本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

JPホールディングス

JP-HOLDINGS,INC.2749 · Prime · サービス業

保育園・学童クラブ・児童館を運営する子育て支援の総合企業。認可・準認可の両方に対応し、全国に施設展開。

概要

JPホールディングスは、1993年に名古屋で創業し、2004年に純粋持株会社へ移行した子育て支援企業である。保育園(認可・準認可)203園、認定こども園6園、学童クラブ118施設、児童館16施設を運営する。2026年3月期の連結売上高は411億円、営業利益58億円、営業利益率約14%を達成。従業員数4,209人。東京都港区に本店を置く。

保育園運営が売上の柱をなす事業構成

当社グループの主力事業は保育園の運営である。2026年3月末現在、認可保育所203園と準認可保育所(東京都認証保育所など)を運営し、これに認定こども園6園が加わる。保育園から得られる収入は、連結売上高411億円の大部分を占める。保育園の収入源は、国・自治体から支給される施設型給付(委託費)および補助金と、保護者からの保育料である。認可保育所では利用者との直接契約はなく、自治体が保育料を徴収して施設型給付として支払う仕組みであり、事業者は安定した公定収入を得られる。準認可保育所では補助金に加えて保護者からの保育料を受領するため、収入源が多様化している。また、学童クラブ118施設、児童館16施設、交流館2施設も運営し、子育て支援の幅を広げている。これらの施設は自治体からの委託料または利用料により運営され、保育園とのドミナント戦略により地域密着型のサービスを提供している。

公定価格と補助金に支えられた収益構造

当社の収益構造は、国・自治体が定める公定価格(施設型給付)と補助金に大きく依存する。認可保育所の場合、保育士の人件費や施設運営費は、国が算定する公定価格に基づき自治体から支給される。このため、利用者数の変動リスクは小さく、安定した収益基盤を有する。2026年3月期の営業利益は58億円、営業利益率は約14%と高い水準にある。目標とする営業利益率は14%以上、ROEは20%以上に設定している。一方で、少子化による児童数減少や、自治体の財政悪化による給付単価の引き下げリスクも存在する。また、人件費が収益の大きな部分を占めるため、保育士の確保と定着が経営課題である。当社は、学習プログラムの拡充や差別化戦略により、選ばれ続ける園づくりを進め、収益性の維持向上を図っている。

中部圏を起点に全国へ拡大する保育ネットワーク

当社は創業地の愛知県名古屋市に拠点を置き、中部圏を中心に事業を展開してきた。しかし、2001年に埼玉県新座市で初の保育所を開設して以降、首都圏へ進出。2005年には愛知万博内に託児ルームを開設し、同時に東京都・埼玉県・神奈川県などで6園を開園した。その後、四国にも進出し、現在では203の保育園と118の学童クラブ、16の児童館を全国で運営する。地域別では、東京都や埼玉県などの首都圏に多くの施設を持つ。また、2025年7月には本店を名古屋から東京・港区に移転し、首都圏での事業拡大を加速している。自治体との連携も強みで、名古屋鉄道との協力による駅型保育園や、各地域の子育て支援協定の締結など、地域密着型の展開を進めている。

持株会社が統括する7社のグループ体制

当社は2004年10月に純粋持株会社へ移行し、グループ経営を開始した。現在、連結子会社として株式会社日本保育サービス、株式会社ジェイキッチン、株式会社日本保育教育総合研究所、株式会社子育てサポートリアルティ、株式会社ワンズウィル、株式会社JPホールディングス九州の7社を有する。各子会社は専門性を活かし、保育園運営、給食サービス、教育研究、不動産紹介・管理、人材紹介・派遣、九州地域での事業を分担する。特に、株式会社子育てサポートリアルティは保育園物件の紹介・管理、株式会社ワンズウィルは保育士等人材の紹介・派遣を行い、本業を支援する。また、株式会社JPホールディングス九州はテレビ熊本との合弁会社であり、九州での事業展開を担う。持株会社体制により、グループ全体のガバナンスを強化し、新規事業やM&Aを推進する基盤としている。

業界の中での役割は保育・子育て支援サービス(保育園・学童・児童館)の運営事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
433億円
営業利益
65億円
営業利益率
15.0%
純利益
43億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01保育園運営(認可・準認可)主力

国や自治体の認可を得た認可保育所(施設型給付/委託費)と、東京都認証保育所等の準認可保育所(補助金+保育料)を運営。乳幼児の保育サービスを提供し、自治体からの給付・補助金と保護者からの保育料を収入源とする。

主な製品・サービス2
認可保育所
児童福祉法に基づく認可保育施設。国・自治体から施設型給付(委託費)を受領し運営。
準認可保育所
自治体独自制度に基づく認可外保育施設(例:東京都認証保育所)。補助金と保護者からの保育料で運営。

02認定こども園運営準主力

保育所型認定こども園を運営。幼児教育と保育を一体的に提供し、地域の子育て支援機能も担う。都道府県等の認定を受け、施設型給付等を受領。

主な製品・サービス1
保育所型認定こども園
教育・保育を一体的に行う施設。認定基準を満たし、自治体から認定を受けて運営。

03学童クラブ運営準主力

放課後に小学生児童に対し遊びや生活の場を提供。利用料または自治体からの委託料により運営。

主な製品・サービス1
学童クラブ
放課後児童健全育成事業。小学校低学年を中心に、放課後の安全な遊びと生活の場を提供。

04児童館運営副次

児童厚生施設として、こどもに健全な遊びを提供。自由来館形式で、自治体からの委託料により運営。

主な製品・サービス1
児童館
事前登録不要で利用できる屋内型児童厚生施設。遊びを通じて心身の健康増進を図る。

05子育て支援付帯事業(不動産・人材)その他

保育園運営に付随する不動産の紹介・管理(子育てサポートリアルティ)及び保育士等人材の紹介・派遣(ワンズウィル)を行う。

主な製品・サービス2
不動産紹介・管理
保育園物件の紹介や運営に伴う不動産管理サービス。
人材紹介・派遣
保育士等の専門人材の紹介・派遣サービス。

製品と技術

認可保育所-公定価格による安定収入の基盤

認可保育所は、児童福祉法に基づく認可施設であり、当社グループの主力サービスである。2026年3月末現在、203園を運営する。収入は、国と自治体が負担する施設型給付(委託費)が大半を占め、保護者から直接保育料を受け取ることはない。給付額は、園児の年齢や人数に応じて公定価格で定められるため、利用者数の変動が収入に直結するが、待機児童解消の需要に支えられ、安定した稼働率を維持している。当社は、独自の学習プログラムや保育教材を導入し、園の質を高めることで競争優位を築いている。認可保育所の運営には、施設の広さや保育士配置などの厳格な基準を満たす必要があり、参入障壁が高い一方、公的な収入源があるため事業リスクは低い。

準認可保育所-東京都認証保育所に代表される都市型サービス

準認可保育所は、自治体独自の制度に基づく認可外保育施設であり、当社グループでは主に東京都認証保育所を運営している。認可保育所と異なり、保護者から保育料を直接受領するとともに、自治体から補助金を受け取る。このため、収入構造は認可保育所より市場連動性が高く、保育料の設定やサービスの差別化が重要となる。当社は、都市部の共働き家庭のニーズに応え、延長保育や一時保育など柔軟なサービスを提供している。東京都では2025年9月から第1子の保育料が無償化されるなど、制度変更が収益に影響を与える可能性があるが、準認可保育所は待機児童対策として一定の需要が見込まれる。当社は「スタジオ・キャンバス」などのテーマ型施設も展開し、差別化を図っている。

学童クラブと児童館-放課後児童の育成と地域拠点

学童クラブは、小学校低学年を中心に放課後の安全な遊びと生活の場を提供する事業である。2026年3月末現在、118施設を運営し、利用料または自治体からの委託料で運営する。児童館は事前登録不要で自由に来館できる屋内型施設で、16施設を運営する。両事業とも、共働き家庭の増加や待機児童問題を受けて需要が高まっている。当社は、保育園との連携によるドミナント戦略を採用し、地域内で乳幼児から学童期まで一貫した支援を提供している。また、2026年4月から「東京都認証学童クラブ」の運営を開始し、新たな収益源とする計画である。子育て支援の総合的な展開により、保護者の「困りごと」を解決することを目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材サービス大手、安定成長継続

JPホールディングスはサービス業(人材派遣・紹介)で、売上高400億円超と同業他社(ジンジブ、イシンなど)に対して大きな規模を持つ。2025/3期の営業利益率14.11%と高収益を達成し、2026/3期も15.01%と更なる向上見込み。業界内ではトップクラスのポジションと推測される。人手不足を背景に需要は堅調だが、競合も多く、差別化が継続課題。

強み

  • 売上高400億超と同業他社を大きく上回り、営業基盤が強固。
  • 営業利益率14%超と高水準、効率的な事業運営ができている。
  • 売上高・利益率ともに向上傾向で、2026/3期も増収増益見込み。
  • 労働市場の需給逼迫で人材サービス需要が高く、追い風が続く。

課題

  • 人材業界は新規参入も多く、価格競争や差別化競争が激しい。
  • 労働者派遣法など規制変更が事業に影響を与える可能性。
  • 自社の人材確保も困難になり、サービス提供能力に影響する恐れ。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

医療機器・介護の時価総額近傍。太字がJPホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17979松風819億円16.7倍
29729トーカイ816億円13.3倍
37745A&Dホロンホールディングス760億円12.6倍
47366LITALICO643億円21.7倍
57915NISSHA596億円58.8倍
62749JPホールディングス581億円13.2倍
75821平河ヒューテック538億円28.8倍
84390IPS519億円12.6倍
96062チャーム・ケア・コーポレーション466億円11.5倍
109470学研ホールディングス456億円13.1倍
117840フランスベッドホールディングス453億円17.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(医療機器・介護)に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

ワゴンサービスと飲食業で歩み始めた創業期(1993~2000年)

当社の起源は1993年3月、名古屋市名東区に設立された有限会社ジェイ・プランニングである。同年10月にワゴンサービス事業を開始し、1995年には松下電工のショールーム内に喫茶コーナーを開設して飲食事業に参入した。1996年1月には株式会社ジェイ・プランニングに組織変更し、同年6月には株式会社ゲオ・ジェイピーに社名を変更するなど、事業拡大を模索した。1998年には子会社を設立し、2000年3月にはグループ会社3社を吸収合併するなど、組織再編を進めた。この時期は、ワゴンサービスと飲食が主力であり、現在の子育て支援事業とは全く異なる業態であった。しかし、この時期に培った事業開発力と経営ノウハウが、後の保育事業参入の基盤となった。

保育事業に本格参入した2001年

2001年12月、当社は埼玉県新座市に初の保育所「スマイルキッズ新座園」を開園し、子育て支援事業に本格参入した。これはワゴンサービスや飲食とは全く異なる分野への進出であり、事業の転換点となった。2004年2月には名古屋鉄道との事業協力による駅型保育所「スマイルキッズおおぞね園」を開園し、中部圏でも保育事業を展開。同年3月にはミニ・テーマパーク型保育施設「スタジオ・キャンバス」を開園するなど、ユニークな施設運営を試みた。これらの取り組みは、保育事業の成長可能性を見極める試験的な意味合いが強く、後の大規模展開への布石となった。

純粋持株会社化と上場で経営基盤を強化(2004年)

2004年10月、当社は株式会社JPホールディングスに社名を変更し、会社分割により純粋持株会社体制へ移行した。同時に、株式会社ジェイ・プランニング、株式会社日本保育サービス、株式会社ジェイキッチン、株式会社ジェイ・プランニング販売の4社を設立し、事業を子会社に分割した。同年12月にはジャスダック証券取引所に株式を上場し、資本市場からの資金調達が可能となった。持株会社化により、グループ全体の経営戦略の策定と子会社の統括が明確になり、保育事業の拡大を加速する体制が整った。この年の上場は、その後の施設数増加と売上高成長の原動力となった。

愛・地球博と首都圏6園一挙開設で全国展開へ(2005年)

2005年3月、愛知県長久手町で開催された日本国際博覧会(愛・地球博)の会場内に、託児ルーム「キッズプラザアスク愛・地球博」を開園した。これを皮切りに、同年4月には東京都・埼玉県・愛知県などで6園を同時開園するという、大規模な拡張を実行した。これにより、首都圏でのプレゼンスが一気に高まった。また、2006年1月には有限会社ジェイキャストを株式会社化し、同年4月には株式会社四国保育サービスを設立して四国地方にも進出。認可保育所を埼玉県に2園、神奈川県に2園開園し、東京都認証保育所も1園開設した。この時期の積極投資により、当社は地域密着型から全国規模の保育事業者へと成長した。

学童クラブ・児童館へ事業領域を拡大(2006年)

保育園の増設と並行して、当社は2006年4月に学童クラブと児童館の運営を開始した。学童クラブは東京都に4ヶ所、児童館は埼玉県に2ヶ所、岐阜県に2ヶ所、愛知県に1ヶ所を開設し、対象を小学生児童へと広げた。これにより、乳幼児期から学童期まで一貫した子育て支援サービスを提供することが可能となった。学童クラブは待機児童問題が深刻な分野であり、自治体からの委託需要が高い。児童館は事前登録不要で自由来館型の施設であり、地域の子育て拠点としての役割を果たす。この領域拡大は、保育園だけではカバーできないニーズに応えるものであり、現在の事業ポートフォリオの多様化につながった。

長期経営ビジョン策定と新規事業への挑戦(2018年以降)

2018年8月、当社は「長期経営ビジョン」を公表し、売上高連結1,000億円を目標に掲げた。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大や少子化の加速により、環境が大きく変化したため、達成期日は設定しない方針に変更した。2025年5月にはローリング方式による中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)を策定し、「成長・競争優位性の確立」「収益構造改革」「経営基盤改革」を重点目標とした。具体的には、英語教育を軸としたALT(外国語指導助手)事業およびインターナショナルスクールの運営を2026年4月より開始する。また、東京都認証学童クラブを新設し、学童・児童館の施設数を現在の約140施設から200施設へ倍増する計画を進めている。

年表23件を開く

1990年代

  • 1993年3月創業名古屋市名東区において有限会社ジェイ・プランニングを設立
  • 1994年10月ワゴンサービス事業を開始
  • 1995年6月「松下電工NAiSショウルーム喫茶コーナー」をオープンし飲食事業に進出
  • 1995年8月創業名古屋市東区に有限会社ジェイ・ピー・サービスを設立し飲食事業部門を移管
  • 1996年1月創業名古屋市東区に有限会社ジェイ・プランニングを組織変更し株式会社ジェイ・プランニングを設立
  • 1996年4月ワゴンサービス事業において委託方式販売を開始
  • 1996年6月株式会社ゲオ・ジェイピーに会社名を変更
  • 1998年3月創業名古屋市東区に株式会社マルチ・ボックスを設立
  • 1998年6月創業名古屋市東区に有限会社ジェイ・ピー・スタッフを設立
  • 1999年4月株式会社ジェイ・プランニングに会社名を変更

2000年代

  • 2000年3月M&A株式会社マルチ・ボックス、有限会社ジェイ・ピー・サービス及び有限会社ジェイ・ピー・スタッフを吸収合併
  • 2001年6月ワゴンサービス事業において卸売方式販売を開始
  • 2001年11月創業名古屋市東区に有限会社ジェイキャストを設立
  • 2001年12月埼玉県新座市に保育所「スマイルキッズ新座園」を開園
  • 2002年10月上場日本証券業協会へ店頭登録(現東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)上場)
  • 2004年2月名古屋鉄道との事業協力による駅型保育所「スマイルキッズおおぞね園」を開園
  • 2004年3月ミニ・テーマパーク型保育施設「スタジオ・キャンバス」を開園
  • 2004年10月株式会社JPホールディングスに会社名を変更 会社分割により純粋持株会社に移行し、名古屋市東区に株式会社ジェイ・プランニング、株式会社日本保育サービス(現連結子会社)、株式会社ジェイキッチン(現連結子会社)、株式会社ジェイ・プランニング販売の4社を設立
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所(現東京証券取引所JASD AQ(スタンダード))に株式を上場
  • 2005年3月愛知県長久手町の日本国際博覧会(愛・地球博)内に、託児ルーム「キッズプラザアスク愛・地球博」を開園
  • 2005年4月「キッズプラザアスク板橋園」、「キッズプラザアスク晴海園」、「キッズプラザアスク明大前園」、「キッズプラザアスク志木駅前園」、「キッズプラザアスク新瀬戸保育園」、「キッズプラザアスク東川口保育園」の6園を開園
  • 2006年1月有限会社ジェイキャストを株式会社ジェイキャストに組織変更
  • 2006年4月創業株式会社四国保育サービス設立 認可保育所を埼玉県に2園・神奈川県に2園開園、東京都認証保育所1園開園、学童クラブを東京都に4ヶ所開設、児童館を埼玉県に2ヶ所・岐阜県に2ヶ所・愛知県に1ヶ所開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益率14%以上
  • ROE20%以上
  • 連結売上高1,000億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    子育て支援事業の質的成長と既存事業拡大

    学習プログラムの拡充や周辺事業の強化により、選ばれ続ける園・施設づくりを推進。バイリンガル保育園、モンテッソーリ式保育園、スポーツ保育園、インターナショナルスクールなど特色ある施設を拡充する。

  2. 02

    事業構造改革による経営基盤の強化

    システム化やAI活用による業務効率化、コスト削減を徹底。ドミナント戦略により乳児期から学童期までの一貫支援体制を構築し、人員最適化と運営効率化を図る。

  3. 03

    新規事業の開発と業務・資本提携の推進

    ALT事業やインターナショナルスクールなど新規事業を早期に立ち上げ、海外展開も推進。子育て関連企業や異業種との提携により新たなビジネス価値を創出する。

  4. 04

    人財開発・育成の拡充

    研修拡充やAI活用による個別最適化教育で社員の生産性とスキルを最大化。従業員エンゲージメント向上と離職率抑制を図り、組織全体の戦略的意思決定を高度化する。

  5. 05

    学童クラブ・児童館の拡大と待機児童解消

    ドミナント戦略により学童クラブ・児童館を現在の2倍の200施設へ拡大。東京都認証学童クラブを積極開設し、学童保育の待機児童解消に対応する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,209人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は517万円で、9期前と比べて+22.0%平均年齢は41.1歳、平均勤続年数は5.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,750
2018年3月3,094
2019年3月42447.93.03,481
2020年3月48340.43.13,783
2021年3月48442.53.83,916
2022年3月48342.64.33,976
2023年3月47740.44.84,020
2024年3月48841.75.04,023
2025年3月49740.25.44,157140
2026年3月51741.15.44,209154

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)99.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
保育所67園 — 神奈川県877百万円
子育て支援 事業
保育所86園 — 東京都833百万円
子育て支援 事業
保育所4園 — 沖縄県299百万円
子育て支援 事業
保育所9園 — 宮城県214百万円
子育て支援 事業
保育所9園 — 愛知県176百万円
子育て支援 事業
保育所3園 — 宮城県158百万円
子育て支援 事業
保育所12園 — 千葉県138百万円
子育て支援 事業
保育所7園 保育所開設予定設備1園 — 埼玉県121百万円
子育て支援 事業
保育所1園 — 大阪府116百万円
子育て支援 事業
保育所6園 — 大阪府116百万円
子育て支援 事業
ほか15件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱日本保育サービス(注)2,3
    東京都港区(注)6 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ジェイキッチン
    東京都港区(注)6 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱日本保育教育総合研究所(注)5
    東京都港区(注)6 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱子育てサポートリアルティ
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ワンズウィル
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱JPホールディングス九州(注)4
    熊本県熊本市 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 国内
    ㈱ダスキン(注)7
    大阪府吹田市 · その他の関係会社
    議決権31.5%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は433億円営業利益65億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.4%、利益が+12.1%。

売上高
+5.4%
433億円
営業利益
+12.1%
65億円
純利益
+10.3%
43億円
営業利益率
15.0%
前期比 +0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高440億円433億円
営業利益66億円65億円
純利益43億円43億円
1株あたり配当¥13.5¥13.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は108億円、営業利益は17億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+20.0%、営業利益は+88.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q949
2024年1Q90910.06
2024年2Q911112.17
2024年3Q921516.39
2024年4Q1067
2025年2Q1932714.019
2025年4Q2183114.220
2026年2Q2082713.018
2026年4Q2253816.925
2027年1Q1081715.711

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は138億円から433億円へ3.1倍に増えた。直近期の営業利益率は15.0%。売上は13期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月138148
2014年3月157158
2015年3月179169
2016年3月2061811
2017年3月228147
2018年3月269169
2019年3月2961911
2020年3月3222011
2021年3月335295
2022年3月3443423
2023年3月3553727
2024年3月3794529
2025年3月411585914.139
2026年3月433656615.043

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高433億円のうち、営業利益として残るのは65億円15.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は43億円、売上の9.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.8%337億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.9%30億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.0%65億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+7.5pt
15.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.9pt
9.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+8.4pt
20.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
29.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが63億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは63億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は226億円で、売上の6.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月12−135−132
2014年3月10−3612−2618
2015年3月13−4037−2729
2016年3月18−2416−638
2017年3月19−3316−1440
2018年3月19−13−1645
2019年3月18−915968
2020年3月234−332762
2021年3月2522227110
2022年3月3942043173
2023年3月274−1131193
2024年3月560−4056209
2025年3月42−2−4240207
2026年3月630−4463226

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は382億円。このうち返さなくてよい自己資本が229億円で、自己資本比率は60.0%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月109456441.0
2014年3月135508537.2
2015年3月1895613329.7
2016年3月2116314829.7
2017年3月2406917128.5
2018年3月2587818030.1
2019年3月2839019331.7
2020年3月2619616536.9
2021年3月29710019733.7
2022年3月34312022334.9
2023年3月35713622138.1
2024年3月36916120843.7
2025年3月37619518151.9
2026年3月38222915360.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
226億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
203億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
153億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中97位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中382位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.2%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
15.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.0%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.3%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.0%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥661で、1年前と比べて+7.0%過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。

¥661-1.3%1ヶ月+7.8%1年+7.0%時価総額581億円
過去52週の値幅
安値¥563高値¥797

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.2倍
PER (会社予想)13.0倍
PBR2.46倍
配当利回り2.04%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で-1.4%と反落し636円。7/27以降、636〜652円のレンジで推移し、7/29には652円と直近高値を付けたが、上値は重い。25日線(616円)は上回っており、短期トレンドは上向き。1ヶ月で+6.2%と上昇基調、1年でも+17.9%。RSIは65.3とやや過熱気味で、高値圏での調整リスクに注意。出来高は直近で20万株前後とやや増加。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERが12.71倍と業界平均22.50倍を大きく下回り、PBRは2.38倍で同業界平均3.17倍を下回る。ROEは20.2%と高く収益性が優秀。配当利回り1.97%は業界平均2.73%を下回るが、配当性向51.7%と高い水準。2026年3月期には増収増益が見込まれ、営業利益率も15%超。割安水準だが、配当利回りの低さがやや懸念。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.2倍23.4倍
PER (予想)13.0倍
PBR2.46倍3.51倍
ROE20.2%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

足元の業績は堅調で、売上・利益ともに伸びています。強気派は、自動車産業の回復と人手不足を背景に派遣需要が拡大し、紹介事業の高収益化が進むと見ます。一方、弱気派は、製造業の景気変動による派遣需要の不安定さや、同業他社との競争激化を懸念します。また、人材派遣業界は法規制の影響を受けやすく、需給環境の悪化時には収益が急減するリスクがあります。

プラスに働く材料7
  • 自動車産業の回復が需要を押上げる

    中部は自動車の生産拠点が多く、生産増の恩恵を受けやすい

  • 人材不足が続き派遣需要は底堅い

    日本の労働人口減少で派遣ニーズは旺盛

  • 紹介事業が高収益の牽引役に

    営業利益率は15%と業界上位の収益性

  • 2026年3月期も増収増益2026年3月期影響

    売上高433億円、営業利益65億円で前期比約12%の増益

  • ROE20.2%と高効率経営通年影響

    ROE20%超でPBR2.38倍、PER12.7倍の割安感

  • 純利益43億円に増加2026年3月期影響

    純利益39→43億円、増益トレンドが継続

  • 配当利回り1.97%、増配余地継続影響

    株価636円で利回り約2%、増配期待がある

マイナスに働く材料7
  • 自動車生産の変動に業績が左右

    需要が急減すれば売上高が大きく落ち込む

  • 人材派遣業界の競争激化

    同業他社が多く価格競争にさらされる

  • 法規制の変更リスク

    規制強化で事業モデルが制約される可能性

  • 売上高成長率が減速通年影響

    売上高伸び率は前期8.5%から今期5.4%へ鈍化

  • 決算後の利益確定売り決算発表後影響

    株価は1年で17.9%上昇、好決算でも材料出尽くしの懸念

  • 外国株主比率10.18%の変動継続影響

    外国人の売却が増えれば需給が悪化しやすい

  • ROE維持が前提のPBR2.38倍通年影響

    ROE20.2%が持続しなければ、PBR2.38倍は高すぎる水準

次の決算で確かめる点
製造派遣の稼働率
稼働率が収益の土台であり、需要変動の指標となる
紹介事業の売上比率
高収益の紹介事業の構成比が高まれば利益率改善が期待
売上高成長率
市場シェア拡大と需要動向の確認のため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり13.5で、前期から+4.2%いまの株価に対する利回りは2.04%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥13.5
1株あたり
配当利回り
2.04%
いまの株価に対して
配当性向
51.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月334.7
2018年3月440.068.6
2019年3月45.765.3
2020年3月45.446.5
2021年3月40.0251.6
2022年3月515.429.4
2023年3月633.331.6
2024年3月833.333.3
2025年3月1250.049.1
2026年3月134.251.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥13.5

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ37,320人。区分でいちばん多いのは個人・その他42.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.3%を占め、残る53.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他33.037.937.527.639.542.5
事業法人41.541.441.441.040.238.0
外国法人11.46.49.015.78.110.0
金融機関12.710.49.211.910.18.3
自己株式0.40.43.12.82.62.5
証券会社1.43.82.91.02.01.1
外国人個人0.00.00.02.70.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ダスキン30.72
02ジェイ・ピー従業員持株会6.28
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.02
04ほがらか信託株式会社信託口A-13.66
05王 厚龍2.64
06BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURGFUNDS/UCITS ASSETS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.59
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.97
08山口 洋1.70
09守屋八潮建設株式会社1.00
10野村信託銀行株式会社(投信口)0.90

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-21
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    5.19%
    -0.96pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+457%、1株純資産は14期で+399%。直近期のROEは20.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月95417.847.178.2
2014年3月106017.746.434.4
2015年3月116717.032.656.3
2016年3月137518.031.998.0
2017年3月88110.135.634.7
2018年3月119112.528.968.6
2019年3月1210212.824.465.3
2020年3月1311012.120.246.5
2021年3月61145.546.3251.6
2022年3月2613720.78.329.4
2023年3月3116021.111.631.6
2024年3月3418919.716.433.3
2025年3月4622822.014.849.1
2026年3月5026820.213.451.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額126百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
坂井徹代表取締役社長5290,599
柏女霊峰社外取締役74
佐竹康峰社外取締役72
後藤田由紀社外取締役56
勝又英博社外取締役69
ロバート・アンソニー・クリソル・サラザール社外取締役73
藁谷友紀社外取締役72
関博文取締役(常勤監査等委員)74
伊丹俊彦社外取締役(監査等委員)73
鶴谷明憲社外取締役(監査等委員)69
矢板賢社外取締役(監査等委員)78
山村輝治社外取締役(監査等委員)69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2362536533
社外取締役1249494
取締役(社内)1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,764字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社、以下同じ)は、当社、連結子会社(株式会社日本保育サービス、株式会社ジェイキッチン、株式会社日本保育教育総合研究所、株式会社子育てサポートリアルティ、株式会社ワンズウィル、株式会社JPホールディングス九州(合弁会社))の計7社(2026年3月31日現在)により構成され、「子育て支援事業」を中心とした事業であり、保育園・学童クラブ・児童館・交流館の運営、それらに付随した不動産の紹介・管理及び人材紹介・派遣を行っております。 子育て支援事業 当社グループは、2026年3月31日現在、自治体の許認可を得た保育園を203園、認定こども園を6園、学童クラブを118施設、児童館を16施設、交流館を2施設運営しております。 保育園は大きく認可保育所と認可外保育施設の2種類に分類されており、保育の対象となる園児は、保育を必要とする乳児(満1歳未満)と幼児(満1歳から小学校就学の始期に達するまで)となります。児童福祉法に基づいた厚生労働省所管の児童福祉施設である認可保育所は、国が定めた設置基準(施設の広さ、保育士等の職員数、給食設備、防災管理、衛生管理等)を満たして都道府県知事(指定都市の市長・中核市の市長を含む)に認可された施設であり、保育園の施設型給付(委託費)が国及び自治体の負担により支給されております。認可外保育施設は、認可保育所以外の施設のことをいいますが、認可外保育施設の中には、託児所等の施設や、自治体独自の制度により自治体から補助金が支給される施設(以下、当社グループでは「準認可保育所」と呼びます。)があります。準認可保育所は、都市部において、多くの民間企業の参入を促し、事業者間の競争を促進することによる保育園の増設と保育の質の向上を目指した施設であり、東京都の東京都認証保育所等が該当いたします。当社グループでは、認可外保育施設については準認可保育所のみ運営しております。 保育園及び保育園の利用者並びに自治体との契約関係の主なものは次のとおりであります。 認可保育所では、保育園と利用者である保護者との間に直接的な契約関係はありません。保護者は、自治体に対して所得に応じた利用料(保育料)を支払い、保育園は預かる園児の年齢や人数に応じた施設型給付(委託費)を自治体から受領しております。 準認可保育所では、園児の年齢や人数に応じた自治体からの補助金に加えて、保護者から保育料を受領しております。 認定こども園は、教育・保育を一体的に行う施設であり、就学前の子どもに幼児教育・保育を提供する機能と地域における子育て支援を行う機能を備え、認定基準を満たす施設は、都道府県等から認定を受けることができます。 当社グループは、保育所型認定こども園を運営しております。 学童保育は、主に日中保護者が労働等により昼間家庭にいない小学生児童に対して、授業の終了後に適切な遊びや生活の場を与えて、児童の健全な育成を図ることを目的とした施設となります。当社グループは、利用者からの利用料または、自治体からの委託料により学童クラブを運営しております。 児童館は、児童福祉法に基づく児童厚生施設の1つで、こどもに健全な遊びを提供し、心身の健康を増進し、情操をゆたかにすることを目的とする屋内型の児童厚生施設となります。児童館は、事前登録なく自由に来館することができ、学童保育のこどもだけでなく、多くのこどもたちが、放課後いったん帰宅してから遊び場として利用するものです。当社グループは、自治体からの委託料により児童館を運営しております。 当社グループを事業系統図に示すと、概ね次のとおりになります。 (注) ※は連結子会社です。 株式会社JPホールディングス九州は、2025年6月6日に当社と株式会社テレビ熊本、グループ会社である株式会社TKUヒューマン及びその関係者との合弁会社となり、出資比率は50%でありますが、実質的に支配をしているため連結子会社としております。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。
経営方針・対処すべき課題9,456字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針・経営戦略等 ① 会社の経営の基本方針 当社グループは経営理念・コーポレートメッセージ・保育理念・保育方針を刷新し、こどもたちの未来と子育てに関わる全ての方々を支える存在であり続けることを使命として、こどもたちを取り巻く様々な社会問題・課題の解消に努め、保育のさらなる発展に寄与していくことが当社の社会的責任であり、ひいては株主の皆様を含むステークホルダー全ての利益に繋がるものであると考えております。また、「選ばれ続ける園・施設」となることを目指し、更なる地域との共生や当社グループが目指す保育を明確に示すことを目的に様々な活動・プログラムを推進してまいります。 経営理念:「子育て支援を通じて笑顔溢れる社会づくりに貢献します」 コーポレートメッセージ:「すべてはこどもたちの笑顔のために」 保育理念:「未来(あす)を生きる力を培う」 自分らしく、生きる道を歩み、どんな時代にも対応できる資質と能力を培います。 保育方針:一人ひとりに心をかけ、愛情を注ぎ、成長に合わせたきめ細やかな保育を行うことで、変化の 激しいこれからの社会を生き抜くための、"生涯にわたる生きる力の基礎”を育みます。 ・自ら伸びようとする力を支えます ・五感を養って感性を豊かにします ・後伸びする力を育みます 育成理念:「なりたい自分になる力を育む」 自分らしく、未来に希望を持ち、なりたい自分に向かって進める資質と能力を育みます。 育成方針:一人ひとりと向き合いながら、丁寧に支援し、変化の激しいこれからの社会を生き抜くため、 人と支え合い生きる力・自分らしく生きる力を育みます。 ・想い・考えを伝えあい「対話する力」を育みます ・相手に寄り添い相手を知る「想像する力」を養います ・どんな違いも受け止め「認める力」を支援します ・自ら考え行動し「自律する力」を応援します ② 目標とする経営指標 当社グループは、株主に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして位置づけており、連結配当性向30%を目途とした連結業績連動型配当の継続実施を基本方針としております。 また、事業性・収益性を評価し、グループ全体の成長性及び収益力を適切に表す指標として、毎期計画する売上高予想及び営業利益率14%以上、ROE(自己資本当期純利益率)20%以上を目標といたします。 ③ 経営環境及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループを取り巻く環境は、保育園における待機児童の解消が進み、地域においては競争環境が激化しているものの学童クラブにおいては、待機児童が増加するなど、育成環境の整備が課題となっております。 一方、国・自治体においては、少子化対策に向けた様々な子育て環境の整備が推進されており、子育て支援事業の社会的役割は更に重要性を増しております。当社グループは、このような状況を捉え、社会環境の変化や保護者ニーズに対応した更なる子育て支援の質的向上による「選ばれ続ける園・施設づくり」が求められており、中期経営計画においては、今後の業容拡大として新規事業の早期実現に向けた先行投資なども考慮しつつ、社会環境の変化を捉え、推進してまいります。 (長期経営ビジョン) 当社グループは、2018年8月8日に公表いたしました「長期経営ビジョン」における2025年3月期 売上高(連結)1,000億円の目標につきまして、当初計画策定時から新型コロナウイルス感染症の拡大により、新しい生活様式から在宅勤務の普及など働き方が大きく変わるとともに、出生率の急激な低下により少子化が加速するなど、公表した時点から外部環境が著しく変化していることから、売上高(連結)目標は維持するものの達成期日を設定しない目標といたします。 このような先行き不透明な状況下でありますが、今後の持続的な成長を捉え、子育て関連企業や異業種との業務提携・資本提携を積極的に推進することで、新規事業の開発・業容拡大を図り、「長期経営ビジョン」売上高(連結)1,000億円の達成に向け邁進してまいります。 そのために、以下を重点目標として掲げ、推進してまいります。 <重点目標> 売上高目標(連結):1,000億円を目指す。 イ.子育て支援事業の更なる質的成長と既存事業の拡大 (学習プログラムの拡充、周辺事業の強化) ロ.事業構造改革による経営基盤の強化 ハ.新しいビジネス価値の創出 (新規ビジネスの開発、子育て支援の周辺事業を絡めた業務提携・資本提携) (中期経営計画 2027年3月期~2029年3月期) 当社グループでは、政府による少子化対策として子育て環境の整備を拡充する一方で、少子化が加速するなど、外部環境の変化を鑑み2025年5月13日にローリング方式にて中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)を策定し、重点目標に「成長・競争優位性の確立」「収益構造改革」「経営基盤改革」を掲げ、持続的な成長と更なる企業価値向上を目指してまいりました。 具体的には、自治体と連携した新たな事業展開や海外事業の強化・推進を図るとともに、英語を軸とした新規事業として、2026年4月の運営開始に向けALT(外国語指導助手)事業およびインターナショナルスクール(認可外保育施設)の準備を推進してまいりました。 また、乳児期・幼児期・学童期を一貫した子育て支援体制の確立に向け、保育園と学童クラブ・児童館と連携したドミナント戦略により、現在の学童クラブ・児童館を2倍の200施設へ拡大すべく、新規施設の受託および2026年4月に運営を開始する「東京都認証学童クラブ」の開設を積極的に推し進めました。これらの取り組みを通じ、既存事業及び事業領域の拡大と合わせて積極的なM&Aの推進、競争優位性としての学習プログラムの拡充や新業態の新設、保護者の困りごとを解決する様々な差別化戦略により、子育て支援を取り巻く社会問題の解決に努めております。 中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)のローリングについて、様々な施策の奏功や効率的な経営体制の構築、補助金の最大化により、2026年3月期は増収・増益、過去最高益を達成するとともに中期経営計画の最終年度である2028年3月期の営業利益目標を前倒しで達成いたしました。これを受け、2027年3月期連結業績予想の公表に併せて、ローリング方式にて連結数値目標の見直しを行ったものです。 なお、中期経営計画の重点目標に関しては、従来の「成長・競争優位性の確立」「収益構造改革」「経営基盤改革」の方針を細分化し、新たに「人財開発・育成の拡充」を加えました。事業戦略として「事業の多様性×専門性」「安定した財務体質」を軸に、新たな事業への挑戦と成長を通じて、持続的かつイノベーティブなサービスを創出してまいります。 当社は今後も経営環境の変化に柔軟に対応するため、原則として毎期改定を行うローリング方式の3ヵ年の中期経営計画を策定してまいります。 <中期経営計画の重点目標> 構造改革と事業改革による、成長に向けた積極的な新規事業の開発、M&Aの推進、システム化等によるインフラ整備、盤石な事業基盤の構築、それらを支える「人財」の育成により、新たなサービス価値を創出し、競争優位性を確立するとともに事業を通じて社会問題を解決することで、持続的な成長を目指してまいります。 イ.成長・競争優位性の確立 中長期の成長に向け、自治体と連携したALT事業ならびに国内に留まることなくグローバルでの事業強化、既存事業及び新たな事業領域の拡大を捉えた積極的なM&Aの推進、競争優位性としての学習プログラムの拡充や新業態・新規施設の新設・受託、保護者の困りごとを解決する様々な差別化戦略を推進する。 1)グローバル事業の早期展開と収益化 ・優良な現地企業と連携した送り出し機関の設置や海外(東南アジアを中心)での施設運営による規模拡大を図る ・様々な日本の教育プログラムや国内で培ってきた子育て支援のノウハウを活用し、東南アジア地域において多角的に事業を展開する ・現地の教育機関(大学等)と連携し、優秀な人材を確保することでALT(外国語指導助手)の更なる拡大と語学学校・オンライン学習などの周辺事業を展開する 2)国内外の専門人材の派遣・紹介事業の規模ならびに収益拡大 ・有能な外国人就労者において送り出し機関との連携と営業体制強化により収益拡大を図る ・当社グループの子育て支援のノウハウを活用し、国内の専門人材である「保育士・看護師」の紹介・派遣事業の基盤づくりと収益拡大を図る 3)既存事業の拡大を捉えた「選ばれ続ける園・施設づくり」を推進 ・質の高い学習プログラムの拡充、特徴ある保育園としての「バイリンガル保育園」「モンテッソーリ式保育園」「スポーツ保育園」「インターナショナルスクール(認可外保育園)」の拡充を図り、こどもたちの将来の可能性を拡げる様々な取り組みを実践する ・子育て環境の整備に向けた地域との連携強化による「マイ保育園制度」(これからこどもを産み、育てようとする方へのサポート)や卒園児の継続的な繋がりとしてアスクっこクラブを全園で展開する ・新たな学習プログラムとして、保育園・学童クラブへ探究学習を導入する 4)ドミナント戦略に基づく学童クラブ・児童館を現在の2倍へ拡大するとともに学童保育の待機児童解消に向けた対応強化 ・乳児期・幼児期・学童期の一貫した子育て支援体制の確立に向け、学童クラブ・児童館を現在の2倍の200施設へ早期に拡大する ・学童保育の待機児童解消に向け、「東京都認証学童クラブ」を積極的に開設する 5)保護者の困りごとならびに社会問題解決に向けた新たな事業展開 ・業務提携先である株式会社ダスキンと連携した子育て支援事業の早期事業化を図る ・課外の時間を活用した習い事事業の拡充を図る(英語・体操・音楽教室など) ・子どもたちの未来に向けた独自の学習プログラム、企業・自治体と連携した探求学習や新たな子育て支援事業の創出を図る 6)積極的なM&Aの推進 ・子育て支援業界の環境が変化するなか、今後の業界再編を捉え、同業企業及び業容拡大に向けた子育てに関連する周辺企業やシナジー効果が得られる企業を対象に積極的なM&Aを推進する ロ.収益構造改革 事業構造を見直し、ムダな業務の是正、AI活用による運営の効率化により収益性向上を図る。また、業務プロセス改革やシステム導入による更なる業務改善を図る。 1)経営の効率化、コスト削減 ・システム化、AI活用、人員配置の最適化、収支管理強化及びコストコントロールの徹底、データを活用した運営管理、ムダな業務是正による業務の効率化などにより間接コストの軽減を図る 2)収益基盤の強化 ・規制緩和や補助金制度の変更を捉えた様々な施策を実践する ・ドミナント戦略として、乳児期・幼児期・学童期を一貫してサポートする子育て支援体制を確立することで、人員の最適化、運営の効率化、子育てサポート体制の拡充を図る ハ.経営基盤改革 市場環境や社会情勢の変化に左右されない、強固で持続的な企業体質を図るべく、単なるコスト削減に留まることなく、抜本的な構造改革により、意思決定のスピード、経営資源の最適配分、およびガバナンスの強化を通じて、企業価値の最大化を図る。 1)経営管理の高度化 ・データに基づいた迅速な経営判断を可能にする基幹システムの統合による業務プロセスの刷新を図る ・グローバル視点でのガバナンス体制の整備・強化、現場完結型の業務・運営管理体制の確立、リスク管理の徹底とコンプライアンス意識の向上により、組織全体のマネジメントをより効率的かつ効果的に実行することで、総合的な経営基盤の強化を図る 2)事業ポートフォリオの最適化 ・事業の収益性と成長性を評価し、将来性のある成長分野へ経営資源を優先的に集中投下することで、事業ポートフォリオの最適化を図る 3)SDGs及び環境改善に向けた取り組み強化 ・子育て支援を起点とした社会貢献活動、環境に配慮した事業運営を図る ・当社グループは自治体と相互の連携を強化し、双方の資源を有効に活用し子育て環境の整備・拡充を図る 二.人財開発・育成の拡充 当社の事業の要は「人」であることから人財教育・研修体制を拡充するとともに、優秀な人財確保・育成と従業員のエンゲージメントを向上させることで意識改革に繋げる。また、事業戦略と連携することで経営のスピードを高める。 1)人財育成、風土刷新 ・人財の基盤づくりとしての研修の拡充、意識改革による風土刷新を図り、従業員のモチベーション向上と離職率の抑制を図る 2)AIトランスフォーメーションによる人財開発の刷新 ・AIによる個別最適化された教育と業務支援データの活用により、社員一人ひとりの生産性とスキルを最大化させ、組織全体の戦略的な意思決定を高度化する (2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループでは、子育て支援事業に対する政府や自治体による子育てをしやすい環境整備に向けた対応が促進され、子育て支援事業の社会的な役割の重要性がますます増す中で、常に変化する経営環境に対応するとともに持続的な成長を実践し、さらなる事業規模の拡大に向けた重点課題として以下の点に取り組んでまいります。 ① 安全・安心の確保の徹底 当社グループでは、お預かりしているお子様・保護者の皆様・取引先・従業員の安全確保を最優先に考えた対策を徹底するとともに「保育委員会」「安全管理委員会」による現場の様々な課題の対策、業務の見直しを図ることで、更なる安全・安心な運営体制づくりに取り組んでまいります。 ② 子育て支援の質的向上 当社グループでは、各施設に対応する従来の組織運営体制に加え、子育て支援の質的向上、安全管理体制の徹底強化を図るべく委員会制度を導入し、各子育て支援施設に従事する職員のケア、新人事制度の導入による働き方改革の推進、研修による教育体制の拡充などにより子育て支援の質的向上に努めております。 また、当社グループは全国で300施設を超える保育園・こども園・学童クラブ・東京都認証学童クラブ・児童館・交流館・インターナショナルスクールを運営しており、乳児期・幼児期・学童期を通じ12年間にわたっての支援ならびに特徴ある施設運営や様々な学習プログラム等、当社ならではの強みを活かし、お子様の成長に合わせた対応を図ってまいります。 ③ 受入児童数の拡大 当社グループは、「選ばれ続ける園・施設づくり」を目指し、従来から実施している英語・体操・音楽・ダンスに加え、新たな幼児学習プログラムの導入、「バイリンガル保育園」「モンテッソーリ式保育園」「スポーツ保育園」「インターナショナルスクール(認可外保育園)」など、特徴ある保育園を運営するとともに保育の質的向上と合わせ、様々な取り組みを進めております。新たに保育園を開設するのではなく、地域社会との共生や様々な取り組みによる特徴のある保育の拡充、質の高い保育士確保により既存施設の受入児童の拡大に努めております。 また、当社グループでは、自治体ごとの待機児童の状況や保育士の採用状況及び投資効率等を総合的に勘案し、新規施設と既存施設双方への保育士配置のバランスをとりながら受入児童の拡大とともに「選ばれ続ける園・施設づくり」を目指しております。 ④ ドミナント戦略に基づく一貫した子育て支援の体制を確立 当社グループは、乳児期・幼児期・学童期を一貫した子育て支援体制の確立に向け、保育園と学童クラブ・児童館と連携したドミナント戦略により、現在の保育園と同等の学童クラブ・児童館の施設に拡大すべく新規施設の受託ならびに東京都認証学童クラブの新規施設の開設を推進強化いたします。 また、東京都認証学童制度に基づく、新規施設の開設は学童クラブの待機児童解消に向けた重要な役割を担っております。さらに学童クラブの新規施設の受託及び開設の量的拡大のみならず質的強化として「探究学習」を主体とした様々な体験学習プログラムや英語を核としたネイティブな専任講師を配置したプログラムを実施しております。 ⑤ 保育士確保に向けた施策 子育て支援サービスには、保育士資格を有する人材の確保が不可欠と考えております。 当社グループでは、年間を通じて全国各地で採用活動を行うとともに、従業員の給与引き上げや人事評価制度の見直しを実施してまいりました。 また、保育士養成講座による資格取得支援も行っており、より働きやすい制度と仕組みづくりに取り組んでおります。 ⑥ 業務の効率化及び情報の管理 業務の効率化と収益性の向上として、保育士の業務負担の軽減を図り、より運営に専念できる体制づくりとしてICT化を推進するとともに、経営管理・収益管理の体制強化と高度化を図るべく、システム化・AI活用、組織体制の見直し、人員配置の最適化、業務の見直しなどにより業務効率と収益改善に取り組んでおります。 また、システム導入に際しては、情報漏洩等に対するセキュリティの強化を図るとともに、管理体制の整備も同時に進めております。 ⑦ 人財への投資 当社グループは、保育の質的向上と安全確保のため、情熱と適性を有する人財を採用し、その人財が持つポテンシャルを最大限に引き出すための教育を継続的に実施していくことが不可欠であると考えております。そのため、社内で行う研修においては、保育・育成に関する様々な知見を取り込むとともに、有識者による研修、社外の勉強会、階層別研修などを積極的に導入・活用し、人財のレベルアップを図っております。 また、それぞれの従業員には、公正かつ継続的に教育機会を提供し、一人ひとりが強みを認識し持ち味を存分に高め発揮できる育成施策を講じます。国際性・職歴・年齢の面を含む多様な人財の育成・確保に努めてまいります。 ⑧ 新規事業の取り組みによる収益基盤拡大 当社グループが運営する施設の多くは公費で運営されており、事業が安定的に推移する一方で、政策や制度変更の影響を受けやすく、政策転換による事業への影響が懸念されます。 このような環境を踏まえ、当社グループでは子育て支援事業に関する周辺事業を中心に、新規事業の開発・推進により、収益基盤の拡大に取り組んでおります。 新規事業として、自治体と連携した新たな学習プログラムとしてALT(外国語指導助手)事業の展開を行ってまいります。 また、様々な学習機会やプログラムの創出及び国内の労働力不足の解消に向け、技能・技術を有する有能な外国人の派遣及び特定技能外国人の支援事業とともに更なる事業規模拡大に向け外国人就労者の紹介事業を送り出し機関並びに現地の教育機関と連携し強固に推進してまいります。 当社グループの子育て支援事業のノウハウを活用し、保育士・看護師・介護士の専門人材を国内の企業へ紹介・派遣する新たな事業を推進いたします。さらに、国内の事業に留まることなく、グローバルに事業展開を推進してまいります。東南アジアを中心に子育て支援事業を現地の優良企業及び教育機関と連携し推進してまいります。 当社グループでは、発達支援事業の対応強化、保育所等訪問支援事業など、発達が気になるお子様の支援を行ってまいりました。これまでの子育て支援のノウハウと高い専門性に基づく発達支援の対応を活かし、発達障害の可能性があるお子様へのサポートを拡充すべく、巡回サービスを行うことで、より多くのお子様と保護者に寄り添った子育て支援を行ってまいります。 当社グループは、事業規模の拡大として資本提携・業務提携に関しても積極的に推進するとともに、国内での展開に留まることなく、これまで培ってきたノウハウをグローバルに展開してまいります。 ⑨ グローバル対応の強化 当社グループは、持続的な成長と更なる事業規模の拡大を捉え、これまで培ってきた子育て支援のノウハウを活用し、海外の事業者との提携・連携による新たな事業を創出いたします。具体的には東南アジアを中心に現地の優良企業と連携した子育て支援施設や教育機関と連携した専門知識をもつ外国人による新たな教育事業、専門人材の紹介・派遣事業を推進してまいります。 ⑩ コンプライアンスへの取り組み 児童福祉法をはじめとする各種関連法令の遵守を厳格に実行するとともに、お客様の個人情報についても法律に則った取り扱いを徹底しております。コンプライアンスへの取り組みとして、内部監査室、財務経理部、人事・採用部等、それぞれの分野において高い専門性と豊富な経験を有する人財の採用を行うとともに、社内規程の整備・拡充、社員教育の徹底によるコンプライアンスへの意識を高め、徹底してまいります。 ⑪ 社会貢献 企業の持続的な成長のため、気候変動などの地球環境問題への配慮、人権の尊重、従業員の健康・労働環境への配慮や公正・適切な処遇、取引先との公正・適正な取引、自然災害等への危機管理など、あらゆるステークホルダーとの適切な協働により、サステナビリティの課題に取り組んでまいります。 また、子育て支援プラットフォーム「コドメル」では、当社グループの各施設等に寄付BOXを設置し、お子様の成長過程の中で必要でなくなった子育て関連商品を寄付いただき、リユースし子育て世代の方に提供することで資源を有効活用し、環境負荷の低減や処理費用の削減をはじめとした地球環境の保全に配慮した取り組みを行っております。 さらに企業・自治体と連携し、子どもたちに様々な体験プログラムを提供することで、将来の夢やなりたい姿を想像できる機会を創出いたします。 当社グループは、経営理念である「子育て支援を通じて笑顔溢れる社会づくりに貢献します」の考えに基づき、環境に配慮したよりよい社会づくりに貢献してまいります。 ⑫ 企業価値向上への取り組み 当社グループは、待機児童問題、児童虐待など社会的な問題解決に向け、各施設での様々な子育て支援活動や地域と連携した対応などにより子育ての環境整備に取り組んでまいります。また、安全・安心を第一優先に質の高い子育て支援を実現することで更なる保育の質的向上に繋げてまいります。 当社グループは、「選ばれ続ける園・施設づくり」を目指して、こうした各施設の子育て支援活動に加え、地域との共生を図り、よりよい社会環境づくりに貢献してまいります。 ⑬ 設備資金確保のための資金調達と財務基盤の安定性の確保 継続的に保育園を開園するためには、設備費用等の資金を安定的に確保することが重要となります。 当社グループでは財務の健全性を追求しつつも、必要資金を安定的に調達していくため、金融機関からの借入れに限定せず、社債の発行や株式の発行も含めて財務政策を検討しております。
事業等のリスク5,909字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業展開その他に関するリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしも事業展開上のリスクに該当しない事項についても、投資者の投資判断において重要と考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。 当社はこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、その発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載内容を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 また、以下の記載は当社株式への投資に関するリスクをすべて網羅するものではありませんので、この点にご留意ください。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 少子化や待機児童の減少について 子育て支援事業においては、共働き世帯の増加や保育士不足が課題となる一方、出生率の低下による少子化の加速や在宅勤務の普及といった生活様式の変化により、将来的な園児数の獲得が困難となる可能性があります。子育て支援事業は受入児童数により収益が増減するため、想定した園児数が確保できない場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 これに対し、当社グループは、ALT(外国語指導助手)の配置やインターナショナルな教育プログラムの導入を推進し、従来の保育に「グローバル教育」という付加価値を加えることで、競合施設との差別化を図っております。多様化する保護者の教育ニーズに応え、少子化局面においても選ばれ続ける園・施設としてブランド力を強化することで、安定的な園児獲得と収益性の維持に努めてまいります。 ② 子育て支援事業における国の方針と保育園等開設のリスクについて 当社グループでは、2026年3月期に学童クラブ22施設・児童館3施設を新たに開設・受託いたしました。しかし、今後、国の方針転換により株式会社による新規開設や公立保育園の民営化が制限された場合、あるいは設置場所の確保が困難となり開設ペースが鈍化した場合には、事業拡大の停滞が業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、こうした事業環境の変化に対応すべく、施設の「数」の拡大に依存しない新たな子育て支援の在り方を構築してまいります。具体的には、既存施設へのインターナショナルな教育コンテンツの拡充や、ALT活用による独自の運営ノウハウを自治体へ提案することで、受託競争における優位性を高めてまいります。 また、利用者ニーズに基づいた質の高い教育サービスの提供を通じて、変化する市場環境下においても持続的な成長を実現するビジネスモデルへの再構築を進めてまいります。 ③ 補助金制度に伴うリスクについて 当社グループの子育て支援事業において、売上は公定価格など国・地方自治体による補助金が中心となっております。そのため、国や地方自治体の方針により補助金制度の見直しが行われた場合、当社グループの業績に影響を受ける可能性があります。 ④ 人材確保について 当社グループは、子育て支援の運営ならびに質的向上のためには、保育士・指導員及び関連するスタッフの確保が重要となるため、新卒及び中途採用の強化や社内研修体制の整備・拡充など、職員の採用強化と離職抑制に向けた様々な施策を推進しております。 しかしながら、予定していた人材確保の遅れや採用コストの上昇が生じた場合、既存施設の運営や新規施設の開設・受託の遅延等、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 学童クラブ・児童館等の受託および東京都認証学童クラブの開設について 当社グループが属する業界では、同業他社との競争激化に加え、景気動向や地方自治体の財政縮減に伴うコスト削減要請など、厳しい受注環境が続いております。学童クラブ・児童館の受託期間は一定期間であることから、契約更新時の競合等により、現在受託している施設の継続的な運営や新規の受託が困難となった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、東京都において新たに実施される「東京都認証学童保育(東京都認証学童クラブ)」に関しては、自社で設置場所を開拓する必要があるため、地域環境や物件状況、賃借条件等により、計画通りの開設が進まない可能性があります。 当社グループでは、地域ごとのマーケティング強化や物件情報の早期入手・検証体制を構築しておりますが、開設の遅延や投資コストの増大が生じた場合には、事業計画の進捗や経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑥ 競争環境の激化について 当社グループが属する業界では、少子化や待機児童の減少、保育士不足といった経営環境の変化に加え、異業種からの新規参入や近隣施設との競合により、園児および利用児童の獲得競争が激化しております。特に、保育園のみならず学童クラブ・児童館においても、地方自治体の委託先選定におけるコスト競争やサービス品質の差別化が強く求められております。 当社グループでは、「選ばれ続ける園・施設づくり」を掲げ、ALT(外国語指導助手)を配置したグローバル教育や独自の幼児教育プログラムの導入、地域と連携した子育て支援活動、さらには東京都認証学童クラブの展開など、他社との差別化を図っております。 しかしながら、今後さらに競争が激化し、これらの付加価値施策が十分な成果を上げられず、利用児童数の減少や単価の下落を招いた場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑦ 新規事業の開発・取り組みについて 当社グループでは、社会変化に対応した柔軟な事業構造への転換と持続的な成長を実現するため、「長期経営ビジョン」として連結売上高1,000億円規模を目指すことを掲げております。 この目標達成に向け、ALT(外国語指導助手)を軸としたグローバル教育事業の展開や、東京都認証学童クラブをはじめとする新領域への参入など、市場調査および新規事業開発を積極的に推進しております。 しかしながら、新規事業には不確実な要素が多く、想定を超える市場環境の変化やニーズの乖離、開発・開設の遅延、あるいはパートナー企業等との協業において期待したシナジーが得られないなどのリスクが存在します。これらの要因により、事業展開が計画通りに進捗せず、投資回収が遅延、または困難となった場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは対策として、新規事業の進捗管理において成長性と採算性のフォローアップおよび検証を定期的に行う仕組みを構築し、リスクの早期把握と適正な経営資源の配分に努めてまいります。 ⑧ 事業規模の拡大に向けたM&Aの推進について 当社グループでは、持続的な成長を捉え、既存事業および新規事業に関してM&Aによる事業の拡大を図ることを計画しておりますが、投資に見合った収益が得られない場合やシナジー効果が創出できない可能性があります。 当社グループでは、案件を厳選したM&Aを推進するとともに、投資対効果を十分に検証したうえで実行してまいります。 ⑨ 子育て支援施設における事故のリスクについて 当社グループは子育て支援施設の運営に関し、万全の体制で臨んでおりますが、事故の可能性は皆無とは言えず、万一重大な事故が発生した場合やその他子育て支援施設の運営上における何らかのトラブルが発生した場合、営業停止や園児の転園などの要因により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは全国を2つのブロックに区分し、保育部長・育成部長を配置することにより、各施設での安全・衛生対策を検討・推進してまいります。 ⑩ 法的規制等について 当社グループの事業は、「児童福祉法」、「子ども・子育て支援法」、「労働者派遣法」、「出入国管理及び難民認定法(入管法)」、および「食品衛生法」をはじめとする多岐にわたる法的規制を受けております。今後、これら関連法令の制定・改廃や、自治体が定める独自の運営基準等に変更が生じた場合、当社グループの事業活動が制約を受け、業績に影響を及ぼす可能性があります。 子育て支援事業における主要な許認可は、保育所の設置・運営に関するものであり、認可保育園や東京都認証保育所など各形態に応じ、施設ごとに審査・許認可が必要となります。また、自治体から受託運営する学童クラブ・児童館においても、児童福祉法等に基づく運営基準の遵守が求められます。 ALT派遣およびグローバル教育事業においては、労働者派遣法や職業安定法、さらには外国人スタッフの雇用に関わる入管法等の法的遵守が不可欠です。これらの規制が強化された場合、人材確保や運営コストに影響を及ぼす可能性があります。 なお、連結子会社である株式会社ジェイキッチンが保育園より給食業務を請負う際には、施設ごとに「食品衛生法」に基づいた営業許可の取得および厳格な衛生管理体制の維持が義務付けられております。 当社グループではコンプライアンス体制を強化しておりますが、万が一、管理不備や事故等によりこれらの許認可の取消や営業停止処分を受けた場合には、社会的信用の失墜とともに、当社グループの業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 ⑪ 食の安全性について 当社グループでは、食品衛生法に基づき、厳正な食材管理並びに衛生管理を実施し、食中毒、賞味期限切れ食材の使用、異物混入等の事故を起こさないよう努力しておりますが、何らかの原因により食の安全に関する重大な問題が発生した場合は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 対応施策として、マニュアルを作成し研修を実施するなど食の安全を確保するための取り組みを行っております。 ⑫ 大規模な自然災害、感染症について 当社グループは、首都圏を中心とした子育て支援施設の運営を行っております。これらの施設が地震、火災等の被害を受けた場合、子育て支援施設利用者や従業員並びに保育園の建物等に甚大な被害が及ぶ可能性があります。 対応施策として、自然災害に対するオリジナルの防災マニュアルを作成・全施設で導入し、定期的に防災訓練を実施するとともに、災害時の損害を最小限にとどめ早期復旧を可能とするための事業継続計画を策定しております。 また、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症あるいは新たな未知の感染症が蔓延した場合、従業員が多数欠勤する、園が閉鎖されるなど、子育て支援施設の運営が困難となる可能性があります。これに伴う収益の減少や対策コストの増加は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 これらに対しては、社内の看護委員会を中心に、専門的な知見に基づく最新の感染症予防対策を講じ、グループ全体での衛生管理と感染拡大防止を徹底することで、安全な運営体制の維持に努めてまいります。 ⑬ 個人情報の保護について 当社グループの保育所、学童クラブ、児童館といった子育て支援施設においては、利用者の氏名、住所をはじめ、保護者の氏名及び職業等の情報を保持しております。 また、新規事業として運営しております子育て支援プラットフォーム「コドメル」も同様の情報を保持しております。 対応施策として、これら顧客の個人情報の取扱いについては厳重に管理し、万全を期しておりますが、万一漏洩するようなことがあった場合、顧客からだけでなく、広く社会的な信用が失墜することとなり、子育て支援施設の受託に影響が出る等、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑭ レピュテーションリスクについて 当社グループが提供する子育て支援サービスにおいて、万が一、従業員による不適切な行為や不祥事、あるいは個人情報等の機密情報の漏洩が発生した場合、当社グループの社会的信用や企業イメージが著しく低下する可能性があります。これにより、各施設における利用児童数の減少や自治体からの受託機会の喪失、損害賠償請求の発生など、当社グループの業績および財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 これらに対して当社グループは、コンプライアンス研修をはじめとする様々な社員教育を継続的に実施し、倫理観の醸成と法令遵守の徹底を図っております。 また、子育て支援事業の根幹であるお子様の安全確保については、「保育委員会」および「安全管理委員会」を設置しております。各施設で発生したインシデント事例を収集・分析し、具体的な予防策の検討や全施設への注意喚起を行うことで、事故の未然防止と再発防止に努め、サービスの質の向上と信頼回復・維持にグループ全体で取り組んでおります。 ⑮ 資金調達について 当社グループでは、保育園の新規開設に関する設備資金等は金融機関からの借入等により調達しておりますが、金利動向等の金融情勢に変化があった場合や、計画通りの資金調達が出来ない場合には、新たに保育園を開設することが出来なくなり、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 対応施策として引き続き金融機関との安定的・長期的な関係の構築に努めてまいります。 ⑯ 固定資産の減損等について 当社グループの保育園の業績動向によっては、固定資産の減損会計の適用に伴う損失処理が発生し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 また、内装工事等の初期投資が発生する保育園については、閉設時に設備の除却損が発生する可能性があります。当社グループとしては、契約を長期契約とすることなどによりリスクの軽減を図っておりますが、万一、同時期に閉設が集中し、多額の固定資産除却損が発生した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 対応施策としては、各エリア単位で施設の収益改善計画を実践(人員配置の適正化、定員検証、コスト削減)し、施設ごとの対策を明確化することで、収支改善に繋げてまいります。 ⑰ 四半期別業績変動要因について 保育園の新規開園が集中する時期においては新園用の備品等の購入費用が一時的に増加するなどの要因により当該四半期における利益率が低下することがあり、四半期毎の業績に変動がみられる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)12,933字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 また、当社グループは子育て支援事業を主要な事業としており、その他事業の占める割合が僅少のため、セグメントごとの記載を省略しております。 (1) 財政状態 当連結会計年度末の財政状態につきましては、総資産は38,209百万円(前期末比586百万円増)となりました。 流動資産は27,963百万円(同1,100百万円増)となりましたが、これは、主に現金及び預金が1,875百万円増加した一方で、未収入金が715百万円減少したこと等によるものであります。 固定資産は10,245百万円(同514百万円減)となっております。これは、主に投資有価証券が159百万円増加した一方で、建物及び構築物が341百万円、長期貸付金が258百万円減少したこと等によるものであります。 負債合計は15,273百万円(同2,840百万円減)となりました。 流動負債は10,814百万円(同361百万円減)となりましたが、これは、主に未払金が408百万円、その他が138百万円増加した一方で、1年内返済予定の長期借入金が964百万円減少したこと等によるものであります。 固定負債は4,458百万円(同2,479百万円減)となっております。これは、主に長期借入金が2,502百万円減少したこと等によるものであります。 当連結会計年度末の純資産合計は22,935百万円(同3,427百万円増)となっておりますが、これは、主に利益剰余金が3,258百万円増加したこと等によるものであります。 (2) 経営成績 ① 当連結会計年度の経営成績の分析 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかに回復しているものの、物価上昇が継続する中で消費者の実質賃金向上は力強さを欠き、生活防衛意識は依然として根強く、消費の選別化が進んでおります。また、人手不足の常態化やエネルギー価格の変動、さらには国際情勢の不安定さなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループが属する子育て支援事業を取り巻く環境は、厚生労働省が公表した人口動態統計の速報値(2025年1月~12月)における出生数は、前年同期比2.1%減の70万5,809人の10年連続での減少となり、少子化の加速が依然として深刻な状況で推移しております。 このような状況のなか、政府は2023年4月に「こども基本法」を施行し、同年12月にこども施策を総合的に推進するための「こども大綱」に基づく、少子化や人口減少を解消すべく「こども未来戦略」を公表し、「次元の異なる少子化対策」として2024年度から2026年度末までの3年間の加速化プランを示しております。 具体的には、「こども未来戦略方針」に基づき、「ライフステージを通じた子育てに係る経済的支援の強化や若い世代の所得向上に向けた取組」(児童手当の拡充、出産等の経済的負担の軽減、地方自治体の取組への支援による医療費等の負担軽減、奨学金制度の充実など高等教育費の負担軽減、個人の主体的なリ・スキリングへの直接支援、子育て世帯に対する住宅支援の強化)、「全てのこども・子育て世帯を対象とする支援の拡充」(妊娠期からの切れ目ない支援の拡充や幼児教育・保育の質の向上、「こども誰でも通園制度」の創設など)、「共働き・共育ての推進」(男性育休の取得促進や育児期を通じた柔軟な働き方の推進、多様な働き方と子育ての両立支援)を掲げ、施策が推進されております。こうした様々な少子化対策が推進される一方で、保育所における待機児童問題は、受け皿の整備により大幅に減少したことを踏まえ、2024年12月にこども家庭庁は「保育政策の新たな方向性」を公表しました。ここでは「保育の量の拡大」から「保育の質の確保充実」を図ること等を示し、保育所においては更なる質的向上が求められるとともに、少子化対策による様々な施策の推進強化から、今後も子育て支援市場の拡大が見込まれるものと考えております。 また、自治体独自の施策として、東京都では、2025年9月1日から、0歳から2歳までの第1子の保育料が無償化されました。これは都独自の少子化対策として、所得に関わらず都内の認可保育所などを利用する全ての家庭が対象となり、3歳から5歳までの第1子については、すでに国の制度で無償化されていますが、この新制度で0歳から2歳までが加わり、都内の子どもの保育料負担が実質ゼロになります。更に、学童クラブにおいては待機児童が依然として解消されない状況にあることから育成環境の整備が課題であり、新たに「東京都認証学童クラブ」の開設に向けた対応を行うなど、政府・自治体において子育てをしやすい環境整備が促進されることからも子育て支援事業の社会的な役割は、ますます重要性が増すものと考えられます。 このように、政府・自治体による少子化対策として子育て環境の整備や学童クラブにおける待機児童解消に向けた様々な施策が推進される一方で、少子化が加速する地域においては、児童数の獲得に向けた競争が激化しており、持続的な成長と更なる収益拡大に向けた構造改革及び新規事業の開発・早期収益化が必要と考えております。 当社グループは、各種施策の進捗状況や外部環境等の変化を鑑み、ローリング方式にて中期経営計画を見直し、重点目標に関しては更なる競争優位性と経営基盤の改善・改革を図るべく、継続して「成長・競争優位性の確立」「収益構造改革」「経営基盤改革」を掲げ取り組みを強化してまいりました。 具体的には、「成長・競争優位性の確立」に関しては、中長期の成長戦略に向け、各自治体と連携した新たな事業展開、海外事業の強化・推進を図るとともに、英語を軸とした新規事業としてALT(外国語指導助手)事業及びインターナショナルスクール(認可外保育施設)の準備を進め、2026年4月より運営を開始いたします。また、乳児期・幼児期・学童期を一貫した子育て支援体制の確立に向けた保育園と学童クラブ・児童館と連携したドミナント戦略により、現在の学童クラブ・児童館を2倍の200施設に拡大すべく、新規受託を促進するとともに2026年4月より東京都認証学童クラブの開設を行います。これらの取り組みにより、既存事業及び事業領域の拡大と合わせて積極的なM&Aの推進、競争優位性としての学習プログラムの拡充や新業態の新設、保護者の困りごとを解決する様々な差別化戦略を実行することで、子育て支援を取り巻く社会問題の解決に向けた施策を推進してまいります。 更に、各地域の自治体と連携することで、子育て環境整備に向けた協定の締結や企業版ふるさと納税を活用した寄付等、地方創生に向けた様々な支援活動を実施しております。各地域でのエリア対応強化として、株式会社テレビ熊本、グループ会社である株式会社TKUヒューマン及びその関係者と九州地域において、子育て支援活動を通じた社会への貢献、地方創生活動の取り組みとして、2025年6月に合弁会社「株式会社JPホールディングス九州」を設立し、両社のノウハウを融合したALT事業及び英語に特化した子育て支援施設の運営、自治体と連携した子育て環境の整備・改善等による地域社会への貢献や地域活性化に取り組んでまいりました。 「収益構造改革」に関しては、事業構造を見直し、ムダな業務の是正、ICT化による運営の効率化による収益性向上を図るとともに、業務プロセス改革やシステム導入による更なる業務改善を推進しております。 「経営基盤改革」に関しては、当社グループの事業の要は「人」であることから人財教育・研修体制を拡充するとともに、優秀な人財確保・育成と従業員のエンゲージメントを向上させることで意識改革に繋げてまいりました。これにより、持続的な成長と優位性を支えるべく、人財戦略、グループガバナンスの強化を図っております。 当社グループは、更なる成長戦略として新規事業の早期展開と収益化、既存事業の拡大に向けた「選ばれ続ける園・施設づくり」の推進、更なる事業規模の拡大に向けたM&Aを積極的に推進することで、持続的な成長と当社グループの経営理念である「子育て支援を通じて笑顔溢れる社会づくりに貢献します」の実現を図ってまいりました。 新規施設の開設・受託につきましては、2026年3月期連結累計期間において、認可保育園からこども園へ移行2園、学童クラブ・児童館25施設となり、こども園への移行施設を除き25施設を新規受託するとともに、特徴ある保育園として、認可保育園からバイリンガル保育園へ6園、認可保育園からスポーツ保育園へ2園を移行しました。 その結果、2026年3月末における保育園の数は203園、こども園は6園、学童クラブは118施設、児童館は16施設、交流館は2施設となり、子育て施設等の施設合計は345施設となりました。 以上より、当社グループの連結売上高は43,325百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益は6,533百万円(同12.5%増)、経常利益は6,617百万円(同13.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,284百万円(同9.3%増)となりました。 売上高においては、バイリンガル保育園などの特徴ある保育園の運営や、幼児学習プログラムの拡充による「選ばれ続ける園・施設づくり」の取り組みによる児童数(乳児)の増加、新規施設の受託、補助金の最大化に向けた対応、および保育士の処遇改善に伴う補助金の増額等により、前年同期比5.3%増収となり、過去最高を更新しました。 営業利益および経常利益においては、前期末から導入した年間2回(9月・3月)の株主優待制度の費用計上および物価高騰に伴う食材費等、前年同期と比較して費用が増加しましたが、「選ばれ続ける園・施設づくり」に向けた各種施策による児童数(乳児)の増加や、補助金の最大化に向けた対応により収益が増加したこと等から営業利益は前年同期比12.5%増、経常利益は前年同期比13.0%増と過去最高を更新しました。 親会社株主に帰属する当期純利益においては、前期に本社所在地域の再開発に伴う本社移転に関連した補償を特別利益として201百万円を計上したものの、新規施設の受託や児童数(乳児)の増加等から収益が増加したことにより、前年同期比9.3%増と過去最高を更新しました。 ② 経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、まず子育て支援事業を取り巻く国や自治体の政策方針の変化が挙げられますが、全国的に保育園の整備が進み未就学児の待機児童が減少に転じる一方で、共働き世帯の増加に伴い放課後の児童の受け皿不足が深刻化する「小1の壁」や学童保育における待機児童問題は年々その重要度を増しており、特に東京都においてこの状況が顕著であることから、2025年度より開始された「東京都認証学童クラブ制度」への迅速な対応および新規受託の拡大は、今後の当社の収益基盤を左右する極めて重要な機会であると認識しております。 このような市場動向に対し、当社グループは乳幼児期から学童期までを一貫してサポートするエリアドミナント戦略を堅持しつつ、多様化する保護者ニーズに応えるべく、特徴ある施設運営として英語に特化した「バイリンガル保育園」やインターナショナルスクール(認可外保育園)の運営ならびに独自の学習プログラムの拡充を図るとともに、ICT技術の活用による業務効率化と保育の質的向上を同時に推し進めることで、既存施設との相乗効果を生み出し、競合他社との差別化による「選ばれ続ける施設づくり」に注力しております。 さらに、持続的な成長を実現するための「第2の柱」としてグローバル事業を強力に推進しており、全国の自治体や教育機関と連携したALT(外国語指導助手)事業の展開拡大や、海外現地法人を通じた語学教育・施設運営、オンライン学習サービスの提供を進めるとともに、現地の送り出し機関と密に連携して技能・技術を有する優秀な外国人材や国内の保育・看護・介護分野における専門人材の紹介・派遣事業を加速させ、特に特定技能制度を活用した外国人就労者の支援体制を強化することで、国内の深刻な労働力不足への解決策を提示しつつ、収益源の多角化とさらなる業容拡大を図ってまいります。 これらの既存事業の深化やグローバル事業をはじめとする新規事業の立ち上げ、さらには将来的な事業シナジーを見据えた戦略的なM&Aの実施に際しては、施設開設に伴う初期投資や、質の高い保育士・専門人材を確保するための採用教育費および人件費といったコストが一時的に先行して発生し、短期的な利益を圧迫する要因となり得るものの、これらは将来的な稼働率の向上やエリアドミナント形成による運営効率化、そして独自のブランド価値構築を通じて、中長期的な収益性の向上とさらなる飛躍を実現するために不可欠なプロセスであり、持続的な企業価値の増大に向けた価値ある布石であると考えております。 ③ 戦略的現状と見通し 今後の見通しにつきましては、保育園における待機児童の解消が進み、地域においては競争環境が激化しているものの学童クラブにおいては、待機児童が増加するなど、育成環境の整備が課題となっております。 一方、政府及び自治体においては様々な施策が実施されるなど、子育て環境の整備に向けた対応が推進されており、子育て支援事業の社会的役割は更に重要性を増しております。 当社グループは、このような状況を捉え、社会環境の変化や保護者ニーズに対応した更なる子育て支援の質的向上による「選ばれ続ける園・施設づくり」が求められており、中期経営計画においては、今後の業容拡大に向けた新規事業の早期収益化ならびに社会環境の変化を捉え、確実性の高い経営目標を設定し、経営にあたることといたします。 当社グループの中期経営計画のローリング(2026年3月期~2028年3月期)の目標に関して、様々な施策の奏功及び効率的な経営体制の構築、補助金の最大化に向けた対応により2026年3月期においては、増収・増益、過去最高益を達成するとともに、中期経営計画の最終年度である2028年3月期の営業利益目標を前倒しで達成いたしました。 また、子育て支援事業を取り巻く環境は、政府・自治体による少子化対策として子育て環境の整備が拡充される一方で、少子化が加速する地域においては、児童数の獲得競争が激化しており、持続的な成長と更なる収益拡大に向けた構造改革及び国内外における新規事業の開発・早期収益化が必要となっております。 このように中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)の目標値に対する進捗状況及び外部環境の変化等を鑑み、ローリング方式にて連結数値目標を見直すとともに中期経営計画の重点目標に関しては、従来の「成長・競争優位性の確立」「収益構造改革」「経営基盤改革」の方針を細分化し、新たに「人財開発・育成の拡充」を加えました。事業戦略として「事業の多様性×専門性」「安定した財務体質」を軸に、新たな事業への挑戦と成長を通じて、持続的かつイノベーティブなサービスを創出してまいります。 (中期経営計画の重点目標) 中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)としては、構造改革と事業改革による、成長に向けた積極的な新規事業の開発、M&Aの推進、システム化等によるインフラ整備、盤石な事業基盤の構築、それらを支える「人財」の育成により、新たなサービス価値を創出し、競争優位性を確立するとともに事業を通じて社会問題を解決することで、持続的な成長を目指してまいります。 ① 成長・競争優位性の確立 中長期の成長に向け、自治体と連携したALT(外国語指導助手)事業ならびに国内に留まることなくグローバルでの事業強化、既存事業及び新たな事業領域の拡大を捉えた積極的なM&Aの推進、競争優位性としての学習プログラムの拡充や新業態・新規施設の新設・受託、保護者の困りごとを解決する様々な差別化戦略を推進する。 ② 収益構造改革 事業構造を見直し、ムダな業務の是正、AI活用により運営を効率化することで収益性向上を図る。また、業務プロセス改革やシステム導入による更なる業務改善を図る。 ③ 経営基盤改革 市場環境や社会情勢の変化に左右されない、強固で持続的な企業体質を図るべく、単なるコスト削減に留まることなく、抜本的な構造改革により、意思決定のスピード、経営資源の最適配分、およびガバナンスの強化を通じて、企業価値の最大化を図る。 ④ 人財開発・育成の拡充 当社の事業の要は「人」であることから人財教育・研修体制を拡充するとともに、優秀な人財確保・育成と従業員のエンゲージメントを向上させることで意識改革に繋げる。また、事業戦略と連携することで経営のスピードを高める。 2027年3月期の業績予想においては、中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)の達成に向け、グローバル事業ならびに全国の自治体と連携した新たな事業展開の準備期間として位置づけ将来の収益拡大を見据えた投資と同業他社を含めたM&Aを積極的に推進してまいります。特に海外事業におきましては、現地の教育機関や国内外の自治体と連携し、ALT事業、現地での語学学校、子育て支援施設の運営ならびにこれらと連携した優秀な外国人材の活用を強固に推進いたします。 また、既存事業である子育て支援事業においては、認可保育園での新たな業態開発・拡充、認可外でのインターナショナルスクールの拡大、学童クラブでの当社ならではの新たな教育プログラムの実施(探究学習・ネイティブ講師による英語プログラム)など、新たな事業展開を図るとともに、更なる業務の効率化、管理体制の強化・経営の高度化としてのシステム化、人財教育の拡充により経営のスピードを高めてまいります。 以上より、売上高は44,017百万円(前年同期比1.6%増)、営業利益は6,600百万円(同1.0%増)、経常利益は6,686百万円(同1.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,341百万円(同1.3%増)となる見通しです。 当社グループが2026年3月期中に新規受託及び業態転換を計画し、2026年4月1日に新たに運営を開始する子育て支援施設及び自治体より新たな受託した事業の内訳は以下となります。 (インターナショナルスクール)認可外保育園 ASC International School 浦和美園                                               (2026年4月1日) (こども園) 認可保育園を認定こども園へ移行。 アスクみはらしの丘こども園                                                      (2026年4月1日) アスク白石こども園                                                              (2026年4月1日) アスク新琴似こども園                                                            (2026年4月1日) アスク愛子こども園                                                              (2026年4月1日) アスク大津京こども園                                                            (2026年4月1日) (学童クラブ・児童館) 兵庫小学校きらきらこども                                                        (2026年4月1日) 高嶺小学校きらきらこども                                                        (2026年4月1日) 東郷小学校きらきらこども                                                        (2026年4月1日) 音貝小学校きらきらこども                                                        (2026年4月1日) 諸輪小学校きらきらこども                                                        (2026年4月1日) 春木台小学校きらきらこども                                                      (2026年4月1日) 江東きっずクラブ三大                                                            (2026年4月1日) 練馬区立北町児童館学童クラブ                                                    (2026年4月1日) 足立区栗島学童保育室                                                            (2026年4月1日) 三鷹市北野小学童保育所B分室                                                    (2026年4月1日) 松原第2児童クラブC                                                            (2026年4月1日) 練馬区立北町児童館                                                              (2026年4月1日) (東京都認証学童クラブ) 東京都認証学童クラブとして、新規開設。 アスク学童クラブ綾瀬                                                            (2026年4月1日) アスク学童クラブ茗荷谷                                                          (2026年4月1日) (東京都認証学童クラブ) 公設・民営の学童クラブを東京都認証学童クラブへ移行。 調布市立おおまち第一学童クラブ                                                  (2026年4月1日) 調布市立おおまち第二学童クラブ                                                  (2026年4月1日) 調布市立ふじみだい学童クラブ                                                    (2026年4月1日) 調布市立たきざか第一学童クラブ                                                  (2026年4月1日) 調布市立たきざか第二学童クラブ                                                  (2026年4月1日) 調布市立しばさき公園北第一学童クラブ                                            (2026年4月1日) 調布市立しばさき公園北第二学童クラブ                                            (2026年4月1日) 目黒区鷹番小学校内学童保育クラブ                                                (2026年4月1日) 足立区竹の塚学童保育室                                                          (2026年4月1日) 麹町こどもクラブ                                                                (2026年4月1日) (バイリンガル保育園) 認可保育園をネイティブ英語講師を配置した「バイリンガル保育園」に移行。 アスクバイリンガル保育園山下町          (旧名称:アスク山下町保育園)          (2026年4月1日) アスクバイリンガル保育園新杉田          (旧名称:アスク新杉田保育園)          (2026年4月1日) アスクバイリンガル保育園吉野町          (旧名称:アスク吉野町保育園)          (2026年4月1日) アスクバイリンガル保育園おおたかの森    (旧名称:アスクおおたかの森保育園)    (2026年4月1日) アスクバイリンガル保育園かなでのもり第二(旧名称:アスクかなでのもり第二保育園)(2026年4月1日) アスクバイリンガル保育園石神井台        (旧名称:アスク石神井台保育園)        (2026年4月1日) アスクバイリンガル保育園長崎一丁目      (旧名称:アスク長崎一丁目保育園)      (2026年4月1日) (その他) 朝の見守り事業「プログラムコーディネート」業務                                   (2026年4月1日) 令和8年度アントレプレナーシップ育成プログラム企画等支援業務                     (2026年4月1日) ※1:2026年3月末をもって「アスク宮前平えきまえ保育園」を閉園しました。また、公設・民営の「川口市立青木保育所」、学童クラブの「プレディ日本橋」は、契約期間満了により2026年3月末をもって撤退しました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は営業活動による資金の獲得6,268百万円、投資活動による資金の獲得49百万円、財務活動による資金の支出4,441百万円により、前連結会計年度末に比べ1,875百万円増加し22,619百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の獲得は6,268百万円(前連結会計年度は4,205百万円の獲得)となっております。 これは、税金等調整前当期純利益が6,598百万円、未収入金の減少額が700百万円、減価償却費が666百万円、未払金及び未払費用の増加額が451百万円ありましたが、法人税等の支払額が2,353百万円、受取利息及び受取配当金が105百万円があったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の獲得は49百万円(同162百万円の支出)となっております。 これは、長期貸付金の回収による収入が308百万円ありましたが、有形固定資産の取得による支出が264百万円あったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の支出は4,441百万円(同4,243百万円の支出)となっております。 これは、長期借入金の返済による支出が3,467百万円、配当金の支払額が1,021百万円あったこと等によるものであります。 (4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析 ① キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 今後の資金需要のうち主なものは、子育て支援施設等の設備投資・賃借料・敷金・保証金等及び当社グループ内での人件費と食材費等の支払いによるものであります。 ② 財務政策 継続的に新規施設を開設するためには、設備費用等の資金を安定的に確保することが重要となります。現在、当社グループにおける運転資金及び設備投資資金等については、主に自己資金又は金融機関からの借入金等により調達しております。 当社グループでは、財務の健全性を図りつつ、必要資金を安定的に調達していくため、金融機関からの借入れに限定せずに社債の発行や株式の発行も含めて財務政策を検討してまいります。 (5) 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 該当事項はありません。 ② 受注実績 当社グループは、主に一般顧客(最終消費者)を対象とした子育て支援サービスを提供しており、受注生産形態をとっていないため、該当事項はありません。 ③ 販売実績 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日)   前年同期比(%) 子育て支援事業(千円)   43,303,785   5.7 その他事業(千円)   22,137   △87.8 合計   43,325,923   5.3 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 横浜市   5,025,158   12.21   5,216,803   12.04 川崎市   3,910,757   9.50   4,117,624   9.50 当社グループは、主に一般顧客(最終消費者)を対象とした子育て支援サービスを提供しておりますが、自治体(市区町村)を通じてサービス提供の対価を収受するものもあります。このため、主な相手先別の販売実績として上記を記載しております。 (6) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。