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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

WIZE

WIZE INC.3664 · Growth · 情報・通信業

IP投資とライフスタイル・デジタル事業を収益の柱とする持株会社。暗号資産運用にも新規参入。

概要

2004年にモバイルコンテンツ会社として創業し、2010年にソーシャルゲームプラットフォーム「mobcast」を立ち上げた。2018年に持株会社体制へ移行し、現在はIP投資育成、ライフスタイルIP、デジタルIPの3セグメントで事業を展開する。2025年12月期の連結売上高は約28億円、従業員数は95名。東京証券取引所グロース市場に上場している。

モバイルゲームからIP共創へ転換した事業構造

当初は携帯電話向けコンテンツの企画開発を目的として設立され、2010年に開始した「mobcast」でソーシャルゲーム事業を拡大した。しかし、ゲーム市場の競争激化を受けて、2018年に持株会社体制へ移行。以降はグループ戦略「クリエイター共創経営」を掲げ、IPの共創・拡大・シナジー創出・仲間づくりを一連の流れとして推進している。経営資源をグループIPビジネスへ集中させ、外部クリエイターとの協業を積極的に進めている。

3つの事業セグメントで構成される収益基盤

2025年12月期のセグメント別売上高は、IP投資育成事業が1,125万円、ライフスタイルIP事業が27億8,761万円、デジタルIP事業が計上されていない。ライフスタイルIP事業が収益の柱であり、料理家・栗原はるみ氏と栗原心平氏のブランドを核に、キッチン雑貨や食品の販売、プロデュース事業を展開する。IP投資育成事業では関連会社への支援や株式譲渡による収益化を目指すが、同事業は営業損失を計上している。

持続的な営業赤字を抱える財務状況

2012年12月期の売上高49億円をピークに減収傾向が続き、2025年12月期は28億円まで縮小した。営業損益は2023年12月期まで赤字が続き、2024年12月期は2億円の損失、2025年12月期は3億円の損失となっている。純損益もほぼ毎期赤字である。2025年には新株予約権の発行により12億円の資金調達を実施し、その資金を暗号資産ソラナの取得に振り向けた。

グループ戦略「クリエイター共創経営」と新規領域への挑戦

グループ全体でクリエイターと共にIPを育て、価値を高めてから戦略的パートナーへ譲渡するサイクルを目指す。2025年には社会課題の解決と企業成長を両立するM&A戦略「SIAP」構想を発表した。また、暗号資産ソラナを活用した「ソラナ・トレジャリー事業」を開始し、ステーキング報酬やバリデータ運用による収益を見込む。D2Cファッションブランド「KaLae」の展開も新たに始めた。

業界の中での役割はIPの創出から投資・運用までを担う企業グループ。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
28億円
営業利益
-3億円
営業利益率
-10.7%
純利益
-5億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2018/12
事業売上構成比利益利益率
モバイルゲーム事業54億円74.0%-4億円-7.4%
モータースポーツ事業18億円24.7%2億円11.1%
その他(注)11億円1.4%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01IP投資主力

関連会社への出資やバックオフィス支援を通じて投資先の価値向上を図り、戦略的譲渡による収益化を目指す。暗号資産「ソラナ」を活用したトレジャリー事業も開始。

主な製品・サービス2
IP投資育成
IP関連企業への投資・育成。
ソラナ・トレジャリー
暗号資産ソラナの保有・運用による収益獲得。

02ライフスタイルIP準主力

料理家・栗原はるみ氏、栗原心平氏のブランドを展開。食器・キッチン雑貨、食品、レストラン、プロデュース事業などを通じて収益を得る。

主な製品・サービス2
share with Kurihara harumi
栗原はるみ氏プロデュースの生活雑貨。
レストランゆとりの空間
栗原はるみ氏監修のレストラン。

03デジタルIP副次

ゲームアプリの運営やデジタルコンテンツのプロデュース。競馬アプリ「オシウマ・ダービー・ブラッド」を運営。

主な製品・サービス1
オシウマ・ダービー・ブラッド
競馬ファン向けのスマートフォンアプリ。SNSとゲームを融合。

製品と技術

デジタルIP:ライセンスゲームから自社IP「オシウマ・ダービー・ブラッド」へ

2018年にはアニメ「キングダム」のゲームアプリ「キングダム乱-天下統一への道-」、2023年には「炎炎ノ消防隊 炎舞ノ章」をリリースした。しかし、ライセンスIPの獲得競争激化を受け、2024年からは自社IPに注力。競馬ファン向けスマートフォンアプリ「オシウマ・ダービー・ブラッド」をリリースし、YouTubeチャンネルと連動したユーザー参加型の機能を提供している。

ライフスタイルIP:栗原はるみ・心平ブランドと「share with Kurihara harumi」

子会社ゆとりの空間が運営する「share with Kurihara harumi」は、栗原はるみ氏監修のキッチン雑貨、エプロン、調味料などを全国の百貨店およびECサイトで販売する。2025年1月時点の会員数は20万IDを超えた。栗原心平氏による「ごちそうさまブランド」も展開し、オンライン料理教室やレストラン「ゆとりの空間」も運営する。ロイヤリティ収入が安定した収益源となっている。

IP投資育成:関連会社支援と株式譲渡による収益化

関連会社のバックオフィス業務や個別プロジェクトのエージェント業務を行い、投資先の価値向上を支援する。保有する営業投資有価証券を戦略的パートナーへ譲渡することで投資リターンを得るモデルである。2024年には米国法人エンハンスの株式一部を約2.5億円で譲渡したが、営業利益の計上には至っていない。今後も同様の譲渡を継続する方針である。

ソラナ・トレジャリー:暗号資産を活用した新たな財務戦略

2025年10月に開始した「ソラナ・トレジャリー事業」は、暗号資産ソラナを保有し、ステーキング報酬やキャピタルゲインを得ることを目的とする。12月末時点で13,965SOL(取得価額3.5億円)を保有する。Solana財団の「Solana Foundation Delegation Program」に正式採択され、バリデータとして第三者からの委託運用も行う。将来的にはLST(Liquid Staking Token)の活用も検討する。

ファッションD2C「KaLae」:ハワイアンIPプロジェクト

2025年4月に始動した「KaLae」は、ハワイをテーマにしたIPプロジェクトである。InstagramやLINEを活用したSNSマーケティングで20代後半から30代前半の女性をターゲットとし、ライフスタイル提案型のD2Cファッションを展開する。自社ブランドのアパレル製品をオンラインで販売し、グループのIP投資育成事業の一部として位置づけられている。

Webtoon「異世界に行ったら分裂してしまった」

2022年11月、デジタルIP事業の一環としてWebtoon「異世界に行ったら分裂してしまった」の提供を開始した。これは自社IP創出の取り組みの一つであり、電子漫画として配信されている。従来のライセンス依存から脱却し、オリジナルコンテンツを生み出す基盤として機能している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

AIソリューション提供も、業績低迷

WIZEはAI関連ソリューションを提供する情報通信企業ですが、収益が悪化傾向にあります。売上は減少(34→28億円)し、営業損失が拡大(▲6.5%→▲10.7%)。同業のVRain SolutionやCocoliveと比べ、規模は中堅ですが、赤字からの脱却が課題です。AI市場の成長を取り込めていない状況で、事業構造改革が必要。

強み

  • 自社開発のAI技術を保有し、差別化の可能性がある。
  • 既存顧客との関係を活用し、追加受注が期待できる。
  • NASDAQ上場企業として一定のブランド力を有する。
  • 小規模組織のため、意思決定が速く、変化に対応しやすい。

課題

  • 売上が継続的に減少しており、成長戦略の再構築が必要。
  • 営業赤字が拡大しており、早急な収益改善策が必須。
  • AI業界では大手やスタートアップとの競争が激化。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がWIZE

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
14814ネクストウェア22億円
24370モビルス22億円44.7倍
33985テモナ22億円
43664WIZE21億円
53646駅探21億円
64438Welby21億円
73670協立情報通信21億円7.3倍
8137ACocolive21億円15.0倍
9248Aキッズスター21億円22.4倍
10281Aインフォメティス21億円
114199ワンダープラネット21億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

モバイルコンテンツ会社としての創業(2004年)

2004年3月、東京都港区に株式会社モバイル・ブロードキャスティング(資本金5,000万円)を設立。同年6月に本社を目黒区へ移転し、12月に商号を株式会社モブキャストへ変更した。設立当初は携帯電話向けコンテンツの企画開発を主業務としており、後のソーシャルゲーム事業の基盤を築いた。

ソーシャルゲームプラットフォーム「mobcast」の立ち上げ(2010年)

2010年2月、モバイルエンターテインメントプラットフォーム「mobcast」の提供を開始。同年12月には同プラットフォーム上でソーシャルゲーム「モバプロ」をリリースし、本社を品川区へ移転した。2012年7月には「モバサカ」も追加し、ゲーム事業を拡大した。これらのゲームが当時の収益の中心となった。

東京証券取引所マザーズへの上場(2012年)

2012年6月、東京証券取引所マザーズに株式を上場した。上場後もゲームの提供を継続したが、売上高は2012年12月期の49億円を境に減少傾向に転じた。2013年2月に本社を港区へ移転。2016年には米国法人エンハンスへ出資するなど、投資活動を開始した。

持株会社体制への移行と子会社設立(2018年)

2018年2月、子会社株式会社モブキャストゲームスを設立。同年4月、持株会社体制へ移行し、商号を株式会社モブキャストホールディングスへ変更した。同時にモバイルゲーム事業を子会社へ移管し、グループ管理に専念する体制を整えた。同年2月にはネイティブアプリ「キングダム乱-天下統一への道-」をリリースした。

多角的投資とライフスタイル分野への進出(2019〜2022年)

2019年、株式会社ゆとりの空間へ出資し、ライフスタイルIP事業に本格参入。2020年には子会社が株式会社ゲームゲートを吸収合併し、料理家・栗原心平氏のYouTube「ごちそうさまチャンネル」を開設した。2022年には市場区分の見直しによりマザーズからグロース市場へ移行。同年、ゆとりの空間がオイシックス・ラ・大地と資本業務提携を締結した。

デジタルIP事業の再構築と自社IP創出(2023〜2024年)

2023年、ライセンスIPゲーム「炎炎ノ消防隊 炎舞ノ章」を提供したが、その後デジタル分野のリストラクチャリングを進めた。子会社の商号をX-VERSEへ変更し、2024年にはクラウドホースファームを吸収合併してNINJIN株式会社へ改称。競馬ファン向けアプリ「オシウマ・ダービー・ブラッド」をリリースし、自社IP創出に舵を切った。

新たな収益源を模索する2025年

2025年1月、生活雑貨ショップ「share with Kurihara harumi」の会員登録数が20万IDを突破。同年4月、ハワイアンIPプロジェクト「KaLae」を始動しD2Cファッションを展開。7月にはM&A戦略「SIAP」構想を発表し、10月には暗号資産ソラナを活用した「ソラナ・トレジャリー事業」を開始した。12月末時点で13,965SOL(約3.5億円)を保有する。

年表36件を開く

2000年代

  • 2004年3月創業モバイルコンテンツの企画開発を目的として、東京都港区に株式会社モバイル・ブロードキャスティング(資本金50,000千円)を設立
  • 2004年6月本社を東京都目黒区に移転
  • 2004年12月商号変更商号を株式会社モブキャストに変更

2010年代

  • 2010年2月モバイルエンターテインメントプラットフォーム「mobcast」サービスの提供を開始
  • 2010年12月「mobcast」においてソーシャルゲーム「モバプロ」の提供を開始 本社を東京都品川区に移転
  • 2012年6月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2012年7月「mobcast」においてソーシャルゲーム「モバサカ」の提供を開始
  • 2013年2月本社を東京都港区に移転
  • 2016年6月enhance games inc.(現 Enhance Experience Inc.(米国法人エンハンス))へ出資
  • 2017年7月レトロワグラース株式会社へ出資
  • 2018年2月子会社 株式会社モブキャストゲームス(2023年に商号を株式会社X-VERSEへ変更後2024年に商号をNINJIN株式会社へ変更)設立
  • 2018年2月ネイティブアプリ「キングダム乱-天下統一への道-」提供開始
  • 2018年2月株式会社トムスへ出資
  • 2018年4月持株会社体制へ移行に伴い、商号を株式会社モブキャストホールディングスへ変更 モバイルゲーム事業を株式会社モブキャストゲームスへ移管
  • 2018年4月LeaR株式会社(現 The Human Miracle株式会社)へ出資
  • 2019年9月株式会社ゆとりの空間へ出資
  • 2019年11月株式会社ゲームゲートへ出資

2020年代

  • 2020年1月M&A株式会社モブキャストゲームスが存続会社となり株式会社ゲームゲートを吸収合併
  • 2020年5月料理家 栗原心平 公式YouTube「ごちそうさまチャンネル」を開設
  • 2020年6月株式会社クラウドホースファームへ出資
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、同取引所のマザーズ市場からグロース市場へ移行
  • 2022年5月株式会社ゆとりの空間 オイシックス・ラ・大地株式会社と資本業務提携契約を締結
  • 2022年11月Webtoon「異世界に行ったら分裂してしまった」提供開始
  • 2023年1月「炎炎ノ消防隊 炎舞ノ章」提供開始
  • 2023年2月株式会社モブキャストゲームスの商号を株式会社X-VERSEへ変更
  • 2023年6月株式会社DUST ANGEL(現 株式会社docka)へ出資
  • 2023年11月創業株式会社X-VERSEの新設分割により新会社株式会社X-VERSE PLUSを設立。ライセンスIP事業の一部を移管
  • 2024年2月米国法人エンハンス株式の一部を譲渡(2024年4月同様に実施)
  • 2024年5月M&A株式会社X-VERSEが存続会社となり株式会社クラウドホースファームを吸収合併し、商号をNINJIN株式会社へ変更
  • 2024年7月株式会社dockaメジャーデビュー「逃飛願望」リリース
  • 2024年10月NINJIN株式会社「オシウマチャンネル(現 オシウマ・ダービー・ブラッド)」アプリ配信開始
  • 2024年12月株式会社ゆとりの空間YouTubeメンバーシップ「栗原流 日本の家庭料理教室」開始
  • 2025年1月生活雑貨ショップ「share with Kurihara harumi」及びオンラインショップ「ゆとりの空間」の会員登録数が20万IDを突破
  • 2025年4月ハワイアンIPプロジェクト「KaLae(カラエ)」始動。D2Cファッションを展開
  • 2025年7月社会課題の解決と企業成長を共に加速する、新たなM&A戦略「SIAP」構想を発表
  • 2025年10月「ソラナ・トレジャリー事業」を始動。暗号資産ソラナの投資を実行開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    グループIPビジネスへの集中

    経営資源をIP投資育成事業、ライフスタイルIP事業、デジタルIP事業の3セグメントに集中させ、IPの価値創造・価値拡大を図る。クリエイターとの共創によるIP創出と、戦略的パートナーへの株式譲渡による収益化を推進する。

  2. 02

    クリエイター共創経営の推進

    IPを「共創し、拡大し、シナジーを生み、更なる仲間をつくる」一連の流れをグループ戦略とし、クリエイターとの共同会社設立や才能資源との協業を進める。

  3. 03

    SIAP構想によるM&A戦略

    社会課題の解決と企業成長の両立を目指すM&A戦略「SIAP (Social Impact Acceleration Program)」を掲げ、社会的意義と経済性を両立する企業との連携・パートナーシップを推進する。

  4. 04

    暗号資産を活用した新事業

    調達資金を元にソラナを活用した「ソラナ・トレジャリー事業」を開始。ステーキング収益やバリデータ運用、LST(Liquid Staking Token)の活用など、DAT事業の高度化・収益基盤拡張を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で95人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は583万円で、9期前と比べて10.1%平均年齢は39.5歳、平均勤続年数は4.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月136
2017年12月120
2018年12月165
2019年12月64939.61.1253
2020年12月66341.33.0137
2021年12月67543.52.4125
2022年12月63041.33.0119
2023年12月60941.72.4119
2024年12月64240.73.8101−198
2025年12月58339.54.795−316

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
目黒スタジオ — 東京都目黒区459百万円
ライフスタイルIP事業
本社 — 東京都目黒区275百万円
ライフスタイルIP事業
下馬スタジオ — 東京都世田谷区129百万円
ライフスタイルIP事業
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    レトロワグラース株式会社
    東京都港区
    議決権25.1%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は28億円営業利益-3億円前期と比べると減収で、売上が-9.7%。

売上高
-9.7%
28億円
営業利益
-3億円
純利益
-5億円
営業利益率
-10.7%
前期比 -4.3%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高28億円28億円
営業利益-3億円
純利益-5億円

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は14億円、営業利益は−1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q9−1−11.10
2023年2Q900.0−1
2023年3Q8−1−12.5−1
2023年4Q8−2
2024年1Q9111.11
2024年2Q8−1−12.50
2024年4Q14−2−14.3−3
2025年2Q14−2−14.3−2
2025年4Q14−1−7.1−3
2026年2Q14−1−7.1−3

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は49億円から28億円へ57%に減った。直近期の営業利益率は-10.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2012年12月49116
2013年12月52−4−7
2014年12月3832
2015年12月39−5−17
2016年12月31−2−3
2017年12月33−12−13
子会社 株式会社モブキャストゲームス(2023年に商号を株式会社X-VERSEへ変更後2024年に商号をNINJIN株式会社へ変更)設立
2018年12月72−6−12
2019年12月67−12−14
株式会社モブキャストゲームスが存続会社となり株式会社ゲームゲートを吸収合併
2020年12月67−8−7
2021年12月45−4−11
2022年12月36−4−4
株式会社X-VERSEの新設分割により新会社株式会社X-VERSE PLUSを設立。ライセンスIP事業の一部を移管
2023年12月34−4−4
株式会社X-VERSEが存続会社となり株式会社クラウドホースファームを吸収合併し、商号をNINJIN株式会社へ変更
2024年12月31−2−2−6.5−2
2025年12月28−3−4−10.7−5

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高28億円のうち、営業利益として残るのは-3億円-10.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-5億円、売上の-17.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金39.3%11億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金71.4%20億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-10.7%-3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
60.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比19.1pt
-10.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比24.5pt
-17.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-15.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-10.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2025年12月期は営業CFが−3億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−7億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は11億円で、売上の4.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年12月−7−109−178
2014年12月9−57420
2015年12月−1−41−516
2016年12月0−514−525
2017年12月−11−84−1910
2018年12月−432−110
2019年12月−7−815−159
2020年12月−922−74
2021年12月−614−53
2022年12月−4010−49
2023年12月−2−1−1−35
2024年12月−201−23
2025年12月−3−414−711

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は32億円。このうち返さなくてよい自己資本が14億円で、自己資本比率は41.1%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月28181061.9
2013年12月35201552.0
2014年12月42222052.6
2015年12月30102031.6
2016年12月38221656.1
2017年12月31161553.3
2018年12月4593620.3
2019年12月697629.8
2020年12月3692723.8
2021年12月282266.2
2022年12月3282423.2
2023年12月2542114.2
2024年12月2241914.0
2025年12月32141841.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
11億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-17億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
4億円
在庫として抱えている分
負債合計
18億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
27
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中484位あたり、逆に低いのは営業利益率605社中562位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-10.7%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
41.1%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-9.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥25で、1年前と比べて-55.4%過去52週の値幅のなかでは9%の位置にある。

¥25-7.4%1ヶ月+8.7%1年-55.4%時価総額21億円
過去52週の値幅
安値¥20高値¥75

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR1.79倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に27円まで上昇し、前日比+22.73%となりました。1か月でも22.73%高で、上昇が目立ちますが、1年では56.45%安と下落基調にあります。25日移動平均線(22.6円)を上回り、短期的な上昇トレンドにあります。出来高は5310.16万株と高水準で、売買が活発です。RSIは64.71と中立圏で、上昇余地があります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PER・予想PERは赤字のため算出不能、PBR 1.73倍は業界平均3.53倍より低いものの、ROE 7.59%に対しては割高感があります。配当なし、業績も赤字縮小とはいえ営業損益が悪化しており、売上高も減少傾向にあります。情報・通信業界平均と比較しても収益力に見合わない評価で、割高と判断します。

指標この会社業種平均
PBR1.79倍2.96倍
ROE7.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績が悪化し、売上高も減少、赤字も継続している。強気派は将来のデジタル需要の回復や新サービスへの期待を語るが、弱気派は実績の悪化と資金繰りの懸念を指摘する。

プラスに働く材料7
  • デジタル需要の高まり

    DX需要は長期的に拡大するとの見方から、成長余地がある。

  • 減損後の反転

    赤字が続くが、リストラ効果で収益が改善する可能性もある。

  • 小規模ゆえの機動性

    市場の変化に合わせて戦略を転換しやすい。

  • 売上高28億円に対し時価総額19億円の低位評価継続影響

    時価総額19億円÷売上高28億円=0.68倍。黒字転換時の株価上昇余地

  • 営業損失3億円の解消で利益率は大きく反転決算発表後影響

    時価総額19億円に対し営業損失3億円。損益分岐点到達でEPSが急改善し株価上昇率は大きい

  • 外国人売り圧力限定的継続影響

    外国人保有比率4.63%と低く、海外マネー流出による下押しは小さい

  • PBR1.73倍と純資産維持継続影響

    時価総額19億円÷PBR1.73倍=約11億円の純資産。債務超過回避で清算価値は一定程度

マイナスに働く材料7
  • 売上の減少基調

    売上高は36億円から28億円へ4期連続で減少。

  • 赤字の継続

    営業利益率はマイナス幅が拡大し、解消の糸口が見えない。

  • 小規模で不安定

    時価総額19億円と小さく、資金調達力に限界がある。

  • 純損失5億円と時価総額の26%相当の赤字通年影響

    時価総額19億円に対し純損失5億円。赤字継続で自己資本棄損リスク

  • 売上高3期連続減収通年影響

    売上高34→31→28億円と17.6%減。需要回復のメド立たず

  • 営業利益率-10.71%と採算悪化通年影響

    営業利益率は-6.45%→-10.71%に悪化、コスト削減が進まない

  • 無配当で株主還元がない継続影響

    配当利回りは0%と無配。売りが加速しても押し買いがない

次の決算で確かめる点
受注残高
将来の売上高の先行指標となる。
粗利益率
価格競争力とサービス収益性を測る。
顧客単価
顧客との取引規模の変化を確認する。

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ20,986人。区分でいちばん多いのは個人・その他80.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が6.6%を占め、残る93.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他79.682.879.684.382.480.3
証券会社10.59.911.38.27.38.5
事業法人7.34.84.24.05.25.3
外国法人2.11.32.61.92.43.5
金融機関0.00.31.40.81.41.3
外国人個人0.60.80.80.81.31.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01楽天証券株式会社5.80
02藪 考樹5.43
03株式会社ファミリーショップワタヤ4.96
04五十畑 輝夫2.01
05BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.58
06山下 博1.42
07武上 康介1.34
08日本証券金融株式会社1.26
09菅生 真史1.00
10株式会社SBI証券0.99

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近14
  • 2026-08-31
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    28.20%
    -2.04pt
  • 2026-08-28
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    30.24%
    -2.22pt
  • 2026-08-13
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    32.46%
    -1.25pt
  • 2026-07-15
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    33.71%
    -1.13pt
  • 2026-07-14
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    34.84%
    -1.35pt
  • 2026-07-09
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    36.19%
    -1.77pt
  • 2026-07-07
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    37.96%
    +1.94pt
  • 2026-07-06
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    36.02%
    -3.55pt
  • 2026-06-12
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    39.57%
    -5.84pt
  • 2026-06-08
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    45.41%
    +38.69pt
  • 2026-05-27
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    6.72%
  • 2026-05-20
    藪 考樹
    新規の大量保有報告
    10.71%
  • 2026-05-20
    藪 考樹
    変更報告
    10.71%
  • 2026-05-20
    藪 考樹
    新規の大量保有報告
    10.71%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−115%、1株純資産は13期で−88%。直近期のROEは7.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2012年12月5313552.620.5
2013年12月−48132−35.9
2014年12月111567.673.4
2015年12月−11464
2016年12月−23132
2017年12月−8394
2018年12月−7049
2019年12月−7028
2020年12月−2729
2021年12月−35
2022年12月−1216
2023年12月−98
2024年12月−46
2025年12月−816

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/12期の役員報酬は総額73百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藪考樹代表取締役CEO554,597,000
知久峻輔取締役44
大槻浩一常勤監査役64
藤田誠司監査役65
谷口奈津子監査役36

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4525213
社外取締役513133
監査役1888

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,180字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び当社の連結子会社4社(2025年12月末日現在)で構成されており、「エンターテインメントを通じて、世界をワクワクさせる。」という経営ビジョンのもと、クリエイターと共にIPを「共創・拡大・シナジー創出・仲間づくり」へと発展させる一連の流れを、グループ戦略「クリエイター共創経営」として推進し、現在、各ステップにおいて多様なクリエイターと協業を進め、事業成長を加速してまいります。 なお、当社は特定上場会社等であります。特定上場会社等に該当することにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (1)主なサービスについて ・IP投資育成事業 IP投資育成事業におきましては、従来から関連会社との共同事業やバックオフィス業務支援を通じて、投資先の価値を向上させ、戦略パートナーへの譲渡による投資リターンを目指すことで保有する営業投資有価証券を譲渡し、グループIP創出からの投資収益化を目指してまいりました。また、急成長を遂げるD2C(Direct to Consumer)市場の波に乗り、グループ間シナジーを生み出す手段として当社グループにおけるライフスタイルIP事業のアパレル部門との隣接点が多いファッション事業を進めてまいりました。加えて、当連結会計年度より暗号資産「ソラナ」を使用した「ソラナ・トレジャリー事業」を開始しました。ソラナ・トレジャリー事業は、当社の財務基盤を戦略的に強化し、株主価値の最大化と上場維持基準の達成を力強く目指すものであり、将来的には主力事業を「ソーシャル・エンターテインメント&メディア事業」と連携させ、当社が目指す「社会貢献」と「企業成長」の好循環を加速させることによる更なる成長可能性を追求してまいります。具体的には暗号資産ソラナを保有することでステーキング報酬が安定的に得られる他、中長期的なキャピタルゲイン、更にはSolana財団が運営する「Solana Foundation Delegation Program」に正式採択されたことにより外部のソラナ保有者からの委任も促進され、バリデータとしての運用収益も期待されます。 ・ライフスタイルIP事業 ライフスタイルIP事業である株式会社ゆとりの空間は、雑誌やテレビ等のメディアでなじみ深い料理家の栗原はるみ氏が「暮らしを楽しむコツ」や「ライフスタイル」をオリジナルの食器やキッチン雑貨、調味料、エプロン、ウェア等にて提案する生活雑貨ショップ「share with Kurihara harumi」を全国の百貨店で展開、加えてECサイト、アウトレット等で同製品を販売してまいりました。また、同じく料理家である栗原心平氏によるこだわりの商品、厳選した地方の食品を販売するオンラインショップ等の「ごちそうさまブランド」事業にて新規顧客の獲得を推進。加えて、栗原はるみ氏、栗原心平氏による企業様へオリジナルレシピの提供や共同開発等のプロデュース事業や出版物のIPコンテンツ事業に力を入れております。 ・デジタルIP事業 デジタルIP事業であるNINJIN株式会社は、従来は厳選したアニメ等のライセンスIPを使用してゲーム等のデジタルコンテンツのプロデュースを行っておりましたが、「デジタル分野でのリストラクチャリング(再構築)を完了させ、自社IP創出へのチャレンジの推進」という成長戦略の下、ライセンスIP事業の譲渡、競馬専用SNSと競馬ゲームの融合したコミュニティを開発する株式会社クラウドホースファームの吸収合併を経て、同社が開発運営してきた競馬ファン向け次世代型スマートフォンアプリ「オシウマチャンネル(現 オシウマ・ダービー・ブラッド)」をリリースし、デジタルIP事業における成長の加速化を目指してまいりました。 (2)特徴と強み ・IP投資育成事業 投資先のバリューアップに繋がる支援体制を構築してまいりましたが、それにより、投資先企業の価値向上に伴い保有する株式の価値を高め、戦略的譲渡による収益化の実現を目指してまいります。そして、新たに開始した「ソラナ・トレジャリー事業」の名のとおり暗号資産として「ソラナ」を選択した理由として、①コア事業の未来を拓く、卓越した技術親和性が挙げられ、ソラナは1秒間に数千件以上の取引処理が可能とされており、かつ、1件あたりの手数料は平均で数円未満にとどまることが一般的であることから、その「圧倒的な処理速度」と「極めて低い取引コスト」は、「ソーシャル・エンターテインメント&メディア事業」が目指す、大規模なファンがストレスなく参加できる当社独自のWeb3エコシステムの構築に寄与するものと考えております。この他、②株主価値の向上に寄与するインカムゲインによる収益性、③新たな成長機会と捉える市場での独自性と将来性ということで、市場における独自のポジションの確立を目指してまいります。 ・ライフスタイルIP事業 「栗原はるみ」「栗原心平」ブランド 料理家としてなじみ深い栗原はるみ氏と栗原心平氏がそれぞれ持つ「ブランド」と「世界観」をベースにした生活雑貨、食品等の提供、オリジナルレシピの提案、共同開発といったプロデュース事業が強みになっております。 ・デジタルIP事業 ライセンスIP事業として培ってきた企画、プロデュース、版権元との関係性といった実績があり、また、オリジナルIP事業としましては、現在配信している「オシウマ・ダービー・ブラッド」、YouTube、電子漫画等、これまで自社で企画を行ってまいりました。 (3)収益構成について ・IP投資育成事業 ①関連会社向け収入 関連会社のバックオフィス業務支援及び個別プロジェクトのエージェント業務収入の他、IP(知的財産)やその保有企業への投資を促進し、投資したIP企業の価値を高めて投資リターンを得ることを目指してまいります。 ②アパレル収入 ファッションD2Cを始動し、オンラインによるアパレル販売収入です。 ③ソラナ・トレジャリー事業収入 暗号資産「ソラナ」を取得し、それを保有することで得られるステーキング報酬、キャピタルゲイン収入を目指す「DAT(Digital Asset Treasury)事業」と保有するソラナを自社運用する他、第三者からのデリゲーション(委託)を受けてステーキング・運用を行い、運用委託収益を確保する「バリデータ事業」を目指してまいります。 ・ライフスタイルIP事業 ①キッチン雑貨収入 料理家の栗原はるみ氏、栗原心平氏が提案するオリジナルのエプロン、ウェア、食器等のキッチン雑貨の販売収入です。主要な販売経路としては、百貨店等の小売店舗及びオンラインによるEコマースとなります。 ②ロイヤリティ収入 栗原はるみ氏、栗原心平氏の書籍・雑誌販売からのロイヤリティ収入、両氏がそれぞれ監修するレシピ食品からのロイヤリティ収入です。 ③レストラン収入 レストラン「ゆとりの空間」の飲食売上収入です。 ・デジタルIP事業 ①有料課金収入 当社グループが運営するサービスは、基本的に無料にて利用可能なサービスとなっておりますが、配信ゲーム内での各種アイテムの利用を望むユーザーの要望に応えるために、ゲーム内の一部機能を有料サービスとして提供しております。 ②契約金及びレベニューシェアによる収入 当社グループは、ゲーム等のデジタルコンテンツの企画等のプロデュースを行うことで、開発及び配信・運営を行うパートナー企業様からのこれらのコンテンツに係る契約金及び配信に対するレベニューシェア等を受領することが可能であります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題4,264字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「エンターテインメントを通じて、世界をワクワクさせる。」という経営ビジョンを掲げ、経営資源をグループIPビジネス(価値創造・価値拡大)へ集中方針のもと、企業実態を正確に表した3つの事業セグメント(①IP投資育成事業、②ライフスタイルIP事業、③デジタルIP事業)にて、企業価値の最大化を目指しております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループが重視している経営指標は、売上高及び営業利益であります。売上高及び営業利益を継続的に成長させ、企業価値向上を図ってまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、「継続成長できる仕組みづくり、多様な資金調達ノウハウ、エンタメ・IT業界ネットワークの3つのソリューションを活用し、世界観・意義・ストーリーのあるコンテンツを才能資源と共に生み出し、グローバル市場に届ける」ことを重要な戦略と位置付けています。これらの才能資源やIPの価値最大化の手段として、動画マーケティング・D2C等デジタルコンテンツを軸としたマーケティング戦略を進めてまいりました。最近では、インターネットを介してコンテンツを届けるプラットフォームが乱立、プラットフォーマー同士の競争が激化することでコンテンツの獲得競争等が起こり、IPの需要がますます高まっております。また、ライセンスIPは権利元等の意向を受けやすいことから自社ではコントロールしづらいという事情もあり、IPの重要性を改めて確信し、経営資源をグループIPビジネス(価値創造・価値拡大)へ集中させてまいりました。そして、IP創出を担うグループ企業へとピボットした以降は、クリエイターとの共同会社設立を進め、前連結会計年度からは共同会社の株式の一部を戦略的パートナーへ譲渡することで、収益化フェーズへ移行しております。 (4) 会社の対処すべき課題 当社グループは、今後の事業展開において、業容を拡大し、経営基盤を安定化させるために、以下の課題を認識しており、迅速に対処してまいります。 ① 収益力の強化 当社グループは、当社設立後ソーシャルゲームへ特化したビジネスを続けておりましたが、その後IP創出を行うグループ企業へピボットし、クリエイターとの共同会社を複数設立してまいりました。そして、当連結会計年度より、共同会社の株式の一部を戦略的パートナーへ譲渡し収益化を開始しております。創業以来20年間クリエイターとコンテンツを作り続けてきた実績を強みに、クリエイターと共にIPを「共創し、拡大し、シナジーを生み、更なる仲間をつくる」という一連の流れを、グループ戦略「クリエイター共創経営」として推進し、現在、各ステップを様々なクリエイターと進行しております。 当社グループは、経営資源をグループIPビジネス(取得・開発・拡大)へ集中させる方針の下、IP投資育成事業、ライフスタイルIP事業、デジタルIP事業の3つの事業セグメントにおいて、以下のことを目指しております。 IP投資育成事業については、従来から関連会社のバックオフィス業務の支援及び個別プロジェクトのエージェント業務を行いながら、事業目的であるIPやその保有企業への投資を促進し、投資したIP企業の価値を高めて投資リターンを得ることを目指してまいりましたが、前連結会計年度から、保有する営業投資有価証券の内、米国法人エンハンスの株式の一部を譲渡し、営業利益の計上を実現することができましたが、当連結会計年度においても引き続き戦略パートナーへの営業投資有価証券の譲渡による収益化を目指しております。また、前連結会計年度から新たにファッション事業を立ち上げ、当連結会計年度においては、自社ブランド「KaLae」を立ち上げ、Instagramを中心にLINE等も活用したSNSマーケティングを展開、20代後半から30代前半の女性層に共感性の高いライフスタイル提案型D2Cモデルを進めてまいりました。この他、社会課題の解決と企業成長の両立を目指すM&A戦略「SIAP(Social Impact Acceleration Program)」構想を当連結会計年度において新たに掲げ、社会的意義と経済性の両立を掲げる企業と連携し、当社グループのネットワークやIP創出力との相乗効果により持続的な成長の実現を図るべく、パートナーシップの締結に向けた協議を段階的に進めてまいりました。さらに、EVO FUNDおよび当社代表取締役CEO藪考樹を割当予定先とする新株予約権の発行及び行使により12億円の資金調達をすることができ、その資金をもとに暗号資産(ソラナ)を活用した事業「ソラナ・トレジャリー事業」を進めるべく、ソラナの取得を開始しました。今後はステーキング収益が期待される一方で、Solana財団が運営する「Solana Foundation Delegation Program(SFDP)」に正式採択されたことでバリデータ運用に繋がり、さらにはLST(Liquid Staking Token)の活用についても検討を開始するなど、DAT事業の高度化・収益基盤の拡張を進めてまいります。 ライフスタイルIP事業については、株式会社ゆとりの空間は、当連結会計年度より掲げた①デジタルマーケティングの加速、②クリエイティブデザインの再活用、③データドリブンなアパレル受注販売の3つを意識した「販売戦略」、ユーザーデータを活用したマーケットイン型ものづくりを意識した「開発戦略」、そして、従来の案件に続くライセンスモデルの拡大を意識した「ライセンスビジネス」の3つの成長戦略の下、キッチン雑貨「share with Kurihara harumi」を全国の百貨店で展開、加えてECサイト、アウトレット等で同製品を販売してまいりました。また、同じく料理家である栗原心平氏によるこだわりの商品、厳選した地方の食品を販売するオンラインショップ等の「ごちそうさまブランド」事業にて新規顧客の獲得を推進しております。さらには栗原はるみ氏、心平氏による企業様へオリジナルレシピの提供や共同開発等のプロデュース事業や出版物のIPコンテンツ事業にも力を入れており、両者のブランドを活かしたロイヤリティ収入をそれぞれ拡大し、更なる収益獲得を目指してまいります。 デジタルIP事業である株式会社X-VERSEは、前連結会計年度においてライセンスIP事業を譲渡した後、競馬専用SNSと競馬ゲームの融合したコミュニティを開発する株式会社クラウドホースファームを吸収合併し、商号を株式会社X-VERSEから現在のNINJIN株式会社に変更しました。吸収合併する前は厳選するアニメ等のライセンスIPを使用してゲーム等コンテンツのプロデュースを行っておりましたが、開発費の高騰や人気ライセンスIPの獲得競争激化等、売れるゲームの開発が困難になっていた中においてもライセンスIPを使用したモバイルゲームだけではなく、多様なジャンルでの自社IP創出にチャレンジしてまいりました。そして、「デジタル分野でのリストラクチャリング(再構築)を完了させ、自社IP創出へのチャレンジの推進」の成長戦略の下、株式会社クラウドホースファームが開発運営を進めていた競馬ファン向けゲーミングSNS「オシウマチャンネル(現:オシウマ・ダービー・ブラッド)」やYouTubeチャンネル「yossyのオシウマチャンネル」を配信し、より多くのユーザーに楽しんでもらえるコンテンツとして届けてまいりました。加えて、これまでにおいて、G1レースと連動したユーザー参加型の新機能「オシウマPOG(ペーパーオーナーゲーム)」を実装したり、株式会社ヤマダデンキのデジタル会員基盤を活かしたサービス提供を行うプラットフォームである「ヤマダゲーム」において「オシウマ・ダービー・ブラッド」を配信、さらには、競馬メディアおよび競馬専門紙に「オシウマ・ダービー・ブラッド」の特集記事が掲載されるなど、積極的にゲームの信頼性とブランド向上に寄与することができました。 ② サイトの安全性および健全性強化への対応 当社グループは、ユーザーが安心して利用できるサービス環境を提供することが、信頼性の向上、ひいては事業の発展に寄与するものと認識しております。当社グループは、ユーザーに対してインターネットを通して、コンテンツや各種サービスを提供する立場から、ユーザーが安心して利用できるようにサイト・各種サービスの安全性や健全性を継続的に強化していくことが必要であると考えております。個人情報保護や知的財産保護等に関するサイト・各種サービスの安全性の強化に加え、利用規約の徹底やサイトパトロール等の体制強化など、健全性維持の取り組みを継続的に実施してまいります。 ③ システムの強化 当社グループの事業は、主にインターネット上で展開されていることから、サービス提供に係るシステム稼働の安定性を確保することが経営上重要な課題であると認識しております。そのため、当社グループでは、ユーザー数増加やユーザー満足度の向上を目的とした新規サービス・機能の開発等に備え、設備への先行投資を継続的に行ってまいります。 ④ 組織体制の強化 当社グループは、今後のさらなる成長を目指す上で、その時点時点において、優秀な人材の確保や人材の能力を最大限に引き出す人事制度の構築、最適な組織設計が重要な経営課題であると認識しております。そのために、経営理念に沿った人事ポリシーを構築し、成長フェーズに合った評価制度、人材育成制度、福利厚生や働きやすい社内環境整備に取り組んでおります。また稼げるクリエイターを育成すべく、グループ全体でのナレッジシェアとインセンティブ設計を専門的に担う人事部門へ戦略的投資を実施しております。また、組織設計においては、当社グループ事業および戦略に応じて、常に最適な組織を模索し、役員および従業員の自律性を高め、より階層の少ない透明性の高い組織設計を行っていく方針であります。
事業等のリスク8,556字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業、その他に関するリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項につきましては、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 1.事業に関するリスク ① IP投資育成事業 当社グループは、M&Aを含めた企業投資を促進し、投資したIP企業の価値を高めて最終的に株式を売却するまでの投資育成事業を重要な事業として位置づけ、投資したIP企業の価値を高めるべく支援等を行ってまいりました。投資育成事業は当社グループの事業成長には必要不可欠な要素であるものの、不確定な要素でもあります。計画どおりの効果が得られない場合、当社グループの事業展開、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、前連結会計年度から新たにファッション事業を立ち上げ、当連結会計年度においては、自社ブランド「KaLae」のファッション雑貨の販売を開始しましたが、ファッション雑貨は流行や嗜好が短期的に大きく変化することがあり、消費者の嗜好に合致しない場合や新商品の開発に遅れが生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。加えて「ソラナ・トレジャリー事業」として暗号資産「ソラナ」の取得を開始しましたが、ソラナを保有することでステーキング報酬としてのインカムゲインは発生する一方で、ソラナの時価は変動するため、評価損が発生する場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② ライフスタイルIP事業 ⅰ 商品開発・店舗運営について 当社グループは、キッチン周りを中心として暮らしを楽しむアイデアやライフスタイルを提案する生活雑貨の販売を行っております。 ライフスタイル商品は流行や嗜好が短期的に大きく変化することがあり、当社グループの開発商品が消費者の嗜好に合致しない場合や新商品の開発に遅れが生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⅱ 在庫管理について 当社グループの商品は流行や嗜好の変化、または気候の変動等に影響されることから、需要予測が不調であった時には、在庫が増加することとなります。このため商品仕入にあたっては、発注数量の最小化を促進するなど、在庫水準の適正化に努めております。しかしながら、当社グループの対応にも関わらず過剰在庫が発生する可能性があります。 また、当社グループは、滞留在庫について滞留期間や販売可能価額を基準として評価減を実施しているため、滞留在庫が増加するような場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⅲ 食の安心、安全について 当社グループでは一部の店舗において食品の提供を行なっておりますが、近年、食品業界におきましては、製品の規格や産地の偽装問題、消費または賞味期限についての虚偽表示や誤表示など、食の安心、安全を揺るがす問題が発生しております。消費者の食の安心、安全に対する関心はますます高まっており、この対応を誤れば危機的状況を招く社会情勢にあります。 このリスク回避のために当社では全社に及ぶ品質保証体制と各種品質関連マニュアルの徹底による事前防止システムを確立し、食の安心、安全について万全の備えで臨むとともに、万一発生した場合には損失を最小限に抑えるための対応マニュアルの整備に加え、生産物賠償責任保険へ加入しております。 しかしながら、予期せぬ製品の欠陥の発生や、仕入原料に不適切な物質の使用・混入あるいはその他の原因により、大規模な製品回収や製造物責任が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⅳ 原材料について 当社グループの使用する原料は、主に農産物であり、天候不順、自然災害による収穫量の増減、需給状況などにより仕入価格が変動する可能性があります。輸入原料の場合には、為替変動によっても仕入価格が変動する可能性があります。 また、原油価格の変動により、石油製品である容器類、包装材料の仕入価格が変動する可能性があります。 こうしたリスクについては、安定供給先の確保、事前の価格交渉、適切なタイミングでの価格決定等によりリスクを回避する努力を行っております。 しかし、予期せぬ突発的事情により原材料の安定的調達ができなくなった場合や仕入価格が高騰した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⅴ 法的規制 当社グループは、食品衛生法、PL法(製造物責任法)、不当景品類及び不当表示防止法や環境・リサイクル関連法規など、各種の法的規制を受けております。これらの規制を遵守できない場合には、当社の活動が制限される可能性や、コストの増加を招く可能性があります。 当社グループとしては、各種規程の整備によるほか、各主管部門と管理部門が連携しすべての法的規制を遵守するように取り組んでおります。 しかし、予測外の法的規制の強化や新たな規制が発生し、当社グループの事業活動の制限やコスト増加が発生した場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⅵ 小売事業について 当社グループは、生活雑貨ならびに衣類、レシピ本の百貨店や専門店による店頭販売に加え、消費者ニーズをより的確に捉えることが必要と判断し、直営店による小売事業ならびにオンラインショップによる通販を行っております。 今後も店舗開発ならびにウェブサイト改修への投資をしてまいりますが、計画に沿った成長ができなかった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ デジタルIP事業 当社グループは、エンターテインメントの潮流を見極め、多様なジャンルでの自社IP創出にチャレンジしてまいりました。自社IPにおいては、他社の知的財産権を侵害するリスク、不適切な管理によりIPのイメージダウンを招くリスク、海外展開時に文化や風習の違いでコンテンツが受け入れられないリスクなどが考えられます。また、デジタルIP事業において創出した自社IPがユーザーを惹きつけることができなかった場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 2.財務リスク ① 事業投資の回収可能性に関するリスク 当社グループは、M&Aを含めた企業投資を促進し、投資したIP企業の価値を高めて最終的に株式を売却するまでの投資育成事業を重要な事業として位置づけ、投資したIP企業の価値を高めるべく支援等を行っております。投資育成事業は当社グループの事業成長には必要不可欠な要素であるものの、不確定な要素でもあります。計画どおりの効果が得られない場合、当社グループの事業展開、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 減損リスク 当社グループは「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しており、保有資産の将来キャッシュ・フロー等を算定し、減損の測定等を実施しております。今後、保有資産から得られるキャッシュ・フローの状況等によっては当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 3.情報セキュリティ及びシステムに関するリスク 当社グループは、サービス及びそれを支えるシステム、並びにインターネット接続環境の安定した稼働が、事業運営の前提であると認識しております。 従って、常時データバックアップやセキュリティ強化を実施しているほか、サーバそのものをセキュリティが、厳しく安定的なシステム運用が可能な外部事業者が提供するデータセンターに設置するほか、運用効率が良く、且つ、セキュリティが堅牢な外部事業者のクラウドサービスを選定して利用する等の体制の構築に努めております。 また、事業活動において顧客等の個人情報や技術情報及び他社の機密情報などを受け取ることがありますが、機密情報に関して適切なセキュリティ対策等、必要な措置を講じております。 2021年4月26日提出の臨時報告書のとおり、当社グループ内で発生しました外部からの不正アクセスによる情報漏えいに対しては、徹底した事実調査及び原因究明を実施し、被害の拡散防止に努めるとともに、再発防止策を実施するなど必要な措置を継続しております。 しかしながら、デジタル技術の浸透や、情報セキュリティシステムへの攻撃の高度化かつ巧妙化により、当社グループの対策が十分に機能せず外部からの不正アクセスを防止できなかった場合や、従業員の故意又は過失等によって、新たな情報漏えい事故やサービス停止が発生した場合には、当社グループの信用やブランド価値が毀損され、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 4.法的規制・制度動向によるリスク 個人情報保護に関連する法的規制について 当社グループでは、インターネットサービスの提供を通じ、利用者本人を識別することが出来る一定数の個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務を課されております。 当社グループは、個人情報の外部漏洩・改ざん等の防止のため、個人情報の管理を事業運営上の重要事項と捉え、個人情報を取り扱う際の業務フローや権限体制を明確化し、個人情報保護規程をはじめとした個人情報管理に関連する規程や規則等を制定しております。 5.人員体制に関するリスク 当社グループは、安定した事業継続及び更なる事業拡大のためには、各分野における適切な人材確保及び人材配置が必須であると考えております。特に、IPの創出およびコンテンツ企画、ライフスタイル商品企画・開発に携わる優秀な人材確保が重要だと考えておりますが、技術革新が著しく、豊富な経験を保有する人材の絶対数が少ないことから、優秀な人材確保は容易ではないと認識しております。従って、適切な人材確保及び人員配置ができなかった場合、または人材が流出した場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 6.自然災害等に関するリスク 地震・台風等の自然災害やその他の事業活動の継続に支障をきたす事象が発生した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。こうした事態が発生した場合に備え、事業継続プランを検討しており、状況に応じ事前の対策を実施する予定でありますが、災害等による物的・人的被害が予想を大きく超える規模になった場合には、事業の継続が困難になる可能性があります。 7.継続企業の前提に関する重要事象等 継続企業の前提に関する重要事象等を解消するための対応策等 当社グループは、2015年12月期より10期連続して営業損失、経常損失及び親会社株主に帰属する当期純損失を計上いたしました。当連結会計年度においても、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上したことから、継続企業の前提に関する疑義を生じさせるような事象又は状況が続いていると認識しております。 当社グループは、足元の業績改善を進めることにより当該状況を解消するために、以下の対応策を講じることにより、事業面につきましては収益の確保及び費用の削減を進めるとともに、財務基盤の一層の安定化に取り組んでおります。 事業・経営基盤の安定化 当社グループは、経営資源をグループIPビジネス(価値創造・価値拡大)へ集中させる方針の下、IP投資育成事業、ライフスタイルIP事業、デジタルIP事業の3つの事業セグメントにおいて、それぞれ以下のことを目指しております。また、「IP創出による企業価値向上」と「戦略的パートナーへの株式譲渡」により当社単体の黒字化を目指してまいります。具体的には、①投資事業強化、②ファッション事業拡大、③成長への戦略投資の3つを戦略的優先事項として掲げ、①投資事業強化としては、戦略パートナーへの株式譲渡による収益化を強化すべく、投資事業部を独立組織として再編いたしました。また、②ファッション事業拡大としては、グループ横断のシナジー創出を目的に、パートナー会社の協力のもと事業拡大を推進、自社ブランドの立ち上げと投資先企業の成長支援を通じ、当社収益への貢献を加速してまいります。加えて、③成長への戦略投資としては、「IP創出による収益化加速」と「HDコストの更なる最適化」を目的に、M&A戦略「SIAP(Social Impact Acceleration Program)構想」及び「ソラナ・トレジャリー事業」を新たに掲げました。加えて、本社移転を実施、稼げるクリエイターを育成すべく、グループ全体のナレッジシェアとインセンティブ設計を専門的に担う人事部門への戦略的投資を実施するなど、成長基盤の強化を進めてまいりました。 IP投資育成事業 IP投資育成事業については、従来から関連会社との共同事業やバックオフィス業務支援を通じて投資先の価値を向上させ、戦略的パートナーへの譲渡による投資リターンを目指してまいりました。 前連結会計年度においては、保有する営業投資有価証券(「米国法人エンハンス」株式)の一部を譲渡することができましたが、当連結会計年度においては保有する営業投資有価証券の譲渡を実現することができず、翌連結会計年度においても引き続き譲渡および収益獲得の実現を目指してまいります。また、前連結会計年度に新たに立ち上げたファッション事業については、当連結会計年度において自社ブランド「KaLae」を立ち上げ、Instagramを中心にLINE等も活用したSNSマーケティングを展開、20代後半から30代前半の女性層に共感性の高いライフスタイル提案型D2Cモデルを進めております。 さらに、社会課題の解決と企業成長の両立を目指すM&A戦略「SIAP(Social Impact Acceleration Program)」構想を新たに掲げ、社会的意義と経済性の両立を掲げる企業と連携し、当社グループのネットワークやIP創出力との相乗効果を通じて、持続的な成長の実現を目指してまいります。そして、2025年10月3日付適時開示「新たな事業の開始に関するお知らせ」にてお知らせしましたとおり、今回企業価値を飛躍させる次世代の成長戦略として「ソラナ・トレジャリー事業」(以下、「本事業」といいます。)を始動しました。本事業は、当社の財務基盤を戦略的に強化し、株主価値の最大化と上場維持基準の達成を力強く目指すものであり、将来的には主力事業である「ソーシャル・エンターテイメント&メディア事業」と連携させ、当社が目指す「社会貢献」と「企業成長」の好循環を加速させることによるさらなる成長可能性を追求してまいります。 ライフスタイルIP事業 ライフスタイルIP事業については、株式会社ゆとりの空間は、前連結会計年度より掲げた①デジタルマーケティングの加速、②クリエイティブデザインの再活用、③データドリブンなアパレル受注販売の3つを意識した「販売戦略」、ユーザーデータを活用したマーケットイン型ものづくりを意識した「開発戦略」、そして、従来の案件に続くライセンスモデルの拡大を意識した「ライセンスビジネス」の3つの成長戦略の下、キッチン雑貨「share with Kurihara harumi」を全国の百貨店及びECサイト、アウトレット等で販売しております。また、料理家の栗原はるみ氏、栗原心平氏による企業様へのオリジナルレシピの提供や共同開発等のプロデュース事業及び出版物のIPコンテンツ事業に力を入れてまいりました。 当連結会計年度においては、期間限定で「share with Kurihara harumi伊勢丹浦和店」をオープンしたほか、顧客データを活用して企画・開発した「保存容器」「水切りラック」を販売、また、6月末から各店舗及び自社ECサイトで展開しているセールも奏功し、百貨店、自社ECサイトの売上に繋げることができました。一方で、従来から収益性の高い自社ECの拡大を目的にYouTubeやSNSを活用したデジタルマーケティングを強化してまいりましたが、その成果としてクリエイター及びブランドの公式アカウントを合わせたSNSフォロワー数は累計200万人を突破し、「share with Kurihara harumi」「ゆとりの空間オフィシャルサイト」の会員数は20万人を超えました。これらの取り組みの一環として先般公式アプリを公開しました。これはオンラインショップと実店舗を結ぶOMOの中核施策となっており、お買い物体験をより便利で楽しいものへと進化させることで、体験価値を高め、更なるエンゲージメント強化(リテンション・購買頻度向上)を図ってまいります。この他、「栗原はるみオンライン料理教室」の開催をはじめとする商品プロデュース事業及び出版物IPコンテンツ事業におけるロイヤリティ収入も安定しており、全体の売上高を下支えしております。そして、売上原価、販売費及び一般管理費における主要コストの削減を継続することで、更なる収益獲得を目指してまいります。 デジタルIP事業 デジタルIP事業であるNINJIN株式会社は、前連結会計年度においてライセンスIP事業を譲渡した後、競馬専用SNSと競馬ゲームの融合したコミュニティを開発する株式会社クラウドホースファームを吸収合併し、商号を株式会社X-VERSEから現在のNINJIN株式会社に変更しました。吸収合併する前は厳選するアニメ等のライセンスIPを使用してゲーム等コンテンツのプロデュースを行っておりましたが、開発費の高騰や人気ライセンスIPの獲得競争激化等、売れるゲームの開発が困難になっていた中においてもライセンスIPを使用したモバイルゲームだけではなく、多様なジャンルでの自社IP創出にチャレンジしてまいりました。そして、「デジタル分野でのリストラクチャリング(再構築)を完了させ、自社IP創出へのチャレンジの推進」の成長戦略の下、株式会社クラウドホースファームが開発運営を進めていた競馬ファン向けゲーミングSNS「オシウマチャンネル(現:オシウマ・ダービー・ブラッド)」をリリースしました。「オシウマ・ダービー・ブラッド」は、リリース当初からYouTubeの既存ファンを中心に多くの競走馬ファンの支持を得ており、YouTubeチャンネル「yossyのオシウマチャンネル」と併せてより多くのユーザーに楽しんでもらえるコンテンツとして届けてまいりました。そして、これまでにおいて、G1レースと連動したユーザー参加型の新機能「オシウマPOG(ペーパーオーナーゲーム)」を実装したり、株式会社ヤマダデンキのデジタル会員基盤を活かしたサービス提供を行うプラットフォームである「ヤマダゲーム」において「オシウマ・ダービー・ブラッド」が配信、さらには、競馬メディアおよび競馬専門紙に「オシウマ・ダービー・ブラッド」の特集記事が掲載されるなど、積極的にゲームの信頼性とブランド向上に寄与することができました。 財務基盤の安定化 財務基盤の安定化については、前連結会計年度に引き続き当連結会計年度においても、2025年10月3日付適時開示「第三者割当による第36回新株予約権(行使価額修正条項付)、第37回新株予約権、第38回新株予約権 及び第2回無担保普通社債(少人数私募)の発行並びに新株予約権の買取契約の締結に関するお知らせ」にてお知らせしましたとおり、EVO FUND及び当社代表取締役CEO藪考樹を割当予定先とする新株予約権発行及び買取契約を締結し、総額1,380百万円の資金調達が見込まれる中、当連結会計年度末までに1,200百万円の資金調達をすることができました。今後も引き続き保有する営業投資有価証券の譲渡の実現を目指し、財務基盤の安定化を維持してまいります。 しかしながら、今後の経済情勢等がこれらの施策に影響を及ぼし収益が計画どおり改善しない可能性があり、資金繰りに重要な影響を及ぼす可能性があるため、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。なお、連結財務諸表(連結計算書類)は継続企業を前提として作成されており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を連結財務諸表に反映しておりません。
経営成績の分析 (MD&A)6,578字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (業績等の概要) (1) 業績 当社グループは、経営資源をグループIPビジネス(価値創造・価値拡大)へ集中させる方針の下、企業実態を正確に表した3つの事業セグメント(①IP投資育成事業、②ライフスタイルIP事業、③デジタルIP事業)にて、企業価値の最大化を目指しております。 IP投資育成事業 IP投資育成事業については、従来から関連会社のバックオフィス業務の支援及び個別プロジェクトのエージェント業務を行いながら、事業目的であるIPやその保有企業への投資を促進し、投資したIP企業の価値を高めて投資リターンを得ることを目指してまいりました。前連結会計年度においては、保有する営業投資有価証券の内、米国法人エンハンスの株式の一部を約2.5億円で譲渡することができましたが、実現には至りませんでした。また、前連結会計年度から新たにファッション事業を立ち上げ、当連結会計年度においては、自社ブランド「KaLae」を立ち上げ、Instagramを中心にLINE等も活用したSNSマーケティングを展開、20代後半から30代前半の女性層に共感性の高いライフスタイル提案型D2Cモデルを進めてまいりました。そして、第3四半期連結会計期間においては、社会課題の解決と企業成長の両立を目指すM&A戦略「SIAP(Social Impact Acceleration Program)」構想を新たに掲げ、社会的意義と経済性の両立を掲げる企業と連携し、当社グループのネットワークやIP創出力との相乗効果により持続的な成長の実現を図るべく、パートナーシップの締結に向けた協議を段階的に進めております。加えて、第4四半期連結会計期間においては、EVO FUND及び藪考樹氏を割当予定先とする新株予約権の発行及び行使により12億円の資金調達をすることができ、その資金をもとに暗号資産(ソラナ)を活用した事業「ソラナ・トレジャリー事業」を進めるべく、当連結会計年度末までに13,965SOL(取得価額:350,000千円)のソラナを取得しました。今後はステーキング収益が期待される一方で、Solana財団が運営する「Solana Foundation Delegation Program(SFDP)」に正式採択されたことでバリデータ運用に繋がり、さらにはLST(Liquid Staking Token)の活用についても検討を開始するなど、DAT事業の高度化・収益基盤の拡張を進めてまいります。以上の結果、当連結会計年度における売上高は11,247千円(前連結会計年度は256,133千円)、営業損失は72,859千円(前連結会計年度は営業利益166,216千円)となりました。 ライフスタイルIP事業 ライフスタイルIP事業である株式会社ゆとりの空間は、雑誌やテレビ等のメディアでなじみ深い料理家の栗原はるみ氏が「暮らしを楽しむコツ」や「ライフスタイル」をオリジナルの食器やキッチン雑貨、調味料、エプロン、ウェア等にて提案する生活雑貨ショップ「share with Kurihara harumi」を全国の百貨店で展開、加えてECサイト、アウトレット等で同製品を販売してまいりました。また、同じく料理家である栗原心平氏によるこだわりの商品、厳選した地方の食品を販売するオンラインショップ等の「ごちそうさまブランド」事業にて新規顧客の獲得を促進しております。さらには、栗原はるみ氏、心平氏による企業様へオリジナルレシピの提供や共同開発等のプロデュース事業や出版物のIPコンテンツ事業にも力を入れております。当連結会計年度においては、期間限定で「share with Kurihara harumi伊勢丹浦和店」をオープンしたほか、顧客データを活用するマーケットイン型企画・開発の「保存容器」「水切りラック」を販売、各店舗及び自社ECサイトで展開したセールが奏功し、百貨店、自社ECサイトの売上に繋げることができました。一方で、従来から収益性の高い自社ECの拡大を目的にYouTubeやSNSを活用したデジタルマーケティングを強化してまいりましたが、その成果としてクリエイター及びブランドの公式アカウントを合わせたSNSフォロワー数は累計200万人を突破し、「share with Kurihara harumi」「ゆとりの空間オフィシャルサイト」の会員数は20万人を超えました。これらの取り組みの一環として当第4四半期連結会計期間において公式アプリを公開しました。これはオンラインショップと実店舗を結ぶOMOの中核施策となっており、お買い物体験をより便利で楽しいものへと進化させることで、体験価値を高め、更なるエンゲージメント強化(リテンション・購買頻度向上)を図ってまいります。この他、「栗原はるみオンライン料理教室」の開催をはじめとする商品プロデュース事業及び出版物IPコンテンツ事業におけるロイヤリティ収入も安定しており、全体の売上高を下支えしております。その結果、当連結会計年度における売上高は2,787,607千円(前連結会計年度は2,773,465千円)となりました。そして、売上原価、販売費及び一般管理費における主要コストの削減を継続しており、営業利益は76,106千円(前連結会計年度は22,614千円)と、前連結会計年度よりも大きく達成することができました。 デジタルIP事業 デジタルIP事業である株式会社X-VERSEは、前連結会計年度においてライセンスIP事業を譲渡した後、競馬専用SNSと競馬ゲームの融合したコミュニティを開発する株式会社クラウドホースファームを吸収合併し、商号を株式会社X-VERSEから現在のNINJIN株式会社に変更しました。吸収合併する前は厳選するアニメ等のライセンスIPを使用してゲーム等コンテンツのプロデュースを行っておりましたが、開発費の高騰や人気ライセンスIPの獲得競争激化等、売れるゲームの開発が困難になっていた中においてもライセンスIPを使用したモバイルゲームだけではなく、多様なジャンルでの自社IP創出にチャレンジしてまいりました。そして、「デジタル分野でのリストラクチャリング(再構築)を完了させ、自社IP創出へのチャレンジの推進」の成長戦略の下、株式会社クラウドホースファームが開発運営を進めていた競馬ファン向けゲーミングSNS「オシウマチャンネル(現:オシウマ・ダービー・ブラッド)」をリリースしました。「オシウマ・ダービー・ブラッド」は、リリース当初からYouTubeの既存ファンを中心に多くの競走馬ファンの支持を得ており、YouTubeチャンネル「yossyのオシウマチャンネル」と併せてより多くのユーザーに楽しんでもらえるコンテンツとして届けてまいりました。加えて、これまでにおいて、G1レースと連動したユーザー参加型の新機能「オシウマPOG(ペーパーオーナーゲーム)」を実装したり、株式会社ヤマダデンキのデジタル会員基盤を活かしたサービス提供を行うプラットフォームである「ヤマダゲーム」において「オシウマ・ダービー・ブラッド」を配信、さらには、競馬メディアおよび競馬専門紙に「オシウマチャンネル」の特集記事が掲載されるなど、積極的にゲームの信頼性とブランド向上に寄与することができました。その結果当連結会計年度における売上高は9,279千円(前連結会計年度は33,092千円)、営業損失は62,665千円(前連結会計年度は営業損失54,787千円)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は、2,808,134千円(前連結会計年度は3,071,142千円)となりました。また、営業損失につきましては、327,818千円(前連結会計年度は営業損失157,614千円)となりました。その他、営業外収益として「雑収入」14,478千円、「受取賃貸料」7,200千円等を計上、営業外費用として「支払利息」25,890千円、「暗号資産評価損」76,781千円、「新株予約権発行費」19,354千円等を計上したことにより、経常損失は432,898千円(前連結会計年度は経常損失189,338千円)となりました。さらに、特別利益として「固定資産売却益」4,138千円を計上、特別損失として「減損損失」42,410千円、「事業撤退損」32,238千円等を計上した結果、税金等調整前当期純損失は504,589千円(前連結会計年度は税金等調整前当期純損失159,493千円)、当期純損失は508,086千円(前連結会計年度は当期純損失181,489千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は526,660千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失169,027千円)となりました。 (2) 財政状態 ① 資産、負債及び純資産の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産は、前連結会計年度末に比べ991,087千円増加し、3,238,327千円となりました。これは主に、現金及び預金が722,344千円、暗号資産が275,656千円、商品及び製品が53,084千円増加、のれんが27,151千円、その他のうちソフトウエアが21,483千円、建物及び構築物(純額)が15,170千円減少したこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ42,564千円減少し、1,825,890千円となりました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が462,808千円、未払金が18,547千円、買掛金が11,615千円、その他のうち未払消費税等が10,708千円増加、長期借入金が503,450千円、1年内償還予定の社債が45,000千円減少したこと等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末より1,033,652千円増加し、1,412,436千円となりました。これは主に、資本金が764,935千円、資本剰余金が774,935千円増加、利益剰余金が526,660千円減少したことによるものであります。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ722,344千円増加し、1,064,568千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動による資金の減少は、345,042千円(前連結会計年度は192,547千円の減少)となりました。これは主に、減価償却費43,401千円、減損損失42,410千円、事業撤退損32,238千円、未払金の増加額19,624千円等による資金の増加、税金等調整前当期純損失504,589千円、預け金の増加額50,000千円、棚卸資産の増加額49,419千円等により資金が減少したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動による資金の減少は、364,845千円(前連結会計年度は49,562千円の減少)となりました。これは主に、敷金及び保証金の回収による収入31,852千円、供託金の返還による収入13,322千円による資金の増加、暗号資産の取得による支出350,000千円、原状回復による支出28,300千円、有形固定資産の取得による支出23,438千円により資金が減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動による資金の増加は、1,432,232千円(前連結会計年度は102,394千円の増加)となりました。これは主に、株式の発行による収入1,538,006千円、長期借入金の借入による収入50,000千円による資金の増加、長期借入金の返済による支出90,642千円、社債の償還による支出45,000千円により資金が減少したことによるものであります。 (販売の状況) (1) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をサービス別に示すと、次のとおりであります。 サービス別   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 販売高(千円)   前連結会計年度比(%) IP投資育成事業   11,247   4.4 ライフスタイルIP事業   2,787,607   100.5 デジタルIP事業   9,279   28.0 その他   -   - 合計   2,808,134   91.4 (注)セグメント間取引については相殺消去しております。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 当社グループの財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 財政状態の分析 財政状態の状況とそれらの要因については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (業績等の概要) (2) 財政状態」に記載しております。 (2) 経営成績の分析 経営成績の状況とそれらの要因については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (業績等の概要) (1) 業績」に記載しております。 (3) キャッシュ・フローの状況の分析・検討並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (業績等の概要) (3) キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 また、当社グループの運転資金需要のうち主なものは、売上原価、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、業務提携、M&A等の新たな事業・サービスへの提携・出資及び設備投資等によるものであります。 当社グループの運転資金は、営業活動によって獲得した自己資金の充当を基本とし、資金需要等を考慮した上で外部資金調達手段として金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等により負債と資本のバランスに配慮しつつ調達することとしております。 資金の流動性管理にあたっては、適宜、資金繰り計画を作成して手元流動性等をモニタリングするとともに、取引金融機関との当座貸越契約の締結、長期借入の実施等により、将来に渡り必要な資金流動性を確保できるよう計画しております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積に用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表を作成するに当たり、必要な見積りを行っており、それらは資産、負債、収益及び費用の計上金額に影響を与えております。これらの見積りは、その性質上判断及び入手し得る情報に基づいて行いますので、実際の結果がそれらの見積りと相違する場合があります。 なお、固定資産の減損については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結損益計算書関係)」に記載しております。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは「第5 経理の状況1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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