概要
KYORITSU(KYORITSU)は、1981年に創業され2022年に東京証券取引所スタンダード市場へ上場した持株会社である。東京都板橋区に本社を置き、連結従業員数626名。2026年3月期の売上高は429億円、営業利益14億円。情報デジタル・プリントメディア・環境・BPOの4事業を展開し、M&Aによる事業拡大を積極的に進めている。
ホールディングス体制とグループ構成
当社は純粋持株会社であり、2022年10月に共立印刷との株式交換を実施し、ホールディングス体制へ移行した。2025年3月期時点で連結子会社13社、非連結子会社2社を傘下に置く。主要な子会社には共立印刷、暁印刷、西川印刷、バッハベルク、東京アド、M&C、今野、山陰クリエートなどがある。グループ全体で経営資源を共有し、毎月のグループ経営会議で戦略と進捗を調整している。
4つの事業セグメントの内訳
報告セグメントは情報デジタル事業、プリントメディア事業、環境事業、BPO事業の4つである。情報デジタル事業はDMサービス、電子書籍、総合広告代理業、映像制作、WEB広告・マーケティングを手がける。プリントメディア事業はカタログ、チラシ、パンフレットなどの商業印刷と書籍・雑誌の出版印刷が中心。環境事業は生分解性プラスチック製造、プラスチック類再生、RPF燃料製造、廃棄物処理。BPO事業はロジスティクスと商業流通を扱う。
中長期の経営目標と現状
当社は中長期的に売上高500億円以上、売上高営業利益率4.0%以上、自己資本比率40%以上、配当性向30%以上を目標とする。2026年3月期実績は売上高429億円、営業利益率3.3%、自己資本比率43.3%、配当性向29.1%であり、営業利益率と配当性向は目標に届いていない。財務体質は健全であり、成長投資と株主還元のバランスを重視している。
M&Aによる事業領域の拡大
上場後、当社は矢継ぎ早にM&Aを実行している。2023年3月に山陰クリエートを連結子会社化、2024年3月にはSICを吸収合併、同年7月にバッハベルク、10月に東京アドを連結子会社化、非連結で竹崎を子会社化。2025年5月にM&C、10月に丸正北海総業を連結子会社化した。これらの買収により、リサイクルネットワークの構築やデジタルマーケティングの強化を進めている。
業界の中での役割は印刷・情報サービスプロバイダー、環境ソリューション提供者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| プリントメディア事業 | 292億円 | 68.1% | 9億円 | 3.1% |
| 情報デジタル事業 | 108億円 | 25.2% | 6億円 | 5.6% |
| 環境事業 | 20億円 | 4.7% | 2億円 | 10.0% |
| BPO事業 | 9億円 | 2.1% | 1億円 | 11.1% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01情報デジタル事業主力
DMサービス、電子書籍事業、総合広告代理業、映像制作、WEB広告、WEBマーケティング等を提供し、デジタル領域のソリューションを手掛ける。
- DMサービス
- ダイレクトメールの企画・制作・発送代行サービス。
- 電子書籍事業
- 電子書籍の制作・配信サービス。
- 総合広告代理業
- 広告企画・媒体手配等を総合的に代行する。
- 映像制作
- プロモーション映像等の制作。
- WEB広告
- インターネット上の広告配信・運用。
- WEBマーケティング
- WebサイトやSNSを活用したマーケティング支援。
02プリントメディア事業主力
カタログ、チラシ、パンフレット等の商業印刷と、書籍・雑誌等の出版印刷を提供する、グループの中核事業。
- 商業印刷
- カタログ、チラシ、パンフレットなどの販促物・ビジネス文書を印刷する。
- 出版印刷
- 書籍や雑誌などの出版物を印刷する。
03環境事業準主力
生分解性プラスチック製造、プラスチック類再生、RPF燃料製造、一般・産業廃棄物処理事業を展開し、環境負荷低減に貢献する。
- 生分解性プラスチック
- 微生物により分解される環境配慮型プラスチックの製造。
- プラスチック類再生
- 使用済みプラスチックを再生原料へ加工する。
- RPF燃料
- 廃プラスチック等から製造する固形燃料。
04BPO事業副次
ロジスティック事業と商業流通事業を展開し、物流・流通業務の外部受託(BPO)を提供する。
- ロジスティック事業
- 物流倉庫の運営や配送業務の代行。
- 商業流通事業
- 商品の仕入れ・在庫管理・販売支援等の流通業務代行。
製品と技術
情報デジタル事業:DM・WEB・マス媒体の融合
情報デジタル事業では、購買履歴を活用したダイレクトメールサービスを提供。グループ会社化したデジタルマーケティング企業を通じて、WEB広告に加えテレビ・新聞・ラジオなどのマス媒体広告も手がける。電子書籍事業や映像制作、総合広告代理業も展開。2026年3月期の同事業売上高は107億9千万円と前年比21.4%増加したが、セグメント利益は6億1千万円と減少した。販促ソリューションの融合によるシナジー創出を課題としている。
プリントメディア事業:商業印刷と出版印刷
主力のプリントメディア事業は、カタログ、チラシ、パンフレットなどの商業印刷と、書籍・雑誌の出版印刷を手がける。大ロット案件を高品質・短納期で生産する体制を維持しつつ、内製化を進めて固定費削減と生産性向上に取り組む。2026年3月期の売上高は292億9百万円と前年比0.6%減だが、セグメント利益は8億6千9百万円と増益を達成。ワンストップ生産体制の充実を目指している。
環境事業:生分解性プラスチックからリサイクルまで
環境事業では、生分解性プラスチックの製造販売に加え、プラスチック類のマテリアルリサイクル、RPF燃料のサーマルリサイクル、一般・産業廃棄物処理を手がける。擬木などのリサイクル製品も製造。2026年3月期売上高は19億9千2百万円、セグメント利益2億4千万円と増収増益。M&Aにより全国リサイクルネットワークを構築し、エリア拡大を図っている。
BPO事業:ロジスティクスと商業流通
BPO事業は、ロジスティック事業と商業流通事業からなる。主に小売店舗で使用する消耗資材の保管・発送業務を請け負い、発注システムの利便性向上や取扱品目の増加、倉庫環境の改善に取り組む。2026年3月期の売上高は9億2千7百万円と前年比75.6%増、セグメント利益は8千5百万円と大きく増加。既存倉庫とグループの販売ネットワークを活用した営業活動を強化している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
その他製品のなかでの位置
省力化機器で中堅、内需依存が課題
同社は産業機械・省力化機器を手掛け、国内の製造業向け需要を中心に事業を展開する。売上高は緩やかに増加しており、2026年3月期には429億円を見込む。営業利益率は3%台と低水準で、同業他社と比べ収益性に課題がある。ライバルである三井松島ホールディングスや浅香工業と比較すると、規模は中堅で、特定セグメントでのニッチな強みを持つ。海外展開は限定的で、国内需要への依存度が高い。原材料費や人件費の上昇に対応するため、価格転嫁や生産性向上が急務である。
強み
- 省力化機器分野で国内需要を捉え、安定的な売上を確保している。
- 多様な製品群で顧客ニーズに対応し、幅広い業種に販売している。
- 長期取引による強固な顧客基盤を持ち、リピート受注を得ている。
- 売上高が増加傾向で、財務体質は安定している。
課題
- 営業利益率が3%台で、同業他社と比べ収益性が低い。
- 海外売上比率が低く、成長市場への参入が進んでいない。
- 原材料費や人件費の上昇が利益を圧迫し、価格転嫁が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
その他製品の時価総額近傍。太字がKYORITSU
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7792コラントッテ | 135億円 | 10.0倍 |
| 2 | 7819粧美堂 | 134億円 | 11.1倍 |
| 3 | 7822永大産業 | 120億円 | — |
| 4 | 7879ノダ | 117億円 | — |
| 5 | 7809壽屋 | 113億円 | 21.4倍 |
| 6 | 7795KYORITSU | 112億円 | 8.3倍 |
| 7 | 7841遠藤製作所 | 102億円 | 22.4倍 |
| 8 | 7963興研 | 92億円 | 10.6倍 |
| 9 | 7898ウッドワン | 91億円 | — |
| 10 | 7872エステールホールディングス | 71億円 | 138.7倍 |
| 11 | 7883サンメッセ | 71億円 | 13.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 11件
1981年創業から上場までの歩み
1981年5月、東京都練馬区に当社が設立された。設立から2022年までの長期にわたり非上場企業として事業を営んできたが、具体的な事業内容や成長過程の詳細は開示されていない。有価証券報告書の沿革には1981年の設立以降、2022年まで記載がなく、空白の期間となっている。2022年10月に東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場するまで、約41年間を非上場で過ごした。
2022年、ホールディングス化と株式上場
2022年5月、共立印刷株式会社と株式交換契約を締結。同年10月に株式交換を実施し、共立印刷を完全子会社化すると同時に、東京証券取引所スタンダード市場に上場した。これにより当社は純粋持株会社へ移行し、グループ経営の体制を整えた。上場初年度となる2023年3月期の売上高は403億円、純利益5億円を計上した。
上場後初のM&Aと子会社統合(2023-2024年)
上場後、当社は積極的なM&Aを開始する。2023年3月、株式会社山陰クリエートを連結子会社化し、環境事業の一環として廃棄物処理・リサイクル分野に参入した。2024年3月には共立印刷を存続会社として株式会社SICを吸収合併し、グループ内の事業再編を進めた。同年7月に株式会社バッハベルク、10月に株式会社東京アドを連結子会社化。これらにより情報デジタル事業と環境事業の基盤を拡大した。
さらなる拡大と全国ネットワーク構築(2025年以降)
2025年5月、株式会社M&Cを連結子会社化。同年10月には有限会社丸正北海総業を連結子会社化し、札幌に拠点を持つ産業廃棄物処理企業をグループに加えた。これにより全国的なリサイクルネットワークの構築を進めている。2026年3月期の売上高は429億円、営業利益14億円、純利益12億円と増収増益を達成。引き続きM&Aによる事業領域とエリアの拡大を目指す方針である。
年表11件を開く
1980年代
- 1981年5月創業東京都練馬区に当社設立
2020年代
- 2022年5月共立印刷株式会社と株式交換契約を締結
- 2022年10月共立印刷株式会社と株式交換を実施
- 2022年10月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
- 2023年3月M&A株式会社山陰クリエートを連結子会社化
- 2024年3月M&A共立印刷株式会社を存続会社として株式会社SICを吸収合併
- 2024年7月M&A株式会社バッハベルクを連結子会社化
- 2024年10月M&A株式会社東京アドを連結子会社化
- 2024年10月M&A株式会社竹崎を子会社化(非連結)
- 2025年5月M&A株式会社M&Cを連結子会社化
- 2025年10月M&A有限会社丸正北海総業を連結子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高500億円以上
- 売上高営業利益率4.0%以上
- 自己資本比率40%以上
- 配当性向30%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
ホールディングス体制によるポートフォリオ経営
従来の印刷・製本事業に加え、データマーケティング、販促ソリューション、環境事業へ事業領域を拡大。毎月のグループ経営会議で事業ごとの戦略・実行・改善を繰り返し、グループシナジーを最大化する。
- 02
主力事業の品質向上と効率化
プリントメディア事業では、品質管理と設備改善で顧客満足を徹底し、内製化を加速して利益率を向上。情報デジタル事業ではグループ各社の特性を活かした販促ソリューションを融合し提案力を強化する。
- 03
環境事業の拡大とリサイクルネットワーク構築
生分解性プラスチックの製造販売やマテリアルリサイクル、サーマルリサイクルに取り組み、M&Aによるリサイクルネットワーク構築を進める。
- 04
財務健全化と成長投資の両立
設備投資やM&Aのための安定的な資金確保を目指し、自己資本比率向上と成長分野への投資を実施。金利・為替変動リスクに備えた健全な財務体質を維持する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で626人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は585万円で、3期前と比べて+11.4%。平均年齢は52.1歳、平均勤続年数は1.8年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 525 | 56.9 | 0.4 | 667 | — |
| 2024年3月 | 594 | 55.7 | 0.7 | 615 | — |
| 2025年3月 | 621 | 56.7 | 1.7 | 628 | 191 |
| 2026年3月 | 585 | 52.1 | 1.8 | 626 | 224 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社13社(国内 13 / 海外 0、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。
- 国内共立印刷株式会社(注)1,3東京都 板橋区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社暁印刷東京都 板橋区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社西川印刷熊本県 熊本市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社暁NEXT東京都 板橋区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社今野埼玉県 本庄市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社山陰クリエート鳥取県 米子市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社バッハベルク福岡県 福岡市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社東京アド東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社M&C東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内有限会社丸正北海総業北海道札幌市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社インターメディア・コミュニケーションズ東京都 板橋区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内その他 2社― · 連結子会社
残りのグループ会社1社を開く
- 2社―
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は429億円、営業利益は14億円。前期と比べると増収増益で、売上が+6.2%、利益が+16.7%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 445億円 | 429億円 |
| 営業利益 | 15億円 | 14億円 |
| 純利益 | 8億円 | 12億円 |
| 1株あたり配当 | ¥8 | ¥8 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は109億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+11.2%、営業利益は−25.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 112 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 98 | 4 | 4.1 | 2 |
| 2024年2Q | 88 | 3 | 3.4 | 1 |
| 2024年3Q | 109 | 5 | 4.6 | 4 |
| 2024年4Q | 105 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 181 | 6 | 3.3 | 3 |
| 2025年4Q | 223 | 6 | 2.7 | 4 |
| 2026年2Q | 200 | 6 | 3.0 | 7 |
| 2026年4Q | 229 | 8 | 3.5 | 5 |
| 2027年1Q | 109 | 3 | 2.8 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
直近期の営業利益率は3.3%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | — | — | 0 | — | 1 |
| 2020年3月 | — | — | 0 | — | 1 |
| 2021年3月 | — | — | 0 | — | 0 |
| 東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場 | |||||
| 2022年3月 | — | — | 0 | — | 0 |
| 株式会社山陰クリエートを連結子会社化 | |||||
| 2023年3月 | 403 | — | 12 | — | 5 |
| 共立印刷株式会社を存続会社として株式会社SICを吸収合併 | |||||
| 2024年3月 | 400 | — | 15 | — | 9 |
| 株式会社M&Cを連結子会社化 | |||||
| 2025年3月 | 404 | 12 | 11 | 3.0 | 7 |
| 2026年3月 | 429 | 14 | 13 | 3.3 | 12 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高429億円のうち、営業利益として残るのは14億円で3.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の2.8%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.9%377億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.9%38億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.3%14億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2026年3月期は営業CFが23億円、投資CFが−20億円で、差し引きのフリーCFは3億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は82億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 0 | 2 | — | 2 | 3 |
| 2020年3月 | −1 | 1 | −1 | 0 | 2 |
| 2021年3月 | 0 | 0 | — | 0 | 2 |
| 2022年3月 | 0 | 0 | — | 0 | 2 |
| 2023年3月 | 10 | −17 | −17 | −7 | 105 |
| 2024年3月 | 46 | −12 | −13 | 34 | 126 |
| 2025年3月 | 12 | −33 | −13 | −21 | 92 |
| 2026年3月 | 23 | −20 | −13 | 3 | 82 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2026年3月期の総資産は410億円。このうち返さなくてよい自己資本が178億円で、自己資本比率は43.3%(業種中央値59.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 12 | 9 | 3 | 72.0 |
| 2020年3月 | 7 | 6 | 1 | 80.4 |
| 2021年3月 | 7 | 5 | 2 | 80.8 |
| 2022年3月 | 7 | 5 | 2 | 80.7 |
| 2023年3月 | 429 | 162 | 267 | 37.6 |
| 2024年3月 | 428 | 170 | 258 | 39.7 |
| 2025年3月 | 423 | 176 | 246 | 41.7 |
| 2026年3月 | 410 | 178 | 233 | 43.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
その他製品 104社との比較
同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で104社中33位あたり、逆に低いのは自己資本比率で104社中90位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥227で、1年前と比べて+18.4%。過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.3倍 |
| PER (会社予想) | 12.9倍 |
| PBR | 0.54倍 |
| 配当利回り | 3.52% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月で+4.85%上昇し、8月13日時点で216円。25日移動平均線(206.24円)を約4.7%上回り、75日線(202.17円)も上回るが、200日線(209.84円)は上回っており、中期上昇トレンドが継続。52週高値265円からは約18%下落、52週安値183円からは約18%上昇。RSIは73.68と買われ過ぎ圏に近く、上昇の勢いが続いている。出来高は7月27日に195,200株と増加した後、8月に入っても5万〜6万株前後で推移と高水準を維持。需給が強く、上値余地が期待される。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 82/100)。
PER7.85倍は業界平均18.32倍の半分以下で、予想PER12.3倍も平均を下回る。PBR0.51倍は業界平均1.38倍を大幅に下回り、割安感が強い。配当利回り3.7%は平均2.87%を上回り、株主還元は積極的。ただしROE6.6%は低く、収益性の改善が課題。配当性向153%と高く、今後の減配リスクはあるが、現時点のバリュエーションは割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.3倍 | 18.4倍 |
| PER (予想) | 12.9倍 | — |
| PBR | 0.54倍 | 1.38倍 |
| ROE | 6.6% | 6.6% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
収益は横ばい圏だが、医療・介護分野へのシフトやコスト改善により営業利益率は改善傾向にある。強気派は新分野の成長と利益率向上の持続性を評価する。一方、弱気派は主要市場であるオフィス家具の需要がテレワーク普及や企業の設備投資抑制で伸び悩む可能性を指摘し、新分野の寄与もまだ小さいとみる。株価は割安指標(PBR0.5倍前後)ながら、成長シナリオの確度が争点。
- 利益率改善の継続
営業利益率は2025年3月期2.97%から2026年3月期3.26%へ上昇。コスト改善効果が現れている
- 新分野の成長
介護・医療向け家具の需要は高齢化で中長期的に拡大余地。売上構成比は低いが利益貢献が期待
- 割安なバリュエーション
PBR0.51倍、配当利回り3.7%。含み資産や株主還元の強化余地を評価する見方
- 売上高429億円と増収通年影響中
404億円→429億円、増収率6.2%
- 営業利益14億円と2期連続増益通年影響中
12億円→14億円、営業利益率3.26%
- PBR0.51倍と解散価値割れ不定影響中
PBR0.51倍、純資産の半分以下の評価
- 配当利回り3.7%と株主還元通年影響弱
予想配当利回り3.7%、割安感と両立
- 主力市場の停滞
オフィス需要はテレワーク定着で構造的な減少懸念。新規需要は限定的とみる
- 利益率の低さ
営業利益率は3%前後と業界水準で低く、原材料高や競争激化で更なる圧迫リスク
- 成長の不確実性
介護分野は利益貢献がまだ小さく、競合も多い。計画達成の蓋然性は不透明
- 予想PER12.3倍と来期減益決算発表後影響中
実績PER7.85倍から予想PER12.3倍へ悪化
- 営業利益率3.26%と低水準継続影響中
売上高429億円に対し営業利益14億円、利益率低位
- ROE6.6%と資本効率の低さ継続影響中
PBR0.51倍に反映、改善には時間
- 外国人保有10.66%と売買動向に左右継続影響弱
海外勢のポジション解消で下振れリスク
- 営業利益率
- 利益改善の持続性を確認するため
- 介護・医療分野の売上高
- 新規事業の成長が収益に寄与しているか測るため
- 国内オフィス需要の動向
- 主力市場の伸びが業績に直結するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり8円で、前期から+6.7%。いまの株価に対する利回りは3.52%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 7 | — | 339.8 |
| 2025年3月 | 8 | 7.1 | 405.4 |
| 2026年3月 | 8 | 6.7 | 153.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥8
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ13,435人。区分でいちばん多いのは個人・その他で64.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.3%を占め、残る76.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 56.0 | 55.2 | 60.1 | 64.3 |
| 事業法人 | 28.9 | 28.9 | 28.4 | 23.1 |
| 自己株式 | 11.2 | 10.9 | 11.3 | 14.7 |
| 外国法人 | 5.7 | 8.6 | 9.3 | 10.7 |
| 証券会社 | 2.1 | 3.4 | 1.9 | 1.8 |
| 金融機関 | 7.3 | 4.0 | 0.3 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 野田 勝憲 | 7.05 |
| 02 | 共栄会 | 5.62 |
| 03 | INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 4.78 |
| 04 | 東京インキ㈱ | 4.62 |
| 05 | ㈱小森コーポレーション | 4.12 |
| 06 | 井奥 貞雄 | 3.70 |
| 07 | タイヘイ㈱ | 3.05 |
| 08 | 景山 豊 | 2.33 |
| 09 | 田坂 優英 | 2.30 |
| 10 | KYORITSU社員持株会 | 2.28 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で−99%、1株純資産は8期で−98%。直近期のROEは6.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 3,342 | 19,110 | 14.1 | — | — |
| 2020年3月 | 2,379 | 14,922 | 17.3 | — | — |
| 2021年3月 | −175 | 14,111 | −1.2 | — | — |
| 2022年3月 | −1 | 191 | −0.3 | — | — |
| 2023年3月 | 10 | 371 | 2.8 | 15.3 | 1.3 |
| 2024年3月 | 21 | 387 | 5.5 | 9.0 | 339.8 |
| 2025年3月 | 16 | 404 | 4.1 | 9.9 | 405.4 |
| 2026年3月 | 28 | 423 | 6.6 | 8.0 | 153.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額123百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 景山豊 | 代表取締役 社長 | 56 | 1,148,000 |
| 田坂優英 | 専務取締役 | 52 | 1,130,000 |
| 藤本三千夫 | 取締役 | 75 | — |
| 後藤博之 | 取締役 | 46 | — |
| 川尻建三 | 常勤 監査役 | 84 | 12,000 |
| 窪川秀一 | 監査役 | 73 | — |
| 中村惠一郎 | 監査役 | 78 | — |
| 北沢豪 | — | 71 | — |
| 樋口佐智代 | 取締役(監査等委員) | 63 | — |
| 平川清三 | — | 67 | 6,000 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 105 | 105 | 53 |
| 社外取締役 | 6 | 18 | 18 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容630字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,391字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,167字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,754字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第45期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第45期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第44期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第44期(2024/04/01-2024/09/30)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第43期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第43期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第43期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第43期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第42期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第42期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業