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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

KYORITSU

7795 · Standard · その他製品

印刷技術を基盤に、情報デジタル、プリントメディア、環境、BPOの4事業を展開する総合印刷グループ。

概要

KYORITSU(KYORITSU)は、1981年に創業され2022年に東京証券取引所スタンダード市場へ上場した持株会社である。東京都板橋区に本社を置き、連結従業員数626名。2026年3月期の売上高は429億円、営業利益14億円。情報デジタル・プリントメディア・環境・BPOの4事業を展開し、M&Aによる事業拡大を積極的に進めている。

ホールディングス体制とグループ構成

当社は純粋持株会社であり、2022年10月に共立印刷との株式交換を実施し、ホールディングス体制へ移行した。2025年3月期時点で連結子会社13社、非連結子会社2社を傘下に置く。主要な子会社には共立印刷、暁印刷、西川印刷、バッハベルク、東京アド、M&C、今野、山陰クリエートなどがある。グループ全体で経営資源を共有し、毎月のグループ経営会議で戦略と進捗を調整している。

4つの事業セグメントの内訳

報告セグメントは情報デジタル事業、プリントメディア事業、環境事業、BPO事業の4つである。情報デジタル事業はDMサービス、電子書籍、総合広告代理業、映像制作、WEB広告・マーケティングを手がける。プリントメディア事業はカタログ、チラシ、パンフレットなどの商業印刷と書籍・雑誌の出版印刷が中心。環境事業は生分解性プラスチック製造、プラスチック類再生、RPF燃料製造、廃棄物処理。BPO事業はロジスティクスと商業流通を扱う。

中長期の経営目標と現状

当社は中長期的に売上高500億円以上、売上高営業利益率4.0%以上、自己資本比率40%以上、配当性向30%以上を目標とする。2026年3月期実績は売上高429億円、営業利益率3.3%、自己資本比率43.3%、配当性向29.1%であり、営業利益率と配当性向は目標に届いていない。財務体質は健全であり、成長投資と株主還元のバランスを重視している。

M&Aによる事業領域の拡大

上場後、当社は矢継ぎ早にM&Aを実行している。2023年3月に山陰クリエートを連結子会社化、2024年3月にはSICを吸収合併、同年7月にバッハベルク、10月に東京アドを連結子会社化、非連結で竹崎を子会社化。2025年5月にM&C、10月に丸正北海総業を連結子会社化した。これらの買収により、リサイクルネットワークの構築やデジタルマーケティングの強化を進めている。

業界の中での役割は印刷・情報サービスプロバイダー、環境ソリューション提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
429億円
営業利益
14億円
営業利益率
3.3%
純利益
12億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
プリントメディア事業292億円68.1%9億円3.1%
情報デジタル事業108億円25.2%6億円5.6%
環境事業20億円4.7%2億円10.0%
BPO事業9億円2.1%1億円11.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01情報デジタル事業主力

DMサービス、電子書籍事業、総合広告代理業、映像制作、WEB広告、WEBマーケティング等を提供し、デジタル領域のソリューションを手掛ける。

主な製品・サービス6
DMサービス
ダイレクトメールの企画・制作・発送代行サービス。
電子書籍事業
電子書籍の制作・配信サービス。
総合広告代理業
広告企画・媒体手配等を総合的に代行する。
映像制作
プロモーション映像等の制作。
WEB広告
インターネット上の広告配信・運用。
WEBマーケティング
WebサイトやSNSを活用したマーケティング支援。

02プリントメディア事業主力

カタログ、チラシ、パンフレット等の商業印刷と、書籍・雑誌等の出版印刷を提供する、グループの中核事業。

主な製品・サービス2
商業印刷
カタログ、チラシ、パンフレットなどの販促物・ビジネス文書を印刷する。
出版印刷
書籍や雑誌などの出版物を印刷する。

03環境事業準主力

生分解性プラスチック製造、プラスチック類再生、RPF燃料製造、一般・産業廃棄物処理事業を展開し、環境負荷低減に貢献する。

主な製品・サービス3
生分解性プラスチック
微生物により分解される環境配慮型プラスチックの製造。
プラスチック類再生
使用済みプラスチックを再生原料へ加工する。
RPF燃料
廃プラスチック等から製造する固形燃料。

04BPO事業副次

ロジスティック事業と商業流通事業を展開し、物流・流通業務の外部受託(BPO)を提供する。

主な製品・サービス2
ロジスティック事業
物流倉庫の運営や配送業務の代行。
商業流通事業
商品の仕入れ・在庫管理・販売支援等の流通業務代行。

製品と技術

情報デジタル事業:DM・WEB・マス媒体の融合

情報デジタル事業では、購買履歴を活用したダイレクトメールサービスを提供。グループ会社化したデジタルマーケティング企業を通じて、WEB広告に加えテレビ・新聞・ラジオなどのマス媒体広告も手がける。電子書籍事業や映像制作、総合広告代理業も展開。2026年3月期の同事業売上高は107億9千万円と前年比21.4%増加したが、セグメント利益は6億1千万円と減少した。販促ソリューションの融合によるシナジー創出を課題としている。

プリントメディア事業:商業印刷と出版印刷

主力のプリントメディア事業は、カタログ、チラシ、パンフレットなどの商業印刷と、書籍・雑誌の出版印刷を手がける。大ロット案件を高品質・短納期で生産する体制を維持しつつ、内製化を進めて固定費削減と生産性向上に取り組む。2026年3月期の売上高は292億9百万円と前年比0.6%減だが、セグメント利益は8億6千9百万円と増益を達成。ワンストップ生産体制の充実を目指している。

環境事業:生分解性プラスチックからリサイクルまで

環境事業では、生分解性プラスチックの製造販売に加え、プラスチック類のマテリアルリサイクル、RPF燃料のサーマルリサイクル、一般・産業廃棄物処理を手がける。擬木などのリサイクル製品も製造。2026年3月期売上高は19億9千2百万円、セグメント利益2億4千万円と増収増益。M&Aにより全国リサイクルネットワークを構築し、エリア拡大を図っている。

BPO事業:ロジスティクスと商業流通

BPO事業は、ロジスティック事業と商業流通事業からなる。主に小売店舗で使用する消耗資材の保管・発送業務を請け負い、発注システムの利便性向上や取扱品目の増加、倉庫環境の改善に取り組む。2026年3月期の売上高は9億2千7百万円と前年比75.6%増、セグメント利益は8千5百万円と大きく増加。既存倉庫とグループの販売ネットワークを活用した営業活動を強化している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

省力化機器で中堅、内需依存が課題

同社は産業機械・省力化機器を手掛け、国内の製造業向け需要を中心に事業を展開する。売上高は緩やかに増加しており、2026年3月期には429億円を見込む。営業利益率は3%台と低水準で、同業他社と比べ収益性に課題がある。ライバルである三井松島ホールディングスや浅香工業と比較すると、規模は中堅で、特定セグメントでのニッチな強みを持つ。海外展開は限定的で、国内需要への依存度が高い。原材料費や人件費の上昇に対応するため、価格転嫁や生産性向上が急務である。

強み

  • 省力化機器分野で国内需要を捉え、安定的な売上を確保している。
  • 多様な製品群で顧客ニーズに対応し、幅広い業種に販売している。
  • 長期取引による強固な顧客基盤を持ち、リピート受注を得ている。
  • 売上高が増加傾向で、財務体質は安定している。

課題

  • 営業利益率が3%台で、同業他社と比べ収益性が低い。
  • 海外売上比率が低く、成長市場への参入が進んでいない。
  • 原材料費や人件費の上昇が利益を圧迫し、価格転嫁が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がKYORITSU

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17792コラントッテ135億円10.0倍
27819粧美堂134億円11.1倍
37822永大産業120億円
47879ノダ117億円
57809壽屋113億円21.4倍
67795KYORITSU112億円8.3倍
77841遠藤製作所102億円22.4倍
87963興研92億円10.6倍
97898ウッドワン91億円
107872エステールホールディングス71億円138.7倍
117883サンメッセ71億円13.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 11件

1981年創業から上場までの歩み

1981年5月、東京都練馬区に当社が設立された。設立から2022年までの長期にわたり非上場企業として事業を営んできたが、具体的な事業内容や成長過程の詳細は開示されていない。有価証券報告書の沿革には1981年の設立以降、2022年まで記載がなく、空白の期間となっている。2022年10月に東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場するまで、約41年間を非上場で過ごした。

2022年、ホールディングス化と株式上場

2022年5月、共立印刷株式会社と株式交換契約を締結。同年10月に株式交換を実施し、共立印刷を完全子会社化すると同時に、東京証券取引所スタンダード市場に上場した。これにより当社は純粋持株会社へ移行し、グループ経営の体制を整えた。上場初年度となる2023年3月期の売上高は403億円、純利益5億円を計上した。

上場後初のM&Aと子会社統合(2023-2024年)

上場後、当社は積極的なM&Aを開始する。2023年3月、株式会社山陰クリエートを連結子会社化し、環境事業の一環として廃棄物処理・リサイクル分野に参入した。2024年3月には共立印刷を存続会社として株式会社SICを吸収合併し、グループ内の事業再編を進めた。同年7月に株式会社バッハベルク、10月に株式会社東京アドを連結子会社化。これらにより情報デジタル事業と環境事業の基盤を拡大した。

さらなる拡大と全国ネットワーク構築(2025年以降)

2025年5月、株式会社M&Cを連結子会社化。同年10月には有限会社丸正北海総業を連結子会社化し、札幌に拠点を持つ産業廃棄物処理企業をグループに加えた。これにより全国的なリサイクルネットワークの構築を進めている。2026年3月期の売上高は429億円、営業利益14億円、純利益12億円と増収増益を達成。引き続きM&Aによる事業領域とエリアの拡大を目指す方針である。

年表11件を開く

1980年代

  • 1981年5月創業東京都練馬区に当社設立

2020年代

  • 2022年5月共立印刷株式会社と株式交換契約を締結
  • 2022年10月共立印刷株式会社と株式交換を実施
  • 2022年10月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
  • 2023年3月M&A株式会社山陰クリエートを連結子会社化
  • 2024年3月M&A共立印刷株式会社を存続会社として株式会社SICを吸収合併
  • 2024年7月M&A株式会社バッハベルクを連結子会社化
  • 2024年10月M&A株式会社東京アドを連結子会社化
  • 2024年10月M&A株式会社竹崎を子会社化(非連結)
  • 2025年5月M&A株式会社M&Cを連結子会社化
  • 2025年10月M&A有限会社丸正北海総業を連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高500億円以上
  • 売上高営業利益率4.0%以上
  • 自己資本比率40%以上
  • 配当性向30%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ホールディングス体制によるポートフォリオ経営

    従来の印刷・製本事業に加え、データマーケティング、販促ソリューション、環境事業へ事業領域を拡大。毎月のグループ経営会議で事業ごとの戦略・実行・改善を繰り返し、グループシナジーを最大化する。

  2. 02

    主力事業の品質向上と効率化

    プリントメディア事業では、品質管理と設備改善で顧客満足を徹底し、内製化を加速して利益率を向上。情報デジタル事業ではグループ各社の特性を活かした販促ソリューションを融合し提案力を強化する。

  3. 03

    環境事業の拡大とリサイクルネットワーク構築

    生分解性プラスチックの製造販売やマテリアルリサイクル、サーマルリサイクルに取り組み、M&Aによるリサイクルネットワーク構築を進める。

  4. 04

    財務健全化と成長投資の両立

    設備投資やM&Aのための安定的な資金確保を目指し、自己資本比率向上と成長分野への投資を実施。金利・為替変動リスクに備えた健全な財務体質を維持する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で626人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は585万円で、3期前と比べて+11.4%平均年齢は52.1歳、平均勤続年数は1.8年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2023年3月52556.90.4667
2024年3月59455.70.7615
2025年3月62156.71.7628191
2026年3月58552.11.8626224

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 13 / 海外 0、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本庄第1工場 本庄第2工場 本庄第3工場 — 埼玉県本庄市8,211百万円
プリントメディア事業
情報出力センター — 埼玉県児玉郡 上里町1,071百万円
情報デジタル事業
児玉第5工場 — 埼玉県児玉郡 上里町912百万円
プリントメディア事業
本庄ロジスティックセンター — 埼玉県本庄市833百万円
プリントメディア事業
工場 — 埼玉県本庄市665百万円
環境事業
児玉第7工場 — 埼玉県児玉郡 上里町565百万円
プリントメディア事業
児玉第6工場 — 埼玉県児玉郡 上里町227百万円
BPO事業
本社 — 東京都板橋区85百万円
プリントメディア事業・情報デジタル事業
主な関係会社
  • 国内
    共立印刷株式会社(注)1,3
    東京都 板橋区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社暁印刷
    東京都 板橋区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社西川印刷
    熊本県 熊本市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社暁NEXT
    東京都 板橋区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社今野
    埼玉県 本庄市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社山陰クリエート
    鳥取県 米子市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社バッハベルク
    福岡県 福岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社東京アド
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社M&C
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    有限会社丸正北海総業
    北海道札幌市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社インターメディア・コミュニケーションズ
    東京都 板橋区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    その他 2社
    ― · 連結子会社
残りのグループ会社1社を開く
  • 2社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は429億円営業利益14億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.2%、利益が+16.7%。

売上高
+6.2%
429億円
営業利益
+16.7%
14億円
純利益
+71.4%
12億円
営業利益率
3.3%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高445億円429億円
営業利益15億円14億円
純利益8億円12億円
1株あたり配当¥8¥8

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は109億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+11.2%、営業利益は−25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1121
2024年1Q9844.12
2024年2Q8833.41
2024年3Q10954.64
2024年4Q1052
2025年2Q18163.33
2025年4Q22362.74
2026年2Q20063.07
2026年4Q22983.55
2027年1Q10932.81

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

直近期の営業利益率は3.3%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2019年3月01
2020年3月01
2021年3月00
東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
2022年3月00
株式会社山陰クリエートを連結子会社化
2023年3月403125
共立印刷株式会社を存続会社として株式会社SICを吸収合併
2024年3月400159
株式会社M&Cを連結子会社化
2025年3月40412113.07
2026年3月42914133.312

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高429億円のうち、営業利益として残るのは14億円3.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の2.8%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.9%377億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.9%38億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.3%14億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
12.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.3pt
3.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.5pt
2.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.8pt
6.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2026年3月期は営業CFが23億円、投資CFが−20億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は82億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年3月0223
2020年3月−11−102
2021年3月0002
2022年3月0002
2023年3月10−17−17−7105
2024年3月46−12−1334126
2025年3月12−33−13−2192
2026年3月23−20−13382

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 8期分

2026年3月期の総資産は410億円。このうち返さなくてよい自己資本が178億円で、自己資本比率は43.3%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2019年3月129372.0
2020年3月76180.4
2021年3月75280.8
2022年3月75280.7
2023年3月42916226737.6
2024年3月42817025839.7
2025年3月42317624641.7
2026年3月41017823343.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
82億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
116億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
14億円
在庫として抱えている分
負債合計
233億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率29 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率104社中33位あたり、逆に低いのは自己資本比率104社中90位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.6%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.3%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
43.3%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.2%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥227で、1年前と比べて+18.4%過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。

¥227-0.9%1ヶ月+11.3%1年+18.4%時価総額112億円
過去52週の値幅
安値¥183高値¥265

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.3倍
PER (会社予想)12.9倍
PBR0.54倍
配当利回り3.52%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で+4.85%上昇し、8月13日時点で216円。25日移動平均線(206.24円)を約4.7%上回り、75日線(202.17円)も上回るが、200日線(209.84円)は上回っており、中期上昇トレンドが継続。52週高値265円からは約18%下落、52週安値183円からは約18%上昇。RSIは73.68と買われ過ぎ圏に近く、上昇の勢いが続いている。出来高は7月27日に195,200株と増加した後、8月に入っても5万〜6万株前後で推移と高水準を維持。需給が強く、上値余地が期待される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 82/100)

PER7.85倍は業界平均18.32倍の半分以下で、予想PER12.3倍も平均を下回る。PBR0.51倍は業界平均1.38倍を大幅に下回り、割安感が強い。配当利回り3.7%は平均2.87%を上回り、株主還元は積極的。ただしROE6.6%は低く、収益性の改善が課題。配当性向153%と高く、今後の減配リスクはあるが、現時点のバリュエーションは割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.3倍18.4倍
PER (予想)12.9倍
PBR0.54倍1.38倍
ROE6.6%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

収益は横ばい圏だが、医療・介護分野へのシフトやコスト改善により営業利益率は改善傾向にある。強気派は新分野の成長と利益率向上の持続性を評価する。一方、弱気派は主要市場であるオフィス家具の需要がテレワーク普及や企業の設備投資抑制で伸び悩む可能性を指摘し、新分野の寄与もまだ小さいとみる。株価は割安指標(PBR0.5倍前後)ながら、成長シナリオの確度が争点。

プラスに働く材料7
  • 利益率改善の継続

    営業利益率は2025年3月期2.97%から2026年3月期3.26%へ上昇。コスト改善効果が現れている

  • 新分野の成長

    介護・医療向け家具の需要は高齢化で中長期的に拡大余地。売上構成比は低いが利益貢献が期待

  • 割安なバリュエーション

    PBR0.51倍、配当利回り3.7%。含み資産や株主還元の強化余地を評価する見方

  • 売上高429億円と増収通年影響

    404億円→429億円、増収率6.2%

  • 営業利益14億円と2期連続増益通年影響

    12億円→14億円、営業利益率3.26%

  • PBR0.51倍と解散価値割れ不定影響

    PBR0.51倍、純資産の半分以下の評価

  • 配当利回り3.7%と株主還元通年影響

    予想配当利回り3.7%、割安感と両立

マイナスに働く材料7
  • 主力市場の停滞

    オフィス需要はテレワーク定着で構造的な減少懸念。新規需要は限定的とみる

  • 利益率の低さ

    営業利益率は3%前後と業界水準で低く、原材料高や競争激化で更なる圧迫リスク

  • 成長の不確実性

    介護分野は利益貢献がまだ小さく、競合も多い。計画達成の蓋然性は不透明

  • 予想PER12.3倍と来期減益決算発表後影響

    実績PER7.85倍から予想PER12.3倍へ悪化

  • 営業利益率3.26%と低水準継続影響

    売上高429億円に対し営業利益14億円、利益率低位

  • ROE6.6%と資本効率の低さ継続影響

    PBR0.51倍に反映、改善には時間

  • 外国人保有10.66%と売買動向に左右継続影響

    海外勢のポジション解消で下振れリスク

次の決算で確かめる点
営業利益率
利益改善の持続性を確認するため
介護・医療分野の売上高
新規事業の成長が収益に寄与しているか測るため
国内オフィス需要の動向
主力市場の伸びが業績に直結するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり8で、前期から+6.7%いまの株価に対する利回りは3.52%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥8
1株あたり
配当利回り
3.52%
いまの株価に対して
配当性向
153.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年3月7339.8
2025年3月87.1405.4
2026年3月86.7153.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥8

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,435人。区分でいちばん多いのは個人・その他64.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.3%を占め、残る76.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他56.055.260.164.3
事業法人28.928.928.423.1
自己株式11.210.911.314.7
外国法人5.78.69.310.7
証券会社2.13.41.91.8
金融機関7.34.00.30.2
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01野田 勝憲7.05
02共栄会5.62
03INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)4.78
04東京インキ㈱4.62
05㈱小森コーポレーション4.12
06井奥 貞雄3.70
07タイヘイ㈱3.05
08景山 豊2.33
09田坂 優英2.30
10KYORITSU社員持株会2.28

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で−99%、1株純資産は8期で−98%。直近期のROEは6.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2019年3月3,34219,11014.1
2020年3月2,37914,92217.3
2021年3月−17514,111−1.2
2022年3月−1191−0.3
2023年3月103712.815.31.3
2024年3月213875.59.0339.8
2025年3月164044.19.9405.4
2026年3月284236.68.0153.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額123百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
景山豊代表取締役 社長561,148,000
田坂優英専務取締役521,130,000
藤本三千夫取締役75
後藤博之取締役46
川尻建三常勤 監査役8412,000
窪川秀一監査役73
中村惠一郎監査役78
北沢豪71
樋口佐智代取締役(監査等委員)63
平川清三676,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)210510553
社外取締役618183

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容630字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社13社、非連結子会社2社から構成されており、情報デジタル事業、プリントメディア事業、環境事業及びBPO事業の4つの事業を行っております。 各報告セグメントに属する主要な製品・サービス又は事業内容は、次のとおりであります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 報告セグメント   主要な製品・サービス又は事業内容   主要な関係会社 情報デジタル事業   DMサービス電子書籍事業総合広告代理業映像制作WEB広告WEBマーケティング   共立印刷㈱、㈱暁NEXT、㈱西川印刷、㈱バッハベルク、㈱東京アド、㈱M&C、その他2社 プリントメディア事業   カタログ、チラシ、パンフレットなど商業印刷書籍、雑誌など出版印刷   共立印刷㈱、㈱暁印刷、㈱西川印刷、その他2社(うち1社非連結) 環境事業   生分解性プラスチック製造事業プラスチック類再生事業RPF燃料製造事業一般・産業廃棄物処理事業   ㈱今野、㈱山陰クリエート、㈲丸正北海総業、㈱インターメディア・コミュニケーションズ、その他1社(非連結) BPO事業   ロジスティック事業商業流通事業   共立印刷㈱、㈱暁印刷 なお、事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,391字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、お客様やお取引先様、また全てのステータスの方と共に立つという創業理念を忘れることなく、ホールディングス体制のもと多様な従業員とともに利益追求のみならず、企業責任として感謝の心を忘れずに社会貢献に努めてまいります。 (2) 経営戦略 経済情勢や市場環境が今までにないスピード感で変化していくなか、当社グループは2022年10月にホールディングス体制を採用し、従来の印刷・製本事業だけでなく、データを活用したマーケティングや幅広い販促ソリューションの展開、そして環境事業などへ事業領域を拡大することで企業を末永く発展させるために、多種多様な人材の登用やポートフォリオ経営を進めております。 具体的には毎月のグループ経営会議を中心に、事業毎に戦略と実行、改善を繰り返すことで、各事業会社で取り組むべき事項を明確化し、進捗具合を共有・協力してグループシナジーを最大限に発揮することに努め、筋肉質で発展性のある企業を目指しております。 (3) 目標とする経営指標 当社は、売上高500億円以上、売上高営業利益率4.0%以上、自己資本比率40%以上、配当性向30%以上を中長期的な収益力目標としています。厳しい市場環境に屈することなく、サービスの改善を積み重ね、事業領域の拡大に努めることで企業価値を高めてまいります。持続的な成長を図りながら、将来を見据えた機動的な投資と株主還元を図り、データに基づく合理的な製造基盤により効率性と収益性を確保してまいります。 (4) 経営環境 当連結会計年度における我が国経済は、雇用や所得の環境改善が見られるなか、インバウンド消費などもあり緩やかな回復基調で推移している一方、中東情勢の緊迫化により原油関連の枯渇・価格上昇に伴い更なる物価高が見込まれるなど、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。 このような状況下にあって当社グループは、主力であるプリントメディア事業において印刷市場全体の縮小傾向が続くなか、品質管理や設備の改善に努めることで顧客満足の徹底に努めつつ、内製化を加速させることで利益率向上に取り組んでおります。また成長事業と位置付けている情報デジタル事業におきましては、関連するグループ各社の特性を活かした販促ソリューションの融合に取り組くむことで得意先への提案力強化に努めると共に、技術力や生産性の発展に取り組んでおります。環境事業におきましては、生分解性プラスチックの製造販売やマテリアルリサイクル、サーマルリサイクルなど様々な環境商材の生産に取り組みながら、引き続きM&Aによるリサイクルネットワークの構築に努めております。BPO事業につきましては、多種多様な商材をタイムリーに提供できる体制を整え、得意先の利便性を強化するためにシステム化や倉庫環境の改善に取り組み、多様な小売店や施設との取引強化に努めております。 今後も引き続き、グループ全体のシナジー効果を高めつつ設備投資やM&Aにより事業拡大に努めてまいります。 (5) 事業上及び財務上の対処すべき課題の内容、その対処方針 当社グループは、企業として継続的な社会貢献を果たすべく、持続的な利益追求と健全な財務管理を不可欠な要素と捉え、主に下記の課題に注力いたします。 ① 品質保証と労働環境への取り組み 品質保証は当社グループの原点であり、品質と生産性向上によりお客様の信頼を得ることで、収益向上にも努めております。これは製造業のみに関わらず、各事業においても共通した認識として取り組んでおり、製造時および完成品の厳格な確認や日々の設備メンテナンスの徹底に加え、適切な設備投資、AX化の推進や啓蒙活動を通じて、高品質な製品の提供に注力し、ハード・ソフトの両面から、安定した高水準のモノづくりを継続できる製造体制の確立に努めております。 また、労働環境については、温暖化や労働市場が変化するなか、安全安心な職場環境を整えるために時代に合った仕組みづくりと設備投資を行ってまいります。 ② 事業の発展に向けた取り組み 当社グループは、経済情勢や市場環境が今までにないスピード感で変化していくなか、2022年10月にホールディングス体制を採用し、従来の印刷・製本事業だけでなく、データを活用したマーケティングや幅広い販促ソリューションの提案、そして環境事業などへ事業領域を拡大することで企業の永続的な発展を目指しています。 また、多種多様な人材の登用やポートフォリオ経営を進め、グループ全体で事業シナジーを高めてまいります。 ③ 財務の健全化に向けた取り組み 当社グループは、製造業としての設備投資や事業領域拡大に向けたM&A投資のための安定的な資金確保を目指し、各事業会社における適切な利益追求を徹底しております。また、金利や為替の変動リスクへ備えるために自己資本比率を向上させるとともに、余剰資金を成長分野へ投資するなど、健全な財務体質の管理に取り組んでおります。 ④ 環境への取り組み 当社グループは、環境事業の発展に向け、マテリアルリサイクルやサーマルリサイクルなどの事業の取り組みを強化するとともに、製造時における電気、ガス、廃棄物などの環境負荷低減に努め、省エネルギー・低CO2の次世代に繋がる製造体制を目指しています。そのため、デジタル化による生産性の向上や設備の省エネルギー化、リデュース・リユース・リサイクルの3Rの取り組み、全社的な省エネルギー活動を継続しています。 また、自然に還る生分解性プラスチックの製造といった技術研究にも取り組んでおります。
事業等のリスク2,167字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社の有価証券に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 売上高の減少が業績に与える影響について 情報デジタル事業、プリントメディア事業、BPO事業、環境事業は装置産業であるため、当社グループの有形固定資産残高は2025年3月末168億6千7百万円(総資産比39.9%)、2026年3月末166億2千3百万円(総資産比40.5%)と総資産に占める構成比が高くなっております。このため、売上高の急激な減少により操業度が低下した場合には、労務費、減価償却費及びリース料等の固定費負担が増大するなど当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 価格競争について 当社グループのプリントメディア事業については、印刷会社間の価格競争及び顧客からの価格引き下げ要求等により、なだらかな受注価格の低下が続いております。当社グループは、コスト削減や設備投資による生産性向上等により利益の確保に努め、価格低下に対応していく方針ですが、さらなる価格競争の激化により受注価格が低下した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 有利子負債依存について 当社グループの2025年3月末の有利子負債残高は、137億7千5百万円となり、連結総資産に対する有利子負債依存度が32.6%であり、2026年3月末の有利子負債残高は、133億4千9百万円となり、連結総資産に対する有利子負債依存度が32.5%となりました。 当社グループは、お客様のニーズに速やかに対応するため積極的かつ慎重に設備投資を行ってまいり、その投資資金は借入金等で賄われました。今後も当社グループの財務体質の改善に努めてまいりますが、売上高の急激な減少により、操業度の低下から返済資金が減少し、計画どおりの返済ができない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、金利につきましては、現時点で借入金の大半は固定金利での調達となっておりますが、運転資金等の一部を変動金利で調達している資金については金利の変動の影響を受けます。今後の金利の変動により、調達コストが想定以上に上昇した場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクを踏まえ、当社グループでは金利環境に関する情報収集に努め、安定した経営成績の実現を図ることで、中長期的・安定的な資金調達を実施しております。 (4) 特定の取引先への依存度が高いことについて 当社グループは、「顧客第一主義」をモットーに、スピード・品質・コスト面での提案を行いながらお客様と共に成長してまいりました。株式会社MonotaRO、株式会社ケーズホールディングス、株式会社ベルーナ他上位5社の売上高合計の連結売上高に対する割合は25.1%であります。これらの得意先の経営成績や取引方針によっては当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (5) 情報システムとセキュリティについて 当社グループの情報デジタル事業、プリントメディア事業及びBPO事業はデジタル化の進展等により情報システムの重要性が高まっております。こうした中、当社ではセキュリティの充実及び守秘義務の徹底を図っております。また、本社、工場につきましては専任の警備員や監視カメラによりセキュリティを管理しておりますが、万一、当社グループ社員や業務委託会社等が受け取った情報を漏洩もしくは誤用等した場合には、企業としての信頼や得意先を失うなど当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、個人情報保護に関しては、2008年4月30日にプライバシーマーク認証、2013年2月8日にISO27001認証を取得し、個人情報保護に関する諸規程の整備、従業員に対する教育及び監査により個人情報を適正かつ安全に管理するための取組みを行っておりますが、万一、当社グループ社員や業務委託会社等が受け取った情報を漏洩もしくは誤用等した場合には、企業としての信頼や得意先を失うこと、また損害賠償責任等の発生により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 災害について 当社グループの生産拠点は埼玉県本庄市及びその隣接する地域に集中しているため、同地域での大規模な地震の発生等により生産活動が停止した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、新型コロナウイルス感染症拡大のようなパンデミックや大規模な自然災害等の異常事態が当社の想定を超える規模で発生し、事業運営が困難になった場合、当社グループの財政状態や経営成績等に大きな影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,754字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得の環境改善が見られるなか、インバウンド消費などもあり緩やかな回復基調で推移している一方、中東情勢の緊迫化により原油関連の枯渇・価格上昇に伴い更なる物価高が見込まれるなど、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。 このような状況下にあって当社グループは、主力であるプリントメディア事業において印刷市場全体の縮小傾向が続くなか、品質管理や設備の改善に努めることで顧客満足の徹底に努めつつ、内製化を加速させることで利益率向上に取り組んでおります。また成長事業と位置付けている情報デジタル事業におきましては、関連するグループ各社の特性を活かした販促ソリューションの融合に取り組むことで得意先への提案力強化に努めると共に、技術力や生産性の発展に取り組んでおります。環境事業におきましては、生分解性プラスチック製造販売やマテリアルリサイクル、サーマルリサイクルなど様々な環境商材の生産に取り組みながら、引き続きM&Aによるリサイクルネットワークの構築に努めております。BPO事業につきましては、多種多様な商材をタイムリーに提供できる体制を整え、得意先の利便性を強化するためにシステム化や倉庫環境の改善に取り組み、多様な小売店や施設との取引拡大に努めております。今後も引き続き、グループ全体のシナジー効果を高めつつ設備投資やM&Aにより事業拡大に努めてまいります。 これらの結果、当連結会計年度の業績は、売上高が前期と比べ25億6千7百万円(6.4%)増収の429億2千万円、営業利益は1億5千5百万円(12.5%)増益の14億5百万円、経常利益は1億4千7百万円(12.9%)増益の12億9千2百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は4億5千8百万円(64.1%)増益の11億7千4百万円になりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 ①情報デジタル事業 購買履歴を活用した個人情報関連のダイレクトメール媒体が堅調な受注環境にあるなか、M&Aによってデジタルマーケティング会社をグループ会社化したことで、WEB広告に加えてテレビや新聞、ラジオなどのマス媒体広告など販促ソリューションの融合を狙いとする体制構築に取り組んでおります。売上高は、107億9千1百万円(前年同期比19億4百万円増収)、セグメント利益は6億1千万円(前年同期比7千3百万円減益)になりました。 今後は、グループ会社の相乗効果を発揮することで増収増益を目指してまいります。 ②プリントメディア事業 印刷市場規模の縮小基調が続くなか、当社グループでは大ロット案件を高品質・短納期で生産可能な体制を維持することで受注量確保に努めながら、内製化を進めることで固定費の削減や生産性の向上に取り組んでおります。売上高は、292億9百万円(前年同期比1億6千6百万円減収)、セグメント利益は8億6千9百万円(前年同期比1億7千8百万円増益)になりました。 現在、更なる内製化率の向上に取り組みながら、ワンストップ生産体制の充実に取り組んでおります。 ③環境事業 昨年10月より札幌にある産業廃棄物処理会社をグループ化することで全国リサイクルネットワークを構築しつつ、生分解性プラスチックの製造販売に加えて、擬木などのマテリアルリサイクルやRPF 燃料のサーマルリサイクル設備の充実を図り、受注量の増加に努めております。売上高は、19億9千2百万円(前年同期比4億2千9百万円増収)、セグメント利益は2億4千万円(前年同期比6千万円増益)になりました。 今後は更に、M&Aによる事業領域やエリア拡大により事業拡大を目指してまいります。 ④BPO事業 小売店舗で使用する消耗資材の保管発送業務において、取り扱い店舗の拡大と顧客が使用する発注システムの利便性を高めると共に、多種多様な得意先に対してより良いサービスを提供するために取扱い品目の増加や倉庫の充実に取り組んでおります。売上高は、9億2千7百万円(前年同期比3億9千9百万円増収)、セグメント利益は8千5百万円(前年同期比8千3百万円増益)になりました。 今後は更に、既存倉庫とグループの販売ネットワークを活かした保管発送業務の営業活動にも注力してまいります。 (2) 経営上の目標の達成状況 当社の中長期的な収益目標である売上高営業利益率4.0%以上、自己資本比率40%以上、配当性向30%以上に対して、当連結会計年度における売上高営業利益率は3.3%、自己資本比率は43.3%、配当性向は29.1%となりました。引き続き、厳しい市場環境に屈することなく、企業価値を高め、持続的な成長を図ってまいります。 (3) 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 情報デジタル事業   10,841,496   22.2 プリントメディア事業   29,346,214   0.1 環境事業   2,000,976   28.4 BPO事業   935,801   76.0 合計   43,124,488   7.1 (注) 金額は、販売価格によっております。 ② 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 情報デジタル事業   11,101,049   20.7   1,296,894   31.4 プリントメディア事業   29,694,149   0.1   3,408,343   16.6 環境事業   2,064,079   29.8   201,793   55.4 BPO事業   918,068   70.7   29,351   △24.9 合計   43,777,347   6.8   4,936,383   21.0 (注) 金額は、販売価格によっております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 情報デジタル事業   10,791,340   21.4 プリントメディア事業   29,209,071   △0.6 環境事業   1,992,123   27.5 BPO事業   927,778   75.6 合計   42,920,314   6.4 (4) 財政状態 (流動資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べて6.4%減少し、180億9千4百万円となりました。これは、現金及び預金や受取手形、売掛金が減少したことなどによります。 (固定資産) 固定資産は、前連結会計年度末に比べて0.0%増加し、229億4千9百万円となりました。これは、株式取得によるのれんが増加したものの、リース資産の償却や投資有価証券が減少したことなどによります。 これらの結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて2.9%減少し、410億4千3百万円となりました。 (流動負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べて5.1%減少し、138億2千2百万円となりました。これは、1年内返済予定の長期借入金が増加したものの、支払手形及び買掛金や電子記録債務、リース債務が減少したことなどによります。 (固定負債) 固定負債は、前連結会計年度末に比べ6.1%減少し、94億5千1百万円となりました。これは、リース債務や長期借入金が減少したことなどによります。 これらの結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて5.5%減少し、232億7千4百万円となりました。 (純資産) 純資産は、前連結会計年度末に比べて0.7%増加し、177億6千9百万円となりました。これは、自己株式の増加やその他有価証券評価差額金が減少したものの、利益剰余金が増加したことなどによります。 これらの結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べて1.6ポイント上昇し、43.3%となりました。 (5) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、81億6千2百万円と前期と比べ10億3千3百万円の減少となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務の減少などにより22億5千5百万円の獲得となり、前期と比べ10億5千8百万円の増加となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の取得による支出や連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出があったものの、投資有価証券の売却による収入などにより、19億9千4百万円の使用となり、前期と比べ12億7千4百万円の増加となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出や、リース債務の返済による支出により、12億9千4百万円の使用となり、前期と比べ1百万円の減少となりました。 〈キャッシュ・フロー指標〉 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 自己資本比率(%)   41.7   43.3 時価ベースの自己資本比率(%)   16.7   22.5 キャッシュ・フロー対有利子負債比(年)   11.5   5.9 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   7.4   11.8 自己資本比率 : 自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率 : 株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比 : 有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ : キャッシュ・フロー/利払い (注)1.いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 自己株式には「株式給付信託(J-ESOP)」の信託財産として株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式550,000株を含めております。 3.キャッシュ・フローは営業キャッシュ・フローを利用しております。 4.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を利用しております。 (6) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表」に記載のとおりであります。この連結財務諸表作成にあたって、見積りが必要となる事項については合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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