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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

フランスベッドホールディングス

FRANCE BED HOLDINGS CO.,LTD.7840 · Prime · その他製品

ベッド・寝装品等の製造販売と医療介護向けレンタルを両軸に、健康と快適な空間を支える事業体。

概要

フランスベッドホールディングスは、ベッド・マットレス・電動ベッドなどの寝具を製造販売する企業グループの持株会社である。病院・介護施設向け医療用ベッドのレンタルで国内大手の地位を持ち、一般家庭向け家具・寝装品やホテル向けリネンサプライも手掛ける。2026年3月期の連結売上高は606億円、営業利益47億円、従業員数1,834人。東京証券取引所プライム市場に上場している。

主力は医療介護向けレンタル、売上高の68%を占める

メディカルサービス事業が連結売上高の約68%を占める最大セグメントである。2026年3月期の同事業の売上高は418億30百万円。中核は病院・介護施設・在宅向けの電動ベッドなどのレンタルで、介護保険対象の福祉用具貸与事業が中心をなす。営業所の新規出店やM&Aを通じて都市部でのシェア拡大を進め、国内シェアNo.1を標榜する。同事業には子会社のフランスベッド株式会社、株式会社翼、カシダス株式会社、株式会社ホームケアサービス山口などが関与する。

一般消費者向けインテリア健康事業とその課題

インテリア健康事業はベッド・家具類・寝装品・健康機器の製造・卸売と戸別訪問販売を手掛ける。2026年3月期の売上高は193億80百万円とメディカルサービス事業の半分以下だが、家庭向け中・高価格帯の商品開発に注力する。国内家具市場は大手販売店の寡占化やEC化が進み、同事業の売上は前年比0.5%減と伸び悩む。自社ショールームでの展示販売会やEC向け商品開発で対応する。

8社の連結子会社で構成されるグループ体制

グループは当社と10社の子会社(連結8社、非連結2社)および関連会社2社で構成される。連結子会社にはフランスベッド株式会社(メディカルサービスとインテリア健康の両事業を担当)、フランスベッド販売株式会社、株式会社エフビー友の会、東京ベッド株式会社、フランスベッドファニチャー株式会社などがある。非連結子会社として江蘇芙蘭舒床有限公司(中国)とフランスベッドメディカルサービス株式会社があり、いずれも小規模で連結に重要な影響はない。

安定した収益基盤とキャッシュフロー

売上高は過去10年間ほぼ500億円台で推移し、2026年3月期には606億円に達した。営業利益率は約7.8%と安定的で、2026年3月期の営業キャッシュフローは63億33百万円の収入。減価償却費50億33百万円が主な非資金項目であり、レンタル資産への投資(有形固定資産の取得51億32百万円)を継続する。自己株式の取得(15億3百万円)や配当(13億59百万円)も行い、株主還元を実施している。

業界の中での役割はベッド・寝装品メーカーかつ医療介護機器レンタル業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
618億円
営業利益
43億円
営業利益率
7.0%
純利益
27億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01医療・介護市場主力

医療・介護用ベッドのレンタル、小売、卸売のほか、福祉用具の販売・レンタル、病院・ホテル等へのリネンサプライを行う。在宅介護・施設介護の需要に対応。

主な製品・サービス3
医療・介護用ベッド(レンタル)
病院・介護施設・在宅向けに電動ベッド等をレンタル。介護負担軽減に貢献。
福祉用具
車いす、歩行器、入浴福祉機器等の販売・レンタル。
リネンサプライ
病院・ホテル等向けにシーツ、タオル等のリネン類の洗濯・レンタル。

02一般消費者・インテリア市場主力

ベッド・家具類・寝装品・健康機器等の製造・仕入・卸売および戸別訪問販売、広告・展示会場設営を行う。一般家庭向けに快適な住環境を提供。

主な製品・サービス3
ベッド・家具類
家庭向けベッド、ソファ、テーブル等の家具の製造・販売。
寝装品
マットレス、枕、布団等の寝具類。
健康機器
マッサージチェア等の健康増進機器。

03不動産賃貸その他

グループで保有する不動産の賃貸等を行う。

製品と技術

医療・介護用電動ベッドのレンタルが事業の核

主力製品は医療・介護用電動ベッドで、病院・介護施設・在宅向けにレンタル提供する。介護保険対象の福祉用具貸与として、介護負担軽減に貢献する。レンタル資産を繰り返し利用・再生する循環型ビジネスモデルが特徴であり、減価償却費が50億円超に達する資本集約型事業である。営業員の増員や営業所の新設、M&Aにより全国的なサービス網を構築している。

家庭向け高付加価値ベッドと寝装品

インテリア健康事業では、独自機能を持つ中・高価格帯のベッドやマットレス、枕、布団などの寝装品を製造・販売する。家庭向けには戸別訪問販売や自社ショールームでの展示販売会を通じて販売。近年はEC向け商品開発にも注力する。健康機器としてマッサージチェアなども取り扱うが、市場競争の激化により同事業の売上は横ばい傾向にある。

病院・ホテル向けリネンサプライも展開

メディカルサービス事業の一部として、病院やホテル向けにシーツ、タオルなどのリネン類の洗濯・レンタルサービスを提供する。法人向けの追加ベッドやマッサージ器のレンタルも展開。国内ホテル・旅館向けの物件取引は好調であり、2026年3月期のメディカルサービス事業の売上増に貢献した。リネンサプライは安定した需要が見込まれる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

寝具・医療機器で国内大手、安定収益

その他製品セクターに属し、寝具や医療用ベッドなどを手掛ける。同業のドリームベッドや三井松島ホールディングスと比較し、売上高600億円超と規模で優位。営業利益率7.76%(2025/3)と安定した収益を維持。医療・介護需要を背景に堅調だが、成長率は低い。

強み

  • 売上高606億円(2025/3)で同業他社を凌ぎ、ブランド認知度が高い。
  • 営業利益率7.76%と安定的で、医療・介護分野の需要に支えられる。
  • 病院・施設向けの高いシェアを持ち、参入障壁を構築。
  • 寝具、医療機器、介護用品と事業を多角化しリスク分散。

課題

  • 売上高成長率が数%と低く、市場の成熟感が否めない。
  • ドリームベッドや三井松島との競争激化でシェア維持に注力必要。
  • 素材価格上昇がコスト増につながり、利益率を圧迫する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

医療機器・介護の時価総額近傍。太字がフランスベッドホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12749JPホールディングス581億円13.2倍
25821平河ヒューテック538億円28.8倍
34390IPS519億円12.6倍
46062チャーム・ケア・コーポレーション466億円11.5倍
59470学研ホールディングス456億円13.1倍
67840フランスベッドホールディングス453億円17.7倍
76788日本トリム431億円18.5倍
84218ニチバン404億円24.0倍
96823リオン401億円14.0倍
107071アンビスホールディングス401億円13.9倍
112462ライク314億円12.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(医療機器・介護)に従っています。

会社の歴史

沿革 18件

株式移転で持株会社を設立した2003〜2004年

2003年5月、フランスベッド株式会社とフランスベッドメディカルサービス株式会社は株式移転による経営統合を決定。同年6月の両社の定時株主総会で承認され、2004年3月に完全親会社としてフランスベッドホールディングスが設立された。これによりグループ全体の経営管理を一元化し、事業会社を子会社とする持株会社体制へ移行した。

海外子会社の設立と撤退(2005〜2018年)

2005年5月にタイにFrance bed International (Thailand) Co.,Ltd.を設立、2006年1月には韓国フランスベッド株式会社を設立し海外展開を進めた。しかし2010年1月に韓国子会社の株式を売却、2018年7月にはタイ子会社を解散。国内市場に重点を置く戦略に転換した。2012年6月には中国に江蘇芙蘭舒床有限公司を設立したが、小規模な非連結子会社として残る。

グループ再編とM&Aによる事業拡大(2009〜2021年)

2009年4月、フランスベッドメディカルサービス株式会社をフランスベッド株式会社に吸収合併。同年12月には株式会社翼の株式を取得し連結子会社化。2011年5月に株式会社アドセンターを解散。2020年10月にカシダス株式会社、2021年12月に株式会社ホームケアサービス山口の株式を取得し、医療介護分野の事業基盤を強化した。2009年3月には大阪証券取引所の上場を廃止している。

プライム市場移行と中期経営計画の修正(2022〜2026年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場に移行。2024年5月に2026年度を最終年度とする中期経営計画を公表したが、消費環境・コスト構造・為替の変化により2026年2月に業績目標を取り下げた。主力の福祉用具貸与事業への経営資源集中を継続し、DX推進やサービスセンター増強による効率化を図る方針を示している。

継続的なM&Aとレンタル資産への投資

医療介護分野の拡大に向け、M&Aと設備投資を積極的に行う。2020年以降、カシダス株式会社やホームケアサービス山口の買収で営業拠点を拡大。レンタル資産の投下や倉庫・メンテナンス機能を備えるサービスセンターの増強を継続し、2026年3月期には有形固定資産の取得に51億32百万円を投じた。これにより福祉用具貸与事業のインフラを整備している。

年表18件を開く

2000年代

  • 2003年5月創業フランスベッド株式会社及びフランスベッドメディカルサービス株式会社(以下「両社」という。)は、株式移転により完全親会社(共同持株会社)である当社を設立し、経営統合を行う「株式移転契約書」を締結
  • 2003年6月創業両社の定時株主総会において、株式移転による当社の設立について、承認決議
  • 創業[提出会社設立以降]
  • 2004年3月創業両社の株式移転により、当社を設立
  • 2004年11月M&Aフランスベッド販売株式会社(連結子会社)をフランスベッド・トレーディング株式会社(連結子会社)に吸収合併。存続会社は同日にフランスベッド販売株式会社に商号変更
  • 2005年5月創業France bed International (Thailand) Co.,Ltd.を設立
  • 2006年1月創業韓国フランスベッド株式会社を設立
  • 2009年3月上場大阪証券取引所上場廃止
  • 2009年4月M&Aフランスベッドメディカルサービス株式会社(連結子会社)をフランスベッド株式会社(連結子会社)に吸収合併
  • 2009年12月株式会社翼(連結子会社)の株式をフランスベッド株式会社が取得

2010年代

  • 2010年1月韓国フランスベッド株式会社の株式を売却
  • 2011年5月株式会社アドセンター解散
  • 2012年6月江蘇芙蘭舒床有限公司(現・非連結子会社)を設立
  • 2013年4月フランスベッド株式会社がフランスベッドメディカルサービス株式会社(現・非連結子会社)を設立
  • 2018年7月France bed International (Thailand) Co.,Ltd.解散

2020年代

  • 2020年10月カシダス株式会社(連結子会社)の株式をフランスベッド株式会社が取得
  • 2021年12月株式会社ホームケアサービス山口(連結子会社)の株式をフランスベッド株式会社が取得
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    福祉用具貸与事業の拡大

    都市部で営業員増員・新規出店・M&Aを実施し、地方では介護ベッド等の卸販売に注力。レンタル資産への投資やサービスセンター増強、DXによる生産性向上で事業基盤を強化し、国内シェアNo.1を目指す。

  2. 02

    高付加価値商品の開発と販路拡大

    インテリア健康事業では独自機能を持つ中・高価格帯の家庭用ベッドを開発し、自社ショールームやEC販売を強化。法人向けには追加ベッドやマッサージ器レンタルを拡大し、海外市場への展開も進める。

  3. 03

    サステナビリティ経営の推進

    循環型経済への貢献としてレンタル売上構成比率を高め製品の再利用・再生を推進。人的資本経営として教育機会提供や働きやすい環境整備、多様な人材が活躍する制度構築に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,834人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は755万円で、9期前と比べて2.8%平均年齢は47.1歳、平均勤続年数は20.1年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,523
2018年3月1,521
2019年3月77647.223.11,542
2020年3月82347.923.11,554
2021年3月80847.823.11,631
2022年3月74645.620.41,768
2023年3月72845.019.41,785
2024年3月70044.919.21,783
2025年3月73346.220.81,812259
2026年3月75547.120.11,834234

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率17.4%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)78.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 8 / 海外 0、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
メディカル事業本部 東京サービスセンター(メディカレント東京)他 — 東京都 小平市3,327百万円
メディカルサービス
静岡羽毛工場 物流センター 掛川サービスセンター PRスタジオ掛川 静岡リネン工場 — 静岡県 掛川市1,473百万円
メディカルサービス インテリア健康
衛生事業部 田無リネン工場 田無営業所 — 東京都 西東京市1,173百万円
メディカルサービス
ベッド&ソファスタジオ千歳 物流センター 千歳サービスセンター 道央営業所 — 北海道 千歳市957百万円
メディカルサービス インテリア健康
京都営業所 健康・福祉プラザ「助さんたくさん」枚方サービスセンター 賃貸物件 — 大阪府 枚方市874百万円
メディカルサービス インテリア健康
兵庫工場 PRスタジオ兵庫 物流センター — 兵庫県 丹波市854百万円
インテリア健康
鳥栖営業所 鳥栖サービスセンター 賃貸物件 — 佐賀県 鳥栖市732百万円
メディカルサービス インテリア健康 その他
広島営業所 広島サービスセンター PRスタジオ広島 — 広島市 安佐南区699百万円
メディカルサービス インテリア健康
本社 営業本部 物流センター 下関店 — 山口県 下関市625百万円
メディカルサービス
東京工場 インテリア事業本部 PRスタジオ東京 物流センター 他 — 東京都 昭島市617百万円
インテリア健康
ほか17件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    フランスベッド㈱
    東京都昭島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    フランスベッド ファニチャー㈱
    佐賀県 三養基郡 上峰町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    フランスベッド販売㈱
    東京都府中市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エフビー友の会
    東京都府中市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東京ベッド㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱翼
    香川県高松市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    カシダス㈱
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ホームケアサービス山口
    山口県下関市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は618億円営業利益43億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.0%、利益が-8.5%。

売上高
+2.0%
618億円
営業利益
-8.5%
43億円
純利益
-6.9%
27億円
営業利益率
7.0%
前期比 -0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高634億円618億円
営業利益46億円43億円
純利益31億円27億円
1株あたり配当¥42¥42

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は150億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+7.1%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1587
2024年1Q140107.16
2024年2Q144106.96
2024年3Q145117.68
2024年4Q16311
2025年2Q293217.213
2025年4Q313268.316
2026年2Q293186.110
2026年4Q325257.717
2027年1Q150106.76

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は508億円から618億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は7.0%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
フランスベッド株式会社がフランスベッドメディカルサービス株式会社(現・非連結子会社)を設立
2013年3月5082011
2014年3月5492814
2015年3月519179
2016年3月5262614
2017年3月5212319
2018年3月5242618
2019年3月5182426
2020年3月5242415
2021年3月5243523
2022年3月5444026
2023年3月5864527
2024年3月5924731
2025年3月60647477.829
2026年3月61843437.027

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高618億円のうち、営業利益として残るのは43億円7.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は27億円、売上の4.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金45.3%280億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金47.7%295億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.0%43億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
54.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.4pt
7.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.1pt
4.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.6pt
6.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが63億円、投資CFが−43億円で、差し引きのフリーCFは20億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は124億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月50−20−1430116
2014年3月32−25−227100
2015年3月42−35−10797
2016年3月57−37−232094
2017年3月84−40−144136
2018年3月47−36−1511133
2019年3月98−71−1927140
2020年3月12−38−7−26106
2021年3月104−70−1934122
2022年3月60−783−18108
2023年3月89−67−2722104
2024年3月78−56622132
2025年3月74−49−2525132
2026年3月63−43−2920124

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は677億円。このうち返さなくてよい自己資本が402億円で、自己資本比率は59.3%(業種中央値59.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月61036224859.3
2014年3月59435523959.8
2015年3月59437322162.8
2016年3月59736423361.0
2017年3月62538124461.0
2018年3月65140924262.8
2019年3月63338225160.4
2020年3月59837522362.7
2021年3月62237424860.1
2022年3月64337526858.4
2023年3月64738126658.9
2024年3月68638230455.7
2025年3月70940630357.3
2026年3月67740227659.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
64億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
368億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
55億円
在庫として抱えている分
負債合計
276億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り104社中32位あたり、逆に低いのはROE104社中58位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.8%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.0%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.3%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.0%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.2%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,304で、1年前と比べて+5.6%過去52週の値幅のなかでは59%の位置にある。

¥1,304-1.7%1ヶ月+5.2%1年+5.6%時価総額453億円
過去52週の値幅
安値¥1,175高値¥1,392

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.7倍
PER (会社予想)14.2倍
PBR1.09倍
配当利回り3.22%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+3.7%上昇、25日線(1243円)を上回るも75日線(1264円)が上値抵抗。52週高値1392円からは乖離。RSI64.2とやや買われ過ぎ。出来高は7/17に28300株と平均的。週足では200日線(1289円)が意識される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり42で、前期から+2.5%いまの株価に対する利回りは3.22%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥42
1株あたり
配当利回り
3.22%
いまの株価に対して
配当性向
114.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2588.9
2018年3月250.085.3
2019年3月2812.096.6
2020年3月280.0111.2
2021年3月280.095.8
2022年3月3317.999.8
2023年3月369.1123.4
2024年3月398.3117.2
2025年3月402.6119.2
2026年3月412.5114.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥42

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ42,918人。区分でいちばん多いのは個人・その他73.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.3%を占め、残る77.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他62.367.369.870.169.073.4
事業法人10.410.410.711.011.912.3
金融機関19.317.414.013.613.710.0
自己株式9.512.013.010.10.54.0
外国法人7.34.04.24.34.23.7
証券会社0.70.81.40.91.10.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01池田 茂15.83
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(うち、投資信託400千株、年金信託2千株、その他1,801千株)6.34
03有限会社しげる不動産6.07
04渡部 惠美子2.90
05早崎 静子2.90
06永井 美代子2.85
07フランスベッド取引先持株会2.16
08池田 一実1.73
09フランスベッドホールディングス従業員持株会1.42
10公益財団法人フランスベッド・ホームケア財団1.15

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-05-26
    池田 茂
    新規の大量保有報告
    13.51%
    -2.32pt
  • 2026-05-13
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    9.16%
    +0.24pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+217%、1株純資産は14期で+45%。直近期のROEは6.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月268293.140.081.0
2014年3月328293.929.991.2
2015年3月218712.542.481.6
2016年3月338923.831.092.0
2017年3月489485.219.488.9
2018年3月451,0154.621.085.3
2019年3月669736.613.796.6
2020年3月399674.023.4111.2
2021年3月609986.116.295.8
2022年3月691,0306.812.599.8
2023年3月751,0587.114.1123.4
2024年3月871,1068.214.8117.2
2025年3月851,1757.515.3119.2
2026年3月821,2036.815.8114.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額232百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
池田茂代表取締役会長兼社長 経営全般・監査グループ担当・秘書グループ担当775,499,000
池田一実代表取締役副社長 経営企画グループ担当48602,000
桑田龍弘取締役 経営企画グループ担当6836,000
長田明彦取締役 経理/総務グループ担当6017,000
木村昭仁取締役(監査等委員)653,000
中村秀一取締役(監査等委員)78
渡邊敏取締役(監査等委員)77
山下視希夫取締役(監査等委員)72
大塚則子取締役(監査等委員)50
大山雅昭執行役員
米本稔也執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)51181218838
社外取締役433338
取締役(社内)1111111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容931字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、当社と子会社10社(連結8社、非連結2社)及び関連会社2社で構成され、メディカルサービス事業、インテリア健康事業を主な事業内容としております。 当社グループの事業内容及び関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 また、セグメント情報におけるセグメントの区分は下記の区分と同一であります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 セグメントの名称   主な事業の概要   主要な子会社 メディカルサービス   福祉用具、医療・介護用ベッドのレンタル、小売、卸売、仕入及び製造、病院・ホテル等のリネンサプライ等   フランスベッド㈱ ㈱翼 カシダス㈱ ㈱ホームケアサービス山口 江蘇芙蘭舒床有限公司 フランスベッドメディカルサービス㈱ インテリア健康   ベッド・家具類・寝装品・健康機器等の製造・仕入及び卸売、戸別訪問販売、広告・展示会場設営   フランスベッド㈱ フランスベッド販売㈱ ㈱エフビー友の会 東京ベッド㈱ フランスベッドファニチャー㈱ 江蘇芙蘭舒床有限公司 その他   不動産賃貸等   フランスベッド㈱ フランスベッド販売㈱ (注)1.㈱エフビー友の会は、連結子会社であるフランスベッド販売㈱の子会社で、同社が販売する商品の前払式特定取引契約を締結する友の会会員を募集し、当該会員に対する商品の販売斡旋を行っております。 2.主要な非連結子会社及び持分法非適用会社:江蘇芙蘭舒床有限公司、 フランスベッドメディカルサービス㈱ 江蘇芙蘭舒床有限公司及びフランスベッドメディカルサービス㈱は小規模会社であり、その総資産、売上高、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等は、いずれも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしておりませんので、連結の範囲及び持分法の適用対象から除外しております。 [事業系統図] 事業の系統図は次のとおりであります。なお、取引関係については、主要なもののみ記載しております。
経営方針・対処すべき課題2,118字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「創造と革新により『豊かさとやさしさ』のある暮らしの実現に貢献するヒューマンカンパニーを目指す」を経営理念に掲げ、消費者にご満足いただける付加価値の高い新商品・新サービスの提供に努めてまいります。 また、グループ会社が持つ経営資源をより一層効率的に活用することにより、グループ総合力の強化に努め、企業価値の向上を目指してまいります。 (2) 中長期的な経営戦略、経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 主力のシルバービジネスを取り巻く環境として、日本国内の65歳以上の高齢者人口が36百万人を超え、高齢化率も29.4%となる中、都市部では、今後も後期高齢者の増加が予測され医療・介護ニーズが拡大する一方、国内の家具インテリア市場は人口減少などから縮小傾向が継続することが予測されております。 このような状況において、当社グループでは、2026年度を最終年度とする中期経営計画をスタートさせ、以下の3つの基本政策に取り組んでおります。 ①高齢者を対象としたレンタルビジネスに経営資源を重点投入(メディカルサービス事業) ②高付加価値商品の開発・品質に拘り、継続して利益を創出(インテリア健康事業) ③サステナビリティ経営の推進 主力の福祉用具貸与事業については、都市部において、営業員の増員や営業所の新規出店ならびにM&Aなどを行うとともに、高齢者が広域に居住する地方においては、介護ベッドなどの卸販売に注力してまいります。また、福祉用具貸与事業の拡大を支えるインフラの整備拡充に向け、レンタル資産の投下や倉庫・メンテナンス機能を有するサービスセンターの増強を継続的に行うとともに、契約書類の電子化などのDX推進により労働生産性を向上させ営業効率を高めてまいります。 さらに、主力ビジネスの周辺領域である介護保険対象レンタル以外のレンタルサービスの展開にも取り組んでまいります。 引き続き、主力の福祉用具貸与事業を中心としたシルバービジネスへ経営資源を重点投入し、より一層深化させることで、福祉用具貸与事業者として国内シェアNo.1の地位を確立してまいります。 国内の家具インテリア市場は、大手家具販売店の寡占化や中小家具店の廃業、インターネットでの購入の増加など、流通構造も変化しております。このような競争環境の変化に対応するため、家庭向けベッドの製造及び卸販売が中心のインテリア健康事業では、独自の機能を持ち、付加価値の高い中・高価格帯の商品開発に注力するとともに、自社ショールームを活用した展示販売会などを通じて拡販してまいります。また、EC向けの商品開発および販売に注力するとともに、不確実な市場環境に対応するため、商品供給体制の最適化を進めてまいります。 さらに、国内ホテルや旅館などの法人向けに、客室定員以上に泊める際の追加ベッドや、マッサージ器の法人レンタルを拡大させるとともに、国内で培ってきた当社グループのノウハウを活かし、独自の機能を備えた付加価値の高い商品を、ベトナムをはじめとする海外市場へ展開してまいります。 当社グループが中長期的な企業価値の向上を図っていく上で、引き続き、事業ポートフォリオマネジメントの実践ならびに環境・社会・ガバナンスを意識したサステナビリティ経営の推進は必須であると認識しております。そのような中、具体的には、循環型経済への貢献と人的資本経営の推進に注力してまいります。一つ目は、全社を挙げてレンタル売上の獲得に取り組み、レンタル売上高の構成比率を増やし、製品の繰り返し利用や再生など、限りある資源を有効活用する循環型経済への貢献を目指します。二つ目は、各職種に必要な教育機会の提供や能力開発を行うとともに、働きやすい環境の整備や多様な人材が活躍するための制度の構築を通じた人的資本経営の推進です。これにより、従業員一人ひとりが成長と働きがいを実感し、社会に貢献できる持続可能な企業を目指してまいります。 以上のとおり、当社グループは、事業を通じて、人々の暮らしに役立つ製品やサービスを提供し、新たな価値の創造に挑戦し続けることで、社会から100年を超えて存続を期待される企業であると共に、サステナブルを重視した経営に努めることで、社会的な価値もあわせて創造する、「社会の役に立ち、社会に貢献する」企業を目指してまいります。 なお、当社グループは、2024年5月15日に2026年度を最終年度とする新中期経営計画を公表し、その業績目標の達成に向けて取り組んでまいりました。 しかしながら、当初中期経営計画策定時の前提から消費環境やコスト構造、為替動向など事業環境が大きく変化しており、中期的な収益シナリオの見直しが必要となったことから、2026年2月6日に中期経営計画における業績目標を取り下げております。
事業等のリスク3,800字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社グループではこのようなリスク管理をはじめとして、会社情報の管理・統制、コンプライアンス等の内部統制に関する事項を検討する機関として「情報管理委員会」を設置し、情報の収集に当たり、取締役会への報告を行っております。 また、当社グループは「経営危機対策規程」を定め、「経営危機」と判断される事象が発生した場合には速やかに代表取締役会長兼社長を本部長とする危機管理対策本部を設置し、対策を実施することとしております。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 当社グループの事業環境に関するリスク ① 当社グループが行っているメディカルサービス事業は、介護保険法に基づく介護保険制度に大きく依存しており、介護保険に関連する当事業の売上高の5割以上を占めております。この対策として、当社グループでは介護保険制度に過度に依存しない収益基盤づくりを行い、アクティブシニアをターゲットとする製品の開発・販売や、一般向けレンタルを推進することで、介護保険関連以外の売上高の拡大を図っております。しかし、介護保険制度は3年ごとに改定が行われることから、その改定内容において当社グループが提供しているサービス等が保険適用外に指定されたり、適用率が減少した場合等には売上高が減少し、当社グループの経営成績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ② 当社グループが行っているインテリア健康事業の取引先が属する家具小売市場は、景気動向やそれに伴う消費マインドの増減、地価動向及び住宅税制等の影響を比較的受け易い傾向にあります。この対策として、既存の家具販売店等との取引に加えて、EC企業やホームセンター、量販店など幅広く多業種への販路拡大を推進し売上高の維持と収益の確保を図っております。しかし、景気の低迷による所得の減少、市場金利の上昇、地価上昇及び住宅税制の課税強化、少子高齢化の進行等により市場の需要が減少した場合、また、製品の差別化を図るものの、他社が類似の製品や技術分野で先行した場合には、売上高が減少し、取扱製商品の販売価格が下落する等により利幅が縮小する可能性がある他、取引先の経営状態の悪化や、貸倒れの発生等により当社グループの経営成績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 製品の欠陥に関するリスク 当社グループは、各工場において、JIS(日本工業規格)及び同規格よりも厳しい独自の品質基準であるFES(FRANCEBED ENGINEERING STANDARDS)を制定し、それらに基づいて各種の製品を製造しております。しかし、すべての製品について欠陥が発生しないという保証はありません。また、当社グループは製造物責任賠償に係る保険に加入しておりますが、この保険が最終的に負担する賠償額を十分にカバーできるという保証はありませんし、引き続きこのような保険に加入できるとは限りません。 万一製品に欠陥が生じ、当社グループが賠償責任を負う場合、また、顧客の安全のために大規模なリコールを実施した場合等においては、監督官庁による処分を受ける可能性があるとともに、製品回収や損害賠償責任等の費用の発生、さらに当社グループ及び製品に対する社会的信用を低下させ、ブランドを毀損した場合には、売上高が減少し、当社グループの経営成績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 個人情報漏洩等に関するリスク 当社グループは、事業の特性上大量の顧客情報等の個人情報を取扱っており、個人情報保護には特に配慮して対策を進め事業活動を行っております。また、当該リスクによる各種損害の軽減、ならびに被害者の方への賠償を行う目的で、損害賠償保険に加入しております。しかし、万一サイバー攻撃等による情報セキュリティ事故が発生し個人情報の漏洩があれば、法的責任を負う可能性がある他、社会的信用を大きく毀損することとなり、当社グループの経営成績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 信用に関するリスク 当社グループは、様々な営業取引を行っており、取引先の信用悪化や経営破綻等による損失が発生する信用リスクを負っております。したがって、当該リスクを管理するために、取引先毎に取引限度額や代金決済方法等を定め、更に債権管理委員会を設置し、その動向を検証・管理することで機動的な運営を行っております。しかし、このリスクを全て排除することは困難でありますので、取引先の信用悪化や経営破綻等があれば、当社グループの経営成績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 為替変動等に関するリスク 当社グループは、原材料及び取扱製商品の輸出入取引を行っており、それらに係る外貨建金銭債権債務(外貨建予定取引を含む。)は、為替相場の変動リスクを有しております。この対策として当社グループは、為替相場の変動によるリスクをヘッジする目的でデリバティブ取引を行っておりますが、間接的な影響を含め、これをすべて排除することは困難であります。したがって、為替相場の変動が当社グループの経営成績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの輸出入取引は、アジア・ヨーロッパを中心とした複数の国々と行っており、今後もその取引は継続されます。したがって、各国の経済情勢の変化及び災害や暴動・テロ・戦争・その他の要因による社会的混乱の発生等に伴う輸出入環境の変化が、当社グループの経営成績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 災害に関するリスク 当社グループは日本国内を中心に多くの事業拠点を有しており、台風、地震などの自然災害、火災・停電などの事故、疫病の流行等が発生し、対象拠点等の休止により事業活動が停止した場合や施設の改修に多額の費用が発生するリスクを有しております。 また、新型コロナウイルスのような感染症等が拡大した場合には、当社の役職員や関係者の安全を最優先とし、更なる感染拡大防止のため、事業活動を大幅に縮小する必要が生じます。このような事態が生じた場合、当社グループでは、直ちに当社代表取締役会長兼社長を責任者とする危機管理対策本部を設置し、役職員個々人や部門別の行動レベルまで落とし込んだ事業継続計画に基づいて、対策を実施してまいります。しかしながら、影響が及ぶ期間や経済への影響度合いなどによっては、当社グループの経営成績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 社会情勢の変化に関するリスク 当社グループが行っている事業活動は、主に海外の資源産出国における経済情勢の変化及び災害や暴動・テロ・戦争・その他の要因による社会的混乱の発生等に伴い、資源需要や資源価格の変動等による影響を受けるリスクを有しております。これらに対して国内や海外各国の社会情勢については常に動向を注視しておりますが、原材料や商品仕入価格をはじめ、一般費用まで当社グループにかかるコストが増加する可能性があり、当社グループの経営成績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 人材確保に関するリスク 当社グループは、継続的に事業の拡大を図り安定的な成長を達成するために、定期的な新卒採用や必要に応じたキャリア採用等を行い、またシニアの経験を活かした継続雇用制度、パート社員からの社員登用制度を通じて、安定的に人材を確保することに加え、社内外での研修受講などで人材育成を行うことにより、各事業において提供するモノとサービスの品質の維持と向上に努めております。 当社グループでは、今後も引き続き人材の確保と育成に努めてまいりますが、必要な人員計画の未達や想定以上の人員流出などによる人材不足が発生した場合、これらに起因する業務効率の低下などにより当社グループの経営成績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (9) ガバナンスに関するリスク 当社グループは、当社及び国内外子会社10社で構成されており、グループ全体の統制のもと適正な業務運営及び法令遵守の徹底に努めております。また、コーポレート・ガバナンスの状況等に記載のとおり、各種の規程整備、重要事項の報告・承認プロセス、内部監査・モニタリング、教育・啓発等の取り組みにより、ガバナンス及び内部統制の実効性向上を図っております。 しかしながら、これらの取り組みにもかかわらず、グループ会社を含む業務運営において、ガバナンスが有効に機能しない場合や統制が不十分となった場合、法令違反・不適切な会計処理・品質不正・情報管理の不備その他の不祥事が発生する可能性があります。 万一、当該事象が発生した場合には、行政処分や訴訟対応、損害賠償、追加コストの発生に加え、当社グループ及び製品・サービスに対する社会的信用の低下やブランド毀損等により、当社グループの経営成績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)9,182字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(以下「当期」という。)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の拡大などを背景に緩やかな回復基調で推移しました。一方で、米国の関税政策による影響や、継続的な物価上昇および人件費の高まりを受けたコスト増に加え、期末にかけて中東情勢の緊迫化を背景に、世界経済の見通しは依然として不安定であり、先行きには慎重な見極めが必要な状況が続いております。 このような状況の中、当社グループでは、2024年5月に公表した中期経営計画において掲げた「シルバービジネスへの経営資源の集中と深化」という経営方針に基づき、引き続き当該分野を中心とした事業運営を行っております。 こうした中で、当期における財政状態及び経営成績は、以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当期末の資産合計は、前連結会計年度末(以下「前期末」という。)と比較して3,140百万円減少し67,747百万円となりました。 当期末の負債合計は、前期末と比較して2,696百万円減少し27,584百万円となりました。 当期末の純資産合計は、前期末と比較して444百万円減少し40,162百万円となりました。 b.経営成績 継続的な物価上昇による耐久消費財需要の低迷を背景に、家具店や催事への来客数が減少し、家具店向け卸販売は引き続き厳しい環境となりましたが、主力の福祉用具貸与事業が堅調に伸長したことや、病院・施設及びホテル向け物件取引が好調に推移した結果、当社グループの経営成績は、売上高は61,769百万円(前年同期比1.9%増)となりました。 営業利益は4,335百万円(前年同期比7.7%減)、経常利益は4,335百万円(前年同期比7.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,746百万円(前年同期比6.8%減)となりました。 なお、前連結会計年度より、連結子会社である㈱ホームケアサービス山口の決算日を10月31日から3月31日に変更し、連結決算日と同一としております。この決算期変更に伴い、前連結会計年度における当該連結子会社の事業年度は2024年2月1日から2025年3月31日までの14ヶ月分の損益を連結決算に取り込んでおります。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 ・メディカルサービス事業 メディカルサービス事業の売上高は41,830百万円(前年同期比3.2%増)、経常利益は3,369百万円(前年同期比6.2%減)となりました。 ・インテリア健康事業 インテリア健康事業の売上高は19,380百万円(前年同期比0.5%減)、経常利益は952百万円(前年同期比10.7%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当期末の現金及び現金同等物残高は、前期末と比較して867百万円減少し12,355百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、6,333百万円の収入(前年同期は7,448百万円の収入)となりました。主な要因として、収入については、税金等調整前当期純利益4,253百万円、非資金項目である減価償却費5,033百万円の計上、棚卸資産の減少1,231百万円などによるものであり、支出については、仕入債務の減少1,377百万円、法人税等の支払2,555百万円などによるものであります。 なお、前年同期と比較して収入が減少した主な要因は、棚卸資産の減少による収入増加があったものの、法人税等の支払額が増加したこと、売上債権の増加および仕入債務の減少などによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、4,323百万円の支出(前年同期は4,929百万円の支出)となりました。主な要因として、収入については、有価証券の償還6,000百万円などによるものであり、支出については、有価証券の取得4,500百万円、有形固定資産の取得5,132百万円などによるものであります。 なお、前年同期と比較して支出額が減少した主な要因は、有価証券の取得による支出が前年同期より減少したことなどによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、2,876百万円の支出(前年同期は2,498百万円の支出)となりました。主な要因として、収入については、セール・アンド・リースバック3,175百万円であり、支出については、自己株式の取得1,503百万円、ファイナンス・リース債務の返済2,899百万円、配当金の支払額1,359百万円などによるものであります。 なお、前年同期と比較して支出額が増加した主な要因は、自己株式の取得による支出が前年同期より増加したことなどによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 ・生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) メディカルサービス(百万円)   1,880   99.5 インテリア健康(百万円)   6,396   97.6 その他(百万円)   -   - 合計(百万円)   8,277   98.0 (注) 金額は製造原価によっております。 ・外注実績 当連結会計年度の外注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) メディカルサービス(百万円)   3,295   81.0 インテリア健康(百万円)   1,103   87.8 その他(百万円)   -   - 合計(百万円)   4,399   82.6 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 ・仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) メディカルサービス(百万円)   6,464   97.5 インテリア健康(百万円)   1,346   97.0 その他(百万円)   -   - 合計(百万円)   7,811   97.4 (注) 金額は仕入価格によっており、セグメント間取引については、相殺消去しております。 b.受注実績 当社グループの製品につきましては全般的に生産に要する期間が短く、また、同一製品において見込生産と受注生産を行っており、区分して算出するのが困難なため記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) メディカルサービス(百万円)   41,830   103.2 インテリア健康(百万円)   19,380   99.4 その他(百万円)   557   97.5 合計(百万円)   61,769   101.9 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当期の売上高につきましては、メディカルサービス事業は増収、インテリア健康事業は減収となりました。 メディカルサービス事業においては、「福祉用具貸与事業」、「病院/施設向け事業」、「リネンサプライ事業」の全てで増収となり、主力の福祉用具貸与事業において、顧客譲受の推進によりレンタル売上が市場伸長率を上回って拡大したことに加え、将来の需要取り込みに向けた軽度者への貸与拡大も進めた結果、メディカルサービス事業の売上高は前年同期比1,321百万円の増収となりました。また、インテリア健康事業においては、継続的な物価上昇に伴う耐久消費財への消費マインドの低下に加え、2025年4月以降の住宅着工件数の減少の影響を受け、上期を中心に販売が低調に推移した結果、インテリア健康事業の売上高は前年同期比100百万円の減収となりました。これらの結果、当期の売上高は、前年同期比1,207百万円増加(1.9%増)し、61,769百万円となりました。 営業損益につきましては、インテリア健康事業において値上げによる販売単価上昇により原価率が改善したことなどにより、売上原価率は前年同期比0.2ポイント低減(45.2%)した一方、販管費は賃上げによる人件費の増加などにより前年同期比1,119百万円増加(3.9%増)しました。これらの結果、増収および売上原価率の改善があったものの販管費の増加を吸収するには至らず、当期の営業利益は、前年同期比361百万円減少(7.7%減)し、4,335百万円となりました。 経常損益につきましては、営業外収支が前年同期と同程度で推移したことにより、当期の経常利益は、前年同期比351百万円減少(7.4%減)に留まり、4,335百万円となりました。 特別損益につきましては、当期はインテリア健康事業構造改革に係る損失など83百万円の特別損失の計上があった一方、前期に連結子会社が保有する土地収用に伴う売却損や投資有価証券評価損、減損損失など総額88百万円の計上などがあったことから、特別損失が前年同期比4百万円減少しました。 これらの結果、当期の税金等調整前当期純利益につきましては、前年同期比345百万円減少(7.5%減)し、4,253百万円となりました。これより税金費用1,507百万円を控除した親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前年同期比200百万円減少(6.8%減)し、2,746百万円となりました。 <経営成績に重要な影響を与える要因について> 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関わる情報 当社グループにおける主な資金需要は、当社及び子会社が事業活動を行っていく上で必要な運転資金及び設備投資資金であります。設備投資の主なものは、メディカルサービス事業の福祉用具貸与事業に係るレンタル用の資産への投資や、インテリア健康事業の生産設備に対する投資等であります。 これらの資金需要に対しては、主として営業活動からのキャッシュ・フローと金融機関からの借入、社債(私募債)、転換社債型新株予約権付社債、セール・アンド・リースバックにより調達しており、グループとして最適な資金調達を実現するために当社が中心となり調達を行っております。 また、当社グループではCMS(キャッシュ・マネジメント・サービス)を導入しており、グループ各社における余剰資金を当社に集中し、一元管理を行うことで金融費用の削減を図っております。当期末における当社グループの有利子負債残高は17,197百万円となりました。内訳としては、短期及び長期借入金6,060百万円(短期借入金1,540百万円、長期借入金4,520百万円(一年内返済予定を含む))、社債1,500百万円、転換社債型新株予約権付社債5,029百万円、リース債務4,607百万円(長期を含む)であります。 一方、当期末における現金及び現金同等物の残高は12,355百万円となり、前期末と比較して867百万円減少しております。将来発生し得る資金需要について、当社グループの主力事業であるメディカルサービス事業の福祉用具貸与事業に係るレンタル資産への投資に関しては、セール・アンド・リースバックにより、その他の大型設備投資に関しては、手元資金及び銀行借入により、また、運転資金、株主還元に関しては、営業活動によって得られるキャッシュ・フロー及び手元資金により対応可能と認識しております。 <経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等> 当社グループは、2024年4月から始まる3カ年の新中期経営計画をスタートさせ、事業を通じて、人々の暮らしに役立つ製品やサービスを提供し、新たな価値の創造に挑戦し続けることで、社会から100年を超えて存続を期待される企業であると共に、サステナブルを重視した経営に努めることで、社会的な価値もあわせて創造する、「社会の役に立ち、社会に貢献する」企業を目指し、主に、主力事業のメディカルサービス事業への経営資源集中による事業拡大と、インテリア健康事業における高付加価値商品の開発・品質に拘り、継続して利益の創出に取り組んでまいりました。 しかしながら、当初中期経営計画策定時の前提から消費環境やコスト構造、為替動向など事業環境が大きく変化しており、中期的な収益シナリオの見直しが必要となったことから、2026年2月6日に中期経営計画における業績目標を取り下げております。 当中期経営計画において重視している点の1つはROEの向上です。ROEは、収益性(売上高純利益率)と効率性(総資産回転率)と財務レバレッジを掛け合わせたもので算出されますが、当社グループでは、当中期経営計画の中で、収益性の高い主力のメディカルサービス事業の福祉用具貸与売上を伸ばしていくこと、ならびにインテリア健康事業において継続的に利益を創出することにより、事業全体の収益性を改善していくことを最優先課題としております。 こうした中で、当期におきましては、前期と比較して親会社株主に帰属する当期純利益が減益となったことを受けROEは6.7%となりましたが、当中期経営計画3年目にあたる2027年3月期においては、ROEを8.5%以上に向上していくことを目指しております。 <セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容> 財政状態の状況 ・資産 当期末の総資産は、前期末と比較して3,140百万円減少し67,747百万円となりました。流動資産は前期末と比較して3,152百万円減少し35,330百万円となりました。主な要因は、現金及び預金867百万円、有価証券1,500百万円、棚卸資産1,231百万円などの減少によるものであります。固定資産は前期末と比較して24百万円増加し32,388百万円となりました。主な要因は、有形及び無形固定資産の取得及び償却などによるものであります。 ・負債 負債は、前期末と比較して2,696百万円減少し27,584百万円となりました。主な要因は、仕入債務1,377百万円、未払法人税等1,338百万円、長期借入金(1年内返済予定含む)290百万円などの減少によるものであります。 ・純資産 純資産は、前期末と比較して444百万円減少し40,162百万円となりました。主な要因として、増加については、親会社株主に帰属する当期純利益2,746百万円などによるものであり、減少については、剰余金の配当1,362百万円、自己株式の取得1,500百万円などによるものであります。 以上の結果、自己資本比率は、前期末の57.2%から59.2%となりました。 経営成績の状況 ・メディカルサービス事業 主力の福祉用具貸与事業においては、団塊の世代が75歳以上となり後期高齢者人口が増加する中、介護保険下で中重度者となりうる高齢者の在宅介護需要に応えるべく、軽度者(要支援・要介護1)へのベッド貸出を増加させるとともに、継続的なレンタル契約の拡大に向けて、営業員の採用や配送車両の増強を進めてまいりました。また、人件費などの増加に対応するため、倉庫・メンテナンス機能を有するサービスセンターの効率化や契約書類の電子化など、労働生産性向上への取り組みを継続しております。さらに、注力している顧客譲受の取り組みにおいては、昨年6月に実施した大規模な契約承継を含む複数の案件を進め、レンタル売上の拡大に寄与しました。このほか、開発面では、移乗支援機能を有する多機能介護ベッドに関する研究開発について、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の支援対象として採択されるなど、将来に向けた取り組みも進めております。 病院・高齢者施設向け取引においては、医療現場での生産性向上、介護施設での介護テクノロジー導入による業務省力化に係る商品として、IoTセンサー搭載ベッドおよび関連IoT機器の販売を進めました。また、ベトナムにおける医療インフラの近代化を背景に、同国の病院向け販売が拡大しました。 リネンサプライ事業では、受注拡大に伴い第2四半期に洗濯処理能力の逼迫による臨時費用が増加しましたが、第3四半期以降は体制整備が進展し、売上の拡大とともに収益性は改善基調となりました。 以上の結果、メディカルサービス事業の売上高は41,830百万円(前年同期比3.2%増)、経常利益は3,369百万円(前年同期比6.2%減)となりました。 ・インテリア健康事業 インテリア健康事業においては、耐久消費財の消費動向が低迷する厳しい環境下、価格訴求に依らず、品質や機能性に価値を見出す消費余力のある層を主なターゲットとした商品戦略を推進しました。基幹マットレスシリーズ「ライフトリートメントマットレス」の全面リニューアルに加え、環境配慮を一層強化した新モデル「LT Lex」シリーズの新規投入や、羽毛ふとん「Master Select」等の高付加価値商品を中心とした商品ラインアップの拡充により、業績の下支えに努めました。 ホテル向け販売等では、2025年の訪日外国人数が初めて4,000万人を超えてホテルの設備投資が活発化する中、業界初のエコマーク認定を取得したマットレス「ホテル・エコ・コレクション」の受注増に加え、ホテル向けベッドレンタル需要も拡大し、売上の伸長に寄与しました。 以上の結果、インテリア健康事業の売上高は19,380百万円(前年同期比0.5%減)、経常利益は952百万円(前年同期比10.7%減)となりました。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づき見積り及び判断を行っております。当社グループは特に下記の会計方針が重要な見積り及び判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 a.貸倒引当金 当社グループは、売掛金等の債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収の可能性を検討し、回収不能見込額を計上しておりますが、取引先の経営状態が悪化し、その支払能力が低下した場合、追加引当が必要となる可能性があります。 b.棚卸資産 当社グループは、定期的に棚卸資産の処分又は評価替を行うことにしております。実際の将来需要又は市場状況が見積りより悪化した場合、追加の処分損及び評価損の計上が必要となる可能性があります。 c.投資有価証券の減損 当社グループは、長期的な取引関係維持のために、取引先及び金融機関の有価証券を所有しております。これらの有価証券の減損にあたっては、個別銘柄毎に、連結会計年度末における時価が期首取得原価に比べ30%以上下落したときは、連結会計年度中の時価の推移を勘案して、回復可能性があると認められる場合を除き減損処理を行っております。 将来の市況の悪化や投資先の業績の不振により、現在の簿価に回復する可能性が見込めない事態が発生した場合、評価損の計上が必要となる可能性があります。 d.繰延税金資産 当社グループは、将来年度の収益力及び慎重かつ継続的に検討した実現性の高いタックスプランニングに基づく課税所得の見積額により回収可能性を判断し繰延税金資産の計上を行っておりますが、繰延税金資産の全部又は一部が将来的に回収できないと判断した場合、当該判断を行った期間に繰延税金資産を取り崩します。 e.退職給付に係る負債 当社グループは、当該連結会計年度末の退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当該連結会計年度末において発生していると認められる額を計上しておりますが、前提条件には、割引率、将来の報酬水準、退職率、統計数値に基づいて算出される死亡率及び年金資産の長期期待運用収益率等が含まれます。長期金利の変化、年金資産の運用状況等の年金を取り巻く市場環境の変化、医療環境の進歩、生活環境の向上等による統計数値の変化、また、報酬制度、退職金制度の見直し等の企業環境の変化等、様々な要因により将来的に退職給付に係る負債に影響を及ぼす可能性があります。 f.固定資産の減損 当社グループは、事業を行うにあたり固定資産を保有しておりますが、時価の下落や収益性の低下等により減損処理が必要となった場合、減損損失を計上する可能性があります。 g.のれんの減損 当社グループは、のれんについて四半期ごとに減損の兆候の判定を実施しております。なお、減損の兆候の判定には、将来の事業計画や市場の動向などを判断材料としており、これらの判断材料が大きく変化した場合、のれんの減損損失を認識する可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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