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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

イトーキ

ITOKI CORPORATION7972 · Prime · その他製品

オフィス家具大手。働く環境をトータルでデザインし、物流・公共施設向け設備も手掛ける。

概要

イトーキは、オフィス家具、物流設備、研究施設機器など「働く環境」全般を手がける日本の大手メーカーである。1890年に大阪で創業した伊藤喜商店を源流とし、2005年の製販統合を経て現在の体制となった。2025年12月期の連結売上高は1537億円、営業利益137億円、従業員4164名。東証プライム市場に上場し、ワークプレイス事業と設備機器・パブリック事業の2セグメントで事業を展開する。

2つのセグメントで構成される事業構造

イトーキは報告セグメントとして「ワークプレイス事業」と「設備機器・パブリック事業」を持つ。ワークプレイス事業は売上高の約73%を占め、オフィス家具(デスク、チェア、システム収納)、内装工事、空間デザイン、コンサルティングまでトータルで提供する。2025年12月期の同事業売上高は1115億円、営業利益109億円。設備機器・パブリック事業は物流施設向け立体自動倉庫システム(SAS)や薬剤自動ピッキングシステム、研究施設機器、粉体機械などを扱い、売上高405億円、営業利益24億円を計上した。両事業とも増収増益であり、ワークプレイス事業の営業利益率は9.9%と高い収益性を示す。

グループ全体の事業系統と子会社の役割

当社グループは当社、連結子会社32社、非連結子会社6社で構成される。ワークプレイス事業では、伊藤喜オールスチール、富士リビング工業、イトーキマルイ工業などが製造を担い、Tarkus Interiors Pte Ltd(シンガポール)やNovo Workstyle Asia Limited(香港)など海外子会社が現地展開を支える。設備機器・パブリック事業では、株式会社ダルトンとその子会社5社が研究設備機器と粉体機械を生産し、イトーキマーケットスペースが商業施設機器を手掛ける。2024年7月にはイトーキエンジニアリングサービスを吸収合併し、グループ内の機能統合が進んでいる。

4期連続の増収と6期連続の営業増益

財務数値の推移を見ると、売上高は2012年の1055億円から緩やかに増加し、2019年には1222億円に達した。その後2020年には1162億円と減収したが、2021年から回復に転じ、2025年には1537億円と過去最高を更新した。営業利益も2020年以降6期連続で増益し、2025年には136億円と最高益を更新。営業利益率は7.3%(2024年)から8.9%(2025年)に改善した。ROEは2025年に18.5%(目標値)に迫る水準と見込まれる。一方、2019年と2020年には当期純損失を計上しており、業績の変動を経験している。

中期経営計画「RISE TO GROWTH 2026」の進捗

イトーキは2024年から2026年までの3カ年計画「RISE TO GROWTH 2026」を策定し、売上高1500億円、営業利益140億円、ROE15%を目標に掲げた。2025年には売上高1537億円と計画を前倒しで達成し、営業利益も137億円と目標に迫る。重点戦略「7Flags」には、オフィスDX(Office 3.0)によるデータドリブンな空間提供、物流・研究施設領域へのリソース集中、グループ生産体制再編などが含まれる。ESG戦略では「ITOKI Ecosystem Initiative toward 2050」を掲げ、気候変動対応や資源循環、サステナブル素材活用を進める。

業界の中での役割はオフィス家具・物流設備・公共施設向け環境構築の総合メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,537億円
営業利益
137億円
営業利益率
8.9%
純利益
94億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2021/12
事業売上構成比利益利益率
ワークプレイス事業806億円69.5%19億円2.4%
設備機器・パブリック事業335億円28.9%10億円3.0%
IT・シェアリング事業18億円1.6%-4億円-22.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ワークプレイス事業主力

オフィスや家庭など「働く環境」向けに、家具・建材・内装工事・デザイン・コンサルティングをトータル提供。オフィス家具(デスク、チェア、収納、ロッカー)、建材商品の製造販売、内装工事、テレワーク家具、学習家具などを手掛ける。

主な製品・サービス3
オフィス家具(デスク・ワークステーション、テーブル、事務・会議チェア、システム収納家具、ロッカー)
オフィス空間に必要な什器類を一貫して製造・販売。
建材商品(間仕切り壁、ドア等)
オフィス空間構築に用いる内装建材。
オフィス空間デザイン・プロジェクトマネジメント
オフィス移転・レイアウト変更に伴う企画・設計・施工管理。

02設備機器・パブリック事業準主力

物流施設や公共施設向けに、安全で魅力的な設備機器を提供。立体自動倉庫システム、収納棚、特殊扉、オフィスセキュリティシステム、商業施設機器、研究施設機器、粉体機械設備、公共施設の環境・空間構築などを手掛ける。

主な製品・サービス3
物流設備(立体自動倉庫システム(SAS)、薬剤自動ピッキングシステム)
物流倉庫向けに自動化・効率化を実現する設備。
収納棚・特殊扉
高密度収納や特殊環境に対応した収納・扉製品。
オフィスセキュリティシステム
入退室管理・セキュリティゲート等のシステム。

製品と技術

デスクから会議チェアまで揃えるオフィス家具

ワークプレイス事業の中核製品は、デスク・ワークステーション、テーブル、事務・会議チェア、システム収納家具、ロッカーである。デスクは木製やスチール製など多様なラインアップを持ち、高さ調節可能なスタンディングデスクも提供。チェアは人間工学に基づいた設計で、長時間の執務をサポートする。システム収納家具は可動式の棚やキャビネットが連動し、オフィスレイアウトの変更に柔軟に対応する。これらの製品は自社工場(滋賀工場、京都工場、関東工場など)で製造され、品質管理が行き届いている。

物流・研究施設向けの自動化設備

設備機器・パブリック事業の主力製品は、立体自動倉庫システム(SAS)である。これは倉庫内のパレットやケースを自動で搬出入・保管するシステムで、物流センターの省人化・効率化に貢献する。また、薬剤自動ピッキングシステムは病院や薬局での医薬品管理を自動化する。研究施設向けには、実験台やドラフトチャンバー、クリーンルーム対応機器などを提供。粉体機械設備では、粉体の粉砕・混合・乾燥などを行う機械を手掛ける。これらの製品は株式会社ダルトンが中心となり、特殊な生産環境に対応している。

オフィスDXを支えるセキュリティと空間デザイン

イトーキはオフィスセキュリティシステムとして、入退室管理ゲートやICカード認証システムを提供する。これらはオフィスビルのセキュリティ強化と従業員の動線管理を両立する。また、空間デザイン・プロジェクトマネジメントサービスでは、オフィス移転やレイアウト変更に伴う企画・設計・施工管理を一貫して行う。2022年には滋賀県にAPセンターを新設し、オフィス家具のアセンブル工程を集約。これらのサービスは、中期経営計画で掲げる「Office 3.0」領域、すなわちIoTと空間センシングを活用したデータドリブンな働き方提案へと発展している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

オフィス家具・物流で国内上位、好調

同社はオフィス家具・物流機器の総合メーカーで、国内市場でトップクラスのシェアを有する。2024年12月期売上高1,385億円、営業利益率7.29%と堅調で、2025年12月期には売上高1,537億円、営業利益率8.91%と更なる改善が見込まれる。ライバルのドリームベッドはベッド専門だが、オフィス家具では浅香工業などと競合。ワークプレイス改革や物流効率化需要を追い風に、収益拡大基調にある。

強み

  • オフィス家具市場で高い知名度と販売網を持ち、業界をリード。
  • 営業利益率が7.3%から8.9%へ向上、コスト管理や高付加価値化が奏功。
  • 物流倉庫向けラックやシステムで成長分野を開拓、需要を取り込む。
  • 2024年12月期は前期比4%増、2025年は11%増収と拡大が続く。

課題

  • オフィス家具市場は飽和状態にあり、新規需要の創出が必要。
  • 海外メーカーや同業との競争激化で、価格引き下げ圧力が強まる。
  • 鋼材など原材料高や物流コスト増が利益率の重しとなる可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字がイトーキ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18214AOKIホールディングス1,515億円15.5倍
29601松竹1,472億円27.7倍
39010富士急行1,434億円3.9倍
43191ジョイフル本田1,403億円14.7倍
55930文化シヤッター1,375億円10.6倍
67972イトーキ1,356億円12.3倍
73002グンゼ1,303億円257.8倍
88934サンフロンティア不動産1,285億円8.5倍
99304澁澤倉庫1,258億円18.5倍
109347日本管財ホールディングス1,183億円14.7倍
115943ノーリツ1,157億円15.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

1952年から続く工場新設による生産体制の拡充

イトーキは1952年に大阪市城東区に今福工場を新設し、本格的な製造拠点を構えた。1954年には本社を同区に移転。1963年には寝屋川工場、1968年には京都工場、1972年には滋賀工場(現・キャビネット工場)と次々に工場を新設し、生産能力を拡大した。1984年には京都第二工場を新設して今福工場から移転、1991年にはチェア滋賀工場、2005年には滋賀ロジスティクスセンター、2008年には関東工場を開設し、全国的な生産・物流網を整備した。2022年には滋賀県にAPセンター(アセンブルプロセスセンター)を新設し、さらなる生産効率化を図っている。

1961年の上場と証券市場での歩み

1961年1月に伊藤喜オールスチール株式会社を設立し、同年10月に大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。翌1962年9月には東京証券取引所市場第二部にも上場した。1987年6月には両取引所の市場第一部銘柄に指定され、上場企業としての地位を確立。2022年4月の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場に移行した。上場以来、株式市場を通じた資金調達や企業価値向上を進めてきた。

2005年の製販統合による事業再編

2005年6月、旧株式会社イトーキと合併し、株式会社イトーキ クレビオから新「株式会社イトーキ」に社名変更した。これは、1950年に分離していた製造部門と販売部門を半世紀ぶりに統合するもので、製販一体によるシナジー創出が目的だった。この再編を機に、オフィス家具の製造から販売、空間デザインまでの一貫体制を構築。その後、2007年にはビジネスジムキ株式会社の株式取得、2011年には株式会社ダルトンの子会社化など、M&Aを通じた事業拡大も進めた。

2010年代のM&Aによる事業領域の拡大

2011年4月、株式会社ダルトン及びその子会社5社を傘下に収め、研究設備機器と粉体機械の分野に進出した。これにより設備機器・パブリック事業の基盤が強化された。2015年3月には新日本システック株式会社を子会社化し、各種システム開発の内製化を進めた。2016年12月にはシンガポールの内装工事会社Tarkus Interiors Pte Ltdを子会社化し、海外市場でのワークプレイス事業を拡大。2017年には香港にNovo Workstyle Asia Limitedを設立し、アジア拠点を強化した。2020年にはITOKI CHINA HOLDINGを設立し、中国市場への投資を本格化させた。

2020年代のグループ再編と構造改革

2023年4月、連結子会社であった株式会社イトーキ北海道を吸収合併。2024年7月には株式会社イトーキエンジニアリングサービスを吸収合併し、グループ内の機能統合を加速した。これにより、北海道や関東エリアでのサービス体制が一本化され、管理コスト削減と効率化が図られた。また、2022年には滋賀県にAPセンターを新設し、生産集約を推進。2024年からの中期経営計画では、グループ生産供給体制の再編を重点戦略の一つに掲げ、さらなる高収益化を目指している。

年表34件を開く

1950年代

  • 1952年7月大阪市城東区に今福工場を新設。
  • 1954年12月大阪市城東区に本社を移転。

1960年代

  • 1961年1月創業伊藤喜オールスチール株式会社を設立(2026年1月に吸収合併)。
  • 1961年10月上場大阪証券取引所市場第二部に株式上場。
  • 1962年9月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場。
  • 1962年12月東京・大阪に家庭用家具の販売部門を開設。
  • 1963年5月大阪府寝屋川市に寝屋川工場を新設。
  • 1968年11月京都府八幡市に京都工場を新設。

1970年代

  • 1972年9月滋賀県近江八幡市に滋賀工場を新設(現・キャビネット工場)。
  • 1974年6月石川県白山市所在の富士リビング工業株式会社を子会社として傘下に入れ、パイプチェアを生産(現・連結子会社)。

1980年代

  • 1984年8月京都府八幡市に京都第二工場を新設し、今福工場より移転。
  • 1986年11月滋賀県近江八幡市に電子機器滋賀工場を新設(現・事務所棟)。
  • 1987年6月東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部銘柄に指定。

1990年代

  • 1991年10月滋賀県近江八幡市にチェア滋賀工場を新設。
  • 1992年8月京都第二工場のチェア製造設備をチェア滋賀工場に移転。
  • 1999年8月大阪府寝屋川市に寝屋川工場を増設。

2000年代

  • 2000年10月創業株式会社イトーキテクニカルサービスを設立。
  • 2002年11月中国に伊藤喜(蘇州)家具有限公司を設立(現・連結子会社Novo Workstyle (China) Limited)。
  • 2003年3月株式会社イトーキマーケットスペースを設立(現・連結子会社)。
  • 2005年6月M&A旧株式会社イトーキと合併し、株式会社イトーキ クレビオから、新「株式会社イトーキ」に社名変更。
  • 2005年11月滋賀県近江八幡市に滋賀ロジスティクスセンターを新設。
  • 2007年12月商号変更ビジネスジムキ株式会社の株式を取得し、株式会社イトーキ北海道に社名変更。
  • 2008年12月千葉市緑区に関東工場を新設し、京都工場より一部を移転。

2010年代

  • 2011年4月株式会社ダルトン及び同社の子会社5社を子会社として傘下に入れ、研究設備機器及び粉体機械を生産・販売(現・連結子会社)。
  • 2015年3月新日本システック株式会社を子会社として傘下に入れ、各種システムを開発(現・連結子会社)。
  • 2015年7月M&A株式会社イトーキ工務センター、株式会社イトーキ大阪工務センター、株式会社イトーキテクニカルサービスが合併し、株式会社イトーキエンジニアリングサービスへ社名変更。
  • 2016年12月シンガポール所在の内装工事会社である Tarkus Interiors Pte Ltd を子会社とする(現・連結子会社)。
  • 2017年7月香港に Novo Workstyle Asia Limited を設立(現・連結子会社)。
  • 2018年11月東京都中央区に「新東京本社オフィス"ITOKI TOKYO XORK"(ゾーク)(現・ITOKI DESIGN HOUSE)」を開設。

2020年代

  • 2020年6月中国に ITOKI CHINA HOLDING Co.,Ltd. を設立(現・連結子会社)。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部から プライム市場 に移行。
  • 2022年11月滋賀県近江八幡市に「APセンター(アセンブルプロセスセンター)」を新設。
  • 2023年4月M&A当社の連結子会社である株式会社イトーキ北海道を吸収合併。
  • 2024年7月M&A当社の連結子会社である株式会社イトーキエンジニアリングサービスを吸収合併。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで1,675億円
  • 営業利益2026年度まで160億円
  • 営業利益率2026年度まで9.6%
  • ROE2026年度まで18.5%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ワークプレイス事業の高付加価値化

    Office 1.0/2.0領域で新しい働き方を実装するオフィス空間への付加価値提案を強化し、売上と利益のベースを確保する。

  2. 02

    オフィスDXサービス開発

    Office 3.0領域でオフィス家具のIoT化と空間センシングにより、データドリブンで最適な働き方・オフィス空間を提供するサービスを開発する。

  3. 03

    専門施設領域の育成

    物流施設・研究施設領域に開発・エンジニアリングリソースを重点配分し、第2の柱に育成する。

  4. 04

    グループ生産・業務効率化

    グループ生産供給体制の再編と社内ITインフラの刷新により生産・業務効率を高め、グループシナジーを追求する。

  5. 05

    人的資本とESG戦略の推進

    人事制度改革で社員の創意工夫を啓発。環境では自然共生への貢献、社会では自社を実証実験の場として人的資本最大化、ガバナンスでは連結視点の経営基盤再構築を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,164人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は757万円で、9期前と比べて+19.2%平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は13.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月3,349
2017年12月3,910
2018年12月4,102
2019年12月63642.115.44,151
2020年12月63742.415.74,062
2021年12月64442.615.93,973
2022年12月69343.116.33,793
2023年12月71942.015.03,892
2024年12月70642.013.03,957255
2025年12月75742.013.04,164329

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率14.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率76.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社16(国内 11 / 海外 5、うち連結子会社 16) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
滋賀工場 — 滋賀県近江八幡市6,552百万円
ワークプレイス事業 設備機器・パブリック事業
関東工場 — 千葉市緑区3,504百万円
ワークプレイス事業
本社工場 — 千葉県野田市1,715百万円
ワークプレイス事業
東京営業部他 — 東京都中央区1,621百万円
ワークプレイス事業 設備機器・パブリック事業
テクノパーク — 静岡県藤枝市1,160百万円
設備機器・パブリック事業
滋賀ロジスティクスセンター — 滋賀県近江八幡市1,040百万円
ワークプレイス事業
関西営業部他 — 大阪市中央区852百万円
ワークプレイス事業 設備機器・パブリック事業
京都工場 — 京都府八幡市667百万円
設備機器・パブリック事業
本社工場 — 茨城県板東市438百万円
設備機器・パブリック事業
京都物流センター — 京都府八幡市435百万円
設備機器・パブリック事業
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    伊藤喜オールスチール㈱
    千葉県 野田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    富士リビング工業㈱
    石川県 白山市 · 連結子会社
    議決権98.5%
  • 国内
    ㈱イトーキ マーケットスペース
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イトーキ東光製作所
    茨城県 坂東市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    イトーキマルイ工業㈱
    新潟県 長岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三幸ファシリティーズ㈱
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エフエム・スタッフ
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イトーキ シェアードバリュー
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    新日本システック㈱
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ダルトン
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ソーア
    東京都 墨田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tarkus Interiors Pte Ltd.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社4社を開く
  • Novo Workstyle Asia Limited香港100%
  • NOVO WORKSTYLE CO.,LTD.中国 江蘇省100%
  • ITOKI SYSTEMS (SINGAPORE)PTE.,LTD.シンガポール100%
  • ITOKI CHINA HOLDING Co.,Ltd.中国 江蘇省100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    領置物品自動搬送システム機器更新一式
    法務省 · 2020-05-27
    1.5億円
  • 調達
    令和3・4年度文化庁京都移転に係る支援・調査等業務
    文化庁 · 2021-03-22
    2,660万円
  • 調達
    令和7年度個人情報保護委員会庁舎移転プロジェクトマネジメント・ 実施設計等業務
    個人情報保護委員会 · 2025-05-14
    2,100万円
  • 調達
    令和7年度那覇第一地方合同庁舎西棟地下1階原状回復工事及び西棟7階模様替兼東棟7階改修工事(再入札)
    法務省 · 2025-11-27
    980万円
  • 調達
    札幌高等検察庁複合機交換契約及び複合機保守管理請負契約
    検察庁 · 2024-01-30
    719万円
  • 調達
    令和2年度文化庁の移転に関する調査等業務
    文化庁 · 2020-09-25
    700万円
  • 調達
    成田公共職業安定所本庁舎内装工事(再々度公告)
    厚生労働省 · 2016-01-07
    630万円
  • 調達
    令和6年度札幌地方検察庁富士ゼロックス(現富士フイルム)製複合機保守管理業務請負契約
    検察庁 · 2024-03-11
    357万円
  • 調達
    入退室管理システム及び監視用カメラ設備の購入等
    国税庁 · 2015-11-30
    335万円
  • 調達
    沖縄気象台庁舎移転に係るプロジェクトマネジメント業務
    気象庁 · 2021-07-20
    218万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は1,537億円営業利益137億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.0%、利益が+35.6%。

売上高
+11.0%
1,537億円
営業利益
+35.6%
137億円
純利益
+30.6%
94億円
営業利益率
8.9%
前期比 +1.6%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高1,675億円1,537億円
営業利益160億円137億円
純利益112億円94億円
1株あたり配当¥90¥90

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は863億円、営業利益は116億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+9.0%、営業利益は+9.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q3704813.033
2023年2Q312227.114
2023年3Q28720.72
2023年4Q36110
2024年1Q4096014.741
2024年2Q31692.810
2024年4Q660324.821
2025年2Q79210613.470
2025年4Q745314.224
2026年2Q86311613.477

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は1,055億円から1,537億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は8.9%。売上は4期、純利益は6期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月1,0553727
2013年12月1,0354439
2014年12月1,0302822
株式会社イトーキ工務センター、株式会社イトーキ大阪工務センター、株式会社イトーキテクニカルサービスが合併し、株式会社イトーキエンジニアリングサービスへ社名変更。
2015年12月1,0654645
2016年12月1,0173119
香港に Novo Workstyle Asia Limited を設立(現・連結子会社)。
2017年12月1,0873324
東京都中央区に「新東京本社オフィス"ITOKI TOKYO XORK"(ゾーク)(現・ITOKI DESIGN HOUSE)」を開設。
2018年12月1,1872417
2019年12月1,2229−5
中国に ITOKI CHINA HOLDING Co.,Ltd. を設立(現・連結子会社)。
2020年12月1,16219−2
2021年12月1,1592412
2022年12月1,2334253
当社の連結子会社である株式会社イトーキ北海道を吸収合併。
2023年12月1,3308659
当社の連結子会社である株式会社イトーキエンジニアリングサービスを吸収合併。
2024年12月1,3851011007.372
2025年12月1,5371371378.994

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高1,537億円のうち、営業利益として残るのは137億円8.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は94億円、売上の6.1%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.8%889億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.2%511億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.9%137億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
42.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.4pt
8.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.9pt
6.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+10.3pt
17.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが89億円、投資CFが−38億円で、差し引きのフリーCFは51億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は208億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月830−1783162
2013年12月32−20112181
2014年12月57−17−2240199
2015年12月45−8−3837201
2016年12月51−40−2611185
2017年12月36−30−76186
2018年12月14−31−25−17145
2019年12月36−3204155
2020年12月46−12−2334167
2021年12月28−12−2716158
2022年12月5849−14107254
2023年12月63−40−4123237
2024年12月−10−7159−81215
2025年12月89−38−5951208

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は1,307億円。このうち返さなくてよい自己資本が568億円で、自己資本比率は43.4%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月89338251140.3
2013年12月95343052343.1
2014年12月96743253543.0
2015年12月98247350946.5
2016年12月95745450347.0
2017年12月1,02547555045.7
2018年12月1,08747561243.1
2019年12月1,08845863041.7
2020年12月1,05144260941.6
2021年12月1,03945158843.2
2022年12月1,15349965443.2
2023年12月1,17455062446.8
2024年12月1,20549371240.9
2025年12月1,30756873943.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
216億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
428億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
66億円
在庫として抱えている分
負債合計
739億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率29 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE104社中7位あたり、逆に低いのは自己資本比率104社中89位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.7%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.9%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
43.4%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
11.0%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,541で、1年前と比べて+13.0%過去52週の値幅のなかでは23%の位置にある。

¥2,541-3.2%1ヶ月-12.2%1年+13.0%時価総額1,356億円
過去52週の値幅
安値¥2,201高値¥3,695

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.3倍
PER (会社予想)11.2倍
PBR2.03倍
配当利回り3.54%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

イトーキは8月7日に2553円と前日比-12.66%の急落となりました。7月31日の2940円から3日間で約13%下落し、25日線(2841円)を大きく下回りました。出来高も93万9100株と直近平均の約5倍に達し、売りが殺到しました。52週高値3695円からは約31%下落した一方、52週安値2201円からはなお16%高にあります。RSIは39.7と弱気圏にあり、短期的な下値リスクが残ります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PERは14.51倍と同業平均18.18倍を下回り割安感があるが、PBRが2.31倍と平均1.37倍を上回り、株価は純資産に対して割高。ROEは17.7%と高水準で収益性は良好。配当利回り2.67%は平均2.21%を上回り魅力的。PERの低さとPBRの高さが混在し、総合的にはやや割高と判断。収益成長が続けば妥当性が高まる。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.3倍18.4倍
PER (予想)11.2倍
PBR2.03倍1.38倍
ROE17.7%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

PER約14.5倍、PBR2.3倍、ROE17.7%と好調で、2025年12月期も増収増益見込み。強気派は「ROE高く成長も見込める」「オフィス回帰やリニューアル需要の追い風」を評価する。弱気派は「業績は堅調だが株価は既に上昇」「競合との競争激化や設備投資負担」を警戒する。ワークプレイス関連需要の持続性が焦点。

プラスに働く材料7
  • 高ROE・増益基調

    ROE17.7%。2025/12期も営業利益率8.91%と改善見込み。

  • オフィス需要の回復

    出社回帰やリニューアル需要で売上拡大。

  • ワークプレイス提案力

    コンサルティング含むソリューションで他社と差別化。

  • 営業利益35%増、収益力向上2025年12月期実績影響

    営業利益101→137億円、利益率7.29%→8.91%

  • ROE17.7%と高水準、成長性評価継続影響

    ROE17.7%、PBR2.3倍を正当化する高収益

  • 増配余地、株主還元強化次回決算発表影響

    配当利回り2.67%、業績拡大で増配期待

  • 外国人保有18.6%と需給良好継続影響

    外国人投資家の選好、需給面で安定

マイナスに働く材料7
  • 株価の先行上昇

    1年で約30%上昇。好材料は既に織り込み済みの可能性。

  • 競合の台頭

    低価格競争や海外メーカーの参入でシェア低下リスク。

  • 設備投資の負担

    成長投資によるキャッシュフロー圧迫の懸念。

  • PBR2.3倍、バリュエーション警戒継続影響

    PBR2.3倍、市場平均超で調整リスク

  • 業績成長鈍化リスク不透明影響

    前2期の高成長から一段落、減速懸念

  • 原材料コスト上昇の影響不定影響

    主要原材料高で利益率低下リスク

  • 株価急上昇後の利益確定売り短期影響

    年初来+29.6%、高値警戒感からの売り

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善が継続するか確認。
受注高
今後の売上を占う先行指標。
ROE
高ROE維持がバリュエーションの前提。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり90で、前期から+36.4%いまの株価に対する利回りは3.54%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥90
1株あたり
配当利回り
3.54%
いまの株価に対して
配当性向
47.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1336.1
2017年12月130.043.6
2018年12月130.037.3
2019年12月130.0
2020年12月130.0124.7
2021年12月1515.4124.6
2022年12月37146.772.6
2023年12月4213.544.2
2024年12月5531.028.3
2025年12月7536.447.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥90

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ6,557人。区分でいちばん多いのは個人・その他37.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.9%を占め、残る59.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他44.245.444.638.840.237.9
金融機関28.726.627.229.929.331.3
外国法人12.012.611.615.217.917.6
事業法人12.513.213.612.910.39.6
自己株式1.11.00.80.77.87.4
証券会社1.31.01.61.81.32.2
外国人個人1.31.31.31.31.11.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)12.91
02㈱日本カストディ銀行(信託口)8.22
03日本生命保険相互会社4.17
04㈱アシスト3.01
05イトーキ協力会社持株会2.68
06GOLDMAN,SACHS&CO.REG(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)2.15
07㈱みずほ銀行2.10
08㈱三井住友銀行2.00
09山田 匡通1.68
10伊藤 佐紀1.48

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-07
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    2.10%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+250%、1株純資産は14期で+59%。直近期のROEは17.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月547247.87.821.8
2013年12月7881510.27.718.8
2014年12月438265.214.540.2
2015年12月9295410.49.417.8
2016年12月409874.218.436.1
2017年12月531,0295.215.843.6
2018年12月381,0273.715.837.3
2019年12月−12996−1.2
2020年12月−5969−0.5124.7
2021年12月269932.614.0124.6
2022年12月1171,10011.15.172.6
2023年12月1301,21111.310.444.2
2024年12月1471,00113.811.228.3
2025年12月1901,14817.712.847.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2025/12期の役員報酬は総額552百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山田匡通代表取締役 会長86896,000
湊宏司代表取締役 社長56117,000
品田潤生取締役 常務執行役員6439,000
山村善仁取締役 常務執行役員(人事総務本部長)6240,000
似内志朗取締役688,000
坂東眞理子取締役805,000
川嵜靖之取締役67
田中俊恵取締役60
船原英二常勤監査役6736,000
森谷仁昭常勤監査役6647,000
石原修監査役662,000
白畑尚志監査役642,000
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
小山充義64
田中有美取締役 常務執行役員(経営企画本部長)558,000
樋口聰一郎取締役 執行役員(コーポレートガバナンス本部長)521,000

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61202439445977
社外取締役7494548
監査役229103920

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,259字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社32社、非連結子会社6社で構成され、ワークプレイス事業、設備機器・パブリック事業の2つの事業領域において、「働く」を基軸に、人々の暮らしを取り巻くあらゆる環境に対し、企業・組織・個人が抱えるさまざまな課題を総合提案力でサポートしています。 当社グループの事業に係る位置づけ、及び報告セグメントの関連は次のとおりです。 〔ワークプレイス事業〕 ミッションステートメント「明日の『働く』を、デザインする。」のもと、お客様ごとの働き方に合わせた最適な「働く環境」を実現するため、製品・サービスを提供することにより、これからの時代の「働く環境」づくりをリードします。働く人々が「集合して働く」環境づくりのための製品・サービスのほか、在宅ワークや家庭学習のための家庭用家具などの「分散して働く」環境を支える商品、さらに企業の働き方戦略や働く環境整備のためのサーベイやコンサルティングサービスなどをトータルで提供することで、あらゆる空間における「働く環境」づくりを支援しています。 (主な商品・サービス) オフィス家具(デスク・ワークステーション、テーブル、事務・会議チェア、システム収納家具、ロッカー)/オフィス空間を構築する建材商品の製造販売/内装工事/オフィス空間デザイン/オフィス移転等のプロジェクトマネジメント(PM)/オフィス営繕・保守サービス、テレワーク用家具、学習家具 (主な関係会社) 当社、伊藤喜オールスチール㈱、富士リビング工業㈱、イトーキマルイ工業㈱、三幸ファシリティーズ㈱、㈱エフエム・スタッフ、㈱ソーア、Tarkus Interiors Pte Ltd、Novo Workstyle Asia Limited、NOVO WORKSTYLE CO.,LTD.、ITOKI CHINA HOLDING Co.,Ltd.、ITOKI SYSTEMS (SINGAPORE) PTE.,LTD. 、Itoki Modernform Co.,Ltd.、PT. Itoki Solutions Indonesia 〔設備機器・パブリック事業〕 社会インフラを支えるためのものづくりや物流施設、人々が集う公共施設等に対して安全で魅力的な商品を提供することにより、社会・経済の発展に貢献します。あらゆる価値創造の現場における社会や働く人々の安心・安全に寄与する商品を提供しており、公共施設において魅力ある環境・空間づくりをサポートするための製品・サービスを通して地域の活性化にも貢献しています。 (主な商品・サービス) 物流設備(立体自動倉庫システム(SAS)、薬剤自動ピッキングシステム)、収納棚/特殊扉/オフィスセキュリティシステム/商業施設機器/研究施設機器/粉体機械設備/公共施設の環境・空間構築 など (主な関係会社) 当社、㈱ダルトン、㈱イトーキマーケットスペース、㈱イトーキ東光製作所 前頁の概要について、事業系統図を示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,852字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、1890年(明治23年)に伊藤喜商店として大阪で創業後、大正、昭和、平成、令和と続く時代の変遷の中で、着実な足どりで日本経済の歴史とともに歩み、日本のオフィスの発展に大きな役割を果たしてきました。その間、1950年には製造部門が分離独立するなど時代に合った経営を行い発展してまいりましたが、2005年6月に新たな企業価値の創造に向けて、製販統合を行い、半世紀余ぶりにひとつの企業としての歴史を刻み始めました。 当社グループは、CS(顧客満足度)とES(従業員満足度)の両立を目指した事業活動に注力し、さらに企業としての社会的責任を最大限果たすことが存在意義であると認識しております。ミッションステートメント「明日の『働く』を、デザインする。」のもと、オフィスをはじめとする様々な環境における課題解決に貢献し、新たな価値を生み出すことを目指してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、事業の成長及び収益力の向上、並びに資産の効率的な運用の観点から、 ① 売上高営業利益率 ② 自己資本当期純利益率(ROE) を、重要な経営指標としております。また人材戦略の遂行の観点から、従業員エンゲージメント調査のうち「社員の会社に対する誇り」のスコアも目標値として設定しております。 当社グループのビジョンステートメントである「人も活き活き、地球も生き生き」の実現に向けて、魅力ある商品とサービスを提供し続け、また継続的なコスト削減と生産性向上により、安定的かつ永続的な事業成長を目指しております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社をとりまく事業環境では、ハイブリッドワーク(※1)に対する企業や働く人々の関心がコロナ禍を経て高まり、また人的資本投資が注目されることで、オフィスの在り方が経営課題の一つと言われるようになってきております。 このような環境変化を好機と捉え、さらなる事業成長を実現するため、2024年から2026年までの3ヶ年の中期経営計画「RISE TO GROWTH 2026」(ライズ トゥ グロース 2026)を策定、実行しております。当中期経営計画においては、「持続的な成長力を高める」ことをテーマとし、重点戦略「7Flags」及びESG戦略を掲げています。これら戦略の下に展開される施策の実現を通じて、2026年に売上高1,500億円、営業利益140億円、ROE15%の達成を目指す計画としていましたが、売上高については2年目にして計画を前倒しで達成いたしました。最終年度となる次期は、引き続き重点戦略「7Flags」に基づき、ワークプレイス事業では高付加価値提案の更なる強化を、設備機器・パブリック事業では研究施設・物流関連等を中心とした商品・サービスの拡充を進め、各施策の深化を図る方針です。また、事業成長により得た利益は中長期視点での戦略投資として活用するとともに、ステークホルダーの皆様へ計画的に還元してまいります。 当中期経営計画「RISE TO GROWTH 2026」の重点戦略「7Flags」及びESG戦略は以下の通りです。 ■重点戦略「7Flags」 1. Office 1.0 / 2.0 領域(※2) 新しい働き方やその働き方を実装するオフィス空間などに対し、付加価値提案を強化し、売上と利益のベースを確保する。 2. Office 3.0 領域(※3) オフィス家具のIoT化と空間センシングにより、データドリブンで、最適な働き方・オフィス空間を提供するサービスを開発する。 3. 専門施設領域 物流施設領域・研究施設領域において開発・エンジニアリングにリソースを重点配分し、第2の柱に育成する。 4. 高収益化 グループ生産供給体制の再編と社内ITインフラの刷新により生産・業務効率を高める。 5. グループシナジー イトーキ単体で実施した構造改革プロジェクトによる成功体験をグループ会社に水平展開し、グループシナジーを追求する。 6. 人的資本 人事制度改革を軸に、社員一人ひとりの主体的かつ能動的な「創意と工夫」を啓発する。 7. 財務戦略 中長期の観点から、成長戦略投資・社員還元・株主還元を計画的に実践する。 ■ESG戦略 ・Environment 「ITOKI Ecosystem Initiative toward 2050 ~自然共生」(※4)のもと、生態系へのネガティブインパクト・ゼロ社会の実現に貢献する。 ・Social 自社を「働く」環境投資の実証実験の場として発信し、本業のWork Style Designを推進することで、人的資本の最大化に貢献する。 ・Governance 単体から連結視点に立った経営基盤の再構築を行い、グループ全体のガバナンス向上を図る。 ※1:出社型オフィスワークとテレワークを組み合わせた働き方 ※2:Office 1.0:プロダクトベースの商品販売事業 / Office 2.0:空間ベースの商品ソリューション 提供事業 ※3:Office 3.0:働き方ベースのオフィスDX事業 ※4:「気候変動対応」「資源循環促進」「サステナブル素材活用」を重点領域として環境貢献活動を 推進する社内イニシアチブ ■数値目標(連結) 2026年度目標 売上高   1,675億円 営業利益   160億円 営業利益率   9.6% ROE   18.5% (4) 会社の対処すべき課題 昨今の当社グループの外部事業環境におきましては、人的資本経営の浸透を背景に、人材確保や生産性向上の観点からワークプレイスへの投資需要が底堅く推移することが見込まれる一方、円安の長期化や原材料・物流費の高騰、地政学リスク、通商政策の変化、サイバー攻撃等により、需要動向や供給体制、コスト構造を含む事業環境の不確実性が高まる可能性があります。このような経営環境のなか、引き続き当社は中期経営計画「RISE TO GROWTH 2026」に基づき、重点戦略「7Flags」およびESG戦略を一体で推進し、施策の深化と実行力の強化を最終年度の重要課題と捉えながら取組みを進めてまいります。ワークプレイス事業における高付加価値提案・サービスの強化、設備機器・パブリック事業における研究施設・物流関連等を中心とした商品・サービスの拡充を進めるとともに、価格の適正化や、調達・供給体制の強化、業務効率化、リスク管理・BCPの徹底等により、外部環境変化が業績に与える影響の最小化を図ります。加えて、グループ横断での経営資源の最適配分とガバナンスの高度化を通じて経営基盤を強化し、持続的な成長と収益性向上の両立を目指してまいります。
事業等のリスク5,876字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項は、以下のようなものがあります。 なお、下記記載のリスク項目は、当社グループの事業に関する全てのリスクを網羅したものではなく、想定していないリスクや重要性が低いと考えられる他のリスクの影響を将来的に受ける可能性もあります。また本項における将来に関する事項につきましては、有価証券報告書提出日(2026年3月18日)現在において、当社グループが判断したものであります。 <当社グループのリスクマネジメント体制> 当社グループは、事業活動全般にわたって生じ得るさまざまなリスクを想定した対策を立て、リスクの発生可能性や影響の低減を図るなど、適切な管理を行うとともに、万一リスクが顕在化した場合の被害・損害の極小化と再発防止のためのリスクマネジメントに取り組んでいます。さまざまな要因を想定して洗い出したリスクに対して、その発生可能性、影響度をそれぞれ4段階で分類し、これらを掛け合わせた点数により評価を行います。 当社グループでは、「イトーキグループリスク管理基本規程」に基づき、社長を委員長とするリスク管理委員会を設置し、リスクマネジメントの実効性を確保しております。リスク管理委員会は、リスク管理方針の策定とリスク評価、対策レベルの決定を行い、主管部門などに具体的な対策を指示します。 当連結会計年度においては、リスク評価に基づき、特に点数が高いリスク項目から次の9つをリスク管理委員会で重点的に取り上げるべきリスクとして選定して、それぞれのリスクに対する対策の実効性を高めています。 ・独占禁止法違反に関わるリスク ・重要品質問題の発生に関わるリスク ・人権問題の発生に関わるリスク(パワーハラスメント、セクシャルハラスメント、差別的行為等) ・情報漏洩、サイバー攻撃の発生に関わるリスク ・重大労働災害の発生に関わるリスク ・災害や事故による業務停止の発生に関わるリスク ・サプライチェーンに関わるリスク(商品供給の遅れ) ・情報システムの計画外停止の発生に関わるリスク ・グループ会社管理の不備に関わるリスク また、全社的リスクマネジメントのしくみをより実効性の高いものへと継続的に見直しを進めており、当社グループのリスクマネジメントのさらなる強化を図ります。 なお、来期においては、次の6つをリスク管理委員会で重点的に取り上げるべきリスクとして選定しています。 ・重要品質問題の発生リスク(品質不正含む) ・人権問題の発生リスク(ハラスメント、差別行為等) ・情報セキュリティリスク(情報漏洩、システム停止、サイバー攻撃等) ・健康・労働災害リスク(過重労働、労働災害等) ・自然災害リスク(地震・風水害等) ・独占禁止法等の法令違反リスク(コンプライアンス違反を含む) <事業等のリスク> 当社グループが展開する事業に関わるリスクのうち、当連結会計年度において、リスク管理委員会で重点的に取り上げるべきリスクとして選定したリスクの詳細は以下の通りです。 (1) 独占禁止法違反に関わるリスク 当社グループは、公正かつ自由な競争を維持し、法令を遵守した事業活動を行っております。しかしながら、前連結会計年度において当社が委託している物流業務について独占禁止法の規定に違反するおそれがあるとして公正取引委員会より行政指導(勧告)を受けました。 当社グループでは、本事案をきわめて重く受け止めており、取引適正化に向けた取り組みを全社を挙げて推進し、委託先との適切な関係の構築を推進しております。しかしながら、今後、万が一独占禁止法に違反する事象や、当局による新たな調査や処分等が発生した場合には、当社グループの信用失墜、対応費用の発生、事業制限等により、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 重要品質問題の発生に関わるリスク 当社グループは、社内で確立した厳しい品質基準をもとに製品を製造しておりますが、予期せぬ事情によりリコールが発生する可能性や、当社グループが提供する、製品・サービスにおいて不測の事象やクレームが発生する可能性があります。当社グループは、重要品質問題が発生した場合への対応として、製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、損失額をすべて賄える保証はなく、結果として当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。またこのことにより、当社グループの製品に対する信頼性に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、品質問題の発生を重大なリスクと捉え、品質保証領域に対して必要な経営資源を配し、検査やパトロールの強化による品質管理体制の維持や品質教育の徹底等により品質問題の予防に努めております。また、万が一問題が発生した場合には迅速に対応しその影響を最小限にとどめられるような管理体制を維持してまいります。 (3) 人権問題の発生に関わるリスク(パワーハラスメント、セクシャルハラスメント、差別的行為等) 当社グループは、「イトーキグループ行動規範」を制定し、従業員の人権を尊重するとともに、人格・個性と多様性を重視し、一人ひとりが活き活き働き、能力を最大限に発揮できる制度と環境づくりを行い、社会に誇れる企業倫理を確立するとともに、コンプライアンス重視の経営を推進するために充実した内部管理体制の確立に努めております。しかしながら、これらの活動が適切に推進できなかった場合は当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 情報漏洩、サイバー攻撃の発生に関わるリスク 当社グループは、事業を展開する上で、顧客及び取引先の個人情報並びに当社グループ内の個人情報を有しております。情報セキュリティの一環として厳重な管理を行い、規程類の整備や各種対策の実施、従業員への教育などを実施し、内部監査を含めたマネジメントサイクルを運用することで個人情報の保護の徹底を図っておりますが、想定を超えた技術によるサイバー攻撃等の予期せぬ事態により流出する可能性があります。このような事態が生じた場合は、当社グループのブランド価値低下を招くとともに、多額の費用負担が発生する可能性があります。 (5) 重大労働災害の発生に関わるリスク 当社グループは、労働災害の発生を防止するため、安全診断の実施、改善活動及び安全衛生教育の推進など安全管理に関わる取り組みを実施しておりますが、重大な労働災害が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6) 災害や事故による業務停止の発生に関わるリスク 当社グループは、災害等によって事業活動が停止しないよう安全衛生面を含めた災害防止活動、設備点検等の対策を行っておりますが、予想を超える大規模な災害が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対して、当社グループとしては安全衛生、事業継続の両面からサプライチェーンを含めた対策の実施及び災害対策体制の構築により、災害等のリスク低減を図っております。 (7) サプライチェーンに関わるリスク(商品供給の遅れ) 当社グループは、事故、災害及び倒産などによる突然の供給停止のリスクに備え、調達先の評価や突然の供給停止に備えた代替取引先の整備などを行っておりますが、取引先が事故、災害、倒産などにより当社製品に用いる原材料の供給が停止した場合に、商品供給が適切なタイミングで行うことができなくなり、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8) 情報システムの計画外停止の発生に関わるリスク 当社グループは、コンピュータシステムを結ぶ通信ネットワークに依存しており、自然災害等偶然な事由によりネットワークの機能が停止した場合、商品の受発注や生産、物流をはじめとした事業活動に影響が生じる可能性があります。また、外部からの不正な手段によりコンピュータ内へ侵入され、ホームページ上のコンテンツの改ざん・重要データの不正入手、コンピュータウィルスの感染により重要なデータが消去される可能性もあります。 当社グループでは、ITシステムに特化した事業継続計画(IT-BCP)をはじめとした情報セキュリティの取り組みにより、自然災害や外部からのサイバー攻撃に対しても影響が最小限となるよう努めておりますが、このような状況が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (9) グループ会社管理の不備に関わるリスク 当社グループは、グループ各社において、情報の適切な取り扱いやコンプライアンス重視を徹底すべく管理体制の整備や推進を図っておりますが、これらの活動が適切に推進できなかった場合は、当社グループのブランド価値低下を招くとともに、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対して、当社グループとしてはセキュリティ対策を含めたITガバナンス強化の技術的な対策や、教育・研修等の人的及び組織的な対策等をグループ会社各社にも展開し、リスク低減を図っております。 上記のほか、当社グループが、リスク軽減策を継続的に実施している主なリスクは以下の通りです。 (1) 市場環境の変化、市場競争の激化 当社グループの売上高は、国内市場に大きく依存しており、国内の設備投資動向に大きな影響を受けます。このことにより、国内景気の後退による民間設備投資及び公共投資の減少に伴い需要が減少した場合は、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 また当社グループは、先進のデザイン・機能性を備えた商品とトータルソリューション提案力でお客様の快適な環境づくりをサポートすることで高い評価をいただいております。しかしながら、市場では激しい競争に直面しており、特に価格面においては必ずしも競争優位に展開できる保証はなく、結果として当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対し、当社グループとしては、景気動向や競合他社の動向にかかわらずお客様に選択いただける高付加価値の商品・サービスの開発を目指すとともに、環境変化に沿った適切な事業ポートフォリオ維持のための経営資源の最適化を図ってまいります。 (2) 原材料の価格変動、商品仕入価格の上昇 当社グループで生産している製品の主要原材料である鋼板等については市況価格の変動リスクを有しております。また、グループ外から仕入れる商品の価格につきましても、今後鋼材や原油価格等の原材料の価格が上昇し、仕入先からの仕入価格上昇圧力が強まった場合には、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、中小受託取引適正化法の遵守は当然として、公正取引委員会より公表されている「労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針」に則した取り組みを推進しつつ、自社内の製造原価の低減活動や、諸経費の圧縮で対応していく考えでありますが、自社内の取り組みだけでは吸収できない場合には、販売価格の見直しを行うなど、コストと価格の適正化に努めてまいります。 (3) 海外事業 当社グループは、海外における事業展開は、地政学リスクを含め展開先地域のリスクを把握したうえで進めております。しかし、予期しない法律・規制の変更や経済環境の変化等のリスクが存在するほか、戦争、テロリズム、紛争又はその他の要因による社会的又は政治的混乱等の発生の可能性や、為替相場の変動により当社グループ業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、当該リスクを踏まえた地域ごとの管理体制を構築し現地と密接なコミュニケーションが取れる体制を敷くことにより、リスク低減を図ってまいります。 (4) 企業買収 当社グループは、企業買収に当たっては、対象企業のリスクを把握したうえで決定しております。しかしながら、事業環境等の変化等により、当初想定した買収による効果が得られない場合には、のれんの減損などが発生し、業績に影響を与える可能性があります。 当社グループとしては、買収・提携前のデューデリジェンスを通じてリスクの洗い出しを徹底しております。また、事業環境の変化にいち早く対応できる体制を構築し、業務効率の向上に資する活動を推進しています。 (5) 繰延税金資産 当社グループでは繰延税金資産について、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を判断して計上しております。しかし、今後将来の課税所得の見積り等に大きな変動が生じた場合には繰延税金資産の取崩が発生し、その結果当社グループの業績及び財政状況に悪影響を与える可能性があります。 (6) 法令遵守・公的規制に関するリスク 当社グループは、事業の許認可、輸出入に関する制限や規制等の適用を受けております。また、公正取引、消費者保護、知的財産、環境関連、租税等の法規制の適用も受けております。当社グループは、法令遵守、企業倫理を確立するために「イトーキグループ行動規範」を制定し、コンプライアンス重視の経営を推進するために委員会を設置し、充実した内部管理体制の確立に努めております。しかしながら、これらの規制を遵守できなかった場合は当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。また、これらの規制の改廃や新たな公的規制の新設等がなされ、当社グループが対応困難となった場合、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 有価証券の時価変動リスク 当社グループは、売買を目的とした有価証券は保有しておりませんが、様々な理由で、主要取引先、取引金融機関の株式等の売却可能な有価証券を保有しております。これらの有価証券のうち、時価を有するものについては、全て時価にて評価されており、定期的に保有の合理性判断を行い時価変動リスクが小さくなるよう努めておりますが、市場における時価の変動が、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,638字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当社グループは中期経営計画「RISE TO GROWTH 2026」の2年目となる当期において、重点戦略7Flags及びESG戦略に基づいた各種施策を推進しております。当連結会計年度は、持続的な成長力を高めるため、新しい働き方やその働き方を実装するオフィス空間の提案、価値向上に重点を置いた営業活動の展開により、一層の売上・利益の拡大を図ってまいりました。 (単位:百万円) 2024年12月期   2025年12月期   増減額   増減率 売上高   138,460   153,682   15,222   11.0% 売上総利益   55,200   64,812   9,611   17.4% 販売費及び一般管理費   45,123   51,126   6,003   13.3% 営業利益   10,077   13,685   3,607   35.8% 営業外収益   624   830   205   33.0% 営業外費用   698   777   78   11.3% 経常利益   10,004   13,739   3,734   37.3% 特別利益   1,178   916   △262   △22.3% 特別損失   1,111   555   △556   △50.0% 税金等調整前当期純利益   10,071   14,099   4,028   40.0% 法人税等合計   2,848   4,699   1,850   65.0% 当期純利益   7,223   9,400   2,177   30.1% 親会社株主に帰属する当期純利益   7,183   9,382   2,199   30.6% (ⅰ)売上高 前期と比較して152億22百万円(11.0%)増収の1,536億82百万円となりました。なお、4期連続の増収、過去最高の売上高を更新しました。 ・ワークプレイス事業は、ハイブリッドな新しい働き方にあわせたリニューアル案件を中心に好調に推移しました。 ・設備機器・パブリック事業は、主に物流施設向け設備における資材高騰を背景とした着工・竣工の遅れの影響はあるものの、研究施設向け設備が好調に推移し、増収となりました。 (ⅱ)売上総利益 前期と比較して96億11百万円(17.4%)増益の648億12百万円となりました。 ・ワークプレイス事業は、増収効果や提供価値の向上による利益率の改善により、増益となりました。 ・設備機器・パブリック事業は、物流施設向け設備等における減収の影響はあるものの、研究施設向け設備における増収効果や利益率の改善により、増益となりました。 (ⅲ)販売費及び一般管理費 業容拡大に伴う人件費の増加に加えて、DX推進のためのIT基盤強化等の将来の飛躍に向けた戦略的支出を計画通りに実行したことにより、前期と比較して60億3百万円(13.3%)増の511億26百万円となりました。 (ⅳ)営業利益 以上の結果、営業利益は、前期と比較して36億7百万円(35.8%)増益の136億85百万円となりました。なお、6期連続の増益、3期連続で過去最高益を更新しました。 ・ワークプレイス事業は、増収効果及び提供価値の向上による利益率の改善により、増益となりました。 ・設備機器・パブリック事業は、物流施設向け設備等における着工・竣工の遅れの影響はあるものの、研究施設向け設備における増収効果及び利益率の改善により、増益となりました。 (ⅴ)営業外収益 受取保険金の増加等により、前期と比較して2億5百万円(33.0%)増加し8億30百万円となりました。 (ⅵ)営業外費用 金利上昇影響等による支払利息の増加等により、前期と比較して78百万円(11.3%)増加し7億77百万円となりました。 (ⅶ)経常利益 以上の結果、経常利益は前期と比較して37億34百万円(37.3%)増加し137億39百万円となりました。 (ⅷ)特別利益 前期に非支配株主に係る売建プット・オプション負債評価益があったこと等により、前期と比較して2億62百万円(22.3%)減少し9億16百万円となりました。 (ⅸ)特別損失 前期に競争法関連損失引当金繰入額があったこと等により、前期と比較して5億56百万円(50.0%)減少し5億55百万円となりました。 (ⅹ)親会社株主に帰属する当期純利益 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期と比較して21億99百万円(30.6%)増加し93億82百万円となりました。なお、5期連続の増益、4期連続で過去最高益を更新しました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメントの名称   2024年12月期   2025年12月期   増減額   増減率 ワークプレイス事業   売上高   102,261   111,530   9,268   9.1% 営業利益   8,047   10,998   2,951   36.7% 設備機器・パブリック事業   売上高   34,572   40,569   5,997   17.3% 営業利益   1,857   2,493   636   34.3% 報告セグメント計   売上高   136,833   152,100   15,266   11.2% 営業利益   9,904   13,492   3,587   36.2% その他   売上高   1,626   1,582   △43   △2.7% 営業利益   172   193   20   11.8% 合計   売上高   138,460   153,682   15,222   11.0% 営業利益   10,077   13,685   3,607   35.8% ②財政状態の状況 (単位:百万円) 2024年12月末   2025年12月末   増減額   増減率 資産の部   120,521   130,724   10,203   8.5% 負債の部   71,178   73,910   2,732   3.8% 純資産の部   49,342   56,813   7,471   15.1% (資産の部) 総資産は、受取手形、売掛金及び契約資産、電子記録債権等の増加により、前連結会計年度末に比べて102億3百万円増加し、1,307億24百万円となりました。 (負債の部) 負債合計は、社債等の増加により、前連結会計年度末に比べて27億32百万円増加し、739億10百万円となりました。 (純資産の部) 純資産は、増益による利益剰余金等の増加により、前連結会計年度末に比べて74億71百万円増加し、568億13百万円となりました。なお、自己資本比率は前連結会計年度末から2.5ポイント増加し43.4%となりました。 ③連結キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ6億73百万円の減少があり、208億20百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。 (ⅰ)営業活動によるキャッシュ・フロー 増収を主因として、営業活動による資金の増加は89億42百万円(前期は10億円の減少)となりました。 (ⅱ)投資活動によるキャッシュ・フロー SCMシステムの導入、工場への設備投資による支出等により、投資活動による資金の減少は38億47百万円(前期は71億7百万円の減少)となりました。 (ⅲ)財務活動によるキャッシュ・フロー 借入金の返済等により、財務活動による資金の減少は59億41百万円(前期は59億5百万円の増加)となりました。 当社グループのキャッシュ・フロー指標の推移は以下の通りであります。 2024年 12月期   2025年 12月期 自己資本比率(%)   40.9   43.4 時価ベースの自己資本比率(%)   67.2   91.8 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   -   4.2 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   -   18.7 ※2024年12月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオについては、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスのため記載しておりません。 ④生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)   前期比 ワークプレイス事業   53,171   115.8% 設備機器・パブリック事業   10,189   126.6% 報告セグメント計   63,361   117.4% その他   1,082   109.8% 合計   64,444   117.2% (注) 金額は販売価格によっております。 b. 受注実績 当社グループは見込生産を主体としているため、受注状況の記載を省略しております。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)   前期比 ワークプレイス事業   111,530   109.1% 設備機器・パブリック事業   40,569   117.3% 報告セグメント計   152,100   111.2% その他   1,582   97.3% 合計   153,682   111.0% (注) 金額は販売価格によっております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、決算日における資産・負債の報告数値及び偶発債務の開示並びに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積りについては、継続的な評価を行っております。見積り及び判断は、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づいて行っておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績の分析 当連結会計年度における経営成績の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載しております。 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載しております。 b. 財政状態の分析 当連結会計年度における財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載しております。 c. キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③連結キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ③ 資本の財源及び資金の流動性の分析 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、材料、商品等の購入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用です。また、投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものです。なお、重要な設備の新設等の計画はありません。 運転資金及び投資資金の調達については、自己資金及び銀行借入並びに社債の発行で賄う方針であります。 当社は運転資金の効率的な調達を行なうため、取引金融機関15社と15,000百万円の貸出コミットメント契約を締結しております。 ④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、事業の成長及び収益力の向上、並びに資産の効率的な運用の観点から、売上高営業利益率、自己資本当期純利益率(ROE)を、重要な経営指標としております。達成に向けた施策、また当連結会計年度における取り組みにつきましては、「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)中長期的な会社の経営戦略及び(4)会社の対処すべき課題」に記載しています。 当社の経営理念である「時代の先端を切り開き、グローバル社会に貢献する高収益企業」の実現に向けて、魅力ある商品とサービスを提供し続けること、並びに継続的なコスト削減と生産性向上により、安定的かつ永続的な成長を目指してまいります。

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出典

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