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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

野崎印刷紙業

7919 · Standard · その他製品

カレンダーなど商業印刷から情報機器まで、印刷技術を核に多様な需要に応える老舗印刷企業。

概要

野崎印刷紙業は、1921年に値札製造で創業した印刷総合企業である。カレンダー、包装資材、ラベル・タグ、バーコードプリンターなどを主力とし、連結子会社5社を擁する。本社は京都市北区、従業員数422名。2026年3月期の連結売上高は140億円、営業利益5億円。1961年に大阪証券取引所に上場し、現在は東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場している。

四つの事業部門で構成する印刷加工

当社グループは単一セグメントの印刷事業であるが、内部は四つの部門に分かれる。最大部門は包装資材及び紙器、紙工品部門で、2026年3月期の売上高は79億円(全体の56%)を占める。包装紙、紙袋、紙器、ビジネスフォームなどを扱う。次いで情報機器及びサプライ品部門が44億円(31%)で、バーコードプリンター、フルカラーカードプリンター、タグ、ラベル、シールを供給する。商業印刷部門は11億円(8%)で、カレンダー、カタログ、パンフレット、ポスター、高級美術印刷を手掛ける。その他部門は5億円(4%)で、キャリーバッグやチケットパックなどを含む。このように、客先の多様な印刷・情報媒体ニーズに応える構成となっている。

関西・関東・東北・北海道に分散する生産拠点

生産拠点は主要な工場が全国6か所に配置される。京都府内には京都第一工場(京都市南区)、京都第二工場(同)、園部工場(南丹市)、丹波工場(船井郡)の四つがあり、関東工場(埼玉県鴻巣市)が関東圏を担う。東北工場(宮城県柴田郡)と北海道工場(北海道岩見沢市)はそれぞれ東北・北海道エリアの需要をカバーする。新潟工場(新潟市南区)も加わり、全国的な生産ネットワークを形成する。販売面では、東京支店、仙台支店のほか、札幌、広島、福岡、松山など主要都市に営業所を配置し、地域密着型の営業活動を展開している。

五つの連結子会社による分業と補完

グループ経営の要として、五つの連結子会社が製造・販売の各工程を分担する。早和製本㈱は小ロットの製本作業や下請け加工を担い、包装資材部門を支える。旭ラベル㈱はラベル類の印刷・製造の一部を請け負う。野崎カレンダー㈱はカレンダー製品の販売を担当する。㈱ツバサ製作所は情報機器の部分生産を下請けし、フェニックス電子㈱は情報機器及びサプライ品の一部を販売する。各子会社は親会社の生産能力を補完し、機動的な事業運営を可能にしている。また、非連結子会社として野崎カレンダー㈱(旧社)が存在するが、事業は新会社に継承された。

業界の中での役割は商業印刷および包装・ラベル・情報機器の製造・販売を手掛ける印刷企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
140億円
営業利益
5億円
営業利益率
3.6%
純利益
4億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01商業印刷主力

カレンダー、カタログ、パンフレット、ダイレクトメール、ポスター、高級美術印刷などを製造・販売。子会社の野崎カレンダーにも一部製品を販売しており、幅広い商業印刷需要に対応。

主な製品・サービス5
カレンダー
月めくりや日めくりなど様々なタイプのカレンダーを製造。
カタログ・パンフレット
商品紹介や企業案内などに用いる印刷物。
ダイレクトメール
販促用の郵送広告。
ポスター
宣伝用の大型印刷物。
高級美術印刷
美術品や文化財の複製など高精細な印刷。

02包装資材・紙器・紙工品準主力

包装紙、紙袋、紙器、ビジネスフォームなどを製造・販売。子会社の早和製本に小ロット製造や工程の一部を下請けさせ、効率的な生産体制を構築。

主な製品・サービス4
包装紙
商品を包むための紙。
紙袋類
買い物袋や手提げ袋など。
紙器類
箱やケースなどの紙製容器。
ビジネスフォーム類
伝票や帳票などの業務用帳票。

03情報機器・サプライ品準主力

バーコードプリンター、フルカラーカードプリンター、タグ・ラベル・シールなどを製造・販売。子会社の旭ラベルが印刷・製造の一部を担当し、ツバサ製作所に下請けさせ、フェニックス電子に製品の一部を販売。

主な製品・サービス3
バーコードプリンター
バーコードラベルを印刷するためのプリンター。
フルカラーカードプリンター
カードにフルカラー印刷を行うプリンター。
タグ・ラベル・シール
商品管理や表示用の印刷物。

04その他その他

キャリーバッグやチケットパックなどを製造・販売。

主な製品・サービス2
キャリーバッグ
持ち運び用のバッグ。
チケットパック
チケットをまとめて収納する用品。

製品と技術

商業印刷:カレンダーから高級美術印刷まで

商業印刷部門は、カレンダー、カタログ、パンフレット、ダイレクトメール、ポスター、高級美術印刷などを手掛ける。特にカレンダーは創業以来の伝統製品であり、野崎カレンダー㈱を通じて販売される。一般商業印刷物は展示会向けや官公庁関連の需要が安定的に存在するが、隔年製作のカタログやカレンダー受注部数の変動の影響を受けやすい。2026年3月期の部門売上高は11億円と、全社売上の約8%を占める。

包装資材:紙器・軟包装・ビジネスフォームの広がり

包装資材及び紙器、紙工品部門は、包装紙、紙袋類、紙器類、ビジネスフォーム類を扱う。紙器は化粧品・食品・工業製品向け、軟包装は食品向けが主力である。伝票類は物流部門の受注があるが、ペーパーレス化や価格競争の影響を受ける。一方、円安によるインバウンド需要で百貨店向けギフト包装の増加が見込まれたが、低調に推移した。同部門の売上高は79億円(全体の56%)で、当社最大の収益源である。

情報機器とサプライ品:バーコードプリンターとラベルの融合

情報機器及びサプライ品部門は、バーコードプリンター、フルカラーカードプリンター、タグ、ラベル、シールを供給する。小型・中型プリンターの受注が堅調で、カスタマイズ機の需要が大幅に伸びた。タグ・ラベルは食品業界やECサイト向けデータプリント事業が好調だが、輸送機器・物流向けは減少した。当部門は産学連携で開発した秘匿性の高いオリジナル2次元コードを活用したDX事業を推進し、付加価値創出を図る。売上高は44億円(全体の31%)である。

その他製品:キャリーバッグとチケットパックの多様性

その他部門は、キャリーバッグ、チケットパック、化成品などを扱う。物流関係向けチケットパックの需要減少や、感染症対策関連衛生商品の価格低下により売上は減少傾向にある。2026年3月期の部門売上高は5億円(全体の4%)で、全社への寄与は小さいが、多様な顧客ニーズに応える品揃えの一翼を担っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字が野崎印刷紙業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17902ソノコム56億円13.5倍
27804ビーアンドピー55億円11.6倍
37859アルメディオ53億円
47953菊水化学工業51億円18.6倍
57808シー・エス・ランバー50億円7.3倍
67919野崎印刷紙業48億円10.2倍
77957フジコピアン47億円
87847グラファイトデザイン45億円29.3倍
97975リヒトラブ45億円59.0倍
107807幸和製作所44億円8.5倍
117805プリントネット39億円8.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

値札製造から法人化への第一歩(1921~1940年)

1921年、雑貨値札やシーリングスタンプなどあらゆる値札類の製造を開始したことが創業の原点である。当時は個人事業として営まれていたが、1932年3月に合名会社野崎商店(資本金25万円)として法人化された。その後、1940年11月には合名会社を継承する形で野崎紙業株式会社(資本金15万円)を新たに設立し、株式会社組織へ移行した。この間、製品ラインは値札から徐々に印刷全般へと拡大し、後の総合印刷企業への基盤が築かれた。

営業網の拡大と商号変更(1950~1962年)

1950年5月に京都営業所、1951年1月に大阪営業所、1957年6月に名古屋営業所を開設し、主要都市への販売網を整備した。同時に生産体制も強化し、1959年11月には京都第一工場(京都市南区)を新設。1961年12月には大阪証券取引所市場第二部および京都証券取引所に株式を上場し、資本市場から資金調達の道を拓いた。翌1962年8月、商号を野崎印刷紙業株式会社に変更し、現在の社名が定まった。

全国工場網の形成と子会社設立(1963~1979年)

1963年11月の関東工場(埼玉県鴻巣市)を皮切りに、1971年10月の丹波工場、1973年1月の京都第二工場、同年9月の東北工場、同年10月の新潟工場、1975年8月の北海道工場と、全国主要地域に生産拠点を相次いで建設した。また1970年4月には㈱ツバサ製作所、1979年12月にはフェニックス電子㈱を設立し、グループ内での分業体制を整えた。この時期に、印刷事業の規模を飛躍的に拡大している。

事業多角化とラベル子会社の設立(1982~1996年)

1982年9月、事業目的に不動産の賃貸及び管理業務を追加し、印刷以外の収益源を確保した。1990年8月には旭ラベル㈱を設立し、ラベル・シール分野への本格参入を果たす。1992年2月には東京支店と仙台支店を設置し、営業体制を強化。1993年12月には園部工場を新設し、関西圏の生産能力を増強した。1996年10月には松山出張所(現松山営業所)を開設し、四国地域へ販路を拡大した。

市場環境の変化に対応した再編(2017~2022年)

2017年4月、京都第二工場に3号館を完成させ、生産効率の向上を図った。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、従来の市場第二部からスタンダード市場に移行した。同期間中、デジタル化やペーパーレス化の進展、原材料価格高騰などの逆風に対し、中期経営計画を策定し、可変印字技術や2次元コードなどの高付加価値化に取り組んでいる。

年表36件を開く

1920年代

  • 1921年雑貨値札、シーリングスタンプ等あらゆる値札類の製造開始。

1930年代

  • 1932年3月創業合名会社 野崎商店(資本金25万円)設立。

1940年代

  • 1940年11月創業合名会社 野崎商店を継承し、野崎紙業株式会社(資本金15万円)設立。

1950年代

  • 1950年5月京都営業所開設。
  • 東京営業所開設。(現 東京支店)
  • 1951年1月大阪営業所開設。
  • 1953年11月昭栄堂製本㈱(現 早和製本㈱)設立。(現 連結子会社)
  • 1955年5月野崎カレンダー㈱設立。(1996年12月(新)野崎カレンダー㈱(現 非連結子会社)に事業継承)
  • 1957年6月名古屋営業所開設。(現 中部事業所)
  • 1959年11月京都第一工場(京都市南区)新設。

1960年代

  • 1961年12月上場大阪証券取引所(2013年7月東京証券取引所に統合)市場第二部に株式上場。
  • 上場京都証券取引所(2001年3月大阪証券取引所に吸収合併)に株式上場。
  • 1962年8月商号変更野崎印刷紙業株式会社に商号変更。
  • 1963年11月関東工場(埼玉県鴻巣市)新設。
  • 1964年9月札幌営業所開設。
  • 1965年1月広島営業所開設。
  • 1966年5月仙台営業所開設。(現 仙台支店)

1970年代

  • 1970年4月㈱ツバサ製作所設立。(現 連結子会社)
  • 1970年7月新潟営業所開設。
  • 1971年10月丹波工場(京都府船井郡)新設。
  • 1972年7月盛岡出張所開設。(現 盛岡営業所)
  • 1973年1月京都第二工場(京都市南区)新設。
  • 1973年9月東北工場(宮城県柴田郡)新設。
  • 1973年10月新潟工場(新潟市南区)新設。
  • 1975年1月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場。
  • 1975年4月福島出張所開設。(現 福島営業所)
  • 1975年8月北海道工場(北海道岩見沢市)新設。
  • 1979年12月フェニックス電子㈱設立。(現 連結子会社)

1980年代

  • 1982年9月事業目的に不動産の賃貸及び管理業務を加える。

1990年代

  • 1990年8月旭ラベル㈱設立。(現 連結子会社)
  • 1991年6月福岡営業所開設。
  • 1992年2月東京支店、仙台支店設置。
  • 1993年12月園部工場(京都府南丹市)新設。
  • 1996年10月松山出張所開設。(現 松山営業所)

2010年代

  • 2017年4月京都第二工場3号館完成。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 自己資本利益率(ROE)具体的な数値目標は記載なし

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    重点商品の売上成長

    可変印字や加飾技術の向上、産学連携による秘匿性の高いオリジナル2次元コードを含むDX事業で付加価値を創出する。また、専門知識が必要な商品については広域営業体制を新たに構築する。

  2. 02

    主力商品の競争優位性強化

    印刷技術に特殊加工や可変印字を加え、意匠性やセキュリティレベルの高い商品を提供。既存事業の独自性・優位性を高め、脱プラやCFP削減などの環境ニーズにも対応する。

  3. 03

    ローコストオペレーションの追求

    生産現場のスマート化による生産効率向上、設備の改修・増強による生産体制強化、5S活動の徹底による品質管理と生産環境改善を推進する。

  4. 04

    人的資本の強化

    従業員の健康増進と人材マネジメントを通じて労働生産性とエンゲージメントの向上を図る。人への投資を新たな価値創出の源泉と位置づける。

  5. 05

    資本効率の向上と資産効率の最適化

    ROE逆ツリーを活用し、資本効率を高めるとともに資産効率の最適化に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で422人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は524万円で、9期前と比べて+28.1%平均年齢は47.5歳、平均勤続年数は21.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月505
2018年3月489
2019年3月40944.719.0474
2020年3月40944.919.2464
2021年3月37944.819.1450
2022年3月39545.519.7439
2023年3月42146.520.8414
2024年3月46746.520.7413
2025年3月50847.021.0420167
2026年3月52447.521.2422118

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)67.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
京都第二工場(京都市南区)他4工場2,899百万円
東北工場(宮城県柴田郡川崎町)他1工場596百万円
関東工場(埼玉県鴻巣市)他1工場575百万円
本社 — 京都府京丹後市275百万円
園部工場 — 京都府南丹市215百万円
本社 — 京都市南区197百万円
東京物流センター — 埼玉県鴻巣市94百万円
東京支店(東京都豊島区)他1営業所46百万円
本社 — 京都市北区44百万円
東北物流センター — 宮城県柴田郡川崎町40百万円
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    旭ラベル㈱(注)2
    京都市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    フェニックス電子㈱
    京都市北区 · 連結子会社
    議決権71.5%
  • 国内
    ㈱ツバサ製作所
    京都府京丹後市 · 連結子会社
    議決権59.0%
  • 国内
    早和製本㈱
    京都市南区 · 連結子会社
    議決権97.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    査証事務支援システム用バーコードラベル(3連式)の調達
    外務省 · 2026-05-11
    500万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は140億円営業利益5億円前期と比べると減収減益で、売上が-4.1%、利益が-28.6%。

売上高
-4.1%
140億円
営業利益
-28.6%
5億円
純利益
-20.0%
4億円
営業利益率
3.6%
前期比 -1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高147億円140億円
営業利益7億円5億円
純利益6億円4億円
1株あたり配当¥7.7¥7.7

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は37億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+8.8%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q310
2024年1Q3425.92
2024年2Q3400.00
2024年3Q4137.33
2024年4Q331
2025年2Q7034.32
2025年4Q7645.33
2026年2Q7022.91
2026年4Q7034.33
2027年1Q3725.42

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は170億円から140億円へ82%に減った。直近期の営業利益率は3.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月17011
2014年3月17842
2015年3月16512
2016年3月17452
京都第二工場3号館完成。
2017年3月16131
2018年3月15321
2019年3月15210
2020年3月1480−6
2021年3月13111
2022年3月13110
2023年3月13443
2024年3月14276
2025年3月146784.85
2026年3月140563.64

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高140億円のうち、営業利益として残るのは5億円3.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の2.9%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.7%113億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.7%22億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.6%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.0pt
3.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.4pt
2.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.5pt
8.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが5億円、投資CFが−10億円で、差し引きのフリーCFは−5億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は14億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月1−6−2−56
2014年3月10−71310
2015年3月4−76−312
2016年3月13−5−5815
2017年3月4−125−811
2018年3月7−8−2−18
2019年3月9−4−2511
2020年3月8−6−329
2021年3月3−31010
2022年3月9−4−4512
2023年3月9−4−5512
2024年3月11−70416
2025年3月7−112−414
2026年3月5−105−514

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は106億円。このうち返さなくてよい自己資本が49億円で、自己資本比率は43.5%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月128369227.8
2014年3月134379726.6
2015年3月137399827.9
2016年3月130409029.5
2017年3月129418830.6
2018年3月125428332.1
2019年3月126428431.8
2020年3月112357729.5
2021年3月107357231.5
2022年3月102356732.8
2023年3月103386534.8
2024年3月108436537.7
2025年3月107466041.3
2026年3月106495843.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
14億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
32億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
7億円
在庫として抱えている分
負債合計
58億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率29 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り104社中16位あたり、逆に低いのは売上成長率104社中91位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.0%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.6%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
43.5%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-4.1%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥226で、1年前と比べて+16.0%過去52週の値幅のなかでは91%の位置にある。

¥226-1.7%1ヶ月+9.2%1年+16.0%時価総額48億円
過去52週の値幅
安値¥183高値¥230

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.2倍
PER (会社予想)6.0倍
PBR0.77倍
配当利回り3.41%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で約+2.6%上昇、7/17は前日比-1.0%の197円。週足では6月中旬安値186円から切り返し、25日線192円を上回る。75日線196円がほぼ同位置で上値抵抗。52週高値240円からは-18%と戻り余地あり。7/13に55,500株と出来高急増後、7/17は4,800株と沈静化。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 8.9倍は業界平均17.99倍を大きく下回り、PBR 0.69倍も同平均1.35倍を下回る。配当利回り3.77%は業界平均2.09%を上回り魅力的。ROE 7.95%は安定しているが、売上・利益が横ばいで成長鈍化が懸念される。割安だが収益伸び悩みリスクあり。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.2倍18.4倍
PER (予想)6.0倍
PBR0.77倍1.38倍
ROE8.0%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり7.7で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.41%。

年間配当
¥7.7
1株あたり
配当利回り
3.41%
いまの株価に対して
配当性向
38.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月340.6
2018年3月30.0441.2
2019年3月30.0
2020年3月2−33.3
2021年3月20.066.7
2022年3月20.0
2023年3月350.025.4
2024年3月566.716.3
2025年3月850.025.1
2026年3月80.038.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥7.7

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,166人。区分でいちばん多いのは個人・その他75.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.3%を占め、残る76.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他63.766.865.368.471.575.9
自己株式19.019.019.021.422.724.8
事業法人20.120.320.519.819.716.5
金融機関13.311.212.09.57.26.7
外国法人0.30.20.30.80.30.5
証券会社2.51.61.91.51.20.3
外国人個人0.00.00.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01陽光会8.70
02野﨑 隆男7.94
03翠洸興産株式会社3.22
04みずほ信託銀行株式会社2.65
05株式会社京都銀行1.70
06KPPグループホールディングス株式会社1.64
07野崎印刷紙業従業員持株会1.56
08金森 勉1.40
09高野 恵美子1.38
10住友生命保険相互会社1.34

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+237%、1株純資産は14期で+46%。直近期のROEは8.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月71973.422.150.3
2014年3月122036.011.330.1
2015年3月92174.414.339.2
2016年3月122315.214.037.3
2017年3月92363.620.640.6
2018年3月42371.582.3441.2
2019年3月−3232−1.2
2020年3月−36192−16.9
2021年3月51962.430.166.7
2022年3月11950.3191.4
2023年3月152097.39.325.4
2024年3月3424215.04.816.3
2025年3月3126712.35.225.1
2026年3月222868.09.338.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額111百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
野﨑隆男代表取締役 社長621,703,000
夏苅崇専務取締役7226,000
簗瀬昌二常務取締役7130,000
小林正明取締役 営業部長 兼近畿・中部統括担当6518,000
中井呈取締役 生産部長462,000
内藤孝憲取締役 管理部長523,000
鈴木一水取締役66
渡邊賢一取締役47
木村規久男取締役71
仲本和宏常勤監査役6211,000
松本光右監査役533,000
北條達人監査役56
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
髙岡亨62
川口哲生52
木村明6013,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)67728013
社外取締役315155
監査役1888
社外監査役2884

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容553字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社及び関係会社は、当社及び子会社5社で構成され、セグメントとしては印刷事業のみを行っております。なお、セグメント情報を記載していないため、事業部門別に記載しております。 商業印刷部門………………………   カレンダー、カタログ、パンフレット、ダイレクトメール、ポスター、高級美術印刷等、当社が製造、販売するほか、子会社野崎カレンダー㈱に対しては当該製品の一部を販売しております。 包装資材及び紙器、紙工品部門…   包装紙、紙袋類、紙器類、ビジネスフォーム類等、当社が製造、販売するほか、子会社早和製本㈱に小ロットの製造並びに作業工程の一部を下請けさせております。 情報機器及びサプライ品部門……   バーコードプリンター、フルカラーカードプリンター及びタグ類、ラベル類、シール類等、当社が製造、販売するほか、子会社旭ラベル㈱は当該製品について、印刷、製造の一部を担っており、また情報機器については、子会社㈱ツバサ製作所に一部下請けさせるとともに、子会社フェニックス電子㈱に対しては当該製品の一部を販売しております。 その他の部門………………………   キャリーバッグ、チケットパック等、当社が製造、販売しております。 当社及び関係会社の事業に係わる位置づけは次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,756字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、印刷媒体を中心とする総合情報企業として、お客様の要望にお応えし満足していただける製品を提供し、企業体質の強化と収益の向上を目指し、株主の皆様をはじめとする全てのステークホルダーの信頼にお応えできるよう尽力いたします。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、2024年度から2026年度の3か年を対象とする中期経営計画「nozaki2024/2026“SHINKA”」を策定いたしました。情報媒体のデジタル化や労働人口の減少など、当社を取り巻く環境への対応や、2023年3月に上場企業に対して要請された「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けての対応」についての重要性を再認識し、「現状からの脱却」に主眼を置き、グループ全体で企業価値の向上を目指してまいります。持続的な企業価値向上に向けて、自己資本利益率(ROE)を当社のKPIに設定し、従業員への理解・浸透を図ってまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 中期経営計画「nozaki2024/2026“SHINKA”」の概要 1.中期経営計画ビジョン 「進化」×「深化」×「伸化」3つの「SHINKA」で企業価値向上を目指します。 ・「進化」 アイデアと技術革新により新たな価値を創造します。 ・「深化」 知識や技術に磨きをかけ組織・事業の成長を図ります。 ・「伸化」 時代の変化に対応し成長分野の市場開拓に努めます。 2.主な施策 ①重点商品の売上成長 ・当社の強みである可変印字や加飾技術の更なる向上や、産学連携の共同開発で生まれた秘匿性の高いオリジナル2次元コードを含むDX事業による付加価値の創出をします。 ・従来の地域営業に加え、専門知識を必要とする商品については適切な人材配置による広域営業体制を新たに構築します。 ②主力商品の競争優位性の強化 ・長年培った印刷技術に特殊加工や可変印字を付加することで機能性に加えて意匠性やセキュリティレベルの高い商品を提供します。 ・高付加価値の創出により既存事業の独自性・優位性を強化します。 ・脱プラやCFP削減気運の高まりなど環境ニーズに対応します。 ③生産効率の改善によるローコストオペレーションの追求 ・生産現場のスマート化による生産効率を向上させます。 ・生産設備の改修・増強により生産体制を強化します。 ・5S活動の強化による品質管理の徹底と生産環境の改善を図ります。 ④人的資本の強化 ・人への投資は新たな価値創出の源泉と考え、従業員の健康増進と人材マネジメントを通して労働生産性とエンゲージメントの向上を図ります。 ⑤ROE逆ツリーを活用した資本効率の向上と資産効率の最適化 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の見通しにつきましては、積極財政や経済対策の進展により緩やかな回復が見込まれております。一方で、中東地域の紛争により海上供給ルートであるホルムズ海峡の封鎖が実行されたことで、石油製品の基礎原料であるナフサの調達が不安定となり、供給面において紙・フィルム等の原材料に加え、グラビア印刷用の希釈溶剤やタック紙用粘着剤等の幅広い副資材に供給の遅れが懸念されます。加えて、価格面においては、過去に例を見ない大幅な上昇が見込まれるなか、市場においては、供給の不確実性の高まりから生産調整や遅れが見込まれるなど当社を取り巻く環境は厳しい局面を迎えることが予想されます。 このような環境下、各種設備の活用による代替印刷方法の提案や生産効率の最大化によるローコストオペレーションの追求などにより企業価値の向上に邁進してまいります。 財務的には安定した経営を図るため、収益体質の強化に取り組み、自己資本の向上に努めてまいります。流動資金については、管理体制の充実を図り、流動資産の適正水準管理を徹底し、キャッシュ・フローを重視した資金の効率活用と手元流動性の確保に努めてまいります。金融機関との取引については、永年培われた良好な信頼関係の維持・発展を図ってまいります。
事業等のリスク1,297字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (重要なリスク) (1)価格競争 当社グループは多くの企業と競合関係にあり、受注価格の低下が進んでおります。付加価値の高い製品やコスト削減により利益の確保に努めておりますが、更なる競争の激化により経営成績等に影響を与える可能性があります。 (2)原料の価格 当社グループの製品の主たる原材料である原紙の価格が、紙パルプの市況、原油価格等の高騰を受け上昇した場合であっても、業界の販売価格競争が激しく、価格転嫁が難しいことが考えられ、その結果、収益性の低下を招き経営成績等に影響を与える可能性があります。 (3)機器等の在庫 当社グループが製造、販売しております情報機器は、技術革新等により陳腐化が激しく、また、生産体制の関係から各機種とも一定ロットの生産が必要となるため、市場の動向を読み誤った場合、評価損が生じる可能性があり、経営成績等に影響を与える可能性があります。 (その他のリスク) (4)有利子負債 当社グループは設備投資に要する資金を自己資金及び金融機関からの借入金により調達しております。当社グループとして自己資本の充実に努めておりますが、今後、金利水準が変動した場合によっては、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 (5)個人情報の管理について 当社グループは各事業において個人情報を取り扱っております。プライバシーマークを取得し、個人情報の漏洩防止に厳重な対策を講じておりますが、万一、個人情報が漏洩した場合には、社会的信用の失墜、訴訟の提起などにより経営成績等に影響を与える可能性があります。 (6)感染症拡大等の異常事態や災害の発生 感染症拡大等の異常事態や災害が発生した場合、多くの業界と取引があり当社グループに与える影響を正確に見通すことは困難ですが、当社グループが所属する印刷メディア市場におきまして、市場の縮小により経営成績等に影響を与える可能性があります。また、当社グループは、複数の事業拠点、物流施設等を使用し事業運営をしております。新型コロナウイルス感染症拡大のような異常事態や災害が当社の想定を超える規模で発生し、事業運営が困難になった場合、従業員の在宅勤務や生産拠点の分散化を図るなど影響を抑えるための対策をとっておりますが、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (7)法的規制 当社グループ社の製品の一部が「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進に関する法律」(以下「容器包装リサイクル法」という。)に規定する容器包装に該当しているため、当社は「容器包装リサイクル法」に基づく、再商品化の業務を公益財団法人日本容器包装リサイクル協会に委託しております。
経営成績の分析 (MD&A)7,000字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や政府の経済対策などが見られたものの、インフレによる実質賃金の伸び悩みで個人消費は緩やかな回復基調となりました。一方で、ロシア・ウクライナ問題の長期化による地政学リスクの影響、円安基調の為替などによる原材料価格やエネルギー価格の高騰、米国の通商政策を始めとした各国の政策リスク上昇、金融政策の正常化に伴う金利動向、中東地域をめぐる紛争により発生する調達リスクなど依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループは、中期経営計画「nozaki2024/2026“SHINKA”」に沿い、3つの意味を持たせたSHINKA(進化、深化、伸化)を当社のあるべき姿とし、主力商品である(包装資材及び紙器・紙工品や情報機器及びサプライ品部門)の売上成長、競争優位性の強化、生産効率の改善によるローコストオペレーションの追求、資本効率の向上と資産効率の最適化など企業価値の向上を進めております。 このような状況のなか、積極的な設備投資や人的資本の強化、主力商品を中心とした販売に「印刷×DX」や既存製品の高付加価値化の取り組みを進めてまいりましたが、前年に計上した物流向けの特需の反動や同業他社との価格競争による販売価格の低下などにより売上高は減少いたしました。利益につきましては、原材料価格の高止まり、物価上昇・賃上げによる人件費の増加に加え、工場設備の計画変更に伴う修繕工事の増加、セキュリティ強化を目的としたIT機器の全面更新に伴う製造原価の上昇などにより営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに減少いたしました。 これらの結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高は140億16百万円(前期比3.8%減)、営業利益は5億16百万円(前期比25.2%減)、経常利益は5億70百万円(前期比24.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億59百万円(前期比31.2%減)となりました。 なお、当社グループの売上概況につきましては、次のとおりであります。 a. 商業印刷部門 当部門のカタログ・パンフレット類の一般商業印刷物は、展示会向けの需要が盛況に推移したことや官公庁関連向けの受注が増加したものの、隔年製作のカタログの谷間にあった事に加え、カレンダーの受注部数の減少や製作中止などの影響により、この部門全体の売上高は11億26百万円(前年同期比0.0%)となりました。 b. 包装資材及び紙器、紙工品部門 当部門の伝票類は、物流部門の受注が増加したものの、同業他社との価格競争による販売価格の低下、ペーパーレス化の進展などの影響により減少いたしました。紙器は、化粧品や食品業界向け、工業製品向けの受注が増加したものの、前年の物流業界向け特需の影響により減少いたしました。軟包装は、食品向けの受注が増加したものの、包装紙・紙袋類は円安効果を背景としたインバウンド需要に伴う百貨店等流通業界・小売業界のギフト・お土産品の増加を見込んでおりましたが、低調に推移したことなどにより、この部門全体の売上高79億9百万円(前年同期5.8%減)となりました。 c. 情報機器及びサプライ品部門 当部門のタグ・ラベルは、食品業界向け需要やECサイト向けのデータプリント事業は堅調に推移したものの、輸送機器関連や物流業界向けラベルの減少に加え、物流業界向け情報ラベルの需要が鈍化した影響などにより減少いたしました。情報機器類におきましては、小型・中型プリンターの受注が増加したことに加え、カスタマイズ機の受注が大幅に伸びたことなどにより、この部門全体の売上高は44億40百万円(前年同期比0.3%増)となりました。 d. その他の部門 当部門の化成品は、物流関係向けのチケットパックの需要が減少したことに加え、感染症対策の衛生関連商品の受注価格が低下したことなどにより、この部門全体の売上高は5億39百万円(前年同期比12.9%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は13億98百万円となり、前連結会計年度末に比べ35百万円減少しております。その内訳は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、4億62百万円(前期は6億53百万円の増加)となりました。これは仕入債務の減少8億54百万円等資金が減少したものの、減価償却費6億28百万円、税金等調整前当期純利益5億36百万円、売上債権の減少2億27百万円等資金が増加したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、10億36百万円(前期は10億60百万円の減少)となりました。これは有形固定資産の取得による支出10億13百万円等資金が減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の増加は、5億39百万円(前期は2億6百万円の増加)となりました。これは長期借入金の返済7億90百万円、配当金の支払1億21百万円等資金が減少したものの、長期借入れにより8億円、短期借入金の純増加7億20百万円等資金が増加したことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 事業部門   生産高(千円)   前年同期比(%) 商業印刷   939,347   △0.0 包装資材及び紙器、紙工品   4,650,999   △2.5 情報機器及びサプライ品   2,958,475   2.0 その他   -   - 合計   8,548,822   △0.7 (注)1 事業部門間の取引については、相殺消去しております。 2 金額は、製造原価によっております。 b. 仕入実績 事業部門   仕入高(千円)   前年同期比(%) 商業印刷   238,961   5.6 包装資材及び紙器、紙工品   1,471,856   △11.5 情報機器及びサプライ品   635,976   △8.3 その他   366,704   △12.0 合計   2,713,498   △9.5 (注) 事業部門間の取引については、相殺消去しております。 c. 受注実績 事業部門   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 商業印刷   1,117,165   0.0   41,434   △18.6 包装資材及び紙器、紙工品   7,918,078   △5.8   882,568   0.9 情報機器及びサプライ品   4,440,731   0.3   203,916   0.1 その他   539,364   △13.0   18,569   △3.0 合計   14,015,338   △3.8   1,146,489   △0.0 (注)1 事業部門間の取引については、相殺消去しております。 2 金額は、販売価格によっております。 d. 販売実績 事業部門   販売高(千円)   前年同期比(%) 商業印刷   1,126,651   △0.0 包装資材及び紙器、紙工品   7,909,490   △5.8 情報機器及びサプライ品   4,440,392   0.3 その他   539,946   △12.9 合計   14,016,480   △3.8 (注)1 事業部門間の取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 当連結会計年度については、当該割合が100分の10未満であるため記載を省略しております。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日) 金額(千円)   割合(%) 日本郵便株式会社   1,747,476   11.9 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、重要な見積り、判断及び仮定を行う必要があります。特に重要と考える事項は、連結財務諸表「注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しておりますので、ご参照ください。会計方針を適用するにあたり、注記事項以外で、財政状態及び経営成績に影響を与える項目は下記のとおりであります。 a. 貸倒見積高の算定 債権の貸倒の可能性について予測する必要があるため、一般債権については貸倒実績率に基づき計上し、貸倒懸念債権及び破産更生債権等については回収可能性を勘案して個別に検討しております。相手先の財務状況等が悪化し回収可能額が見積りより減少する可能性が発生した場合は、貸倒引当金を積み増すことで、損益に影響を与える可能性があります。 b. 投資有価証券の減損 長期的な取引関係の維持のために、取引先の株式の一部を所有しております。これらの株式のうち市場価格のない株式等以外のものについては、時価の下落率が取得原価に対して30~50%に達した場合、個別銘柄毎に過去一定期間の高値等、時価水準を把握するとともに、公表財務諸表での財務比率の検討等を行い、減損の実施を総合的に判断しております。将来、株式市況の悪化又は投資先の業績不振により、減損が必要となり、損益に影響を与える可能性があります。 ②財政状態の分析 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ53百万円減少の106億17百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ3億円減少の45億52百万円となりました。これは電子記録債権が1億26百万円減少したことなどによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ2億47百万円増加の60億65百万円となりました。これは建設仮勘定が1億5百万円増加したことなどによるものであります。 負債合計は、前連結会計年度末に比べ2億91百万円減少の57億52百万円となりました。これは短期借入金が7億20百万円増加したものの、電子記録債務が8億19百万円減少したことなどによるものであります。 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ2億37百万円増加の48億65百万円となりました。 ③経営成績の分析 a. 概要 当連結会計年度は、雇用・所得環境の改善や政府の経済対策などが見られたものの、インフレによる実質賃金の伸び悩みで個人消費は緩やかな回復基調となりました。一方で、ロシア・ウクライナ問題の長期化による地政学リスクの影響、円安基調の為替などによる原材料価格やエネルギー価格の高騰、米国の通商政策を始めとした各国の政策リスク上昇、金融政策の正常化に伴う金利動向、中東地域をめぐる紛争により発生する調達リスクなど依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループは、中期経営計画「nozaki2024/2026“SHINKA”」に沿い、3つの意味を持たせたSHINKA(進化、深化、伸化)を当社のあるべき姿とし、主力商品である(包装資材及び紙器・紙工品や情報機器及びサプライ品部門)の売上成長、競争優位性の強化、生産効率の改善によるローコストオペレーションの追求、資本効率の向上と資産効率の最適化など企業価値の向上を進めてまいりました。 b. 売上高 連結売上高は前連結会計年度に比べ3.8%減少し、140億16百万円となりました。 商業印刷部門は、カタログ・パンフレット類である一般商業印刷物において展示会向けの需要が盛況に推移したことや官公庁関連向けの受注が増加したものの、隔年製作のカタログの谷間にあった事に加え、カレンダーの受注部数の減少や製作中止などの影響により、前連結会計年度に比べ0.0%の11億26百万円となりました。 包装資材及び紙器、紙工品部門のうち伝票類は物流部門の受注が増加したものの、同業他社との価格競争による販売価格の低下、ペーパーレス化の進展などの影響により減少いたしました。紙器は、化粧品や食品業界向け、工業製品向けの受注が増加したものの、前年の物流業界向け特需の影響により減少いたしました。軟包装は、食品向けの受注が増加したものの、包装紙、紙袋類は円安効果を背景としたインバウンド需要に伴う百貨店等流通業界・小売業界のギフト・お土産品の増加を見込んでおりましたが、低調に推移したことなどにより、この部門全体では前連結会計年度に比べ5.8%減少し79億9百万円となりました。 情報機器及びサプライ品部門のうちラベルは、食品業界向け需要やECサイト向けのデータプリント事業は堅調に推移したものの、輸送機器関連や物流業界向けラベルの減少に加え、物流業界向け情報ラベルの需要が鈍化した影響などにより減少いたしました。情報機器類におきましては、小型・中型プリンターの受注が増加したことに加え、カスタマイズ機の受注が大幅に伸びたことなどにより、この部門全体では前連結会計年度に比べ0.3%増加し44億40百万円となりました。 その他の部門のうち化成品は、物流関係向けのチケットパックの需要が減少したことに加え、感染症対策の衛生関連商品の受注価格が減少したことなどにより、この部門全体では前連結会計年度に比べ12.9%減少し5億39百万円となりました。 c. 営業利益 積極的な設備投資や人的資本の強化、主力商品を中心とした販売に「印刷×DX」や既存製品の高付加価値化の取り組みを進めてまいりましたが、原材料価格の高止まり、物価上昇・賃上げによる人件費の増加に加え、工場設備の計画変更に伴う修繕工事の増加、セキュリティ強化を目的としたIT機器の全面更新に伴う製造原価の上昇などにより、営業利益は前連結会計年度に比べ25.2%減少し5億16百万円となりました。 d. 親会社株主に帰属する当期純利益 特別利益は固定資産売却益などにより6百万円、特別損失は固定資産処分損により39百万円となり、税金等調整前当期純利益は5億36百万円、法人税等は1億68百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は3億59百万円となりました。なお、前連結会計年度は5億22百万円の親会社株主に帰属する当期純利益でした。 当社グループが属する印刷メディア市場におきましても、紙媒体からデジタルへの移行が年々進み、市場変化への対応が必要とされるなか、中期経営計画「nozaki2024/2026“SHINKA”」で継続的に続けてきた「印刷×DX」の取り組みによる既存製品の高付加価値化、新たに投資した設備の活用による主力商品(包装資材及び紙器、紙工品や情報機器及びサプライ品部門)の提案型営業を積極的に展開するとともに、業務改善や生産ラインの効率化、省エネルギー化を継続して推し進め、自己資本利益率(ROE)の向上と経営基盤の強化に取り組み企業価値向上に努めてまいります。 ④経営成績に重要な影響を与える要因について 価格競争の激化による受注価格の低下については、生産ラインの増強やシステム化を進めることで製品原価の見直しを図るとともに、競合先企業の動向、お取引先の要望をいち早く察知するなど競争力を強化することに努めます。 原材料価格の動向を常に注視し、価格上昇分においては販売価格の見直しによる価格転嫁を行い収益に与える影響を回避することに努めます。 情報機器類は競合先企業の動向を注視し、新製品の開発やカスタマイズ機の販売を進めることで、市場の要望にお応えできる製品作りに努めながら陳腐化を防ぎます。 ⑤資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの運転資金需要のうち主なものは原材料の購入費のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、生産設備投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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