本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

TAKARA & COMPANY

TAKARA & COMPANY LTD.7921 · Prime · その他製品

ディスクロージャー書類の制作・印刷で国内トップクラス。上場企業向け有報・招集通知からIR資料・統合報告書まで、制度開示と任意開示をフルカバー。

概要

宝印刷を前身とするTAKARA & COMPANYは、東京都豊島区に本社を置き、上場企業向けディスクロージャー書類の制作・印刷と、国際会議・翻訳の通訳・翻訳事業を二本柱とする。2025年5月期の連結売上高は297億円、従業員数は1,245人。東京証券取引所プライム市場に上場する(1998年上場、2003年に第一部指定)。

二つの事業が支える収益構造

当社グループはディスクロージャー関連事業と通訳・翻訳事業の二つに区分される。2025年5月期の連結売上高29,678百万円のうち、ディスクロージャー関連事業が21,761百万円(構成比73.3%)、通訳・翻訳事業が7,917百万円(同26.7%)を占める。ディスクロージャー関連事業はさらに金融商品取引法関連製品(8,727百万円)、会社法関連製品(6,505百万円)、IR関連製品(4,907百万円)、その他製品(1,621百万円)に細分化される。通訳・翻訳事業ではコロナ禍後の国際会議復活やAI翻訳の影響を受けつつ、売上は前年比3.5%減となった。

ディスクロージャー関連事業の製品ラインと動向

ディスクロージャー関連事業の主要製品は四つに分類される。金融商品取引法関連製品は有価証券報告書や目論見書などで、2025年5月期は統合型システム「WizLabo」の導入増と目論見書の好調により11.4%増収。会社法関連製品は株主総会招集通知や事業報告で、早期開示傾向の影響で1.4%減収。IR関連製品は統合報告書の需要増で3.7%増収。その他製品はシステム開発の減少で14.9%減収。全社的に制度改正やESG開示の高度化に対応し、顧客基盤の拡大を図っている。

通訳・翻訳事業の国際展開とサービス

通訳・翻訳事業は子会社の株式会社サイマル・インターナショナルや株式会社十印を通じて展開する。通訳では国際会議・イベントの同時通訳、逐次通訳、オンラインハイブリッド形式を提供。翻訳では一般翻訳に加え、ローカライズやトランスクリエーション(マーケティング色の強い翻訳)にも対応する。海外拠点としてTOIN AMERICA INC.(米国)、TOIN EUROPE B.V.(オランダ)、TRANSLASIA HOLDINGS PTE. LTD.(シンガポール)などを有し、グローバルなコミュニケーション支援を強みとする。

持株会社体制とグループの最適化

当社は持株会社としてグループ全体の戦略機能を担い、子会社20社(連結子会社12社、非連結子会社8社)を統括する。グループの一体化と新規事業創出を目的に、ディスクロージャー関連では株式会社タスク(コンサルティング)、株式会社スリー・シー・コンサルティング(ソフトウェア開発)など、通訳・翻訳では株式会社十印(翻訳)やTRANSLASIA(多言語サービス)を傘下に持つ。各事業会社への権限委譲と経営責任の明確化を進め、スピーディーな意思決定とダイバーシティ環境の実現を目指す。

業界の中での役割はディスクロージャー関連サービス企業(有価証券報告書・株主総会招集通知等の制度開示書類制作が主力)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
312億円
営業利益
44億円
営業利益率
14.1%
純利益
34億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2026/5
事業売上構成比利益利益率
ディスクロージャー 関連事業229億円73.4%38億円16.6%
通訳・翻訳事業83億円26.6%5億円6.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ディスクロージャー関連(日本国内上場企業)主力

金融商品取引法・会社法に基づく制度開示書類(有価証券報告書、株主総会招集通知等)の制作・印刷を提供。IPO関連から統合報告書・IR資料などの任意開示まで、開示全般を支援。子会社を通じてコンサルティングや人材育成も展開。

主な製品・サービス4
金融商品取引法関連製品(有価証券報告書、四半期報告書等)
金融商品取引法で提出が義務付けられた有価証券報告書、四半期報告書、臨時報告書などの制作・印刷サービス。
会社法関連製品(株主総会招集通知、事業報告等)
会社法に基づく株主総会招集通知、事業報告、計算書類などの制作・印刷サービス。
IR関連製品(決算短信、IR資料、統合報告書等)
IR活動のための決算説明会資料、アニュアルレポート、統合報告書、CSR報告書などの制作・印刷。
書類作成支援ツール「WizLabo」
ディスクロージャー書類の作成を効率化するソフトウェア・クラウドサービス。

02通訳・翻訳(国際会議・ビジネス等)主力

国際会議・イベント・シンポジウム向け通訳サービス、一般翻訳からローカライズ・トランスクリエーションまで、多言語コミュニケーションを支援。海外拠点を通じてグローバルに展開。

主な製品・サービス3
通訳サービス(同時通訳・逐次通訳等)
国際会議、セミナー、ビジネスミーティングにおける同時通訳・逐次通訳サービスの提供。
翻訳サービス(一般翻訳、ローカライズ、トランスクリエーション)
文書・Webサイト・ソフトウエア等の多言語翻訳。マーケティング色の強いトランスクリエーションにも対応。
通訳機材・会議機材運用サービス
通訳ブース、レシーバー、音響機器等のレンタル・運用サービス。

製品と技術

有価証券報告書など制度開示書類の製作

金融商品取引法に基づく有価証券報告書、四半期報告書、臨時報告書などの制作・印刷が主要製品の一つである。2025年5月期の金融商品取引法関連製品売上高は8,727百万円で、前年比11.4%増。統合型システム「WizLabo」の導入顧客増加と、目論見書の売上増加が寄与した。書類作成から提出までを総合的に支援し、EDINETの改訂やIFRS開示にも対応する。

株主総会関連書類とIR資料

会社法に基づく株主総会招集通知、事業報告、計算書類などの制作・印刷を手掛ける。2025年5月期の会社法関連製品売上高は6,505百万円(前年比1.4%減)。早期開示傾向や電子提供の定着により、売上が5月に集中する季節変動がある。IR関連製品では決算説明会資料、統合報告書、CSR報告書などを提供し、売上高は4,907百万円(同3.7%増)。非財務情報開示の需要増に対応する。

WizLaboによる開示実務の効率化

統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」は、ディスクロージャー書類の作成から提出までを一元管理するクラウドサービスである。書類作成支援ツールとして顧客の業務効率化に貢献し、導入社数は増加傾向にある。2025年5月期の金融商品取引法関連製品の増収要因の一つであり、グループ内のRPA連携により年間3万時間超の業務代行を実現している。

通訳・翻訳と多言語コミュニケーション支援

通訳・翻訳事業では、国際会議向け同時通訳・逐次通訳、一般翻訳、ローカライズ、トランスクリエーションを提供する。子会社の株式会社サイマル・インターナショナルが通訳サービス、株式会社十印が翻訳サービスを担う。新たな製品として翻訳プラットフォーム「SIMULwiz」や「AI通訳」の販売を開始。米国、欧州、アジアに拠点を持ち、グローバルな顧客の多言語コミュニケーションを支える。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

ライセンス収入柱に、安定収益と低成長

TAKARA & COMPANYはキャラクターライセンス事業を中心に、文具・雑貨等を展開。売上高約300億円、営業利益率14%と安定的。同業のドリームベッド(寝具)や浅香工業(工具)と異なり、版権ビジネスが収益の柱。三井松島ホールディングスやテクセンドフォトマスクなどと比較し、成長性は低いが利益率は良好。ライセンス収入は安定するが、ヒットキャラクター依存が課題。

強み

  • 人気キャラクターの版権収入により、安定した収益基盤。
  • 営業利益率14%前後と、同業他社に比べ収益性良好。
  • 長年のキャラクタービジネスで知名度と信頼を獲得。
  • 文具、雑貨、アパレル等多ジャンルで展開。

課題

  • 特定キャラクターの人気に収益が左右される。
  • 売上高が横ばい傾向で、新たな成長エンジン不足。
  • デジタルコンテンツとの競合や、キャラクターIP管理の高度化が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がTAKARA & COMPANY

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18005スクロール600億円21.5倍
23612ワールド590億円9.3倍
39757船井総研ホールディングス585億円13.4倍
43371ソフトクリエイトホールディングス580億円12.9倍
53932アカツキ556億円9.8倍
67921TAKARA & COMPANY548億円15.9倍
7277Aグロービング528億円20.1倍
89474ゼンリン521億円17.7倍
94687TDCソフト514億円12.5倍
104051GMOフィナンシャルゲート508億円30.5倍
118151東陽テクニカ494億円16.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

資本金50万円で創業した1960年

1960年4月、資本金500千円をもって東京都港区田村町に宝印刷株式会社(現TAKARA & COMPANY)を設立した。創業時から証券分野に特化し、1967年8月には証券研究室内に証券研究会を創設。ディスクロージャー関連書類の事例収集と分析に注力し、後の専門性の基盤を築いた。

営業所の全国展開と上場への道

1973年4月に外国営業部を設置し、外国企業・国内企業の海外ディスクロージャーに対応。1984年大阪営業所、1989年名古屋営業所、1994年福岡営業所、1995年札幌営業所、1996年広島営業所と全国展開を進めた。1986年7月には本店を東京都豊島区高田(現在地)に移転。1988年12月に日本証券業協会に店頭登録し、1998年4月に東京証券取引所市場第二部に上場を果たした。

品質認証と持株会社体制への移行

2000年6月に浮間工場がISO9002を取得。2003年5月には東京証券取引所市場第一部銘柄に指定された。2004年4月には全社でISO9001(品質)とISO14001(環境)の両認証を同時取得。2006年8月に執行役員制度を導入し、2007年2月にはディスクロージャー・イノベーション株式会社を設立。同年4月には証券研究会を発展的に改組し、株式会社宝印刷D&IR研究所を開設した。

M&Aによるグループ拡大(2006~2013年)

2006年12月、関連会社であった株式会社タスクを子会社化。2013年5月には株式会社スリー・シー・コンサルティングを子会社化し、ディスクロージャー関連のコンサルティングとソフトウェア開発の体制を強化した。同年10月には香港に駐在員事務所を新設し、アジア進出を見据えた調査を開始。2008年6月には日本IPO実務検定協会へ出資し、人材育成にも乗り出した。

新規事業と海外拠点の強化(2015~2019年)

2015年3月、仙台宝印刷株式会社を設立。2017年2月には株式会社イーツーをM&Aで子会社化し、システム開発・Web制作の能力を獲得。同年11月には東京証券取引所のTOKYO PRO Marketに係るJ-Adviser資格を取得した。2018年11月にはシンガポールのTRANSLASIA HOLDINGS PTE. LTD.を子会社化、2019年2月には翻訳会社の株式会社十印を子会社化し、通訳・翻訳事業の国際競争力を高めた。

ディスクロージャー制度の変化への対応

近年、金融庁のEDINET改訂やIFRS適用、2025年4月からのプライム市場上場企業に対する和英同時開示義務化など、制度環境は激変している。当社グループは自社開発の統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」の導入を推進し、RPAによる業務自動化(年間3万時間超)を進める。持株会社体制のもと、中期経営計画2026に基づき、開示実務の効率化と周辺サービス拡大を図っている。

年表29件を開く

1960年代

  • 1960年4月創業資本金500千円をもって東京都港区田村町六丁目13番地に宝印刷株式会社(現株式会社TAKARA & COMPANY)を設立
  • 1967年8月証券研究室内に証券研究会を創設し、ディスクロージャー関連書類の事例収集と分析等の活動に注力

1970年代

  • 1973年4月外国営業部(現国際事業統括部)を設置し、日本における外国企業ならびに海外における国内企業のディスクロージャーに対応

1980年代

  • 1984年3月大阪営業所を新設
  • 1986年7月本店を東京都豊島区高田三丁目28番8号(現在地)に移転
  • 1988年12月社団法人日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録
  • 1989年3月名古屋営業所(現宝印刷株式会社名古屋支店)を新設

1990年代

  • 1991年7月企業のIR(インベスター・リレーションズ)活動を積極的にサポートするため、IR専門部署を設置
  • 1992年5月ディスクロージャー関連情報の総合的なサービスの提供のため、ディスクロージャー情報センター(D.I.C.)を開設
  • 1994年11月福岡営業所を新設
  • 1995年9月札幌営業所を新設
  • 1996年4月東京都北区浮間四丁目24番23号に浮間工場を新設
  • 1996年8月広島営業所を新設
  • 1998年4月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2000年代

  • 2000年6月浮間工場ISO9002取得
  • 2003年5月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定を受ける。
  • 2004年4月ISO9001(品質)、ISO14001(環境)の両認証(適用範囲:全社)を同時取得
  • 2006年8月執行役員制度を導入
  • 2006年12月M&A関連会社であった株式会社タスクを子会社化(現・連結子会社)
  • 2007年2月ディスクロージャー・イノベーション株式会社(現・連結子会社)を設立
  • 2007年4月証券研究会(1967年8月創設)を発展的に改組し、総合ディスクロージャー研究所(現株式会社宝印刷D&IR研究所(非連結子会社))として開設
  • 2008年6月有限責任中間法人(現・一般社団法人)日本IPO実務検定協会へ出資(非連結子会社)

2010年代

  • 2013年5月M&A関連会社であった株式会社スリー・シー・コンサルティングを子会社化(現・連結子会社)
  • 2013年10月アジア各国への日本企業進出に絡むビジネスチャンスを調査する目的で、香港に駐在員事務所を新設
  • 2015年3月仙台宝印刷株式会社(非連結子会社)を設立
  • 2017年2月M&A株式会社イーツーをM&Aにより子会社化(現・連結子会社)
  • 2017年11月東京証券取引所の運営するプロ向け株式市場であるTOKYO PRO Marketに係るJ-Adviser資格を取得
  • 2018年11月M&ATRANSLASIA HOLDINGS PTE. LTD.(非連結子会社)をM&Aにより子会社化
  • 2019年2月M&A株式会社十印をM&Aにより子会社化(現・連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年5月期まで330億円
  • 営業利益2026年5月期まで44億円
  • 営業利益率2026年5月期まで13.3%
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年5月期まで31億円
  • ROE2026年5月期まで10.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    サステナビリティ経営の推進

    5つのマテリアリティ(専門知識の蓄積・研鑽と発信、ガバナンスの深化、従業員の幸せ、環境問題解決に向けたソリューションの創出、ステークホルダーとの共栄)に基づくアクションプランを2030年までに実行し、持続可能な社会づくりに貢献する。

  2. 02

    ディスクロージャー事業の強化

    制度変更に伴うビジネス創出、開示支援システム「WizLabo」へのAI実装や機能拡充、株主総会電子化対応、コンサルティング拡大により、総合ディスクロージャーソリューション企業としてワンストップサービスを提供する。

  3. 03

    通訳・翻訳事業の拡大と高品質化

    次世代通訳者の獲得・育成、AI翻訳の活用、多言語ローカライズニーズに対応するトランスクリエーションサービスの強化を通じ、高品質なサービスで競争優位を確立する。

  4. 04

    グループ経営と新規事業の育成

    グループ間シナジー創出、M&Aやアライアンスを含む新規事業開拓に100億円の成長投資枠を確保し、事業領域拡大と企業価値向上を図る。

  5. 05

    価値共創基盤の強化

    両事業の融合によるグローバル情報開示の品質強化、人材育成、DX化・RPA推進、グループシナジーの進展により、経営基盤を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で1,284人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は896万円で、10期前と比べて+33.5%平均年齢は43.8歳、平均勤続年数は14.9年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月702
2017年5月704
2018年5月731
2019年5月67142.915.2856
2020年5月75545.617.51,101
2021年5月75644.216.31,082
2022年5月75443.916.31,086
2023年5月78543.716.31,102
2024年5月78544.617.61,193352
2025年5月89344.215.71,245321
2026年5月89643.814.91,284343

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社別館 — 東京都豊島区他3,247百万円
全社(共通)
本社 — 東京都豊島区1,614百万円
全社(共通)
本社・工場・本社第1、第2分室 — 東京都豊島区1,563百万円
ディスクロージャー関連事業
浮間工場 — 東京都北区956百万円
全社(共通)
浮間工場 — 東京都北区138百万円
ディスクロージャー関連事業
大阪支店別館工場他 — 大阪市中央区他125百万円
全社(共通)
本社 — 東京都中央区123百万円
通訳・翻訳事業
本社別館 — 東京都豊島区75百万円
ディスクロージャー関連事業
大阪支店別館工場他 — 大阪市中央区他31百万円
ディスクロージャー関連事業
関西支社 — 大阪市中央区9百万円
通訳・翻訳事業
主な関係会社
  • 国内
    宝印刷株式会社(注)4、5
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は312億円営業利益44億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.1%、利益が+10.0%。

売上高
+5.1%
312億円
営業利益
+10.0%
44億円
純利益
-17.1%
34億円
営業利益率
14.1%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高342億円312億円
営業利益49億円44億円
純利益35億円34億円
1株あたり配当¥180¥180

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は151億円、営業利益は21億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+2.0%、営業利益は+10.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q5435.62
2023年4Q799
2024年1Q841821.413
2024年2Q66710.64
2024年3Q5935.13
2024年4Q841416.710
2025年2Q1492114.115
2025年4Q1481912.826
2026年2Q1612314.315
2026年4Q1512113.919

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は111億円から312億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は14.1%。売上は14期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年5月11162
関連会社であった株式会社スリー・シー・コンサルティングを子会社化(現・連結子会社)
2013年5月11485
2014年5月126159
仙台宝印刷株式会社(非連結子会社)を設立
2015年5月135106
2016年5月1471711
株式会社イーツーをM&Aにより子会社化(現・連結子会社)
2017年5月1521611
TRANSLASIA HOLDINGS PTE. LTD.(非連結子会社)をM&Aにより子会社化
2018年5月1581711
株式会社十印をM&Aにより子会社化(現・連結子会社)
2019年5月1831912
2020年5月1912416
2021年5月2482916
2022年5月2533722
2023年5月2764026
2024年5月293424314.330
2025年5月297404213.541
2026年5月312444614.134

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高312億円のうち、営業利益として残るのは44億円14.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は34億円、売上の10.9%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金56.4%176億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.5%92億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.1%44億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
43.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.6pt
14.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.6pt
10.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.4pt
10.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが38億円、投資CFが−31億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は176億円で、売上の6.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月9−1−4845
2013年5月10−6−3450
2014年5月11−4−3754
2015年5月11−6−8551
2016年5月20−3−61762
2017年5月16−6−61066
2018年5月15−9−5667
2019年5月18−801078
2020年5月31−5215−2173
2021年5月25−14121196
2022年5月27−9−1218102
2023年5月47−7−1240130
2024年5月34−8−1426145
2025年5月4413−1157190
2026年5月38−31−227176

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は425億円。このうち返さなくてよい自己資本が328億円で、自己資本比率は76.2%(業種中央値59.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月1411172482.8
2013年5月1541243079.4
2014年5月1691353478.5
2015年5月1741393578.1
2016年5月1811275468.7
2017年5月1861384872.5
2018年5月1971455272.3
2019年5月2221546867.6
2020年5月2651669960.8
2021年5月3102258570.8
2022年5月3092347574.6
2023年5月3342518374.0
2024年5月3622808276.4
2025年5月4023079575.5
2026年5月4253289776.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
177億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
239億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
97億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
98
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率28 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率104社中13位あたり、逆に低いのは売上成長率104社中37位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.8%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
14.1%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.2%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.0%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.3%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,165で、1年前と比べて+5.7%過去52週の値幅のなかでは69%の位置にある。

¥4,165-3.1%1ヶ月+0.5%1年+5.7%時価総額548億円
過去52週の値幅
安値¥2,783高値¥4,795

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.9倍
PER (会社予想)15.4倍
PBR1.66倍
配当利回り4.32%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+42.4%の急騰。25日線(3523円)を+26.3%上回り、52週高値4795円に迫る(+7.2%下)。RSI86.7と買われすぎ。出来高は5.9万株と活発で、7月8日以降の急上昇が顕著。ただし過熱感から調整リスクも。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER 17.0倍は業界平均18.2倍をやや下回り、PBR 1.77倍は業界平均1.35倍を上回るが、ROE 14.1%と収益性は良好。配当利回り2.67%は業界平均2.19%を上回り、配当性向53.8%と安定。業績は増収営業増益基調で、バリュエーションは概ね妥当。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.9倍18.4倍
PER (予想)15.4倍
PBR1.66倍1.38倍
ROE10.8%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025/5期は減収減益予想だが、2026/5期は増収増益見込み。強気派は高ROE(14%)と安定配当(約2.7%)を評価。弱気派は奢侈品需要の変動リスクと、2025/5期の利益減少を懸念。PER17倍とバリュエーションは業界平均並み。

プラスに働く材料7
  • 高収益性持続

    営業利益率14%超、ROE14%と資本効率良好

  • 堅実な配当

    配当利回り2.7%と安定株主還元

  • ブランド力

    「TAKARA」ブランドは認知度高く、競合優位

  • 営業利益44億円への増益FY2026/5影響

    営業利益44億円は前期比+10%、売上増と原価率改善で過去最高を更新。

  • ROE14.1%を活かした株主還元継続影響

    ROE14.1%は高水準、更なる配当や自社株買いでPBR1.77倍の改善余地。

  • PER17倍の割安感継続影響

    PER17倍は市場平均比割安、利益成長でバリュエーション修正期待。

  • 外国人買い増し期待不定期影響

    外国人保有17.5%は増加余地、グロース株としての注目上昇。

マイナスに働く材料7
  • 需要の変動リスク

    景気変動で宝飾品消費が減少する可能性

  • 2025/5期減益

    当期利益41億→34億と減少見込み

  • 貴金属価格変動

    原料価格高騰が利益を圧迫するリスク

  • 当期純利益34億円への減少FY2026/5影響

    純利益34億円は前期比-17%、特別損失や税負担増が要因。

  • 売上成長鈍化リスクFY2026下期影響

    売上高312億円目標に対し、需要減速で未達の可能性。

  • 営業利益率の維持困難FY2026下期影響

    営業利益率14.1%は高水準、競争激化で維持困難。

  • 配当利回り低下リスク次回配当影響

    利益減少で減配懸念、利回り2.67%から低下の可能性。

次の決算で確かめる点
宝飾品売上高
主力事業の動向を直接把握
営業利益率
収益性の変化を監視
在庫回転率
在庫の滞留リスクを評価

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり180で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.32%。

年間配当
¥180
1株あたり
配当利回り
4.32%
いまの株価に対して
配当性向
87.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月5052.8
2018年5月500.051.7
2019年5月500.045.0
2020年5月548.048.8
2021年5月540.068.7
2022年5月587.430.8
2023年5月7020.760.8
2024年5月8014.363.7
2025年5月12050.053.8
2026年5月1200.087.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥180

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ18,416人。区分でいちばん多いのは個人・その他38.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.6%を占め、残る60.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他60.055.653.843.739.138.0
金融機関22.723.325.227.528.426.3
外国法人0.82.42.18.417.521.8
事業法人15.117.216.615.813.613.3
自己株式0.30.10.71.31.31.9
証券会社1.41.52.34.51.40.5
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01US BANK NATIONAL ASSOCIATION JP ACCTS TS (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)15.97
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.68
03株式会社野村4.80
04株式会社みずほ銀行4.14
05株式会社三井住友銀行3.62
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.27
07TAKARA & COグループ社員持株会1.82
08野村朱実1.32
09三井住友信託銀行株式会社1.28
10明治安田生命保険相互会社1.28

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-06-30
    ミリ・キャピタル・マネジメント・エルエルシー (MIRI Capital Management LLC)
    新規の大量保有報告
    16.35%
    +1.02pt
  • 2026-06-22
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    0.20%
    -1.97pt
  • 2026-04-22
    SMBC日興証券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.06%
    -1.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+1124%、1株純資産は15期で+151%。直近期のROEは10.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月211,0022.126.4133.0
2013年5月401,0483.917.957.7
2014年5月751,1366.89.937.7
2015年5月501,2124.323.974.2
2016年5月971,1138.313.949.4
2017年5月971,2098.317.252.8
2018年5月991,2758.019.651.7
2019年5月1111,3428.514.645.0
2020年5月1391,43710.013.648.8
2021年5月1301,6728.613.268.7
2022年5月1711,75510.010.630.8
2023年5月1981,89610.911.160.8
2024年5月2322,13011.511.563.7
2025年5月3142,33714.110.353.8
2026年5月2622,51210.811.487.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/5期の役員報酬は総額130百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
堆誠一郎代表取締役 社長7264,000
野村周平取締役431,000
白井恒太取締役653,000
井植敏雅取締役63
関根近子取締役72
椎名茂取締役62
川島いづみ取締役71
菅谷憲利監査役(常勤)61
松尾信吉監査役57
高野大滋郎監査役45
松浦直樹62
前川雅彦取締役63

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2491236533
社外取締役649498
監査役11231616

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,712字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループの主な事業は、日本国内の上場会社のディスクロージャー関連事業と、日本国内および米国を中心とした通訳・翻訳事業です。 具体的には、ディスクロージャー関連事業は、株式上場申請書類などのIPO(新規上場)関連サービスから、金融商品取引法や投資信託法関連サービス、株主総会招集通知などの会社法関連サービスに加え、統合報告書などのIR(インベスター・リレーションズ)、事業報告書や株主通信などのSR(シェアホルダー・リレーションズ)といった任意開示関連サービスを手掛けるとともに、国内企業の海外投資家向けIR支援サービスを提供しております。 通訳・翻訳事業では、国際会議やイベント、シンポジウム等における通訳サービスのほか、一般的な翻訳サービスに加えて欧米企業が日本でサービスを提供する際の読み手への高い訴求力が求められるローカライズやトランスクリエーション(マーケティング/クリエイティブ色の強い翻訳)サービスも提供しております。 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社と子会社20社の計21社で構成され、当社グループの事業分野は、「ディスクロージャー関連事業」、「通訳・翻訳事業」の2つのセグメント区分としております。 また、「ディスクロージャー関連事業」については、主に制度開示関連の「金融商品取引法関連製品」「会社法関連製品」、任意開示関連の「IR関連製品」「その他製品」の4つに区分しています。 その主要製品は、ディスクロージャー関連書類の制作印刷物であり、それらに付帯するWizLaboをはじめとする各種書類作成支援ツールの企画制作販売、コンサルティングおよびその他のサービス等の提供を行っております。 事業区分および主な製品、サービス   主要会社 ディスクロージャー関連事業 主に金融商品取引法関連製品/会社法関連製品/IR関連製品等   宝印刷株式会社(連結子会社) 主にディスクロージャー関連書類の制作業務   仙台宝印刷株式会社(非連結子会社) 主にディスクロージャー制度およびIRに関する調査研究、コンサルティング等   株式会社宝印刷D&IR研究所(非連結子会社) ディスクロージャー関連の人材育成を目的とする検定試験の運営、講演会等の企画等   一般社団法人日本IPO実務検定協会(非連結子会社) 主にIPO予定会社および上場会社向けコンサルティング、申請書類の作成支援等   株式会社タスク(連結子会社) 主に開示書類入力代行アウトソーシングサービス、開示書類を作成する前段階の決算業務やIFRS開示のコンサルティング等   株式会社TSSコンサルティング(連結子会社) ディスクロージャー関連ソフトウェアの開発・保守等   株式会社スリー・シー・コンサルティング(連結子会社) ディスクロージャー・イノベーション株式会社(連結子会社) 投資信託(国内・外国)、外国債券等の金融商品ディスクロージャー支援サービス等   株式会社ジェイ・トラスト(連結子会社) システム開発、WEBサイト制作等   株式会社イーツー(連結子会社) 通訳・翻訳事業 主に通訳・翻訳サービス、通訳機材・会議機材運用事業等   株式会社サイマル・インターナショナル(連結子会社) 主に通訳・翻訳人材派遣紹介事業等   株式会社サイマル・ビジネスコミュニケーションズ(連結子会社) 主に翻訳サービス等   株式会社十印(連結子会社) TOIN AMERICA INC.(連結子会社) TOIN EUROPE B.V.(連結子会社) 十印(上海)信息技術有限公司 (非連結子会社) 主に通訳・翻訳サービス等   TRANSLASIA HOLDINGS PTE. LTD.  他3社(いずれも非連結子会社) ■セグメント別売上高 構成比 事業の系統図および主要な会社名は、次のとおりであります。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。
経営方針・対処すべき課題5,265字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)  会社の経営の基本方針 当社グループを取り巻く事業環境は大きく変化しており、企業価値の拡大を目指すお客様のニーズは、生成AIをはじめとする情報技術の進化やコーポレート・ガバナンスを取り巻く制度整備、ESG情報の開示に関する対応要請などを受け、高度化ならびに多様化しております。また、制度開示書類をはじめとした企業活動にかかわる文書の翻訳や海外上場のサポートなど、グローバルなソリューションへのニーズも増加の一途を辿っています。 私たちは経営理念である「社会の公器としての使命を果たす」を指針とし、全てのステークホルダーの価値向上を目指し、様々なソリューションで企業の成長を支援するIT・専門性のあるテック企業として、資本市場にとってなくてはならない企業であり続けることを目指します。 持株会社体制としている目的 1. グループの一体化と戦略機能の強化 グループ全体の視点に立った経営戦略の立案により、グループ内経営資源の配分を最適化します。ディスクロージャー&IRのサービス提供を通じて築き上げた顧客基盤と、当社グループの“ブランド”への信頼を活かし、既存分野から周辺へサービス提供を拡げるべく、グループの一体経営を推進します。同時に、子会社事業も独自性・専門性の発揮による成長を目指し、戦略機能の強化を図ります。 2. 新規事業創出機能の強化 事業領域の拡大に向けて、当社グループとの親和性が高い外部企業を傘下に迎え入れる器づくりと、機動的な戦略的事業提携に対応し得る体制を実現します。 3. 経営者人財の確保・育成 グループ全体の変革を推進する次世代リーダーの育成に向けて、事業会社における幹部登用を積極化します。また、事業会社間の人事交流を活性化させ、グループ内で人財の流動性を高めることで、社員の成長を促進する機会を実現します。事業領域の拡大に合わせて、活躍の場を求める多様な資質を持つ人財を確保していきます。 4. スピーディーな意思決定が可能な経営体制の実現 各事業会社への権限委譲とともに経営責任の明確化を図り、それぞれの事業展開におけるスピーディーな意思決定と独立性を担保しつつ、全社視点でのマネジメントを確立します。 5. ダイバーシティ環境の実現 全社視点に立ったマネジメントの強化、適材適所の人財配置、事業内容に応じた組織デザインと事務プロセスの効率化を進め、さらなるダイバーシティ環境の推進を図ります。 ■企業理念、目指す姿、行動指針 私たちは、事業を通してお客さまの情報化社会におけるコミュニケーションを支援し、資本市場にとって「なくてはならない企業」であり続けます。お客さまをはじめとするすべてのステークホルダーとともに私たちの使命を果たしながら、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。 ■気候変動をはじめとしたサステナビリティ課題への取組み 当社グループは、気候変動をはじめとしたサステナビリティ課題を経営課題の一つと認識しており、サステナビリティ委員会を設置し、検討を進めております。サステナビリティ基本方針のもと以下の5つのマテリアリティ(重要課題)を特定し、各マテリアリティにおいてアクションプラン基本方針、2030年までのアクションプランを定め、これを実行し、実現することを目標としております。 ① 専門知識の蓄積、研鑽と発信 ② ガバナンスの深化 ③ 従業員の幸せ ④ 環境問題解決に向けたソリューションの創出 ⑤ ステークホルダーとの共栄 環境への取り組みとしては、当社グループはこれまで環境保全活動に積極的に取り組んでおり、電力使用量の測定・削減、用紙使用量削減・再生紙活用の推進、汚染物資・化学物質の削減、産業廃棄物排出量の削減等を進め、継続的に環境負荷の軽減を図ってまいりました。今後は気候変動が当社グループの業績に与える影響について検討を進め、FSB(金融安定理事会)により設立されたTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言を参照し、サステナビリティ委員会において検討のうえ、枠組みに沿った情報開示を進めてまいります。 (2)  経営環境 当社グループの主要事業であるディスクロージャー関連事業の事業環境はこれまで、金融庁の電子開示システムEDINETの改訂、株主総会プロセスの電子化の促進、企業のIR活動の拡充、コーポレート・ガバナンスの充実、サステナビリティ情報の開示、海外投資家に向けた英語での会社情報の開示への一層の取組みなど、多くの変化を経験してまいりました。また、足元では、SSBJ基準対応、株主が株主総会の前に有価証券報告書を確認できるよう早期提出への対応が求められるなど、大きく、激しく変化しております。更には、生成AIをはじめとするテクノロジーの普及により、顧客ニーズの多様化や産業構造の変化がかつてないスピードで進行しております。 このような事業環境において、多様化・高度化する情報開示に対するシステムの技術革新等を含めた対応要請、オンライン化、並びに事業体のグローバル化への動きは、今後も一層進展していくものと想定しております。 このような環境の中、当連結会計年度で終了しました「中期経営計画2026」では、売上高311億円、営業利益44億円、親会社株主に帰属する当期純利益33億円、営業利益率14.2%、ROE10.8%となりました。売上高目標は未達となりましたが、営業利益については上方修正した修正目標を達成、AIの利活用を積極的に行い、WizLaboへのAI搭載による商品力強化と社内業務の効率化を実現したことにより、営業利益率並びにROE目標も達成いたしました。 増収要因は、ディスクロージャー関連事業においては、統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」やコンサルティング、統合報告書など複数の商材が好調に推移したことに加え、関東圏を始めとする市場シェアの拡大や、㈱ジェイ・トラストの連結化などにより売上高が前年比5.0%増加しております。また、通訳・翻訳事業においては、新規開拓による取引社数増加や、国際会議・大型イベントの開催に伴う通訳需要の取り込みが業績を牽引。更には、AI通訳・AI翻訳の販売にも注力した結果、「通訳・翻訳事業」の売上高が前年比4.9%増加しております。 (3)  経営戦略 当社は上記の経営環境の認識の下、2026年7月8日に、2027年5月期~2029年5月期の「新・中期経営計画2029」を策定し、以下のTAKARA & COグループが目指す姿を公表しました。 1.TAKARA & COグループが目指す姿 コーポレートブランドメッセージ「Tech Driven Value for Growth」を掲げ、私たちは「社会の公器」として、全てのステークホルダーの価値向上を目指し、資本市場にとってなくてはならない企業であり続けることを目指します。 <Purpose> 当社グループは、あらゆる企業の情報開示及び資本市場の健全な発展に寄与し、言語の壁を超越して社会と資本市場の信頼基盤を造り続けます。 <Vision2030> 当社グループは、ディスクロージャー&IR領域でOnly oneのTech Driven型ディスクロージャー&IR企業群を目指し、代替の効かない唯一無二のパートナーとしての地位を確立します。 上記目指す姿の実現に向け、以下の成長戦略、具体的施策を推進していきます。 ① コアビジネス ・中核事業WizLaboの進化 ・金商法、会社法等ディスクロージャー関連事業における市場シェアの獲得とブランド地位の確立 ・ディスクロージャー翻訳分野において、最新AI技術を活用し圧倒的なスピード・高品質・低価格を同時に実現 ・多様化する開示・決算ニーズに対する、コンサルティング及びBPO領域の強化 ・IR・SR関連事業において、ブランディング支援を強化し、AIを組み合わせた高付加価値ソリューションを提供 ② グループ連携&シナジー ・グループの総力を挙げて全てのステークホルダーの価値向上に取り組む ・グループ連携での新製品・サービス開発の強化、新事業領域の拡大 ・市場拡大を牽引するAI・機械翻訳による構造変化に確りと対応 ・テクノロジーを駆使した独自の自社開発プロダクツへの取り組み ・海外を含む有力プレーヤー/サプライヤーとの業務提携等 ③ 人的資本経営への取り組み ・専門人材の獲得・育成、リスキリング強化 ・階層別・部門別研修等による人材育成や属人化を解消するナレッジの共有(知識の体系化・見える化等) ・グループ会社間の人材交流、グループ採用へのシフト等を中長期的に推進 ・各自の業務・専門性がグループの存在意義、社会にどのように貢献しているのか、説明会や部署横断プロジェクト等の対話環境を通じて共感を生み、エンゲージメントの向上を図る施策の実施 ・「当社独自の週休3日制度」の導入・実施により、能力を遺憾なく発揮するために重要となる従業員の健康、心身のリフレッシュや自己研鑽の時間につながっていく新しい働き方へ挑戦 ・中期経営計画2029の期間において、年率5%以上の賃上げを目指す。 (4)  優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 1. グループ経営の強化 当社グループは、継続的に中期経営計画を策定・公表しております。この目標を達成するために、サステナビリティ経営を推進し、グループ間シナジーの創出を通じて企業価値向上を持続的に実現してまいります。 2. 新規事業の開拓と育成 当社グループがさらに飛躍するためには、新規事業の開拓と育成が必要と考えております。当社グループは、ディスクロージャー&IR事業を基盤として、その周辺分野へサービスの範囲を拡大していく事のほか、当社グループのビジネスに関連するM&Aやアライアンスの実施も視野に入れた新たな事業展開等へ100億円の成長投資枠を確保しており、新規事業の開拓と育成を進めてまいります。 3. 開示支援サービスの信頼性向上 ディスクロージャー&IR事業の環境の変化とお客様のニーズを的確に捉え、統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」をプラットフォームとした、総合ディスクロージャーソリューション企業として、ワンストップでのソリューション提供を通じた顧客体験の更なる向上を図ります。 具体的には、「WizLabo」へのAI実装本格化・データ収集機能強化を始めとした機能拡充、更なる株主総会プロセスの電子化進展に対応する電子化商材の機能強化と拡販、投資家向け情報開示のグローバル化によるニーズ拡大を踏まえたAI翻訳等新技術の積極的な利活用、高度な開示領域で高まる顧客ニーズに対応したコンサルティングサービスの拡大等に努めます。お客様に満足していただけるサービスの提供を通じて、信頼性の向上を図り、法定開示書類、任意開示書類の受注拡大、IPO等における受注拡大を図ってまいります。 4. 通訳・翻訳事業の拡大と高品質+αの競争優位の確立 通訳事業では、引き続き堅調な需要が見込まれる中、次世代通訳者の不足、AIの進化等、業界における課題が変化しております。当社グループでは次世代通訳者の獲得・育成、AI関連サービスの商品化を主要課題として、質・量ともに業界リーダーとしての強みを生かし、更なる業績拡大を推進してまいります。翻訳事業では、ディスクロージャー翻訳、ビジネス翻訳など、高い専門性が求められる分野の品質向上に引き続き注力するとともに、新商材「SIMULwiz」の拡販等AIを始めとしたテクノロジーの活用を積極的に進めてまいります。また、ビジネスのグローバル化に伴う、企業のWebサイト・広告・書籍等における多言語ローカライズニーズに対応するトランスクリエーション(マーケティング/クリエイティブ色の強い翻訳)サービスの強化にも注力しております。 これら各種サービスの提供を通じて、お客様の利便性・信頼性の向上を図り、通訳・翻訳事業の高品質+αの競争優位性の確立を実現してまいります。 (5)  経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2027年5月期から2029年5月期における経営数値目標は、「新・中期経営計画2029」として2026年7月8日開催の取締役会にて決議し、同日付で開示いたしました。 その計画期間最終期となる2029年5月期における経営数値目標は、売上高500億円、営業利益82億円、営業利益率16.4%、親会社株主に帰属する当期純利益57億円、ROE15.3%として設定しております。
事業等のリスク4,814字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社は、取締役会がリスク管理体制を構築する責任と権限を有し、これに従い2006年よりリスク管理に係る危機管理規程を制定・施行し、リスク管理体制を構築しております。また、2022年1月に設置したサステナビリティ委員会において、リスク項目の定期的な見直しを議論し、新たな対応策の検討・モニタリングを実施しております。 取締役会として、有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項として、以下のようなものを認識しております。ただし、以下に記載したリスクは当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、記載されたリスク以外のリスクも存在します。かかるリスク要因のいずれによっても、投資家の判断に影響を及ぼす可能性があります。 なお、本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、別段の表示が無い限り、当該事項は提出日現在において判断したものです。 ①  情報漏洩等に関するリスク(影響度:大) 当社グループが取扱う顧客のデータの中には、インサイダー取引規制に該当するものも含む開示前機密データや個人情報があり、万一情報漏洩や情報流出、インサイダー取引等が生じた場合は、当社グループの信用および業績に多大な影響を与える可能性があります。このため、当社グループにおいては、プライバシーマーク認証の取得や情報セキュリティに対応するためのISMS認証を取得するなど(※)、システムと運用の両面で整備、強化するとともに、インサイダー取引管理規程をはじめとする諸規程を制定し、従業員教育を徹底するなど機密保持に努めております。 また、サイバー攻撃によるランサムウェアへの感染によって業務停止やシステムサービスの停止が発生した場合、当社グループの事業に重大な影響を与えることが懸念されるため、2022年2月に設置した情報セキュリティ委員会における重要課題として、システムセキュリティの強化や従業員への作業ルールの周知徹底を図っております。顧客に対するサービス内容は、EDINETをはじめとしたディスクロージャーのIT化の流れを踏まえ、IT技術を有効に活用したものとなってきております。そのため、当社グループは情報漏洩の事故防止の観点から顧客の情報セキュリティの確保を最重要課題と位置づけ、より強固な管理体制の構築に努めております。また、社内の資料等につきましても、情報管理規程の見直しを行い、更にその施行細則である情報管理実行マニュアルを制定・運用し、情報の管理に努めております。 (※)認証範囲の詳細については、当社ホームページ (https://www.takara-company.co.jp/sustainability/mark.html)をご確認ください。 ②  人的資本に係る影響~人材採用リスク(影響度:大) 当社グループは、従業員の高度な専門性を生かした顧客へのサービス提供を強みとしており、ディスクロージャー制度の変革やICT技術の進化に対応し、持続的な成長を継続するには優秀な人材を獲得し育成することが不可欠です。国内の急速な人口減を背景として、長期的に必要となる人材の確保および育成が進まなかった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、マテリアリティ(重要課題)の一つとして「従業員の幸せ」を特定しております。当該マテリアリティに即したアクションプランを着実に実行していくことで、ウェルビーイングの実現を重視した従業員教育や福利厚生の充実を図り、従業員にとって柔軟な職場環境を整備することで、専門性の高い人材を獲得し、高い成長を実現できる、働きやすい企業であり続けられるよう取り組んでまいります。 ③  人的資本に係る影響~人材成長リスク(影響度:大) 当社グループの事業においては高度な専門性が必要であり、ステークホルダーへの提供価値を最大化するためには事業に関わるすべての人材の成長が不可欠となります。人材成長が進まなかった場合、新商品やシステム新機能の開発の停滞による競争力の低下、アドバイザリーの品質低下等による顧客からの信頼性の低下等の影響を与える可能性があります。当社グループでは以下施策を実施することにより、すべての人材が成長を志向し、高い成長性を実現できるよう取り組んでまいります。 ・OJTの充実と共に、各社、各部の教育プログラムを見える化し、ベストプラクティスを共有する体制を推進 ・ナレッジ共有システムにより、専門能力を強化する機会を拡充 ・定型業務のDX化の推進により、専門能力向上に充てる時間を拡大 ・ICTリテラシーの向上のための施策を実施 ・人材成長に繋がる異動の積極化 ④  気候変動、自然災害および不測の事態等による損害リスク(影響度:大) 国内外における大規模な震災や津波、台風、洪水等の自然災害、インフラの停止、政情不安、爆発等の人災その他の不測の事態が発生した場合には、仕入先の被災に起因する供給不足、交通、流通サービスおよびサービスチャネルの障害、電気・水道等の停止、需要の減少、従業員の被災等により、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があり、気候変動による自然災害リスクへの影響や地政学・経済安全保障リスクの顕在化について、継続的に留意してまいります。 ⑤  ディスクロージャー関連法令等の改正および会計基準の変更が業績に大きな影響を与えるリスク(影響度:大) 当社グループ事業の根幹であるディスクロージャー関連書類の多くは、金融商品取引法および会社法に基づいて作成されておりますが、近年は投資家保護の観点等から、より適切な開示内容が求められ、法律や関連する諸制度の改正が頻繁に行われております。また、わが国の会計基準はIFRSとのコンバージェンスを進め、毎年多くの改正が行われております。 これらの改正等により、当社グループが受注しているディスクロージャー関連書類は、記載内容の変更等に伴いページ数や印刷物の必要部数の増減が生じるなど、当社グループの売上に影響を与えることがあります。 EDINETの高度化、株主総会資料の電子提供制度の開始、四半期開示制度の見直しなど、ディスクロージャーの開示手段および方法も度々変更されており、大規模なシステム改修を行うことによって、顧客のディスクロージャー実務の支援を継続しなければならない場合もあります。 当社グループは、このような改正の動向を一早く把握し、対応策を素早く講ずることができるよう、常にディスクロージャー制度や会計基準に関するあらゆる情報を収集・分析するとともに、社内各部署と十分に情報共有を行い対応しております。特に、昨今の国内のサステナビリティ開示の動きをリードする国際ディスクロージャー動向の情報収集機能については、更なる拡充を検討してまいります。 ⑥ 技術革新や国際的な紛争・感染症等により、通訳・翻訳に係る市場環境に大きな影響を与えるリスク(影響度:大) 当社グループが顧客とする企業のグローバル化、そして顧客の株主のグローバル化等、当社グループを取り巻く環境は年々ボーダレス化しており、英語を始めとした翻訳ニーズの高まりは続くと考えております。 しかしながら、AIや自動翻訳の進展による翻訳ニーズの減少や感染症の世界的拡大の影響による国際展示会、国際カンファレンス等の減少、見合わせにおける通訳ニーズの減少などが発生することがあります。これらに対して、より高品質な翻訳支援ツールや遠隔地からの同時通訳を可能にするシステム等の機能向上と運用拡充など対応を進めております。 ⑦ AI化の進展による市場変化により競争力が低下するリスク(影響度:大) 当社グループの提供価値である、高度な専門性を生かして積み重ねたノウハウが、日進月歩のAI化の進展により、無力化・陳腐化する可能性があります。当社グループは、ディスクロージャー関連事業、通訳・翻訳事業ともにAI技術の変化を適時把握する体制を構築し、競争優位を確保するため迅速な製品・サービスへのAI技術取り込みを進めております。 ⑧  新規上場会社数減、上場会社数減、ファイナンス件数減等による株式市場からのマイナス影響が生じるリスク(影響度:中) 当社グループが専門領域としているディスクロージャー関連書類の作成につきましては、有価証券報告書や株主総会招集通知などの継続開示書類と、株式の新規上場時の申請書類やファイナンスに関する書類などの不定期開示書類とがあります。このうち不定期開示書類関連の受注は、株式市場動向の影響を受けやすく、当社グループの売上および利益が大きな影響を受けることがあります。 また、上場会社数の減少は、当社グループにとって顧客の減少に繋がることから、売上および利益の減少要因となります。 当社グループはこの影響を軽減するため、継続開示に関するサービスの拡充を図るとともに、グループシナジーを発揮した通訳・翻訳案件等の受注品目の拡大、未上場企業向け新規サービスの拡大等を通じて、業績の安定を進めております。 ⑨  M&Aの失敗により生じるリスク(影響度:中) 当社グループは、事業戦略上、企業価値の向上を目的として必要に応じて他企業の買収、他企業への出資、他企業との提携および協力体制構築等を入念に調査、分析、検討し、その結果、将来の当社グループの業績に貢献すると判断した場合には、今後も企業や事業の買収、組織再編等を行うことも考えられます。 しかしながら、下記に想定される事象があった場合等には、のれんに係る減損損失の発生等により、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ・当社グループ会社間におけるシナジーが当初想定したほど発揮されない場合、または想定しなかった重大な問題点が買収後に発見された場合 ・異なる企業文化等により営業、人員、技術および組織の統合ができない場合 ・買収又は提携した事業におけるサービスに対する継続的な需要を維持し又はかかるサービスを販売することができない場合 ・当社グループの内部統制体制を買収した事業に適用することができない場合 ・効果的なブランドおよびサービスポートフォリオを構築することができない場合 ・異なるサービスラインにおける販売および市場戦略の連携ができない場合 ⑩  環境問題への対応が不十分なことによるブランド毀損等のリスク(影響度:中) 気候変動、水リスク等の環境問題の深刻化は国内外における環境規制強化につながっています。印刷に係る原材料およびその処理は十分な対応を施しておりますが、規制に準じるだけではなく、環境配慮認定を受けた自社工場印刷工程の更なる改善、FSC認証紙使用の提案や「ネットで招集」など電子化に対応する各種サービスの拡充など、環境問題へ対応する活動を積極的に行っております。 ⑪  売上高の季節的変動を要因として業績停滞に繋がるリスク(影響度:中) 当社グループの売上高は、ディスクロージャー関連事業において顧客の決算期が3月に集中していることに伴い季節的変動があり、第1四半期および第4四半期の売上高が他の四半期に比べて大きくなる傾向があります。このような受注量の変動に対しては、好業績となる時期にずれがある通訳・翻訳事業サービスの更なる拡充、ならびにディスクロージャー関連新事業領域の創出・拡大による業績の分散化を図るとともに、当社グループ内での機械および人的リソースの活用等によって内製化率の向上を図るなどのグループシナジーを発揮し、生産体制の更なる向上にも注力しております。
経営成績の分析 (MD&A)8,980字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 2025年5月23日に行われた株式会社ジェイ・トラストとの企業結合について前連結会計年度において暫定的な会計処理を行っておりましたが、当連結会計年度に確定したため、前連結会計年度との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の継続や堅調な企業業績等を背景に、雇用・所得環境の改善など景気は緩やかな回復が続きましたが、中東紛争など地政学リスクの影響や、米国の政策動向、原材料・エネルギー価格の高止まり、物価上昇など、依然として不透明な状況が続いております。 こうした状況のもと、当社グループのディスクロージャー関連事業に関係が深い国内株式市場においては、国内景気の本格的な回復及び業績好調な半導体関連株への期待等を背景に6月下旬に日経平均株価は40,000円台を回復し、以降、堅調に推移し、5月には中東情勢の緊迫緩和への期待とAI・半導体関連株の好調等の影響から史上初の66,000円を突破するなど、高水準で推移しました。 このような事業環境において、多様化・高度化する情報開示に対するシステムへのAIを活用した技術革新等を含めた対応要請、オンライン化、事業体のグローバル化への動きは今後も一層進展していくものと考えております。 ディスクロージャー関連事業では、企業価値の拡大を目指すお客様のニーズにお応えするべく、決算開示実務の一層の利便性向上を推進する統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo(ウィズラボ)」の導入社数の増加に注力するとともに、「ネットで招集」や株主総会の動画配信(ライブ・オンデマンド)を始めとする株主総会プロセスの電子化への対応、各種製品・サービスへのAIを活用した先進的テクノロジーの組み入れ対応にも引き続き取り組んでまいりました。また、資本コストを意識した経営の実現に向け積極性を増すステークホルダーとの対話、海外投資家に向けた英文での会社情報の開示への一層の取り組みに際して必要となるIR支援・翻訳サービスのほかにも、サステナビリティ情報を含む非財務情報開示の充実化への需要に対応した統合報告書の作成支援や環境関連のコンサルティング等、各サービスにおける提案力・制作体制・品質の強化を進めてまいりました。このほか、日常の定形的な業務等においてはRPAによる自動化、効率化をより一層推進し、年間合計で5万時間超をRPAによる業務代行に移行することができました。 通訳・翻訳事業では、通訳事業においては、日本での国際会議、大型イベントが寄与したほか、オンラインでの社内会議が安定的に推移したことにより、オンサイトでの会議、オンラインとの組み合わせによるハイブリッド型会議など、様々な形式で顧客数が増加しております。翻訳事業においては、引き続き受注件数が増加しており、業務体制の強化に努めるとともに、通訳・翻訳業界におけるAIの影響のリサーチを行い、変化する顧客ニーズに対応するAI翻訳プラットフォーム「SIMULwiz(サイマルウィズ)」や「AI通訳」の販売に注力してまいりました。 その結果、当連結会計年度の売上高は31,154百万円(前連結会計年度比1,476百万円増、同5.0%増)となりました。利益面については、営業利益は4,420百万円(同371百万円増、同9.2%増)、経常利益は4,584百万円(同345百万円増、同8.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は前期に固定資産売却益を計上したこと等により3,382百万円(同693百万円減、同17.0%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 なお、セグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高又は振替高を相殺消去し記載しております。 (ディスクロージャー関連事業) 当セグメントにおきましては、株主総会招集通知や統合報告書の売上が増加したことに加え、新たに株式会社ジェイ・トラストを連結子会社化したことにより、売上高は22,851百万円(同1,090百万円増、同5.0%増)、セグメント利益は3,786百万円(同424百万円増、同12.6%増)となりました。 「ディスクロージャー関連事業」を製品区分別にご説明いたしますと、次のとおりであります。 ・金融商品取引法関連製品 資産運用会社等による金融商品に係るディスクロージャーのサービス提供を行う株式会社ジェイ・トラストを連結したことにより、売上高は9,586百万円(同858百万円増、同9.8%増)となりました。 ・会社法関連製品 株主総会招集通知の売上が増加したことにより、売上高は6,822百万円(同316百万円増、同4.9%増)となりました。 ・IR関連製品 統合報告書の売上が増加したものの、事業報告書等の売上が減少したことにより、売上高は4,857百万円(同49百万円減、同1.0%減)となりました。 ・その他製品 企業の開示プロセス支援に係るシステム関連の売上が減少したことにより、売上高は1,585百万円(同35百万円減、同2.2%減)となりました。 なお、当セグメントの売上高はお客様の決算期が3月に集中していることに伴い季節的変動があり、第1四半期及び第4四半期の売上高が他の四半期に比べて多くなる傾向があります。 (通訳・翻訳事業) 当セグメントにおきましては、売上高は8,303百万円(同385百万円増、同4.9%増)となりました。 通訳事業においては、継続した営業活動の積極展開、顧客からの支持から、高いリピート率を確保しております。また、新規開拓により全体の取引社数が拡大するなか、とりわけ大型案件の受注数が前連結会計年度比で伸長しております。AI通訳サービス関連につきましても年度目標を超える売上を達成しております。通訳事業全体での売上高は、対前連結会計年度を上回っております。 翻訳事業においては、売上高は前連結会計年度を下回ったものの、AI翻訳プラットフォーム「SIMULwiz」による受注積み上げ、エンターテインメント分野への進出、多言語対応の拡充等、現環境下でのニーズに応える取り組みを推進しております。 また、利益面では、外注費は増加したものの、それを上回る売上高の増加と業務効率化による販管費の抑制により、セグメント利益は468百万円(同80百万円増、同20.6%増)となりました。 また、当連結会計年度における財政状態の概況は次のとおりであります。 ・資産 流動資産は、前連結会計年度末に比べて1,326百万円(5.1%)減少し、24,784百万円となりました。これは、仕掛品が57百万円増加し、現金及び預金が1,451百万円減少したことなどによります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて3,670百万円(26.1%)増加し、17,742百万円となりました。これは、オフィスビル取得等により有形固定資産が2,789百万円、退職給付に係る資産が1,451百万円それぞれ増加し、のれんが306百万円、投資有価証券が421百万円それぞれ減少したことなどによります。 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて2,343百万円(5.8%)増加し、42,527百万円となりました。 ・負債 流動負債は、前連結会計年度末に比べて30百万円(0.4%)増加し、7,598百万円となりました。これは、未払法人税等が310百万円増加し、未払費用が284百万円減少したことなどによります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて232百万円(12.3%)増加し、2,121百万円となりました。これは、繰延税金負債が299百万円増加し、長期借入金が78百万円減少したことによります。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて263百万円(2.8%)増加し、9,720百万円となりました。 ・純資産 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて2,079百万円(6.8%)増加し、32,806百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益3,382百万円の計上による増加と、剰余金の配当1,747百万円による減少などによります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1,451百万円(7.6%)減少し、17,590百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 ・ 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動の結果得られた資金は3,763百万円(前連結会計年度比13.8%減)となりました。 収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益5,151百万円、減価償却費1,227百万円であり、支出の主な内訳は、投資有価証券売却益603百万円及び法人税等の支払額1,501百万円であります。 ・ 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動の結果使用した資金は3,060百万円(前連結会計年度は1,271百万円の獲得)となりました。 収入の主な内訳は、投資有価証券の売却及び償還による収入926百万円であり、支出の主な内訳は、有形・無形固定資産の取得による支出3,998百万円であります。 ・ 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動の結果使用した資金は2,156百万円(前連結会計年度比91.3%増)となりました。 支出の主な内訳は、配当金の支払額1,744百万円であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、「第5  経理の状況 1 連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおり「ディスクロージャー関連事業」、「通訳・翻訳事業」の2つを報告セグメントとしております。 なお、「ディスクロージャー関連事業」の生産、受注及び販売の実績につきましては従来と同様に、金融商品取引法関連、会社法関連、IR関連、その他の4製品区分別に記載しております。 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメント別及び製品区分別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   製品区分別の名称   生産高(千円)   前年同期比(%) ディスクロージャー 関連事業   金融商品取引法関連   9,586,201   109.8 会社法関連   6,822,192   104.9 IR関連   4,857,840   99.0 その他   1,585,460   97.8 ディスクロージャー関連事業 計   22,851,696   105.0 通訳・翻訳事業   通訳・翻訳   8,303,261   104.9 合  計   31,154,957   105.0 (注) 金額は、販売価格によっております。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメント別及び製品区分別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   製品区分別の名称   受注高 (千円)   前年同期比 (%)   受注残高 (千円)   前年同期比 (%) ディスクロージャー 関連事業   金融商品取引法関連   10,827,717   125.0   4,706,362   135.8 会社法関連   7,002,758   105.4   1,673,413   112.1 IR関連   4,935,734   106.6   1,312,991   106.3 その他   1,584,233   96.1   276,075   99.6 ディスクロージャー 関連事業 計   24,350,443   112.8   7,968,843   123.2 通訳・翻訳事業   通訳・翻訳   8,295,261   104.9   10,397   56.5 合  計   32,645,704   110.7   7,979,241   123.0 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメント別及び製品区分別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   製品区分別の名称   販売高(千円)   前年同期比(%) ディスクロージャー 関連事業   金融商品取引法関連   9,586,201   109.8 会社法関連   6,822,192   104.9 IR関連   4,857,840   99.0 その他   1,585,460   97.8 ディスクロージャー関連事業 計   22,851,696   105.0 通訳・翻訳事業   通訳・翻訳   8,303,261   104.9 合  計   31,154,957   105.0 (注) 最近2連結会計年度において、総販売実績の10%以上を占める販売顧客に該当するものはありません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (財政状態の分析) 当連結会計年度末の総資産については、前連結会計年度末に比べて2,343百万円(5.8%)増加し、42,527百万円となりました。これは主に、オフィスビル取得等により有形固定資産が2,789百万円、退職給付に係る資産が1,451百万円それぞれ増加したことなどによります。 負債については、前連結会計年度末に比べて263百万円(2.8%)増加し、9,720百万円となりました。これは主に、未払法人税等が310百万円、繰延税金負債が299百万円増加したことなどによります。 純資産については、前連結会計年度末に比べて2,079百万円(6.8%)増加し、32,806百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益3,382百万円の計上による増加と剰余金の配当1,747百万円による減少などによります。 (経営成績の分析) 当社グループの当連結会計年度の売上高は31,154百万円(前連結会計年度比1,476百万円増、同5.0%増)となりました。その要因についてセグメントごとにご説明いたしますと次のとおりであります。 なお、セグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を相殺消去し記載しております。 a. ディスクロージャー関連事業 当セグメントにおきましては、株主総会招集通知や統合報告書の売上が増加したことに加え、新たに株式会社 ジェイ・トラストを連結子会社化したことにより、売上高は22,851百万円(同1,090百万円増、同5.0%増)、セグメント利益は3,786百万円(同424百万円増、同12.6%増)となりました。 製品区分別に売上高をご説明いたしますと、次のとおりであります。 ・金融商品取引法関連製品 当製品の売上高は9,586百万円(同858百万円増、同9.8%増)となりました。 主な増加要因は、統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」の導入顧客数が増加したことや、資産運用会社等による金融商品に係るディスクロージャーのサービス提供を行う株式会社ジェイ・トラストを連結したことによります。当社グループの専門性を生かし、決算業務の支援から開示書類の作成支援、制度開示用書類作成システムの入力代行サポートまで幅広い対応を行うことで売上が増加いたしました。また、2025年は新規上場会社数に対する当社シェアが51.5%と過半数を超える件数の上場支援を手掛けております。 ・会社法関連製品 当製品の売上高は6,822百万円(同316百万円増、同4.9%増)となりました。 主な増加要因は、株主総会招集通知の売上が増加したことによります。お客様の多くが3月決算会社のため、株主総会関連製品の納品が5月から6月に集中します。近年は株主総会招集通知の早期開示傾向の影響により、関連する売上が5月に移行する動きが見られます。前連結会計年度は上場会社で株主との建設的な対話促進等を理由として早期提供の傾向がより顕著となりました。 ・IR関連製品 当製品の売上高は4,857百万円(同49百万円減、同1.0%減)となりました。 主な減少要因は、株主通信・事業報告書の不作成企業が増加したことによります。一方で財務・非財務情報を結び付けて企業価値向上の取り組みを発信する場として統合報告書を発行する企業数、当社受注企業数ともに堅調に増加しております。 ・その他製品 当製品の売上高は1,585百万円(同35百万円減、同2.2%減)となりました。 主な減少要因は、企業の開示プロセス支援に係るシステム関連の売上が減少したことなどによります。 b. 通訳・翻訳事業 当セグメントにおきましては、売上高は8,303百万円(同385百万円増、同4.9%増)となりました。 通訳事業においては、継続した営業活動の積極展開、顧客からの支持から、高いリピート率を確保しております。また、新規開拓により全体の取引社数が拡大するなか、とりわけ大型案件の受注数が前連結会計年度比で伸長しております。AI通訳サービス関連につきましても年度目標を超える売上を達成しております。通訳事業全体での売上高は、対前連結会計年度を上回っております。 翻訳事業においては、売上高は前連結会計年度を下回ったものの、AI翻訳プラットフォーム「SIMULwiz」によ る受注積み上げ、エンターテインメント分野への進出、多言語対応の拡充等、現環境下でのニーズに応える取り組みを推進しております。 また、利益面では、外注費は増加したものの、それを上回る売上高の増加と業務効率化による販管費の抑制に より、セグメント利益は468百万円(同80百万円増、同20.6%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループにおける資金需要の主なものは、製造費用、販売費及び一般管理費の営業費用による運転資金および設備投資資金であります。当社グループの資金の源泉は主として営業活動によるキャッシュ・フローであります。 当社グループは、営業活動により獲得したキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計を重要な資金の調達源として位置づけております。 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フロー及び投資活動によるキャッシュ・フローは、統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」の機能向上に係るシステム開発や有形・無形固定資産の取得などによる支出を、「WizLabo」の導入顧客数増加や株主総会招集通知、統合報告書等の売上増加に伴う収入が上回ったことにより、702百万円の収入となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額1,744百万円などにより、2,156百万円の支出となりました。以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比1,451百万円減少し、17,590百万円になりました。 なお、当社グループは十分な水準の手元流動性を確保しております。一方で、今後の事業展開に伴う新たなる資金需要に対しての機動的対応策として金融機関からの借入も選択の範囲においております。当社グループと各取引金融機関は現在良好な関係にあり、新たなる借入負担に対する余力を備えております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、資産の評価や引当金の計上など一部に将来の合理的な見積りが求められているものもあります。これらの見積りは当社グループにおける過去の実績・現状・将来計画を考慮し、合理的と考えられる事項に基づき判断しておりますが、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表  注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは2027年5月期から2029年5月期までの3年間を計画期間とする中期経営計画を「新・中期経営計画2029」として2026年7月8日開催の取締役会にて策定しております。 その計画期間最終期となる2029年5月期における経営数値目標は、売上高500億円、営業利益82億円、営業利益率16.4%、親会社株主に帰属する当期純利益57億円、ROE15.3%として設定しております。 なお、本見通しは2026年7月8日現在において見積もったものでありますが、現時点で変更はございません。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 中期経営計画「新・中期経営計画2029」の策定に関するお知らせ2026-07-08

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。