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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

テモナ

TEMONA.inc.3985 · Standard · 情報・通信業

「サブスク」に特化したEC支援を強みに、BtoC・BtoB・実店舗向けシステムを展開するSaaS企業。

概要

テモナは、サブスクリプションビジネスに特化したEC支援システムを提供する情報通信企業である。2008年の設立以来、定期購入・頒布会向けの「たまごカート」を皮切りに、SaaS型のサブスクリプション管理システムを展開。2025年9月期の売上高は約18億円、従業員115名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

3つの報告セグメントで構成される事業

テモナグループは、EC支援事業、エンジニアリング事業、フィンテック事業の3セグメントで構成される。EC支援事業が売上の大部分を占め、サブスクリプションシステムの提供と決済手数料が主な収益源である。エンジニアリング事業はシステム開発受託やSEサービスを提供し、フィンテック事業は2024年11月に設立したサブスクソリューションズによりサブスク型ファイナンスを手掛ける。

4つのサービスが支えるサブスク支援

主力製品は「サブスクストア」「たまごリピート」「サブスクストアB2B」「サブスクアット」の4つ。2025年9月末時点で、サブスクストア329アカウント、たまごリピート376アカウント、サブスクストアB2B19アカウント、サブスクアット163アカウントを獲得。全サービスの流通総額は前期比1.4%減の1,223億円となった。

リカーリング収益とGMV連動収益が柱

収益は主に月額利用料(リカーリング収益)と決済手数料(GMV連動収益)からなる。2025年9月期のEC支援事業売上高14.1億円のうち、リカーリング収益は6.7億円、GMV連動収益は4.2億円を占めた。受託開発収益も一部含まれ、サブスクストアのカスタマイズが前期比325.9%増の1.3億円に伸長した。

EC市場拡大の中で目指すサブスク総合支援

国内BtoC-EC市場は2024年に26.1兆円、前年比5.1%増と成長を続ける。テモナは「サブスクで世の中を豊かに」をパーパスに掲げ、サブスクリプションビジネスに特化した総合支援企業を目指す。経営指標として1人当たり売上高2,000万円、売上高営業利益率20%を目標に掲げる。

業界の中での役割はEC事業者向けサブスクリプションシステム提供のリーディングカンパニーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
18億円
営業利益
2億円
営業利益率
11.1%
純利益
1億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
EC支援事業14億円77.8%2億円14.3%
エンジニア リング事業4億円22.2%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01EC事業者(BtoC)主力

化粧品・健康食品など定期購入・頒布会を行うBtoC EC事業者向けに、ショッピングカート付きのサブスク特化型SaaSシステムを提供。顧客管理・決済・出荷まで一元化し、リピート販売を支援。

国内の定期通販システム市場で先行

主な製品・サービス2
サブスクストア
BtoC向けサブスクリプションシステム。多様な販売形態(よりどり、セット、頒布会など)に対応し、CRMや物流サービスとAPI連携が可能。
たまごリピート
リピート通販に特化したショッピングカート付きWEBサービス。定期購入や頒布会の受注・決済・出荷・販促・顧客管理を一元化。

02BtoB事業者準主力

法人向けサブスクリプション事業を展開する企業向けに、申込受付から請求・入金までを一元管理する運営支援ツールを提供。SaaS型で導入しやすい。

主な製品・サービス1
サブスクストアB2B
BtoBサブスクリプションに特化したワンストップ運営支援ツール。Web申込受付、商品・プラン管理、掛け率管理、見積書・請求書の自動発行などに対応。

03リアル店舗副次

フィットネスジム、美容室、エステサロンなどの実店舗向けに、会費決済や予約、会員管理などサブスクリプション導入を支援するシステムを提供。

主な製品・サービス1
サブスクアット
リアル店舗向けサブスクリプション管理システム。月会費の自動決済、デポジット、回数券、予約、商品定期通販などの機能を備える。

製品と技術

BtoC向け主力システム「サブスクストア」

「サブスクストア」は、化粧品・健康食品から食品・アパレルまで幅広い商材に対応するBtoC向けサブスクリプションシステム。単品リピート通販に加え、よりどり販売、セット販売、頒布会販売、定額制チケットにも対応。CRM・物流サービスとAPI連携し、カスタマイズも可能。SaaSで提供し、月額利用料と決済手数料が収益源。2025年9月末のアカウント数は329件。

リピート通販に特化した「たまごリピート」

「たまごリピート」は、ネットショップの購入者をリピーターに育てることを目的としたショッピングカート付きリピート通販専用サービス。受注・決済・出荷・販売促進・顧客管理・分析を一元管理し、自動でフォローを行う。化粧品や健康食品、サプリメント等の日用品を扱うEC事業者に多く導入されている。2025年9月末のアカウント数は376件で、後継のサブスクストアへ移行が進む。

BtoBとリアル店舗向けの2つのサブスクシステム

「サブスクストアB2B」は法人向けサブスクリプション事業の運営をワンストップで支援するツール。申込受付、商品・プラン管理、掛け率管理、見積書・請求書自動発行、決済・出荷管理を備える。2025年9月末で19アカウント。「サブスクアット」はリアル店舗向けで、フィットネスジムや美容室などに導入。月会費自動決済や予約システム、定期通販機能を提供し、163法人が契約する。

フィンテック事業と周辺サービス群

2024年11月設立のサブスクソリューションズが提供する「サブスククレジット」は、サブスク型ファイナンスサービス。EC支援事業では他に、WEB接客ツール「ヒキアゲール」やサブスク特化型コールセンター「テモナビ」、オウンドメディア「URARA」を展開。これらは顧客の集客から顧客対応、物流までサブスクビジネス全体を支える。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • EC事業者(BtoC)国内の定期通販システム市場で先行

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

クラウド運用自動化で差別化、赤字脱却へ

テモナは、クラウド運用の自動化・効率化ソリューションを提供する独立系ベンダー。同業のVRain SolutionやCocoliveも類似領域だが、テモナは特に大規模MSP向けに強みを持つ。2024/9期は営業赤字だったが、2025/9期は営業利益率11.11%へ急改善し、収益性重視の戦略転換が奏功。業界内では売上高こそ小さいが、独自の自動化技術と成長軌道への回帰が評価される。ただし、売上減少から回復途上であり、競合との差別化継続が鍵。

強み

  • 大規模MSP向けに特化したクラウド運用自動化ソリューションで、他社と差別化。
  • 営業赤字から黒字転換を果たし、2025/9期は営業利益率11%超へ急回復。
  • 特定のクラウド事業者に依存せず、マルチクラウド対応で顧客ニーズに柔軟対応。
  • クラウド運用効率化というニッチ領域で専門性を発揮し、限定的競争環境。

課題

  • 2023/9期23億→2024/9期18億と減少傾向。成長軌道への本格回復が急務。
  • VRain Solutionなど同業も自動化技術を強化、持続的な差別化が必要。
  • 国内クラウド運用自動化市場は国内に限られ、成長鈍化リスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がテモナ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。

#企業時価総額PER
15138Rebase23億円31.2倍
23985テモナ22億円
35125ファインズ22億円36.4倍
44016MITホールディングス22億円29.0倍
54814ネクストウェア22億円
64370モビルス22億円44.7倍
73646駅探21億円
84438Welby21億円
93664WIZE21億円
103670協立情報通信21億円7.3倍
11137ACocolive21億円15.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

受託開発から製品開発へ転換した創業期

2008年10月、東京都江東区新木場にTEMONA株式会社を設立。当初は受託開発を主とし、ECサイト制作を手掛けた。EC事業者との接触を通じて定期通販システムの需要に気づき、2009年9月にショッピングカート付きリピート通販専用サービス「たまごカート」を発売。これが自社製品事業の始まりとなる。

本社移転とサービス名称変更を繰り返した成長期

業務拡大に伴い、2010年2月に「たまごカートplus+」へ名称変更後、同年9月に江東区青海へ本社移転。2012年9月には渋谷区渋谷へ移転し、2014年3月に「たまごリピート」へ名称変更。2015年10月にはWEB接客ツール「ヒキアゲール」の大幅アップグレードを完了。2016年10月に商号を「テモナ株式会社」へ変更した。

マザーズ上場から市場第一部、プライム、スタンダードへ

2017年4月に東京証券取引所マザーズに上場。その後、2019年4月に市場第一部へ、2022年4月にプライム市場へ昇格した。しかし2023年10月にはスタンダード市場へ移行。上場後も資金調達と成長を続ける一方、市場区分の変更は経営環境の変化を反映した。

サブスクストアへの進化と製品ライン拡充

2018年4月、大規模EC事業者向けに「たまごリピートNext」を販売開始。2019年4月にこれを「サブスクストア」と改称し、同時にBtoB向け「サブスクストアB2B」をリリース。2020年2月にはリアル店舗向け「サブスクアット」を投入。2020年1月には美容室・理容室向け「サブスクビューティ」も販売開始した。

子会社化と事業整理によるグループ再編

2019年10月に戦略子会社テモラボを設立するも、2021年8月に清算。2020年1月に合弁会社オプスデータを設立したが、同年9月に株式を全部売却。2022年3月にAIS株式会社を、同年4月に株式会社サックルを子会社化。2024年11月にはサブスクソリューションズ株式会社を新設し、フィンテック事業に参入した。

業績の変動と収益構造の改善

売上高は2013年9月期の2億円から順調に拡大し、2021年9月期に24億円でピーク。その後減少に転じ、2024年9月期には営業損失56百万円、親会社株主に帰属する当期純損失3.9億円を計上。しかし2025年9月期は営業利益1.5億円、純利益0.7億円と黒字化。内製化による原価低減や業務効率化が寄与した。

年表33件を開く

2000年代

  • 2008年10月創業東京都江東区新木場において、TEMONA株式会社を設立。
  • 2009年7月業務拡大のため、東京都江東区東陽へ本社を移転。
  • 2009年9月インターネット通販の定期購入・頒布会に特化したショッピングカート付リピート通販専用WEBサービス「たまごカート」発売開始。

2010年代

  • 2010年2月「たまごカート」のアップグレード後、名称を「たまごカートplus+」へ変更。
  • 2010年9月業務拡大のため、東京都江東区青海へ本社を移転。
  • 2012年9月業務拡大のため、東京都渋谷区渋谷三丁目へ本社を移転。
  • 2012年12月ファインドスターグループのスタークス株式会社に資本参加。
  • 2014年3月「たまごカートplus+」から「たまごリピート」へ名称変更。
  • 2014年10月WEB接客ツール「ヒキアゲール」販売開始。
  • 2015年3月業務拡大のため、東京都渋谷区渋谷二丁目へ本社を移転。
  • 2015年10月「ヒキアゲール」の大幅アップグレードが完了。
  • 2016年7月「たまごリピート」の別ブランドとして「たまごサブスクリプション」販売開始。
  • 2016年10月商号変更「テモナ株式会社」に商号変更。
  • 2016年10月オウンドメディア「URARA」公開。
  • 2017年4月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場。
  • 2018年4月「たまごリピートNext」販売開始。
  • 2019年4月「たまごリピートNext」のアップグレード後、名称を「サブスクストア」へ変更。
  • 2019年4月「サブスクストアB2B」販売開始。
  • 2019年4月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
  • 2019年10月戦略子会社「テモラボ株式会社」を設立。

2020年代

  • 2020年1月美容室・理容室向けサブスクリプションシステム「サブスクビューティ」販売開始。
  • 2020年1月合弁会社「オプスデータ株式会社」を設立。
  • 2020年2月福岡事業所を開設。
  • 2020年2月リアル店舗向けサブスク専用システム「サブスクアット(サブスク@)」販売開始。
  • 2020年9月オプスデータ株式会社の保有株式の全部を売却。
  • 2020年10月サブスク特化型コールセンターサービス「テモナビ」を提供開始。
  • 2021年8月テモラボ株式会社を清算結了。
  • 2022年3月M&AAIS株式会社を子会社化。
  • 2022年4月上場東京証券取引所プライム市場に株式を上場。
  • 2022年4月M&A株式会社サックルを子会社化。
  • 2023年10月東京証券取引所スタンダード市場に移行。
  • 2024年11月創業サブスクソリューションズ株式会社を設立。
  • 2025年5月東京都渋谷区渋谷三丁目へ本社を移転。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 1人当たり売上高20,000千円
  • 売上高営業利益率20%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存領域での着実な成長

    SaaS方式のサブスクリプションサービスの継続的改善により既存顧客の維持と新規顧客獲得を進め、リアル店舗向けサービスを含むサブスク全般への展開、カートシステムだけでなく広告・コールセンター・物流・運営代行など総合支援を提供する。

  2. 02

    新規事業の創出による事業規模拡大

    顧客の潜在ニーズを読み取り新規事業を創出、特にサブスククレジットなどのフィンテック事業へ投資し収益源を多様化する。

  3. 03

    他企業との業務提携やM&Aの活用

    既存事業の発展や新規事業創出をスピーディに実現するため、他社との業務提携やM&Aを積極的に検討・推進する。

  4. 04

    技術革新への対応

    業界主要ベンダーや技術コミュニティから最新情報を定期的に入手し、自社サービスへ迅速に反映して競争力と安定性を確保する。

  5. 05

    人材拡充と社員能力向上

    高い専門性を持つ人材の積極採用、実力主義の報酬体系、教育研修の充実、業務効率化、外部ノウハウ活用により人材の拡充と能力向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で115人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は534万円で、8期前と比べて+4.3%平均年齢は33.1歳、平均勤続年数は4.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年9月47
2018年9月65
2019年9月51229.72.386
2020年9月52830.52.3115
2021年9月58932.12.7110
2022年9月61532.32.4173
2023年9月58231.62.8160
2024年9月53732.03.7129−78
2025年9月53433.14.4115174

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性の賃金(男性=100)83.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
東京本社等 — 東京都渋谷区等16百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社サックル(注)1.2
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    AIS株式会社(注)2
    東京都渋谷区
    議決権97.0%
  • 国内
    サブスクソリューションズ株式会社(注)2
    東京都渋谷区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は18億円営業利益2億円前期と比べると増収で、売上が+0.0%。

売上高
+0.0%
18億円
営業利益
2億円
純利益
1億円
営業利益率
11.1%
前期比 +16.7%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高20億円18億円
営業利益1億円2億円
純利益0億円1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は4億円、営業利益は0億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は−33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q6116.70
2023年3Q600.00
2023年4Q5−1
2024年1Q500.00
2024年2Q500.00
2024年4Q8−1−12.5−4
2025年2Q9111.11
2025年4Q9111.10
2026年2Q900.00
2026年3Q400.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2013年9月期からの13期で、売上は2億円から18億円へ9.0倍に増えた。直近期の営業利益率は11.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年9月200
2014年9月411
2015年9月500
「テモナ株式会社」に商号変更。
2016年9月811
東京証券取引所マザーズに株式を上場。
2017年9月1132
2018年9月1232
東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
2019年9月1632
合弁会社「オプスデータ株式会社」を設立。
2020年9月2321
2021年9月2453
東京証券取引所プライム市場に株式を上場。
2022年9月23−2−2
2023年9月23−1−1
サブスクソリューションズ株式会社を設立。
2024年9月18−1−1−5.6−4
2025年9月182211.11

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高18億円のうち、営業利益として残るのは2億円11.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の5.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金44.4%8億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金44.4%8億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.1%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
55.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.7pt
11.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.1pt
5.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.6pt
10.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
23.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年9月期は営業CFが2億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは現金積み上げ型にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも期末の手元現金は12億円で、売上の8.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年9月10113
2016年9月20226
2017年9月206215
2018年9月1−11017
2019年9月001017
2020年9月2−2−4013
2021年9月5−1−1414
2022年9月−1−41−510
2023年9月2−11112
2024年9月0−1−2−19
2025年9月201212

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2025年9月期の総資産は18億円。このうち返さなくてよい自己資本が8億円で、自己資本比率は42.0%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年9月10131.1
2014年9月31238.2
2015年9月52334.8
2016年9月82630.7
2017年9月1711664.2
2018年9月2013764.2
2019年9月2315867.3
2020年9月2011951.9
2021年9月2214861.9
2022年9月23121151.2
2023年9月23111246.8
2024年9月157843.1
2025年9月1881042.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
12億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
6億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
10億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中241位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中493位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.5%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.1%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
42.0%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥190で、1年前と比べて-41.0%過去52週の値幅のなかでは13%の位置にある。

¥190-2.1%1ヶ月+6.1%1年-41.0%時価総額22億円
過去52週の値幅
安値¥168高値¥338

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)49.2倍
PBR1.37倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-0.6%と小幅下落。25日線(179.72円)を0.4%下回り、75日線も下回るが、200日線(206.87円)からは13%乖離。52週高値431円からは58%下落、安値168円からは7%上昇。RSI47.8と中立。出来高は低調で、方向感に欠ける。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PERは計算不可(赤字)のため、PBR1.29倍は同業界平均3.45倍を大きく下回り割安に見えるが、業績は不安定で直近は赤字。2025/9期は減収・赤字拡大、2026/9期に黒字転換見込み。ROEは10.5%と平均的な水準。無配当で配当利回りはゼロ。業績回復が前提の評価で、現状は割安とは断定できない。同業他社と比べ収益性は低く、成長性も限定的。両面性として、低PBRは割安感があるが、収益性改善が必須。

指標この会社業種平均
PER (予想)49.2倍
PBR1.37倍2.96倍
ROE10.5%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

大手企業への販売拡大による高成長が期待される一方、直近は減収と赤字が続いており、早期の黒字化が焦点。強気派は、市場シェア拡大とコスト削減で業績が改善し、成長軌道に戻ると見る。弱気派は、競合との差別化が難しく、販売力や売上回復の実現性に疑問を呈する。

プラスに働く材料7
  • 成長市場の追い風

    働き方改革によりチームコラボレーション市場は拡大傾向にある。

  • 黒字化計画

    2025年9月期に営業利益率11.1%の計画で、大幅な改善が見込まれる。

  • 株価の割安感

    株価は1年で約34%下落し、PBRも1.3倍程度と低迷している。

  • 営業利益が▲1億円から2億円に黒字転換2025年9月期決算影響

    営業利益は前期▲1億円から2億円へ、営業利益率は▲5.56%から11.11%に改善

  • 最終損益が1億円の黒字化を達成2025年9月期決算影響

    純利益は▲4億円から1億円に転換し、ROEは10.5%を確保

  • PBR1.29倍・ROE10.5%で割安感継続影響

    PBRは1.288倍、ROE10.5%と乖離があり、利益成長が続けば評価修正余地

  • 時価総額20億円と小型で需給感応度が高い不定影響

    時価総額約20億円と小さく、買い注文次第で株価が弾みやすい

マイナスに働く材料7
  • 減収からの反転難

    売上高は2024年9月期に減少しており、顧客離れの兆候が見える。

  • 競争の激化

    MicrosoftやAsanaなど強力な競合が多く、差別化が困難。

  • 赤字基盤の継続

    直近まで赤字が続いており、黒字化計画の達成には不確実性が残る。

  • 売上高が23億円から18億円へ減少通年影響

    2023/9期23億円、2024/9期18億円、2025/9期18億円と成長鈍化

  • 純利益は▲4億円の赤字を記録した過去不定影響

    2024/9期に純利益▲4億円となるなど損益変動が大きい

  • 株価は1年で33.7%下落の弱含み継続影響

    1年間で株価は33.7%下落し、現在179円と下向きトレンド

  • 外国人保有比率2.22%と需要層が限定的継続影響

    外国人保有比率は2.22%と低く、投資家層の広がりに欠ける

次の決算で確かめる点
MRR(月次経常収益)
サブスク型ビジネスの継続的な成長を示す重要な指標。
解約率(チャーンレート)
顧客の定着度を測り、売上基盤の安定性を確認するため。
売上高
減収から増収への転換が最優先の課題であり、その実現を確認するため。

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ8,884人。区分でいちばん多いのは事業法人35.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が59.2%を占め、残る40.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
事業法人37.537.137.036.835.935.9
個人・その他21.627.133.034.436.335.2
金融機関31.231.726.325.924.323.3
証券会社1.91.72.52.02.83.4
外国法人7.72.31.10.70.72.0
外国人個人0.00.10.10.20.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社gatz35.05
02佐川隼人23.01
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.46
04JPモルガン証券株式会社0.85
05株式会社ファインドスター0.64
06楽天証券株式会社0.55
07NOMURA INTERNATIONAL PLC A/C JAPAN FLOW(常任代理人 野村證券株式会社)0.46
08JP JPMSE LUX RE UBS AG LONDON BRANCH EQ CO(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.45
09モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社0.44
10テモナ従業員持株会0.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で−100%、1株純資産は13期で−100%。直近期のROEは10.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年9月20,82140,67068.8
2014年9月71384.4
2015年9月51930.6
2016年9月113042.6
2017年9月1810225.041.7
2018年9月2012117.957.4
2019年9月1813813.829.4
2020年9月91017.6148.0
2021年9月2712724.128.9
2022年9月−17111−14.9
2023年9月−1299−11.4
2024年9月−3762−59.3
2025年9月76910.542.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/9期の役員報酬は総額80百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐川隼人代表取締役 会長466,640,680
本多渉代表取締役 社長5240,000
内藤真一郎取締役59
荻原猛取締役53
岡田理取締役(常勤監査等委員)71
板倉奈緒子取締役(監査等委員)48
柗田由貴取締役(監査等委員)49
渡邊敦彦取締役44

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2424221
社外取締役619193
社外取締役412123
取締役(社内)2774

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,941字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、2008年10月の設立後、受託開発事業を開始し、主にECサイトを制作してまいりました。その過程で多くのEC事業者と接触し、定期通販というビジネスモデルの魅力と、定期通販のためのシステムの高い需要に気づき、「たまごカート(現たまごリピート)」の開発を開始いたしました。そして、2009年9月にインターネット通販の定期購入・頒布会に特化したショッピングカート付リピート通販専用WEBサービスとなる「たまごカート(現たまごリピート)」のサービスを開始し、以降、現在に至るまで、「リピート(サブスク)」と「IT」を当社の強みとして、電子商取引(EC)市場においてEC事業者支援サービスを提供してまいりました。 2018年4月には、より大規模かつ様々な商材を扱うEC事業者までを対象とした「たまごリピートNext(現サブスクストア)」のサービスを開始し、同時に、サブスクリプションビジネス(※1)の市場を活性化させつつ、さらにはサブスクリプション企業としての地位を確立するためにマーケティング活動の強化を推進してまいりました。 2019年4月には、サブスクリプションビジネスに特化したBtoC事業者向けショッピングカートシステムとして、「たまごリピートNext」を「サブスクストア」に名称変更するとともに、BtoB事業者向けワンストップ運営支援ツールである「サブスクストアB2B」のサービスを開始し、2020年2月には、リアル店舗のビジネスに特化したサブスクリプション管理システム「サブスクアット(サブスク@)」の販売を展開するなど、ターゲット市場の拡大を推進しております。 また、2024年11月にサブスクソリューションズ株式会社を新設し、サブスク型ファイナンスサービスであるサブスククレジット等のサービス提供も開始しました。 そして当社グループでは、パーパスとして「サブスクで世の中を豊かに」を掲げております。ストック型のビジネスモデル(※2)であるサブスクリプションビジネスが広がることにより、多くの事業者が本質的かつ価値の高いサービスを提供し、人々の満足を追求し続けることで、豊かな世の中が実現されると考えております。 当社グループの事業は、EC事業者を対象にサブスクリプションビジネスに特化したサービスを提供するEC支援事業、システム開発の受託サービスやシステムエンジニアリングサービスを提供するエンジニアリング事業と、サブスク型ファイナンスサービス等を提供するフィンテック事業の、3つの報告セグメントから構成されております。なお、当連結会計年度より報告セグメントの変更を行っております。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」の「2.報告セグメントの変更に関する事項」をご参照ください。 EC支援事業において提供しているシステムは「サブスクストア」「たまごリピート」「サブスクストアB2B」「サブスクアット」の4つであり、それらのアカウント数推移は下記のとおりであります。 サービス名   2022年9月末   2023年9月末   2024年9月末   2025年9月末 サブスクストア   477   477   400   329 たまごリピート   553   482   408   376 サブスクストアB2B   16   22   21   19 サブスクアット(※3)   148   180   175   163 (※1)継続的な課金(購入)が発生する販売方法であります。 (※2)定期的に取引が発生するビジネスモデルを当社ではストック型のビジネスモデルと呼んでおります。一方で、取引が一度きりの流動的なビジネスモデルを当社ではフロー型のビジネスモデルと呼んでおります。 (※3)サブスクアットのアカウント数は契約法人数を記載しております。 (サブスクストア) (1)概要 「サブスクストア」は、化粧品や健康食品といった日用品の領域から、食品やアパレル等あらゆる商材への対応を行い、大規模通販事業者にも耐えうるよう新たに開発した BtoC事業者向けサブスクリプションシステムであり、「たまごリピート」の後継サービスであります。2019年4月に「たまごリピートNext」から「サブスクストア」へ名称変更をしております。「たまごリピート」で対応していた単品リピート通販だけでなく、「よりどり販売」「セット販売」「頒布会販売」等、あらゆる販売形態に対応し、物販のみならず定額制チケット販売などの役務サービスにも対応しております。 また、各種CRM・物流サービスとAPI(※1)による自動連携や、自社運用に合わせるカスタマイズ対応も可能となっております。 「サブスクストア」のシステムはSaaS(※2)で提供しており、収益は月額利用料及び決済手数料が主となります。月額利用料は毎月のシステム利用料、決済手数料はシステムを通じた決済金額に関する決済代行会社の手数料収入のうち当社グループとの契約に基づく一定の料率を乗じた金額が当社の収益となります。 2025年9月末現在、「サブスクストア」は、329アカウントの導入をいただいており、「たまごリピート」「サブスクストアB2B」「サブスクアット」と併せた2025年9月期の流通総額(サービスを利用しているEC事業者の販売総額)は前期比1.4%減の1,223億円となっております。 (※1)ソフトウエアやアプリケーションなどの一部を外部に向けて公開することにより、第三者が開発したソフトウエアと機能を共有することを可能にする仕組み。 (※2)ソフトウエアの機能のうち、ユーザーが必要とする機能をインターネット経由で利用できるようにしたサービス提供の形態であります。 [サブスクストア概要図] (2)主な機能 ① ショッピングカート機能 ネットショップを訪れたユーザーが注文したい商品を選択し、買い物かごへ入れた商品の総数、総額、送料、消費税、手数料などの計算や、申込者氏名、住所、電話番号、配送日時、決済方法などのデータを、一元管理する機能であります。 ② コールセンター機能 通信販売事業者が利用するコールセンターにおける受注や問い合わせといった顧客対応を想定した機能を搭載しております。また、アカウントごとに各機能の利用を制限することが可能となっておりますので、セキュリティ面でも安心して、コールセンター業者へ業務を外注することができます。 ③ 顧客管理機能 顧客情報や注文情報を管理・分析し、適切なプロモーションが行われるように、管理・実行する機能であります。 ④ 決済・出荷管理機能 カード払い、各種後払い、代引き等といった決済に対応しております。また、納品書、ピッキングリスト、配送データ作成等の出荷管理機能及び入金管理機能も搭載し、商品の発送と入金状況をまとめて管理することができます。 一般的なショッピングカートが提供している範囲はショッピングカート機能及び、配送情報を管理するための顧客管理機能と決済・出荷管理機能の一部までです。 サブスクストアは購入者との継続的な関係性を築くことでリピーターを増やすことをコンセプトとしており、一般的なショッピングカートよりも多機能です。顧客管理機能では情報を分析して販売促進まで行うことができ、決済・出荷管理機能は定期注文に対応した継続的な処理が可能です。また、コールセンター機能も有しております。 (たまごリピート) (1)概要 「たまごリピート」は、ネットショップの購入者をリピーターに育て上げることをコンセプトにしたショッピングカート付リピート通販専用WEBサービスであります。インターネット通販において定期購入や頒布会などの事業を拡大するためには、受注・決済・出荷・販売促進・顧客管理・分析といったプロセスを効果的に実行することが重要となります。 「たまごリピート」は、基幹システムとしてこれらの情報を一元的に集約して管理・運用することで、業務効率を向上させるとともに、分析結果に基づく販売促進活動を自動で行うことで、購入者を適切にフォローし、リピーターへと育てます。 当該サービスは、商品を定期的に届けるという性質を持つリピート通販に特化したサービスであるため、導入しているEC事業者の多くは化粧品や健康食品、サプリメント等の日用品を取り扱っております。 また、2018年4月には、「たまごリピート」の後継版である「たまごリピートNext(現サブスクストア)」の販売を開始しております。 「たまごリピート」のシステムはSaaSで提供しており、収益は月額利用料及び決済手数料が主となります。月額利用料は毎月のシステム利用料、決済手数料はシステムを通じた決済金額に関する決済代行会社の手数料収入のうち当社グループとの契約に基づく一定の料率を乗じた金額が当社の収益となります。 2025年9月末現在、「たまごリピート」は、376アカウントの導入をいただいております。 [たまごリピート概要図] (2)主な機能 ① ショッピングカート機能 ネットショップを訪れたユーザーが注文したい商品を選択し、買い物かごへ入れた商品の総数、総額、送料、消費税、手数料などの計算や、申込者氏名、住所、電話番号、配送日時、決済方法などのデータを、一元管理する機能であります。 ② コールセンター機能 通信販売事業者が利用するコールセンターにおける受注や問い合わせといった顧客対応を想定した機能を搭載しております。管理画面にログインできるアカウントは無制限に発行できます。また、アカウントごとに各機能の利用を制限することが可能となっておりますので、セキュリティ面でも安心して、コールセンター業者へ業務を外注することができます。 ③ 顧客管理機能 顧客情報や注文情報を管理・分析し、適切なプロモーションが行われるように、管理・実行する機能であります。 ④ 決済・出荷管理機能 カード払い、各種後払い、代引き等といった決済に対応しております。また、納品書、ピッキングリスト、配送データ作成等の出荷管理機能及び入金管理機能も搭載し、商品の発送と入金状況をまとめて管理することができます。 (サブスクストアB2B) (1)概要 「サブスクストアB2B」は、すべてのBtoB(法人向け取引)サブスクリプション事業に対応する“ワンストップ”運営支援ツールであります。BtoC-EC事業で実績のある「たまごリピート」「サブスクストア」のノウハウを活かし、サブスクリプションサービスの申込・購入から、顧客情報の管理、請求・入金まで、運営に関わる全ての業務の効率化に対応しており、SaaSでのサービス提供により導入コストを抑えつつも、業務の自動化、省力化、売上拡大が実現可能となります。 「サブスクストアB2B」のシステムはSaaSで提供しており、収益は月額利用料及び決済手数料が主となります。月額利用料は毎月のシステム利用料、決済手数料はシステムを通じた決済金額に関する決済代行会社の手数料収入のうち当社グループとの契約に基づく一定の料率を乗じた金額が当社の収益となります。 2025年9月末現在、「サブスクストアB2B」は、19アカウントの導入をいただいております。 [サブスクストアB2B概要図] (2)主な機能 ① Web申込受付・取引承認機能 顧客ごとのWeb申込フォームを作成し、当該フォーム上での受発注が可能となります。 ② 商品・プラン管理機能 SaaSから物販まで、多様な販売形態に合わせた商品・プラン設定が可能であります。 ③ 顧客に合わせた掛け率管理機能 顧客毎に掛け率設定が可能であり、顧客の与信状況に合わせて決済方法の選択可能が設定できる機能であります。 ④ 見積書・請求書の自動発行機能 注文に合わせて、見積書や請求書を自動で発行する機能であります。 ⑤ 決済・出荷管理機能 カード払い、掛け払い等といった決済に対応しております。また、納品書、ピッキングリスト、配送データ作成等の出荷管理機能及び入金管理機能も搭載し、商品の発送と入金状況をまとめて管理することができます。 (サブスクアット) (1)概要 「サブスクアット」は、リアル店舗向けのサブスクリプションシステムであります。フィットネスジム、美容室、エステサロン、カルチャースクールといった様々な業態の店舗ビジネスにおいて、サブスクリプションビジネスの導入を簡易に実現することが可能なシステムとなっています。 来店したエンドユーザーにリピーターになっていただくための機能を多数搭載しており、店舗型のビジネスであっても、天候・季節や景気といった外的要因に左右されにくい、安定した収益モデルへと転換することが可能です。また、リピーターとの継続的な関係性が生まれることによって、顧客ニーズをより深く知ることができるようになり、店舗のサービス改善もしやすくなります。 また、美容室・理容室向けのサービスとして、サロン専売品を取扱うことも可能となっております。通常の店販と異なり店舗に在庫を置かなくてもよいため、美容室・理容室の負担を大きく軽減させます。また、店販では、リピーターの来店タイミングとヘアケア剤の消費タイミングにズレが発生した場合に市販品にスイッチされてしまうリスクがございますが、これを定期通販の仕組みで解消します。 「サブスクアット」のシステムも、「サブスクストア」同様にSaaSで提供しており、収益は月額利用料及び決済手数料が主となります。 2025年9月末現在、「サブスクアット」は、163アカウントの導入をいただいております。 [サブスクアット概要図] (2)主な機能 ① 店舗管理機能 月会費の自動決済や、デポジット・回数券など、リピーターのための様々な支払手段を提供します。また、予約システムなどによりリピーターの獲得を支援するほか、店舗の商品を定期通販することも可能にする機能であります。 ② 認証管理機能 会員登録および会員証を表示する機能によって、ユーザーのサービス利用権限を管理する機能であります。 ③ 会員管理機能 顧客情報・利用状況を管理・分析し、適切なプロモーションが行われるように、管理・実行する機能であります。 [事業系統図] 事業系統図は下図のとおりです。
経営方針・対処すべき課題2,747字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「サブスクで世の中を豊かに」をパーパスとして掲げ、ストック型のビジネスモデルをより普及させるべく、サブスクリプションビジネス支援に特化したサービスとして「サブスクストア」「たまごリピート」「サブスクストアB2B」「サブスクアット」を提供するとともに、事業成長を支援するソリューションをさらに拡大・充実させ、サブスクリプションビジネスの成功に欠かせない“サブスク総合支援企業”を目指します。 (2) 経営環境及び経営戦略等 当社グループの事業に関連する国内電子商取引市場は、「令和6年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によりますと、2024年のBtoC-EC市場規模が前年比5.1%増の26.1兆円、BtoB-EC市場規模が前年比10.6%増の514.4兆円となりました。また、ECの普及率を示す指標であるEC化率も、BtoC-ECで9.8%、BtoB-ECで43.1%と増加傾向が続いており、商取引の電子化は引き続き進展していくものと見込まれます。 このような経済環境のもと、当社グループは、持続的な成長を実現するため、経済の不透明性の中でも安定した収益を確保できる顧客のサブスクリプションビジネスを総合的に支援し、顧客の事業成長に貢献し続けることが成長の鍵だと考えております。そのため、顧客の事業成長を支援する既存サービスの機能強化と販売を推し進めるとともに、コスト構造の見直しや生産性の改善といった経営基盤の強化に注力してまいりました。また、既存事業の枠にとらわれず新たな事業の柱を創設すべく、新規事業の創設・拡大にも取り組んでまいりました。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するために客観的な指標等 当社グループは、継続的な事業拡大と企業価値向上のため、売上高、営業利益及び経常利益を重視しており、投資対効果を適切に図る観点から以下の指標により経営上の目標達成状況を判断しております。 ・1人当たり売上高 20,000千円 ・売上高営業利益率 20% (4) 事業上及び財務上の対処すべき課題 当社グループは、環境の変化に敏感に対応しながら以下の経営課題に取り組んでまいります。 ① 既存領域での着実な成長 当社グループは、主にSaaS方式によるサブスクリプションサービスを提供しており、顧客のニーズの変化に応えるべく継続的なサービスの改善に努めてまいりました。今後においてもサービスの改善を行い、既存顧客に継続的にサービス提供を続けていくとともに、新たな顧客にもサービス提供をしていくことが収益拡大に必要であると考えております。 そのため、引き続き継続的なサービス機能の拡充、ユーザビリティの向上、保守体制の強化等に努め、サービスの価値と信頼性をさらに高めていくとともに、リアル店舗向けのサービスであるサブスクアットなど、サブスクリプションビジネス全般に対してもサービスを提供していくことを推進してまいります。また、カートシステムの提供にとどまらず、広告、コールセンター、物流、運営代行なども含めた総合的な支援を行い、様々なサブスクリプションビジネスのニーズに対し、多様なソリューションを提供し、既存領域での着実な成長を図ってまいります。 ② 新規事業の創出による事業規模の拡大 当社グループは、急激な事業環境の変化にも対応しながら収益を拡大していくためには、新たな収益源の創出による事業規模の拡大が必要であると考えております。 そのため、顧客の潜在的なニーズをいち早く読み取り、新規事業の創出に積極的に取り組んでまいります。特に、サブスククレジットをはじめとしたフィンテック事業への投資により、さらなる事業規模の拡大を図ってまいります。 ③ 他企業との業務提携やM&Aの活用 当社グループは、既存事業の発展や新規事業の創出をスピーディに実現していくためには、他企業との業務提携やM&Aなどの手段が有効であると考えております。そのため、今後の事業展開においても、引き続き他企業との提携等の可能性を常に考慮に入れたうえで進めてまいります。 ④ 技術革新への対応 当社グループは、情報技術の進歩や革新に対して適時に対応を進めることが、事業展開上重要な要素であると認識しております。 そこで当社グループは、業界内の主要ベンダーや技術コミュニティから発せられる最新の情報を定期的に入手し、自社サービスに最新の技術を迅速に反映させることで、サービスの競争力や安定性を確保していく方針であります。 ⑤ 人材の拡充と社員の能力の向上 当社グループの今後の成長のためには、高い専門性を有する人材の獲得に加え、その能力の継続的な向上が不可欠であると考えております。 事業の拡大やサービスの多様化により、必要な人材を十分に確保することが重要な経営課題となっております。そのため、積極的な人材採用活動はもちろんのこと、実力・能力主義の報酬体系の実施、教育研修制度の充実、業務の効率化、外部ノウハウの活用などの取り組みによって、人材の拡充と能力の向上を図ってまいります。 ⑥ 情報管理体制の強化 当社グループは、インターネットを経由するSaaS方式でのサービスを展開しており、様々な情報資産を保持していることから、情報管理体制の強化は重要課題と認識しております。 そのため、機密情報を取り扱う際の業務フローや社内規程の整備、定期的な社内教育の実施、セキュリティシステムの整備等により、引き続き情報管理体制の強化を行ってまいります。なお、情報資産を適切に管理するために、2014年7月にプライバシーマークを取得し、2019年3月にISMS認証を取得しております。 一方で、2025年10月に、当社が運営するECカートシステム「たまごリピート」の一部のサーバーにおいて、第三者による不正アクセスの痕跡が確認されました。当社は直ちに被害拡大の防止措置を講じるとともに、現在、外部専門家への調査委託を行い、原因究明と対応を進めております。今後、調査結果も踏まえつつ、継続的に情報管理体制の強化に努めてまいります。 ⑦ 内部管理体制の強化 当社グループは、企業価値の持続的な向上を実現するためには、コンプライアンスの徹底およびコーポレート・ガバナンスの強化が重要であると考えております。今後も、コンプライアンス体制の充実や内部統制システムの整備・運用などを通じて、内部管理体制の強化に努めてまいります。
事業等のリスク5,709字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下において、当社の事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資判断上、あるいは、当社の事業活動を理解する上で重要であると考えられる事項については、投資者に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。また、以下の記載はすべてのリスク要因を網羅するものではありませんので、この点ご留意ください。 なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業環境に関するリスク ① ビジネスモデルに関するリスク 当社グループのビジネスモデルは、インターネット環境が進化することにより、EC市場等のインターネット関連市場が今後も拡大していくことを事業展開の前提と考えて、構築しております。仮に、新たな法的規制の導入、技術革新の停滞、通信コストの改定等の予期せぬ要因によりインターネット関連市場の発展が阻害される場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② EC市場について EC市場は、インターネットの普及に伴い市場規模の拡大を続けております。当社グループでは今後もEC市場が拡大することを想定しております。しかしながらEC市場を取り巻く法規制強化や、トラブルの発生等により、当社グループの期待通りにEC市場が発展しない場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 競合サービスについて 当社グループは、EC市場を主たる事業領域としておりますが、当該分野においては、多くの企業が事業展開していることもあり、競合サービスが増加する可能性があります。今後、十分な差別化や機能向上等が行えなかった場合や、新規参入等により競争が激化した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業内容に関するリスク ① サービス機能の充実について 当社グループは、顧客のニーズに対応するため、「サブスクストア」、「たまごリピート」、「サブスクストアB2B」及び「サブスクアット」のサービス機能拡充を進めております。しかしながら、今後、利用顧客のニーズの的確な把握が困難となり、十分な機能の拡充に支障が生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 「サブスクストア」、「たまごリピート」、「サブスクストアB2B」及び「サブスクアット」のロイヤリティ収入について 当社グループが提供する「サブスクストア」、「たまごリピート」、「サブスクストアB2B」及び「サブスクアット」では、決済代行事業者など、様々なパートナーからのロイヤリティ収入により収益を上げております。したがって、当該パートナーの経営状態に問題が生じた場合、当社グループへのロイヤリティ収入の減少へとつながり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 「サブスクストア」、「たまごリピート」及び「サブスクアット」利用企業の属する市場に関するリスク 当社グループが提供する「サブスクストア」、「たまごリピート」及び「サブスクアット」の利用企業の多くは、健康食品・サプリメント、化粧品といった消耗品を扱っております。そのため、健康食品・サプリメント、化粧品といった市場を取り巻く法規制等の強化や改正等により、これら消耗品等の定期通販市場が発展しない場合や当該市場が予期せぬ事象により縮小した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 外注先に関するリスク 当社グループが提供する「サブスクストア」、「たまごリピート」及び「サブスクストアB2B」は、サーバー及びサーバーを設置するラックの供給を外注先に依存しております。当該外注先は、入退室時の情報管理等の管理体制が整備された防災装置・安全対策等を行っているデータセンターを運営する信頼性の高い業者に限定しております。 しかしながら、予期せぬ自然災害や不法行為などが生じ、当該外注先の役務提供の遅れや提供不能などの事態が生じた場合には、当社グループもサービス提供の遅れや提供不能などの事態が生じるおそれがあり、その場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ プログラム不良によるリスク 開発したプログラムの不具合を原因として、システム動作不良等が発生し、当社グループの提供するサービスが中断または停止する可能性があります。当社グループでは、システムの開発にあたり、綿密な開発計画の策定からテストの実施まで十分な管理を行っており、可能な限りこのような事態の発生を未然に防ぐための開発体制の構築に努めております。しかしながら、このような事態が発生した場合には、当社グループの提供サービスに対する信頼が失われ、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ システムに関するリスク 当社グループが提供する各種サービスは、インターネットを始めとした通信ネットワーク及びコンピュータシステムにより提供されております。サービスの継続稼働のため、セキュリティ対策、設備投資、自然災害等を想定したデータセンターでのシステム運用を行っておりますが、不正手段による当社グループのシステムへの侵入、想定を上回るサービスへのアクセスに伴うシステム障害、地震・津波等の自然災害及び火災・事故・停電等の予期せぬ事象の発生によりサーバーがダウンした場合等には、当社グループの社会的信用やブランドイメージの低下、発生した損害の賠償金の支払等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 保有しているビッグデータについて 当社グループが提供するサービスは、分析基盤となるビッグデータを保有しております。今後の事業展開において、保有しているビッグデータを用いることで、ユーザーターゲティングを行う等のビッグデータを用いたサービス展開を強化していく予定でありますが、予期せぬシステム障害のため、保有しているビッグデータを消失した場合、当初の計画していた事業計画を変更しなければならず、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 知的財産権に関するリスク 当社グループは、第三者の特許権、商標権等の知的財産権に関して、外部の弁理士などを通じて調査する等、その権利を侵害しないよう留意するとともに、必要に応じて当社の知的財産権の登録等について申請することで、当該リスクの回避を検討しております。しかしながら、当社グループの認識していない知的財産権が既に成立している可能性や当社の事業分野で第三者による知的財産権が成立する可能性があること等から、当社グループによる第三者の知的財産権の侵害が生じる可能性は否定できず、仮に当社グループが第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該第三者より、損害賠償請求、使用差し止め請求、ロイヤリティの支払い要求などが発生する可能性があり、その場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 個人情報・機密情報について 当社グループはその事業運営に際し、関係者の個人情報及び機密情報を少なからず保有しており、当社グループの個人情報の取り扱いについては、「個人情報の保護に関する法律」が適用されます。そのため、当社グループでは個人情報を取り扱う際の業務フローや社内体制を明確化し、個人情報管理に関する規程を制定しております。併せて役員及び従業員を対象とした社内教育を通じて、関連ルールの存在を周知徹底し、意識の向上を図り、2014年7月にプライバシーマークを取得し、2019年3月にISMS認証を取得しております。 しかしながら、個人情報が当社グループの関係者や業務提携先の故意又は過失により、外部へ流出もしくは悪用される事態が発生した場合には、当社グループが損害賠償を含む法的責任を追及される可能性があるほか、当社グループ並びに運営サービスの信頼性やブランドが毀損し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 新規事業について 当社グループは今後も、積極的に新サービスもしくは新規事業に取り組んでまいりますが、これによりシステムへの先行投資や、広告宣伝費等に追加的な支出が発生し、利益率が低下する可能性があります。また、展開した新領域での新規事業の拡大・成長が当初の予定どおりに進まない場合、投資を回収できず、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 組織体制に関するリスク ① 人材について 当社グループは、小規模組織であり、現状、内部管理体制もこの規模に応じたものになっておりますが、今後、事業拡大に伴い、積極的な採用活動を行っていくとともに、従業員の育成に取り組み、人員の増強を進め、内部管理体制の一層の拡充を図る方針であります。しかしながら、優秀な人材をタイムリーに獲得することは容易ではないため、必要な人材を採用できない、あるいは採用が遅れた場合には、適切かつ充分な組織対応ができず、効率的な事業運営に支障をきたす可能性があります。また、各部署において相当数の従業員が、短期間のうちに退職した場合にも、当社グループの事業運営に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 特定の経営者への依存について 当社の創業者である代表取締役会長である佐川隼人は、当社グループの経営方針や戦略の決定等、事業活動上重要な役割を担っております。不測の事態により、佐川隼人が職務を遂行できなくなった場合、当社グループの事業推進及び業績が影響を受ける可能性があります。 当該リスクに対しては、事業運営及び業務遂行において過度に依存しないように、共同代表体制を敷くとともに、経営体制の整備、次代を担う人材の育成強化等リスクの軽減に努めております。 ③ 内部管理体制の強化について 当社グループでは、企業価値の継続的な増大を図るにはコーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であると認識しております。業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のための内部統制システムの適切な運用、さらに健全な倫理観に基づく法令遵守を徹底してまいりますが、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の構築が追いつかない状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (4) 法規制に関するリスク ① 不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法) 「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」では他人のID、パスワードの無断使用の禁止が定められており、アクセス管理者はアクセス制御機能が有効に動作するために必要な措置を講ずるよう努めることとされております。当社グループもこの法の趣旨に則り、必要な措置を講ずるように努めておりますが、今後、アクセス管理者が必要な措置を講ずることについて、より重い法的義務を課すように法令の改正がなされた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② EC事業者に対する法的規制等について 当社グループの顧客であるEC事業者の事業活動は「特定商取引に関する法律(特商法)」「不当景品類及び不当表示防止法(景表法)」「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」等の法令による規制やルールの対象となるため、今後、更なる法的義務が課された場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ その他 現在もインターネット及び電子商取引を取り巻く法的規制は、議論がなされている状態であり、今後、インターネット利用や関連するサービス及び事業者を規制対象とする法令等が制定された場合や、既存の法令等の適用解釈が明確になった場合に備え、迅速に行動できるように常に情報収集に努めております。 しかしながら、新たに制定された法律等に対応するためのコスト負担が重く、対応困難となるような場合には、当社グループの事業が制約を受ける可能性があり、この場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (5) その他のリスク ① 株式価値の希薄化について 当社グループは役員及び従業員に対し、当社グループの業績向上への意欲や士気を一層高めることを目的として、新株予約権付与によるストック・オプション制度を採用しております。また、今後においてもストック・オプション制度を活用していくことを検討しております。当社グループは今後、新株予約権発行のほか、新株、新株予約権付社債等を発行する可能性があり、これらの発行及び行使により当社の1株当たりの株式価値に希薄化が生じる可能性があります。また、これらの行使による需給の変化が当社株式の株価形成に影響を及ぼす可能性があります。 ② 配当政策について 当社グループは、更なる財務体質の強化及び競争力の確保を経営の重要課題の一つとして位置付けております。そのため、現時点においては内部留保の充実を図り、事業の効率化と事業拡大のための投資を積極的に行っていくことが株主に対する最大の利益還元につながると考えております。しかしながら、当社グループは株主への利益還元も重要な経営課題であると認識しており、将来的には、各事業年度の経営成績を勘案しながら株主への利益還元を検討していく方針ですが、今後の配当政策が株価へ、株価が資金調達へ影響することで、最終的には当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,359字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (業績等の概要) (1)業績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善するもとで、各種政策の効果もあり緩やかな回復が期待されているものの、不安定な国際情勢に伴う原材料価格の高騰、アメリカの通商政策の影響による景気の下振れリスク、消費者物価の継続的な上昇などにより、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社グループの事業に関連する国内電子商取引市場は、「令和6年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によりますと、2024年のBtoC-EC市場規模が前年比5.1%増の26.1兆円、BtoB-EC市場規模が前年比10.6%増の514.4兆円となりました。また、ECの普及率を示す指標であるEC化率(※1)も、BtoC-ECで9.8%、BtoB-ECで43.1%と増加傾向が続いており、商取引の電子化は引き続き進展していくものと見込まれます。 このような経済環境のもと、当社グループは、持続的な成長を実現するため、経済の不透明性の中でも安定した収益を確保できる顧客のサブスクリプションビジネスを総合的に支援し、顧客の事業成長に貢献し続けることが成長の鍵だと考えております。そのため、顧客の事業成長を支援する既存サービスの機能強化と販売を推し進めるとともに、コスト構造の見直しや生産性の改善といった経営基盤の強化に注力してまいりました。また、既存事業の枠にとらわれず新たな事業の柱を創設すべく、新規事業の創設・拡大にも取り組んでまいりました。 当社グループの経営成績は、次のとおりであります。 当連結会計年度は、「サブスクストア」及び「たまごリピート」のサービス利用アカウント総数の減少、「サブスクアット」に付随するWebページ制作サービスの提供先の減少といった減収要因がありましたが、「サブスクストア」のカスタマイズ等の受託開発収益や、システムエンジニアリングサービスの提供先の増加といった増収要因により、売上高は1,832,558千円(前期比0.4%増)となりました。 売上原価は、内製化促進による外注費削減等により、856,089千円(前期比3.7%減)となりました。 販売費及び一般管理費は、業務効率化や人員の適正再配置等により人件費が減少したこと等から、820,551千円(前期比17.4%減)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、営業利益155,918千円(前期は営業損失56,322千円)、経常利益153,219千円(前期は経常損失58,094千円)、親会社株主に帰属する当期純利益は、73,467千円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失393,545千円)となりました。 また、当連結会計年度においてサブスクソリューションズ株式会社を新設したことに伴い、当社グループの事業領域が増加したため、当連結会計年度より「フィンテック事業」セグメントを追加しております。 セグメント別の業績は、次のとおりであります。 (a)EC支援事業 EC支援事業では、サブスクリプションビジネスに特化したECサイトを構成するシステムの提供や、サブスクリプションビジネスの運営を支援する集客、顧客対応、ロジスティクスなどに関連したサービスを提供しております。 EC支援事業におけるサービス別の業績を収益区分別に示すと次のとおりであります。 (単位:千円) サービスの 名称   収益区分   前連結会計年度(自 2023年10月1日至 2024年9月30日)   当連結会計年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日)   増減額   増減率(%) 金額   構成比(%)   金額   構成比(%) a   サブスクストア   リカーリング収益   323,422   22.1   290,631   20.6   △32,791   △10.1 受託開発収益   31,377   2.1   133,642   9.5   102,265   325.9 その他収益   95,225   6.5   86,001   6.1   △9,224   △9.7 たまご リピート   リカーリング収益   325,849   22.2   289,784   20.5   △36,064   △11.1 受託開発収益   -   -   9,390   0.7   9,390   - その他収益   34,230   2.3   28,384   2.0   △5,845   △17.1 小計   810,105   55.3   837,834   59.3   27,729   3.4 b   決済 手数料   GMV連動収益   426,456   29.1   424,700   30.1   △1,755   △0.4 c   その他   リカーリング収益   95,451   6.5   92,665   6.6   △2,786   △2.9 受託開発収益   104,955   7.2   14,876   1.1   △90,078   △85.8 その他収益   29,272   2.0   42,903   3.0   13,630   46.6 小計   229,679   15.7   150,445   10.6   △79,233   △34.5 合計(a+b+c)   1,466,240   100.0   1,412,980   100.0   △53,260   △3.6 a.「サブスクストア」のサービス利用アカウント数は329件(前期比17.8%減)、「たまごリピート」のサービス利用アカウント数は376件(前期比7.8%減)となり、これらのサービス利用アカウント総数は705件(前期比12.7%減)となりました。アカウント数の減少からリカーリング収益(※2)は減少したものの、「サブスクストア」のカスタマイズ等の受託開発収益(※3)も伸長し、売上高は837,834千円(前期比3.4%増)となりました。 b.当社グループの提供するサービスに係る流通総額は、サービス利用アカウント総数の減少などから、1,223億円(前期比1.4%減)となり、GMV連動収益(※4)も、424,700千円(前期比0.4%減)となりました。 c.リアル店舗向けのサービスである「サブスクアット」のアカウント数(契約法人数)が163件(前期比6.9%減)、BtoB事業者向けのサービスである「サブスクストアB2B」のアカウント数が19件(前期比9.5%減)と減少したため、リカーリング収益が92,665千円(前期比2.9%減)となりました。また、「サブスクアット」に付随するWebページ制作サービスが減少したことから、受託開発収益が14,876千円(前期比85.8%減)となりました。その結果、その他サービスの売上高は、150,445千円(前期比34.5%減)となりました。 以上の結果、EC支援事業の売上高は1,412,980千円(前期比3.6%減)、セグメント利益は161,170千円(前期はセグメント損失38,773千円)となりました。 (b)エンジニアリング事業 エンジニアリング事業では、株式会社サックルにおいて、システム開発の受託サービスや、顧客にソフトウェアエンジニアのスキルを提供するシステムエンジニアリングサービスを提供しております。 システムエンジニアリングサービスの提供先増加により売上高は411,999千円(前期比14.6%増)となりました。また、セグメント利益は23,385千円(前期はセグメント損失6,050千円)となりました。 (c)フィンテック事業 フィンテック事業では、サブスクソリューションズ株式会社において、サブスク型ファイナンスサービスであるサブスククレジット等のサービスを提供しております。 フィンテック事業の売上高は7,579千円、セグメント損失は32,883千円となりました。 ※1 EC化率   :全ての商取引市場規模に対するEC市場規模の割合。 ※2 リカーリング収益 :利用した月に応じて定額で課金するサービスの収益。 ※3 受託開発収益  :当社のシステムのカスタマイズなど、受託開発による収益。 ※4 GMV連動収益 :顧客の流通総額に連動して発生する収益。 (2)キャッシュ・フロー 当連結会計年度の現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、1,231,502千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、223,962千円の収入となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益157,891千円に対して、減価償却費22,310千円及びのれん償却費30,648千円等の資金の増加要因によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、6,596千円の収入となりました。これは主に、敷金及び保証金の回収による収入69,689千円等の資金の増加要因及び有形固定資産の取得による支出45,487千円や敷金及び保証金の差入れによる支出22,129千円の資金の減少要因によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、90,523千円の収入となりました。これは、長期借入金による収入248,000千円等による資金の増加要因及び長期借入金の返済による支出158,476千円の資金の減少要因によるものであります。 (生産、受注及び販売の状況) (1)生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 (2)受注状況 当社グループのサービス提供の実績は販売実績と一致しておりますので、受注実績に関しては「(3) 販売実績」をご参照ください。 (3)販売実績 当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日) 販売高(千円)   前期比(%) EC支援事業   1,412,980   △3.6 エンジニアリング事業   411,999   14.6 フィンテック事業   7,579   - 合計   1,832,558   0.4 (注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当連結会計年度における割合が100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しております。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いており、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果についての過去実績や状況に応じて合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (2)当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等として、当社は、売上高、営業利益及び経常利益を重視しております。 当社グループは、「サブスクで世の中を豊かに」をパーパスとして掲げ、ストック型のビジネスモデルをより普及させるべく、サブスクリプションビジネスに特化したショッピングカートシステム「サブスクストア」「サブスクストアB2B」「サブスクアット」の機能向上に注力し、拡大を進めてまいりました。また、「サブスクストア」や「たまごリピート」の提供を通して培ったノウハウを活用し、サブスクリプションビジネスを総合的に支援するべく、広告、コールセンター、物流といった様々な領域でのサービスを展開しております。 これらの経営戦略等に基づく業績予想の達成状況は以下のとおりであります。 なお、経営成績等の分析につきましては、「(4)経営成績の分析」に記載のとおりであります。 売上高   営業利益   経常利益 業績予想(A)   (千円)   1,867,494   146,968   145,923 実績(B)   (千円)   1,832,558   155,918   153,219 増減額(C=B-A)   (千円)   △34,935   8,949   7,296 達成率(C÷A)    (%)   △1.9   6.1   5.0 また、当社は投資対効果を適切に図る観点から1人当たり売上高20,000千円、売上高営業利益率20%の指標により経営上の目標達成状況を判断しております。 これらの指標に基づく目標の達成状況は以下のとおりであります。 指標 売上高(A)   (千円)   1,832,558 営業利益(B)   (千円)   155,918 平均正社員数(C)    (人)   118.5 1人当たり売上高(A÷C)   (千円)   15,464 売上高営業利益率(B÷A)    (%)   8.5 (3)財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度における資産の残高は、前連結会計年度末に比べて224,596千円増加し、1,766,154千円となりました。この主な要因は、借入の実行などにより現金及び預金が321,083千円増加したことなどによるものであります。 (負債) 当連結会計年度における負債の残高は、前連結会計年度末に比べて157,533千円増加し、998,524千円となりました。この主な要因は、黒字転換したことに伴い未払法人税等が32,519千円増加し、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が89,524千円増加したことなどによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度における純資産の残高は、前連結会計年度末に比べて67,063千円増加し、767,630千円となりました。この主な要因は、利益剰余金が73,467千円増加したことによるものであります。 (4)経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、1,832,558千円となりました。 売上高の分析につきましては、「(業績等の概要) (1) 業績」をご参照ください。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は、856,089千円となりました。 この主な要因は、内製化促進により外注費と支払手数料合計で、33,135千円減少したことであります。 以上の結果、当連結会計年度の売上総利益は976,469千円となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益、経常利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、820,551千円となりました。 この主な要因は、業務効率化や人員の適正再配置等により給与手当が120,672千円減少したことであります。 以上の結果、当連結会計年度の営業利益は、155,918千円となりました。 当連結会計年度の経常利益は、営業外収益5,671千円、営業外費用8,370千円を計上した結果、153,219千円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度は、法人税、住民税及び事業税37,966千円、法人税等調整額45,575千円を計上しております。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、73,467千円となりました。 (5)キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「(業績等の概要)(2)キャッシュ・フロー」をご参照ください。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループは、事業運営上、必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 当社グループの主な資金需要は、システム開発等に係る人件費、サービスサポートに係る人件費、新規事業の拡大に係る人件費であります。これらの資金需要につきましては、自己資金によることを基本としておりますが、必要に応じて銀行借入で調達する方針であります。 なお、現在、支出が予定されている重要な資本的支出はありません。 (6)経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。今後さらなる成長を実現するためには、経済の不透明性の中でも安定した収益を確保できる顧客のサブスクリプションビジネスを総合的に支援し、顧客の事業成長に貢献し続けることが成長の鍵だと考えております。そのため、顧客の事業成長を支援する既存サービスの機能強化と販売を推し進めるとともに、コスト構造の見直しや生産性の改善といった経営基盤の強化に注力しつつ、既存事業の枠にとらわれず新たな事業の柱を創設すべく、新規事業の創設・拡大にも取り組んでまいります。

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開示資料

出典

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