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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

ジンジブ

JINJIB Co.,Ltd.142A · Growth · サービス業

高卒就職というニッチ市場に特化し、高校生向け求人情報メディアとイベント運営で企業の採用を支援する会社。

概要

株式会社ジンジブは、大阪市中央区に本社を置くサービス企業である。高校生に特化した新卒採用支援事業を単一セグメントで展開し、求人情報サイト「ジョブドラフトNavi」の運営、職業体験イベント「おしごとフェア」、合同企業説明会「ジョブドラフトFes」などを手掛ける。2026年3月期の売上高は27億円、従業員数は176名である。

高卒人材採用支援の単一事業構成

当社は、高卒人材採用支援事業の単一セグメントで構成される。その内訳は、採用支援サービス(求人サイト「ジョブドラフトNavi」、イベント運営、適性検査アプリ「ジョブドラフトSurvey」など)、企画制作サービス(パンフレット・動画制作)、代行支援サービス(高校訪問代行、求人票発送代行、人事部パック)、教育研修サービス(キャリア教育、新人研修)の4区分である。収益の中心は「ジョブドラフトNavi」の掲載料であり、仕入原価を伴わないプラットフォーム収入が収益基盤を支える。

金融機関連携と営業体制の変化

新規顧客の獲得には、全国の都市銀行・地方銀行・信用金庫との提携を活用し、紹介経路を多様化する。2025年3月期には営業推進部を設置し、金融機関ごとの目標設定と重点パートナーの明確化を進めた。また、新規向け営業と既存顧客向け営業を分離し、カスタマーサクセス部門がアップセルを担う体制へ変更した。受注率の高い金融機関紹介ルートを強化することで、効率的な顧客拡大を図っている。

全国イベント網と学校システムの普及

イベント事業は全国規模で展開する。2025年5~6月の「おしごとフェア」は宮城から長崎までの19会場で開催し、6,002名の高校生と576社が参加した。2024年7月の「ジョブドラフトFes」は13会場で3,595名を集めた。学校向けには「ジョブドラフトTeacher」を提供し、紙の求人票をデジタル化して教員の業務効率化と生徒への早期情報提供を実現する。導入校の増加が企業向けサービスの価値を高める構造である。

業界の中での役割は高卒人材採用支援サービスを提供する専門企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
27億円
営業利益
2億円
営業利益率
7.4%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01高校新卒採用市場主力

高校生の就職活動を支援する求人サイト「ジョブドラフトNavi」を運営し、企業に求人掲載やイベント参加を提供。また、適性検査や面接マニュアルを提供し、ミスマッチ防止を支援。

主な製品・サービス3
ジョブドラフトNavi
高校生向け求人情報メディア。写真や動画で企業情報を提供し、適職診断も可能。
ジョブドラフトSurvey
企業向け適性検査アプリと面接マニュアル。性格特性と優先軸を見える化し、採用判断を支援。
ジョブドラフトTeacher
高校向け求人票デジタル化システム。紙の求人票をスキャンし、教員と生徒が閲覧可能。

02イベント運営(高校生・教員向け)準主力

職業体験イベント「おしごとフェア」や合同企業説明会「ジョブドラフトFes」、教員向け「先生Fes」を開催し、企業が高校生や教員に直接アピールする場を提供。

主な製品・サービス3
おしごとフェア
求人解禁前に開催する大規模職業体験イベント。仕事体験を通じて職業理解を促進。
ジョブドラフトFes
求人解禁後に開催する高校生向け合同企業説明会。企業と直接交流できる。
先生Fes
高校教員向け職業体験イベント。教員が仕事体験を通じて職業理解を深める。

03企画制作サービス副次

企業の採用活動を支援するため、求人ナビ原稿作成、パンフレット制作、動画制作、Webサイト制作などを行い、求人情報の訴求力を強化。

主な製品・サービス2
パンフレット制作
高校新卒採用専門のパンフレットを制作し、求人票発送や高校訪問時に活用。
企業紹介動画制作
アニメーションを中心とした動画を制作し、企業の魅力を伝える。

04代行支援サービス副次

企業に代わって高校訪問や求人票発送を代行し、採用活動の効率化を支援。また、人事機能を担う「人事部パック」を提供。

主な製品・サービス3
高校訪問代行サービス
企業に代わって高校を訪問し、自社の魅力をアピールする。
求人票発送代行サービス
企業に代わって求人票を高校へ発送する。
人事部パック
採用・定着・評価・教育の人事機能を担うサービス。離職防止を支援。

05教育研修サービス副次

高校向けキャリア教育プログラムと企業向け新人育成研修を提供。高卒人材の定着とスキル向上を支援。

主な製品・サービス3
ジョブドラフトCareer
高校生向けキャリア教育コンテンツ。自己理解・社会理解・仕事理解を育む。
ROOKIE’S CLUB
高校新卒向け新人育成研修と定着支援プログラム。1年間の研修とサポートを提供。
DMU
オンライン完結型のデジタルマーケティング人材育成研修。未経験者向け。

06高卒第二新卒・既卒者向け就転職支援副次

高卒第二新卒や既卒者の就職・転職を支援する「ジョブドラフトNext」を提供し、必要に応じてスキル講座を提供。

主な製品・サービス2
ジョブドラフトNext
高卒第二新卒・既卒者向けの就職・転職支援サービス。
ジョブドラフトSchool
就職前に社会人基礎力や専門スキルを学ぶ講座を提供。

製品と技術

求人サイト「ジョブドラフトNavi」の機能と規模

「ジョブドラフトNavi」は当社の中核サービスで、高校生向けに写真や動画を用いた企業情報を提供する。2026年3月末の実掲載社数は2,509社。企業は掲載料を支払い、スタンダードプランではカスタマーサポート部門による定期ミーティングや求人票添削などの支援を受ける。スマートフォン対応の適職診断機能も備え、高校生は自分に合った職業を検索できる。連携する学校システム「ジョブドラフトTeacher」により、紙の求人票をデジタル化し、教員と生徒の情報共有を効率化する。

職業体験と合同説明会のイベント群

当社は「おしごとフェア」「ジョブドラフトFes」「先生Fes」の3つのイベントを運営する。おしごとフェアは求人情報解禁前の2~6月に開催する大規模職業体験イベントで、2025年は19会場で6,002名の高校生と576社が参加した。ジョブドラフトFesは解禁後の7~10月に開催する合同企業説明会で、2024年は13会場で3,595名が参加した。先生Fesは教員向けの職業体験イベントで、2026年2月は17会場で実施された。いずれも企業は参画料を支払い、効率的なアピール機会を得る。

ミスマッチ防止と定着支援のツール

「ジョブドラフトSurvey」は適性検査アプリと面接マニュアルを提供し、採用時のミスマッチを防ぐ。受検者の性格特性と仕事の優先軸を可視化し、企業の採用人物像に合った人材の見極めを支援する。「人事部パック」は採用・定着・評価・教育の人事機能をワンストップで提供するサービスで、2024年9月に開始した。特に「辞めて欲しくない人材の定着支援」を主コンセプトにリブランディングし、ストック型収益の強化を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

中小規模の人材サービス、収益改善途上

ジンジブはサービス業(人材派遣・紹介)に属し、売上高20億円強の中小企業。同業のイシンやJSHと規模が類似しており、市場での競争は激しい。直近の営業利益率は4.17%と低水準だが、翌期には7.41%へ改善見込みで、収益性向上が課題。人材業界は人手不足を背景に需要は堅調だが、競合との差別化(専門性や地域特化)が重要。大手人材会社に比べブランド力やリソースで劣るため、ニッチ市場での確固たる地位構築が必要。

強み

  • 売上高が21億→24億→27億円と増加傾向。業容拡大が進んでいる。
  • 営業利益率が4.17%から7.41%へ改善予想。収益体質強化の兆しが見える。
  • 人手不足社会で人材サービス需要は安定的。景気変動の影響を受けにくい。
  • 中小規模のため、顧客ニーズへの迅速な対応や柔軟なサービス提供が可能。

課題

  • 現状の営業利益率4%台は低く、人材費や販管費の効率化が急務。
  • 同規模の競合が多く、明確な強みや専門性が欠けると価格競争に陥る。
  • 売上高20億円台では大手との取引で劣位。規模拡大が成長のカギ。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がジンジブ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。

#企業時価総額PER
1142Aジンジブ24億円13.3倍
2157Aグリーンモンスター24億円
34650SDエンターテイメント24億円11.2倍
46548旅工房24億円15.3倍
52435シダー24億円4.5倍
69342スマサポ24億円32.8倍
77042アクセスグループ・ホールディングス24億円14.0倍
87083AHCグループ23億円263.2倍
99244デジタリフト23億円11.7倍
10195AMUSCAT GROUP23億円
116085アーキテクツ・スタジオ・ジャパン23億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

有限会社ピーアンドエフとして創業した1999年

1999年7月、大阪府枚方市で有限会社ピーアンドエフを設立。2001年9月に株式会社へ組織変更し、本社を大阪市中央区へ移転した。2002年8月には東京支店を開設し、首都圏への進出を果たした。創業期は広告印刷物の企画編集や衣服販売など多角事業を展開していたが、後の再編によって人材関連事業に特化する土台が築かれた。

人材紹介事業に参入した2014年

2014年2月、若手人材不足の社会課題解決を目的に、株式会社ピーアンドエフの100%子会社として株式会社ジンジブ(旧事業子会社)を設立し、人材紹介事業を開始した。同年5月にはウィルグループから株式会社ミライエの株式を取得し、100%子会社化した。この時期に、後の主力となる高校生向け採用支援サービスの原型が立ち上がった。

持株会社体制への再編と事業の絞り込み

2015年3月、持株会社である株式会社人と未来グループを設立。同時に、ピーアンドエフの子会社だったジンジブの株式を人と未来グループが取得し、ジンジブを直下の子会社とした。同年、ミライヘ、エグゼクティブスタイル、ピーアンドエフ・クリエイツの3社を解散し、事業を人材関連に絞り込んだ。この再編により、現在のジンジブの事業基盤が形成された。

「ジョブドラフトNavi」の開始とエリア拡大

2015年8月、株式会社ジンジブは高校生向け新卒求人サイト「JOBドラフト」(後の「ジョブドラフトNavi」)をスタート。2018年2月には福岡支店を開設し、関西・関東に続く拠点を九州に設けた。同年5月には企業向けメディア「高卒採用Lab」を開始し、採用支援の情報発信を強化した。掲載社数は2026年3月末時点で2,509社に達している。

イベント事業と教育サービスへの展開

2019年7月から合同企業説明会「ジョブドラフトFes」を開始。2022年6月には職業体験イベント「おしごとフェア」、同年8月には教員向け「先生Fes」を開始した。2023年6月には学校向けシステム「ジョブドラフトTeacher」を提供開始。教育研修分野では2024年9月に「人事部パック」をリリースし、定着支援に注力するなど、サービスの幅を広げた。

進学支援事業を買収した2026年

2026年4月、チエルコミュニケーションブリッジ株式会社(CCB)の進路情報事業を買収した。CCBの子会社ジンジブキャリアが承継した大学・専門学校進学相談会の運営事業を取得し、就職支援と進学支援の両軸を整えた。これにより、高校生のあらゆる進路選択に対応するプラットフォーム構築を目指す。中期方針では、ジョブドラフトTeacherのアップデートによる総合プラットフォーム化も掲げている。

年表25件を開く

1990年代

  • 1999年7月創業大阪府枚方市において、有限会社ピーアンドエフを設立

2000年代

  • 2001年9月有限会社ピーアンドエフを株式会社ピーアンドエフへ組織変更
  • 2001年9月株式会社ピーアンドエフ大阪本社を大阪府大阪市中央区へ移転
  • 2002年8月株式会社ピーアンドエフ東京支店を東京都中野区に開設
  • 2005年5月株式会社ピーアンドエフ東京支店を東京都千代田区へ移転

2010年代

  • 2012年1月創業Webプロモーション業を行うことを目的に、株式会社ピーアンドエフと株式会社ウィルグループと共同出資(出資当時の出資比率81%)により、株式会社ミライヘを設立
  • 2013年1月株式会社ピーアンドエフ東京支店を東京都港区へ移転
  • 2013年3月株式会社ピーアンドエフ100%子会社として株式会社ピーアンドエフ・クリエイツ(広告印刷物の企画編集業)を設立
  • 2013年8月M&A株式会社ピーアンドエフが株式会社エグゼクティブスタイル(衣服販売業)の株式を取得、株式会社エグゼクティブスタイルを株式会社ピーアンドエフの100%子会社化
  • 2014年2月若手人材不足という社会課題解決を目的に、株式会社ジンジブ(旧事業子会社)を株式会社ピーアンドエフの100%子会社として設立し、人材紹介事業を開始
  • 2014年5月M&A株式会社ピーアンドエフが株式会社ウィルグループから株式会社ミライエの株式を取得し、株式会社ミライエを株式会社ピーアンドエフの100%子会社化
  • 2015年3月M&A東京都港区を本社に、持株会社である株式会社人と未来グループ設立。株式会社ピーアンドエフの100%子会社である株式会社ジンジブ(旧事業子会社)とともに株式会社ピーアンドエフを100%子会社化
  • 2015年3月株式会社ミライヘ(Webプロモーション業)を解散
  • 2015年3月株式会社エグゼクティブスタイル(衣服販売業)を解散
  • 2015年3月株式会社ピーアンドエフ・クリエイツ(広告印刷物の企画編集業)を解散
  • 2015年4月株式会社ピーアンドエフ株式の現物配当として、株式会社人と未来グループが株式会社ピーアンドエフより株式会社ジンジブ(旧事業子会社)の株式を取得
  • 2015年7月株式会社ジンジブ(旧事業子会社)にてプライバシーマーク取得
  • 2015年8月株式会社ジンジブ(旧事業子会社)にて、高校生のための新卒求人サイト「JOBドラフト」をスタートし、高校生のための新卒採用支援事業をスタート
  • 2016年6月株式会社人と未来グループ100%子会社として株式会社Pridge(動画制作業)の株式を取得
  • 2016年10月株式会社Pridgeの子会社株式の譲渡によりグループから離脱
  • 2016年12月株式会社人と未来グループ100%子会社として株式会社保険モバイル(移動体通信業)を設立
  • 2017年6月株式会社保険モバイル(移動体通信業)を解散
  • 2018年2月エリア拡大を目的に、株式会社ジンジブ(旧事業子会社)福岡支店を福岡県福岡市に開設
  • 2018年5月株式会社ジンジブ(旧事業子会社)にて企業人事向け高校生採用メディア「高卒採用Lab」をスタート
  • 2018年6月創業40代以上の転職環境の向上を目的に、株式会社社長室を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    進学支援事業への進出

    チエルコミュニケーションブリッジの進路情報事業を買収し、就職支援と進学支援を融合。高校生のあらゆる進路選択に対応できるプラットフォームを構築し、高卒採用・進学市場の非効率性を解決する強固な事業基盤を確立する。

  2. 02

    紹介獲得数の向上とチャネル多様化

    金融機関対応部署を強化し、金融機関ごとの目標設定と重点パートナーを明確化。さらに信用金庫や事業会社顧客を有するサービス会社との新規提携を推進し、紹介チャネルを多様化して特定金融機関への依存度を低減する。

  3. 03

    営業体制改革によるリピート率向上

    新規営業と既存顧客営業を分離し、カスタマーサクセス部門がアップセルを担当。失注案件にはフリープランを提案して求人数を確保し、既存顧客への最適提案と掲載数増加でリピート率向上を図る。

  4. 04

    全社生産性の向上と外部委託活用

    AIや外部委託を活用し、正社員が高付加価値業務に集中できる環境を整備。テレアポ業務を外部委託に移行し、商談獲得数に応じた柔軟なコスト管理体制を構築。新たな支店設置なしで地方営業を可能にする。

  5. 05

    リアル×テクノロジーによる学校シェア向上

    合同企業説明会など人の介在によるイベントを全国展開するとともに、システム投資で「ジョブドラフトTeacher」を進化させ、就職・進学を含む総合進路指導情報プラットフォームへと発展させ、学校現場での圧倒的なシェア獲得を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で176人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は409万円で、2期前と比べて+24.9%平均年齢は30.0歳、平均勤続年数は3.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2024年3月32729.82.0161
2025年3月32730.23.018654
2026年3月40930.03.0176114

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率30.8%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
東京支店 — 東京都港区72百万円
大阪本社 — 大阪府大阪市中央区41百万円
静岡支店 — 静岡県静岡市葵区2百万円
名古屋支店 — 愛知県名古屋市中区1百万円
仙台支店 — 宮城県仙台市青葉区1百万円
広島支店 — 広島県広島市中区1百万円
岡山支店 — 岡山県岡山市北区1百万円
熊本支店 — 熊本県熊本市中央区1百万円
福岡支店 — 福岡県福岡市博多区0百万円
ほか1件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は27億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+12.5%、利益が+100.0%。

売上高
+12.5%
27億円
営業利益
+100.0%
2億円
純利益
2億円
営業利益率
7.4%
前期比 +3.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高42億円27億円
営業利益3億円2億円
純利益4億円2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

5期分

直近は2027年1Qで、売上は10億円、営業利益は0億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2025年2Q1300.00
2025年4Q1119.1−2
2026年2Q1417.11
2026年4Q1317.71
2027年1Q1000.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

2019年6月期からの8期で、売上は2億円から27億円へ13.5倍に増えた。直近期の営業利益率は7.4%。売上は7期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2019年6月200
2020年3月522
2021年3月7−3−3
2022年3月10−1−1
2023年3月1510
2024年3月2131
2025年3月24114.2−2
2026年3月27227.42

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高27億円のうち、営業利益として残るのは2億円7.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の7.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金14.8%4億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金81.5%22億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.4%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
85.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.1pt
7.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.4pt
7.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+26.0pt
37.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
23.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2026年3月期は営業CFが3億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は17億円で、売上の7.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2022年3月20−1210
2023年3月30−1311
2024年3月5−10416
2025年3月−1−12−216
2026年3月3−1−1217

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 8期分

2026年3月期の総資産は23億円。このうち返さなくてよい自己資本が6億円で、自己資本比率は24.9%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2019年6月97276.6
2020年3月94543.8
2021年3月111106.9
2022年3月15−116
2023年3月160161.4
2024年3月2251722.3
2025年3月2141718.6
2026年3月2361724.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
17億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-1億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
17億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
52
/ 100
安定性自己資本比率17 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中24位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中491位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
37.8%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.4%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
24.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
12.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥838で、1年前と比べて-0.2%過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。

¥838-1.1%1ヶ月+7.6%1年-0.2%時価総額24億円
過去52週の値幅
安値¥513高値¥1,083

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.3倍
PER (会社予想)6.9倍
PBR4.15倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+4.3%上昇し、25日線(755円)を+0.7%上回る。52週高値1083円からは-29.8%の位置で、週足は緩やかな上昇トレンド。出来高は7月以降減少傾向で、薄商いの中での値動き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PERは12.1倍と業界平均22.6倍を下回るが、PBRは3.83倍と同業平均3.16倍を上回り、市場が成長を織り込んでいる。ROEは37.8%と極めて高いが、2025/3期は純損失を計上しており収益の安定性に欠ける。無配当で株主還元がない。成長期待が先行し、バリュエーションはやや割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.3倍23.4倍
PER (予想)6.9倍
PBR4.15倍3.51倍
ROE37.8%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

成長性と収益性のトレードオフが焦点。2025年3月期に特別損失で最終赤字を計上した一方、2026年3月期は黒字回復と増収増益を見込む。強気派は求人需要の回復と新卒・若年層市場でのシェア拡大を評価するが、弱気派は競争激化による採算悪化や赤字計上の一過性リスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 若年層求人需要の回復

    2026年3月期は増収増益予想で、業績回復基調

  • ニッチ市場での存在感

    特定業種・若年層に特化したプラットフォーム

  • 低バリュエーション

    PER12倍と成長率対比で割安感

  • 営業利益倍増と利益率改善2026年3月期影響

    営業利益1→2億円、利益率4.2%→7.4%に改善

  • 売上高3年連続増加継続影響

    売上高21→24→27億円と右肩上がり

  • 最終損益の黒字化2026年3月期影響

    前期2億円赤字から今期2億円黒字化見通し

  • 高いROEが評価材料継続影響

    ROE37.8%と資本効率の高さが株価を下支え

マイナスに働く材料7
  • 競合ひしめく労働市場

    人材サービス業界は大手から新興まで競争が激しい

  • 過去の赤字の影響

    2025年3月期の最終赤字が信用棄損リスク

  • 収益の不安定性

    景気変動や採用需要の変化に業績が連動しやすい

  • 時価総額22億円の小型株リスク継続影響

    売買代金が少なく株価変動が大きい

  • 2025年3月期の最終赤字継続影響

    前期2億円の赤字が信用棄損リスクに

  • 業績計画未達の可能性決算発表後影響

    営業利益2億円計画が下方修正なら株価急落も

  • 採用市場の競争激化不定影響

    人材紹介業界の競合増加で売上伸び悩み

次の決算で確かめる点
求人掲載件数
プラットフォームの活性度と企業需要の指標
採用成功報酬単価
収益性のトレンドを測る
営業利益率
競争下での収益力の変化を確認

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ980人。区分でいちばん多いのは個人・その他71.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が12.9%を占め、残る87.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他83.384.171.4
証券会社9.712.712.8
事業法人0.60.411.7
外国法人6.01.72.8
金融機関0.51.11.3
外国人個人0.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01佐々木 満秀45.78
02株式会社人と未来11.30
03株式会社SBI証券9.63
04森 亮太3.75
05海老根 智仁2.07
06楽天証券株式会社共有口2.07
07小西 裕也1.07
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.01
09MSSG A/C CLIENTS常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店0.87
10池田 良介0.69

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-15
    佐々木 満秀
    変更報告
    45.78%
    -9.98pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で+138%、1株純資産は5期で−100%。直近期のROEは37.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2019年6月−16567,059
2020年3月16,28919,85831.1
2021年3月−29,972
2022年3月−33
2023年3月21
2024年3月6517429.223.0
2025年3月−64134
2026年3月6319937.810.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額96百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐々木満秀代表取締役社長581,330,000
森隆史専務取締役 HRコンサルティング部 及び営業推進部管掌433,000
新田圭常務取締役 経営企画部及び 経営管理部管掌492,000
星野圭美取締役 キャリア教育開発部 及びカスタマーサポート 部管掌464,000
池田良介社外取締役5720,000
杉浦佳浩社外取締役62
箕浦昇社外常勤監査役54
堀口昌孝社外監査役56
才木正之社外監査役55

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6717112
社外取締役625254

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容9,706字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は「これからを生きる人の夢を増やす」というパーパスのもと、ますます深刻化する若手人材不足という日本社会の社会課題解決に貢献すべく、高校生に特化した新卒採用支援事業、高卒社会人の教育・転職支援サービス事業及びDX人材の育成・研修サービス等教育事業を展開しております。当社は、新卒採用領域の中でも、高校生に焦点をあて、就職活動の支援やイベントの企画を行ってまいりました。 高校生の就職活動は、ほとんどが学校斡旋によるものです。学校斡旋とは、高校に届いた求人の内、教員が提案する就職先から、高校生が一社に絞り、高校の推薦を受けて就職試験を受ける、というものです。高校生の就職活動に関するルールや取り決めは、厚生労働省人材開発統括官実施の検討会である「高等学校就職問題検討会議」において原案が作られ、高等学校就職問題検討会議から各都道府県の教育委員会教育長及び知事、主要経済団体宛に、例年2月に通知がなされます。(例:「令和8年3月新規中学校・高等学校卒業者の就職に係る推薦及び選考開始期日等並びに文書募集開始時期等について(通知)」(※1))その通知原案に従い、厚生労働省の地方支分局である労働局(各都道府県ごとに設置)が主催する都道府県高等学校就職問題検討会議で審議検討され、各地の申し合わせ事項として発効するという流れになっています。都道府県高等学校就職問題検討会議の開催を行った結果、高校生の就職活動に関するルールや取り決めは、厚生労働省各都道府県労働局により採用活動ガイドライン(※2)として公布され、記載されている内容を遵守する形で就職活動が進行します。このガイドラインにおいては、選考日の規制・家庭訪問の禁止・学校訪問の規制・文書募集の規制・求人要項に係る留意点などが記載されております。 ※1 厚生労働省 高等学校就職問題検討会議資料ホームページ https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syokunou_515151.html ※2 厚生労働省各都道府県労働局が毎年発布する採用活動ガイドラインの一例 ・東京労働局ホームページ https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/hourei_seido_tetsuzuki/shokugyou_shoukai/_121483.html ・大阪労働局ホームページ https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-roudoukyoku/mokuteki_naiyou/jigyounushi/_120096.html 結果的に、高校生の就職活動は、「一社ずつ応募する」、「7月から9月の短期間で応募志望先を選定する」、「応募に際して校内選考を受ける」など、大学生の就職活動とは大きく違う点が存在します。また文字情報のみの「求人票」が主な情報源となるため、具体的な仕事や企業のイメージが湧きづらい中で、職場見学先やその先の応募先を決めていく必要があります。 限られた情報、期間、機会で就職活動をしなければならない高卒人材の課題となっているのが、入社後のミスマッチによる早期離職です。2020年から2022年の3年間に就職した高卒人材の実績では、入社後3年以内離職率及び入社後1年内離職率は、以下のとおり高水準で推移しております。 2020年卒業   2021年卒業   2022年卒業 3年以内離職率   37.0%   38.4%   37.9% 1年以内離職率   15.1%   16.7%   17.9% (厚生労働省:令和7年10月発表「学歴別就職後3年以内離職率の推移」より) これらの課題を解決すべく、当社は高校生及び高卒社会人に特化した就職・キャリア支援を行っています。 1 事業の概要 当社は、高卒人材採用支援事業の単一セグメントのため、セグメント情報は記載せず、採用領域として「採用支援サービス」、「企画制作サービス」、「代行支援サービス」、教育領域として「教育研修サービス」の区分を設け、主要提供サービスについて記載しております。 セグメント   区分   主要サービス 高卒人材採用支援事業   採用領域   採用支援サービス 企画制作サービス 代行支援サービス 教育領域   教育研修サービス その他   その他 (1) 採用支援サービス 採用支援サービスは、企業の高校新卒採用をサポートするサービスです。 ① 高校生の就職を支援する就職求人サイト 「ジョブドラフトNavi」(2015年8月提供開始) 「ジョブドラフトNavi」は、文字情報のみである「求人票」に記載されている情報だけでなく、高校生が知りたい会社の雰囲気や1日の仕事の流れ、先輩社員インタビューなどを写真や動画を用いて紹介する、高校生向け求人情報メディアです。高校生は、スマートフォンやパソコンなどからいつでも情報にアクセスでき、求人企業の特徴や職種、就業地域など自分が大切にしたい軸で、全国の求人情報を調べることが可能です。また、簡単な質問に答えるだけでできる適職診断を使って自分に向いている職業を見つけることも可能です。掲載社数は2,509社(2026年3月末現在での実掲載数)となっております。 一方で企業にとっては、従来の高校訪問や求人票発送とした採用活動に加え、「ジョブドラフトNavi」上で高校生に直接自社求人の魅力をアピールすることが可能となります。また、「ジョブドラフトNavi」の掲載企業の内、サポートプランでの掲載企業においては、当社のカスタマーサポート部門による顧客フォローアップを行い、採用アクションの進捗確認を目的とした定期ミーティングの開催や、時期別アクションや高校・高校生への対応方法などの高校新卒採用ノウハウの提供、高校別の就職関連情報の提供、企業求人票の添削アドバイス、高校教員を招いたカンファレンスセミナーの開催等を通じて、高校新卒採用の可能性を高めるためのサービス提供を行っています。当社は、掲載企業から掲載料を受領しサイト運営を行っております。 また、2023年6月から、「ジョブドラフトNavi」と連携して利用可能なシステムとして、「ジョブドラフトTeacher」を学校向けに提供しております。「ジョブドラフトTeacher」は、高校に届く紙の求人票をデジタル化するシステムです。「ジョブドラフトTeacher」上で高校教員のアカウントと生徒の個人アカウントを紐づけ、高校に届く紙ベースの求人票をスキャンしデジタル保存することで、高校教員はマイページから、生徒は「ジョブドラフトNavi」から、高校に届いた求人情報を閲覧・検索することが可能です。高校教員にとっては進路指導の作業の減少に繋がるだけでなく、生徒にいち早く会社の求人情報を見せることができます。一方、生徒にとっては自身の興味関心をもとに企業の検索が可能になり、いつでもどこでも情報収集ができるため、保護者への相談もスムーズになります。これは、企業にとって自社の求人を高校教員や生徒の目に触れてもらう機会を増やすことに繋がります。当社にとっては、高校網を更に拡大するための大きなツールとなります。 加えて、2024年9月より、中小企業向けに、採用、定着、評価、教育の人事機能を担う「人事部パック」のサービスを開始し、顧客への提供が順調に進んでおります。 ② 高校生のための職業体験・就職イベント運営 「おしごとフェア/ジョブドラフトFes/先生Fes」 高校生の職業体験イベント「おしごとフェア」や、就職活動直結の合同企業説明会「ジョブドラフトFes」、高校教員のための職業体験イベント「先生Fes」を運営しています。 企業が従来採用活動として行っている1校1校に対する訪問や求人票発送は、リソース負担も大きく、リソースを確保できない企業にとって不利な状況が生まれます。「おしごとフェア」や「ジョブドラフトFes」「先生Fes」に参画することで、企業の規模に関係なく、一回のイベントで多くの高校生・高校教員に対して自社求人の魅力を直接アピールすることが可能となります。当社は、出展企業から参画料を受領しイベント運営を行っております。 サービス名   イベントの概要 おしごとフェア(2022年6月提供開始)   求人情報解禁前の2月・5月・6月に開催する、高校生のための大規模職業体験イベントです。企業ブースでの仕事体験を通じた仕事理解・社会理解の促進、7月からの就職活動へのモチベーションの向上を行います。また、高校生は高校教員の引率での参加になるため、企業にとっては高校教員との関係性構築が可能です。 2025年5月及び6月には、宮城・新潟・栃木・東京・埼玉・神奈川・静岡・愛知・岐阜・京都・奈良・大阪・兵庫・岡山・島根・広島・福岡・熊本・長崎の各都府県の延べ19会場にて開催しております。高校生6,002名(前年3,167名)を集め、全国の製造業・建設業・飲食業・介護業などの中小企業を中心に、576社(前年389社)の企業が参画しております。2026年2月は、宮城・東京・千葉・愛知・大阪・広島・福岡の各都府県の延べ7会場で開催いたしました。 ジョブドラフトFes(2019年7月提供開始)   求人情報解禁後の7月・10月に開催する、高校生と企業が直接交流できる高校生向け合同企業説明会です。求人票だけでは得られない会社の雰囲気や働く人や情報を知ることができ、業界・企業理解や就職活動へのモチベーションの向上、就職希望先の企業の発見、進路指導教員の負担軽減、そして何より就職活動における高校生の自己選択意識の醸成のサポートを行います。 2024年7月は、宮城・東京・千葉・埼玉・神奈川・愛知・大阪・広島・福岡・熊本の各都府県の延べ13会場(前年15会場)にて開催しております。高校生3,595名(前年3,229名)を集め、全国の製造業・建設業・飲食業・介護業などの中小企業を中心に、552社(前年571社)の企業が参画しております。また、2025年9月は、宮城・東京・愛知・大阪・広島・福岡の各都道府県6会場にて開催しております。高校生延べ742名(前年937名)を集め、各地域の建設業・製造業・飲食業・介護業の中小企業を中心に、177社(前年196社)の企業が参画しております。 先生Fes(2022年8月提供開始)   2月に開催する、高校教員と企業が直接交流できる職業体験イベントです。高校生に対する進路指導の精度向上のため、進路指導を行う高校教員が、実際の仕事体験を通じて職業理解を深めて頂くイベントです。 2026年2月は、宮城・新潟・栃木・埼玉・神奈川・静岡・岐阜・京都・大阪・奈良・兵庫・岡山・島根・福岡・熊本・長崎の各都府県の延べ17会場(前年22会場)で開催いたしました。 ③ 入社後のミスマッチ防止をサポートする 「ジョブドラフトSurvey」 「ジョブドラフトSurvey」は、受検者の特性を明らかにする適性検査アプリと、面接を体系的に進めるためのマニュアルを企業向けに提供しています。適性検査では、性格特性と仕事における優先軸を見える化することで、個々の企業の採用人物像に沿った人材の見極めを可能にします。また、面接マニュアルを提供することで、面接官によってバラバラになりがちな面接内容を体系化し、より適切な人材見極めを可能にします。当社は、掲載企業から利用料を受領し、システム提供を行っております。 (2) 企画制作サービス 企画制作サービスは、企業の高校新卒採用における求人ナビ原稿作成、DTP制作(採用パンフレット制作・イベントブース装飾制作)、Web制作(企業紹介動画制作・採用ホームページ制作)を行い、「ジョブドラフトNavi」掲載企業の魅力に関する訴求力を強化することで、企業の採用活動をサポートするサービスです。当社はサービス導入希望の企業から制作費を受領し、当社パートナーとともに役務提供を行っております。 ① パンフレット制作 「ジョブドラフトNavi」の掲載内容を基に、高校新卒採用専門のパンフレットの制作を行っております。求人票発送に同封する、高校訪問時の説明資料として活用することで、自社求人の魅力をよりわかりやすくアピールすることが可能になります。 ② 企業紹介動画制作 アニメーションを主とした動画の制作を行っております。求人票や「ジョブドラフトNavi」だけでは伝わらない自社求人の魅力を動画にまとめ、自社のホームページやSNSにアップロードすること、及び高校訪問時に高校教員に視聴してもらうことで、自社求人の魅力をよりわかりやすくアピールすることが可能になります。 ③ その他 企業の魅力に関する訴求力を強化する側面から、「ジョブドラフトNavi」原稿作成のための取材、企業採用ホームページの制作、「ジョブドラフトFes」用ブースの装飾セットの制作を行っております。 (3) 代行支援サービス 企業は従来、進路指導を担当する高校教員から自社求人を高校生に紹介してもらうために、高校を訪問して進路指導を担当する高校教員に自社求人の紹介をしたり、自社求人の求人票を高校へ発送したりすることが、高卒新卒採用活動の慣例となっています。 代行支援サービスは、企業の高校新卒採用における活動の代行を行い、「ジョブドラフトNavi」掲載企業の採用活動の効率化・企業負担の軽減をサポートするサービスです。当社はサービス導入希望の企業から委託費を受領し、当社パートナーとともに役務提供を行っております。 ① 高校訪問代行サービス 前述のとおり、企業が従来採用活動として行っている1校1校に対する訪問や求人票発送は、採用活動のためのリソース負担も大きく、リソースを確保できない企業にとって不利な状況が生まれます。その差を解消するため、 企業人事担当者に代わって、訪問高校リストの作成から実際の高校訪問までを代行し、企業の魅力アピールを行っております。企業内に採用活動のためのリソースがなくとも、より多くの高校に直接自社求人をアピールし高校教員との関係を持つことが可能になります。 ② 求人票発送代行サービス 企業人事担当者に代わって、発送高校リストの作成から実際の高校への求人票発送を代行しております。企業内にリソースがなくとも、より多くの高校に求人票を発送し自社求人をアピールすることが可能になります。 ③ 人事部パック 企業人事担当者に代わって、「やめて欲しくない人材の定着支援」を実現する人事パッケージをリブランディングの上、展開開始しております。株式会社リーディングマーク社が展開する「ミキワメAI」と連携し、定期的な性格診断やサーベイにより社員一人一人のコンディションを可視化し、離職の兆候を早期に察知することが可能です。 ④ その他 採用活動の効率化・企業負担の軽減の側面から、応募受付窓口代行サービス、「ジョブドラフトFes」用ブースの当日運営代行サービス、採用活動としてのTikTok運用代行サービス、人事部パックサービスを行っております。 (4) 教育研修サービス 教育研修サービスは、高校生及び高卒社会人に向けた教育研修プログラムの提供サービスです。当社はサービス導入希望の企業又は一部の高校から委託費を受領し、役務提供を行っております。 ① 高校向けキャリア教育支援 「ジョブドラフトCareer」(2022年4月提供開始) 「ジョブドラフトCareer」は高校1年~3年生向けに、自己肯定感の醸成、自己理解・社会理解・仕事理解を育むキャリア教育コンテンツです。進学や就職だけに捉われず、将来を見据えた目的意識を持った進路選択を実現してもらうために、将来や自分の興味関心を自ら主体的に考え気付く「きっかけ」を創り出します。高校から委託を受けて、体系的なキャリア教育の提供や個別相談等の就職サポート等、総合的に支援しております。原則、年間5コマ(講師1名)かつ「おしごとフェア」「ジョブドラフトFes」等に高校教員引率で卒業学年度生が参加する場合は無料で提供しています。当社にとっては、高校網を更に拡大するための大きなツールとなっています。 ② 企業向け新人育成定着支援研修 「ROOKIE’S CLUB」(2019年4月提供開始) 「ルーキーズクラブ」は、高校新卒に特化した、企業向け新人育成研修+定着支援プログラムです。高校新卒が陥りやすい躓きポイントを押さえたアウトプット中心型の研修を1年間行うとともに、チームに1名のファシリテーターが付き研修期間中サポートを行います。 企業は、ファシリテーターが吸い上げた受講者の現在のメンタル状況や強み・弱みに関する当社発行レポートを通じて、離職率の高い1年目において人事担当者の感覚に頼らない状況把握が可能となります。 ③ 社会人向けデジタルマーケティング人材育成研修 「DMU」(2022年1月提供開始) 「DMU」(Digital Marketing Unit)は、オンライン完結型の「デジタルマーケティング研修プログラム」です。当プログラムは、マーケティングに関する専門スキルを身に着けたいと考える方が未経験からでも学ぶことができるプログラムです。 (5) その他 ① 高卒第二新卒(※)の就転職を支援する 「ジョブドラフトNext」「ジョブドラフトSchool」 (ジョブドラフトNext:2022年10月提供開始 ジョブドラフトSchool:2023年9月提供開始) 当社は2022年10月から、高卒第二新卒・既卒生の就職・転職を支援する「ジョブドラフトNext」サービスの提供を開始しました。「ジョブドラフトNext」は、高卒新卒として就職したものの早期離職をしてしまい、その後の再就職で悩んでいる高卒第二新卒者や、進路を決めず高校を卒業しその後に就職で悩んでいる既卒者を対象に、希望者には社会人としてのマインドや社会人基礎力、前述のDMU講座などの専門スキルの講座を「ジョブドラフトSchool」として提供しつつ、高卒第二新卒の就職や転職を支援しています。なお、当社は人材紹介に関する成功報酬を受領しています。若手人材不足に悩む企業においては、高校新卒や大学新卒以外の1つの採用ルートとなり、若手人材不足の解消を実現することが可能になります。 ※ 高卒第二新卒とは、18~25歳程度までを対象とした高卒社会人全般を指します。 2 事業の特徴 (1) 高卒就職というニッチ市場へ特化したポジショニング 当社は、高卒就職というニッチ市場に特化し、高校生及び企業に対して効率的な就職活動及び採用活動の仕組みを提供しています。 これまでの企業に対する採用コンサルティングにより、高校生に選ばれる会社作りの支援、「ジョブドラフトNavi」への掲載や「おしごとフェア」「ジョブドラフトFes」等への参画等これまで企業が行うことができなかった「高校生へ直接知らせる」採用活動の実現、高校との接点支援により高校教員を通して知らせる採用活動の支援を行い、ミスマッチの軽減に取り組んでまいりました。独自に構築した高校データベースを基に、学校ごとの特色や、生徒・高校教員にどのようにアプローチをするか、いつ何をすべきかサポートしています。具体的には、「ジョブドラフトNavi」の掲載企業の内サポートプランでの掲載企業においては、カスタマーサポート部門による顧客フォローアップを行い、採用アクションの進捗確認を目的とした定期ミーティングの開催や、時期別アクションや高校・高校生の対応方法などの高校新卒採用ノウハウの提供、高校別の就職関連情報の提供、企業求人票の添削アドバイス、高校教員を招いたカンファレンスセミナー等の開催等を通じて、高校新卒採用の可能性を高めるためのサービス提供を行っています。また、採用支援サービスだけでなく、企画制作サービスや代行支援サービス、教育研修サービスを拡充することで、一気通貫で企業の悩みに応えるサービス体系を用意しています。 (2) 全国の高校との強いネットワーク 高卒就職市場と大卒就職市場の決定的な違いは、学校の存在です。高校生の就職活動には高校が必ず関与します。そのため、採用検討企業が就職希望高校生へ自社の魅力を訴求するには高校との共同歩調は必須であります。高校との関係性構築を当社ビジネスの付加価値の源泉と位置づけ、当社は、2026年3月期には2,664校の高校に訪問をしております。 求人情報メディア「ジョブドラフトNavi」を通じて高校生の就職に関する情報不足を解消するとともに、高校に出向き「ジョブドラフトCareer」キャリア教育コンテンツの提供や、職業体験イベント・合同企業説明会など、仕事や企業を知るイベントを企画し、高校生の就労観の育成、就職活動の理解を深めています。 また、2023年6月から、「ジョブドラフトNavi」と連携して利用可能なシステムとして、「ジョブドラフトTeacher」を学校向けに提供しております。「ジョブドラフトTeacher」は、高校に届く紙の求人票をデジタル化するシステムです。「ジョブドラフトTeacher」上で高校教員のアカウントと生徒の個人アカウントを紐づけ、高校に届く紙ベースの求人票をスキャンしデジタル保存することで、高校教員はマイページから、生徒は「ジョブドラフトNavi」から、高校に届いた求人情報を閲覧・検索することが可能です。高校教員にとっては進路指導の作業の減少に繋がるだけでなく、生徒にいち早く会社の求人情報を見せることができます。一方、生徒にとっては自身の興味関心をもとに企業の検索が可能になり、いつでもどこでも情報収集ができるため、保護者への相談もスムーズになります。これは、企業にとって自社の求人を高校教員や生徒の目に触れてもらう機会を増やすことに繋がります。当社にとっては、高校網を更に拡大するための大きなツールとなります。 (3) 採用支援サービスと企画制作サービスの相乗効果 求人企業は、自社の魅力を高校生に訴求する方法への知見が乏しいケースも多く見受けられます。そういった企業に対して、「ジョブドラフトNavi」掲載や「おしごとフェア」「ジョブドラフトFes」「先生Fes」等への参画、人事部パックといった採用支援サービスだけでなく、採用パンフレット・イベントブース装飾・企業紹介動画制作・採用ホームページなど、幅広く高卒就活生に刺さる見せ方ノウハウを提供しております。その結果、採用活動に手応えがあれば、採用支援サービスのビジネス機会拡大にも連携する好循環システムができています。 (4) 金融機関との連携による事業基盤の拡大 当社は、2020年4月以降、全国の都市銀行・地方銀行・信用金庫との連携に注力しており、2026年3月末現在106行と提携しております。地方企業における人材不足は深刻であり、特に企業の未来を担う若手人材が不足しています。そのような経営課題の解決ニーズは日に日に高まっており、本連携により、全国の都銀・地銀・信金は既存の取引先に対する融資だけでなく、中小企業の経営課題でもある若手人材不足や社員の高齢化等に対して高校生の新卒採用の提案を行うことが可能となっています。現在では、月間平均275社ほどの案件を全国の都銀・地銀・信金よりご紹介いただいており、当社にとっては安定的な商談確保につながっています。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題5,524字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の有価証券報告書提出日現在における経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。また、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は「これからを生きる人の夢を増やす」というパーパスのもと、「若者に希望を与えるNo.1企業になる」というビジョンを掲げ、ますます深刻化する日本社会の社会課題に貢献すべく、事業を展開しております。 (2) 経営戦略 当社は(1)に掲げた経営方針のもと、未来を担う高校生と成長に向かう企業を輝かせることから、人生のあらゆるシーンで寄り添う企業を目指し、この実現のために以下の経営戦略を推進してまいります。 ① 進学支援事業への進出 当社はチエルコミュニケーションブリッジ株式会社(以下、「CCB」)の進路情報事業を事業買収致しました。CCB主力事業のひとつである、高校生を対象とする大学・短期大学・専門学校の進学相談会の企画・運営等を行う進路情報事業を、CCBが新たに設立した子会社である株式会社ジンジブキャリアが吸収分割により対象事業を一旦承継し、2026年4月1日に当社がジンジブキャリアの全株式を引きうける形で対象事業を譲渡完了しております。当社はこれまで高校新卒者の就職支援に特化し、企業と高校、高校生を繋ぐ独自のワンストップソリューション「ジョブドラフト」を提供してまいりました。今後、これまでの当社の就職支援と本事業の進学支援を融合させ、高校生のあらゆる進路選択に対応できるプラットフォームの構築を行ってまいります。また、これまで本事業で培われてきた高校および大学・専門学校との強固なリレーションと当社の持つ企業・高校ネットワークとが相互に補完し合い、高卒採用・進学市場全体の非効率性を抜本的に解決する、より強固な事業基盤並びに収益基盤を確立させていきます。 ② 紹介獲得数の向上 掲載候補企業の紹介獲得促進のため、金融機関対応部署である営業推進部の組織体制を強化し、支店及び金融機関本部への提案活動を強化いたします。過去の紹介実績に基づき、金融機関ごとの目標設定と重点パートナーの明確化を図ります。また、信用金庫や事業会社顧客を多く有するサービス提供会社との新規提携を推進し、紹介チャネルの多様化と提携効果の最大化を通じて、特定の金融機関に対する依存度を低減し、業績の安定を図ってまいります。 ③ 営業体制の改善 営業体制について、新規向け営業と既存顧客向け営業の役割を分担し、既存顧客の採用アドバイザリを行うカスタマーサクセス部門が既存顧客に対するアップセルを担う体制に変更しています。この変更により、より既存顧客の課題に適したアップセルを行うことが可能になると考えています。また、新規向け営業の失注案件についても、フリープランによるジョブドラフトNavi掲載を提案することで、求人ナビ全体の求人数の確保を図ってまいります。既存顧客への最適なサービスの提案、及び掲載数増加に伴う求人ナビの価値増大を通じて、リピート率の向上を狙います。 ④ 全社生産性の向上 引き続きAIや外部委託の活用を進め、正社員が付加価値の高い業務に注力できる環境を整備し、全社的な生産性向上を図ります。テレアポ業務を原則として外部委託に移行し、商談獲得数に応じた柔軟なコスト管理体制を構築いたします。また、外部委託ワーカーを活用することで、新たな支店設置を伴わずに地方エリアでの営業活動を可能とし、事業エリア拡大とコスト効率の最適化を同時に推進してまいります。 ⑤ 付加価値の向上 中期的な重点方針である単価向上を継続し、アップセルを強化いたします。具体的には、ジョブドラフトNaviご利用企業様へのオプション販売、高単価プランへの誘導、及び人事部パックの販売促進に取り組みます。特に人事部パックは「辞めて欲しくない人材の定着支援」をメインコンセプトにリブランディングを完了しており、今期からしっかりと販売体制を整えて参ります。ストック型の商材として収益基盤の強化に貢献するものと期待しております。また、高校及び高校生へのリーチ力強化、インターン領域への進出、並びに企業掲載ラインナップの多様化を通じて、媒体価値及び提供付加価値の向上を同時に推進いたします。 ⑥ 学校への普及促進 ジョブドラフトTeacher及びジョブドラフトCareerの学校への導入促進を継続強化し、収益基盤である企業網にとっての価値となる学校網を拡大・深耕してまいります。また、「ジンジブハイスクールプロジェクト」と銘打つ現役高校生主体のプロジェクトを立ち上げ、高校生自身がやりたいことを実際に行う環境を創ることで、高校生のキャリア形成支援と民間就職支援サービスの普及促進に貢献いたします。これにより、学校・教育現場との連携を一層強化し、持続的な価値提供体制の構築を目指します。また、導入成功事例の積極的な発信を通じて、全国の学校への普及を促進し、より多くの高校生にとって最適な就職機会が得られる環境整備を進めてまいります。 ⑦ リアル×テクノロジーによる学校シェアの向上 全国展開する「リアルな人の介在(イベント・教育)」と「プラットフォーム(Teacher)」という圧倒的な競争優位性を強みに、競合の追従を許さない学校現場での圧倒的なシェアの獲得を目指します。リアル面では、システムだけでは解決できない「企業と生徒の直接的な出会い」や「キャリア教育の伴走」を強化し、学校との強固な信頼関係をベースに、合同企業説明会等のイベント開催を全国規模で拡大し、「人の介在」による場の提供を促進して参ります。またシステム投資を強化し、「ジョブドラフトTeacher」に大幅なアップデートを行い、単なる「教員向けの求人票管理システム」からの脱却を行います。それにより就職だけでなく進学も含め、先生・生徒・保護者・企業・進学先(大学/専門)をシームレスに繋ぐ「総合進路指導情報プラットフォーム」への進化を致します。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標 当社は、高卒就職支援市場のリーディングカンパニーとして、当該市場を牽引・拡大することにより高い成長性を継続することを目指します。また、高い成長性を維持するために積極的な投資を行う方針であります。従いまして、全社売上高、営業利益、採用領域に関する受注高及びジョブドラフトNavi掲載企業数を当社の経営上重要な指標としております。なお、当社の経営上重要な指標は「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ④ 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標達成状況を判断するための客観的指標」に、過年度からの推移を記載しております。 (4) 経営環境 当社が属する新卒就職支援市場においては、わが国の大卒求人倍率(2027年3月卒業者)は1.62倍(出典:㈱リクルート「第43回ワークス大卒求人倍率調査」)と2026年卒の1.66倍より0.04ポイント低下いたしましたが、依然人員不足が深刻であり、高い水準で推移しております。 また、2026年卒の高卒求人倍率も4.12倍(出典:厚生労働省発表「令和7年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況」取りまとめ(令和8年3月末現在)」)と、2025年卒の4.10倍から0.02ポイント上昇し、非常に高い水準となっております。特に若年層の人員不足は多くの企業の共通課題となっていることから、総じて若手人材を中心とした企業の採用意欲は高止まりを続けています。産業別には、恒常的に若手の人員不足が顕著な建設業や製造業、昨年10月まで開催された大阪・関西万博のインバウンド需要等に関連する小売業・卸売業、一昨年4月の労働基準法改正による残業時間規制の影響で人員不足が喫緊の問題となっている運輸業・郵便業において、求人数が高い状態が続いております。 近年、少子化の影響により若手人材の数が減少し、新卒採用の難易度が一層高まっております。これに伴い、第二新卒などを対象とした通年採用を導入する企業が増加し、その動きが加速しております。 この流れは、人材不足が深刻な中小企業にも波及するものと思われ、当社の若手人材の採用サービス需要が一層高まると考えております。 (単位:名(求人数・求職者数) 倍(求人倍率)) (出典:厚生労働省発表「令和7年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況」取りまとめ(令和8年3月末現在)」) また、この取り組みの延長線上では、新卒採用を通じた企業組織力の強化やキャリア教育の在り方についても見直しが進むと考えられ、主要事業の成長に加え、高校現場におけるキャリア教育並びに企業での教育機会の確保が必要になると考えております。 このような環境の下、当社の展開する採用領域及び教育領域の需要が高いものと考えております。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社が今後事業を拡大し、継続的な成長を行うために、当社は以下に記載しております課題に対処していくことが必要であると認識しております。それらの課題に対応するために、継続的な顧客開拓による利用企業数の増加及びサービスの開発・改良による顧客満足度の向上、利用顧客規模の拡大に対応した内部管理体制強化等の整備を進め、企業価値のさらなる向上を目指して取り組んでまいります。 ① 顧客開拓について 当社は、新卒入社者が入社後1年で離職してしまう早期離職、早期離職後の転職市場の不存在という社会課題を解決し、若者が夢や希望をもって社会で生き抜く世界を創造することを目指しています。 その実現のためには、高校生が求人企業のイメージや仕事の内容を理解し、数多くある業種・職種から自己選択意識を持って自らの就職先を選択することが必要であると考えています。 当社は、求人企業の魅力や仕事そのものの魅力を高校生にもわかりやすく発信すること及び高校現場でのキャリア教育を実施することにより、サービスの利用を促進し、利用企業・利用高校生の拡大に取り組んでまいります。 また、企業側が自ら受入体制を見直し、高卒人財の活躍を促進する動きも必要であり、企業側のHR課題全般に対するアドバイザリーも必要であると考えております。 ② サービス開発・改良について 当社は、高校生にとって使いやすい求人ナビを追求し、機能性、利便性、デザイン性等を高めてまいります。また、企業に対しては、当社の保有する学校網を活用した「高校生との出会いの場」をより多く創造し、採用成功確率の向上といった提供価値を高めていくことで満足度の向上に努めてまいります。 ③ ジンジブキャリアとのPMIについて 当社は、チエルコミュニケーションブリッジ株式会社(以下、「CCB」)の進路情報事業を事業買収致しました。CCB主力事業のひとつである、高校生を対象とする大学・短期大学・専門学校の進学相談会の企画・運営等を行う進路情報事業を、CCBが新たに設立した子会社である株式会社ジンジブキャリアが吸収分割により対象事業を一旦承継し、2026年4月1日に当社がジンジブキャリアの全株式を引きうける形で対象事業を譲渡完了しております。同じグループとして、ビジョン、ミッション、パーパスを共有し、企業理念レベルで統一化を行っていくことはもちろん、制度面、規定面、システム面の統合を進めて参ります。結果、真に生産性の高い企業グループの構築を実現していきます。 ④ 個人情報の管理について 当社は事業運営にあたり個人情報を保持していることから、個人情報保護に関しては重要課題と認識しております。「個人情報取扱及び保護規程」をはじめとする諸規程の制定・運用、役員・従業員への定期的な社内教育の実施、システムのセキュリティ対策等により、個人情報の管理体制を構築・運用しております。また、一般財団法人日本情報経済社会推進協会が運営するプライバシーマーク制度の認証を取得しており、引き続き、情報管理体制の強化、徹底を図ってまいります。 ⑤ 財務上の課題 現状においては、安定的に営業キャッシュ・フローを創出しており、事業継続に支障を来すような財務上の課題は認識しておりません。今後、資金需要が生じた場合は自己資金を充当する方針でおりますが、需要規模によっては金融機関からの借入等も選択肢として対応してまいります。また、収益基盤の維持・拡大を図るためには、手許資金の流動性確保や自己資本の充実、金融機関との良好な取引関係が重要であると考えております。各種費用対効果の検討を継続的に実施することで、財務健全性の確保に努めてまいります。 ⑥ 業績予想の精緻化 2025年3月期においては、期初に計画した業績予想を2024年11月14日に下方修正を行い、それに伴い中期経営計画も見直すこととなりました。また、当期純利益についても、繰延税金資産の取崩の発生により大幅な減額となりました。2026年3月期においては、期初計画に対して堅調に進捗いたしましたが、今後においては、このような事態を防ぐために、今よりもさらに綿密にかつ精緻に利益計画を策定してまいります。
事業等のリスク9,612字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社のリスク管理体制につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要 ③ その他の企業統治に関する事項 b.リスク管理体制の整備の状況」に記載のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) 事業環境に関するリスク ① 就職支援事業の動向について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社は、高校生に特化した新卒採用支援事業や教育・転職支援サービス事業などの就職支援事業を行っております。労働市場は景気変動の影響を受けやすく、景気が悪化することにより、企業の採用活動意欲が低下する場合があります。結果的に、求職を希望する者と人材を求める企業との需給バランスが均衡せず、正社員雇用の減少や、パートやアルバイト、派遣社員等の非正規雇用の増加等にみられる雇用形態の変化、中途採用等の採用手法の多様化による新卒ニーズの低減などが発生した場合は、当社の事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 当社は、事業展開を行うエリアの拡大や、高校生だけでなく高卒第二新卒までカバーするサービス展開を積極展開し、特定のエリアや関係者の需要だけに影響されない事業展開を行うことで、当該リスクの軽減を企図しております。 ② 進学支援事業の動向について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、高校生に特化した進学合同説明会の実施、Webポータルの作成、進学情報誌の発刊など進学支援事業を行っております。今後、少子化進展の影響により、進学を希望する高校生の絶対人数の低下が加速する場合があります。同時に大学、専門学校数の減少につながる可能性があります。その場合、進学説明会への参加人数減、Webポータルの閲覧者数減、進学情報誌の読者数の減少などに繋がり、結果として、当社の事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 当社は、事業展開を行うエリアの拡大や、一度、社会に出た社会人の学びなおし(リスキリング)までカバーするサービス展開を企図し、特定のエリアや関係者の需要だけに影響されない事業展開を行うことで、当該リスクの軽減を図ります。 ③ 競合について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の「ジョブドラフトNavi」は、Webによる求人広告事業の一種であり、競合会社が存在しております。Webによる求人広告事業は、比較的容易に参入が可能であるため、他社との差別化が必要な事業であると考えております。当社よりも大規模な資本を有した企業や競争力のある新規参入企業により当社の優位性が薄れた場合には、当社の事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 当社は、Webによる求人広告事業の1事業に偏ることなく、就職イベントである「おしごとフェア」「ジョブドラフトFes」「先生Fes」の運営や、新人育成定着支援の研修を行う「ルーキーズクラブ」、高校現場に出向いたキャリア教育支援サービス「ジョブドラフトCareer」の運営を行っており、単なるWeb求人広告ではなく、採用・教育・定着支援に関するサービスや高校生に向けたキャリア教育サービスまでを、デジタルを活用しつつも人が介在したサービス提供モデルで総合的に展開することで、他社との差別化を図っております。 ④ 業績の季節変動について(発生可能性:高、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の売上構成として、採用支援サービスの売上高が51.6%(2026年3月期)を占めます。この採用支援サービスの受注は、高校新卒採用の結果が出る10~3月にリピート継続契約が集中するため、求人掲載に関する売上高が下期に偏重する傾向にあります。また、採用支援サービスの中でも、おしごとフェア/ジョブドラフトFesについては、5~7月及び10月に役務提供となるため、開催月に売上が偏重します。 同時に、企画制作サービス・代行支援サービスについては、求人情報が解禁となる7月に集中するため、売上高が特定の月に偏重する傾向になります。また、納期管理を徹底しておりますが、顧客の採用状況の都合等により検収時期が遅延し、計画どおりに売上計上ができない場合があります。特に会計期間末頃に予定されていた検収が翌月以降に遅れる場合には、当社の期間業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 現行の採用ルール等の変更がない限り、構造的な問題であるため、季節変動を平準化することは難しい側面がありますが、この季節的変動を考慮した計画策定を行うとともに、納期管理については外注パートナーと協力し徹底いたします。 (2) 事業内容に関するリスク ① システムの開発及び運用について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の就職支援事業は、Web上で求人情報提供しており、サイト及びアプリの継続的な開発及び更新並びにシステム運用の安定性が事業遂行上、重要と考えております。当社は現在、システム開発及びシステム運用の一部を社外に委託しております。これらの委託先との間にトラブルが発生した場合等には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 当社は、特定の委託先だけに依存しないシステム開発及びシステム運用体制を構築すること、及びその一部を内製化することで、当該リスクの低減を企図しています。 ② 広告宣伝の展開について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の高卒人材採用支援事業においては、多くの企業に認知して頂くことが必要であり、そのためにはWeb広告を始めとした、様々な媒体での広告宣伝活動を戦略的かつ効果的に展開することが必要であると考えております。しかしながら、その効果について正確に予測することは不可能であり、同業他社との競合等から広告宣伝費が過大となった場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 当社は、広告宣伝の費用対効果指標を事前に定め、その指標結果を一定期間で測り短期間での改善を行う体制とすることで、当該リスクの低減を企図しています。 ③ 登録者数の確保について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の高卒人材採用支援事業においては、その事業の性格上、登録者の確保が非常に重要であることから、当社は各高校の進路指導教員及び就職を希望する高校生への働きかけを中心に、Web広告や既登録者からの紹介等により募集しております。しかしながら、少子化による将来の労働人口の減少や労働市場の変化等によっては、企業からの求人を満たすだけの人材を確保できない可能性があり、その場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 当社は、高校現場に出向いたキャリア教育支援サービス「ジョブドラフトCareer」の運営を通じ、対応エリアを拡大することで、当該リスクを一定程度低減させることを企図しています。 ④ 新規事業等について(発生可能性:高、発生時期:特定時期なし、影響度:高) 当社は、業容拡大に向けて、高卒人材採用支援事業に資する新たなサービスの創出を目指しております。新規サービスにおいて、安定収益を創出するまでの時間が想定以上に要し、先行投資による利益率が低下したり、また追加のコストが発生する可能性があります。 ・リスクへの対応策 新規サービスの収益性を予め十分に調査・検討したうえで協議して進めてまいります。 ⑤ M&A、資本業務提携について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は事業基盤拡大のため、M&Aや資本業務提携も有益な手段であると考えております。当社が想定していたシナジー効果が創出できない場合に、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ・リスクへの対応策 社内で収益性やシナジー効果を十分に検討し、社外の投資、財務、法務等の専門家と十分に協議を行い、リスクの低減に努めます。 (3) 組織体制に関するリスク ① 特定の人物への依存について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の代表取締役社長佐々木満秀は、当社の創業者であり、当社の経営方針の策定や事業戦略の立案や業務遂行において重要な役割を担っております。当社は、特定の人物に依存しない経営体質の構築を進めておりますが、何らかの理由により同氏による業務遂行が困難になった場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 現状において、何らかの理由により同氏が当社の業務を継続することが困難になった場合には次の代表取締役社長が就任するまでの期間やその後の定着までの期間において業務執行に支障をきたす可能性はありますが、その時期は想定されるものではなく、当該リスクが短期的に顕在化する可能性は低いと想定しております。また、当該リスクに対応するため、当社は特定の人物に過度に依存しない体制を構築するべく、取締役・部次長レイヤーへの積極的な情報共有等により経営組織の強化を図っております。 ② 人材の確保・育成について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、今後の事業拡大や社内管理体制の強化を推進するためには、優秀な人材の確保・育成が不可欠であると認識しております。適格な人材を十分確保できなかった場合には、当社の事業展開に支障が生じ、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 当社は現在、積極的な人材採用を行うとともに、ストック・オプションを用いた外的インセンティブ制度の導入や社内研修による成長実感に基づく内的インセンティブの醸成により離職を防止することに努めております。 (4) 法的規制に関するリスク ① 高卒採用活動に関するガイドラインの変更(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社は、厚生労働省人材開発統括官実施の検討会である「高等学校就職問題検討会議」から各都道府県の教育委員会教育長及び知事、主要経済団体宛に例年2月に通知(例:「令和8年3月新規中学校・高等学校卒業者の就職に係る推薦及び選考開始期日等並びに文書募集開始時期等について(通知)」(※1))される原案に従い、厚生労働省の地方支分局である労働局(各都道府県ごとに設置)が主催する都道府県高等学校就職問題検討会議で審議検討され、各地の申し合わせ事項として厚生労働省各都道府県労働局により採用活動ガイドライン(※2)として公布されている高校生の就職活動のルールや取り決めを遵守する形でサービス提供を行っております。このガイドラインにおいては、選考日の規制・家庭訪問の禁止・学校訪問の規制・文書募集の規制・求人要項に係る留意点などが記載されます。ガイドラインは申し合わせ事項であるため、求人企業・高校・学生がガイドラインに違反した場合の罰則や処分はありませんが、多くの高校生、そして採用する企業がこのルールに則った活動を行っており、事実上の規制として効力を発揮しております。そのため、このガイドラインにおいて、例えば選考日が変更になる、新たな規制が追加される等、企業の採用活動の方法が変わるような大幅な変更があった場合には、採用活動の在り方が変化し、結果的に当社の事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ※1 厚生労働省 高等学校就職問題検討会議資料ホームページ https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syokunou_515151.html ※2 厚生労働省各都道府県労働局が毎年発布する採用活動ガイドラインの一例 ・東京労働局ホームページ https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/hourei_seido_tetsuzuki/shokugyou_shoukai/_121483.html ・大阪労働局ホームページ https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-roudoukyoku/mokuteki_naiyou/jigyounushi/_120096.html ・リスクへの対応策 当社は、事前にサービス変更を行う体制を整えるために、継続的にガイドラインに関する情報を収集しております。 ② 個人情報の管理について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、就職活動を行う高校生の住所、氏名、連絡先等を収集、利用しておりますが、当社ではこれらの個人情報等について、「個人情報取扱及び保護規程」及び「情報セキュリティ管理規程」を定め、経営管理部にて厳重に管理するとともに、全従業員を対象として社内教育を徹底する等、個人情報の保護に積極的に取り組んでおります。しかしながら、当社において何らかの理由により個人情報等の漏洩が生じた場合には、当社の顧客等に対する信頼の著しい低下等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 当社は、当該リスクに対応するため、情報セキュリティ体制や情報管理体制を構築するとともに、2015年7月にプライバシーマークを取得しております。 ③ 求人広告の支援内容について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の就職支援事業においては、顧客である企業に対して、求人票の書き方から採用ツールの制作支援まで行っており、企業の求人広告に幅広く関与しております。一方、求人広告に関して職業安定法において、職業紹介並びに労働者の募集方法、労働条件の明示及び虚偽の求人広告等に関する規制が定められており、また、労働基準法による「男女同一賃金の原則」等、様々な法的規制や自主的規制も存在します。これらの規制の対象は求人企業ではありますが、上記のとおり、当社は求人広告に幅広く関与していることから、当該規制について十分に配慮する必要があると考えております。当該規制に抵触するような支援を行った場合には、当社の信用は低下し、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 企業の掲載申込については、労働法令関連の指摘事項に関する過去履歴の有無確認や、高校生の就職先としての業種適正性や反社チェックによる取引先適正性の判断を経営企画部にて行う体制を構築しております。また、実際に公開される求人広告については、求人企業にて作成済みの公開前求人広告の公開申請を受け、当社サービス開発部が、求人内容のテキスト情報や画像ファイルに、差別的表現や優位性表現、非公開情報の有無等を確認した上で、求人広告の公開承認を行う体制を構築しております。 同時に、当社は、職業安定法に定める特定募集情報等提供事業者の第1号及び第3号の届出を行っており、2023年以降定期的な事業報告を行うことが義務づけられております。加えて、2025年3月には、優良募集情報等提供事業者として認定を受けました。それらの情報等提供事業者として遵守すべき事項を社内で周知し遵守することで、当該リスクを軽減しております。 ④ ジョブドラフトNavi及びジョブドラフトNextに関する法的規制について (発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社が運営するジョブドラフトNaviは、「職業安定法」が定める募集情報等提供事業として特定募集情報等提供事業者の第1号の届出を行っております。また、当社が運営するジョブドラフトNextは「職業安定法」が定める募集情報等提供事業として特定募集情報等提供事業者の第3号の届出を行うとともに、「職業安定法」が定める有料職業紹介事業として厚生労働大臣の許可を受け事業を行っております。有料職業紹介事業の許可について、取得後の初回については3年、それ以後は5年ごとの更新が義務付けられており、有価証券報告書提出日現在の許可の有効期限は2028年3月31日であります。加えて、2025年3月には、優良募集情報等提供事業者として認定を受けております。 当社は、規制に準拠したサービス運営を実施しており、今後も法令順守体制の強化や社内教育の実施等を行ってまいりますが、新たな法規制の制定や改正が行われ、又は既存法令等の解釈変更等がなされ当社が運営するサービスが新たな法規制の対象となる場合、許可の追加取得が必要となる場合、又は、許可の取消し、業務停止命令若しくは業務改善命令の対象となる場合等には、当社の業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 当社は、規制に準拠したサービス運営を実施しておりますが、今後も法令順守体制や情報収集体制の強化や社内教育の実施等を行ってまいります。 ⑤ 訴訟及び係争について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:低) 当社は、リスク・コンプライアンス委員会を中心に、当社の事業展開に係わる紛争可能性について情報収集及び検討を行っており、有価証券報告書提出日現在において訴訟及び係争は生じておりません。しかしながら、将来において当社の事業展開に係わる内容について訴訟及び係争が生じる可能性は否定できず、その場合には業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 当社は、上記リスクを回避するため、弁護士・弁理士等の外部専門家と緊密に連携しており、今後もその体制を継続する方針であります。 (5) その他 ① 配当政策について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社は株主利益の最大化を重要な経営目標の一つとして認識しており、現在、事業の成長過程にあることから、内部留保の充実を図り、配当を行っておりません。将来的には利益還元の方策の一つとして配当を行う方針ではありますが、配当実施の可能性及びその実施時期等については、現時点において未定であります。 ・リスクへの対応策 経営基盤の長期安定に向けた財務体制の強化及び事業の継続的な拡大への投資を行うことが企業価値向上に結び付くものと考えており、ひいては株主に対する最大の利益還元になると考えておりますが、可能な限り早い時期に配当による利益還元ができる体制を検討しております。 ② 当社株式の流動性について(発生可能性:低、影響度:小、顕在化する可能性のある時期:常時) 当社は、東京証券取引所グロース市場への上場をしており、公募増資及び売出しによって当社株式の流動性の確保に努めることとしておりますが、株式市況等の要因により流通株式比率が向上しない、あるいは低下する可能性があり、これらの場合には当社株式の市場売買が停滞すること等により当社株式の需給関係に悪影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 今後、既存大株主への一部売出しの要請、新株予約権の行使等による流通株式数の増加等、流動性の向上を図ってまいります。 ③ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について(発生可能性:大、発生時期:短期、影響度:小) 当社では、当社の役員及び従業員に対するインセンティブを目的として新株予約権を付与しており、当事業年度末現在における発行済株式総数に対する潜在株式数の割合は7.67%となっております。これらの新株予約権が行使された場合には、当社の株式が発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。 ・リスクへの対応策 新株予約権の発行については、必要最低限にとどめるなど、その影響を考慮した各種検討や取組みを実施しております。 ④ 繰延税金資産の回収可能性の評価について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:高) 当社は、将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金に対して、将来の収益力に基づく課税所得等を見積り、回収可能性があると判断した範囲内で繰延税金資産を計上しております。しかし、実際の課税所得が見積りと異なることで繰延税金資産の全部又は一部の回収可能性が無いと判断される場合には、繰延税金資産を減額することになります。その結果、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 月次段階での収益予実分析を継続して行うことで、繰延税金資産の全部又は一部の回収可能性が無いと判断される予測が立つ場合には、事前に収益確保のための施策を立案し収益の確保をいたします。 ⑤ 特定の外注先への依存について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、サービス提供に関する外注先について、特定の外注先だけに依存しない体制を構築することを基本方針とおいておりますが、求人票発送代行サービスについては、特定の外注先に委託しております。当該外注先の倒産等により役務提供が受けられないことが発生した場合、求人票発送代行サービスの提供が困難になり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 パートナーの増枠など特定の外注先だけに依存しない体制を構築することで、当該リスクの低減を企図しています。 ⑥ 資金使途について(発生可能性:低、発生可能性のある時期:数年内、影響度:中) 当社の公募増資による調達資金の使途は、主として採用費及び人件費、広告宣伝費への充当と考えておりますが、しかしながら、事業環境の変化に伴い、現在計画している資金使途を変更する可能性があります。また、現在の計画どおり資金を使用したとしても、期待どおりの効果をあげられない場合があり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 仮に資金使途に変更が生じた場合には、当該事業年度の有価証券報告書等において記載します。なお、仮に事業買収等の投資に変更される場合、当該投資については、取締役会にて投資対効果や撤退基準等を厳しく協議してまいります。 ⑦ 大株主について(発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低) 当社の代表取締役社長である佐々木満秀の所有株式は、有価証券報告書提出日現在で、発行済株式総数の45.77%となっております。同氏は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。当社といたしましても、同氏は当社の創業者であるとともに代表取締役社長であるため安定株主であると認識しておりますが、将来的に何らかの事情により、大株主である同氏の持分比率が低下した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ・リスクへの対応策 持分比率の管理とともに、こまめな投資家コミュニケーションを継続して行ってまいります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当社の収益構造は、求人広告掲載を希望する企業に当社サービスを紹介し、対価として、「ジョブドラフトNavi」掲載料を中心に、付随するオプションサービス料金を受領しております。「ジョブドラフトNavi」及び「ジョブドラフトNext」については、それぞれ、自社保有マッチングプラットフォームであり、人材紹介サービスであるため仕入原価が発生しませんが、付随オプションサービスについては役務提供に関する仕入原価が発生する収益構造となっております。 掲載料収益は新規及びリピート申込数の影響を受け、新規申込数は新規商談数×新規受注率、リピート申込数は対象顧客数×リピート率で表されます。それぞれの変数に対する当社の対応としては以下のとおりです。 (商談数) ・広告宣伝費を投下し、Web上でのインバウンド商談獲得(※)を促進しています。 ・全国の都市銀行・地方銀行・信用金庫と連携し、高卒人材採用を希望する企業紹介を促進しています。 (※)web上でのインバウンド商談とは、web上でのサービス問い合わせから商談に至ったものを指します。 ・提携戦略の促進により、弊社サービス取扱い代理店の数を増加させています。 (受注率) ・金融機関からの紹介商談は、企業のサービスへの期待も高く、受注率が高いため、全国の都市銀行・地方銀行・信用金庫と連携し、高卒人材採用を希望する企業紹介を促進しています。 (リピート率) ・「ジョブドラフトNavi」の掲載企業の内スタンダードプランでの掲載企業においては、カスタマーサポート部門による顧客フォローアップを行っております。採用アクションの進捗確認を目的とした定期ミーティングの開催や、時期別アクションや高校・高校生の対応方法などの高校新卒採用ノウハウの提供、高校別の就職関連情報の提供、企業求人票の添削アドバイス、高校教員を招いたカンファレンスセミナー等の開催等を通じて、高校新卒採用の可能性を高めるためのサービス提供を行っておりますが、常に顧客の要望する点についてのサポート内容の改善を行っております。 当事業年度におけるわが国経済は、トランプ関税の悪影響懸念や日中関係の悪化など懸念事項はあったものの、雇用・所得環境の改善や大阪・関西万博をはじめとするインバウンド需要の増加などを背景に、全体として底堅い推移を維持いたしました。一方で、原材料価格の上昇や円安の継続、物価高の影響などにより、個人消費は力強さに欠ける状況が続きました。また、直近では中東情勢の悪化に伴うサプライチェーンの混乱・コスト増、為替影響への懸念など、海外動向の不透明感もわが国経済の先行きに影響を与えており、依然として不透明な環境が続いております。 そのような下で、当社が属する新卒就職支援市場においては、わが国の大卒求人倍率(2027年3月卒業者)は 1.62倍(出典:㈱リクルート「第43回ワークス大卒求人倍率調査」)と2026年卒の1.66倍より0.04ポイント低下いたしましたが、依然人員不足が深刻であり、高い水準で推移しております。 また、同じく高卒求人倍率(2026年3月卒業者)は4.12倍(出典:厚生労働省 令和7年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況」取りまとめ(令和8年3月末現在))と2025年卒より0.03ポイント上昇し、非常に高い水準のまま推移しております。特に若年層の人員不足は多くの企業の共通課題となっていることから、総じて若手人材を中心とした企業の採用意欲は高止まりを続けています。産業別には、恒常的に若手の人員不足が顕著な建設業や製造業、昨年10月まで開催された大阪・関西万博のインバウンド需要等に関連する小売業・卸売業、一昨年4月の労働基準法改正による残業時間規制の影響で人員不足が喫緊の問題となっている運輸業・郵便業において、求人数が高い状態が続いております。 近年、少子化の影響により若手人材の数が減少し、新卒採用の難易度が一層高まっております。これに伴い、第二新卒などを対象とした通年採用を導入する企業が増加し、その動きが加速しております。この流れは、人材不足が深刻な中小企業にも波及するものと思われ、当社の若手人材の採用サービス需要が一層高まると考えております。 このような環境の下、当社は、パーパスに「これからを生きる人の夢を増やす」、ビジョンに「若者に希望を与えるNo.1企業」を掲げ、これらを実現するため、高校生及び高卒第二新卒(18歳~25歳程度の高卒社会人及び離職者)を価値提供のターゲットとした、以下のサービスを展開しております。 <採用支援サービス> ・高校生の就職を支援する就職求人サイト「ジョブドラフトNavi」 ・ジョブドラフトNaviと連動した教員のための求人管理システム「ジョブドラフトTeacher」 ・高校生のための職業体験・就職イベント運営「おしごとフェア/ジョブドラフトFes/先生Fes」 ・入社後のミスマッチ防止をサポートする適性検査アプリ「ジョブドラフトSurvey」 <企画制作サービス> ・企業の高校新卒採用における求人ナビ原稿作成 ・DTP制作(採用パンフレット制作・イベントブース装飾制作) ・Web制作(企業紹介動画制作・採用ホームページ制作) <代行支援サービス> ・求人票発送代行サービス ・TikTok等SNS運用代行サービス ・人事部パックサービス(※1) (※1定着を主とした人事支援サービス) ・その他採用業務代行支援サービス <教育研修サービス> ・高校向けキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」 ・企業向け新人育成定着支援研修「ROOKIE’S CLUB」 ・社会人向けデジタルマーケティング人材育成研修「DMU」 <その他サービス> ・高卒第二新卒(※2)の就転職を支援する「ジョブドラフトNext」 (※2高卒第二新卒とは、18~25歳程度までを対象とした高卒社会人全般を指します。) 上記の通り、採用分野だけに限らない研修や採用、定着診断などのサービスを実現しております。 当事業年度においても、引き続き、当社主軸サービスである「ジョブドラフトサービス」の地方深耕・付加価値向上・商談獲得ルートの新規開拓を進め、特に金融機関等からの見込顧客紹介や、広告からの資料問合せ等のインバウンド商談などを主軸として進めてまいりました。 当事業年度上期においては、営業体制の見直しや、金融機関対応の変更の結果、新規受注率が上向きになり、受注状況は改善されました。また、提携済金融機関等に対して持続可能な顧客紹介数の増加の実現に向け、一行一行との対話を増やし、金融機関側のニーズヒアリングや各行のキーマンの把握を実行したことにより、顧客紹介数も着実に増加致しました。さらに当事業年度下期においては、季節性を考慮し、これまでの新規テレアポ商談重視のやり方を変え、業務委託のリソースを過去広告からの問い合わせのあった企業リストへの荷電(顧客ナーチャリング)にシフトする等、受注率の高い商談リードへの転換を推進しました。結果、受注平均単価が上昇致しました。またこれまで取り組んできたWeb商談チームのトークの型化の見直し等も結果が出始めております。そのような中、掲載売上については、掲載数の伸長に伴い前年同期と比較して増加、掲載売上以外のオプション売上につきましては、特に高校生向け大規模合同企業説明会が好調に推移しております。ただし人事部パックの販売が当初想定を下回り、結果として、当事業年度の売上高については、計画比95.4%で着地いたしました。売上原価については、オプション商品の制作を一部内製化すること等の施策実施、また製品ミックスの改善により、 粗利益率が計画79.4%に対し86.2%で着地、利益の確保を実現いたしました。販売管理費については、金融機関経由の受注強化に伴い成約時の紹介手数料が増加、また業務委託費用が増加している一方、「生産性向上」の方針の下、全社でコスト削減に取り組みました。その結果、販売管理費計画2,154百万円に対し2,152百万円の消化となり、結果的に前年比大幅増益を実現しております。以上、事業進捗が復調していること及び全体経費の削減から、売上高については計画比95.4%、営業利益・経常利益及び税引前当期純利益については計画を大きく上回る着地となりました。 その結果、当事業年度の業績は、売上高2,687,952千円(前年同期比12.0%増)、営業利益166,010千円(同165.4%増)、経常利益165,777千円(同181.5%増)、当期純利益182,361千円(前年同期は184,425千円の当期純損失)となりました。 なお、当社は、高卒人材採用支援事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ② 財政状態の状況 (資産の部) 当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べ212,164千円増加し、2,302,864千円となりました。これは主に、現金及び預金が90,330千円増加、建物が89,557千円増加、繰延税金資産が63,984千円増加した一方、前払費用が80,034千円減少、敷金及び保証金が17,460千円減少したことによるものであります。 (負債の部) 当事業年度末における負債は、前事業年度末に比べ24,774千円増加し、1,725,604千円となりました。これは主に、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)が89,652千円減少、短期借入金が2,494千円減少した一方、未払金が50,183千円増加したことによるものであります。 (純資産の部) 当事業年度末における純資産は、前事業年度末に比べ187,390千円増加し、577,260千円となりました。新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ1,040千円増加し、当期純利益の計上により利益剰余金が182,361千円増加したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ90,330千円増加し、1,684,224千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、301,693千円となりました。これは、主に税引前当期純利益147,404千円、未払金の増加額50,183千円、前払費用の減少額80,034千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、121,397千円となりました。これは、主に有形固定資産取得による支出82,082千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、89,965千円となりました。これは、主に長期借入金の返済による支出89,652千円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社が提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当事業年度の受注実績は次のとおりであります。なお、当社は高卒人材採用支援事業の単一のセグメントであるため、サービス領域別に記載しております。 サービス領域の名称   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 受注高   受注残高 金額(千円)   前期比(%)   金額(千円)   前期比(%) 採用領域   2,668,867   119.6   1,298,960   114.8 教育領域   316,754   231.4   62,785   102.7 その他   ―   ―   ―   ― 合計   2,985,621   126.0   1,361,746   114.2 (注) 受注高は当該期間における顧客からの受注の総額であり、受注残高は過去受注済のもののうち期間末日時点において役務未提供のため売上高に未計上である金額を指します。 c.販売実績 当事業年度の販売実績は次のとおりであります。なお、当社は高卒人材採用支援事業の単一のセグメントであるため、サービス領域別に記載しております。 サービス領域の名称   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 販売高(千円)   前期比(%) 採用領域   2,378,692   105.8 教育領域   295,395   222.7 その他   13,864   71.9 合計   2,687,952   112.0 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析、検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項については、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択、適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要とします。これらの見積りについては過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる可能性があります。 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 (1) 財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。 ② 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a 財政状態の状況 当事業年度の財政状態の状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載のとおりであります。 b 経営成績の状況 (売上高) 当事業年度の売上高は前事業年度と比較して、287,692千円増加し、2,687,952千円(前年同期比12.0%増)となりました。売上高の分析・検討内容につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載のとおりです。 (売上原価、売上総利益) 当事業年度の売上原価は16,010千円増加し、369,331千円(前年同期比4.5%増)となりました。これは主に、オプション商材の販売が好調に推移したことによるパートナー支払の増加によるものであります。この結果、売上総利益は271,681千円増加し、2,318,621千円(前年同期比13.3%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当事業年度の販売費及び一般管理費は168,215千円増加し、2,152,610千円(前年同期比8.5%増)となりました。これは主に、業容拡大に伴う新規採用による人件費の増加、及び金融機関への支払紹介手数料(金融機関から紹介頂いた企業との成約に伴う紹介手数料)の増加によるものであります。この結果、営業利益は103,465千円増加し、166,010千円(前年同期比165.4%増)となりました。 (営業外損益、経常利益) 当事業年度は、営業外収入として主に助成金収入等により3,498千円を計上しました。また、営業外費用として主に支払利息により6,952千円を計上しました。この結果、経常利益は106,892千円増加し、165,777千円(前年同期比181.5%増)となりました。 (特別損益、当期純利益) 当事業年度は、特別損失として固定資産除却損を18,381千円計上しました。また、繰延税金資産の積立により、法人税等調整額として63,984千円計上したため、法人税等が282,380千円減少し、△34,956千円となりました。これらの結果、当期純利益は366,786千円増加し、182,361千円(前年同期は当期純損失184,425千円)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社の資金需要のうち主なものは、人件費や広告宣伝投資、システム開発、事務所移転経費等が中心となりますが、これらの資金に関する財源は、自己資金及び金融機関からの借入により対応しております。 なお、当事業年度末の現金及び現金同等物残高は前事業年度末に比べ90,330千円増加し、1,684,224千円となりました。有利子負債(借入金)残高は422,458千円(前事業年度末514,605千円)となっております。 今後の更なる業容拡大に対応するための資金に関しては、自己資金を主として、場合に応じて金融機関からの借入資金を用いて、成長投資の実行とともに財務基盤の強化を図ってまいります。 ④ 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標達成状況を判断するための客観的指標等 当社は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標」に記載の指標を重視しており、過年度からの推移は以下のとおりです。 第11期事業年度(2025年3月期)   第12期事業年度(2026年3月期) 売上高(千円)   2,400,260   2,687,952 営業利益(千円)   62,545   166,010 採用領域に関する受注高(千円)   2,232,123   2,668,867 ジョブドラフトNavi掲載企業数(社)   2,056   2,509

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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