概要
ワールドは1959年に神戸で創業したアパレル大手である。婦人服・紳士服・子供服・雑貨を中心に、ユナイテッドアローズやPAGEBOY、American Eagleなど多ブランドを展開。百貨店・ショッピングセンター・EC・直営店と多チャネルで販売し、2026年2月期の連結売上収益は2840億円、従業員は7094人。持株会社体制のもと、ブランド・デジタル・プラットフォームの3事業で構成される。
3事業セグメントで構成されるグループ
ワールドは持株会社体制をとり、ブランド事業・デジタル事業・プラットフォーム事業の3セグメントで事業を展開する。ブランド事業は国内アパレル・国内ライフスタイル・海外・投資に細分化され、売上収益の約7割を占める。デジタル事業は自社ECサイト「ワールドオンラインストア」の運営や他社向け基幹システム・CRMの提供、さらにユーズドセレクトショップやサブスクリプションレンタルなどの新サービスを手がける。プラットフォーム事業は生産・販売・シェアードサービス・ライフスタイルの各機能をグループ内外に提供し、2025年にはエムシーファッションを子会社化してOEM・ODM領域を強化した。
百貨店からSCまで広がる販路
同社のブランドは百貨店を中心とするミドルアッパー業態と、ショッピングセンターを中心とするミドルロワー業態に大別される。ミドルアッパーでは高付加価値商品を、ミドルロワーでは価格競争力のある商品を展開。直営店舗のほか、専門店やECチャネルも併用し、マルチチャネル戦略を推進する。2026年2月期のブランド事業売上収益は2000億円超で、うち外部収益は1939億円。ライフスタイルブランドや海外事業も成長を続け、タイ・台湾・香港にも出店を進めている。
デジタルとサーキュラーへの投資
デジタル事業は重点投資領域と位置づけられる。B2Bソリューションでは、自社のEC運営ノウハウを活かした受託事業や、AIを含むITソリューションを提供。B2Cネオエコノミーでは、サーキュラーエコノミーをテーマに、ユーズドセレクトショップ「ティンパンアレイ」、オフプライスストア「& Bridge」、ブランドバッグのサブスクリプションレンタル(ラクサス・テクノロジーズ)などを展開する。これらの事業はまだ規模は小さいが、将来の成長柱として育成中である。
2027年へ向けた事業再編
同社は2027年2月期からセグメントをB2C事業とB2B事業に再編する計画を発表している。B2C事業はアパレル・ライフスタイル・ユニークのサブセグメントと、海外・サーキュラーをグループ直下に置く。B2B事業はサプライチェーン・テクノロジー・人材オペレーションの3つに分け、特にROICの高い人材オペレーションとテクノロジーにリソースを集中する方針だ。これにより、アパレル依存からの脱却と資本効率の向上を目指す。
業界の中での役割はアパレル・雑貨の企画販売会社(ブランド事業)およびファッション業界向けプラットフォーム提供会社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01ブランド事業(国内アパレル)主力
百貨店を中心に展開するミドルアッパー業態とショッピングセンター中心のミドルロワー業態で、婦人・紳士・子供服および肌着等を直営店、EC、専門店で販売。自社企画・調達・販売を一貫して行う。
- アパレルブランド(複数ブランド)
- 婦人服、紳士服、子供服、インナーウェアなど、多数のブランドを展開。商品企画から販売までグループ内で完結。
02ブランド事業(国内ライフスタイル)準主力
服飾雑貨や生活雑貨、ジュエリー、革小物などの雑貨業態を展開。中間持株会社の下で企画・調達・販売を独立して行う。
- ライフスタイルブランド(雑貨)
- 服飾雑貨、生活雑貨、ジュエリー、革小物など、多様なブランドを展開。
03デジタル事業(B2Bソリューション)準主力
自社ブランドの直営ファッション通販サイト「ワールドオンラインストア」の運営受託や、他社向けに基幹システム・CRMシステム等のデジタルソリューションを提供する。
- ワールドオンラインストア
- 自社ブランドを販売する直営ECサイトの運営。
- デジタルソリューション(基幹システム・CRM等)
- 他社向けに基幹システム、CRMシステム等のビジネスソリューションを提供。
04プラットフォーム事業(生産プラットフォーム)準主力
国内製造会社や協力縫製メーカーで製造した商品をグループブランド事業会社に供給。また、他社アパレルのOEM・ODM事業も行う。三菱商事ファッションを子会社化し機能強化。
- OEM/ODM生産
- 他社向けアパレル商品の開発・製造受託。
05ブランド事業(海外)副次
アジアを中心に独資または合弁で展開。日本のブランド事業会社からの輸入、または現地で企画・調達した衣料品・雑貨を現地販売する。
- 海外ブランド事業
- アジア市場向けに衣料品、服飾雑貨、生活雑貨を販売。
06ブランド事業(投資)副次
収益面で課題のあるブランドのバリューアップや、M&Aで加入した企業のPMI(統合プロセス)を推進。アパレル領域の事業再生・成長支援を行う。
07デジタル事業(B2Cネオエコノミー)副次
「サーキュラー」をテーマに、ユーズドセレクトショップ、オフプライスストア、ブランドバッグのサブスクリプションレンタルサービスなどを展開する。
- ユーズドセレクトショップ
- 中古衣料品・雑貨を扱うセレクトショップ。
- オフプライスストア「& Bridge」
- ブランド品を割引価格で販売する店舗。
- サブスクリプションレンタル(ブランドバッグ)
- ブランドバッグに特化した定額制レンタルサービス。
08プラットフォーム事業(販売プラットフォーム)副次
店舗開発、催事の企画運営、アウトレットによる在庫消化、他業種小売業の運営受託などを行う。
- 店舗開発・運営受託サービス
- 店舗開発、催事企画、アウトレット運営、他業種小売業の運営受託。
09プラットフォーム事業(シェアードサービス)副次
ファッションビジネスに係る各種事務処理・手続き等の代行サービスをグループ内外に提供する。
- 事務処理代行サービス
- 各種事務処理・手続きの代行。
10プラットフォーム事業(ライフスタイルプラットフォーム)副次
什器・家具の製造販売、空間・店舗デザインの提供など、空間創造事業をアパレル以外の業界にも展開する。
- 什器・家具製造販売
- 店舗什器、家具の製造販売。
- 空間デザインサービス
- 店舗や空間のデザイン・施工。
製品と技術
ユナイテッドアローズなど多岐のアパレルブランド
同社は多数の自社ブランドとライセンスブランドを抱える。代表的なものにセレクトショップ「ユナイテッドアローズ」、カジュアルブランド「American Eagle」のライセンス展開、プライベートブランド「PAGEBOY」などがある。婦人服・紳士服・子供服に加え、肌着・ルームウェアもカバー。ブランドごとにターゲット価格帯や販路が異なり、百貨店向けのミドルアッパーからSC向けのミドルロワーまで幅広い。商品企画から生産・販売までグループ内で一貫して行うのが特徴である。
ライフスタイル雑貨と空間創造事業
ライフスタイル分野では、服飾雑貨や生活雑貨、ジュエリー、革小物などを展開する。子会社のアスプルンドは家具・雑貨の輸入販売に加え、什器の製造販売や店舗デザイン・施工も手がけ、アパレル以外の業界へも空間創造サービスを提供。2026年には阪急スタイルレーベルズから承継したコスメセレクトショップ「カラーフィールド」、家具・インテリア雑貨「ダブルデイ」も加わり、ライフスタイル領域がさらに拡充した。
サーキュラー事業:リユース・オフプライス・レンタル
デジタル事業のB2Cネオエコノミーでは、サーキュラーエコノミーに関連する3つのサービスを展開する。ティンパンアレイはユーズドセレクトショップで、中古衣料品・雑貨を販売。アンドブリッジはオフプライスストア「& Bridge」を運営し、ブランド品を割引価格で提供。ラクサス・テクノロジーズはブランドバッグに特化したサブスクリプションレンタルサービスを行う。これらは店舗とECを組み合わせ、ファッションの循環を促進する。
プラットフォーム機能の外販とOEM・ODM
プラットフォーム事業では、グループ内で培った生産・販売・シェアードサービス・空間創造のノウハウを外部企業に提供する。生産プラットフォームの中核はワールドプロダクションパートナーズで、グループブランド向けの製造に加え、他社アパレルのOEM・ODMも手がける。2025年に子会社化したエムシーファッションにより、この外販能力はさらに強化された。販売プラットフォームでは店舗開発や催事企画、アウトレット運営、他業種小売の運営受託なども行う。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
繊維製品のなかでの位置
アパレルOEMで国内中堅、内需型
ワールドはアパレル製品の企画・製造・販売を手掛け、国内中堅アパレルメーカーとして位置づけられる。売上高は2025年2月期に2257億円と前期比11.5%増、営業利益率は7.4%と改善傾向にある。しかし、2026年2月期の利益率は5.63%と低下見込みで、競争激化が懸念される。同業の片倉工業やグンゼと比較すると、ワールドはOEM・ODM主体で自社ブランド比率が低く、収益性がやや劣る。一方で、得意とする婦人服分野での企画力が強みだが、市場縮小リスクを抱える。
強み
- 婦人服を中心に市場ニーズを捉えた企画力があり、OEM先から高い評価を得ている。
- 大手小売・専門店との長期取引関係を構築し、安定的な受注を確保している。
- 国内外に生産拠点を持ち、多品種少量生産にも対応可能なフレキシブルな体制。
- 自己資本比率が高く、有利子負債が少ないため、景気変動に対する耐性がある。
課題
- 国内売上比率が大半で、国内市場縮小の影響を直接受けやすい。
- OEM主体のため価格競争に晒されやすく、利益率が低下する懸念がある。
- 企画や生産管理の熟練人材が不足しやすく、人材の確保・育成が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売・消費の時価総額近傍。太字がワールド
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3232三重交通グループホールディングス | 652億円 | 9.8倍 |
| 2 | 3964オークネット | 648億円 | 17.5倍 |
| 3 | 9619イチネンホールディングス | 641億円 | 8.3倍 |
| 4 | 5889Japan Eyewear Holdings | 628億円 | 16.8倍 |
| 5 | 8005スクロール | 600億円 | 21.5倍 |
| 6 | 3612ワールド | 590億円 | 9.3倍 |
| 7 | 7990グローブライド | 556億円 | 10.2倍 |
| 8 | 8281ゼビオホールディングス | 546億円 | — |
| 9 | 9416ビジョン | 534億円 | 20.0倍 |
| 10 | 262Aインターメスティック | 529億円 | 12.1倍 |
| 11 | 8008ヨンドシーホールディングス | 518億円 | 25.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。
会社の歴史
沿革 34件
神戸で創業から上場までの34年
ワールドは1959年1月、神戸市生田区(現中央区)に株式会社として設立された。1965年には東京店を開設し、1968年に神戸本社ビルを竣工。1980年には縫製子会社を設立して生産機能を拡充し、1984年にはポートアイランドに本社を移転した。1988年には台湾に初の海外現地法人を設立。1990年に株式額面変更のための合併を行い、1993年11月に大阪証券取引所市場第二部へ上場。その後1998年に東京証券取引所第二部、1999年には両市場の第一部に指定された。
MBOで非公開化、再編の6年
2005年11月、ワールドはMBOによる株式公開買付けを実施し、上場を廃止した。2006年4月には合併により会社を再編し、新たなワールドが発足。この時期、2005年9月にはホームファッション事業に参入するためジェイテックス(現ライフスタイルイノベーション)を子会社化。2011年にはECモール事業を行うファッション・コ・ラボを設立し、デジタル事業へ進出。さらに2014年にはケーズウェイを子会社化し、ルームウェア・肌着のインティメイト事業へ本格参入した。
再上場と積極的なM&Aの時代
2017年4月に持株会社体制へ移行し、同年12月にはアスプルンド(家具・雑貨輸入)を子会社化。2018年4月にはティンパンアレイ(リユース事業)を傘下に収め、同年9月に東京証券取引所市場第一部へ再上場を果たした。2019年はヒロフ(高級革製品)、神戸レザークロス(婦人靴)、アンドブリッジ(オフプライス)など相次いで子会社化。さらに2022年2月にはティーンズ・キッズ市場の中核企業ナルミヤ・インターナショナルを子会社化し、事業領域を拡大した。
ライトオン買収とB2B強化の近年
2023年3月にはラグジュアリーセレクトショップのストラスブルゴを子会社化。2025年2月にはOEM・ODM強化のためエムシーファッション(旧三菱商事ファッション)を、同年3月には国内生産強化のためワールドソーイングを子会社化。2025年11月には国内ブランド事業を集約した中間持株会社ワールド・ブランズを設立し、同年12月にはジーンズカジュアルのライトオンを子会社化。2026年3月には阪急スタイルレーベルズの事業を承継し、コスメ・家具分野に進出した。
年表34件を開く
1950年代
- 1959年1月神戸市生田区(現:中央区)に㈱ワールドを設立。
1960年代
- 1965年2月東京都台東区に東京店を開設。
- 1968年10月神戸市葺合区(現:中央区)八幡通に神戸本社ビルを竣工。
1980年代
- 1980年11月㈱ワールドインダストリー(現:㈱ワールドインダストリーファブリック及び㈱ワールドインダストリーニット)を設立し、縫製分野の一層の拡充を図る。
- 1984年3月神戸市中央区港島中町(ポートアイランド)に新社屋を竣工し、本社を移転。
- 1988年5月創業海外進出として台北に現地法人台湾和亜留土股份有限公司を設立。
1990年代
- 1990年4月M&A株式額面変更のため、4月1日を合併期日として形式上の存続会社である㈱ワールドに吸収合併される。
- 1993年11月上場大阪証券取引所市場第二部に上場。
- 1998年12月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
- 1999年9月東京証券取引所及び大阪証券取引所の市場第一部銘柄に指定。
2000年代
- 2005年9月M&A㈱ジェイテックス(現:㈱ライフスタイルイノベーション)を子会社化し、ホームファッション事業に参入。
- 2005年11月上場MBOによる株式の公開買付けを行い、上場を廃止。
- 2006年4月M&A㈱ハーバーホールディングスアルファと合併し解散。なお、㈱ハーバーホールディングスアルファは、同日付で商号を㈱ワールドに変更。
2010年代
- 2011年4月㈱ファッション・コ・ラボを設立し、ECモール事業と他社EC事業の業務受託事業を行うデジタルプラットフォーム事業へ進出。
- 2011年5月㈱ワールドフランチャイズシステムズを設立し、フランチャイズ事業を開始。
- 2014年9月M&A㈱ケーズウェイを子会社化し、ルームウェア、肌着等のインティメイト事業へ本格参入。
- 2016年11月タイ国でサハ・グループとの合弁会社 WORLD SAHA FASHION CO., LTD.を設立。
- 2017年4月㈱ワールドを事業持株会社とする持株会社体制へ移行。
- 2017年6月㈱日本政策投資銀行と投資ファンド運営会社 ㈱W&Dインベストメントデザインを設立。
- 2017年12月M&A㈱アスプルンドを子会社化し、家具や雑貨などの輸入・販売・卸を行うライフスタイル事業を強化。
- 2018年4月M&A㈱ティンパンアレイを子会社化し、リユース事業に参入。
- 2018年9月上場東京証券取引所市場第一部に再上場。
- 2019年3月M&A高級革製品を展開する㈱ヒロフを子会社化。
- 2019年6月M&A婦人靴バリューチェーンの主要機能を有する神戸レザークロス㈱を子会社化。
- 2019年8月㈱ゴードン・ブラザーズ・ジャパンと合弁会社の㈱アンドブリッジを設立。ファッション産業の再循環を促すオフプライスストア業態を開発。
- 2019年11月サーキュラー事業の強化を目的に、高級バッグのシェアリングサービスを提供するラクサス・テクノロジーズ㈱へ出資。
2020年代
- 2022年2月M&Aティーンズ・キッズ市場の中核企業である㈱ナルミヤ・インターナショナルを子会社化。
- 2022年4月プラットフォーム事業のB2B外販の強化やクロスセル等のシナジー創出に向け、㈱ワールドプラットフォームサービス(現:㈱ワールド・ソリューションズ)を設立。
- 2023年3月M&Aラグジュアリーセレクトショップを運営する、㈱ストラスブルゴを子会社化。
- 2025年2月M&AOEM・ODM領域のB2B外販を拡大するため、エムシーファッション㈱を子会社化。
- 2025年3月M&A国内生産キャパシティー強化のため、㈱ワールドソーイングを子会社化。
- 2025年11月アパレル及びライフスタイルの国内ブランド事業に関する関係会社株式や各種機能・業務を集約した中間持株会社として㈱ワールド・ブランズを設立。
- 2025年12月M&Aジーンズカジュアルショップを運営する㈱ライトオンを子会社化。
- 2026年3月M&A㈱阪急スタイルレーベルズの事業(コスメ・家具・インテリア雑貨)を承継した㈱ワールドスタイルレーベルズの株式を100%取得して、子会社化。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 親会社利益成長率(年率)次期中期経営計画期間(2027年2月期~未記載)まで8%
- ROE次期中期経営計画期間(2027年2月期~未記載)まで12.5%以上
- ROIC次期中期経営計画期間(2027年2月期~未記載)まで8.5%以上
- ネットD/Eレシオ次期中期経営計画期間(2027年2月期~未記載)まで0.75倍以下
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
スパークス構想の進化によるエコシステム確立
「SPARCS構想」をライフスタイル・サーキュラー領域に拡張し、プラットフォーム機能を強化することで、ロス・ムダのない持続可能なファッション産業を目指す「ワールド・ファッション・エコシステム」の確立と進化に取り組む。
- 02
B2C事業の収益構造再構築
アパレル・ライフスタイル・ユニークのサブセグメントで、商品企画・生産・販売のバリューチェーンを再構築。過度な売上拡大前提のMD設計を見直し、プロパー消化率重視へ転換。商品開発力・MD精度・販売力を向上させ収益力回復を図る。海外・サーキュラーは重点投資で成長加速。
- 03
B2B事業の拡大とリソース集中
サプライチェーン・テクノロジー・人材オペレーションのサブセグメントを形成。特にROICが高く成長性の高い人材オペレーションとテクノロジーセグメントへリソースを集中投下し、外販拡大と事業成長を加速する。
- 04
M&Aや社内IP活用による成長投資
B2Cの再生投資案件やサーキュラー事業、B2Bサービス領域など多数の成長機会に対し、M&Aも含めた積極的かつ規律ある成長投資を実行。社内IP開発・活用や社外IPとの共創により新たな価値を創造する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で7,094人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は558万円で、9期前と比べて−12.1%。平均年齢は43.1歳、平均勤続年数は15.2年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 11,271 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 11,020 | — |
| 2019年3月 | 634 | 47.7 | 21.1 | 10,088 | — |
| 2020年3月 | 635 | 46.9 | 20.2 | 9,683 | — |
| 2021年3月 | 534 | 45.7 | 19.7 | 9,099 | — |
| 2022年3月 | 466 | 43.9 | 18.7 | 8,388 | — |
| 2023年3月 | 501 | 43.9 | 17.7 | 7,648 | — |
| 2024年2月 | 485 | 43.1 | 16.8 | 7,183 | — |
| 2025年2月 | 519 | 43.7 | 16.3 | 7,225 | 231 |
| 2026年2月 | 558 | 43.1 | 15.2 | 7,094 | 226 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社48社(国内 42 / 海外 6、うち連結子会社 46) を有報から抽出しています。
- 国内㈱ワールド・ブランズ兵庫県 神戸市 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱フィールズ インターナショナル(注)1兵庫県 神戸市 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ワールドインダストリーファブリック(注)4岡山県 岡山市 中区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ワールドインダストリーニット(注)4長野県 松本市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱センワ(注)4福島県 東白川郡 鮫川村 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱エクスプローラーズ トーキョー兵庫県 神戸市 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱フレンチブルー(注)4鹿児島県 出水市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ワールド ライフスタイル クリエーション(注)7兵庫県 神戸市 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ライフスタイルイノベーション(注)4東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ココシュニック(注)4兵庫県 神戸市 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱アルカス インターナショナル(注)1(注)6兵庫県 神戸市 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ワールド フランチャイズ システムズ(注)4兵庫県 神戸市 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社36社を開く
- ㈱ケーズウェイ大阪府 吹田市100%
- ㈱ピンクラテ(注)6兵庫県 神戸市 中央区100%
- ㈱ワールドアンバー(注)4(注)7兵庫県 神戸市 中央区100%
- 台湾和亜留土 股份有限公司(注)2台湾 台北市100%
- 世界連合時装(上海)有限公司中華人民共和国 上海市100%
- World Saha Fashion Co., Ltd. (注)3タイ王国 バンコク49%
- World Saha Thailand Co., Ltd. (注)3タイ王国 バンコク49%
- WORLD Fashion (Malaysia) Sdn.Bhd.マレーシア クアラルンプール100%
- WORLD Fashion (Hong Kong) Co., Ltd.中華人民共和国 香港特別行政区100%
- ㈱アスプルンド(注)4東京都 港区100%
- ㈱ティンパンアレイ東京都 中央区100%
- ㈱ヒロフ東京都 港区100%
- ㈱ストラスブルゴ東京都 港区100%
- 神戸レザークロス㈱兵庫県 神戸市 中央区100%
- Kobe Leather HK Co., Ltd. (注)4中華人民共和国 香港特別行政区100%
- ㈱ナルミヤ・インターナショナル(注)1(注)5東京都 港区100%
- ㈱LOVST (注)4東京都 中央区100%
- ㈱KP (注)4東京都 港区100%
- ㈱ライトオン(注)5東京都 台東区52%
- ㈱ファッション・コ・ラボ東京都 港区100%
- ㈱アンドブリッジ東京都 港区60%
- ㈱OpenFashion東京都 港区100%
- ㈱ワールドプラットフォームサービス(注)8兵庫県 神戸市 中央区100%
- ㈱ワールド ストアパートナーズ(注)4東京都 港区100%
- ㈱ワールド プロダクション パートナーズ(注)4(注)7兵庫県 神戸市 中央区100%
- ㈱ラ・モード(注)4熊本県 山鹿市84%
- 世界時興(上海)貿易有限公司中華人民共和国 上海市100%
- ㈱ワールド ビジネスサポート(注)4兵庫県 神戸市 中央区100%
- エムシーファッション㈱(注)1(注)2東京都 品川区100%
- ㈱ライフギアコーポレーション(注)4東京都 品川区100%
- TCN Co., Ltd. (注)4中華人民共和国 上海市100%
- 徠福吉亜貿易(東莞)有限公司(注)4中華人民共和国 東莞市100%
- ㈱Idiom (注)4(注)7兵庫県 神戸市 中央区100%
- ㈱ワールドソーイング山形県 米沢市100%
- ㈱W&D インベストメント デザイン(注)4東京都 港区50%
- ラクサス・テクノロジーズ㈱(注)5広島県 広島市 中区42%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は2,840億円、営業利益は160億円。前期と比べると増収減益で、売上が+25.8%、利益が-4.2%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3,000億円 | 2,840億円 |
| 営業利益 | 175億円 | 160億円 |
| 純利益 | 126億円 | 120億円 |
| 1株あたり配当 | ¥67 | ¥67 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は747億円、営業利益は73億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+27.9%、営業利益は+9.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 568 | — | — | −8 |
| 2024年1Q | 534 | 57 | 10.7 | 34 |
| 2024年2Q | 497 | 1 | 0.2 | −2 |
| 2024年3Q | 623 | 89 | 14.3 | 49 |
| 2025年1Q | 584 | 67 | 11.5 | 41 |
| 2025年2Q | 517 | 12 | 2.3 | 6 |
| 2025年4Q | 1,156 | 88 | 7.6 | 63 |
| 2026年2Q | 1,369 | 93 | 6.8 | 56 |
| 2026年4Q | 1,471 | 67 | 4.6 | 64 |
| 2027年1Q | 747 | 73 | 9.8 | 55 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は3,294億円から2,840億円へ86%に減った。直近期の営業利益率は5.6%。売上は2期、純利益は5期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 3,294 | — | — | 31 |
| ㈱ケーズウェイを子会社化し、ルームウェア、肌着等のインティメイト事業へ本格参入。 | ||||
| 2014年3月 | 3,041 | — | — | 20 |
| 2015年3月 | 2,926 | — | — | 45 |
| タイ国でサハ・グループとの合弁会社 WORLD SAHA FASHION CO., LTD.を設立。 | ||||
| 2016年3月 | 2,716 | — | — | 7 |
| ㈱アスプルンドを子会社化し、家具や雑貨などの輸入・販売・卸を行うライフスタイル事業を強化。 | ||||
| 2017年3月 | 2,500 | — | — | 82 |
| 東京証券取引所市場第一部に再上場。 | ||||
| 2018年3月 | 2,458 | — | — | 67 |
| 高級革製品を展開する㈱ヒロフを子会社化。 | ||||
| 2019年3月 | 2,499 | — | — | 92 |
| 2020年3月 | 2,363 | — | — | 81 |
| 2021年3月 | 1,803 | — | — | −171 |
| ティーンズ・キッズ市場の中核企業である㈱ナルミヤ・インターナショナルを子会社化。 | ||||
| 2022年3月 | 1,713 | — | — | 2 |
| ラグジュアリーセレクトショップを運営する、㈱ストラスブルゴを子会社化。 | ||||
| 2023年3月 | 2,142 | — | — | 57 |
| 2024年2月 | 2,023 | — | — | 68 |
| OEM・ODM領域のB2B外販を拡大するため、エムシーファッション㈱を子会社化。 | ||||
| 2025年2月 | 2,257 | 167 | 7.4 | 110 |
| ㈱阪急スタイルレーベルズの事業(コスメ・家具・インテリア雑貨)を承継した㈱ワールドスタイルレーベルズの株式を100%取得して、子会社化。 | ||||
| 2026年2月 | 2,840 | 160 | 5.6 | 120 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高2,840億円のうち、営業利益として残るのは160億円で5.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は120億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.8%1,443億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金43.4%1,233億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.6%160億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年2月期は営業CFが310億円、投資CFが−41億円で、差し引きのフリーCFは269億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は181億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 67 | −23 | −94 | 44 | 182 |
| 2014年3月 | 135 | −3 | −153 | 132 | 163 |
| 2015年3月 | 83 | 7 | −97 | 90 | 159 |
| 2016年3月 | 143 | 98 | −114 | 241 | 282 |
| 2017年3月 | 167 | −204 | −33 | −37 | 211 |
| 2018年3月 | 205 | −59 | −148 | 146 | 210 |
| 2019年3月 | 125 | −172 | 35 | −47 | 196 |
| 2020年3月 | 269 | −79 | −182 | 190 | 202 |
| 2021年3月 | 42 | −27 | −11 | 15 | 207 |
| 2022年3月 | 173 | −20 | −148 | 153 | 214 |
| 2023年3月 | 254 | −44 | −218 | 210 | 207 |
| 2024年2月 | 275 | −20 | −255 | 255 | 208 |
| 2025年2月 | 320 | −103 | −208 | 217 | 217 |
| 2026年2月 | 310 | −41 | −309 | 269 | 181 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年2月期の総資産は2,801億円。このうち返さなくてよい自己資本が947億円で、自己資本比率は33.8%(業種中央値57.9%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,066 | 86 | 1,980 | 4.2 |
| 2014年3月 | 2,004 | 112 | 1,892 | 5.6 |
| 2015年3月 | 2,001 | 125 | 1,876 | 6.2 |
| 2016年3月 | 1,849 | 127 | 1,722 | 6.9 |
| 2017年3月 | 1,938 | 203 | 1,735 | 10.5 |
| 2018年3月 | 2,029 | 270 | 1,759 | 13.3 |
| 2019年3月 | 2,135 | 770 | 1,365 | 36.1 |
| 2020年3月 | 2,620 | 815 | 1,805 | 31.1 |
| 2021年3月 | 2,454 | 784 | 1,670 | 32.0 |
| 2022年3月 | 2,517 | 786 | 1,731 | 31.2 |
| 2023年3月 | 2,514 | 824 | 1,690 | 32.8 |
| 2024年2月 | 2,397 | 820 | 1,577 | 34.2 |
| 2025年2月 | 2,738 | 812 | 1,874 | 29.6 |
| 2026年2月 | 2,801 | 947 | 1,838 | 33.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
繊維製品 48社との比較
同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で48社中2位あたり、逆に低いのは自己資本比率で48社中41位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,601で、1年前と比べて+8.3%。過去52週の値幅のなかでは69%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.3倍 |
| PER (会社予想) | 9.2倍 |
| PBR | 1.23倍 |
| 配当利回り | 4.18% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は6月末の1600円から8月10日に1604円と横ばい。25日線1615円を下回り、75日線1553円は上回る。200日線1517円も上回り、中期的には底固い。52週高値1699円に近い水準。出来高は8月10日に52万株と増加し、商い活発。RSIは47と中立。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)。
PER9.36倍は業界平均24.53倍を大幅に下回り、PBR1.23倍は業界平均1.01倍を上回るが、ROE13.66%と高収益。配当利回り4.18%は業界平均2.75%を大幅に上回り、配当性向50.57%と安定。業績は増収基調で、割安ながらPBRがやや高めで、今後の業績成長が鍵となる。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.3倍 | 26.6倍 |
| PER (予想) | 9.2倍 | — |
| PBR | 1.23倍 | 1.01倍 |
| ROE | 13.7% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
アパレル業界は構造的な需要減少と競争激化に直面する中、同社はECや海外で成長を模索。強気派は、既存ブランドの安定とEC拡大、海外市場での伸びしろを評価。弱気派は、アパレル市場の縮小や天候リスク、百貨店依存の脆弱さを指摘し、中期的な収益性に疑問を呈する。
- EC成長が寄与
EC販売が増加し、販売チャネル多様化が進む。
- 海外事業拡大
海外売上が増加し、成長機会を提供。
- 増収増益
直近の売上高2840億円、経常利益160億円と増収。
- 売上高2,840億円・前期比25.8%増収2026年2月期影響中
売上高は2,257億円→2,840億円と約583億円増加
- 当期純利益120億円と2期連続増益通年影響中
純利益は110億円→120億円と10億円拡大
- 予想PER9.3倍とPBR1.23倍の割安水準不定影響弱
予想PER9.3倍、ROE13.66%
- 配当利回り4.18%の高利回り継続影響弱
配当利回り4.18%、PER9.36倍
- 市場縮小
国内アパレル市場が縮小傾向にあり、中長期の成長に陰り。
- 百貨店依存
百貨店売上が振るわず、チャネルリスク。
- 天候依存
気温変動で売上が左右され、業績が不安定。
- 営業利益率5.63%と前期比1.77pt低下2026年2月期影響中
営業利益率は7.4%→5.63%に悪化
- 増収にもかかわらず営業利益は7億円減益通年影響中
営業利益は167億円→160億円と減少
- 株価は1年で15.52%上昇し利食い売り不定影響弱
前年比+15.52%、高値圏で需給が悪化
- 決算発表後の材料出尽くし感決算発表後影響弱
予想PER9.3倍に織り込み済み
- EC売上高比率
- ECの成長が全体の収益を押し上げるか確認。
- 海外売上高
- 海外事業の貢献度と成長可能性を測る。
- 既存店売上高
- 店舗販売の実勢を把握。
- 経常利益率
- 収益性の維持・改善を確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり67円で、前期から+36.3%。いまの株価に対する利回りは4.18%。増配か配当維持が4年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 27 | — | 325.8 |
| 2022年3月 | 14 | −49.1 | — |
| 2023年3月 | 18 | 29.6 | 36.4 |
| 2024年2月 | 28 | 60.0 | 40.5 |
| 2025年2月 | 40 | 42.9 | 50.6 |
| 2026年2月 | 55 | 36.3 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥67
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ44,145人。区分でいちばん多いのは個人・その他で52.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.2%を占め、残る70.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年2月% | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 49.3 | 50.9 | 45.0 | 44.1 | 47.3 | 52.1 |
| 外国法人 | 11.6 | 9.7 | 17.9 | 20.0 | 15.2 | 15.7 |
| 事業法人 | 16.5 | 17.8 | 16.0 | 14.0 | 13.7 | 15.2 |
| 金融機関 | 17.1 | 20.3 | 18.5 | 19.9 | 19.0 | 14.0 |
| 証券会社 | 5.5 | 1.3 | 2.7 | 2.0 | 4.6 | 2.9 |
| 自己株式 | 2.1 | 1.6 | 1.2 | 1.0 | 0.9 | 1.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 9.01 |
| 02 | 寺井 秀藏 | 5.87 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 3.35 |
| 04 | 株式会社エイティ | 2.71 |
| 05 | 株式会社ケイエム | 2.71 |
| 06 | 株式会社ワイアール | 2.71 |
| 07 | 株式会社イーエイチ | 2.28 |
| 08 | 上山 健二 | 1.89 |
| 09 | JPモルガン証券株式会社 | 1.55 |
| 10 | ワールドグループ従業員持株会 | 1.46 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-18寺井 秀藏変更報告16.09%+0.01pt
- 2026-08-10寺井 秀藏新規の大量保有報告16.09%+0.01pt
- 2026-07-17寺井 秀藏新規の大量保有報告5.16%-0.32pt
- 2026-07-13寺井 秀藏新規の大量保有報告5.48%-0.13pt
- 2026-05-13寺井 秀藏変更報告6.14%-0.71pt
- 2026-05-13寺井 秀藏新規の大量保有報告5.61%-0.53pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+1206%、1株純資産は14期で+3538%。直近期のROEは13.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 13 | 36 | 47.3 | — | 9.1 |
| 2014年3月 | 9 | 47 | 20.6 | — | — |
| 2015年3月 | 137 | 691 | 38.1 | — | — |
| 2016年3月 | 41 | 703 | 5.9 | — | — |
| 2017年3月 | 452 | 1,127 | 49.4 | — | — |
| 2018年3月 | 374 | 1,482 | 28.5 | — | — |
| 2019年3月 | 355 | 2,314 | 17.7 | 6.3 | 22.5 |
| 2020年3月 | 243 | 2,446 | 10.2 | 6.2 | 325.8 |
| 2021年3月 | −256 | 1,164 | — | — | — |
| 2022年3月 | −4 | 1,162 | 0.3 | — | — |
| 2023年3月 | 76 | 1,213 | 7.1 | 9.7 | 36.4 |
| 2024年2月 | 94 | 1,205 | 8.2 | 10.3 | 40.5 |
| 2025年2月 | 159 | 1,191 | 13.5 | 7.4 | 50.6 |
| 2026年2月 | 171 | 1,300 | 13.7 | 9.6 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/2期の役員報酬は総額214百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 鈴木信輝 | 代表取締役 社長執行役員 | 52 | 608,000 |
| 中林恵一 | 取締役 副社長執行役員 | 54 | 629,000 |
| 畑崎充義 | 取締役 | 63 | 452,000 |
| 青木英彦 | 社外取締役 取締役会議長 | 59 | — |
| 堤はゆる | 社外取締役 | 64 | — |
| 大石良 | 社外取締役 | 53 | — |
| 松沢直輝 | 取締役(監査等委員) | 65 | 288,000 |
| 福島かなえ | 社外取締役(監査等委員) | 52 | — |
| 冨田尚子 | 社外取締役(監査等委員) | 62 | — |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | ストックオプション百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 105 | 30 | 11 | 147 | 49 |
| 社外取締役 | 6 | 49 | — | — | 49 | 8 |
| 取締役(社内) | 1 | 18 | — | — | 18 | 18 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,055字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題7,757字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,943字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)11,281字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第68期(2025/03/01-2026/02/28)2026-05-21
- 半期報告書半期報告書-第68期(2025/03/01-2026/02/28)2025-10-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第67期(2024/03/01-2025/02/28)2025-05-26
- 半期報告書半期報告書-第67期(2024/03/01-2025/02/28)2024-10-11
- 四半期報告書四半期報告書-第67期第1四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第66期(2023/04/01-2024/02/29)2024-05-28
- 四半期報告書四半期報告書-第66期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第66期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第66期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第65期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第65期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第65期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
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