本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アビックス

AVIX,Inc.7836 · Standard · その他製品

LED表示機を開発販売するファブレスメーカー。店舗向けデジタルサイネージでリースから運営まで一気通貫。

概要

アビックスは1989年設立のファブレスLED表示機メーカーである。神奈川県横浜市に本社を置き、連結従業員65名。デジタルサイネージのリース・販売・運営を主力とし、2026年3月期の連結売上高は54億6080万円に達した。パチンコホール向けからスタートした事業は、現在ではスタジアム・大型商業施設・鉄道など多様な分野に広がる。グループは4社で構成され、ハードウェアと連動するクラウド配信サービス「DiSi cloud」やデジタルプラットフォーム「MiRAi PORT」を軸に収益のサブスクリプション化を進めている。

二つの事業セグメントで構成されるグループ

当社グループはデジタルサイネージ関連事業とValue creating事業の二本柱で構成される。デジタルサイネージ関連事業は、機器リース、運営、情報機器の3部門から成る。機器リース部門は主にLED表示機のリースを手掛け、運営部門は映像配信サービスやメンテナンスを提供する。情報機器部門は表示機自体の製造・販売を行う。Value creating事業は、子会社デジタルプロモーション株式会社が運営し、地域密着型の広告・プロモーション(エリアファンマーケティング)を手掛ける。SS Lab.株式会社と株式会社エクスポルトはデジタルサイネージ関連事業のみを担当する。

サブスクリプション型収益へのシフト

当社は安定的な収益基盤の構築を重視し、リースや月額利用料によるサブスクリプション型ビジネスを推進している。CMS(コンテンツマネジメントシステム)「DiSi cloud」はハードウェアと一体化して導入され、契約数と売上の両面で成長を続けている。さらに、AIサイネージソリューション等を統合したデジタルプラットフォーム「MiRAi PORT」を積極的に展開し、ハード・ソフト・運用を一気通貫で提供することで競合との差別化を図る。これらの取り組みにより、景気変動の影響を受けにくい収益構造を中長期的に支えている。

主力業界の多様化が進む顧客ポートフォリオ

従来の主力市場であったパチンコホール業界への依存度を低減し、スポーツマーケットや大型商業施設、オフィスエントランス、シネコンなどに販路を拡大している。これらの分野は、高度な技術力・施工力・運用品質が要求され、長期の導入実績と保守体制が必要なため、新規参入が容易ではなく、当社の競争優位性が発揮される領域である。2021年11月には株式会社プロテラスの一部事業を吸収分割により承継し、大口顧客への直販チャネルも強化した。特定業界に依存しない顧客ポートフォリオの構築を経営課題として掲げている。

ファブレス体制と外部委託による効率性

当社は製造設備を自社で保有せず、外注先に製造を委託するファブレスメーカーである。これにより固定資産投資を抑制し、変動費化による収益の安定性を確保している。本社は横浜市中区に所在し、研究開発・設計・営業・アフターサービスを中心に65名の従業員が従事する。グループ全体では4社体制で、それぞれが得意分野に特化することで、限られたリソースで幅広い事業を展開している。ITを活用した業務効率化やデジタルマーケティングによる営業効率向上にも取り組み、生産性の向上を図っている。

業界の中での役割はデジタルサイネージ(LED表示機)のファブレスメーカーであり、リース・販売・運営・メンテナンスを提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
54億円
営業利益
2億円
営業利益率
3.7%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
デジタル サイネージ関連51億円94.4%2億円3.9%
Value creating3億円5.6%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01デジタルサイネージ(店舗・広告)主力

LED表示機を開発・販売し、そのリース、映像配信やメンテナンス、販促支援サービスを提供。従来の看板やネオンサインに代わる新しい販促手段として、店舗や屋外での情報発信を支援している。

主な製品・サービス2
LED表示機(デジタルサイネージ)
店舗・屋外に設置する発光ダイオードを用いた表示装置。映像や文字情報を配信し、販促効果を高める。ファブレス方式で製造委託し、機器のリース・販売を手掛ける。
映像配信サービス
デジタルサイネージ向けのコンテンツ配信や運用支援サービス。ネットワークを活用して効果的な情報発信を実現する。

02地域マーケティング(自治体・企業)準主力

デジタルプロモーション株式会社が運営する事業で、地域密着型マーケティング(エリアファンマーケティング)を展開。企業のPR、ファン作り、集客、ブランディング、自治体の魅力あるコンテンツ開発を支援する。

製品と技術

ポールビジョンシリーズによる映像移動型表示

「ポールビジョン」は1995年に開発された映像移動型表示装置で、細長いポール状の筐体にLEDを配置し、高速でスキャンすることで空中に浮かぶような映像を映し出す。1997年には大型版と青色LEDを使用した「クールビジョン」を開発。1999年には小型マルチカラータイプ「ポールビジョンパレットEX」を投入した。2004年6月にはロシア向けに大型モジュールを輸出し、海外販売の第一号となった。同シリーズは、視認性の高さと設置の自由度が評価され、イベント会場や商業施設、警察の広報活動など多様な用途で採用されている。

サイバービジョンと室内型表示の拡がり

「サイバービジョン」は1998年に開発されたフルカラー表示装置で、大型画面に鮮明な映像を表示できる。1999年11月に渋谷QFRONTに設置され(名称「Q'sEYE」)、街頭デジタルサイネージの先駆けとなった。2001年7月にはランキンランキン渋谷店に室内型サイバービジョンを設置し、屋内用途にも展開。2006年1月には中古車オークション会場に130インチ6面、110インチ6面の計12面を設置する大型案件を獲得。2001年からはパチンコホール向けの横長タイプ「バナービジョン」も展開し、遊技業界への浸透を図った。

鉄道インフラ向け電光掲示器と案内システム

2002年から2003年にかけて、大手鉄道会社の駅構内に電光掲示器・乗車口案内・発車標を大量に納入した実績を持つ。2002年9月には全16駅のホームに111台の電光掲示器を設置。同年12月に横浜駅に乗車口案内58台、2003年10月には主要6駅に754台の乗車口案内と70台の発車標を設置した。これらのシステムは、高い信頼性と視認性が求められる社会インフラであり、同社の技術力を証明するものとなった。近年は、クラウド型CMS「DiSi cloud」やデジタルプラットフォーム「MiRAi PORT」を組み合わせ、遠隔配信・管理が可能な次世代案内システムへと進化している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

照明器具の新興メーカー、高成長だが収益は不安定

同社はLED照明器具やスマート照明の分野で急成長しているベンチャー企業である。競合は大手電機メーカーが多いが、同社はデザイン性や機能性で差別化を図る。売上高は2024/3期の37億円から2025/3期には43億円、2026/3期には54億円と大幅増収を見込むが、営業利益率は7%から3.7%へ低下する見通しで、収益の不安定さが目立つ。同社は業界内でまだ小規模であり、成長を持続させるためには、市場シェアの拡大と収益基盤の強化が必要である。

強み

  • 売上高が年率20%超で成長しており、市場での存在感を高めている。
  • 他社と異なるデザイン性と機能性で顧客を獲得している。
  • スマートホーム対応など市場ニーズを素早く捉え、製品を投入している。
  • 若い世代を中心にブランド認知度が高まり、販売チャネルを拡大している。

課題

  • 営業利益率の変動が大きく、指数関数的な成長持続が難しい。
  • 大手電機メーカーとの競争が激化し、価格や技術で劣位に立つ可能性がある。
  • 急成長に生産設備や人員が追いつかず、供給制約の懸念がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がアビックス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17800アミファ32億円6.3倍
27827オービス31億円15.6倍
37992セーラー万年筆31億円
47810クロスフォー30億円101.8倍
57897ホクシン30億円
67836アビックス27億円11.6倍
77850総合商研25億円11.2倍
87939研創24億円11.2倍
97896セブン工業24億円
107878光・彩23億円19.8倍
115962浅香工業21億円4.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

表示装置の研究開発から始まった1989年の創業

1989年4月、デジタル映像の研究開発を目的に愛知県一宮市でアビックス株式会社が設立された。同年7月には、名古屋デザイン博覧会の場外施設(名古屋交通局トンネル内)に通過型表示装置「タイムスリット」を実験設置し、最初の実績を築く。1990年2月に本社を神奈川県逗子市へ移転。同年6月には西日本地区の営業強化のためアビックス販売株式会社を設立(後に吸収合併)。1992年には手振り型表示装置「ウェーブライター」で第9回全国警察装備資機材開発改善コンクール銀賞を受賞し、技術力を認知させた。

Jリーグ参入とポールビジョン開発の1990年代

1994年1月に本社を横浜市金沢区へ移転。同年8月、Jリーグサポーターズライト(サッカー応援用LED表示器具)を販売開始し、スポーツ分野に初めて進出した。1995年3月には映像移動型表示装置「ポールビジョン」を開発。1997年3月には大型化と青色化(クールビジョン)を実現。1998年12月にはフルカラー表示装置「サイバービジョン」を開発した。1999年7月にはポールビジョンの小型マルチカラータイプ「ポールビジョンパレットEX」を発売。同年11月、渋谷QFRONTにサイバービジョン(名称「Q'sEYE」)を設置し、都市部での実績を確立。この年にポールビジョンが第16回全国警察装備資機材開発改善コンクール長官賞を受賞した。

鉄道・トヨタなど大口顧客開拓の2000年代前半

2000年6月、トヨタ自動車ディーラー店舗にサイバービジョン(名称「IT Board」)を設置。2001年には分散オブジェクト技術を用いたトヨタ向け映像配信システムを開発・納入した。2002年9月、大手鉄道会社全16駅のホームに電光掲示器111台を設置。同年12月、横浜駅に乗車口案内58台、東京駅に発車標1台を設置。2003年10月には東京・名古屋・新大阪など主要6駅に電光掲示器6台、乗車口案内754台、発車標70台を設置し、鉄道向け大規模案件を連続して受注した。2004年6月にはロシア向けにポールビジョン大型のモジュールを販売し、初の海外実績を達成。

JASDAQ上場と新事業への挑戦(2004~2007年)

2004年3月、社団法人ニュービジネス協議会主催の第14回ニュービジネス大賞最優秀賞を受賞。同年6月、映像コンテンツ配信サービス「D-Load」の運営を開始し、ソフトウェア事業に本格参入。2005年4月、株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場した。2006年1月に本社を横浜市西区へ移転。同年10月、株式会社オプトと共同で日本初の映像看板を利用したアフィリエイト広告事業を開発。2007年8月にはJリーグオールスターサッカーに当社製LED表示機(ピッチビジョン)を試験設置し、スポーツマーケットへの本格進出を図った。

レンタル事業開始と資本提携による子会社化(2008~2009年)

2008年2月、レンタル事業部を新設し、スポーツ・イベント向けレンタル事業を開始。これにより一時的な需要にも対応できる事業基盤を構築した。2008年6月にはジャパン・ブレークスルー・2004投資事業有限責任組合を割当先として3.5億円の第3回新株予約権付社債を発行。2009年6月、同組合と資本提携契約を締結し、第三者割当増資により同組合の子会社となった。これにより財務基盤を強化し、後の事業拡大への布石とした。

年表37件を開く

1980年代

  • 1989年4月創業デジタル映像の研究開発を目的として、愛知県一宮市にアビックス株式会社を設立
  • 1989年7月名古屋デザイン博覧会場外施設(名古屋交通局トンネル内)に「タイムスリット」(通過型表示装置)を実験設置

1990年代

  • 1990年2月本社を神奈川県逗子市へ移転
  • 1990年6月創業西日本地区の営業力強化のため、愛知県名古屋市中村区にアビックス販売株式会社を設立
  • 1992年6月「ウェーブライター」(手振り型表示装置)にて第9回全国警察装備資機材開発改善コンクール規定課題部門銀賞受賞
  • 1993年3月M&Aアビックス販売株式会社を吸収合併
  • 1993年12月「ミラクルスリット」(視点移動型表示装置)を開発
  • 1994年1月本社を神奈川県横浜市金沢区へ移転
  • 1994年8月「Jリーグサポーターズライト」(サッカー応援用LED表示器具)を販売開始
  • 1995年3月「ポールビジョン」(映像移動型表示装置)を開発
  • 1995年12月通産省特定新規事業の認定を受ける
  • 1997年3月「ポールビジョン大型」・「クールビジョン」(青色ポールビジョン)を開発
  • 1998年12月フルカラー表示装置「サイバービジョン」を開発
  • 1999年7月「ポールビジョンパレットEX」(ポールビジョン小型マルチカラータイプ)を販売開始
  • 1999年7月「A-Line(エーライン)」(LEDイルミネーションシステム)を開発
  • 1999年11月渋谷QFRONTに「サイバービジョン」(名称「Q'sEYE」)を設置
  • 1999年11月「ポールビジョン」にて第16回全国警察装備資機材開発改善コンクール長官賞受賞

2000年代

  • 2000年6月トヨタ自動車ディーラー店舗に「サイバービジョン」(名称「IT Board」)を設置
  • 2001年6月分散オブジェクト技術(Java、HORB等のネットワーク上の分散配置を前提としたアプリケーションソフトウエア)を用いたトヨタ自動車向け映像配信システムを開発・納入
  • 2001年7月ランキンランキン(ranKingranQueen)渋谷店に「室内型サイバービジョン」を設置
  • 2001年12月パチンコホール向け「バナービジョン(サイバービジョンの横長タイプ)」を設置
  • 2002年9月大手鉄道会社全16駅のホームに電光掲示器111台を設置
  • 2002年12月大手鉄道会社の横浜駅に乗車口案内58台、東京駅に発車標1台を設置
  • 2003年10月大手鉄道会社主要6駅(東京、名古屋、新大阪他3駅)に電光掲示器6台、乗車口案内754台、発車標70台を設置
  • 2004年3月社団法人ニュービジネス協議会主催、第14回ニュービジネス大賞最優秀賞受賞
  • 2004年6月映像コンテンツ配信サービスとして「D-Load」の運営開始
  • 2004年6月ロシア向けにポールビジョン大型のためのモジュールを販売、初の海外実績となる
  • 2005年4月上場株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2006年1月本社を神奈川県横浜市西区へ移転
  • 2006年1月株式会社ユー・エス・エスの運営する中古車オークション会場に「室内型サイバービジョン」(130インチ6面、110インチ6面 計 12面)を設置
  • 2006年10月株式会社オプトと日本初の映像看板を利用したアフィリエイト広告事業を開発
  • 2006年11月株式会社JBFパートナーズが無限責任組合員として運営管理するジャパン・ブレークスルー・2004投資事業有限責任組合を割当先として、総額10億円の第1回及び第2回新株予約権付社債を発行
  • 2007年6月新小型電子看板の投入を発表
  • 2007年8月Jリーグ2007オールスターサッカーに当社製LED表示機(ピッチビジョン)を試験設置し、スポーツマーケットに本格進出
  • 2008年2月レンタル事業部を新設し、スポーツ・イベント向けレンタル事業を開始
  • 2008年6月株式会社JBFパートナーズが無限責任組合員として運営管理するジャパン・ブレークスルー・2004投資事業有限責任組合を割当先として、3.5億円の第3回新株予約権付社債を発行
  • 2009年6月株式会社JBFパートナーズが無限責任組合員として運営管理するジャパン・ブレークスルー・2004投資事業有限責任組合と資本提携契約を締結し、同社を主要割当先とした第三者割当増資により、同社の子会社となる

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE(株主資本利益率)資本コストを上回るROE

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    長期契約による安定収益の確保とサブスク強化

    デジタルサイネージ関連の運営、機器リース、Value creating事業など長期契約を積極的に獲得し、安定的な収入基盤を構築する。特に映像配信サービス「DiSi cloud」を軸に、AIサイネージソリューション等を連携したデジタルプラットフォーム「MiRAi PORT」を展開する。

  2. 02

    主力業界の多角化と顧客ポートフォリオ構築

    従来のパチンコホール業界からスポーツマーケットや大型商業施設へのシフトを進め、代理店販路拡大、Web集客強化、製品ラインナップ増強、直販増加により特定業界に依存しない顧客ポートフォリオを構築する。

  3. 03

    デジタルプラットフォームの機能拡充による差別化

    「MiRAi PORT」にAI技術を活用し、SNS等の各種媒体や他の機器との連動により機能を拡充し、ソフト面での差別化を図ることで「デジタルサイネージ業界No.1」を目指す。

  4. 04

    生産性向上による安定的な利益確保

    デジタルマーケティングによる営業効率向上、IT活用による全社業務の効率化・集約化などリソースの適正配分に取り組み、安定的に利益を計上できる体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で65人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は694万円で、9期前と比べて5.0%平均年齢は40.6歳、平均勤続年数は6.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月23
2018年3月26
2019年3月73041.29.425
2020年3月68142.110.026
2021年3月67843.111.026
2022年3月67540.86.745
2023年3月70241.07.443
2024年3月69140.16.249
2025年3月69440.46.258517
2026年3月69440.66.265308

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 神奈川県横浜市中区189百万円
全社共通 デジタルサイネージ関連事業
主な関係会社
  • 国内
    デジタルプロモーション株式会社
    神奈川県横浜市中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SS Lab.株式会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 国内
    株式会社テラスホールディングス
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権35.3%
  • 国内
    株式会社エクスポルト
    東京都港区 · 持分法適用会社
    議決権35.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は54億円営業利益2億円前期と比べると増収減益で、売上が+25.6%、利益が-33.3%。

売上高
+25.6%
54億円
営業利益
-33.3%
2億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
3.7%
前期比 -3.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高62億円54億円
営業利益3億円2億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は7億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−12.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q141
2024年1Q800.00
2024年2Q800.00
2024年3Q900.00
2024年4Q121
2025年2Q1815.60
2025年4Q2528.02
2026年2Q2314.30
2026年4Q3113.22
2027年1Q7−1−14.3−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は13億円から54億円へ4.2倍に増えた。直近期の営業利益率は3.7%。売上は6期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1300
2014年3月800
2015年3月900
2016年3月7−1−1
2017年3月1010
2018年3月900
2019年3月1000
2020年3月8−1−2
2021年3月1200
2022年3月18−1−1
2023年3月3300
2024年3月3711
2025年3月43327.02
2026年3月54223.72

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高54億円のうち、営業利益として残るのは2億円3.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の3.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.9%41億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.4%11億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.7%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.8pt
3.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.6pt
3.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.2pt
12.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は11億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月20−125
2014年3月00207
2015年3月−101−18
2016年3月00007
2017年3月10−117
2018年3月10119
2019年3月1−1009
2020年3月−102−110
2021年3月00009
2022年3月0−1−2−19
2023年3月−5−12−64
2024年3月60−367
2025年3月2−1−217
2026年3月4−12311

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は37億円。このうち返さなくてよい自己資本が20億円で、自己資本比率は53.3%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月135838.0
2014年3月1441031.8
2015年3月1551029.5
2016年3月1331025.8
2017年3月135835.1
2018年3月135839.5
2019年3月146839.5
2020年3月1441027.8
2021年3月1651129.1
2022年3月25151059.7
2023年3月31151647.9
2024年3月28161255.4
2025年3月32171454.5
2026年3月37201753.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
11億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
17億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
73
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率104社中7位あたり、逆に低いのは自己資本比率104社中70位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.6%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.7%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.3%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
25.6%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥77で、1年前と比べて-24.5%過去52週の値幅のなかでは9%の位置にある。

¥77+0.0%1ヶ月-6.1%1年-24.5%時価総額27億円
過去52週の値幅
安値¥74高値¥109

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.6倍
PER (会社予想)15.5倍
PBR1.44倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月17日に前日比-6.02%の78円と急落し、出来高も53万8300株と直近で最大となりました。月間では-3.7%と下落しており、25日線(80.88円)や75日線(81.69円)、200日線(86.14円)をすべて下回る軟調な展開です。52週高値109円からは-28.4%の水準にあり、52週安値74円からは+5.4%とほぼ安値圏に張り付いています。RSIは43.75と中立圏ですが、売り圧力が強く、下値リスクが意識されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは12.0倍と業界平均18.2倍を大きく下回り割安。PBRは1.43倍で平均1.36倍とほぼ同等。ROEは12.6%と高く、収益性が良好。無配当だが、成長率を考慮すれば割安感が強い。売上高は増加傾向にあり、将来の収益改善が期待される。ただし業界平均を下回る部分もあり、両面性を考慮。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.6倍18.4倍
PER (予想)15.5倍
PBR1.44倍1.38倍
ROE12.6%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は拡大傾向にあるが、営業利益率は2025年3月期に6.98%から2026年3月期には3.7%へと低下する見込み。強気派は、売上高の成長性と収益の増加傾向を評価する。一方、弱気派は、利益率の低下や競争激化、需要変動の影響を懸念する。照明業界の市況や、製品の差別化ポイントが投資論点となる。

プラスに働く材料7
  • 売上高の成長

    2024年3月期から2026年3月期にかけて売上高が33億円から54億円へ拡大。

  • 利益の増加

    純利益も2024年3月期の1億円から2026年3月期には2億円へ増加。

  • 省エネ需要

    環境規制の強化によりLEDなど高効率照明の需要が高まる可能性。

  • 26/3期売上高54億円の増収計画決算発表後影響

    売上高が前期43億円から54億円へ約25.6%増。増収効果が営業利益2億円の計画を上振れさせる可能性

  • ROE12.6%と高い資本効率継続影響

    自己資本利益率12.6%はPBR1.43倍の裏付け。資本を効率的に使い株主価値の拡大が期待できる

  • PER12.05倍の低位バリュエーション不定影響

    時価総額28億円、純利益2億円でPER12.05倍。業績が計画通りなら割安修正の余地がある

  • 純利益2億円と2期連続黒字継続影響

    24/3期1億円、25/3期2億円、26/3期2億円と最終黒字を継続。赤字リスクの低さが株価を支える

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下

    営業利益率が2025年3月期の6.98%から2026年3月期には3.7%へ半減。

  • 競争の激化

    照明・電気設備業界は競争が激しく、価格競争に陥る可能性。

  • 情報開示の乏しさ

    事業内容や競争優位性の情報が少なく、分析が難しい。

  • 26/3期営業利益2億円へ減益決算発表後影響

    営業利益は前期3億円から2億円へ33%減益。営業利益率も6.98%から3.7%へ急低下

  • 営業利益率3.7%へ低下2026年Q2影響

    営業利益率が前期6.98%から3.7%へ3.28ポイント悪化。増収効果を費用増が打ち消す構図

  • 株価1年で20.8%下落継続影響

    直近1年間で株価は約20.8%下落。下落トレンド継続で戻り売り圧力が強い

  • 外国株主比率1.96%と低い継続影響

    外国人持ち株比率は1.96%と低く、海外投資家の参入が進まないと需給が細る

次の決算で確かめる点
セグメント別売上高
どの分野が成長を牽引しているか把握するため。
営業利益率
収益性の悪化が一時的か持続的か見極めるため。
市場シェア
競争環境での地位を確認するため。

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,013人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.7%を占め、残る59.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他67.650.452.749.648.052.5
事業法人15.439.540.440.940.740.5
証券会社13.17.94.96.18.84.8
外国法人3.01.01.43.02.01.9
金融機関0.81.10.40.30.40.2
外国人個人0.10.10.20.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社テラスホールディングス35.31
02上田八木短資株式会社2.10
03山田恭1.67
04株式会社SBI証券1.15
05インターウォーズ株式会社1.14
06渡邊悦子1.12
07松井証券株式会社1.07
08時本豊太郎1.02
09株式会社山眞コンサルティングオフィス1.00
10GMOクリック証券株式会社0.84

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+392%、1株純資産は14期で+171%。直近期のROEは12.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月1216.749.3
2014年3月−119−7.4
2015年3月0202.3424.4
2016年3月−515−28.7
2017年3月1196.5123.9
2018年3月1222.8304.9
2019年3月0231.9270.9
2020年3月−815−43.3
2021年3月1183.6206.6
2022年3月−242−7.5
2023年3月−042−0.5
2024年3月2445.341.5
2025年3月54911.119.0
2026年3月75612.613.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額22百万円。

氏名役職年齢
岩切敏晃代表取締役社長62
谷聡雄取締役53
中山絋太取締役46
山根正裕取締役 監査等委員52
神田泰行取締役 監査等委員48
木佐木之恵取締役 監査等委員42

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)312124
監査等委員3552
社外取締役3552

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容804字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社、デジタルプロモーション株式会社、SS Lab.株式会社、株式会社エクスポルトの4社で構成)は、LED(発光ダイオード)表示機を開発・販売するファブレスメーカー(製造設備等を自社で保有せず、外注先へ製造委託する業務形態をとるメーカー)であり、店舗に設置された表示機向けのコンテンツを作成して発信し、ネットワーク化することで、従来の看板やネオンサインとは異なる、全く新しい効果的な販促手段を提供しています。 事業のセグメントといたしましては、表示機器のリース・販売、販売促進を中心とした運営、メンテナンス等を行うデジタルサイネージ関連事業、地域に係るエリアファンマーケティング(地域密着型マーケティング)を行うValue creating事業に二分され、当社、SS Lab.株式会社及び株式会社エクスポルトにおいてはデジタルサイネージ関連事業のみを、デジタルプロモーション株式会社においてはValue creating事業のみを営んでおります。 <デジタルサイネージ関連事業> デジタルサイネージのリース・販売、並びに販売促進を中心とした運営、メンテナンスといった、デジタルサイネージに関するサービス全般を行う事業です。 事業内容としては以下の通りです。 ・機器リース部門 デジタルサイネージのリース ・運営部門 デジタルサイネージ向けを中心とした映像配信サービスやメンテナンスの他、新たな販促支援サービスの提供 ・情報機器部門 デジタルサイネージの製造・販売 <Value creating事業> デジタルプロモーション株式会社が運営するValue creating事業につきましては、地域での企業のPR、ファン作り、集客からブランディング、また地方自治体の魅力あるコンテンツ開発など地域に係るエリアファンマーケティング(地域密着型マーケティング)を行っております。
経営方針・対処すべき課題1,914字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、映像表示機にはハードウエアの技術開発とともに映像コンテンツを含めたサービスを一体化したシステムとして開発する必要があるとの考えから、ハードウエアを普及させ、それに歩調を合わせてソフトウエア・映像コンテンツ等のビジネスを立ち上げていく事業展開を図ることを目的に1989年4月に設立されました。以来、自由な発想で多くの付加価値を創造する企業として、「価値創造企業」を企業理念として掲げ、①人の創造(当社は起業家精神を有し、自分で自分を創造する(自己実現)スタッフの集まりとする)、②事業の創造(当社は常に多くの面から事業を捉え、独自の発想を実現化させることを目的とする)によって、「株主」、「顧客」、「メーカー」、「販売会社」、「施工メンテナンス会社」等関連するすべての方々に最大限の付加価値を創造することを会社経営の基本方針としています。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、ハードウエアの販売の上に形成されるソフトやサービス、Value creating事業における広告システムといった運営、当社グループの製品を活用してサービスを提供する機器リースを主軸において強化していくことで、持続的な経営の安定と成長を維持したいと考えており、株主資本に対する利益率を高める必要からROE(株主資本利益率)、資本の効率性を高める必要からROA(総資産利益率)を、重要な経営指標として認識し、向上に努めてまいります。また、中期計画は公表しておりませんが、資本コストを上回るROEをめざしてまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは安定的な収入を重視しております。そのため、デジタルサイネージ関連事業の運営や機器リース及びValue creating事業のように、長期に亘る契約の獲得を積極的に推進してまいります。また獲得後も顧客と直接かつ継続的なつながりを持てることは、当社グループにとって安定収益であることのみならず、新たなビジネスチャンスの獲得にもつながっています。今後はいわゆるサブスクリプションサービスである映像配信サービス「DiSi cloud」を軸に、AIサイネージソリューション等を連携したデジタルプラットフォーム「MiRAi PORT」を積極的に展開してまいります。 (4) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループが属するデジタルサイネージ業界は、マーケットの広がりとともにプレイヤーも増えております。そのような状況の中、当社グループは顧客の実現目標を最重要視し、ハードのみならずコンテンツを拡充することにより当該目標を実現しております。上述の「MiRAi PORT」による幅広いコンテンツの提供、デジタルサイネージの知見を活用したメンテナンスサービスの提供といった、デジタルサイネージにおけるトータルソリューションが当社の競争優位性と考えております。 上記を踏まえ、次の課題に取り組むことにより、さらなる競争優位性の確立、販路の拡大を目指します。 ①主力業界の変更 従来の主力であったパチンコホール業界からの主力業界の変更については順調に進行しており、スポーツマーケットや大型商業施設へと変遷しつつあります。具体的な施策としては、従来の代理店による販路拡大・Webからの流入増加・製品ラインナップの増強などに加え、2021年11月1日に実施した株式会社プロテラスの一部事業の吸収分割により、大口顧客への直販も増加しております。これらの継続実行により、主力業界のマルチ化を図り、特定の業界に依存せず、市場環境に柔軟に対応できる、顧客ポートフォリオの構築を目指します。 ②事業領域の拡大 当社グループは、デジタルサイネージを中心とした新しい事業領域の拡大が必須と考えております。具体的には、デジタルサイネージ向けのデジタルプラットフォームである「MiRAi PORT」へのAI技術の活用・SNS等各種媒体や他の機器との連動による機能拡充を考えております。 これらソフト面での差別化をはかることにより、「デジタルサイネージ業界No. 1」を掲げます。 ③生産性向上 安定的に利益を計上できるように生産性向上に取り組んでまいります。具体的には、デジタルマーケティングによる営業効率の向上、ITを活用した全社業務の効率化や集約化といったリソースの適正配分に取り組んでまいります。
事業等のリスク1,217字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 法的規制について 当社グループの製品であるポールビジョンおよびサイバービジョンにつきましては、その屋外での設置の際には、各都道府県の屋外広告物条例の規制を受けます。また、サイバービジョンを使用して屋外広告業を運営する場合には、各都道府県知事への届出が必要となります。そのため、これらの法的規制の変更があった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②システム障害について 当社グループがデジタルサイネージ関連事業において行っている映像コンテンツや情報の配信、Value creating事業において行っているSNSの運営は、通信ネットワークシステムに依存しております。自然災害や事故等により通信ネットワークが切断された場合や当社グループが管理運営するハードウェア及びソフトウエア等に不具合が発生した場合など、システム障害の発生によって、当社グループの事業活動が阻害され、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③仕入取引について 中国製LED表示機の仕入取引について、外貨建てにより行っているため、為替相場の変動が業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、中国における政治体制の変更や労働コストが上昇した場合、仕入体制に影響を及ぼす可能性があります。当該仕入取引については、3社より行っており、継続的で良好な取引関係を維持しております。しかし、当社と仕入先との取引関係が何らかの事情によって悪化し、LED表示機の調達が困難となった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④のれんの減損損失のリスク 当社グループは無形固定資産にのれんを計上しており、総資産に占める割合が高くなっております。 2021年11月に株式会社プロテラスの一部事業を吸収分割により承継したことにより発生したのれんは、当連結会計年度末において276,842千円であり、当社グループの総資産の7.5%を占めております。のれんは毎期償却しておりますが、減損の兆候があると認められた場合には、減損の認識の要否を検討し、のれんの減損が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤不測の事態の発生について 台風、地震、津波等の自然災害や疾病、パンデミックの発生、蔓延等による社会不安、金融、資本市場等の混乱による経済危機、暴動、テロ等による政治の混迷など、国内外において不測の事態が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,716字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の継続的な拡大を背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、物価高騰に伴う個人消費への影響に加え、中東情勢の緊迫化や米国の通商政策の動向、為替相場の変動等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。また広告業界においては、株式会社電通が2026年3月に発表した「2025年日本の広告費」によると、2025年(1~12月)の日本の総広告費は8兆623億円(前年比105.1%)と4年連続で過去最高を更新し、企業の好業績を背景としたデジタル投資の加速や大型イベントの開催が市場の拡大を牽引しました。とりわけ当社グループの主たる事業領域であるデジタルサイネージ市場は、構造的な拡大局面にあります。背景には、DOOH(デジタル・アウト・オブ・ホーム)広告の浸透、HD/UHDディスプレイへの高度化、AI・IoT・顔認識・機械学習を組み込んだスマートサイネージへの進化があり、単なる表示装置から、収益創出や顧客体験向上に資するマーケティング基盤へと、その役割を拡大しております。加えて、クラウド型CMSによる遠隔一括配信が業界標準となりつつあり、市場全体が着実に成長しております。こうした市場環境の変化は、当社のサブスクリプション型ビジネスとの親和性もますます高まっております。 このような追い風の一方で、市場拡大は競合参入を呼び込み価格競争の影響も生じておりますが、当社グループは「デジタルサイネージ業界No.1」のビジョンの下、スタジアム・大型商業施設をはじめとする他社が容易に参入できない領域において、長年培ってきた実績と信頼を強みに差別化を図り、積極的な事業拡大策を推進してまいりました。新製品の投入、品質管理体制の強化、デジタルマーケティングを活用した案件創出の各施策が着実に成果を上げ、売上高は前連結会計年度を上回る水準で推移いたしました。一方、営業利益及び経常利益は、事業拡大に伴う人員増強等による販売費及び一般管理費の増加といった戦略的な先行投資を実施したため、前連結会計年度を下回る結果となりました。 また、次期以降においても着実な収益拡大が見込まれることを加味して繰延税金資産の回収可能性を見直した結果、法人税等調整額が期間利益にプラスの影響となりました。これにより、親会社株主に帰属する当期純利益については増益となりました。 これらの結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 (資産の部) 当連結会計年度末における資産合計は3,698,125千円となり、前連結会計年度末に比べ515,033千円増加しました。 流動資産は、3,162,569千円となり、前連結会計年度末に比べ596,076千円増加しました。主な要因は、現金及び預金、売上債権が増加したことであります 固定資産は、535,556千円となり、前連結会計年度末に比べ81,042千円減少しました。主な要因は、償却によるのれんが減少したことであります。 (負債の部) 当連結会計年度末における負債合計は1,714,711千円となり、前連結会計年度末に比べ268,918千円増加しました。 流動負債は、1,436,697千円となり、前連結会計年度末に比べ433,561千円増加しました。主な要因は買掛金及び短期借入金が増加したことによるものであります。 また、固定負債は、278,013千円となり、前連結会計年度末に比べ164,643千円減少しました。主な要因は、長期借入金及び繰延税金負債が減少したことによるものであります。 (純資産の部) 当連結会計年度末の純資産合計は1,983,414千円となり、前連結会計年度末に比べ246,115千円増加しました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上によるものであります。 b.経営成績 当連結会計年度における業績は、売上高5,406,080千円と前年同期と比べ1,058,944千円(24.4%増)の増収、営業利益は、228,629千円と前年同期と比べ40,178千円(14.9%減)の減益、経常利益は、226,687千円と前年同期と比べ18,233千円(7.4%減)の減益、親会社株主に帰属する当期純利益は、233,189千円と前年同期と比べ51,572千円(28.4%増)増益となりました。 当連結会計年度における各セグメントの経営成績は、次のとおりです。 (a)デジタルサイネージ関連事業 デジタルサイネージ関連事業は3部門あり、機器リース部門では主にデジタルサイネージのリース、運営部門ではデジタルサイネージ向けを中心とした販促支援サービス(コンテンツ配信等のソフト面でのサービスやメンテナンスに加え、新たな販促支援サービス)の提供、情報機器部門ではデジタルサイネージの製造・販売を行っております。 機器リース部門及び運営部門につきましては、リースや月額利用料の契約といったサブスクリプションサービスです。契約数の積み上げが安定的かつ継続的な収益基盤を形成しており、景気変動の影響を受けにくく、当社の収益構造を中長期的に下支えする重要な強みとなっております。 特に、CMS(コンテンツマネジメントシステム)「DiSi cloud」は堅調に推移し、契約数、売上ともに大きく伸長いたしました。「DiSi cloud」はハードウェアと一体で導入されることで、お客様にとっての運用利便性と当社案件全体の付加価値を高める重要なサービスとなっております。今後は「DiSi cloud」を中核に据え、AIサイネージソリューション等を統合したデジタルプラットフォーム「MiRAi PORT」を積極的に展開し、ハード・ソフト・運用を一気通貫で提供できる体制を一層強化することで、他社との差別化と案件獲得力の向上につなげてまいります。 情報機器部門につきましては、大規模スタジアム・アリーナをはじめ、大手商業施設、スポーツマーケット、オフィスエントランス、シネコンなど多様な業界での案件を着実に受注しており、用途・業界の多様化が進んでいます。これらの分野は、高い技術力・施工力・運用品質が求められ、長期にわたる導入実績、専門的なノウハウ、安定稼働を支える保守体制が不可欠であり、新規参入が容易ではないことから、当社の競争優位性が発揮される領域となっております。今後も社会インフラとしてのデジタルサイネージ需要の高まりを背景に、さらなる拡大を図ってまいります。 以上の結果、デジタルサイネージ関連事業は売上高5,147,987千円(前年同期比23.5%増)、セグメント利益210,345千円(前年同期比18.0%減)となりました。 (b)Value creating事業 デジタルプロモーション株式会社が運営するValue creating事業につきましては、自ら運営するハイパーローカルメディア「タウンビジョン」や地元密着の記者、各種SNSサービスの活用、Web制作及びアプリ制作といったターゲットユーザーに響くコンテンツ(記事、動画、Web)制作により、地域での企業のPR、ファン作り、集客からブランディング、また地方自治体の魅力あるコンテンツ開発など地域に係るエリアファンマーケティング(地域密着型マーケティング)を行っております。 当期は、既存顧客との取引継続に加え、新規案件の受注も順調に推移したことから、サブスクリプションモデルを中心に売上を拡大いたしました。 以上の結果、Value creating事業は、売上高258,093千円(前年同期比45.6%増)、セグメント利益18,284千円(前年同期比15.4%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ472,897千円増の1,134,314千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税金等調整前当期純利益216,414千円の計上や、のれん償却額107,164千円等があり、398,295千円の収入(前年同期は219,792千円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 有形固定資産の取得による支出76,167千円等により、78,340千円の支出(前年同期は55,970千円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 短期借入による収入300,000千円に対して、長期借入金の返済による支出143,825千円等があったことにより、152,942千円の収入(前年同期は204,871千円の支出)となりました。 ③生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当社グループは、一部生産活動を行っておりますが、グループ全体における重要性が低いため、記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループは、受注から販売までの期間が短いため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   第37期 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高(千円)   前期比(%) デジタルサイネージ関連事業   5,147,987   23.5 Value creating事業   258,093   45.6 合計   5,406,080   24.4 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されています。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。特に以下の事項は、会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。 (固定資産の減損) 減損損失の算定にあたっては、継続的に収支の把握を行っている管理会計上の区分を基礎として資産のグルーピングを行い、遊休資産については当該資産単独でグルーピングをしています。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては、将来キャッシュ・フローの見積額を用いた回収可能額により検討しております。 将来キャッシュ・フローの見積額は事業計画や市場環境を基に慎重に検討しておりますが、その前提とした条件や仮定に変化が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。 (のれんの評価) のれんの評価につきましては、連結財務諸表注記の「(重要な会計上の見積り)のれんの評価 (2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報」に記載のとおりであります。 ②資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要の主なものは、商品及び製品の購入等の設備投資及びソフトウェア・コンテンツ開発によるものであります。 中長期的に安定した成長を遂げるため、「デジタルサイネージ関連事業」「Value creating事業」の両事業において、ソフトウェア・コンテンツの開発が必要と考えており、今後の機動的な開発投資に備えるべく、当面は相応の現預金を保有しておく必要があると認識しております。そのため、財務基盤を強化するとともに、長期借入により必要資金を調達することを考えております。 なお、当連結会計年度末の借入金総額531,200千円に対し、現金及び預金は1,134,314千円であります。 ③当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの重要な経営指標であるROA・ROEについて、当連結会計年度の実績は次のとおりであります。 指標   第36期(前連結会計年度)   第37期(当連結会計年度) ROA   8.2%    6.6% ROE   11.1%   12.6% 当連結会計年度における総資産利益率(ROA)は6.6%となり、前連結会計年度(8.2%)に比べ1.6ポイント低下いたしました。これは、固定資産が減少した一方で、現金及び預金並びに売掛金が増加したことにより、総資産が拡大したことによるものであります。 一方で、自己資本利益率(ROE)は12.6%となり、前連結会計年度(11.1%)に比べ1.5ポイント上昇いたしました。これは、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益の増加に伴い、自己資本に対する利益率が向上したことによるものであります。 具体的な経営戦略につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)中長期的な会社の経営戦略」をご参照下さい。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。