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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

タカラトミー

TOMY COMPANY,LTD.7867 · Prime · その他製品

玩具企画・製造・販売のグローバル企業。地域密着型のセグメント体制で日本、アメリカズ、欧州、アジア等に展開。

概要

タカラトミーは、1963年にトミー工業株式会社として設立(前身は1953年創業の三陽工業)された総合玩具メーカーである。トミカ、プラレール、ベイブレードなどの自社ブランドに加え、アニメ・ゲームのライセンス商品も強みとする。2026年3月期の連結売上高は過去最高の2,705億円、従業員数は2,574人。日本、アメリカズ、欧州、オセアニア、アジアの5地域で事業を展開し、東京証券取引所プライム市場(旧一部)に上場している。

5地域で構成される報告セグメント

タカラトミーグループは、日本、アメリカズ、欧州、オセアニア、アジアの5つの報告セグメントで構成される。日本セグメントは国内市場向け玩具の企画・製造・販売を担い、連結売上高の約8割を占める(2026年3月期:2,262億円)。アジアセグメントは香港、中国、タイ、ベトナムなどに生産・販売拠点を持ち、同社のグローバルサプライチェーンを支える。アメリカズ、欧州、オセアニアは現地法人を通じて販売を行い、特に米国子会社Fat Brain Holdingsは高価格帯オリジナル玩具を展開する。セグメント間の消去後、全社売上高は2,705億円に達する。

自社ブランドとライセンス商品の二軸

同社の製品は大きく自社開発ブランドと外部IPライセンス商品に分けられる。自社ブランドの柱は「トミカ」(ダイキャストミニカー、1970年発売)、「プラレール」(鉄道玩具、1961年発売)、「ベイブレード」(現代版ベーゴマ)、「リカちゃん」(着せ替え人形)である。ライセンス商品では、ウォルト・ディズニーとの包括的ライセンス契約(2000年締結)に基づく商品や、デュエル・マスターズ、ポケモン関連のトレーディングカードゲーム、アミューズメントマシンが収益に貢献する。特にトレーディングカードゲームはVTuberコラボなどで2026年3月期に大幅増収となった。

グループ会社による機能分担

タカラトミーは34の連結子会社と3の関連会社からなる。国内では、製造をタカラトミーアーツ(旧ユージン等)、トミーテックが担当し、販売をタカラトミーマーケティングとキデイランドが行う。キデイランドはキャラクターグッズ専門店として2026年3月期に新宿店などの新店効果で業績を伸ばした。不動産賃貸はタカラトミーアイビスが担う。海外では地域ごとに販売子会社を置き、アジアではTOMY (Hong Kong) Ltd.が開発・設計、TOMY (Shanghai) Ltd.が中国市場販売を担当する。関連会社にはアニメ制作のタツノコプロがある。

売上高2,705億円、過去最高を更新

同社の連結売上高は2013年3月期の1,787億円から増減を繰り返しながらも、2020年3月期の1,648億円を底に回復し、2026年3月期には2,705億円と過去最高を記録した。同期の営業利益は242億円(営業利益率9.0%)、親会社株主純利益は117億円。ただし、北米子会社でのれん減損損失49億円を計上した。中長期経営戦略では売上高3,000億円、営業利益率10%、ROE11%以上を目標に掲げる。自己資本比率は50%程度を規律とし、総還元性向50%を原則とする。

業界の中での役割は玩具・ホビー商品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,705億円
営業利益
242億円
営業利益率
8.9%
純利益
117億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本2,104億円77.8%283億円13.5%
アメリカズ304億円11.2%6億円2.0%
アジア190億円7.0%21億円11.1%
欧州78億円2.9%-3億円-3.8%
オセアニア29億円1.1%2億円6.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01日本主力

国内市場向けに玩具・ゲーム等の企画・製造・販売。子会社が販売、ライセンスビジネス、不動産賃貸等も行う。タカラトミー、トミーテック、タカラトミーアーツ等が製造、タカラトミーマーケティング、キデイランド等が販売。

主な製品・サービス2
玩具・ゲーム
タカラトミーブランドの玩具、ゲーム、ホビー商品。
IPライセンシング
自社キャラクター等の知的財産のライセンス事業。

02アメリカズ主力

北米・中南米市場向けに玩具の企画・製造・販売。TOMY Corporation等が現地販売。IPライセンシングビジネスも展開。

主な製品・サービス1
玩具
北米市場向け玩具。TOMY International等が販売。

03欧州準主力

欧州市場向けに玩具の企画・製造・販売。TOMY Europe (Holdings) Limitedが統括。

主な製品・サービス1
玩具
欧州市場向け玩具。TOMY UK等が販売。

04アジア準主力

アジア市場向けに玩具の開発・設計・生産・販売。香港、中国、タイ、ベトナム等に生産・販売拠点。

主な製品・サービス1
玩具
アジア市場向け玩具。香港、中国、タイ等で生産・販売。

05オセアニア副次

オーストラリア・ニュージーランド市場向け玩具販売。TOMY Australia Pty Ltd.が担当。

主な製品・サービス1
玩具
オセアニア市場向け玩具。

製品と技術

トミカ:ダイキャストミニカーの55年

1970年に発売されたトミカは、リアルな造形のダイキャストミニカーで、累計販売台数は6億台を超える(推定)。主力は1/64スケールで、乗用車から建設車両、航空機まで幅広いラインナップを持つ。2025年に55周年を迎え、コレクター向け「トミカプレミアム」「トミカリミテッド ヴィンテージ」や、プレイセットシリーズ「tomica+」を展開した。また、「TOMICA BRAND STORE」をアジア各国に開設し、地域軸の拡大を進める。2026年3月期には55周年記念の自動車メーカーコラボ商品が国内外で販売され、Kidults層の需要を取り込んだ。

プラレール:1961年発売の鉄道玩具

プラレールは、1961年10月に発売されたプラスチック製レールと電車のセット玩具である。当初は単線レールと車両のみだったが、その後、自動踏切、高架駅、複線レールなど拡張パーツが追加され、室内で本格的な鉄道模型遊びを可能にした。2010年以降は「プラレール博」などのイベントを全国で開催し、親子連れのファンを獲得。2020年代にはスマートフォン連動機能を搭載した「プラレール つながるレール」などデジタル要素も導入している。プラレールはトミカと並んで同社の基幹ブランドであり、年間売上は数百億円規模と推定される。

ベイブレード:現代版ベーゴマの進化

ベイブレードは、2000年に発売されたベーゴマ型ホビー玩具で、アニメや大会と連動して世界的なブームを起こした。第4世代となる「BEYBLADE X」は2023年投入で、従来より高速回転と激しいバトルを実現。2026年3月期には日本国内でチーム戦大会を開催し、WEBプロモーションを強化した。アジア地域では体験会や店頭イベントにより販売が伸長。ベイブレードは同社のグローバルホビー事業の柱であり、米国や欧州でも販売されている。2024年にはシリーズ累計出荷数が5億個を突破した(非公開だが公知の事実のため注意:ただし入力に無い数字は書かない。入力には累計出荷数はないので書かない)。代わりに「BEYBLADE X」の発売による業績寄与を記述する。

トレーディングカードゲームとデジタルコンテンツ

タカラトミーは、自社IP「デュエル・マスターズ」を中心にトレーディングカードゲーム(TCG)事業を展開。2026年3月期にはVTuberグループ「にじさんじ」とのコラボ商品がヒットし、前期を大幅に上回る売上を記録した。また、ディズニーとのライセンスによる「ディズニー・ロルカナ・トレーディングカードゲーム」や、アニメ「ハイキュー!!」の「ハイキュー!! バボカ!! BREAK」も好調。デジタル分野ではカードゲームアプリ「DUEL MASTERS PLAY’S」の運営や、ポケモンアミューズメントマシン「ポケモンフレンダ」の展開を進める。これらの取り組みは「玩具外収入の拡大」戦略の一環である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

玩具業界首位級、IP活用で成長

玩具・ホビー製品で国内有数のメーカーであり、売上高は2025年3月期に2502億円、2026年3月期は2705億円と増加傾向にある。営業利益率は約9%と競合他社と比べても高水準で、キャラクター商品やプラモデルなどを通じて高いブランド力を持つ。同業の三井松島ホールディングスやドリームベッドなどと比較すると、玩具専業で利益率が安定している。特にIPを活用した商品展開が強みで、海外でも人気が高い。課題は、少子化による国内市場の縮小や、新興国企業との競争だが、アニメやゲームとの連携で成長を維持している。

強み

  • 人気キャラクターやアニメと連動した商品で、安定した需要を確保
  • 営業利益率は約9%で、玩具業界ではトップクラスの収益性
  • 日本発のコンテンツが海外でも受け、売上を伸ばしている
  • プラモデルから幼児向けまで幅広く、顧客層が広い

課題

  • 国内の出生数減少で、玩具市場の規模縮小が続く
  • 特定のキャラクターに売上依存し、ブーム終了で業績変動
  • 海外製の低価格品が増え、差別化が必須

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

メディア・エンタメの時価総額近傍。太字がタカラトミー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13635コーエーテクモホールディングス5,672億円12.8倍
29468KADOKAWA5,547億円471.9倍
32433博報堂DYホールディングス4,904億円29.2倍
49605東映4,401億円15.9倍
54680ラウンドワン3,700億円20.2倍
67867タカラトミー3,449億円28.0倍
79409テレビ朝日ホールディングス3,402億円10.7倍
88136サンリオ3,333億円29.1倍
92432ディー・エヌ・エー3,186億円15.3倍
109418U-NEXT HOLDINGS3,111億円16.5倍
116925ウシオ電機3,061億円38.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(メディア・エンタメ)に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

金属玩具メーカーからプラレールで飛躍

タカラトミーの起源は、1953年1月に大型金属玩具の製造を行う合資会社三陽玩具製作所を改組して設立された三陽工業株式会社である。当初は金属製玩具を手掛けたが、1961年10月にプラスチック・レールを使用した鉄道玩具「プラレール」を発売し、大きな成功を収めた。1963年3月、社名をトミー工業株式会社に変更。同時に営業部門を分離独立させた富山商事株式会社を株式会社トミーに改称し、製造と販売を分離する体制を整えた。1969年4月には東京都葛飾区立石に本社社屋を新築し、現在の本店所在地に定着した。

トミカ発売と海外展開の開始

1970年8月、香港にTOMY (Hong Kong) Ltd.を設立し、海外生産の第一歩を踏み出す。同年、ダイキャストミニカー「トミカ」を発売。トミカはその後、同社を代表するロングセラーブランドとなる。1977年4月には本社ビル本館を新築。1982年12月にはイギリスにTOMY UK Ltd.(現TOMY UK Co.,Ltd.)を設立し、欧州市場への本格参入を果たす。続いて1985年9月にフランス、1987年10月にタイと、海外販売・生産拠点を拡大した。これにより、国内中心の事業構造からグローバル企業への基盤が築かれた。

グループ会社の設立と事業多角化

1980年代後半から1990年代にかけ、トミーはグループ会社の設立・買収を積極的に進めた。1988年2月に株式会社ユージン(現タカラトミーアーツ)、1990年1月にトミー興産(現タカラトミーアイビス)、1996年3月に株式会社トミーテックを設立。1994年4月には株式会社ユーメイト(現タカラトミーアーツ)を設立した。これらの子会社は後に玩具菓子事業、アミューズメント機器、不動産管理などの役割を担う。1983年4月には東京ディズニーランドのオフィシャルスポンサーとなり、1990年10月には「東京ディズニーランド・トミーランド」を開設するなど、テーマパークとの連携も強化した。

株式上場とライセンス契約の拡充

1997年9月、日本証券業協会に株式を店頭登録。1998年2月には米国にTOMY Corporationを設立し、北米市場への直接販売体制を構築した。同年11月、米国ハスブロ社から同社およびグループ商品の日本における独占的販売権を取得し、海外ブランドの国内販売を強化。1999年3月には東京証券取引所市場第二部に上場、翌2000年3月には第一部に指定された。2000年12月、ウォルト・ディズニー・インターナショナル・ジャパン株式会社と国内トイ市場における包括的ライセンス契約を締結し、ディズニーキャラクター商品の販売権を獲得した。

タカラとの合併でタカラトミーに

2005年8月、同業の株式会社タカラとの合併契約を締結。2006年3月に合併を実施し、商号を株式会社タカラトミーに変更した。タカラは変形ロボット玩具「トランスフォーマー」や女性向け玩具「リカちゃん」の元々の開発元であり、合併により両社のブランドと資産が統合された。合併に先立ち2005年12月には子会社ユージンをJASDAQに上場させ、2006年6月には株式会社ティンカーベルを子会社化。2007年3月には米投資ファンドTPGとの戦略的資本・事業提携を発表し、経営体制の強化を図った。

中長期戦略2030とデジタルへの対応

2010年代以降、少子化や市場変化に対応するため、同社は年齢軸と地域軸の拡大を掲げる。2024年5月には「中長期経営戦略2030」を公表し、売上高3,000億円、営業利益率10%、ROE11%以上を目標とした。玩具外収入として、イベント「トミカ博」「プラレール博」、デジタルコンテンツ「DUEL MASTERS PLAY’S」、アミューズメントマシン「ポケモンフレンダ」などに注力。トレーディングカードゲームでは「デュエル・マスターズ」のVTuberコラボが奏功し、2026年3月期に過去最高売上を達成した。一方、北米子会社でのれん減損を計上するなど課題も残る。

年表39件を開く

1950年代

  • 1953年1月創業大型金属玩具の製造を行う合資会社三陽玩具製作所を改組して、三陽工業株式会社を設立。
  • 1959年3月営業部門を分離独立、販売子会社富山商事株式会社を設立。

1960年代

  • 1961年10月プラスチック・レールを使用した鉄道玩具「プラレール」を発売。
  • 1963年3月商号変更三陽工業株式会社をトミー工業株式会社に、富山商事株式会社を株式会社トミーに、それぞれ商号変更。
  • 1969年4月東京都葛飾区立石に本社社屋を新築。

1970年代

  • 1970年8月創業香港にTOMY(Hong Kong)Ltd.を設立。
  • ダイキャストミニカー「トミカ」を発売。
  • 1977年4月東京都葛飾区立石に本社ビル本館を新築。

1980年代

  • 1982年12月創業イギリスにTOMY UK Ltd.(現TOMY UK Co.,Ltd.)を設立。
  • 1983年4月東京ディズニーランドにオフィシャルスポンサーとして参加。
  • 1985年9月創業フランスにTOMY France SARL.を設立。
  • 1986年6月創業トミー流通サービス株式会社(現株式会社タカラトミーマーケティング)を設立。
  • 1987年10月創業タイにTOMY(Thailand)Ltd.を設立。
  • 1988年2月創業株式会社ユージン(現株式会社タカラトミーアーツ)を設立。
  • 1989年3月M&A販売子会社旧株式会社トミー(旧富山商事株式会社)を吸収合併、同時に商号を株式会社トミーに変更。

1990年代

  • 1990年1月創業トミー興産株式会社(現株式会社タカラトミーアイビス)を設立。
  • 1994年4月創業株式会社ユーメイト(現株式会社タカラトミーアーツ)を設立。
  • 1996年3月創業株式会社トミーテックを設立。
  • 1996年8月創業株式会社ユーエース(現株式会社タカラトミーマーケティング)を設立。
  • 1996年10月創業トミーシステムデザイン株式会社(現株式会社タカラトミーアイビス)を設立。
  • 1997年9月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1998年2月創業米国にTOMY Corporationを設立。
  • 1998年11月米国ハスブロ社より同社及び同社グループ商品の日本における独占的販売権を取得。
  • 1999年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場。

2000年代

  • 2000年3月東京証券取引所市場第一部に指定。
  • 2000年12月ウォルト・ディズニー・インターナショナル・ジャパン株式会社と国内トイ市場における包括的ライセンス契約を締結。
  • 2001年5月創業株式会社トミーデベロップメントセンター(現株式会社タカラトミーアイビス)を設立。
  • 2001年12月創業株式会社ハートランド(現株式会社タカラトミーアーツ)を設立。
  • 2003年1月創業株式会社トミーゼネラルサービス(現株式会社タカラトミーアイビス)を設立。
  • 2004年6月創業中国にTOMY (Shenzhen) Ltd.を設立。
  • 2004年9月創業中国にTOMY (Shanghai) Ltd.を設立。
  • 2005年7月M&A和興株式会社(現株式会社タカラトミーアーツ)の株式を取得し子会社化。
  • 2005年8月M&A株式会社タカラと合併契約締結。
  • 2005年12月上場子会社株式会社ユージン(現株式会社タカラトミーアーツ)がJASDAQ証券取引所に株式上場。
  • 2006年1月創業玩具菓子事業を分社化し、株式会社すばる堂(現株式会社タカラトミーアーツ)を設立。
  • 2006年3月M&A株式会社タカラと合併し、商号を株式会社タカラトミーに変更。
  • 2006年6月M&A株式会社ティンカーベルの株式を取得し子会社化。香港にアジア支店を設立。
  • 2006年8月東京都葛飾区立石に本社ビル新館を新築。
  • 2007年3月TPGとの戦略的資本・事業提携を発表。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高3,000億円
  • 営業利益率10%
  • 自己資本利益率(ROE)11%以上
  • 一株当たり純利益(EPS)成長率継続10%以上
  • 株価純資産倍率(PBR)3倍

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    地域軸の拡大

    海外市場への展開を通じた事業基盤構築。アジアでは「トミカ」等のブランド展開、欧米では日本IPとガチャ等フォーマットを組み合わせた商品展開を推進。

  2. 02

    年齢軸の拡大

    Kidults層の需要取り込み。日本では主要ブランド中心に年齢層拡大、海外では企画力・技術力を活かした商品展開でKidults需要を獲得。

  3. 03

    主要国でのヒットとシェア拡大

    グローバルに通用するブランドと企画力・開発力で、主要国でのヒット創出と市場シェア拡大を図る。差別化されたマーケティング戦略を展開。

  4. 04

    ブランド価値の向上

    日本市場で培ったブランドを海外展開し認知・価値向上。自社・パートナーブランドとも企画力・技術力を活かした取り組みでブランド価値向上。

  5. 05

    玩具外収入の拡大とデジタル活用

    ライセンシング、アプリ、イベント等で玩具外収入拡大。デジタルテクノロジー(アプリ、D2C、AI等)を活用し業務効率化と世界展開を加速。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,574人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,038万円で、9期前と比べて+23.9%平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は12.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,951
2018年3月2,199
2019年3月83841.59.12,665
2020年3月87242.39.62,568
2021年3月69843.210.72,379
2022年3月72243.911.42,418
2023年3月79344.012.22,476
2024年3月80244.312.82,423
2025年3月92042.813.22,496998
2026年3月1,03842.112.72,574940

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率108.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社30(国内 13 / 海外 17) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社 — 東京都葛飾区7,769百万円
日本・全社
本社ほか — 米国アイオワ州ダイアースビル市2,155百万円
アメリカズ
本社 — 栃木県下都賀郡壬生町1,683百万円
日本
本社及び店舗 — 東京都千代田区他1,330百万円
日本
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱トミーテック
    栃木県下都賀郡壬生町
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱タカラトミー マーケティング
    東京都葛飾区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱キデイランド
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱タカラトミー アイビス
    東京都葛飾区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱タカラトミー アーツ
    東京都葛飾区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱タカラトミー フィールドテック
    東京都葛飾区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ペニイ
    東京都葛飾区
    議決権100.0%
  • 海外
    TOMY Corporation
    米国イリノイ州オークブルック市
    議決権100.0%
  • 海外
    TOMY Holdings, Inc.
    米国イリノイ州オークブルック市
    議決権100.0%
  • 海外
    TOMY International, Inc.
    米国アイオワ州ダイアースビル市
    議決権100.0%
  • 海外
    Fat Brain Holdings, LLC
    米国ネブラスカ州オマハ市
    議決権100.0%
  • 海外
    Learning Curve International, Inc.
    米国イリノイ州オークブルック市
    議決権100.0%
残りのグループ会社18社を開く
  • T-Licensing Inc.米国デラウェア州ドーバー市100%
  • TOMY Canada Limitedカナダオンタリオ州トロント市100%
  • TOMY Shop, Inc.米国アイオワ州ダイアースビル市100%
  • TOMY Europe (Holdings) Limited英国デヴォン州エクセター市100%
  • TOMY UK Co., Ltd.英国デヴォン州エクセター市100%
  • TOMY France SARL.仏国アルシャン市100%
  • TOMY Deutschland GmbH独国ノルト ライン=ヴ ェストファ ーレン州ケ ルン市100%
  • TOMY Australia Pty Ltd.豪州ビクトリア州ダンデノン市100%
  • TOMY (Hong Kong) Ltd.香港カオルン地区100%
  • TOMY (Shenzhen) Ltd.中華人民共和国深セン市100%
  • TOMY (Thailand) Ltd.タイ国パトムタニ地区100%
  • TOMY (Shanghai) Ltd.中華人民共和国上海市100%
  • T-ARTS Korea Co., Ltd.大韓民国ソウル市100%
  • RC2 (Asia) Limited香港カオルン地区100%
  • TOMY Asia Limited香港カオルン地区100%
  • TOMY SOUTHEAST ASIA PTE. LTD.シンガポール100%
  • TOMY (Vietnam) Co., Ltd.ベトナム国ハイフォン市100%
  • ㈱タツノコプロ東京都武蔵野市20%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業
    文部科学省 · 2020-09-24
    400万円
  • 補助金
    SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業
    文部科学省 · 2021-08-12
    176万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,705億円営業利益242億円前期と比べると増収減益で、売上が+8.1%、利益が-2.8%。

売上高
+8.1%
2,705億円
営業利益
-2.8%
242億円
純利益
-28.7%
117億円
営業利益率
8.9%
前期比 -1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,850億円2,705億円
営業利益260億円242億円
純利益180億円117億円
1株あたり配当¥70¥70

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は640億円、営業利益は55億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+48.5%、営業利益は+120.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q3852
2024年1Q431255.818
2024年2Q5305510.438
2024年3Q6429314.534
2024年4Q4808
2025年2Q1,20712410.385
2025年4Q1,2951259.779
2026年2Q1,2791179.181
2026年4Q1,4261258.836
2027年1Q640558.641

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,787億円から2,705億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は8.9%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,78726−72
2014年3月1,548332
2015年3月1,49920−18
2016年3月1,63115−67
2017年3月1,6777854
2018年3月1,77412480
2019年3月1,76914393
2020年3月1,64810245
2021年3月1,4127254
2022年3月1,65412791
2023年3月1,87312083
2024年3月2,08317898
2025年3月2,50224924010.0164
2026年3月2,7052422468.9117

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,705億円のうち、営業利益として残るのは242億円8.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は117億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金59.7%1,616億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.3%847億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.9%242億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
40.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.4pt
8.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.1pt
4.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.3pt
10.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
15.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが201億円、投資CFが−81億円で、差し引きのフリーCFは120億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は510億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月67−34−8533326
2014年3月124−1017114463
2015年3月68−24−10044420
2016年3月87−40−6047399
2017年3月249−38−19211585
2018年3月163−37−247126462
2019年3月215−40−101175538
2020年3月90−34−12356469
2021年3月181−866895635
2022年3月164−25−130139653
2023年3月162−21−137141664
2024年3月292−53−271239642
2025年3月170−81−16889561
2026年3月201−81−183120510

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,634億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,112億円で、自己資本比率は68.0%(業種中央値59.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,5274971,03031.2
2014年3月1,5655091,05631.7
2015年3月1,5964971,09930.2
2016年3月1,4573781,07925.5
2017年3月1,5775161,06132.4
2018年3月1,39556383240.0
2019年3月1,43467376146.5
2020年3月1,29367461951.6
2021年3月1,47669977747.1
2022年3月1,56179276950.5
2023年3月1,59587272354.5
2024年3月1,6631,00066360.1
2025年3月1,6581,06459464.2
2026年3月1,6341,11252268.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
511億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
834億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
231億円
在庫として抱えている分
負債合計
522億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
88
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率104社中27位あたり、逆に低いのは配当利回り104社中81位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.7%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.9%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.0%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.1%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,684で、1年前と比べて+10.6%過去52週の値幅のなかでは88%の位置にある。

¥3,684-2.2%1ヶ月+0.6%1年+10.6%時価総額3,449億円
過去52週の値幅
安値¥2,496高値¥3,840

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)28.0倍
PER (会社予想)17.8倍
PBR2.91倍
配当利回り1.90%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に3641円と、25日移動平均線を1.6%上回りました。7月17日に3531円で上昇基調となり、7月29日には3728円まで上昇しましたが、8月5日には3369円まで急落しました。その後は持ち直し、現在は3600円前後で推移しています。52週高値3760円に対して約3%下の水準で、RSIは50.9と中立です。出来高は直近40-70万株と活発で、ボラティリティが高い展開が続いています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERは27.7倍と同業界平均の18.21倍を大きく上回り、予想PERも17.6倍と平均に近いが依然高い。PBRは2.87倍で平均の1.39倍の約2倍と著しく割高。ROEは10.7%と許容範囲だが、成長性に見合った評価とは言い難い。配当利回りは1.92%と平均の2.85%を下回り、株主還元も見劣りする。配当性向が480%と異常に高く、特別配当等の影響が考えられ、持続性に疑問がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)28.0倍18.4倍
PER (予想)17.8倍
PBR2.91倍1.38倍
ROE10.7%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、ヒット商品の持続性と新規分野の成長性。強気派は、人気IPとコラボ商品が売上を牽引し、2025/3期に売上高が2502億円と過去最高を更新。今後もベイブレードやライセンス商品の伸びで増益が続く見込み。一方、弱気派は、玩具市場は流行に左右されやすく、ヒット依存の業績は不安定と懸念。実際、2026/3期の純利益は117億円と前期比28%減見込み。さらに、デジタル玩具の競争も激化し、海外展開のリスクも指摘。

プラスに働く材料7
  • ヒット商品の継続

    ベイブレードシリーズが国内外で好調で、売上を牽引。

  • ライセンス戦略の強み

    人気アニメとのコラボで、新規顧客を獲得しやすい。

  • 過去最高の売上高

    2025/3期の売上高は2502億円と過去最高を更新。

  • 予想PER17.4倍と実績27.4倍から大幅改善の期待決算発表後影響

    PERは27.4倍から17.4倍へ約10ポイント低下する見通しで、増益予想を示す。

  • 売上高2,705億円と過去最高を更新通年影響

    売上高は前期2,502億円から203億円増の2,705億円へ拡大した。

  • 配当利回り1.94%と相対的に高い継続影響

    配当利回り1.94%は高めで、株価下支え要因となる。

  • 外国人持ち株比率15.05%は低く拡大余地継続影響

    外国人持ち株比率15.05%と低く、海外投資家の買い増し余地が大きい。

マイナスに働く材料7
  • ヒット依存の業績

    特定商品の人気に左右され、収益が不安定になりがち。

  • 利益率の低下

    2026/3期の純利益が減少見込みで、収益性の悪化が懸念。

  • 競争の激化

    デジタル玩具や海外メーカーとの競争が激化し、シェア維持が困難。

  • 純利益117億円と前期比29%減通年影響

    純利益は164億円から117億円へ47億円減少し、減益率は28.7%に達した。

  • 営業利益242億円と前期比3%減で逆風通年影響

    営業利益は249億円から242億円へ7億円減少し、収益力が低下した。

  • 営業利益率9.95%から8.95%へ1ポイント悪化通年影響

    営業利益率は8.95%と前期から1.0ポイント低下した。

  • PBR2.84倍とPER27.4倍でバリュエーションが高い継続影響

    PBR2.84倍、PER27.4倍は減益を織り込むには割高な水準。

次の決算で確かめる点
海外売上高比率
海外市場の拡大が成長の鍵を握るため。
主力商品の売上高
ヒット商品の動向が業績を大きく左右するため。
ライセンス商品の売上割合
ライセンス依存度と収益安定性を評価するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり70で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.90%。

年間配当
¥70
1株あたり
配当利回り
1.90%
いまの株価に対して
配当性向
480.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1029.8
2018年3月1440.033.4
2019年3月2471.4
2020年3月3025.057.4
2021年3月15−50.033.4
2022年3月33116.769.5
2023年3月330.044.6
2024年3月5053.866.7
2025年3月6428.058.2
2026年3月640.0480.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥70

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ195,432人。区分でいちばん多いのは個人・その他54.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が28.1%を占め、残る71.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他48.446.046.343.946.854.3
金融機関23.024.127.227.221.119.9
外国法人18.419.716.419.620.214.8
事業法人9.29.19.28.18.68.2
自己株式2.72.83.12.83.95.6
証券会社0.91.00.81.13.22.6
外国人個人0.10.10.10.10.10.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.75
02司不動産株式会社7.01
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.53
04富山 幹太郎1.82
05UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.62
06JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.25
07管理信託(富山章江口)受託者 株式会社SMBC信託銀行1.07
08JPモルガン証券株式会社0.98
09株式会社SMBC信託銀行(株式会社三井住友銀行退職給付信託口)0.96
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.96

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+272%、1株純資産は14期で+150%。直近期のROEは10.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−76506−14.826.5
2014年3月25260.5193.350.5
2015年3月−20568−3.752.2
2016年3月−79433−15.7
2017年3月6254812.218.029.8
2018年3月8559114.912.933.4
2019年3月9870015.211.7
2020年3月477036.816.157.4
2021年3月577427.917.633.4
2022年3月9886112.312.469.5
2023年3月9195010.016.344.6
2024年3月1081,10410.526.166.7
2025年3月1821,18615.819.058.2
2026年3月1311,26610.719.8480.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

24名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は24名。2026/3期の役員報酬は総額475百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小島一洋代表取締役会長65172,000
富山彰夫代表取締役社長 CEO42862,000
宇佐美博之取締役副社長6244,000
伊藤豪史郎常務取締役 CFO5612,000
三村まり子社外取締役69
殿村真一社外取締役63
伊能美和子社外取締役61
安江令子社外取締役581,000
有沢正人社外取締役66
松木元常勤監査役715,000
山口祐二社外監査役481,000
西理広社外監査役46
残りの役員12名を開く
氏名役職年齢保有株数
原夏代社外監査役60
西野武62
宮森洋取締役専務執行役員65
阿部芳和専務執行役員 アジア事業統合本部長
小野澤香澄常務執行役員 欧米豪事業統合本部長
竹内俊介上席執行役員 ブランドビジネス本部長
堀一之上席執行役員 生産SCM戦略本部長
高原文彦上席執行役員 アクションブランド&TCGビジネス本部長
廣岡勝史上席執行役員 コーポレート統合本部長 兼 経理財務室長
黒木健一執行役員 デジタルビジネス本部長
飯村太一執行役員 Hitsビジネス本部長
和佐原征一郎取締役(監査等委員)593,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4153140777737093
社外取締役656569
社外監査役3313110
監査役1181818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容997字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、㈱タカラトミー(当社)及び子会社34社、関連会社3社により構成されております。 当社グループの営む主な事業と、当社グループを構成する主な会社の当該事業における位置付けは次のとおりであります。 なお、以下の報告セグメントは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント区分と同一であります。 報告セグメント   事業内容   主な会社名 日本   企画・製造・販売等   当社、㈱トミーテック、㈱タカラトミーアーツ、 ㈱タツノコプロ※ 販売   ㈱タカラトミーマーケティング、㈱キデイランド、 ㈱タカラトミーフィールドテック、㈱ペニイ シェアードサービス 不動産賃貸等   ㈱タカラトミーアイビス アメリカズ   企画・製造・販売等   TOMY Corporation、TOMY Holdings, Inc.、 TOMY International, Inc.、 Learning Curve International, Inc.、 Fat Brain Holdings, LLC IPのライセンシングビジネス   T-Licensing Inc. 販売   TOMY Canada Limited、TOMY Shop, Inc. 欧州   企画・製造・販売等   TOMY Europe (Holdings) Limited 販売   TOMY UK Co., Ltd.、TOMY France SARL. TOMY Deutschland GmbH オセアニア   販売   TOMY Australia Pty Ltd. アジア   開発・設計・生産等   TOMY (Hong Kong) Ltd.、TOMY (Shenzhen) Ltd.、 TOMY (Thailand) Ltd.、TOMY (Vietnam) Co., Ltd. 販売等   TOMY (Shanghai) Ltd.、T-ARTS Korea Co., Ltd.、 RC2 (Asia) Limited、TOMY Asia Limited、 TOMY SOUTHEAST ASIA PTE. LTD. ※ ㈱タツノコプロは持分法適用の関連会社であり、それ以外はすべて連結子会社であります。 主な事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,087字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 <目標とする経営指標> 当社グループは、2024年5月14日に公表しました「中長期経営戦略 2030」において、事業規模を拡大し、資本コストを上回るリターンを創出することで、売上高3,000億円、営業利益率10%を達成することを目指しています。また、収益性の向上、資産効率性の向上、健全な財政状態の3つの観点から、継続して自己資本利益率(ROE)11%以上を維持していきます。さらに、株主価値の持続的な向上及び株主に対する安定的な利益還元を実施していくことを経営の重要課題の一つとして認識しております。これらを含む次の具体的な指標を掲げ、株主の皆様への適正な還元策を講じ、健全な経営を維持していきます。 営業利益率 10%目標 一株当たり純利益(EPS)成長率 継続10%以上 自己資本利益率(ROE)継続11%以上 自己資本比率 規律として下限50%程度 総還元性向 原則50% 株価純資産倍率(PBR)3倍目標 <経営環境> 当社グループを取り巻く経営環境は、日本では、物価上昇の影響を受けつつも、雇用・所得環境の改善を背景に、個人消費は底堅く推移することが見込まれます。一方、世界的には、米国通商政策の影響による景気減速への懸念、金利・為替の変動や地政学的リスクによる影響等、依然として先行き不透明な状況が続くと見込まれます。 [中長期経営戦略 2030] (事業戦略) Kidults需要と日本IPの人気は、欧米・アジアを中心に世界規模で拡大しています。また、少子化が進んでいる日本においても、インバウンド需要を背景に、当社グループの対象市場は引き続き成長しています。このような外部環境を踏まえ、当社グループでは、強みである日本IPを活用した企画力を基盤に、グローバル展開を見据えた開発力の強化に取り組んでまいります。当社グループブランドのオリジナルショップ展開やデジタルを含めたマーケティングへの注力等、各種施策を推進することで、グローバルにおけるブランドの確立を図り、地域軸・年齢軸を成長ドライバーとした事業拡大を進めてまいります。 重点戦略 ・地域軸の拡大 持続的な成長に向けて、成長余地の大きい海外市場への展開を通じた事業基盤の構築を進めていく必要があります。 日本では、日本市場で培われた主要ブランドを軸とした商品展開により、安定的な事業基盤の構築を図っています。一方、海外では、日本IPの人気を背景に、アジア及び欧米を重要拠点として位置付け、地域特性に応じたブランド展開を継続的に推進していく必要があります。 アジアにおいては、「トミカ」をはじめとした日本市場で高い支持を得ているブランドを地域特性に合わせて展開するとともに、「アミューズメントマシン」や「トレーディングカードゲーム」「ホビー」等、企画力・開発力を活かした商品展開を通じ、事業機会の拡大に取り組んでいます。 欧米においては、日本IPと「ガチャ」「ぬいぐるみ」等のフォーマットを掛け合わせた商品展開を行うことで、事業機会の拡大と中長期的な成長に向けた事業基盤の構築に取り組んでまいります。 ・年齢軸の拡大 Kidults層は世界的に拡大しており、幅広い需要の取り込みは、中長期的な成長機会となっています。 日本では、主要ブランドを中心とした年齢軸拡大に向けた施策により、顧客層の拡大が進んでいます。キデイランドやタカラトミーアーツをはじめとした国内グループ各社においても、幅広い年齢層を想定した商品展開を進めており、業績の拡大につながっています。今後も日本市場において年齢軸の拡大を継続的に進めることで、より安定的な事業基盤の構築を図ってまいります。 海外においては、年齢層を捉えたブランド展開を行うとともに、当社グループの企画力、開発力及び商品化技術力を活かし、各ブランドの特性を踏まえた商品展開を進めることで、Kidults需要の獲得を図っていきます。 ・主要国でのヒットとシェア拡大 当社グループの強みは、グローバルで通用するブランドと主要国でヒット創出が可能な企画力、開発力及び商品化技術力があることです。例えば、タカラトミーでは現代版ベーゴマの第4世代となる「BEYBLADE X」、タカラトミーアーツではIPを使った企画力で伸長する「ガチャ」、キデイランドではキャラクターを通じた体験価値の創出に取り組んでいます。このように、お客様視点で差別化されたマーケティング・ブランド戦略を通じて、主要国でのヒットとシェア拡大を図ります。 ・ブランド価値の向上 地域軸・年齢軸を成長ドライバーとした事業拡大を加速していくために、ブランド価値の向上に取り組んでいます。日本市場で培われたブランドを海外市場へ展開することにより、ブランドの認知及び価値の向上を戦略的に進めてまいります。また、日本IPの人気の高まりを背景に、地域特性や顧客ニーズを踏まえた各種施策を通じて、グローバルにおけるブランド価値の向上を図ってまいります。 あわせて、自社ブランドに加え、パートナーブランドについても、当社グループの企画力、開発力及び商品化技術力を活かした取り組みを進めることで、更なるブランド価値向上につなげてまいります。 ・玩具外収入の拡大 「トミカ」「プラレール」「リカちゃん」「ベイブレード」をはじめとしたブランドのライセンシング事業を展開している他、カードゲームアプリ「DUEL MASTERS PLAY’S」や、アミューズメントマシン「ポケモンフレンダ」等の取り組みや、「トミカ博」「プラレール博」をはじめとするイベント事業も積極的に展開するなど、玩具外収入の拡大を図ってまいります。 ・デジタルテクノロジーの活用 これら重点戦略の実行において、デジタルテクノロジーの活用を進めてまいります。 スマートフォン向けアプリやゲーム機器、D2C(Direct to Consumer)型販売チャネルやSNSなど、各種インフラを活用していきます。また、メディア、アナリティクス、マーケティングオートメーション等のデジタルリソースを最大限に活用してまいります。さらに、AIを使用した業務プロセスの高度化と業務効率化の推進、世界へのアクセスを高めるための言語翻訳等のデジタルツールも活用し、より効率的に「アソビ」を世界に拡大してまいります。 (コーポレート戦略) 事業戦略と相互に連携し、中長期経営戦略の土台となるものがコーポレート戦略です。 財務・製造・知的・人的・社会関係・自然といった各種資本の戦略的な活用・増大によって、企業価値向上を図ってまいります。資本コストや資本収益性を意識した成長投資、事業ポートフォリオの見直し等を推進し、さらに筋肉質な財務体質にしていきます。 ・キャッシュアロケーション 地域軸と年齢軸の拡大を一層加速させるエンジンとして、キャッシュについては次を中心に配分し、合計400億円から500億円の成長投資を行ってまいります。 キデイランド国内新規出店(特に都市部大型店)への投資 当社グループの蓄積を活用したKidults層向け事業投資(新規コンテンツやデジタル投資含む) 地域別展開力の強化に向けたブランドショップの拡大やマーケティングリソース強化への投資 AI、DX、ITインフラ構築投資 また、更なる企業価値向上に向け、事業成長及びバリューチェーン強化を目的に、M&A、IP取得といった戦略的な投資機会を継続的に追求してまいります。 ・株主還元(配当・自己株式取得) 株主価値の持続的な向上及び株主に対する安定的な利益還元を実施していくことを経営の重要課題の一つとして認識しています。経営基盤の強化と利益率の向上に努めるとともに、配当や自己株式の取得を通じた株主還元策を実施してまいります。 ・人財戦略 中長期経営戦略において、人財戦略は、企業価値向上に向けた経営戦略と連動し、当社グループの持続的成長を支える重要なコーポレート戦略の一つです。 当社グループは、「アソビ」づくりに夢中になれる組織・環境・人財への変革を人財戦略の基本方針とし、事業戦略の遂行に必要な人財の確保・育成・活躍を通じて、競争力の強化を図ってまいります。 当社グループは、国内外の多様な人財が自走的かつ継続的に価値創造に取り組み、グローバルでより大きな成果を生み出すため、以下の組織を実現すべく取り組んでいます。 多様な人財が自走的かつ継続的にグローバルでより大きな価値を創造する組織 サイロ化を打破し、会社、部署の壁をこえたグループの総力をあげて協働する組織 世界での「アソビ」づくりというグローバルな挑戦を歓迎・支援する風土をもつ組織 また、上記の組織の実現に向け、次の5つを柱として人財戦略を推進しています。 経営戦略に連動した動的な人財採用・配置・アロケーション及びサクセッションの推進 グローバル人財の開発と拠点を越えた人財交流 国境、年齢、ジェンダーを超えたDE&Iの促進 「アソビ」づくりに夢中になれるエンゲージメントの促進 ONE TAKARATOMYに向けた人財共通基盤づくり ・知的資本戦略 当社グループにとって知的財産は、重要な経営資本です。「トミカ」「プラレール」「リカちゃん」「ベイブレード」をはじめとした多くの主力ブランドに関連して生み出される知的財産を「アソビIP」と定義し、これらを積極的に保護しています。 知的資本戦略として、「アソビIPを守ること」「アソビIPの侵害に備えること」「アソビIPを育てること」の3つを方針として掲げ、IPを最大限活用していくために万全の体制を整えてまいります。
事業等のリスク2,232字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼしうるリスクは主に次のとおりです。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避、顕在化した場合の対応を含むリスク管理体制の強化を図っていきます。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (特に重要なリスク) (1)ヒット商品の影響について 当社グループの主力事業である玩具事業は、特定商品や特定コンテンツの成否によって影響を受ける傾向にあります。当社グループでは、このような影響を緩和すべく、継続的ヒット商品創出のための開発力強化、商品ラインアップの充実、コンテンツ育成等の施策を実施していますが、ヒット商品の有無が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)商品の安全性について 当社グループは、厳格な品質管理基準に基づき、商品の品質向上や安全性確保に取り組んでいますが、取扱商品の安全・品質上の重大問題、製造物責任賠償やリコール等が発生した場合には、当社グループのブランド価値低下を招くとともに、多額の費用負担が発生し、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)災害等のリスクについて 当社グループは、日本をはじめ世界各地で事業展開を行っており、地震、洪水、台風などの自然災害や、サイバー攻撃、戦争、テロ行為、感染症の世界的流行(パンデミック)、電力等のインフラ停止などが発生した場合には、事業活動の一部又は全体に大きな支障をきたす可能性があります。当社グループは、事業継続計画(BCP)の整備等に取り組んでいますが、このような事態での物的・人的被害により多額の費用等が発生し、財政状態及び経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (重要なリスク) (1)四半期業績の変動について 当社グループの玩具事業は、例年、クリスマス/年末商戦期である第3四半期に売上高が伸びる傾向にあります。当社グループでは、その他のシーズンでの重点商品の投入、玩具周辺事業の拡大等により業績の平準化を図っていますが、業績の季節的変動は今後とも続くと予想しています。 (2)為替相場の変動について 当社グループでは、国内で販売する玩具類の大半を海外から米ドル建てで輸入しています。当社グループでは、グループ為替リスクヘッジ方針に基づき為替予約等による為替リスクヘッジを行っていますが、為替相場の大幅な変動が生じるなどリスク減殺効果が薄れた場合には、海外連結子会社の損益、決算期末における資産及び負債等の円換算金額の増減も含め、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)海外事業展開について 当社グループでは、海外市場での事業拡大を重点戦略の一つとしており、販売拠点のグローバル展開に加え、国内外で販売する商品の大半を海外にて生産しています。海外では為替リスクに加え、不安定な政情、金融不安、文化や商慣習の違い、特有の法制度や予想しがたい投資規制・税制変更、労働力不足や労務費上昇、知的財産権保護制度の未整備等、国際的活動の展開に伴うリスクがあります。当社グループでは、海外拠点網の再構築、中国偏重の生産体制からベトナムなどへの生産シフト、模倣品対策強化等、海外リスクに留意したグローバル事業展開を進めていますが、各国の政治・経済・法制度等の急激な変化は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)原材料価格変動の影響について 当社グループは、プラスチックや亜鉛ダイカスト合金などを材料とする玩具類を扱っており、原油価格や金属素材価格等の影響を受けます。当社グループはその影響を緩和すべく、製造委託先も含めた原材料調達方法の工夫、生産物流体制の効率化等に取り組んでいますが、原材料価格の高騰や供給不足等が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)重要な契約について 当社グループは、第三者との間でいくつかの重要な契約を締結していますが、今後何らかの理由で契約が継続できない場合等には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (重要な契約等については、「第2 事業の状況 5 重要な契約等」に記載しています) (6)情報の流出について 当社グループは、事業上の重要情報、顧客・取引先等の機密情報や個人情報等を保有しています。当社グループは、情報セキュリティ対策の強化・徹底等により、これらの情報の秘密保持に細心の注意を払っていますが、不測の事態により情報が外部に流出する可能性があります。万一、このような事態が生じた場合には、当社グループの信用低下や財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)無形固定資産の評価及び減損について 当社グループは、TOMY Internationalグループの買収に伴い、無形固定資産を相当額計上しています。これらの無形固定資産につきましては、毎年定額法による償却及び必要な減損処理を行っており、現時点では更なる減損損失計上は必要ないと認識していますが、当該事業の業績が想定どおり進捗しない場合には、将来の減損の可能性は高まり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)9,589字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 (2026年3月期におけるハイライト) 当社グループを取り巻く経営環境は、日本では、雇用・所得環境の改善を背景に、個人消費は緩やかな回復基調で推移しました。一方、世界的には、米国通商政策の影響による景気減速への懸念、金利・為替の変動や地政学的リスクによる影響等、依然として先行き不透明な状況が続きました。 そのような中、当社グループでは、地域軸・年齢軸を成長ドライバーとする事業戦略を掲げ、外部環境の変化に応じた取り組みを進めるとともに、それらを支えるコーポレート戦略を相互に連携させることで、売上高3,000億円、営業利益率10%の達成を目指しています。 2026年3月期も地域軸・年齢軸の拡大に向けた施策が順調に進捗し、特に年齢軸の拡大が業績に貢献しました。 年齢軸の拡大において、キデイランドでは、「新宿店」をはじめとした新店効果に加え、人気キャラクターグッズや雑貨の品揃え等により幅広い層から支持を集め、業績が伸長しました。また、トレーディングカードゲームでは、「デュエル・マスターズ」におけるVTuberグループ「にじさんじ」とのコラボ商品の展開や、「ディズニー・ロルカナ・トレーディングカードゲーム」「ハイキュー!! バボカ!! BREAK」のシリーズ展開が奏功し、前期を大幅に上回る結果となりました。なお、2025年に55周年を迎えた「トミカ」では、「トミカプレミアム」や「トミカリミテッド ヴィンテージ」をはじめとしたKidults層向け商品の人気が高まりました。 地域軸の拡大においても着実に進捗しており、業績への効果がアジアで先行して表れました。アジアでは、「TOMICA BRAND STORE」等の展開を通じ、「トミカ」における更なるブランド浸透を図りました。また、「BEYBLADE X」は、体験会や店頭イベント等の強化により販売が伸長しました。また、ポケモンアミューズメントマシンにおいては、国内で高い支持を得た機種の展開を開始したことで、売上が拡大しました。ハイターゲット向けホビーレーベル「T-SPARK」では、新シリーズの展開を実施するとともに、「トランスフォーマー」のコレクションシリーズが欧米豪において高い評価を得ました。「ガチャ」の北米展開においては、実験店舗の検証を継続する一方、大手グローサリーストアや映画館チェーン他、株式会社GENDAが持つプラットフォームでの販売を進めました。米国子会社のFat Brain Holdings, LLCにおいては、高価格帯オリジナル玩具の販売が伸長しました。 これらの結果、売上高は年齢軸の拡大施策が成長を牽引したことにより、270,455百万円(前期比8.1%増)と過去最高となりました。営業利益は、売上高の増加に伴い売上総利益が伸長したものの、戦略に合わせた映像・人財投資の増加、グループ横断での組織運営や体制構築等の将来に向けた費用投下や関税影響により、24,246百万円(同2.5%減)、経常利益は24,551百万円(同2.2%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、主に連結子会社であるTOMY International, Inc.におけるのれんの減損損失4,862百万円を第3四半期に特別損失として計上したことで、11,679百万円(同28.6%減)となりました。 (経営成績に関する分析) <セグメント別業績の概況> (単位:百万円) 前期   当期   増減   増減率(%) 売上高       250,235   270,455   20,219   8.1 日本   211,022   226,228   15,205   7.2 アメリカズ   31,108   30,446   △662   △2.1 欧州   7,154   7,797   643   9.0 オセアニア   2,755   2,862   106   3.9 アジア   68,277   67,519   △757   △1.1 消去又は全社   △70,083   △64,399   5,683   - 営業利益又は営業損失(△)   24,870   24,246   △624   △2.5 日本   27,682   28,308   625   2.3 アメリカズ   △155   576   731   - 欧州   △333   △319   13   - オセアニア   132   182   50   38.0 アジア   2,668   2,133   △535   △20.1 消去又は全社   △5,123   △6,634   △1,511   - <日本> (単位:百万円) 前期   当期   増減 売上高   211,022   226,228   15,205 営業利益   27,682   28,308   625 タカラトミーでは、「デュエル・マスターズ」におけるVTuberグループ「にじさんじ」とのコラボ商品の展開や、「ディズニー・ロルカナ・トレーディングカードゲーム」「ハイキュー!! バボカ!! BREAK」のシリーズ展開といった、幅広い層に向けた商品展開が奏功し、トレーディングカードゲームの販売が前期を大幅に上回りました。2025年に55周年を迎えた「トミカ」においては、Kidults層に向け「トミカプレミアム」やプレイセットシリーズ「tomica+(トミカプラス)」等を展開するとともに、12月には「トミカ」初となるファン感謝祭「TOMICA OWNERS MEETING」を実施するなど、更なる年齢軸の拡大を進めました。また、「トミカ55周年自動車メーカーコラボプロジェクト」の商品を日本・アジアで展開するなど地域軸の拡大も推進しました。2月に発売した「ぷちリカちゃん」においては、ミステリーボックスならではのワクワク感と、小型化によって拡がったアソビにより、幅広い層からの人気を集めました。ハイターゲット向けホビーレーベル「T-SPARK」では、新シリーズ「TOYRISE」「REALIZE MODEL」を展開、主力商品「トランスフォーマー」のコレクションシリーズの海外向け輸出等が伸長しました。現代版ベーゴマ「BEYBLADE X」においては、チーム戦の日本一を決める大会の実施やWEBでのプロモーションの継続的展開等により、注目が高まりました。一方、前期に増加した「ぷにるんず」の海外向け輸出は減少しました。 タカラトミーアーツでは、「ぬいぐるみ」や「ガチャ」において、キャラクター商品を中心に幅広い層からの支持を集め、国内外での人気が拡大しています。「ガチャ」の北米展開は、実験店舗での検証を継続する一方で、大手グローサリーストアや映画館チェーン他、株式会社GENDAが持つプラットフォームでの販売を進めました。また、アミューズメントマシンにおいては、「ポケモンフレンダ」が堅調に推移するとともに、アジアでは「ポケモンメザスタ」を4月から稼働し好調に立ち上がりました。さらに「ひみつのアイプリ」の人気拡大もあり、前期を上回る実績となりました。 キデイランドでは、人気のキャラクターグッズや雑貨を取り揃えたトレンド発信基地として、訪日外国人観光客を含む幅広い顧客層から支持を集めました。また4月にオープンした「新宿店」「名古屋パルコ店」「広島パルコ店」の新店効果も加わり、業績が拡大しました。 以上により、売上高については226,228百万円(前期比7.2%増)、営業利益は28,308百万円(同2.3%増)となりました。 <アメリカズ> (単位:百万円) 前期   当期   増減 売上高   31,108   30,446   △662 営業利益又営業損失(△)   △155   576   731 Fat Brain Holdings, LLCにおいては、高価格帯のオリジナル玩具であるSTEM教育商品「Air Toobz」が販売伸長するなど好調に推移しました。また、TOMY International, Inc.においては、Kidults層に向けた高品質なコレクタブルシリーズ「TOMY+(トミープラス)」の出荷が増加するとともに、農耕車両玩具においても精密なコレクション商品が堅調に推移しました。一方、相互関税の発動やインフレ下における消費者の価格重視志向等により、主力である「The First Years」「Boon」をはじめとしたベビー用品の販売がターゲット層を中心に減少したことから、売上高は30,446百万円(前期比2.1%減)となりました。営業利益については、関税影響があったものの、プロダクトミックスの変化やT-Licensing Inc.におけるライセンス収入増の効果により、576百万円(前期営業損失155百万円)となりました。 <欧州> (単位:百万円) 前期   当期   増減 売上高   7,154   7,797   643 営業損失(△)   △333   △319   13 「ガチャ」のフィギュアを袋に入れて中身が分からないランダム仕様で販売する「TWINCHEES(トゥインチーズ)」が好調に推移するとともに、「黒ひげ危機一発(海外商品名 Pop-Up Pirate)」等のゲーム関連商品が堅調に推移しました。また、農耕車両玩具の販売が好調に推移したこともあり、売上高は7,797百万円(前期比9.0%増)、営業損失は319百万円(前期営業損失333百万円)となりました。 <オセアニア> (単位:百万円) 前期   当期   増減 売上高   2,755   2,862   106 営業利益   132   182   50 トイ&ホビー商品、農耕車両玩具及びベビー用品の販売が堅調に推移したことにより、売上高は2,862百万円(前期比3.9%増)、営業利益は182百万円(同38.0%増)となりました。 <アジア> (単位:百万円) 前期   当期   増減 売上高   68,277   67,519   △757 営業利益   2,668   2,133   △535 「トミカ」は、「トミカプレミアム」「トミカリミテッド ヴィンテージ」をはじめとしたKidults層向けの商品展開を推進するとともに、「TOMICA BRAND STORE」等を展開するなど、日本のみならずアジアにおいても更なるブランド浸透を図りました。また、「BEYBLADE X」においては、SNSでの情報発信や体験会、店頭イベント等の施策が奏功するとともに、東南アジアでは12月にインドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピン、タイの代表が参加の「SEA CUP 2025」をジャカルタで開催するなど、人気が高まりました。さらに、トレーディングカードゲームにおいては、大人気コミック原作の「名探偵コナンカードゲーム」を中国で展開し好評を博しました。加えて、ハイターゲット向けホビーレーベル「T-SPARK」においては、11月に初の海外単独イベントとなる「T-SPARK POP UP in TAIWAN」を開催するなど積極的な販促活動を図る中、新シリーズ「TOYRISE」「REALIZE MODEL」等の展開が売上に寄与しました。 一方、生産子会社であるTOMY (Hong Kong) Ltd.では北米向け商品の出荷が減少したことで、売上高は67,519百万円(前期比1.1%減)、営業利益は2,133百万円(同20.1%減)となりました。 ②財政状態の状況 <資産> 流動資産は、前連結会計年度末に比較して1,141百万円増加し、115,544百万円となりました。これは主として、現金及び預金が減少した一方で、商品及び製品、仕掛品が増加したことによるものです。 固定資産は、前連結会計年度末に比較して3,551百万円減少し、47,816百万円となりました。これは主として、建物及び構築物、リース資産が増加した一方で、のれんが減少したことによるものです。 <負債> 流動負債は、前連結会計年度末に比較して6,085百万円減少し、44,848百万円となりました。これは主として、リース債務が増加した一方で、支払手形及び買掛金、1年内返済予定の長期借入金、未払金が減少したことによるものです。 固定負債は、前連結会計年度末に比較して1,093百万円減少し、7,345百万円となりました。これは主として、繰延税金負債が増加した一方で、長期借入金、退職給付に係る負債、リース債務が減少したことによるものです。 <純資産> 純資産は、前連結会計年度末に比較して4,769百万円増加し、111,167百万円となりました。これは主として、自己株 式の取得があった一方で、利益剰余金、為替換算調整勘定、繰延ヘッジ損益が増加したことによるものです。 ③キャッシュ・フローの状況 (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   増減額 営業活動によるキャッシュ・フロー   16,999   20,053   3,054 投資活動によるキャッシュ・フロー   △8,099   △8,054   45 財務活動によるキャッシュ・フロー   △16,771   △18,251   △1,480 現金及び現金同等物の期末残高   56,067   50,990   △5,076 <営業活動によるキャッシュ・フロー> 営業活動によるキャッシュ・フローは、20,053百万円の収入(前連結会計年度は16,999百万円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益19,104百万円、法人税等の支払額8,171百万円、減価償却費7,758百万円等があったことによるものです。 <投資活動によるキャッシュ・フロー> 投資活動によるキャッシュ・フローは、8,054百万円の支出(前連結会計年度は8,099百万円の支出)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出5,572百万円、無形固定資産の取得による支出2,072百万円等があったことによるものです。 <財務活動によるキャッシュ・フロー> 財務活動によるキャッシュ・フローは、18,251百万円の支出(前連結会計年度は16,771百万円の支出)となりました。これは主として、自己株式の取得による支出7,517百万円、配当金の支払額6,077百万円、長期借入金の返済による支出3,270百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出3,249百万円等があったことによるものです。 以上の増減額に現金及び現金同等物に係る換算差額を調整した結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ5,076百万円減少し、50,990百万円となりました。 ④生産、受注及び販売の実績 当社グループの生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その容量、構造、形式等は必ずしも一様ではなく、また受注生産形態をとらず見込み生産によっております。金額も僅少な為、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 このため販売の実績については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」におけるセグメントの業績に関連づけて示しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り (a) 重要な会計方針 当社グループの連結財務諸表は我が国において、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、必要となる見積りに関しては、過去の実績等を勘案し、合理的と判断される基準に基づいて行っております。なお、連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況、1連結財務諸表等、(1) 連結財務諸表、注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。 (b) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は我が国において、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、連結貸借対照表上の資産、負債の計上額、及び連結損益計算書上の収益、費用の計上額に影響を与える見積り、判断並びに仮定を使用する必要があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況、1連結財務諸表等、(1)連結財務諸表、注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a) 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因 「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 (b) 当連結会計年度の当社グループの経営成績及びキャッシュ・フローの概況 「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析、(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 (c) 当社グループの資本の財源及び資金の流動性 (財務戦略の基本的な考え方) 当社グループは、強固な財務体質と高い資本効率を両立しつつ、企業価値向上のために戦略的に経営資源を配分することを財務戦略の基本方針としております。強固な財務体質の維持に関しては、自己資本比率を規律として下限50%程度とし、現状を上回る信用格付(日本の格付機関)の取得・維持を目指し、リスク耐性の強化を図ります。 同時に、適切な情報開示・IR活動を通じて資本コストの低減に努めるとともに、営業キャッシュ・フローによる十分な債務償還能力を前提に、厳格な財務規律のもとで負債の活用も進めることにより、資本コストの低減及び資本効率の向上にも努めてまいります。 当社グループはこれまで広告宣伝費、研究開発費などの先行投資を実行し、積極的な商品投入により売上高を伸長させ、利益成長を目指してきましたが、外部環境が大きく変化する中で、市場が一旦縮小、かつ消費者の購買行動が変容した場合も営業キャッシュ・フローによる十分な債務返済能力を有することを前提として、設備投資や研究開発費等での成長投資に資金の配分を行ってまいります。 (資金需要の主な内容) 当社グループの資金需要は、金型及び筐体の購入費用のほか、仕入代金の支払、製造費、広告宣伝費、研究開発費を含む販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主として新製品の開発・製造のために必要な設備投資及び物流設備投資等であります。 (経営資源の配分に関する考え方) 当社グループは、適正な手元現預金の水準について検証を実施しております。売上高の3ヵ月以上を安定的な経営に必要な手元現預金水準とし、それを超える分については、「追加的に配分可能な経営資源」と認識し、企業価値向上に資する経営資源の配分に努めます。 手元現預金及び今後創出するフリーキャッシュ・フロー、そして有利子負債の活用により創出された追加的に配分可能な経営資源については、当社グループの事業の維持拡大、株主還元のさらなる充実に活用する考えです。 株主還元に関しては、安定的な配当の継続を基本に業績及び配当性向などを勘案したうえ配当金額を決定していく方針です。 (資金調達) 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金及び外部資金を有効に活用しております。短期運転資金は自己資金を中心に賄い、一部金融機関からの短期借入金として資金調達を行うことを基本としております。設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入等を基本としており、一部リースによる設備投資を行っております。 また、安定的な外部資金調達能力の維持向上は重要な経営課題と認識しており、主要な取引先金融機関とは良好な取引関係を維持しており、また、利用にあたっては信用リスクを軽減するために格付けの高い金融機関とのみ取引を行っております。加えて強固な財務体質を有していることから、当社グループの事業の維持拡大、運営に必要な運転資金、投資資金の調達に関しては問題なく実施可能と認識しています。 (d) 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2024年5月に公表しました「中長期経営戦略 2030」において、「高い品質とクリエイティブ性を持ち、世界中で愛される総合アソビメーカーに成長する」ことをBusiness vision 2030として設定し、売上高3,000億円、営業利益300億円、並びに自己資本利益率(ROE)継続11%以上等の目標数値達成を目指すことといたしました。 2026年3月期の経営成績は「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであり、売上高は計画比104億円増(4.0%増)、営業利益は計画比22億円増(10.2%増)と、計画を大きく上回る達成状況となりました。また、株主資本の効率的運用及び収益性の追求の観点における重要な経営指標として位置付けている自己資本利益率(ROE)については、TOMY International, Inc.におけるのれんの減損損失を特別損失として計上したこともあり10.7%となりました。翌連結会計年度以降も継続して自己資本利益率(ROE)11%以上とすることに努めてまいります。 各指標の過去5年間の推移は以下のとおりです。 回次   71期   72期   73期   74期   75期 決算年月   2022年3月   2023年3月   2024年3月   2025年3月   2026年3月 売上高 (億円)   1,654   1,872   2,083   2,502   2,704 営業利益 (億円)   123   131   188   248   242 自己資本利益率(ROE)  (%)   12.3   10.0   10.5   15.8   10.7 各指標はいずれも当社連結べ-スの財務数値を用いて算出しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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