概要
インフォメティス株式会社は、2013年にソニーから機器分離推定技術(NILM)を譲り受けて創業したエネルギー×AIのスタートアップである。総電力データから家電ごとの使用状況を推定する独自のNILM技術を核に、家庭向け電力見える化サービス「ienowa」や蓄電池最適制御などをSaaS型で提供する。東京都港区に本社、英国ケンブリッジに子会社を持ち、東京電力グループとの合弁会社エナジーゲートウェイを通じて事業を展開する。従業員38名、2024年12月期の売上高は10億円。
NILM技術を中核としたエナジー・インフォマティクス事業
当社グループは単一セグメントのエナジー・インフォマティクス事業を展開する。電力センサーで取得した主幹電力波形をAIで解析し、個別家電の使用状況をリアルタイム推定するNILM(Non-Intrusive Load Monitoring)技術が中核である。この技術により、スマート家電への買い替えなしに電力使用の内訳を把握できる。NILMは2021年に国際規格IEC/TS63297として発行され、2025年には正式な国際標準規格となった。収益は、電力センサー販売などの「アップフロント」、継続的な「プラットフォーム・アプリ提供」、受託開発や実証実験の「その他」の3区分で構成される。
国内領域:スマート・リビングとエネルギー・マネジメントの2本柱
国内では電力消費者向けスマート・リビングサービスと電力事業者向けエネルギー・マネジメントサービスを提供する。消費者向けには、電力見える化アプリ「ienowa」「enenowa」と管理システム「hitonowa」を展開し、蓄電池やEVのAI最適制御も行う。事業者向けにはデマンドレスポンス支援サービス「BridgeLAB DR」や簡易見える化「NILM Lite」を提供する。2025年12月期には大手賃貸事業者との取引終了や次世代スマートメーター関連の開発遅延が発生したが、成果報酬型のDRサービス導入拡大により受注契約数が前期比約2倍に増加した。
海外領域:英国を拠点に欧州展開を本格化
海外事業は2014年設立の英国子会社Informetis Europe Ltd.が担う。同社はケンブリッジに所在し、AI研究開発拠点であるとともに欧州圏の営業拠点として機能する。2025年11月には、Daikin Airconditioning UK Ltd.が当社技術を搭載したヒートポンプ製品「UP Series」の販売を開始し、欧州での初の商業展開となった。また、経済産業省の受託事業を通じてNILMの国際標準化を推進し、国際電気標準会議(IEC)で規格化に貢献した。海外売上高はまだ小さいが、次世代スマートメーターの国際展開を見据えた布石を打っている。
リカーリング型収益モデルと実証実験の重要性
当社の収益モデルは、サービス利用開始後の継続的な課金(プラットフォーム・アプリ提供)が中核であり、ARR(年間経常収益)を成長指標としている。2024年12月期には初めて営業利益を計上したが、2025年12月期は大口顧客喪失や次世代メーター関連の遅れにより売上5億円、営業損失6億円を見込む。一方、実証実験は将来の商業化につながる重要なプロセスであり、自治体ヘルスケア、認知機能低下予測、不在配達低減などの分野で進行中である。これらは2026~2027年のサービスリリースを目指している。
アライアンスによるデータ取得と事業基盤の強化
当社は東京電力グループ、関西電力グループ、日立製作所、ダイキン工業、博報堂DYホールディングスなどとアライアンスを結び、秘匿性の高いデータを継続的に取得できる体制を構築している。特に東京電力パワーグリッドとの合弁会社エナジーゲートウェイ(出資比率40%)は、国内における消費者向けサービスの独占販売代理店である。2024年12月にはフォーバルとの業務提携を締結し、小規模法人向け脱炭素化支援サービスの商業展開を2025年12月に開始した。これらの連携により、電力データの付加価値創出と新市場開拓を進めている。
業界の中での役割は電力スマートグリッド領域で需要側の最適化を担うエネルギーAIプラットフォーム事業者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01電力消費者向け(賃貸・ハウスメーカー等)主力
賃貸事業者、ハウスメーカー、住宅設備商社向けに電力見える化・設備遠隔制御サービスを提供。NILM技術により家電別の電力使用を推定し、省エネ行動や設備の最適制御を可能にする。ストック型のサービス料金が収益の柱。
国内初のNILM商用サービスを提供、電力AI業界のリーディング企業
- ienowa(イエノワ)
- 家庭の電力の流れを可視化し、家電のつけっぱなし等を通知するスマートリビングサービス。
- enenowa(エネノワ)
- 蓄電池等をAIで最適制御する高度な電力マネジメントを可能にするサービス。
- hitonowa(ヒトノワ)
- 電力消費者と顧客企業をつなぐ管理システム。問い合わせ対応やデータ利活用を支援。
02電力事業者向け(小売電気事業者・アグリゲーター等)準主力
小売電気事業者等に対して、デマンドレスポンス支援サービスや簡易な電力見える化サービスを提供。再エネ大量導入時代の需給調整を、需要側のリソースを活用して支援する。クラウド型のSaaSで提供し、電力取引収支改善等に貢献。
主要顧客東京電力パワーグリッド、伊藤忠エネクス
- BridgeLAB DR(ブリッジラボ ディーアール)
- クラウド型デマンドレスポンス支援サービス。電力消費の抑制(下げDR)と創出(上げDR)の両方に対応し、需要調整の要請・応動確認・集計を実現。
- NILMライトサービス(テラりんアイ)
- 既存のスマートメーターから30分値データを活用し、初期コストを抑えた電力使用状況の見える化を提供。伊藤忠エネクスグループと協業。
03海外市場(欧州中心)副次
英国に技術開発・営業拠点を設け、欧州で事業展開。ヒートポンプ給湯器の普及に伴い、ダイキン欧州子会社と協業し、給湯器向け電力センサーと最適化サービスを提供。電力消費の最適化によるカーボンニュートラルに貢献する。
主要顧客Daikin Europe N.V.、Daikin Airconditioning UK Ltd.
- 電力センサー(ヒートポンプ付帯)
- ヒートポンプ給湯器に組み込む電力センサー。家庭の総電力データを高精細に計測し、AI分析の基盤となる。
- Budget Control(バジェットコントロール)
- ヒートポンプ給湯器の電力使用をAIで最適化し、電気代を自動調整するサービス。ダイキンのUPシリーズに搭載。
製品と技術
コア技術「NILM」:家庭の総電力から家電使用を推定
NILM(Non-Intrusive Load Monitoring)は、家庭の分電盤の主幹部に設置した一つの電力センサーのみで総電力データを取得し、AI(機械学習)により個別家電の稼働状況をリアルタイムに推定する技術である。従来の30分値の電力データより圧倒的に高精細な波形情報を用いるため、エアコンや給湯器など主要家電の使用開始・終了時刻や消費電力量を特定できる。当社は2016年にこの技術を商用化し、2021年には国際規格IEC/TS63297として発行された。2025年には正式なIEC国際標準となり、次世代スマートメーターとの互換性も確保されている。
「ienowa」と「enenowa」:家庭の電力を見える化するアプリ群
「ienowa」と「enenowa」は、NILM技術を活用した電力見える化アプリである。家電ごとの電気使用量や太陽光発電、蓄電池の充放電状況をグラフで表示し、つけっぱなしや使い過ぎを通知する。特に「enenowa」は蓄電池やEVの充放電をAIで最適制御する機能を備え、電力コスト削減と環境負荷低減を同時に実現する。これらのアプリはエナジーゲートウェイを通じて販売され、ハウスメーカーや賃貸事業者向けに提供される。2020年にはアイ工務店の住宅に標準採用された。
「BridgeLAB DR」:電力事業者向けデマンドレスポンス支援
「BridgeLAB DR」は、小売電気事業者やアグリゲーター向けのデマンドレスポンス(DR)支援サービスである。家庭や法人の電力需要を予測・制御し、需給逼迫時のピークカットや調整力提供を可能にする。2025年には成果報酬型メニューを導入し、受注契約数が前期比約2倍に増加した。DR運用で取得したデータはそのまま「NILM Lite」など他のサービスに応用可能であり、クロスセル効果も期待されている。2025年12月期の業績低迷を補う成長分野として位置づけられる。
蓄電池AI最適制御システム:蓄電池とEVの充放電を自動化
2021年2月に販売開始された蓄電池AI最適制御システムは、家庭の電力使用パターンや太陽光発電量、天気予報をAIが分析し、蓄電池やEVの充放電を自動制御する。これにより、電力料金の最小化や自家消費率の向上を図る。制御状況は「enenowa」アプリで確認可能。2025年にはダイキン工業との連携により、英国向けヒートポンプ製品への組み込みも実現した。このシステムは電力事業者向けのVPP(仮想発電所)リソースとしても活用されている。
「hitonowa」:電力消費者と事業者をつなぐ管理プラットフォーム
「hitonowa」は、電力消費者(エンドユーザー)とサービス提供企業(ハウスメーカー、電力小売事業者など)を結ぶ管理システムである。消費者からの問い合わせ受信、お知らせ配信、電力データを活用した暮らし提案などの機能を持つ。事業者は「hitonowa」を通じて顧客の電力使用傾向を把握し、省エネアドバイスや新サービスの提案を行うことができる。2019年にエナジーゲートウェイから販売が開始され、現在も継続的に機能拡充が進められている。
次世代スマートメーター対応技術と応用サービス
2026年から順次導入される次世代(第2世代)スマートメーターには、当社の計測方式と互換性のある仕様が採用された。これにより、現行メーターの30分値より格段に細かい電力データが標準で取得可能となり、NILMの精度と応用範囲が拡大する。当社はこのデータを活用した高齢者見守り、認知機能低下予測、不在配達低減などの新サービスを開発中で、2026~2027年のリリースを目標とする。また、焼損予兆検知や広域需要分析など電力事業者向けの技術開発も進めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 電力消費者向け(賃貸・ハウスメーカー等)国内初のNILM商用サービスを提供、電力AI業界のリーディング企業
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
AI関連だが赤字転落、業績悪化深刻
同社は情報・通信業に属し、AIソリューションを提供。2024/12期は売上高10億円で営業利益ゼロ、2025/12期は売上高5億円・営業赤字120%と急激に悪化。同業のVRAIN Solutionやソラコムなどと比べ業績が芳しくなく、競争力に疑問。提供データからは成長ストーリーが見えず、課題が山積。
強み
- AI関連事業に特化し、成長市場に参入。
- 低資本で事業開始可能、だが規模拡大は困難。
- 特定のAI技術に強みを持つ可能性。
- AI市場の成長性は高く、需要取り込み余地あり。
課題
- 売上高半減、営業赤字転落と収益が大幅に悪化。
- 同業他社と比較し業績が低迷、競争力が低い。
- 赤字継続で資金調達が困難になり、事業継続リスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がインフォメティス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 281Aインフォメティス | 21億円 | — |
| 2 | 3646駅探 | 21億円 | — |
| 3 | 3928マイネット | 21億円 | — |
| 4 | 4199ワンダープラネット | 21億円 | — |
| 5 | 248Aキッズスター | 21億円 | 22.7倍 |
| 6 | 4178Sharing Innovations | 21億円 | 29.8倍 |
| 7 | 4416True Data | 20億円 | 24.8倍 |
| 8 | 4444インフォネット | 20億円 | — |
| 9 | 3803イメージ情報開発 | 20億円 | — |
| 10 | 3998すららネット | 20億円 | — |
| 11 | 3664WIZE | 20億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 20件
ソニーからNILM技術を譲受し独立開業した2013年
2013年4月、インフォメティス株式会社が資本金600千円で設立された。同年7月、ソニー株式会社(現ソニーグループ)から機器分離推定技術(NILM)を譲り受け独立し、東京都港区高輪に本社を開業した。この技術は電力の主幹波形を解析して個別家電の使用を推定するもので、後に当社のコア技術となる。創業時は正社員数名の小規模チームだったが、独自技術を武器にエネルギー×AI分野への参入を果たした。
英国拠点設立とNEDO助成事業採択(2014~2016年)
2014年11月、海外向けAI研究開発拠点として英国ケンブリッジにInformetis Europe Ltd.を設立した。2015年4月、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」に「ディスアグリゲーションHEMSの実用化開発」が採択された。2016年9月には、電力見える化サービス「うちワケ」の商用販売を開始し、国内初のNILM商用サービスを実現した。同年10月、NEDO省エネルギー技術フォーラムで研究成果を展示した。
東京電力グループとの連携開始と合弁会社設立(2017~2018年)
2017年6月、東京電力パワーグリッドとの業務提携を開始した。同年8月、東京電力エナジーパートナーが「遠くても安心」サービスを商用導入し、当社技術が採用された。2018年3月、東京電力パワーグリッドと合弁で株式会社エナジーゲートウェイを設立(当社出資比率40%)。同社は電力データの収集・分析・加工を事業目的とし、後の消費者向けサービスの販売代理店となった。2018年12月、事業拡大に伴い本社を港区芝に移転した。
AIサービス「ienowa」発表と複数企業とのアライアンス構築(2019~2020年)
2019年11月、エナジーゲートウェイからAIキャラクターサービス「ienowa」と「hitonowa」の販売を開始した。同年12月、日立製作所を引受先とする第三者割当増資を実施しアライアンスを構築。2020年2月にはダイキン工業と博報堂DYホールディングス、6月には関西電力グループのK4 Venturesからも増資を受け、パートナー企業を拡大した。2020年5月、アイ工務店の住宅に電力センサーと「ienowa」「hitonowa」が採用されたことで、ハウスメーカーへの導入が本格化した。
蓄電池制御システムと国際規格化の成果(2021年)
2021年2月、エナジーゲートウェイと共同で蓄電池メーカー向け「蓄電池AI最適制御システム」の販売を開始した。同年3月、スマートフォンアプリ「econowa」(後に「enenowa」に改称)をリリース。同月、世界初のNILM国際規格IEC/TS63297が発行され、当社技術の国際的な標準化が進んだ。2021年7月には小売電気事業者向け「デマンドレスポンス支援サービス」の運用を開始した。10月、国立循環器病研究センターと東電PGとの共同研究にNILM技術を提供し、電力データから認知機能低下予測モデル作成に活用された。
業績変動と大口顧客喪失を経験した2024~2025年
2024年12月期の売上高は10億円、営業利益0円、当期純利益1億円と初の黒字を達成した。しかし、2025年12月期は大手賃貸事業者との取引が急遽終了し、アップフロントと継続収益の計上が見込めなくなった。また、次世代スマートメーター関連の開発スケジュールが後ろ倒しとなり、売上高は5億円、営業損失6億円、当期純損失7億円と大幅減収・赤字転落の見通しである。これを受け、収益基盤の安定化と新たな収益源の創出が経営課題となっている。
次世代スマートメーター対応と欧州展開の進展(2025年)
2026年から本格導入が始まる次世代スマートメーターには、当社の計測方式と互換性のある仕様が採用された。当社はこの流れを受け、2025年6月にNILMの国際標準規格が正式発行されるなど、技術面での優位性を強めている。2025年12月にはフォーバルとの業務提携に基づく小規模法人向け脱炭素支援サービスを開始。英国ではDaikin Airconditioning UK Ltd.が当社技術を搭載したヒートポンプ製品の販売を開始し、欧州での商業化が第一歩を踏み出した。
設立以来の累積赤字と今後の課題
2013年の設立以来、ほとんどの年度で当期純損失を計上している。2021年3月期から2025年12月期の累積損失は約18億円に達する。資本金は複数の第三者割当増資により段階的に増加したが、2025年12月期末の純資産は5.86億円と前年から大幅に減少した。負債は短期借入金などで10.63億円に膨らみ、自己資本比率は低い水準にある。経営陣はARRの成長とリカーリング収益の積み上げを重視しているが、大口顧客への依存体質や事業の先行投資負担が収益化の課題となっている。
年表20件を開く
2010年代
- 2013年4月創業インフォメティス株式会社を設立(資本金600千円)し、独立開業のための準備を開始
- 2013年7月ソニー株式会社(現・ソニーグループ株式会社)より機器分離推定技術(NILM: Non Intrusive Load Monitoring)を譲渡され独立。東京都港区高輪に本社開業
- 2014年11月イギリス・ケンブリッジに海外向けAI技術の研究所としてInformetis Europe Ltd.を100%子会社として設立
- 2015年4月当社の「ディスアグリゲーションHEMSの実用化開発」の研究が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の助成事業「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」に採択
- 2016年9月電力見える化サービス「うちワケ®」の商用販売開始
- 2016年10月国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構助成事業における当社研究成果を「NEDO省エネルギー技術フォーラム2016」にて展示
- 2017年6月東京電力パワーグリッド株式会社との業務提携開始
- 2017年8月東京電力エナジーパートナー株式会社が「遠くても安心」サービスを商用導入
- 2018年3月電力データを収集・分析・加工するIoTプラットフォームサービスを提供することを事業目的として、東京電力パワーグリッド株式会社と合弁で株式会社エナジーゲートウェイを設立(当社出資比率40%、持分法適用関連会社)
- 2018年12月事業拡大に伴い、本社を東京都港区芝に移転
- 2019年11月AIキャラクターが毎日の暮らしを便利にするサービス「ienowa(イエノワ)」と「hitonowa(ヒトノワ)」を株式会社エナジーゲートウェイから販売開始
- 2019年12月株式会社日立製作所を引受先として第三者割当増資を実施、アライアンス体制を構築
2020年代
- 2020年2月ダイキン工業株式会社、株式会社博報堂DYホールディングスを引受先として第三者割当増資を実施、アライアンス体制を構築
- 2020年5月株式会社アイ工務店が提供する住宅に電力センサー、「ienowa(イエノワ)」及び「hitonowa(ヒトノワ)」サービスが採用される
- 2020年6月関西電力グループの合同会社K4 Venturesを引受先として第三者割当増資を実施、アライアンス体制を構築
- 2021年2月株式会社エナジーゲートウェイと共同開発した蓄電池メーカー向け「蓄電池AI最適制御システム」を販売開始
- 2021年3月家庭のエネルギーをスタイリッシュに管理するスマートフォンアプリ「econowa(エコノワ)」(現「enenowa(エネノワ)」)を株式会社エナジーゲートウェイからリリース
- 2021年3月世界初の機器分離推定技術(NILM)に関する国際規格(IEC/TS63297)が発行
- 2021年7月小売電気事業者(注2)向け「デマンドレスポンス(DR)(注3)支援サービス」のサービス運用開始
- 2021年10月国立研究開発法人国立循環器病研究センターと東京電力パワーグリッド株式会社による「家庭内の電力使用データを活用した認知機能低下の予測モデル作成」研究に当社の機器分離推定技術を活用
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- ARR(年次経常収益)数値目標は明記されていない
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
次世代スマートメーター対応の強化
2026年から導入される次世代スマートメーターから得られる高精細データを活用し、見守り・ヘルスケアなどの電力消費者向けサービスを拡充。電力事業者向けには焼損予兆検知やリソースアグリゲーション向け技術などを開発し、データとノウハウの好循環を創出する。
- 02
アライアンス体制の構築・強化
東京電力グループや関西電力グループ、日立製作所、ダイキン工業などと連携し、秘匿性の高いデータを継続的に取得。電力データ活用で付加価値を創出できていない業界・業種を中心にアライアンスを拡大する。
- 03
欧州を起点とした海外展開
英国に子会社を設立し、現地企業との実証実験を実施。欧州全体での事業実績と技術的優位性を確立し、さらにアジアなど他地域への展開も視野に入れる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で38人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は802万円で、1期前と比べて+11.8%。平均年齢は45.4歳、平均勤続年数は6.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年12月 | 718 | 44.1 | 5.0 | 41 | 0 |
| 2025年12月 | 802 | 45.4 | 6.1 | 38 | −1,579 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 1 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 海外Informetis Europe Ltd.Cambridge, United Kingdom · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社エナジーゲートウェイ東京都港区 · 持分法適用会社議決権40.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は5億円、営業利益は-6億円。前期と比べると減収で、売上が-50.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 8億円 | 5億円 |
| 営業利益 | -4億円 | -6億円 |
| 純利益 | -4億円 | -7億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
4期分
直近は2026年2Qで、売上は1億円、営業利益は−1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−66.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年2Q | 3 | −3 | −100.0 | −2 |
| 2025年4Q | 2 | −3 | −150.0 | −5 |
| 2026年1Q | 2 | −1 | −50.0 | 0 |
| 2026年2Q | 1 | −1 | −100.0 | −1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年3月期からの6期で、売上は5億円から5億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は-120.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 5 | — | −3 | — | −3 |
| 2022年3月 | 7 | — | −3 | — | −6 |
| 2022年12月 | 5 | — | −3 | — | −4 |
| 2023年12月 | 9 | — | −1 | — | −3 |
| 2024年12月 | 10 | 0 | 1 | 0.0 | 1 |
| 2025年12月 | 5 | −6 | −7 | −120.0 | −7 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高5億円のうち、営業利益として残るのは-6億円で-120.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-7億円、売上の-140.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金40.0%2億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金180.0%9億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-120.0%-6億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2025年12月期は営業CFが−4億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−7億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は4億円で、売上の9.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年12月 | −2 | −2 | 0 | −4 | 3 |
| 2023年12月 | 0 | −4 | 5 | −4 | 5 |
| 2024年12月 | 0 | −3 | 6 | −3 | 8 |
| 2025年12月 | −4 | −3 | 3 | −7 | 4 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2025年12月期の総資産は16億円。このうち返さなくてよい自己資本が6億円で、自己資本比率は35.3%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 13 | 8 | 5 | 60.4 |
| 2022年3月 | 15 | 9 | 6 | 56.4 |
| 2022年12月 | 11 | 4 | 7 | 40.0 |
| 2023年12月 | 13 | 6 | 7 | 46.3 |
| 2024年12月 | 20 | 13 | 7 | 63.9 |
| 2025年12月 | 16 | 6 | 11 | 35.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中523位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中603位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月3日の終値
直近の終値は¥418で、1年前と比べて-74.3%。過去52週の値幅のなかでは8%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 3.00倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
前日比6.2%安の439円。1カ月では6.99%下落し、25日線459円を下回る。75日線608円から大きく乖離し、200日線529円も下回った。年初来では-73.33%と大幅安で、52週高値2185円からは約80%下落。週足では7月末に416円まで下げた後、戻りを試すも再度下落。出来高は直近で増加しており、売りが続く。低価格帯での底値圏だが、トレンドは弱い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)。
PBRが2.71倍で同業界平均3.53倍を下回るが、ROE5.98%と低く、収益力に見合わない評価。無配当で配当利回り0%は同業界平均3.38%と比べ見劣りする。直近の業績見通しは大幅な赤字拡大で、収益悪化が顕著。同業界平均のPER30.09倍に対し、当期純利益がマイナスのためPERは算出不能。資産価値に対する評価はやや割安だが、収益性と配当の面で割高感が強い。総合的に割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 3.00倍 | 2.98倍 |
| ROE | 6.0% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上は緩やかに成長してきたが、直近で急減し、営業赤字が拡大。最終赤字も継続しており、事業の見通しに不透明感が強い。強気派は、過去に黒字化を達成した実績や、市場ニーズが高まる情報技術分野での成長可能性を評価。また、株価が年初から大きく下落し、割安感が出ているとみる向きもある。弱気派は、減収と赤字の拡大が経営の危機を示すとして、事業モデルの持続性に疑問を呈する。資金調達の継続や事業再編の動きを注視する必要があり、投資判断は難しい状況。
- 黒字化の実績
2024年12月期に営業利益率が0%ながら最終黒字を達成しており、損益分岐点に近い
- 株価大幅下落で割安感
過去1年で株価が75%下落し、PBR2.71倍と資産価値に比べ評価が低下
- 成長分野への期待
情報・通信業に属し、デジタル化の進展で中長期的な需要拡大が見込まれる
- 2024/12期に純利益1億円の黒字化通年影響弱
売上高10億円、純利益1億円を計上した実績
- ROE5.98%まで回復した前例不定影響弱
黒字化局面ではROEが5.98%、収益回復余地を示す
- 株価75%下落で売られ過ぎ不定影響弱
過去1年で▲75.27%と急落、リバウンド期待
- 株価450円の低位小型株不定影響弱
時価総額22億円と小さく、需給次第で急騰しやすい
- 大幅減収
2025年12月期は売上高5億円と前期比半減で、需要が激減した可能性
- 赤字拡大
営業利益率が-120%に悪化し、収益構造が大きく毀損
- 業績の不安定さ
減収と赤字の拡大が継続的で、事業の持続可能性に懸念がある
- 売上高が10億円から5億円に半減通年影響強
2025/12期売上高5億円、前期比5億円減の大幅減収
- 純損失7億円と巨額赤字通年影響強
純損失▲7億円は時価総額22億円の3割超に相当
- 営業利益率▲120%と事業継続リスク継続影響強
売上高5億円に対し営業損失6億円、利益率▲120%
- 無配当で株主還元なし継続影響弱
配当利回り0%、株主へのキャッシュ還元がない
- 売上高の推移
- 減収傾向が続くか、回復の兆しがあるかを見る
- 営業利益率
- 赤字幅の縮小・拡大を確認し、収益改善の進捗を測る
- 現金及び預金
- 赤字続きで資金繰りが悪化していないか、十分な手元資金があるかを確認
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ3,495人。区分でいちばん多いのは個人・その他で52.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.8%を占め、残る66.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 43.1 | 52.6 |
| 事業法人 | 35.6 | 33.7 |
| 証券会社 | 10.5 | 9.8 |
| 外国法人 | 6.6 | 3.8 |
| 金融機関 | 4.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社フォーバル | 12.94 |
| 02 | TIS株式会社 | 5.67 |
| 03 | 伊藤忠エネクス株式会社 | 5.18 |
| 04 | 新井 友行 | 3.13 |
| 05 | 株式会社SBI証券 | 3.05 |
| 06 | IEファスト&エクセレント投資事業有限責任組合 | 2.86 |
| 07 | 株式会社建設技術研究所 | 2.63 |
| 08 | 田所 昇 | 2.56 |
| 09 | 楽天証券株式会社 | 1.90 |
| 10 | JIA1号投資事業有限責任組合 | 1.73 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-24岡三証券株式会社新規の大量保有報告17.77%-1.19pt
- 2026-07-30岡三証券株式会社新規の大量保有報告18.96%-1.02pt
- 2026-07-29岡三証券株式会社新規の大量保有報告19.98%
- 2026-05-22伊藤忠エネクス株式会社新規の大量保有報告2.95%-2.28pt
- 2026-05-11野村證券株式会社新規の大量保有報告0.00%
- 2026-04-21野村證券株式会社新規の大量保有報告0.00%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+90%、1株純資産は6期で−97%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2021年3月 | −1,437 | 4,599 |
| 2022年3月 | −174 | 222 |
| 2022年12月 | −96 | 110 |
| 2023年12月 | −77 | 144 |
| 2024年12月 | 13 | 262 |
| 2025年12月 | −148 | 118 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/12期の役員報酬は総額70百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 只野太郎 | 代表取締役 | 58 | 38,000 |
| 横溝大介 | 取締役CFO | 51 | 16,000 |
| 髙橋元弘 | 社外取締役 | 51 | — |
| 髙橋研兒 | 社外監査役 | 66 | — |
| 大久保樹理 | 社外監査役 | 45 | — |
| 西村正則 | 社外監査役 | 66 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 48 | 3 | 3 | 51 | 26 |
| 社外取締役 | 4 | 19 | — | — | 19 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容23,461字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題7,106字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク13,658字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,098字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業