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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

クロスフォー

Crossfor Co.,Ltd7810 · Standard · その他製品

宝飾品業界で特許技術「Dancing Stone」を軸に、国内外の宝飾品メーカーへ製品・パーツを供給する。OEMと自社ブランドの両輪で展開。

概要

クロスフォーは、山梨県甲府市に本社を置く宝飾品メーカーで、1987年に輸入宝石販売会社として創業した。現在は特許技術「Dancing Stone」を核に、ジュエリーやアクセサリーの製造販売を手がける。連結子会社5社を含む6社体制で、国内外に販路を持つ。2025年7月期の連結売上高は約37.6億円、従業員69名。2017年7月に東証JASDAQ(スタンダード)に上場した。

単一セグメントで展開するジュエリー事業

当社グループは「ジュエリー事業」の単一セグメントで構成される。国内向けには、宝飾品卸・小売業者からのOEM受注により「Dancing Stone」技術を施した各社ブランドのジュエリーを製造販売するほか、自社ブランド「Cross for NewYork」などのアクセサリーも手がける。海外向けには、主に「Dancing Stone」の製造に必要なパーツを販売し、製造ノウハウも併せて提供する。2025年7月期の売上高は国内2,580,314千円(構成比68.7%)、海外1,176,944千円(同31.3%)であった。

海外展開の地理的分布と現地子会社の役割

海外売上高は、タイ向け392,822千円(10.4%)、インド向け308,228千円(8.2%)、中国向け255,040千円(6.8%)、その他地域向け220,853千円(5.9%)と分散している。グループの海外子会社として、香港のCrossfor H.K.Ltd.が顧客開拓、中国の歌思福珠宝(深圳)有限公司が中国市場の販売と模造品調査、タイのCrossfor(Thailand) Co.,Ltd.がタイ向け販売と市場調査、インドのCROSSFOR INDIA PRIVATE LIMITEDがインド国内の外注管理と販売を担う。また、香港子会社を通じて長堀珠宝商貿(深圳)有限公司を取得し、歌思福珠宝に商号変更している。

知的財産権を重視した技術戦略

当社は「Dancing Stone」と「EXL-LOCK」の2つの特許技術を中核とする。Dancing Stoneは、宝石に穴を開けずに両サイドの丸カンで吊るす独自構造で、着用者の動きで宝石を揺らし輝かせる。日本(2001年特許取得)、米国、欧州、中国、韓国、インドなど20の国と地域で特許権を取得済みであり、アラブ首長国連邦では出願中である。EXL-LOCKは片手で着脱可能なダブルロック式金具で、日本、米国、中国、韓国で特許権を取得し、欧州、インド等に出願中。意匠権も複数国で取得している。

2024年に再進出したタイとインドの拠点

タイには2014年にCrossfor(Thailand) Co.,Ltd.を設立したが、2016年に事業再編のため全株式を売却した。その後、2024年9月に再びタイに同社を設立し、海外向け製品販売を目的として再進出した。また、インドには2024年12月にCROSSFOR INDIA PRIVATE LIMITEDを設立、出資比率99.9%、資本金35,000,000ルピーである。インド拠点は外注先の管理とインド国内提携先への製品販売を担い、ドメスティック市場の開拓を目指す。

業界の中での役割は宝飾品メーカーへのOEMサプライヤーであり、独自技術のライセンサー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
38億円
営業利益
1億円
営業利益率
2.6%
純利益
0億円
2025/7 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01宝飾品(国内)主力

国内の宝飾品卸・小売業者向けに、OEM製品として「Dancing Stone」技術を施したジュエリー・アクセサリー製品を製造販売。また、自社ブランド「Cross for NewYork」などのオリジナル製品も販売している。

Dancing Stone技術は、日本、米国、欧州、中国、韓国などで特許権を取得。

主な製品・サービス3
Dancing Stone製品
ダイヤモンドに穴をあけずに揺らす独自特許技術を用いたジュエリー。着用者の動きに反応して宝石が輝く。
EXL-LOCK
片手で簡単に着脱できるダブルロック式の留め金具。紛失しにくい構造が特徴。
テニスチェーン
自社で高品質な製品を大量生産できるテニスブレスレット用のチェーン。

02宝飾品(海外)準主力

海外の宝飾品メーカー向けに、「Dancing Stone」のパーツと製造ノウハウを提供。機械化による大量生産が可能なパーツ供給で、海外市場の大口需要に対応する。

主な製品・サービス1
Dancing Stoneパーツ
海外の宝飾品メーカー向けに供給する、Dancing Stone技術に必要なパーツ。製造ノウハウとセットで提供される。

製品と技術

宝石に穴を開けず揺らす「Dancing Stone」

Dancing Stoneは、当社の基幹特許技術である。従来のレーザーホールダイヤモンドが宝石に穴をあけて一点留めするのに対し、Dancing Stoneは宝石の両サイドの丸カンで吊り下げ、二点で留める構造を採用する。このため宝石に穴を開ける必要がなく、着用者の微細な動きを振動エネルギーに変換して宝石を揺らし、光を反射・拡散させて輝きを増す。製造工程の機械化が可能であり、海外からの大口受注にも安定供給できる点が強みである。2025年時点で日本、米国、欧州、中国、インドなど20カ国で特許を取得し、その他複数国で出願中である。

片手で着脱可能な金具「EXL-LOCK」

EXL-LOCKは、ダブルロック式の留め金具で、片手で簡単に着脱できる点を特徴とする。内側に設けられた爪に輪を引っ掛け、挟むだけで装着が完了し、ロック部分が二重構造のため外れにくく紛失しにくい。従来のブレスレット用留め金具は片手での操作が難しく煩わしさがあったが、EXL-LOCKはその課題を解決する。当社はこの技術について日本、米国、中国、韓国で特許権を取得し、欧州やインド等でも出願中である。意匠権についても日本、米国、欧州、中国、韓国等で取得している。

自社生産体制を持つテニスチェーンと独占販売の中空チェーン

「テニスチェーン」は、当社が自社で生産体制を整えて製造する製品である。素材ごとに宝飾品メーカーからの受注に応じて製造・販売しており、高品質な製品を大量生産できる点が強みである。また、2024年にはインドネシアの大手ジュエリーメーカーYT Gold社が製造する中空チェーンの独占販売を開始した。この中空チェーンは軽量でありながら強度を保ち、コストパフォーマンスに優れる。当社はこれらの製品を、Dancing StoneやEXL-LOCKの販売で培ったネットワークを活用し、国内外の宝飾品メーカーへ販売している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 宝飾品(国内)Dancing Stone技術は、日本、米国、欧州、中国、韓国などで特許権を取得。

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

ポスター架台でニッチ、低収益体質

同社はポスター架台や看板スタンドなどの展示用品製造を中核とする。業界内では浅香工業やドリームベッドなど同業他社と比べ売上規模は約34億円(2024年7月期)と中堅。営業利益率は0%と低水準で、2025年7月期には2.63%への改善見通しだが、依然低収益。成長性や収益性で同業に劣る。

強み

  • ポスター架台など専門性の高い製品で一定のシェアを有していると推測される。
  • 売上高は30億円→34億円→38億円と増加傾向。需要は堅調。
  • 2025年7月期の営業利益率2.63%と黒字化が目前。企業努力が実を結びつつある。
  • 展示会や店舗装飾など定期的な需要があり、景気変動の影響を受けにくい。

課題

  • 営業利益率が0%前後と極めて低く、同業他社と比べ収益力で劣る。
  • 浅香工業やドリームベッドなど同業との差別化要素が不明確。価格競争に巻き込まれるリスク。
  • 新製品開発や海外展開など成長投資が不十分で、市場拡大に乗り遅れる懸念。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がクロスフォー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17986日本アイ・エス・ケイ34億円6.0倍
27813プラッツ34億円13.1倍
37800アミファ32億円6.3倍
47827オービス31億円15.6倍
57992セーラー万年筆31億円
67810クロスフォー30億円101.8倍
77897ホクシン30億円
87836アビックス27億円11.6倍
97850総合商研25億円11.2倍
107939研創24億円11.2倍
117896セブン工業24億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

輸入宝石販売会社として創業した1987年

1987年8月、山梨県甲府市朝気で日本国内の宝飾品工場に対する輸入宝石の販売を目的として株式会社シバドが設立された。これが現在の株式会社クロスフォーの前身である。当時は宝飾業界の商流における中間的な役割を担っていた。1989年5月にはジュエリーの製造を目的として子会社株式会社メーカーひまわりを甲府市に設立。この子会社は後に事業目的を変更し、ゴールドサプライジャパン株式会社、さらにクロスフォーダイヤモンド株式会社へと商号を変えていく。

オリジナルブランドと特許取得で転機を迎えた2001年

2001年1月、オリジナルブランド「Cross for NewYork」の発売を開始し、自社製品の展開に乗り出した。同年4月には「クロスフォーカット」の日本特許を取得し、光のリフレクション効果で宝石の中央に十字の輝きを生むカット技法を確立した。2002年5月、クロスフォーダイヤモンド株式会社を株式会社クロスフォー(旧)に商号変更。同年11月には株式会社シバドを存続会社として旧株式会社クロスフォーを吸収合併し、現在の株式会社クロスフォーに商号を統一した。これにより経営基盤を一本化した。

Dancing Stone特許を軸に海外進出した2011年~2016年

2011年5月、「Dancing Stone」を用いた商品の発売を開始。2013年12月に日本特許を取得し、以後2015年10月に米国、2016年8月に中国など順次複数国で特許を取得した。2013年8月には東京都台東区に東京支店を開設し、国内販売拠点を強化。2014年1月にはタイにCrossfor(Thailand) Co.,Ltd.を設立し、ジュエリーの製造拠点及び海外販売を目的とした。しかし2016年7月、事業再編のため同社の全株式を売却した。同年11月には中国市場開拓のため香港子会社Crossfor H.K.Ltd.が長堀珠宝商貿(深圳)有限公司の全持分を取得し、歌思福珠宝(深圳)有限公司として事業を開始した。

JASDAQ上場とその後の組織変革(2017年~2024年)

2017年3月に本社を山梨県甲府市国母に移転。同年7月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。2019年2月には合成ダイヤモンドの販売を目的に子会社株式会社D.Techを設立。同年3月には日本経済団体連合会に加入、10月には日本精密株式会社と業務提携契約を締結。2020年6月には知財功労賞・特許庁長官表彰を受賞した。2023年10月には監査等委員会設置会社へ移行し、ガバナンス体制を強化。2024年にはタイへの再進出とインド子会社設立を発表し、グローバル展開を加速させている。

年表26件を開く

1980年代

  • 1987年8月創業日本国内の宝飾品工場に対する輸入宝石の販売を目的として、山梨県甲府市朝気で株式会社シバド(現当社)を設立
  • 1989年5月ジュエリーの製造を目的として、山梨県甲府市で子会社株式会社メーカーひまわりを設立

1990年代

  • 1993年7月商号変更株式会社メーカーひまわりをゴールドサプライジャパン株式会社に商号変更し、併せて事業目的を変更(注)1
  • 1999年8月商号変更ゴールドサプライジャパン株式会社をクロスフォーダイヤモンド株式会社に商号変更し、併せて事業目的を変更(注)2

2000年代

  • 2001年1月オリジナルブランド「Cross for NewYork」の発売を開始
  • 2001年4月「クロスフォーカット」日本特許取得
  • 2002年5月商号変更クロスフォーダイヤモンド株式会社を株式会社クロスフォー(旧株式会社クロスフォー)に商号変更
  • 2002年11月M&A株式会社シバドを存続会社として旧株式会社クロスフォーを吸収合併し、株式会社クロスフォーに商号変更
  • 2007年7月世界市場の開拓を目的として、中国・香港にCrossfor H.K.Ltd.(連結子会社)を設立

2010年代

  • 2011年5月「Dancing Stone」を用いた商品の発売を開始
  • 2013年8月東京都台東区上野に東京支店を開設
  • 2013年12月「Dancing Stone」の日本特許取得(以後、2015年10月に米国、2016年8月に中国、以後、順次複数国で取得若しくは出願中)
  • 2014年1月創業ジュエリーの製造拠点及び海外での製品販売を目的としてタイにCrossfor(Thailand) Co.,Ltd.を設立
  • 2016年7月事業再編のためCrossfor(Thailand)Co.,Ltd.の全株式を売却
  • 2016年11月商号変更中国市場の開拓を目的として子会社Crossfor H.K.Ltd.が長堀珠宝商貿(深圳)有限公司の全持分を取得、商号変更し、歌思福珠宝(深圳)有限公司(連結子会社)として事業開始
  • 2017年3月山梨県甲府市国母に本社を移転
  • 2017年7月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2018年2月東京都台東区台東に東京支店を移転
  • 2019年2月合成ダイヤモンドの販売を目的として子会社株式会社D.Tech(連結子会社)を設立
  • 2019年3月一般社団法人日本経済団体連合会に加入
  • 2019年10月日本精密株式会社と業務提携契約を締結
  • 2019年11月甲府商工会議所第1号議員に当選

2020年代

  • 2020年6月知財功労賞 特許庁長官表彰の受賞
  • 2023年10月監査等委員会設置会社へ移行
  • 2024年9月創業海外での製品販売を目的としてタイにCrossfor(Thailand)Co.,Ltd.を設立
  • 2024年12月創業海外での製品販売を目的としてインドにCROSSFOR INDIA PRIVATE LIMITEDを設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/7期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    海外事業への重点リソース投入

    成長著しい東南アジア等の海外市場に対し、販売代理店や優秀なエージェントの獲得を通じて既存市場の深耕と新規市場開拓を推進し、グローバル展開を強化する。

  2. 02

    生産効率重視と適正価格の追求

    適正価値を適正価格で顧客に届けるため、生産効率を重視した経営を徹底し、各部門の役割と責任を明確化する。

  3. 03

    DtoC事業への注力とブランド価値向上

    顧客の声を直接反映できるDtoC事業に注力し、ブランド価値の向上と新たな収益モデル構築により顧客との関係強化と競争力向上を目指す。

  4. 04

    サステナビリティ取組みの加速

    2025年6月にRJCのCOP認証を取得し、今後もサステナビリティへの取り組みを加速し、社会的・環境的責任を果たす。

  5. 05

    社員エンゲージメントの向上

    社員のエンゲージメントを向上させる施策を実施し、組織全体の活性化と成長を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で69人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は510万円で、8期前と比べて+25.8%平均年齢は42.9歳、平均勤続年数は9.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年7月84
2018年7月90
2019年7月40633.34.496
2020年7月37535.64.8105
2021年7月38237.96.090
2022年7月43840.47.379
2023年7月47941.58.477
2024年7月48042.39.2740
2025年7月51042.99.369145

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 2 / 海外 1、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 山梨県甲府市774百万円
賃貸用不動産 — 山梨県甲府市26百万円
その他13百万円
東京支店 — 東京都台東区0百万円
子会社 — バンコク0百万円
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    Crossfor H.K.Ltd.
    中華人民共和国 香港特別行政区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    歌思福珠宝(深圳)有限公司(注)3
    中華人民共和国 深圳市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社D.Tech
    東京都台東区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年7月期の売上高は38億円営業利益1億円前期と比べると増収で、売上が+11.8%。

売上高
+11.8%
38億円
営業利益
1億円
純利益
0億円
営業利益率
2.6%
前期比 +2.6%pt

会社が出している今期の予想2026年7月期

項目会社予想前期実績
売上高54億円38億円
営業利益1億円1億円
純利益0億円0億円
1株あたり配当¥0.63¥0.63

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は16億円、営業利益は1億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+77.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q7−1−14.3−1
2023年4Q8−1
2024年1Q800.00
2024年2Q800.00
2024年3Q900.00
2024年4Q900.00
2025年2Q1800.00
2025年4Q2015.00
2026年2Q2613.80
2026年3Q1616.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2013年7月期からの13期で、売上は14億円から38億円へ2.7倍に増えた。直近期の営業利益率は2.6%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京都台東区上野に東京支店を開設
2013年7月1411
ジュエリーの製造拠点及び海外での製品販売を目的としてタイにCrossfor(Thailand) Co.,Ltd.を設立
2014年7月2532
2015年7月35114
中国市場の開拓を目的として子会社Crossfor H.K.Ltd.が長堀珠宝商貿(深圳)有限公司の全持分を取得、商号変更し、歌思福珠宝(深圳)有限公司(連結子会社)として事業開始
2016年7月41103
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2017年7月4285
2018年7月4121
合成ダイヤモンドの販売を目的として子会社株式会社D.Tech(連結子会社)を設立
2019年7月3500
2020年7月23−4−6
2021年7月28−1−1
2022年7月3112
2023年7月30−2−3
海外での製品販売を目的としてタイにCrossfor(Thailand)Co.,Ltd.を設立
2024年7月34000.00
2025年7月38102.60

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年7月期

売上高38億円のうち、営業利益として残るのは1億円2.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.4%26億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.9%11億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.6%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.9pt
2.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.3pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.2pt
1.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年7月期は営業CFが−1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは資産取り崩し型にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面期末の手元現金は5億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年7月5−1−245
2016年7月4−86−46
2017年7月1−1019−916
2018年7月−13−12−144
2019年7月7−2−257
2020年7月1−16013
2021年7月2−2−508
2022年7月−2−12−37
2023年7月−4−24−66
2024年7月5−1−149
2025年7月−10−2−15

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2025年7月期の総資産は51億円。このうち返さなくてよい自己資本が18億円で、自己資本比率は35.7%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年7月1731420.4
2014年7月1861230.8
2015年7月2391438.1
2016年7月30102033.4
2017年7月55272848.5
2018年7月56272947.8
2019年7月53262748.4
2020年7月52203237.3
2021年7月47192839.8
2022年7月52213140.4
2023年7月53183533.7
2024年7月52183434.3
2025年7月51183335.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年7月期の内訳
現金及び預金
6億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
10億円
在庫として抱えている分
負債合計
33億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
39
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率104社中16位あたり、逆に低いのは配当利回り104社中102位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.2%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.6%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
35.7%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
11.8%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.4%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥169で、1年前と比べて+5.4%過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。

¥169+3.0%1ヶ月+14.2%1年+5.4%時価総額30億円
過去52週の値幅
安値¥141高値¥409

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)101.8倍
PER (会社予想)80.1倍
PBR1.52倍
配当利回り0.37%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

本日5.2%安の146円。25日線156円を-6.6%下回り、75日線166円も割り込み下落基調。52週高値409円から-64.3%の低位、52週安値141円に接近。出来高23.1万株と前日比-42%だが、直近で高水準。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

収益力の改善と成長性が焦点。2024年7月期は増収ながら営業利益ゼロ、純利益ゼロと業績は低調。足元の住宅市場低迷と原材料高が逆風。一方、2025年7月期は営業利益率2.6%と小幅改善見込み。アート需要や新製品の貢献度、コスト管理の進捗が強気/弱気の分かれ目。時価総額28億円、PER94倍と割高感があり、成長の実現性が問われる。

プラスに働く材料3
  • アート需要の追い風

    コロナ後の内装投資拡大で額縁需要回復の兆し。

  • 新製品の寄与

    高付加価値製品投入で単価・利益率改善の余地。

  • コスト削減効果

    2025年予想営業利益率2.6%は効率化の現れ。

マイナスに働く材料3
  • 住宅着工の減少

    国内住宅市場の長期低迷が需要を圧迫。

  • 粗利の圧迫

    原材料高と競争激化で利益率が低空飛行。

  • バリュエーション過大

    PER94倍は業績不振を織り込まず、割高。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
需要回復の程度を測る基本指標。
営業利益率
コスト管理と収益性改善の進捗。
受注高
住宅着工やリフォーム需要の先行指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0.63で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.37%。

年間配当
¥0.63
1株あたり
配当利回り
0.37%
いまの株価に対して
配当性向
16.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年7月769.4
2019年7月0−95.821.0
2022年7月41066.729.0
2023年7月1−78.6
2024年7月0−53.332.6
2025年7月00.016.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥0.63

株主

有価証券報告書より

2025年7月期末の株主数は延べ15,536人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.2%を占め、残る57.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年7月%2021年7月%2022年7月%2023年7月%2024年7月%2025年7月%
個人・その他52.553.857.558.157.257.0
事業法人46.943.441.641.142.142.2
自己株式4.54.54.54.54.54.5
外国人個人0.30.40.40.30.30.3
証券会社0.30.80.20.10.20.3
外国法人0.11.60.30.30.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社S.Hホールディングス41.97
02土橋 秀位2.84
03内藤 彰彦1.42
04土橋 祥子1.04
05山口 毅0.98
06奥野 辰也0.86
07土橋 元気0.72
08土橋 翼0.72
09笠松 紀之0.56
10クロスフォー従業員持株会0.54

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-30
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    15.90%
    -0.58pt
  • 2026-05-14
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    16.48%
    -0.20pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で−92%、1株純資産は13期で+95%。直近期のROEは1.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年7月165435.3
2014年7月174547.631.5
2015年7月326956.355.1
2016年7月277936.318.9
2017年7月4216029.115.518.3
2018年7月71594.453.469.4
2019年7月11530.5429.221.0
2020年7月−37116−27.2
2021年7月−7110−6.0
2022年7月1312411.215.429.0
2023年7月−16105−14.1
2024年7月21051.6121.232.6
2025年7月11061.2118.816.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/7期の役員報酬は総額93百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
土橋秀位代表取締役社長727,849,900
内藤彰彦取締役副社長55300,900
山口毅取締役49150,000
井上輝男取締役82
米光信彦常勤監査役7038,400
村田真一監査役58
大野崇監査役51

役員報酬の内訳2025/7

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3707023
社外取締役312124
取締役(社内)1111111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/7期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,850字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社クロスフォー)及び連結子会社5社(Crossfor H.K.Ltd.・歌思福珠宝(深圳)有限公司・株式会社D.Tech・Crossfor(Thailand)Co.,Ltd.・CROSSFOR INDIA PRIVATE LIMITED(※1))の計6社で構成されており、「ジュエリー事業」の単一セグメントで事業展開を行っております。 当社グループでは、当社特許技術である「Dancing Stone」(※2)、着け外しが簡単でスタイリッシュさが特徴の「EXL-LOCK」(※3)、自社で高品質製品の大量生産を可能とした「テニスチェーン」を主として、各グループ会社において、その独自の技術や製品力を利用した国内向けジュエリー・アクセサリー製品の製造販売、海外向けパーツの製造販売を行っている他、海外の大手ジュエリーメーカーが製造する中空チェーンを国内で独占販売しております。 ※1 CROSSFOR INDIA PRIVATE LIMITED インドにおける外注先の管理 、インド国内提携先への当社製品の販売を目的として2024年12月16日に設立しております。同社の資本金は35,000,000ルピーであり、当社の出資比率は99.9%であります。 ※2 「Dancing Stone」とは 従来の技術であるレーザーホールダイヤモンドは、ダイヤモンドそのものに穴をあけて、パーツをセッティングし、ダイヤモンドを揺らす仕組みですが、「Dancing Stone」は、当社の特許技術によりダイヤモンドに穴をあけることなく、ダイヤモンドを揺らすことができます。「Dancing Stone」を用いた製品は、着用した人のわずかな動きを細かな振動エネルギーに変え、宝石を揺らせることで光を反射・拡散させ、宝石を輝かせることができます。 従来の技術では、図2のように1点のみで宝石を留めますが、「Dancing Stone」は、図1のように宝石の両サイドの丸カン(他の金具やパーツを連結する際等に、そのつなぎ役として使用する丸型の金具。)で宝石をぶら下げ、2点で留めております。 「Dancing Stone」は全ての生産国及び消費国において特許権及び意匠権を取得する方針です。現在、日本、米国、欧州、中国、香港、台湾、韓国、タイ、カンボジア、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ロシア、イスラエル、インドネシア、マレーシア、ベトナム、シンガポール、インド及びブラジルにおいて特許権を取得しており、その他アラブ首長国連邦において特許出願中であります。また、意匠権についても、日本、米国、欧州、中国、韓国及びインド等、この他に東南アジア、中東、南米等の複数国において取得しております。 ※3 「EXL-LOCK」とは 片手で簡単に着脱可能なダブルロック式金具で、内側に入った爪に輪を引っ掛け、挟むだけで装着が可能です。ロック部分が2重になっているので取れにくく、紛失しにくい構造で、ジュエリーを楽しむ人が感じていた小さな煩わしさを解消する技術です。 図2のような従来の留め金具では、特にブレスレットに用いられた場合、留め金具の開閉操作は、片手のみで行うことが多いため、開閉操作を難しく感じること、煩わしく感じることが多く、一人で装着するには苦労していました。一方、図1のように「EXL-LOCK」では、片手でも開閉操作が容易であるため、ブレスレットを片手で簡単に身に着けることができ、ブレスレットの装着が煩わしいと思っていた人でも、敬遠することが無くなるという画期的な技術の留め金具であります。 「EXL-LOCK」は、「Dancing Stone」と同様に、生産国、消費国に特許権及び意匠権を取得する方針です。現在、日本、米国、中国及び韓国において特許権を取得しており、欧州、インド等に出願中であります。意匠権についても日本、米国、欧州、中国及び韓国等において取得しております。 当社グループ各社の位置づけは、以下のとおりであります。 会社名   業務内容 株式会社クロスフォー   国内向け製品の製造販売・商品の販売、海外向けパーツの製造販売 Crossfor H.K.Ltd.   海外向け製品販売の顧客開拓 歌思福珠宝(深圳)有限公司   中国向け製品販売の顧客開拓・販売、市場及び模造品調査 株式会社D.Tech   合成ダイヤモンドの販売 Crossfor(Thailand) Co.,Ltd.   タイ向け当社製品の販売の顧客開拓、顧客サポート、市場調査、製品プロモーション CROSSFOR INDIA PRIVATE LIMITED   インドにおける外注先の管理、インド国内提携先への当社製品の販売 事業内容 (a) 国内向け商品及び製品の製造販売 「Dancing Stone」は、取引先ブランドでのOEM(※1)製品及び当社ブランド製品の製造販売を行っております。国内に向けては、主に宝飾品の卸・小売業者からのOEM受注により、「Dancing Stone」の技術を施した各社ブランドのジュエリー・アクセサリー製品を製造販売しております。 「Cross for NewYork」をはじめとした当社ブランド製品につきましては、「Dancing Stone」の技術や、「クロスフォーカット(※2)」の技法を施したキュービックジルコニア(※3)等を用い、当社のオリジナルアクセサリー製品として、宝飾品の卸・小売業者へ販売しております。 製品製造は、一部を除き外注工場に委託しております。通常、外注先において製品製造に必要な宝石及び貴金属等の資材を調達しますが、取引先や外注先から要望がある場合には、当社が調達し外注先へ支給しております。 「EXL-LOCK」は、製品の素材及びサイズ毎に、宝飾品メーカーからの受注により、製品を製造し販売しております。製品製造は全て外注工場に委託しております。 「テニスチェーン」は、製品の素材毎に、宝飾品メーカーからの受注により、製品を製造し販売しております。製品は自社で生産体制を整え製造しております。 また、前連結会計年度において、インドネシアの大手ジュエリーメーカー YT Gold社の製造する中空チェーンの独占販売を開始しております。 ※1 Original Equipment Manufacturing(Manufacturer)の略語で、取引先のブランドで製品を生産すること ※2 当社が開発した、光のリフレクション効果で宝石の中央に十字の輝きを持たせることに成功したカット技法 ※3 透明でダイヤモンドに近い高い屈折率をもつ人工石のこと (b) 海外向けパーツ及び製品販売 宝飾品の製造は機械化が難しく職人の手作業に頼らざるを得ないため、国内と比較して市場規模及び発注単位の大きい海外市場に対して直接製品の供給を行うためには、膨大な投資を必要とします。しかし、機械化による大量生産が可能な「Dancing Stone」のパーツであれば、海外からの大口受注にも安定供給が可能であるため、海外市場向けには、主として製品ではなく、「Dancing Stone」の製造に必要なパーツを販売しております。更に、「Dancing Stone」を適切に製品化するためには、「Dancing Stone」のパーツ供給に加えて製品化に必要な製造ノウハウの提供が必要であります。そのため、海外の宝飾品メーカーに対して「Dancing Stone」が適切に製品化されるよう当該製造ノウハウの提供を行うことで、「Dancing Stone」を用いた製品の品質管理を行っております。 海外の新規取引先の開拓は、Crossfor H.K.Ltd.及びCrossfor(Thailand) Co.,Ltd.が、国際宝飾品展示会への出展等を通じた営業活動を行っているほか、海外の宝飾品市場に知見のある社外協力者(エージェント)を通じて取引先の開拓にあたっております。具体的には、Crossfor H.K.Ltd.及びCrossfor(Thailand) Co.,Ltd.が顧客を開拓し、海外連結子会社の仲介を経て当社が受注をし、国内外の外注先に製造を委託し、海外の宝飾品メーカーに販売をしております。また第39期以降については、CROSSFOR INDIA PRIVATE LIMITEDがインド国内において同国内代理店を通してドメスティック市場の開拓を担ってまいります。 「EXL-LOCK」、「テニスチェーン」につきましても、「Dancing Stone」の販売を通じて培ったネットワーク及び知名度を活用し、既存取引先である海外宝飾品メーカー及び国際宝飾品展示会への来場者に対して、社外協力者と力を合わせて販路拡大に努めております。 地域別売上高・比率   第38期 (2025年7月期) 地域名   売上高(千円)   売上比率(%) 日 本   2,580,314   68.7 タ イ   392,822   10.4 インド   308,228   8.2 中 国   255,040   6.8 その他   220,853   5.9 以上の事業内容を事業系統図によって示すと以下のとおりです。
経営方針・対処すべき課題3,465字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループの経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するように努めております。 「全従業員の物心両面の幸福と安定を追求致します。世界中の人々の喜びのためにクリエィティブな美しさを宿したジュエリーを創造し提供し続けます。」という当社の経営理念を実現するために下記の経営方針を掲げております。 1.夢あふれる商品を造ります。 2.造り手の満足、買い手の満足、使用者の満足、この三つの満足が成り立つことだけを行います。 3.感謝の心を忘れません。 4.誠実で透明な情報公開を致します。 5.世の為、人の為になる個人であり企業体であり続けます。 なお、当社グループは、経営の基本方針に基づき、魅力的で価値のある商品づくりを行うことが重要な経営課題と考えております。また、安定的な経営基盤確保のため、内部留保に重点を置くとともに株主に対する利益還元を重点課題として認識しております。 (2) 目標とする経営指標 将来に亘る事業の存続と発展を期するためには、継続的な新商品の開発研究と、人材確保、並びにこれらの活動を支える利益が不可欠であると考えています。 このため、当社グループでは、営業利益率を重要な経営指標と位置付けています。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 世界的なインフレの進行や資源価格の高騰等、マクロ環境は厳しい状況が続いていますが、一方で海外市場は製品軸・エリア軸ともに深耕の余地が大きく、国内市場は雇用者所得の改善、インバウンド需要の回復、EC販売チャネルの拡大等により消費者マインドは向上しております。こうした事業環境下、次の5つの重点課題への取り組むことにより、具体的に成果を上げていきます。 ① 海外事業へ重点的に経営リソースを投入する ② 適正価値を適正価格で顧客に届けるために、生産効率を重視した経営を徹底し、各部門の役割と責任を明確化する ③ 顧客の声を直接反映できるDtoC事業に注力し、ブランド価値の向上と新たな収益モデルの構築を目指す。これにより顧客との関係を強化し、競争力を高める ④ 当社は、2025年6月に世界市民の一員としてRJCのCOP認証(※1)を取得。今後もサステナビリティの取組みを加速する ⑤ 社員エンゲージメントを向上させる ※1 RJC(Responsible Jewellery Council)のCOP認証(Code of Practice)とは 宝飾業界の企業が社会的・環境的責任を果たしていることを示すもので、この認証を取得するには倫理的なビジネス慣行、環境への配慮、労働条件の改善などに関する厳格な基準を満たす必要があります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は「世界中の人々の喜びのためにクリエイティブな美しさを宿したジュエリーを創造し、提供し続けます」という理念に基づき事業を展開しております。 今後においても、オリジナル製品の開発を通じてお客様のニーズや新たな市場を創造し、世界中のブランドと共生することにより、世界で唯一無二のジュエリー、アクセサリーメーカーであり続けたいと考えております。そのために対処すべき課題は以下の通りであります。 (特に優先度の高い対処すべき事業上及び財務上の課題) ① 技術開発 ジュエリー・アクセサリー等の宝飾品の製造は、機械化が難しく職人の手作業により製造されています。製造工程の機械化ができれば、使用する貴金属の削減や大量生産による市場への安価な製品供給等も可能となります。このため、サプライチェーンの強靭化は当社の海外事業推進上、重要な戦略課題と考えております。加えて、「Dancing Stone」、「スターシリーズ」、「Single Dancing Stone」に次ぐ特許技術等を開発し、安定した収益を継続的に確保していくために、開発体制の整備を図ることを重要な課題と認識しております。 ② 新規事業の創出 企業収益を確保し、成長し続けるためには、既存事業の伸長はもとより従来とは異なる成長分野において、新たな事業を創出していくことを重要な課題と認識しております。そのためには社内リソースの活用だけではなく、外部リソースを活用することが重要と考えており、事業提携等のあらゆる可能性を追求してまいります。 ③ 経営基盤の強化 中長期的成長に不可欠な経営基盤の強化という観点から、財務基盤の強化及び計画的な設備投資を継続して行います。また、常に変化する経営環境にいち早く対応するために、生産性の向上や費用対効果が悪い施策の見直し、徹底的なコスト削減の実施等を行い、コスト水準をもう一段階抑制し、業績改善に向けた経営基盤の強化に努めてまいります。 (その他の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題) ① 生産性向上のためのシステム活用 当社グループは、一人当たり生産性の向上を通じ、全社的なコスト低減に取組んでいます。今後も、AI人材の育成・教育を進めることでシステム処理能力を向上させるとともに、BtoBサイト及びDtoCサイトを活用し、WEB販売比率の拡大を図ります。このようなデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進して、利益率のさらなる改善を目指します。 ② 人材の確保及び教育の強化 今後の業容拡大に向け、当社グループの成長に貢献できる優秀な人材の育成・獲得が重要と考えており、特に海外事業を充実させることを目的に実務的なスキル強化・人材育成に取り組んでまいります。また、これまでの価値観に捉われず、変化に柔軟に対応できる人材が必要であると考えており、社内外の研修やOJTを通じて一人ひとりの従業員が業務の見直しや改善提案ができるよう育成してまいります。 ③ 財務体質の強化 当社グループは、経営の健全性を保つためにキャッシュ・フローを重視し、持続可能な経営に努めております。事業強化や拡大を図る上で必要な資金については、手元資金に加え資金調達を行い、成長を支える財務基盤を構築していきます。また、金利上昇や為替変動、特に海外市場のリスクが財務体質に与える影響を十分に注視し、適切な対応を進めてまいります。 ④ 優秀なエージェントの獲得による国際展開・海外事業の拡大 インドを中心とした東南アジア等の各国の経済成長は著しく、それに伴い宝飾品市場も今後より一層拡大すると見込んでおり、当社グループの成長を加速するうえで海外における事業拡大は必須であると認識しております。そのため、今後も継続して既存市場の深耕や新規市場の開拓を推進するため、新たな海外販売代理店及び優秀なエージェントの獲得等によって戦略的なグローバル展開を強化してまいります。 ⑤ 自社ブランドの知名度向上 当社グループは、「Dancing Stone」に関連する特許の期間満了後も競争優位性を確保するために顧客に提供する商品、サービスにおいて信頼感、安心感をブランドとして浸透させることが重要であると認識しております。そのため、商品の品質向上に努めるとともに、新規開発した「Single Dancing Stone」等の拡販に努め、顧客に当社ブランドの知名度を向上させるための施策を積極的に実施してまいります。 ⑥ 模造品対策 正規取引の機会提供により、模造品製造業者をライセンス契約先に転換する施策を実施しております。現地弁護士事務所と連携し模造品排除の活動を継続的に実行するとともに、模造品対策サービスの活用や販売政策を通じて模造品を駆逐する取組みを進めてまいります。 ⑦ 規制変更や法的リスク対応 海外事業の拡大に伴い、各国の法規制や税制変更に適応できないリスクが生じます。特にインドや東南アジア、中東市場の急成長に関連する規制リスクを注視し、適切な対応を進めてまいります。 ⑧ 自然災害への取り組み 人類が感染症との共存を進めていく中で、また震災や水災等の自然災害に対しても、当社グループは社員及び関係するステークホルダーの健康や安全を最優先に考えて事態に対応します。また、事業継続計画(BCP)等に基づき、非常事態の事業への影響を最小限に止めるよう体制の整備に努めてまいります。
事業等のリスク5,085字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業活動に関するリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもリスク要因に該当しない事項についても、投資家の判断上、重要であると考えられる事項については投資家に対する積極的な情報開示の観点から開示しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。また、以下の記載は当社グループの事業若しくは本株式への投資に関連するリスクを完全に網羅するものではありませんので、この点にご留意ください。 (1) 経済状況リスクについて 当社グループは、海外事業に利益の多くを依存しております。このため、インフレーションの高進、金利上昇による世界経済の急激な景気後退及びそれに伴う需要の低下が発生した場合、当社グループが提供する製品の需要の減少や価格競争が激化することによって、当社グループの業績が悪化する可能性があります。当社グループでは、グローバルでの経済状況の変化を注意深く見守り、状況に応じた対応が取れるように対策を行っております。 (2) 特定商品への高い依存 当社グループの業績は、当社が開発し、特許を取得している宝石が揺れる仕組み「Dancing Stone」を利用した製品・パーツ販売に大半を依存しており、その割合は2025年7月期実績で全売上高の35.9%となっております。 よって、「Dancing Stone」を使用した新製品が、ユーザーニーズに適合しない等の理由により需要が減少した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。そのため、製品の品質向上に努めると共に、「テニスチェーン」や「EXL-LOCK」に加え、新規開発した「Single Dancing Stone」等の拡販に努め、各種製品での売上向上を目指してまいります。 (3) ブランド価値について 当社グループが事業を成長させるためには、ブランド価値を維持・発展させることが重要であり、当社のブランドを毀損するような、製品リコール及び賠償金等が発生した場合、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、模造品に関して、当社は模造品の増加を防止するための施策をとっておりますが、模造品の製造や販売が続く場合、当社のブランド価値や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 国際展開について 当社グループは、国内におけるジュエリー商品及び製品の販売のほか、海外において「Dancing Stone」のパーツ、「テニスブレスレット」、「EXL-LOCK」等の販売を行っております。成長率の高い海外売上高比率を高めるため、連結子会社のCrossfor H.K. Ltd.や歌思福珠宝(深圳)有限公司、を中心に、世界の主要市場を開拓する代理店やエージェントの契約を進め、現地事情に即した販売活動を進めることで更なる事業拡大を目指しております。しかし、各国の法令、制度・規制、政治・社会情勢、文化、宗教、ユーザー嗜好、商習慣の違い等をはじめとした潜在的リスクに対処できず、事業を推進していくことが困難となった場合や各国において事業が計画通りに進捗しない場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 為替の変動リスクについて 当社グループは、積極的な海外展開を行っておりますが、海外との取引は、米ドル、香港ドル及び中国元等の外貨建てで行われており、外貨建ての取引が増加し、当初想定した為替レートと実勢レートに著しい乖離が生じた場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を与える可能性があります。 また、海外子会社の財務諸表は現地通貨にて作成されるため、連結財務諸表作成時に円換算されることになり、為替相場の変動による円換算時の為替レートの変動が、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 原材料の市場動向 当社グループにおける主要製品の主原料購入価格は、金、プラチナ及びダイヤモンド等の海外市況に影響され変動致します。これら主原料の購入価格が急激に変動し、製品の需給状況等によりタイムリーに製品価格に転嫁できない場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 知的財産権について 当社グループにおいては、売上高に占める特許製品の比率が高くなっております。また、「Dancing Stone」の日本における特許期間は2033年9月13日迄となっており、特許権の権利満了に伴い、他社も同様の技術を利用可能となります。売上高に占める割合が高い製品について、他社も同様な技術を利用可能となった場合は、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を与える可能性があります。 また、当社グループでは知的財産権を確保する措置を講じておりますが、第三者により知的財産が侵害され模造品が流通する等の事態が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 特許権の名称   国名等   登録年月日登録番号   存続期間満了日 身飾品(Dancing Stone)        日本   2013年12月6日第5424435号   2033年9月13日 アメリカ   2015年10月27日9167872   2034年3月31日 欧州   2016年12月21日2848153   2034年3月18日 韓国   2015年8月27日10-1549448   2034年3月21日 台湾   2016年12月21日I562744   2034年3月25日 カナダ   2016年8月2日第2845001号   2034年3月7日 ロシア   2015年10月16日2568401   2034年3月27日 オーストラリア   2015年8月20日2014201430   2034年3月12日 メキシコ   2017年12月8日352807   2034年4月8日 イスラエル   2018年3月1日231459   2034年3月11日 カンボジア   2016年11月30日KH/GP00009   2034年3月7日 香港   2017年6月9日HK1208315   2034年3月27日 タイ   2017年9月21日57687   2034年3月12日 インドネシア   2019年5月17日IDP000058865   2034年3月11日 マレーシア   2019年3月26日MY-169361-A   2034年3月26日 ベトナム   2019年4月2日1-0020873-000   2034年3月27日 シンガポール   2018年9月13日10201400864S   2034年3月21日 インド   2021年3月22日362406   2034年3月21日 ブラジル   2021年8月31日 BR102014013659-2   2034年6月5日 (8) 景気変動によるリスクについて 当社グループで取り扱っている商品及び製品は生活必需品ではないため、景気変動及び物価上昇に伴う消費者の消費マインドの変化による影響を受け易く、景気が悪化するなど消費環境が変化した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 品質管理について 当社グループでは、外注及び自社で製品を製造しております。品質基準を定め、外注先及び自社製造担当者の品質管理に関して指導・育成を行うほか、自社製品を納品する際には検品して、製品の品質の確保に努めております。当社グループは製品の特性に応じて最適な品質が確保できるよう、徹底した品質管理に取り組んでいますが、予期せぬ事情により品質に関する問題が発生し、リコール、訴訟等に発展した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 個人情報の漏えいについて 当社グループは個人情報を含む多数の顧客情報を取得し管理しております。当社グループでは個人情報の取扱いと管理には細心の注意を払い、情報管理の重要性を周知させるべく社内でのルール化やその手続の明確化及び徹底を図っておりますが、当社グループが扱う情報について、外部からのアクセス、システム運用における人的過失、従業員の故意による顧客情報の漏えい、消失、改ざん、又は不正利用等が生じる可能性があり、そのような事態に適切に対応できず信用の失墜、又は損害賠償請求による損失が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 人材の確保について 当社グループは、海外売上高比率が高くなっております。グローバルな事業展開において継続的に事業を発展させるためには、海外の宝飾品市場に知見のある人材の確保、育成を継続的に推進していくことが重要となります。 事業の継続的発展のために必要な経験者の通年採用を積極的に展開し、また、公平な評価・処遇制度の充実等、社員のモチベーションを向上する仕組みを構築し、社員の定着と育成に努力しておりますが、必要な人材を予定通り確保、育成できない場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 小規模組織であることについて 2025年7月末における当社グループ組織は、役員10名及び従業員69名と小規模であり、内部管理体制もこのような規模に応じたものとなっております。また、今後事業拡大に伴い内部管理体制の一層の充実を図る方針ではありますが、当社グループが事業拡大や人員の増強に即応して、適切かつ十分な組織的対応ができるか否かは不透明であり、これらが不十分な場合には組織的効率が低下し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 特定人物への依存について 当社グループの運営は、代表取締役社長(※2025年10月24日付で代表取締役会長に異動予定)である土橋秀位をはじめとする主要な経営陣の知見と判断に大きく依存しております。事業の拡大に伴い、当社グループでは過度な依存を回避すべく、経営組織の強化と人材育成に取り組んでおりますが、現時点において主要な経営陣による業務遂行が何らかの理由により困難となった場合、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 有利子負債依存度について 当社グループは、設備投資や運転資金等に必要な資金を主に金融機関からの借入により調達しており、有利子負債が2,986,752千円(2025年7月末現在)、有利子負債依存度が59.1%と高い状態にあります。今後は、営業活動によるキャッシュ・フローの拡大から創出される余剰資金等により有利子負債依存度の改善を進め、財務体質の強化に努める方針ではありますが、新たな設備投資等に伴う金融機関からの借入の増加や金融情勢の変動により金利が大幅に上昇した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 自然災害、事故等のリスクについて 当社グループ施設の周辺地域において、大地震や津波、台風、洪水等の自然災害あるいは予期せぬ事故等が発生し、施設に物理的な障害が生じて当社グループの販売や物流、仕入活動が阻害された場合、通常の事業活動ができなくなり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 製造設備の減損損失のリスク 当社グループは、テニスチェーン等の製品の製造、その生産能力向上、品質向上又は生産性向上等のため製造設備等の設備投資を継続的に行っております。 有形固定資産については資産の簿価が回収できない兆候が認められた場合は減損テストを行っております。かかるテストの結果、これらの資産が十分な将来キャッシュ・フローを生み出さない場合は、減損損失を認識する必要性が生じ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,565字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要及び経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識並びに分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財務状態及び経営成績の状況 a.経営成績の状況 1.売上高 3,757,259千円(前年同期比10.1%増) 当連結会計年度の売上高増加は、前期より継続して取り組んできた「ライブ販売向け商品提案」が顧客において成果を上げ、受注に結びついたことが主因です。加えて、国内の大手小売店および問屋に対して、地金相場の高騰に対応した企画提案が奏功し、国内受注は堅調に推移しました。一方、海外市場では、米国によるいわゆる「トランプ関税」の発表を受け、インドやタイの大手得意先が注文を控える動きに転じたことで、大きな影響を受けました。ただし、日本から米国への輸出が伸長したこともあり、海外売上は前年同期比6.5%減にとどまりました。 2.売上総利益 1,186,727千円(前年同期比4.1%増) この結果は主に国内売上高が伸長したこと、利益率の高い海外売上高が微減となったこと、そうした状況下適正な売上総利益率の確保に努めたこと、地金の再精錬処理において時価評価差益が発生したことによるものであります。 3.販売費及び一般管理費 1,131,275千円(前年同期比2.2%減) この減少は、国内外展示会への出展を増やしたこと、前連結会計年度の11月から基幹システムが稼働し減価償却費が計上されたこと、社員の生活の安定を図るため基本給のベースアップを実施したこと等による増額を、支払手数料の削減等の経費適正化により補ったことによるものであります。 4.営業利益 55,452千円(前年同期は営業損失16,477千円) 5.営業外収益 14,621千円(前年同期比65.3%減) これは主に前年同期に比べて円高が進んだ結果、為替差益が28,795千円減少したこと等によるものであります。 6.営業外費用 46,182千円(前年同期比44.0%増) これは主に為替差損が5,133千円、支払利息が8,521千円増加したことによるものであります。 7.経常利益 23,891千円(前年同期は経常損失6,432千円) 8.親会社株主に帰属する当期純利益 22,093千円(前年同期比22.2%減) これは前連結会計年度に新株予約権戻入益35,575千円計上していたことによるものであります。 当連結会計年度においては、全ての段階利益で黒字化を達成し、収益構造の改善が着実に進展いたしました。 しかしながら、当社グループは、今後も市場環境の変動に左右されない強固な経営基盤の構築を目指し、グローバル市場において唯一無二のジュエリー・アクセサリーブランドとしての地位をさらに確立すべく、以下の戦略的施策を継続して推進してまいります。 1)世界中のブランドと共生できるオリジナル製品の開発 2)グローバル拡販の加速・北米市場の深耕 3)デジタルトランスフォーメーションの推進 4)事業の拡大とサステナビリティへの取組み b.財政状態の状況 ⅰ.資産の部 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比べ160,147千円減少し、5,057,989千円となりました。これは主に、売掛金が190,379千円、原材料及び貯蔵品が94,340千円、仕掛品が64,580千円増加したものの、固定資産が142,637千円、商品及び製品が22,660千円、現金及び預金が328,946千円減少したこと等によるものであります。 ⅱ.負債の部 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ176,398千円減少し、3,251,127千円となりました。これは主に短期借入金が179,624千円増加したものの、長期借入金が321,954千円、社債が54,000千円減少したこと等によるものであります。 ⅲ.純資産の部 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ16,251千円増加し、1,806,861千円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益22,093千円を計上したこと等によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ360,196千円減少し、549,188千円となりました。当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の減少は、125,812千円(前期は483,116千円の収入)となりました。これは主に、減価償却費115,327千円、未収消費税等の増加19,275千円、税金等調整前当期純利益の計上20,868千円等の増加要因があったものの、棚卸資産の増加額139,904千円、売上債権の増加額184,938千円等の減少要因があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、21,030千円(前期は72,574千円の支出)となりました。これは主に、定期預金の預入・払戻による収支31,300千円等の減少要因によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、208,477千円(前期は104,641千円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の借入・返済による収支330,104千円の減少、短期借入金の借入・返済による収支179,624千円増加、社債の償還による54,000千円、配当金の支払額5,935千円の減少要因によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 当社グループは、ジュエリー事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 a.生産実績 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2024年8月1日至 2025年7月31日) 生産高(千円)   前年同期比(%) ジュエリー事業   2,468,968   108.6 合 計   2,468,968   108.6 (注) 金額は、製造原価によっています。 b.受注実績 当社グループでは、概ね受注から販売までの期間が短く、また、一部については見込生産を行っているため、受注実績の記載を省略しております。 c.販売実績 当社グループの販売実績を地域別に示すと次のとおりであります。 地域別   当連結会計年度(自 2024年8月1日至 2025年7月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) 国内向け商品及び製品販売   2,580,314   119.7 海外向けパーツ、製品販売   1,176,944   93.5 合 計   3,757,259   110.1 (注) 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次の通りであります。なお、総販売実績に対する割合が10%未満である相手先については、当該販売実績の記載を省略しております。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) SWAROVSKI MANUFACTURING(THAILAND) CO.,LTD.   366,869   10.7   ―   ― (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財務状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (財政状態の分析) 財政状態の分析については「(1)経営成績等の状況の概要 b.財政状態の状況」をご参照ください。 (経営成績の分析) a.売上高 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ343,277千円増加し、3,757,259千円となりました。 売上高の分析については「(1)経営成績等の状況の概要 a.経営成績の状況」をご参照ください。 b.売上原価、売上総利益 当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度に比べ296,893千円増加し、2,570,532千円となりました。主な要因は、当連結会計年度の売上高が前連結会計年度に比べて343,277千円増加したことによるものであります。 この結果、当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度に比べ46,383千円増加し、1,186,727千円となりました。 c.販売費及び一般管理費、営業利益 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ25,546千円減少し、1,131,275千円となりました。 この結果、当連結会計年度の営業利益は、55,452千円(前期は営業損失16,477千円)、営業利益率は1.5%(前期は△0.5%)となりました。 販売費及び一般管理費、営業利益の分析については「(1)経営成績等の状況の概要 a.経営成績の状況」をご参照ください。 d.営業外損益、経常利益 当連結会計年度の営業外収益は、前連結会計年度に比べ27,500千円減少し、14,621千円となりました。 また、当連結会計年度の営業外費用は、前連結会計年度に比べ14,105千円増加し、46,182千円となりました。 この結果、当連結会計年度の経常利益は、23,891千円(前期は経常損失6,432千円)となりました。 営業外損益、経常利益の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 a.経営成績の状況」をご参照ください。 e.特別損益、税金等調整前当期純利益 当連結会計年度の特別利益は、前連結会計年度に比べ31,590千円減少し、4,042千円となりました。 特別損益、税金等調整前当期純利益の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 a.経営成績の状況」をご参照ください。 この結果、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、20,868千円(前年同期比28.5%減)となりました。 f.親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の法人税等は3,406千円となりました。主な要因は、法人税等調整額△62千円を計上したことによるものであります。 この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、22,093千円(前年同期比22.2%減)となりました。 (経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容) a.売上高・売上原価 当社グループは、売上高を地域別、商品及び製品別、顧客別に分析しております。当連結会計年度においては、海外売上高の比率が前連結会計年度に比べて低下した一方、国内売上高の伸長により、売上総利益は増加し、業績回復につながりました。 今後の安定成長に向けては、売上総利益率の高い海外売上高を伸長させることが必須の条件であり、また同時に特定地域、顧客、商品及び製品に売上を依存しないよう販売ポートフォリオの適正化も進めていく必要があると考えております。 b.棚卸資産 当連結会計年度は前連結会計年度に比べて棚卸資産が136,260千円増加し、2,121,012千円となりました。海外大手ブランドの発注ロットに迅速に対応していくためには、一定の棚卸資産を保有することは必要ですが、キャッシュ・フローを安定させる目的からも、商品及び製品販売マトリクス戦略に従った商品及び製品別適正在庫残高の管理を一層進めていく必要があると考えております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの状況の分析) キャッシュ・フローの状況の分析については「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 (資本の財源及び資金の流動性に係る情報) 当社グループの資金需要のうち主なものは、製品を製造するための地金購入費用及びその加工費であります。それらの財源は営業キャッシュ・フロー及び金融機関から調達した有利子負債であり、状況に応じて充当しております。 また、当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保するため、PSIに基づいた在庫の適正化及び売上債権の適正管理に努めてまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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