概要
アンビスホールディングスは、有料老人ホーム「医心館」を運営する持株会社である。訪問看護・介護・居宅介護支援を複合的に提供し、医療依存度の高い終末期患者を受け入れる。2025年9月期の売上高は491億円、従業員数は5,135人。全国130事業所を展開し、東京証券取引所プライム市場に上場している。
医療保険・介護保険・保険外収入の三階建構造
同社グループの収益は、社会保険診療報酬支払基金や国民健康保険団体連合会等から得る医療保険報酬、介護保険報酬、そして入居者から収受する家賃・管理費・食費などの保険適用外売上の三層で構成される。医療保険と介護保険の報酬は利用者の負担割合(1~3割)を除いた額が審査支払機関から支払われ、自己負担分は入居者から直接得る。この構造により、医療依存度が高い入居者のケアを安定的に賄う仕組みをとっている。
医師を外部化し看護職員を厚く配置する運営方式
医心館では医師を常駐させず、地域の開業医との連携・協力関係(アウトソーシング)に頼る。これにより看護・介護への人材投入余力が生まれ、入居者9.5人に対して看護職員1人という手厚い配置を実現している。看護師がメインプレイヤーとなり、点滴・人工呼吸器管理・褥瘡処置などの診療補助を24時間365日提供する。終末期のがん患者や気管切開・人工呼吸器装着者など、一般の介護施設では受け入れが難しい医療ケア難民を積極的に受け入れている。
東日本から首都圏へ集中する拠点展開
同社は高齢者人口当たり療養病床数が少ない東日本を優先して医心館を開設してきた。2025年9月期には29事業所を新設(うち東京都内5か所)し、1事業所を増床、1事業所を閉鎖、1事業所を譲渡した結果、全国130事業所(1都1道1府30県)に拡大。特に首都圏では医療依存度の高い患者が急増している問題に対応するためドミナント展開を加速している。今後は西日本を含む需要地域への拠点新設を継続する方針である。
持株会社と三つの子会社によるグループ体制
当社グループは持株会社であるアンビスホールディングスと、事業子会社の株式会社アンビス、株式会社明日の医療、株式会社ミドリの計4社で構成される。アンビスが医心館事業の運営主体であり、ホールディングスは開設戦略の策定、協力医療機関の獲得、顧客営業、サービス分析、診療・介護報酬請求、債権管理、物品調達など一気通貫の支援を行う。明日の医療は医療機関・介護施設向けコンサルティングを担う。
業界の中での役割は終末期医療・介護を一気通貫で提供するホスピス事業者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01医心館事業(ホスピス事業)主力
有料老人ホーム「医心館」において、医療依存度が高い終末期の入居者に対し、訪問看護・訪問介護・居宅介護支援・障害者向け居宅介護等を複合的に提供。国保連等からの医療保険・介護保険報酬と入居者からの家賃等の保険外収入で収益を構成。全国130事業所を展開。医師は外部化し、看護職員を手厚く配置(入居者9.5対看護職員1)が特徴。
医療依存度が高い方の終末期ケアに特化したホスピス事業者として業界をリード
- 医心館(有料老人ホーム)
- 医療依存度の高い高齢者・障害者を受け入れる終末期専門の有料老人ホーム。24時間365日見守りと健康管理を提供。
- 訪問看護
- 看護師が施設内の入居者を訪問し、療養上の世話や診療補助(点滴、人工呼吸器管理、褥瘡処置等)を提供。
- 訪問介護
- 介護職員が入居者の身体介護(入浴・排泄・食事介助等)や生活援助(調理・掃除等)を行う。
- 居宅介護支援
- ケアマネジャーがケアプランを作成し、サービス事業者との連絡調整を行う。
- 障害者向け居宅介護・重度訪問介護
- 障害者総合支援法に基づき、障害のある方の日常生活の介護や外出支援を提供。
製品と技術
有料老人ホーム「医心館」の療養環境
医心館は医療依存度の高い終末期患者のための有料老人ホームである。職員が24時間365日見守りと健康管理を提供し、看護師がメーンプレイヤーとなって看護ケアを行う。建築構造や設備に大きな特徴はないが、入居者9.5人に対し看護職員1人という手厚い人員配置が特徴。がん末期、人工呼吸器装着、気管切開、重度障害など一般施設では受け入れ困難な患者を対象とする。原則として医師は外部化し、地域の開業医との連携で診療を確保する。
訪問看護における診療補助の具体的内容
医心館に併設された訪問看護事業所の看護師が、主治医の指示書に基づき療養上の世話と診療の補助を提供する。具体的には留置カテーテルやドレーン類の管理、点滴の実施、在宅酸素・人工呼吸器の管理、褥瘡(床ずれ)の処置、注射など多岐にわたる。サービス対価は医療保険または介護保険から支払われ、利用者負担は1~3割である。難病児者や障害児者を含むすべての年齢の在宅療養者が対象となる。
訪問介護と居宅介護支援の役割
訪問介護では、介護職員(ホームヘルパー)が入居者の身体介護(入浴・排泄・食事介助)および生活援助(調理・洗濯・掃除)を提供する。医心館の入居者は要介護度が高いため、身体介護サービスの占める割合が大きい。居宅介護支援ではケアマネジャーが居宅サービス計画(ケアプラン)を作成し、サービス事業者との連絡調整を行う。これらのサービスは介護保険報酬を売上とし、居宅介護支援については利用者負担は全額保険給付となる。
障害者総合支援法に基づく居宅介護・重度訪問介護
障害者総合支援法に基づき、障害のある方が住み慣れた地域で生活できるよう、日常生活の介護や外出支援を提供する。居宅介護は自宅での入浴・排泄・食事介護等、重度訪問介護は重度の肢体不自由者等に対して移動支援を含む総合的なサービスを提供する。2014年4月からは重度の知的障害者・精神障害者にも対象が拡大された。サービス報酬は個々の障害程度に応じて支給決定され、アンビスが売上として計上する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 医心館事業(ホスピス事業)医療依存度が高い方の終末期ケアに特化したホスピス事業者として業界をリード
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
有料老人ホーム大手、高成長持続
アンビスホールディングスは有料老人ホーム「メディカルホーム」を展開するサービス業。同業のダイブやマテリアルグループと比較しても規模が大きく、売上高は2023年9月期320億円から2025年9月期予想492億円へ拡大。高い営業利益率(24%超)を誇るが、2025年9月期は12.6%と低下予想。高齢化を追い風に市場は拡大しているが、人材確保や規制変化への対応が課題。
強み
- 営業利益率25%前後と高水準で、効率的な運営と高い入居率を維持。
- 売上高が年平均20%超で成長し、積極的な施設展開が奏功している。
- 高齢化社会の進展により、有料老人ホームの需要は今後も堅調。
- メディカルホームブランドで高い認知度と信頼を獲得。
課題
- 2025年9月期に営業利益率が半減見通しで、コスト上昇や競争激化が原因か。
- 介護業界全体の人材不足が深刻で、採用と離職率低下が重要課題。
- 介護報酬改定や施設基準の変更が収益に影響を与える可能性がある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
医療機器・介護の時価総額近傍。太字がアンビスホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9470学研ホールディングス | 456億円 | 13.1倍 |
| 2 | 7840フランスベッドホールディングス | 453億円 | 17.7倍 |
| 3 | 6788日本トリム | 431億円 | 18.5倍 |
| 4 | 4218ニチバン | 404億円 | 24.0倍 |
| 5 | 7071アンビスホールディングス | 401億円 | 13.9倍 |
| 6 | 6823リオン | 401億円 | 14.0倍 |
| 7 | 2462ライク | 314億円 | 12.7倍 |
| 8 | 6298ワイエイシイホールディングス | 247億円 | 17.5倍 |
| 9 | 3649ファインデックス | 219億円 | 17.8倍 |
| 10 | 3154メディアスホールディングス | 178億円 | 18.9倍 |
| 11 | 7600日本エム・ディ・エム | 174億円 | 66.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(医療機器・介護)に従っています。
会社の歴史
沿革 8件
三重県桑名市で訪問看護事業を創業した2013年
2013年9月、株式会社アンビスが三重県桑名市に設立された。事業目的は訪問看護、訪問介護およびこれらに付随する業務。創業時の事業規模は小さく、地域密着型の在宅ケア提供からスタートした。
医院の病床を転換した第一号「医心館 名張」開設
2014年5月、三重県名張市にかつて医院にあった病床を「医心館 名張」へ転換し開設した。「在宅型の病床」のモデル事業として、医療依存度の高い患者の終末期ケアを提供する新たな形態を打ち出した。
新設有料老人ホーム賃借モデル「医心館 あま」
2014年8月、愛知県あま市に「医心館 あま」を開設。これは新築の有料老人ホームを賃借し、医心館として運営した第一号モデルである。以降、賃借方式が標準的な開設手法となる。
株式移転による持株会社体制と本社東京移転(2016年)
2016年10月、株式移転により株式会社アンビスホールディングスを東京都中央区八重洲に設立。株式会社アンビスを完全子会社とする持株会社体制へ移行し、グループ統括機能を東京に集約した。
JASDAQ上場と医療コンサルティング子会社設立
2019年10月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場。2020年3月には医療機関・介護施設の経営コンサルティングを目的とする連結子会社「株式会社明日の医療」を設立し、事業領域を拡大した。
スタンダード市場からプライム市場への移行
2022年4月の市場区分見直しに伴い東京証券取引所スタンダード市場に移行した後、2023年3月にプライム市場へ上場市場を変更。資本基盤の強化と認知度向上を図り、成長資金の調達力を高めた。
年表8件を開く
2010年代
- 2013年9月創業訪問看護事業、訪問介護事業及びこれらに付随する業務を事業目的とした株式会社アンビスを三重県桑名市に設立
- 2014年5月かつて医院にあった病床を「医心館 名張」へ転換、三重県名張市に開設。“在宅型の病床”のモデル事業を開始
- 2014年8月「医心館 あま」を愛知県あま市に開設。新設の有料老人ホームを賃借し、医心館として開設した第一号モデル
- 2016年10月株式移転により株式会社アンビスホールディングスを東京都中央区八重洲に設立。株式会社アンビスを100%子会社とする持株会社体制へ移行
- 2019年10月上場株式会社アンビスホールディングスが東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場
2020年代
- 2020年3月医療機関及び介護施設の経営に関するコンサルティング等を目的とした連結子会社「株式会社明日の医療」を設立
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しに際し、株式会社アンビスホールディングスは東京証券取引所スタンダード市場に移行
- 2023年3月上場東京証券取引所プライム市場へ上場市場を変更
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 自己資本比率30%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
医心館事業の拡大と基盤構築
ホスピス「医心館」の開設数を拡大し、末期がん患者を中心に非がん患者や若年者も受け入れる。首都圏でのドミナント展開を加速し、西日本含む需要地域へ新設。顧客満足度向上と従業員の退職率低減に取り組む。
- 02
医療支援事業による総合医療カンパニーへの進化
医療過疎地の病院に対し、医心館で培ったノウハウを活かしたハンズオン型経営支援を提供。医師・看護師派遣、バックオフィス支援を行い、地域医療の活性化と医心館とのシナジーを図る。今後は総合病院など幅広い医療機関に支援拡大。
- 03
サステナビリティ経営の推進
優先的に取り組むべき重要課題に対処し、社会への継続的貢献と企業価値向上の両立を目指す。
- 04
財務健全性の確保
利益剰余金の積み上げ、キャッシュ・フローの創出、有利子負債の管理により財務基盤を強化。自己資本比率の目安30%を維持し、Net Debt/EBITDA倍率も参照する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 7期分
グループ全体で5,135人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は649万円で、6期前と比べて−1.4%。平均年齢は37.2歳、平均勤続年数は2.2年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年9月 | 658 | 36.0 | 1.6 | 594 | — |
| 2020年9月 | 667 | 36.5 | 2.3 | 972 | — |
| 2021年9月 | 677 | 39.3 | 1.7 | 1,446 | — |
| 2022年9月 | 591 | 38.3 | 1.5 | 2,184 | — |
| 2023年9月 | 551 | 39.1 | 1.8 | 2,974 | — |
| 2024年9月 | 603 | 38.0 | 2.2 | 4,046 | 262 |
| 2025年9月 | 649 | 37.2 | 2.2 | 5,135 | 121 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社アンビス(注)1、3東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社明日の医療(注)1東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ミドリ東京都板橋区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は492億円、営業利益は62億円。前期と比べると増収減益で、売上が+15.8%、利益が-41.5%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 517億円 | 492億円 |
| 営業利益 | 38億円 | 62億円 |
| 純利益 | 21億円 | 37億円 |
| 1株あたり配当 | ¥4 | ¥4 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は127億円、営業利益は8億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+53.0%、営業利益は−65.2%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 74 | 19 | 25.7 | 17 |
| 2023年3Q | 83 | 23 | 27.7 | 15 |
| 2023年4Q | 90 | — | — | 17 |
| 2024年1Q | 95 | 26 | 27.4 | 18 |
| 2024年2Q | 101 | 27 | 26.7 | 20 |
| 2024年4Q | 229 | 53 | 23.1 | 36 |
| 2025年2Q | 238 | 37 | 15.5 | 27 |
| 2025年4Q | 254 | 25 | 9.8 | 10 |
| 2026年2Q | 256 | 28 | 10.9 | 19 |
| 2026年3Q | 127 | 8 | 6.3 | 6 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2017年9月期からの9期で、売上は19億円から492億円へ25.9倍に増えた。直近期の営業利益率は12.6%。売上は8期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年9月 | 19 | — | 2 | — | 1 |
| 2018年9月 | 31 | — | 4 | — | 3 |
| 株式会社アンビスホールディングスが東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場 | |||||
| 2019年9月 | 54 | — | 9 | — | 6 |
| 医療機関及び介護施設の経営に関するコンサルティング等を目的とした連結子会社「株式会社明日の医療」を設立 | |||||
| 2020年9月 | 92 | — | 18 | — | 12 |
| 2021年9月 | 153 | — | 38 | — | 26 |
| 2022年9月 | 231 | — | 61 | — | 43 |
| 東京証券取引所プライム市場へ上場市場を変更 | |||||
| 2023年9月 | 320 | — | 85 | — | 63 |
| 2024年9月 | 425 | 106 | 106 | 24.9 | 74 |
| 2025年9月 | 492 | 62 | 63 | 12.6 | 37 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高492億円のうち、営業利益として残るのは62億円で12.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は37億円、売上の7.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.9%344億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.5%86億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.6%62億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 9期分
2025年9月期は営業CFが60億円、投資CFが−104億円で、差し引きのフリーCFは−44億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は108億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年9月 | 2 | −3 | 3 | −1 | 6 |
| 2018年9月 | 3 | −7 | 2 | −4 | 5 |
| 2019年9月 | 4 | −11 | 7 | −7 | 5 |
| 2020年9月 | 12 | −53 | 70 | −41 | 33 |
| 2021年9月 | 26 | −58 | 111 | −32 | 112 |
| 2022年9月 | 44 | −78 | 35 | −34 | 113 |
| 2023年9月 | 68 | −103 | 43 | −35 | 121 |
| 2024年9月 | 75 | −168 | 61 | −93 | 89 |
| 2025年9月 | 60 | −104 | 64 | −44 | 108 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年9月期の総資産は839億円。このうち返さなくてよい自己資本が361億円で、自己資本比率は43.0%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年9月 | 22 | 2 | 20 | 8.4 |
| 2018年9月 | 33 | 5 | 28 | 14.0 |
| 2019年9月 | 70 | 11 | 59 | 15.3 |
| 2020年9月 | 165 | 53 | 112 | 31.8 |
| 2021年9月 | 319 | 163 | 156 | 51.2 |
| 2022年9月 | 418 | 205 | 213 | 49.0 |
| 2023年9月 | 556 | 265 | 291 | 47.7 |
| 2024年9月 | 718 | 332 | 386 | 46.3 |
| 2025年9月 | 839 | 361 | 478 | 43.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で534社中137位あたり、逆に低いのは配当利回りで534社中492位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥409で、1年前と比べて-32.1%。過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 13.9倍 |
| PER (会社予想) | 19.0倍 |
| PBR | 1.04倍 |
| 配当利回り | 0.98% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月17日に416円と前日比5.05%上昇し、1ヶ月では8.9%上昇しています。25日線(381円)と75日線(365円)を上回り、短期的な上昇トレンドです。ただし、52週高値770円からは約46%低い水準であり、200日線(430円)が上値抵抗線として意識されます。RSIは70.48と過熱感があり、調整に注意が必要です。出来高は8月17日に52.9万株と増加しており、買いが入っています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
2024/9期は売上425億、営業利益率24.94%と高収益。2025/9期は営業利益率12.6%に急低下予想。人材確保・賃上げによるコスト増が主因。介護報酬改定や人員不足への懸念から弱気派優勢だが、需要拡大とM&A成長を評価する強気派も存在。
- 在宅医療需要の増加
高齢化に伴い訪問看護ニーズは構造的に拡大
- M&Aによる成長
過去3期で売上2倍弱に拡大、今後も継続可能性
- 高い営業利益率
2024/9期実績24.94%は業界でも高水準
- 大幅な減益予想
2025/9期営業利益率24.94%→12.6%に半減
- 人材不足
看護師不足と賃上げ圧力が収益圧迫
- 介護報酬改定リスク
2024年介護報酬改定で単価引下げの可能性
- 営業利益率
- 急減予想に対し実際の推移が着地見通しの確認
- 訪問看護事業所数
- M&Aや新規開設による成長の指標
- 1事業所当たり売上高
- 既存拠点の生産性改善度合い
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり4円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは0.98%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2021年9月 | 2 | — | 44.0 |
| 2022年9月 | 3 | 33.3 | 27.3 |
| 2023年9月 | 3 | 0.0 | 13.3 |
| 2024年9月 | 4 | 33.3 | 7.7 |
| 2025年9月 | 4 | 0.0 | 18.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥4
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ12,928人。区分でいちばん多いのは事業法人で55.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が63.1%を占め、残る36.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年9月% | 2021年9月% | 2022年9月% | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 62.0 | 55.5 | 55.0 | 53.2 | 53.4 | 55.7 |
| 個人・その他 | 27.8 | 25.0 | 22.5 | 14.6 | 14.1 | 23.7 |
| 外国法人 | 3.3 | 10.9 | 14.6 | 21.0 | 19.3 | 10.8 |
| 金融機関 | 6.2 | 7.1 | 7.1 | 10.1 | 12.7 | 7.4 |
| 証券会社 | 0.8 | 1.4 | 0.7 | 1.2 | 0.4 | 2.3 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 | 0.6 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社IDEA Capital | 52.66 |
| 02 | 柴原 慶一 | 8.68 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 5.49 |
| 04 | BNP PARIBAS SINGAPORE/2S/JASDEC/MAYBANK CLT ASET 30E-0B(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 1.87 |
| 05 | 東京短資株式会社 | 1.19 |
| 06 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.10 |
| 07 | UBS AG LONDON ASIA EQUITIES (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 0.98 |
| 08 | JPモルガン証券株式会社 | 0.89 |
| 09 | DBS BANK LTD. 700104 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.62 |
| 10 | 佐護 勝紀 | 0.61 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-10柴原 慶一変更報告61.54%-0.27pt
- 2026-08-07柴原 慶一新規の大量保有報告61.54%
- 2026-06-22柴原 慶一変更報告8.68%+0.39pt
- 2026-06-22柴原 慶一変更報告9.15%+0.86pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で+491%、1株純資産は9期で+4012%。直近期のROEは10.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年9月 | 6 | 9 | 70.4 | — | — |
| 2018年9月 | 4 | 6 | 88.7 | — | — |
| 2019年9月 | 8 | 13 | 78.4 | — | 338.2 |
| 2020年9月 | 14 | 58 | 39.2 | 53.7 | 49.6 |
| 2021年9月 | 28 | 168 | 24.3 | 71.7 | 44.0 |
| 2022年9月 | 44 | 209 | 23.3 | 55.4 | 27.3 |
| 2023年9月 | 64 | 271 | 26.9 | 40.4 | 13.3 |
| 2024年9月 | 76 | 339 | 24.9 | 25.4 | 7.7 |
| 2025年9月 | 38 | 370 | 10.6 | 16.1 | 18.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/9期の役員報酬は総額104百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 柴原慶一 | 代表取締役 CEO | 61 | 60,182,300 |
| 税田紘輔 | 取締役 | 37 | 6,100 |
| 山口真吾 | 取締役 | 53 | 463,600 |
| 牛込伸隆 | 取締役 | 61 | — |
| 山田剛史 | 取締役 | 38 | — |
| 本多則惠 | 取締役 | 63 | — |
| 西山正徳 | 取締役 | 75 | — |
| 花田拓也 | 常勤監査役 | 56 | — |
| 菅原貴弘 | 非常勤監査役 | 46 | — |
| 阿部信一郎 | 非常勤監査役 | 62 | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 36 | 24 | 60 | 30 |
| 社外取締役 | 3 | 28 | — | 28 | 9 |
| 社外監査役 | 4 | 16 | — | 16 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容9,708字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,606字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,508字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,588字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第10期(2025/10/01-2026/09/30)2026-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2024/10/01-2025/09/30)2025-12-25
- 半期報告書半期報告書-第9期(2024/10/01-2025/09/30)2025-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-25
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-09
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第7期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-28
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第2四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-11
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第1四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第6期(令和3年10月1日-令和4年9月30日)2022-12-28
- 四半期報告書四半期報告書-第6期第3四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業