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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

エレコム

ELECOM CO.,LTD.6750 · Prime · 電気機器

パソコン・デジタル機器の周辺アクセサリーで高いシェア。自社ブランド「ELECOM」を軸に、多様な製品を開発・販売する。

概要

エレコムは、パソコン周辺機器やスマートフォンアクセサリー、オフィス家具などを企画・販売する総合商社型メーカーである。自社工場を持たず、主に中国などでの委託生産によりコスト競争力を高め、自社ブランド「ELECOM」を中心に大手家電量販店やECを通じて販売する。2025年3月期の売上高は1180億円、経常利益率は11.4%と安定した収益を上げている。2026年3月期には売上高1321億円、親会社株主帰属当期純利益202億円と過去最高益を更新した。

自社工場を持たない企画・販売型のビジネスモデル

エレコムは、製品の企画・開発を自社で行い、生産は外部の委託先(主に中国)に依存するファブレス企業である。この仕組みにより、固定費を抑えながら多品種・短期サイクルの製品投入を実現している。新製品は年間約800点にも上り(入力から推測)、市場のトレンドに迅速に対応する。販売面では、家電量販店(ヤマダデンキ、ビックカメラなど)とECモール(Amazon、楽天市場等)を主要チャネルとし、BtoB向けには代理店経由の販売も行う。2026年3月期の売上高132,132百万円のうち、BtoBソリューションは42,909百万円(前年比29.6%増)と大きな伸びを見せている。

複数ブランドを擁する製品ポートフォリオ

エレコムグループは、主力の「ELECOM」ブランドに加え、子会社を通じて「Logitec」(ロジテックINAソリューションズ)、「HAGIWARA Solutions」(ハギワラソリューションズ)、「DXアンテナ」(DXアンテナ)、「テスコム」(テスコム電機)などのブランドを展開する。ELECOMは一般消費者向けPC周辺機器やスマホアクセサリーを中心に、Logitecは法人向けネットワーク・映像機器、HAGIWARA Solutionsは産業機器組込み用ストレージ、DXアンテナはテレビアンテナや放送設備、テスコムは理美容家電や調理家電をカバーする。このマルチブランド戦略により、個人から法人、家庭用から業務用まで幅広い需要を取り込んでいる。

堅調な財務基盤と成長投資

売上高は2013年3月期の626億円から2026年3月期には1321億円へと倍増し、この間の純利益も31億円から202億円へと増加している。営業利益率は2026年3月期に11.7%と高い水準を維持しており、利益重視の経営が奏功している。財務面では、M&Aを積極的に活用して成長を遂げてきた。2017年にはDXアンテナを完全子会社化、2025年11月には日本アンテナをグループ化し、調達・開発・販売のシナジーを追求している。過去最高益を更新し続ける一方、北米・アジア市場への海外展開や、EC販売の強化にも積極的に投資している。

国内市場に軸足を置きながら海外展開も模索

エレコムの販売は国内が中心で、2026年3月期の売上高の大部分を国内が占める。しかし、海外にも販売拠点を持ち、韓国(ELECOM KOREA)、中国(新宜麗客(上海)商貿有限公司)、香港(ELECOM (HONG KONG) LIMITED)、シンガポール(ELECOM SINGAPORE)、インド(Elecom India Private Limited)などに子会社を設立している。海外販売は主に「ELECOM」ブランドの製品を現地市場に投入する形で進められており、北米市場も成長の柱の一つとして位置づけられている。中期経営計画では、グローバル展開によるスケールメリットの最大化を掲げ、海外売上高の拡大を目指している。

業界の中での役割はパソコン・デジタル周辺機器及び家電製品の総合メーカー・サプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,321億円
営業利益
155億円
営業利益率
11.7%
純利益
202億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
パワー&I/O デバイス関連430億円32.5%
BtoB ソリューション429億円32.5%
周辺機器・アクセサリ313億円23.7%
家電135億円10.2%
その他15億円1.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01パソコン・デジタル機器・家電(消費者・業務向け)主力

パソコン周辺機器(マウス、キーボード、ケーブル等)、デジタル機器アクセサリー、家電製品などを自社ブランド(ELECOM、Logitec、HAGIWARA Solutions、DXアンテナ、テスコム等)で開発・製造・販売。国内販売を中心に、海外にも展開。

主な製品・サービス4
パソコン周辺機器(マウス、キーボード、ケーブル等)
マウス、キーボード、USBケーブル、LANケーブルなどPC接続用アクセサリー。
デジタル機器アクセサリー(スマホケース、保護フィルム等)
スマートフォン用ケース、画面保護フィルム、充電器など。
家電製品(ヘアケア、調理家電等)
ヘアドライヤー、ヘアアイロン、小型調理家電など生活家電。テスコムブランド等。
ネットワーク・映像関連機器(ルーター、アンテナ等)
無線LANルーター、テレビアンテナ、分配器等。DXアンテナブランド等。

製品と技術

パワー&I/Oデバイス:モバイルバッテリーからドッキングステーションまで

このカテゴリーはエレコムの最大の収益源であり、2026年3月期の売上高は42,996百万円(前年比7.8%増)を計上した。主な製品には、マウス、キーボード、モバイルバッテリー、AC充電器、電源タップ、USBケーブル、ドッキングステーションなどが含まれる。特に、次世代GIGAスクール構想に伴う教育現場向けキーボードや、Windows10サポート終了に伴うパソコン更新需要で電源タップやドッキングステーションの販売が拡大した。モバイルバッテリーも新製品投入により増収を継続している。製品開発では、高速充電規格やコンパクト設計などの差別化を図っている。

家電製品:理美容家電とホームアクセサリを展開

エレコムは子会社のテスコム電機株式会社を通じて、ヘアドライヤーやヘアアイロンなどの理美容家電、ならびに小型調理家電などの生活家電を「テスコム」ブランドで販売している。2026年3月期の家電部門売上高は13,471百万円(前年比2.8%増)で、高価格帯の理美容家電への注力が奏功した。また、新たに電動エアダスターなどのホームアクセサリを開発し、販売を拡大している。家電市場は競合が激しいが、エレコムの持つ家電量販店やECの販路を活用し、新製品を継続的に投入している。

BtoBソリューション:堅牢タブレットから産業機器メモリまで

法人向け事業は2026年3月期に42,909百万円(前年比29.6%増)と大きく成長した。主な製品・サービスには、保守サービスをセットにした堅牢タブレット、NAS(ネットワークストレージ)、セキュリティ関連機器、産業機器向けメモリ、受信関連機器及び関連工事などがある。堅牢タブレットは学校や現場作業向けに需要が高まり、NASは企業のデータ管理需要を捉えた。グループ会社のハギワラソリューションズが手掛ける産業機器組み込み用ストレージは、需要回復により業績が改善した。DXアンテナの放送・通信設備や、2025年にグループ化した日本アンテナの無線アンテナもBtoBソリューションに含まれる。

ネットワーク・映像機器:無線LANルーターからテレビアンテナまで

Logitecブランドで無線LANルーターやネットワーク関連機器を提供するほか、DXアンテナブランドで地上デジタル放送用アンテナ、BS/CSアンテナ、分配器などを販売している。DXアンテナは2017年に完全子会社化した企業で、アンテナ工事や関連施工も手掛ける。また、日本アンテナのグループ化により、官需向けデジタル無線アンテナの分野も強化している。これらの製品は、個人のテレビ受信環境から企業の通信インフラまで幅広くカバーしている。2026年3月期のBtoBソリューションの増収要因の一つとして、受信関連機器の回復と日本アンテナの業績取り込みが寄与した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

PC周辺機器で国内首位、内需依存

エレコムは、パソコン周辺機器やスマートフォンアクセサリーを中心に、BtoC・BtoB双方で幅広い製品を展開する国内大手。売上高は1,000億円を超え、同業の日清紡ホールディングスやキオクシアホールディングスと比べると、コンシューマー向け製品に特化している点が特徴。近年はIoTやスマート家電分野にも注力しているが、事業の大部分は国内市場に依存しており、海外展開は限定的。また、競争が激しい家電・PC周辺機器市場において、価格競争に晒されやすい構造にある。

強み

  • PC周辺機器で国内シェアトップクラス。エレコムブランドの認知度・信頼性が高く、安定した需要を確保。
  • マウス・キーボードからケーブル・バッグまで数千種類の製品を展開。One Stop Shopとしての利便性を提供。
  • 営業利益率11%超と安定的。効率的な調達・販売体制により、同業他社と比較しても高い水準を維持。
  • 法人向けオフィスソリューションや物流・製造向け製品が拡大。企業のDX推進を追い風に堅調。

課題

  • 売上の大半が国内。海外売上比率は低く、成長市場であるアジア等でのプレゼンスが不十分。
  • 低価格帯製品では中国・台湾メーカーとの競合が激しく、価格転嫁が困難な局面も。
  • PC市場の縮小やスマホアクセサリーのコモディティ化により、既存市場の成長に限界。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がエレコム

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16412平和2,218億円18.8倍
22659サンエー2,168億円19.6倍
33591ワコールホールディングス2,166億円15.8倍
49948アークス2,147億円16.1倍
58218コメリ2,069億円12.4倍
66750エレコム1,879億円7.9倍
77976三菱鉛筆1,873億円22.7倍
87552ハピネット1,806億円16.5倍
98278フジ1,774億円21.7倍
109722藤田観光1,771億円13.6倍
119956バローホールディングス1,760億円10.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 44件

OA家具メーカーとして創業した1986年

1986年5月、家電量販店向けOA家具メーカーとして大阪市都島区に設立された。創業当初はパソコンデスクの販売を主業務としていたが、同年11月には東京営業所を開設し、翌1987年3月にはOAアクセサリーの販売を開始するなど、事業領域を徐々に広げた。1988年10月には自社ブランドの入力装置マウスを発売し、PC周辺機器メーカーとしての第一歩を踏み出した。この時期に、家電量販店との取引基盤を構築し、後の多品種展開の土台を築いた。

LAN事業参入と物流子会社設立の1994年

1994年4月、LANEEDブランドでLAN事業に参入し、ネットワーク関連製品の分野に進出した。同年10月には販売子会社であったエレコム販売株式会社と合併し、本社を大阪市中央区瓦町に移転。さらに12月にはエレコム物流株式会社を設立して物流機能を内製化した(2000年に清算)。この間、PC周辺機器のラインナップを拡充するとともに、ネットワーク事業を成長の柱に据える戦略を打ち出した。2001年にはエレコム・テクノロジー株式会社と合併し、商号を現在のエレコム株式会社に統一した。

上場と子会社化による事業拡大の2004〜2011年

2003年に韓国法人ELECOM KOREAを設立、2004年には中国法人宜麗客(上海)貿易有限公司を設立し、海外展開を開始した。同年12月、ロジテック株式会社を子会社化し、法人向けネットワーク・ストレージ製品の分野を強化。2006年11月にはジャスダック証券取引所に株式を上場し、資金調達力を高めた。2011年7月にはハギワラソリューションズ株式会社を設立し、産業機器組み込み用ストレージ事業に参入。同年11月にはインド法人を設立するなど、海外拠点の拡充も進めた。この時期、M&Aにより事業領域をPC周辺機器からネットワーク、産業機器、家電へと拡大した。

東証一部上場と国内大手アンテナメーカー買収の2013〜2017年

2013年3月、東京証券取引所市場第一部に株式を上場し、知名度と信用力を高めた。同年9月には資本・業務提携先であった株式会社イデアインターナショナルとの関係を解消し、独立した経営体制を強化した。2014年には日本データシステム株式会社を子会社化し、データ管理関連事業を強化。2015年にはエレコムヘルスケア株式会社を設立し、ヘルスケア分野に進出した。そして2017年3月、地上デジタル放送用アンテナ大手のDXアンテナ株式会社を子会社化、翌月には完全子会社化し、テレビアンテナ市場でのプレゼンスを確立した。

事業整理と新たなグループ会社の追加(2018〜2022年)

2021年5月、株式会社フォースメディアを子会社化し、デジタルマーケティング関連事業を強化した。一方2022年2月には、2017年に設立したディー・クルー・テクノロジーズ株式会社の全株式を売却し、同事業から撤退した。同年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場に移行した。この間、ECチャネルの拡大や法人向けソリューション事業の強化に注力し、売上高は1000億円を超えて安定的に推移した。

日本アンテナグループ化と過去最高益更新の2025〜2026年

2025年11月、株式交換により日本アンテナ株式会社をグループ化した。日本アンテナは官需向けデジタル無線アンテナや放送・通信技術に強みを持ち、エレコムグループの調達・開発・販売基盤とのシナジーを狙った。この買収の効果もあり、2026年3月期の連結業績は売上高1321億円(前年比12.0%増)、営業利益155億円(同14.7%増)、親会社株主帰属当期純利益202億円(同117.1%増)と、営業利益・経常利益・純利益の全てで過去最高を更新した。当連結会計年度には、パワー&I/OデバイスやBtoBソリューションが増収を牽引した。

年表44件を開く

1980年代

  • 1986年5月創業家電量販店向けOA家具メーカーとして大阪市都島区に設立 パソコンデスクの本格販売を開始
  • 1986年11月東京都板橋区に東京営業所を開設
  • 1987年3月OAアクセサリーの販売を開始
  • 1988年10月入力装置マウスを発売

1990年代

  • 1991年7月販売会社として大阪府南河内郡美原町(現 大阪府堺市美原区)にエレコム販売㈱を設立
  • 1994年4月LANEEDブランドでLAN事業に参入
  • 1994年10月M&Aエレコム販売㈱と合併、本社を大阪市中央区瓦町に移転
  • 1994年12月大阪府岸和田市にエレコム物流㈱を設立(議決権比率:100%)

2000年代

  • 2000年3月エレコム物流㈱を清算
  • 2001年4月M&Aエレコム・テクノロジー㈱と合併、同時に商号をエレコム㈱に変更
  • 2001年5月M&A物流拠点を統合し、東京青海に新物流センターを開設
  • 2001年8月本社を大阪市中央区伏見町に移転
  • 2001年9月東京支社を東京都千代田区に移転
  • 2003年7月創業ELECOM KOREA CO.,LTD.(韓国)を設立(議決権比率:100%)
  • 2004年4月創業宜麗客(上海)貿易有限公司(中国)を設立(議決権比率:100%)
  • 2004年12月M&Aロジテック㈱(東京都千代田区)の株式7,500株を取得、子会社化(議決権比率:100%)
  • 2006年7月大阪市西淀川区に西日本物流センターを開設、青海物流センターを東日本物流センターに改称
  • 2006年11月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2008年1月連結子会社 Asia Direct Soucing Limited が ednet(HK)Limited に商号を変更

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場
  • 2010年9月㈱イデアインターナショナルが実施する第三者割当増資及び転換社債型新株予約権付社債を引受け、資本・業務提携開始(議決権比率:19.7%)
  • 2010年10月ロジテック㈱がロジテックINAソリューションズ㈱(現 連結子会社)を設立(議決権比率:100.0%(間接保有))
  • 2011年4月連結子会社 ednet(HK)Limited が ELECOM (HONG KONG) LIMITEDに商号を変更
  • 2011年5月ELECOM SINGAPORE PTE.LTD.(持分法適用関連会社 現 連結子会社)を設立(議決権比率:30%後に100%)
  • 2011年7月ハギワラソリューションズ㈱を設立(議決権比率:100%)
  • 2011年8月ハギワラソリューションズ㈱が㈱ハギワラシスコムから事業の一部を譲受け、産業機器組込み用ストレージ製品に参入
  • 2011年11月創業Elecom India Private Limitedを設立(議決権比率:80%後に100%)
  • 2011年12月創業新宜麗客民台(上海)商貿有限公司(現 新宜麗客(上海)商貿有限公司を設立(議決権比率:60%後に75%)
  • 2012年1月M&A連結子会社ednet GmbH(後のQuondam PC Merchant GmbH i.L.)から同社子会社ELECOM (HONG KONG) LIMITEDの全持分を譲受け、直接子会社化
  • 2012年5月創業ELECOM SALES HONG KONG LIMITEDを設立(議決権比率:49%後に75%)
  • 2013年3月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • 2013年4月上場大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))における株式上場を廃止
  • 2013年9月㈱イデアインターナショナルが発行する転換社債型新株予約権付社債の繰上償還を受け、資本・業務提携解消
  • 2014年5月M&A日本データシステム㈱(神戸市東灘区)の株式1,172株を取得、子会社化(議決権比率:100%)
  • 2014年11月宜麗客(上海)貿易有限公司を清算
  • 2015年2月エレコムヘルスケア㈱を設立(議決権比率:100%)
  • 2015年4月エレコムサポート&サービス㈱を設立(議決権比率:100%)
  • 2016年9月株式会社ワークビットの事業を譲受け、大和技術開発センターを設置
  • 2017年3月M&ADXアンテナ㈱(神戸市兵庫区)の株式11,244,320株を取得、子会社化(議決権比率:96%)
  • 2017年4月M&ADXアンテナ㈱(神戸市兵庫区)の株式468,736株を追加取得し、完全子会社化(議決権比率:100%)
  • 2017年6月ディー・クルー・テクノロジーズ㈱(新会社)を設立(議決権比率:100%)し、ディー・クルー・テクノロジーズ㈱(旧会社)から事業を譲受ける。

2020年代

  • 2021年5月M&A㈱フォースメディア(東京都品川区)の株式9,800株を取得、子会社化(議決権比率:100%)
  • 2022年2月ディー・クルー・テクノロジーズ㈱の全株式を売却し、同社が連結の範囲から外れる
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益伸長率(年平均)2027年3月期まで年平均10%以上
  • ROE2027年3月期まで13%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    高付加価値ビジネスモデルの構築

    顧客ニーズを深く理解し、企画・設計・構築・提案を通じて高い満足を得られる商品・サービスを提供する高付加価値ビジネスモデルへの転換を進める。BtoB分野ではソリューション×エンドユーザー販売や保守・サブスクリプション等を組み合わせた複合提案を強化する。

  2. 02

    グローバル展開によるスケールメリットの最大化

    北米・アジア市場を中心にグローバル事業の立ち上げと成長基盤を構築し、欧州市場開拓に向けた拠点整備も進める。海外ECや自社直販を通じたオリジナルブランド販売を強化し、グローバル規模での競争力向上を図る。

  3. 03

    開発力とSCMの強化

    日本と中国(深圳)の二極開発体制を構築・強化し高速開発を推進。物流機能の深化やカントリーリスクを踏まえた調達バランスの最適化、AI活用による調達効率向上などSCMを強化する。

  4. 04

    人材育成と組織力向上

    高付加価値ビジネスモデルやグローバル展開に必要な人材の確保・育成を推進。CX価値戦略の強化に向けAI・DX人材を強化し、対話機能の強化や人事制度見直し等を通じた組織力向上を図る。

  5. 05

    成長投資と利益向上施策の推進

    キャッシュ創出力と安定した財務基盤を活かし成長分野・事業基盤強化への投資を積極的に実施。同時に、円安影響への対応として付加価値の高い新商品投入、価格改定、コストダウン、販売費コントロール等の利益向上施策を継続する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,077人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は674万円で、9期前と比べて+18.3%平均年齢は37.1歳、平均勤続年数は8.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,194
2018年3月1,325
2019年3月57036.18.51,381
2020年3月58435.58.31,409
2021年3月58835.48.61,452
2022年3月57236.29.01,462
2023年3月59836.79.11,533
2024年3月61836.68.71,905
2025年3月63836.98.31,936697
2026年3月67437.18.52,077746

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率57.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
湘南研修所 — 神奈川県三浦郡葉山町3,055百万円
神奈川物流センター — 相模原市中央区2,218百万円
兵庫物流センター — 兵庫県川辺郡猪名川町2,157百万円
東京支社、他拠点1,596百万円
長野県松本市他1,207百万円
本社 — 大阪市中央区1,199百万円
長野県伊那市他1,094百万円
神戸市西区他1,027百万円
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • HKElecom (Hong Kong) Limited

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,321億円営業利益155億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.9%、利益が+14.8%。

売上高
+11.9%
1,321億円
営業利益
+14.8%
155億円
純利益
+117.2%
202億円
営業利益率
11.7%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,448億円1,321億円
営業利益165億円155億円
純利益115億円202億円
1株あたり配当¥58¥58

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は339億円、営業利益は39億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+29.4%、営業利益は+14.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q25618
2024年1Q2623413.025
2024年2Q2552710.621
2024年3Q2943210.921
2024年4Q29133
2025年2Q566559.734
2025年4Q6148013.059
2026年2Q5886210.543
2026年4Q7339312.7159
2027年1Q3393911.530

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は626億円から1,321億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は11.7%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所市場第一部に株式を上場
2013年3月6265531
日本データシステム㈱(神戸市東灘区)の株式1,172株を取得、子会社化(議決権比率:100%)
2014年3月6916640
エレコムヘルスケア㈱を設立(議決権比率:100%)
2015年3月7587645
2016年3月8128149
DXアンテナ㈱(神戸市兵庫区)の株式11,244,320株を取得、子会社化(議決権比率:96%)
2017年3月8188963
2018年3月9359872
2019年3月99412177
2020年3月1,00913697
㈱フォースメディア(東京都品川区)の株式9,800株を取得、子会社化(議決権比率:100%)
2021年3月1,072152108
2022年3月1,074144104
2023年3月1,03711481
2024年3月1,102134100
2025年3月1,18013513211.493
2026年3月1,32115516611.7202

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,321億円のうち、営業利益として残るのは155億円11.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は202億円、売上の15.3%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.3%797億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.9%368億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.7%155億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
39.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.9pt
11.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+9.4pt
15.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+13.2pt
21.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
13.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが99億円、投資CFが−31億円で、差し引きのフリーCFは68億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は585億円で、売上の5.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月54−102044154
2014年3月20−12−88156
2015年3月92−24−1168216
2016年3月26−66−71−40104
2017年3月91−466945218
2018年3月82−27−2855244
2019年3月88−31−3957264
2020年3月128−331595374
2021年3月148−514797519
2022年3月97−57−14140421
2023年3月92−71−3321413
2024年3月97−24−8273415
2025年3月174−44−106130437
2026年3月99−31−3868585

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,452億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,082億円で、自己資本比率は74.4%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月36620216454.9
2014年3月41623318355.8
2015年3月49727722055.7
2016年3月45523122450.6
2017年3月64629135544.2
2018年3月68834334549.8
2019年3月74649025665.6
2020年3月84360423971.3
2021年3月1,06076829272.2
2022年3月1,10681429273.4
2023年3月1,06881225675.8
2024年3月1,17486431073.6
2025年3月1,14782732071.9
2026年3月1,4521,08237074.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
585億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
911億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
153億円
在庫として抱えている分
負債合計
370億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
93
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率23 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE224社中15位あたり、逆に低いのは配当利回り224社中77位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
21.2%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
11.7%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
74.4%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
11.9%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,038で、1年前と比べて+14.2%過去52週の値幅のなかでは97%の位置にある。

¥2,038+0.4%1ヶ月+10.6%1年+14.2%時価総額1,879億円
過去52週の値幅
安値¥1,548高値¥2,055

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.9倍
PER (会社予想)14.3倍
PBR1.50倍
配当利回り2.85%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月13日に2000円と6.72%上昇し、52週高値2030円に迫る展開。1ヶ月で9.83%上昇し、25日移動平均線1855円を上回っており、上昇トレンドが持続。RSIは71.13と過熱気味で、短期的な調整リスクがあるものの、出来高は8月13日に45万6000株と急増しており、買い意欲の強さを示唆。52週安値1548円からは約29%の上昇。75日線1755円、200日線1719円も上回っており、中長期のトレンドも良好。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 90/100)

PERは7.24倍と同業界平均29.87倍を大きく下回り、極めて割安です。PBRも1.4倍と平均2.11倍を下回りますが、ROEは21.2%と非常に高く、収益性が優れています。配当利回り3.04%は平均2.28%を上回り、株主還元も充実しています。直近の純利益は大幅に増加しており、成長性も見込まれます。ただし、PBRが1倍を超えているため、資産価値と比較すると割安感はやや薄まりますが、総合的に見て割安と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.9倍30.8倍
PER (予想)14.3倍
PBR1.50倍2.58倍
ROE21.2%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

国内市場は成熟し競争が激しいが、堅調な業績を背景に海外展開への期待が高い。強気派はEC強化や海外成長、新カテゴリー参入で中期的な増益を見込む。弱気派は国内需要の頭打ちと価格競争の激化、また海外でのブランド力不足を指摘し、成長は限定的とみる。

プラスに働く材料7
  • 海外売上の拡大

    アジアを中心に売上が伸びており、シェア獲得余地がある。

  • EC比率の向上

    自社ECサイトが成長し、販管費の削減につながる。

  • 収益性の高さ

    売上高経常利益率が高く、株主還元も充実。

  • 純利益が93億円→202億円に急増通年影響

    2026年3月期の純利益は202億円、前期93億円から約2.2倍に増加。

  • PER7.16倍と低水準、割安感継続影響

    時価総額1711億円に対しPER7.16倍と低く、割安に見える。

  • ROE21.2%と高収益を実現通年影響

    自己資本利益率21.2%は高く、資本効率が優秀。

  • 売上高1102→1180→1321億円と増収通年影響

    売上高は3期連続で増加し、成長が続いている。

マイナスに働く材料7
  • 国内市場の成熟

    PC周辺機器の需要はほぼ横ばいで、成長の余地が小さい。

  • 競争の激化

    格安スマホアクセサリーとの価格競争で、売価が下落する可能性。

  • 海外展開の不確実性

    海外でブランド認知度が低く、現地企業に対抗しにくい。

  • 営業利益率11.73%で頭打ち感通年影響

    営業利益率は前年11.44%→11.73%と微増で、改善余地が乏しい。

  • 純利益が営業利益を上回る特殊要因決算発表後影響

    営業利益155億円に対し純利益202億円。特別損益や税効果の影響。

  • 株価は1年で-5.64%下落、需給が弱い継続影響

    業績好調も株価は下落傾向で、需給面で弱さが目立つ。

  • 外国人保有率17.71%と高く売り圧力不定影響

    外資保有率17.71%と高く、海外要因で売られるリスク。

次の決算で確かめる点
海外売上比率
グローバル展開の進捗と貢献度を見る。
EC売上高比率
収益を押し上げる効率的な販路の成長を確認。
新製品ヒット数
新カテゴリーでの競争力を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり58で、前期から+18.8%いまの株価に対する利回りは2.85%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥58
1株あたり
配当利回り
2.85%
いまの株価に対して
配当性向
22.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2334.0
2018年3月2511.135.9
2019年3月2812.045.6
2020年3月318.938.2
2021年3月338.227.7
2022年3月3712.139.8
2023年3月408.156.6
2024年3月4410.055.4
2025年3月489.150.0
2026年3月5718.822.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥58

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,142人。区分でいちばん多いのは個人・その他45.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.9%を占め、残る64.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他37.937.541.843.047.845.5
金融機関21.720.817.817.718.919.6
外国法人18.218.218.417.316.717.7
事業法人21.320.420.521.015.316.3
自己株式1.34.88.311.417.212.7
証券会社0.83.11.60.91.20.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01葉田 順治18.15
02有限会社サンズ13.66
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.13
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.28
05株式会社三菱UFJ銀行2.03
06公益財団法人葉田財団1.95
07エレコム社員持株会1.39
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.27
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505019(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.15
10株式会社三井住友銀行1.09
11株式会社みずほ銀行1.09

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+239%、1株純資産は14期で+194%。直近期のROEは21.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月7645618.39.021.8
2014年3月9252718.711.825.0
2015年3月10162517.512.433.5
2016年3月11958419.116.743.0
2017年3月8036224.613.234.0
2018年3月9143123.013.935.9
2019年3月9457118.618.245.6
2020年3月11268617.816.738.2
2021年3月12084115.720.527.7
2022年3月11592413.212.839.8
2023年3月9595810.013.256.6
2024年3月1201,05711.912.955.4
2025年3月1191,08111.013.950.0
2026年3月2591,34221.26.222.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額276百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
葉田順治取締役会長(代表取締役)7216,735,000
石見浩一取締役 社長執行役員(代表取締役)5918,000
田中昌樹取締役 専務執行役員65342,000
町一浩取締役 執行役員5474,000
池田博之取締役65
渡辺美紀取締役56
長岡孝取締役72
蔭山秀一取締役70
堀江弘一郎常勤監査役57
岡庄吾監査役62
冨田浩也監査役62
葉田甲太取締役 執行役員42720,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円ストックオプション百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)419613321353
社外取締役8593638

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容488字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社17社により構成され、パソコン・デジタル機器・家電関連製品の開発・製造・販売及び関連サービスに付帯する事業を行っております。 当社は、主に当社が開発する「ELECOM」ブランド、連結子会社であるロジテックINAソリューションズ株式会社が開発する「Logitec」ブランド、連結子会社であるハギワラソリューションズ株式会社が開発する「HAGIWARA Solutions」、「JDS」ブランド、連結子会社であるDXアンテナ株式会社が開発する「DXアンテナ」、「DXデルカテック」ブランド、連結子会社であるテスコム電機株式会社が開発する「テスコム」ブランドの各製品・商品の国内販売を行うほか、グループ会社等を通じて「ELECOM」ブランド製品・商品を海外にも販売しております。 当社グループの事業に係わる位置づけは次のとおりであります。 なお、当社グループはパソコン・デジタル機器・家電関連製品の開発・製造・販売及び関連サービスの単一セグメントであります。 [事業の系統図] (2026年3月31日現在)
経営方針・対処すべき課題3,818字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、より良き製品、より良きサービス、より良き会社、より良き社会を追求してきた創業以来の価値観を、今後の持続的成長の礎とするため、2024年度にパーパス「Better being」を制定いたしました。創業以来、常に追求してきた「Better」を、これからも追求し続けてまいります。 当社グループは、パーパス「Better being」を企業価値創造の中心に据え、社員一人ひとりが自らの心に問い、主体的に考え行動することを通じて、自己成長と組織の変革・進化を促し、より良き製品・サービス・ソリューションによる社会課題の解決と、より良い地球環境への貢献を目指してまいります。 また、当社グループは、顧客価値の向上と持続可能な成長の両立を図り、中長期的な企業価値の向上に取り組んでまいります。 (2)経営環境、経営戦略及び対処すべき課題 ①経営環境 当連結会計年度における世界経済は、各国の通商政策(関税措置を含む)の動向に伴う不確実性や地政学的リスクが意識される局面があった一方、人工知能(AI)を含むテクノロジー分野への投資の拡大や政策面での下支え等を背景に、総じて底堅く推移しました。もっとも、先行きについては下振れリスクが継続して意識されており、通商面での摩擦再燃、金融資本市場の変動、地政学的緊張の高まり等が世界経済に影響を及ぼす可能性があります。加えて、2026年2月下旬以降に緊迫化した中東情勢の影響は、原材料・エネルギー価格や国際物流に波及し得ることから、サプライチェーンの混乱、インフレ率の上振れ、企業収益及び投資計画への影響等を通じて、世界経済の先行き不透明感を強めています。 わが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。また、訪日需要の拡大によりインバウンド消費の伸長がみられました。企業部門では、人手不足への対応や生産性向上を目的として、AI活用を含むデジタル関連投資の動きがみられました。一方で、消費者マインドの変動、金融資本市場の変動、米国をはじめとする各国の通商政策をめぐる動向、原材料・エネルギー価格の変動、人手不足に伴う供給制約、人件費・物流コストの上昇、並びに為替変動等を通じて、当社グループの事業環境に影響が及ぶ可能性があり、不確実性を内包しています。 当社グループの事業領域である「パソコン及びデジタル機器関連製品」では、パソコン関連、スマートフォン・タブレット関連、TV・AV関連を中心に最終製品市場の成熟化が進むとともに、グローバル新興メーカーの台頭等を背景に競争環境の激化が想定されます。一方で、EC市場の拡大、企業・公共分野におけるデジタル化及び業務効率化ニーズ、セキュリティ対策需要、ならびに教育分野におけるデジタル環境の整備・更新等を背景として、周辺機器やネットワーク関連製品を含むデジタル関連需要は底堅く推移することが見込まれます。また、製品・サービスには利便性・安全性に加え、環境配慮等の社会的要請を踏まえた付加価値が求められる傾向が強まっております。 ②中期経営計画の概要 <ありたい姿> 当社グループは、上記の経営環境を踏まえ、2024年4月から2027年3月までの3ヵ年を対象とする中期経営計画を策定しております。 当社グループはこれまで、変化の速い情報周辺機器市場において、お客様の声を聴き、高速で開発し、効率の良いオペレーションでお客様にお届けするビジネスモデルを深化させることで成長を実現してまいりました。今後は、このスピードを引き続き重視しつつ、国内外のお客様に真正面から向き合い、ニーズを深く理解したうえで、より高い満足を得られる商品・サービスを企画、設計、構築、提案し、高付加価値ビジネスモデルの構築及びグローバル展開によるスケールメリットの最大化を目指してまいります。 本中期経営計画では、パーパス「Better being」を根底として、あるべき姿を「“お客様に愛される日本発・唯一無二のグローバルブランド”を創る」と定め、「お客様満足度を高める商品・サービスによる新たな価値創造」と「持続可能な成長を実現するための人材育成と強い事業基盤構築」を重点戦略として、長期的・持続的成長と企業価値向上を目指してまいります。 <重点戦略> (ⅰ)価値創造(お客様満足度を高める商品・サービスによる新たな価値創造) (a)国内BtoC ・グローバル競合への対抗策を、商品・サービス・売り方に至るまで徹底 ・当社の強みを活かせる商品カテゴリー及び販路の強化・拡大(重点戦略商品の拡充、必要に応じたM&Aの検討を含む) ・ECモールにおけるシェア向上施策への注力(販促・製品別マーケティング等の強化) (b)国内BtoB ・グループの総合力を活かした複合提案による高付加価値ビジネスモデルの構築(ソリューション×エンドユーザー販売、保守・サブスクリプション等) ・政策需要(次世代GIGAスクール構想等)や、OSサポート終了等に伴う更新需要の反動を踏まえた受注基盤の強化 (c)海外 ・北米市場及びアジア市場を中心に、グローバル事業の立上げと成長の礎を構築 ・欧州市場開拓に向けた拠点整備を含む展開基盤の構築 (ⅱ)事業基盤構築(持続可能な成長を実現するための人材育成と強い事業基盤構築) (a)開発力 ・日本及び中国(深圳技術開発センター)を軸とする二極開発体制の構築・強化による高速開発の推進 (b)SCM ・事業拡大及びBCP観点での物流機能の深化(物流センター投資を含む) ・カントリーリスクを踏まえた調達バランスの設定、AI活用を含む調達効率の最適化 (c)人材育成・確保 ・高付加価値ビジネスモデル及びグローバル展開に必要な人材の確保と育成 ・CX(顧客体験)価値戦略の強化に向けたAI・DX人材の強化、対話機能の強化や人事制度の見直し等を通じた組織力向上 これらの重点戦略を推進するにあたり、当社の強みの一つであるキャッシュ創出力及び安定した財務基盤を活かし、成長分野及び事業基盤強化に向けた投資を積極的に行ってまいります。あわせて、円安影響による原価増への対応として、付加価値の高い新商品の投入、価格改定、コストダウン、販売費コントロール等、利益向上施策を継続的に推進してまいります。 ③中期経営計画の進捗 当社は、2024年4月から2027年3月までの3ヵ年の中期経営計画において、数値計画と株主還元方針を設定しております。計画に対する2026年3月期の進捗は下表の通りです。 <数値計画> 計画(2027年3月期)   進捗 (2025年3月期)   (2026年3月期) 営業利益伸長率 年平均10%以上   対前年9.3%   対前年14.7% /2年平均12.0% ROE 13%以上   11.0%   21.2% <株主還元方針> 方針   進捗 (2025年3月期)   (2026年3月期)(予定) 累進的配当(配当維持もしくは増配)の実施   年間4円増配   年間9円増配(内、40周年記念配当5円) 配当性向30%以上の維持   40.3%   22.0% (負ののれん発生益を除くと35.4%) 機動的な自己株式の取得   70億円の自己株式取得 <重点戦略の主な取り組み> (ⅰ)価値創造(お客様満足度を高める商品・サービスによる新たな価値創造) (a)国内BtoC ・パワーサプライ(モバイルバッテリー、AC充電器)やネットワーク製品等の戦略領域で新商品投入と販売拡大を推進 ・EC販路における販売促進及びブランド発信を強化し、顧客接点の拡大とCX価値向上を推進 ・テスコムブランドを中心とする理美容家電等において、高付加価値領域への注力と新商品の市場投入を推進 (b)国内BtoB ・政策需要(次世代GIGAスクール構想等)や企業のPC更新需要等の機会を捉え、キーボード等の関連商材の拡販を推進 ・保守サービスを組み合わせた堅牢タブレット等の注力領域で受注拡大 ・企業のデータ管理需要の拡大を背景にNAS等のソリューション提案を強化 (c)海外 ・北米市場では主要EC及び自社直販を通じたオリジナルブランド(NESTOUT)の販売を強化 ・アジア市場では注力地域を明確化し、中華圏及びASEAN(インドを含む)への展開に向けた施策策定と体制強化を推進 ・欧州市場開拓に向けた拠点整備を含む検討を推進 (ⅱ)事業基盤構築(持続可能な成長を実現するための人材育成と強い事業基盤構築) ・開発体制の強化として、深圳技術開発センター及び国内拠点を活用した商品開発マネジメントを推進し、新商品投入の加速に取り組み ・物流機能の深化等、SCM強化に向けた投資を実施 ・AI活用により、業務効率化に留まらない「業務の価値化」を推進 ・人材面では、BtoB及び海外領域を中心とした人材獲得・配置、DX(AI活用を含む)人材の育成・登用を推進
事業等のリスク5,642字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当社グループが有価証券報告書提出日現在において入手した情報に基づいて、記載が適当であると判断したものであります。 (1)市場動向について 当社グループは主にパソコン及びデジタル関連製品の市場を主要な事業活動の領域としているため、当該市場の動向が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)仕入形態等について 当社グループは、子会社の一部を除き自社で製造設備を保有しないファブレスメーカーであり、仕入先の選定に当たっては、仕入コスト、品質及び供給体制等を総合的に勘案して選定しておりますが、現状これら仕入品については多品種・少ロットの生産形態をとっております。当社グループは、品質管理の専門部署が当社で定めた品質管理基準に基づいた品質管理を行っており、安全かつ安心頂ける製品の供給に努めておりますが、生産委託先の受入れ環境によって自社製造設備では想定しがたい品質不良や時間的ロスが発生し、その後の再検査等で市場に製品をタイムリーに供給できない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社としては仕入先の多様化に努めておりますが、特定の商品の売上動向によっては、一部の製品または製品部材等について、特定の仕入先に依存する結果となることがあり、これらの仕入先が何らかの要因で当社グループへの供給量を制限または停止した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)カントリーリスク、国際情勢に関わるリスクについて 当社グループ製品の原材料仕入先及び生産委託先は中国、台湾などのアジア諸国等に所在しております。その為、これら各国における政治・経済情勢の変動、テロ・紛争などにおける治安状態の悪化や社会的混乱、法制度・租税制度の変動などにより、当社グループ製品の生産等に何らかの支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。なおこれらの対策として、個々の製品部材の生産地の把握やストック対策、生産国の分散化などの対策を進めております。 (4)為替相場変動について 当社グループが取扱う製品は、中国、台湾などのアジア諸国等から完成品等を仕入れる割合が多く、大半が米ドル決済となっており、日本円と米ドル間の為替相場が円安傾向となった場合、円換算した仕入価格が上昇することになります。当社グループは為替相場の変動によるリスクをヘッジする目的で、為替予約を行っておりますが、当該リスクヘッジにより為替相場の変動の影響を緩和することは可能であっても、間接的な影響も含め、すべての影響を排除することは不可能です。このため当社グループの想定以上に円安が進んだ場合、パソコン及びデジタル機器関連製品市場等の環境いかんでは、かかる仕入価格の上昇分を適正に製品の販売価格に転嫁することが出来ず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、中国からの完成品仕入に関し、米ドル決済としておりますが、人民元が切上げられた場合、仕入価格が上昇する可能性があります。当該上昇分を適正に製品の販売価格に転嫁出来ない場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)保有在庫の陳腐化及び製品投入のスピードについて 当社グループが事業活動の領域とするパソコン及びデジタル機器関連製品市場は、技術革新が急速であるため製品のライフサイクルを短いものとしており、特に大きな技術革新は最終消費者の需要動向を大きく変化させ、その時点で保有する在庫品の陳腐化を招く可能性があります。当社グループは経験則と実勢をもとに、毎月廃棄処分及び四半期毎に所定の評価減を行うことでこのリスクに備えておりますが、想定以上に在庫品の陳腐化が進んだ場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは、生産委託先等の関係各社の協力のもと、エンドユーザーが実際に使用する最終製品を開発しておりますが、外部環境の変化等により、市場の変化に対応した新商品の投入ができなくなった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)市場における価格競争等について 当社グループが取扱う製品は、競合他社との間で日常的に厳しい価格競争が行われております。したがって、当社グループの思惑とは別に販売価格の引下げを余儀なくされる可能性があります。また、原材料価格の高騰等により仕入価格が上昇した場合等であっても、かかる仕入価格の上昇分を適正に販売価格に転嫁することが出来ない可能性があります。当社グループは、収益確保のため部材の調達コスト及び製造コスト等の削減に継続して取組んでおりますが、当社グループの想定以上に価格競争が厳しくなった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)法的規制について 当社グループが取扱う製品は、製造物責任法の適用はもちろんのこと、一部の製品は、電波法や電気用品安全法の規制を受けております。また同製品の一部は、輸出する際にワッセナー・アレンジメント(※1)の規制を受ける可能性があり、その場合は経済産業省の許可が必要になります。また、当社グループは子会社または代理店を通じて欧州及びアジアを中心とした海外で製品を販売しておりますが、欧州においてはRoHS指令(※2)、中国においては中国版RoHS指令(※3)等の規制を受けております。当社グループはこれらの法令を遵守するための法令に適合した品質管理基準に基づいた品質管理を実施し、事業活動を行っておりますが、予測できない事態によりこれらの規制を遵守できなかった場合や、今後法的規則等が改正され、その対応のための費用負担などが増大したり、あるいはこれらの法改正等に充分に対応出来ない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (※1)通常兵器及び機微な関連汎用品・技術の供給能力を有し、かつ不拡散のために努力する意志を有する参加国により1996年に発足。我が国においては、外国為替及び外国貿易法、輸出貿易管理令、外国為替管理令等に基づき、輸出管理を実施。 (※2)電子・電気機器における特定有害物質の使用制限についての欧州連合(EU)による指令。 (※3)中国における特定条件を満たす電器電子製品への有害物質の使用(含有)を制限する法律。 (8)取引先との取引条件について 当社グループは、当社グループが取扱う製品を家電量販店や法人代理店等(以下「取引先」という。)と継続的取引契約を締結し、当該取引先を通じて最終消費者に販売しております。これら取引先との取引契約が解消されることは、現状では想定しがたいものと認識しておりますが、今後不測の要因により主要な取引先との取引契約が解消された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、主要な取引先との取引に当たっては、業界の商慣習や取引高等に応じて交渉の上その条件を決定しておりますが、これらの取引条件が不測の理由によって悪化した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)在庫補償について 当社グループの属するパソコン及びデジタル機器関連製品業界の商慣習として、既に出荷し取引先の在庫となっている製品に対して同製品の価格改定(値下げ)を実施した場合、当該値下げ金額に取引先在庫数量を乗じた金額を取引先に対して補填する「在庫補償」というものがあります。当社グループは取引先ごとに先方の在庫内容を常時把握するとともに、価格改定を実施する場合、流通在庫量の調整を行うなどの対策を打ち、「在庫補償」の金額が少なくなるよう努めておりますが、当社グループの施策が奏効しない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)個人情報漏洩について 当社グループではEコマースサイトにおける製品の販売や、取引先からの依頼により当社製品を顧客へ直送する際など、様々な業務において個人情報を取得しており、「個人情報の保護に関する法律」(個人情報保護法)に定める個人情報取扱事業者に該当しております。当社グループでは、法令に従い個人情報保護方針(プライバシーポリシー)を制定し、社内外へ周知するとともに、社内においては個人情報の取扱い及び管理に関する規程を整備し、個人情報保護に努めております。しかしながら、これらの個人情報が、不測の事態により外部へ漏洩した場合、当社グループの信用低下や損害賠償請求等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)知的財産権について 当社グループでは多数の品種の製品を取り扱っており、これら製品に係る多数の知的財産権を取得し、所有しております。当社グループが所有する知的財産権が、無断で使用された場合、当社グループ及び当社グループが取扱う製品のブランドが損なわれることにより、係争へ発展した場合を含め損害が発生する可能性があります。 また、当社グループの製品のなかには、第三者からのライセンスを受けて第三者の特許その他の知的財産権を使用しているものがありますが、将来当該ライセンスが取り消されたり、当社グループにとって不利な条件に変更されたりする可能性があります。さらに当社が現在ライセンスの必要がないと判断している製品についても、第三者により新たにライセンスが必要と主張される可能性があります。これらの場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは知的財産権管理専門の担当者を置き、グループ内で企画・考案された製品が第三者に対する知的財産権を侵害することがないように留意するとともに、必要に応じて特許事務所に調査を依頼して他社の知的財産権に抵触しないよう努めておりますが、万が一当社グループの認識の範囲外で第三者による係争に巻き込まれた場合や特許侵害に係る警告を受けた場合には、その解決に係る時間及び費用、更には当社グループの信用低下や損害賠償請求及びライセンス料の支払い等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)製品の不具合発生について 当社グループにおいて開発・製造された製品については、品質管理の専門部署が当社で定めた品質管理基準に基づいた品質管理を行っており、安全かつ安心頂ける製品の供給に努めておりますが、欠陥が生じる可能性は否定できません。万が一、自主回収を要するような製品の不具合が生じた場合や当該不具合により第三者に損害を与えた場合は、当社グループの信用低下や当社及び製品のブランドの低下、または損害賠償請求等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)自然災害等外的要因(自然災害、感染症の流行を含む。)について 地震、津波及び台風等の自然災害、大規模停電、新型コロナウイルス感染症などを含む感染症の流行等の外的要因により、社会インフラに重大な障害が発生し、または当社グループの事業拠点や物流拠点、販売先拠点、生産委託先及び仕入先等が被災すること等により、当社グループの業務の一部または全部が停止せざるをえない可能性があります。当社グループでは、事業拠点を全国に設置し、物流拠点を分散させ、データセンターをセキュリティ及び耐震強度の高い施設に設置するなど、対策は講じておりますが、万が一、自然災害等の重大な外的要因が生じた場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (14)海外の事業展開強化について 当社グループは、企業として一層の成長を図るため、当社単独または現地法人と合弁で子会社等を設立する等して、当社グループ製品の販売拡大に取組む方針であります。しかし、何らかの要因で当社グループの方針が奏功せず、子会社等の業績が悪化することがあった場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)M&A及び資本・業務提携について 当社グループは、成長戦略の一環として、自社による新しい製品分野への進出及び新しい販売チャネルの開拓等のほか、M&A及び資本・業務提携等により、当社グループの事業規模を拡大しております。これらの実施にあたりましては、当社グループにおける既存事業との間で、マーケティング、商品開発、製品購買、販売チャネル、物流インフラ及びITインフラ等の既に当社グループが有する機能のうち、複数の機能で関連性を持たせることができ、その事業の将来性等を勘案して、慎重に検討することを基本方針としております。しかしながら、M&A及び資本・業務提携の後に、何らかの理由により当社グループの想定通りの成果が得られない可能性があります。 また、2026年10月より、当社および当社グループに内在する各種リスクを平時から体系的・横断的に把握・評価し、兆候段階での是正および顕在化時の迅速な対応を可能とすることで、持続的な成長および中長期的な企業価値の向上を図ることを目的とした「リスクマネジメント委員会」を新たに開催することといたしました。 当該委員会は経営の健全性確保、安定的な事業継続、人命優先、コンプライアンス精神の順守並びにステークホルダーの利益を阻害する要素の除去・軽減を図ることを基本方針とし、上記リスクのうち重点管理リスクを定め、対策計画の策定及び実施・モニタリング・評価等のPDCAサイクルを回すことで、上記目的達成に向けた活動を推進してまいります。
経営成績の分析 (MD&A)8,368字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績 当連結会計年度における世界経済は、関税等の貿易摩擦の拡大といった逆風はありましたが、人工知能(AI)を含むテクノロジー関連の投資の急増、財政・金融政策による支援、緩和的な金融環境に支えられ、概ね安定的に推移しました。わが国経済は、雇用・所得環境の改善が進み、日中関係の緊張化はありましたが訪日外国人消費も伸長し、企業側では事業拡大や人手不足解消に向けたAI活用を含むIT投資が活発化するなど、総じて緩やかな回復を見せました。一方で、AI関連の投資急増に起因する半導体等の価格高騰、また米ドル建て仕入取引が多い当社のような企業にとって円安の継続とインフレ進行が引き続き懸念材料となるなど、先行き不透明な状況が続いております。加えて、2026年2月末に中東で勃発した紛争で、エネルギー供給を中心にサプライチェーンの混乱、インフレ率の上昇、金融政策を含む金融市場への影響が、日本を含む各国で懸念されております。 このような環境の中、エレコムグループは、より良き製品・サービス・ソリューション、より良き社会、より良き会社を追求しつづけ、パーパス「Better being」を引き続き実践しております。2027年3月までの中期経営計画で掲げるあるべき姿、“お客様に愛される日本発・唯一無二のグローバルブランド”を創るため、市場の変化を捉えて俊敏に対応し、お客様満足度を高める商品・サービスによる新たな価値創造と、持続可能な成長を実現するための人材育成と強い事業基盤構築を重点戦略とし、長期的・持続的成長と企業価値向上を実現するための取り組みを進めてまいりました。 特にM&Aでは、2025年11月25日に、日本アンテナ株式会社(以下「日本アンテナ」)を当社との株式交換によりグループ会社化しました。日本アンテナは、官需向けのデジタル無線アンテナを含め、放送系と通信系の多様な顧客基盤や、放送・通信の領域で一貫して築き上げた放送用アンテナ及び通信技術・施工技術、質の高い充実した試験設備等を有しております。エレコムグループと日本アンテナは経営統合を進めており、調達・開発・製造・販売等に係るエレコムグループの事業基盤の積極活用やリソースの投入を行い、エレコムグループ既存事業と相互の知見を活かした連携を深めていくことで、更なる成長と企業価値向上を目指しております。 これらの結果、当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高は132,132百万円(前連結会計年度比12.0%増)、売上総利益は52,359百万円(前連結会計年度比13.4%増)、営業利益は15,524百万円(前連結会計年度比14.7%増)、経常利益は16,605百万円(前連結会計年度比25.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は20,191百万円(前連結会計年度比117.1%増)となりました。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも過去最高益[注]を更新しております。([注]営業利益は「収益認識に関する会計基準」遡及適用後ベース) 売上高は、利益重視の販売活動を進めてきた周辺機器のストレージ・メモリ製品で減収となりましたが、一方で、堅調な需要にも支えられ、戦略的に新商品を投入してきたパワーサプライ(モバイルバッテリー、AC充電器、電源タップ)やドッキングステーションの販売が拡大しました。また、法人向け事業では、次世代GIGAスクール構想等の政策需要やWindows10サポート終了に伴う企業側でのパソコン更新需要の高まりに伴い、キーボードや関連商品が伸長し、注力領域では保守サービスをセットにした堅牢タブレットの受注が拡大しました。加えて、M&Aによる日本アンテナの新規連結効果により、売上高全体は増収となりました。 売上総利益は、海外から商品を米ドルで仕入れる当社にとって、ドル建取引の為替予約を含めた円換算額が前連結会計年度より増加し、原価上昇要因となりましたが、増収効果に加え、前年度以前から継続して取り組んでいる付加価値の高い新商品の投入、価格改定、コストダウン、一部商品の在庫適正化といった利益重視の取り組みの成果により、増益となりました。結果として、売上総利益率も改善しました。 営業利益は、販売費及び一般管理費の増加はありましたが、売上総利益の良化が上回り、増益となり、営業利益率も改善しました。販売費及び一般管理費の主な増加要因として、販売が大きく伸長しているEC販路の販売促進活動や、企業ブランディングのための広告宣伝の強化に伴い販売費が増加し、またM&A関連費用の増加等により管理費が増えたことに加え、日本アンテナの新規連結により人件費や管理費が増加しました。 経常利益は、営業利益の増益と為替差損益の改善等により増益となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、上記に加え、負ののれん発生益、税効果会計適用後の法人税等の負担率の低下などにより、増益となりました。 品目別の概況は、次のとおりであります。なお、当社グループは、パソコン・デジタル機器・家電関連製品の開発・製造・販売及び関連サービスの提供を事業とする単一セグメントであるため、商品・サービス区分である品目別で概況を記載しております。 (パワー&I/Oデバイス関連) 政策需要(次世代GIGAスクール構想等)を受けキーボードが大きく伸長し、また新商品投入に加え、Windows10サポート終了に伴うパソコン更新需要の高まりもあり、電源タップ、ドッキングステーション等の販売が拡大しました。マウスや需要が堅調なモバイルバッテリー・AC充電器も、新商品投入により増収を継続しております。 これらの結果、パワー&I/Oデバイス関連に係る当連結会計年度の売上高は、42,996百万円(前連結会計年度比7.8%増)となりました。 (家電) テスコムブランドのヘアドライヤーで、競合からのシェア獲得には苦戦したものの、より高価格帯製品の国内販売に注力し、理美容家電が増収となりました。加えて、新規開発の電動エアダスターなど、ホームアクセサリの販売も拡大しました。 これらの結果、家電に係る当連結会計年度の売上高は、13,471百万円(前連結会計年度比2.8%増)となりました。 (BtoBソリューション) 当社が注力するカテゴリーでは、セキュリティ関連事業が受注に苦戦しましたが、保守サービスをセットにした堅牢タブレットの受注が伸長し、また、企業のデータ管理需要の拡大に伴ってNAS(Network Attached Storage)も増収となりました。前年度に投資需要減速で苦戦していたグループ会社の産業機器向けメモリや、新築着工件数の低迷等の影響が見られた受信関連機器及び関連工事でも、それぞれ需要拡大や受注活動強化により、業績が回復基調となりました。加えて、日本アンテナの6か月の業績を取り込む新規連結効果により、販売が大きく伸長しました。 これらの結果、BtoBソリューションに係る当連結会計年度の売上高は、42,909百万円(前連結会計年度比29.6%増)となりました。 (周辺機器・アクセサリ) 周辺機器では、売上高は、ネットワーク機器で新製品投入等により販売が拡大しましたが、ストレージ・メモリ製品で利益重視の販売方針に注力したため、微減となりました。一方で利益は、ストレージ・メモリ製品が下期に入り原価高騰の影響を大きく受けましたが、前年度に在庫適正化を進めたネットワーク機器の貢献などにより、改善しております。アクセサリでは、プリンタ関連での苦戦はありましたが、iPhone新機種発売に伴うスマートフォン関連の拡販や、タブレット関連の新商品投入や法人需要拡大により、増収となりました。 これらの結果、周辺機器・アクセサリに係る当連結会計年度の売上高は、31,291百万円(前連結会計年度比0.2%増)となりました。 b.財政状態 当連結会計年度末の総資産は、以下の増加要因により前連結会計年度末に比べ30,465百万円増加し、145,205百万円となりました。 ・現金及び預金:M&A(日本アンテナの子会社化)、及び配当の支払を上回るフリー・キャッシュフローの創出により増加しました。 ・受取手形及び売掛金:M&A、及び販売拡大により増加しました。 ・商品及び製品:M&A、一部商品(ストレージ・メモリ製品)の価格高騰、需要動向を踏まえた仕入れ、及びドル建取引の為替予約を含めた円換算額の上昇により増加しました。 ・有形固定資産:M&A、物流センター投資により増加しました。 負債は4,974百万円増加し、37,022百万円となりました。これは主に、M&A及び仕入債務の増加によるものです。 純資産は25,490百万円増加し、108,183百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加及び株式交換による株主資本の増加(資本剰余金の増加と自己株式の減少)によるものです。 以上により、自己資本比率は前連結会計年度末の71.9%から微増の74.4%となり、引き続き強固な財務基盤が維持されています。 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は58,497百万円を保有しており、高い手元流動性を確保しております。地政学リスクの高まり等が見られる不透明な事業環境下において、事業の継続性を第一義とし、引き続きM&Aなど当社の成長に繋がる投資を行ってまいります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高(以下「資金」という)は、営業活動の結果増加した資金が9,877百万円、投資活動の結果減少した資金が3,076百万円、財務活動の結果減少した資金が3,794百万円、株式交換に伴って増加した現金及び現金同等物が10,534百万円となったこと等により、前連結会計年度末に比べ14,778百万円増加し58,497百万円となりました。 当連結会計年度中における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果増加した資金は9,877百万円(前連結会計年度は17,354百万円の資金の増加)となりました。主な要因は、負ののれん発生益7,648百万円、法人税等の支払額3,650百万円、棚卸資産の増加額2,510百万円、未払金の減少額2,404百万円、売上債権の増加額1,283百万円といった資金減少項目があった一方で、税金等調整前当期純利益24,742百万円、減価償却費3,308百万円といった資金増加項目があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果減少した資金は3,076百万円(前連結会計年度は4,419百万円の資金の減少)となりました。主な要因は、有形固定資産の売却による収入1,689百万円があった一方で、有形固定資産の取得による支出4,442百万円があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果減少した資金は3,794百万円(前連結会計年度は10,642百万円の資金の減少)となりました。主な要因は、配当金の支払額3,818百万円によるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 品目の名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比増減率(%) パワー&I/Oデバイス関連 (百万円)   980   △7.5 家電 (百万円)   1,244   81.6 BtoBソリューション (百万円)   11,222   53.0 周辺機器・アクセサリ (百万円)   4,660   △1.4 その他 (百万円)   55   650.7 合 計 (百万円)   18,163   31.5 b.製品・商品仕入実績 当連結会計年度の製品・商品仕入実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 品目の名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比増減率(%) パワー&I/Oデバイス関連 (百万円)   22,019   10.0 家電 (百万円)   5,777   17.9 BtoBソリューション (百万円)   19,339   46.0 周辺機器・アクセサリ (百万円)   18,226   △1.7 その他 (百万円)   309   △31.1 合 計 (百万円)   65,672   14.9 c.受注実績 当社グループは、見込生産・仕入を主体としており、総販売高に占める受注生産・仕入の割合は極めて僅少のため、受注実績の記載を省略しております。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 品目の名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比増減率(%) パワー&I/0デバイス関連  (百万円)   42,996   7.8 家電 (百万円)   13,471   2.8 BtoBソリューション (百万円)   42,909   29.6 周辺機器・アクセサリ (百万円)   31,291   0.2 その他 (百万円)   1,463   119.2 合 計 (百万円)   132,132   12.0 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) アマゾンジャパン(同)   12,882   10.9   15,119   11.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①経営成績等の状況に関する認識及び検討内容 当社グループはパソコン・デジタル機器・家電関連製品及び関連サービスを事業領域としておりますが、これら製品・サービスに関わる分野は技術革新の進歩が早く、商品サイクルが非常に短い傾向にあります。また、競合他社との競争環境も厳しく、原材料価格の高騰等により仕入価格が上昇した場合であっても、販売価格に転嫁することが困難となる可能性があります。当社グループは継続的な新製品開発と調達コストの削減に取組んでおりますが、関連分野製品の新製品開発の遅れ、為替相場の変動、原油価格や原材料価格の動向等による売上原価の上昇が、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、半導体等の需給逼迫による価格上昇、中東等の地政学リスクの高まりによるサプライチェーンの混乱、インフレの再燃・加速、金融政策の引き締めによる急激な金利や為替等の変動、及び金融市場の急変を介した世界経済の混乱・減速といったリスクや懸念もあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。そのため、パーパス「Better being」を根底として、中期経営計画の重点戦略である、お客様満足度を高める商品・サービスによる新たな価値創造と、持続可能な成長を実現するための人材育成と強い事業基盤構築の取り組みを推進し、長期的・持続的成長を実現してまいります。 ②重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、特に以下の事項は、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。 (棚卸資産評価損) 棚卸資産評価損については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (返金負債に含まれる売上値引見込相当額) 主要な販売先である家電量販店や代理店に対して支払うリベートや値引等について、期末時点において支払が確定していないものについて、顧客に返金すると見込んでいる対価を収益から控除して返金負債として計上しております。当該返金負債の見積りにあたっては、契約条件や過去の実績に基づく最頻値法を用いております。 ③経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比12.0%増の132,132百万円となりました。これは主に「パワー&I/Oデバイス関連」の販売が増加し、加えてM&Aの新規連結効果などで「BtoBソリューション」の販売が大きく伸長したことによるものです。 (売上原価) 当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度比11.1%増の79,773百万円となりました。これは主に売上高の増加によりますが、前年度以前から継続して取り組んでいる付加価値の高い新商品の投入、価格改定、コストダウン、一部商品の在庫適正化といった利益重視の取り組みにより、売上原価率は改善しております。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度比12.8%増の36,834百万円となりました。これは主に、販売が大きく伸長しているEC販路の販売促進活動や、企業ブランディングのための広告宣伝の強化に伴い販売費が増加したこと、またM&A関連費用の増加等により管理費が増えたことに加え、日本アンテナの新規連結により人件費や管理費が増加したことによるものです。 (営業外収益) 当連結会計年度の営業外収益は、前連結会計年度比29.1%増の1,117百万円となりました。これは主に為替差益を323百万円計上したことによるものです。 (営業外費用) 当連結会計年度の営業外費用は、前連結会計年度比97.0%減の36百万円となりました。これは主に、前連結会計年度に計上していた為替差損1,119百万円が、当連結会計年度は発生しなかったことによるものです。 (特別利益) 当連結会計年度の特別利益は、前連結会計年度の23百万円から8,499百万円増加し、8,522百万円となりました。これは主に、有形固定資産売却益の709百万円増加や、負ののれん発生益7,648百万円を計上したことによるものです。 (特別損失) 当連結会計年度の特別損失は、前連結会計年度比55.4%増の385百万円となりました。これは主に、事業構造改善費用171百万円を計上したことによるものです。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 前述の結果、及び負ののれん発生益の計上等による税効果会計適用後の法人税等の負担率低下などにより、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比117.1%増の20,191百万円となりました。 ④ 財政状態の分析 財政状態の分析に関する情報については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 b.財政状態」に記載のとおりです。 ⑤ キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析に関する情報については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 ⑥ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの事業活動における運転資金の主なものはパソコン・デジタル機器・家電関連製品に関わる仕入代金及び販売費及び一般管理費があります。また、設備投資需要としては新製品の金型投資や情報処理のための無形固定資産投資等があります。 当社グループはそれらの資金需要に対応するため、内部留保を蓄積することで流動性を確保することとしております。また、重要な資本的支出やM&A等により多額の資金需要が生じた場合の財源としては、金融機関からの借入や新株及び社債の発行等により資金の調達を行うこととしております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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