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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.77-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ダスキン

DUSKIN CO.,LTD.4665 · Prime · サービス業

訪販でマット・モップのレンタルと、フランチャイズのミスタードーナツを展開する二軸の生活サービス企業。

概要

ダスキンは1963年に創業した業務用清掃・レンタル大手である。ミスタードーナツの店舗清掃で知られるクリーンサービス(マット・モップレンタル)を中核に、ハウスクリーニング、害虫駆除、家事代行などのケアサービスをフランチャイズ方式で展開する。2026年3月期の連結売上高は1,946億円、営業利益87億円、従業員3,750人。全国のサービスネットワークと高いブランド力が特徴である。

マット・モップのレンタルを核とした訪販グループの事業構造

訪販グループはクリーンサービス事業を中心に、ケアサービス事業、化粧品販売、レンタル事業などで構成される。クリーンサービスでは、マット・モップ、キャビネットタオル、空気清浄機、浄水器などを顧客にレンタルし、使用済み商品を回収・洗浄・再生して再供給する循環型モデルをとる。2026年3月期の訪販グループ売上高は1,112億円(全社売上の57%)、営業利益56億円を計上した。フランチャイズ加盟店が顧客へのレンタルと回収を担い、当社は商品の供給と再生加工を行う。この仕組みにより、全国に広がるサービス網を構築している。

ミスタードーナツを柱とするフードグループのフランチャイズモデル

フードグループはミスタードーナツを主力に、とんかつレストラン「かつアンドかつ」、イタリアンレストラン「ナポリの食卓」などを展開する。ミスタードーナツは1971年に米国ミスタードーナツ・オブ・アメリカ社との提携で開始され、フランチャイズ方式で全国に店舗を広げた。当社は加盟店へ原材料を販売し、運営ノウハウと製造技術を提供、ロイヤルティ収入を得る。2026年3月期のフードグループ売上高は689億円(全社の35%)、営業利益100億円と、訪販グループを上回る利益率を示す。同年1月に55周年を迎え、新スローガンのもとブランド価値向上に注力している。

全国の子会社と工場が支える供給・再生ネットワーク

訪販グループのクリーンサービス事業では、全国11の生産子会社(和倉ダスキン、小野ダスキン、ダスキンプロダクト北海道、東北、東関東、西関東、東海、中四国、九州など)が洗浄・再生加工を担う。これらの工場は1964年の吹田工場を皮切りに、各地に設置され、効率的な物流網を形成している。フードグループでは、エバーフレッシュ函館がドーナツ原料のパイ等を製造する。また、販売子会社としてダスキンサーヴ各社やエムディフード各社が地域ごとに加盟店を支援する。この垂直統合型のネットワークが、安定したサービス品質と収益基盤を支えている。

海外事業と事業多角化の展開

その他セグメントには、国内外の非フランチャイズ事業が含まれる。海外では、台湾の楽清服務(クリーンサービス)と統一多拿滋(ミスタードーナツ)、中国の楽清(上海)、マレーシアのBig Apple Worldwide等を展開する。1994年の台湾進出以降、アジア地域での事業を拡大してきた。国内では、事務用機器・車両リース、保険代理業、病院マネジメントサービス(ダスキンヘルスケア)などを手掛ける。2026年3月期のその他セグメント売上高は170億円、営業利益5.8億円。近年は、新規事業としてレスキューサービス(鍵の駆けつけ)やナッシュ社との資本業務提携(冷凍宅配弁当)にも着手している。

業界の中での役割は生活関連サービス提供企業(環境衛生レンタルと飲食FCの複合体)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,946億円
営業利益
87億円
営業利益率
4.5%
純利益
92億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
訪販 グループ1,106億円56.9%56億円5.1%
フード グループ689億円35.4%100億円14.5%
その他(注)1150億円7.7%6億円4.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01訪販グループ(環境衛生・ケアサービス・化粧品等)主力

一般家庭と事業所向けに、マット・モップ等の環境衛生用品のレンタル(クリーンサービス事業)を中核とし、清掃・家事代行・害虫駆除・樹木管理等のケアサービス(役務提供)事業を展開。フランチャイズ方式が基本で、当社は加盟店への商品供給とノウハウ提供を行う。併せて化粧品、介護用品、ユニフォーム、イベント用品のレンタル・販売等も手掛ける。

主な製品・サービス6
クリーンサービス(マット・モップ等のレンタル)
オフィスや店舗向けに玄関マットやモップ等を定期的に交換・清掃するレンタルサービス。使用済み商品を回収し洗浄・再生して再提供する循環型ビジネス。
サービスマスター(ハウスクリーニング)
プロによる家庭や事業所の清掃サービス。フランチャイズ加盟店が技術を提供する。
ターミニックス(害虫獣駆除・総合衛生管理)
害虫・害獣の駆除・予防サービス。フランチャイズ加盟店が薬剤・資器材を用いて対応する。
メリーメイド(家事代行サービス)
家庭向けの日常的な家事代行サービス。フランチャイズ加盟店が提供する。
トータルグリーン(樹木・芝生管理サービス)
植栽の維持管理や庭園の手入れ等、屋外緑化サービスの提供。
ホームリペア(住まいのピンポイント補修)
水回りや壁等の小さな修理を専門に行うサービス。

02フードグループ(ミスタードーナツ等)主力

ミスタードーナツを主体とする飲食事業。フランチャイズ方式で全国に店舗展開し、当社は加盟店に原材料を販売するとともに運営ノウハウと製造技術を提供しロイヤルティ収入を得る。直営店も運営。その他、とんかつレストラン「かつアンドかつ」、イタリアンレストラン「ナポリの食卓」等も展開。

主な製品・サービス3
ミスタードーナツ
ドーナツと飲茶を主力とするチェーン店。フランチャイズ加盟店向けに原材料および運営ノウハウを提供し、一部直営店で販売も行う。
かつアンドかつ(とんかつレストラン)
とんかつ専門店。直営およびフランチャイズで展開。
ナポリの食卓(イタリアンレストラン)
イタリア料理を提供するレストランチェーン。

03その他(リース・保険・病院マネジメント・海外事業等)その他

報告セグメントに含まれない事業で、フランチャイズ以外の事業として事務用機器・車両リース、保険代理業、病院マネジメントサービスを国内で展開。また、クリーンサービス・ケアサービス・ドーナツの海外事業(中国、台湾、マレーシア等)および海外でのライセンス管理・原材料調達等を含む。

製品と技術

クリーンサービス:マット・モップの循環型レンタルシステム

クリーンサービスは、ダスキンの創業以来の中核事業である。玄関マットやモップ、キャビネットタオル、空気清浄機、浄水器などを家庭や事業所にレンタルする。使用済み商品はフランチャイズ加盟店が回収し、各工場(和倉、小野、プロダクト各社など)で洗浄・消毒・再生され、再び加盟店を通じて顧客に提供される。この循環型システムにより、顧客は清掃用具の管理や洗浄の手間から解放される。2025年2月には新商品「ケース付きモップクリーナー」を発売、初回出荷時に原価が一括計上されるため一時的な利益圧迫要因となったが、計画を上回る出荷を示した。また、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場清掃や衛生商品提供も受注した。

ミスタードーナツ:フランチャイズ・チェーンによるドーナツ事業

ミスタードーナツは1971年に日本1号店を開業し、フランチャイズ方式で全国展開するドーナツチェーンである。当社は加盟店にドーナツ生地などの原材料を販売し、製造技術と店舗運営ノウハウを提供、ロイヤルティ収入を得る。一部は直営店舗も運営する。2025年1月に事業開始55周年を迎え、新スローガン「いつもあるのに、いつもあたらしい。ミスタードーナツ」を掲げ、周年企画を展開した。フードグループ全体の売上高は689億円(2026年3月期)で、営業利益100億円を計上し、グループの収益柱となっている。海外では台湾(統一多拿滋)で展開しており、中国華東地区への出店を計画中である。

ターミニックス:害虫駆除と総合衛生管理サービス

ターミニックス事業は1977年に「サプコ事業」として開始され、現在は害虫・害獣の駆除・予防サービスを提供する。フランチャイズ加盟店が薬剤や資器材を用いて対応し、当社は加盟店への資材販売とブランド運営ノウハウの提供を行う。家庭・事業所向けにシロアリ、ゴキブリ、ネズミなどの防除を手掛け、総合衛生管理サービスとしても展開。訪販グループ内のケアサービス事業の一角をなし、継続的な契約収入を得られるビジネスモデルである。近年は防災・減災分野への展開も進め、レントオール事業では「Rescue Training Module®」という建物倒壊現場訓練設備のレンタルを開始した。

新たな注力領域:ハウスメンテナンスとレスキューサービス

2026年3月期から、ダスキンはハウスメンテナンス領域を新たな注力分野として打ち出した。その一環として、2026年1月にレスキューサービス事業(鍵の駆けつけサービス)を加盟店方式で開始、2028年3月期までに全国100拠点以上の展開を目指す。また、2025年7月には冷凍宅配弁当「nosy(ナッシュ)」を運営するナッシュ株式会社と資本業務提携を締結し、発行済み株式の一部を取得した。これにより、既存のサービス網を活用した新たな顧客接点の創出を図る。訪販グループのタグラインも、従来の「衛生環境を整える」から「くらしに、新しいつながりを。」に2026年4月に変更し、事業領域の拡大を明確に打ち出している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

清掃・レンタルで国内首位、内需依存

当社は清掃用具レンタルやハウスクリーニングで国内最大手。同事業の安定収益が基盤であり、新規参入障壁が高い。同業のジンジブやイシンは人材派遣・ITサービスが中心で直接競合しない。一方、売上の大半が国内向けで、人口減少やレンタル需要の頭打ちに直面。営業利益率は4%台と低めで、コスト改善余地がある。

強み

  • 全国的な営業網と顧客基盤を持ち、安定した収益源を確保。
  • ハウスクリーニングや害虫駆除など生活関連サービスを展開。
  • 「ダスキン」ブランドは消費者への浸透度が高く信頼性がある。
  • レンタル収入は繰り返し発生し、景気変動の影響を受けにくい。

課題

  • 売上ほぼ全額が国内。人口減少で市場縮小の可能性がある。
  • 営業利益率4%台と低く、コスト効率化や高付加価値化が急務。
  • 既存事業は成熟しており、新規成長分野への投資が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がダスキン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18194ライフコーポレーション2,482億円12.6倍
27649スギホールディングス2,466億円10.4倍
37994オカムラ2,414億円10.1倍
48227しまむら2,401億円16.1倍
53050DCMホールディングス2,319億円12.5倍
64665ダスキン2,242億円23.9倍
76412平和2,218億円18.8倍
82659サンエー2,168億円19.6倍
93591ワコールホールディングス2,166億円15.8倍
109948アークス2,147億円16.1倍
118218コメリ2,069億円12.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 44件

水を使わない清掃用品のレンタルで創業した1963年

1963年2月、創業者鈴木清一が「祈りの経営」の理念のもと、大阪市大淀区に株式会社サニクリーンを設立した。水を使わずに清掃できるダストコントロール商品のレンタルサービスをフランチャイズチェーン方式で開始。同年11月に吹田工場を開設。1964年6月には商号を株式会社ダスキンに変更した。このビジネスモデルは、使用済みモップやマットを回収・洗浄して再レンタルする循環型であり、当時としては画期的だった。創業から数年で和倉(1967年)、小牧(1968年)など全国に工場を設置し、事業基盤を固めた。

ミスタードーナツとの提携で飲食事業に進出した1971年

1971年4月、米国ミスタードーナツ・オブ・アメリカ社との事業提携によりミスタードーナツ事業を開始し、大阪府箕面市に第1号店を開店した。同時期、1971年1月には米国サービスマスター社との提携でハウスクリーニング事業(サービスマスター)にも参入。同年7月には産業用ウエスのレンタルも開始し、事業の多角化が急速に進んだ。ミスタードーナツはフランチャイズ方式で全国に拡大し、現在ではドーナツチェーンとして高い認知度を得ている。この年は、清掃レンタルから飲食・役務提供へと事業領域を広げた転換点となった。

ケアサービス事業を拡大した1970年代後半から1980年代

1976年には化粧品販売事業(ヘルス&ビューティ)をアガ社との提携で開始。1977年には害虫駆除サービス(ターミニックス)をスタート。1978年には家庭用品総合レンタル(レントオール)やユニフォームレンタル(メンデルロンソン)にも進出した。1982年には医療関連施設のマネジメントサービス(ダスキンヘルスケア)を開始。1985年には空気清浄機、1986年には浄水器のレンタルを追加。1989年には家事代行サービス(メリーメイド)を開始した。この時期、清掃関連から生活全般のサービスへとポートフォリオを拡大し、フランチャイズ加盟店網を全国に広げた。

海外展開を開始した1990年代

1994年10月、台湾の統一超商股份有限公司との合弁で楽清服務股份有限公司を設立し、現地でクリーンサービス「ダスキンサーヴ100」を開始。これが初の海外事業となった。1996年には大阪中央工場、1997年には東京多摩中央工場を開設し、国内生産体制を強化。1999年にはオフィスコーヒーケータリング(ドリンクサービス)や樹木管理(トータルグリーン)を開始。海外では台湾に続き、2000年代に中国やマレーシアへ展開。2004年には台湾でミスタードーナツ事業も開始した。この10年間で、国内サービスの多様化と海外市場への足掛かりを同時に進めた。

品質保証とコンプライアンス体制を整備した2000年代

2003年4月、品質保証委員会とコンプライアンス推進会議を設置し、組織的な品質管理体制を構築。2004年にはダスキン共益を完全子会社化し、介護用品レンタル(ヘルスレント)も開始。2005年以降、各工場でISO14001認証を順次取得(1999年に大阪中央工場が初取得)。この時期、高齢化社会に対応したライフケア事業(2000年開始)や、介護用品レンタルなど、新たな市場ニーズへの対応を強化した。また、フランチャイズシステム「ダスキンサーヴ100」を1993年に導入し、事業の標準化と品質維持に努めた。

長期戦略「Do-Connect」と中期経営方針2028を策定した現在

2024年3月期に創業60周年を迎え、同年11月にパーパス「人に社会に寄り添い、安心と喜びのある豊かな明日を創造します」、ビジョン、バリューを策定。同時に長期経営戦略「Do-Connect」を発表。2025年5月には第1フェーズとして「中期経営方針2028」(2026-2028年度)を公表し、2028年3月期に連結売上高2,078億円、親会社株主帰属純利益106億円、ROE7.0%以上を目標に掲げた。2026年3月期には、訪販・フード両グループが増収となり、連結売上高1,945億円、営業利益87億円を達成。新規事業としてレスキューサービスやナッシュ社との提携を進め、海外では中国華東地区へのミスタードーナツ出店を2027年中に予定している。

年表44件を開く

1960年代

  • 1963年2月創業創業者鈴木清一が「祈りの経営」の経営理念のもとに、大阪市大淀区(現北区)に株式会社サニクリーン設立。水を使わないで清掃ができるダストコントロール商品のレンタルサービスをフランチャイズチェーンシステムにより開始。
  • 1963年11月大阪府吹田市に吹田工場開設。
  • 1964年6月商号変更商号を株式会社ダスキンに変更。
  • 1967年9月石川県七尾市に和倉工場開設。(現株式会社和倉ダスキンにて運営)
  • 1968年7月愛知県小牧市に小牧工場開設。(現株式会社ダスキンプロダクト東海にて運営)
  • 1969年7月ロールタオル(現キャビネットタオル)のレンタルを開始。

1970年代

  • 1970年4月中央研究所開設。(現開発研究所)
  • 1971年1月米国サービスマスター社との事業提携によるサービスマスター事業を開始。
  • 1971年3月埼玉県三郷市にミサト工場開設。(現株式会社ダスキンプロダクト東関東にて運営)
  • 1971年4月ミスタードーナツ・オブ・アメリカ社との事業提携によるミスタードーナツ事業を開始。大阪府箕面市に第1号店をオープン。
  • 1971年7月産業用ウエスのレンタルを開始。
  • 1974年4月熊本県上益城郡御船町にミフネ工場開設。(現株式会社ダスキンプロダクト九州にて運営)
  • 1976年11月株式会社アガとの提携により、化粧品販売事業(現ヘルス&ビューティ事業)を開始。
  • 1977年4月害虫駆除等環境衛生管理サービスのサプコ事業(現ターミニックス事業)を開始。
  • 1978年1月兵庫県小野市に小野工場開設。(現株式会社小野ダスキンにて運営)
  • 1978年6月創業ダスキン共益株式会社設立。
  • 1978年9月愛媛県周桑郡小松町(現愛媛県西条市)に小松工場開設。(現株式会社ダスキンプロダクト中四国にて運営)
  • 1978年10月家庭用品の総合レンタルを行うユナイテッドレントオール事業(現レントオール事業)を開始。
  • 1978年12月ユニフォームのレンタルを行うメンデルロンソン事業(現ユニフォームサービス事業)を開始。

1980年代

  • 1981年7月創業財団法人広げよう愛の輪運動基金設立。(現公益財団法人ダスキン愛の輪基金)
  • 1982年7月米国サービスマスター社との事業提携による医療関連施設のマネジメントサービス事業を開始。(現株式会社ダスキンヘルスケアにて運営)
  • 1985年4月空気清浄機のレンタルを開始。
  • 1986年8月浄水器のレンタルを開始。
  • 1989年7月米国サービスマスター社との事業提携によるメリーメイド事業を開始。
  • 1989年10月仙台市泉区に仙台泉工場開設。(現株式会社ダスキンプロダクト東北にて運営)

1990年代

  • 1990年9月本社ビル完成により本店を大阪府吹田市へ移転。
  • 創業パイ製造等を営む株式会社エバーフレッシュ函館設立。
  • 1992年6月創業清掃用具のレンタル代行等を営む株式会社ダスキンシャトル東京設立。
  • 1993年10月新フランチャイズシステム「ダスキンサーヴ100」開始。
  • 1994年10月台湾の統一超商股份有限公司との合弁により、現地に楽清服務股份有限公司を設立。同年12月、現地にてクリーンサービス「ダスキンサーヴ100」開始。
  • 1996年6月大阪府吹田市に大阪中央工場開設。
  • 1997年12月東京都八王子市に東京多摩中央工場開設。(現株式会社ダスキンプロダクト西関東にて運営)
  • 1998年11月横浜市鶴見区に横浜中央工場開設。
  • 1999年2月大阪中央工場が ISO 14001認証取得。(以降、他事業順次取得)
  • とんかつレストランのかつアンドかつ事業を開始。(現株式会社かつアンドかつにて運営)
  • 1999年4月オフィスコーヒー等のケータリング事業(現ドリンクサービス事業)を開始。
  • 1999年11月庭木のお手入れサービスを行うトゥルグリーン事業(現トータルグリーン事業)を開始。

2000年代

  • 2000年6月高齢者の暮らしのお手伝いを行うホームインステッド事業(現ライフケア事業)を開始。
  • 2000年8月北海道千歳市に道央工場開設。(現株式会社ダスキンプロダクト北海道にて運営)
  • 2003年4月品質保証体制構築のため、「品質保証委員会」設置。(現サステナビリティ委員会)
  • コンプライアンス体制構築のため、「コ ン プライアンス推進会議」設置。(現コ ン プライアンス委員会)
  • 2004年4月M&Aダスキン共益株式会社を、株式交換により完全子会社化。
  • 2004年7月介護用品・福祉用具のレンタルと販売を行うヘルスレント事業を開始。
  • 2004年8月台湾の統一超商股份有限公司との合弁により、現地に統一多拿滋股份有限公司を設立。同年10月、現地にてミスタードーナツ事業を開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年3月期まで207,800百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2028年3月期まで10,600百万円
  • ROE2028年3月期まで7.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    3つの「シン化」で新たな価値創造

    新たな事業への「新化」、周辺事業への「進化」、既存事業の「深化」に挑戦し、挑戦する人材育成と企業風土醸成に注力する。

  2. 02

    経営基盤の強化

    経営戦略と人材戦略を連動させ、KGI・KPIに基づく評価・処遇制度への移行や、自律的な学習・思考・行動を促す人事制度を導入する。DX推進のため、業務改革人材の育成とデジタル技術活用による業務標準化を全社で進める。

  3. 03

    訪販グループの体制強化

    多様化するニーズに対応すべくハウスメンテナンス領域を推進し、基幹システムを再構築する。タグラインを「くらしに、新しいつながりを。」に変更し、挑戦姿勢を表明する。

  4. 04

    フードグループの接点強化と省力化

    「おいしい想い出」を届けるため、お客様との接点強化と無理なく働ける店舗運営を目指す。ミスタードーナツ事業では省力化機器を順次導入し、サービス品質を向上する。

  5. 05

    海外展開の推進

    ミスタードーナツの中国華東地区展開で2027年3月期中に1店舗目を開業予定。その他アジア諸国への展開可能性も検討する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,750人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は781万円で、9期前と比べて+9.1%平均年齢は46.1歳、平均勤続年数は18.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,528
2018年3月3,773
2019年3月71645.616.13,813
2020年3月72145.716.13,802
2021年3月69045.815.43,819
2022年3月68345.915.33,778
2023年3月72846.115.33,739
2024年3月73446.215.63,792
2025年3月73546.115.33,775193
2026年3月78146.118.23,750232

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率17.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)46.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社15(国内 7 / 海外 8、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
生産本部 — 大阪府吹田市他120億円
訪販 グループ
全国地域本部・エリア・支店(札幌市西区他) (注)18,559百万円
訪販 グループ
大阪中央工場 — 大阪府吹田市7,273百万円
訪販 グループ
本社 — 大阪府吹田市6,459百万円
全社
本社 — 大阪府吹田市5,362百万円
その他
横浜中央工場 — 横浜市鶴見区3,833百万円
訪販 グループ
ミスタードーナツ本部及び直営店 — 大阪府吹田市他2,181百万円
フード グループ
教育研修センター — 大阪府吹田市1,792百万円
全社
ダスキンミュージアム(大阪府吹田市) (注)31,454百万円
全社
店舗 — 大阪府吹田市他931百万円
フード グループ
ほか23件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    アザレプロダクツ(株)
    大阪府 八尾市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    共和化粧品工業(株)
    大阪府 八尾市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    中外産業(株)
    名古屋市 中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    エムディフード(株)
    大阪府 吹田市
    議決権100.0%
  • 国内
    エムディフード 東北(株)
    秋田県 秋田市
    議決権100.0%
  • 国内
    エムディフード 九州(株)
    鹿児島県 鹿児島市
    議決権100.0%
  • 国内
    ダスキン共益(株)
    大阪府 吹田市
    議決権100.0%
  • 海外
    楽清(上海)清潔用具 租賃有限公司
    中国(上海)
    議決権100.0%
  • 海外
    楽清(上海)清潔用具 租賃有限公司
    中国(上海)
    議決権100.0%
  • 海外
    Big Apple Worldwide Holdings Sdn.Bhd. (注)3
    マレーシア(チェラス)
    議決権100.0%
  • 海外
    Big Apple Worldwide Holdings Sdn.Bhd. (注)3
    マレーシア(チェラス)
    議決権100.0%
  • 海外
    楽清服務股份有限公司
    台湾(台北) · 持分法適用会社
    議決権49.0%
残りのグループ会社3社を開く
  • 楽清服務股份有限公司台湾(台北)49%
  • 統一多拿滋股份 有限公司台湾(台北)50%
  • 統一多拿滋股份 有限公司台湾(台北)50%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    第7回緊急消防援助隊全国合同訓練施設設営及び実施支援業務
    消防庁 · 2026-07-14
    3.4億円
  • 調達
    宿泊療養施設及び待機者用宿泊施設の運営業務
    厚生労働省 · 2022-07-01
    5,900万円
  • 調達
    仙台検疫所仙台空港検疫所支所における新型コロナウイルス感染症の検疫対応に係る業務(単価契約)
    厚生労働省 · 2023-03-14
    5,730万円
  • 調達
    新型コロナウイルス感染症にかかる宿泊療養施設の運営業務(名古屋検疫所中部空港検疫所支所)
    厚生労働省 · 2023-03-24
    3,845万円
  • 調達
    清掃用モップ及びマット賃貸借業務
    国税庁 · 2016-03-11
    231万円
  • 調達
    清掃用モップ及びマット賃貸借業務
    国税庁 · 2017-02-07
    229万円
  • 調達
    清掃用モップ及びマット賃貸借業務
    国税庁 · 2018-01-25
    229万円
  • 調達
    令和8年度農林水産省「こども霞が関見学デー」イベント会場設営等業務
    農林水産省 · 2026-07-22
    210万円
  • 調達
    消臭芳香装置及び便座除菌装置賃貸借業務
    国税庁 · 2020-02-21
    190万円
  • 調達
    消臭芳香装置及び便座除菌装置賃貸借業務
    国税庁 · 2019-01-24
    189万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,946億円営業利益87億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.1%、利益が+19.2%。

売上高
+3.1%
1,946億円
営業利益
+19.2%
87億円
純利益
+4.5%
92億円
営業利益率
4.5%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,029億円1,946億円
営業利益101億円87億円
純利益106億円92億円
1株あたり配当¥135¥135

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は499億円、営業利益は38億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.4%、営業利益は+90.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q423−4
2024年1Q436204.617
2024年2Q42292.19
2024年3Q490204.121
2024年4Q440−1
2025年2Q917394.335
2025年4Q971343.553
2026年2Q951474.942
2026年4Q995404.050
2027年1Q499387.629

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,682億円から1,946億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は4.5%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,68211061
2014年3月1,6778344
2015年3月1,6807134
2016年3月1,6526730
2017年3月1,6197643
2018年3月1,6109053
2019年3月1,58710060
2020年3月1,5917956
2021年3月1,5386628
2022年3月1,63212281
2023年3月1,70511472
2024年3月1,7887946
2025年3月1,888731073.988
2026年3月1,946871304.592

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,946億円のうち、営業利益として残るのは87億円4.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は92億円、売上の4.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金55.9%1,088億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金39.6%771億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.5%87億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
44.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.1pt
4.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.3pt
4.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.9pt
5.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが138億円、投資CFが−56億円で、差し引きのフリーCFは82億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は242億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月163−69−6094282
2014年3月121−140−66−19198
2015年3月6355−45118271
2016年3月112−28−13084225
2017年3月158−36−68122279
2018年3月131−79−2252309
2019年3月136−126−6710252
2020年3月8931−100120272
2021年3月101−50−2651297
2022年3月196−85−8111400
2023年3月121−128−80−7313
2024年3月111−166−57−55200
2025年3月167−51−108116210
2026年3月138−56−5082242

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,103億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,583億円で、自己資本比率は75.1%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,0241,52849675.1
2014年3月2,0281,51950974.3
2015年3月1,9851,55243377.6
2016年3月1,9031,43646775.0
2017年3月1,9011,42148074.5
2018年3月1,9611,47848375.2
2019年3月1,9421,49944377.0
2020年3月1,8521,42043276.6
2021年3月1,8841,45842677.2
2022年3月1,9811,51047176.1
2023年3月1,9751,51845776.6
2024年3月2,0211,54547676.3
2025年3月2,0331,51551874.4
2026年3月2,1031,58352075.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
195億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,231億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
86億円
在庫として抱えている分
負債合計
520億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中92位あたり、逆に低いのはROE534社中406位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.5%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.1%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,671で、1年前と比べて+21.3%過去52週の値幅のなかでは93%の位置にある。

¥4,671-0.5%1ヶ月+8.0%1年+21.3%時価総額2,242億円
過去52週の値幅
安値¥3,660高値¥4,752

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)23.9倍
PER (会社予想)20.7倍
PBR1.41倍
配当利回り2.89%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7/27に4,532円と、52週高値4,583円に迫る水準まで上昇。25日線4,410円を2.8%上回り、75日線4,198円に対しても8.0%の乖離。1ヶ月で5.5%上昇しており、週足も上向き。ただし高値圏での揉み合いも見られ、出来高の増加が持続的な上昇につながるか注目。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PERは23.2倍と同業平均の22.6倍とほぼ同水準。PBRは1.35倍で業界平均3.16倍を下回り、ROE5.9%を考慮すると株価純資産倍率は割安感がある。配当利回り2.6%は平均2.74%と遜色ないが、配当性向70.3%と高く、今後の増配余地には注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)23.9倍23.4倍
PER (予想)20.7倍
PBR1.41倍3.51倍
ROE5.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、高いブランド力と全国ネットワークによる安定収益、配当利回り2.6%を評価。弱気派は、利益率の低さ(営業利益率4%台)と成長性の限界、人手不足によるコスト増を懸念。1年で株価は20%上昇しているが、PER23倍とやや割高感も。

プラスに働く材料7
  • 安定したストック収益

    定期契約ベースで安定したキャッシュフローを創出。

  • ブランド力

    「ダスキン」ブランドは高い認知度と信頼性。

  • 配当利回り

    2.6%の配当と安定した株主還元。

  • 2026年3月期売上高1946億円で過去最高更新2026年3月期影響

    前期比+3.1%増収、3期連続増収で安定成長を示す

  • 営業利益率4.47%と改善傾向継続通年影響

    FY2025 3.87%→FY2026 4.47%、営業利益87億円(前期比+19%)

  • 純利益92億円と3期連続増益見通し2026年3月期影響

    FY2024 46億円→FY2025 88億円→FY2026 92億円、増益基調

  • 配当利回り2.6%と安定配当を継続継続影響

    配当性向約61%、安定した株主還元を維持

マイナスに働く材料7
  • 低収益性

    営業利益率4.5%と低く、事業の効率性に課題。

  • 成長の限界

    既存事業の市場が成熟しており、成長鈍化。

  • 人手不足リスク

    清掃業務の人材確保難がコスト上昇要因。

  • 売上高成長率が前期比3.1%に減速通年影響

    FY2025 +5.6%→FY2026 +3.1%、成長鈍化を嫌気

  • 純利益増加率が前期比4.5%に急減通年影響

    FY2025 +91%→FY2026 +4.5%、サプライズ欠く

  • ROE5.9%と資本効率の低さが課題継続影響

    自己資本利益率が低く、株主資本コストを下回る懸念

  • 人手不足による人件費増加リスク不定影響

    サービス業界全体の人件費上昇が利益率を圧迫

次の決算で確かめる点
営業利益率
低収益改善の兆候が見えるか。
売上高成長率
新規事業など成長の芽があるか。
従業員数/人件費率
人手不足の影響度を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり135で、前期から+5.4%いまの株価に対する利回りは2.89%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥135
1株あたり
配当利回り
2.89%
いまの株価に対して
配当性向
70.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4058.8
2018年3月400.045.5
2019年3月5025.051.2
2020年3月5612.050.7
2021年3月40−28.676.9
2022年3月83107.555.4
2023年3月886.062.4
2024年3月10013.696.8
2025年3月11212.063.7
2026年3月1185.470.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥135

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ66,387人。区分でいちばん多いのは個人・その他47.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.4%を占め、残る60.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他43.444.045.844.747.147.6
事業法人20.119.418.819.920.219.9
金融機関22.122.721.820.920.419.5
外国法人13.512.812.713.411.312.3
自己株式3.21.94.03.11.81.8
証券会社0.91.10.91.11.00.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.29
02株式会社ニップン3.75
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.25
04ダスキン働きさん持株会2.89
05学校法人雑創の森学園2.70
06ダスキンFC加盟店持株会2.42
07株式会社モスフードサービス1.58
08住友不動産株式会社1.56
09株式会社三井住友銀行1.40
10JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.17

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+105%、1株純資産は14期で+39%。直近期のROEは5.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月952,4084.119.751.3
2014年3月712,4462.927.895.9
2015年3月562,5442.337.072.2
2016年3月522,5702.038.8124.9
2017年3月792,6523.030.858.8
2018年3月1002,7583.727.145.5
2019年3月1122,8774.023.451.2
2020年3月1102,8733.825.850.7
2021年3月572,9492.048.776.9
2022年3月1653,0485.516.355.4
2023年3月1463,1214.821.862.4
2024年3月953,2033.034.696.8
2025年3月1863,2215.819.663.7
2026年3月1953,3555.921.670.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額405百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大久保裕行代表取締役 社長執行役員 監査部、IT戦略統括本部担当6427,000
和田哲也取締役 COO フードグループ担当6415,000
上野進一郎取締役 執行役員事業横断グループ 担当6210,000
江村敬一取締役 COO 訪販グループ担当557,000
飯田健司取締役 CFO 本社企画グループ担当612,000
根本誠之取締役 執行役員本社人的資本グループ担当兼新規事業開発部長585,000
武藏扶実取締役67
中川理惠取締役58
関口暢子取締役58
内藤秀幸常勤監査役6410,000
塚本浩司常勤監査役632,000
猿木秀和監査役50
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
坂本一朗監査役65
山本成一郎監査役51

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8178913330338
その他役員2494925
社外取締役429297
社外監査役324248

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,607字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ダスキン)、子会社38社及び関連会社4社により構成され訪販グループのダストコントロール商品のレンタル及びフードグループのミスタードーナツを主な事業内容とし、更にこれらに関連する事業活動をフランチャイズ方式を中心に展開しております。 事業内容と当社及び関係会社等の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。なお、事業の区分は報告セグメントと同一であります。 区分   主要会社名 訪販グループ   環境衛生用品・清掃用資器材の賃貸 化粧品等の製造・販売 キャビネットタオルの賃貸 環境衛生用品・トイレタリー商品の販売 産業用ウエスの賃貸 浄水器・空気清浄機の賃貸 ハウスクリーニングサービス 家事代行サービス 害虫獣駆除・予防サービス 樹木・芝生管理サービス 住まいのピンポイント補修 工場・事務所施設管理サービス 高齢者生活支援サービス イベントの企画運営 旅行用品・ベビー用品・レジャー用品・ 健康及び介護用品等の賃貸並びに販売 ユニフォームの企画・販売・賃貸 オフィスコーヒー等の販売 鍵の駆けつけサービス等   販売   国内   (株)ダスキンサーヴ北海道、(株)ダスキンサーヴ東北、 (株)ダスキンサーヴ北関東、(株)ダスキンサーヴ南関東、 (株)ダスキンサーヴ東海北陸、(株)ダスキンサーヴ近畿、 (株)ダスキンサーヴ中国四国、(株)ダスキンサーヴ九州、 (株)ダスキン沖縄、(株)ダスキン十和田、 (株)ダスキン宇都宮、(株)ダスキン伊那、(株)ダスキン越前、 (株)ダスキン八代、(株)ダスキン鹿児島、 (株)ダスキンシャトル東京、 共和化粧品工業(株)、中外産業(株)、(株)ナック 製造 販売   国内   当社、アザレプロダクツ(株) 製造   国内   (株)和倉ダスキン、(株)小野ダスキン、 (株)ダスキンプロダクト北海道、 (株)ダスキンプロダクト東北、 (株)ダスキンプロダクト東関東、 (株)ダスキンプロダクト西関東、 (株)ダスキンプロダクト東海、 (株)ダスキンプロダクト中四国、 (株)ダスキンプロダクト九州 フードグループ   ドーナツの製造・販売及び飲食物等の販売 とんかつレストランの運営 イタリアンレストランの運営 その他料理飲食物の販売等   販売   国内   当社、エムディフード(株)、エムディフード東北(株)、 エムディフード九州(株)、(株)かつアンドかつ、 (株)ボストンハウス 製造 販売   国内   (株)エバーフレッシュ函館 その他   事務用機器及び車両のリース 病院のマネジメントサービス 保険代理業 海外事業等   販売   国内   当社 海外   楽清(上海)清潔用具租賃有限公司、 楽清服務股份有限公司、統一多拿滋股份有限公司、 Big Apple Worldwide Holdings Sdn.Bhd. 販売 その他   国内   ダスキン共益(株) その他   国内   (株)ダスキンヘルスケア、(株)JPホールディングス [訪販グループ] マット・モップ、キャビネットタオル、空気清浄機等の環境衛生用品・清掃美化関連商品のレンタルを主とする「クリーンサービス事業」を中核にして、プロのお掃除サービス「サービスマスター」、家事代行サービス「メリーメイド」、害虫獣駆除と総合衛生管理「ターミニックス」、緑と花のお手入れサービス「トータルグリーン」、住まいのピンポイント補修「ホームリペア」のケアサービス(役務提供)事業を、一般家庭と事業所のマーケット別に展開しております。 クリーンサービス事業は、フランチャイズ方式による展開を基本としており、当社は加盟店に対してマット・モップ等のレンタルを行う他、環境衛生用品やトイレタリー商品、オフィスコーヒーや天然水等の販売を行っております。加盟店は、お客様に商品を一定期間レンタルし、期間経過後にお客様から回収して当社へ返却し、当社又は生産子会社等は、回収後の商品を洗浄等の再生加工を施した上で再製品化を行い、再度加盟店へ供給を行っております。 ケアサービス(役務提供)事業は、フランチャイズ方式による展開を基本としており、当社は加盟店に対して薬剤・資器材等の販売を行うと共に、当社ブランドを使用した事業運営に関するノウハウ及び清掃技術を提供し、その対価としてロイヤルティを得ております。 また、クリーンサービス事業、ケアサービス(役務提供)事業とも、一部の地域においては、当社直営の店舗又は関係会社を通して同様の仕組みでお客様へ商品を提供しております。 その他、このグループは「ヘルス&ビューティ事業」等の化粧品事業、ご高齢者の暮らしのお手伝い「ライフケア事業」、イベントの企画運営やイベント用品・日用品のレンタル「レントオール事業」、介護用品・福祉用具のレンタルと販売「ヘルスレント事業」、ユニフォームのリース・販売とクリーニング「ユニフォームサービス事業」、鍵の駆けつけサービス「レスキューサービス事業」等で構成されております。 [フードグループ] 飲食店の展開を目的とした事業グループであり、ドーナツ・飲茶等を販売する「ミスタードーナツ」が主体で、その他、とんかつレストラン「かつアンドかつ」、イタリアンレストラン「ナポリの食卓」等を展開しております。 「ミスタードーナツ」は、フランチャイズ方式による店舗展開を基本としており、当社は加盟店に対してドーナツ等の原材料等の販売を行うと共に、当社ブランドを使用した店舗運営に関するノウハウ及び製造技術を提供し、その対価としてロイヤルティを得ております。また、一部の地域においては、当社直営の店舗又は関係会社の店舗にてドーナツ等の販売を行っております。 [その他] 報告セグメントに含まれない事業で、国内でフランチャイズ展開を行っていない事業(主にフランチャイズ加盟店を対象とした事務用機器・車両等のリース事業及び保険代理業、病院のマネジメントサービス)及びクリーンサービス事業、ケアサービス(役務提供)事業、ドーナツ事業の海外部門並びに海外でのライセンス管理及び海外部門の原材料調達事業で構成されております。 以上の内容についての事業系統図は、次頁のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,659字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは創業時より、企業理念である「祈りの経営」のもと、世の中の人に喜ばれる「喜びのタネまき」を実践してまいりました。 2024年3月期に創業60周年を迎え、また2025年3月期に長期戦略「ONE DUSKIN」を終えたことを機に、ここからの将来を見据え、変わる時代の中でも変わらぬ価値を届けていく未来の想いを込めパーパスとビジョンを2024年11月に策定しております。 ①パーパス 変わる時代の中でも変わらぬ価値を届けていく未来への想い「人に社会に寄り添い、安心と喜びのある豊かな明日を創造します。」 ②ビジョン パーパス実現のための担うべき役割「人と人、人と社会、人と明日をつなぐ笑顔の環を届けます。」 ③バリュー ビジョン実現のための大切な価値観「想いを今、動かせ。」 (2)中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標 パーパス、ビジョンの策定に合わせて、それらを実現するための長期戦略「Do-Connect」を同時に策定しております。 ①長期経営戦略「Do-Connect」 人と人、人と社会、人と明日をつなぐ、これら3つのつながりで「喜びのタネまき」を実践し、パーパス・ビジョンの実現を目指すために、新たな事業への「新化」、周辺事業への「進化」、既存事業の「深化」への挑戦と挑戦する人材育成、並びに後押しする企業風土醸成に注力します。 ②「中期経営方針2028」2026年3月期~2028年3月期 長期経営戦略「Do-Connect」の3つの「シン化」に、経済・社会価値創造の源(原動力)となる「経営基盤の強化」を加えた4つの経営テーマのもと、経営の根幹である「道と経済の合一」、すなわち社会価値と経済価値の両面において価値向上を目指し、「人と社会に寄り添い、安心と喜びのある豊かな明日の創造」を進めます。そのために、お客様との対面での関係性を大切にすると共に、それを支えるデジタル技術の向上にも努めてまいります。 長期経営戦略「Do-Connect」の第1フェーズに当たる2026年3月期を開始期とする「中期経営方針2028」を2025年5月15日に公表しております。 <目標(2028年3月期)> 連結売上高 207,800百万円 親会社株主に帰属する当期純利益  10,600百万円 ROE 7.0%以上 「中期経営方針2028」策定、並びに株主還元方針及び配当方針の変更に関するお知らせ https://www.duskin.co.jp/ir/news/2025/pdf/20250515_03.pdf (3)対処すべき課題 ①経営環境の変化並びに経営課題の認識 当社グループを取り巻く事業環境は、国内市場の成熟や人口構造の変化、生活様式や消費行動の多様化等を背景に、従来の延長線上での成長が見込みにくい局面を迎えております。加えて、原材料・エネルギー価格や人件費の上昇、慢性的な人材不足は、現場を起点とする当社グループの事業運営や収益構造に影響を及ぼしており、これまでの事業モデルや店舗・拠点運営の在り方についても、見直しが求められております。こうした環境下においては、サービス品質を下げることなく、人に過度に依存しない運営体制の構築や、より効率的且つ再現性の高いサービス提供の実現が、中長期的な成長に繋がると考えております。 更に、持続的な成長を実現するためには、国内市場に留まらず、海外を含む新たな市場への展開にも目を向けていく必要があります。その際には、地政学的リスク等にも十分配慮しつつ、特定の地域や事業に過度に依存しない事業ポートフォリオを構築することで、成長機会の獲得と事業継続性の両立を図ることが重要であると考えております。 以上を踏まえ、当社グループとしては、生活者との接点や提供価値の拡張、就労人口の減少下においても、持続可能な事業運営の実現、及び新たな企業価値創造を進めると共に、それらを支える経営基盤の強化が今後における重要な経営課題であると位置づけております。 ②経営課題に関する今後の取り組み 訪販グループでは、今後も多様化するニーズにお応えすべく、注力領域である「ハウスメンテナンス領域」への取り組みを着実に推進してまいります。また、変化する事業環境に柔軟に対応可能な体制を構築するため、基幹システムの再構築を目指しております。なお、2026年4月からはタグラインを、従来の「衛生環境を整える」から、幅広い商品・サービスの提供に留まらず、新しいことへ挑戦し続ける姿勢を表明するものとして、「くらしに、新しいつながりを。」へと変更いたしました。 フードグループでは、食べたその時だけではなく、食べ終わった後も、そのおいしさと喜びが、心に残り続けるような「おいしい想い出」をより多くのお客様にお届けするため、挑戦を積み重ねてまいります。その一環として、お客様との接点の強化を図ると共に、無理なく働ける店舗運営の実現を目指します。主力ミスタードーナツ事業では、更なるサービス品質の向上を目的として、各種省力化機器を順次導入してまいります。 海外展開については、ミスタードーナツの中国華東地区(上海市、浙江省、江蘇省、山東省)展開において、2027年3月期中に1店舗目のオープンを予定しております。今後も積極的な海外戦略を実行していく計画であり、その他のアジア諸国への展開可能性についても検討を進めてまいります。 経営基盤の強化では、経営(事業)戦略と人材戦略の連動を図る観点から、従業員一人ひとりの担う役割や責任、及び挑戦した成果について、KGI・KPIに基づく客観的且つ公正な評価を行い、貢献度に応じて適切に処遇へ反映する仕組みへの移行を進めております。加えて、従業員が自律的に学習し、思考・行動を通じて「喜びのタネまき」を継続的に実践できる組織風土の醸成を目的として人事制度を見直し、管理職から段階的に導入しております。また、DX推進の一環として、各組織単位で業務改革を推進できる人材の育成を進めると共に、デジタル技術を活用した業務プロセスの見直し・標準化・効率化を全社的に推進してまいります。
事業等のリスク4,538字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下におきまして、当企業集団(当社及び当社の子会社)の事業展開及びその他に関してリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。これらのリスクの可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努めております。ただし、全てのリスクを網羅したものではなく、記載したリスク以外のリスクも存在します。係るリスク要因のいずれにおいても、投資家の判断に影響を及ぼす可能性があります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)ビジネスモデル(フランチャイズ方式)に関するリスク ①加盟店との関係性について 当企業集団における事業展開は、主としてフランチャイズ方式を中心に展開しており、当企業集団及び加盟店の収益向上のために必要な新商品・サービスの開発・導入、新規出店、既存店の改装等の施策を計画、実施しておりますが、これら施策の実行には加盟店の理解・協力、資金負担等が必要な場合があり、加盟店の理解等を得られない場合には、計画の中止又は遅延の場合もあります。 また、加盟店との間にトラブル等が発生した場合、加盟店の離脱、訴訟の発生又は、加盟店の法令違反、不祥事等により、当企業集団の事業及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 ②法的規制について 当企業集団は、フランチャイズ方式による店舗展開に関して中小小売商業振興法、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(以下「独占禁止法」という。)及び「フランチャイズ・システムに関する独占禁止法上の考え方」(改正:2021年4月28日公正取引委員会)等の規制を受けております。従いまして、これらの法令等の改廃、新たな法令等の制定により、当企業集団の事業及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (2)経営環境の変動リスク ①事業環境について 訪販グループの主要事業であるクリーンサービス事業は、家庭市場においては、使い捨て商品の普及等により、また、事業所市場においては、企業の経費削減意識の浸透等により、市場規模は減少傾向にあると推測しております。一方、同グループで展開するケアサービス事業は、家庭市場、事業所市場共にアウトソーシングニーズの増大による市場拡大を見込んでおります。クリーンサービス事業では、衛生領域商品の開発、販売チャネルの拡大、決済方法の多様化への対応、ケアサービス事業においては、同じく衛生領域商品の開発、新規加盟店の募集等により事業拡大を図っていく方針でありますが、各事業に関連する市場動向、競合の状況、お客様ニーズの変化等によって、当企業集団の事業及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 フードグループの主要事業であるミスタードーナツ事業では、郊外・都市立地等への新規出店、利用動機や立地環境に応じた店舗の改装・再配置、時間帯別に応じたメニューや付加価値の高いメニューの開発、アジア市場への進出等により事業拡大を図っていく方針でありますが、市場動向、競合の状況、消費者の嗜好の変化や原材料等の高騰等により、当企業集団の事業及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 ②法的規制について クリーンサービス事業の商品は洗浄工程等を経て複数回のレンタルを行っております。洗浄工程では薬剤と大量の水を使用しておりますが、当企業集団及び委託先では、薬剤の使用量削減と水の再利用等による環境負荷の低減に努めております。しかしながら、当企業集団又は委託先において水質汚濁防止法等の法的規制に違反する事象又は何らかの問題が生じる、或いは、環境保護に係る法的規制等が強化された場合、当企業集団の事業及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 ケアサービス事業は、「化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)」等の法的規制を受ける場合があります。 また、当企業集団で展開する事業は、食品衛生法、不当景品類及び不当表示防止法、中小受託取引適正化法の法的規制を受けております。従いまして、これらの法令等の改廃、新たな法令の制定、当企業集団の違反に対する行政指導等により、当企業集団の事業及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (3)製商品の安全性に関するリスク ①製商品の安全性について 訪販グループで展開する事業では、環境衛生用品・清掃用資器材、キャビネットタオル、トイレタリー商品、天然水等のドリンク商品、家庭用電気製品、化粧品や健康食品等について安全性を確認した上でレンタル又は販売を行っておりますが、これら製商品に何らかの品質上の問題が発生した場合、当企業集団に対する信用の低下等により、当企業集団の事業及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 ②食品の安全性について フードグループで展開する事業では、食品衛生法の改正に合わせ、国際標準の衛生管理手法であるHACCP(Hazard Analysis Critical Control Point:危害分析重要管理点方式)の考え方を取り入れた衛生管理ガイドの整備、自主的に専門部門の検査機関を使った定期検査を実施する等、食品の安全性を確保するための社内体制を構築し、運用しております。しかしながら、当企業集団又は加盟店の店舗において食中毒が発生したり、食品衛生法等の法的規制に違反する事象が生じた場合、損害賠償金の負担の発生、これらの店舗の全部又は一部の営業停止や当企業集団に対する信用の低下等により、当企業集団の事業及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (4)サービスの品質に関するリスク 訪販グループで展開するライフケア事業の利用者は、主に高齢者等であり、サービス提供による不測の事故が起こる可能性もあります。事故の発生防止や緊急時対応等、教育研修による徹底的なスキルアップ、マニュアルの整備等に積極的に取り組んでおりますが、万一サービス提供中に事故等が発生し、過失責任が問われるような事態が生じた場合は、当企業集団の事業及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 また、ケアサービス事業では、サービススタッフは一定の技能を必要とすることから、研修制度、ライセンス制度によりサービス品質の向上及び均一化を図っております。更に、サービスの提供に用いる資器材等については安全性を確認した上で、研修を受けたサービススタッフが用いることとなっております。しかしながら、サービススタッフが提供するサービスに瑕疵があった場合やサービスに用いる資器材等に何らかの問題が発生した場合、更に、これらのサービスを原因として健康被害等が発生した場合には、当企業集団への損害賠償請求や当企業集団に対する信用の低下等により、当企業集団の事業及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (5)特定の製品の製造元に関するリスク 当企業集団における主要製品については、製造技術に関する特異性等の観点から特定の関係会社及び外部企業に製品の製造、取引等を依存しております。これら製造業者の被災等の有事に早期復旧を可能とするため、複数購買・類似品代替品対応等の事前対策を講じております。しかしながら、予期せぬ天災地変等で製品の製造が困難になった場合は、当企業集団の事業及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (6)自然災害・感染症に関するリスク 当企業集団は、地震、台風、洪水、津波等の自然災害や気候変動に伴う異常気象等の災害に対して、発生時の損害を最小限に抑えるため、安否確認体制の構築、自然災害対応マニュアルの作成、事業継続計画の整備に努め、災害発生を想定した訓練を実施しております。しかしながら、日本全国に事業を展開していることから全ての被害や影響を回避することは困難であり、また、大規模な災害が発生し、被災地域における営業活動の停止、被害を受けた設備等の修復、電力・燃料・水等の供給停止が生じた場合は、当企業集団の事業及び経営成績が影響を受ける可能性があります。また、新型ウイルス等の感染症拡大に対しては、お客様と従業員の安全を最優先に考え、国(政府・関係省庁)及び各都道府県等の方針に従うことを原則として対策を推進しております。 (7)情報セキュリティに関するリスク 当企業集団及び加盟店は、事業運営に当たりお客様の個人情報を取得、利用しております。「個人情報保護規程」をはじめとする諸規程の制定、役員・従業員への研修の実施、加盟店を対象とした勉強会の開催、システムのセキュリティ対策等個人情報の管理体制を構築・運用しており、定期的に監査も実施しております。 しかしながら、外部からのサイバー攻撃、マルウェア感染、標的型攻撃に加え、近年増加しているランサムウェア等によるサイバー脅迫行為により、システムへの不正アクセスやデータの暗号化・窃取、情報の暴露を伴う被害が発生する可能性があります。これらにより、個人情報の流出、業務停止、復旧対応費用の発生、更には金銭要求への対応等を余儀なくされる場合があります。 このような重大なトラブルが発生した場合には、当企業集団への損害賠償請求や信用の低下等を招き、当企業集団の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)人材の育成と確保に関するリスク 当企業集団では、あらゆるサービスの基本は、お客様を始めとする様々なステークホルダーに対して、人にしかできないホスピタリティを実践できる人材だと考え、さまざまな教育や研修を通じて人材の育成を進めております。また、新卒者の安定的採用や専門的知識・経験を持ち即戦力となる中途採用により、計画的に人材の確保を図っております。現時点では当企業集団の人事制度・教育制度により、必要な人材は確保されております。しかしながら、今後の労働市場の逼迫により人材の確保が困難になる、又は、優秀な人材が流出した場合には、競争力や効率性が低下し、当企業集団の事業及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 (9)海外展開に関するリスク 当企業集団は、アジア圏の国と地域において、クリーンサービス事業及びミスタードーナツ事業等を展開しております。これらの国と地域において政治・経済の混乱及び想定していなかったテロ・労働争議の発生等といった障害に直面し、日本外務省からの現地退避勧告が発令された場合、若しくは身の危険を感じ、退避が必要と判断した場合には、速やかに日本若しくは近隣の安全な国・地域に退避を指示する方針です。 また、法令や各種規制の制定若しくは改正がなされた場合、事業活動が期待どおりに展開できない可能性があります。こうした海外における障害に対しては、人事コンサルティング会社及び経理財務協力会社等から事前に情報提供を受けられるように、問合せ窓口を一覧表で管理し、案件毎にその回避策を講じてリスク管理に努めておりますが、完全に回避できるものではなく、リスクが顕在化した場合には、当企業集団の事業及び経営成績が影響を受ける可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)11,249字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日、以下「当期」という。)における我が国経済は、雇用・所得環境の改善等を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方、米国の関税政策による摩擦の継続や中東情勢の悪化を受け、エネルギー・原材料の供給動向に対する懸念が高まり、先行きは一層不透明となっております。 そのような環境の中、当社は、長期経営戦略「Do-Connect」の第1フェーズである「中期経営方針2028」(2026年3月期~2028年3月期)の1年目として、新たな事業への「新化」、周辺事業への「進化」、既存事業の「深化」と、それらを支える経営基盤の強化に取り組みました。 訪販グループにおいては、新たに注力しているハウスメンテナンス領域の取り組みを進めました。レスキューサービス事業(鍵の駆けつけサービス)では、2028年3月期までに全国100拠点以上の展開を目指し、2026年1月から加盟店による稼働を開始しました。また社会価値創造に向けた取り組みでは、レントオール事業(日用品・イベント用品等のレンタル)において、「Rescue Training Module®」(建物倒壊現場等での救助活動を実践的に学べる訓練設備)のレンタルにより各地域の防災訓練で活用される等、防災・減災を通じた社会価値の向上と企業としての持続的な成長、双方の実現を目指した取り組みを進めました。 フードグループにおいては、2025年1月に事業開始から55周年を迎えた主力のミスタードーナツが、新スローガン“いつもあるのに、いつもあたらしい。ミスタードーナツ”を掲げ、周年企画の展開等、更なるブランド価値向上への取り組みに注力しました。 また、新規事業開発に向けた取り組みでは、冷凍宅配弁当の「nosh(ナッシュ)」等を運営するナッシュ株式会社と2025年7月に資本業務提携契約を締結し、発行済み株式の一部を取得、新たなサービス展開への検討を開始しております。一方で、政策保有株式の縮減に加え、意思決定プロセスの在り方を見直し権限委譲を進める等コーポレートガバナンスの強化にも取り組みました。 サステナビリティの取り組みにつきましては、CO2排出削減の取り組みとして訪販グループにおける電気自動車(EV車)の導入と充電設備の設置を首都圏を中心に進めました。 当期の業績につきましては、全てのセグメントが増収となったことにより、連結売上高は前期から57億63百万円(3.1%)増加し1,945億54百万円となりました。利益面につきましては、訪販グループにおける原価率上昇影響があったものの、増収に伴う売上総利益の増加等により、連結営業利益は前期から14億79百万円(20.4%)増加し87億48百万円、連結経常利益も持分法による投資利益が増加したこと等により前期から22億67百万円(21.2%)増加し129億64百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、当期も政策保有株式の縮減を進めたものの、投資有価証券売却益が前期より減少したことに加えて、固定資産の減損損失を計上したこと等により、前期から3億72百万円(4.2%)増加の91億80百万円となりました。 (単位:百万円) 前  期 (2025年3月期)   当  期 (2026年3月期)   増  減 増減率 (%) 連結売上高   188,791   194,554   5,763   3.1 連結売上総利益   83,549   85,844   2,294   2.7 連結営業利益   7,268   8,748   1,479   20.4 連結経常利益   10,697   12,964   2,267   21.2 親会社株主に帰属する 当期純利益   8,808   9,180   372   4.2 <セグメント毎の状況> セグメント別売上高       (単位:百万円) 前  期 (2025年3月期)   当  期 (2026年3月期)   増 減 増減率 (%) 訪販グループ   108,438   111,248   2,810   2.6 フードグループ   66,747   68,914   2,167   3.2 その他   16,486   16,971   485   2.9 小計   191,673   197,135   5,462   2.8 セグメント間取引消去   △2,882   △2,581   300   - 連結売上高   188,791   194,554   5,763   3.1 (注)各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでおります。 セグメント別営業利益       (単位:百万円) 前  期 (2025年3月期)   当  期 (2026年3月期)   増 減 増減率 (%) 訪販グループ   5,721   5,639   △82   △1.4 フードグループ   8,556   10,023   1,467   17.1 その他   511   579   68   13.4 小計   14,789   16,242   1,453   9.8 セグメント間取引消去 及び全社費用   △7,520   △7,494   26   - 連結営業利益   7,268   8,748   1,479   20.4 (注)各セグメントの営業利益は、セグメント間の取引を含んでおります。 イ.訪販グループ 訪販グループは、主力のクリーンサービス事業(ダストコントロール商品のレンタルと販売)が減収となったものの、ケアサービス事業(役務提供サービス)、その他の事業の増収により、売上高は前期から28億10百万円(2.6%)増加し1,112億48百万円となりました。一方営業利益は、2025年2月から発売を開始した「ケース付きモップクリーナー」(フランチャイズ加盟店に初めて出荷する際に原価を一括計上し、その後、レンタル契約に応じて月々の売上を計上する仕組みの商品)が計画を上回る出荷となったことで、原価が上昇したことを主因として、前期から82百万円(1.4%)減少し56億39百万円となりました。なお当社は、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」会場内清掃及び個別パビリオンの清掃や衛生商品の提供等を受注したことで、業績に寄与しました。 訪販グループ主力のクリーンサービス事業は、家庭向け、事業所向け共に減収となりました。 家庭向けの売上を商品別に見ますと、「ケース付きモップクリーナー」、並びに「ペット用おそうじモップセット」が引き続き好調を維持したものの、主力商品であるモップ商品の売上は減少しました。しかし、新商品の「ファインバブル浄水シャワー」、並びに年末のお掃除セット「くらしキレイBOX」の売上が寄与したこと等により、家庭向け売上全体の減収幅は前期に比べて縮小しました。当期も新規顧客の獲得に向け営業専任活動に注力しました。 事業所向けの売上においては、化粧室周り商品や抗ウイルス機能付帯商品等の高機能マットが堅調に推移したものの、マット商品全体の売上が減少したこと等により、事業所向けの売上全体では前期を下回りました。 ケアサービス事業につきましては、「ホームリペア」(住まいのピンポイント補修)は減収となったものの、お客様売上増加に伴うロイヤルティ収入の増加に加え、新規導入したエアコン清掃用資器材の売上が寄与したこと等により全体では増収となりました。お客様売上では、「サービスマスター」(プロのお掃除サービス)の寄与が大きく、中でもエアコンクリーニングや事業所施設の日常清掃サービスが好調に推移しております。その他「メリーメイド」(家事代行サービス)、「ターミニックス」(害虫獣の駆除と総合衛生管理)、「トータルグリーン」(緑と花のお手入れサービス)、「ホームリペア」についても前期を上回りました。 訪販グループその他の事業につきましては、イベントの受注が増加したレントオール事業、ヘルスレント事業(介護用品・福祉用具のレンタルと販売)、ライフケア事業(ご高齢者の暮らしのお手伝い)、化粧品関連事業、ユニフォーム関連事業、レスキューサービス事業も増収となりました。 ロ.フードグループ フードグループは、主力事業であるミスタードーナツの全店合計お客様売上が増加し、原材料売上、ロイヤルティ売上が増加したこと等により、売上高は前期から21億67百万円(3.2%)増加し689億14百万円となりました。 利益面につきましては、増収に伴い売上総利益が増加したことに加え、前期中の価格改定等により原価率が改善したこと等で、営業利益は前期から14億67百万円(17.1%)増加し100億23百万円となりました。 フードグループの主力であるミスタードーナツは、2024年末の「ミスド福袋」の販売数減少に伴う引き換えカード使用顧客の減少があったものの、前期の価格改定効果によるお客様単価の増加、新規出店による稼働店舗数の増加等により、全店合計お客様売上は前期を上回りました。 第1四半期は宇治茶専門店「祇園辻利」とのコラボレーション商品や創業55周年を記念して開発した“もっちゅり食感”が特長の新食感ドーナツ「もっちゅりん」を発売しました。特に「もっちゅりん」はお客様から大きな反響を得て、売上増加に寄与しました。 第2四半期は創業時から販売していた商品「ホームカット」を時代に合わせて改良し、55周年記念商品「ニューホームカット」として8月に発売しました。また、毎秋恒例の「さつまいもド」、栗のドーナツ「くりド」、人気菓子とコラボレーションした「MISDO HALLOWEEN×ブラックサンダー」等もお客様からの支持を得ました。 第3四半期は秋冬商品として定着している「ポン・デ・ショコラシリーズ」を発売し、「ポケットモンスター」とのキャンペーンをクリスマス企画として展開しました。また年末年始恒例の「ミスド福袋」は55周年を記念し、ミスタードーナツの人気キャラクターである「ポン・デ・ライオンと仲間たち」や、ご要望の多かったイラストレーター原田治氏とのコラボレーション企画を盛り込む等、お客様への感謝を込めた企画として展開しました。 第4四半期は「Mister Donut×GODIVA」や、お客様から再販売のご要望が多かった「ショコラフレンチシリーズ」を55周年記念商品として発売し高い評価を得ました。また、3月にはミスタードーナツ春の定番商品「桜もちっとドーナツ」を発売しました。 フードグループのその他の事業につきましては、とんかつレストラン「かつアンドかつ」は減収、2024年1月に子会社化した株式会社ボストンハウスは、その主力業態であるイタリアンレストラン「ナポリの食卓」を中心に好調に推移したものの、前期は変則決算により、2024年1月から2025年3月までの15ヵ月分の実績を計上した影響により減収となりました。 ハ.その他 その他につきましては、売上高は前期から4億85百万円(2.9%)増加し169億71百万円、営業利益は前期から68百万円(13.4%)増加し5億79百万円となりました。国内連結子会社につきましては、ダスキン共益株式会社(リース及び保険代理業)が減収となったものの、株式会社ダスキンヘルスケア(病院施設のマネジメントサービス)は増収となりました。海外事業につきましては、中国でダストコントロール商品のレンタル・販売を展開している楽清(上海)清潔用具租賃有限公司は減収となりましたが、マレーシアを中心にドーナツ事業を展開しているBig Appleグループは、新規出店による店舗数増等により前期の売上を上回りました。海外向けの原材料等の売上につきましては、香港向けドーナツ原材料売上が増加した一方、台湾向けのドーナツ原材料、マット売上ともに減少したこと等により、海外事業全体では前期を下回りました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末の209億85百万円から31億97百万円増加し241億83百万円となりました。各々のキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 イ.営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、137億92百万円の資金収入(前期は166億83百万円の資金収入)となりました。その要因は、税金等調整前当期純利益129億48百万円、減価償却費73億67百万円、利息及び配当金の受取額21億42百万円等の資金増加要因に対し、法人税等の支払額47億75百万円、退職給付に係る資産又は負債の増減額21億85百万円、持分法による投資損益21億14百万円等の資金減少要因によります。 ロ.投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、56億8百万円の資金支出(前期は50億74百万円の資金支出)となりました。その要因は、有価証券及び投資有価証券の取得による支出81億72百万円、無形固定資産の取得による支出51億92百万円、有形固定資産の取得による支出49億42百万円等の資金減少要因に対し、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入130億44百万円等の資金増加要因によります。 ハ.財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、50億42百万円の資金支出(前期は107億53百万円の資金支出)となりました。その要因は、配当金の支払額52億79百万円等の資金減少要因によります。 ③生産、受注及び販売の実績 イ.仕入実績 セグメントの名称     前連結会計年度 (自 2024年4月1日   至 2025年3月31日)     当連結会計年度 (自 2025年4月1日   至 2026年3月31日)    増減 金額 (百万円)   構成比 (%)   金額 (百万円)   構成比 (%)   金額 (百万円)   増減率 (%) 訪販グループ   31,188   43.5   33,173   44.4   1,985   6.4 フードグループ   36,066   50.3   37,040   49.6   973   2.7 その他   4,424   6.2   4,433   6.0   8   0.2 合計   71,679   100.0   74,646   100.0   2,967   4.1 (注)訪販グループでは生産を行っており、主なものは下記のとおりであります。 (訪販グループにおける生産実績) 区分     前連結会計年度 (自 2024年4月1日   至 2025年3月31日)     当連結会計年度 (自 2025年4月1日   至 2026年3月31日)    増減 回数 (ワッシャー)   構成比 (%)   回数 (ワッシャー)   構成比 (%)   回数 (ワッシャー)   増減率 (%) マット   1,126,542   86.6   1,109,163   86.8   △17,379   △1.5 モップ   140,648   10.8   135,651   10.6   △4,998   △3.6 ウエス   23,722   1.8   23,218   1.8   △503   △2.1 ロールタオル   10,061   0.8   9,321   0.8   △740   △7.4 合計   1,300,973   100.0   1,277,354   100.0   △23,619   △1.8 ロ.受注実績 該当事項はありません。 ハ.販売実績 セグメントの名称     前連結会計年度 (自 2024年4月1日   至 2025年3月31日)     当連結会計年度 (自 2025年4月1日   至 2026年3月31日)    増減 金額 (百万円)   構成比 (%)   金額 (百万円)   構成比 (%)   金額 (百万円)   増減率 (%) 訪販グループ   107,786   57.1   110,643   56.9   2,856   2.7 フードグループ   66,742   35.4   68,903   35.4   2,160   3.2 その他   14,262   7.5   15,007   7.7   745   5.2 合計   188,791   100.0   194,554   100.0   5,763   3.1 (注)セグメント間の取引につきましては、相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.経営成績の分析 (イ)全国チェーン店お客様売上 フランチャイズ方式を中心に事業展開する当社は、国内外の直営店・子会社等及び加盟店推定売上の合計値である「全国チェーン店お客様売上(以下「お客様売上」という。)」の状況・推移を最も重要視しております。 当連結会計年度の全社ベースのお客様売上は、訪販グループ、フードグループ他、全てのセグメントで増加しました。 お客様売上の約60%を占める訪販グループは、主力のクリーンサービス事業の売上が減少したものの、ケアサービス事業においては、サービスマスターの寄与が大きく、中でもエアコンクリーニングや事業所施設の日常清掃サービスが好調に推移しました。その他のケアサービス事業についても全て前期を上回りました。その他の事業につきましては、イベントの受注が増加したレントオール事業、介護用品のレンタル「ヘルスレント」等の売上が増加し、訪販グループ全体でもお客様売上は増加しました。 フードグループは、引き続きお客様からの支持を得たミスタードーナツは、前期の価格改定効果によるお客様単価の増加、新規出店による稼働店舗数の増加等により、全店合計お客様売上は前期を上回りました。とんかつレストラン「かつアンドかつ」は減収となりました。2024年1月に子会社化した株式会社ボストンハウスは、主力業態であるイタリアンレストラン「ナポリの食卓」を中心に好調に推移しましたが、前期は変則決算(2024年1月から2025年3月までの15ヵ月分の実績を計上した)の影響により減収となりました。しかしながらミスタードーナツの増収が大きく寄与し、フードグループ全体のお客様売上は増加しました。 海外の売上を含む「その他」セグメントにつきましても、病院等の施設の衛生管理サービスを展開する子会社である株式会社ダスキンヘルスケアの売上が増加しました。 海外の訪販事業につきましては、上海のダストコントロール商品のレンタル・販売は減収となりましたが、台湾では、ダストコントロール商品のレンタル・販売と清掃等の役務サービスが好調に推移しました。 海外のミスタードーナツ事業につきましては、新たに進出した香港が好調に推移し、台湾においても高単価の期間限定フェア商品が好調で前年を上回りました。 また、マレーシアを中心にドーナツ事業を展開しているBig Appleグループは、新規出店による店舗数増等により前期のお客様売上を上回りました。 <全国チェーン店お客様売上推移> (単位:百万円) 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 訪販グループ   265,659   270,081   267,783   269,555   273,273 フードグループ   95,031   107,388   126,729   141,908   147,114 その他   28,698   34,302   37,941   42,590   46,408 合計   389,388   411,772   432,454   454,055   466,795 (注)全国チェーン店お客様売上には、一部、推定値が含まれております。 (ロ)収益性 当社が収益性の指標として重要視しているROEの推移は以下のとおりであります。 <ROE推移> 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 ROE(%)   5.5   4.8   3.0   5.8   5.9 純利益(百万円)   8,132   7,196   4,589   8,808   9,180 自己資本(百万円)   150,661   151,360   154,122   151,197   157,936 (注)純利益:親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度は、増収に伴い売上総利益が増加したことや持分法による投資利益が増加した一方で、投資有価証券売却益が前期より減少したこと、固定資産の減損損失を計上したこと等により、ROEは前期から0.1ポイント上昇し5.9%となりました。当社は、「中期経営方針2028」におきましては、ROEの目標を「7%以上」としており、PBRの更なる向上を目指してまいります。 ロ.財政状態の分析 (イ)流動資産 当連結会計年度末における流動資産残高は663億20百万円となりました。前連結会計年度末と比較して57億26百万円増加しております。その要因は、有価証券が32億3百万円、現金及び預金が14億円、受取手形、売掛金及び契約資産が6億10百万円増加したこと等であります。 (ロ)固定資産 当連結会計年度末における固定資産残高は1,439億67百万円となりました。前連結会計年度末と比較して12億42百万円増加しております。その要因は、退職給付に係る資産が25億95百万円、無形固定資産その他が14億59百万円増加したことに対し、投資有価証券が17億79百万円、土地が9億14百万円減少したこと等であります。 (ハ)流動負債 当連結会計年度末における流動負債残高は419億8百万円となりました。前連結会計年度末と比較して1億89百万円減少しております。その要因は、未払法人税等が16億55百万円減少したことに対し、流動負債その他が11億27百万円、未払金が3億76百万円増加したこと等であります。 (ニ)固定負債 当連結会計年度末における固定負債残高は100億82百万円となりました。前連結会計年度末と比較して4億3百万円増加しております。その要因は、繰延税金負債が17億60百万円増加したことに対し、退職給付に係る負債が7億24百万円、長期預り保証金が4億36百万円減少したこと等であります。 (ホ)純資産 当連結会計年度末における純資産残高は1,582億97百万円となりました。前連結会計年度末と比較して67億54百万円増加しております。その要因は、利益剰余金が39億3百万円、その他有価証券評価差額金が15億24百万円、退職給付に係る調整累計額が7億69百万円増加したこと等であります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 当社グループの主な資金需要は、各事業の営業活動に必要な原材料・製商品の仕入、販売促進活動等の営業活動費用並びに工場設備の維持更新投資、店舗の出店・改装投資及び成長が見込まれる分野への投資等であります。これらの必要資金については、主として自己資金で賄っておりますが、機動性及び長期安定性の確保、企業価値向上に資する成長投資のため、金融機関からの調達も想定に含めております。株主に対する利益還元を経営の重要課題と位置付け、持続的な成長と企業価値向上のための投資や様々なリスクに備えるための財務健全性とのバランスを考慮した上で、業績に応じた利益配分を行うことを基本方針とし、毎期の普通配当額は、連結配当性向60%又は自己資本配当率(DOE)3.0%のいずれか高い額としております。 また、災害等のリスク発生時には、当社グループの事業継続のための資金需要が見込まれます。このような不測の資金需要に対して資金調達の機動性を高めるため、主要取引金融機関とコミットメントライン契約を締結しております。今後も安定的な外部調達能力の維持向上のため、強固な経営基盤を維持しつつ、事業継続及び拡大に注力してまいります。 <キャッシュ・フロー指標のトレンド> 2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   76.6   76.3   74.4   75.1 時価ベースの 自己資本比率(%)   78.3   78.6   84.0   94.2 キャッシュ・フロー 対有利子負債比率(年)   0.1   0.1   0.0   0.0 インタレスト・カバレッジ ・レシオ(倍)   65,517.1   1,812,974.6   16,140.8   61,062.1 (注)1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により、それぞれ下記の算式により算出しております。 自己資本比率 :(純資産-新株予約権-非支配株主持分)÷総資産 時価ベースの自己資本比率 :株式時価総額÷総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率 :有利子負債÷営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ :営業キャッシュ・フロー÷利払い 2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 3.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 4.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。 5.利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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