概要
Cocolive株式会社は2017年1月に設立され、2024年2月に東京証券取引所グロース市場に上場したSaaS企業である。従業員数は102名(2025年5月末時点)。不動産業界に特化したマーケティング・オートメーションツール「KASIKA」を自社開発・提供し、2025年5月期の売上高は13億円、MRR(月次経常収益)は1億800万円、有料契約社数は1,181社に達する。
不動産会社の「追客」工程を自動化するKASIKAの事業
Cocoliveの主力サービス「KASIKA」は、不動産会社が消費者から問い合わせを受けた後の「追客」を自動化・効率化するクラウドツールである。日本の不動産取引業(賃貸除く)は約16兆円規模だが、住宅購入の検討期間が長いため、営業担当者は継続的なフォローを必要とする。KASIKAはポータルサイトからの問い合わせを自動で顧客リストに取り込み、オリジナルメールの自動返信や属性別のメルマガ一斉配信、成約確度の高い顧客の絞り込みを可能にする。これにより営業担当者は「人でないとできない業務」に集中できるとされる。対象顧客は「工務店・ハウスメーカー」「不動産売買仲介業者」「分譲マンション事業者」で、2025年5月末時点の有料契約社数は1,181社である。
サブスクリプション型の料金体系と低い解約率
KASIKAの料金体系は「店舗数課金」と「ユーザ数課金」の2種類がある。店舗数課金は1店舗あたり月額5万円、ユーザ数課金は10名まで月額5万円で11名以降1名につき5千円である。初期費用は5万円。オプションとしてSMS送信オプション(月額1万円、初期費用2万円)やAI査定オプションなどを提供する。解約不可期間は設けず、解約意思表示当月の末日で解約可能。この柔軟な契約条件が導入の心理的ハードルを下げている。2024年6月から2025年5月までの平均単月解約率は1.1%と低く、サブスクリプション収益の安定性を示している。同社はMRR(月次経常収益)を重視しており、2025年5月時点のMRRは1億800万円である。
代理店網とパートナーシップによる販路拡大
KASIKAの販売は直接販売に加え、パートナーシップ契約(代理店契約)を締結した代理店経由でも行われる。主要な代理店には株式会社LIXIL、株式会社イー・ステート・オンライン、株式会社プライムクロスなど、不動産ボランタリーチェーン運営会社や業務デジタル化コンサルティング会社が含まれる。2022年1月にはLIXILとのパートナーシップにより、「Good Living 友の会」会員向けにKASIKAの提供を開始した。2024年6月には株式会社ダイテックとパートナーシップ契約を締結し、2025年2月には同社の基幹システム「注文分譲クラウドDX」とのデータ連携を正式に開始した。代理店経由の販売では、代理店に手数料を支払う形で利用料を収受している。
業界の中での役割はBtoBクラウドサービス事業者。不動産販売会社の営業プロセスにおける「追客」領域を支援するITツール供給者。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01工務店・ハウスメーカー主力
住宅購入を検討する消費者への継続的な営業活動(追客)を効率化するため、『KASIKA』を提供。問い合わせの自動取り込み、メールマガジンの一斉送信、優良顧客の絞り込みなどの機能で、営業担当者の属人的な業務を仕組み化する。導入時には個別勉強会を実施し、継続利用を支援するカスタマーサクセス体制を整えている。
不動産業界に特化した「追客」支援ツールとして独自の地位を築いている
- KASIKA(カシカ)
- 不動産会社向けの営業支援クラウドツール。ポータルサイトからの問い合わせを自動で顧客リストに追加し、自動返信メールを送信する機能や、属性に応じたメールマガジンの一括送信、成約確度の高い顧客の絞り込みが可能。不動産業界に特化したUIで、営業担当者の使いやすさを重視している。
02不動産売買仲介業者主力
不動産売買仲介業者に対して、集客後の顧客管理と追客活動を自動化する『KASIKA』を提供。長い検討期間が必要な住宅購入において、営業担当者が消費者に対して継続的にアプローチできるよう支援する。SMS送信オプションやAI査定オプションなど、営業活動を補完する機能も用意している。
主要顧客株式会社LIXIL、株式会社イー・ステート・オンライン、株式会社プライムクロス
- KASIKA(カシカ)
- 不動産売買仲介業者向けに、問い合わせ管理、自動返信、メールマガジン配信、優良顧客絞り込みなどの機能を提供するクラウドツール。SMS送信オプションにより、消費者とのコミュニケーションを強化できる。
- SMS送信オプション
- KASIKAのオプション機能。営業担当者が消費者に対してSMSでメッセージを送信できるようにし、コミュニケーションの迅速化とスムーズなやり取りを実現する。月額10,000円で利用可能。
- AI査定オプション
- マンションリサーチ株式会社から提供を受けた、AIで作成した物件の価格査定書を消費者に提供するオプション機能。KASIKAの基本機能に付加することで、営業活動の質を高める。
03分譲マンション事業者準主力
分譲マンション事業者に対して、プロジェクト単位で『KASIKA』を提供。1プロジェクトを1課金単位とし、販売活動における顧客管理と追客を自動化する。2027年1月からはプロジェクト規模と地域特性に応じた新価格体系を導入予定。
- KASIKA(カシカ)
- 分譲マンション事業者向けに、プロジェクト単位で利用する営業支援クラウドツール。問い合わせ管理、自動返信、優良顧客の絞り込みなどの機能を提供し、販売活動の効率化を支援する。
製品と技術
不動産営業に特化したKASIKAの基本機能と自動メール返信
KASIKAの核となる機能は「自動メール返信機能」である。ポータルサイト(SUUMO、athomeなど)から寄せられた問い合わせを自動で顧客リストに取り込み、不動産会社が事前に設定したオリジナルメールを自動送信する。これにより、問い合わせ後の初動対応が瞬時に行われ、営業担当者は返信作業から解放される。さらに、顧客の属性(希望エリア、予算など)に応じてメールマガジンを一斉送信する機能や、過去のアクション履歴から成約確度の高い「優良顧客」を絞り込む機能も備える。UIは不動産会社の営業担当者が直感的に操作できるよう設計されており、高度なITスキルがなくても利用可能である。
SMS送信オプションとAI査定オプションによる機能拡張
基本機能に加えて、有料オプションが用意されている。SMS送信オプションは、消費者に対してSMS(ショートメッセージ)で連絡できる機能である。不動産の問い合わせはメールよりもSMSの方が開封率が高いとされ、より迅速なコミュニケーションを実現する。AI査定オプションは、マンションリサーチ株式会社から提供を受けたAI技術を活用し、物件の価格査定書を自動生成・消費者に提供する機能である。これらのオプションはそれぞれ月額1万円(初期費用2万円)で利用でき、KASIKA本体と組み合わせてワンストップで追客業務をカバーできる。同社は導入時にSMSオプションの併用を推奨している。
顧客フィードバックを開発に反映する継続的改善の仕組み
Cocoliveは、顧客の声を継続的に製品に反映する体制を整えている。営業部門とカスタマーサクセス部門が顧客からフィードバックを受け取り、プロダクトマネージャーに共有する。プロダクトマネージャーは内容と重要度を整理し、エンジニアに開発依頼を出す。エンジニアは必要に応じてUIデザイナーと連携し、改善を実施する。改善後は営業・サクセス部門に共有され、顧客に提供される。このサイクルにより、KASIKAは不動産会社の現場ニーズに即した進化を続けている。また、導入初期には個別勉強会、導入後も成功事例や活用方法の勉強会を開催し、継続利用を促進している。カスタマーサクセス部門の人員は売上原価に計上されており、手厚いサポートが解約率の低さ(年間平均1.1%)につながっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 工務店・ハウスメーカー不動産業界に特化した「追客」支援ツールとして独自の地位を築いている
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
創業間もないITサービスの小規模プレイヤー
情報・通信業に属する新興企業で、売上高10億円規模の小規模プレイヤー。同業他社にはVRain Solution(コード135A)やソラコム(コード147A)などがいるが、それらと比較しても売上高はかなり小さい。2024年5月期の営業利益率20%と高い収益性を示すが、売上高が急成長している段階であり、事業の安定性には疑問が残る。同業他社の多くがIoTやクラウド関連の成長市場にフォーカスする中、同社も特定のニッチ分野に特化している可能性があるが、詳細な事業内容は開示情報からは不明。規模が小さいため、競合との差別化や市場での認知度向上が課題となる。
強み
- 2024年5月期の営業利益率20%、2025年5月期は23.08%と高水準。
- 売上高が10億円→13億円→14億円と増加傾向にある。
- 情報・通信業は成長分野であり、市場拡大の恩恵を受けやすい。
- 小規模企業のため、固定費が低く収益変動に柔軟に対応可能。
課題
- 売上高10億円程度で、同業他社と比較して圧倒的に小さい。
- 公開情報から具体的なサービス内容や差別化要因が把握しづらい。
- 大手や同業他社がひしめく市場で、独自性を打ち出す必要がある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がCocolive
時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3985テモナ | 22億円 | — |
| 2 | 137ACocolive | 21億円 | 15.0倍 |
| 3 | 3646駅探 | 21億円 | — |
| 4 | 4438Welby | 21億円 | — |
| 5 | 3664WIZE | 21億円 | — |
| 6 | 3670協立情報通信 | 21億円 | 7.3倍 |
| 7 | 248Aキッズスター | 21億円 | 22.4倍 |
| 8 | 281Aインフォメティス | 21億円 | — |
| 9 | 4199ワンダープラネット | 21億円 | — |
| 10 | 4416True Data | 20億円 | 25.1倍 |
| 11 | 3803イメージ情報開発 | 20億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 21件
赤坂の小さな会社として創業しKASIKAをリリースした2017年
2017年1月、東京都港区赤坂に資本金100万円でCocolive株式会社が設立された。同年5月には早くも不動産業界向けマーケティング・オートメーションツール「KASIKA」の提供を開始している。設立からわずか4ヶ月でのサービス開始は、創業時の明確な事業ビジョンを示す。同年7月には本社を港区北青山に移転し、事業基盤を整えた。
大阪支社開設と本社移転で営業体制を強化した2018~2019年
2018年4月、大阪府大阪市北区梅田に大阪支社を開設し、関西エリアの顧客開拓を本格化させた。2019年2月には本社を東京都千代田区神田に移転。この間、KASIKAの開発と販売に注力し、顧客数を着実に増やしていった。支社開設と本社移転により、首都圏と関西圏の両方をカバーする営業体制が整った。
ユーザ数課金導入とSMSオプションで収益モデルを進化させた2020~2021年
2020年11月、従来の店舗数課金に加えて「ユーザ数課金方式」を導入。利用するユーザ数に応じた料金体系により、中小規模の不動産会社にも導入しやすくなった。2021年7月にはSMS送信オプションの提供を開始し、追客の選択肢を拡大した。同年10月には東京本社・大阪支社を対象にISMS認証(ISO/IEC 27001)を取得し、情報セキュリティ管理体制を対外的に証明した。
大手企業とのパートナーシップで事業を加速した2022~2024年
2022年1月、住宅設備大手の株式会社LIXILとパートナーシップ契約を締結。LIXILの会員組織「Good Living 友の会」向けにKASIKAを提供し、新たな販路を獲得した。2024年2月には東京証券取引所グロース市場に株式を上場し、資金調達と認知度向上を実現。同年6月には株式会社ダイテックともパートナーシップを結び、システム連携の準備を進めた。2024年9月にはLINE公式アカウントとのデータ連携機能をリリースし、顧客接点の多様化に対応した。
基幹システム連携でさらに深耕を目指す2025年
2025年2月、株式会社ダイテックの基幹システム「注文分譲クラウドDX」とのデータ連携を正式に開始した。これにより、分譲マンション事業者向けの業務効率化を強化。同社は2025年9月1日付で本店を東京都千代田区神田神保町に移転する予定であり、さらなる事業拡大を見据えた体制整備を進めている。上場後の成長フェーズにおいて、連携機能の充実と販路拡大が引き続き重要な課題である。
年表21件を開く
2010年代
- 2017年1月創業東京都港区赤坂において、資本金1百万円でCocolive株式会社を設立
- 2017年5月不動産業界向けマーケティング・オートメーションツール「KASIKA」の提供を開始
- 2017年7月東京都港区北青山に本社を移転
- 2018年4月大阪府大阪市北区梅田に大阪支社を開設
- 2019年2月東京都千代田区神田に本社を移転
2020年代
- 2020年11月ユーザ数課金方式の導入により、利用するユーザ数に応じた料金体系の提供を開始
- 2021年7月SMS送信オプションの提供を開始
- 2021年10月東京本社及び大阪支社を登録範囲とするISMS認証(ISO/IEC 27001:2013(JIS Q 27001:2014))を取得
- 2022年1月株式会社LIXILとのパートナーシップ契約を締結し、「Good Living 友の会」会員向けに「KASIKA」の提供を開始
- 2024年2月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年6月株式会社ダイテックとのパートナーシップ契約を締結
- 2024年9月「LINE公式アカウント」サービスとのデータ連携機能を開発・リリース
- 2025年2月株式会社ダイテックの基幹システム「注文分譲クラウドDX」とのデータ連携を正式に開始
- 2025年9月東京都千代田区神田神保町に本社を移転
- 2025年9月「KASIKA」の追加機能として、AI文章生成機能を開発・リリース
- 2026年1月Yoom株式会社のハイパーオートメーションツール「Yoom」とのAPI連携を開始
- 2026年4月株式会社無添加住宅とのパートナーシップ契約を締結
- 2026年4月「KASIKA」の追加機能として、マイページ機能を開発・リリース
- 2026年5月「KASIKA」売却実績ページ機能を開発・リリース
- 2026年5月株式会社Lib Workとのパートナーシップ契約を締結
- 2026年5月株式会社リノベストの不動産販売支援ツール「HOME VISTA」とのシステム連携を開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/5期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- MRR2026年5月まで114百万円(2026年5月)
- 有料契約社数2026年5月まで1,175社
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
追客業務の自動化・効率化
不動産会社の営業活動は依然としてアナログな手法が中心であると想定し、集客後に消費者へ行う「追客」を自動化・効率化するサービスを提供し、その分野でのポジション確立を目指す。
- 02
プロダクトの継続的改良と販路拡大
顧客の声を取り入れ、KASIKA本体の機能拡充や関連オプションの開発・改良を継続する。生成AIを積極的に製品へ組み込み付加価値を創出するとともに、広告宣伝や提携代理店との連携強化で販路を拡大する。
- 03
優秀な人材の採用・育成と業務効率化
サービス価値向上と解約率低減のため、優秀な人材の確保・育成を進める。また生成AIの社内導入で業務効率化を強力に推進し、適正人員数を見定めて機動的で持続可能な組織運営を行う。
- 04
情報管理体制の強化
顧客情報を含む多様な情報を預かる立場から、ISMS認証の維持や外部監査の受け入れなどで管理体制を強化する。高度化するサイバー脅威や生成AI利用時の情報漏洩リスクに備え、防御・検知システムの高度化や社内教育を継続する。
- 05
システム安定性と内部管理体制の強化
クラウドサービスの提供者として、サーバー処理能力の増強やパブリッククラウドの機動的活用によりシステムの安定稼働を確保する。加えてコーポレート・ガバナンスの強化や内部統制の充実を図り、経営の健全性を高める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で131人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は516万円で、2期前と比べて+6.6%。平均年齢は34.9歳、平均勤続年数は3.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年5月 | 484 | 33.7 | 2.4 | 83 | 241 |
| 2025年5月 | 508 | 34.3 | 2.7 | 102 | 294 |
| 2026年5月 | 516 | 34.9 | 3.0 | 131 | 153 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年5月期の売上高は14億円、営業利益は2億円。前期と比べると増収減益で、売上が+7.7%、利益が-33.3%。
会社が出している今期の予想2027年5月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 16億円 | 14億円 |
| 営業利益 | 2億円 | 2億円 |
| 純利益 | 1億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
6期分
直近は2026年4Qで、売上は7億円、営業利益は1億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は−50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年3Q | 8 | 2 | 25.0 | 1 |
| 2024年4Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年2Q | 6 | 1 | 16.7 | 1 |
| 2025年4Q | 7 | 2 | 28.6 | 1 |
| 2026年2Q | 7 | 1 | 14.3 | 1 |
| 2026年4Q | 7 | 1 | 14.3 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2020年5月期からの7期で、売上は1億円から14億円へ14.0倍に増えた。直近期の営業利益率は14.3%。売上は6期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年5月 | 1 | — | 0 | — | 0 |
| 2021年5月 | 3 | — | 0 | — | 0 |
| 2022年5月 | 6 | — | 1 | — | 0 |
| 2023年5月 | 8 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2024年5月 | 10 | 2 | 2 | 20.0 | 1 |
| 2025年5月 | 13 | 3 | 3 | 23.1 | 2 |
| 2026年5月 | 14 | 2 | 2 | 14.3 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年5月期
売上高14億円のうち、営業利益として残るのは2億円で14.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金42.9%6億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金42.9%6億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.3%2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2026年5月期は営業CFが1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは1億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は9億円で、売上の7.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年5月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
| 2023年5月 | 1 | — | 0 | — | 2 |
| 2024年5月 | 2 | 0 | 2 | 2 | 6 |
| 2025年5月 | 2 | — | 0 | — | 9 |
| 2026年5月 | 1 | 0 | −1 | 1 | 9 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2026年5月期の総資産は12億円。このうち返さなくてよい自己資本が11億円で、自己資本比率は86.3%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年5月 | 1 | 0 | 1 | 19.0 |
| 2021年5月 | 1 | 1 | 0 | 68.0 |
| 2022年5月 | 2 | 1 | 1 | 58.7 |
| 2023年5月 | 4 | 3 | 1 | 71.7 |
| 2024年5月 | 8 | 7 | 1 | 83.7 |
| 2025年5月 | 11 | 9 | 2 | 83.8 |
| 2026年5月 | 12 | 11 | 2 | 86.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中32位あたり、逆に低いのは売上成長率で605社中340位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥688で、1年前と比べて-52.1%。過去52週の値幅のなかでは15%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 15.0倍 |
| PER (会社予想) | 16.7倍 |
| PBR | 5.62倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は724円と、25日移動平均線729.48円をわずかに下回る水準で推移。52週高値1510円から約52%下落しており、戻り待ちの売り圧力が意識される。直近1ヶ月では5.11%下落したが、週足チャートでは75日線703.44円が支持線として機能し、底固めの様相。出来高は平均的ながら、株価が高値圏から調整する局面で増加する傾向にあり、投機的な売買に注意。RSIは48.13と中立圏で、方向感に欠ける展開が続く。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERは15.78倍と業界平均の30.53倍を大幅に下回りますが、PBRは5.92倍と平均の3.59倍を大きく上回り、株価が純資産を大きく上回っています。ROEは26.99%と高水準で収益効率は良いものの、配当利回りは0%と無配で、成長頼みのバリュエーションです。予想PERは17.6倍と上昇見込みで、割高感が強まっています。成長性を評価してもPBRの高さは割高と判断します。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 15.0倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 16.7倍 | — |
| PBR | 5.62倍 | 2.96倍 |
| ROE | 15.5% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
アパレル業界のデジタル変革を追い風に、同社の3Dデジタルアセット基盤は需要拡大が見込まれる。強気派は、2023年5月期から増収を続け、当期純利益も拡大している点や、市場成長に伴うシェア拡大の可能性を評価する。一方、弱気派は、売上高は増加するものの営業利益率が2025年5月期の23%から2026年5月期は14%と低下見込みである点、競合サービスの増加や顧客のIT投資抑制リスクを指摘する。また、時価総額22億円と小型で株価変動が大きく、過去1年で47%下落した点も慎重視される。
- 増収と利益拡大
2023年5月期から売上高8億円、10億円、13億円と増加し、純利益も1億円から2億円へ拡大。
- 市場の成長性
アパレル業界の3D活用は初期段階で、デジタル化の流れが追い風になる。
- ROEの高さ
ROE26.99%と高く、資本効率の良い事業モデルを評価する。PBR5.92倍は成長期待を反映。
- 売上高3期連続増で14億円到達2026年5月期影響中
売上高は10億円→13億円→14億円、直近2期累計で4億円増加
- 営業利益率20%超の収益性回復決算発表後影響強
営業利益率は2025年5月期23.08%から直近期14.29%へ低下、回復余地大
- ROE27%の高効率経営で再評価余地継続影響中
ROE26.99%と高く、PBR5.92倍は増収継続なら割高感薄れる
- 株価1年で半値調整、出遅れ修正の反発不定影響弱
過去1年で-47.54%と大幅下落、PER15.78倍まで圧縮され反発余地
- 利益率の低下懸念
2026年5月期の営業利益率が14.29%と前期の23.08%から大幅低下する見通し。
- 小型株の流動性
時価総額22億円と小さく、売買が薄く大きな値動きになりやすい。
- 競合の台頭
類似の3Dプラットフォームが増え、差別化が難しくなる可能性。
- 直近期に営業利益3億円→2億円と減益2026年5月期影響強
営業利益率は23.08%→14.29%へ8.79pt悪化、減益インパクトは大きい
- 予想PER17.6倍とEPS低下を織り込む通年影響弱
実績PER15.78倍に対し予想PER17.6倍、利益減少によるバリュエーション悪化
- 無配当継続で株主還元の乏しさ継続影響弱
配当利回り0%と無配、成長投資優先で還元期待は盛り込まれず
- 時価総額22億円の小型株で流動性低い継続影響弱
時価総額僅か22億円、売買代金細りで需給改善には時間
- 売上高成長率
- 市場拡大の中で、継続的な増収ができるかが成長性の鍵となる。
- 営業利益率
- 利益率の悪化が懸念されており、収益性の維持・改善が見られるか。
- 顧客数と解約率
- サブスク型のため、顧客の定着と解約動向が収益の安定性を示す。
- 大手顧客の獲得
- 大口案件の有無が売上規模を左右し、成長の加速要因となる。
株主
有価証券報告書より
2026年5月期末の株主数は延べ1,857人。区分でいちばん多いのは個人・その他で78.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が12.2%を占め、残る87.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年5月% | 2025年5月% | 2026年5月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 77.0 | 76.2 | 78.8 |
| 事業法人 | 8.7 | 11.5 | 9.0 |
| 証券会社 | 7.1 | 4.3 | 6.5 |
| 金融機関 | 3.6 | 3.8 | 3.2 |
| 外国法人 | 3.5 | 4.0 | 2.3 |
| 自己株式 | — | — | 1.1 |
| 外国人個人 | 0.2 | 0.1 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 山本考伸 | 42.54 |
| 02 | 富田祐司 | 8.17 |
| 03 | 株式会社エアトリ | 7.29 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.91 |
| 05 | 株式会社SBI証券 | 2.58 |
| 06 | 楽天証券株式会社共有口 | 1.44 |
| 07 | BBH LUX/BROWN BROTHERS HARRIMAN(LUXEMBOURG)SCA CUSTODIAN FOR SMD-AM FUNDS - DSBI JAPAN EQUITY SMALL CAP ABSOLUTE VALUE(常任代理人 株式会社三井住友銀行) | 1.14 |
| 08 | 山田善久 | 0.95 |
| 09 | 株式会社EPARK | 0.78 |
| 10 | XTech1号投資事業有限責任組合 | 0.69 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で+120%、1株純資産は7期で+242%。直近期のROEは15.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年5月 | −246 | 101 | — | — |
| 2021年5月 | 248 | 609 | 69.9 | — |
| 2022年5月 | 18 | 52 | 43.4 | — |
| 2023年5月 | 36 | 96 | 36.4 | — |
| 2024年5月 | 53 | 227 | 22.6 | 28.8 |
| 2025年5月 | 71 | 299 | 27.0 | 18.7 |
| 2026年5月 | 49 | 346 | 15.5 | 12.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/5期の役員報酬は総額61百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山本考伸 | 代表取締役 | 51 | 1,302,600 |
| 富田祐司 | 取締役 新規プロダクト部門長 | 46 | 250,000 |
| 木場田貴彦 | 取締役CFO 管理部門長 | 41 | — |
| 石川智哉 | 取締役(注)1 | 50 | — |
| 鬼頭麻由佳 | 常勤監査役(注)2 | 37 | — |
| 三島圭史 | 監査役(注)2 | 49 | — |
| 野原俊介 | 監査役(注)2 | 46 | — |
役員報酬の内訳2026/5期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 45 | 2 | 45 | 11 |
| 社外監査役 | 3 | 13 | — | 13 | 4 |
| 社外取締役 | 1 | 3 | — | 3 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/5期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,385字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,999字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,646字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,948字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2025/06/01-2026/05/31)2026-08-20
- 半期報告書半期報告書-第10期(2025/06/01-2026/05/31)2026-01-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2024/06/01-2025/05/31)2025-08-22
- 半期報告書半期報告書-第9期(2024/06/01-2025/05/31)2025-01-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2023/06/01-2024/05/31)2024-08-22
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第3四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-11
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年5月期 通期決算説明資料2026-07-10
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