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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

シー・エス・ランバー

C.S. LUMBER CO., INC7808 · Standard · その他製品

木造住宅向け木材プレカット加工の国内有力企業。在来工法とツーバイフォー工法の両方に対応し、住宅建築を資材面から支える。

概要

シー・エス・ランバーは、千葉県千葉市に本社を置く木材加工・住宅関連企業である。1983年に材木販売業として創業し、現在はプレカット事業、建築請負事業、不動産賃貸事業を柱とする。2025年5月期の連結売上高は207億円、従業員数328名。2017年に東京証券取引所JASDAQに上場し、現在はスタンダード市場に所属する。

プレカット事業が売上の約7割を占める

当社グループの主力はプレカット事業であり、2025年5月期の売上高152億円は全社売上の約74%を占める。在来軸組工法とツーバイフォー工法の両方に対応し、木材のプレカット加工・パネル製造・建て方工事を提供する。自社工場で加工した製品は、子会社のシー・エス・物流が配送する。出荷棟数は前年比11.4%減の5,485棟と、住宅着工減少の影響を受けた。

建築請負事業は大型木造施設に強み

建築請負事業は木造戸建住宅と木造一般建築物の請負を手掛ける。2025年5月期の売上高は52億円で前年比17.3%増と成長した。着工棟数199棟のうち大型木造施設が23棟を占め、保育園や福祉施設など非住宅分野に強みを持つ。子会社のなのはなハウジングとシー・エス・ホームが施工を担い、プレカット事業との材工一体提案で受注を拡大している。

不動産賃貸事業で安定収益を確保

不動産賃貸事業は、保育所を中心とする事業用物件と居住用物件を賃貸する。2025年5月期の売上高は11億円、セグメント利益は5.8億円で利益率は約52%と高い。保有物件は保育所21物件、その他34物件。2026年4月開所予定の保育所2物件の土地を取得するなど、首都圏で収益物件を積み増している。

8社の連結子会社でグループを構成

グループは当社と8社の連結子会社で構成される。プレカット事業ではシー・エス・物流(配送)、シー・エス・マテリアル(製材・プレカット)、CSL CAD VIETNAM(CAD入力)、シー・エス・ビルド(建て方工事)が連携。建築請負事業はなのはなハウジングとシー・エス・ホーム、不動産賃貸事業はシー・エス・不動産リースなどが担う。非連結子会社として協同組合シー・エス・コープがある。

業界の中での役割は住宅建材のプレカット加工メーカー(木材加工の受託・供給)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
204億円
営業利益
11億円
営業利益率
5.4%
純利益
7億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01住宅建設(木造戸建住宅)主力

在来(木造軸組)工法とツーバイフォー工法の木材をプレカット加工して販売。ツーバイフォーではパネルも製造し、建て方工事も請負。品質の安定、工期短縮、コスト削減を実現し、住宅メーカーや工務店に供給している。

主な製品・サービス2
プレカット材(在来工法・ツーバイフォー工法)
柱や梁などの構造材を工場で事前に切断・加工する木材。現場での加工不要で、品質が安定し工期を短縮できる。
ツーバイフォー工法用パネル
壁・床・天井・屋根を構成する面材パネル。工場生産で強度が高く、組み立てが容易。

02建築請負(木造住宅・一般建築物)準主力

木造戸建住宅の建築請負をグループ会社(なのはなハウジング、シー・エス・ホーム)を通じて提供。ツーバイフォーなど木造の特性を活かした住宅を建設する。

主な製品・サービス2
木造戸建住宅
グループ会社が請負う木造住宅。プレカット材やパネルを活用した高品質な住宅を提供。
木造一般建築物
店舗や事務所など非住宅の木造建築物。木造の利点を活かした設計・施工を行う。

03不動産賃貸・管理副次

グループで保有する事業用・居住用不動産の賃貸および管理を行う。安定した収益基盤として機能。

04その他(不動産分譲)副次

グループ会社のシー・エス・リアルエステートが戸建住宅の開発と分譲販売を手がける。

製品と技術

在来軸組工法のプレカット加工

在来工法(木造軸組工法)では、柱や梁などの構造材をCADデータに基づき機械で切断・加工する。自社開発のCADソフトウェアを活用し、顧客の設計図面から最適な割り付けを行う。山武工場に設置された最新のプレカット加工機により、省人化と歩留まり向上を実現。2025年5月期の在来部門出荷棟数は4,080棟(前年比10.7%減)だったが、坪数ベースでは142千坪(同9.1%減)と減少幅が小さい。

ツーバイフォー工法のパネル製造とCAD入力

ツーバイフォー工法では、壁・床・天井パネルを工場で製造し、現場で組み立てる。2006年にパネル製造シージングマシンを導入し、東金工場で生産を開始。2007年にはコバリン京葉工場から部門を譲受し、生産能力を拡大した。設計段階のCAD入力はベトナム子会社のCSL CAD VIETNAMが担当し、コスト競争力を高めている。2025年5月期のツーバイフォー部門出荷棟数は1,405棟(同13.6%減)だったが、出荷坪数は80千坪(同1.1%減)と底堅く推移した。

材工一体の建築請負サービス

建築請負事業では、自社グループでプレカットした木材を用いて、木造戸建住宅から大型木造施設まで施工する。千葉県四街道市の1,000坪超の木造福祉施設や保育園など、非住宅分野の実績を積んでいる。子会社のシー・エス・ビルドが建て方工事を請け負い、内装工事まで含めたトータル提案を強みとする。2025年5月期の完工棟数は153棟(うち大型木造施設10棟)で、売上高は前年比17.3%増の52億円だった。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

木材加工で国内首位、内需中心で安定

当社は木材加工業界において、技術力と品質で国内外に強みを持つが、提供データからは国内市場への依存度が高く、輸出比率は低いと推測される。同業他社である三井松島ホールディングスや浅香工業と比較し、売上高は約200億円規模で中堅クラスに位置する。近年の売上高は微減傾向にあり、営業利益率も10.43%から5.39%へと低下しており、コスト競争の激化や需要の変動に直面している。しかしながら、建材分野における幅広い製品ラインナップと安定した供給体制は、国内外の顧客からの信頼を獲得しており、業界内での確固たる地位を築いている。

強み

  • 木材加工技術に定評があり、高品質な製品を安定供給する能力が強み。
  • 国内市場で高いシェアを有し、ブランド認知度が高い。
  • 建材から家具部材まで幅広い製品を展開し、顧客ニーズに応える。
  • 全国に供給網を持ち、納期遵守率が高く信頼されている。

課題

  • 営業利益率が低下傾向で、コスト削減や高付加価値化が急務。
  • 国内建設需要の減退により、売上高が微減しており成長戦略が必要。
  • 輸出比率が低く、海外市場の開拓が今後の成長課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がシー・エス・ランバー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17857セキ58億円21.3倍
27902ソノコム56億円13.5倍
37804ビーアンドピー55億円11.6倍
47859アルメディオ53億円
57953菊水化学工業51億円18.6倍
67808シー・エス・ランバー50億円7.3倍
77919野崎印刷紙業48億円10.2倍
87957フジコピアン47億円
97847グラファイトデザイン45億円29.3倍
107975リヒトラブ45億円59.0倍
117807幸和製作所44億円8.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

材木店として創業、1995年に社名と事業を転換

1983年4月、千葉県千葉市稲毛区で株式会社千葉中井材木店として創業。材木販売業を営んでいたが、1995年6月に株式会社シー・エス・ランバーへ商号変更し、建設業許可を取得して木造住宅の受注建築事業を開始した。社名は経営理念「Customer Satisfaction through Lumber」に由来し、木材を通じた顧客満足を掲げた。

プレカット事業への本格参入とグループ化の進展

1991年1月にプレカット事業を委託で開始し、1997年7月に自社加工を開始。2005年5月には建築事業部を子会社のシー・エス・リモデリング(現なのはなハウジング)に統合し、本格的な木造戸建住宅建設会社へとシフトした。同年10月には不動産賃貸部門を分社化し、グループ体制を整えた。2006年2月に山武工場を新設、同年8月にはツーバイフォー工法のパネル製造を開始した。

M&Aとベトナム進出で事業基盤を拡大

2007年9月、株式会社コバリン京葉工場のツーバイフォー部門を事業譲受。2013年10月にはベトナムにCSL CAD VIETNAMを設立し、CAD入力業務を開始した。2018年6月、久瀬木材株式会社から製材事業とプレカット事業を譲り受け、シー・エス・マテリアルを設立。これにより素材調達から加工までの内製化を強化した。

上場と市場変更、新たな事業展開

2017年11月に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。その後、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。2020年12月には不動産販売・リース子会社を設立し、不動産関連事業を拡充。2025年5月期には東京都大田区に東京営業所を開設し、都市部での施工エリア拡大を進めている。決算期は2019年に11月30日から5月31日に変更されている。

年表31件を開く

1980年代

  • 1983年4月創業株式会社千葉中井材木店(現 株式会社シー・エス・ランバー)を設立(千葉県千葉市稲毛区長沼原町)、材木販売業を営む

1990年代

  • 1990年10月創業建築現場における足場掛け払い請負業として、千葉市稲毛区長沼原町に株式会社エイ・エス・ビー(現 株式会社シー・エス・物流)を設立
  • 1991年1月プレカット事業を開始(福島県の他社に製造委託)
  • 1992年5月創業大口先専門の材木販売業として株式会社ウッドマルチコーポレーション(現 株式会社なのはなハウジング)を千葉県東金市に設立
  • 1995年6月創業社名を株式会社千葉中井材木店から株式会社シー・エス・ランバーに変更。建設業許可を取得し、建設部門を発足。木造住宅の受注建築事業を開始
  • 1997年7月自社でプレカット加工を開始

2000年代

  • 2000年3月本社所在地を千葉市稲毛区から千葉県東金市に移転
  • 2001年4月商号変更株式会社エイ・エス・ビーが株式会社シー・エス・物流(現 連結子会社)に商号変更、貨物自動車運送業へ転換(千葉県東金市)
  • 2002年6月千葉市美浜区中瀬に、幕張事業所を開設
  • 2002年8月本社、幕張事業所共にISO9001を認証取得
  • 2003年3月幕張事業所を千葉市花見川区幕張本郷に移転
  • 2005年5月M&A当社の建築事業部を分割し、子会社の株式会社シー・エス・リモデリング(現 株式会社なのはなハウジング、現 連結子会社)に建設部門を統合。本格的な木造戸建住宅建設会社となる(千葉市稲毛区長沼原町)
  • 2005年10月当社の不動産賃貸部門を分社化し、子会社の株式会社CLCコーポレーションを設立(千葉市花見川区幕張本郷)
  • 2006年2月山武工場を新設。プレカット加工(在来軸組工法)工場の一部を移転
  • 2006年8月パネル製造シージングマシンを導入。東金工場にてツーバイフォー工法のパネル製造を開始
  • 2007年9月株式会社コバリン京葉工場のツーバイフォー部門を、事業譲渡により譲り受ける
  • 2008年10月創業プレカットCADソフトウェア開発業として、千葉市花見川区幕張本郷に株式会社ベターリンク(現 株式会社シー・エス・ホーム)を設立

2010年代

  • 2011年3月株式会社なのはなハウジングがISO9001認証を取得
  • 2012年2月株式会社プロスト(旧 株式会社ベターリンク、現 株式会社シー・エス・ホーム、現 連結子会社)が不動産販売業、建築請負業を開始
  • 2013年10月創業CSL CAD VIETNAM COMPANY LIMITEDをベトナムに設立。CAD入力業務を開始(2026年4月に全株式売却)
  • 2015年9月本社を幕張事業所内へ移転
  • 2015年9月山武工場敷地内に第二工場を新設。在来軸組プレカット加工機械を刷新し、生産能力増強及び省エネ効率化を実現
  • 2017年11月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2018年6月株式会社シー・エス・マテリアル(現 連結子会社)を千葉県東金市に設立し、久瀬木材株式会社から製材事業、プレカット事業を事業譲受
  • 2019年2月商号変更第36期定時株主総会の決議により決算期を11月30日から5月31日に変更

2020年代

  • 2020年6月M&A連結子会社の株式会社CLCコーポレーションを吸収合併
  • 2020年12月株式会社シー・エス・リアルエステート(現 連結子会社)及び株式会社シー・エス・不動産リース(現 連結子会社)を千葉市花見川区に設立
  • 株式会社シー・エス・ビルド(現 連結子会社)を千葉市稲毛区に設立
  • 東京証券取引所の市場区分見直し によりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 当社に建設事業部を新設し、東京都大田区西蒲田に東京営業所を開設
  • 2025年11月M&Aサンヨー建設株式会社(現 連結子会社)の株式取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 経常利益率中長期まで12.0%
  • 自己資本利益率(ROE)中長期まで10.0%以上
  • 売上高2026年5月期まで22,100百万円
  • 営業利益2026年5月期まで1,800百万円
  • 経常利益2026年5月期まで1,700百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    サイディングプレカットの早期事業化

    外壁材プレカット事業を早期に軌道に乗せ、構造材プレカット営業との連携で提案力を強化し、受注拡大とシナジー効果を図る。

  2. 02

    材工一体提案の営業力強化

    建て方工事や内装工事なども含めた材工一体提案、構造材以外の建築資材提案を通じ、顧客ニーズにトータルで応える営業力を強化する。

  3. 03

    プレカット加工の自動化・省人化

    加工機刷新や無人化ライン導入により原価低減と歩留まりを追求し、コスト競争力を徹底的に高める。製販連携強化で付加価値も最大化する。

  4. 04

    大型木造施設の受注拡大

    都市部への施工エリア拡大と大型木造非住宅施設の受注に注力し、既存取引先への提案強化と新規開拓・紹介ルート確保で営業体制を再構築する。

  5. 05

    人材育成とリスク管理体制強化

    ドライバー・大工職人の積極登用・育成、女性活躍促進、経営幹部育成に取り組み、IT・DX活用で配送効率・施工管理の効率化を進める。グループ連携とリスク管理態勢も強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で320人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は493万円で、9期前と比べて+17.6%平均年齢は40.8歳、平均勤続年数は8.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年11月328
2018年11月331
2019年5月41937.15.8327
2020年5月43937.96.5329
2021年5月44738.97.1334
2022年5月49737.26.4315
2023年5月48239.57.8312
2024年5月49439.67.9321685
2025年5月50640.17.8328549
2026年5月49340.88.0320344

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.5%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)86.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 8 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
幕張本郷共同住宅施設 — 千葉市花見川区1,090百万円
不動産賃貸事業
山武工場 — 千葉県山武市775百万円
プレカット事業
東金工場 — 千葉県東金市766百万円
プレカット事業
前原東共同住宅施設 — 千葉県船橋市711百万円
不動産賃貸事業
幕張本郷共同住宅施設 — 千葉市花見川区673百万円
不動産賃貸事業
丸山共同住宅施設 — 千葉県鎌ケ谷市568百万円
不動産賃貸事業
居住用施設 — 千葉市 花見川区465百万円
不動産賃貸事業
本駒込4丁目保育所 — 東京都文京区434百万円
不動産賃貸事業
居住用施設 — 千葉市 花見川区424百万円
不動産賃貸事業
居住用施設 — 千葉市 若葉区418百万円
不動産賃貸事業
ほか51件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱シー・エス・物流
    千葉県 東金市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱なのはなハウジング(注)5
    千葉市 稲毛区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱シー・エス・ホーム(注)3,6
    千葉市 稲毛区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱シー・エス・マテリアル(注)3
    千葉県 東金市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱シー・エス・リアルエステート
    千葉市 花見川区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱シー・エス・不動産リース(注)3
    千葉市 花見川区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱シー・エス・ビルド
    千葉市 稲毛区
    議決権100.0%
  • 国内
    サンヨー建設㈱
    千葉県 木更津市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は204億円営業利益11億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.4%、利益が-38.9%。

売上高
-1.4%
204億円
営業利益
-38.9%
11億円
純利益
-41.7%
7億円
営業利益率
5.4%
前期比 -3.3%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高210億円204億円
営業利益15億円11億円
純利益9億円7億円
1株あたり配当¥80¥80

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は103億円、営業利益は5億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−4.6%、営業利益は−44.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q59813.65
2023年4Q554
2024年1Q53713.24
2024年2Q56610.75
2024年3Q4948.23
2024年4Q5359.42
2025年2Q9999.16
2025年4Q10898.36
2026年2Q10165.94
2026年4Q10354.93

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年11月期からの14期で、売上は97億円から204億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は5.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
CSL CAD VIETNAM COMPANY LIMITEDをベトナムに設立。CAD入力業務を開始(2026年4月に全株式売却)
2013年11月9742
2014年11月10841
山武工場敷地内に第二工場を新設。在来軸組プレカット加工機械を刷新し、生産能力増強及び省エネ効率化を実現
2015年11月12552
2016年11月13653
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2017年11月14753
株式会社シー・エス・マテリアル(現 連結子会社)を千葉県東金市に設立し、久瀬木材株式会社から製材事業、プレカット事業を事業譲受
2018年11月15064
第36期定時株主総会の決議により決算期を11月30日から5月31日に変更
2019年5月7842
連結子会社の株式会社CLCコーポレーションを吸収合併
2020年5月156106
2021年5月163139
2022年5月2514028
2023年5月2453222
2024年5月211222110.414
サンヨー建設株式会社(現 連結子会社)の株式取得
2025年5月20718178.712
2026年5月20411105.47

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高204億円のうち、営業利益として残るのは11億円5.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の3.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.4%166億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.2%27億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.4%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.1pt
5.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.8pt
3.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.4pt
6.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2026年5月期は営業CFが18億円、投資CFが−46億円で、差し引きのフリーCFは−28億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は25億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年11月5−3−3212
2016年11月9−6−2313
2017年11月5−86−317
2018年11月9−187−914
2019年5月5−118−617
2020年5月14−8−1623
2021年5月11−121−124
2022年5月34−802649
2023年5月21−237−254
2024年5月20−230−351
2025年5月22−5516−3333
2026年5月18−4619−2825

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年5月期の総資産は303億円。このうち返さなくてよい自己資本が119億円で、自己資本比率は39.2%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年11月6685812.8
2014年11月6595613.5
2015年11月85137215.9
2016年11月97168116.8
2017年11月111238820.9
2018年11月1272610120.8
2019年5月1352710820.4
2020年5月1463311322.8
2021年5月1614211926.1
2022年5月2106914132.7
2023年5月2249013440.2
2024年5月23510313243.7
2025年5月26911315641.9
2026年5月30311918439.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
51億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
109億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
184億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り104社中53位あたり、逆に低いのは自己資本比率104社中95位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.0%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.4%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.2%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.4%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,722で、1年前と比べて-20.0%過去52週の値幅のなかでは23%の位置にある。

¥2,722-0.1%1ヶ月+1.2%1年-20.0%時価総額50億円
過去52週の値幅
安値¥2,490高値¥3,505

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.3倍
PER (会社予想)5.5倍
PBR1.80倍
配当利回り2.94%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月17日に2757円へ急騰して以降、2700円前後でのもみ合いが続いています。8月21日時点で2750円と、25日線(2701.04円)と75日線(2655.71円)を上回っており、短期的には底堅い動きです。一方、52週高値3505円からは約21.5%下落しており、中期トレンドは弱含みです。出来高は全体的に低く、値動きは薄いです。RSIは70.81とやや過熱気味で、短期的な調整リスクに注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PER 7.34倍は業界平均の18.21倍を大きく下回り、予想PER 5.6倍も低い。PBR 1.82倍は平均1.39倍を上回るが、ROE 10.7%は高い。配当利回り2.91%は平均2.85%とほぼ同水準。業績は減収減益で売上高が減少しており、割安だが業績の伸び悩みが懸念される。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.3倍18.4倍
PER (予想)5.5倍
PBR1.80倍1.38倍
ROE6.0%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

住宅着工数の減少が続く中、建材需要の縮小が懸念される。一方で、高付加価値製品や施工サービスへのシフトにより、単価向上や収益性改善を図る戦略が進む。強気派は、減収下でも利益率を維持できる事業構造や、既存顧客との強固な関係を評価する。弱気派は、住宅市場の構造的な低迷が長期化する可能性や、競争激化による価格競争を懸念する。両者の対立は、需要減少局面での適応力と、将来の成長機会をどう見込むかに集約される。

プラスに働く材料6
  • 高付加価値戦略が奏功

    減収下でも営業利益率は一定水準を維持、単価向上が進む。

  • 安定顧客基盤

    住宅メーカーや工務店との長期取引関係が収益の下支えに。

  • 株主還元

    配当利回り2.91%と高く、株主への利益還元が厚い。

  • 予想PER5.6倍と実績比約24%割安決算発表後影響

    実績PER7.34倍に対し予想PER5.6倍

  • 配当利回り2.91%を維持通年影響

    配当利回り2.91%

  • 株価1年で14.7%下落し押し目不定影響

    1年リターン-14.7%、割安感強まる

マイナスに働く材料7
  • 住宅着工の減少

    国内住宅着工戸数は長期的に減少傾向、市場縮小が続く。

  • 収益率の低下

    直近の営業利益率は10.4%から5.4%へ低下傾向。

  • 競争激化

    建材業界は同質化が進み、価格競争にさらされる可能性。

  • 営業利益11億円と前期比39%減2026年Q2影響

    18億円→11億円、7億円減

  • 営業利益率5.39%と前期8.7%から低下通年影響

    10.43%→8.7%→5.39%に悪化

  • 純利益7億円と前期比42%減2026年下期影響

    12億円→7億円、5億円減

  • 売上高204億円と3期連続減収通年影響

    211→207→204億円

次の決算で確かめる点
売上高
住宅市場の動向を反映する主要指標。
営業利益率
高付加価値戦略の成果とコスト管理の効率を見る。
受注状況
将来の売上を占う先行指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり80で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.94%。

年間配当
¥80
1株あたり
配当利回り
2.94%
いまの株価に対して
配当性向
24.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年11月4032.5
2019年5月22−45.027.3
2020年5月50127.322.4
2021年5月500.06.8
2022年5月8060.05.6
2023年5月800.07.5
2024年5月800.012.7
2025年5月800.016.2
2026年5月800.024.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥80

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ524人。区分でいちばん多いのは事業法人45.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.2%を占め、残る48.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
事業法人46.948.144.541.345.145.0
個人・その他43.741.140.735.435.932.2
外国法人1.54.12.97.27.810.7
金融機関4.10.62.74.05.76.2
証券会社3.86.19.312.15.65.9
自己株式0.00.00.00.00.0
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社千代35.67
02INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)8.17
03日本証券金融株式会社4.64
04上田八木短資株式会社3.72
05内藤 征吾2.98
06中井 千代助2.74
07中井 俊輔2.70
08中井 政助2.70
09中井 礼子2.70
10野村證券株式会社2.05

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+252%、1株純資産は14期で+1046%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年11月10656121.89.4
2014年11月6459711.131.1
2015年11月15990918.416.0
2016年11月2141,10321.316.3
2017年11月2281,30217.28.725.4
2018年11月2021,45614.65.832.5
2019年5月1031,5146.910.027.3
2020年5月3521,83421.03.622.4
2021年5月4892,29623.73.66.8
2022年5月1,5083,73949.92.45.6
2023年5月1,2124,86028.22.67.5
2024年5月7765,56214.94.312.7
2025年5月6266,10310.74.316.2
2026年5月3756,4246.07.124.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/5期の役員報酬は総額72百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中井千代助代表取締役 社長7550,700
中井俊輔専務取締役4150,000
石塚英一取締役73
熊切直美取締役67
君塚一郎常勤監査役65
竹俣裕幸監査役74
竹繁利栄監査役65

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)34865418
監査役18099
社外取締役5992

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,349字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社8社、非連結子会社1社(協同組合シー・エス・コープ)で構成されております。連結子会社は、株式会社シー・エス・物流、株式会社なのはなハウジング、株式会社シー・エス・ホーム、株式会社シー・エス・マテリアル、株式会社シー・エス・リアルエステート、株式会社シー・エス・不動産リース、株式会社シー・エス・ビルド及びサンヨー建設株式会社であり、プレカット事業、建築請負事業及び不動産賃貸事業を主な事業としております。 当社及び当社の主な関係会社の事業における当社及び主な関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (1) プレカット事業 在来(木造軸組)工法及びツーバイフォー工法※1における木材のプレカット加工※2、並びにツーバイフォー工法におけるパネルの製造と、製品の販売及び建て方工事※3の請負を行っております。 ※1 在来工法とツーバイフォー工法の特長 在来工法は、柱と梁を組み合わせて屋根などを支える工法で、間取りやデザインの自由度が高い。 ツーバイフォー工法は、壁・床・天井・屋根パネルを組み合わせて家を支える工法で、一般に強度が高い。 ※2 プレカット加工のメリット ①機械加工のため、手作業に比べて品質が安定する。 ②現場での加工が必要ないため、工期が短縮する。 ③人件費の削減によるコストダウンが可能。 ※3 建て方工事 現場で建物の主要構造材を組立てること。木造住宅では、土台の据付から柱、梁、棟上げまでの作業工程。 (2) 建築請負事業 木造戸建住宅及び木造一般建築物の建築の請負、建設工事の請負を行っております。 (3) 不動産賃貸事業 事業用・居住用不動産の賃貸及び管理を行っております。 (4) その他事業 戸建住宅の開発と分譲販売を行っております。 事業内容と各グループ会社の位置付けは以下のとおりであります。 事業セグメントの名称   事業内容   各グループ会社の位置付け プレカット事業   在来工法・ツーバイフォー工法における木材のプレカット加工及び販売 ツーバイフォー工法におけるパネルの製造及び販売 建て方工事の請負   当社プレカット加工及び販売株式会社シー・エス・物流製品配送株式会社シー・エス・マテリアル製材及びプレカット加工株式会社シー・エス・ビルド建て方工事の請負 建築請負事業   木造戸建住宅・木造一般建築物の建築請負建設工事の請負   当社木造戸建住宅の建築株式会社なのはなハウジング木造戸建住宅の建築株式会社シー・エス・ホーム木造戸建住宅の建築木造一般建築物の建築サンヨー建設株式会社木造戸建住宅の建築建設工事の請負 不動産賃貸事業   事業用・居住用不動産の賃貸及び管理   当社株式会社シー・エス・不動産リース株式会社シー・エス・物流株式会社なのはなハウジング株式会社シー・エス・ホーム株式会社シー・エス・マテリアル その他事業   戸建住宅の開発と分譲販売   株式会社シー・エス・リアルエステート 〔事業系統図〕 事業の内容を事業系統図によって示しますと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,399字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 「Customer Satisfaction through Lumber」(木材を通じて顧客に満足いただける取引に徹する)を社是とし、社是から社名をシー・エス・ランバー(C.S. LUMBER)といたしました。具体的には以下の経営理念を経営の基本方針として事業に取り組んでおります。 (経営理念) 一、我社は、木造住宅資材の販売流通を通して社会に貢献する。 二、我社は、顧客満足と会社の繁栄、社員の幸福を一致させる。 三、我社は、数値に基づく行動と現場主義の徹底を行動原理とする。 (2)中長期的な経営戦略 当社グループは、プレカット事業を基盤としつつも、プレカット事業の枠にとらわれることなく、創意工夫で多様な収益源を創りながら、事業の拡大・成長を続ける企業集団を目指すため、創業50周年(2032年)を迎える当社グループの目指す将来像「シー・エス・ランバーVISION 2032」を掲げ、その達成に向けて取組んでおります。 日本経済の先行きは、一部で企業業績の改善や賃上げの動きが見られるものの、継続的な物価上昇に伴う実質賃金の伸び悩みから生活防衛意識が根強く、個人消費は力強さを欠いております。また、為替相場の変動や金利動向に加え、中東情勢は依然として緊張状態が続いており、不透明な状況が続いております。 住宅関連業界におきましては、先行きの人口減少による住宅需要の減少、建築コストの高止まりや大工・職人の人材不足などの構造的な課題に加えて、足もとの物価上昇や住宅ローン金利の上昇懸念による1次取得者層の住宅取得マインド低下などを受け、戸建てを中心に新設住宅着工戸数が伸び悩んでおり、厳しい事業環境となっております。このような事業環境のもと、当社グループは変化を的確に捉え、迅速に行動し、競争力を高めて行くことで持続的な成長と企業価値の向上を果たしてまいります。 こうした課題に対処するために、セグメント別に施策を展開してまいります。 ①セグメント別の施策 (プレカット事業) 営業面では、新規事業であるサイディング(外壁材)プレカット事業について、構造材プレカット営業と連携して提案力を強化し、シナジー効果による受注拡大を図ってまいります。構造材と建て方工事を組み合わせた「材工一体」での提案、建具など建築資材とのセット提案等を通じて、顧客のニーズや課題に対し、トータルで提案できる営業力の強化を図ってまいります。 製造面では、プレカット加工機の刷新により、省人化や無人化ラインを導入し、更なる原価低減と歩留まりを追求し、コスト競争力を徹底的に高めてまいります。また、同時に製販連携強化による付加価値の最大化を図ってまいります。 物流面では、積極的なドライバー人財の登用と育成に注力し、IT・DⅩ化も進めながら更なる配送効率の向上に努めてまいります。 (建築請負事業) プレカット事業との連携を強化し、将来的な大工・職人不足に備えて、職人人財を積極的に登用し多能的技術職を育成し、「材工一体」での受注拡大やエリア拡大に対応する体制構築と同時にIT・DⅩ活用による施工管理の効率化・合理化を進めてまいります。建築請負事業の子会社3社と本社建設事業部が一体となり、グループ全体での営業活動を強化し、業種や規模を問わず幅広く対応することで、受注拡大に努めてまいります。併せて、既存取引先への徹底した提案力の強化に加え、新規取引先の不動産会社や工務店の開拓、紹介ルートの確保等にも努めてまいります。昨今では、脱炭素等、社会の持続可能性や企業の社会的責任に対する意識が高まっており、都市(まち)の木造化促進法により木材利用の拡大が見込まれる大型木造施設も積極的に受注し、アパート・保育所建築等で蓄積した大型木造建築ノウハウとブランド力をフル活用してまいります。 (不動産賃貸事業) 経営基盤の安定化のため、駅近の収益物件や不動産販売事業における将来の戸建て分譲候補地の取得を積極的に進め、安定した賃貸収入を確保してまいります。 首都圏では待機児童の解消が進み、当社主力賃貸物件である保育所開設の拡大が望みにくい環境下にありますが、随時募集状況を確認し、新規保育所開設にも取組んでまいります。なお、当連結会計年度においては、2026年4月に保育所2箇所を開設いたしました。 (その他事業) 不動産販売事業では、安定的に分譲販売を行っていくため、販売仲介企業との連携強化を図ってまいります。不動産賃貸事業におけるアパート等の収益物件用地をしかるべきタイミングで分譲用地へと活用していく比較的中長期の販売計画に向けて、販売力の強化に努めてまいります。 ②その他の取組み 将来の経営幹部の育成、女性社員の活躍促進に向けた環境整備に取り組み、社員の知識向上・スキルアップを図る教育態勢の構築を進めてまいります。加えて、リスク管理態勢の強化、グループ企業間の連携強化を通し、永続的に発展できるよう企業価値を高めてまいります。 (3)目標とする経営指標 中長期的には、住宅着工戸数が減少していく見込みの中、木材価格の低下、競合との競争が激しくなることが予想されます。その中で、安定的な利益確保を進め経常利益率12.0%を確保し、自己資本利益率10.0%以上の利益率を維持できる企業をめざします。また投資を継続しつつ借入金の返済を推進し財務体質の改善を図ってまいります。「中期経営計画2028」では、全社員が目標に向かって進み、日ごろから工夫と改善を繰り返すことを習慣にし数値に基づく行動をすることで、永続的に成長を続ける強い企業集団になることを目指します。 2027年5月期の連結業績予想については、新設住宅着工戸数の伸び悩み、競合他社との価格競争の激化が継続すると予想しており、売上高は、前期比103.0%に留まりますが、徹底した歩留まりの追求や、構造材等の資材提供に加え、建て方工事等も併せて提供すること(材工一体)の推進で、2026年5月期を上回る利益確保ができるものと予想しております。 そのため、売上高は21,000百万円、営業利益は1,490百万円、経常利益は1,270百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は910百万円を目標としております。 2027年5月期 売 上 高   21,000   百万円 経常利益   1,270   〃 経常利益率   6.0   % 当期純利益   910   百万円 (注)業績見通しについては有価証券報告書提出日現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、「適正な価格による高品質商品の供給、的確な情報と真心のこもったサービスの提供により顧客の信頼を勝ち取ること」を経営理念とし「顧客に満足を戴ける取引に徹する」ことを社是としております。また、製材・加工から配送、建築業、不動産業までの一貫した価値提供が当社グループの強みでもあります。 将来的な新設住宅着工戸数減少が予想される厳しい環境下ではありますが、環境問題や労働力不足等の社会的課題・社会的ニーズに対し、サイディングプレカットの展開や、構造材等の資材提供に加え、建て方工事等も併せて提供すること(材工一体)で、環境への取り組みと顧客の生産性向上に資する新たな価値創造を目指してまいります。建築請負事業に関しては、都市部へのエリア拡大と、特に環境とデザイン性に配慮した大型木造非住宅施設の受注に注力し、不動産賃貸事業・不動産販売事業に関しても、事業間連携をさらに強化し、幅広い分野で事業展開している強みを活かした積極的な投資を継続していくことで不動産のバリューアップに努めてまいります。 また、当社グループは、今後これらセグメント別の施策を確実に推進し、企業運営に内在するリスクについて、随時、リスクの把握とその顕在化の予防に努めていくことこそが目標達成のための課題と捉えております。
事業等のリスク4,977字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1) 住宅市況の変動について 当社グループの営むプレカット事業及び建築請負事業は住宅着工戸数の中でも木造戸建住宅(木造アパートを含む)戸数の動向に大きく影響を受けます。そのため、景気動向、金利動向、地価動向及び物価動向の変動、消費税及び住宅減税等の税制変更、公的融資制度の変更・廃止、少子化による人口減少などにより、消費者の需要が低下した場合には、住宅着工戸数の変動を招き、当社グループの経営成績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 また、当社グループでは、不動産賃貸事業を営んでおり、主に介護施設事業者及び保育所事業者に不動産賃貸を行っております。今後、賃貸料の減額、契約解除等が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 リスクへの対応策として、建て方の体制強化、住宅のみならず非住宅建築や大型木造建築・ログハウス等のさらなる拡大、営業部門の強化、物流の効率化など種々の施策を打ち出すことにより、プレカット事業も建築請負事業も受注の維持拡大と経営基盤作りに努めております。不動産賃貸事業では、新規の賃貸開始前に保育所事業者に関する情報を収集して与信判断するとともに、介護事業を含めて事業者の分散を図っております。 (2) 各種法規制及び許認可によるリスク 当社グループの営む事業は、「建設業法」、「建築基準法」、「宅地建物取引業法」、「都市計画法」、「貨物運送業法」、「廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)」などの法令の他、各自治体制定の条例などによる規制を受けております。今後これらの公的規制を強化する改正や、当社の事業に関連する法規の新設等がなされた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは法令改正などのデータベースを日常的に取得し確認するとともに、顧問弁護士事務所、行政書士事務所、司法書士事務所などの専門家の情報や意見も入手し、月1回開催しているコンプライアンス推進委員会で法務リスクの検討も行っております。 (3) 事業エリアの集中について 当社グループの事業展開は対象エリアを首都圏とし、工場立地(千葉県東金市及び山武市)及び配送コストの利益への影響を勘案し、その中でも特に千葉県及びそれに隣接する地域(東京都、神奈川県、埼玉県、茨城県南部の1都4県)を中心としております。したがって、当社グループの経営成績は首都圏内の景気動向、経済環境、住宅需要、地価動向等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ただし、今後全国的に人口や世帯数が減少していく中で、1都4県は人口減少率では他地域よりも低く、新設や建て替えなどの建築需要が他地域よりも見込めるため、引き続き1都4県戦略維持の方針を出しております。 (4) 他社との競合 当社グループは木材の加工及び販売をはじめとする様々な事業を行っており、それぞれの事業において競合会社との間で競争状態にあります。したがって、当社グループの商品・サービスの品質・価格・営業力等について競合会社より優位に立てない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 品質・価格等で優位に立つために、木材歩留り率向上、機械加工効率や作業効率改善による生産性向上、販売先の拡大・多様化と利益率確保、材料の樹種変更、材料費引き下げ、一括配送等の物流の効率化といった課題に対する追求を一層徹底してまいります。 (5) 原材料価格の変動について 当社グループが扱う木材の多くは、海外から輸入しているため為替変動リスクや輸出国の情勢が当社グループの原材料の調達コストに影響を与える可能性があります。また、国内の住宅需要と海外の住宅需要によって、木材価格に影響する状況です。これに対して当社グループは、木材メーカーや木材商社との情報交換を密にし、価格変動リスクを最小限に抑える対策を講じており、販売価格の見直し等を常に行うことに努めています。引き続き、情報収集と適正価格の設定に努めてまいりますが、これらの対策がタイムリーに行われない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります (6) 品質について 当社グループは木材加工製品及び建築請負業務等の品質管理に万全を期しておりますが、予期せぬ事情により重大な品質問題等が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 品質問題が発生しないよう、プレカット事業では品質管理室が営業、設計、工場に対して日常の点検と指導を行い、また月1回開催している品質向上委員会で問題事例の再発防止策を協議し実施に移しております。建築請負事業では施工管理部が定期的に施工内容の検査を行っています。 (7) 生産設備のトラブルについて 当社グループの営むプレカット事業においては、プレカットCADデータをもとに自動的に木材を加工するプレカット加工機を利用し生産を行っております。加工機は定期的な点検、保守メンテナンスを実施しておりますが、万が一、加工機に重大なトラブルが生じ、品質不良、納期延期が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。機械稼働の維持には、設備技術部が中心的な役割を担っており、加工機にトラブルが発生した場合に速やかに修繕をするとともに、重大なトラブルを生じさせないために、工場で行っている定期的な点検、保守メンテナンスの統括・指導もしております。 (8) 建築請負事業における外注先について 当社グループは、建築請負事業における施工面の大部分を外注に出しているため、万が一、建築請負数の増加に伴って当社グループの選定基準に合致する外注先を十分に確保できない場合や、外注先の経営不振等により工期が遅延した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクを軽減するために、外注先の確保につきましては、年間着工棟数、完工棟数を前年度などの早い段階で確定させ、必要施工能力に見合うよう外注先に工事のスケジュール化をしていただいております。また、職人不足が大きく影響する基礎工事については一部社内職人による内製化を実施し、大工工事については仕事の安定化を考慮し継続的な発注を行っております。更に季節的な繁忙期をずらすなどの工夫も行っております。外注先の経営不振による工期遅延を発生させないためには、各業種とも3社以上の複数外注先と取引をしており、少なくとも年に一度は外注先の経営者との面談を実施しております。 (9) 取引先の信用供与について 当社グループは取引先に対する売上債権などの信用供与を行っており、信用リスクの顕在化を防ぐために適切な限度額を設定するなど、与信管理を徹底しておりますが、それでもなおリスクが顕在化する可能性があります。また信用リスクが顕在化した場合の損失に備えるため、一定の見積りに基づいて貸倒引当金を設定しておりますが、実際に発生する損失がこれを超過する可能性があります。したがって、こうした管理はリスクを完全に回避できるものではなく、顕在化した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 原材料である木材の供給不足による工事遅延など一部の取引先について信用リスクが高まる可能性があることから、与信額の見直しやこまめなコミュニケーション、建築現場での工事進捗確認など情報追加に努めるとともに、取引信用保険なども積極的に活用しております。 (10) 減損会計の適用について 当社グループは木材加工の工場及び賃貸不動産を有しており、減損会計を適用しております。将来、当社グループが保有する固定資産について、経営環境の著しい悪化等による収益性の低下や市場価格の下落等により、減損損失が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 受注の拡大に努め工場の稼働率を落とさないこと、計画的な修繕や保守メンテナンスにより賃貸不動産の価値を維持することなどにより、減損リスクが生じないように努めております。 (11) 個人情報について 当社グループでは業務遂行上の必要性から、各事業において多くの個人情報を取り扱っております。これらの個人情報に関しては、「個人情報の保護に関する法律」をはじめ、関係する諸法令の遵守と適正な取扱いの確保に努めております。しかしながら、不測の事態により、万一、個人情報が外部へ漏洩した場合、当社グループの信用の失墜等及びそれに伴う売上高の減少や損害賠償費用の発生等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。そこで法令を遵守するのみならず、当社グループで制定済みである「プライバシーポリシー」「個人番号及び特定個人情報の適正な取扱に関する基本方針」等に基づき、社員に対して意識向上の教育・啓蒙を行い、顧客の個人情報の保護を図っております。 (12) 災害の発生について 当社グループの事業エリアである首都圏において、大規模な地震や風水害棟の自然災害、ウイルス等の感染症の流行、サイバー攻撃を含むテロ、犯罪、不正行為、戦争、火災、システム障害、重大な事故等の人的災害が発生した場合には、保有設備の復旧活動や製品の配送遅延、請負工事の納期遅延等により多額の費用が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 地球温暖化の影響による災害の甚大化による国内及び海外の木材産地、港湾、木材メーカーの工場等に災害被害が発生した場合には、木材の不足やサプライチェーンの停滞等により、当社グループの事業運営、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 訴訟リスクについて 当社グループは様々な事業活動を行っており、それらが訴訟や紛争等の対象となる可能性があります。対象となった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 訴訟を回避すべく、取引先とトラブルが発生しないよう日頃から適正な業務運営に努めております。また月1回開催しているリスク管理委員会におきましても、訴訟につながる恐れもある大きなリスクの管理強化、低減策実行を図っております。 (14) 組織体制について ① 特定人物への依存について 当社グループの創業者で代表取締役社長である中井千代助は、最高経営責任者として経営方針や経営戦略の決定等、事業活動上の重要な役割を果たしております。現時点において同人が何らかの理由により経営者として業務を遂行できなくなった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社におきましては、同人に過度に依存することがないよう、強固な組織体制作りや合議制、権限委譲の推進を図っております。 ② 人財の確保について 当社グループは、優秀な人財確保のため積極的な採用を行うとともに、社員の成長と会社の業績向上のため組織の活性化を行っております。また、事業に直結する木材・建築分野のみならず、専門性と知識・経験を有する総務・経理等の管理部門についても人財の確保を行っております。しかしながら、計画どおりに当社の求める人財が確保できない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 そのため専門家集団作りを目指して各社員が日々自己研鑽に努め、社内の教育研修制度を充実させ、必要な場合には外部からプロ人財を集めることも施策展開しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,843字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調を維持したものの、物価上昇による個人消費の押し下げや米国を中心とした通商政策を巡る不確実性、地政学リスクの高まりなどから、先行きは不透明な状況となりました。 当社グループが属する住宅関連業界におきましては、2025年4月施行の改正建築基準法(省エネ基準適合義務化等)に伴う駆け込み需要の反動減や、建築確認手続の長期化を背景に、新設住宅着工戸数が2025年6月から2026年5月までの累計では5.3%減となりました。当連結会計年度の後半にかけては、2025年10月や2026年4月に前年同月比で増加に転じる月もみられ、反動減の一巡に伴う持ち直しの動きもある一方で、建築資材・労務費等の高騰による住宅建築価格の上昇に、日銀の政策金利引き上げを受けた住宅ローン金利上昇懸念が重なり、住宅取得マインドは依然として力強さを欠いております。加えて、当連結会計年度末にかけては、中東情勢の緊迫化により原油・ナフサ価格が上昇し、塗料・断熱材・接着剤等の石油由来建材を中心に値上げや供給の制約が発生、それを受けた建築現場での工事遅延が散見されるなど、引き続き予断を許さない状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループは、営業面では、2026年2月に在来営業本部と2×4営業本部を統合し、プレカットと建材・サイディングプレカットの総合的な営業力を強化すべく営業本部を新設したほか、引き続き徹底した歩留り追求、配送効率の向上に努めてまいりました。また、建築請負を新たな収益の柱として育成してまいりました。あわせて、収益基盤の安定化を図るため、複数の賃貸用不動産の取得を進めてまいりました。 その結果、当連結会計年度の売上高は20,381百万円(前年同期比1.4%減)、営業利益は1,134百万円(同36.1%減)、経常利益は1,002百万円(同40.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は693百万円(同40.1%減)となりました。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 a) プレカット事業 当セグメントにおきましては、新設住宅着工戸数の低迷が続くなか、限られた受注を同業他社と価格競争で取り合う構図が強まり、収益改善が難しい局面が続きました。このような環境下においても、大型非住宅物件の受注や坪数の確保に注力するとともに、資材提供に建て方工事を組み合わせた「材工一体」の取り組みを加速させ、売上の確保に努めてまいりました。サイディングプレカット事業については、次期以降の受注につながる営業活動を積極的に展開し、顧客開拓の布石を打ってまいりました。 プレカット事業の合計出荷棟数は、5,106棟(同6.9%減)、出荷坪数は、212千坪(同4.6%減)と前年同期を下回る結果となりました。部門別としましては、在来部門は出荷棟数3,815棟(同6.5%減)、出荷坪数134千坪(同5.0%減)、ツーバイフォー部門は出荷棟数1,291棟(同8.1%減)、出荷坪数77千坪(同3.8%減)となりました。 その結果、売上高は14,430百万円(同5.4%減)、セグメント利益は55百万円(同92.5%減)となりました。 b) 建築請負事業 当セグメントにおきましては、組織体制強化のため、グループ全体での営業活動を行う組織変更を行い、大手取引先中心の提案・受注活動を推進してまいりました。業種・規模を問わず幅広く対応する営業スタイルへの転換が奏功し、当初より順調に大手取引先からの受注を獲得し、着工棟数は183棟、うち、大型木造施設は20棟となりました。また、完工棟数は前期着工済みを含め188棟、うち、大型木造施設は27棟となりました。 その結果、売上高は5,814百万円(同12.5%増)、セグメント利益は336百万円(同8.8%減)となりました。 c) 不動産賃貸事業 当セグメントにおきましては、賃貸物件を新たに11物件取得し、保育所23物件、その他の賃貸施設43物件から安定した賃料収入を維持しております。 その結果、売上高は1,344百万円(同19.6%増)、セグメント利益は675百万円(同16.6%増)となりました。 d) その他事業 当セグメントには、不動産販売事業を区分しております。 不動産販売事業におきましては、土地9区画、木造注文住宅1戸、建売住宅1戸を販売いたしました。 その結果、売上高は207百万円(同42.0%減)、セグメント利益は6百万円(前年同期はセグメント損失1百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ836百万円(25.2%)減少し、2,475百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 a) 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動の結果得られた資金は1,835百万円(前年同期は2,155百万円の獲得)となりました。これは主に、棚卸資産の増加額35百万円、法人税等の支払額386百万円等の減少要因があったものの、税金等調整前当期純利益975百万円、減価償却費569百万円、売上債権及び契約資産の減少額441百万円、仕入債務の増加額200百万円等の増加要因があったことによるものであります。 b) 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動の結果使用した資金は4,610百万円(前年同期は5,547百万円の使用)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出2,062百万円、不動産賃貸事業における賃貸施設の新規取得を中心とした固定資産の取得による支出3,743百万円等の減少要因があったことによります。 c) 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動の結果獲得した資金は1,940百万円(前年同期は1,585百万円の獲得)となりました。これは主に、短期借入金の返済による支出820百万円、長期借入金の返済による支出575百万円、社債の償還による支出235百万円、リース債務の返済による支出99百万円、及び配当金の支払額148百万円等の減少要因があったものの、短期借入れによる収入525百万円、長期借入れによる収入3,321百万円の増加要因があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) プレカット事業   13,222,733   94.6 建築請負事業   -   - 不動産賃貸事業   -   - その他事業   -   - 合計   13,222,733   94.6 (注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.金額は、販売価格によっております。 b) 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) プレカット事業   13,983,915   99.1   3,844,685   123.9 建築請負事業   4,742,005   89.6   1,251,557   59.6 不動産賃貸事業   -   -   -   - その他事業   -   -   -   - 合計   18,725,920   96.5   5,096,243   98.0 (注) セグメント間取引については相殺消去しております。 c) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) プレカット事業   13,242,906   94.2 建築請負事業   5,588,842   108.8 不動産賃貸事業   1,343,086   119.7 その他事業   207,092   58.1 合計   20,381,927   98.6 (注) セグメント間取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a) 財政状態の分析 当連結会計年度末における総資産の残高は、前連結会計年度末に比べて3,340百万円(12.4%)増加し、30,279百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ336百万円(3.5%)減少し、9,233百万円となりました。これは主に、原材料及び貯蔵品が100百万円増加したものの、受取手形、売掛金及び契約資産が434百万円減少したこと等によるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ3,677百万円(21.2%)増加し、21,045百万円となりました。これは主に、賃貸不動産(純額)が3,349百万円増加したこと等によるものであります。 当連結会計年度末の負債の残高は、前連結会計年度末に比べて2,746百万円(17.6%)増加し、18,396百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ55百万円(0.7%)増加し、7,993百万円となりました。これは主に、短期借入金が295百万円減少したものの、1年内返済予定の長期借入金が214百万円、電子記録債務が166百万円増加したこと等によるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ2,691百万円(34.9%)増加し、10,403百万円となりました。これは主に、長期借入金が2,580百万円増加したこと等によるものであります。 当連結会計年度末の純資産の残高は、前連結会計年度末に比べて594百万円(5.3%)増加し、11,883百万円となりました。これは主に、配当金の支払いによる減少があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益計上によって利益剰余金が545百万円増加したこと等によるものであります。 この結果、自己資本比率は39.2%(前連結会計年度末は41.9%)となりました。 b) 経営成績の分析 プレカット事業の出荷棟数は受注競争の激化などの影響により前年同期と比べ減少となったほか、1棟当たりの利益減少がプレカット事業の損益に大きく影響いたしました。建築請負事業については案件の大型化が売上に寄与したものの、支払手数料や貸倒引当金繰入額等の増加が利益を押し下げました。賃貸事業においては新規賃貸物件取得により売上高・利益ともに増加いたしました。 その結果、当連結会計年度の売上高は20,381百万円(同1.4%減)、営業利益は1,134百万円(同36.1%減)となりました。 当連結会計年度の経常利益は、営業外収益100百万円、営業外費用232百万円の計上により1,002百万円(同40.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等合計282百万円を計上したことから693百万円(同40.1%減)となりました。 なお、当連結会計年度の財政状態及び経営成績の詳細につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析・検討内容につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 b) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資金需要の主なものは、運転資金、販売用不動産の取得、プレカット製品生産設備の新設及び更新、並びに賃貸用不動産の取得であります。調達手段は、主として金融機関からの借入金によっております。 当連結会計年度末の有利子負債は12,797百万円となりました。有利子負債につきましては、当社グループの事業活動により獲得するキャッシュ・フローから返済を行う方針であります。 (有利子負債の内訳) 短期借入金   1,905   百万円 社債   360   〃 長期借入金   9,970   〃 長期未払金   105   〃 リース債務   456   〃 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、資産及び負債または損益の状況に影響を与える会計上の見積りは、過去の実績等の連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りのうち、特に重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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  • 決算説明資料2026年5月期決算説明会資料2026-07-28

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