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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

TDCソフト

TDC SOFT Inc.4687 · Prime · 情報・通信業

独立系システム開発会社。コンサルから運用・保守まで一貫した受託開発と自社製品の販売を手掛ける。

概要

TDCソフトは1963年創業の独立系システムインテグレーターである。官公庁や金融機関向けの業務系システム開発・運用保守を主力とし、2026年3月期の連結売上高は484億円、営業利益52億円、従業員数2473名を数える。NTTデータを最大顧客(売上高の16.6%)に持ち、増収増益基調を続ける。

単一セグメントで構成される収益構造

当社グループは「システム開発」のみの単一セグメントで事業を展開する。収益の内訳は、顧客から受託するシステムの設計・開発・保守、自社開発製品の販売、他社製品の仕入販売の3つから成る。2026年3月期の売上高484億円のうち、生産高(製造原価ベース)は385億円、受注高は489億円と、受注が生産を上回る健全な状態にある。営業利益率は10.7%と、情報サービス業界の平均を上回る水準を維持している。

NTTデータを軸とした顧客基盤

最大の取引先は株式会社NTTデータで、2026年3月期の販売実績80億円は全売上高の16.6%を占める。官公庁向けのシステム開発も長年の実績を持ち、安定した受注の基盤となっている。顧客業界は特定の分野に偏らず、金融、製造、流通など多岐にわたる。ただし、NTTデータへの依存度が高い点はリスク要因であり、同社の調達方針の変化が業績に影響を与える可能性がある。

グループ会社による事業補完体制

連結子会社としてTDCフューテック株式会社(旧シンクアプローチ)、TDCアイレック株式会社(旧マイソフト)、エールビジネスコンサルティング株式会社(旧八木ビジネスコンサルタント)の3社を擁する。2025年12月には株式会社コモドシステムを子会社化し、さらなる事業拡大を図る。これらの子会社はそれぞれ特定の技術領域や顧客チャネルを担当し、親会社のシステム開発事業を補完する役割を果たしている。

業界の中での役割はシステムインテグレーター/ソフトウェアベンダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
484億円
営業利益
52億円
営業利益率
10.7%
純利益
39億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01情報サービス(顧客業界不特定)主力

コンサルテーションから開発、運用・管理まで一貫したシステム開発サービスを提供。ソフトウェアの設計・開発・保守を受託するほか、自社製品の開発・製造・販売、他社製品の仕入・販売も行う。

主な製品・サービス3
システム開発受託サービス
顧客の要件に基づくシステムの設計、開発、運用、保守を一貫して提供するサービス。
自社製品
自社で開発・製造・販売するソフトウェア製品(具体的な製品名は有報に記載なし)。
仕入販売製品
他社製品を仕入れて販売するもの。

製品と技術

受託開発サービスと自社開発データベースMRDB

主力は顧客の要件に基づくシステム開発受託サービスで、コンサルテーションから設計・開発、運用保守までを一貫提供する。自社製品としては、1991年に「'91ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞した日本語リレーショナルデータベース管理システム「MRDB Ver.4」が代表的である。MRDBは国産RDBMSの草分けとして知られ、その後もバージョンアップを重ねながら官公庁・金融向けの基幹系システムに採用されてきた。

Trustproに代表されるセキュリティ製品群

2009年12月に提供開始した「Trustpro 1.0 R2」は、情報セキュリティ分野の自社製品である。同製品の詳細は公開されていないが、当社は2007年にISO27001認証を取得し、ISMS認証(2006年)も保有するなど、セキュリティ領域に強みを持つ。また、他社製品の仕入販売も行い、顧客のニーズに応じて最適なソリューションを組み合わせて提供する。近年ではクラウドアプリケーションサービスやBI/DWH、ERP分野にも展開を広げている。

アジャイルとAI融合の開発手法への投資

2020年2月、米国Scaled Agile社とゴールドパートナー契約を締結し、大規模アジャイル開発手法SAFeを導入。2026年2月にはさらにAI-Nativeパートナー契約を結び、AIを開発プロセスに組み込む取り組みを開始した。同社のソリューション事業部は2018年にCMMIレベル4を達成しており、高品質な開発プロセスを維持しながら、アジャイルとAIの融合による生産性向上を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

中堅独立系ソフトで安定成長、収益率良好

TDCソフトは、情報・通信業界において独立系システム開発会社として中堅規模の売上規模を持ち、成長性と収益性のバランスが取れています。同業のソラコムやハッチ・ワークと比較すると、売上高は397億円から484億円へと着実に増加し、営業利益率も10%前後を維持しています。この安定した成長は、既存顧客からの継続受注と新規開拓によるものです。特に、特定業界向けシステムに強みを持ち、顧客との長期的な関係を構築。一方で、成長市場であるクラウドやAI分野での競争は激しく、同社の対応は限定的です。ライバルのソラコムはIoTプラットフォームで急成長しており、差別化が今後の課題となるでしょう。

強み

  • 営業利益率が10%台を維持。売上高も増加傾向で、安定的な収益構造を構築。
  • 長期取引による固定顧客が多く、受注が安定。特定業界での深いノウハウ。
  • 売上高が400億円超で中堅規模。無理な拡大をせず、堅実に成長を続ける。
  • システム開発の専門人材を育成。技術力向上により高品質なサービスを提供。

課題

  • 売上高の増加率が約10%から9%へ鈍化。新規市場の開拓が急務。
  • ソラコムなどの新興企業が急成長。価格競争や技術革新への対応が求められる。
  • クラウドやAI領域の強化が課題。DX需要に応えるための技術開発が不十分。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がTDCソフト

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13371ソフトクリエイトホールディングス580億円12.9倍
23932アカツキ556億円9.8倍
37921TAKARA & COMPANY548億円15.9倍
4277Aグロービング528億円20.1倍
59474ゼンリン521億円17.7倍
64687TDCソフト514億円12.5倍
74051GMOフィナンシャルゲート508億円30.5倍
88151東陽テクニカ494億円16.2倍
93679じげん490億円10.7倍
109742アイネス483億円
113660アイスタイル479億円17.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

東京データーセンターとして創業し汎用機ソフト開発へ(1963-1978)

1963年12月、株式会社東京データーセンターとして東京都港区に設立。当初はデータセンター事業が中心だったが、1967年に本社を中央区新川へ移転し、汎用大型コンピュータ向けのシステムズソフトウェア開発事業に参入した。1978年6月には商号を株式会社ティーディーシーに変更し、社名から「東京」を外して全国展開への準備を整えた。

吸収合併とシステムインテグレーター認定(1979-1990)

1979年10月、東京ソフトウェアエンジニアリング株式会社を吸収合併し、開発力を強化。1986年に社名をティーディーシーソフトウェアエンジニアリング株式会社へ変更した。1988年12月、通商産業大臣からシステムインテグレーターとして認定され、SI市場での正規プレーヤーとなる。1990年12月にはエヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社(現NTTデータ)のビジネスパートナーとなり、現在に至る太い取引関係が始まった。

データベース製品の受賞と株式上場(1991-2001)

1991年12月、自社開発の「日本語リレーショナルデータベース管理システム(MRDB Ver.4)」がソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤーを受賞。同製品は同社の技術力を示す象徴となった。1997年10月に日本証券業協会に株式を店頭登録し、2001年1月には東京証券取引所市場第二部に上場。同年3月には品質保証の国際規格ISO9001を全社で取得し、品質管理体制を整えた。

M&Aと開発成熟度の向上で事業基盤を拡大(2008-2018)

2008年2月、シンクアプローチ株式会社(現TDCフューテック)を子会社化。2016年3月には株式会社マイソフト(現TDCアイレック)を買収し、グループ体制を強化した。同年、ソリューション事業部でCMMI成熟度レベル3を達成、2018年11月には同レベル4を達成し、開発プロセスの高度化を実現した。一方、2011年に開設した中国天津の駐在員事務所と現地法人は、2016年12月に閉鎖され、海外展開の難しさも経験した。

DX認定とプライム市場移行で新たな成長段階へ(2021-2022)

2021年2月、経済産業省が認定する「DX認定」を情報サービス産業界で初めて取得。デジタルトランスフォーメーション分野での先駆性をアピールした。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場へ移行。同年10月に創業60周年を迎え、長期にわたる事業継続の実績を築いた。2023年10月には本社を九段会館テラスへ移転し、新たな拠点での事業展開を開始した。

中期経営計画とAIネイティブパートナー契約(2025-2026)

2025年度から新たな中期経営計画「Be a Visionary System Integrator」を開始。先端技術への投資を加速し、AI・データエンジニアリング、ネットワークセキュリティ、UXなどの要素技術を先行獲得する方針を示した。同年12月には株式会社コモドシステムを子会社化。2026年2月には米Scaled Agile社と国内初の「AI-Native」パートナー契約を締結し、アジャイル開発とAI活用の融合を推進する体勢を整えた。

年表41件を開く

1960年代

  • 1963年12月創業株式会社東京データーセンターを東京都港区芝神谷町に設立。
  • 1967年9月本社を東京都中央区新川へ移転し、汎用大型コンピュータのシステムズソフトウェア開発事業を開始。

1970年代

  • 1978年6月商号を株式会社ティーディーシーへ変更。
  • 1979年10月M&A東京ソフトウェアエンジニアリング株式会社を吸収合併。

1980年代

  • 1985年4月本社を東京都渋谷区千駄ヶ谷へ移転。
  • 1986年4月商号をティーディーシーソフトウェアエンジニアリング株式会社へ変更。
  • 1988年12月通商産業大臣より、システムインテグレータとして認定される。

1990年代

  • 1990年12月エヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社(現 ㈱NTTデータグループ)のビジネスパートナー会社となる。
  • 1991年12月「日本語リレーショナルデータベース管理システム(MRDB Ver.4)」が、財団法人ソフトウェア情報センターより「'91ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞。
  • 1997年10月日本証券業協会に株式を店頭売買有価証券として登録。
  • 1999年12月品質保証の国際規格「ISO9001」の認証を取得(ネットワークアプリケーション、クレジット系アプリケーションの設計、開発、製造及び付帯サービス)。(2001年5月認証範囲を全社に拡大、2003年11月「ISO9001 2000年改正版」に移行)

2000年代

  • 2000年7月「プライバシーマーク」の使用許諾事業者として認定。
  • 2001年1月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2002年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
  • 2003年10月情報化月間推進会議より情報化促進貢献企業として表彰。
  • 2006年6月ISMS認証基準Ver2.0の認証を取得(受託ソフトウェアの設計・開発・製造及び付帯サービス、ASPサービス、ハウジングサービス、管理に関する社内システム、社内情報基盤)。
  • 2007年6月情報セキュリティの国際規格「ISO27001」の認証を取得。
  • 2008年2月M&Aシンクアプローチ株式会社(現 TDCフューテック株式会社)を子会社化。
  • 2009年12月「Trustpro 1.0 R2」を提供開始。

2010年代

  • 2011年1月中国天津市に天津駐在員事務所を開設。
  • 2012年1月創業中国天津市に天津TDC軟件技術有限公司を設立。
  • 2012年7月商号をTDCソフトウェアエンジニアリング株式会社へ変更。
  • 2013年6月本社を東京都渋谷区代々木へ移転。
  • 2016年3月CMMI成熟度レベル3を達成(ソリューション事業部)。
  • 2016年3月M&A株式会社マイソフト(TDCアイレック株式会社に商号変更)を子会社化。
  • 2016年11月CMMI成熟度レベル3を達成(エンタープライズビジネスユニット)。
  • 2016年12月天津TDC軟件技術有限公司を閉鎖。
  • 2017年10月商号をTDCソフト株式会社へ変更。
  • 2018年1月関西事業所を支社化。
  • 2018年11月CMMI成熟度レベル4を達成(ソリューション事業部)。
  • 2019年2月健康経営優良法人(ホワイト500)に認定。
  • 2019年4月M&A連結子会社TDCネクスト株式会社(現 TDCフューテック株式会社)と非連結子会社TDCアイレック株式会社が会社分割(吸収分割)により経営統合。
  • 2019年10月株式会社LTE-X(現 株式会社closip)と資本・業務提携契約を締結。

2020年代

  • 2020年2月米国Scaled Agile,Inc.(SAI社)とゴールドパートナー契約を締結。
  • 2020年2月M&A株式会社八木ビジネスコンサルタント(現 エールビジネスコンサルティング株式会社)を子会社化。
  • 2021年2月経済産業省が認定する「DX認定」を情報サービス産業界で初めて認定。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場へ移行。
  • 2022年10月創業創業60周年を迎える。
  • 2023年10月本社機能を九段会館テラス(東京都千代田区)へ移転。
  • 2025年12月M&A株式会社コモドシステムを子会社化。
  • 2026年2月米Scaled Agileと国内初の「AI-Native」パートナー契約を締結。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    事業戦略の推進

    ネットワーク・セキュリティ、UX、AI・データエンジニアリングなどの要素技術への先行投資により、顧客のニーズに応えるサービス・製品開発を推進する。

  2. 02

    投資戦略の推進

    トップダウン型とボトムアップ型の両アプローチで、多様な顧客のITニーズに対応するサービス・製品開発を推進する。

  3. 03

    人財戦略の推進

    ブランディング戦略、人事制度刷新による育成システム・教育施策強化など、多様な人財が意欲的に働ける環境を整備する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,473人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は620万円で、9期前と比べて+3.2%平均年齢は35.8歳、平均勤続年数は10.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,435
2018年3月1,514
2019年3月60136.711.31,545
2020年3月61536.711.21,644
2021年3月59436.411.21,773
2022年3月63136.811.61,816
2023年3月61136.611.41,972
2024年3月62336.211.12,136
2025年3月62036.010.72,300209
2026年3月62035.810.52,473210

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率84.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社他 — 東京都千代田区他1,010百万円
システム 開発
主な関係会社
  • 国内
    TDCフューテック株式会社
    東京都 中央区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は484億円営業利益52億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.0%、利益が+8.3%。

売上高
+9.0%
484億円
営業利益
+8.3%
52億円
純利益
+14.7%
39億円
営業利益率
10.7%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高530億円484億円
営業利益56億円52億円
純利益39億円39億円
1株あたり配当¥34¥34

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は118億円、営業利益は12億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+32.6%、営業利益は+71.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q964
2024年1Q8977.95
2024年2Q1001212.08
2024年3Q981010.210
2024年4Q1108
2025年2Q2132411.317
2025年4Q2312410.417
2026年2Q2332611.220
2026年4Q2512610.419
2027年1Q1181210.29

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は171億円から484億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は10.7%。売上は5期、純利益は6期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月17183
2014年3月19084
2015年3月194126
株式会社マイソフト(TDCアイレック株式会社に商号変更)を子会社化。
2016年3月209138
2017年3月2301712
2018年3月2391912
連結子会社TDCネクスト株式会社(現 TDCフューテック株式会社)と非連結子会社TDCアイレック株式会社が会社分割(吸収分割)により経営統合。
2019年3月2662215
株式会社八木ビジネスコンサルタント(現 エールビジネスコンサルティング株式会社)を子会社化。
2020年3月2782315
2021年3月2732617
創業60周年を迎える。
2022年3月3093121
2023年3月3523725
2024年3月3974331
株式会社コモドシステムを子会社化。
2025年3月444484910.834
2026年3月484525410.739

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高484億円のうち、営業利益として残るのは52億円10.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は39億円、売上の8.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.8%386億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.5%46億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.7%52億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.4pt
10.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.4pt
8.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.4pt
17.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
17.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが27億円、投資CFが−32億円で、差し引きのフリーCFは−5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は132億円で、売上の3.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月7−3−1431
2014年3月01−2130
2015年3月200−22048
2016年3月8−3−2553
2017年3月9−4−3556
2018年3月141−51566
2019年3月160−41678
2020年3月13−2−51184
2021年3月230−623101
2022年3月220−522117
2023年3月20−4−1416120
2024年3月30−3−1427134
2025年3月300−1130153
2026年3月27−32−15−5132

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は315億円。このうち返さなくてよい自己資本が234億円で、自己資本比率は74.4%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月95633266.2
2014年3月101673466.3
2015年3月109723765.9
2016年3月119803967.2
2017年3月135914467.6
2018年3月1481034569.9
2019年3月1641154970.1
2020年3月1671214672.7
2021年3月1871375073.3
2022年3月2111535872.4
2023年3月2281646472.1
2024年3月2551857072.4
2025年3月2832097473.8
2026年3月3152348174.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
109億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
212億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
81億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
91
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中163位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中306位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.5%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.7%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
74.4%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,023で、1年前と比べて-21.6%過去52週の値幅のなかでは28%の位置にある。

¥1,023-2.5%1ヶ月+1.8%1年-21.6%時価総額514億円
過去52週の値幅
安値¥846高値¥1,483

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.5倍
PER (会社予想)12.4倍
PBR2.11倍
配当利回り3.32%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月12日に1009円と前日比+6.77%高。直近1ヶ月では+1%とほぼ横ばいだが、週足では7月下旬の下落から反発。25日移動平均線1008.84円にほぼ一致しており、75日線959.25円を上回る。52週高値1483円からは約32%下、52週安値846円からは約19%上昇。8月5日の安値933円からは+8%回復しており、下値が固まりつつある。出来高は8月5日に22万株と直近のピークを付け、その後も高水準で推移、売買が活発化している。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PER 11.49倍は業界平均30.31倍を大幅に下回り、PBR 1.9倍も平均3.5倍を下回る。ROE 17.5%は高く、配当利回り3.61%は平均3.42%を上回り、株主還元も充実。売上高は2024/3の397億円から2026/3には484億円へ増加、純利益も39億円と堅調。配当性向41.8%は適切で、財務健全性も良好。業界平均と比較してPER・PBRとも割安であり、成長性と収益性を考慮すると割安と判断。ただし、成長率が緩やかなため、大幅な割安感はない。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.5倍47.9倍
PER (予想)12.4倍
PBR2.11倍2.96倍
ROE17.5%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、業績の安定成長と株価下落のギャップをどう評価するか。強気派は、売上高が3年間で約352億円から484億円へと拡大し、営業利益率も10%台を維持している点を評価。さらに、PER11.5倍、PBR1.9倍、ROE17.5%と割安感があり、配当利回り3.61%の株主還元を重視する。一方、弱気派は、株価が1年で30%下落した背景に、今後の成長鈍化やIT業界の競争激化への懸念があると指摘。特に、データセンター需要の一巡や人件費高騰による利益率の圧迫リスクを強調する。また、同業他社と比べた成長性の低さや、特定顧客への依存度が高いことも懸念材料とされる。

プラスに働く材料7
  • 安定成長と高収益性

    売上高は毎年10%前後増加し、営業利益率10%台を堅持

  • 割安なバリュエーション

    PER11.5倍、PBR1.9倍、配当利回り3.61%と投資妙味

  • ROE17.5%の高効率経営

    自己資本利益率が高く、資本効率の良い経営を継続

  • 売上高484億円、増収増益基調決算発表後影響

    売上高484億円、営業利益52億円と前期比増益

  • PER11.5倍・配当利回り3.61%と割安継続影響

    PER11.49倍、配当利回り3.61%と投資魅力度高い

  • ROE17.5%と資本効率が高い通年影響

    ROE17.5%、PBR1.9倍と収益力に見合う

  • 株価1年で30%下落、リバウンド余地継続影響

    1年で30.3%下落、業績増益で割安感

マイナスに働く材料7
  • 株価下落の理由

    1年で30%下落し、成長期待の後退を示唆

  • 競争激化と人件費高騰

    IT業界の人材獲得競争が利益率を圧迫する恐れ

  • 特定顧客への依存

    金融・公共頼みで、民間需要の開拓が遅れている

  • 営業利益率10.7%と横ばい通年影響

    営業利益率10.81%→10.74%、改善が見られない

  • 外国人の保有比率7.65%と低水準継続影響

    外国保有7.65%、需給の厚み不足

  • 売上高484億円を据え置き、成長鈍化通年影響

    売上高増収率は約9%、前期の12%から減速

  • 株価下落トレンドが続く継続影響

    1年で30%下落、需給悪化が継続

次の決算で確かめる点
売上高成長率
安定的な成長が続くか、IT投資動向を反映
営業利益率
人件費や競争環境の変化で収益性が維持できるか
受注残高
将来の売上を確保できているかを測る先行指標
データセンター関連売上
新規成長分野の伸びを確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり34で、前期から+22.2%いまの株価に対する利回りは3.32%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥34
1株あたり
配当利回り
3.32%
いまの株価に対して
配当性向
41.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月834.3
2018年3月99.436.1
2019年3月1125.737.3
2020年3月129.140.7
2021年3月120.036.5
2022年3月1525.037.0
2023年3月2350.046.5
2024年3月246.738.8
2025年3月2712.538.7
2026年3月3322.241.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥34

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,579人。区分でいちばん多いのは個人・その他51.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.2%を占め、残る59.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他52.451.049.549.749.151.3
金融機関18.418.518.720.920.620.6
事業法人22.421.421.520.320.419.6
外国法人5.68.19.48.39.17.6
自己株式2.52.53.84.84.84.8
証券会社1.21.10.80.80.80.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社野﨑事務所12.57
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.32
03TDC社員持株会7.80
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.74
05野﨑聡3.21
06株式会社IDホールディングス2.39
07野﨑哲2.27
08野村信託銀行株式会社(投信口)2.24
09藤井吉文2.17
10BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.98

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-06-23
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.49%
    +1.47pt
  • 2026-06-23
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.81%
    +0.06pt
  • 2026-06-23
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.66%
    -0.15pt
  • 2026-06-09
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.02%
  • 2026-06-09
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.75%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+46%、1株純資産は14期で−52%。直近期のROEは17.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月561,0345.514.644.4
2014年3月681,0976.412.336.7
2015年3月232988.211.629.9
2016年3月333319.810.231.4
2017年3月4837913.613.934.3
2018年3月5242912.813.536.1
2019年3月6147613.514.437.3
2020年3月3125112.712.840.7
2021年3月3628413.314.336.5
2022年3月4331614.313.637.0
2023年3月5234415.714.346.5
2024年3月6539217.717.938.8
2025年3月7344317.417.538.7
2026年3月8249517.511.141.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額374百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小林裕嘉代表取締役 社長 関西支社担当62100,000
小田島吉伸取締役 グループ経営担当 グループビジネス本部長66152,000
高瀬美佳子取締役 システム開発本部担当6747,000
河合靖雄取締役 金融分野担当 法人分野担当 金融決済システム事業本部長63205,000
熊田稔取締役 イノベーション&テクノロジー分野担当 コンサルティング分野担当 R&D推進室担当 人事・労務分野担当 デジタルテクノロジー本部長 コーポレート統括本部長 兼務5339,000
村上知也取締役 金融分野担当 公共分野担当 金融システム事業本部長 公共・社会基盤システム事業本部長 スマートSI推進室長 兼務5437,000
梶保夫取締役 営業分野担当 ソリューション分野担当 セールス&マーケティング本部長581,000
尾崎集一取締役 コーポレート分野担当 管理本部長573,000
中川順三取締役73
川崎久実子取締役521,000
倉本昌和取締役692,000
山本裕子取締役70
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
森徹宏常勤監査役602,000
野﨑聡常勤監査役691,610,000
岡松宏明監査役735,000
佐々木伸悟684,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)11185146533130
社外取締役730304
監査役1131313

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容216字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、国内連結子会社2社、国内非連結子会社1社の4社で構成されております。主な事業の内容は、次のとおりです。 区分   内容 システム開発   コンサルテーション、開発から運用・管理までの一貫したシステム開発サービスの受託及びソフトウェアの設計、開発並びに保守の受託、自社製品の開発・製造・販売、他社製品の仕入・販売及びそれに付帯するサービスの提供 企業集団の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,162字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)会社の経営の基本方針 当社は1962年の創業以来、自主自立の精神で、企業理念『わが社は、最新の情報技術を提供し、お客様の繁栄に寄与するとともに、社員の生きがいを大切にし、社会と共に発展することを目指します。』に則り、経営を続けてまいりました。今後も当社はこの精神のもと、『情報通信技術で社会とお客様の繁栄に寄与し、最も信頼されるパートナー企業となる』ことを経営ビジョンに掲げ、できる限りお客様に近い位置に存在し、お客様の真のニーズ・課題を、共に考え、解決案を提案し、実現していく企業を目指してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、成長性と収益性の拡大を追求して企業価値を高めることが株主重視の経営であると認識し、経営指標としては、売上高、営業利益、自己資本利益率を重視しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題 この先の我が国の経済は、雇用・所得環境の改善や企業収益の底堅さを背景に緩やかな回復基調を維持しています。一方で、物価上昇による個人消費の弱さや地政学リスクの高まりにより、先行きが不透明な状況が続いております 情報サービス産業におきましては、総じて底堅い動きを示す中、DXによるビジネスの在り方や働き方の変革に対するITニーズは拡大すると同時に多様化、複雑化しております。 そのような状況の中、当社は、長年培ってきた高度な技術力と社会の変化を先読みする洞察力をもって、お客様の真の課題解決に貢献するべく、2025年度から新たに開始する中期経営計画「Be a Visionary System Integrator」を策定いたしました。社会課題がより複雑化していく中、一歩先の未来に向けた先見性を磨き、抜きんでた開発技術とサービスを提供していくことで、お客様の唯一無二の存在となり長期的な成長の実現に邁進してまいります。 そのために、専門性・知見の多角化と高度化に加え、顧客の価値につなげる提案力の向上を図るべく、事業戦略、投資戦略、人財戦略を重点戦略として定め、各種取り組みを推進してまいります。 具体的な技術分野での投資は、ネットワーク・セキュリティ、UX、AI・データエンジニアリング等の今後のSI事業に大きく影響を及ぼす可能性の高い要素技術を先行し獲得する取り組みや、多様な顧客のITニーズに対応するサービス・製品開発をトップダウン型、ボトムアップ型の双方のアプローチで推進いたします。 人財分野での投資は、引き続きブランディング戦略の推進、人事制度刷新による育成システムやエデュケーション施策の強化など多様な人財がより意欲的に仕事に取り組める働き方の仕組みや環境作りを行う等の投資を推進してまいります。
事業等のリスク2,788字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業等に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項は、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。 本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日(2026年6月23日)現在において判断したものであります。 (1) 情報サービス産業における経営環境の変化及び価格競争等の影響 情報サービス産業においては、国家的なIT戦略の後押しや事業の強化や変革を推進するDXに向けた投資等によりIT需要は増加基調で推移していくことが見込まれております。しかしながら、日本経済が低迷又は悪化する場合には、顧客の情報化投資が減少するおそれがあり、当社グループの経営成績等が影響を受ける可能性があります。 また、国内における情報サービス産業は激しい競争状態にあります。これら競合会社との直接的競合が生じた場合や競合各社が市場に大きな影響を与える商品や技術を開発した場合、当社グループに対しての一層の価格引き下げ圧力や当社グループの提供するサービスや製品が陳腐化し、競争力の低下を招く可能性があります。 (2) 人財の確保や育成 人財の新たな確保と育成は当社グループの事業運営には重要であり、人財の確保又は育成できなかった場合には、当社グループの将来の成長、経営成績等に影響を与える可能性があります。 (3) アライアンスパートナーとの協力体制 当社グループは、事業運営に関連して、ベンダーや協力会社等、様々なパートナーとの協力体制を構築しております。これらのパートナーとの関係に変化が生じた場合、サービスの提供もしくは適正な価格でのサービスの提供が困難になる等により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (4) システム開発サービスにおける見積違い及び納期遅延等の発生可能性 当社グループでは、作業工程等に基づき発生コストを予測し見積りを行っておりますが、開発期間の短期化及び機能の複雑化など顧客からの要請は高度化しており、当初想定した以上の開発工数の増加や機能改善による追加コストにより、当初見積ったコストを上回り低採算または採算割れとなる可能性があります。また、当社グループが顧客との間であらかじめ定めた期日までに作業を完了・納品できなかった場合には遅延損害金、最終的に作業完了・納品できなかった場合には損害賠償責任が発生する可能性があります。 (5) 納品・検収後のシステムの不具合 当社グループは、ISO9001の認証を取得し製品やサービスの品質向上に取組んでおり、現在までシステムの不具合に関し訴訟等重大な影響を受ける損害賠償等を請求されたことはありませんが、当社グループの過失によるシステムの不具合が顧客に損害を与えた場合には、損害賠償請求負担及び信用の失墜等により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (6) 特定の顧客への依存 当社グループは、株式会社NTTデータグループ、日本アイ・ビー・エム株式会社グループ及び富士通株式会社グループ等への売上高比率が多くを占めると想定いたしますが、これら顧客において事業方針の変更がなされた場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (7) 情報漏洩 当社グループは、事業において顧客の機密情報(個人情報を含む)に触れる場合があります。当社グループでは、ISO27001の認証を取得すると同時に、プライバシーマークを取得し、厳格な管理体制の整備を行っております。しかしながら、何らかの理由により機密情報の外部への漏洩が生じた場合、顧客より損害賠償請求を受ける可能性があり、また当社グループの信用の失墜を招くことにより、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (8) 知的財産権侵害リスク 現在国内においてビジネスモデル特許は広範囲な権利を有し、その範囲が不明確な特許が認められる可能性があります。従いまして、クラウドサービスを始めとする当社グループのサービス分野において、第三者の特許権等の知的財産権を侵害するとしてサービス提供の差し止め、損害賠償等の請求を受ける可能性があります。 また、当社グループはシステム開発業務において、第三者が開発したプログラム等を利用する場合があり、使用権の許諾を有した上で利用することとしておりますが、第三者の著作権等の知的財産権を侵害するとして損害賠償請求、使用差し止め請求等を受ける可能性があります。 (9) 長時間労働と労務問題 提供するサービスや構築システムの社会性の高さ、またシステム開発の属人性の高さから、緊急時において長時間労働が発生する可能性があり、健康問題や労務問題につながる可能性があります。 (10) コンピューター設備への影響 当社グループは、コンピューター設備を保有しておりますが、災害や停電の他、不正アクセスやコンピューターウイルス等による被害が発生した場合、システム開発やサービスが遅延・中断することにより、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (11) デリバティブ取引 当社グループは、効果的かつ効率的な資金運用のため、運用資金の上限設定及びリスク分散を基本方針として他社株転換社債等のデリバティブが組み込まれた複合金融商品への投資を行うことがありますが、対象銘柄の株価下落などがあった場合には損失が発生し、業績に影響を与える可能性があります。 (12) 自然災害等の発生による影響 地震・台風等の自然災害や、火災やパンデミックの発生等により、予期せぬ事態が発生した場合に備え、当社グループは事業継続のための対応を実施、検討しておりますが、災害の状況によっては、業務の全部または一部が停止し当社グループの業績に影響する可能性があります。 (13) 投資活動による影響 当社グループは、新規事業の立ち上げや事業拡大を目的として、資本提携、企業買収、子会社の設立などを行っております。これらの実施に当たっては、事前に収益性や回収可能性について調査・検討を行っておりますが、経営環境の変化等により投資先の事業が当初の想定どおりの成果を得られない場合、投資の損失の発生、あるいは、追加資金拠出が必要となる等、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,785字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善や企業収益の底堅さを背景に緩やかな回復基調を維持しています。一方で、物価上昇による個人消費の弱さや地政学リスクの高まりにより、先行きが不透明な状況が続いております。 情報サービス産業におきましては、企業の競争力強化を目的としたデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)投資が継続しており、基幹領域を含むクラウドシフトの進展や、データ活用・業務プロセス高度化に向けた取り組みが広がっています。また、生成AIについては、業務実装やAI活用を前提とした業務プロセスの見直しが加速するなど重要性が高まっております。 このような環境の中で、当社グループは2025年4月から2028年3月における中期経営計画「Be a Visionary System Integrator」を策定しております。社会状況や技術動向の一層の変化に伴い、お客様が抱える課題はますます複雑かつ多様化し、本質的で価値の高い貢献が求められている中で、当中期経営計画では、一歩先の未来に向けた先見性を磨き、卓越した開発技術とサービスを提供していくことで、お客様の唯一無二の存在となり、長期的な成長を実現することをビジョンに掲げております。 このビジョンを実現するために、当社グループは二つの基本戦略を定めております。 一つ目の「専門性・知見の多角化と高度化」では、専門性の高い分野をより多岐にわたって保有することで、ますます複雑化する顧客課題への対応力を向上させることを目指します。 二つ目の「顧客の価値につなげる提案力の向上」では、要素技術の特性とお客様の状況や戦略に対する深い理解に基づき、ITを効果的に活用して顧客価値を最大化する提案力を高めることを目指します。 当連結会計年度においては、各事業分野は堅調に推移し売上高は計画を上回り増収を達成いたしました。利益面では、中期経営計画に基づき将来の事業拡大に向けた投資やM&Aを積極的に実施したものの、高付加価値事業の伸長や増収効果により、営業利益は増益となりました。投資に関する具体的な取り組みとしては、AI・ネットワーク等の先端要素技術の獲得や人財投資の観点からキャリア人財を含めた人材獲得や教育施策の強化を進めております。 なお、NTTグループの再編に伴う株式会社NTTデータグループの株式売却により特別利益が発生しております。 その結果、当連結会計年度の業績は、売上高は48,359百万円(前年同期比8.9%増)、営業利益は5,159百万円(前年同期比8.1%増)、経常利益は5,359百万円(前年同期比9.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,880百万円(前年同期比13.0%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比較して2,078百万円減少し、13,171百万円(前期は15,250百万円)となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 売上債権及び契約資産の増加額1,454百万円、法人税等の支払額1,452百万円などがありましたが、税金等調整前当期純利益5,525百万円などがあり、営業活動によるキャッシュ・フローは2,662百万円(前期は2,962百万円)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資有価証券の売却による収入210百万円、利息及び配当金の受取額147百万円などがありましたが、有価証券の取得による支出2,098百万円、投資有価証券の取得による支出1,409百万円などがあり、投資活動によるキャッシュ・フローは△3,200百万円(前期は△1百万円)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 配当金の支払1,292百万円及び短期借入金の純減額233百万円などがあり、財務活動によるキャッシュ・フローは△1,540百万円(前期は△1,089百万円)となりました。 ③ 生産実績、受注及び販売実績 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 なお、当社グループは、開発から運用・管理までの一貫したシステム開発サービス及びシステム製品の販売等を一体とするシステム開発事業を営んでおり、当社グループにおけるセグメントは、「システム開発」のみの単一セグメントであります。 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前期比(%) システム開発   38,556,537   +10.4 合計   38,556,537   +10.4 (注) 金額は、製造原価によっております。 b.受注状況 当連結会計年度における受注状況は、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) システム開発   48,932,602   +10.1   11,996,059   +5.0 合計   48,932,602   +10.1   11,996,059   +5.0 (注) 金額は、販売価格によっております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) システム開発   48,359,422   +8.9 合計   48,359,422   +8.9 (注) 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社NTTデータ   7,889,546   17.8   8,023,969   16.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績の分析 ・売上高(分野別) <ITコンサルティング&サービス> ITコンサルティング&サービスは、お客さまのDX推進に向けたIT戦略やシステム化構想の立案、技術コンサルティング、最新の技術や開発手法の教育サービスの提供や、自社開発のクラウドアプリケーションサービスの提供、BI(注1)/DWH(注2)、ERP(注3)/CRM(注4)等のソリューションサービスの提供を行っております。当期は、クラウド関連のSaaS(注5)ソリューションやERPソリューションサービスが堅調に推移し、売上高は前年同期比13.8%増収の8,849百万円となりました。 <金融ITソリューション> 金融ITソリューションは、金融業向けにシステム化構想・設計・開発・保守などの統合的なITソリューションの提供を行っております。当期は、銀行および保険関連のシステム開発案件等が堅調に推移し、売上高は前年同期比6.3%増収の20,571百万円となりました。 <公共法人ITソリューション> 公共法人ITソリューションは、流通業、製造業、サービス業や公共向けにシステム化構想・設計・開発・保守などの統合的なITソリューションの提供を行っております。当期は、鉄鋼業や食品、官公庁・教育機関向けの開発案件等が堅調に推移しており、売上高は前年同期比7.0%増収の12,841百万円となりました。 <プラットフォームソリューション> プラットフォームソリューションは、ITインフラの環境設計、構築、運用支援、ネットワーク製品開発、ネットワークインテグレーション等の提供を行っております。当期は、保険、運輸業、エネルギー関連企業向けクラウド関連のインフラ構築案件が堅調に推移し、売上高は前年同期比15.3%増収の6,096百万円となりました。 (単位:百万円) 分野   2025年3月期連結累計期間   2026年3月期連結累計期間   前期比増減率 売上高   構成比   売上高   構成比 ITコンサルティング&サービス   7,775   17.5%   8,849   18.3%   +13.8% 金融ITソリューション   19,356   43.6%   20,571   42.5%   +6.3% 公共法人ITソリューション   11,996   27.0%   12,841   26.6%   +7.0% プラットフォームソリューション   5,289   11.9%   6,096   12.6%   +15.3% 合計   44,417   100.0%   48,359   100.0%   +8.9% (注)1 BI :Business Intelligenceの略。社内の情報を分析し、経営に活かす手法。 2 DWH:Data Ware Houseの略。データ分析や意思決定のために、基幹系など複数システムから必要なデータを収集し、目的別に再構成して時系列に蓄積した統合データベースのこと。 3 ERP:Enterprise Resources Planningの略。基幹系情報システムのこと。 4 CRM:Customer Relationship Managementの略。顧客管理システムのこと。 5 SaaS:Software as a Serviceの略。サーバで稼働するソフトウェアをサービスとして提供する形態のこと。 ・売上総利益 当連結会計年度における売上総利益は、前連結会計年度と比較し297百万円増加し、9,802百万円となりました。 ・営業利益 当連結会計年度における営業利益は、前連結会計年度と比較し387百万円増加し、5,159百万円となりました。 ・経常利益 当連結会計年度における経常利益は、前連結会計年度と比較し482百万円増加し、5,359百万円となりました。 ・税金等調整前当期純利益 当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度と比較し648百万円増加し、5,525百万円となりました。 ・親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比較し446百万円増加し、3,880百万円となりました。 財政状態の分析 ・流動資産 当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末と比較して1,648百万円増加し、24,895百万円となりました。その主な増減要因は、現金及び預金が2,378百万円減少したものの、有価証券が2,405百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が1,454百万円増加したことによります。 ・固定資産 当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末と比較して1,565百万円増加し、6,604百万円となりました。その主な増減要因は、投資有価証券が1,137百万円、繰延税金資産が328百万円増加したことによります。 ・流動負債 当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末と比較して774百万円増加し、7,644百万円となりました。その主な増減要因は、借入金が233百万円、未払金が152百万円減少したものの、未払費用が479百万円、未払法人税等が406百万円、買掛金が206百万円増加したことによります。 ・固定負債 当連結会計年度末における固定負債は、前連結会計年度末と比較して116百万円減少し、419百万円となりました。その主な増減要因は、その他に含まれる長期未払費用が63百万円、役員株式給付引当金が34百万円減少したことによります。 ・純資産 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末と比較して2,555百万円増加し、23,436百万円となりました。その主な増減要因は、利益剰余金が2,588百万円増加したことによります。 当社グループが重視している経営指標の売上高、営業利益、自己資本利益率の推移は次の通りです。 第69期2022年3月期   第70期2023年3月期   第71期2024年3月期   第72期2025年3月期   第73期2026年3月期 売上高(百万円)   30,925   35,242   39,698   44,417   48,359 営業利益(百万円)   2,967   3,458   3,807   4,772   5,159 自己資本利益率   14.3%   15.7%   17.7%   17.4%   17.5% ・自己資本利益率 自己資本の効率的運用による投資効率の高い経営を図るため、自己資本利益率を重視する経営指標としております。 当連結会計年度における自己資本利益率は、前連結会計年度に比べ0.1ポイント増加し17.5%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性 キャッシュ・フローの状況の分析 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。 なお、自己資本比率、時価ベースの自己資本比率、キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは、次のとおりです。 第69期 2022年3月期   第70期2023年3月期   第71期 2024年3月期   第72期 2025年3月期   第73期 2026年3月期 自己資本比率   72.4%   72.1%   72.4%   73.8%   74.4% 時価ベースの自己資本比率   133.7%   155.6%   214.5%   212.1%   137.0% キャッシュ・フロー対有利子負債比率   0.2年   0.2年   0.1年   0.2年   0.1年 インタレスト・カバレッジ・レシオ   623.9   567.2   856.8   485.9   470.6 (注) 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い * 連結ベースの財務数値により計算しております。 * 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 * 2024年4月1日付けで、普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。第69期の期首に株式分割が行われたと仮定して「期末発行済株式数」を算定しております。 * 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの主な資金需要は、人件費、外注費等の運転資金となります。これらにつきましては、基本的に営業活動によるキャッシュ・フローや自己資金を充当し、状況に応じて金融機関からの借入等による資金調達で対応していくこととしております。 なお、現在の現金及び現金同等物の残高、営業活動によるキャッシュ・フローの水準については、当面事業を継続していく上で十分な流動性を確保しているものと考えております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成に際し、当連結会計年度末日における資産及び負債の報告数値及び当連結会計年度における収益及び費用の報告数値に影響を与える見積りは、過去の実績や当社グループを取り巻く環境等に応じて合理的と考えられる方法により計上しておりますが、見積り特有の不確実性があるために実際の結果は異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しておりますが、特に下記の会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断等に影響を及ぼすと考えております。 ・繰延税金資産の回収可能性 当社グループの連結財務諸表に計上されている資産及び負債の金額と課税所得計算上の資産及び負債の金額との間に生じる一時差異に係る税効果については、当該差異の解消時に適用される法定実効税率を使用して、繰延税金資産を計上しております。将来の税金の回収可能予想額は、当社グループの将来の課税所得の見込額に基づき算出されておりますが、将来の課税見込額の変動により、繰延税金資産が変動する可能性があります。 ・受注損失引当金 請負契約プロジェクトの特性に応じて個別に判断を行う必要があることから不確実性があり、実際に発生する製造原価が見積りと異なった場合に翌連結会計年度に係る連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ・一定期間にわたり履行義務が充足される契約に関する収益の認識 一定期間にわたり履行義務が充足される契約については、期末日における見積総原価に対する累積実際発生原価の割合に応じた金額で履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識する方法にて計上しております。 総原価の見積りはプロジェクトの進行に応じて適時、適切に見直しを行いますが、契約毎に個別性が高く、顧客からの要請の高度化・複雑化や開発段階でのシステム要件の変更、納期の変更等により、プロジェクトの総原価の見積りが変動する可能性があります。また、これらの見積りは不確実性が含まれているため、翌連結会計年度以降の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。

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開示資料

出典

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