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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

KADOKAWA

KADOKAWA CORPORATION9468 · Prime · 情報・通信業

出版・アニメ・ゲーム・Webサービス・教育を横断する総合エンタメ企業。IPを源泉に多角的に展開。

概要

KADOKAWA(株式会社KADOKAWA)は、出版、アニメ・実写映像、ゲーム、Webサービス、教育・EdTechなどを手掛ける総合エンターテインメント企業である。2026年3月期の連結売上高は2,829億円、従業員数は7,332人。『新世紀エヴァンゲリオン』『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』など多数のIPを保有し、子会社にフロム・ソフトウェア、ドワンゴなどを擁する。海外売上高の拡大を経営目標に掲げている。

6つのセグメントで構成されるマルチポートフォリオ

当社グループは、出版・IP創出、アニメ・実写映像、ゲーム、Webサービス、教育・EdTech、その他の6つの事業セグメントで構成される。出版・IP創出事業が売上高の過半を占め(2026年3月期1,556億円)、続いてアニメ・実写映像事業(482億円)、ゲーム事業(297億円)、Webサービス事業(205億円)、教育・EdTech事業(171億円)と続く。連結子会社57社、持分法適用会社11社を傘下に持ち、各セグメントが独立した収益源を持つ一方、IPを軸にした連携により相乗効果を生み出す体制をとる。

IPのLTV最大化を掲げるグローバル戦略

経営方針の中核は「グローバル・メディアミックス with Technology」であり、IPのLTV(Life Time Value)最大化を目指す。具体的には、IP創出から多言語化、電子・紙での同時流通、映像化・ゲーム化・グッズ展開まで一貫して手掛ける。海外では北米、欧州、アジアに拠点を持ち、2026年2月には北米直営店「Manga Spot」を10店舗運営するKADOKAWA Retail Venturesを設立した。中計では2032年3月期に海外売上高1,000億円を目標とする。

業績の推移と不採算事業への構造改革

売上高は2015年3月期の1,006億円から成長を続け、2026年3月期には2,829億円に達した。一方、営業利益は2025年3月期の167億円から2026年3月期には81億円に減少し、純利益も74億円から13億円に落ち込んだ。要因として出版・IP創出事業における国内紙書籍の減益やアニメ・実写映像事業の減収が挙げられる。これに対し、不採算事業の縮小・撤退、返品率改善、高価格商材開発など構造改革を推進中である。

業界の中での役割はコンテンツの企画・制作・販売・配信を一貫して行うIP創出・提供企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,829億円
営業利益
81億円
営業利益率
2.9%
純利益
13億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
出版・ IP創出1,536億円54.3%41億円2.7%
アニメ・実写映像472億円16.7%-5億円-1.1%
ゲーム296億円10.5%75億円25.3%
Web サービス202億円7.1%21億円10.4%
教育・ EdTech172億円6.1%28億円16.3%
その他(注)1150億円5.3%-40億円-26.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01出版・IP創出主力

書籍・電子書籍・雑誌の出版・販売に加え、IP創出のための企画・販売を行う。Web広告販売も含む。

主な製品・サービス3
書籍・電子書籍
小説、漫画、実用書など多様なジャンルの出版物。紙と電子の両方で販売。
雑誌
情報誌、ファッション誌など、定期刊行物の発行。Webメディアと連動した広告販売も行う。
IP創出企画・販売
キャラクターやストーリーなどIPの企画・開発・ライセンス販売。

02アニメ・実写映像主力

アニメ及び実写映像の企画・製作・配給、映像配信権許諾、パッケージソフト販売等を行う。

主な製品・サービス3
アニメ映像作品
自社制作及び共同制作によるアニメーション作品の企画・製作・配給。
実写映像作品
映画・ドラマなどの実写作品の企画・製作・配給。
映像配信権許諾
制作した映像作品の配信権を動画配信プラットフォーム等に許諾。

03ゲーム準主力

ゲームソフトウェア及びネットワークゲームの企画・開発・販売。子会社にフロム・ソフトウェア等を持つ。

主な製品・サービス2
ゲームソフトウェア
家庭用ゲーム機向けパッケージソフト、ダウンロード販売用ソフトの開発・販売。
ネットワークゲーム
オンラインで提供するゲームタイトルの運営・販売。

04Webサービス準主力

動画コミュニティサービスの運営、各種イベント企画・運営、モバイルコンテンツ配信等を子会社ドワンゴを通じて行う。

主な製品・サービス3
動画コミュニティサービス
利用者が動画を投稿・視聴できるプラットフォームの運営。生放送機能なども提供。
イベント企画・運営
音楽フェス、ゲームイベント、ファンミーティング等の企画・運営。
モバイルコンテンツ配信
着信音、待受画像、アプリ等のモバイル向けコンテンツの配信。

05教育・EdTech副次

オンライン教育事業、専門校の企画・運営。子会社ドワンゴ傘下で展開。

主な製品・サービス2
オンライン教育サービス
インターネットを通じて提供する学習教材・講座。
専門校運営
クリエイター育成を目的とした専門学校・スクールの運営。

06その他その他

キャラクターグッズの企画・販売、施設運営、イベント制作・運営、広告代理事業等。

製品と技術

出版・IP創出:年間6,000超の新規IPを生み出すプラットフォーム

出版・IP創出事業は、紙書籍・電子書籍・雑誌の出版販売に加え、小説投稿サイト「カクヨム」、マンガアプリ「カドコミ」、電子書籍配信プラットフォーム「BOOK☆WALKER」を運営する。年間6,000タイトル超の新規IPを創出し、『新世紀エヴァンゲリオン』に代表される長期ヒット作品のほか、海外向けには「KADOKAWA WORLD MANGA CONTEST」などでクリエイター発掘を行う。2026年3月期の同事業売上高は1,556億円。

アニメ・実写映像:企画・製作から配給・許諾まで一貫体制

アニメ・実写映像事業では、スタジオ(動画工房、ENGIなど)での制作から劇場配給、パッケージ販売、配信権許諾までをカバーする。2026年3月期は新作アニメの構成比が高く大型作品が少なかったため減収となったが、子会社の角川大映スタジオやグロービジョンを通じた映像制作力を保持。海外向けアニメ配信プラットフォームへの許諾も収益源の一つである。

ゲーム:フロム・ソフトウェアなど強力IPを擁する開発子会社群

ゲーム事業は、フロム・ソフトウェア(『ELDEN RING』『ELDEN RING NIGHTREIGN』)、スパイク・チュンソフト、アクワイアなどの子会社が開発を担う。家庭用ゲーム機向けパッケージソフトとネットワークゲームの両方を手掛け、特に『ELDEN RING』シリーズは世界的ヒットとなった。2026年3月期の売上高は297億円で、営業利益率は約25%とグループ内で最も高い収益性を示す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

出版・IPで国内有数、海外展開進む

KADOKAWAは、出版、映像、ゲーム、Webサービスなどを手掛ける総合エンターテインメント企業である。出版分野では書籍や雑誌の発行で国内有数の規模を持ち、アニメ・ゲームなどのIP(知的財産)を活用した事業を展開している。競合としては、ソラコムやハッチ・ワークなどが情報・通信業に分類されるが、同社はコンテンツ産業の中核として独自の地位を築いている。近年は海外展開を強化しており、2025年3月期の営業利益率は6.01%と、2026年3月期には2.86%に低下する見込み。

強み

  • ライトノベルやアニメなど多数のIPを保有し、クロスメディア展開を行う。
  • 出版事業で高いシェアを持ち、安定的な収益基盤を持つ。
  • 北米やアジアで事業を拡大し、成長市場を取り込む。
  • 電子書籍や動画配信などデジタル事業を強化している。

課題

  • 2026年3月期の営業利益率が2.86%と低下見込みで、収益性改善が課題。
  • 国内出版市場は縮小傾向にあり、事業構造の転換が必要。
  • 特定IPへの依存が高く、ヒット作の有無が業績に影響。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

メディア・エンタメの時価総額近傍。太字がKADOKAWA

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14751サイバーエージェント6,441億円15.8倍
27951ヤマハ6,109億円25.0倍
39412スカパーJSAT5,954億円24.3倍
49001東武鉄道5,872億円10.5倍
53635コーエーテクモホールディングス5,672億円12.8倍
69468KADOKAWA5,547億円471.9倍
72433博報堂DYホールディングス4,904億円29.2倍
89605東映4,401億円15.9倍
94680ラウンドワン3,700億円20.2倍
107867タカラトミー3,449億円28.0倍
119409テレビ朝日ホールディングス3,402億円10.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(メディア・エンタメ)に従っています。

会社の歴史

沿革 9件

2014年の経営統合で誕生した持株会社

2014年5月、出版大手のKADOKAWAとネットサービス大手のドワンゴが経営統合契約書を締結。同年10月に共同持株会社「株式会社KADOKAWA・DWANGO」を設立し、東京証券取引所市場第一部に上場した。両社の株主総会での承認を経て、出版とWebサービスの融合により新たなエンターテインメントプラットフォームを目指す統合が実現した。

2015年の商号変更と事業整理

統合から約1年後の2015年10月、商号を「カドカワ株式会社」に変更。グループ再編を進め、出版事業は子会社の株式会社KADOKAWAが担い、持株会社としての位置づけを明確化した。この時期、ゲーム事業ではフロム・ソフトウェアやスパイク・チュンソフトなどの子会社化を通じて、IPのゲーム化能力を強化していった。

2019年の吸収分割による事業一本化

2019年7月、子会社の株式会社KADOKAWAが行っていた全事業を吸収分割によりカドカワ株式会社が承継。同時に存続会社の商号を「株式会社KADOKAWA」に変更し、従来の子会社は株式会社KADOKAWA Future Publishing(後にKADOKAWA KEY-PROCESS)に変更した。これにより持株会社体制から事業会社体制に移行し、経営資源の集中と意思決定の迅速化を図った。

2022年~2023年の市場移行とガバナンス改革

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。同年6月には監査等委員会設置会社に移行し、2023年6月には指名委員会等設置会社へと更にガバナンス体制を強化した。これら一連の改革は、グローバル展開を見据えたコーポレートガバナンスの高度化を目的としており、経営の透明性と監督機能を高めるものである。

年表9件を開く

2010年代

  • 2014年5月M&A㈱KADOKAWA(現 ㈱KADOKAWA KEY-PROCESS)、㈱ドワンゴが経営統合に係る統合契約書を締結するとともに共同持株会社設立のための株式移転計画書を作成
  • 2014年6月㈱KADOKAWAの定時株主総会で株式移転計画が承認される
  • 2014年7月㈱ドワンゴの臨時株主総会で株式移転計画が承認される
  • 2014年10月上場㈱KADOKAWA・DWANGO(当社)設立(東京証券取引所市場第一部に上場)
  • 2015年10月商号変更商号をカドカワ㈱に変更
  • 2019年7月商号変更連結子会社㈱KADOKAWAの全ての事業を吸収分割により当社で承継し、当社の商号を㈱KADOKAWAに変更。従来の連結子会社㈱KADOKAWAは、商号を㈱KADOKAWA Future Publishing(現 ㈱KADOKAWA KEY-PROCESS)に変更

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2022年6月監査等委員会設置会社へ移行
  • 2023年6月指名委員会等設置会社へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2032年3月期まで4,000億円
  • 海外売上高2032年3月期まで1,000億円
  • 営業利益2032年3月期まで380億円
  • ROE2032年3月期まで9.4%
  • EPS(1株当たり当期純利益)2032年3月期まで180円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グローバル・メディアミックス with Technologyの推進

    多彩なポートフォリオからIPを安定的に創出し、事業間連携によりIPのLTV(生涯価値)を最大化。最新テクノロジーを取り入れ、IPを世界に広く展開する。

  2. 02

    出版・IP創出事業の構造改革とグローバル展開

    国内出版では意思決定の迅速化、不採算事業の縮小・撤退、製造・物流改革による収益性向上を図る。海外では多言語化投資、北米直営店「Manga Spot」のネットワーク拡張、海外マンガクリエイター支援プロジェクトを展開。

  3. 03

    アニメ・実写映像事業の制作力強化とグローバル展開

    グループスタジオの集結や新スタジオ設立による制作能力向上、バーチャルプロダクション投資、アニメ映画配給会社の設立を通じて、ヒットシリーズの継続創出と海外配信を強化。

  4. 04

    ゲーム事業のブランド力活用とパイプライン拡大

    既存ヒット作品のブランド力と開発力を活かし、新規タイトル開発や受託開発を継続。スマートフォンゲームではアニメ原作のメディアミックスによる収益力向上を図る。

  5. 05

    Webサービス・教育事業の拡大とイベント収益改善

    ニコニコ事業ではクリエイターエコノミーを最大化、イベントの選択と集中で収益改善。通信制高校やオンライン大学へのコンテンツ提供で教育事業を拡大。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で7,332人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は872万円で、9期前と比べて+10.2%平均年齢は41.6歳、平均勤続年数は4.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月4,179
2018年3月4,330
2019年3月79142.73.94,546
2020年3月83442.10.74,492
2021年3月84142.21.64,910
2022年3月82242.12.35,349
2023年3月85741.93.15,856
2024年3月88541.63.76,269
2025年3月88541.34.26,967240
2026年3月87241.64.87,332110

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率28.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率56.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社29(国内 20 / 海外 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
ところざわ サクラタウン — 埼玉県所沢市265億円
出版・IP創出事業 その他 全社(共通)
本社 — 東京都千代田区255億円
出版・IP創出事業 アニメ・実写映像事業 ゲーム事業 その他 全社(共通)
角川大映 撮影所 — 東京都 調布市7,020百万円
アニメ・実写映像事業
物流センター等 — 埼玉県 入間郡 三芳町1,749百万円
出版・IP創出事業
東京校等 — 東京都 渋谷区1,695百万円
教育・EdTech事業
九段スタジオ等 — 東京都 千代田 区他1,241百万円
アニメ・実写映像事業
本社 — 東京都 新宿区1,047百万円
ゲーム事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ドワンゴ(注)3、4
    東京都 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アークライト
    東京都 千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱角川アスキー総合研究所
    東京都 文京区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱KADOKAWA Game Linkage
    東京都 文京区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱KADOKAWA LifeDesign
    東京都 千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ビルディング・ブックセンター
    埼玉県 入間郡 三芳町
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ムービーウォーカー
    東京都 千代田区
    議決権87.9%
  • 国内
    ㈱角川大映スタジオ
    東京都 調布市
    議決権100.0%
  • 国内
    グロービジョン㈱
    東京都 新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱動画工房
    東京都 練馬区
    議決権80.0%
  • 国内
    ㈱ENGI
    東京都 中野区
    議決権55.0%
  • 国内
    ㈱フロム・ソフトウェア(注)5
    東京都 新宿区
    議決権69.7%
残りのグループ会社17社を開く
  • ㈱スパイク・チュンソフト東京都 品川区100%
  • ㈱アクワイア東京都 千代田区100%
  • ㈱バンタン東京都 中央区100%
  • ㈱角川メディアハウス東京都 千代田区100%
  • ㈱イエロージャム東京都 千代田区67%
  • KADOKAWA HOLDINGS ASIA LTD.中華人民 共和国 香港100%
  • 広州天聞角川動漫有限公司(注)6中華人民 共和国 広州市46%
  • 台湾角川股份有限公司台湾 台北市100%
  • 台湾BOOK☆WALKER股份有限公司台湾 台北市74%
  • KADOKAWA WORLD ENTERTAINMENT, INC.米国 デラウェア州100%
  • YEN PRESS, LLC米国 デラウェア州51%
  • M12 Media LLC米国 テキサス州100%
  • Edizioni BD S.r.l. (注)7イタリア ミラノ市70%
  • KADOKAWA GEMPAK STARZ SDN.BHD.マレーシア クアラルンプール97%
  • KADOKAWA AMARIN COMPANY LIMITED(注)6タイ王国 バンコク49%
  • SOZO Pte. Ltd. (注)8シンガポール80%
  • ㈱ドコモ・アニメストア東京都 千代田区40%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和3年度地域知財普及啓発推進事業開催支援業務
    特許庁 · 2021-08-03
    6,200万円
  • 補助金
    コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業
    文部科学省 · 2021-12-09
    1,500万円
  • 補助金
    文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業
    文部科学省 · 2023-06-08
    1,255万円
  • 補助金
    文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業
    文部科学省 · 2022-06-22
    565万円
  • 補助金
    文化施設の感染症防止対策事業
    文部科学省 · 2020-09-28
    158万円
  • 補助金
    文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業
    文部科学省 · 2021-06-01
    157万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,829億円営業利益81億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.8%、利益が-51.5%。

売上高
+1.8%
2,829億円
営業利益
-51.5%
81億円
純利益
-82.4%
13億円
営業利益率
2.9%
前期比 -3.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,003億円2,829億円
営業利益101億円81億円
純利益10億円13億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は683億円、営業利益は13億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+16.2%、営業利益は−60.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q6575
2024年1Q588335.638
2024年2Q654538.13
2024年3Q628477.522
2024年4Q71151
2025年2Q1,3631067.831
2025年4Q1,416614.343
2026年2Q1,339564.215
2026年4Q1,490251.7−2
2027年1Q683131.9−45

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2015年3月期からの12期で、売上は1,006億円から2,829億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は2.9%。売上は6期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
商号をカドカワ㈱に変更
2015年3月1,00625141
2016年3月2,00910268
2017年3月2,0577458
2018年3月2,0683710
連結子会社㈱KADOKAWAの全ての事業を吸収分割により当社で承継し、当社の商号を㈱KADOKAWAに変更。従来の連結子会社㈱KADOKAWAは、商号を㈱KADOKAWA Future Publishing(現 ㈱KADOKAWA KEY-PROCESS)に変更
2019年3月2,08642−41
2020年3月2,0478881
2021年3月2,09914496
2022年3月2,212202141
2023年3月2,554267127
2024年3月2,581202114
2025年3月2,7791671776.074
2026年3月2,829811172.913

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,829億円のうち、営業利益として残るのは81億円2.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は13億円、売上の0.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.8%1,861億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.4%887億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.9%81億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.5pt
2.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.2pt
0.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比12.6pt
0.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2026年3月期は営業CFが34億円、投資CFが−210億円で、差し引きのフリーCFは−176億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は908億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年3月78−90244−12592
2016年3月67−47−8820522
2017年3月120−10437216911
2018年3月16−188−64−172674
2019年3月59−131−42−72561
2020年3月165−299−44−134382
2021年3月156−597997559
2022年3月217−79267138976
2023年3月175−163307121,314
2024年3月8335−658118798
2025年3月138−84441541,297
2026年3月34−210−224−176908

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2026年3月期の総資産は3,949億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,767億円で、自己資本比率は62.0%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年3月2,0571,0421,01550.2
2016年3月2,0161,04597151.4
2017年3月2,4691,1171,35244.5
2018年3月2,3991,0911,30844.7
2019年3月2,4011,0341,36742.2
2020年3月2,4301,0741,35643.3
2021年3月2,6961,2951,40147.2
2022年3月3,2531,7571,49652.8
2023年3月3,8292,2321,59752.9
2024年3月3,4032,1261,27756.0
2025年3月4,1002,7741,32660.9
2026年3月3,9492,7671,18162.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1,160億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
828億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
419億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,181億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中316位あたり、逆に低いのはROE605社中560位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
0.5%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.0%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
1.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.8%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,723で、1年前と比べて+12.3%過去52週の値幅のなかでは81%の位置にある。

¥3,723-0.9%1ヶ月+8.1%1年+12.3%時価総額5,547億円
過去52週の値幅
安値¥2,701.5高値¥3,967

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)471.9倍
PER (会社予想)547.5倍
PBR2.29倍
配当利回り0.81%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線(3546円)を下回る水準で推移し、8月21日は3526円と前日比0.84%安。7月中旬から8月初旬にかけて下落後、8月5日に3388円で底入れし反発しましたが、8月17日以降は3500円台で揉み合っています。52週高値3967円からは11%下落、52週安値2701円からは30%上昇の位置にあり、中期的には75日線と200日線の上に位置するなど上昇トレンドは維持していますが、直近は上値が重く、出来高も増減を繰り返して方向感に欠けます。RSIは55.25と中立圏にあり、過熱感はありません。短期的には25日線を回復できるかが焦点です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PER454.38倍は業界平均48.57倍の約9倍、予想PER518.5倍とさらなる悪化。PBR2.17倍は平均2.92倍未満だが、ROE0.5%と極端に低く割高感が強い。配当利回り0.85%は平均2.64%を下回り、配当性向106.3%で維持困難。将来の成長を織り込んでも現状の収益力では評価不能な水準であり、割高と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)471.9倍47.9倍
PER (予想)547.5倍
PBR2.29倍2.96倍
ROE0.5%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、IP価値の最大化和、高PERの正当性。強気派は、人気IPの世界的な認知度と、ゲーム事業の成長性を評価。特にFromSoftwareのヒット作品が収益を牽引している。さらに、新作ゲームやアニメの展開でIP価値が向上するとみる。一方、弱気派は、2026年3月期の大幅減益予想や、ROEの低さ(0.5%)を懸念。また、出版市場の縮小や、一部IPへの依存度の高さを指摘。さらに、サイバー攻撃による情報流出問題への対応も先行き不安がある。

プラスに働く材料7
  • 強力なIP

    「エヴァ」など世界的な人気IPで収益源が多様。

  • ゲーム事業の成長

    FromSoftwareのヒットで高収益を実現。

  • エコシステム

    出版、アニメ、ゲームの連携でIP価値を最大化。

  • 売上高は3期連続で増加通年影響

    売上高は2,581億→2,779億→2,829億円。2026年3月期は前期比1.8%増

  • 外国人保有比率42.64%が需給を支える継続影響

    外国人保有比率42.64%と高く、海外投資家の買いが下値を支える

  • PBR2.13倍は資産価値の裏付け不定影響

    PBR2.13倍と純資産の約2倍。含み資産に期待が残る

  • 株価は1年で4.85%上昇不定影響

    業績悪化下でも株価は1年で+4.85%と底堅く推移

マイナスに働く材料7
  • 減益予想

    2026年3月期の当期純利益が約13億円と大幅減益。

  • 低いROE

    ROE0.5%と資本効率が悪い。

  • IP偏重リスク

    特定のIPに依存し、ヒットが続かないと業績悪化。

  • 営業利益が51%減の81億円通年影響

    営業利益は167億円→81億円と86億円減少。大幅減益が利益水準を押し下げ

  • 純利益が82%減の13億円通年影響

    純利益は74億円→13億円と61億円減少。PER454.6倍に急騰

  • 営業利益率2.86%に急低下通年影響

    営業利益率は6.01%→2.86%と3.15ポイント低下。収益性が悪化

  • ROE0.5%の著しい低さ継続影響

    ROE0.5%と極めて低い。自己資本を有効活用できていない

次の決算で確かめる点
ゲーム売上
成長の牽引役であるため、その動向を確認。
海外売上比率
IPのグローバル展開の成果を測る。
出版市場縮小の影響
出版事業の収益性を監視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.81%。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
0.81%
いまの株価に対して
配当性向
106.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月10
2018年3月100.082.0
2019年3月20100.0
2020年3月15−25.07.8
2021年3月2566.774.5
2022年3月3020.061.8
2023年3月300.0518.6
2024年3月300.059.5
2025年3月300.0106.3
2026年3月300.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ31,869人。区分でいちばん多いのは外国法人42.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.2%を占め、残る56.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人31.338.80.036.837.342.6
事業法人16.816.916.917.424.124.3
金融機関24.025.025.924.322.118.9
個人・その他26.418.518.620.114.612.8
証券会社1.60.91.61.41.91.4
自己株式7.20.30.04.40.90.2
外国人個人0.00.037.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ソニーグループ㈱10.99
02GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人ゴールドマン・サックス証券㈱)10.95
03KOREA SECURITIES DEPOSITORY-SAMSUNG (常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)8.44
04日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)8.31
05㈱日本カストディ銀行(信託口)6.37
06川上量生3.06
07NTT㈱2.74
08CGML PB CLIENT ACCOUNT/COLLATERAL (常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.60
09UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT (常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.54
10BNP PARIBAS LONDON BRANCH FOR PRIME BROKERAGE SEGREGATION ACC FOR THIRD PARTY (常任代理人香港上海銀行東京支店)2.37

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-20
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    6.91%
    -1.00pt
  • 2026-06-23
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    15.25%
    +1.49pt
  • 2026-05-13
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    13.76%
  • 2026-04-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.99%
    -0.89pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で−96%、1株純資産は12期で+14%。直近期のROEは0.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年3月2001,45822.59.433.3
2016年3月991,5296.617.5
2017年3月851,6205.418.8
2018年3月88151.071.482.0
2019年3月−32801
2020年3月658567.810.57.8
2021年3月779888.227.774.5
2022年3月1061,2349.430.461.8
2023年3月911,4506.831.0518.6
2024年3月831,4185.831.859.5
2025年3月541,7043.466.0106.3
2026年3月91,6670.5436.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額731百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
夏野剛取締役61196,000
山下直久取締役6867,000
村川忍取締役6134,000
加瀬典子取締役6424,000
川上量生取締役574,554,000
鵜浦博夫取締役77
ジャーマン・ルース・マリー取締役602,000
杉山忠昭取締役681,000
笹本裕取締役61
宇澤亜弓取締役59
岡島悦子取締役60
草野耕一取締役71
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
青柳昌行執行役6095,000
泉水敬執行役6236,000
菊池剛執行役5818,000
工藤大丈執行役5321,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
執行役821825112959875
社外取締役9969611
取締役(社内)3373712

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,106字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社並びに連結子会社57社及び持分法適用会社11社から構成されており、出版・IP創出事業、アニメ・実写映像事業、ゲーム事業、Webサービス事業、教育・EdTech事業、その他事業を事業領域としています。 次の6つに区分された事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げる事業別セグメント情報の区分と同様です。 事業区分   主な事業内容   主な会社 出版・IP創出事業   書籍の出版・販売等   ㈱KADOKAWA、㈱ビルディング・ブックセンター、広州天聞角川動漫有限公司、台湾角川股份有限公司、YEN PRESS, LLC、Edizioni BD S.r.l.、KADOKAWA GEMPAK STARZ SDN.BHD.、KADOKAWA AMARIN COMPANY LIMITED 電子書籍・電子雑誌の出版・販売等   ㈱KADOKAWA、㈱ドワンゴ、台湾BOOK☆WALKER股份有限公司、 M12 Media LLC 雑誌の出版・販売、Web広告の販売等   ㈱KADOKAWA、㈱角川アスキー総合研究所、㈱KADOKAWA Game Linkage、 ㈱KADOKAWA LifeDesign その他IP創出に係る企画・販売等   ㈱アークライト アニメ・実写映像事業   アニメ及び実写映像の企画・製作・配給、映像配信権等の権利許諾、映像パッケージソフトの販売等   ㈱KADOKAWA、㈱ムービーウォーカー、 ㈱角川大映スタジオ、 グロービジョン㈱、㈱動画工房、 ㈱ENGI、㈱ドコモ・アニメストア* ゲーム事業   ゲームソフトウエア及びネットワークゲームの企画・開発・販売等   ㈱KADOKAWA、 ㈱フロム・ソフトウェア、 ㈱スパイク・チュンソフト、 ㈱アクワイア Webサービス事業   動画コミュニティサービスの運営等   ㈱ドワンゴ 各種イベントの企画・運営等   ㈱ドワンゴ モバイルコンテンツの配信等   ㈱ドワンゴ 教育・EdTech事業   オンライン教育事業、専門校の企画・運営等   ㈱ドワンゴ、㈱バンタン その他   キャラクターグッズの企画・販売等   ㈱KADOKAWA 施設の運営等   ㈱KADOKAWA 店舗・施設運営事業、広告代理事業等   ㈱角川メディアハウス イベントの制作・運営、開催等   ㈱イエロージャム、SOZO Pte. Ltd. *持分法適用会社 当連結会計年度末における事業の系統図は、次のとおりであります。 2026年3月31日時点
経営方針・対処すべき課題4,955字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「世界の才能と、感動をつなぐ、クリエイティブプラットフォーマーへ」をコーポレートミッションとして掲げ、中長期的な成長及び企業価値の向上を図るべく、出版・IP創出、アニメ・実写映像、ゲーム、Webサービス、教育・EdTech事業等において、多彩なポートフォリオから成るIP(Intellectual Property)を安定的に創出し、事業間連携によりIPのLTV(Life Time Value)の最大化を図り、さらに最新のテクノロジーを常に取り入れることで、IPを世界に広く展開する「グローバル・メディアミックス with Technology」を推進することを基本戦略としております。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2026年5月に公表した、2027年3月期から6か年の中期経営計画において、2032年3月期に売上高4,000億円(うち、海外売上高1,000億円)、営業利益380億円を達成することを経営目標として掲げております。あわせて、2032年3月期にROE(自己資本利益率)9.4%、EPS(1株当たり当期純利益)180円の達成を経営目標としております。 (3)経営環境 当社グループを取り巻く事業環境は、出版市場においては国内紙出版が減少し、資材費や物流費の上昇が続いております。また、国内電子出版の成長速度は以前よりも緩やかになっております。海外での日本発コミック市場は長期的な成長が継続しております。 映像市場においては、国内では邦画市場の拡大が継続しております。並行して動画配信市場は世界規模で継続的に成長しており、日本アニメの需要は高く、海外におけるアニメ市場は成長を継続しております。アニメ需要拡大の一方で、国内のアニメ制作者の人材不足を背景とした制作費の大幅な上昇が続いております。 ゲーム市場においては、コンソールゲーム・スマートフォンゲームともに、世界市場・国内市場の成長が継続しております。コンソールゲームは、新プラットフォームの登場や上位作品の入れ替わりにより活発化している一方、スマートフォンゲームは、上位タイトルの固定化が進んでおります。 こうした事業環境を捉え、当社は2026年5月14日に公表した2032年3月期までの新たな中期経営計画において「グローバル・メディアミックス with Technology」を引き続き基本方針として掲げ、事業構造改革による収益体質への転換を図り、IPへの戦略的投資と海外拠点拡張を進め、「IPのLTV(Life Time Value)最大化」を達成することで業績拡大と利益成長に努めてまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 事業別の状況及び課題は以下のとおりであります。 [出版・IP創出事業] 引き続き強力なIPの創出に努め、グローバルな作品流通を拡大してまいります。 国内出版事業では、構造改革を行い迅速な意思決定と実行性を備えた組織に進化させてまいります。その組織のもと、コミック・ライトノベル等の新たなジャンル別戦略を推進し、IP創出点数の適正化を図りながら作品の質の向上に注力してまいります。さらに業務フローの改善による組織の合理化と間接コストの削減、不採算事業の縮小・撤退に取り組んでおります。 また、製造・物流の改革による返品率の更なる改善と、初版部数の製造基準の引き上げ及び高価格商材の開発を含む積極的な価格戦略の推進により、良質な作品を生み出しながら収益性を向上させてまいります。 IP創出においては、国内での小説投稿サイト「カクヨム」や台湾の同「KadoKado」を通じたネット投稿作品の開発や、マンガアプリ「カドコミ」等での新作コミック開発を継続してまいります。またnote㈱との事業提携により、原作発掘の推進と販売促進の強化を図ってまいります。加えてnote㈱と共同で、AIを基盤とした新たなデータ流通モデルの構築についての実証及び検討にも取り組んでまいります。さらに、2025年5月に新たにグループ入りしたイタリアEdizioni BD S.r.l.をはじめとする海外子会社と連携し、グローバルな視点での作品開発を一層推進してまいります。 グローバルな作品流通においては、多言語化の制作投資を継続し、電子書籍でのサイマル流通や紙書籍での流通を拡大してまいります。2026年2月、新たにKADOKAWA Retail Ventures, LLCを設立し、北米事業統括会社であるKADOKAWA WORLD ENTERTAINMENT, INC.から、北米における書籍・グッズ販売直営店「Manga Spot」を事業移管しました。現在10店舗を運営する「Manga Spot」をグローバル・メディアミックス戦略の重要なハブと位置付け、店舗ネットワークの拡張を行い、グループシナジーの最大化を推進してまいります。 メディアでは、Web媒体を中心にデジタルシフトによる収益性の向上に取り組んでまいります。 電子書籍では、電子書籍配信プラットフォーム「BOOK☆WALKER」の運営を引き続き強化してまいります。 また新たに、海外マンガクリエイターの創作を支援するプロジェクト「KADOKAWA WORLD MANGA ATELIER」を開始しました。マンガ作品のオンライン持ち込みサイトを開設するほか、世界各地で出張添削を行うワークショップを展開します。既設の「KADOKAWA WORLD MANGA CONTEST」と合わせて、プロの編集者が直接フィードバックを行うことで、世界中の才能に成長と挑戦の機会を継続的に提供し、国境を越えた新たなヒット作の誕生を目指してまいります。 [アニメ・実写映像事業] アニメ・実写映像事業では、グローバルでの映像マーケットの拡大を中長期で捉え、収益最大化を目指してまいります。 アニメでは、グループのアニメスタジオの制作力を高めながらヒットシリーズを長期的・多層的に積み重ねてまいります。 制作能力の強化と新しい映像表現と効率的な制作工程の実現のため、アニメ制作スタジオやバーチャルプロダクションへの投資を継続し、グローバルな映像配信に対応した企画制作一気通貫のIP創出体制の確立を目指してまいります。 制作面では、池袋にアニメ制作拠点「Studio One Base」を新設しグループのアニメ制作スタジオを集結させることで、業務効率化を図りながら作品の底上げを行い、ヒット作品の続編制作に機動的に対応できる体制を構築します。また2026年3月に、若手に特化した育成・制作一体型の新アニメスタジオ㈱KADOKAWAクリエイターズを設立し、制作基盤の安定と高品質化及び長期的な人材育成を図ります。 企画面では、社内外の有力原作をもとにシリーズ作品候補として戦略的に投資し、同時にグループ内製化率を向上させることでヒットIPを持続的に創出する体制を構築します。多層的に作品群を積み重ね、中長期での収益の最大化を図ります。 配給・営業面では、2026年3月に㈱アニプレックスとの共同出資による、アニメ映画の国内配給会社㈱アニメックを設立しました。国内での最適な公開戦略のもと作品の魅力を最大限に引き出し、当社劇場アニメのヒットの基盤を創出してまいります。また、当社は北米を中心にマーケティングを強化し、海外拠点や協力企業との連携により作品認知度の向上を図り、国内及び海外市場における権利販売や映像配信事業に注力してまいります。 実写映像については、当社原作を中心とした作品の大型化とグローバルな映像配信に向けた作品開発の強化を継続してまいります。また、㈱角川大映スタジオのバーチャルプロダクション事業では、歴史ある美術製作力と最先端のテクノロジーを駆使した新たな制作ワークフローの開発を推進し、新しい映像表現と環境負荷が低くローコストな制作工程を同時に実現してまいります。 [ゲーム事業] ゲーム事業では、スマートフォンゲームにおいては当社アニメ原作のメディアミックスによる更なる収益力の向上を図ってまいります。 PCや据置機のゲームにおいては、『ELDEN RING』や『ダンガンロンパ』シリーズ等のヒット作品によって培われたブランド力や開発力の高さを活用しながら、2026年発売予定の『The Duskbloods』や『スーパーダンガンロンパ2×2』等、制作パイプラインを拡大し、当社グループのシリーズタイトルや新規タイトルの開発及び他社からの受託開発を引き続き行ってまいります。 [Webサービス事業] Webサービス事業では、グループのエンジニア人材を㈱ドワンゴに集約し、Webサービスの顧客体験向上とグループのDX化を一層進めております。 ニコニコ関連事業では、発掘したクリエイター・IPとファンを様々な形で繋げるクリエイターエコノミーの最大化を図っております。今後も収益ポートフォリオの更なる多様化を推進し、継続的な売上拡大を図ってまいります。 各種イベントの企画・運営では、2026年4月25日~4月26日の2日間にわたり日本最大級のユーザー参加型イベント「ニコニコ超会議」を開催し、会場の幕張メッセには昨年比4.2%増の13万8,228人にご来場いただきました。「ニコニコ超会議」や「Animelo Summer Live」をはじめとした大型イベントでユーザーの一体感と満足度を高めるとともに、ネットでの投稿や視聴を促進しユーザーの参加機会の拡大に努めてまいります。同時にイベントの選択と集中を高め収益の改善を図ってまいります。 [教育・EdTech事業] 教育・EdTech事業では、インターネットによる通信制高校であるN高等学校、S高等学校及びR高等学校の継続的な生徒数増加、及び中学生に対する教育の場であるN中等部の拡大により、同校への教育コンテンツ提供事業が継続成長しております。また、オンライン大学「ZEN大学」に向けた教育システムや最先端のコンテンツ提供による拡大も継続しており、今後も付加価値の高いコンテンツを提供することで更なる収益拡大を目指してまいります。㈱バンタンにおいては、展開エリアの拡大、大学部の拡大、及び学校法人への運営支援を計画し、教育機会を拡大しております。マンガやアニメ等グループシナジーを活用した分野では、2026年4月より音楽領域でのクリエイター育成を開始し、継続的な成長を図ってまいります。 [その他事業] その他事業では、角川武蔵野ミュージアム、イベント、飲食等の商業施設を展開するところざわサクラタウンをはじめとする施設運営事業のコスト適正化等、持続可能な事業への転換を図っております。ところざわサクラタウンでは、地域密着型施設としてのニーズに応え、より魅力ある施設づくりを目指し、多様な専門パートナーとの共創による運営スタイルへの移行を進め、引き続き収益力を高めてまいります。 また、イベント事業では、2025年11月に子会社化した、東南アジア最大級のアニメイベント「AFA(Anime Festival Asia)」やJ-POPトップアーティストの海外ライブ等を企画・運営するSOZO Pte. Ltd.において、東南アジアでのアニメ・音楽イベント領域の強化を図り、全方位的なメディアミックスの展開を推進してまいります。 財務面では、適正な水準の自己資本比率を維持し財務の健全性を確保しながら、2032年3月期ではROE9.4%、中長期ではROE12%以上、また中長期での総還元性向50%以上を目指すことを基本方針としています。高い資本効率及び中長期的な企業価値の向上に向け、持続的な事業成長を目指して投資を継続すると共に、利益増大に準ずる形で株主還元を強化してまいります。
事業等のリスク4,853字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)当社グループのリスク管理体制 当社では、取締役会の監督の下、執行役社長を委員長とし、事業部門を始め各部門を統括するチーフオフィサーほかを委員とするリスク管理委員会(年2回)を設置し、全社的リスク管理体制を構築しております。リスク管理委員会では、リスクの発生懸念、発生状況を始め、当社グループを取り巻くリスクに関する情報の収集分析を行い、毎年、重点対応すべきリスクを選定し、対応を実施することで、リスクのコントロールを進めております。 (2)当社グループの主要なリスク 当事業年度において重点対応すべきリスクと位置付けたもののうち、主なものを記載しておりますが、その他のリスクについても、それぞれ対応を進めております。 社会環境に関するリスク ① 気候変動に伴うリスク 気候変動の影響は年々深刻さを増しており、経済・社会・環境に大きな影響を及ぼしています。 当社グループにおいても、将来、気候変動による電力、原材料などのコスト増や異常気象の激甚化などのリスク懸念があることに加え、社会の一員として持続可能な社会の実現に向けた責任を果たすことが求められております。 当社グループでは、気候変動への対応が社会の喫緊の課題であると認識し、温室効果ガス削減や省エネルギー化に取り組むなど、気候変動リスクへの対応を進めております。対応策の詳細は、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 企業運営に関するリスク ② 法令違反・コンプライアンス上のリスク 当社グループが行う事業では、様々な法の適用を受けており、適正な運用がなされない場合に法令違反が生じるリスクがあります。また、法令違反やコンプライアンスに反する事象が具体化した場合、社会的信用の低下などが発生し、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 当社グループでは、コンプライアンス(法令等遵守)を重要な経営方針と位置づけ、コンプライアンス規程の制定や業務フローにおける法務チェック体制及び内部通報制度の整備とともに、従業員啓発の研修等を通じたコンプライアンスの推進により、贈収賄・インサイダー取引等を含む従業員の法令違反や社会規範に反した行為等の発生可能性を低減するよう努めています。 以上のようなリスクを認識した上で対応策を行ってまいりましたが、2025年12月5日に当社子会社のグロービジョン㈱が、また、2026年6月11日に当社が、それぞれ「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」(以下「フリーランス法」といいます)で定められた給付条件等の明示義務(フリーランス法第3条第1項)及び報酬を支払期日までに支払う義務(フリーランス法第4条第5項)に違反する事実が認められたとして、公正取引委員会から同法に基づく勧告を受けました。2025年12月に勧告された措置については、対応を完了し公正取引委員会への改善報告を実施しています。当社は、一連の勧告を真摯に受け止め、改めてフリーランス法に関する社内研修の実施や類似取引案件の調査等を行い、また、各種業務フローの見直し、運用ルールの明確化、継続的なモニタリング等を通じて更なるコンプライアンスの強化と再発防止に取り組み、法令遵守を徹底してまいります。 ③ 業務環境におけるリスク 当社グループのDX推進、働き方改革において、インフラとしてのIT環境に対しては、これまで以上に依存度が高まってきており、業務に使用するサーバやネットワークの不良・事故・故障によるリスク、またサイバーテロによるデータの改ざん・搾取などによる情報漏洩のリスクがあります。 顕在可能性や発生時期については、予測できるものではありませんが、可能性としては起こり得るものです。 これらの事態が生じた場合には、業務の中断などの事態が生じ、回復までの期間が長期間に及ぶことになった場合には、当社グループの収益に影響が出てくる可能性があります。 対応策としては、IT環境の整備は、当社グループのDX推進、働き方改革において、必須の装備であり、今後の当社グループの継続的な成長のために必要なものとして、適切な規模・品質を確保しつつ、適時に投入していくよう努めてまいります。 特定の事業に関するリスク ④ 出版流通におけるリスク ア.当社グループが製作・販売している紙の書籍、雑誌等の著作物は、「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」(以下「独占禁止法」という)第23条の規定により、再販売価格維持契約制度(以下「再販制度」という)が認められております。再販制度とは、一般的にはメーカーが自社の製品を販売する際に、「卸売業者がその商品を小売業者に販売する価格」「小売業者が消費者に販売する価格」を指定し、その価格(「再販売価格」という)を卸売業者、小売業者にそれぞれ遵守させる制度であります。独占禁止法は、再販制度を不公正な取引方法の1つであるとして原則禁止しておりますが、著作物については独占禁止法の特例として再販制度が認められており、この再販制度が廃止されるリスクがあります。 顕在可能性や発生時期については、公正取引委員会は2001年3月23日付「著作物再販制度の取扱いについて」において、「競争政策の観点からは同制度を廃止し、著作物の流通において競争が促進されるべき」としながらも、「同制度の廃止について国民的合意が形成されるに至っていない」と指摘しており、当面、当該再販制度が維持されることとなっております。 影響度としては、当該制度が廃止された場合、出版業界全体への影響は大きく、当社グループの業績も大きな影響を受ける可能性があります。 対応策としては、再販制度に関する公正取引委員会の動向を注視し、また出版・IP創出事業においては、再販制度の対象外である電子書籍事業の拡大を推進するとともに、アニメ・実写映像事業、ゲーム事業を始めとする複数の事業領域を横断するビジネスを推進し、収益の最大化を目指してまいります。 イ.法的規制等には該当いたしませんが、再販制度と並んで出版業界における特殊な慣行として返品条件付販売制度があります。返品条件付販売制度とは、当社グループが取次及び書店に配本した出版物について、返品を受け入れることを条件とする販売制度であります。 当社グループではそのような返品に備えるため、過去の返品実績等に基づく将来返品見込額を返金負債として計上しております。ただし、この場合であっても、返品見込額と実際の返品受入額に乖離が生じた場合、当社グループの業績が影響を受けるリスクがあります。 顕在可能性や発生時期については、出荷額及び返品率が一定ではないため、常に発生し得ます。 対応策として、返品率そのものの低減を目指し、市場需要予測の精度向上や、計画刊行の推進に努めております。また、製造・物流を一体で行う最適な生産プロセス、物流システムの構築により、小ロット・適時製造・適時配送を本格稼働させ、返品率を改善してまいります。 なお、返金負債の算出方法及び算出に用いた主要な仮定並びに翌年度の財務諸表に与える影響については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り) 返金負債」に記載しております。 ウ.紙の出版市場が縮小を続ける状況下、業界を構成する企業や小売店舗において、信用力の低下リスクがあります。 顕在可能性や発生時期については、紙の出版市場が縮小を続けている中、常に発生し得ます。 影響度としては、顕在化した場合に、物流システムへの影響や、返品の増加などが発生する可能性があります。 対応策としては、こまめな与信管理の実施、また製造・物流を一体で行う最適な生産プロセス、物流システムの構築により、当社から小売店への直送を可能とする、自律的な物流配送システムの構築、拡大に努めております。 ⑤ Webサービスにおけるリスク Webサービス事業における動画コミュニティサービスでは、同様の動画投稿サイトやライブ映像配信サイトの参入、また映像コンテンツ権利元の動画配信サービスの参入など、今後も国内事業者及び海外事業者から多くの新規参入が予想され、激しい競争におかれるものと思われます。これら競合他社との競争において、サービス自体がユーザーのニーズに対応できず、利用者の増加が見込めない場合、当社グループの業績が影響を受けるリスクがあります。 現在、「ニコニコ」においては、月額有料会員(プレミアム会員)の減少が続いております。Webサービス事業では、引き続き斬新なアイデアや高いネットワーク技術力による他にはない魅力あるサービス・コンテンツの提供に努めてまいります。 ⑥ 出版・映像・ゲーム等のIP創出・展開におけるリスク ア.当社グループは、IPを安定的に創出し、それらを世界に広く展開することを中核とする「グローバル・メディアミックス with Technology」の推進を基本戦略としております。出版・IP創出事業、アニメ・実写映像事業、ゲーム事業において、製品化、映像化にかかる過程でスケジュールの変動が生じることにより、市場への適切な投入時期を逸することや、製作コストが増加することで収益が悪化するリスク、また製品、作品が消費者のニーズに合致せずに売上が想定どおりあげられないリスクがあります。 顕在化可能性や発生時期については、恒常的にIP創出活動を行っており、個々の製品、作品毎に常に生じる可能性があります。 影響度については、特に映像作品、ゲーム作品については、製作に時間、コストがかかることから、作品1点あたりの影響度は、出版物に比べると相対的に高くなります。 対応策として、マーケットリサーチ、綿密な刊行計画のトレースや適切なプロジェクト管理に努めております。 イ.IP創出に際しては、制作作業の一部又は全部を外注する場合がありますが、成果物の納入が完了する前に、外注先が倒産するリスクがあります。 顕在化可能性や発生時期については、当社グループのIP創出活動において、外注は恒常的に発生することから、常に生じる可能性があります。 顕在化した場合、他社へ発注し直すことなどにより制作費が増額となることで収益が悪化したり、また制作が遅延することにより、市場への適切な投入時期を逸するといった影響が生じる可能性があります。 対応策として、外注先への発注の際に、適切な与信を設定し、継続的に与信管理を行うことにより、外注先の管理に努めております。 ウ.当社は、「グローバル・メディアミックス with Technology」の推進を基本戦略としており、国内コンテンツの海外展開や海外コンテンツの日本国内展開を行っております。これらのコンテンツ展開に際しては、各国・地域での表現規制等各種規制の変化や対日感情の変化などが生じた場合、想定どおりの収益が上げられないリスクがあります。 顕在化可能性や発生時期については、該当地域における法規制の制定や、社会情勢の変化により生じてきます。 影響度としては、対象となる地域単位で発生することとなるため、特定の地域に対する依存度が高い場合には、影響度も高くなります。 対応策として、各地域の状況の早期把握に努めていくとともに、IPを様々なメディアを駆使して展開し、複数の事業領域を横断するビジネスを推進して、収益最大化を目指してまいります。
経営成績の分析 (MD&A)6,992字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 当社グループは、「世界の才能と、感動をつなぐ、クリエイティブプラットフォーマーへ」をコーポレートミッションとして掲げ、出版・IP創出、アニメ・実写映像、ゲーム、Webサービス、教育・EdTech事業等において、多彩なポートフォリオから成るIP(Intellectual Property)を安定的に創出し、事業間連携によりIPのLTV(Life Time Value)の最大化を図ることに加え、最新のテクノロジーを常に取り入れることで、IPを世界に広く展開する「グローバル・メディアミックス with Technology」の基本戦略を推進し、中長期的な成長及び企業価値の向上を目指しております。 当連結会計年度における業績は、売上高2,829億8百万円(前年同期比1.8%増)、営業利益81億2百万円(前年同期比51.3%減)、経常利益117億1百万円(前年同期比34.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は12億78百万円(前年同期比82.7%減)となりました。 当連結会計年度における各セグメントの業績は、以下のとおりです。 [出版・IP創出事業] 出版・IP創出事業では、書籍・雑誌の出版・販売、電子書籍・電子雑誌の出版・販売、Web広告の販売、権利許諾等を行っております。当事業においては、メディアミックス展開の重要な源泉として年間6,000タイトルを超える新規IPを創出しており、これにより蓄積された豊富な作品アーカイブが当社グループ成長の原動力となっております。なお、当連結会計年度において創出した新規IP数は対前年同期で9.3%増加しました。 書籍・雑誌は、米国とアジアで堅調に成長したことに加え、近年設立した新規拠点の貢献もあり海外事業が増収となりました。国内では1タイトル当たりの売上が全体的に小規模化した一方で、第4四半期に事業構造改革の一部成果が発現したこと、前年同期に発生していたサイバー攻撃による減収影響が消失したことにより増収となりました。電子書籍・電子雑誌においてはヒット作品が少なかったことに加え、前年同期に他社ストア向け販売において速報データに基づく見積計上による増収効果が大きかったこともあり減収となりました。また、ライセンス収入も減収となりました。 利益面では、国内の紙書籍・電子書籍における減益が大きかったことに加え、人件費の増加もあり、セグメント全体として減益となりました。 この結果、当事業の売上高は1,556億34百万円(前年同期比2.8%増)、セグメント利益(営業利益)は40億54百万円(前年同期比51.6%減)となりました。 [アニメ・実写映像事業] アニメ・実写映像事業では、アニメ及び実写映像の企画・製作・配給、映像配信権等の権利許諾、パッケージソフトの販売等を行っております。 アニメでは、ラインナップにおける新作アニメの構成比が高かったことから1タイトル当たりの売上が縮小し、人気シリーズ最新作をはじめとして大型作品が力強く貢献した前年同期からは減収となりました。実写映像では、メディアミックスによる劇場新作が貢献した一方で、劇場公開済みの複数作品に係る二次利用収入が大きかった前年同期からは減収となりました。 利益面では、上記減収要因を中心として、セグメント全体で減益となりました。 この結果、当事業の売上高は482億56百万円(前年同期比5.6%減)、セグメント損失(営業損失)は4億65百万円(前年同期 営業利益47億29百万円)となりました。 [ゲーム事業] ゲーム事業では、ゲームソフトウエア及びネットワークゲームの企画・開発・販売、権利許諾等を行っております。 ㈱フロム・ソフトウェアが発売した新作『ELDEN RING NIGHTREIGN』の国内外の販売が好調に推移したものの、『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』の販売及び『ELDEN RING』本編のリピート売上が好調だった前年同期からは減収となりました。 利益面では、上記減収要因を中心として、セグメント全体で減益となりました。 この結果、当事業の売上高は297億81百万円(前年同期比11.4%減)、セグメント利益(営業利益)は75億41百万円(前年同期比20.9%減)となりました。 [Webサービス事業] Webサービス事業では、動画コミュニティサービスの運営、各種イベントの企画・運営、モバイルコンテンツの配信等を行っております。 動画コミュニティサービスでは、サイバー攻撃による影響が大きく発生した前年同期から増収となりました。またイベントの企画・運営でも、「ニコニコ超会議2025」や「Animelo Summer Live2025」の好調等により増収となりました。 利益面では、上記増収影響に加え、ITインフラ費用等が減少したこと等により、セグメント全体として増益となりました。 この結果、当事業の売上高は205億15百万円(前年同期比13.7%増)、セグメント利益(営業利益)は21億17百万円(前年同期 営業損失9億98百万円)となりました。 [教育・EdTech事業] 教育・EdTech事業では、専門校運営及びインターネットによる通信制高校等向けの教育コンテンツ・システム提供等を行っております。 クリエイティブ分野の専門校を運営する㈱バンタンでは、2024年4月に開校した「KADOKAWAアニメ・声優アカデミー」等の新スクールや展開地域拡大の貢献により生徒数が増加し、増収となりました。また、㈱ドワンゴでは、N高等学校・S高等学校・R高等学校の通学コース向け新キャンパス開設やR高等学校・ZEN大学の新規設立により生徒数が引き続き増加し、堅調に推移しています。 利益面では、上記増収影響によりセグメント全体で増益となりました。 この結果、当事業の売上高は171億66百万円(前年同期比13.5%増)、セグメント利益(営業利益)は28億44百万円(前年同期比19.4%増)となりました。 [その他事業] その他事業では、キャラクターグッズ等の企画・販売を行うMD事業、及びところざわサクラタウン運営やイベント企画等を行うレクリエーション事業等を行っております。 MD事業では前期に特定のヒット商材があったことにより、減収となりました。レクリエーション事業では全国主要都市で開催するIPイベントが好調に推移したこと等により増収となりました。それ以外の事業では、㈱ドワンゴがグループ内DXを推進する㈱KADOKAWA Connectedを吸収合併したことに基づく同組織の位置づけ変更の影響が大きかったため、セグメント全体として減収となりましたが、同子会社では内部取引が大部分を占めるため連結全体への影響は僅少です。 利益面では、レクリエーション事業は規模が大きく収益性の高いイベントや物販があった前年同期からは減益となりました。またMD事業でも上記減収影響により減益となりましたが、セグメント全体としてはサイバー攻撃による影響が発生した前年同期から増益となりました。 この結果、当事業の売上高は170億31百万円(前年同期比4.7%減)、セグメント損失(営業損失)は39億66百万円(前年同期 営業損失42億4百万円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払等があった一方、税金等調整前当期純利益の計上等により、34億24百万円の収入(前年同期は138億41百万円の収入)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預け入れや有形固定資産及び無形固定資産の取得等により、210億42百万円の支出(前年同期は84億40百万円の支出)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出等により、224億25百万円の支出(前年同期は441億17百万円の収入)となりました。 以上の結果、為替換算差額等も含めて389億44百万円の支出となり、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、907億74百万円となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 出版・IP創出事業   (百万円)   98,648   101.5 アニメ・実写映像事業   (百万円)   36,319   102.6 ゲーム事業   (百万円)   13,265   89.5 Webサービス事業   (百万円)   13,387   96.2 教育・EdTech事業   (百万円)   8,369   110.4 その他   (百万円)   13,349   90.0 合計   (百万円)   183,339   99.8 (注)1.金額には、セグメント間の内部取引高を含んでおります。 2.金額は、製造原価によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績については、受注高の販売高に対する割合が僅少であることから、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 出版・IP創出事業   (百万円)   155,634   102.8 アニメ・実写映像事業   (百万円)   48,256   94.4 ゲーム事業   (百万円)   29,781   88.6 Webサービス事業   (百万円)   20,515   113.7 教育・EdTech事業   (百万円)   17,166   113.5 その他   (百万円)   17,031   95.3 合計   (百万円)   288,385   100.4 (注)1.金額には、セグメント間の内部取引高を含んでおります。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がいないため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①重要な会計方針及び当該見積に用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、会計上の見積りが必要となる事項については、過去の実績や将来計画等を考慮し、「棚卸資産の評価に関する会計基準」「金融商品に関する会計基準」「固定資産の減損に係る会計基準」「資産除去債務に関する会計基準」「退職給付に関する会計基準」「税効果会計に係る会計基準」「収益認識に関する会計基準」等の会計基準に基づいて会計処理を実施しております。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照下さい。 b.財政状態の分析 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて151億64百万円減少し、3,948億64百万円となりました。これは主に売掛金及び棚卸資産が増加した一方、長期借入金の返済により現金及び預金が減少したことによるものであります。 負債は、前連結会計年度末に比べて145億4百万円減少し、1,181億16百万円となりました。これは主に長期借入金を返済したことによるものであります。 純資産は、前連結会計年度末に比べて6億60百万円減少し、2,767億47百万円となりました。これは主に非支配株主持分が増加した一方、保有株式の株価下落によりその他有価証券評価差額金が減少したことによるものであります。 c.資本の財源及び資金の流動性 (a)キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 また、キャッシュ・フロー関連指標の推移は、以下のとおりであります。 キャッシュ・フロー関連指標の推移 2022年 3月期   2023年 3月期   2024年 3月期   2025年 3月期   2026年 3月期 自己資本比率   52.8%   52.9%   56.0%   60.9%   62.0% 時価ベースの自己資本比率   137.8%   102.8%   104.8%   127.0%   141.3% キャッシュ・フロー対有利子負債比率   3.0年   3.8年   3.1年   2.0年   3.5年 インタレスト・カバレッジ・レシオ   211.5倍   139.5倍   118.1倍   186.9倍   44.0倍 (注)1.各指標の算出は、以下の算式を使用しております。 自己資本比率   :自己資本 ÷ 総資産 時価ベースの自己資本比率   :株式時価総額 ÷ 総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率   :有利子負債 ÷ 営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ   :営業キャッシュ・フロー ÷ 利払い 2.上記各指標は、連結ベースの財務数値により計算しております。 3.株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 4.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 5.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。また、利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 (b)資金需要 当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、製品の製造費や販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、設備投資を目的とした資金需要の主なものは、出版・IP創出事業における自社電子書籍サイトの機能拡張、教育・EdTech事業におけるシステム開発、並びにアニメ事業におけるスタジオ拠点整備等によるものであります。 (c)財務政策 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。手元流動性につきましては、グループ全体の必要運転資金及び今後の資金需要等に基づき、保持すべき現預金水準を設定しております。 短期運転資金は基本的に自己資金より充当し、設備投資資金や長期運転資金につきましては、事業計画に基づく資金需要、金利動向等の調達環境を勘案の上、金融機関からの長期借入や社債発行及び株式発行により適宜調達を行っております。 また、2032年3月期までの新中期経営計画における財務基本方針として、適正な水準の自己資本比率を維持するとともに、ROE(自己資本利益率)9.4%を2032年3月期の目標値として掲げ、中長期的にはROE12%以上、総還元性向50%以上を目指すものとしております。 なお、現金及び預金と有利子負債の推移は、以下のとおりであります。 2022年 3月期   2023年 3月期   2024年 3月期   2025年 3月期   2026年 3月期 現金及び預金 (百万円)   123,931   167,219   105,351   145,494   116,001 有利子負債 (百万円)   65,701   65,893   25,832   27,278   11,958 (注)有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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