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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

サンエー

SAN-A CO.,LTD.2659 · Prime · 小売業

沖縄県地盤の総合小売企業。スーパーマーケット、ショッピングセンター、コンビニエンスストア(ローソンFC)を展開し、地域密着型のリテール事業を中核とする。

概要

株式会社サンエーは、沖縄県宜野湾市に本社を置く総合スーパー(GMS)・ショッピングセンター運営企業である。県内に約40店舗を展開し、食料品・衣料品・住居関連用品の販売を核に、外食やコンビニエンスストア事業も手掛ける。2026年2月期の売上高は2,186億円、営業利益169億円、営業利益率は7.7%と高い収益性を維持している。

売上高の7割超を占める食料品販売

サンエーの小売事業の中心は食料品であり、2026年2月期の販売実績では1,416億円(小売部門売上の62.9%)を占める。生鮮食品・加工食品を扱い、ナショナルブランドに加えてプライベートブランド「くらしモア」や「ローソンオリジナル」「成城石井」の商品を販売する。衣料品は119億円、住居関連用品は613億円、外食は103億円と、総合スーパーとしての品揃えを強みとする。

コンビニエンスストア事業・物流子会社によるグループ運営

子会社の株式会社ローソン沖縄(出資比率51%)が沖縄県内で「ローソン」のフランチャイズおよび直営店を運営する。2026年2月期のCVSセグメントの営業収益は93億円、セグメント利益は22億円と好調に推移した。また、サンエー運輸株式会社がグループ内の商品配送、検品・値付・仕分業務、損害保険代理店業務を担い、物流基盤を支える。

38,000坪超の大型商業施設「PARCO CITY」を運営

2019年6月、子会社サンエー浦添西海岸開発とサンエーパルコが沖縄県浦添市に「サンエー浦添西海岸PARCO CITY」を開店した。売場面積は58,361㎡(約17,650坪)と県内最大級で、サンエーの総合スーパーに加え、パルコ運営の専門店街を併設する。那覇メインプレイス(37,110㎡)と並ぶ旗艦店であり、観光客需要も取り込む。

フランチャイズとライセンスで多様な専門店を導入

サンエーは単独での品揃えに加え、外部ブランドとの契約を積極的に活用する。エディオン(1995年)、ジョイフル(2002年)、マツモトキヨシ(2006年)、大阪王将(2009年)、東急ハンズ(現ハンズ、2012年)、タリーズコーヒー(2012年)、無印良品(2013年)、アカチャンホンポ(2018年)、リトルマーメイド(2018年)、スープストックトーキョー(2024年)など、多岐にわたる業態を店舗内に導入し、集客力を高めている。

業界の中での役割は地域総合小売事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,255億円
営業利益
171億円
営業利益率
7.6%
純利益
107億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
小売2,285億円96.4%152億円6.7%
CVS86億円3.6%17億円19.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01小売(スーパーマーケット・ショッピングセンター)主力

生鮮食品、加工食品等の食料品、衣料品、家電、日用雑貨等の住居関連用品の販売、および外食事業を展開。沖縄県内に複数の店舗を運営し、子会社サンエー浦添西海岸開発、サンエーパルコとともに大型商業施設も展開。

主な製品・サービス4
生鮮・加工食品販売
スーパーマーケット事業における食料品の販売。
衣料品販売
衣料品の販売。
住居関連用品販売
家電、日用雑貨等の販売。
外食
店内飲食サービスの提供。

02コンビニエンスストア(CVS)準主力

子会社株式会社ローソン沖縄を通じて、沖縄県内で「ローソン」のフランチャイズシステムおよび直営店を運営。

主な製品・サービス1
コンビニエンスストア運営
ローソンフランチャイズおよび直営店の運営。

03物流・保険代理業副次

子会社サンエー運輸株式会社がグループ内の商品配送、検品・値付・仕分業務、並びに損害保険代理店業務を担当。

主な製品・サービス2
配送・物流サービス
グループ店舗への商品配送、検品・値付・仕分業務。
損害保険代理店
損害保険の代理販売。

製品と技術

食品加工センターによる惣菜・加工品の自社生産

大山流通センター内の食品加工センター(ISO22000認証取得)では、生鮮品の加工や惣菜、弁当などの製造を行う。1992年から稼働する食品工場では、沖縄の食材を活かした商品を手掛ける。しかし現センターは老朽化が進み、2026年2月に新施設の建設を開始。製造・物流機能の集約により生産性向上と品質強化を目指す。

沖縄独自の品揃え「かりゆしウェア」とプライベートブランド

衣料品部門では、沖縄のリゾート衣料「かりゆしウェア」の品揃えを拡充している。食品では、ニチリウグループのプライベートブランド「くらしモア」に加え、ローソンオリジナルや成城石井の商品を県内独占販売。これによりナショナルブランドとの差別化を図り、値ごろ感と品質を両立している。

住居関連用品:家電から日用雑貨までフルライン

家電販売は1995年のエディオンとのフランチャイズ契約に始まり、現在も同社と連携して品揃えを提供する。日用雑貨、家具、インテリアなども扱い、2026年2月期の住居関連用品の販売額は613億円。沖縄県内の大型ショッピングセンターでは、電化製品から消耗品までワンストップで購入できる環境を整えている。

外食:多ブランドをフランチャイズで展開

店舗内に併設する外食事業では、ジョイフル(2002年)、大阪王将(2009年)、タリーズコーヒー(2012年)、リトルマーメイド(2018年)、スープストックトーキョー(2024年)など、複数のフランチャイズブランドを運営する。2026年2月期の外食売上は103億円で、買い物客の滞在時間を延ばす役割を果たしている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

沖縄地盤のスーパー、高収益で安定

サンエーは売上高約2,200億円の沖縄県地盤のスーパーマーケットチェーン。同業のトライアルHD(ディスカウントストア)や光フードサービス(外食)とは業態が異なり、サンエーは地域密着型スーパーとして安定した経営を続ける。営業利益率は7.7%と小売業平均を上回り、高い収益性を誇る。地元シェアは高く、競合のまんだらけやINGとは市場が異なるため直接競合しない。

強み

  • 沖縄県内に広範な店舗網を持ち、地域シェアが高く、競合が参入しにくい。
  • 営業利益率7.7%と小売業平均(3%程度)を大きく上回る高収益を達成。
  • 売上高が2102億円から2255億円へ堅調に増加しており、着実に拡大している。
  • 沖縄で長年営業し、地域住民からの信頼とブランドロイヤルティを獲得。

課題

  • 収益のほとんどを沖縄県に依存しており、県経済の変動に影響を受けやすい。
  • 全国チェーンやディスカウントストアの進出により、競争が激化する可能性。
  • 沖縄県の人口増加は続くが、長期的には減少リスクがあり、市場縮小の懸念。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がサンエー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17994オカムラ2,414億円10.1倍
28227しまむら2,401億円16.1倍
33050DCMホールディングス2,319億円12.5倍
44665ダスキン2,242億円23.9倍
56412平和2,218億円18.8倍
62659サンエー2,168億円19.6倍
73591ワコールホールディングス2,166億円15.8倍
89948アークス2,147億円16.1倍
98218コメリ2,069億円12.4倍
106750エレコム1,879億円7.9倍
117976三菱鉛筆1,873億円22.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

沖縄返還前に設立、那覇店でスタート

1970年5月、沖縄県那覇市に資本金50千ドルで株式会社サンエーを設立。同年7月、総合衣料セルフサービス店「那覇店」を開店した。当時は米国統治下であり、1972年5月の本土復帰に伴い通貨が切り替わり、資本金は24,400千円となった。創業店舗は2007年2月に閉店後、ドラッグストアに業態転換している。

流通センターと自前加工施設で競争力を構築

1984年11月、沖縄県宜野湾市に大山流通センターを新設。翌1985年6月には同センター内に生鮮加工センター(現食品加工センター)を開設し、生鮮品の加工・配送を内製化した。1992年9月には食品工場が稼動し、惣菜などの自社工場生産を開始。このインフラ投資が後の高営業利益率の基盤となった。

ニチリウグループ加盟と仕入れ力の強化

1989年9月、日本流通産業株式会社(ニチリウ)グループに加盟。これにより全国的な仕入れネットワークを活用できるようになり、プライベートブランド「くらしモア」の調達が可能となった。2026年2月期の食料品仕入高は1,020億円に達し、グループのスケールメリットを生かしている。

カード導入とIT化による顧客囲い込み

1998年10月に「サンエーカード」(ポイントカード)を導入。2003年10月にはクレジット機能付きの「サンエーVISAカード」、2008年2月には電子マネー「サンエーEdyカード」を導入した。2020年代にはサンエーアプリを活用した販促施策を強化し、ネットスーパーのサービスエリアも拡大している。

東証上場と大型商業施設への投資拡大

2000年9月に日本証券業協会に店頭登録。2005年2月に東京証券取引所市場第二部に上場、翌2006年2月には市場第一部に指定替えとなった。2002年10月には那覇メインプレイス(32,312㎡)を開店。2015年以降、浦添西海岸開発の設立やパルコとの合弁を経て、2019年6月にPARCO CITYを開業し、売場面積を一気に拡大した。

ローソン沖縄との合弁でコンビニ市場に参入

2009年12月、株式会社ローソンとの合弁会社「株式会社ローソン沖縄」(サンエー持分51%)が設立され、沖縄県内でのローソン運営を開始した。それまでサンエーはスーパー中心だったが、コンビニエンスストア事業もグループの柱に加わった。2026年2月期にはCVSセグメントの営業収益が93億円に成長している。

プライム市場移行と新食品加工センター建設

2022年4月、東京証券取引所の市場再編に伴いプライム市場へ移行。2026年2月期には売上高2,186億円、営業利益169億円を達成し、ROEは8%以上、売上高経常利益率7%以上の中期目標を達成した。現食品加工センターが稼働から40年を超え、生産能力逼迫や効率低下に対応するため、2026年2月に新食品加工センター・新本社の建築に着手した。

年表32件を開く

1970年代

  • 1970年5月創業沖縄県那覇市に株式会社サンエーを設立(資本金50千ドル)
  • 1970年7月総合衣料セルフサービス店「那覇店」を開店
  • 1972年5月本土復帰に伴う通貨の切換えにより、資本金は24,400千円となる

1980年代

  • 1982年9月サンエー運輸株式会社(非連結子会社)を設立(資本金10,000千円)
  • 1984年11月沖縄県宜野湾市に大山流通センターを新設
  • 1985年5月沖縄県宜野湾市大山に本社を移転
  • 1985年6月大山流通センター内に生鮮加工センター(現 食品加工センター)を開設
  • 1989年9月ニチリウ(日本流通産業株式会社)グループに加盟

1990年代

  • 1992年9月食品加工センター内に食品工場稼動
  • 1995年4月株式会社ダイイチ(現 株式会社エディオン)とフランチャイズ契約を締結し、家電販売を開始
  • 1998年10月「サンエーカード」(ポイントカード)を導入

2000年代

  • 2000年9月日本証券業協会に店頭登録
  • 2002年1月株式会社ジョイフルとフランチャイズ契約を締結
  • 2002年10月沖縄県那覇市に「那覇メインプレイス」(売場面積32,312㎡(現 37,110㎡))を開店
  • 2003年10月「サンエーVISAカード」(クレジットカード(株式会社オークス(現 株式会社OCS)提携))を導入
  • 2005年2月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2006年2月上場東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2006年7月ISO22000認証取得(食品加工センター)
  • 2006年10月株式会社マツモトキヨシとフランチャイズ契約を締結
  • 2007年10月創業創業店舗「那覇店」(2007年2月閉店)をドラッグストアに業態転換
  • 2008年2月「サンエーEdyカード」(プリペイド型電子マネーEdy(ビットワレット株式会社(現 楽天Edy株式会社)運営))を導入
  • 2009年3月イートアンド株式会社と「大阪王将」のフランチャイズ契約を締結
  • 2009年12月株式会社ローソンとの合弁会社「株式会社ローソン沖縄」(当社持分比率51%)が、沖縄県内におけるコンビニエンスストアのフランチャイズシステム及び直営店の運営を開始

2010年代

  • 2012年3月株式会社東急ハンズ(現 株式会社ハンズ)とフランチャイズ契約を締結
  • 2012年11月タリーズコーヒージャパン株式会社とフランチャイズチェーン加盟店契約を締結
  • 2013年8月株式会社良品計画と無印良品ライセンスト・ストア基本契約を締結
  • 2015年11月創業「株式会社サンエー浦添西海岸開発」(当社持分比率100%)を設立
  • 2016年12月株式会社パルコとの合弁会社「株式会社サンエーパルコ」(当社持分比率51%)を設立
  • 2018年7月株式会社赤ちゃん本舗と「アカチャンホンポ」のパッケージライセンス等基本契約を締結、株式会社マーメイドベーカリーパートナーズと「リトルマーメイド」のフランチャイズ契約を締結
  • 2019年6月沖縄県浦添市に「サンエー浦添西海岸PARCO CITY」(売場面積58,361㎡)を開店

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所市場第一部よりプライム市場へ移行
  • 2024年8月株式会社スープストックトーキョーとフランチャイズ契約を締結

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,825人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は554万円で、9期前と比べて+15.0%平均年齢は36.3歳、平均勤続年数は14.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月1,385
2018年2月1,497
2019年2月1,607
2020年2月48234.311.11,701
2021年2月49934.211.91,773
2022年2月48534.412.31,798
2023年2月46135.112.91,777
2024年2月48735.913.81,782
2025年2月55136.113.91,819929
2026年2月55436.314.11,825937

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率25.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率85.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
那覇メインプレイス他650億円
小売
沖縄県 浦添市260億円
本社 他118億円
本社・直営店1店 加盟店268店 — 沖縄県5,508百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ローソン沖縄
    沖縄県浦添市 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    ㈱サンエー浦添西海岸開発
    沖縄県浦添市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱サンエーパルコ
    沖縄県宜野湾市 · 連結子会社
    議決権51.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は2,255億円営業利益171億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.2%、利益が+1.2%。

売上高
+3.2%
2,255億円
営業利益
+1.2%
171億円
純利益
-7.0%
107億円
営業利益率
7.6%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高2,573億円2,255億円
営業利益175億円171億円
純利益110億円107億円
1株あたり配当¥110¥110

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は638億円、営業利益は46億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+20.2%、営業利益は+12.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q513356.824
2024年2Q549498.932
2024年3Q498357.023
2024年4Q54228
2025年1Q531417.728
2025年2Q582518.831
2025年4Q1,073777.256
2026年2Q1,123877.759
2026年4Q1,132847.448
2027年1Q638467.231

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は1,409億円から2,255億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は7.6%。売上は13期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月1,40910256
2014年2月1,49011264
「株式会社サンエー浦添西海岸開発」(当社持分比率100%)を設立
2015年2月1,55413276
株式会社パルコとの合弁会社「株式会社サンエーパルコ」(当社持分比率51%)を設立
2016年2月1,63814588
2017年2月1,69415498
2018年2月1,745154104
2019年2月1,77914494
2020年2月1,84811677
2021年2月1,8919661
2022年2月1,90510267
2023年2月1,97311676
2024年2月2,102169107
2025年2月2,1861691757.7115
2026年2月2,2551711787.6107

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高2,255億円のうち、営業利益として残るのは171億円7.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は107億円、売上の4.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.5%1,545億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金32.8%740億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.6%171億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.9pt
7.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.3pt
4.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.6pt
7.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが316億円、投資CFが−65億円で、差し引きのフリーCFは251億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は795億円で、売上の4.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月86−58−1928220
2014年2月124−31−1493299
2015年2月208−30−17178459
2016年2月48−73−18−25417
2017年2月135−71−2064461
2018年2月136−148−20−12429
2019年2月143−285−20−142267
2020年2月214−171−2043290
2021年2月197−64−21133401
2022年2月41−63−63−22316
2023年2月147−51−2096393
2024年2月212−31−25181548
2025年2月150−62−3888598
2026年2月316−65−54251795

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は2,173億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,610億円で、自己資本比率は72.0%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月96674222474.6
2014年2月1,04479924574.3
2015年2月1,22186635569.0
2016年2月1,21994927075.7
2017年2月1,3041,03726777.4
2018年2月1,4731,12834574.6
2019年2月1,4861,20727979.1
2020年2月1,6861,26941773.3
2021年2月1,7461,31143573.3
2022年2月1,6561,31733977.6
2023年2月1,7231,37434977.8
2024年2月1,8671,46240576.3
2025年2月1,9121,54536778.7
2026年2月2,1731,61056372.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
795億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,530億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
157億円
在庫として抱えている分
負債合計
563億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率322社中37位あたり、逆に低いのは売上成長率322社中192位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.0%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
7.6%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
72.0%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.2%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.2%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,390で、1年前と比べて+22.9%過去52週の値幅のなかでは89%の位置にある。

¥3,390-0.6%1ヶ月+4.5%1年+22.9%時価総額2,168億円
過去52週の値幅
安値¥2,632高値¥3,485

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.6倍
PER (会社予想)19.0倍
PBR1.39倍
配当利回り3.24%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は3190円。25日線(3200.8円)を下回り、やや弱含み。52週高値3485円からは-8.5%の水準。週足は方向感なく推移し、出来高は直近平均並み。底堅いが上値も重い展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 18.46倍は業界平均41.41倍を大幅に下回り、PBR 1.31倍も業界平均2.96倍より低い。配当利回り3.45%は業界平均13.61%を下回るが、配当性向86.2%と高く、安定配当が期待できる。ROE 7%は低めだが、業界平均と比べ割安水準。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.6倍39.6倍
PER (予想)19.0倍
PBR1.39倍2.44倍
ROE7.0%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

沖縄経済への依存と成長力の限界が主な論点。売上高は緩やかに増加(2026/2期2255億円予想)だが、営業利益率は7.58%とほぼ横ばい。強気派は、観光需要の拡大やインフラ整備による沖縄経済の成長を取り込み、安定した配当利回り(3.47%)を評価。弱気派は、人口減少や県外大手との競争激化で利益率が低下するリスク、高PBR(1.3倍)に対して成長鈍化が評価を圧迫すると見る。

プラスに働く材料7
  • 安定した収益基盤

    営業利益率7%台を維持し、業績が安定。

  • 配当利回り3.5%

    配当利回り3.47%とインカム狙いで魅力的。

  • 沖縄経済成長の恩恵

    観光需要増加や公共投資が消費を下支え。

  • 安定した増配と株主還元通年影響

    配当利回り3.47%、過去増配実績、継続なら魅力的

  • 沖縄観光需要の回復2026年上期影響

    観光客増で売上押し上げ、売上高2255億円へ

  • 新規出店による成長2027年〜2028年影響

    既存店増加と新規出店で収益基盤拡大

  • 低PBR改善期待不定影響

    PBR1.3倍、自己株取得や政策保有株売却で改善余地

マイナスに働く材料7
  • 人口減少リスク

    沖縄県も長期的には人口減少が予想され、市場縮小へ。

  • 競争激化

    県外大手スーパー・ネット通販の攻勢でシェア低下リスク。

  • 成長鈍化

    売上高成長率は3〜4%で、高成長は期待しにくい。

  • 営業利益率の低下傾向2026年2月期影響

    営業利益率7.73%→7.58%に低下、コスト上昇

  • 競合激化による既存店減収継続影響

    沖縄県内小売競争激化、既存店売上低下リスク

  • 人件費・物流費の上昇通年影響

    最低賃金上昇や物流費増で営業利益圧迫

  • 消費税増税の影響金融政策次第影響

    増税時は個人消費減退、売上減少懸念

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
店舗の競争力と消費動向を示す。
客単価
観光客・地元客の消費額変化を捉える。
営業利益率
コスト管理と競争環境の影響を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり110で、前期から+56.3%いまの株価に対する利回りは3.24%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥110
1株あたり
配当利回り
3.24%
いまの株価に対して
配当性向
86.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月2415.3
2018年2月256.415.4
2019年2月264.017.6
2020年2月271.922.6
2021年2月283.829.4
2022年2月309.128.2
2023年2月3723.333.5
2024年2月5548.635.5
2025年2月8045.548.1
2026年2月12556.386.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥110

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ28,989人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.4%を占め、残る74.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他59.960.358.456.052.152.7
外国法人13.813.816.118.819.318.2
金融機関15.315.614.714.315.415.9
事業法人9.99.89.39.59.59.5
証券会社1.10.51.51.43.83.6
自己株式0.13.43.43.33.33.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01折田 富子10.60
02金城 和子10.33
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.87
04公益財団法人折田財団6.25
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.15
06金城 弘道1.92
07折田 公仁1.50
08折田 典久1.50
09RBC IST 15 PCT NON LENDING ACCOUNT - CLIENT ACCOUNT(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.29
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.26

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−1%、1株純資産は14期で+12%。直近期のROEは7.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月1752,2538.011.114.0
2014年2月1992,4278.514.414.0
2015年2月2372,6359.417.615.1
2016年2月2742,8879.917.515.4
2017年2月3063,15610.116.815.3
2018年2月3253,4369.917.115.4
2019年2月2943,6788.315.117.6
2020年2月2403,8656.416.322.6
2021年2月952,0014.821.829.4
2022年2月1062,0805.220.228.2
2023年2月1222,1685.817.133.5
2024年2月1732,3037.713.335.5
2025年2月1852,4347.816.248.1
2026年2月1732,5297.018.086.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/2期の役員報酬は総額187百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
豊田沢代表取締役社長5731,000
呉屋保常務取締役 営業担当6027,000
武田尚常務取締役 営業担当5429,000
新城健太郎取締役 社長補佐・営業・開発担当5742,000
高江洲利樹取締役 管理担当472,000
上間久美子取締役(監査等委員) (常勤)6317,000
野崎聖子取締役(監査等委員)52
榊真二取締役(監査等委員)69
宮國英理子取締役(監査等委員)54

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6100213015225
取締役(社内)1181818
社外取締役417174

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容461字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び子会社4社により構成されております。当社の事業内容は、生鮮食品、加工食品等の食料品と衣料品ならびに家電、日用雑貨等の住居関連用品の販売、外食を主体事業とする小売業であります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、小売及びコンビニエンスストア(以下「CVS」という。)は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 セグメントの名称等   会社名 小売食料品、衣料品、住居関連用品の販売及び外食   株式会社サンエー株式会社サンエー浦添西海岸開発株式会社サンエーパルコ CVS沖縄県内のCVS「ローソン」のフランチャイズシステム及び直営店を運営   株式会社ローソン沖縄 その他商品の配送及び検品・値付・仕分業務損害保険代理店   サンエー運輸株式会社 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,868字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、全ての基本はお客さまの信頼と支持と考えております。お客さまのニーズや価値観の変化、社会の変化に気づき、柔軟に対応していくと共に、創業以来の「善の発想」と「自主独立」という企業理念を浸透させてまいります。また、沖縄の特性を熟知し、各セクションの専門性を高めながら、総合力を最大限に活かし、「お客さまが喜び、社員が輝き、地域と共に会社も成長する」幸せを共感し、真に信頼される企業を目指します。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、株主資本を効率的に活用するとともに、継続的な収益力の維持向上と企業体質の充実を図ってまいります。中長期的に目標とする指標は、ROE8%以上、売上高経常利益率7%以上とし、収益力の向上に努めてまいります。 (3) 経営環境及び対処すべき課題等 当社グループが事業展開する沖縄県は、入域観光客数の増加や個人消費の回復が期待される一方で、海外経済の不確実性や為替の変動の影響、商品仕入れ価格や光熱費をはじめとする各種コストの高騰等により、不透明な経営環境が続くと予想されます。このような環境の中、当社は引き続き経営方針を「あるべき姿」とし、人財力や仕組み力、商品力の向上に取り組むとともに、企業理念の浸透、七大基本の徹底、既存店の活性化、効率化を図ることで、お客様満足度の向上に努めてまいります。 当社の事業を支える食品加工センターについて、現センターは稼働から40年が経過し、店舗網の拡大に伴う生産能力の逼迫や、作業効率の低下等が課題となっております。これらを抜本的に解決し、将来にわたる競争優位性を確立するため、2026年2月に新食品加工センター・新本社の建築を着工いたしました。本施設の設置により、製造・物流機能の集約による生産性の向上や、高度な衛生管理体制を備えた加工ラインによる品質の向上と付加価値の高い商品を安定的に供給できる体制の整備により今後の店舗網拡大に向けた商品供給体制の強化に取組んでまいります。 ・ 人財力の向上 正社員、パートナー社員(パート)、アルバイトに対する社員教育を積極的に実施し、企業理念の浸透や七大基本の徹底、商品知識や接客技術の習得等の人財育成に努めてまいります。また、女性活躍推進のための行動計画に基づき、当社グループの管理職に占める女性労働者の割合を28%に引き上げることを目標として、女性管理職の育成・積極的配置、時間外労働の削減、仕事と家庭の両立支援の強化等に取り組んでまいります。 ・ 仕組み力の強化 業務効率化につながるIT関連投資については、電子棚札とフルセルフレジの導入を進め、社員の作業負担軽減を図っております。今後も費用対効果を勘案した上で、積極的に実施してまいります。また、流通センターを中心とした物流システムの効率化にも継続して取り組んでまいります。 ・ 商品力の強化 沖縄独自の「かりゆしウェア」の品揃え拡充に加え、食品では、ナショナルブランド商品に加えて、沖縄県において当社グループのみで販売する魅力的なプライベートブランド(「ローソンオリジナル」、「成城石井」の各商品)の商品や、ニチリウグループの「くらしモア」の商品などを取り揃えております。これにより、お客さまの幅広いニーズにお応えし、より品質の良い物を値ごろ感のある価格で提供できるよう努めてまいります。 ・ 既存店の活性化、効率化 収益力の維持向上を図るため、既存店の活性化・効率化を図ってまいります。お客さまのニーズの変化に合わせ、当社が持つ総合小売業としての事業内容(食料品、衣料品、住居関連用品、外食)を活かした売場レイアウトの変更や各フランチャイズブランドの導入等を積極的に実施するとともに、内外装の保守修繕や設備の更新等、店舗環境の改善にも取り組んでまいります。また、ネットスーパーのサービスエリアも順次拡大しており、サンエーアプリやオンラインショップを強化する等、実店舗とECサイトの両面で魅力ある商品とサービスの提供に努めてまいります。 コンビニエンスストア事業につきましては、地域食材を使った商品の共同開発、新商品の提案、店舗改装など、商品力と販売力の強化に取り組んでまいります。
事業等のリスク3,641字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 ・ リスク管理体制 当社は、企業活動に関する内外の様々なリスクを統括且つ管理するため、「リスク管理委員会規程」に従いリスク管理体制を構築しております。リスク管理委員会は、リスク管理担当取締役を委員長とし、四半期に1回の定例会のほか、事案毎に適時開催することにより、企業活動における危機の未然防止に努めるとともに、発生した事案に対して迅速且つ適切な対応を実施しております。また、一定レベル以上の事案については、「経営危機管理規程」に従って、迅速な対応、適時開示等を行っております。 (1) 経済環境について 当社グループは、沖縄県内でスーパーマーケットチェーン及びコンビニエンスストア事業を展開しており、同県における今後の景気及び個人消費の動向、天候不順や競争環境等により当社の財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ・ 対応策 出店候補地については、当社開発部を中心に情報収集に努め、法的規制や商圏人口、競合状況等の事前調査に基づき店舗規模や出店形態等を検討しております。また、食料品、衣料品、住居関連用品、外食の幅広い商品とサービスを取り扱い、各セクションの専門性を高めることで他社に対する競争力強化と差別化を図っております。 (2) 自然災害について 当社グループは、全店舗を沖縄県内に展開しており、当該地域において地震等の大規模災害や台風等の自然災害が発生した場合、当社の財政状態や経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ・ 対応策 自然災害や火災・事故の発生に備え、平時より老朽化したインフラへの投資、施設の定期的な点検等を行っております。また、緊急時に備えた防災訓練を行うとともに、事業継続計画を策定する等、災害や事故を予防し、実際に発生した場合にはその影響を最小限にするための取り組みを行っております。 特に年数回の頻度で沖縄地方に接近する台風災害に対しては、「台風対策マニュアル」を整備し、本社と店舗、社員が連携し臨機応変に対応できる体制をとるとともに、当社各店舗への商品供給を担う子会社のサンエー運輸株式会社と連携し、臨時休業や早期営業再開について迅速に対応することで業績に与える影響が最小限になるよう努めております。 (3) 流通センターの集中について 当社は、沖縄県宜野湾市の本社に隣接して大山流通センターを有しております。当該センターは下記の内容で構成され、各店舗への商品供給は子会社のサンエー運輸株式会社が行っております。 ① ディストリビューションセンター(DC) 各取引先から商品の一括納品を受け、衣料品及び住居関連用品の検品及び値付け、仕分け作業、食品ドライ商品等(加工食品、菓子)の検品及び仕分け作業を集中して行っております。 ② 食品加工センター(プロセスセンター、デリカセンター) プロセスセンターでは、精肉、鮮魚の一括仕入、加工、パッケージ等の業務を集中して行っており、全ての店舗へ商品供給が可能となっております。 デリカセンターでは、自動炊飯ラインにて炊き上げた米飯でおにぎりや巻きずし及び和惣菜(煮物等)の製造を行っております。 これらの機能が、大山流通センターに集中しているため、当該センターが天災、その他の影響により操業が不可能となった場合、当社の財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ・ 対応策 自然災害や火災・事故の発生に備え、平時より老朽化したインフラへの投資、施設の定期的な点検等を行っております。また、緊急時に備えた防災訓練を行うとともに、事業継続計画を策定する等、災害や事故を予防し、実際に発生した場合にはその影響を最小限にするための取り組みを行っております。 (4) 法的規制について 当社は、大規模小売店舗立地法、独占禁止法、環境・リサイクル、食品の安全管理等の法令遵守に努めておりますが、万一、これらに違反する事由が生じ、事業活動が制限された場合、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 ・ 対応策 法令遵守については、「コンプライアンスガイドライン」を策定及び当社グループの役員・従業員への周知徹底、コンプライアンス担当取締役を委員長とする「コンプライアンス委員会」によるコンプライアンス全般に関する審議又は改善策等の提案、「内部通報窓口」の設置による問題の早期発見等、法令及び定款に適合することを確保するための体制を整備しております。 (5) 食品の安全について 当社は、「品質管理室」を設置し、食品加工センター及び店舗の衛生管理や商品の品質管理を徹底し、お客さまが安心してお買い物が出来るよう食品の安全確保に努めております。しかし、予期せぬ事由により食中毒や瑕疵のある商品の販売等によって、店舗の営業に影響が及んだ場合や、鳥インフルエンザ等の発生により食品に対する不安感が広まった場合、当社の財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ・ 対応策 万一当該事由が発生した場合には、できる限り速やかに公表することにより、お客さまへの影響を最小限に抑えるとともに信頼確保のため全力を尽くしてまいります。 (6) 情報セキュリティについて 当社は、通信ネットワークやコンピューターシステムを使用し、商品の発注や販売数量の管理、社内情報の共有、ネットスーパー・オンラインショップ・自社アプリの運用やWEB会議の活用などを行っております。システムの運用・管理は定期的な改善を実施するとともに監視体制を強化するよう努めておりますが、これらのシステムに対し、自然災害や運用の誤りによるシステム障害、サイバー攻撃等が発生した場合、システム停止による販売機会の逸失や復旧コストの発生、社会的信用の失墜により、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。情報漏洩リスクへの対応及びサイバーセキュリティ・インシデント対策を重要課題として掲げ、情報セキュリティ規程の整備・運用、従業員教育の実施、システムへのアクセス制御及び監視体制の構築等、関連法令の遵守に取り組んでおります。 (7) 個人情報の管理について 当社は、「サンエーカード」等による顧客の個人情報を大量に有しております。これらの個人情報の管理については、個人情報基本方針、個人情報管理規程、同マニュアル等を策定し、適切に運用・管理するとともに社員教育を徹底するよう努めております。しかしながら、予期せぬ事件、事故等により個人情報の流出等が発生した場合、当社の社会的信用の低下を招き、当社の財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ・ 対応策 万一当該事由が発生した場合には、できる限り速やかに公表することにより、お客さまへの影響を最小限に抑えるとともに信頼確保のため全力を尽くしてまいります。 (8) フランチャイズ事業に関するリスク(CVS) 当社の連結子会社(㈱ローソン沖縄)は、フランチャイズシステムを採用し、FC加盟店オーナーとの間で締結するフランチャイズ契約に基づいて、株式会社ローソンが保有する店舗ブランド名にてチェーン展開を行っております。従って、契約の相手先であるFC加盟店における不祥事などによりチェーン全体のブランドイメージが影響を受けた場合、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ・ 対応策 様々なリスク案件について、FC加盟店オーナーと店舗のクルー社員への正しい情報共有とサポートを行えるよう、スーパーバイザーが担当店舗を巡回しております。㈱ローソン沖縄では、沖縄エリアを複数に分割し、各支店がきめ細かい経営サポートができる体制を取っております。 (9) 新型感染症拡大に関するリスクについて 新型コロナウイルス感染症等の大規模な感染拡大により、従業員の感染や店舗の臨時休業等、当社グループの事業活動に支障が生じ、財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ・ 対応策 新型感染症に対しては、流行期における基本的な感染対策の推奨等、感染拡大防止に取り組みながら、お客さまの価値観やニーズの変化に対応し、新型コロナウイルス感染症の影響が可能な限り最小限となるよう取り組んでまいります。 (10) 重要事象等 提出会社が将来にわたって事業活動を継続するとの前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況その他提出会社の経営に重要な影響を及ぼす事象はありません。
経営成績の分析 (MD&A)3,584字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用情勢・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復が続いております。その一方で、継続する原材料価格の上昇や米国の通商政策の動向、不安定な国際情勢等、景気の先行きは不透明な状況が続いております。 沖縄県の経済におきましては、入域観光客数が前年同期を上回って推移しており、国内観光客は過去最高を更新、外国人観光客も台湾や韓国を中心に回復しております。これにより、観光産業を中心に経済活動が活発化しており、地域経済の拡大に寄与しております。一方で、継続的なインフレ下での商品の値上げにより、お客さまの節約志向が高まっており、人手不足や各種コストの増加、業態の垣根を越えた競争の激化等、小売業界については厳しい経営環境が続いております。このような環境の中、当社の経営方針を「あるべき姿」とし、人財力や仕組力、商品力、店舗力の向上に取り組むとともに、引き続き企業理念の浸透、七大基本(クリンリネス、鮮度と品質、品揃え、価格、陳列技術、サービス、正しい表示)の徹底、既存店の活性化、効率化を図る等、お客さま満足度の向上に努めてまいりました。 その結果、当連結会計年度における営業収益(売上高及び営業収入)は2,455億48百万円(前年同期比3.5%増)、営業利益は170億70百万円(同0.9%増)、経常利益は177億68百万円(同1.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は106億78百万円(同6.9%減)となりました。 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 小売 小売におきましては、前年より気温が低く推移した影響で、衣料品や食料品を中心に季節商材が苦戦したことや、家電において前年実施された沖縄県の省エネ施策(2024年6月~2025年1月)の反動減がみられましたが、10月以降「サンエーアプリ」を活用した販促施策や店頭での試食販売を強化したことにより、既存店売上は堅調に推移しました。 その結果、営業収益は2,362億7百万円(前年同期比3.4%増)、セグメント利益は148億64百万円(同2.5%減)となりました。 CVS CVSは、FC店舗を3店舗閉店、9店舗の新規開店及び既存店が好調に推移し、営業収益は93億56百万円(前年同期比8.2%増)、セグメント利益は22億5百万円(同31.6%増)となりました。 当期の財政状態の概況は、次のとおりであります。 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して260億50百万円増加し、2,172億74百万円となりました。 主な要因は、当連結会計年度末が金融機関の休日であったこと等により、現金及び預金が196億90百万円、有形固定資産が33億98百万円増加したことによるものであります。 負債は、前連結会計年度末と比較して196億38百万円増加し、563億16百万円となりました。 主な要因は、当連結会計年度末が金融機関休日であったこと等により、買掛金が92億26百万円、未払金が70億85百万円増加したことによるものであります。 純資産は、前連結会計年度末と比較して64億12百万円増加し、1,609億58百万円となりました。 主な要因は、利益剰余金が57億31百万円増加したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より196億90百万円増加し、795億34百万円(前年同期比32.9%増)となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得た資金は、316億17百万円(同111.1%増)となりました。 主な要因は、当連結会計年度末が金融機関の休日であったこと等により、仕入債務が92億26百万円、未払金が17億90百万円増加したことや、税金等調整前当期純利益166億1百万円、減価償却費69億22百万円の計上や、法人税等の支払額50億26百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動に使用した資金は、64億86百万円(同4.6%増)となりました。 主な要因は、有形固定資産の取得による支出56億18百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動に使用した資金は、54億40百万円(同43.6%増)となりました。 主な要因は、配当金の支払額49億41百万円及び非支配株主への配当金の支払額4億60百万円であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注実績 該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   部門の名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 小売   衣料品   11,897   104.9 住居関連用品   61,349   100.4 食料品   141,604   104.0 外食   10,345   107.3 小計   225,196   103.2 CVS   288   98.1 売上高合計   225,485   103.2 d.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   部門の名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 小売   衣料品   7,428   110.6 住居関連用品   41,875   99.6 食料品   102,003   104.0 外食   3,434   109.9 小計   154,741   103.2 CVS   217   98.6 仕入高合計   154,958   103.2 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の経営成績の分析は、概要につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 ④ 経営戦略の現状と見通し 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 a.キャッシュ・フローの状況 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 b.資金需要 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入れのほか、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。営業費用の主なものは、人件費、地代家賃及び水道光熱費等であります。 c.財政政策 当社グループは、基本的な運転資金については、自己資金にて対応しております。 ⑥ 経営方針、財政戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 目標とする経営指標」に記載しております。 なお、当連結会計年度のROEは7.0%、売上高経常利益率は7.9%となりました。 ⑦ 経営者の問題認識と今後の方針について 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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