概要
イメージ情報開発株式会社は、1975年設立の情報サービス企業である。ITソリューション(システム設計・構築・運用保守・商品販売)とBPO(決済処理・会員管理)を主力とし、金融・製造業・商店街など幅広い顧客を持つ。従業員57名、東京都千代田区に本社を置き、2007年に大阪証券取引所ヘラクレス(現東証グロース)に上場。1964年から続く赤字体質と上場維持基準未達の課題に直面している。
ITソリューションとBPOの二軸事業
当社グループの事業は、ITソリューションとBPO・サービスの二つに区分される。ITソリューションは、コンサルティングからシステムの設計・構築、運用保守、さらに関連機器やソフトウェアの販売までを一貫して提供する。特定のメーカーやパッケージに依存しない柔軟な提案が特徴であり、顧客のビジネス戦略に沿ったシステムをワンストップで実現する。BPO・サービスでは、決済処理や会員管理などの業務受託を行い、特に商店街向けクレジット包括契約処理センターの運営が長年の実績である。両セグメントとも、主に連結子会社のイメージ情報システム株式会社が事業を担い、2026年3月時点のグループは同社と親会社の2社体制である。
顧客基盤と地域展開の限界
主要顧客は金融機関、製造業、サービス業などの中堅・中小企業のほか、地域の商店街や商工会議所である。創業以来、東京を拠点に営業を続けてきたが、海外展開はなく、国内市場に依存する構造から脱却できていない。2026年3月期の連結売上高は7億3,163万円と前年比13.2%増加したが、これは一時的な子会社連結効果によるもので、基盤の拡大には至っていない。従業員数は57名と小規模であり、限られた人員で多業種の業務に対応している。
継続する赤字と上場廃止リスク
財務面では、2013年3月期以降のほとんどの年度で営業損失または純損失を計上している。2026年3月期は営業損失1億7,528万円、親会社株主に帰属する当期純損失2億5,946万円と赤字幅が拡大した。キャッシュフローも営業活動ベースでマイナスが続き、資金繰りは厳しい。さらに、東証グロース市場の上場維持基準のうち時価総額基準を満たしておらず、2026年3月31日時点で監理銘柄(確認中)に指定された。2027年3月の審査で適合が確認できなければ整理銘柄となり、同年10月1日に上場廃止となる可能性がある。
資本業務提携と構造改革の試み
こうした危機を打破するため、2026年1月にサイブリッジ合同会社と資本業務提携を締結し、第三者割当増資で約6億円の資金を調達した。同時に、2025年3月期から2027年3月期を対象とする中期経営計画を策定し、事業規模拡大と収益性向上、M&A推進を掲げた。しかし、2024年から2025年にかけて連結子会社化したエンジニアファーム、バニヤンズ、TENJIN SYSTEM CONSULTINGの3社は、期待したシナジーが得られず、2026年3月31日付で全株式を売却した。結果的にグループは再び少数精鋭に戻り、上場維持に向けた道のりは厳しい。
業界の中での役割はITサービス業界の独立系プレイヤーとして、顧客企業の業務改革を支援。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ITソリューショ ン | 6億円 | 85.7% | 1億円 | 16.7% |
| BPO・サービス | 1億円 | 14.3% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01ITソリューション主力
顧客企業のIT戦略策定支援からシステムの設計・構築、運用・保守までを一貫して提供。特定のメーカーやパッケージに依存せず、顧客のビジネス戦略に合わせた柔軟なシステムを実現する。
- コンサルティング/設計/構築
- IT戦略の策定支援、システムの設計・構築サービス。顧客の業務課題に応じた最適なシステムを提案。
- 運用/保守
- 構築したシステムの運用・保守サービス。安定稼働を支える。
- 商品販売
- IT関連機器・ソフトウェアの仕入販売、自社開発パッケージソフトウェアの製造・販売。
02BPO・サービス準主力
決済処理や会員管理などの業務を代行する。主に子会社のイメージ情報システム株式会社が担当し、顧客のバックオフィス業務を支援する。
- 業務受託
- 決済処理や会員管理などの業務プロセスを代行するサービス。
- 決済サービス
- 決済処理を代行するサービス。
製品と技術
コンサルティングから運用まで一貫のシステム構築
ITソリューションの核は、顧客の業務改革や課題解決を目的としたシステムの設計・構築である。当社は特定のベンダーやパッケージに依存せず、オープンな技術を組み合わせて最適なシステムを提案する。例えば、金融機関向けの勘定系システムや、製造業向けの生産管理システムなど、業種ごとのノウハウを活かした開発が強みである。構築後は運用保守サービスも提供し、システムの安定稼働を支援する。2026年3月期はこの分野で売上の大部分を占めたが、計画した受注が遅れ、原価率が悪化した。
自社パッケージとIT機器販売による収益
商品販売部門では、IT関連機器(サーバー、ネットワーク機器など)やソフトウェアの仕入販売に加え、自社開発のパッケージソフトウェアも手掛ける。自社製品には、特定業務向けのアプリケーションや、データ処理の効率化ツールがある。しかし、商品販売は売上全体に占める割合が小さく、2026年3月期の業績にも大きな影響を与えなかった。この分野は競争が激しく、大手ベンダーとの価格競争にさらされている。
商店街向けクレジット処理センターのBPO
BPO・サービスの中核は、商店街向けクレジット包括契約処理センターの運営である。1999年に開設したこのセンターでは、加盟店のクレジット取引データを一括処理し、売上代金の回収や加盟店管理を代行する。また、会員管理システムの運用も行い、カード会社やポイントプログラムのバックオフィス業務を請け負う。この事業は長年の運用実績があり、顧客との継続契約が収益の安定化に寄与してきた。しかし、近年はキャッシュレス化の進展に伴い競合が増加しており、2026年3月期も大きな利益貢献には至っていない。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
小規模ながら赤字拡大、事業構造改革急務
イメージ情報開発は情報処理・システム開発を手掛けるが、売上高は5億円(2024/3)→6億円(2025/3)→7億円(2026/3見込)と微増ながら、営業利益率は▲16.67%→▲28.57%と赤字が拡大。同業のVRain SolutionやCocoliveと比べ、売上規模が極めて小さく、競争力が弱い。案件の採算性が悪化しており、抜本的なコスト削減や事業の選択と集中が必要。
強み
- 意思決定が速く、顧客の要望に柔軟に対応可能。
- 限られた顧客との密接な関係がある。
- 特定分野の開発で一定の技術を持つ。
- 小規模組織のため固定費が低い。
課題
- 利益率が悪化し、事業の継続性に懸念。
- 案件が小規模で成長余地が限られる。
- 大手や同業と差別化できる強みが乏しい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がイメージ情報開発
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 137ACocolive | 21億円 | 15.0倍 |
| 2 | 248Aキッズスター | 21億円 | 22.4倍 |
| 3 | 281Aインフォメティス | 21億円 | — |
| 4 | 4199ワンダープラネット | 21億円 | — |
| 5 | 3803イメージ情報開発 | 20億円 | — |
| 6 | 4416True Data | 20億円 | 25.1倍 |
| 7 | 4394エクスモーション | 20億円 | 27.7倍 |
| 8 | 3998すららネット | 20億円 | — |
| 9 | 3928マイネット | 20億円 | — |
| 10 | 4444インフォネット | 20億円 | — |
| 11 | 4178Sharing Innovations | 20億円 | 29.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 13件
コンピュータデータ処理の専業会社として1975年に創業
1975年10月、東京都杉並区久我山にイメージ情報開発株式会社を設立した。創業時の事業は、コンピュータデータとイメージデータの複合処理であり、1976年4月に本格的に業務を開始した。1980年12月には本社を港区新橋に移転し、都市部での営業基盤を固めた。当時はまだシステムインテグレーションという言葉が一般的でない時代であり、画像データと数値データを組み合わせた処理サービスは差別化要因となった。しかし、この分野の市場規模は限られており、後の事業転換につながる。
システムインテグレーション進出と本社移転の1984年
1984年4月、システムインテグレーション事業に進出した。これは単なるデータ処理から、情報システム全体の企画・設計・構築へと事業領域を拡大する決断だった。1999年9月には、商店街向けクレジット包括契約処理センターを開設し、BPOサービスにも乗り出した。この決済処理業務は、後にグループの柱の一つとなる。2005年4月にはセキュリティサービス販売を開始し、事業の幅を広げた。これらの多角化は、2007年の上場へとつながる成長の原動力となった。
2007年の株式上場とプライバシーマーク取得
2007年4月、大阪証券取引所ヘラクレス(現東証グロース)に上場した。同時期に、個人情報保護に関するコンプライアンスプログラム(JIS Q 15001)を満たす事業者としてプライバシーマークの認定を取得し、情報セキュリティへの対応を強みとした。上場後、2007年5月には本社を港区芝大門に、さらに2009年12月には千代田区に移転し、現在の所在地となった。上場資金を活用し、2009年12月にはイクオス株式会社(現マーベラント)を子会社化して連結対象とするなど、M&Aによる拡大を模索した。
2013年の組織再編:分社化と減資
2013年8月、当社は分社型新設分割を行い、連結子会社としてイメージ情報システム株式会社を設立した。これにより、BPO・サービス業務を同社に移管し、グループの役割を明確化した。同時に、第三者割当増資の行使や減資により資本金を5億9,731万円から3億100万円に減少させ、財務体質の改善を図った。また、株式取得により北栄を持分法適用関連会社化したが、後に売却。さらにマーベラントの全株式を譲渡し、グループから除外した。この年は、事業の選択と集中を進める転機となった。
M&Aによる拡大と撤退を繰り返した2024~2025年
中期経営計画に基づき、2024年7月にエンジニアファームを設立(持分60%)、同時にバニヤンズを連結子会社化(持分50.4%)した。2025年4月にはTENJIN SYSTEM CONSULTINGを連結子会社化(持分50.5%)し、グループの規模を拡大した。しかし、これらM&Aで見込んだシナジーは実現せず、2026年3月31日付で3社すべての株式を売却した。2025年4月にはサイブリッジ合同会社との資本業務提携と第三者割当増資(約6億円)を実施し、資本増強を行ったが、子会社売却により連結業績への貢献は短期間で終わった。
2026年、上場廃止危機と構造改革の行方
2026年3月期の連結決算は、売上高7億3,163万円(前期比13.2%増)だったが、営業損失1億7,528万円、親会社株主に帰属する当期純損失2億5,946万円と赤字が拡大した。時価総額基準の未達により株式は監理銘柄(確認中)に指定され、2027年3月の審査で適合しなければ上場廃止となる。グループは再びイメージ情報システム1社のみとなり、サイブリッジグループとの連携による事業構造改革を急いでいる。しかし、過去のM&A失敗や継続的な赤字から、再建の成否は不透明である。
年表13件を開く
1970年代
- 1975年10月創業東京都杉並区久我山三丁目45番19号において、イメージ情報開発株式会社設立
- 1976年4月コンピュータデータとイメージデータの複合処理事業を開始
1980年代
- 1980年12月本社事務所を東京都港区新橋に移転
- 1984年4月システムインテグレーション事業に進出
1990年代
- 1999年9月商店街向けクレジット包括契約処理センター開設
2000年代
- 2005年4月セキュリティサービス販売を開始
- 2007年4月個人情報保護に関するコンプライアンス・プログラムの要求事項(JIS Q 15001)を満たす事業者として、プライバシーマークの認定を取得
- 2007年4月上場大阪証券取引所ヘラクレス(現在は東京証券取引所グロース市場上場)
- 2007年5月本社事務所を東京都港区芝大門に移転
- 2009年12月M&Aイクオス株式会社(現株式会社マーベラント)を設立、連結子会社化 本社事務所を東京都千代田区に移転
2010年代
- 2013年8月M&A株式会社北栄を株式取得により持分法適用関連会社化 株式会社北栄を株式の一部売却により持分法適用関連会社から除外 分社型新設分割を行い連結子会社イメージ情報システム株式会社を新設 第1回新株予約権行使により資本金5億9,731万円 資本金3億100万円に減資 株式会社マーベラントの全株式を譲渡、連結子会社から除外 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQグロース市場からグロース市場に移行
2020年代
- 2024年7月M&A株式会社エンジニアファームを設立し、連結子会社化(持分比率60.0%)株式会社バニヤンズを連結子会社化(持分比率50.4%)
- 2025年4月M&A株式会社TENJIN SYSTEM CONSULTINGを連結子会社化(持分比率50.5%)サイブリッジ合同会社(現その他の関係会社)との間で資本業務提携契約を締結。同社を割当先とする新株式発行により、資本金6億99万円に増資。資本準備金2億9,999万円に増加 株式会社エンジニアファーム、株式会社バニヤンズ、株式会社TENJIN SYSTEM CONSULTINGのそれぞれの全株式を売却し、連結除外
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 純資産記載なし
- 純資産比率記載なし
- 売上高記載なし
- 親会社株主に帰属する当期純利益記載なし
- 売上高成長率記載なし
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
ビジネスソリューションの提供力強化
先端技術と広範な業界・業務ノウハウを組み合わせたビジネスソリューションを提供し、顧客企業・業界への理解を深めつつ、提携企業との連携を強化することで提供力を高め、継続的な成長を図る。
- 02
事業構造改革と黒字化の達成
サイブリッジグループとの連携強化によりコスト削減と利益率改善を加速し、営業利益の黒字化を計画。また、不採算子会社の連結除外を決定し、経営資源を集中する。
- 03
M&Aによる業績拡大と上場維持
M&Aによって連結業績を拡大させ、2027年3月末までにグロース市場の上場維持基準(時価総額基準)への適合を目指す。2026年1月に約6億円の資本増強を実施。
- 04
中期経営計画の着実な実行
2025年3月期~2027年3月期の3カ年中期経営計画に基づき、事業規模拡大・収益性向上、継続的成長モデル確立、企業価値向上と株主還元を目標として、5つの実施施策を推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で57人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は498万円で、9期前と比べて+13.3%。平均年齢は58.0歳、平均勤続年数は3.0年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 58 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 56 | — |
| 2019年3月 | 440 | 37.0 | 7.9 | 56 | — |
| 2020年3月 | 436 | 55.8 | 5.9 | 58 | — |
| 2021年3月 | 554 | 55.6 | 1.2 | 61 | — |
| 2022年3月 | 572 | 54.0 | 1.7 | 57 | — |
| 2023年3月 | 472 | 55.8 | 3.3 | 56 | — |
| 2024年3月 | 406 | 55.5 | 2.3 | 54 | — |
| 2025年3月 | 549 | 58.0 | 3.0 | 54 | −185 |
| 2026年3月 | 498 | 58.0 | 3.0 | 57 | −351 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内イメージ情報システム株式会社(注)3、4,5東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内サイブリッジ合同会社東京都品川区 · その他の関係会社議決権39.2%
- 国内株式会社イメージ企画東京都三鷹市 · その他の関係会社議決権18.4%
- 国内株式会社NBI東京都三鷹市 · その他の関係会社議決権6.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は7億円、営業利益は-2億円。前期と比べると増収で、売上が+16.7%。
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は1億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 1 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 1 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 1 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 3 | −1 | −33.3 | 0 |
| 2026年2Q | 4 | −1 | −25.0 | −1 |
| 2026年4Q | 3 | −1 | −33.3 | −2 |
| 2027年1Q | 1 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は7億円から7億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は-28.6%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社北栄を株式取得により持分法適用関連会社化 株式会社北栄を株式の一部売却により持分法適用関連会社から除外 分社型新設分割を行い連結子会社イメージ情報システム株式会社を新設 第1回新株予約権行使により資本金5億9,731万円 資本金3億100万円に減資 株式会社マーベラントの全株式を譲渡、連結子会社から除外 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQグロース市場からグロース市場に移行 | |||||
| 2013年3月 | 7 | — | −1 | — | −1 |
| 2014年3月 | 9 | — | 0 | — | 0 |
| 2015年3月 | 9 | — | −2 | — | −1 |
| 2016年3月 | 13 | — | −2 | — | −2 |
| 2017年3月 | 8 | — | −1 | — | −1 |
| 2018年3月 | 8 | — | 0 | — | −3 |
| 2019年3月 | 7 | — | −1 | — | −2 |
| 2020年3月 | 7 | — | −1 | — | −1 |
| 2021年3月 | 7 | — | 0 | — | 1 |
| 2022年3月 | 9 | — | 0 | — | 0 |
| 2023年3月 | 5 | — | 0 | — | 1 |
| 株式会社エンジニアファームを設立し、連結子会社化(持分比率60.0%)株式会社バニヤンズを連結子会社化(持分比率50.4%) | |||||
| 2024年3月 | 5 | — | 0 | — | 0 |
| 株式会社TENJIN SYSTEM CONSULTINGを連結子会社化(持分比率50.5%)サイブリッジ合同会社(現その他の関係会社)との間で資本業務提携契約を締結。同社を割当先とする新株式発行により、資本金6億99万円に増資。資本準備金2億9,999万円に増加 株式会社エンジニアファーム、株式会社バニヤンズ、株式会社TENJIN SYSTEM CONSULTINGのそれぞれの全株式を売却し、連結除外 | |||||
| 2025年3月 | 6 | −1 | −1 | −16.7 | 0 |
| 2026年3月 | 7 | −2 | −2 | −28.6 | −3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高7億円のうち、営業利益として残るのは-2億円で-28.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-42.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.7%6億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.6%2億円
- その他の費用持分法損益などの調整14.3%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-28.6%-2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は8億円で、売上の13.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| 2014年3月 | −1 | 0 | 1 | −1 | 1 |
| 2015年3月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 2016年3月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 |
| 2017年3月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
| 2018年3月 | 0 | −1 | 0 | −1 | 1 |
| 2019年3月 | −1 | 0 | 3 | −1 | 3 |
| 2020年3月 | −1 | 0 | — | −1 | 3 |
| 2021年3月 | −2 | 1 | 1 | −1 | 3 |
| 2022年3月 | 2 | 0 | — | 2 | 5 |
| 2023年3月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
| 2024年3月 | 0 | 0 | −1 | 0 | 4 |
| 2025年3月 | 0 | 0 | −1 | 0 | 3 |
| 2026年3月 | −1 | 0 | 7 | −1 | 8 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は10億円。このうち返さなくてよい自己資本が6億円で、自己資本比率は63.0%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 9 | 6 | 3 | 70.9 |
| 2014年3月 | 10 | 6 | 4 | 65.1 |
| 2015年3月 | 9 | 6 | 3 | 64.3 |
| 2016年3月 | 8 | 4 | 4 | 55.0 |
| 2017年3月 | 6 | 3 | 3 | 53.5 |
| 2018年3月 | 4 | 1 | 3 | 15.8 |
| 2019年3月 | 5 | 2 | 3 | 39.1 |
| 2020年3月 | 6 | 3 | 3 | 40.0 |
| 2021年3月 | 8 | 3 | 5 | 43.4 |
| 2022年3月 | 8 | 3 | 5 | 44.0 |
| 2023年3月 | 7 | 4 | 3 | 50.7 |
| 2024年3月 | 6 | 3 | 3 | 53.6 |
| 2025年3月 | 6 | 3 | 3 | 46.2 |
| 2026年3月 | 10 | 6 | 4 | 63.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中191位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中584位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥605で、1年前と比べて-40.2%。過去52週の値幅のなかでは13%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 3.35倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月22日に532円へ急騰した後、7月下旬から8月初めにかけては500円前後で推移しましたが、8月12日から上昇し、8月21日には555円となりました。1ヶ月で約8%上昇し、25日移動平均線(514円)を約8%上回り、75日線(522円)も上回っています。52週高値1960円からは約72%下落、52週安値405円からは約37%上昇です。出来高は全体的に低水準ですが、8月12日には3.5万株とやや増加しました。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERは黒字だが、直近赤字のため実績PERは算出不能。PBRは2.32倍で業界平均3.44倍を下回るが、ROE14.1%は健全。しかし売上高6億円程度の小粒で、売上高利益率が悪化し赤字転落。無配であり、将来の収益改善が見込めない現状では割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 3.35倍 | 2.96倍 |
| ROE | 14.1% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績低迷と赤字懸念が主な論点。強気派は、ニッチ市場での技術力と新規顧客開拓による回復を期待。弱気派は、売上規模の小ささと収益悪化トレンドを懸念。2026年3月期の赤字予想がネガティブ材料。事業構造改革の進捗がポイント。
- ニッチ技術の強み
映像・画像処理で独自技術。専門性高い案件で差別化。
- 中小企業の機動性
組織が小さく意思決定速い。ニーズ応えた開発が可能。
- 再生の可能性
低いPBR(2.3倍)だが、コスト削減で利益回復余地。
- FY2026/3期売上高7億円への増収2026年3月期影響弱
売上高が前期6億円から7億円へ増加予想
- コスト削減による赤字幅縮小の可能性2026年3月期以降影響弱
営業損失2億円と前期比1億円拡大だが、追加削減余地あり
- 小型株ゆえのリバウンド期待不定影響弱
時価総額15億円と小型で、好材料時には急伸の可能性
- 営業損失を計上していない時期の反動2025年3月期までは黒字影響弱
FY2024/3まで純利益0以上だったため、一過性の可能性も
- 業績悪化トレンド
2026年3月期に赤字転落予想。売上も低調。
- 市場の縮小懸念
放送業界の構造不況。受注減少リスク。
- 競争力の不透明さ
大手との価格競争や技術陳腐化への対応策が不明。
- 営業損失拡大の見通し2026年3月期影響強
営業損失2億円(前期比1億円増)と赤字幅が拡大
- 当期純損失3億円の計上予想2026年3月期影響強
純利益が前期0円から3億円の赤字に転落見込み
- 無配当政策による魅力低下継続影響弱
配当利回り0%、株主還元がなく投資対象として劣後
- 外国人株主比率2.4%の低流動性継続影響弱
海外投資家の関心が薄く、需給改善の見込み薄
- 売上高成長率
- 事業拡大の可能性を判断。
- 営業損益
- 赤字幅の拡大・縮小トレンド。
- 受注高
- 将来の収入を先読み。
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,483人。区分でいちばん多いのは事業法人で63.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が63.3%を占め、残る36.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 39.2 | 39.3 | 39.3 | 48.9 | 48.9 | 63.2 |
| 個人・その他 | 56.5 | 57.7 | 58.9 | 45.2 | 41.2 | 29.1 |
| 証券会社 | 3.1 | 2.2 | 1.3 | 4.6 | 6.8 | 5.2 |
| 外国法人 | 1.1 | 0.7 | 0.5 | 1.1 | 2.4 | 2.4 |
| 自己株式 | 3.1 | 3.1 | 3.1 | 3.1 | 3.1 | 1.9 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.2 | 0.1 |
| 金融機関 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.2 | 0.5 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | サイブリッジ合同会社 | 38.49 |
| 02 | 株式会社イメージ企画 | 18.10 |
| 03 | 株式会社NBI | 5.91 |
| 04 | 代永 衛 | 3.26 |
| 05 | 株式会社SBI証券 | 2.74 |
| 06 | 代永 拓史 | 1.57 |
| 07 | 山田 栄作 | 1.18 |
| 08 | NOMURA INTERNATIONAL PLCA/C JAPAN FLOW(常任代理人野村證券株式会社) | 1.11 |
| 09 | 楽天証券株式会社 | 0.84 |
| 10 | 須藤 洋介 | 0.80 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-04-08株式会社JBFアドバイザリー変更報告0.00%-24.01pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−162%、1株純資産は14期で−49%。直近期のROEは14.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −46 | 373 | — | — |
| 2014年3月 | 8 | 384 | 2.0 | 146.8 |
| 2015年3月 | −35 | 354 | — | — |
| 2016年3月 | −109 | 251 | — | — |
| 2017年3月 | −60 | 191 | — | — |
| 2018年3月 | −151 | 37 | — | — |
| 2019年3月 | −87 | 103 | — | — |
| 2020年3月 | −30 | 117 | — | — |
| 2021年3月 | 72 | 172 | 49.7 | 7.9 |
| 2022年3月 | 3 | 167 | 1.9 | 121.6 |
| 2023年3月 | 25 | 178 | 14.1 | 18.5 |
| 2024年3月 | −10 | 167 | — | — |
| 2025年3月 | −18 | 141 | — | — |
| 2026年3月 | −119 | 190 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額23百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 水口翼 | 取締役会長 | 43 |
| 半田基実 | 代表取締役 社長 | 59 |
| 中川祐輝 | 取締役副社長 | 43 |
| 松井都 | 取締役 | 59 |
| 北尾由之 | 監査役(常勤) | 69 |
| 西村馨 | 監査役 | 67 |
| 小堀優 | 監査役 | 53 |
| 長江直菜 | 監査役 | 33 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 16 | 16 | 5 |
| 社外取締役 | 5 | 6 | 6 | 1 |
| 監査役 | 1 | 1 | 1 | 1 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容958字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,063字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,201字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,723字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第51期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-26
- 半期報告書半期報告書-第51期(2025/04/01-2025/09/30)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第50期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第50期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第49期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第49期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第49期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第49期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第48期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第48期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第48期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第48期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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