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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

アークス

ARCS COMPANY,LIMITED9948 · Prime · 小売業

北海道・東北地方でスーパーマーケットチェーンを中核に、ホームセンター、ドラッグストア、食品製造、卸売等を展開する小売グループ。

概要

アークスは北海道・東北地方を地盤とする食品スーパーマーケットチェーンである。ラルズ、スーパーアークス、ビッグハウスなどのブランドで374店舗を運営し、連結売上高6,269億円、従業員5,464名。純粋持株会社として15の子会社を統括し、地域密着型の小売事業を展開する。

純粋持株会社と15の子会社から成るグループ体制

アークスは2002年11月、会社分割により純粋持株会社へ移行した。グループ全体は持株会社であるアークスと、15の子会社および3の関連会社で構成される。子会社のうち10社(ラルズ、ユニバース、ベルジョイス、福原、道北アークス、東光ストア、道南ラルズ、道東アークス、伊藤チェーン、オータニ)が食料品スーパーマーケットを運営する。さらにホームセンターのエルディ、ドラッグストアのサンドラッグエース、食品製造のふっくら工房やハピネス・デリカなど、小売関連の多様な事業を傘下に収める。持株会社はグループのシンクタンクとして機能し、共通の基幹システム「e-ARCS」の活用や、商品調達・物流の統一プロジェクトを主導する。各子会社は地域に密着した運営を続けながら、グループ全体のスケールメリットを享受する構造である。

北海道と東北に展開する374店舗の店舗網

アークスグループは北海道と東北地方に374店舗(2026年2月末時点)を展開する。北海道内ではラルズ、スーパーアークス、ビッグハウス、ユニバースなどのブランドでドミナント戦略を敷き、同地域でトップクラスのシェアを有する。東北地方ではベルジョイスや伊藤チェーンが宮城県や福島県などで地盤を築く。店舗形態は総合スーパーからディスカウントストアまで多様で、地域の特性に合わせた品揃えを行う。近年は既存店の改装を積極的に進め、2025年度は17店舗を改装。うち5店舗はスーパーアークス業態へ変更した。ネットスーパーも拡大しており、ラルズとベルジョイスが運営する「アークスオンラインショップ」の売上高は前年比15%増、Amazonネットスーパーは76%増と好調である。

売上高6,269億円の収益構造と成長戦略

2026年2月期の連結売上高は6,269億57百万円、営業利益176億32百万円、親会社株主に帰属する当期純利益124億45百万円である。収益の大半は小売事業から生まれ、食品スーパーマーケットが中核である。既存店売上高は前年比2.9%増、客数0.4%増、客単価2.6%増と堅調に推移した。グループは「成長投資計画」を策定し、2033年2月期までに連結売上高1兆円以上、ROE8.0%以上を目標に掲げる。M&Aによる拡大を積極化し、既存店改装やネットスーパー、カインズ商品の取扱い拡大など複数の成長施策を同時に進めている。

業界の中での役割は地域密着型総合小売業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
6,270億円
営業利益
176億円
営業利益率
2.8%
純利益
124億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01小売事業(スーパーマーケット)主力

ラルズ、ユニバース、ベルジョイス、福原、道北アークス、東光ストア、道南ラルズ、道東アークス、伊藤チェーン、オータニなどの子会社が、北海道・東北各地で食料品を中心としたスーパーマーケットを運営。地域密着型の店舗展開を行う。

主な製品・サービス1
スーパーマーケット運営
生鮮食品・日配品・加工食品等を扱う総合スーパーマーケットのチェーン運営。

02小売事業(ホームセンター・ドラッグストア)準主力

子会社エルディが住居関連商品等を販売するホームセンターを運営。子会社サンドラッグエースが医薬品等の小売(ドラッグストア)を展開。

主な製品・サービス2
ホームセンター
DIY用品、園芸用品、家庭用品等を販売するホームセンター運営。
ドラッグストア
医薬品、化粧品、日用品等を販売するドラッグストア運営。

03食品製造・卸売事業副次

子会社ふっくら工房がパンの製造販売、ハピネス・デリカが惣菜類の製造販売、梶尾フラワーが生花・植木の生産販売、ナイス.フーズが水産品の販売を行う。卸売子会社北海道シジシー及び東北シジシーが食品卸売を行う。

主な製品・サービス3
パン製造販売
ふっくら工房によるパンの製造・販売。
惣菜製造販売
ハピネス・デリカによる惣菜類の製造・販売。
食品卸売
CGCグループ向け食品の共同仕入れ・卸売。

04その他事業(旅行・ビルメンテナンス・不動産・保険・建設等)その他

子会社エルディが旅行代理店、ビルメンテナンス、損害保険・生命保険代理店、産業廃棄物収集運搬、建設工事(内装・外装)等を展開。各スーパーマーケット子会社が不動産賃貸業務を行う。

主な製品・サービス3
旅行代理店
子会社エルディによる旅行の企画・販売。
ビルメンテナンス
施設清掃、設備保守管理等。
不動産賃貸
各子会社が保有する店舗等の不動産賃貸。

製品と技術

生鮮食品と惣菜に強みを持つスーパーマーケット

アークスグループの中核は食品スーパーマーケットであり、生鮮食品(青果、精肉、鮮魚)、日配品、加工食品を中心に取り扱う。グループでは「納得価格」を追求し、味・鮮度・価格のバランスを重視した品揃えを行う。プライベートブランドとしてCGCグループの「ショッパーズプライス」や、グループ独自の「断然お得」商品を展開。また、店内で製造する「さかなやの寿司」や「肉バルレストラン」などの生鮮惣菜も強化している。価格高騰が続く米については、地元産米の取り扱いを拡充し、値頃感のある価格で提供している。

ネットスーパーとデジタル技術の活用

アークスはラルズとベルジョイスで「アークスオンラインショップ」を運営し、2025年度の売上高は前期比15%増加した。また、ラルズと伊藤チェーンでは「Amazonネットスーパーアークス」を展開し、同76%増の成長を見せた。顧客基盤拡大のために、アークスアプリ上で会員登録やカードレス決済が可能な「モバイルRARAプリカ」を導入。2026年2月には同アプリでクレジットカードや銀行口座からのオンラインチャージ機能を開始した。アプリ会員数は導入後1年5ヶ月で37万人、RARAカード総会員数は347万人に達している。

グループ共通システム「e-ARCS」とDX推進

2003年に稼働を開始したグループ統一情報システム「e-ARCS」は、全子会社の基幹業務を支える。現在は次期基幹システムの構築を進め、2027年10月の稼働を予定している。DX施策として、電子棚札の導入をラルズ、ユニバース、道東アークスに加え、ベルジョイス、道北アークス、東光ストアへ拡大。RPAによるバックオフィス業務の自動化や、新日本スーパーマーケット同盟の分科会と連携したAI活用の研究も行っている。これらの取り組みにより、人手不足に対応しつつ生産性の向上を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

食品スーパー大手、低収益体質改善が急務

アークスは北海道・東北を地盤とする食品スーパー大手で、売上高は6000億円超と同業の光フードサービス(小型)やトライアルHD(ディスカウント)に比べ規模で優位。しかし営業利益率は2.61%と低く、業界平均(約3%)を下回る。同業のイングスやまんだらけとは業態が異なり直接競合は少ないが、地元密着型スーパーとの競争や人件費上昇が収益を圧迫。2026年2月期は増収増益見込みも、利益率改善が課題。

強み

  • 売上高6270億円と業界でトップクラスの規模を誇り、仕入れ交渉力が強い。
  • 地域密着型の店舗展開で、他チェーンの参入障壁が高い。
  • 3期連続で増収見込みで、安定した需要を背景に収益拡大。
  • PB商品の拡充により、粗利率向上と顧客ロイヤルティ強化。

課題

  • 営業利益率2.61%と低く、人件費や物流費の上昇でさらに悪化のおそれ。
  • ディスカウント業態やドラッグストアとの競合が激しく、価格競争に陥りやすい。
  • 少子高齢化でパート・アルバイトの確保が難しく、人件費増加が収益を圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がアークス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13050DCMホールディングス2,319億円12.5倍
24665ダスキン2,242億円23.9倍
36412平和2,218億円18.8倍
42659サンエー2,168億円19.6倍
53591ワコールホールディングス2,166億円15.8倍
69948アークス2,147億円16.1倍
78218コメリ2,069億円12.4倍
86750エレコム1,879億円7.9倍
97976三菱鉛筆1,873億円22.7倍
107552ハピネット1,806億円16.5倍
118278フジ1,774億円21.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

生鮮スーパー第一号店を開業した1961年

1961年10月、北海道札幌市南十三条西九丁目にて生鮮食料品小売業を目的に株式会社ダイマルスーパー(資本金500万円)が設立された。翌11月には本社に併設する形で食品スーパーマーケット第一号店「山鼻店」を開店。創業当初から生鮮品を中心とした小売りを手がけ、その後本社を北広島市へ移転し商号を大丸産業株式会社に変更。1966年にはビルメンテナンス事業の大丸建装(現エルディ)を設立し、関連事業への進出を開始した。

大丸スーパーへの改称とCGC加盟による成長

1969年8月、商号を大丸スーパー株式会社に変更。1980年6月には共同集中仕入機構である株式会社シジシージャパン(CGC)に加盟し、仕入規模の拡大と商品調達力の強化を図った。CGC加盟は後のグループ拡大の基盤となり、全国的な商品調達網を活用できるようになった。1987年には大丸建装を子会社化、1989年には酒類販売のイワイに資本参加するなど、周辺事業の拡充も同時に進めた。

丸友産業との合併とラルズへの商号変更(1989年)

1989年3月、大丸スーパーは丸友産業株式会社と合併し、商号を株式会社ラルズに変更。本社を札幌市豊平区に移転した。同年5月には株式会社コーセーに資本参加し、同社から14店舗を譲り受けることで店舗網を一気に拡大。この合併と譲受により、ラルズは北海道内でのスーパーマーケットチェーンとしての地位を確立した。1993年7月には日本証券協会に株式を店頭登録し、資本市場からの資金調達が可能となった。

1990年代のM&Aで北海道全域をカバー

1995年11月、北見市のイチワに資本参加し道東ラルズを子会社化。1997年には旭川市のサンフーズを子会社化し道北ラルズとし、三島から8店舗を譲受。1998年には角幡商店から5店舗を買収し、函館市ではユニークショップつしまと共同出資で北海道流通企画(後の道南ラルズ)を設立。これにより北海道内の主要都市全てに店舗網が広がった。2000年には室蘭市のホームストアを子会社化し、道央圏のカバレッジも強化した。

純粋持株会社への移行とグループ再編(2002年)

2002年11月、商号を株式会社アークスに変更するとともに、会社分割により純粋持株会社へ移行した。同日、分割により営業の全てを承継した株式会社ラルズ(新設)を設立。また、帯広市の福原を株式交換により完全子会社化した。この再編により、アークスはグループ全体の経営管理に専念し、各子会社は地域に根ざした事業運営を続ける体制が整った。2003年3月にはグループ統一の情報システム「e-ARCS」を立ち上げ、業務の標準化を開始した。

東証二部上場と道南ラルズの完全子会社化(2004年)

2004年2月、関連会社であった北海道流通企画を完全子会社化し、商号を道南ラルズに変更。これにより北海道内の地域子会社の整理が一段落した。同年3月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。資本市場からの資金調達が可能となり、以後のM&Aや設備投資の原資を確保した。上場時点でグループは14の子会社を有し、北海道・東北に約200店舗を展開する規模に成長していた。

年表24件を開く

1960年代

  • 1961年10月生鮮食料品の小売業を目的として、北海道札幌市南十三条西九丁目716番地において㈱ダイマルスーパー(現、㈱アークス)設立(資本金5百万円)。
  • 1961年11月本社に食品スーパーマーケットの第一号店「山鼻店」を併設、開店。
  • 1964年11月商号変更北海道札幌郡広島村字大曲(現、北海道北広島市大曲)に本社を移転。商号を大丸産業㈱に変更。
  • 1966年5月ビルメンテナンス事業の大丸建装㈱(現、㈱エルディ)を設立。
  • 1969年8月商号変更商号を大丸スーパー㈱に変更。

1980年代

  • 1980年6月共同集中仕入機構の㈱シジシージャパンに加盟。
  • 1987年7月大丸建装㈱(現、㈱エルディ)に資本参加し、子会社とする。
  • 1989年2月㈲イワイ(現、㈱イワイ)に資本参加し、酒類販売事業の子会社とする。
  • 1989年3月M&A丸友産業㈱と合併し、商号を㈱ラルズ(現、㈱アークス)に変更。北海道札幌市豊平区平岸一条一丁目に本社を移転。
  • 1989年5月㈱コーセーに資本参加し、子会社とする。㈱コーセーより㈱ラルズにて14店舗を譲り受ける。

1990年代

  • 1993年7月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1995年11月㈱イチワ(本社北海道北見市)に資本参加し子会社(㈱道東ラルズ)とする。
  • 1996年3月㈲ライフポートを医薬品販売事業の子会社(㈱ライフポート)とする。
  • 1997年11月㈱三島の関連会社㈲サンフーズ(本社北海道旭川市)に資本参加し子会社(㈱道北ラルズ)とする。
  • 1997年12月㈱三島より㈱道北ラルズにて8店舗を譲り受ける。
  • 1998年9月M&A㈱角幡商店より5店舗を買収し、㈱道北ラルズにて運営。㈱ユニークショップつしま(本社北海道函館市)と共同出資で㈱北海道流通企画(現、㈱道南ラルズ)を設立。

2000年代

  • 2000年2月㈱シー・ジー・シー北海道本部(現、㈱北海道シジシー)への出資比率が20%超となり関連会社とする。
  • 2000年5月㈱いちまる(本社北海道帯広市)に20%資本参加し、関連会社とする。
  • 2000年12月㈱ホームストア(本社北海道室蘭市)に90%資本参加し、子会社とする。
  • 2001年10月食品の安全・衛生管理や食品加工の技術を研鑚する場として、本社敷地内にラルズ生活研究センターを開設。
  • 2002年11月M&A商号を㈱アークスに変更するとともに、会社分割(会社分割期日2002年11月1日)により純粋持株会社へ移行する。同日、会社分割により営業の全てを承継した㈱ラルズ(本社北海道札幌市)を設立。同日、㈱福原(本社北海道帯広市)を株式交換により完全子会社とする。
  • 2003年3月アークスグループ統一の新情報システム「e-ARCS」を立ち上げる。
  • 2004年2月M&A関連会社であった㈱北海道流通企画を完全子会社にするとともに、商号変更し㈱道南ラルズ(本社北海道函館市)とする。
  • 2004年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2033年2月期まで1兆円以上
  • ROE(自己資本利益率)2033年2月期まで8.0%以上
  • PBR2033年2月期まで1倍以上
  • 配当性向40%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    八ヶ岳連峰経営によるグループ運営

    旧来の垂直統合ではなく、同じ規模の企業が横に連なることで顧客との距離を保ち、純粋持株会社がシンクタンク機能を担い、業務執行責任の明確化や意思決定の迅速化、横断的プロジェクトによる共通課題解決、基幹システムの統一活用、人事制度統一による人的資本強化を推進する。

  2. 02

    成長投資とキャッシュアロケーション戦略

    新規出店・既存店の成長に加え、M&Aに積極的に取り組む。M&Aは「Mind & Agreement」を基本とし、展開地域で高いシェアを持つ企業との連携を重視。グループ全体の成長力向上と企業価値の持続的向上を目指す。

  3. 03

    DXと生産性向上による業務改革

    2027年10月稼働予定の次期基幹システム構築を加速。AIを活用した生鮮食品の自動発注やRPAによるバックオフィス業務の自動化、電子棚札の導入などを進め、物流効率化のための共同物流センターを開設するなど、デジタル技術で生産性を向上させる。

  4. 04

    価格政策の強化と商品力向上

    節約志向や多様化するニーズに対応し、価格政策を強化。生産者やメーカーと連携した地域特性を活かした商品の品揃え拡充、グループ限定商品やCGC商品の開発、カテゴリーマネジメントや棚割り標準化の好事例をグループ各社に横展開し、収益格差の解消を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で5,464人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は624万円で、9期前と比べて+17.6%平均年齢は47.4歳、平均勤続年数は15.5年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月4,870
2018年2月4,885
2019年2月4,912
2020年2月53045.014.25,132
2021年2月52344.813.75,393
2022年2月56145.514.15,810
2023年2月56945.814.45,787
2024年2月59947.015.45,720
2025年2月60647.315.95,663281
2026年2月62447.415.55,464322

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)58.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社16(国内 16 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
菊水店他 — 北海道札幌市他365億円
小売関連 事業
下長店他 — 青森県八戸市他255億円
西帯広店他 — 北海道帯広市他174億円
川久保店他 — 岩手県盛岡市他151億円
ウエスタン パワーズ他 — 北海道旭川市他9,788百万円
行啓通店他 — 北海道札幌市他9,203百万円
本通店他 — 北海道函館市他8,325百万円
平松店他 — 栃木県宇都宮市他5,034百万円
玉浦店他 — 宮城県岩沼市他3,100百万円
本町店他 — 北海道北見市他1,836百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ユニバース(注)1、2
    青森県八戸市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ベルジョイス(注)2、4
    岩手県盛岡市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱福原(注)1
    北海道帯広市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱道北アークス
    北海道旭川市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東光ストア
    北海道札幌市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱道南ラルズ
    北海道北斗市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱道東アークス
    北海道北見市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱伊藤チェーン
    宮城県柴田郡柴田町
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱オータニ
    栃木県宇都宮市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エルディ
    北海道札幌市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈲ふっくら工房
    北海道帯広市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ハピネス・デリカ
    北海道帯広市
    議決権100.0%
残りのグループ会社4社を開く
  • ㈱梶尾フラワー北海道帯広市100%
  • ㈱ナイス.フーズ北海道旭川市100%
  • ㈱東北シジシー岩手県紫波郡矢巾町31%
  • ㈱サンドラッグエース北海道札幌市40%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は6,270億円営業利益176億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.1%、利益が+10.7%。

売上高
+3.1%
6,270億円
営業利益
+10.7%
176億円
純利益
+11.7%
124億円
営業利益率
2.8%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高6,480億円6,270億円
営業利益180億円176億円
純利益124億円124億円
1株あたり配当¥82¥82

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,585億円、営業利益は41億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+6.5%、営業利益は+5.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q1,429402.830
2024年2Q1,493392.628
2024年3Q1,442322.221
2024年4Q1,55239
2025年1Q1,488392.627
2025年2Q1,539332.123
2025年4Q3,056872.861
2026年2Q3,137802.657
2026年4Q3,133963.167
2027年1Q1,585412.629

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は4,340億円から6,270億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は2.8%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月4,34014583
2014年2月4,54414764
2015年2月4,70314381
2016年2月5,01915965
2017年2月5,126165105
2018年2月5,140164103
2019年2月5,122164102
2020年2月5,19213769
2021年2月5,569195130
2022年2月5,776173103
2023年2月5,66216499
2024年2月5,916184118
2025年2月6,0831591752.6111
2026年2月6,2701761922.8124

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高6,270億円のうち、営業利益として残るのは176億円2.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は124億円、売上の2.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.8%4,692億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.4%1,402億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.8%176億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.9pt
2.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.5pt
2.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.1pt
6.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが263億円、投資CFが−73億円で、差し引きのフリーCFは190億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は911億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月113−17−6796190
2014年2月121−33−4588233
2015年2月178−35−43143332
2016年2月128−56−8272320
2017年2月163−76−4587362
2018年2月181−103−4978391
2019年2月162−18058−18430
2020年2月166−108−5258442
2021年2月290−56−39234638
2022年2月142−44−7498662
2023年2月170−78−2892726
2024年2月241−106−113135747
2025年2月194−115−2679800
2026年2月263−73−79190911

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は3,007億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,961億円で、自己資本比率は65.2%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月1,7441,05868660.6
2014年2月1,7761,10067662.0
2015年2月2,0141,19482058.0
2016年2月2,0101,18482658.9
2017年2月2,0531,26978461.8
2018年2月2,1121,33477863.2
2019年2月2,2671,47579265.0
2020年2月2,3231,44687762.2
2021年2月2,5101,57593562.7
2022年2月2,5801,64094063.5
2023年2月2,6621,71794564.5
2024年2月2,7501,77897264.7
2025年2月2,8271,84098665.1
2026年2月3,0071,9611,04665.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
912億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,534億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
211億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,046億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率322社中69位あたり、逆に低いのはROE322社中202位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.5%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.8%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
65.2%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.1%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,725で、1年前と比べて+25.7%過去52週の値幅のなかでは70%の位置にある。

¥3,725+0.8%1ヶ月+6.4%1年+25.7%時価総額2,147億円
過去52週の値幅
安値¥2,990高値¥4,035

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.1倍
PER (会社予想)16.0倍
PBR1.01倍
配当利回り2.20%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は3575円で、1ヶ月で2%上昇。25日線3556円や75日線3416円を上回り、上昇トレンドを維持。200日線3460円も上回り、中長期の基調は強い。RSIは55.56と中立。52週高値4035円に対して約11%下と高値圏ではあるが、高値更新の勢いは乏しい。8月に入り出来高がやや減少しており、上値追いは慎重。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PERが15.46倍と業界平均の39.85倍を大幅に下回り、PBRも0.97倍と1倍をわずかに下回っています。配当利回りは2.29%と業界平均の12.76%を大きく下回りますが、これは業界平均に異常値が含まれるためで、実際には配当は安定しています。ROEは6.5%と中程度で、売上・利益は増加傾向にあります。割安ではあるが、配当利回りの低さは懸念材料です。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.1倍39.6倍
PER (予想)16.0倍
PBR1.01倍2.44倍
ROE6.5%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、人口減少が進む北海道・東北で、いかに既存店の収益力を維持・向上できるか。強気派は、地域シェアの高さと生鮮品の強み、安定した食品需要、さらにM&Aによる規模拡大を評価。一方弱気派は、人口減少による市場縮小、競合スーパーとの価格競争、人手不足による人件費増加、そして低いROE(6.5%)とPBR1倍割れが示す資本効率の悪さを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 地域シェアの高さ

    北海道内でトップクラスのシェアを持ち、地盤が強固。

  • 生鮮品の強み

    地元産の生鮮食品を強みに差別化し、顧客の来店動機を維持。

  • M&A成長

    地域の同業買収によって規模を拡大し、経営効率化を図る。

  • 営業利益率改善による増益通年影響

    営業利益率2.81%が0.5ポイント改善で約31億円増益(売上高6,270億円)

  • PBR1倍回復への期待不定影響

    PBR0.97倍が1倍に回復すれば株価約3,685円へ

  • 純利益の増益トレンド継続決算発表後影響

    純利益は118→111→124億円と増加、増益基調継続

  • 外国人投資家の買い増し継続影響

    外国人保有比率12.57%、直近1年で株価19%上昇

マイナスに働く材料7
  • 人口減少

    北海道・東北の人口減で市場そのものが縮小する懸念。

  • 競争激化

    ディスカウントストアやドラッグストアとの競争で価格対応が必須。

  • 資本効率の低さ

    ROE 6.5%、PBR 0.97倍は資本を有効活用できていないとの見方。

  • 売上高10%減による減益リスク不定影響

    売上高6,270億円の10%減で営業利益約17.6億円減

  • 仕入れコスト上昇による利益率悪化継続影響

    営業利益率2.81%が0.2ポイント低下で約13億円減益

  • 純利益の変動リスク決算発表後影響

    前期は純利益111億円と前年比減少、今期も変動リスク

  • 株価上昇後の利食い売り不定影響

    直近1年で株価19%上昇、高値警戒の売り

次の決算で確かめる点
既存店売上高
人口減にあっても需要を維持できているか確認する指標。
客数と客単価
顧客動向を分解し、販売戦略の効果を判断するため。
店舗数
M&A戦略の進展と店舗網の維持・拡充状況を把握。
粗利益率
価格競争下でも採算性を維持できるかを示す重要な指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり82で、前期から+10.8%いまの株価に対する利回りは2.20%。増配か配当維持が6年続いている。

年間配当
¥82
1株あたり
配当利回り
2.20%
いまの株価に対して
配当性向
34.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
6年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月46117.7
2018年2月484.379.8
2019年2月504.280.3
2020年2月500.0101.5
2021年2月5510.0104.5
2022年2月573.6110.7
2023年2月581.886.5
2024年2月6817.2121.4
2025年2月748.8115.0
2026年2月8210.834.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥82

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ46,963人。区分でいちばん多いのは個人・その他44.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.3%を占め、残る58.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他38.740.441.944.045.144.7
事業法人22.822.723.022.622.522.4
金融機関21.921.320.220.318.918.9
外国法人14.914.312.611.110.612.6
自己株式2.02.32.96.46.47.6
証券会社1.71.22.22.02.81.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01横山 清5.28
02日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)5.19
03㈱北海道銀行4.39
04㈱丸治2.49
05㈱北洋銀行2.45
06㈱バローホールディングス2.32
07㈱リテールパートナーズ2.32
08㈱日本カストディ銀行(信託口)1.93
09三浦 建彦1.78
10アークスグループ取引先持株会1.76

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+50%、1株純資産は14期で+92%。直近期のROEは6.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月1551,9228.311.4109.4
2014年2月1161,9995.916.192.0
2015年2月1462,1037.116.996.8
2016年2月1182,1285.619.3108.4
2017年2月1892,2818.613.4117.7
2018年2月1852,4267.913.779.8
2019年2月1842,5587.214.180.3
2020年2月1222,5584.714.2101.5
2021年2月2302,7878.69.6104.5
2022年2月1822,9106.411.9110.7
2023年2月1773,0675.912.286.5
2024年2月2143,2946.714.5121.4
2025年2月2053,4096.113.6115.0
2026年2月2313,6816.516.834.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/2期の役員報酬は総額201百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
横山清代表取締役 会長・CEO91
古川公一取締役 副会長・CFO70
猫宮一久代表取締役 社長・COO66
三浦建彦取締役 執行役員55
福原郁治取締役 執行役員58
佐々木亮子取締役80
富樫豊子取締役71
小池明夫取締役80
田守隆行常勤監査役73
大畑忠生監査役70
髙嶋智監査役74
伊東和範監査役77

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6120151114825
社外取締役52430286
監査役32211258

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,035字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社アークス)、子会社15社及び関連会社3社の計19社で構成されており、スーパーマーケット事業を主な事業としております。 また、当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、当社グループは小売に関連する事業がほとんどを占めていることから、小売関連事業の単一セグメントとしております。 (1) 小売事業(会社総数16社) ㈱ラルズ、㈱ユニバース、㈱ベルジョイス、㈱福原、㈱道北アークス、㈱東光ストア、㈱道南ラルズ、㈱道東アークス、㈱伊藤チェーン、㈱オータニは食料品を中心としたスーパーマーケット、㈱エルディは住居関連商品などを販売するホームセンター、㈱サンドラッグエースは医薬品等の小売、㈲ふっくら工房はパンの製造販売、㈱ハピネス・デリカは惣菜類等の製造及び販売、㈱梶尾フラワーは生花・植木の生産及び販売、㈱ナイス.フーズは水産品の販売を行っております。 (2) その他の事業 ① 旅行事業(会社総数1社) ㈱エルディは旅行代理店業務を行っております。 ② ビルメンテナンス事業(会社総数1社) ㈱エルディは施設の清掃、設備の保守管理を中心とした総合ビルメンテナンスを行っております。 ③ 不動産賃貸事業(会社総数11社) ㈱ラルズ、㈱ユニバース、㈱ベルジョイス、㈱福原、㈱道北アークス、㈱東光ストア、㈱道南ラルズ、㈱道東アークス、㈱伊藤チェーン、㈱オータニ、㈱エルディは不動産賃貸業務を行っております。 ④ 損害保険・生命保険代理店業(会社総数1社) ㈱エルディは店舗施設等の損害保険に係る業務及び生命保険募集業務を行っております。 ⑤ 卸売業(会社総数2社) ㈱北海道シジシー及び㈱東北シジシーは共同集中仕入機構(㈱シジシージャパン)の取扱商品の食品卸売業を行っております。 ⑥ 産業廃棄物・一般廃棄物収集運搬事業(会社総数1社) ㈱エルディは産業廃棄物・一般廃棄物の収集運搬業務を行っております。 ⑦ 建設事業(会社総数1社) ㈱エルディは建築物の内装及び外装の設計並びに施工を行っております。 事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,267字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループ(以下、「アークスグループ」という場合もあります。)は、小売業界における淘汰・再編の動きが加速するなか、クリティカル・マス(企業が存続していくために最低限必要な事業規模)を確保し、経営資源の特大化(膨張=極大化ではなく、成長=特大化を目指す)を図ることが、企業価値の更なる向上と地域のお客様のライフラインを守る道であるとの共通認識のもと、2002年11月1日にスタートいたしました。 当社グループは、どのような領域で社会的使命を果たすべきなのかを明確にする基本的な考え方として「地域のライフラインとして価値ある商品・サービスを低価格で提供し、豊かな暮らしに貢献」していくことを、グループ各社が共有するグループ理念として掲げております。 また、「私たちは何のために存在するのか」という存在意義に関する考え方を表明するコーポレートステートメントとして「豊かな大地に輝く懸け橋(Bridge on the Rich Land for Your Life)」を定めております。これは、各地域にドミナントエリアを築き、多くのお客様へ新鮮で安全・安心な食品を提供することにより、生産地とお客様を結ぶ懸け橋になりたいという思いと、同じ志を持って事業展開を進めていく地域企業同士が、海外流通資本も含めた大手流通企業に対抗していくための受け皿会社として、企業と企業を結ぶ懸け橋になりたいという思いが込められています。 グループ名「ARCS」は、Always(常に)、Rising(上昇する)、Community(地域社会に)、Service(奉仕する)の頭文字で構成され、「1つひとつの企業が強い“弧”となり、大きな円=ARCSを創りあげ、地域社会に貢献していく」ことをうたったもので、経営の基本理念とコーポレートステートメントを体現したものであります。 当社グループは、徹底した顧客志向に基づくお客様への奉仕の精神を持ち続け、将来の大同団結に向けた母体企業としての役割も認識しながら、更なる事業の発展を目指してまいります。 (2) 中長期的な経営戦略 当社グループは「八ヶ岳連峰経営」を標榜し、旧来型の垂直的な企業統合からイメージされる富士山のように高い大きな企業グループを目指すのではなく、同じような規模の山々が横に連なることで、企業とお客様の距離を短く保ち続けることを目指しております。 純粋持株会社である当社は、グループのシンクタンク的な役割として、「中核企業としての業務執行責任の明確化と意思決定のスピードアップ」、「グループ共通の課題解決を目的とした企業横断的な委員会・プロジェクトの活用」、「グループ統一の基幹システム徹底活用による生産性の向上」、「既存組織の見直しと再編成」そして「グループ統一の人事制度による人的資本経営の高度化」を主要テーマに、グループ全体の業務改革に取り組んでおります。 具体的施策として、2024年5月にCEO・CFO・COOで構成される「3C体制(※1)」へと移行したほか、グループ横断での「商品調達プロジェクト」や「物流改革プロジェクト」等による商流・物流の統一及びグループ各社の好事例の横展開を進めております。また、2027年10月稼働予定の次期基幹システム構築に加え、自動発注や電子棚札の導入及びRPAによるバックオフィス業務自動化などデジタル技術の活用を通じた生産性の向上を図っております。組織・管理面は、アークス事務集中センターを中心にグループ各社の後方業務を集約し効率化を実現しており、これらの成長を支える基盤として、健康経営の推進等をはじめとする多様な人材が躍動するための人的資本の強化に注力しております。 当社グループは、人口減少・人手不足や原材料価格の高騰等のインフレ状況下で、総合スーパーの撤退とディスカウントストア等の新規参入が同時進行する現状を「第2次流通革新」と定義しております。業界環境の変化を踏まえ、当社は中長期的な経営戦略として「成長投資計画及びキャッシュアロケーションを柱とした成長戦略」を2025年11月5日に策定いたしました。アークスグループ設立30周年となる2033年2月期までに連結売上高1兆円以上、ROE(自己資本利益率)8.0%以上の実現を目指しております。 計画実現にあたり、新規出店及び既存店舗の成長に加え、M&Aに積極的に取り組んでまいります。アークスグループのM&Aは、「Mind & Agreement:心と意見の一致」を基本としており、展開地域で高い売上シェアを持つ「勝ち組企業」と手を組むことで成長してまいりました。この考え方に基づいて、グループに加わる企業の検討を進めてまいります。「八ヶ岳連峰経営」をはじめとするアークスグループの志に共感いただける企業とともに、グループ全体が成長力に溢れ、企業価値を持続的に向上させることができる企業グループを目指してまいります。 (※1)「3C」とは、3名の役職の頭文字であり、正式名称は下記の通りです。 ・CEO…Chief Executive Officer :最高経営責任者 ・CFO…Chief Financial Officer :最高財務責任者 ・COO…Chief Operating Officer :最高執行責任者 (3) 優先的に対処すべき課題 今後のわが国経済は、物価上昇や実質賃金の伸び悩みが続き、消費者の節約志向はなお根強いことが見込まれるほか、中東情勢の不確実性などもあり先行きは一層不透明感を増しております。 このような状況のもと、当社グループは「新インフレを凌ぎ 新参入とも共進 新納得価格で 明るく楽しく前むきに邁進」を年頭方針として掲げ、「3C体制」3年目として、グループ全体の生産性向上と収益力の強化を着実に進めるとともに、「新納得価格」での商品提供を通して地域のライフラインとしての使命を果たし、企業価値の持続的な向上に努めてまいります。 営業面につきましては、節約志向や多様化する顧客ニーズへの対応が求められる中、価格政策の強化徹底とともに、美味しさや鮮度にこだわった商品を納得価格で提供してまいります。各事業会社において生産者やメーカーと連携し地域特性を活かした商品の品揃えを拡充させるほか、アークスグループ限定商品やCGC商品、並びに新日本スーパーマーケット同盟を通した商品開発の取り組みをさらに強化してまいります。また、商品調達プロジェクトにおける商物流のグループメリットを追求し、㈱道東アークスにおいて一定の改善効果を確認できた、カテゴリーマネジメントや商品棚割りの標準化の好事例を、㈱福原をはじめグループ各社へ順次拡大してまいります。また㈱オータニについては、当社による財務・管理面での支援に加え、㈱ユニバースからの人的支援をはじめとするグループ間の連携を一層強化し、業績改善に取り組んでまいります。これらにより、事業会社間の格差を解消し、グループ全体のさらなる収益向上を目指してまいります。 デジタルトランスフォーメーション(DX)及び生産性向上の施策につきましては、2027年10月稼働に向けて次期基幹システム構築プロジェクトの取り組みを一段と加速させてまいります。また、物流効率化を図るため、㈱ユニバースと㈱ベルジョイスが共同し、2027年2月期第2四半期に「アークス盛岡グローサリーセンター(仮称)」を岩手県に開設予定です。AI活用につきましては、生鮮食品の自動発注や後方管理業務への応用など、業務効率化に向けた取り組みをさらに進めてまいります。アークスアプリにつきましても、AI販促機能によるクーポン発行など「個客定着化」を推進し、さらなるサービスの充実を図ってまいります。 店舗展開につきましては、年間で4店舗の新規出店(移転新築含む)を計画しているほか、当社グループの中核業態である「スーパーアークス」への業態転換を中心に、現時点では20店舗の改装を実施する予定でありますが、さらに効果を見極めながら積極的な店舗改装を進めてまいります。 サステナビリティ活動につきましては、「環境負荷の低減」と「人的資本の強化」を両輪に持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進しております。環境負荷の低減につきましては、「てまえどり運動」及びフードドライブの実施店舗の拡大を加速させるほか、葉物野菜やおがくずの動物園への提供など、資源リサイクル活動にも積極的に取り組んでまいります。人的資本の強化におきましては、ダイバーシティ&インクルージョンの観点から多様な人材が活躍できる環境づくりを進めてまいります。その基盤となる従業員の健康増進として、2026年3月に当社が2年連続で「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」の認定を取得したほか、事業会社としては初めて㈱福原が同認定を取得いたしました。本取り組みをグループ各社に普及拡大させ、健康経営の実践を競争力の向上につなげてまいります。 (4) 目標とする客観的な指標等 2025年11月5日に公表した『アークス統合報告書 2025』にて、2033年2月期までに連結売上高1兆円以上、ROE(自己資本利益率)8.0%以上及びPBR1倍以上の達成を掲げております。 ROEの向上にあたり、事業会社間の収益格差の解消及びグループ全体の収益力強化に着手しております。具体的には、グループ内好事例の各社横展開、共同物流網の構築などを通じて、生産性向上及び販管費コントロールを進めております。これらの取り組みに加え、次期基幹システムへの更新を通じたDX推進、スーパーアークス化を主軸とした店舗改装の推進並びに積極的なM&Aによる事業規模の拡大など、成長投資による中長期的な利益成長に努めてまいります。 また、株主還元方針として、配当性向40%を目指しております。株主資本配当率(DOE)を意識した長期安定的な累進配当の実施に加え、従来以上に幅広い手法を織り交ぜた利益還元強化策を検討するなど、積極的な資本政策を推進してまいります。
事業等のリスク2,110字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 (1)リスク管理の体制及び運用状況 当社グループは、企業活動に影響を与える様々なリスクへの対応力の向上や、リスク管理の体制及びその仕組みの整備・改善に鋭意取り組んでおり、その効果的な実現のために、コンプライアンス・リスク管理委員会を設置し、定期的に開催しております。本委員会では、企業活動に関して抽出したリスク事象とその対応策を、その発生頻度や影響度等に基づき策定するとともに、それらが有効に機能しているかどうかの評価を行っております。なお、本委員会でのリスク管理の運用状況等については、定期的に当社取締役会に報告しております。 今後は、対応策とその有効性についての検証を更に重視し、定期的な評価・見直しによるリスク管理体制の強化を推進してまいります。 (2)事業等のリスク 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 主なリスク   具体的リスク   対応策 自然災害、 事故・事件   ・地震、津波、台風、集中豪雨、洪水等の大災害 ・火災や店内外の事故や事件 ・上記に伴う店舗運営や商品調達等の事業活動の阻害   ・事業継続計画(BCP)及び防災マニュアルの策定 ・緊急連絡体制及びグループ各社との情報共有体制の構築 ・緊急物資や災害用備品の保管 ・グループ各社における避難訓練及び防犯対策の実施チェック ・建物・設備の損失   ・計画的な改装工事による店舗年齢の更新 ・店外販売等代替手段の方法を予め確立 感染症・伝染病   ・お客様及び従業員の健康リスク ・パンデミックの発生   ・公的指針に則った対応ルールの整備と感染症対策の徹底 ・安全衛生委員会の開催と産業医との緊密な連携による感染防止の啓発 ・本部及び部門間、店舗間の人員応援体制整備 人材確保   ・少子高齢化の進行による労働人口の減少 ・企業間における人材獲得競争激化 ・離職による優秀な人材の確保・育成難   ・社内環境整備方針の確立と徹底 ・ダイバーシティ&インクルージョンの推進 ・採用方法の多様化 ・教育研修制度の充実 労務管理、 職場の安全衛生   ・職場の安全衛生問題 (過重労働、ハラスメント等)   ・社内環境整備方針の確立と徹底 ・過重労働やハラスメント有無の定期チェックとグループ間共有 ・各階層向けハラスメント研修・啓発の実施 ・「ハラスメントガイドライン」「カスタマーハラスメント対応基本方針」の制定 ・産業医との緊密な連携とグループ各社への随時情報共有 主なリスク   具体的リスク   対応策 地政学   ・テロや戦争、紛争等の政治的な不安による世界経済不況 ・エネルギー価格の高騰やサプライチェーンの混乱等 ・上記に伴うコスト上昇や消費マインドの冷え込み   ・グループ各社における独自の商品調達枠の確保 ・省エネ整備の導入促進、エネルギー調達の多様化検討 ・グループ各社間の情報共有とスケールメリットの活用 商品・食品の安全性   ・食品表示や販促広告の誤り ・食中毒等商品の問題 ・風評被害 ・損害賠償の発生   ・品質保証推進ニュースによる啓発を継続 ・HACCP基準による指導とグループ各社の衛生管理を徹底 ・表示ルール及び運用状況の定期チェック 情報セキュリティ・情報管理   ・災害、停電等によるソフトウェア及び機器の欠陥   ・ハードウェアの予防保守管理 ・ソフトウェア稼働状況の監視 ・サイバー攻撃  (コンピュータウイルスの感染や不正アクセス、内部情報の流出、改ざんなど)   ・ネットワーク冗長化/疎通監視 ・個人情報に関する各種規程・ガイドラインの策定と従業員研修の実施 事業環境の変化   ・小売業界における競争激化   ・エリアドミナント戦略による地域シェアの確保 ・お客様の消費動向の変化   ・顧客情報を活用したマーケティング推進 ・金利、為替、株価等の変動   ・強固な財務基盤構築、金融機関とのリレーションによるリスク軽減 気候変動   ・環境関連取り組みや対応遅れ等による、資金調達環境・株価水準の悪化   ・環境への配慮や社会的責任を果たすために、持続可能性を重視した経営戦略を策定 ・統合報告書・ホームページ等の媒体を通じてESG関連の取り組みに関する情報開示を積極的に実施 ・投資家とのコミュニケーションを強化し、持続可能性へのコミットメントを再確認 ・企業の強みや将来展望を明確に伝え、投資家の信頼を取り戻すための具体的な行動計画を策定 コンプライアンス・不祥事   ・法令改正、規制強化 ・ハラスメント、SNSリスク、反社会的勢力 ・重大な不祥事、コンプライアンス上の問題   ・アークスグループ・フィロソフィーやコンプライアンス・ニュース等を活用した従業員への法令遵守の重要性についての教育、啓蒙を継続 ・コンプライアンス・リスク管理委員会によるリスク事案の共有 ・顧問弁護士や警察等の外部専門家や外部専門機関との連携
経営成績の分析 (MD&A)8,839字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 経営成績 当連結会計年度(2025年3月1日から2026年2月28日)における外部環境は、国際情勢や為替相場の先行きが不透明な中、エネルギー・原材料価格が高水準で推移いたしました。国内経済におきましては、物価高の長期化により消費者の節約志向は根強く、多様化する顧客ニーズへの対応や業種・業態を越えた企業間競争が一段と激化しており、食品スーパーマーケット業界を取巻く経営環境は一層厳しさを増しております。 このような事業環境のもと、当社グループは2025年11月5日に『アークス統合報告書 2025』を発行し、「成長投資計画及びキャッシュアロケーションを柱とした成長戦略」を策定、公表いたしました。中長期目標として、当社の設立30周年となる2033年2月期に「連結売上高1兆円以上、ROE8.0%以上」を掲げ、企業価値の向上を目指し、グループ一丸となって成長戦略を推進してまいります。 当社は、「地域のライフラインとして価値ある商品・サービスを低価格で提供し、豊かな暮らしに貢献します。」というグループ理念のもと、味・鮮度・価格のバランスを重視しながら生産者・お取引先・お客様それぞれが納得できる商品を提供するという、アークスグループとしての「納得価格」を追求してまいりました。この方針のもと、節約志向に対応したCGCブランド「ショッパーズプライス」や「断然お得」商品に加え、「さかなやの寿司」や「肉バルレストラン」などの美味しさにこだわった生鮮惣菜も強化してまいりました。また、価格高騰が続く米は、値頃感のある価格に抑えて拡販し、加えてグループ各社それぞれの展開地域における地元産米の取扱いを拡充いたしました。食品の他にも日用雑貨の品揃えとして、㈱カインズ(※1)オリジナル商品(キッチン用品や掃除用品など)の取扱いを継続的に拡大しており、前期から導入している㈱ラルズのほか、2025年9月より㈱道北アークス、同年10月より㈱ユニバースで新たに販売を開始し、当連結会計年度末におけるカインズ商品の取扱店舗数は44店舗となりました。 商品調達プロジェクトを中心とした好事例の横展開としては、㈱道東アークスにおいてカテゴリーマネジメント(※2)や商品棚割りの標準化、店舗オペレーションの共有化を行いました。その結果、加工食品や菓子の売上高及び売上総利益の改善効果を確認できたため、今後グループ各社へ順次横展開を進めてまいります。 ネットスーパー事業につきましては、㈱ラルズ及び㈱ベルジョイスで展開する「アークスオンラインショップ」の当連結会計年度の売上高が、2社合計で対前期比15%増となったほか、㈱ラルズ及び㈱伊藤チェーンで展開する「Amazonネットスーパーアークス」の同期間の売上高も同76%増と好調に推移いたしました。 顧客基盤拡大の新たな取り組みとして、アークスアプリ上で会員申込みを完結させる機能やカードレス決済機能を「モバイルRARAプリカ」に実装したほか、2026年2月には同アプリ上でクレジットカードや銀行口座からのオンラインチャージ機能の提供を開始いたしました。その結果、当連結会計年度末におけるアークスアプリ会員数は導入後1年5ヶ月で37万人、RARAカード総会員数は347万人となりました。 デジタルトランスフォーメーション(DX)及び生産性向上の施策につきましては、グループ全体の業務効率の向上を図るとともに、今後の事業規模の拡大を見据え、2027年10月稼働予定の次期基幹システム構築に向けた準備を進めてまいりました。また、新日本スーパーマーケット同盟(※3)の「次世代領域開発分科会」とも連携し、日常業務におけるAI活用化などの研究・実証に取り組んだほか、電子棚札の導入を従来の㈱ラルズ、㈱ユニバース、㈱道東アークスの3社に加え㈱ベルジョイス、㈱道北アークス、㈱東光ストアへ拡大いたしました。さらに、2025年11月の役員合宿研修会での集中討議を経て、㈱ラルズにおけるパートナー社員の戦力化を目的とした作業習得表の活用、㈱ユニバースにおける作業の標準化と仕組み化、㈱道南ラルズの生鮮センター活用に伴う付加価値創出など各社の好事例をグループ全体へ横展開し、生産性向上に努めてまいりました。 店舗展開につきましては、既存店の活性化として、㈱ラルズ2店舗、㈱ユニバース5店舗、㈱ベルジョイス6店舗、㈱道北アークス1店舗、㈱東光ストア1店舗、㈱道南ラルズ1店舗、㈱道東アークス1店舗の17店舗の改装を実施いたしました。改装店舗のうち、㈱ラルズの「(旧)ビッグハウスサウス」、㈱ベルジョイスの「(旧)ビッグハウス八乙女店」「(旧)ジョイス龍ヶ馬場店」、㈱道南ラルズの「(旧)ビッグハウスアドマーニ」、㈱道東アークスの「(旧)ラルズマート本町店」の5店舗はスーパーアークス業態への変更を伴う改装となっております。そのほか、㈱ベルジョイスのロッキー村崎野店を閉店したことにより、当連結会計年度末における当社グループの総店舗数は374店舗となりました。 以上の結果、当連結会計年度(2025年3月1日から2026年2月28日)の業績は、売上高6,269億57百万円(対前期比3.1%増)、既存店ベースの売上高は同2.9%増となりました。既存店客数は9月(前年の米需給逼迫の影響による反動)と1月(大雪等天候の影響)が前年割れとなりましたが、その他の月は前年を上回り通年では対前期比0.4%増となりました。また、一点単価が対前期比4.4%増、一人当たり買上点数は同1.8%減となった結果、当連結会計年度での客単価は同2.6%増となりました。 売上総利益は1,578億15百万円(対前期比3.2%増)となりました。販管費は1,401億83百万円(同2.3%増)と、第4四半期において什器備品の購入や店舗修繕等、一時的な要因により対前年同期比3.0%増となりましたが、当連結会計年度においては売上総利益の増加額の範囲内に抑えました。この結果、各段階利益は、営業利益176億32百万円(対前期比10.6%増)、経常利益191億61百万円(同9.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益124億45百万円(同12.5%増)となり、営業利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は二桁増益を確保いたしました。 (※1)当社子会社の㈱エルディは、㈱カインズとのフランチャイズ契約により、2008年6月からホームセンターのカインズを運営しており、当連結会計年度末現在、カインズFC大曲店(北海道北広島市)、カインズFC花川店(北海道石狩市)、カインズFC星置店(札幌市)の3店舗を展開しております。 (※2)小売業者が自社の戦略や目標に基づいて商品分野(カテゴリー)を設定し、商品の管理をすること。消費者にとって適切なタイミングで、適切な場所(売場・棚)に、適切な商品を適切な価格で提供することで、需要の活性化を図ることを目的とします。 (※3)㈱バローホールディングス(本社:岐阜県)、㈱リテールパートナーズ(本社:山口県)、当社の3社が、2018年12月に資本業務提携契約を締結した地域密着型の独立系食品流通企業の連合体です。 当連結会計年度に実施した改装店舗等は以下のとおりであります。 概要   店舗名称   所在地   実施時期   運営会社 改装(17店舗)   ジョイス北上アピア店   岩手県北上市   2025年3月   ㈱ベルジョイス ユニバース毛馬内店   秋田県鹿角市   2025年5月   ㈱ユニバース スーパーアークス金ヶ崎店   岩手県胆沢郡   2025年6月   ㈱ベルジョイス スーパーアークス苗穂店   札幌市   2025年7月   ㈱ラルズ ユニバースサンタウン松園店   岩手県盛岡市   2025年7月   ㈱ユニバース 東光ストア平岡店   札幌市   2025年10月   ㈱東光ストア ユニバース西根店   岩手県八幡平市   2025年11月   ㈱ユニバース ジョイス大槌店   岩手県上閉伊郡   2025年11月   ㈱ベルジョイス ユニバース階上店   青森県三戸郡   2025年11月   ㈱ユニバース スーパーアークス青山店   岩手県盛岡市   2025年11月   ㈱ベルジョイス スーパーアークスウェスタン北彩都   北海道旭川市   2025年12月   ㈱道北アークス ユニバース根城店   青森県八戸市   2026年2月   ㈱ユニバース うち業態変更   スーパーアークスサウス   札幌市   2025年3月   ㈱ラルズ (5店舗)   スーパーアークス八乙女店   仙台市   2025年4月   ㈱ベルジョイス スーパーアークス龍ヶ馬場店   岩手県奥州市   2025年5月   ㈱ベルジョイス スーパーアークス本町店   北海道北見市   2025年7月   ㈱道東アークス スーパーアークスアドマーニ   北海道函館市   2025年10月   ㈱道南ラルズ 閉店(1店舗)   ロッキー村崎野店   岩手県北上市   2025年5月   ㈱ベルジョイス 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末と比較して、180億51百万円増加し、3,007億14百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末と比較して、59億46百万円増加し、1,045億71百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末と比較して、121億5百万円増加し、1,961億42百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)の残高は、前連結会計年度末と比較して110億94百万円増加し、911億30百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、263億2百万円(対前期比35.7%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益181億78百万円、減価償却費105億25百万円、減損損失9億51百万円、退職給付に係る負債の減少額23億円、棚卸資産の増加額12億18百万円、仕入債務の増加額9億90百万円、未払消費税等の増加額9億96百万円、及び法人税等の支払額32億15百万円などによるものです。また、得られた資金が増加した要因は、税金等調整前当期純利益が増加したこと、未払消費税等が増加したこと及び法人税等の支払額が減少したことなどによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、73億35百万円(対前期比36.2%減)となりました。これは主に、店舗改装等に伴う有形固定資産の取得による支出67億97百万円、システム関連投資に伴う無形固定資産の取得による支出11億44百万円などによるものです。また、使用した資金が減少した要因は、有形固定資産の取得による支出が減少したこと及び投資有価証券の償還や売却による収入が増加したことなどによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、78億72百万円(対前期比203.9%増)となりました。これは主に、長期借入れによる収入90億円、長期借入金の返済による支出91億31百万円、自己株式の取得による支出22億99百万円、及び配当金の支払額41億56百万円などによるものです。また、使用した資金が増加した要因は、長期借入金の返済による支出が増加したこと及び自己株式の取得による支出が増加したことなどによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは小売関連事業を主たる事業としているため、生産実績及び受注状況は記載しておりません。 a. 仕入実績 事業の名称   前連結会計年度 (自  2024年3月1日     至  2025年2月28日)   当連結会計年度 (自  2025年3月1日     至  2026年2月28日)   前期比 (%) 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 小売関連 事業   食品   398,881   87.3   413,060   87.7   103.6 酒類等   37,673   8.2   37,523   8.0   99.6 衣料品   1,434   0.3   1,470   0.3   102.5 住居関連   17,251   3.8   16,975   3.6   98.4 テナント   1,205   0.3   1,185   0.3   98.3 その他   571   0.1   612   0.1   107.1 合    計   457,018   100.0   470,827   100.0   103.0 b. 販売実績 事業の名称   前連結会計年度 (自  2024年3月1日     至  2025年2月28日)   当連結会計年度 (自  2025年3月1日     至  2026年2月28日)   前期比 (%) 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 小売関連 事業   食品   529,751   87.1   548,224   87.4   103.5 酒類等   43,429   7.1   43,585   7.0   100.4 衣料品   1,911   0.3   1,916   0.3   100.2 住居関連   22,484   3.7   22,322   3.6   99.3 テナント   3,217   0.5   2,948   0.5   91.7 不動産賃貸収入等   6,456   1.1   6,897   1.1   106.8 その他   1,033   0.2   1,063   0.2   102.9 合    計   608,284   100.0   626,957   100.0   103.1 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末と比較して、180億51百万円増加し、3,007億14百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金が110億94百万円、棚卸資産が12億18百万円、投資有価証券が30億62百万円、及び退職給付に係る資産が59億1百万円増加した一方で、建物及び構築物(純額)が14億84百万円、及びソフトウェアが19億48百万円減少したことなどによるものです。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末と比較して、59億46百万円増加し、1,045億71百万円となりました。この主な要因は、買掛金が9億90百万円、未払費用が9億36百万円、未払法人税等が11億68百万円、未払消費税等が9億96百万円、及び繰延税金負債が15億43百万円増加したことなどによるものです。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末と比較して、121億5百万円増加し、1,961億42百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金が82億88百万円、その他有価証券評価差額金が25億8百万円、及び退職給付に係る調整累計額が36億1百万円増加した一方で、自己株式が22億94百万円増加したことなどによるものです。 この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末より0.1ポイント上昇し65.2%となりました。 b.経営成績 (売上高) 売上高は、6,269億57百万円(対前期比3.1%増)となりました。増加の主な要因は、当連結会計年度において、改装17店舗など既存店の営業基盤の拡充をはかったことなどによるものです。 (営業利益) 売上総利益率が25.2%(対前期比0.1%増)となったことにより、売上総利益は1,578億15百万円(対前期比3.2%増)となりました。人件費の増加などにより、販売費及び一般管理費が前連結会計年度と比較して31億80百万円増となりましたが、営業利益は、前連結会計年度と比較して16億95百万円増の176億32百万円(対前期比10.6%増)となりました。 (経常利益) 経常利益は、営業外損益が前連結会計年度と比較して74百万円減の15億29百万円となったことにより、前連結会計年度と比較して16億20百万円増の191億61百万円(対前期比9.2%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益の増加に加え、減損損失が前連結会計年度と比較して1億72百万円減の9億51百万円となった一方で、受取補償金及び賃上げ促進税制に係る法人税額の特別控除が前連結会計年度と比較して減少したこと、店舗閉鎖損失が前連結会計年度と比較して増加したことなどにより、前連結会計年度と比較して13億81百万円増の124億45百万円(対前期比12.5%増)となりました。 c.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「1 経営方針、経営戦略及び対処すべき課題等」に記載しております。 なお、指標の推移は次のとおりであります。 指 標   中長期目標   2024年2月期 (実績)   2025年2月期 (実績)   2026年2月期 (実績) ROE(自己資本利益率)   8.0%以上   6.7%   6.1%   6.5% PBR(株価純資産倍率)   1.0倍以上   0.94倍   0.82倍   1.06倍 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 なお、キャッシュ・フロー指標の推移は次のとおりであります。 2022年2月期   2023年2月期   2024年2月期   2025年2月期   2026年2月期 自己資本比率(%)   63.5   64.5   64.7   65.1   65.2 時価ベースの 自己資本比率(%)   47.5   45.6   60.8   53.3   68.9 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   1.8   1.6   1.1   1.6   1.1 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   92.1   121.4   176.2   144.0   152.7 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注)1.いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 2.株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 3.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 4.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、運転資金及び設備投資は営業キャッシュ・フローの範囲で行う方針であり、営業キャッシュ・フローでまかないきれない時は、金融機関からの借入により資金調達を行います。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 この連結財務諸表の作成に当たっては、過去の実績や現状等を勘案して、合理的と考えられる方法により会計上の見積りを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。