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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ビーアンドピー

7804 · Standard · その他製品

インクジェットプリントを主力に、販促物やサイン、内装材を制作する総合販促支援企業。広告代理店などから受注する。

概要

ビーアンドピーは大阪市西区に本社を置く総合販促支援企業である。インクジェットプリントを主力に、販売促進用広告物の制作からデジタルサイネージ、ARサービスまで手掛ける。2025年10月期の連結売上高は45億円、従業員数は207名。2024年11月に広告代理店のイデイ社をグループ化し、生産力と企画力を融合させたワンストップサービスを強みとする。

インクジェットプリントを中核とする事業構成

当社グループの核はインクジェットプリントである。版が不要なため短納期・小ロットに対応でき、大判プリンターの技術革新により紙以外のアクリル、木材、衣類など多様な素材への印刷が可能となった。この技術を基盤に、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、オンデマンド印刷といった少品種多量生産型のプリントソリューションも提供する。さらにデジタルサイネージ機器や映像配信システムの販売、オーダーグッズ制作、拡張現実(AR)技術を活用した販促ツールの制作も行い、2026年10月期からは紙器やギフトBOXなどのパッケージソリューションに新規参入した。グループ会社のイデイ社は広告代理店として企画・デザイン機能を担い、生産と提案の両面でシナジーを発揮する。

都心部に集中する営業拠点と地域密着戦略

営業拠点は大阪、東京、横浜、名古屋、福岡、京都の6都市に置く。原則として都心部に限定し、広告代理店や制作会社が集中する狭いエリアで受注占有率No.1を目指す方針である。広域エリアには専任営業を配置し、インターネット経由の問い合わせにはECサイトと専用ランディングページで対応する。2024年11月にグループ化したイデイ社は大阪と東京に拠点を持ち、両社の営業担当者が同行して共同提案を行うことで顧客層を拡大している。取引先は主に広告代理店、広告制作会社、印刷会社、デザイン会社、屋外サイン業者であり、即納体制が受注の鍵となっている。

24時間生産体制と拠点間連携

制作拠点は大阪、横浜、名古屋、福岡の4か所で、主要拠点では24時間生産体制を敷く。短納期や緊急案件に対応可能であり、1拠点に受注が集中した場合には拠点間で連携して生産機会の逸失を防ぐ。品質面では、測色システムを導入して拠点間の色統一を実現し、品質管理体制を強化している。また、アナログ工程のデジタル化を基本方針とし、加工の機械化・高速化を推進。最新鋭設備の導入やオンデマンド梱包作成システムの活用により、スマートファクトリー化を進めている。従業員は100名を超える制作オペレーターを配置し、多様な顧客ニーズに対応する。

4つの販売市場と取扱商材

当社グループの販売市場は4つに区分される。第1は販売促進用POP・什器を主とするセールスプロモーション市場、第2は店舗・商業施設・展示会向けサイン製品のサイングラフィックス市場、第3はテーブルクロスやファブリックなど布地プリントのテキスタイル市場、第4は壁紙やカーテン、内装材の内装インテリア市場である。これらの市場向けに、インクジェットプリントを中心とした多様な製品を提供する。特にセールスプロモーション市場では、広告代理店経由で最終需要家であるブランド企業への販促ツールを供給しており、イデイ社のグループ化により直接的な広告主との取引も増加している。

業界の中での役割は広告代理店や制作会社向けの販促物・印刷物の受託製造サービス提供者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
45億円
営業利益
7億円
営業利益率
15.6%
純利益
5億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01セールスプロモーション主力

広告代理店や制作会社などから発注されるPOP・什器などの販売促進用広告物を、インクジェットプリント技術で制作。短納期・小ロット対応が強み。

主な製品・サービス1
販売促進用POP・什器
店頭や展示会で使用する広告物。インクジェットプリントにより高精細・短納期で制作する。

02サイングラフィックス準主力

店舗や商業施設、展示会などで使用する屋外広告サインを制作。大型のインクジェットプリンタで多様な素材にプリントする。

主な製品・サービス1
屋外広告サイン
のぼりや懸垂幕、壁面広告など屋外で使用する大型の広告物。耐久性と視認性に優れた素材を使用する。

03テキスタイル副次

テーブルクロスやのれん、衣類など布地へのプリントを提供。インクジェット技術で多様な素材に高精細なデザインを表現する。

主な製品・サービス1
布地プリント製品
テーブルクロスやファブリックなどへのインクジェットプリント。小ロットからの対応が可能で、オリジナルデザインを提供する。

04内装インテリア副次

壁紙や床材、カーテンなどの内装材にインクジェットプリントを施し、商業施設やオフィスの空間演出を支援。

主な製品・サービス1
内装壁紙・床材
インクジェットプリントによる高精細な意匠の内装材。オフィスや店舗の個性的な空間演出を実現する。

製品と技術

主力のインクジェットプリントと多様な印刷技術

当社の最も重要な製品はインクジェットプリントである。100台以上の業務用大判インクジェットプリンターを全国の制作拠点に配備し、紙だけでなくアクリル、木材、布地など様々な素材に印刷可能。版レスで短納期・小ロットに対応でき、オフセット印刷では困難な大判サイズの出力も得意とする。加えて、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、オンデマンド印刷といった従来型の印刷技術も併用し、顧客のニーズに応じて最適な方式を選択する。例えば、大量部数のポスターはオフセット、少数の大型看板はインクジェットといった使い分けが可能であり、ワンストップでの受注を実現している。

デジタルサイネージとARで進化する販促ソリューション

デジタルサイネージ事業では、ZKDigimax社との提携によりAI搭載モニターシステムを提供する。モニターとカメラを連動させて来店者の属性を分析し、最適な広告をリアルタイム配信できる。インドネシアで実績のあるシステムを日本市場に展開し、東京本社のショールームで体験可能である。AR技術では「Promotion AR」を提供し、スマートフォンを通じて現実空間に仮想オブジェクトを重ねる販促ツールを制作。2025年にはオクルージョン機能を実装し、観光施設やイベントでの没入感を高めた。これらのデジタルソリューションは、従来の印刷物と組み合わせて顧客の販促効果を高めるクロスメディア戦略の一部を構成する。

オーダーグッズとパッケージソリューションへの展開

オーダーグッズ制作では、IPコンテンツ関連のノベルティやアパレル製品を手掛ける。アパレルEC販売会社との連携によりノウハウを蓄積し、企画から製造まで一貫対応できる内製体制を構築した。2026年10月期からはパッケージソリューション事業に参入し、紙器や貼箱、ギフトBOXなどを提供する。これは「包む」という行為を通じてブランドの価値を高める狙いがあり、開封体験にフォーカスした製品群である。これらの新事業は、インクジェットプリントで培った素材加工技術や短納期対応力を応用しており、既存の販促ツールとの組み合わせによるクロスセルも期待される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

ベッド製造で国内中堅、成長軌道

ベッド関連製品を手掛ける製造業者。ドリームベッド(7791)など同業と競合するが、売上高は32億円(2023/10期)から45億円(2025/10期見込)と拡大。2025/10期の営業利益率15.56%と高収益を計画する。業界内では小規模ながら生産効率やニッチ分野での強みが窺える。販路は国内中心とみられ、成長余地はあるが市場規模の制約も。

強み

  • 2025/10期の営業利益率15.56%と、同業他社を上回る高水準。利益重視の経営。増収効果で収益性向上。利益率改善中。
  • 売上高が32億→45億円と3期で40%増。需要取り込みや新規開拓の進展。成長性が魅力。
  • 小規模ながら機動的な経営が可能。変化への対応力やコスト管理に優れる。効率的な運営。収益率に表れる。
  • 特定製品や顧客に特化したビジネスモデル。大手との差別化。競争が緩い分野での優位性発揮。

課題

  • 売上高45億円と業界内で小規模。スケールメリットや資金調達で劣る。成長の限界も。大規模投資は困難。
  • 特定顧客や製品への依存懸念。取引先の変動が業績に直結。収益の安定性に課題。
  • 海外展開の情報なし。国内市場の縮小や競争激化の影響を受けやすい。成長には海外開拓が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がビーアンドピー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17812クレステック69億円7.6倍
27980重松製作所61億円8.6倍
37916光村印刷58億円16.3倍
47857セキ58億円21.3倍
57902ソノコム56億円13.5倍
67804ビーアンドピー55億円11.6倍
77859アルメディオ53億円
87953菊水化学工業51億円18.6倍
97808シー・エス・ランバー50億円7.3倍
107919野崎印刷紙業48億円10.2倍
117957フジコピアン47億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

2024年11月のイデイ社グループ化と組織再編

2024年11月、当社は広告・販促のエキスパートである株式会社イデイの全株式を取得しグループ会社化した。イデイ社は大阪と東京に拠点を持つ広告代理店で、多くの広告主と直接取引がある。これにより当社の生産力やサービスラインナップとイデイ社の販路や企画提案力を組み合わせ、生産体制を持つ総合販促支援企業としての体制を強化した。同時に、従来のセールスプロモーション事業とウェブプロモーション事業の2事業体制を見直し、ウェブ事業をネット販売部門とマーケティング部門に分割してセールスプロモーション事業に統合し、単一セグメントに変更した。2025年9月にはイデイ社の大阪本社を当社大阪本店に移転し、グループの融合と経費削減を進めた。

2025年の海外提携と新サービスの展開

2025年2月、当社はシンガポールのZKDigimax社とデジタルサイネージの拡販に関する業務提携契約を締結した。同社のシステムはインドネシアのコンビニエンスストアやファストフードチェーンで採用され、デジタルサイネージ市場で高いシェアを持つ。AI搭載モニターとカメラによる来客属性管理機能を国内企業に提案するため、同年2月3日に東京本社にショールームを開設した。また、AR技術を活用したサービス「Promotion AR」にオクルージョン機能を追加し、観光施設の集客施策などで活用された。さらに2026年10月期より、紙器や貼箱、ギフトBOXなどのパッケージソリューションの提供を開始し、「包む」を通じたブランド体験の創出を目指している。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/10期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高成長率10%
  • 自己資本利益率(ROE)10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    基幹事業の拡大・強化

    インクジェットプリントを中心とする主力事業の生産能力と品質を高め、24時間生産体制や短納期対応といった強みをさらに磨き、受注拡大を図る。

  2. 02

    新規事業の積極的展開

    インクジェットプリントの隣接分野で多角化を進め、販路拡大や新規事業開発により成長市場へ参入する。特にM&Aを成長の重要手段と位置づけ、積極的に調査・計画を進める。

  3. 03

    リアルとデジタルの融合

    保有するノウハウを活かし、リアル領域(プリント・加工)とデジタル領域(デジタルサイネージ、AR等)を融合したビジネスモデルを構築し、総合販促支援企業としての価値を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で207人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は579万円で、6期前と比べて+9.0%平均年齢は38.4歳、平均勤続年数は9.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2019年10月53137.86.7184
2020年10月44435.97.0183
2021年10月48635.17.7173
2022年10月52736.78.4179
2023年10月52037.48.6180
2024年10月56137.69.0191
2025年10月57938.49.7207

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
横浜ファクトリー — 横浜市神奈川区80百万円
大阪本店 — 大阪市西区68百万円
東京本社 — 東京都中央区10百万円
名古屋営業所 — 名古屋市中村区0百万円
福岡営業所 — 福岡市博多区0百万円
主な関係会社
  • 国内
    英知興産㈱
    兵庫県西宮市 · その他の関係会社
    議決権68.7%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は45億円営業利益7億円前期と比べると増収増益で、売上が+28.6%、利益が+16.7%。

売上高
+28.6%
45億円
営業利益
+16.7%
7億円
純利益
+25.0%
5億円
営業利益率
15.6%
前期比 -1.6%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は22億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+4.8%、営業利益は−25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q600.00
2023年2Q10220.01
2023年3Q6116.71
2023年4Q101
2024年1Q7114.31
2024年2Q9222.21
2024年4Q192
2025年2Q21419.02
2025年4Q24312.53
2026年2Q22313.62

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2015年10月期からの11期で、売上は16億円から45億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は15.6%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2015年10月1632
2016年10月1843
2017年10月2953
2018年10月3165
2019年10月3043
2020年10月2421
2021年10月2532
2022年10月2942
2023年10月3253
2024年10月3564
2025年10月457715.65

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高45億円のうち、営業利益として残るのは7億円15.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の11.1%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.8%26億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.7%12億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.6%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
42.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+10.0pt
15.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.9pt
11.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.5pt
12.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
35.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2025年10月期は営業CFが7億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は33億円で、売上の8.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年10月5−1−1411
2018年10月40−1414
2019年10月4−14322
2020年10月30−1323
2021年10月2−1−1123
2022年10月30−1325
2023年10月4−1−1327
2024年10月4−1−1330
2025年10月7−3−1433

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2025年10月期の総資産は47億円。このうち返さなくてよい自己資本が38億円で、自己資本比率は81.2%(業種中央値59.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年10月1412281.9
2016年10月1512381.5
2017年10月2114767.8
2019年10月3226681.9
2020年10月3026486.4
2021年10月3228486.3
2022年10月3529682.9
2023年10月3831782.4
2024年10月4134782.8
2025年10月4738981.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳
現金及び預金
33億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
32億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
9億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率104社中6位あたり、逆に低いのは配当利回り104社中37位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.9%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
15.6%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
81.2%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
28.6%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,379で、1年前と比べて-4.5%過去52週の値幅のなかでは36%の位置にある。

¥2,379-0.3%1ヶ月+4.7%1年-4.5%時価総額55億円
過去52週の値幅
安値¥2,091高値¥2,891

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.6倍
PBR1.43倍
配当利回り3.36%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は堅調に推移し、8月18日には2334円と直近高値圏で推移しています。25日移動平均線(2260円)を上回り、75日線(2212.55円)も突破しており、上昇トレンドが形成されつつあります。52週高値2891円に対しては約19%の水準にあり、上値を追う展開が続いています。出来高は少ないながらも、8月に入ってから増加傾向にあり、需給が改善しているとみられます。RSIは65.45とやや過熱感がありますが、まだ上昇余地があると判断します。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが11.31倍と業界平均18.38倍を大幅に下回り、PBRも1.40倍と平均1.41倍にほぼ等しいが、ROEは12.89%と高い収益性を示す。配当利回りは3.44%と平均2.84%を上回る一方、配当性向は36.8%と低く、今後の増配余地が限定的で、配当の伸び悩みが懸念される。業績は増収増益傾向にあり、現在の評価は割安と言える。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.6倍18.4倍
PBR1.43倍1.38倍
ROE12.9%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は堅調で、2025年10月期は売上・利益が大きく増加。強気派は、住宅市場の持ち直しやリフォーム需要の拡大、コスト管理の徹底による高収益を評価する。弱気派は、原材料価格の変動や住宅着工の先行き懸念、競争による価格低下を警戒する。ROEは高く、配当利回りも3%超で株主還元も良好。新規事業への投資や成長持続性が論点。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    2025年10月期の営業利益率15.56%と高水準を確保

  • 業績拡大

    売上高が前期比約29%増と急速に成長

  • 株主還元

    配当利回り3.44%と安定した配当を維持

  • 売上高45億円へ前期比28.6%増通年影響

    2025/10期売上高は45億円。前期の35億円から10億円増加

  • 営業利益7億円・利益率15.56%決算発表後影響

    2025/10期の営業利益は7億円、営業利益率15.56%と高水準

  • 純利益5億円と3期連続増益通年影響

    純利益は3億→4億→5億円と拡大。増益基調が続く

  • 実績PER11.31倍と利益成長で割安継続影響

    PER11.31倍に対し、売上高成長率28.6%は割安感

マイナスに働く材料7
  • 住宅市場の不確実性

    金利上昇や景気悪化で住宅着工が減少する可能性

  • 原材料高

    鋼材など原材料の価格高騰が利益を圧迫するリスク

  • 競争激化

    同業他社や海外製品との競合で価格競争に陥る恐れ

  • 高利益率15.56%の持続に不透明感不定影響

    売上高45億円で営業利益7億円。小規模で急拡大の反動リスク

  • 売上高の急増は一過性の可能性決算発表後影響

    前期比+28.6%は特殊要因。次の期の伸び鈍化が懸念

  • 時価総額54億円と小型で流動性薄い継続影響

    時価総額54億円、外国人保有1.25%と流通株式が少ない

  • 業績好調でも株価は1年で4.9%下落通年影響

    change1yが-4.85%と業績と逆行。市場の期待が低い

次の決算で確かめる点
住宅着工戸数
新築向け製品の需要を左右するため
売上高成長率
市場シェア拡大の動向を確認するため
営業利益率
コスト管理と価格転嫁の効果を測るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり80で、前期から+33.3%いまの株価に対する利回りは3.36%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥80
1株あたり
配当利回り
3.36%
いまの株価に対して
配当性向
36.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年10月2036.0
2021年10月3155.037.6
2022年10月349.732.5
2023年10月4326.532.9
2024年10月6039.535.0
2025年10月8033.336.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥80

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ3,494人。区分でいちばん多いのは事業法人55.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.8%を占め、残る44.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年10月%2021年10月%2022年10月%2023年10月%2024年10月%2025年10月%
事業法人69.757.958.058.558.855.8
個人・その他21.933.832.737.037.940.7
証券会社3.64.86.41.92.02.2
外国法人3.12.72.82.51.01.3
自己株式0.20.70.40.3
金融機関1.80.80.10.10.40.0
外国人個人0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01英知興産株式会社54.58
02吉岡 裕之4.86
03小島 洲雄2.58
04ビーアンドピー従業員持株会1.81
05永井 詳二1.63
06楽天証券株式会社共有口1.20
07和田山 朋弥1.16
08BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.64
09和田山 英一0.64
10株式会社SBI証券0.56

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+108%、1株純資産は10期で+184%。直近期のROEは12.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年10月10257919.497.6
2016年10月12760221.523.6
2017年10月13971121.130.4
2018年10月23218.4
2019年10月1491,12514.113.733.5
2020年10月611,1375.418.336.0
2021年10月821,1977.113.437.6
2022年10月1051,2718.510.432.5
2023年10月1311,3669.910.132.9
2024年10月1711,49412.010.035.0
2025年10月2141,64312.911.636.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

2025/10期の役員報酬は総額109百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)479769223
社外取締役7991
取締役(社内)1666
監査役1222

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,331字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、生産体制を持つ総合販促支援企業として、セールスプロモーション事業を行っており、インクジェットプリントを中心にさまざまなソリューションを提供しております。 当社は、インクジェットプリントを主力とし、それ以外にオフセット印刷、シルクスクリーン印刷、オンデマンド印刷等の少品種多量生産型のプリントソリューション、デジタルサイネージ機器や映像配信システムの販売、オーダーグッズ制作、拡張現実(AR)技術を活用した販売促進用広告物の制作を行っております。 グループ会社の株式会社イデイ(以下、「イデイ社」)は、広告代理店として、印刷物、広告の企画、デザイン及び制作を行っております。 なお、当社は従来セールスプロモーション事業とウェブプロモーション事業の2事業体制でしたが、当連結会計年度において、ウェブプロモーション事業を再編し、販売促進用広告物を扱うECサイトを運営するネット販売部門とウェブ集客活動を通じて販売促進用広告物の対面営業に繋げるマーケティング部門に分割したこと、及び、広告・販促のエキスパートであるイデイ社をグループ会社化したことに伴い、セグメント区分を見直した結果、セールスプロモーション事業の単一セグメントに変更いたしました。 当社では、お客さまの販促・マーケティング活動を支え、日本社会、地域社会の発展に貢献し続けるために、「より良い働きを通じて 全従業員の物心両面の幸せを創造し 社会へ貢献する。」という経営理念を掲げており、グループ会社にも共有しております。主力となるのはインクジェットプリントで、主として、広告代理店、広告制作会社、印刷会社、デザイン会社等から発注される販売促進用広告物の制作及びゲーム機メーカーが取り扱うプリントシール機の外装カーテン、並びにインテリアメーカーやインテリア専門商社が取り扱う、内装壁紙や床材等の制作を行っております。 約30年前に印刷業界において、アナログ写植から組版~製版など印刷前の作業工程がデジタル化され、オンデマンドの利点を活かした特定の分野で、着実にインクジェットプリントがその適用分野を拡大しつつありました。インクジェットプリントは、オフセット印刷と比較して版作成が不要(版レス)のため、スピード対応が可能で短納期にも対応できることや、必要なものを必要なだけ制作できるため、余分な在庫をかかえる必要がなく極小ロットにも対応できることが大きな特徴です。また、オフセット印刷では不可能なサイズへのプリントが可能となり、応用範囲が格段に広がってきました。従来の印刷方法では、少部数のもの(特に大判のもの)も必ず大量印刷物と同じ工程をとらなければならなかったため、コスト的に見合わずに断念するケースが多くみられました。 しかし、ここ近年において、大判インクジェットプリンター製品の性能向上に伴い、プリントスピードが大幅にあがり、また出力解像度が向上したことにより、従来の手間やコストが大幅に削減され、オフセット印刷市場へインクジェット業界が進出していくことが可能となりました。また、インクジェットプリンターは、当初は紙にプリントする用途が専らでありましたが、大判インクジェットプリンターの技術革新・高画質化に伴い、紙以外のアクリル素材、木材、衣類などの多種多様なあらゆる材料へのプリントが可能となり、ここ数年では、3Dプリントといった二次元から三次元へのプリントも可能になりました。このように「インクジェットプリント」がどんどん私たちの生活に近づき発展しつつあります。我々は「インクジェット」と調和し、より世の中に身近なところでお手伝いを行い、技術の進歩、業界の発展に全力を注ぎたいと考えております。 その中で当社では、年々多様化してきている顧客ニーズに対応するべく、全国都心部において、100台以上の多種多様な業務用インクジェットプリンターや各種加工マシンを保有しております。また、100名を超える制作オペレーターを配置しインクジェットプリントサービスを展開しております。 当社の主な販売市場としましては、販売促進用POP・什器製品を主な商材としたセールスプロモーション市場、店舗・商業施設・展示会など屋外広告物で使用するサイン製品を商材としたサイングラフィックス市場、テーブルクロスやファブリック素材など布地プリント製品を商材としたテキスタイル市場、壁・窓・床を中心とした壁紙やカーテン、内装インテリア製品を商材とした内装インテリア市場の4つに区分されます。 当社が提供する主たるサービスのうち、販売促進用広告制作においては、広告代理店、広告制作会社、印刷会社、デザイン会社、屋外サイン業者等から発注される販売促進用広告物を制作しており、2024年11月に多くの広告主と取引がある広告代理店のイデイ社をグループ会社化し、顧客層の拡大を進めております。 ①営業体制 当社の営業部門は大阪、東京、横浜、名古屋、福岡、京都に拠点を置いております。原則として街の中心部に位置しており、例えば大阪では大阪市内という限られた地域に絞り、都心の利点を活かして非常に限られたエリア単位で営業部員をきめ細かく配置しながら、サービスを展開しております。また、グループ会社のイデイ社は大阪、東京に拠点があり、両社の営業担当者が同行して共同提案するなど、両社の商品力、企画提案力の強みを生かした活動を行っております。 当社では、広い地域であらゆる業界からの受注を目指すのではなく、広告代理店、広告制作会社、印刷会社、デザイン会社、屋外サイン業者に的を絞り、そうしたお客さまが集中する都心部の狭い地域において受注占有率で地域No.1になることを基本方針としております。 また、広告業界の特性として、広告代理店等が広告主から即応体制を求められ、当社も即納体制を整備することが受注獲得の上で非常に重要になります。このため、お客さまから近い地域に制作拠点を設けることがお客さまにとって非常に利便性が高く、安心して発注できるというメリットがあります。都心部エリア外に位置する広域エリアのお客さまに関しては、広域エリア専任営業を配置し、受注獲得を行っております。さらに、インターネット経由による問い合わせに関しても専任窓口を配置し、ECサイトとウェブ受注専用ページ(ランディングページ)を運用し、受注獲得を行っております。 ②制作体制 当社の制作部門は、大阪、横浜、名古屋、福岡に拠点を置いております。主要な拠点において、24時間体制で生産を行っており、お客さまからの短納期の注文や緊急案件を含め、様々な要望にも対応可能なサービス体制を構築しております。また、1箇所の拠点に受注が集中した場合においては、拠点間での連携制作を行い、生産機会の逸失を防ぐ体制をとっております。また、各拠点間での製品の品質差異を防ぐために、拠点間同士での色統一が可能となる測色システムを導入し、品質管理体制を強化しております。 当社では、制作体制の「アナログからデジタル化」を基本方針として掲げ、加工の機械化・高速化を図ることを重点的に行っております。最新鋭設備を調査し、オートメーション化を加速させていきます。 ③商品・サービスの概要 当社グループは総合販促支援企業として、店頭用セールスプロモーションツールや屋外広告サイン、展示会装飾など、多種多様な販売促進用の広告製品を取り扱っております。インクジェットプリントを主力とし、それ以外にデジタルサイネージ機器や映像配信システムの販売、拡張現実(AR)技術を活用したサービス、オーダーグッズ制作、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、オンデマンド印刷等の少品種多量生産型のプリントソリューションの提供を行っております。なお、2026年10月期から新たな事業領域に注力すべく、「包む」を通じてブランドの想いと顧客の心を結び、開封の瞬間に感動と期待を生み出すことを目指して、紙器、貼箱、ギフトBOXなどのパッケージソリューションの提供を開始しております。 ■事業系統図
経営方針・対処すべき課題3,367字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社では、経営理念として「より良い働きを通じて 全従業員の物心両面の幸せを創造し 社会へ貢献する。」を掲げております。 また、「私たちの存在意義(Purpose)」として「お客さまのブランドサービスを形にし、人々の生活をより楽しく、記憶に残るものにする」を、「私たちの果たすべき役目(Mission)」として「お客さまの販促・マーケティング活動を支え、日本社会・地域社会の発展に貢献し続ける」を、「実現させる将来の姿(Vision)」として「挑戦と創造の心を大切にし、企業の永続的発展と働きがいあふれる会社になる」を、「組織の共通の価値観(Value)」として「誠実をきわめた信頼性と本質をきわめた独創性でまわりの人々に感動を与え、幸せにする」を掲げており、経営理念とともにグループ会社に共有しております。 この経営理念と企業理念のもと、当社グループは、生産体制を持つ総合販促支援企業として、インクジェットプリントを中心に、保有するノウハウを隣接分野で多角化し、「リアル領域」と「デジタル領域」を融合させたビジネスモデルを構築することにより、さらなる成長と企業価値の向上を目指します。 (2)経営戦略 当社はお客さまからの受注に基づき、業務用の大判インクジェットプリンターを使用し、プリント・加工・納品までを一貫して行うインクジェットプリントを主軸とし、その他にオフセット印刷・シルクスクリーン印刷・オンデマンド印刷等の少品種多量生産型のプリントソリューション、デジタルサイネージ機器や映像配信システムの販売、オーダーグッズ制作、拡張現実(AR)技術を活用した販売促進用広告物の制作等を行っております。大阪、東京、横浜、名古屋、福岡、京都に拠点を置き、主として、広告代理店、広告制作会社、印刷会社、デザイン会社等の得意先様からの様々な要望にお応えするため、プリンターや加工マシンの新規導入や更新による生産体制の拡大と顧客・販路の拡大を行ってまいりました。24時間生産体制にて、短納期の注文や緊急案件にも対応できることが当社の強みでもあります。「短納期」と「ワンストップサービス」をキーワードに、他社よりも質の高いサービス、付加価値の高いサービスを提供することが、当社の主たる経営戦略であり、以下の二つを成長方針として掲げております。 ①基幹事業の拡大・強化 基幹であるインクジェットプリントを拡大・強化する。 ②新規事業の積極的展開 インクジェットプリントを軸に、販路拡大・新規事業開発を実施し、成長市場に参入していく。 なお、2024年11月に広告・販促のエキスパートである株式会社イデイ(以下、「イデイ社」)の株式を取得してグループ会社化したことにより、イデイ社が顧客として有する多数の広告主が当社グループの顧客となりました。当社の生産力やサービスラインナップとイデイ社の販路や企画提案力を組み合わせることで、生産体制をもつ総合販促支援企業としてグループ一体で顧客への提案強化、受注拡大に努めております。 (3)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、継続的な事業拡大及び、持続的な利益成長の観点から成長性や効率性の向上に取り組んでおり、「売上高」と「売上高成長率」及び「売上高経常利益率」を重要な経営指標として位置づけ、継続的な利益体質を構築することで売上高成長率10%を目標としております。加えて、資本効率を高めるため、自己資本利益率を10%以上確保することを目指しております。 (4)経営環境 今後の見通しにつきまして、国内の経済状況は、資源価格の高騰や物価上昇への懸念があるものの、消費活動の拡大やインバウンド需要の拡大傾向が続くものと想定されます。 しかしながら、当社グループを取り巻く環境は、引き続き、他社との受注獲得競争が続き、それに伴う価格競争の激化などの影響を受け、経営環境は厳しさを増すものと考えます。こうした課題に向けて、当社グループは従来のインクジェットプリントを軸としつつ、ノウハウが蓄積されたインクジェットプリントサービスの隣接分野で多角化を図り、着実に成長してまいります。 また、今後の当社のさらなる成長および企業価値の向上を実現させるには、M&A戦略が非常に重要と考えており、引き続きM&Aに関する各種調査を積極的に行い、具体的に計画を進めてまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 このような経営方針の下、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は、以下の項目と認識しております。 ①内部管理体制の強化 当社グループの事業の継続的な発展のためには、コーポレート・ガバナンス機能の強化は重要な問題であり、財務報告の信頼性を確保するため、内部統制システムの適切な運用が重要であると認識しております。コーポレート・ガバナンスに関しては、ステークホルダーに対して経営の適正性や健全性を確保しつつも、さらに効率化された組織体制の構築に向けて内部管理体制の強化に取り組んでまいります。 ②コンプライアンス体制の強化 当社グループは、法令、定款及び社内規程等の遵守は勿論のこと、日々の業務を適正かつ確実に遂行しており、誠実な姿勢を企業行動の基本として、事故やトラブルを未然に防止する取り組みを強化してまいります。今後、さらなる事業拡大と企業価値の向上に向けて、引き続き日常業務における関連法令の遵守を徹底するとともに、定期的なコンプライアンス研修の開催、各種取引の健全性の確保、情報の共有化、再発防止策の策定などを行い、また、厳正な管理による社会の「公器」としての責任を重視した透明性のある管理体制の構築を図ってまいります。 ③認知度の向上 当社グループが今後も成長を続けていく上では、認知度を向上させていくことが必要不可欠であると考えております。展示会の出展や参加、SNSやウェブ広告を活用した露出、自社サイトのリニューアル等の活動を積極的に実施していく方針です。 ④営業力の強化 当社グループが、事業拡大を進めていくにあたっては営業体制の強化が欠かせません。社内の営業人員の育成を加速させつつ、有能な人員の採用を強化していきます。また、協業先(得意先・仕入先)とのビジネス提携も積極的に行い、販売チャネルの拡充及び、営業活動により、より多くの新規顧客の獲得と既存顧客を深耕していくことで事業規模の大幅な拡大を図ってまいります。 ⑤生産体制・技術力の強化 当社グループが、事業拡大を進めていくにあたっては生産体制の強化と技術力の向上が欠かせません。社内の制作人員の育成を加速させると同時に、高度かつ専門的な知識を有する職種に関しては、有能な専門職の採用を強化してまいります。また、「アナログからデジタル化」を積極的に進めていくため、最新鋭機器を調査し、加工の機械化・高速化を図ると同時に、ソフトウエアによるスマートファクトリー化を加速させてまいります。 ⑥人材の確保と育成 当社は創業以来、優秀な人材を継続的に確保し、人格形成を育成することが最も重要な他社との差別化と認識しております。そのために当社では、従業員のプロフェッショナル化としてインクジェットやデジタル分野に関する専門知識の習得を求めるだけでなく、すべての業務に携わる従業員に対し、自己研鑽を重ね、高い専門性を身に付けること、自律的に行動していくことを求めております。これにより、従業員個々の能力向上を図り、当社の人材レベルの向上、ひいてはサービスの向上、維持に繋げていきたいと考えております。その実現には、グループ会社を含めた人材に対する投資が必要不可欠であると考え、毎年策定する人員計画に教育研修を盛り込み、継続して人材のレベルアップに取り組んでおります。また併せて、経営理念やコンプライアンスに基づいた業務運営体制の徹底のため、リスク認識などに対するグループ全社員の意識向上にも努めてまいります。
事業等のリスク2,634字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主な事項には、以下のものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)特定取引先への依存度が高いことについて 当社の顧客構成において、取引先10社の売上が売上高の約28%を占めております。当社では、特定取引先へ依存しない経営方針をとり、売上高の取引先による偏りを低減させるよう努めております。グループ会社においても同様であり、今後も取引先との良好な関係を継続してまいりますが、当該顧客企業の経営方針に変更が生じた場合、販売状況に影響が生じ、当社グループの経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (2)競合について 当社グループの主軸であるインクジェットプリントは、特殊な技術や特許が不要であり、比較的参入障壁が低い事業です。こうしたことから、多数の競合会社が存在し今後一層の競争激化が生じる可能性があります。当社においては、1985年10月から事業運営している経験とノウハウの蓄積を活かしながら競争力の維持向上に努めております。しかしながら、競合他社に対する優位性が確立できる保証はなく、競合の結果、当社グループの経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (3)情報漏洩について インクジェットプリントはデジタル化の進展等により情報システムの重要性が高まっており、当社ではセキュリティの充実及び守秘義務の徹底を図ってきました。個人情報保護に関しては、2010年にプライバシーマーク認証を取得し、適切な管理の徹底、内部監査によるチェック等を行い、厳格な管理体制の構築が行われております。また、グループ会社の株式会社イデイは、2008年に情報セキュリティマネジメントシステムISO27001の認証を取得しております。しかしながら、不測の事態により、個人情報等が外部に流出した場合には、損害賠償の請求や信用力の失墜により、当社グループの経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (4)人材の確保について 国内において少子高齢化による労働力人口の減少が進む中、あらゆる業界で就業者不足となっており、今後も人材不足が継続すると予測されております。当社グループの人事部門は、人材の確保に努めておりますが、しかしながら、人材の確保が充分に行えない場合、生産力の低下による納期遅延や品質低下が生じ、顧客からの信用低下などで当社グループの経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (5)新型コロナウイルス感染症による影響その他の経済動向による影響について 当社グループの経営成績は、日本国内市場における広告宣伝活動の需要に大きく影響を受けます。国内経済の低迷が長期化した場合は、企業収益の減少に伴い、企業は広告宣伝活動を縮小する傾向にありますので、当社グループではこれらの経済動向を注視し適時対策を講じております。新型コロナウイルス感染症の影響は特段ないものと仮定して業績予想の作成や会計上の見積りを行っておりますが、感染拡大による大規模な行動制限等が行われる場合、国内企業の販売促進活動が停滞し、それにより当社グループの経営成績は変動する可能性があります。 (6)法令規制について 法令の遵守を基本として事業を進めておりますが、廃棄物処理責任、環境・個人情報保護関連、税制関連等において、さまざまな法的規制を受けております。当社グループといたしましては各主管部門と管理部門が連携し、関連諸法規の順守に万全の体制で臨んでおりますが、今後さらにその規制が強化されることも考えられます。そのような場合、事業活動に対する制約の拡大やコストの増加も予想され、当社グループの事業活動に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (7)M&Aにおけるリスク 当社グループは、さらなる成長及び企業価値の向上を実現させるため、当社グループの事業内容と一致し、かつ成長が見込まれる会社とのM&Aを推進してまいります。M&Aの実施に当たっては、市場動向や顧客のニーズ、相手先企業の経営成績、財務状況、市場競争力等を十分に考慮しておりますが、事前の調査・検討に不足や見落としがあったり、買収した事業が計画通りに展開することができず、投下した資金の回収ができない場合や追加的費用が発生した場合等において、当社グループの経営成績や成長見通し及び事業展開等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (8)新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社は長期的な企業価値向上のため、役員及び従業員に対しインセンティブとして新株予約権を付与しております。当連結会計年度末現在、新株予約権による潜在株式総数は38,500株であり、発行済株式総数2,326,800株の1.7%に相当します。これらの新株予約権の行使可能期間は2021年10月21日から2028年9月20日までであり、この期間内に行使された場合、当社株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。 (9)材料費の上昇に係るリスク 当社が製造で使用するインクやインクジェット用紙は、気候変動や原油価格の高騰により価格が上昇することがあります。当社では、取引先材料メーカーを1社に限定せずに、複数社との取引を継続しており、材料価格の見直しや代替品の検討を適宜行っております。しかしながら、これら原材料の価格上昇分を製品価格に十分に転嫁できない場合、あるいは代替品の調達による採算の改善が困難な場合、当社グループの経営成績及び財務状況に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (10)自然災害等のリスク 当社は災害による生産体制への影響を最小化するため、大阪・横浜・名古屋・福岡に生産拠点を構え、その分散化によりリスクの低減を図っておりますが、災害による影響を完全に防止できる保証はありません。自然災害等により、設備や従業員に大きな被害を受け、その一部又は全部の操業が中断し、生産及び出荷が遅延する可能性があります。また、被害を被った設備等の修復のために多額の費用が発生し、結果として、当社グループの事業活動、経営成績及び財務状況に重要な影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,230字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 なお、当社グループは当連結会計年度より連結決算に移行いたしました。そのため、前連結会計年度に連結財務諸表を作成していないことから、前期との比較分析は行っておりません。 ①財政状態の状況 (流動資産) 当連結会計年度末の流動資産は、4,235,261千円となりました。 主な内訳は、現金及び預金3,345,647千円、売上債権723,958千円であります。 (固定資産) 当連結会計年度末の固定資産は、460,389千円となりました。 主な内訳は、有形固定資産171,113千円、のれん58,259千円、繰延税金資産118,202千円であります。 (流動負債) 当連結会計年度末の流動負債は、680,264千円となりました。 主な内訳は、支払手形及び買掛金250,507千円、未払法人税等152,372千円、賞与引当金115,076千円であります。 (固定負債) 当連結会計年度末の固定負債は、205,101千円となりました。 主な内訳は、長期未払金180,401千円であります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は、3,810,285千円となりました。 主な内訳は、利益剰余金3,229,401千円であります。 ②経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、物価上昇や米国の通商政策や不安定な国際情勢など、先行きに対する不透明な要素があったものの、雇用・所得関係の改善や消費活動の活発化により緩やかな回復基調にあります。 当社グループを取り巻く環境は、消費活動の拡大やインバウンド需要の拡大を背景に好調に推移しており、さらなる成長を図るため、前期から引き続き、①シェア拡大、②機能拡大、③領域拡大の3つの戦略を掲げ、実行しております。 シェア拡大戦略について、各拠点において顧客基盤を拡大するため、既存顧客への提案強化、新規顧客獲得活動に注力するとともに、営業力を強化するため人材育成を進めました。また、販売管理システムの入替や営業支援ツールの導入を行い、より効果的かつ効率的な営業活動を通じて成果を最大化する体制を整備し、運用を進めました。 機能拡大・領域拡大については、2024年12月2日にシンガポールのZKDigimax社とデジタルサイネージの拡販に関する業務提携契約を締結しました。同社のシステムはインドネシア国内の2大コンビニエンスストアやファストフードチェーンの店舗で採用されるなど、インドネシアのデジタルサイネージのシェア90%を獲得し、世界22ヵ国で導入されており、モニターとAIカメラを連動させて来客属性などをシステム上で一元管理し、即時配信や配信予約ができるAI搭載モニターです。同社システムの拡販を通じて販売促進活動のDX化のスマートリテールソリューションとして国内企業に展開すべく、2025年2月3日に東京本社にショールームを開設するとともに、展示会への出展を通じて多くの方に最新のデジタルソリューションを体験していただくことで提案を強化し、問合せや受注に繋げました。また、ARの技術を活用したサービス「Promotion AR」をアップデートし、新たに「オクルージョン機能」を実装することで、より没入感のあるAR体験を提供することが可能となり、観光施設の集客施策などで活用いただいております。 オフセット印刷やシルクスクリーン印刷、オンデマンド印刷等の少品種多量生産型のプリントソリューション及びオーダーグッズ制作については、全国規模の需要に対応するため、東京に加えて大阪にも専任担当を配置してサポート体制を強化しました。加えて、協力会社とのネットワークを拡大、強化することで、高品質なものを短納期で提供できる体制を構築し、付加価値の高いサービスの提供により業績を拡大しております。オーダーグッズ制作については、引き続きIP(知的財産)コンテンツ関連の受注を進めるとともに、アパレルEC販売会社との連携によりノウハウを確立し、内製化を推進することで、企画から製造まで自社で一貫対応できる体制を構築しました。 ウェブプロモーション事業については、ECサイト運営を行うネット販売部門と、WEB集客活動を通じて当社が得意とする対面営業に繋げるマーケティング部門に分割のうえ、セールスプロモーション事業に組み込んでWEBサイト改修や広告費の適正化によるWEB集客の強化、営業支援ツールの運用その他営業部門に対する各種支援活動を行い、受注拡大に貢献しております。 生産体制については、引き続き高収益体質の生産体制を構築し、生産性や品質管理の向上に繋げるべく、業務標準化により属人化しない技術による「人に依存しない」生産工程の実現、スマートファクトリー化を推進し、生産設備の増強や生産管理システムの本稼働、オンデマンド梱包作成システムの導入、オペレーションの自動化の推進、品質管理体制の強化を行いました。 また、2024年11月8日に広告・販促のエキスパートである株式会社イデイ(以下、「イデイ社」)の株式を取得してグループ会社化したことにより、イデイ社が顧客として有する多数の広告主が当社グループの顧客となりました。人員の交流や勉強会を通じて相互理解を進めており、当社の生産力やサービスラインナップとイデイ社の販路や企画提案力を組み合わせることで、生産体制をもつ総合販促支援企業としてグループ一体で顧客への提案強化、受注拡大に努めるとともに、2025年9月にイデイ社の大阪本社を当社大阪本店に移転することで、グループのさらなる融合と経費削減を進めました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は4,495,008千円、営業利益は701,655千円、経常利益は709,773千円、親会社株主に帰属する当期純利益は491,324千円となり、2024年12月9日に公表した業績予想に対して売上高で104.5%、営業利益で111.1%と上振れしました。イデイ社のグループ化による規模拡大はもちろんのこと、当社単体でも過去最高の売上高と営業利益を獲得できたことが主な要因です。 なお、連結決算において、イデイ社の第1四半期期末日である2024年12月20日をみなし取得日としたこと、及び、その後イデイ社の決算期を9月20日から当社と同じ10月31日に変更したことに伴い、イデイ社の損益については2024年12月21日から2025年10月31日までの損益を連結決算に取り込んでおります。 当社は従来セールスプロモーション事業とウェブプロモーション事業の2事業体制でしたが、当連結会計年度において、ウェブプロモーション事業を再編し、販売促進用広告物を扱うECサイトを運営するネット販売部門とウェブ集客活動を通じて販売促進用広告物の対面営業に繋げるマーケティング部門に分割したこと、及び、広告・販促のエキスパートであるイデイ社をグループ会社化したことに伴い、セグメント区分を見直した結果、セールスプロモーション事業の単一セグメントに変更いたしました。このため、セグメント別の経営成績の記載はしておりません。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、3,345,647千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次の通りです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は743,009千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益703,865千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は265,822千円となりました。これは主に、長期貸付けによる支出134,400千円、短期貸付金の増加額90,000千円及び有形固定資産の取得による支出88,680千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の減少は114,572千円となりました。これは主に配当金の支払額137,582千円によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 当社グループはインクジェットプリントを主力とするセールスプロモーション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。 イ.生産実績 当社グループの事業は、提供する商品の性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 ロ.受注実績 当社グループは受注生産を行っておりますが、受注から販売までの期間が短いため、記載を省略しております。 ハ.販売実績 当連結会計年度における販売実績は4,495,008千円となりました。 なお、当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 この連結財務諸表作成にあたっては、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に基づき見積り及び判断を行っておりますが、不確実性が内在しているため、将来生じる実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下の通りであります。 イ.繰延税金資産の回収可能性 過年度の課税所得の実績や事業計画に基づく課税所得の見積りに基づき、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提条件に変更が生じた場合には、繰延税金資産を取り崩し税金費用の計上が必要となる可能性があります。 ②当連結会計年度の経営成績の分析 当連結会計年度の経営成績は、消費活動の拡大やインバウンド需要の拡大を背景に好調に推移いたしました。なお、当社グループは当連結会計年度より連結決算に移行したため、前期との比較分析は行っておりません。 イ.売上高 当連結会計年度の売上高は、4,495,008千円となりました。株式会社イデイ(以下「イデイ社」)のグループ化による規模拡大はもちろんのこと、関西地区を中心に販促需要が活発化したことにより、市場全体が好調に推移し、インバウンド需要の回復等による企業の販売促進活動の増加が、当社の事業領域にも好影響をもたらしました。また、インクジェットプリントをはじめとする既存事業の着実な成長に加え、オーダーグッズ、デジタルクリエイト、プリントソリューションといった新規事業が成長したことも寄与しております。 ロ.売上原価、売上総利益 当連結会計年度の売上原価は、2,576,744千円となりました。売上が伸びているため材料費、労務費、経費が増加傾向にあります。当社においてインクジェットプリント以外の新規事業が成長し、外注取引が増加したことや、生産設備を持たず外注を行っているイデイ社をグループ会社化して連結したことにより、外注費の割合が増加しております。 この結果、当連結会計年度の売上総利益は、1,918,264千円となりました。 ハ.販売費及び一般管理費、営業利益 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、1,216,608千円となりました。イデイ社の連結による増加はもちろんのこと、人員の増加や昇給により人件費が増加傾向にあります。 この結果、当連結会計年度の営業利益は、701,655千円となりました。 ニ.営業外収益、営業外費用、経常利益 当連結会計年度の営業外収益は補助金収入等により8,194千円となりました。営業外費用は支払利息等により76千円となっております。 この結果、当連結会計年度の経常利益は、709,773千円となりました。 ホ.特別損益、税金費用、親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の特別利益は固定資産売却益により1,448千円となりました。特別損失については、当連結会計年度においてイデイ社の大阪本社を当社の大阪本店に移転したことに伴う固定資産除却損等が発生し、7,356千円となりました。また、税金費用は212,540千円となりました。当社の課税所得は増加しましたが、賃上げ促進税制の適用により税金費用の増加が抑えられました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、491,324千円となりました。 ③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 当社グループの運転資金及び設備投資資金は原則として自己資金で賄う方針でありますが、必要に応じて借入の実行も検討いたします。 当社グループは、資金の源泉と流動性を安定的に確保することを基本方針としております。主として営業活動によるキャッシュ・フローにより、当連結会計年度末の現金及び預金は3,345,647千円となっており、これを主として設備投資資金・成長のための投資資金に充当する予定であります。 ④経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、重要な経営指標として「売上高」と「売上高成長率」及び「売上高経常利益率」を掲げ、売上高成長率10%を目指しております。当連結会計年度の売上高は4,495,008千円となりました。連結初年度のため前期比較はできませんが、当社単体の売上高は前期に対して11.2%増加しました。売上高経常利益率は15.8%となり、前期単体のそれと比べて0.2ポイント上昇しました。今後もグループとしてシナジー効果を高め、この3つの指標を重視してまいります。なお、資本効率の観点から自己資本利益率10%以上確保についても意識しており、当連結会計年度の自己資本利益率は12.9%となっております。今後も成長性及び効率性の確保を図ってまいります。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績は、新型コロナウイルス感染症その他の疫病や、特定取引先への依存、同業他社との競合、人材の確保、材料費の高騰等、様々な要因の変動による影響を受ける可能性があります。このため、事業を取り巻く環境に注視し、内部統制システムの強化等によりこれらのリスク要因に対応してまいります。 ⑥経営者の問題意識と今後の方針について 今後の見通しにつきまして、国内の経済状況は、物価上昇や不安定な国際情勢への懸念があるものの、消費活動の拡大傾向が続くものと想定されます。 当社は、2023年12月に2024年10月期を初年度とする3か年の中期経営計画を策定しました。2026年10月期に売上高50億円、営業利益7億5千万円の達成を目標とし、『世界で唯一無二のアプローチで次の時代の競争優位性をつくる』を中期ビジョンに掲げ、「シェア拡大」「機能拡大」「領域拡大」の3つを継続的基本戦略とし、具体的実行施策である「顧客層の拡大」「スマートファクトリーの実現」「パーパス経営の実践」の各種取り組みを推進して高成長・高収益経営の実現に努めております。 シェア拡大戦略について、主力のインクジェットプリントを中心に地域密着型の営業体制をさらに強化し、高品質な製品を短納期で提供できる強みを活かし、リボードなどの環境配慮型商品の拡販を推進することで顧客層を拡大します。 機能拡大、領域拡大について、国内店舗のスマートリテールソリューションを加速させるため、シンガポールのZKDigimax社のデジタルサイネージモニターを常備し、スピード感ある商品提供を実現します。また、AIカメラによる来場者分析ソリューションの提供を開始し、新たな店舗運営に役立てます。オーダーグッズ制作につきましては、成長が見込めるIPコラボ分野への営業を推進し、内製化を進めて高品質なものを短納期で提供できる強みを強化します。オフセット印刷やシルクスクリーン印刷、オンデマンド印刷等の少品種多量生産型のプリントソリューションにおいては、規模拡大に合わせて社内体制の強化や協力会社の拡充を進めます。 ネット販売の分野においても、豊富な商品ラインナップを短納期で供給できる強みを活かし、サポート体制を充実することで他社との差別化を図ります。また、マーケティング部門がDMやWEB広告などの各種営業支援策を実行し、顧客獲得に繋げます。 加えて、2026年10月期から新たな事業領域に注力すべく、「包む」を通じてブランドの想いと顧客の心を結び、開封の瞬間に感動と期待を生み出すことを目指して、紙器、貼箱、ギフトBOXなどのパッケージソリューションの提供を開始します。EC取引の拡大に合わせてパッケージ印刷市場も成長しており、小ロット・高品質なサービスで差別化を図ります。 生産体制については、引き続き高収益体質の生産体制を構築し、生産性や品質管理の向上に繋げるべく、業務標準化により属人化しない技術による「人に依存しない」生産工程の実現、スマートファクトリー化を推進し、省力化・自動化・設備の最適化や生産人員の技術力を高めて利益率向上を目指します。 また、社員一人ひとりが健康でいきいきと働き、自身の成長と会社の発展を同時に実感できる会社を目指し、社員教育、人事評価、報酬制度、職場環境の改善を進め、パーパス経営の実現に向けて取り組みます。 グループ会社のイデイ社については、小ロット多品種の生産対応ができる広告代理店の強みを活かし、①内製化推進による利益拡大、②インクジェットプリント、デジタルサイネージ、オーダーグッズなど当社とイデイ社の連携営業強化による機能拡大、③WEBによる受注強化など当社マーケティング部門との連携による領域拡大に取り組みます。 これら個社での取り組みに加え、当社グループ全体としても、チームとして機能する強い組織を目指し、印刷・クリエイティブ・マーケティングなど、多様な事業領域を結びつけ、顧客体験と社内知見を双方向に成長させることで持続的な成長基盤の強化に向けた施策を推進してまいります。 さらに、2026年10月期における戦略的な取り組みとして、総合販促支援企業として新しい体験価値を創造するべく、2026年8月に東京都内に新拠点を開設し、当社東京本社、当社横浜ファクトリー、イデイ社東京オフィスを統合します。この拠点統合により、これまで分散していた知見や情報を集約してグループの人・情報・技術が有機的に交わることで、想像を超えるクリエイティブが連鎖し、これまでにないソリューションを提供します。 また、今後の当社グループのさらなる成長及び企業価値の向上を実現させるため、引き続き社内で編成したM&Aのプロジェクトチームによる各種情報収集や調査を積極的に行い、当社グループの事業との相乗効果、成長性、利益率等の観点から投資案件の調査を進めてまいります。

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開示資料

出典

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