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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

三菱鉛筆

MITSUBISHI PENCIL CO.,LTD.7976 · Prime · その他製品

筆記具のグローバル大手。「uni」ブランドで世界展開。

概要

三菱鉛筆は、1887年創業の筆記具メーカーであり、「uni」ブランドで世界100か国以上に製品を供給する。連結売上高898億円(2025年12月期)、営業利益率10.8%、従業員2,871名。主力の筆記具事業に加え、化粧品や粘着テープ、手工芸品を手がける。ドイツの高級筆記具ブランドLAMYを傘下に持ち、グローバルな製造・販売網を展開する。

筆記具とその周辺事業が売上の97%を占める

筆記具及び筆記具周辺商品事業は、当社グループの売上高の大部分を占める。2025年12月期の同事業の外部顧客売上高は873億5,500万円で、全体の97.3%に相当する。主力製品はボールペン、シャープペンシル、マーカーであり、国内では「ジェットストリーム」「クルトガ」「ユニボール ゼント」等が好調。海外では米国・欧州・アジアに販売子会社を持ち、現地の需要に応じた製品を供給する。また、筆記具で培った技術を転用した化粧品事業(アイライナー、リップペンシル等)も同事業に含まれ、受注が増加している。

国内販売網と海外現地法人による二層の流通体制

国内販売は三菱鉛筆東京販売、関西販売、九州販売などの子会社が担い、地域別にきめ細かい営業活動を行う。海外では、北米にuni Mitsubishi Pencil North America、欧州にMITSUBISHI PENCIL France SAやMITSUBISHI PENCIL ESPAÑA、アジアに三菱鉛筆貿易(上海)やMITSUBISHI PENCIL VIETNAMなど、主要市場に販売現地法人を設置。2025年にはインドにUNI LINC INDIA PRIVATE LIMITEDを設立し、成長市場での生産・販売拠点を構築した。これらのネットワークにより、世界100か国以上へ製品を届けている。

50社のグループ企業で構成される多角的事業

当社グループは、当社および子会社50社で構成される。筆記具関連では、製造子会社として㈱ユニ、山形三菱鉛筆精工、ユニポリマーのほか、海外の深圳新華菱文具制造有限公司やMITSUBISHI PENCIL VIETNAMが生産を担う。販売子会社は国内外に多数あり、C. Josef Lamy GmbHはラミーブランドの製造販売を手がける。その他の事業として、ユニ工業㈱が粘着テープ、㈱ホビーラホビーレが手工芸品を展開する。2024年に買収したLAMYは高級筆記具分野でのプレゼンスを強化し、グループ全体の多角化を進めている。

業界の中での役割は筆記具メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
898億円
営業利益
97億円
営業利益率
10.8%
純利益
62億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
筆記具及び筆記具周辺商品事業874億円97.2%95億円10.9%
その他の事業25億円2.8%2億円8.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01文具・筆記具主力

ボールペン、シャープペンシル、マーカー等の筆記具を「uni」ブランドで世界中に製造販売。C. Josef Lamy GmbHではLAMYブランドの筆記具も展開。

主な製品・サービス4
ボールペン(ジェットストリーム等)
なめらかな書き味の油性・ゲルインクボールペン。
シャープペンシル(クルトガ等)
芯が回転しながら出る機構を持つシャープペンシル。
マーカー(プロッキー等)
顔料インク使用の耐水性マーカー。
LAMYブランド筆記具
ドイツ・ラミー社製の高級筆記具。デザイン性が高い。

02粘着テープ準主力

子会社ユニ工業㈱が粘着テープ事業を展開。

03化粧品(筆記具周辺)副次

筆記具で培った技術を転用し、化粧品(アイライナー、リップペンシル等)を製造販売。

04手工芸品副次

子会社㈱ホビーラホビーレが手工芸品(手芸材料等)の販売事業を展開。

製品と技術

ジェットストリームとクルトガが牽引する筆記具

「ジェットストリーム」は、なめらかな書き味を特長とする油性ボールペン。世界販売本数が年間1億本以上を記録する主力商品であり、多機能ペン「4&1」など派生モデルも展開する。「クルトガ」は、芯が回転しながら出る機構を持つシャープペンシルで、筆記時に常に細い線を保つことができる。2024年には木製グリップの「KURUTOGA Wood」を発売。これらの製品は、技術革新とユーザー体験の向上を両立し、国内外で高い評価を得ている。

水性ボールペン「ユニボール ゼント」のヒット

「uniball ZENTO」は、新感覚の“すいすい書ける”水性ボールペンとして2023年頃に発売。シグニチャーモデル、スタンダードモデル、ベーシックモデルの3モデルを揃え、ボール径は0.38mm、0.5mmに加えて2024年には0.7mmを追加。国内市場で非常に高い評価を得てヒット商品となった。インクは耐水性に優れ、なめらかな書き味が特徴。この製品の成功は、三菱鉛筆の技術力とマーケティング力が結実した例である。

ラミーブランドがもたらす高級筆記具ライン

2024年に買収したC. Josef Lamy GmbHは、独創的なデザインで知られる高級筆記具ブランド「LAMY」を展開。代表的な「LAMY safari」シリーズは、軽量で耐久性に優れ、カラーバリエーションが豊富。2025年には「LAMY safari JETSTREAM INSIDE」を発売し、ジェットストリームのインクを搭載したモデルを提供。ラミーのデザインと三菱鉛筆のインク技術を融合させることで、新たな顧客層を開拓している。

筆記具技術を転用した化粧品と粘着テープ

化粧品事業では、筆記具で培った顔料分散技術や精密塗布技術を活用し、アイライナーやリップペンシルを製造。2025年にはアイメイク製品の受注が増加し、売上を伸ばした。粘着テープ事業は子会社ユニ工業が手がけ、食品向けや衛生用品向けのテープが好調。また、㈱ホビーラホビーレは手工芸品(手芸材料等)を販売。これらの非筆記具事業は、売上高の約2.7%(その他事業)を占めるが、企業成長の原動力として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

筆記具世界大手、ブランド強固

その他製品(文具)で、鉛筆・筆記具のグローバルメーカー。2025/12期売上898億円、営業利益率10.8%と高収益。同業の浅香工業やドリームベッドと比べ規模・収益性ともに優位。ブランド力が強く、海外売上比率も高いが、デジタル化による需要減少リスクに直面。

強み

  • 三菱鉛筆ブランドの世界的認知。
  • 高い製品品質と技術力。
  • 海外販路拡大で成長。
  • 営業利益率10%超、安定収益。

課題

  • デジタル化で筆記具市場縮小。
  • 木材・樹脂価格高騰リスク。
  • 低価格品との競合激化。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字が三菱鉛筆

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12659サンエー2,168億円19.6倍
23591ワコールホールディングス2,166億円15.8倍
39948アークス2,147億円16.1倍
48218コメリ2,069億円12.4倍
56750エレコム1,879億円7.9倍
67976三菱鉛筆1,873億円22.7倍
77552ハピネット1,806億円16.5倍
88278フジ1,774億円21.7倍
99722藤田観光1,771億円13.6倍
109956バローホールディングス1,760億円10.4倍
114928ノエビアホールディングス1,662億円20.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 45件

真崎鉛筆製造所として創業した1887年

1887年、東京都四谷区内藤新宿において眞崎鉛筆製造所として創業。当時は「はさみ鉛筆」を一本ずつ販売することから始まった。逓信省指定商品となった局用鉛筆の商標として「三菱」マークを登録し、品川区大井町に工場を新設移転。1925年には大和鉛筆株式会社と合併し、眞崎大和鉛筆株式会社を設立。この合併により生産規模を拡大し、鉛筆市場での地位を固めた。

戦時中の工場新設と商号変更(1940~1952年)

1940年に子安工場(現・横浜事業所)、1944年に小松工場(現・山形工場)を新設。戦後、商号と商品名の統一を図るため、1952年6月に社名を三菱鉛筆株式会社と改称した。この改称により、ブランド名「三菱」と社名が一致し、統一的なブランド戦略の基盤が整った。1962年9月には東京証券取引所市場第二部に上場し、株式公開企業としての道を歩み始める。

国内販売網の整備と工場拡充(1965~1979年)

1965年1月に藤岡工場(現・群馬工場)を新設。1967年には大阪支店を設置し、関西地区の販売拠点を強化。1972年5月に東京証券取引所市場第一部に指定替え。1975年には手工芸品子会社㈱ホビーラホビーレを設立。1979年にはユニ工業㈱を設立し、粘着テープ事業に進出。この時期に国内の生産・販売基盤を拡充し、多角化の足がかりを築いた。

海外子会社の設立ラッシュ(1977~2000年)

1977年6月に米国法人MITSUBISHI PENCIL CORP., OF AMERICAを設立。1984年には英国法人、1990年にはROYAL SOVEREIGN LTD.を買収(2002年売却)。1996年から2000年にかけて、シンガポール、スペイン、台湾、オーストラリア、ベトナムなどに相次いで現地法人を設立。1998年には台湾三菱鉛筆股份有限公司を設立し、アジア市場への本格展開を開始。これらの海外子会社が後のグローバル販売網の基幹となった。

中国市場への深耕(2004~2013年)

2004年に三菱鉛筆商務(香港)有限公司を設立。2005年には上海新華菱文具制造有限公司を設立し、中国での生産を開始。2007年には深圳新華菱文具制造有限公司と三菱鉛筆貿易(上海)有限公司を設立し、製造と販売の両面で中国市場に本格参入。2013年には健亨万豊文具塑胶(深圳)有限公司を設立。中国は重要な生産・販売拠点となり、低コスト生産と現地需要への対応を両立させた。

ラミー社買収とインド進出(2024~2025年)

2024年3月、ドイツの高級筆記具メーカーC. Josef Lamy GmbHを買収。ラミーブランドは世界中にファンを持ち、三菱鉛筆の製品ラインアップを補完。2025年1月にはインドにUNI LINC INDIA PRIVATE LIMITEDを設立し、生産を開始。インドは成長市場であり、グローバルサプライチェーンの拠点としても活用される。これらの大型投資により、海外事業の拡大と高付加価値化を推進している。

年表45件を開く

1880年代

  • 1887年創業眞崎鉛筆製造所として東京都四谷区内藤新宿1番地において創業。
  • 逓信省指定商品として採用された、局用鉛筆1号、2号、3号の三種の鉛筆を表徴する商標として「三菱」のマークを登録。品川区大井町に工場を新設移転。

1920年代

  • 1925年4月創業大和鉛筆株式会社と合併し、眞崎大和鉛筆株式会社設立。

1940年代

  • 1940年5月子安工場新設。(現・横浜事業所)
  • 1944年12月小松工場新設。(現・山形工場)

1950年代

  • 1952年6月商号と商品名の統一を図るため、眞崎大和鉛筆株式会社の社名を三菱鉛筆株式会社と改称。

1960年代

  • 1962年9月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1965年1月藤岡工場新設。(現・群馬工場)
  • 1967年9月大阪支店設置。

1970年代

  • 1972年5月東京証券取引所市場第一部に指定替え。
  • 1975年3月株式会社ホビーラホビーレ設立。(現・連結子会社)
  • 1977年6月MITSUBISHI PENCIL CORP.,OF AMERICA設立。(現・連結子会社)
  • 1979年2月ユニ工業株式会社設立。(現・連結子会社)

1980年代

  • 1983年11月本社社屋竣工。
  • 1984年10月MITSUBISHI PENCIL CO.U.K.LTD.設立。(現・連結子会社)
  • 1986年4月創業創業100年を迎える。

1990年代

  • 1990年5月M&AイギリスROYAL SOVEREIGN LTD.買収。
  • 1990年6月山形三菱鉛筆精工株式会社設立。(現・連結子会社)
  • 1996年12月MITSUBISHI PENCIL CO(S.E.A.)PTE.LTD.設立。(現・連結子会社)
  • 1997年11月MITSUBISHI PENCIL ESPAÑA,S.A.設立。(現・連結子会社)
  • 1998年3月台湾三菱鉛筆股份有限公司設立。(現・連結子会社)
  • 1998年12月MITSUBISHI PENCIL(AUSTRALIA)PTY.LTD.設立。(現・連結子会社)

2000年代

  • 2000年11月MITSUBISHI PENCIL VIETNAM CO., LTD.設立。(現・連結子会社)
  • 2001年12月M&A株式会社永江印祥堂買収。(現・連結子会社)
  • 2002年5月イギリスROYAL SOVEREIGN LTD.売却。
  • 2002年7月大阪支店閉鎖。
  • 2003年5月三菱鉛筆関西販売株式会社設立。(現・連結子会社)
  • 2003年6月M&A三菱鉛筆東京販売株式会社(現・連結子会社)が、三菱鉛筆西関東販売株式会社を合併。
  • 2004年3月三菱鉛筆商務(香港)有限公司設立。(現・連結子会社)
  • 2004年5月三菱鉛筆中国販売株式会社設立。(現・連結子会社)
  • 2005年1月上海新華菱文具制造有限公司設立。(現・連結子会社)
  • 2007年6月深圳新華菱文具制造有限公司設立。(現・連結子会社)三菱鉛筆貿易(上海)有限公司設立。(現・連結子会社)

2010年代

  • 2011年11月M&A三菱鉛筆岡山香川販売株式会社買収。
  • 2012年4月MITSUBISHI PENCIL(THAILAND)CO., LTD.設立。(現・連結子会社)
  • 2012年5月MITSUBISHI PENCIL EUROPE SAS設立。(現・連結子会社)
  • 2013年7月健亨万豊文具塑胶(深圳)有限公司設立。(現・連結子会社)
  • 2014年7月M&A三菱鉛筆関西販売株式会社(現・連結子会社)が、三菱鉛筆岡山香川販売株式会社を合併。
  • 2016年4月M&AMITSUBISHI PENCIL France SA買収。(現・連結子会社)
  • 2016年10月三菱鉛筆中部販売株式会社(現・連結子会社)が中部産業株式会社より事業の譲受。
  • 2018年8月新本社社屋を竣工し、横浜事業所の研究開発、生産管理などの一部組織を新本社に集約。
  • 2019年1月uni Mitsubishi Pencil North America,Inc.設立。(現・連結子会社) uni-ball Corporation設立。(現・連結子会社)

2020年代

  • 2021年3月横浜ロジスティクスセンター竣工。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2024年3月M&AC.Josef Lamy GmbH買収。(現・連結子会社)
  • 2025年1月UNI LINC INDIA PRIVATE LIMITED設立。(現・連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年まで1,030億円
  • 営業利益2027年まで155億円
  • 営業利益率2027年まで15.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    筆記具事業の成長継続と多角化

    マーケティング強化とグループ協働によりブランド価値を向上。高付加価値商品の提供や体験価値の創造を推進し、新興国市場を中心にエリア拡大。販売と生産の連携強化でグローバルサプライチェーン最適化、生産効率向上と環境負荷低減を両立する。

  2. 02

    非筆記具事業の規模拡大と牽引

    非筆記具事業を企業成長の原動力となる柱に育成し、社会貢献を目指す。異業種共創によるイノベーション創出などで企業力強化を推し進め、ありたい姿実現を牽引する。

  3. 03

    ステークホルダー連携と成長基盤強化

    ステークホルダーとの関係強化に加え、人的資本や技術力などの有形無形資産を活用し事業成長基盤を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,871人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は828万円で、9期前と比べて+12.2%平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は17.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月3,427
2017年12月3,361
2018年12月3,212
2019年12月73941.217.93,124
2020年12月72141.217.92,955
2021年12月74541.718.32,816
2022年12月76241.618.22,708
2023年12月79041.818.22,587
2024年12月82441.918.02,800436
2025年12月82840.917.72,871338

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率81.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)55.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社16(国内 8 / 海外 8、うち連結子会社 16) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社他 — 東京都品川区他7,313百万円
筆記具及び筆記具周辺商品事業
群馬工場 — 群馬県藤岡市5,275百万円
筆記具及び筆記具周辺商品事業
横浜事業所 — 神奈川県横浜市神奈川区3,067百万円
筆記具及び筆記具周辺商品事業
貸与資産他 — 山形県東置賜郡他2,898百万円
筆記具及び筆記具周辺商品事業
山形工場 — 山形県西置賜郡944百万円
筆記具及び筆記具周辺商品事業
栃木工場 — 栃木県 下都賀郡545百万円
その他の事業
本社工場 — ベトナム ハノイ392百万円
筆記具及び筆記具周辺商品事業
本社 — 島根県 松江市37百万円
筆記具及び筆記具周辺商品事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ホビーラホビーレ(注)7
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ユニ工業㈱
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    山形三菱鉛筆精工㈱(注)2,7
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ユニポリマー㈱(注)2,3,7
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三菱鉛筆東京販売㈱(注)2,3,4,7
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三菱鉛筆関西販売㈱(注)3,7
    大阪府 大阪市 西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三菱鉛筆中部販売㈱(注)7
    愛知県 名古屋市 中村区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三菱鉛筆九州販売㈱(注)3
    福岡県 福岡市 博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MITSUBISHI PENCIL KOREA SALES CO., LTD. (注)6
    韓国 ソウル · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 海外
    三菱鉛筆貿易(上海)有限公司
    中国 上海 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MITSUBISHI PENCIL France SA
    フランス ブローニュ=ビヤンクール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    uni-ball Corporation (注)2,3,5
    米国 イリノイ · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社4社を開く
  • uni Mitsubishi Pencil North America,Inc.米国 デラウェア100%
  • MITSUBISHI PENCIL VIETNAM CO., LTD. (注)2ベトナム ハノイ100%
  • 深圳新華菱文具制造 有限公司(注)7中国 深圳100%
  • C. Josef Lamy GmbH (注)2ドイツ ハイデルベルク100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発木質系バイオマスの効果的利用に向けた特性評価
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-07-19
    4,346万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は898億円営業利益97億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.1%、利益が-20.5%。

売上高
+1.1%
898億円
営業利益
-20.5%
97億円
純利益
-45.1%
62億円
営業利益率
10.8%
前期比 -2.9%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高955億円898億円
営業利益115億円97億円
純利益80億円62億円
1株あたり配当¥57¥57

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は478億円、営業利益は62億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+10.6%、営業利益は+29.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1903317.424
2023年2Q1722414.020
2023年3Q1692414.218
2023年4Q21740
2024年1Q2013115.421
2024年2Q223229.946
2024年4Q4646914.946
2025年2Q4324811.131
2025年4Q4664910.531
2026年2Q4786213.043

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は506億円から898億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は10.8%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
MITSUBISHI PENCIL(THAILAND)CO., LTD.設立。(現・連結子会社)
2012年12月5066539
健亨万豊文具塑胶(深圳)有限公司設立。(現・連結子会社)
2013年12月55910066
三菱鉛筆関西販売株式会社(現・連結子会社)が、三菱鉛筆岡山香川販売株式会社を合併。
2014年12月60311272
2015年12月63712374
MITSUBISHI PENCIL France SA買収。(現・連結子会社)
2016年12月64710062
2017年12月67212383
2018年12月6259358
uni Mitsubishi Pencil North America,Inc.設立。(現・連結子会社) uni-ball Corporation設立。(現・連結子会社)
2019年12月6207644
2020年12月5526038
2021年12月6198357
2022年12月69010170
2023年12月748129102
C.Josef Lamy GmbH買収。(現・連結子会社)
2024年12月88812213013.7113
UNI LINC INDIA PRIVATE LIMITED設立。(現・連結子会社)
2025年12月8989710010.862

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高898億円のうち、営業利益として残るのは97億円10.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は62億円、売上の6.9%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.4%453億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金38.8%348億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.8%97億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
49.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.3pt
10.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.6pt
6.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.7pt
4.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが24億円、投資CFが−79億円で、差し引きのフリーCFは−55億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は328億円で、売上の4.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月43−13−830209
2013年12月69−11−1158265
2014年12月67−10−1557313
2015年12月94−25−1169369
2016年12月77−45−1132385
2017年12月105−745131469
2018年12月61−69−31−8427
2019年12月100−34−3366459
2020年12月47−46−391421
2021年12月84−39−2845445
2022年12月73−16−3957471
2023年12月118−1−37117559
2024年12月65−27941−214396
2025年12月24−79−19−55328

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は1,830億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,404億円で、自己資本比率は75.7%(業種中央値59.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月70051218871.9
2013年12月81960921073.0
2014年12月91568722873.7
2015年12月1,00475624874.0
2016年12月1,05179725474.5
2017年12月1,22289732572.3
2018年12月1,16989227774.9
2019年12月1,18690827875.2
2020年12月1,14991923078.4
2021年12月1,23897726177.5
2022年12月1,3081,05025878.8
2023年12月1,4601,16929178.5
2024年12月1,7691,30746272.6
2025年12月1,8301,40442675.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
371億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,065億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
308億円
在庫として抱えている分
負債合計
426億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
92
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率104社中20位あたり、逆に低いのは配当利回り104社中89位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.7%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
10.8%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.7%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.1%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,120で、1年前と比べて+54.8%過去52週の値幅のなかでは94%の位置にある。

¥3,120-0.5%1ヶ月+14.4%1年+54.8%時価総額1,873億円
過去52週の値幅
安値¥2,006高値¥3,185

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)22.7倍
PER (会社予想)20.1倍
PBR1.14倍
配当利回り1.83%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月末から上昇基調を強め、8月21日時点で2971円と、52週高値2987円に迫っています。25日線(2772.2円)を約7%上回り、75日線・200日線も明確に上回っており、強い上昇トレンドが確認できます。7月30日に出来高が急増した後も高水準が続き、買い意欲が旺盛です。RSIは67.61とやや過熱気味ですが、勢いは継続しています。目先は高値圏での利益確定売りに注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERが21.63倍と業界平均の18.21倍を約19%上回り、予想PERも19.1倍とやや高めだ。PBRは1.08倍と業界平均の1.39倍を下回り、ROEは4.7%と低い。配当利回りは1.92%と業界平均の2.85%を下回り、配当性向は36.5%と余裕がある。売上高は2023年12月期の748億円から2024年12月期には888億円へ増加し、2025年12月期も898億円と横ばい。営業利益率は2024年12月期に13.74%と高かったが、2025年12月期には10.8%へ低下見込みで、純利益は2025年12月期に62億円と大幅減益予想だ。PERの高さとROEの低さが気になるが、PBRが1倍前後で安定しており、妥当圏内と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)22.7倍18.4倍
PER (予想)20.1倍
PBR1.14倍1.38倍
ROE4.7%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は堅調に伸びていたが、直近では利益が減少。強気派は、ブランド力と新興国市場での成長余地を評価し、高付加価値製品へのシフトで利益率の回復を見込む。また、円安が輸出に追い風とみる。弱気派は、利益率の低下や、デジタル化による筆記具需要の長期的な減少を懸念する。また、原材料高が収益圧迫要因と指摘。同社の投資論点は、成熟市場でのブランド維持と、成長市場での拡大の両立にある。

プラスに働く材料7
  • ブランド力

    『uni』ブランドは世界で高い認知度、価格決定力を持つ。

  • 新興国需要

    アジアなどで人口増・経済成長に伴い筆記具需要が拡大。

  • 革新的製品

    新インクや機構の開発で差別化、高単価化を推進。

  • 売上高898億円と増収基調通年影響

    売上高898億円、前期888億円

  • PBR1.08倍の1倍超え維持継続影響

    PBR1.08倍、1倍割れ回避

  • 配当利回り1.92%の安定次回株主総会影響

    配当利回り1.92%を維持

  • 営業利益率10.8%の高収益継続影響

    営業利益率10.8%は高水準

マイナスに働く材料7
  • 利益率低下

    営業利益率は13.7%から10.8%へ低下。

  • デジタル化の影響

    タブレットやスマホの普及で文具需要が縮小のおそれ。

  • 原材料高

    樹脂や金属の価格上昇が原価を圧迫。

  • 営業利益122億円→97億円の減益決算発表後影響

    営業利益97億円、前期122億円

  • 純利益113億円→62億円と半減決算発表後影響

    純利益62億円、前期113億円から半減

  • 予想PER19.1倍の割高通年影響

    予想PER19.1倍、実績21.63倍

  • ROE4.7%と低い資本効率継続影響

    ROE4.7%と資本効率が低位

次の決算で確かめる点
売上高成長率
特に新興国での需要拡大の度合いを測る。
営業利益率
高付加価値戦略の効果と収益性の推移を確認。
海外売上比率
円安の影響やグローバル展開の成果を見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり57で、前期から+13.0%いまの株価に対する利回りは1.83%。増配か配当維持が7年続いている。

年間配当
¥57
1株あたり
配当利回り
1.83%
いまの株価に対して
配当性向
36.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
7年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月2023.4
2017年12月3680.022.3
2018年12月29−19.441.4
2019年12月303.444.6
2020年12月313.381.4
2021年12月323.236.7
2022年12月359.438.6
2023年12月4014.334.1
2024年12月4615.018.7
2025年12月5213.036.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥57

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ8,353人。区分でいちばん多いのは金融機関42.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が67.2%を占め、残る32.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
金融機関42.142.441.640.043.342.5
事業法人23.222.624.524.124.224.7
個人・その他24.525.425.625.822.222.5
外国法人9.79.18.19.29.310.0
自己株式9.29.49.410.45.55.6
証券会社0.50.50.20.81.10.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.05
02株式会社横浜銀行4.72
03三菱鉛筆取引先持株会4.08
04株式会社三井住友銀行4.01
05三井住友信託銀行株式会社3.96
06大同生命保険株式会社3.90
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.40
08明治安田生命保険相互会社2.70
09株式会社みずほ銀行2.56
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.49

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-26
    エーピーピーエスフォー・インベストメント・インク(AP PS IV Investment, Inc.)
    新規の大量保有報告
    7.55%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−15%、1株純資産は14期で+47%。直近期のROEは4.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月1341,7378.110.724.3
2013年12月1131,03311.910.317.0
2014年12月1241,17111.214.618.0
2015年12月1291,29010.521.817.2
2016年12月1071,3578.128.623.4
2017年12月1451,53210.017.122.3
2018年12月1001,5306.621.741.4
2019年12月781,5825.021.044.6
2020年12月681,6054.220.481.4
2021年12月1011,7156.112.036.7
2022年12月1261,8757.011.438.6
2023年12月1872,1109.311.234.1
2024年12月2052,3209.311.218.7
2025年12月1142,5614.719.136.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/12期の役員報酬は総額425百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
数原英一郎代表取締役会長784,717
数原滋彦代表取締役社長 新規事業担当兼内部監査担当兼経営企画担当473,861
切田和久取締役専務執行役員 技術統括兼全社品質担当兼サステナビリティ担当67184
鈴木孝雄取締役常務執行役員 人事担当兼システム担当兼法務担当6397
山村伸夫取締役常務執行役員 国内営業担当兼商品開発担当64188
青山藤詞郎取締役75
斉藤麻子取締役58
嶋本正取締役7260
本坊吉博取締役6920
村上恵美常勤監査役6320
小川浩央常勤監査役6220
梶川融監査役74
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
鈴木嘉明監査役60

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)627433163332354
社外取締役757578
監査役2454523

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容790字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社50社で構成され、筆記具及び筆記具周辺商品事業とその他の事業を行っております。 当連結会計年度において、UNI LINC INDIA PRIVATE LIMITEDを新たに設立したため、連結の範囲に含めております。また、上海申楷菱文具有限公司は清算が結了したため、連結の範囲から除外しております。 当社グループの事業内容と、当社と関係会社の当該事業に係るセグメントの位置づけは次のとおりであります。 以下は、セグメント別に記載しております。 (1)筆記具及び筆記具周辺商品事業 筆記具及び筆記具事業で培った技術を転用した化粧品等の筆記具周辺商品の製造及び販売を行っております。 製造会社(国内) 主な製造会社は、㈱ユニ、山形三菱鉛筆精工㈱、ユニポリマー㈱であります。 製造会社(海外) 主な製造会社は、深圳新華菱文具制造有限公司、MITSUBISHI PENCIL VIETNAM CO., LTD.であります。 販売会社(国内) 三菱鉛筆東京販売㈱、三菱鉛筆関西販売㈱、三菱鉛筆九州販売㈱をはじめとする国内の販売会社が販売を行っております。 販売会社(海外) uni-ball Corporation 、MITSUBISHI PENCIL KOREA SALES CO., LTD.、三菱鉛筆貿易(上海)有限公司、MITSUBISHI PENCIL France SAをはじめとする海外の販売会社が販売を行っております。 製造及び販売会社 C. Josef Lamy GmbHは、主にLAMYブランドの筆記具等の製造及び販売を行っております。 (2)その他の事業 主な事業は、ユニ工業㈱による粘着テープ事業及び㈱ホビーラホビーレによる手工芸品事業を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,249字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、1887年(明治20年)の創業以来、「最高の品質こそ 最大のサービス」を社是として、「書く(かく)、描く(えがく)」ことにこだわり、品質向上と技術革新に努め、お客様にご満足いただける「もの」づくりに取り組んでまいりました。 当社の事業は、創業者である眞崎仁六が日本にも鉛筆を普及させたいと願い、「はさみ鉛筆」を一本ずつ販売することから始まりました。その後、海外製品にも負けない鉛筆をつくりたいと考え、1958年に最高品質の鉛筆「ユニ」が生まれました。そして現在では、当社の筆記具は、日本だけでなく世界100ヵ国以上のお客様にご愛顧いただいております。また、いつの時代も幅広い年齢層の方々にとって身近な存在であり続け、お客様の日常と生活に寄り添ってまいりました。 しかし、近年当社グループを取り巻く外部環境は、デジタル化の進展に伴う筆記機会の減少や価値観の多様化、社会課題への意識の高まりといった激しい変化の時代を迎えております。そのような中で、当社がこれまでの事業活動のなかでお客様に対してお届けしてきた提供価値を問い直して再定義したうえで、2022年に「ありたい姿2036(長期ビジョン)」を公表するに至りました。当社が筆記具という製品を介してお届けしてきた提供価値とは、「書く、描く」ことによって、お客様一人ひとりが生まれながらに持つ個性や才能をかたちにすることであり、またそういった活動を支えることであると考えております。 そして、創業から積み重ねてきたお客様への提供価値を起点として、筆記するための道具をつくる「筆記具メーカー」から、お客様それぞれが持つユニークを表現する喜びをお届けする「表現革新カンパニー」へと生まれ変わり「生まれながらにすべての人がユニークである」という信念に基づき、「書く、描く」ことを通じて、世界中のあらゆる人々の生まれながらに持つ個性と創造性を解き放つというお客様への提供価値を具現化してまいりたいと考えております。 筆記具には、お客様一人ひとりのユニークを引き出し、高め、彩り、共感しあえるものへと変える力があります。当社は、創業から取り組んできた筆記具事業でお客様にお届けしてきた提供価値と真摯に向き合い、性別、文化、障がいを始めとする一人ひとりが生まれ持った様々な違いを可能性に変えることで、豊かな表現や新たなつながりを生み出すことにより、違いを美しさととらえ、新たな技術で世界を彩ることに尽力してまいります。そういった活動を通じて、より一層のお客様の信頼をいただき、時間を超えてお客様にご愛顧いただける商品をご提供すべく、引き続き努力してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、お客様お一人おひとりに支えられ、1887年(明治20年)の創業より当社グループの考える「書く、描く」ということを、商品というかたちにしてご提案してまいりました。この永きにわたるお客様からの信頼にお応えするべく、収益性及び安全性に関する経営指標を総合的に勘案し、長期的な企業価値の向上を目標としております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、創業150年である2036年に向け、お客様への提供価値を見つめ直し、実現したい将来の「ありたい姿2036(長期ビジョン)」、そこへ向かうためのパーパス・事業ドメインを含んだ「コーポレートブランドコンセプト(企業理念)」を策定しております。 グループ全体のありたい姿(長期ビジョン)を「世界一の表現革新カンパニー」とし、「生まれながらにすべての人がユニークである」という信念に基づき、「書く、描く」ことを通じて、世界中あらゆる人々の個性と創造性を解き放ち、表現する喜びをお届けするという価値を提供してまいります。 また、コーポレートブランドコンセプト(企業理念)を「違いが、美しい。」としております。「書く、描く」という行為には、人それぞれのユニークを引き出し、高め、彩り、共感しあえるものへと変える力があります。当社グループは、新たな技術と常に向き合い、性別、文化、障がい、人が生まれ持ったさまざまな違いを可能性に変え、豊かな表現や新しいつながりを生み出していきたいと考えております。さらに、違いを美しさと捉え、これまでも、そしてこれからも、新たな技術で一人ひとりのユニークを輝かせ、世界を彩りたいと考えております。 この長期ビジョンの達成への足掛かりとすると同時に企業価値の向上を図るための取り組みとして、企業変容とイノベーション創出を実現することを意図し、「uni Advance」を基本方針とした2025年から2027年までの中期経営計画に取り組んでおります。なお、中期経営計画の基本方針に基づいた重点方針と財務目標は以下の通りです。詳細につきましては、2025年2月13日に公表いたしました「「中期経営計画2025-2027」の策定に関するお知らせ」をご参照ください。 〔中期経営計画 2025-2027〕 ①筆記具事業の成長継続と多角化推進 さらなるマーケティング機能の強化と当社グループ全体の協働的な活動によりブランドを価値向上させ、高付加価値商品の提供と潜在的なニーズを踏まえた体験価値の創造を推進するとともに、新興国市場を始めとするエリアの拡大と次の事業展開を見据えた体制構築を通じて、より多くの人々に体験価値を提供してまいります。加えて、販売と生産の連携強化によるグローバルサプライチェーンの最適化により、生産効率向上と環境負荷低減を両立し、持続可能な事業基盤を構築してまいります。 ②非筆記具事業分野における規模拡大とグループにおけるありたい姿実現を牽引する活動の深化 非筆記具事業を企業成長の原動力となる事業の柱に育成するとともに、これらの事業を通じて社会に貢献することを目指します。また、異業種共創を通じたイノベーション創出などにより、ありたい姿実現に向けた企業力強化を推し進めてまいります。 ③ステークホルダーと連携した成長基盤強化 当社を取り巻くステークホルダーの皆様との関係のさらなる強化に加えて、人的資本や技術力を始めとする保有する有形無形を問わない資産を活かした事業成長における基盤の強化に取り組んでまいります。 (2027年財務目標) 売上高 :1,030億円 営業利益 : 155億円 営業利益率: 15.0% (4)経営環境 当社グループを取り巻く市場環境は、多くの先進諸国で人口減少と成熟化が進んでおります。一方、新興国においては経済成長に伴う中間所得層の増加を背景に、高品質かつ高機能な筆記具への需要が高まりを見せており、消費の拡大が期待されます。 デジタル技術の発展により、AIやスマートデバイスが日常のさまざまな場面で活用されるようになり、筆記具に求められる役割にも変化が生じております。また、ライフスタイルや価値観の多様化に加えて、持続可能な社会の実現に向けた意識が高まりつつあり、お客様が商品やサービスを選択する際の基準に大きな影響を与えております。市場のボーダーレス化や新興企業の参入、インフレの加速などを背景に、品質やコストを含めた競争が一層激しさを増しております。こうした市場環境の変化に適応しながら新たな価値を提供することが求められております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、1887年(明治20年)の創業以来、「最高の品質こそ 最大のサービス」という社是のもと、「書く、描く」ということを筆記具という商品を通じてお届けし、より多くのお客様に喜んでいただくことを使命と考え、活動してまいりました。 当社グループを取り巻く市場環境に目を向けると、先進諸国では人口減少と市場の成熟化が進む一方で、新興国では経済成長に伴う消費の拡大が期待されます。また、デジタル技術の発展により、AIやスマートデバイスが日常のさまざまな場面で活用されるようになり、筆記具に求められる役割にも変化が生じています。そのうえ、ライフスタイルや価値観の多様化に加えて、持続可能な社会の実現に向けた意識が高まりつつあることで、お客様が商品やサービスを選択する際の基準に大きな影響を与えています。さらに、市場のボーダーレス化や新興企業の参入などにより、品質やコストを含めた競争が激しさを増しており、こうした変化に適応しながら新たな価値を提供することが求められております。 このような市場環境のもと、当社グループは、創業150年を迎える2036年に向けた「ありたい姿2036(長期ビジョン)」において、これまでの高付加価値筆記具の提供に加えて、多くの人が生まれながらに持つ個性や創造性を解き放つ表現体験そのものを提供していくことを経営方針として掲げております。そして、「世界一の表現革新カンパニー」となることを目指し、進化を続けてまいります。当社グループが今後さらなる発展を遂げるためには、「生まれながらにすべての人がユニークである」という信念のもと、「書く、描く」ことを通じて、お客様一人ひとりが持つ個性や才能を解き放つこと、そしてこうした“表現体験そのもの”を創造していくことが不可欠であると認識しております。 当社グループは、「ありたい姿2036」の実現に向け、2036年を起点としたバックキャスト思考に基づき、2022年より中期経営計画を段階的に推進しており、「uni Advance」を基本方針とした2025年から2027年までの中期経営計画に取り組んでおります。この方針のもと、筆記具事業の成長継続と多角化を進め、マーケティング強化やエリア拡大を図りながら、高付加価値商品の提供と体験価値の創造に取り組んでまいります。また、非筆記具事業の規模拡大を推進し、異業種との共創を通じたイノベーション創出にも注力してまいります。さらに、当社に関係される多くのステークホルダーの方々との連携を深め、経営基盤を強化することで、持続的な企業成長を実現してまいります。
事業等のリスク2,776字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財政状態に大きな影響を及ぼす可能性のあるリスクには次のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1)為替等のリスク 当社グループの当連結会計年度の売上高に占める米国、アジア、欧州、中近東、オセアニアなど海外市場に対する売上高は57.2%であります。これらの国々との取引におきましては大部分が外貨建ての決済を行っており、外貨建て取引は為替の変動リスクを負っております。これらの取引では先物為替予約などによるヘッジ策を講じておりますが、それにより完全に為替リスクが回避される保証はありません。同様に、樹脂材や板材といった当社製品に使用する輸入部材は日本円以外の通貨で決済しております。そのため、今後当社の予測を超える範囲で為替が変動した場合などは、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (2)カントリーリスク 当社グループは、米国、アジア、欧州、中近東、オセアニアなど世界各国において販売事業を、アジア、欧州において製造事業を展開しております。当社グループでは、これらの国のカントリーリスクを事前に調査、察知して対処するよう努力しておりますが、予測できない急激な政治的・経済的変動、あるいは租税制度などの大幅な改定、テロ・戦争の勃発、感染症などによる社会混乱は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (3)新製品開発 当社グループの主たる事業である筆記具の市場におきましては、付加価値の高い魅力的な商品・サービスを継続的に提供することが将来の成長を支える大きな要因であると考えております。しかしながら、今後ますます消費者のニーズが多様化し、商品サイクルが短縮化することが予想されます。さらに、急激なデジタルシフトにより筆記具に対する需要構造が大きく変化する可能性もあります。これらの市場環境の変化が、今後加速度的に進み、市場ニーズに合った魅力的な商品・サービスをタイムリーに提供できない、あるいは需要を十分にとらえることができない場合、当社グループにおける将来の事業の成長性と収益性に影響を与える可能性があります。 (4)資産の減損 当社グループでは筆記具等の生産のための設備やのれん等を含む固定資産を保有しておりますが、急激な売上げの減少などにより収益性が悪化し、減損損失の認識が必要と判定された場合には、回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として認識いたします。また、当社グループでは市場価格のない株式等以外の有価証券を保有しておりますが、株式相場が大幅に下落した場合には、明らかに回復見込みがある場合を除いて減損処理を行います。これら資産の減損処理は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (5)情報システム 当社グループは、重要な情報の紛失、誤用改ざん等を防止するため、情報システムに対して適切なセキュリティを実施しております。しかしながら、停電、災害、ソフトウエアや情報機器の欠陥、停止、一時的な混乱、内部情報の紛失、改ざん、サイバー攻撃による情報漏洩やシステムの障害などのリスクがあります。このような事象が事業活動に支障をきたした場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (6)棚卸資産 当社グループでは、「棚卸資産の評価に関する会計基準」を適用しており、販売目的の棚卸資産の収益性を期末において評価し、収益性が低下していると判断される場合には評価損を計上することになります。このため、当社グループの棚卸資産について、市場環境の急激な変化や消費者ニーズの変化により収益性が低下していると判断し評価損を計上する場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (7)原材料等の調達や費用の高騰 当社グループは、主な原材料として原油価格の影響を強く受ける樹脂材、需給バランスに加えて原産地国の資源政策、環境政策の影響を受ける金属材や板材を使用しております。これらの原材料が予期せぬ経済的あるいは政治的な事情により、安定的に調達できなくなった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。現在の原油価格や物流費の高騰が更に長期化する場合は当社グループの総利益や営業利益に影響を与える可能性があります。 (8)法規制 当社グループが行っている事業は、国内外の関連法規制を受け、その規制内容には保安安全に係るもの、環境や化学物質に係るもの、その他事業活動に関するものなど様々なものがあります。当社グループは、これらの法規制を遵守し、種々の事業活動を行っておりますが、将来的に法規制の大幅な変更や規制強化が行われた場合は、当社グループの活動の制限やコストの増加につながり、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (9)自然災害 当社グループは、東京に本社機能を持ち、神奈川県、群馬県、山形県及び栃木県に生産及び研究拠点があります。また、中国、ベトナム、ドイツやインドにも生産拠点を有しております。当該地域において地震、洪水、台風、津波を始めとする大規模自然災害や感染症などによるパンデミック等が発生した場合、本社機能の麻痺や生産及び研究活動が停止する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (10)サステナビリティに向けた対応 当社グループは、環境・社会に関するリスク評価等、リスク管理に積極的に取組んでおります。具体的には、サプライチェーン全体での環境負荷低減に取り組むとともに、お客様や社員を始めとする当社を取り巻くステークホルダーとの関係性を通じて中長期的な企業価値向上と持続的な社会の実現に向けた取組などを推進しております。しかしながら、環境・社会に関する法規制や社会要請に十分に対応できていない、またはこれらに違反する事態が発生した場合には、事業活動の大幅な停滞や停止、重大な対策費用の発生、さらには社会的評価の低下等につながり、当社グループの経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11)人的資本 当社グループの持続的な成長のためには、多様な人材の活躍が不可欠と考えており、従業員一人ひとりの能力を最大限に活かすことができる職場環境の整備に努めております。しかしながら、労働市場を巡る環境が大きく変化するなかで、適切な人材の採用・育成・定着が困難な状況に陥った場合には、当社グループの事業運営および成長に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,505字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年1月1日から2025年12月31日まで)におけるわが国経済は、所得環境の改善を背景に個人消費が持ち直しの動きを見せたほか、企業収益も総じて堅調に推移するなど、内需主導による緩やかな回復基調となりました。一方で海外に目を向けると、関税をはじめとする米国政権の政策動向や国際的な経済情勢の不確実性に加え、地政学リスクの継続や為替相場の変動が企業活動に及ぼす影響も予断を許さず、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社グループを取り巻く外部環境といたしましては、国内市場に限定されず、多くの先進諸国で少子高齢化や人口減少といった構造的な問題を抱えていることに加え、デジタル化の進展によって事務用品としての筆記具の需要は縮小傾向にあります。他方、ライフスタイルや価値観の多様化により、お客様が商品に求める役割や体験価値は変化しております。また、インターネットを介した流通の普及は一層進み、ボーダーレス化が加速したことや新興企業の参入といった背景から、品質・コスト面を中心として業界全体の競争環境は激化しつつあります。さらに、環境問題をはじめとするサステナビリティという共通課題は、今や企業活動の中心的な価値観となり、商品やサービスの提供において不可欠なものとなりました。こうした市場環境の変化に迅速に対応し、お客様の求める価値を具現化し続けていくことがより重要となっております。 このような経営環境のなか、当社グループは、「書く(かく)、描く(えがく)」を通じた“表現体験そのもの”を創造することで、すべての人が生まれながらにして持つ個性や才能といった「ユニーク」を表現する機会を創り出すことが、お客様への提供価値ととらえ、「違いが、美しい。」というコーポレートブランドコンセプト(企業理念)に基づき、活動してまいりました。 具体的な活動として、当社サステナビリティ活動の中心シリーズであるウイスキーを熟成した樽材をペン軸に再利用した「ピュアモルト」シリーズをリファインし、“クセになる、なめらかな書き味。”の「ジェットストリーム」リフィルを搭載した『ピュアモルト ジェットストリームインサイド シングル』および、新色の『ピュアモルト ジェットストリームインサイド 多機能ペン 4&1』を新発売いたしました。また、世界販売本数が年間1億本以上の「ジェットストリーム」シリーズより、5機能でマルチに使え社会人を中心に多くの方からご好評いただいている『ジェットストリーム 多機能ペン 4&1』に、時代やニーズの変化に合わせてリニューアルした新色を発売いたしました。さらに、新感覚の“すいすい書ける水性ボールペン”「uniball ZENTO(ユニボール ゼント)」シリーズより、「シグニチャーモデル」「スタンダードモデル」「ベーシックモデル」の3モデルに、これまでの0.38mm、0.5mmに加えて0.7mmのボール径を追加発売いたしました。加えて、今後の筆記具事業のグローバル戦略における新たな拠点としてインドに設立した連結子会社 UNI LINC INDIA PRIVATE LIMITEDが生産を開始しました。成長市場であるインドでの展開強化と共に、調達等も含めたグローバルサプライチェーンの拠点としても活用してまいります。 これらの活動の結果、当連結会計年度における売上高は89,814百万円(対前年同期比1.1%増)、営業利益は9,692百万円(対前年同期比20.5%減)、経常利益は10,028百万円(対前年同期比22.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は6,235百万円(対前年同期比44.7%減)となりました。 「中期経営計画2025-2027」の進捗につきましては、欧州での流通在庫調整が海外筆記具事業の売上高に影響したものの、国内筆記具事業及び筆記具で培ったコア技術を活用した非筆記具事業(化粧品事業、産業資材事業)の売上高は増加し、ありたい姿2036の実現に向けて進展いたしました。 セグメント別の業績を概観は次の通りです。 (筆記具及び筆記具周辺商品事業) 国内市場においては、メイン商品のジェットストリームの販売が好調であることに加えて、新感覚のすいすいとした書き心地を特長とする水性ボールペン『uniball ZENTO(ユニボール ゼント)』が、非常に高い評価を得てヒット商品となっております。また、「クルトガ」シリーズ初の木製グリップ軸である『KURUTOGA Wood(クルトガ ウッド)』や、「LAMY safari(ラミー サファリ)」シリーズに「ジェットストリーム」のインクを搭載した『LAMY safari JETSTREAM INSIDE(ラミー サファリ ジェットストリーム インサイド)』などの新製品も好調に推移し、国内売上は増収となりました。 海外市場においては、米国地域は『uniball ZENTO(ユニボール ゼント)』が好調に推移しましたが、減収となりました。欧州地域は『POSCA(ポスカ)』を中心とした流通在庫の調整が長引いております。アジア地域は、筆記角度や筆圧により描線幅が変化する水性ボールペン『uniball AIR(ユニボール エア)』が中国市場を中心に堅調に推移したほか、『LAMY』ブランドの売上伸長などにより、増収となりました。 化粧品事業および産業資材事業においては、化粧品事業の主力であるアイメイク製品の受注増加など好調に推移し、増収となりました。 これらの結果、外部顧客への売上高は87,355百万円(対前年同期比1.0%増)となりました。 (その他の事業) 粘着テープ事業、手工芸品事業といったその他の事業におきましては、主に粘着テープの食品向けや衛生用品向けの売上が好調に推移いたしました。 これらの結果、外部顧客への売上高は2,458百万円(対前年同期比5.6%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて6,779百万円減少し、32,807百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、主に税金等調整前当期純利益9,743百万円、減価償却費4,930百万円に対し、法人税等の支払額5,134百万円、仕入債務の減少6,889百万円により、合計で2,413百万円(前年同期比4,054百万円の収入の減少)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は、主に固定資産の取得による支出5,929百万円、定期預金の預入による支出3,571百万円により、合計で7,920百万円(前年同期比19,989百万円の支出の減少)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は、主に長期借入れによる収入5,000百万円に対し、配当金の支払額2,774百万円、自己株式の取得による支出2,391百万円により、合計で1,874百万円(前年同期比5,983百万円の支出の増加)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日)    前年同期比(%) 筆記具及び筆記具周辺商品事業   (百万円)   54,671   85.1 その他の事業   (百万円)   1,005   107.2 合計   (百万円)   55,676   85.4 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.上記の金額は、販売価格によっております。 b.受注実績 当社グループ(当社及び連結子会社。以下同じ)は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日)    前年同期比(%) 筆記具及び筆記具周辺商品事業   (百万円)   87,355   101.0 その他の事業   (百万円)   2,458   105.6 合計   (百万円)   89,814   101.1 (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ・ 売上高 国内筆記具事業は、「JETSTREAM」に加えて、「uniball ZENTO」、「KURUTOGA Wood」、「LAMY safari JETSTREAM inside」などの新製品も好調に推移いたしました。海外筆記具事業は、新製品や「LAMY」ブランドが売上を押し上げましたが、前連結会計年度に大きく売上を伸ばした「POSCA(ポスカ)」の流通在庫調整により、減収となりました。また、非筆記具事業は化粧品事業、産業資材事業が好調に推移いたしました。その結果、売上高は前連結会計年度に比べて994百万円増加し89,814百万円(前年同期比1.1%増)となりました。 ・ 営業利益 売上高は増加したものの、製品構成の変化により販売差益が減少したことに加えて、原材料価格や外注加工費などのコスト上昇及び販売管理費の増加により、営業利益は前連結会計年度に比べて2,496百万円減少し9,692百万円(前年同期比20.5%減)となりました。 ・ 経常利益 主に為替差損の増加により、経常利益は前連結会計年度に比べて2,924百万円減少し10,028百万円(前年同期比22.6%減)となりました。 ・ 税金等調整前当期純利益 前連結会計年度に特別利益に計上した固定資産売却益の剥落により、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べて6,898百万円減少し9,743百万円(前年同期比41.5%減)となりました。 ・ 親会社株主に帰属する当期純利益 税金等調整前当期純利益が前連結会計年度に比べて6,898百万円減少し、非支配株主に帰属する当期純利益が47百万円減少したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度から5,037百万円減少し6,235百万円(前年同期比44.7%減)となりました。 ・ 資産、負債及び純資産の状況 当連結会計年度末の資産、負債、純資産の状況は次のとおりであります。 資産は、主に投資有価証券や退職給付に係る資産が増加したことにより、前連結会計年度末に比べて6,123百万円増加し183,005百万円となりました。 負債は、主に支払手形及び買掛金や未払法人税等が減少したことにより、前連結会計年度末に比べて3,599百万円減少し42,573百万円となりました。 純資産は、主に利益剰余金やその他有価証券評価差額金、為替換算調整勘定が増加したことにより、前連結会計年度末に比べて9,723百万円増加し140,432百万円となりました。 ・ キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、第2[事業の状況]4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]②キャッシュ・フローの状況に記載のとおりであります。 ③資本の財源及び資金の流動性に係る分析 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の購入費用、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に筆記具及び筆記具周辺商品事業に係る設備投資、M&A等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関等からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関等からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は15,326百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は32,807百万円となっております。

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開示資料

出典

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