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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

旅工房

TABIKOBO Co. Ltd.6548 · Growth · サービス業

オンライン特化でコストを削減し、トラベル・コンシェルジュによる高付加価値提案で個人旅行を軸に成長する旅行会社。

概要

旅工房は1994年に設立された旅行会社で、主に海外旅行向けのパッケージ旅行、航空券、宿泊手配をオンラインで販売する。本社は東京都豊島区。2017年に東証マザーズ(現グロース)に上場し、2023年10月に株式会社アドベンチャーの子会社となった。2025年6月期の連結売上高は37億円、従業員数は108名。個人旅行事業を柱としながら法人旅行やインバウンド旅行も手掛けるが、コロナ禍以降赤字が続いている。

個人・法人・インバウンドの三事業で構成

旅工房グループは、主に日本国内の個人顧客を対象とした海外向けパッケージ旅行の企画・販売を中核とする。2025年6月期の旅行取扱額の内訳は、個人旅行事業43.9億円、法人旅行事業23.6億円、インバウンド旅行事業は0円(前期は約2.5百万円)であった。個人旅行では、航空券とホテルを組み合わせたダイナミックパッケージと既製パッケージを販売し、法人旅行では企業・官公庁・学校法人の業務渡航や団体旅行を扱う。インバウンド事業は現在縮小傾向にある。

オンライン販売とトラベル・コンシェルジュの併用

同社の特徴は、インターネットでの顧客獲得に特化しつつ、電話・メールでサポートする「トラベル・コンシェルジュ」を配置するハイブリッド戦略にある。自社サイトや旅行ポータルを通じて集客し、システム上で完結するオンライン予約と、複雑な旅程に対応する有人対応を組み合わせる。営業時間外でも24時間予約可能なオンライン予約システムを運用し、方面別組織(ヨーロッパ、北米、東南アジアなど)が企画から手配まで一貫して行うことで、地域特性に応じた商品を提供している。

連結子会社による海外拠点の運営

連結子会社としてTabikobo Vietnam Co. Ltd.(ベトナム・ホーチミン市)、PT. Ramayana Tabikobo Travel(インドネシア)、株式会社ミタイトラベル(日本旅行との共同出資)の3社を有する。ベトナム子会社は現地企業向けコンサルティングや航空券販売、インドネシア子会社は個人向け宿泊・オプショナルツアー手配を行う。ミタイトラベルは2021年10月に設立され、新たな事業領域として位置づけられている。一方、かつて子会社だったALOHA 7, INC.(ハワイ)は2024年1月に全株式を売却し、連結範囲から除外された。

低収益体質とコンプライアンス上の課題

2025年6月期の売上高は37.2億円(前期比11.4%増)だが、営業損失1.1億円と4期連続の赤字を計上した。当期純損失は7.7億円に拡大し、特別調査費用や助成金返還損が影響した。2021~2022年にかけて雇用調整助成金の不正受給が判明し、特別調査委員会を設置。Go Toトラベル事業給付金の不適切受給問題も重なり、コンプライアンス体制の強化が急務となっている。純資産は6.2億円と前期比半減し、財務基盤の脆弱さが露呈している。

業界の中での役割は旅行業(オンライン旅行会社)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
48億円
営業利益
-2億円
営業利益率
-4.2%
純利益
2億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01個人旅行主力

海外向けパッケージ旅行を中心に、航空券、宿泊、オプショナルツアー、旅行保険などを提供する。オンライン予約システムと「トラベル・コンシェルジュ」による電話・メールでのカスタマイズ支援を組み合わせ、顧客ニーズに応える。

主な製品・サービス5
パッケージ旅行
航空券とホテルを組み合わせた海外旅行商品。ダイナミックパッケージと既製パッケージを提供。
航空券販売
単品での航空券を販売。
宿泊手配
ホテルの宿泊予約を手配。
オプショナルツアー
現地での観光ツアーや体験を手配。
海外旅行保険
海外旅行中のリスクに備える保険を手配。

02法人旅行準主力

企業、官公庁、学校法人向けに業務渡航や団体旅行(研修、報奨、国際会議、展示会など)を手配する。

主な製品・サービス2
業務渡航手配
出張などの際の航空券、宿泊、交通手段を手配。
団体旅行
少人数から数百人規模までの団体旅行を企画・手配。

03インバウンド旅行副次

訪日外国人向けに業務渡航や団体旅行の手配を行う。現在は法人需要が中心。

主な製品・サービス1
訪日旅行手配
海外からの訪日旅行者に対する宿泊、交通、ツアーなどの手配。

製品と技術

オンライン予約システムとダイナミックパッケージ

同社は24時間自動予約が可能なオンライン予約システムを運営する。顧客はウェブサイト上で航空券とホテルを自由に組み合わせたダイナミックパッケージを予約できる。システムは他社ポータルサイトとも連携し、幅広い商品を比較可能にしている。コロナ禍で停止していた「オンライン・パッケージ」システムは2023年以降再稼働し、機能強化を進めている。2025年6月期の個人旅行取扱額は43.9億円で、全体の65%を占める。

トラベル・コンシェルジュによるカスタマイズ旅行

システムでは対応しきれない顧客の潜在ニーズに応えるため、方面別に「トラベル・コンシェルジュ」を配置。顧客からメールで受けた要望をもとに、電話でヒアリングし、旅程の再構成や宿泊先の変更などを提案する。特に初めての訪問先や複雑な旅程を希望する顧客から支持を得ている。このハイブリッド戦略により、オンラインの利便性と対面サービスの付加価値を両立している。同社の調査では、オンライン予約過程で詳細情報や相談を求めるユーザーが一定数存在することが確認されている。

法人向け業務渡航・団体旅行の手配

法人旅行事業では、企業の海外出張や学校の研修旅行、国際会議・展示会・コンサートなどのイベント向け団体旅行を手配する。少人数から数百人規模まで対応し、専門性の高い学会旅行も扱う。2025年6月期の法人旅行取扱額は23.6億円。ただし前期の36.0億円から減少しており、案件の大型化・収益性の改善が課題となっている。官公庁からの受注も一部あり、安定した需要が見込める分野である。

インバウンド・現地子会社のサービス

インバウンド旅行事業は、訪日外国人向けに業務渡航や団体旅行の手配を提供してきたが、2025年6月期の取扱額は実質ゼロ。現在は国内宿泊施設とのネットワーク構築を進め、個人客向けの再開を目指す。一方、ベトナム子会社Tabikobo Vietnamは現地企業向けコンサルティング・航空券販売、インドネシア子会社PT. Ramayana Tabikobo Travelは個人客向け宿泊・オプショナルツアーを提供している。これらはグループ全体で観光需要を取り込むための現地拠点として機能している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

旅行業界で国内需要に特化、赤字継続で競争力に課題

国内旅行業界では、エイチ・アイ・エスや近畿日本ツーリストなどの大手が市場を牽引する一方、当社は専門性の高い分野で差別化を図る。直近の売上高は33億円から48億円へ成長しているが、営業損益は赤字が続き、収益性改善が急務である。同業他社と比較して、当社は海外団体旅行や法人需要への依存度が低く、国内個人旅行に特化しているため、旅行需要の変動に影響を受けやすい。一方で、大手が手掛けにくいニッチな旅行商品や顧客サービスに強みを持つ可能性がある。しかし、赤字基調は価格競争力やブランド力の不足を示しており、業界内でのポジションは中位以下と推測される。ライバルであるジンジブやイシンは成長分野で存在感を示しており、当社は競争優位性を明確にする必要がある。

強み

  • 国内個人旅行に特化し、大手が手薄なニッチな旅行商品を提供できる可能性がある。
  • 売上高は33億円から48億円へ増加し、市場需要の取り込みが進んでいる。
  • 小規模な組織で顧客ニーズに柔軟に対応できる可能性があり、きめ細かいサービス提供が可能。
  • 特定地域やテーマに特化した旅行商品を開発する専門性を持つ可能性がある。

課題

  • 営業損益が赤字で、収益性改善が急務。コスト構造の見直しが必要。
  • 大手や同業他社との価格・サービス競争が激しく、差別化が不十分。
  • 国内旅行需要は景気や災害の影響を受けやすく、業績が不安定になるリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が旅工房

時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。

#企業時価総額PER
16548旅工房24億円15.3倍
2189AD&Mカンパニー24億円10.8倍
39760進学会ホールディングス24億円
49242メディア総研24億円11.3倍
5157Aグリーンモンスター24億円
64650SDエンターテイメント24億円11.2倍
72435シダー24億円4.5倍
89342スマサポ24億円32.8倍
9142Aジンジブ24億円13.3倍
107042アクセスグループ・ホールディングス24億円14.0倍
117083AHCグループ23億円263.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

池袋で創業、オンライン販売へ舵を切った1994~1998年

1994年4月、東京都豊島区池袋に株式会社旅工房を設立。海外航空券・宿泊券の販売を目的とし、同時に一般旅行代理店業を登録した。1997年6月に第3種旅行業登録を取得した後、1998年9月にオンラインでの海外旅行商品販売を開始。この時期にインターネットを活用した販売チャネルを早期に採用したことが、後のビジネスモデルの基盤となる。

第1種旅行業登録と全国支店網の拡大(2003~2008年)

2003年9月、国土交通大臣登録の第1種旅行業を取得し、自社企画商品の販売が可能となった。同年10月に仙台支店を開設。2004年8月には国際航空運送協会(IATA)の公認代理店認可を得て、国際航空券の直販力を強化。2006年6月大阪支店、同年8月名古屋支店、2007年11月福岡支店、2008年11月札幌支店と順次設置し、日本の主要都市に販売拠点を拡大した。

ハワイ子会社化と本社移転(2010~2013年)

2010年9月、ハワイの旅行業者ALOHA 7, INC.の第三者割当増資を引き受け子会社化。2013年3月に完全子会社とした。同年10月には本社を東京都豊島区西池袋から同区東池袋へ移転。この時期、海外現地法人を通じたインバウンドや現地手配の体制を整えた。ただしALOHA 7は2024年1月に全株式を売却し、連結から外れている。

ベトナム・インドネシア進出と東証マザーズ上場(2016~2017年)

2016年12月、Tabikobo Vietnam Co. Ltd.をベトナム・ホーチミン市に設立。2017年4月、東京証券取引所マザーズ市場に上場(証券コード6548)。2018年8月にはインドネシアのPT. Ramayana Tabikobo Travelを子会社化し、東南アジアでの事業基盤を拡大した。上場時の売上高は約22.5億円(2017年3月期)で、成長軌道に乗っていた。

コロナ禍による売上急減と店舗閉鎖(2020~2021年)

2020年4月、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、札幌支店と福岡支店を閉鎖。2021年3月期の売上高は9億円に激減し、過去最大の29億円の当期純損失を計上した。2021年10月には株式会社日本旅行との共同出資で株式会社ミタイトラベルを設立。2022年4月、東証の市場再編に伴いグロース市場へ移行した。

アドベンチャー傘下入りと決算期変更(2023年)

2023年10月、第三者割当増資により株式会社アドベンチャーが親会社となる。同時に決算期を3月31日から6月30日に変更し、2024年6月期は15か月の変則決算となった。同年9月期の売上高は33億円まで回復したが、営業損失4億円と赤字は続いた。2024年1月にはALOHA 7, INC.の全株式を売却し、グループ再編を進めた。

不正受給問題と特別調査委員会の設置(2021~2025年)

2022年3月、Go Toトラベル事業給付金の不適切受給が発覚。2023年4月には不適切な資金循環取引も判明。さらに2025年8月、特別調査委員会の調査により、2021~2022年3月期に雇用調整助成金を不正受給していたことが明らかになった。同委員会の指摘を受け、コンプライアンス体制の抜本的改革を進めている。

年表29件を開く

1990年代

  • 1994年4月創業海外航空券、海外宿泊券の販売を目的として、東京都豊島区池袋に株式会社旅工房設立
  • 1994年4月一般旅行代理店業登録(登録第9230号)
  • 1997年6月旅行業法に基づく第3種旅行業登録(東京都知事登録旅行業3-4251号)
  • 1998年9月オンラインでの海外旅行商品販売を開始

2000年代

  • 2002年1月本社を東京都豊島区西池袋へ移転
  • 2003年5月旅行に係る公正競争規約の制定・運用を行う旅行業公正取引協議会へ加入
  • 2003年5月一般社団法人日本旅行業協会(JATA)へ加入
  • 2003年9月旅行業法に基づく第1種旅行業登録(国土交通大臣(現 観光庁長官)登録旅行業第1683号)
  • 2003年10月仙台支店を宮城県仙台市青葉区に設置
  • 2004年8月各国の航空会社で組織される国際的な民間団体である国際航空運送協会(IATA)より公認代理店の認可を取得
  • 2004年11月国内旅行の取扱いを開始
  • 2006年6月大阪支店を大阪府吹田市に設置
  • 2006年8月名古屋支店を愛知県名古屋市中区に設置
  • 2007年11月福岡支店を福岡県福岡市中央区に設置
  • 2008年11月札幌支店を北海道札幌市中央区に設置

2010年代

  • 2010年9月M&AALOHA 7, INC.の第三者割当増資引受により子会社化
  • 2013年3月M&AALOHA 7, INC.の全株式を取得し完全子会社化
  • 2013年10月本社を東京都豊島区東池袋へ移転
  • 2015年5月大阪支店を大阪府大阪市中央区南船場へ移転
  • 2016年2月仙台支店を閉鎖
  • 2016年12月Tabikobo Vietnam Co. Ltd.をベトナム社会主義共和国ホーチミン市に設立(現・連結子会社)
  • 2017年4月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場
  • 2018年8月M&APT. Ramayana Tabikobo Travelの株式を取得し子会社化(現・連結子会社)
  • 2019年11月大阪支店を大阪府大阪市中央区難波へ移転

2020年代

  • 2020年4月札幌支店、福岡支店を閉鎖
  • 2021年10月株式会社ミタイトラベルを株式会社日本旅行との共同出資により設立(現・連結子会社)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の再編に伴いグロース市場へ移行
  • 2023年10月商号変更第三者割当増資により、株式会社アドベンチャーが親会社となる 決算期を3月31日から6月30日に変更
  • 2024年1月ALOHA 7, INC.の全株式を売却し、連結範囲から除外

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ハイブリッド戦略の拡大・深化

    オンライン販売システムの利便性向上と「トラベル・コンシェルジュ」による付加価値の高い商品提案を組み合わせた戦略を拡大し、国内外の個人旅行市場でのシェア拡大を図る。

  2. 02

    システム強化による予約機能向上

    24時間自動予約システムの再稼働や旅行商品データベースの充実、サーバ増強等によりオンライン予約システムの機能を強化し、利便性の高いウェブサイトを構築する。

  3. 03

    マーケティング手法の進化

    従来の広告手法に依存せず、SNSや新たなオンラインメディアに対応したマーケティング手法を模索し、顧客基盤の拡大を目指す。

  4. 04

    トラベル・コンシェルジュの採用・教育強化

    高いスキルを持つ人材を確保し、専門セクションによる継続的な研修や海外派遣を通じて接客力・提案力を向上させる。

  5. 05

    商品企画力の向上と差別化

    現地情報のデータベース化や社内研修等を通じて企画力を強化し、他社との差別化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で108人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は405万円で、8期前と比べて3.2%平均年齢は33.8歳、平均勤続年数は5.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月293
2018年3月321
2019年3月41830.84.6362
2020年3月43430.94.7376
2021年3月33330.94.9289
2022年3月36034.86.6188
2023年3月38234.97.4114
2024年6月41634.56.795−421
2025年6月40533.85.6108−93

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率33.3%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 2 / 海外 2、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都豊島区0百万円
旅行業
大阪支店 — 大阪府大阪市中央区0百万円
旅行業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社 アドベンチャー(注)1
    東京都渋谷区 · その他の関係会社
    議決権53.0%
  • 海外
    Tabikobo Vietnam Co. Ltd.
    Ho Chi Minh City, Vietnam · 連結子会社
    議決権99.0%
  • 海外
    PT. Ramayana Tabikobo Travel
    Bali, Indonesia · 連結子会社
    議決権67.0%
  • 国内
    株式会社 ミタイトラベル(注3)
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権65.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    第50回アジア税務長官会合(SGATAR)年次会合の運営委託等
    国税庁 · 2021-08-31
    659万円
  • 調達
    VTSにおけるデジタル通信技術の利用に関する専門家会議運営支援業務
    海上保安庁 · 2019-02-08
    416万円
  • 調達
    国際海事機関(IMO)による加盟国に対する監査の受け入れ支援業務
    国土交通省 · 2022-08-05
    290万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は48億円営業利益-2億円前期と比べると増収で、売上が+29.7%。

売上高
+29.7%
48億円
営業利益
-2億円
純利益
2億円
営業利益率
-4.2%
前期比 -1.5%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高50億円48億円
営業利益-2億円-2億円
純利益2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は20億円、営業利益は−2億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+5.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q2−1−50.0−2
2023年4Q6−2
2024年1Q5−1−20.0−1
2024年2Q9−1−11.10
2024年3Q1400.0−1
2024年4Q5−2−40.0−2
2025年2Q1800.00
2025年4Q19−1−5.3−8
2026年2Q2800.03
2026年4Q20−2−10.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は136億円から48億円へ35%に減った。直近期の営業利益率は-4.2%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
ALOHA 7, INC.の全株式を取得し完全子会社化
2013年3月13600
2014年3月17800
2015年3月20811
Tabikobo Vietnam Co. Ltd.をベトナム社会主義共和国ホーチミン市に設立(現・連結子会社)
2016年3月21721
東京証券取引所マザーズ市場に上場
2017年3月22532
PT. Ramayana Tabikobo Travelの株式を取得し子会社化(現・連結子会社)
2018年3月24210
2019年3月29332
2020年3月33411
株式会社ミタイトラベルを株式会社日本旅行との共同出資により設立(現・連結子会社)
2021年3月9−20−29
2022年3月11−13−16
第三者割当増資により、株式会社アドベンチャーが親会社となる 決算期を3月31日から6月30日に変更
2023年3月13−9−10
2024年6月33−4−4−12.1−4
2025年6月37−1−1−2.7−8
2026年6月48−2−2−4.22

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高48億円のうち、営業利益として残るのは-2億円-4.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金104.2%50億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-4.2%-2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比11.7pt
-4.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.9pt
4.2%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年6月期は営業CFが1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは現金積み上げ型にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも期末の手元現金は26億円で、売上の8.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年3月5−1−1416
2016年3月0−1−1−112
2017年3月−1−10−210
2018年3月6−16521
2019年3月18−301536
2020年3月−13−37−1627
2021年3月−30−139−3135
2022年3月−10−154−2514
2023年3月−1514−5−18
2024年6月−1018−125
2025年6月100126

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2025年6月期の総資産は37億円。このうち返さなくてよい自己資本が6億円で、自己資本比率は15.8%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月150151.0
2014年3月240241.2
2015年3月282265.8
2016年3月283259.7
2017年3月2952416.6
2018年3月42123028.2
2019年3月69145519.9
2020年3月53153828.9
2021年3月43−1053
2022年3月37−1754
2023年3月18−1836
2024年6月35142138.6
2025年6月3763115.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
26億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-15億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
31億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中44位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中495位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-4.2%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
29.7%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥119で、1年前と比べて-25.6%過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。

¥119-0.8%1ヶ月+10.2%1年-25.6%時価総額24億円
過去52週の値幅
安値¥86高値¥218

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.3倍
PBR3.17倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は長期間下落基調で、1年間で-30.82%。8月14日現在110円と、52週安値86円からは回復したが、52週高値218円の約半分の水準。7月24日に334万5600株と急増した出来高を伴って108円まで上昇、その後も100円台で底固め。25日移動平均線(104.52円)を上抜け、75日線(107.48円)も僅かに上回る。RSIは52.17と中立圏。週足では下げ止まりの兆候が見えるが、200日線(132.18円)が抵抗となる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PERは算出不能で、予想PERも不明。PBR2.54倍は業界平均3.31倍を下回るが、ROEが-78.8%と大幅な赤字で、無配当。業界平均PER23.09倍と比較しても、収益力が極端に悪化している。売上高は増加傾向にあるが、営業損益は赤字が続き、最終損益も赤字計上。PBRだけでは割安に見えるが、企業価値の毀損が著しく、割高と判断せざるを得ない。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.3倍23.4倍
PBR3.17倍3.51倍
ROE-78.8%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

旅行需要の回復を背景に売上は拡大しているが、依然として赤字が続き、投資家の間で収益化の時期と成長の持続性が争点となっている。強気派は、訪日インバウンド需要の増加や富裕層向け高付加価値ツアーの伸びが収益改善につながるとみる。一方、弱気派は、営業赤字の解消が遅れており、競争激化やコスト上昇で改善が進まないリスクを指摘する。さらに、PBRが2.54倍と財務指標が悪化する中で割高感があり、経営計画の達成可能性に疑問を呈する向きもある。需要回復の本格化と収益構造改革の進捗が投資判断の分かれ目になる。

プラスに働く材料7
  • インバウンド需要の拡大

    訪日外客数は回復傾向にあり、インバウンド事業の売上成長が期待できる。

  • 高付加価値ツアーへの注力

    富裕層向けツアーの需要は高く、客単価引き上げと収益改善が期待される。

  • 売上の急回復

    直近の売上は前期比で増加し、回復基調が明確になってきた。

  • 売上高48億円、前期比29.7%増2027年6月期影響

    売上高は33→37→48億円と3期連続増加。増収により赤字縮小が進む

  • 純利益2億円と黒字転換2027年6月期影響

    純損益は-8→+2億円。黒字化により財務懸念が後退

  • 営業損失ピーク-4億円から改善通年影響

    営業損益は-4→-1→-2億円。ピーク比で赤字幅は縮小

  • 時価総額22億円と低位株価不定影響

    時価総額22億円と最小規模。材料が出れば株価感応度大

マイナスに働く材料7
  • 赤字継続の懸念

    直近の営業利益率はマイナスで、収益化のメドが立っていない。

  • 競争激化

    旅行業界は価格競争が激しく、差別化が難しい。

  • 財務悪化と割高感

    PBRが2.5倍を超え、資本効率が悪化している中でバリュエーションが割高。

  • 売上高48億円でも営業赤字続く継続影響

    直近売上高48億円に対し営業損失2億円。売上総利益率が低く本業で稼げない

  • ROE-78.8%と自己資本毀損懸念通年影響

    ROE-78.8%は資本棄損が進行。PBR2.54倍は割高に見える

  • 配当0円で株主への還元なし継続影響

    配当利回り0%。純利益が出ても配当に回す余力は不透明

  • 株価1年で30.8%下落、低流動性不定影響

    外国人保有1.44%と低く、出来高も少ない。下落局面では売りが先行

次の決算で確かめる点
経常収支と最終損益
赤字からの脱却と黒字化の時期を見極めるため。
海外旅行取扱高
主力事業の需要回復のペースを測る指標。
インバウンド売上比率
成長分野である訪日事業の寄与度を確認するため。
高付加価値ツアー件数
収益性改善の鍵となる富裕層向け販売の推移を見るため。

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ6,134人。区分でいちばん多いのは事業法人53.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.4%を占め、残る46.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年3月%2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年6月%2025年6月%
事業法人10.49.79.67.253.453.4
個人・その他83.884.784.677.541.838.8
証券会社1.63.52.53.13.66.4
外国法人3.91.73.00.31.11.3
自己株式0.10.40.40.20.2
外国人個人0.20.30.211.90.10.2
金融機関0.10.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社アドベンチャー52.91
02高山 泰仁7.14
03株式会社SBI証券1.87
04楽天証券株式会社1.52
05株式会社証券ジャパン0.91
06坂井 直樹0.88
07松井証券株式会社0.67
08杉山 昌樹0.56
09CACEIS BK ES IICS CLIENTS(常任代理人香港上海銀行東京支店)0.56
10マネックス証券株式会社0.45

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+48%、1株純資産は10期で+243%。直近期のROEは-78.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月5987.5
2014年3月4858.3
2015年3月264681.0
2016年3月387462.5
2017年3月5313251.7
2018年3月42512.3225.7
2019年3月4129215.054.8
2020年3月193226.146.3
2021年3月−608
2022年3月−277
2023年3月−154
2024年6月−2669
2025年6月−3930−78.8
2026年6月8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/6期の役員報酬は総額34百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢
小林祐樹代表取締役社長41
朝居宏文取締役 レジャー本部長 事業戦略本部長 法人営業本部長48
轟木有里珠取締役26
甲斐亮之取締役45
黒田潤監査役(常勤)73
外山吉丸監査役41
野村拓也監査役34

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)420205
社外監査役511112
社外取締役2332

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,882字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社と当社の連結子会社3社(Tabikobo Vietnam Co. Ltd.、PT. Ramayana Tabikobo Travel及び株式会社ミタイトラベル)の計4社によって構成されています。 当社グループは、主に日本国内の個人顧客をターゲットにオンラインでの海外向けを中心とするパッケージ旅行の企画・販売や、航空券の販売、宿泊手配、オプショナルツアーの手配等を行っております。個人向け以外にも、企業や官公庁、学校法人等の法人顧客向けに業務渡航や団体旅行の手配等を行っております。 連結子会社のTabikobo Vietnam Co. Ltd.は、ベトナムで主に現地企業向けのコンサルティング事業、航空券の販売及び宿泊の手配等を行っております。また、PT. Ramayana Tabikobo Travelは、インドネシアで主に個人顧客向けの宿泊及びオプショナルツアーの手配等を行っております。 当社グループは、旅行業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載せず、主要な事業についてその特徴を記載します。 (個人旅行事業) 個人のお客様に対し、海外向けを中心とするパッケージ旅行を企画・販売するとともに、単品での航空券販売、宿泊手配、オプショナルツアー、海外旅行保険等の手配を行っております。 個人旅行事業における当社の特徴は以下のとおりです。 (1) インターネットでの顧客獲得 当社グループでは、パッケージ旅行等の旅行関連商品の販売チャネルを自社ホームページや他社が運営する旅行系のポータルサイトといったインターネット上での販売に絞り込むとともに、お客様とのやり取りについてはメール及び電話を主な手段としています。これによって、店舗開設・運営にかかる固定費を削減し、コストの低減を図っております。 (2) 「トラベル・コンシェルジュ」による旅行カスタマイズ 当社グループでは、インターネット上で顧客獲得を行っておりますが、旅行商品の販売手段としては、個人のお客様の旅行予約に際し「トラベル・コンシェルジュ」がサポートする仕組みと、自動化された販売システムを使用してお客様ご自身の操作によりウェブサイト上で予約手続きが完結するオンライン販売システムの2種類があります。 当社グループでは、独自に実施したインターネットユーザーの行動調査により、オンライン予約の過程で多数のユーザーが「商品ページに記載されているよりも詳細な情報を知りたい」「初めての旅行先は相談して最終決定したい」「複雑な旅程や条件で予約したい」等、システムによるオンライン予約だけでは対応できない潜在ニーズがあることを把握しております。 これらの潜在ニーズに応えるため、当社グループではシステムによるオンライン予約と、システムで対応しきれないお客様に対して、方面別に旅行先の情報に精通したプロフェッショナルによる電話やメールでの対応を組み合わせた「ハイブリッド戦略」を推し進めております。 具体的には、旅行先の方面別に「トラベル・コンシェルジュ」と呼ぶ担当者を配置し、お客様からインターネットでいただいたお問い合わせをもとに、担当する地域に精通した「トラベル・コンシェルジュ」が電話及びメールでご要望のヒアリングを行い、ヒアリング内容をもとに必要に応じて旅行内容のカスタマイズや旅程の組み直しを行って、一人ひとりのお客様に最適な旅行を提供するための体制を整えております。 これにより、自宅に居ながらにして旅行予約ができるオンラインの利便性を確保しつつ、こだわりのあるお客様のニーズにも応えられる付加価値の高い商品提案を行っております。 (3) 24時間対応のオンライン予約システム 当社グループでは、「トラベル・コンシェルジュ」がお客様のご予約をサポートする仕組みに加えて、旅行業界の中で急成長している分野である24時間対応のオンライン予約を強化しており、お客様が航空券とホテルの組み合わせをシステム上で自由に選べるダイナミックパッケージと従来型の既製旅行パッケージを販売しております。 オンライン販売システムを利用する場合、24時間いつでも旅行商品の予約が可能となっており、曜日や時間を問わず今すぐ予約したいというお客様のニーズに対応しております。 (4) 方面別組織による付加価値の高い旅行商品の提供 当社グループでは、方面別に組織を分けており、それぞれの部署が旅行の企画から予約、手配までを一貫して行う体制としております。目的地の地域ごとにお客様のニーズが異なることから、地域特性に応じた商品の企画及び販売を可能とすることで、価格競争力のみならずお客様のニーズに即した付加価値の高い旅行商品を提供しております。 (法人旅行事業) 企業、官公庁、学校法人等のお客様に対し、国内及び海外への業務渡航手配を行っております。また、法人のお客様向けの団体旅行も取扱っており、少人数のグループ旅行から数百人規模の大型の旅行まで、研修旅行、報奨旅行はもちろんのこと、専門性の要求される国際会議、展示会、学会やコンサート等の各種イベント向けの旅行についても取扱っております。 (インバウンド旅行事業) 海外から日本を訪れる訪日外国人を対象としたインバウンド旅行の手配を行っております。現在は、海外の企業や団体等の業務渡航や団体旅行への対応が中心となっておりますが、今後は国内の宿泊施設等とのネットワークを充実させて、個人による訪日旅行についても注力してまいります。 これらの主要事業における旅行取扱額は以下のとおりです。 第27期   第28期   第29期   第30期   第31期 2021年3月期   2022年3月期   2023年3月期   2024年6月期   2025年6月期 個人旅行事業(千円)   312,302   340,098   921,112   3,531,720   4,386,628 法人旅行事業(千円)   414,756   187,184   2,178,466   3,602,686   2,356,728 インバウンド旅行事業(千円)   156,522   427,626   110,460   2,547   - 合計(千円)   883,580   954,910   3,210,039   7,136,953   6,743,357 (注)旅行取扱額は、当社と当社の連結子会社以外の他の旅行会社が主催し当社グループが代理販売する旅行商品(以下、「他社主催旅行」という。)の販売額を含めた顧客への販売総額をいいます。なお、売上高の算出においては、当社グループが他社主催旅行の販売によって当該他の旅行会社から収受する販売手数料部分のみを計上する一方、保険販売手数料等の旅行商品以外の収入を含めて計上しております。 事業系統図に示すと以下のとおりであります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,848字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針 当社グループは、「国際交流の発展及び世界平和に貢献することと同時に、全従業員及び関係者の物心両面の充足と幸福を追求する」ことを経営理念として掲げております。旅行業を通じて国際間における人的交流の促進に寄与することが、我が国と諸外国間における国際交流の発展につながり、ひいては世界平和の実現に貢献できるとの理念のもと、当社グループの事業を推進してまいります。 また、持続的な事業の発展と公正な利益分配を通じて、株主の皆様、従業員、旅行者、取引先といった全てのステークホルダーの物心両面の充足と幸福実現を追求してまいる所存です。 (2) 目標とする経営指標 当社グループでは、事業規模拡大の観点から、売上高及び売上総利益の額とそれらの成長率を重要な経営指標と位置付けております。また、事業の収益性と企業価値の向上を目指すべく、営業利益、経常利益及び1株当たり当期純利益の額とそれらの成長率についても重要な経営指標と認識しております。 (3) 中長期的な経営戦略 当社グループの主力事業である個人旅行事業においては、オンライン販売の利点と「トラベル・コンシェルジュ」による柔軟な対応を組み合わせた「ハイブリッド戦略」により事業を拡大させてまいりました。 今後も「ハイブリッド戦略」を拡大・深化させることが国内及び海外の個人旅行市場におけるシェア拡大につながるという考え方から、システム投資によりオンライン販売システムの利便性を高めつつ、商品企画の強化や人材の採用・教育の強化を通じて、旅行商品の充実と「トラベル・コンシェルジュ」による付加価値の高い商品提案を実現させてまいります。あわせて、認知度向上によるさらなる顧客基盤の拡大を目指して、様々なマーケティング施策を積極的に実施してまいります。 また、事業ポートフォリオの多様化を図るべく、法人旅行事業とインバウンド旅行事業についても、引き続き強化してまいります。 (4) 経営環境 足元では、新型コロナウイルス感染症の水際対策の終了により、旅行需要の回復が加速しております。国内旅行市場におきましては、政府の観光支援策等も寄与し、旅行者数は概ね新型コロナウイルス感染症拡大前の水準まで回復しております。しかしながら、当社グループが主力事業とする海外旅行市場におきましては、不安定な国際情勢や経済的要因等もあり、旅行者数の回復は緩慢であります。また、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、エネルギー資源・原材料価格の高騰、外国為替市場の変動等、旅行業界を取り巻く環境は依然として先行き不透明な状況が続いております。 中長期的には、日本国内の少子高齢化と人口減少が進む一方、新興のオンライン旅行会社の参入や成長により、国内の旅行業界の競争は激化することが予想されます。また、スマートフォン等の通信端末の進化や新たなオンラインメディアの誕生により、これまでとは異なるマーケティング機会や新たな技術が日々登場しております。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは以下のような課題に対処すべきと認識しています。 なお、以下に記載する課題は、当社グループとして対処すべき優先順位が高いと考えるものから順番に記載しております。 (コンプライアンス体制の強化) 当社グループは、Go Toトラベル事業給付金の不適切受給及びGo Toトラベル事業給付金に係る不適切な資金循環取引の両事案について、それぞれ、2022年3月及び2023年4月以降、再発防止策を実行してまいりました。しかし、2025年8月29日、当社が設置した特別調査委員会の調査の結果として、2021年3月期から2022年3月期にかけて不正に受給された雇用調整助成金が過大に収益計上されていたことが判明しました。 当社は、Go Toトラベル事業給付金の不適切受給及びGo Toトラベル事業給付金に係る不適切な資金循環取引も踏まえ、雇用調整助成金の不正受給を生じさせた原因を是正するためには、コンプライアンスやガバナンスに対する抜本的な意識改革のための対応が必要と判断しており、特別調査委員会からの指摘・提言も踏まえ、再発防止策を確実に実行し、コンプライアンス体制の強化に努めてまいります。 (システム強化) 旅行の申込み方法ではインターネットが最も多く、スマートフォン等の情報端末の進化や電子商取引市場の拡大を勘案すると、今後もインターネット経由での売上が増えることが予想されます。当社グループでの旅行商品の取扱いはインターネットを通じたオンライン販売が中心であり、インターネットを利用して旅行商品を購入する消費者の割合が増えれば当社グループの対象マーケットは拡大し、当社グループの今後の成長に寄与することが見込まれます。コストコントロールの一環で稼働を停止していた24時間自動で予約を受注するための「オンライン・パッケージ」システムの再稼働や、旅行商品データベースの充実やサーバの機能増強等、引き続きオンライン予約システムの機能強化を推進してまいります。また、情報端末の多様化への備えや画面上でユーザーが見やすく使い勝手の良いウェブサイト作りに取り組む等、利便性の高いウェブサイトの構築を進めてまいります。 (マーケティングの進化) スマートフォン等の情報端末や技術の進化、日々の生活へのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の浸透、新たなオンラインメディアの登場等により、消費者のインターネット上での購買行動が変化していくことが予想されます。その結果、中長期的には、これまでのインターネット上での広告手法や旅行系のポータルサイトを通じた集客が通用しなくなり、これまでとは異なるマーケティング手法への対処が必要となるものと考えております。 当社グループでは今後のマーケティングの進化を課題と位置付け、従来の手法にとらわれない新たなマーケティングの方法を模索していきます。 (トラベル・コンシェルジュの採用と教育) お客様に素晴らしい旅行体験を提供するためには、「トラベル・コンシェルジュ」の教育と採用が必要不可欠です。高いスキルを持った優秀な「トラベル・コンシェルジュ」を確保し、その能力を高めることが当社グループの喫緊の課題であると認識しております。現状は、新型コロナウイルス感染症の影響による業績不振等で社内人材が減少しているため、人材の確保に力を入れております。 また、オンラインでの旅行商品販売が拡大するにつれ、システムによるオンライン予約だけでは対応できない潜在ニーズに応えるために、当社グループの特徴である「トラベル・コンシェルジュ」による接客の重要性は高まっていくと考えております。当社グループでは、「トラベル・コンシェルジュ」の教育を行う専門のセクションを設け、継続的な研修実施や外部講師の招聘等により「トラベル・コンシェルジュ」の接客力・対応力向上に努めております。海外旅行に関する個々の「トラベル・コンシェルジュ」の提案力を高めるため、随時、海外研修に派遣して現地を実際に体験することにより、実践的かつ具体的な旅のアドバイスにつながる知見の獲得に努めております。 (商品企画力の向上) オンライン化が進み事業者の旅行手配業務への参入が容易になることにより、他社との差別化において旅行の企画力がこれまで以上に重要になるものと考えております。 当社グループは、これまで企画担当者の現地研修や社内での勉強会をはじめとする商品企画力強化のための取り組みを行ってきましたが、他社とのさらなる差別化のために現地情報のデータベース化による知識の集約や社内研修等を活用した共有のための取り組みを強化して、企画力の向上を図っていきます。 (ブランド認知度の向上) 旅行業界において、大手の同業他社と比較したとき当社グループの認知度はまだまだ低いものと思われます。また、旅行商品は個人の消費支出の中では比較的単価の大きな商品であることから、旅行会社の選択にあたっては旅行会社の信頼性及び信用力も重要な要素となっております。多くのお客様から問い合わせを受け、お客様からの信頼を得るには当社グループの認知度向上と信頼性及び信用力の向上が不可欠と考えております。当社グループのブランド価値、認知度及び信頼性向上のため、積極的にPR施策を行ってまいります。 (海外市場の開拓) 当社グループは従来、今後の海外市場の開拓に関して、海外から国内へのインバウンド需要の拡大や新興国での旅行需要の増加を見据えて、訪日外国人のインバウンド旅行対応の強化と日本国外における海外から海外への三国間旅行事業の強化を重要な戦略の一つとして位置付けておりましたが、2020年1月以降、新型コロナウイルス感染症の拡大状況がインバウンド市場の需要動向に大きな影響を及ぼしております。当社グループとしては、中長期的にはインバウンド市場は再び拡大していくと考えておりますが、従来進めていた海外市場の開拓に関しては、市場の動向を鑑みながら慎重に進めてまいります。
事業等のリスク8,130字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業等に関してリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしも、そのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資家の判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、当社グループの外的要因による事項もあり、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。なお、文中の将来に関する事項は、現時点において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) 継続企業の前提に関する重要事象等について 新型コロナウイルス感染症の影響による事業リスク 当社グループは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた旅行需要の大幅な減退により、2021年3月期より4期連続で営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上しておりました。当連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた旅行需要の大幅な減退からは回復基調にあるものの、不安定な国際情勢や経済的要因等もあり、111,626千円の営業損失、108,419千円の経常損失を計上しました。また、雇用調整助成金の返還に伴い見込まれる損失や、特別調査費用等の発生の影響により、767,900千円の親会社株主に帰属する当期純損失を計上していることから、現時点では継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在するものと認識しております。 このため、当社グループでは、以下の各施策によって主に事業面での安定化を図り、当該状況の解消、改善に努めてまいります。 なお、当連結会計年度末における現金及び預金は2,603,535千円と、前連結会計年度末比124,289千円増加しております。過去に受給した雇用調整助成金の返還により見込まれる支出等を考慮しても、当面の事業資金は十分賄える状況であることから、資金繰りに重要な懸念はありません。 また、当社グループが主力とする海外旅行市場におきましても、日本人出国者数が段階的に回復に向かっており、当社グループの業績は回復傾向にあります。従いまして、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在するものの、重要な不確実性は認められないと判断しております。 ①徹底的なコスト削減 新型コロナウイルス感染症の全世界的な感染拡大が顕在化した2021年3月期以降、販売費及び一般管理費の見直しを行っており、広告宣伝費や支払手数料の削減に加えて、希望退職の実施や東京本社及び大阪支店の縮小移転等による固定費の圧縮を行ってまいりました。今後も、売上高に見合った販売費及び一般管理費となるよう引き続きコストコントロールを実行してまいります。 ②海外旅行市場回復を見据えた収益確保の準備 当社グループは従来、海外旅行商品を強みとしてきましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、世界各国において海外渡航制限や行動制限等の措置が取られるなど、海外旅行商品の販売に関して厳しい状況が続いておりました。しかしながら、段階的な出入国制限の撤廃等により、足元の海外旅行需要は緩やかな回復傾向にあります。このような状況を踏まえ、当社グループにおいては、新型コロナウイルス感染症の拡大前に当社グループの収益の中で大きな比率を占めていた海外旅行商品の販売に資源を集中し、人員の新規採用や広告宣伝費の投下の拡大により、取扱高の伸長と業績の改善を図っております。 (2) 旅行市場について 国土交通省によりますと、2023年の世界全体の国際観光客数は12億8,600万人となり、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による減少から回復がみられました(2024年6月 国土交通省「令和6年版観光白書」)。当社グループは、日本国内及び急速に成長するアジアをはじめとする世界の旅行市場は、新型コロナウイルス感染症の影響の収束後に、再び拡大していくものと想定しております。しかしながら、天候の変動、テロや戦争等の世界情勢の変化及び景気の悪化等により社会的に消費者の旅行に対する意欲が減退した場合、自然災害や事故等により観光インフラへの被害が起きた場合、並びに急激な為替相場変動による世界経済の混乱が発生した場合等には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、新型コロナウイルス感染症のように世界的な感染症の拡大が深刻化した場合には、各国政府による移動制限・自粛要請や、企業や消費者による感染防止を目的とした移動の回避により、広範囲に渡る旅行需要が大幅に減退し、当社グループの事業及び業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (3) 電子商取引の普及について 日本と世界における電子商取引は、スマートフォンやタブレット型端末等の新たな情報機器の普及や先進国のみならず新興国での通信環境の向上等に伴って、今後も市場規模が拡大し発展するものと考えております。なかでも旅行サービスの電子商取引の市場規模は、我が国において2022年に2兆3,518億円(前年比67.95%増)と、もともと旅行市場のインターネットの活用度は高く、オンライン販売比率が年々増加傾向にあったところ、新型コロナウイルス感染症の影響を受けてその購買行動の変化が加速しており、サービス系分野の電子商取引において最大の市場規模を有しております(2023年8月 経済産業省「令和4年度電子商取引に関する市場調査」)。 当社グループは、今後も旅行サービスにおける電子商取引の拡大が継続し、インターネット販売比率が高まっていくものと見込んでおります。当社グループでの旅行商品の取扱いはインターネット販売が中心であることから、電子商取引の拡大が当社グループの今後の成長に寄与することが見込まれます。しかしながら、電子商取引に関する新たな規制の導入や何らかの予期せぬ要因により、当社グループの期待どおりにインターネットによる旅行販売の普及が進まない場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクへの対応策として、地域別に高い専門性とホスピタリティを持ったコンシェルジュ(お客様からの問い合わせ対応担当)を育てることでインターネット販売だけに捉われない付加価値を培っております。 (4) 競合他社の影響について 当社グループの旅行事業は、旅行事業を営む国内外の企業と競合関係にあります。また、これまで旅行事業を行っていなかった企業や新興のベンチャー企業が、新規事業として業界の通例にない技術やビジネスモデルを用いて旅行業界に参入する可能性があります。 また、一般個人が旅行者に宿泊施設を提供するといった消費者同士が直接取引を行う「C to C」の仕組みのように、従来の旅行業界の枠組みを離れた動きもみられます。こうした競争が当社の想定している以上に激化した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクへの対応策として、販売チャネルをインターネットに限定し、お客様からの問い合わせに対して、旅行方面別に組織されたコンシェルジュ(お客様からの問い合わせ対応担当)による専門的かつ柔軟でスピーディな対応を行うことで競合他社と差別化を行っております。 (5) インターネットによる直販化について 当社グループは航空会社から航空券を、宿泊施設から滞在サービスを、また現地のオプショナルツアー催行会社等から現地発着ツアーやアクティビティ等をそれぞれ仕入れて販売しておりますが、近年のインターネットの発達に伴い、航空会社、宿泊施設やオプショナルツアー催行会社等が消費者に直接販売する例が増えてきています。これらの旅行商品を旅行者自らが組み合わせて旅行することも可能ですが、当社グループは旅行会社として、旅行商品の大量仕入によるコスト競争力や、個々の旅行商品の特長や現地事情に応じて旅行商品を組み合わせることでより充実したツアーを企画する等、直接販売では提供できない付加価値を提供して今後も売上及び利益の成長を図ってまいります。しかしながらこのような旅行商品の直販化の進展に伴い、直販商品の購入を選好する旅行者が増えた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、仕入先との良好な関係を維持することに努め、当社グループが代理販売することが仕入先の価値向上に寄与するように自社サービスのお客様からの信頼向上に努めております。 (6) 航空会社について 当社グループは日本発着の海外旅行を中心に取扱っていることから航空機による移動が不可欠であるところ、航空会社は採算を勘案し、航空便を減便もしくは廃止することがあります。当社の取扱う旅行方面で航空便が減便もしくは廃止されると、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、日本を訪問する外国人が増加すると、外国人の渡航のために座席が割り当てられるため、結果として海外に渡航する日本人のための座席の割り当てが減少する可能性があります。これにより当社の主要ターゲットである日本人の海外旅行(アウトバウンド)に制限が生じ、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 以上のほか、当社グループは、航空券を販売する際に航空会社からコミッションを受け取る場合があり、それを収益の一部として計上しています。航空会社がコミッションを減額もしくは廃止する場合、それが当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクへの対応策として、コミッションが減額もしくは廃止になった場合における業績への影響を最小限に抑えるため、システム改善による人員工数削減等の貢献利益率向上策を進めております。 (7) 燃油特別付加運賃の変動について 当社グループは旅行商品の中でも海外旅行の取扱いを主力事業としており、海外旅行では原油価格の変動に伴い、航空会社に対して航空運賃に加えて燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の支払いが必要となる場合があります。この燃油特別付加運賃はお客様にご負担いただくものであるため、原油価格の変動の結果、燃油特別付加運賃の著しい上昇に伴って旅行需要が停滞した場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) システム障害について 当社グループのサービス提供は主にインターネット環境において行われております。そのため、当社グループはサービスの安定供給を図るためのセキュリティ対策と、コンピューターウイルス等の侵入やハッカーによる妨害等を回避するために必要と思われる対策をとっております。 しかしながら、あらゆる可能性を想定して対策を施すことは困難であり、当社グループの想定しないシステム障害やサービスの妨害行為等が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (9) 個人情報保護について 当社グループは、当社グループのサービスを提供するに当たり、顧客の個人情報(氏名、メールアドレス、生年月日、性別、住所、電話番号等)を取得し、サーバに記録しております。これらの個人情報の管理は、当社グループにとって重要な責務と考え、顧客に安心かつ快適にサービスを利用してもらうため、顧客のプライバシーとその保護について当社グループは経済産業省の外郭団体である一般財団法人日本情報経済社会推進協会の発行するプライバシーマークを取得し、個人情報を慎重に取扱うとともに、個人情報を保護するためのさまざまなシステム及び手続きを導入しております。 しかしながら、これらの情報が何らかの理由によって外部に流出した結果、当社グループの信用力の低下を招いた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (10)割引運賃を利用した航空券の取扱いについて 一部の航空会社では、普通運賃のほかに、普通運賃よりも低価格の料金体系による航空券を各種設定しており、当社が顧客から得る取扱手数料は航空券により異なっております。当社はこれらの普通運賃より低価格な料金体系による各種割引航空券を取扱うことにより収益性の向上を図っております。ただし、各航空会社の方針変更等により、これら割引航空券の流通量が著しく減少し、当社が十分に確保できない場合等には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクへの対応策として、割引航空券の流通量が著しく減少し、当社が十分に確保できない場合における業績への影響を最小限に抑えるため、システム改善による人員工数削減等の貢献利益率向上策を進めております。 (11)法的規制について 当社グループの運営している旅行事業は旅行業法第2条に定める旅行業に該当し、当社は第1種旅行業者として登録し、5年毎の更新が義務付けられています。当社が旅行業法で定める登録拒否事由に該当して更新を行うことができない場合又は旅行業法上の登録取消し事由に該当し登録取消処分等を受けた場合は、営業の停止等を命じられる可能性があります。当社には、現時点において登録拒否事由や取消し事由に該当する事実はないと認識しておりますが、何らかの理由によりこれらの事由が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当社の旅行業に関する登録内容は次のとおりです。 登録区分   登録番号   有効期間   登録行政庁   取消事由 第1種旅行業   第1683号   2030年6月23日   観光庁   旅行業法第19条 また、当社グループは、旅行業法以外にも、不当景品類及び不当表示防止法、消費者契約法、特定商取引に関する法律等による法的規制を受けております。当社グループは、社内の管理体制の構築等によりこれら法令を遵守する体制を整備しておりますが、万一、これら法令に違反する行為が行われた場合、あるいは当社グループ事業に関わる法令等による規制の改廃や新設が行われた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (12)訴訟発生リスクについて 当社グループでは、コンプライアンス規程及びリスク管理規程を制定し、役職員に対して当該規程を遵守させることで、法令違反等の発生リスクの低減に努めております。しかしながら、当社グループ及び役職員の法令違反等の有無にかかわらず、当社グループが扱う航空券やツアーにおいてトラブルが生じ、訴訟に発展する可能性があります。提起された訴訟の内容及び結果によっては、多大な訴訟対応費用の発生や企業ブランドイメージの悪化等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)為替リスクについて 当社グループは旅行商品の中でも海外旅行の取扱いを主力事業としており、旅行代金の決済に際し外貨建の取引を行っていることから為替変動リスクに晒されております。そのため、為替予約等により為替変動リスクの軽減に努めておりますが、完全に回避できるものではありません。また、当社グループの連結財務諸表作成にあたっては、在外連結子会社の財務諸表を円貨換算しており、為替変動により期間損益の円貨換算額が増減するリスクが存在します。これらの為替変動リスクは、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 具体的には、円高となった場合、売上原価のうち外貨建ての部分について円貨換算後の売上原価が減少し売上総利益が増加いたします。また、円高となった場合、仕入価格の減少等で旅行代金が値下がりし海外旅行の申込みが増加する傾向があることから、当社グループの業績改善につながる可能性があります。反対に、円安となった場合は円貨換算後の売上原価が増加し売上総利益は減少するとともに、旅行代金が値上がりして海外旅行の申込みが低調となる傾向にあることから、当社グループの業績にマイナスの影響が生じる可能性があります。さらに、当社グループの連結財務諸表の数値につきましては、円高となった場合は在外連結子会社の円貨換算後の財務諸表数値が減少し、反対に円安となった場合は増加する形で影響が生じます。 (14)配当政策について 当社は、経営基盤の長期安定化に向けた財務体質強化及び事業の継続的な発展を目指すべく、内部留保の充実を重要な課題と考え、これまで金銭による配当を実施したことはありません。今後の株主への配当につきましては、内部留保とのバランスを保ちながら、収益の増加に連動した配当を行うことを基本方針としております。しかしながら、現時点では配当を実施しておらず、今後の配当実施の可能性及び実施時期等については未定であります。 (15)業績の季節変動について 当社グループの旅行商品の収益認識は、原則として旅行商品に係る当社の履行義務を充足する期間にわたり認識することとし、金額の重要性が低いものについては帰着時点の認識としているため、個人のお客様のご旅行時期が、長期休暇を比較的取得しやすい7月から9月の夏休み期間に集中する傾向にあります。そのため、当社グループの売上高及び利益についても7月から9月に増加し、その他の期間については売上高及び利益が減少する傾向があります。 以上の結果、当社グループの第31期連結会計年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)の各四半期連結会計期間の売上高及び営業損益は以下となりました。 第31期連結会計年度   第1四半期連結会計期間自 2024年7月1日至 2024年9月30日   第2四半期連結会計期間自 2024年10月1日至 2024年12月31日   第3四半期連結会計期間自 2025年1月1日至 2025年3月31日   第4四半期連結会計期間自 2025年4月1日至 2025年6月30日 売上高(千円)   1,034,357   796,249   1,201,886   690,361 営業利益又は営業損失(△)(千円)   2,768   △34,240   9,785   △89,939 (16)IATA公認代理店契約について 当社は、2004年8月に、各国の航空会社で組織される国際的な民間団体であるIATA (International Air Transport Association:国際航空運送協会)より公認旅客代理店(IATA PASSENGER SALES AGENT)としての認可を受け、IATAとの間でIATA PASSENGER SALES AGENCY AGREEMENTを締結しております。IATAの公認代理店としての認可を受けることにより、当社は自社で国際線航空券の発券を行うことが可能となっております。 IATA PASSENGER SALES AGENCY AGREEMENTは公認代理店としての認可が取り消されるまで有効とされており、当社には現時点において認可の取消しに至るようなIATA PASSENGER SALES AGENCY AGREEMENTや関連する諸規則及び決議の違反に該当する事実はないと認識しておりますが、何らかの理由により認可取消しとなった場合には、当社の旅行業者としての信用が毀損され、また航空券を自社発券できないことで取引条件が悪化する結果、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,356字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは決算期変更に伴い、前連結会計年度は15か月の変則決算となっております。このため、前年同期との比較は行っておりません。 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が継続しております。一方で物価上昇や海外経済の減速、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動など、先行きに影響を及ぼす不確実要因には引き続き注意が必要な状況です。 旅行業界におきましては、2024年7月から2025年6月における日本人出国者数が前年同期比17.0%増の1,381万人*となりました。新型コロナウイルス感染症拡大前の水準には未だ至っていないものの、回復のペースは緩やかに推移しており、着実な回復傾向が続いております。 このような情勢のもと、当社グループでは、個人旅行事業におきまして、回復傾向にある海外旅行需要を取り込むべく、人員採用活動や広告宣伝活動を再開しました。採算性を重視し、機動的なコストコントロールを行いながら、ヨーロッパや北米、東南アジア方面を中心とした需要取り込みに努めました。法人旅行事業におきましては、業務出張及び団体案件等を中心に営業活動を行い、国内・海外の業務出張の取り扱いが伸長しました。 * 2025年7月 日本政府観光局(JNTO)「2025年 訪日外客数・出国日本人数」 以上を踏まえた、当連結会計年度の業績は次のとおりであります。 前期(千円)   当期(千円)   増減額(千円)   増減率(%) 売上高   3,342,251   3,722,853   380,602   11.4 営業損失(△)   △352,964   △111,626   241,338   - 経常損失(△)   △393,184   △108,419   284,765   - 当期純損失(△)   △399,456   △764,779   △365,323   - 親会社株主に帰属する当期純損失(△)   △400,866   △767,900   △367,033   - なおセグメントの業績については、当社グループは旅行業の単一セグメントであるため、記載を省略いたします。 財政状態については、次のとおりであります。 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末と比べ196,282千円増加し、3,720,931千円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末と比べ966,291千円増加し、3,101,254千円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末と比べ770,008千円減少し、619,677千円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、2,603,535千円と前連結会計年度末比124,289千円の増加となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純損失757,905千円の計上に加え、売上債権の増加54,002千円、未収消費税等の増加2,767千円等の減少要因がある一方、旅行前受金の増加324,911千円、仕入債務の増加26,166千円、預り金の増加12,699千円、助成金返還損の計上263,595千円、特別調査費用等の計上385,890千円等の増加要因から、128,481千円の収入(前連結会計年度は121,826千円の支出)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、敷金の差入による支出1,454千円等の減少要因から、1,287千円の支出(前連結会計年度は14,189千円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、10千円の収入(前連結会計年度は1,782,198千円の収入)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループは旅行業を営んでおり、生産実績及び受注実績は該当がないため、仕入実績及び販売実績についての記載を行っております。 (仕入実績) 当連結会計年度における仕入実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) 旅行業   2,813,662   15.6 (販売実績) 当連結会計年度における販売実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 旅行業   3,722,853   11.4 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項については、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者により一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産、負債、収益及び費用の報告額に反映されております。これらの見積りについては、継続的に評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらの見積りとは異なることがあります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 財政状態の分析 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産は3,444,176千円と、前連結会計年度末比172,650千円増加しました。これは主に、現金及び預金が前連結会計年度末比124,289千円、売掛金が前連結会計年度末比52,350千円増加した一方で、旅行前払金が前連結会計年度末比6,329千円減少したことによるものです。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産は276,754千円と、前連結会計年度末比23,631千円増加しました。これは主に、差入保証金が前連結会計年度末比21,487千円、その他(投資その他の資産)が前連結会計年度末比1,954千円増加したことによるものです。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債は2,565,875千円と、前連結会計年度末比966,557千円増加しました。これは主に、旅行前受金が前連結会計年度末比321,604千円、買掛金が前連結会計年度末比25,569千円、未払金が前連結会計年度末比166,343千円、未払費用が前連結会計年度末比102,463千円、預り金が前連結会計年度末比12,699千円、特別調査費用等引当金が前連結会計年度末比343,509千円増加した一方で、未払法人税等が前連結会計年度末比5,709千円減少したことによるものです。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債は535,378千円と、前連結会計年度末比265千円減少しました。これは資産除去債務が前連結会計年度末比74千円増加し、その他(固定負債)が前連結会計年度末比340千円減少したことによるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は619,677千円と、前連結会計年度末比770,008千円減少しました。これは主に、資本金が前連結会計年度末比3,258,367千円、資本剰余金が前連結会計年度末比1,257,258千円、為替換算調整勘定が前連結会計年度末比4,475千円減少した一方で、利益剰余金が前連結会計年度末比3,747,735千円増加したことによるものです。 b. 経営成績の分析 (売上高) 売上高は、個人旅行事業における海外募集型企画旅行の受注増加や、法人旅行事業における海外・国内の業務出張等の取り込みにより、3,722,853千円となりました。 (売上原価及び売上総利益) 売上原価は、2,813,662千円となり、この結果、売上総利益は909,191千円となりました。 (販売費及び一般管理費並びに営業損益) 販売費及び一般管理費は、大阪支店の縮小による地代家賃の削減等を行った一方で、個人旅行事業の受注増加に伴う広告宣伝費の増加等により、1,020,817千円となりました。 これらの結果、営業損失は111,626千円となりました。 (営業外収益、営業外費用及び経常損益) 営業外収益は、主に受取手数料及び為替差益を計上したことにより、11,205千円となりました。 営業外費用は、主に支払利息を計上したことにより、7,998千円となりました。 これらの結果、経常損失は108,419千円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純損益) 特別損失は、助成金返還損及び特別調査費用等を計上したことにより、649,486千円となりました。 法人税等は、6,873千円となりました。 これらの結果、親会社株主に帰属する当期純損失は767,900千円となりました。 (1株当たり当期純損益) 普通株式の期中平均株式数は、19,761,372株(前連結会計年度は15,130,696株)となり、1株当たり当期純損失は38.86円(前連結会計年度は1株当たり当期純損失26.49円)となりました。 なお、当社グループでは、事業規模拡大の観点から、売上高及び売上総利益の額とそれらの成長率を重要な経営指標と位置付け、事業の収益性と企業価値向上の観点から、営業損益、経常損益及び1株当たり当期純損益の額とそれらの成長率についても重要な経営指標としております。新型コロナウイルス感染症の拡大以降、旅行需要の大幅な減退を受け当社グループの経営指標は大きく悪化しておりましたが、段階的な出入国制限の撤廃等により、当連結会計年度の経営指標は回復傾向にあります。 新型コロナウイルス感染症の影響の収束後は、優先的に対処すべき課題としても挙げているシステム強化、マーケティングの強化、トラベル・コンシェルジュ教育、商品企画力の向上、ブランド認知度の向上等に努め、売上高、売上総利益、営業損益、経常損益、1株当たり当期純損益の額を成長させてまいります。 c. キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ③資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの主な資金需要は、運転資金及び設備資金であります。運転資金の主な内容は、旅行商品の企画販売にかかる仕入のほか、人件費や広告宣伝費をはじめとした販売費及び一般管理費等の営業費用であります。設備資金の主な内容は、旅行事業に係るシステムの開発・改良をはじめとしたシステム投資であります。これらの資金は原則として営業活動によるキャッシュ・フローを財源としますが、必要な場合には金融機関からの借入や増資による調達を実施することを基本方針としております。 2020年1月以降、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて海外旅行商品の販売に関して厳しい状況が続いておりましたが、足元の海外旅行需要は緩やかな回復傾向にあります。このような状況を踏まえ、必要運転資金を確保するため、資金調達の実施及び支出の抑制を行っております。引き続き徹底したコストコントロールに努めることにより、手元流動性の充実を図ります。 (3) 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 (4) 経営戦略の現状と見通し 当社グループといたしましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のそれぞれの課題に的確かつ迅速に対処し事業を拡大していくことにより、当社グループのさらなる成長と発展を遂げてまいる所存です。 特に、現状のオンライン予約の利便性と「トラベル・コンシェルジュ」による旅行内容のカスタマイズとを組み合わせた「ハイブリッド戦略」を引き続き継続し事業基盤を強化していくとともに、常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制を強化し、また優秀な人材の確保、育成、離職の抑止などを推進していくことにより、経営成績に重要な影響を与える要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。

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