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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ホクシン

HOKUSHIN CO.,LTD.7897 · Standard · その他製品

MDF専業メーカー。木質繊維板の製造・販売で、住宅建材が主力。

概要

ホクシンは1950年設立のMDF(中密度繊維板)専業メーカーである。大阪府岸和田市に本社を置き、従業員167名。主要製品は「スターウッド」「スターウッドTFB」。2022年から繊維廃棄物を原料とするリサイクル建材「PANECO® board M」も展開。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、2026年3月期の売上高は102億67百万円である。

MDF(中密度繊維板)の専業メーカーとして

ホクシンはMDF(中密度繊維板)の製造・販売を主力事業とする単一セグメント企業である。2026年3月期の売上高102億67百万円のうち、国産製品「スターウッド」が57億26百万円、「スターウッドTFB」が35億11百万円を占め、輸入商品が10億29百万円となっている。MDFは木材繊維を原料とした建材で、断熱性・加工性に優れ、住宅の内装材や造作材として広く用いられる。同社は1972年にMDFの製造を開始し、1987年には「スターウッドTFB」を投入、以来この分野に特化して事業を展開してきた。

国内販売に依存する収益構造

ホクシンの販売先はほぼ国内市場である。2026年3月期の販売実績では、相手先別割合で株式会社LIXILが10.8%、双日建材株式会社が10.7%、丸玉木材株式会社が9.4%、SMB建材株式会社が9.1%と、上位4社で40%を超える。輸入商品は減少傾向にあり、前期比15.0%減の10億29百万円となった。住宅市場の動向に収益が左右されやすい構造であり、近年は新設住宅着工戸数の低迷が売上に影響を与えている。

環境配慮型製品への注力

同社は経営基本理念の一つに「環境への貢献」を掲げ、省エネルギー・リサイクルを事業戦略の中心に据える。2022年に開発した「PANECO® board M」は、建材の量産設備を活用し廃棄衣類などの繊維廃棄物を主原料とするリサイクル建材である。また、主力のMDF自体も木材の有効活用製品であり、森林資源の節約に寄与する。中期経営計画では構造用MDFの拡販やPANECO® board Mの量産・販売を重点施策に掲げている。

住宅市場縮小への対応課題

ホクシンの経営環境は厳しさを増している。物価上昇や住宅ローン金利の上昇に加え、建築基準法改正による確認申請の長期化などから新設住宅着工戸数は低調である。2026年3月期は営業損失37百万円、当期純損失27百万円と赤字に転落した。同社は非住宅分野向け製品開発や販路開拓、働き方改革による業務効率改善などで対応を図る方針だが、収益基盤の再構築が急務となっている。

業界の中での役割は住宅建材メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
103億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
0億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01住宅建材主力

構造用MDFを中心に、住宅向け建材として販売。新設住宅着工戸数の減少に直面しながらも、環境配慮型製品の付加価値向上により需要を開拓している。

主な製品・サービス1
構造用MDF
住宅の構造部材に使用される中密度繊維板。耐水性や強度に優れ、木造住宅の床材や壁材などに使用される。

02非住宅分野準主力

住宅以外の用途(商業施設、公共施設など)向けにMDFの用途拡大を図っている。環境配慮型製品としての需要を開拓し、販路を拡大している。

主な製品・サービス1
PANECO® board M
廃棄衣類などの繊維廃棄物を主原料としたリサイクル建材。建築用途に加え、環境価値を訴求した製品として非住宅分野でも展開。

製品と技術

「スターウッド」と「スターウッドTFB」の2種MDF

ホクシンの主力製品は「スターウッド」と「スターウッドTFB」である。スターウッドは1972年に製造を開始した標準的なMDFで、厚みのある板材が中心。スターウッドTFBは1987年投入の薄型MDFで、化粧板の基材や家具部品などに用いられる。2026年3月期の販売額はスターウッド57億26百万円、スターウッドTFB35億11百万円。いずれも木材チップを原料とし、熱圧成形により製造される。住宅着工減の影響を受けているが、内装材として一定の需要を維持している。

繊維廃棄物から作る「PANECO® board M」

PANECO® board Mは、廃棄衣類などの繊維廃棄物を主原料とするリサイクル建材である。ホクシンが保有する建材の量産製造設備を活用し、2022年に製品化された。MDFと同様の工程で製造でき、環境負荷低減が期待される。中期経営計画では「PANECO® board Mの量産・販売」を重点施策に掲げており、サーキュラーエコノミーの流れを捉えた新たな収益源として位置づけられている。

MDF製造における設備と原料調達

ホクシンのMDF製造は、岸和田市の工場で行われている。原料には主に国産の木材チップを使用するが、生産実績によるとスターウッドとスターウッドTFBの合計で年間約80億円の製造原価を計上している。製造工程では減価償却費が大きなコスト要素であり、設備投資の効率性が収益に直結する。同社は装置産業であるため、ROICやEBITDAを重視した経営指標を採用し、長期的な視点で設備投資を評価している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

建材・木材加工で地域密着

ホクシンはその他製品セクターの中でも建材・木質ボード分野に特化。同業の三井松島HDや浅香工業とは異なる領域で、住宅市場に依存。ドリームベッド(寝具)やテクセンドフォトマスク(半導体)とは競合しないが、同セクター内で独自のポジション。地域密着型の営業網と安定した品質で、国内シェアを維持している。業界再編が進む中、規模拡大よりも専門性を強みに。

強み

  • 木質ボード製造で高い技術力、品質で定評
  • 地元工務店との強いつながり、安定的需要
  • 生産効率化で競争力維持、収益安定
  • エコ素材開発、環境規制への適合性

課題

  • 国内新築需要の減退、売上に直結
  • 木材価格高騰、安定的調達に課題
  • 大手建材メーカーに対し規模劣位

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がホクシン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
17813プラッツ34億円13.1倍
27800アミファ32億円6.3倍
37827オービス31億円15.6倍
47992セーラー万年筆31億円
57897ホクシン30億円
67810クロスフォー30億円101.8倍
77836アビックス27億円11.6倍
87850総合商研25億円11.2倍
97939研創24億円11.2倍
107896セブン工業24億円
117878光・彩23億円19.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

合板製造で創業しMDF事業へ転換した1950~1972年

ホクシンは1950年6月、北新合板株式会社として大阪市大正区に設立された。設立時は北新化工株式会社から本社工場を譲り受け、合板の製造・販売を開始した。1957年に本社・工場を大阪市住吉区へ移転。1967年には子会社株式会社北新合板製造所を岸和田市に設立。1972年2月、同子会社がMDF(中密度繊維板、製品名スターウッド)の製造・販売を開始し、これが後の主力事業へとつながる。この時点ではまだ合板とMDFを併営していた。

子会社統合と合板事業からの撤退(1978~1985年)

1978年に子会社北新モルパ工業株式会社を設立。1979年8月には株式会社北新合板製造所、北新化学工業株式会社、北新モルパ工業株式会社の3子会社を吸収合併し、経営資源を集約した。1985年3月、合板の製造・販売を中止し、MDF専業メーカーへの転換を完了。同年7月には本社を大阪府岸和田市へ移転し、商号をホクシン株式会社に変更した。この一連の再編で事業の方向性が固まった。

株式上場と新製品投入(1986~1993年)

1986年11月、ホクシンは大阪証券取引所市場第二部に上場した。1987年1月には「スターウッドTFB」の製造・販売を開始。TFBは「Thin Fiber Board」の略で、より薄く加工性の高いMDFとして住宅建材市場に投入された。1995年10月には大阪証券取引所市場第一部に指定され、同年12月には東京証券取引所市場第一部にも上場。この時期にMDFの品揃えを強化し、上場企業としての基盤を固めた。

海外子会社設立と撤退(1993~2005年)

1993年10月、米国ワシントン州に子会社STARWOOD CORPORATIONを設立。1995年10月にはオーストラリア・タスマニア州にSTARWOOD AUSTRALIA PTY. LTD.を設立した。しかし、海外事業は軌道に乗らず、2000年3月に米国子会社を清算。2002年12月にはオーストラリア子会社の資産・営業権をCARTER HOLT HARVEY WOOD PRODUCTS AUSTRALIA PTY.LTD.へ譲渡し、2005年8月に同社も清算された。この海外進出は短期で終了した。

国内子会社の取得と整理(2007~2013年)

2007年10月、ホクシンは株式会社大亀(大阪府岸和田市)の全株式を取得し子会社化した。しかし、2009年8月には同事業を譲受けし清算。2010年11月、大阪証券取引所第一部上場を廃止。2013年1月には子会社C&H株式会社の株式51%を大建工業株式会社(現DAIKEN株式会社)へ譲渡し、同社保有は49%となった。この間、事業ポートフォリオの見直しが進められた。

C&H再子会社化と市場区分移行(2021~2022年)

2021年3月、ホクシンは大建工業からC&H株式会社の株式51%を買い戻し、再び完全子会社化した。2022年1月にはC&H株式会社を吸収合併。同年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場へ移行した。この再編によりグループの一体運営が強化され、新製品PANECO® board Mの開発・量産体制が整えられた。

年表26件を開く

1950年代

  • 1950年6月創業北新合板株式会社(大阪市大正区)設立 北新化工株式会社の本社工場(大阪市大正区)を譲り受け合板製造、販売開始
  • 1957年2月本社及び工場を大阪市住吉区へ移転

1960年代

  • 1967年1月子会社株式会社北新合板製造所(大阪府岸和田市)設立
  • 1969年11月子会社北新化学工業株式会社(奈良県橿原市)設立

1970年代

  • 1972年2月子会社株式会社北新合板製造所にてMDF(中密度繊維板、製品名スターウッド)製造、販売開始
  • 1977年8月本社を大阪市浪速区へ移転
  • 1978年10月子会社北新モルパ工業株式会社(奈良県橿原市)設立
  • 1979年8月M&A子会社株式会社北新合板製造所、北新化学工業株式会社及び北新モルパ工業株式会社を吸収合併

1980年代

  • 1985年3月合板製造、販売中止
  • 1985年7月商号変更本社を大阪府岸和田市へ移転、ホクシン株式会社に商号変更
  • 1986年11月上場大阪証券取引所市場第二部に上場
  • 1987年1月MDF(中密度繊維板、製品名スターウッドTFB)製造、販売開始

1990年代

  • 1993年10月子会社STARWOOD CORPORATION(米国ワシントン州)設立
  • 1995年10月大阪証券取引所(現 株式会社大阪証券取引所)市場第一部銘柄に指定 子会社STARWOOD AUSTRALIA PTY. LTD.(豪州タスマニア州)設立
  • 1995年12月上場東京証券取引所(現 株式会社東京証券取引所)市場第一部に上場

2000年代

  • 2000年3月子会社STARWOOD CORPORATION(米国ワシントン州)清算
  • 2002年12月子会社STARWOOD AUSTRALIA PTY. LTD.(豪州タスマニア州)の資産及び営業権を CARTER HOLT HARVEY WOOD PRODUCTS AUSTRALIA PTY.LTD.へ譲渡
  • 2004年4月子会社C&H株式会社(東京都千代田区)を設立
  • 2005年8月子会社STARWOOD AUSTRALIA PTY. LTD.(豪州タスマニア州)清算
  • 2007年10月M&A株式会社大亀(大阪府岸和田市)の全株式を取得し、子会社化
  • 2009年8月子会社株式会社大亀(大阪府岸和田市)事業譲受・清算

2010年代

  • 2010年11月上場株式会社大阪証券取引所上場廃止
  • 2013年1月子会社C&H株式会社の株式51%を大建工業株式会社(現 DAIKEN株式会社)へ譲渡

2020年代

  • 2021年3月M&A大建工業株式会社(現 DAIKEN株式会社)より関連会社C&H株式会社の株式51%を取得し、子会社化
  • 2022年1月M&A子会社C&H株式会社を吸収合併
  • 2022年4月株式会社東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROIC2028年度まで中期経営計画で指標として設定
  • EBITDA2028年度まで中期経営計画で指標として設定
  • 営業利益2028年度まで中期経営計画で指標として設定

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    構造用MDFの拡販

    住宅建材向けの中密度繊維板(MDF)を主力とし、非住宅分野への販路開拓も進め、市場シェア拡大を図る。

  2. 02

    海外MDF工場との連携強化

    海外のMDF工場と協力し、安定的なサプライチェーンを維持するとともに、コスト競争力を高める。

  3. 03

    PANECO® board Mの量産・販売

    廃棄衣類などの繊維廃棄物を主原料とした環境配慮型リサイクル建材を量産化し、販売を拡大する。

  4. 04

    省エネ・リサイクルによる収益基盤確立

    製造・販売プロセスで省エネ・リサイクルを推進し、コスト低減と環境負荷低減を両立させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で167人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は531万円で、9期前と比べて5.4%平均年齢は42.6歳、平均勤続年数は17.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月151
2018年3月162
2019年3月56141.415.9168
2020年3月54241.816.3167
2021年3月51142.216.1183
2022年3月56442.916.6188
2023年3月60942.916.6193
2024年3月52743.017.2189
2025年3月55443.617.0182−55
2026年3月53142.617.61670

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社及び 岸和田工場 — 大阪府 岸和田市5,284百万円
主な関係会社
  • 国内
    C&H㈱(注)1
    大阪府岸和田市
    議決権100.0%
  • 国内
    兼松㈱(注)1
    東京都港区
    議決権26.5%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は103億円営業利益0億円前期と比べると増収で、売上が+1.0%。

売上高
+1.0%
103億円
営業利益
0億円
純利益
0億円
営業利益率
0.0%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高114億円103億円
営業利益2億円0億円
純利益1億円0億円
1株あたり配当¥2¥2

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は28億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q29−1
2024年1Q28−1−3.6−1
2024年2Q2613.80
2024年3Q3013.32
2024年4Q261
2025年2Q4800.00
2025年4Q54−1−1.90
2026年2Q51−1−2.0−1
2026年4Q5211.91
2027年1Q2800.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は100億円から103億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は0.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月10043
2014年3月10933
2015年3月10012
2016年3月11234
2017年3月11588
2018年3月11364
2019年3月11432
2020年3月10522
大建工業株式会社(現 DAIKEN株式会社)より関連会社C&H株式会社の株式51%を取得し、子会社化
2021年3月9122
子会社C&H株式会社を吸収合併
2022年3月10844
2023年3月12953
2024年3月11022
2025年3月102−1−1−1.00
2026年3月103000.00

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高103億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.4%89億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.6%14億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
13.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.5pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.3pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比7.9pt
-0.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は17億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月4−2−3211
2014年3月5−3−4210
2015年3月0−33−310
2016年3月2−20010
2017年3月15−6−1918
2018年3月1−43−318
2019年3月4−50−117
2020年3月2−21017
2021年3月2−64−418
2022年3月2−2−1017
2023年3月5−3−1217
2024年3月3−1−1217
2025年3月3−2−1117
2026年3月9−4−5517

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は131億円。このうち返さなくてよい自己資本が59億円で、自己資本比率は45.1%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月102336932.0
2014年3月101356635.0
2015年3月104376735.4
2016年3月111397234.9
2017年3月118477139.4
2018年3月130498137.9
2019年3月129507938.9
2020年3月124517340.8
2021年3月127537441.4
2022年3月136558140.7
2023年3月144588640.3
2024年3月143598441.5
2025年3月137587942.4
2026年3月131597245.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
17億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
33億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
12億円
在庫として抱えている分
負債合計
72億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率104社中66位あたり、逆に低いのはROE104社中96位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-0.5%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
45.1%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.0%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥105で、1年前と比べて-24.1%過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。

¥105-1.9%1ヶ月+2.9%1年-24.1%時価総額30億円
過去52週の値幅
安値¥96高値¥143

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)22.9倍
PBR0.55倍
配当利回り1.90%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月+1.0%と小幅高。6/10に97円まで下落後、7/3に101円まで回復。52週安値96円付近での底固め感。52週高値143円からは-29.4%。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり2で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.90%。

年間配当
¥2
1株あたり
配当利回り
1.90%
いまの株価に対して
配当性向
277.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月518.3
2018年3月50.031.8
2019年3月4−30.040.4
2020年3月2−42.936.8
2021年3月2−25.028.6
2022年3月4166.730.1
2023年3月40.034.1
2024年3月2−50.035.7
2025年3月20.0277.8
2026年3月20.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥2

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,831人。区分でいちばん多いのは事業法人48.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.0%を占め、残る48.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人49.049.249.349.348.848.8
個人・その他35.035.039.242.642.944.7
金融機関10.69.88.15.75.03.1
証券会社3.74.02.61.22.51.6
外国法人1.71.90.71.10.71.6
外国人個人0.10.10.10.10.10.1
自己株式0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01兼松㈱26.51
02DAIKEN㈱14.90
03永大産業㈱3.52
04ホクシン取引先持株会3.51
05酒井佐知子2.57
06國分節子2.50
07中島和信2.38
08㈱池田泉州銀行1.52
09ホクシン従業員持株会1.18
10古谷洋作1.07

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−110%、1株純資産は14期で+80%。直近期のROEは-0.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月101159.218.714.9
2014年3月111249.113.718.3
2015年3月51294.324.036.9
2016年3月131379.69.223.4
2017年3月2716418.17.518.3
2018年3月161749.311.731.8
2019年3月91784.915.840.4
2020年3月51783.121.036.8
2021年3月61853.320.628.6
2022年3月131957.014.130.1
2023年3月122045.912.034.1
2024年3月62102.722.735.7
2025年3月12050.3147.2277.8
2026年3月−1208−0.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額78百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
高橋英明代表取締役 社長執行役員62126,000
寺田恭久取締役 上席執行役員6443,000
廣田昌俊取締役 上席執行役員5546,000
永田武取締役63
山田公徳取締役(監査等委員)63
澤由美取締役(監査等委員)59
桂川恵利子取締役(監査等委員)41
寺西慶晃42

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3485318
社外取締役625254

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,352字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、MDF(Medium Density Fiberboard)の製造、販売を主な事業内容としております。 事業の系統図は次のとおりであります。 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、「社会の進歩向上に寄与する製品を供給する」、「相互信頼にもとづく安定した取引を確立する」、「社員とその家族の生活の安定向上をはかる」を経営基本理念とし、「環境への貢献」、「省エネルギー・リサイクル」を事業戦略の中心に掲げ、メーカーとしての製造・販売プロセスの効率化を促進させ、市場変化に柔軟に対応できるスピード感のあるガバナンスを構築し、揺るぎ無い収益基盤の確立を目指します。 (2) 中長期的な当社の経営戦略 当社は2026年4月にスタートした中期経営計画(REBUILD & CREATE VALUE 2028)に掲げた重点施策の実現を重要課題とし、当社の未来に続く経営戦略を推進してまいります。 ① 構造用MDFの拡販 ② 海外MDF工場との連携強化 ③ PANECO® board Mの量産・販売 PANECO® board Mとは、建材の量産製造設備を活用し、廃棄衣類などの繊維廃棄物を主原料として開発された、環境に配慮した社会実装型のリサイクル建材です。 (3) 目標とする経営指標 当社においては、2028年度に3年目を迎える中期経営計画(REBUILD & CREATE VALUE 2028)において、当社は装置産業であることから、中長期的な視点で設備投資による投資効果を評価できる、「ROIC」、「EBITDA」、「営業利益」を重要な経営指標と位置づけております。 (4) 経営環境及び当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社の経営環境として、雇用環境の改善や賃金上昇による国内景気の回復を期待するものの、一方では中東情勢を始めとした地政学的リスクによる国内景気への影響は不透明であります。また、住宅価格の高騰や住宅ローン金利の上昇に加えて、人口減少や世帯数の伸び鈍化により、中長期的な新設住宅着工戸数は今後も厳しい状況が続くと思われます。 また、地震や台風などの異常気象による自然災害リスクも年々増加しています。地政学的リスクによる原油価格や為替の変動は大きく、原材料費やエネルギー費を始めとした、製造経費も大きく変動し、経営環境がより不透明になると予測されます。このような厳しい環境の中、SDGsを背景とした安定的なサプライチェーンの維持及び、収益確保のための生産性の向上が求められています。 当社といたしましては、変化の激しい経営環境に対応すべく働き方改革の推進による人材確保と業務効率改善をベースとし、環境配慮型商品であるMDFの更なる付加価値追求により住宅建材市場のみならず非住宅分野向けの製品開発や販路開拓に取り組み市場の開拓を図ってまいります。また、製造・販売のプロセス改善においては、省エネ・リサイクルをより色濃く反映させた取り組みを実施し、中長期的な視点でこれを確実に実現することで、安定した収益基盤の確立を目指します。
経営方針・対処すべき課題1,266字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、「社会の進歩向上に寄与する製品を供給する」、「相互信頼にもとづく安定した取引を確立する」、「社員とその家族の生活の安定向上をはかる」を経営基本理念とし、「環境への貢献」、「省エネルギー・リサイクル」を事業戦略の中心に掲げ、メーカーとしての製造・販売プロセスの効率化を促進させ、市場変化に柔軟に対応できるスピード感のあるガバナンスを構築し、揺るぎ無い収益基盤の確立を目指します。 (2) 中長期的な当社の経営戦略 当社は2026年4月にスタートした中期経営計画(REBUILD & CREATE VALUE 2028)に掲げた重点施策の実現を重要課題とし、当社の未来に続く経営戦略を推進してまいります。 ① 構造用MDFの拡販 ② 海外MDF工場との連携強化 ③ PANECO® board Mの量産・販売 PANECO® board Mとは、建材の量産製造設備を活用し、廃棄衣類などの繊維廃棄物を主原料として開発された、環境に配慮した社会実装型のリサイクル建材です。 (3) 目標とする経営指標 当社においては、2028年度に3年目を迎える中期経営計画(REBUILD & CREATE VALUE 2028)において、当社は装置産業であることから、中長期的な視点で設備投資による投資効果を評価できる、「ROIC」、「EBITDA」、「営業利益」を重要な経営指標と位置づけております。 (4) 経営環境及び当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社の経営環境として、雇用環境の改善や賃金上昇による国内景気の回復を期待するものの、一方では中東情勢を始めとした地政学的リスクによる国内景気への影響は不透明であります。また、住宅価格の高騰や住宅ローン金利の上昇に加えて、人口減少や世帯数の伸び鈍化により、中長期的な新設住宅着工戸数は今後も厳しい状況が続くと思われます。 また、地震や台風などの異常気象による自然災害リスクも年々増加しています。地政学的リスクによる原油価格や為替の変動は大きく、原材料費やエネルギー費を始めとした、製造経費も大きく変動し、経営環境がより不透明になると予測されます。このような厳しい環境の中、SDGsを背景とした安定的なサプライチェーンの維持及び、収益確保のための生産性の向上が求められています。 当社といたしましては、変化の激しい経営環境に対応すべく働き方改革の推進による人材確保と業務効率改善をベースとし、環境配慮型商品であるMDFの更なる付加価値追求により住宅建材市場のみならず非住宅分野向けの製品開発や販路開拓に取り組み市場の開拓を図ってまいります。また、製造・販売のプロセス改善においては、省エネ・リサイクルをより色濃く反映させた取り組みを実施し、中長期的な視点でこれを確実に実現することで、安定した収益基盤の確立を目指します。
事業等のリスク1,849字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社の事業に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。 本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1) 経済の状況 当社の事業に関連の深い住宅市場及びその関連市場は、経済の状況に大きく左右されます。好況時の個人消費が旺盛なときは、総じて業績も好調に推移しますが、景気が後退し個人消費が低迷すると業績も下降する可能性があります。また、海外より木質素材及び建材の低価格品の輸入が拡大し、日本の木質素材及び建材メーカーが衰退するようなことがあると業績に大きく影響します。 (2) 原材料及びエネルギー価格の変動 原油や天然ガス価格は、産出国の情勢及び国際的な需給バランスで大きく変動する要素があります。それにより、当社製品の接着剤原料となる石化製品や電力及びLNGなどのエネルギー価格に変動が生じた場合、製造原価に大きな影響を及ぼす可能性があります。原材料仕入及び電気・ガスにおいては、安定供給・安定価格を重視した交渉及び供給先の検討を毎年実施しております。 (3) 木材チップの供給 当社の製品の原材料となる木材チップのおよそ67%は海外からの輸入に依存しています。安定した取引先を東南アジアに確保しておりますが、木材資源国での伐採規制が強化される中、東南アジアの木材産業の衰退や縮小が起こると原材料の確保が困難になり、会社の存続に影響を及ぼすことになります。当社としては、その影響を緩和するため、植林木チップ、建築解体材などのリサイクルチップ及び国内調達針葉樹チップ等の新たな供給先をリサーチするとともに、製品のマテリアルリサイクルにも積極的に取り組んでおります。 (4) 仕入商品の供給 当社の仕入商品の売上高は、総売上高のおよそ10%を占めておりますが、仕入先からの安定的な供給量の確保や適正な仕入価格が維持できない場合は、当社の業績に多大な影響を及ぼす可能性がありますが、仕入先との良好な相互信頼関係の維持のため、定期的な仕入先への訪問による情報交換や品質向上に向けた技術支援を実施しております。 (5) 為替レートの変動 当社の製品は為替レートの変動に少なからず影響を受けます。円高の場合は、主要な原材料である木材チップやエネルギー費が下がり、製造原価の低減に寄与しますが、その反面、海外MDFメーカーの日本市場参入を容易にし、価格競争が激化するなどの現象も生じ、業績に影響を受ける可能性があります。逆に円安の場合には、木材チップの仕入価格が上昇し、販売価格に転嫁できなければ収益減少要因となり利益が低下するリスクがあります。当社では急激な為替レートの変動によるリスクを低減するため為替予約を行っております。 (6) 退職給付債務 当社は、確定給付型の企業年金制度及び確定拠出型の企業年金制度を設定していますが、退職給付債務等の計算に必要な基礎数値(昇給率、割引率、従業員平均残存年数)の見直しや年金資産の運用環境によって退職給付費用が増減することがあり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 自然災害及び感染症 当社は、事業継続計画(BCPという)を策定し、地震・台風等の自然災害や感染症の拡大など非常事態が発生した際には、BCPに定める危機管理マニュアル等に基づき避難指示や社員の安全確保、災害対策本部の設置による早期復旧などの対応にあたることとしております。しかしながら、想定外の大規模な地震や津波、台風や洪水等の不可避な自然災害によって、生産、販売、物流拠点に甚大な被害を受ける可能性があります。 また、新たな感染症の発生により、工場の操業停止やサプライチェーンの寸断等が発生した場合、当社の事業運営、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 情報セキュリティ 当社は、情報セキュリティ基本方針のもと情報セキュリティ規程を定め、情報流出の防止、外部からのシステム侵入への対応に努めておりますが、予期せぬ不正アクセスやコンピュータウイルス侵入により情報システムの停止や情報流出が発生した場合、当社の事業運営、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,809字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a. 財政状態の状況 当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べ6億61百万円減少し、130億69百万円となりました。 流動資産は、前事業年度末に比べて9億24百万円減少し、66億78百万円となりました。これは主に受取手形及び電子記録債権、売掛金、原材料及び貯蔵品の減少によるものです。 固定資産は、前事業年度末に比べて2億63百万円増加し、63億90百万円となりました。これは主に関係会社株式、投資有価証券、前払年金費用の増加によるものです。 流動負債は、前事業年度末に比べて7億29百万円減少し、50億12百万円となりました。これは主に短期借入金、買掛金の減少によるものです。 固定負債は、前事業年度末に比べて0百万円増加し、21億65百万円となりました。これは主に繰延税金負債の増加と長期借入金の減少によるものです。 この結果、負債合計は、前事業年度末に比べて7億28百万円減少し、71億78百万円となりました。 純資産は、前事業年度末に比べて67百万円増加し、58億90百万円となりました。これは主にその他有価証券評価差額金の増加と繰越利益剰余金の減少によるものです。 b. 経営成績の状況 当事業年度における我が国の経済は、物価上昇と賃上げが同時に進む中で、緩やかな回復が続いた年でありました。企業がコスト増を価格転嫁しつつ利益を確保した結果、賃上げや設備投資は拡大しました。一方、物価上昇の影響により個人消費は力強さを欠く場面もあり、景気は一部で弱さもみられました。また長年のデフレから脱却し内需主導で持ち直しがみられたものの、米国の関税政策や世界経済の減速など外部環境に左右されやすい不透明な状況が継続してまいりました。 当社と関係の深い住宅業界におきましては、資材価格や人件費の上昇を始めとしたコスト上昇による住宅価格の高騰と、住宅ローン金利の上昇により住宅取得マインドは低下傾向にありました。また昨年4月に施行された建築基準法改正や省エネ基準の適用義務化に伴う建築確認申請の長期化により、年度を通して新設住宅着工戸数は依然として低調でありました。 この結果、当事業年度の売上高は102億67百万円(前年同期比0.4%増)となりました。国内製品のスターウッドは、57億26百万円(同6.4%増)、スターウッドTFBは、35億11百万円(同3.3%減)となりました。輸入商品は10億29百万円(同15.0%減)となりました。営業損失は37百万円(前年同期は営業損失68百万円)、経常損失は36百万円(前年同期は経常損失64百万円)、当期純損失は27百万円(前年同期は当期純利益20百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、16億70百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によって得られた資金は、9億23百万円(前事業年度は2億68百万円の収入)となりました。主な増加要因は、減価償却費、売上債権の減少、棚卸資産の減少によるものです。主な減少要因は、仕入債務の減少によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によって使用した資金は、4億36百万円(前事業年度は1億99百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によって使用した資金は、4億99百万円(前事業年度は93百万円の支出)となりました。これは主に長期借入れによる収入と長期借入金の返済による支出、短期借入金の純減額による支出によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当事業年度における生産実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。 品目   金額(千円)   前年同期比(%) スターウッド   4,837,459   5.3 スターウッドTFB   3,164,186   △3.5 合計   8,001,646   1.6 (注) 1 MDF事業の単一セグメントであるため、品目別に記載しております。 2 金額は、製造原価によっております。 b. 仕入実績 当事業年度における仕入実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。 品目   金額(千円)   前年同期比(%) 商品   928,451   △12.4 合計   928,451   △12.4 (注) 1 MDF事業の単一セグメントであるため、品目別に記載しております。 2 金額は、仕入価格によっております。 c. 受注実績 当社は、需要予測に基づく見込生産を行っているため、該当事項はありません。 d. 販売実績 当事業年度における販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。 品目   金額(千円)   前年同期比(%) スターウッド   5,726,649   6.4 スターウッドTFB   3,511,820   △3.3 商品   1,029,162   △15.0 合計   10,267,632   0.4 (注) 1 MDF事業の単一セグメントであるため、品目別に記載しております。 2 品目間の取引については相殺消去しております。 3 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ㈱LIXIL   903,395   8.8   1,112,756   10.8 双日建材㈱   1,127,400   11.0   1,094,984   10.7 丸玉木材㈱   1,084,192   10.6   968,518   9.4 SMB建材㈱   1,077,320   10.5   934,344   9.1 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項」の(重要な会計方針)に記載のとおりであります。 ②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 財政状態の分析 当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べ6億61百万円減少し、130億69百万円となりました。 流動資産は、前事業年度末に比べて9億24百万円減少しました。これは主に受取手形及び電子記録債権が5億59百万円減少、売掛金が1億67百万円減少、原材料及び貯蔵品が1億59百万円減少したことなどによるものです。 固定資産は、前事業年度末に比べて2億63百万円増加しました。これは主に関係会社株式が1億23百万円増加、投資有価証券が91百万円増加、前払年金費用が60百万円増加、有形固定資産が18百万円減少したことなどによるものです。 流動負債は、前事業年度末に比べて7億29百万円減少しました。これは主に短期借入金が4億30百万円減少、買掛金が2億4百万円減少したことなどによるものです。 固定負債は、前事業年度末に比べて0百万円増加しました。これは主に繰延税金負債が53百万円増加、長期借入金が52百万円減少したことなどによるものです。 純資産は、前事業年度末に比べて67百万円増加しました。これは主に利益剰余金が84百万円減少、その他有価証券評価差額金が1億49百万円増加したことなどによるものです。 b. 経営成績の分析 当事業年度における当社業績につきましては、構造用途の拡販を除き主力の建材用途、フロア基材用途の販売は新設住宅着工戸数の減少に伴い低迷しました。生産面においては、構造用床用途への拡販が進み、厚物ラインの生産量が増加いたしました。一方、薄物ラインでは販売量減少に伴う生産量調整を継続いたしました。輸入商品についても薄物ライン同様の理由により、入荷量の調整を行ってきました。製造原価においては原材料価格・労務費のみならず、インフレによる経費の上昇により前年同様上昇傾向にありました。このような状況の中、期初から続けてきた価格改定活動や生産面でのコストダウンは一定の収益改善に貢献したものの吸収に至らず、収益を確保することができませんでした。 この結果、当事業年度の売上高は102億67百万円(前年同期比0.4%増)となりました。国内製品のスターウッドは、57億26百万円(同6.4%増)、スターウッドTFBは、35億11百万円(同3.3%減)となりました。輸入商品は10億29百万円(同15.0%減)となりました。営業損失は37百万円(前年同期は営業損失68百万円)、経常損失は36百万円(前年同期は経常損失64百万円)、当期純損失は27百万円(前年同期は当期純利益20百万円)となりました。 また、当社の重視する経営指標であるEBITDAは3億34百万円となり、ROICは0.1%となりました。 EBITDA=経常利益+支払利息+手形売却損+減価償却費 ROIC=(経常利益+支払利息+手形売却損-受取利息)×(1-法定実効税率)÷(株主資本+有利子負債) ROICは法定実効税率30.62%を前提として計算しております。 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 前中期経営計画(H-CHALLENGE2025)最終年度の実績と新中期経営計画(REBUILD & CREATE VALUE 2028)の目標については次の通りであります。 中期経営計画(REBUILD & CREATE VALUE 2028)の目標 2025年度   2028年度 実績   目標 営業利益(百万円)   △37   330 EBITDA(百万円)   334   730 ROIC(%)   0.1   2.5 2026年度は、中期経営計画(REBUILD & CREATE VALUE 2028)の1年目となります。当社と関係の深い住宅業界におきましては、雇用環境の改善や賃金上昇による国内景気の回復を期待するものの、一方では中東情勢を始めとした地政学的リスクによる国内景気への影響は不透明であります。また、今後も住宅価格の高騰や住宅ローン金利の上昇に加えて、人口減少や世帯数の伸び鈍化により、中長期的な新設住宅着工戸数は今後も厳しい状況が続くと思われます。 そのような厳しい状況下ではありますが、当社としては、中期経営計画(REBUILD & CREATE VALUE 2028)において掲げた以下の重点施策を引き続き重点課題として捉え、環境配慮型商品であるMDFの更なる付加価値追求により住宅建材市場のみならず非住宅分野向けの製品開発や販路開拓への取り組み及び市場の開拓を行い、今後の収益向上に向けてより一層努力してまいります。 ① 構造用MDFの拡販 建築基準法や省エネ法改正により求められる性能(耐震性、高断熱性など)をクリアするための構造材料として、そのMDFの特性(高耐力、防湿・防露性)を積極的に訴求します。これにより、住宅市場に加え非住宅市場への開拓も進めます。 ② 海外MDF工場との連携強化 自社での生産コストが高い、または競合製品との差別化が困難なMDF製品については、海外工場の持つ強みを活用し、収益の向上を図るためOEM生産に切り替えます。 ③ PANECO® board Mの量産・販売 資源循環型社会への貢献と、木材とは異なる性質を持つPANECO® board Mの特性を活かし、新たな市場と供給サイクルを創出します。MDFとは異なるストーリー性とMDFの技術による品質の安定性を差別化ポイントとして、MDFの既存市場とは異なる非住宅用途への展開を強化します。市場への導入期であるため、認知度の向上と需要創出活動に注力し、収益の柱として育成します。 c. キャッシュ・フローの分析 当社の営業活動によるキャッシュ・フローは、減価償却費、売上債権の減少、棚卸資産の減少による収入、仕入債務の減少による支出により、9億23百万円の収入(前事業年度は2億68百万円の収入)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、生産設備への投資等により4億36百万円の支出(前事業年度は1億99百万円の支出)となりました。その結果、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの純額は、4億86百万円の収入(前事業年度は68百万円の収入)となりました。 d. 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社の資金需要の主なものは、原材料費、エネルギー費、修繕費、設備投資、配当金の支払い等であります。また、その資金の原資は、主に営業活動によるキャッシュ・フローと金融機関からの借入等であります。なお、金融機関の借入枠等を勘案すれば、充分な資金が確保できるものと認識しております。 e. 経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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