概要
菊水化学工業は、建築用塗料・防水材・接着剤などを製造・販売する化学メーカーである。名古屋市に本社を置き、連結従業員数445名。主力の「キクスイ」ブランドで、住宅・ビル向けに幅広い製品を提供。売上高は約216億円(2026年3月期予想)で、改修市場を中心に安定した需要がある。1959年の創業以来、国内4工場と海外子会社を擁し、建築仕上材の総合メーカーとして事業を展開している。
建築仕上材の総合メーカーとしての事業構成
当社グループは、建築仕上塗材、建築下地調整塗材、タイル接着材、建築土木資材の製造販売と、建築物の改修改装工事(ビルリフレッシュ)を営む。製品販売・工事の単一セグメントで、連結子会社5社(株式会社ツーアール、菊水香港有限公司、菊水建材科技(常熟)有限公司、台湾菊水股份有限公司、菊水利諾工程股份有限公司)を持つ。中国・台湾・香港に現地法人を設立し、海外展開も進めている。
売上高は横ばい、収益性は低水準
過去10年の連結売上高は205億円から224億円の範囲で推移しており、2026年3月期は216億円の予想。営業利益率は1~2%と低く、2026年3月期は4億円(率1.85%)を見込む。純利益は2~4億円程度。収益性が低い要因として、原材料・エネルギー価格の高騰や人手不足による改修需要の低迷がある。一方で、売上高は安定しており、ストック物件のメンテナンス需要に支えられている。
改修市場に特化した事業戦略
当社グループは、新築よりも改修市場に重点を置く。住宅塗り替えやマンション修繕、ビルリフレッシュを中心に、環境対策(アスベスト対策)、省エネ対策(遮熱・断熱塗材)、美観回復、剥落対策、機能回復、漏水対策などの高付加価値提案を行っている。特に、無機・水系製品を中心に、環境共生型の製品開発を進め、「Repaint the future」をサステナビリティ方針として掲げている。
国内4工場と海外生産拠点
生産拠点は国内に4工場(犬山、福岡、茨城、東海)を持ち、それぞれが建築仕上材の製造を担う。2017年には東海工場を新設し、2018年には犬山工場を全面改築した。海外では、中国の菊水建材科技(常熟)有限公司が生産拠点として機能する。かつては上海に現地法人を置いていたが、2024年3月に清算を完了している。
業界の中での役割は建築用仕上げ材・接着材のメーカー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01建築・建設(住宅・ビル)主力
建築物の内外壁を化粧仕上げする建築仕上塗材、下地を整える下地調整塗材、タイルを壁に貼るためのタイル接着材などを製造販売。ビルリフレッシュ事業として改修改装工事も手がける。
- 建築仕上塗材
- 内外壁などの化粧仕上げ材。
- 建築下地調整塗材
- 仕上げ工事の前処理に使う下地調整材。
- タイル接着材
- タイルを壁面に貼り付けるための接着材。
02建築リフォーム・メンテナンス準主力
ビルリフレッシュとして、既存建築物の改修・改装工事を提供。
- ビルリフレッシュ工事
- 建築物の改修・改装工事。
製品と技術
建築仕上塗材:内外壁の化粧仕上げを担う主力製品
建築仕上塗材は、建築物の内外壁等を化粧仕上する材料で、当社の主力製品群である。水系・無機系を中心に、高耐候・高耐久・低汚染機能を持つ製品を開発。遮熱塗材や断熱塗材など、環境配慮型の製品もラインアップする。これらは改修市場での需要が高く、住宅塗り替えやマンション修繕で使用される。
建築下地調整塗材:仕上げの品質を支える下地材
建築下地調整塗材は、建物の内外装仕上工事において、下地を平滑にし、仕上塗材の密着性を高めるための材料である。コンクリートやモルタル面の不陸を調整し、ひび割れを防止する機能を持つ。当社は「総合仕上材メーカー」として、下地から仕上げまで一貫した製品を提供している。
タイル接着材と建築土木資材:多様な施工ニーズに対応
タイル接着材は、壁面にタイルを貼付けるための接着材料で、住宅やビルの外壁・内装に使用される。建築土木資材には、壁面に模様を描くための吹付用補助型紙などが含まれる。これらの製品は、建築現場での作業効率向上や品質確保に貢献している。
ビルリフレッシュ:建築物の改修・改装工事事業
ビルリフレッシュは、既存建築物の改修・改装工事であり、当社の工事部門が手掛ける。外壁の塗り替え、防水補修、タイル張り替えなど、建物の長寿命化と美観回復を目的とする。2026年3月期の販売実績では、大和ハウスリフォーム株式会社への売上が全体の13.6%を占めるなど、大口顧客との取引もある。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
その他製品のなかでの位置
建築塗料で国内首位級、内需中心で安定需要
当社は建築用塗料を主力とする専門メーカーで、国内市場では上位に位置する。同業他社との比較では、売上規模は中堅クラスだが、独自の技術力を活かした高機能製品に強みを持つ。業界内では、大手化学メーカーとの競争が激しいものの、ニッチな市場で一定のシェアを確保している。近年の売上は横ばい傾向で、営業利益率は改善しているが、原材料費の高騰や需要の伸び悩みが課題である。ライバルである三井松島ホールディングスや浅香工業と比較しても、当社は内需依存度が高く、海外展開が遅れている。今後の成長には、海外市場の開拓や付加価値の高い製品開発が求められる。
強み
- 高機能塗料の開発力で差別化し、業界内で一定の競争優位を確立している。
- 建築塗料は補修需要が安定しており、景気変動の影響を受けにくい事業構造を持つ。
- 売上は横ばいだが、原価低減や高付加価値品の販売で営業利益率が改善傾向にある。
- 塗料専門メーカーとしての専門知識と顧客基盤を有し、提案力を発揮している。
課題
- 海外売上比率が低く、成長市場での事業拡大ができていない。
- 原材料価格の上昇がコストを圧迫し、収益性を悪化させるリスクがある。
- 国内の建築需要が減少傾向で、売上成長が期待できない状況が続いている。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
その他製品の時価総額近傍。太字が菊水化学工業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7916光村印刷 | 58億円 | 16.3倍 |
| 2 | 7857セキ | 58億円 | 21.3倍 |
| 3 | 7902ソノコム | 56億円 | 13.5倍 |
| 4 | 7804ビーアンドピー | 55億円 | 11.6倍 |
| 5 | 7859アルメディオ | 53億円 | — |
| 6 | 7953菊水化学工業 | 51億円 | 18.6倍 |
| 7 | 7808シー・エス・ランバー | 50億円 | 7.3倍 |
| 8 | 7919野崎印刷紙業 | 48億円 | 10.2倍 |
| 9 | 7957フジコピアン | 47億円 | — |
| 10 | 7847グラファイトデザイン | 45億円 | 29.3倍 |
| 11 | 7975リヒトラブ | 45億円 | 59.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 28件
建築仕上材販売会社として創業した1959年
1959年6月、建築化粧仕上材の販売を目的として、名古屋市中区に菊水商事有限会社を創立。資本金は60万円。1961年3月に菊水株式会社へ組織変更し、1963年6月には菊水化学工業株式会社へ商号を変更した。この間、販売から製造へと事業領域を拡大する基盤を築いた。
工場建設による生産体制の拡充(1969~1977年)
1969年5月、愛知県犬山市に犬山工場を建設。続いて1973年1月に福岡工場、1977年9月に茨城工場を建設し、国内生産拠点を3か所に増やした。同時に、1976年には輸出専門の菊水インターナショナル株式会社、1977年には不動産事業の菊水クリエイト株式会社を設立(1999年清算)し、多角化を試みた。
名古屋証券取引所上場と新工場建設(1988~1989年)
1988年11月、株式を名古屋証券取引所市場第二部に上場。1989年2月には岐阜県各務原市に各務原工場、同年6月には兵庫県明石市に明石工場を建設した。明石工場は2004年12月に売却されている。この時期、本社移転も相次ぎ、1984年と1986年に名古屋駅前へ移転している。
中国進出と連結子会社の拡大(2004~2010年)
2004年4月、中国に菊水化工(上海)有限公司を設立(2024年3月清算)。2010年1月には株式取得により日本スタッコ株式会社を連結子会社化した。セラミック事業は2014年10月に譲渡し、事業の選択と集中を進めた。2014年12月には東京証券取引所市場第二部に上場し、資本市場での認知を高めた。
東アジアへの拠点展開と工場増強(2015~2020年)
2015年4月に香港に菊水香港有限公司、2016年1月に中国江蘇省に菊水建材科技(常熟)有限公司、台湾に台湾菊水股份有限公司を設立。2017年7月には愛知県瀬戸市に東海工場を新設し、生産能力を強化。2018年1月には犬山工場を全面改築、2020年6月には茨城工場に溶剤調色工場を増設した。
年表28件を開く
1950年代
- 1959年6月創業建築化粧仕上材の販売を目的とし、菊水商事有限会社(資本の総額60万円、本店所在地名古屋市中区)を創立する。
1960年代
- 1961年3月菊水商事有限会社を組織変更して、菊水株式会社とする。
- 1963年6月菊水化学工業株式会社に商号を変更する。
- 1969年5月愛知県犬山市に犬山工場を建設する。
1970年代
- 1971年2月本社を名古屋駅前中経ビル(中村区)に移転する。
- 1973年1月福岡県糟屋郡志免町に福岡工場を建設する。
- 1976年12月創業建築仕上材の輸出業務を目的とする菊水インターナショナル株式会社(出資比率100%)を設立する。(存続会社)
- 1977年5月創業不動産業等を目的とする菊水クリエイト株式会社(出資比率100%)を設立する。(1999年3月清算)
- 1977年9月茨城県猿島郡総和町(現 古河市)に茨城工場を建設する。
1980年代
- 1984年9月本社を名古屋駅前東洋ビル(中村区)に移転する。
- 1986年4月M&A菊水化学工業株式会社(本店所在地名古屋市中川区)が、親会社の菊水化学工業株式会社(本店所在地名古屋市中村区)を吸収合併し、本社を名古屋駅前東洋ビル(中村区)に移転する。
- 1988年11月上場株式を名古屋証券取引所市場第二部に上場する。
- 1989年2月岐阜県各務原市に各務原工場を建設する。
- 1989年6月兵庫県明石市に明石工場を建設する。(2004年12月売却)
1990年代
- 1999年1月本社を名古屋市中区丸の内二丁目小塚ビルに移転する。
2000年代
- 2000年11月各務原市各務東町にセラミックセンター(工場)を建設する。(2014年10月事業譲渡)
- 2004年4月創業中国に菊水化工(上海)有限公司を設立する。(2024年3月清算結了)
- 2005年1月本社を名古屋市中区丸の内三丁目清風ビルに移転する。
2010年代
- 2010年1月M&A株式取得により日本スタッコ株式会社を連結子会社とする。
- 2014年10月セラミック事業を事業譲渡する。
- 2014年12月上場東京証券取引所市場第二部に上場する。
- 2015年3月本社を名古屋市中区錦二丁目日本生命広小路ビルに移転する。
- 2015年4月創業香港に菊水香港有限公司を設立する。
- 2016年1月創業中国に菊水建材科技(常熟)有限公司を設立する。
- 2016年1月創業台湾に台湾菊水股份有限公司を設立する。
- 2017年7月愛知県瀬戸市に東海工場を建設する。
- 2018年1月犬山工場を全面改築する。
2020年代
- 2020年6月茨城工場に溶剤調色工場を増設する。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で426人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は530万円で、9期前と比べて+17.9%。平均年齢は42.8歳、平均勤続年数は14.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 445 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 439 | — |
| 2019年3月 | 450 | 38.7 | 13.1 | 435 | — |
| 2020年3月 | 511 | 39.3 | 13.7 | 444 | — |
| 2021年3月 | 479 | 39.4 | 13.5 | 469 | — |
| 2022年3月 | 491 | 40.0 | 13.6 | 470 | — |
| 2023年3月 | 507 | 41.2 | 13.5 | 457 | — |
| 2024年3月 | 510 | 42.8 | 13.3 | 439 | — |
| 2025年3月 | 507 | 41.8 | 13.7 | 442 | 68 |
| 2026年3月 | 530 | 42.8 | 14.4 | 426 | 94 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は216億円、営業利益は4億円。前期と比べると増収増益で、売上が+0.9%、利益が+33.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 230億円 | 216億円 |
| 営業利益 | 7億円 | 4億円 |
| 純利益 | 5億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥17 | ¥17 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は58億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+9.4%、営業利益は+200.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 52 | — | — | −2 |
| 2024年1Q | 53 | 1 | 1.9 | 1 |
| 2024年2Q | 56 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 64 | 3 | 4.7 | 2 |
| 2024年4Q | 51 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 109 | 3 | 2.8 | 2 |
| 2025年4Q | 105 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年2Q | 106 | 2 | 1.9 | 1 |
| 2026年4Q | 110 | 2 | 1.8 | 2 |
| 2027年1Q | 58 | 3 | 5.2 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は194億円から216億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は1.9%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 194 | — | 7 | — | 4 |
| 東京証券取引所市場第二部に上場する。 | |||||
| 2014年3月 | 213 | — | 8 | — | 5 |
| 香港に菊水香港有限公司を設立する。 | |||||
| 2015年3月 | 210 | — | 9 | — | 3 |
| 中国に菊水建材科技(常熟)有限公司を設立する。 | |||||
| 2016年3月 | 220 | — | 6 | — | 4 |
| 愛知県瀬戸市に東海工場を建設する。 | |||||
| 2017年3月 | 205 | — | 3 | — | 2 |
| 2018年3月 | 207 | — | 1 | — | 0 |
| 2019年3月 | 215 | — | 3 | — | 1 |
| 2020年3月 | 216 | — | 3 | — | 2 |
| 2021年3月 | 205 | — | 3 | — | 2 |
| 2022年3月 | 222 | — | 5 | — | 1 |
| 2023年3月 | 224 | — | 7 | — | 2 |
| 2024年3月 | 224 | — | 6 | — | 4 |
| 2025年3月 | 214 | 3 | 3 | 1.4 | 2 |
| 2026年3月 | 216 | 4 | 5 | 1.9 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高216億円のうち、営業利益として残るのは4億円で1.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の1.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.4%165億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.8%47億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.9%4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが8億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは5億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は42億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 13 | −2 | 1 | 11 | 35 |
| 2014年3月 | 6 | −3 | −3 | 3 | 35 |
| 2015年3月 | 4 | 4 | 7 | 8 | 49 |
| 2016年3月 | −2 | −11 | 0 | −13 | 36 |
| 2017年3月 | 4 | −11 | 5 | −7 | 34 |
| 2018年3月 | 5 | −14 | 6 | −9 | 31 |
| 2019年3月 | 7 | −1 | −4 | 6 | 34 |
| 2020年3月 | 5 | −3 | −7 | 2 | 29 |
| 2021年3月 | 10 | −1 | −6 | 9 | 33 |
| 2022年3月 | 12 | 0 | −5 | 12 | 40 |
| 2023年3月 | 5 | −5 | −1 | 0 | 39 |
| 2024年3月 | 11 | −6 | −4 | 5 | 40 |
| 2025年3月 | 5 | 1 | −7 | 6 | 40 |
| 2026年3月 | 8 | −3 | −4 | 5 | 42 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は170億円。このうち返さなくてよい自己資本が104億円で、自己資本比率は60.0%(業種中央値59.3%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 154 | 76 | 78 | 49.4 |
| 2014年3月 | 160 | 80 | 80 | 50.1 |
| 2015年3月 | 168 | 95 | 73 | 56.4 |
| 2016年3月 | 168 | 96 | 72 | 56.4 |
| 2017年3月 | 172 | 96 | 76 | 55.1 |
| 2018年3月 | 183 | 96 | 87 | 52.0 |
| 2019年3月 | 183 | 93 | 90 | 50.6 |
| 2020年3月 | 165 | 91 | 74 | 54.3 |
| 2021年3月 | 167 | 93 | 74 | 54.7 |
| 2022年3月 | 165 | 91 | 74 | 54.5 |
| 2023年3月 | 170 | 92 | 78 | 53.5 |
| 2024年3月 | 181 | 97 | 84 | 53.0 |
| 2025年3月 | 162 | 97 | 65 | 58.7 |
| 2026年3月 | 170 | 104 | 66 | 60.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
その他製品 104社との比較
同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで104社中6位あたり、逆に低いのはROEで104社中82位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥402で、1年前と比べて+5.7%。過去52週の値幅のなかでは71%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 18.6倍 |
| PER (会社予想) | 10.3倍 |
| PBR | 0.49倍 |
| 配当利回り | 4.23% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は380円台後半で推移し、直近は389円。1か月で変わらず、1年では5.7%上昇と安定的な動き。25日線387.28円、75日線385.64円を上回り、200日線383.07円も超えており、三つの移動平均線がほぼ収束している。RSIは57.14と中立圏で、方向感に欠ける。52週高値414円、安値372円のレンジの中間付近で推移。出来高は8月7日に15700株とやや増加したが、全体的に低水準で、様子見姿勢が続く。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERが18.02倍と業界平均の18.51倍とほぼ同水準だが、予想PERは10倍と大幅に低下する見込み。PBRは0.477倍と平均の1.39倍を大きく下回り、配当利回りは4.37%と平均の3%を上回る。ROEは2.74%と低く収益性は劣るが、資産価値に比べて株価が割安で、配当利回りの高さも魅力。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 18.6倍 | 18.4倍 |
| PER (予想) | 10.3倍 | — |
| PBR | 0.49倍 | 1.38倍 |
| ROE | 2.7% | 6.6% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、低収益体質から脱却し、利益を拡大できるかどうか。売上高は横ばいで、営業利益率は1〜2%と低水準。強気派は、原材料価格の落ち着きや価格改定の浸透で利益率が改善するとみる。またPBR0.5倍未満と割安感があり、配当利回り4%超を魅力と捉える。一方、弱気派は、建築需要の長期的な減少や競争激化で、売上・利益とも伸び悩むと懸念。さらに、原材料高や物流費の上昇が利益を圧迫し、改善は限定的とみる。バリュエーションと収益性のどちらを優先するかが争点。
- 割安なバリュエーション
PBR0.47倍と解散価値に近く、株価の下値は限定的との見方。
- 高配当利回り
配当利回り4.4%と相対的に高く、株主還元が下支え。
- 価格改定の効果
原材料高の転嫁が進めば、利益率の改善余地がある。
- PBR0.477倍と純資産の半値以下不定影響強
PBR0.477倍は純資産の半値以下で、資本政策次第
- 営業利益4億円・純利益3億円へ増益決算発表後影響中
営業利益は3億円→4億円、純利益は2億円→3億円
- フォワードPER10倍の割安感通年影響中
2026年3月期予想純利益3億円でPER10倍、前期は18倍
- 配当利回り4.37%の高水準継続影響弱
現株価で利回り4.37%と高い
- 低い収益性
営業利益率1%台で推移し、資本コストを下回る可能性。
- 市場の縮小
新設住宅着工の減少や塗装需要の低迷で、売上成長が見込めない。
- 競争の激化
大手や海外メーカーとの価格競争で、採算が悪化する恐れ。
- 売上高が224億円から214億円へ減少決算発表後影響強
売上高は224→214→216億円と停滞
- 営業利益率1.85%は赤字転落のリスク継続影響中
営業利益率1.85%は、わずかなコスト増で赤字転落のリスク
- ROE2.74%と低く資本効率が悪い通年影響中
ROE2.74%と低く、資本効率が悪い
- 時価総額50億円と超小型で需給が細る継続影響弱
時価総額50億円と小さく、売買が細い
- 売上高成長率
- 市場規模の拡大・縮小を把握し、需要動向を測るため。
- 営業利益率
- 低収益体質からの改善度合いを確認するため。
- 原材料価格の動向
- コスト変動が利益率に直結するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり17円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは4.23%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 16 | — | 99.5 |
| 2018年3月 | 16 | 0.0 | 218.5 |
| 2019年3月 | 16 | 0.0 | 103.7 |
| 2020年3月 | 17 | 6.3 | 203.8 |
| 2021年3月 | 16 | −5.9 | 92.0 |
| 2022年3月 | 16 | 0.0 | — |
| 2023年3月 | 16 | 0.0 | 37.5 |
| 2024年3月 | 16 | 0.0 | 56.5 |
| 2025年3月 | 17 | 6.3 | 106.8 |
| 2026年3月 | 17 | 0.0 | 70.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥17
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ6,680人。区分でいちばん多いのは個人・その他で57.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.2%を占め、残る59.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 51.3 | 53.1 | 54.4 | 55.0 | 55.7 | 57.9 |
| 事業法人 | 30.0 | 28.6 | 27.9 | 27.5 | 28.9 | 28.1 |
| 金融機関 | 17.4 | 17.3 | 16.6 | 15.7 | 13.9 | 12.1 |
| 自己株式 | 1.8 | 1.8 | 1.6 | 1.4 | 1.1 | 1.6 |
| 証券会社 | 0.8 | 0.5 | 0.6 | 0.9 | 0.9 | 1.0 |
| 外国法人 | 0.5 | 0.4 | 0.5 | 0.8 | 0.6 | 0.9 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 菊水化学工業取引先持株会 | 8.21 |
| 02 | 株式会社 ティー・サポート | 7.14 |
| 03 | 菊水化学工業社員持株会 | 4.61 |
| 04 | 株式会社 名古屋銀行 | 4.08 |
| 05 | 株式会社 あいち銀行 | 3.18 |
| 06 | 株式会社 大垣共立銀行 | 1.37 |
| 07 | 長瀬産業 株式会社 | 1.27 |
| 08 | 加藤 丈博 | 1.23 |
| 09 | 浅海 正義 | 1.20 |
| 10 | いずも産業 株式会社 | 1.11 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−50%、1株純資産は14期で+10%。直近期のROEは2.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 43 | 740 | 6.0 | 10.7 | 28.7 |
| 2014年3月 | 44 | 773 | 5.8 | 9.6 | 31.7 |
| 2015年3月 | 24 | 759 | 3.0 | 21.9 | 63.7 |
| 2016年3月 | 31 | 758 | 4.1 | 12.8 | 49.0 |
| 2017年3月 | 17 | 758 | 2.2 | 27.9 | 99.5 |
| 2018年3月 | 3 | 761 | 0.3 | 177.7 | 218.5 |
| 2019年3月 | 11 | 739 | 1.5 | 34.6 | 103.7 |
| 2020年3月 | 12 | 717 | 1.7 | 29.6 | 203.8 |
| 2021年3月 | 13 | 730 | 1.8 | 30.8 | 92.0 |
| 2022年3月 | 8 | 719 | 1.0 | 48.1 | — |
| 2023年3月 | 20 | 723 | 2.7 | 19.3 | 37.5 |
| 2024年3月 | 30 | 763 | 4.0 | 13.4 | 56.5 |
| 2025年3月 | 13 | 755 | 1.7 | 28.8 | 106.8 |
| 2026年3月 | 22 | 816 | 2.7 | 18.1 | 70.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額154百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 遠山眞樹 | 代表取締役社長 | 64 |
| 今井田広幸 | 取締役会長 | 69 |
| 中原章義 | 常務取締役 管理本部長 兼 建材塗料事業本部担当 | 66 |
| 稲葉信彦 | 取締役 生産本部長 兼 資材部担当 | 61 |
| 村山直樹 | 取締役 住宅事業本部長 兼 品質保証部部長 兼 商品開発本部長 | 61 |
| 川合伸子 | 取締役 | 64 |
| 鈴木彰 | 常勤 監査役 | 63 |
| 服部郁 | 監査役 | 56 |
| 水野晋一 | 監査役 | 53 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 92 | 23 | 9 | 124 | 25 |
| 監査役 | 2 | 13 | — | 1 | 14 | 7 |
| 社外取締役 | 4 | 10 | — | — | 10 | 3 |
| 社外監査役 | 2 | 6 | — | — | 6 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容486字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,141字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,365字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,889字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第69期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-26
- 半期報告書半期報告書-第69期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第68期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第68期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第67期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第67期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第67期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-12-22
- 四半期報告書四半期報告書-第67期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第66期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第66期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第66期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第66期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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