及び管理体制の高度化に努めてまいります。 (8) 重篤な感染症の流行について 重篤な感染症流行時における対策は講じていた場合であっても、感染症による被害は完全に回避できるものではなく、想定規模を超える被害発生時には当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、重篤な感染症の流行に際しては、感染拡大を防止するために社内ガイドラインを制定し、全従業員に周知しております。感染症の拡大状況によっては、政府及び地方自治体からの様々な要請が想定されますが、必要に応じて国内外の出張禁止、不要不急の外出の自粛、在宅勤務や時差出勤の拡大、Web会議の活用などの取組を実施し、感染リスクの低減に努めることとしております。 (9) 気候変動に関する規制について 地球温暖化対策をはじめとする気候変動を抑制するための法令等が強化されることにより、当社グループの事業活動において燃料や諸資材の置換、さらには設備の更新等の対応費用が増加した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、住宅内装部材の素材から製品に至るまで幅広い事業を展開するとともに、環境に配慮した製品開発を推進しております。素材であるパーティクルボードの製造においては、不用となった木質製品のマテリアルリサイクルを行っており、フローリングをはじめとする製品の基材にはサステナブルな森林資源を使用するなど、木を活かした製品づくりを通じて環境問題に取り組み、社会課題の解決に貢献する事業を展開しております。さらに、当社グループでは、事業活動における二酸化炭素排出量の削減を目的として、再生可能エネルギー由来の電力を購入・活用するなど、エネルギー利用においても環境負荷低減への取組を進めております。 (10)固定資産の減損損失について 固定資産について減損会計を適用しており、固定資産の減損に係る会計基準により、定期的に減損損失の認識、測定を行っておりますが、将来の環境変化により将来キャッシュ・フロー総額が減少した場合には、減損損失を計上することとなり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、設備投資をはじめとする固定資産の取得に際しては、費用対効果を厳格に精査したうえで、投資判断を行っております。 (11)継続企業の前提に関する重要事象等について 当社の連結子会社であるENボード株式会社に係る固定資産の減損損失の計上に伴い、一部の金融機関と締結している借入契約等に規定する財務制限条項(同社の各年度の決算期の末日における単体の貸借対照表における純資産の部の金額と当社及び日本ノボパン工業株式会社からの借入金の合計金額を0円以上に維持すること)に抵触しております。 当社グループとしては、建築廃材を主原料とするパーティクルボードの普及を通じたサーキュラーエコノミーの推進を目的に、木質ボード事業を中長期的な成長領域の一つと位置付けており、同事業の中核工場であるENボード株式会社においては、引き続き国内のパーティクルボード需要に対する安定供給の役割を担うとともに、生産性向上やコストの最適化に取り組み、収益改善を図ってまいります。 また、当社は、従前から取引金融機関との継続的な取引関係を構築しており、期限の利益喪失に係る権利行使を行わない旨の同意を得ております。従って、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。 (12)ウッドショックについて 木材の需要と供給のバランスが崩れることによって国内の木材価格が高騰するウッドショックは、直近では世界的に木材需要が異常に高まり、流通量が減少した2022年3月期に顕在化し、木材を主要な原材料とする企業の業績に大きな影響を及ぼしました。ウッドショックは、国内の木材価格の高騰や新設住宅着工戸数の減少に直結するため、影響が長期化した場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、急激な原材料価格の高騰に対しては、生産性の改善など様々な手法によるコスト低減に加え、原材料価格の高騰に見合った販売価格の改定をお客様にお願いすることにより業績に及ぼす影響を抑制するよう努めております。さらに、ENボード株式会社の高品質なパーティクルボードを、グループ外から調達している合板などの木質材料の代替として住宅資材事業の製品へ積極的に採用するなど、材料から製品までを一貫して生産できる体制を構築し、調達コストと製品供給の安定化を図ってまいります。 (13)地政学リスクの高まりについて 近年は、中東情勢をはじめとする各国間の緊張の高まりにより、原材料価格や物流への影響が発生するなど、地政学リスクの高まりに端を発した事業活動への影響が顕在化しております。地政学リスクの高まりは、サプライチェーンの停滞・供給遅延等に繋がるため、影響が長期化した場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、サプライチェーンに関連するリスク等を想定した事業継続計画(BCP)を整備するとともに、急激な原材料価格の高騰に対しては、生産性の改善など様々な手法によるコスト低減に加え、原材料価格の高騰に見合った販売価格の改定をお客様にお願いすることにより業績に及ぼす影響を抑制するよう努めております。 (14)重大事故の発生について 当社グループは、安全衛生管理を最重要課題として捉え、安全及び衛生管理の徹底を図り、事故の未然防止に努めております。しかしながら、何らかの不測の事由から重大な設備事故や労働災害等が発生する可能性があります。これらの重大事故が発生した場合、生産活動の停止や設備の復旧等に多額の費用が発生する可能性があります。また、訴訟問題や重大事故等に起因した行政処分に発展した場合には、損害賠償請求が生じる可能性があるほか、当社グループの社会的な信用及び顧客の信頼を失うことにも繋がり、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、製造設備の定期的な点検や設備の保守、第三者によるサーベイランス等も含めた安全活動の推進、定期的な訓練の実施とともに、生産拠点の複数化等を推し進めることにより、事業継続態勢の強化を図っております。
経営成績の分析 (MD&A)5,914字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の概要 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や堅調なインバウンド需要を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方、中東情勢の緊迫化をはじめとする地政学リスクの高まりや不安定な為替相場、それらに伴う資源・エネルギー価格の高止まり、さらには物価上昇による個人消費の伸び悩み等により、先行きは依然として不透明な状況が続きました。 住宅業界におきましては、住宅価格や住宅ローン金利の上昇等による住宅取得マインドの低下に加え、建築基準法の改正による4号特例の縮小や、省エネ基準への適合の義務化に伴う影響等もあり、新設住宅着工戸数は極めて低調な推移となりました。さらに、電力費や燃料費等の高止まりに加え、資材の高騰や物流コストの上昇が続くなど、企業収益を圧迫する状況が続いております。 このような状況の中、当社グループでは、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画「EIDAI Advance Plan 2026」の達成に向けて各施策に取り組んでおります。特に、販売価格の適正化とシェアアップによる売上拡大を図るとともに、諸資材の高騰等による損益への影響を抑制するため、生産性の向上や経費削減に製販一体となって取り組み、厳しい市場環境下においても収益力の確保と事業基盤の強化を図っております。主力の住宅資材事業は、新設住宅着工戸数が低迷する中ではありましたが、売上増に加えて利益率の改善が進むなど堅調に推移しました。一方、木質ボード事業におきましては、連結子会社であるENボード株式会社の業績が2022年11月の操業開始以降、当初の事業計画から大きく乖離する状況が続いております。同社では、生産上の個々の課題に対する改善が徐々に進んでいるものの、2023年3月期から2026年3月期まで4期連続で赤字を計上する結果となりました。このような状況を踏まえ、短期的な業績の改善が困難であると判断し、ENボード株式会社において減損損失として5,147百万円を特別損失に計上いたしました。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は、主力の住宅資材事業、木質ボード事業とも前年実績を上回る水準で推移し、73,774百万円(前年同期比3.6%増)となりました。 損益面では、住宅資材事業は売上増に加えて利益率の改善が進むなど堅調に推移しましたが、木質ボード事業はENボード株式会社の収益改善が遅れているため、当連結会計年度の営業利益は719百万円(前年同期は営業損失293百万円)、経常利益は504百万円(前年同期は経常損失398百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は2,846百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失29百万円)となりました。 また、中期的な経営指標として売上高経常利益率3%以上を目標に取り組んでおりましたが、連結子会社であるENボード株式会社の収益改善が遅れているため、目標は未達となっております。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 (住宅資材事業) 住宅資材事業におきましては、引き続きフローリング、室内階段、室内ドア、収納等の色柄・デザインを体系化した基軸ブランド「Skism(スキスム)」の更なる販売拡大を図るとともに、フローリングの「銘樹」や室内ドア、収納のハイエンドモデル「グランマジェスト」といった独自ブランドの拡充をはじめとして、機能性、デザイン性、安全性に優れた新製品の開発に注力しました。さらに、リノベーション市場への本格参入に向けた取組を推進しております。また、TVドラマへの美術協力や当社ウェブサイト及びSNSを通じた情報発信を積極的に行うなど、認知度の向上に努めております。一方、諸資材の高騰等に対応するため、更なる生産性の向上や経費削減に取り組むとともに、販売価格の適正化を図りました。 このほか、各分野別の取組は以下のとおりであります。 建材分野では、基材となるパーティクルボードの低比重化を実現するとともに、床暖房にも対応可能な「Eグリーンフロア」を発売しました。「Eグリーンフロア」の基材となるパーティクルボードは、建築廃材や間伐材など、従来は廃棄されていた木質材料を主原料としております。これにより木質資源の循環に貢献するとともに、炭素を貯蔵する材料としての特性も活かし、資源の有効活用とCO2削減を両立した環境配慮型フローリングとして提案しております。さらに、フローリングや室内階段の「銘樹ブランド」や「コンカーボ」の品揃え拡充と販売強化に注力しました。 内装システム分野では、リノベーション市場でのシェア獲得に向け、既存ブランドの中からリノベーションに最適な製品を厳選したリノベーション向けカタログを発刊し、併せて、短期間の工期にも対応できるよう、納期設定を見直しました。さらに、主力製品である「スキスムT」や最上位シリーズの「グランマジェスト」の販売強化に注力するとともに、従来の「マテリアルミックス」をリブランディングした室内ドアや収納製品の新ブランド「マテリアルセレクション」を発売しました。 住設分野では、システムキッチン「ラフィーナ ネオ」に新たなアイテムを追加するとともに、洗面「アクアージュsai」や「アクアージュフロート」に機能的なアンダーボウルを追加するなど、製品仕様の向上を図りました。 これらの結果、新設住宅着工戸数が減少する厳しい環境ではありましたが、既存販売先のシェアアップや新規販売先の開拓、高付加価値製品の拡販、販売価格の適正化等の効果もあり、当連結会計年度の売上高は、62,055百万円(前年同期比2.0%増)、セグメント利益は、4,341百万円(同10.8%増)となりました。 (木質ボード事業) 木質ボード事業におきましては、売上拡大に向けて新規販売先の開拓や既存販売先のシェアアップに注力しました。一方、連結子会社であるENボード株式会社では、ライン停止時間や不良ロスをはじめとする生産ロスの削減に徹底して取り組んだ結果、生産性は徐々に改善しておりますが、依然として安定生産に向けた課題は多く、収益改善が遅れております。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は、11,595百万円(前年同期比13.6%増)、セグメント損失は1,624百万円(前年同期はセグメント損失2,271百万円)となりました。 (その他事業) 当社グループは、上記事業のほか、不動産有効活用事業、太陽光発電事業を行っております。 当連結会計年度の売上高は124百万円(前年同期比1.6%減)、セグメント利益は70百万円(同5.4%減)となりました。 (2)中期経営計画の達成状況 当社グループは、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画「EIDAI Advance Plan 2026」の実現に向けて、本計画の基本方針に基づく各施策を進めてまいりました。2年目となる2026年3月期の売上高は、主力の住宅資材事業において価格改定の効果はあったものの、新設住宅着工戸数の低迷により販売数量が伸び悩んだため、計画の74,500百万円を若干下回る73,774百万円(計画比1.0%減)となりました。また、各利益指標は、住宅資材事業における売上増及び利益率の改善効果が木質ボード事業の収益改善の遅れを補うには至らず、営業利益は計画の800百万円に対して719百万円(同10.0%減)、経常利益は同600百万円に対して504百万円(同15.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は同500百万円に対して△2,846百万円、EBITDAは同4,500百万円に対して4,382百万円(同2.6%減)の実績となり、計画を下回る結果となりました。 中期経営計画「EIDAI Advance Plan 2026」の詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)経営計画、経営戦略及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (3)生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   前年同期比(%) 住宅資材事業(百万円)   29,762   99.6 木質ボード事業(百万円)   13,676   106.5 報告セグメント計(百万円)   43,439   101.6 その他(百万円)   14   104.6 合計(百万円)   43,454   101.7 b.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   前年同期比(%) 住宅資材事業(百万円)   14,903   107.8 木質ボード事業(百万円)   611   104.6 報告セグメント計(百万円)   15,514   107.7 その他(百万円)   -   - 合計(百万円)   15,514   107.7 c.受注実績 当社グループ(当社及び連結子会社)は概ね見込生産を行っております。内装システム分野では主として受注生産を行っておりますが、その多くが短期間で販売されるため、記載を省略しております。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   前年同期比(%) 住宅資材事業(百万円)   62,055   102.0 木質ボード事業(百万円)   11,595   113.6 報告セグメント計(百万円)   73,650   103.6 その他(百万円)   124   98.4 合計(百万円)   73,774   103.6 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 住友林業株式会社   12,998   18.3   14,233   19.3 SMB建材株式会社   9,992   14.0   9,532   12.9 (4)財政状態の概要 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ7,168百万円減少し、81,545百万円となりました。主な要因は、減損損失を計上したことによる有形固定資産の減少、また、現金及び預金、有価証券がそれぞれ減少したことによるものです。 負債は、前連結会計年度末に比べ2,492百万円減少し、44,430百万円となりました。主な要因は、未払金の減少によるものです。 純資産は、前連結会計年度末に比べ4,676百万円減少し、37,115百万円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純損失の計上及び非支配株主持分の減少によるものです。 (5)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動で1,228百万円の資金を獲得し、投資活動に1,985百万円及び財務活動に1,504百万円の資金を使用したことにより、前連結会計年度末に比べ2,262百万円減少し、当連結会計年度末には4,857百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは1,228百万円の増加(前年同期は2,305百万円の減少)となりました。主な要因は、増加要因として減損損失5,171百万円及び減価償却費3,489百万円、減少要因として税金等調整前当期純損失4,624百万円及び未払金の減少2,803百万円などによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは1,985百万円の減少(前年同期は2,145百万円の減少)となりました。主な要因は、有価証券の償還による収入1,000百万円があったものの、有形固定資産の取得による支出2,332百万円及び無形固定資産の取得による支出470百万円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは1,504百万円の減少(前年同期は1,227百万円の減少)となりました。主な要因は、長期借入れによる収入735百万円があったものの、長期借入金の返済による支出1,466百万円及び配当金の支払441百万円によるものです。 (6)資本の財源及び資金の流動性について 「(5)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。なお、当社グループは製品製造のための原材料の調達、経費等の支払いを始めとした運転資金のほか、安定した製品の生産を行うための設備投資資金、ソフト開発資金の需要があります。これらの資金需要に対し、自己資金並びに外部からの資金調達も含め柔軟に対応することを基本としております。また、売上債権の流動化や金融機関との当座貸越枠の設定など、資金調達手段を多様化することで流動性リスクに備えております。なお、当連結会計年度末の借入金残高20,767百万円は、ENボード株式会社の設備投資資金並びに運転資金に係るものであります。 (7)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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