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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

シダー

cedar.co.,ltd2435 · Standard · サービス業

九州・山口・関東で介護保険サービスを展開。デイサービスを主力に、施設・在宅サービスまで切れ目なく提供する。

概要

株式会社シダーは、福岡県北九州市に本社を置く介護サービス事業者である。2000年に介護事業へ参入し、デイサービス、介護付有料老人ホーム、訪問看護・リハビリなどを全国に展開する。2026年3月期の連結売上高は182億円、従業員数は1,335人。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、2025年10月には名古屋証券取引所メイン市場にも重複上場した。

デイサービス・施設・在宅の3セグメントで構成される事業

当社は報告セグメントとしてデイサービス事業、施設サービス事業、在宅サービス事業の3つを有する。2026年3月期の売上高はデイサービスが4,138百万円(前年比6.1%増)、施設サービスが12,752百万円(同0.6%増)、在宅サービスが1,165百万円(同0.6%増)である。施設サービスが全体の約70%を占める主力セグメントであり、その他事業として福祉用具、障害支援、給食事業(子会社味屋フーズ)を展開する。デイサービスは理学療法士等によるリハビリを重視し、施設サービスは介護付有料老人ホーム「ラ・ナシカ」ブランドで展開する。在宅サービスでは訪問看護・リハビリ・ホームヘルプ・ケアプラン作成を提供する。各セグメントとも介護保険法に基づくサービスであり、要介護認定者を対象とする。

九州から全国へ広げたドミナント戦略

当社は2000年に福岡・山口で介護事業を開始した。2001年には関東(千葉県八千代市)に進出、2004年に東海(滋賀県)、2005年に関東・九州で有料老人ホームを開設、2006年に四国・北海道・関西・中国、2009年に甲信、2010年に東北へ拡大した。このように地域を順次拡大し、現在は北海道から九州まで全国展開している。各地域ではデイサービスと有料老人ホームを核にドミナント戦略を推進し、在宅サービスとの連携を強化している。2025年10月時点で、全国の主要エリアに施設ネットワークを構築している。

子会社化と資本提携による成長策

当社は2011年に株式会社パイン(有料老人ホーム2施設)を子会社化し、施設サービスを拡大した。2012年には高齢社会戦略1号投資事業有限責任組合と資本・業務提携を締結したが、2019年に解消した。2017年には給食事業を目的に味屋フーズを設立し、2025年に完全子会社化した。これによりグループ内で給食サービスを内製化し、施設サービスの質向上を図っている。また、2013年に東京証券取引所JASDAQに上場し、2022年の市場区分見直しでスタンダード市場に移行、2025年には名古屋証券取引所メイン市場にも重複上場した。

売上高は倍増も利益は不安定な財務体質

当社の連結売上高は2013年3月期の101億円から2026年3月期の182億円へと約1.8倍に成長した。しかし、当期純利益は各年度でばらつきがあり、2015年3月期(4億円の赤字)、2017年3月期(1億円の赤字)、2022年3月期(3億円の赤字)など損失を計上した年もある。2026年3月期の営業利益は6.76億円(売上高営業利益率3.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益は5.23億円であった。自己資本利益率(ROE)は30.4%と高水準である。同社は売上高伸長率、売上高経常利益率、ROEを主要経営指標としており、2026年3月期の売上高伸長率は1.9%、売上高経常利益率は2.9%であった。負債比率は高いが、営業活動によるキャッシュ・フローは12.52億円の収入を確保している。2026年3月期の総資産は197.21億円、自己資本は19.60億円で、自己資本比率は9.9%と低い。

業界の中での役割は地域密着型の介護サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
182億円
営業利益
7億円
営業利益率
3.8%
純利益
5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01デイサービス事業主力

介護保険法に基づく要介護・要支援認定者に対し、デイサービスセンターで食事・入浴・機能訓練などを提供。リハビリテーションを中心に据え、日曜日も営業するなど利用者の生活を支援する。

02施設サービス事業準主力

介護付有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)と認知症対応型共同生活介護(グループホーム)を運営。入居者に日常生活の世話や機能訓練を提供する。

03在宅サービス事業準主力

訪問リハビリテーション、訪問看護、訪問介護(ホームヘルパー)、ケアプラン作成を提供。自宅で安心して生活できるよう、医療的ケアから生活援助までサポートする。

主な製品・サービス4
訪問リハビリテーション
理学療法士などが自宅を訪問し、医師の指示書に基づいてリハビリを行う。
訪問看護
看護師が自宅を訪問し、療養上の世話や診療補助を行う。
訪問介護
ホームヘルパーが自宅を訪問し、身体介助(オムツ交換・食事介助など)や生活援助(調理・掃除など)を行う。
ケアプラン作成
ケアマネージャーが利用者ごとのサービス計画を作成し、介護サービスの選択・調整を支援。

04その他事業副次

福祉用具事業、障害支援事業、給食事業を展開。

製品と技術

理学療法士と作業療法士が支えるデイサービスのリハビリ

デイサービス事業は、要介護・要支援認定者に対し、食事・入浴・機能訓練などを提供する。同社は特に理学療法士や作業療法士などの専門家によるリハビリテーションに注力し、利用者の自立を支援する。施設にはカラオケやシアタールームも完備し、日曜日にはバスハイクなども実施する。2026年3月期の売上高は4,138百万円で、セグメント利益は417百万円(利益率10.1%)であった。科学介護に関わる加算など、制度改定に対応したサービスを提供している。デイサービスは当社の主力事業の一つであり、全国の施設で一貫したサービスを提供している。

介護付有料老人ホーム「ラ・ナシカ」ブランドの施設サービス

施設サービス事業は、介護付有料老人ホーム「ラ・ナシカ」シリーズと認知症対応型グループホームで構成される。2005年に千葉市で第一号を開設以来、全国に展開している。入居者には入浴・排せつ・食事などの介護に加え、機能訓練や療養上の世話を提供する。2026年3月期の売上高は12,752百万円と最大セグメントだが、セグメント利益は1,622百万円(利益率12.7%)であった。同社は公募に応じた新規施設開設を進めており、関東や政令指定都市を中心に拡大を図っている。既存施設の稼働率向上に努めているが、人件費増加の影響で利益率は前年から低下している。施設サービスは収益の柱であり、全社売上高の約70%を占める。

訪問看護・リハビリ・ホームヘルプの在宅サービス

在宅サービス事業は、訪問看護、訪問リハビリテーション、訪問介護(ホームヘルプ)、居宅介護支援(ケアプラン作成)の4サービスで構成される。訪問看護は看護師が、訪問リハビリは理学療法士や作業療法士が医師の指示のもと自宅でサービスを提供する。ホームヘルプでは身体介助や生活援助を行う。2026年3月期の売上高は1,165百万円だが、セグメント損失138百万円を計上しており、収益改善が課題である。ケアプラン作成は介護保険利用に必須のサービスであり、他事業との連携の要となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人事アウトソーシング中堅、低成長

人材派遣・紹介を手掛ける中堅サービス企業。近年売上高は横ばい~微増(173→182億円)だが、営業利益率は5.06%から3.85%へ低下傾向。業界内ではジンジブやイシンなどと競合するが、規模感は同程度。派遣市場は人手不足を背景に需要はあるが、事業拡大には価格競争と人材確保が課題。成長性が限定的なため、収益改善策が問われる。

強み

  • 3.85%の営業利益率を確保、赤字リスクは低い
  • 一定の登録者数を抱え、業界内での信用がある
  • 製造・物流など幅広い分野で派遣実績、顧客基盤を有する
  • 設備投資が少なく、財務体質が比較的堅固

課題

  • 売上高の伸びが鈍く、3期で約5%増にとどまる
  • 営業利益率が低下傾向、コスト管理や単価向上が必要
  • 同業とサービスの差が薄く、価格競争に陥りやすい

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がシダー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。

#企業時価総額PER
12435シダー24億円4.5倍
29760進学会ホールディングス24億円
39242メディア総研24億円11.3倍
4157Aグリーンモンスター24億円
54650SDエンターテイメント24億円11.2倍
66548旅工房24億円15.3倍
79342スマサポ24億円32.8倍
8142Aジンジブ24億円13.3倍
97042アクセスグループ・ホールディングス24億円14.0倍
107083AHCグループ23億円263.2倍
119244デジタリフト23億円11.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

医療機器販売から介護事業へ転換した2000年

2000年10月、それまで医療機器販売を行っていた株式会社福岡メディカル販売は、介護事業への参入を企図して商号を株式会社シダーに変更し、本店を北九州市小倉北区に移転した。これが現在の事業の起点である。2001年1月には福岡県と山口県でデイサービス、訪問看護、訪問介護、居宅介護支援の4事業を一斉に開始した。当初の施設は小規模であったが、介護保険制度の開始(2000年)直後の需要を取り込んだ。同年12月には千葉県八千代市に関東第一号施設を開設し、早い段階から全国展開を見据えた動きを見せた。このように、社名変更からわずか1年余りで事業モデルを確立し、多店舗展開の基盤を築いた。

関東・東海へ広げたデイサービスの多店舗化(2001-2004年)

2001年1月に福岡・山口で事業を開始した直後、同年12月には千葉県八千代市に関東第一号デイサービスを開設した。2004年8月には滋賀県東近江市に東海第一号を開設。この間、2001年から2004年にかけてデイサービス施設を複数開設し、多店舗運営のノウハウを蓄積した。2004年11月にはグループホーム事業にも参入し、認知症ケアの領域に進出した。この時期の事業拡大は、介護保険制度の普及期と重なり、需要を取り込んだ。2005年3月の株式上場に向けた業績基盤を築いた。

有料老人ホーム事業参入と全国展開の加速(2005-2007年)

2005年9月、特定施設入居者生活介護(介護付有料老人ホーム)事業に参入し、千葉市に「ラ・ナシカ あすみが丘」を開設。同年10月には北九州市に「ラ・ナシカ ふじまつ」を開設した。2006年には四国(高松市)、北海道(札幌市)、関西(大阪市)、中国(岡山市)に相次いで進出。2007年1月には岡山県で小規模多機能型居宅介護を開始し、在宅サービスのバリエーションを増やした。この期間に、デイサービス中心から施設型サービスへと事業構成を大きくシフトさせ、全国主要地域への出揃いを完了した。

M&Aと資本提携による拡大路線(2011-2013年)

2011年10月、介護付有料老人ホーム2施設を運営する株式会社パインの全株式を取得し、連結子会社化した。これにより施設数を増やした。2012年8月には高齢社会戦略1号投資事業有限責任組合と資本・業務提携契約を締結し、外部資本を活用した成長を模索した。2013年7月には東京証券取引所JASDAQに上場し、より多くの投資家からの資金調達が可能となった。2010年5月には東北地区(秋田市)に進出しており、全国展開を完了していた。M&Aと新規開設を併用し、事業規模を拡大した。

給食子会社の設立と市場区分変更(2017-2022年)

2017年4月、給食事業を運営する味屋フーズ株式会社を設立し、連結子会社とした。これにより施設内の食事提供をグループ内で担える体制を整えた。2019年3月には高齢社会戦略1号投資事業有限責任組合との資本・業務提携を解消し、独立した経営路線に戻った。2022年4月の東京証券取引所の市場区分見直しにより、JASDAQスタンダードからスタンダード市場に移行した。同年9月には本店を北九州市小倉北区足立に移転した。この期間、介護報酬改定や制度改正に対応しながら、既存施設の稼働率向上に注力した。

完全子会社化と名古屋証券取引所上場(2025-2026年)

2025年9月、子会社味屋フーズの非支配株主持分を追加取得し、100%子会社化した。これにより給食事業の経営統合を完了した。2025年10月には名古屋証券取引所メイン市場に重複上場し、名古屋圏での認知度向上を狙った。2026年3月期の売上高は182億円、営業利益6.76億円、親会社株主に帰属する当期純利益5.23億円であった。当期のデイサービス事業は売上高4,138百万円で6.1%増、セグメント利益も19.1%増と好調だった。一方、施設サービスは増収だが利益は8.5%減、在宅サービスは営業損失を計上している。同社は今後もリハビリテーション重視のサービスを軸に、ドミナントエリアの拡大と介護保険外サービスの開発を進める方針である。

年表25件を開く

2000年代

  • 2000年10月商号変更介護事業への参入を企図して、株式会社福岡メディカル販売から株式会社シダーに商号変更し、本店を福岡県北九州市小倉北区大畠一丁目7番19号に移転
  • 2001年1月福岡県及び山口県にて通所介護(デイサービス)事業、訪問看護(訪問看護・訪問リハビリ)事業、訪問介護(ホームヘルプサービス)事業、居宅介護支援(ケアプラン作成サービス)事業を開始
  • 2001年12月千葉県八千代市に「八千代デイサービスセンター」を開設(関東地区第一号施設)
  • 2004年8月滋賀県八日市(現 東近江市)に「建部デイサービスセンター」を開設(東海地区第一号施設)
  • 2004年11月福岡県北九州市にて認知症対応型共同生活介護(グループホーム)事業を開始
  • 2005年3月上場株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年9月特定施設入居者生活介護(介護付有料老人ホーム)事業を開始 千葉県千葉市に介護付有料老人ホーム「ラ・ナシカ あすみが丘」を開設(関東地区第一号施設)
  • 2005年10月福岡県北九州市に介護付有料老人ホーム「ラ・ナシカ ふじまつ」を開設(九州地区第一号施設)
  • 2006年3月香川県高松市に介護付有料老人ホーム「ラ・ナシカ こうざい」を開設(四国地区第一号施設)
  • 2006年6月北海道札幌市に介護付有料老人ホーム「ラ・ナシカ ていね」を開設(北海道地区第一号施設)
  • 2006年8月大阪府大阪市に介護付有料老人ホーム「ラ・ナシカ つるみ」を開設(関西地区第一号施設)
  • 2006年11月岡山県岡山市に介護付有料老人ホーム「ラ・ナシカ くにとみ」を開設(中国地区第一号施設)
  • 2007年1月岡山県岡山市にて小規模多機能型居宅介護事業を開始
  • 2009年5月山梨県山梨市に介護付有料老人ホーム「ラ・ナシカ こうふ」を開設(甲信地区第一号施設)

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2010年5月秋田県秋田市に介護付有料老人ホーム「ラ・ナシカ あきた」を開設(東北地区第一号施設)
  • 2011年10月介護付有料老人ホーム2施設を運営する株式会社パインの株式100%を取得し、連結子会社とする。
  • 2012年8月高齢社会戦略1号投資事業有限責任組合と、資本・業務提携契約を締結
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2017年4月給食事業を運営する味屋フーズ株式会社を設立し、連結子会社とする。
  • 2019年3月高齢社会戦略1号投資事業有限責任組合と、資本・業務提携契約を解消

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ 移行
  • 2022年9月本店を福岡県北九州市小倉北区足立2丁目1番1号に移転
  • 2025年9月M&A子会社の味屋フーズ株式会社の非支配株主持分を追加取得し100%子会社化
  • 2025年10月上場名古屋証券取引所メイン市場へ重複上場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    リハビリ中心のサービス拡大

    要介護者が自立した日常生活を営めるよう、強みであるリハビリテーションのノウハウを活用し、機能訓練や科学的介護関連の加算に対応したサービスを提供する。介護予防や利用者ニーズに合わせたサービスにより新規顧客を獲得する。

  2. 02

    施設事業の拡大と効率運営

    介護付き有料老人ホーム等を関東中心に公募へ応募し事業基盤を構築。既存施設の稼働率を高く維持し、新規開設費用を吸収しながら収益性を高める。

  3. 03

    ドミナント戦略と在宅連携

    北海道から九州に展開する有料老人ホームやデイサービスを核にドミナントエリアを拡大。在宅サービスとの連携やM&Aなどシナジーを活用し利便性向上と収益増加を図る。

  4. 04

    介護保険外事業の多角化

    介護報酬改定の影響を受けにくい保険外サービスを開発し、事業ポートフォリオを多角化する。

  5. 05

    人材確保・育成の強化

    有資格者や経験者の確保のため雇用条件見直しや職場環境改善を推進。外国人介護人材の採用・教育も戦略的に進め、国家試験合格支援やキャリアパス整備により定着を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,335人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は457万円で、9期前と比べて+6.6%平均年齢は46.5歳、平均勤続年数は9.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,020
2018年3月1,057
2019年3月42842.66.01,160
2020年3月42542.76.11,245
2021年3月43044.46.01,299
2022年3月43443.47.01,343
2023年3月44544.07.51,326
2024年3月44344.78.01,332
2025年3月44745.48.41,33967
2026年3月45746.59.01,33552

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率57.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率54.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)80.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
関東地区2,378百万円
デイサービス事業 施設サービス事業 在宅サービス事業
関東地区2,260百万円
施設サービス事業
九州地区1,820百万円
デイサービス事業 施設サービス事業 在宅サービス事業
甲信・東海地区1,436百万円
デイサービス事業 施設サービス事業
関西地区892百万円
施設サービス事業
本社 — 北九州市小倉北区752百万円
中国・四国地区679百万円
デイサービス事業 施設サービス事業 在宅サービス事業 その他
九州地区632百万円
施設サービス事業 その他
北海道地区549百万円
施設サービス事業
北海道地区445百万円
施設サービス事業
ほか4件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は182億円営業利益7億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.2%、利益が-22.2%。

売上高
+2.2%
182億円
営業利益
-22.2%
7億円
純利益
+25.0%
5億円
営業利益率
3.8%
前期比 -1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高188億円182億円
営業利益7億円7億円
純利益3億円5億円
1株あたり配当¥8¥8

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は46億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+7.0%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q41−2
2024年1Q4324.71
2024年2Q4324.71
2024年3Q4424.52
2024年4Q43−2
2025年2Q8966.72
2025年4Q8933.42
2026年2Q9033.32
2026年4Q9244.33
2027年1Q4600.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は101億円から182億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は3.8%。売上は13期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月10100
2014年3月10411
2015年3月108−2−4
2016年3月11710
給食事業を運営する味屋フーズ株式会社を設立し、連結子会社とする。
2017年3月127−1−1
2018年3月13932
2019年3月14320
2020年3月15132
2021年3月15674
2022年3月157−1−3
2023年3月1640−3
2024年3月17362
名古屋証券取引所メイン市場へ重複上場
2025年3月178975.14
2026年3月182753.85

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高182億円のうち、営業利益として残るのは7億円3.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の2.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.9%160億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.2%15億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.8%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
12.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.7pt
3.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.3pt
2.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+18.6pt
30.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが13億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは9億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は17億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月5−6−2−17
2014年3月6−74−111
2015年3月3−84−510
2016年3月5−2013−158
2017年3月6−115−57
2018年3月12−4−589
2019年3月9−4−558
2020年3月7−1−669
2021年3月11−219−108
2022年3月5−159−108
2023年3月8−4−2410
2024年3月15−4−41116
2025年3月8−1−8715
2026年3月13−4−6917

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は197億円。このうち返さなくてよい自己資本が20億円で、自己資本比率は9.9%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1301311710.2
2014年3月1401412610.0
2015年3月149101396.9
2016年3月163101536.3
2017年3月18091714.9
2018年3月180111696.2
2019年3月183111725.9
2020年3月182131697.0
2021年3月196161808.2
2022年3月205121935.7
2023年3月20391944.4
2024年3月203111925.3
2025年3月200151857.4
2026年3月197201789.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
18億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
12億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
178億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
45
/ 100
安定性自己資本比率7 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中45位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中525位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
30.4%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.9%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
9.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.3%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥210で、1年前と比べて-7.0%過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。

¥210+0.0%1ヶ月-3.2%1年-7.0%時価総額24億円
過去52週の値幅
安値¥201高値¥264

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)4.5倍
PER (会社予想)9.0倍
PBR1.23倍
配当利回り3.81%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で+2.9%上昇し、25日線(207円)を+1.4%上回る。52週高値264円から-20.5%と中位。週足は上昇基調だが伸び悩み。出来高は5000〜1万株と低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 4.50倍は業界平均22.59倍を大きく下回り、PBR 1.20倍も業界平均3.16倍より低い。ROE 30.4%は非常に高く収益力が優秀。配当利回り3.81%は業界平均2.74%を上回る。ただし配当性向19.1%と低く、配当に余裕がある一方、今期業績の伸びは軽微。

指標この会社業種平均
PER (実績)4.5倍23.4倍
PER (予想)9.0倍
PBR1.23倍3.51倍
ROE30.4%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定したリカーリング収入と利幅の高いビジネスモデルで、2025年3月期は営業利益率5.06%と好調。強気派は、高ROE(30.4%)と低PER(4.5倍)を魅力的と評価。弱気派は、売上高成長率が鈍化(前期+5.5%→今期+2.8%)している点と、市場が小さく成長余地に限界がある点を懸念。

プラスに働く材料7
  • 高ROE・低PER

    ROE30.4%に対しPER4.5倍は明らかな割安

  • 安定リカーリング収入

    継続契約ベースで毎期の収益が安定

  • 衛生意識高まり追い風

    衛生意識向上で市場拡大、新規需要取り込み可

  • 安定した売上高成長と高ROE継続影響

    ROE30.4%、PER4.5倍は割安、2026年3月期売上高182億円と3%増収

  • 介護事業需要の拡大長期影響

    高齢化で介護サービス需要増、売上高年率3%成長持続見込み

  • 配当利回り3.81%の魅力継続影響

    1株当たり8円配当、EPS46.7円に対して安定配当

  • 自己株式取得によるEPS向上不定影響

    時価総額24億円と小型、自社株買いで希薄化防止効果

マイナスに働く材料7
  • 成長鈍化

    売上高成長率が前期5.5%から今期2.8%に減速

  • 市場規模の限界

    衛生サービス市場はニッチで成長余地に限り

  • 配当利回り3.8%は低下リスク

    利益成長が停滞すれば、減配懸念も

  • 営業利益の減少トレンド2026年3月期影響

    営業利益7億円と前期比22%減、人件費増加が原因

  • 最低賃金上昇による人件費圧迫継続影響

    介護業界は労働集約的、人件費上昇で営業利益率0.5pt程度悪化

  • 介護保険制度改定リスク2027年〜影響

    報酬単価引き下げで売上高5%程度減少可能性

  • 競争激化による事業所稼働率低下継続影響

    大手参入で競合増、新規開設遅れで売上高成長鈍化

次の決算で確かめる点
売上高成長率
市場浸透度と成長持続性を測る
営業利益率
コスト管理と値上げ交渉力の指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり8で、前期から20.0%いまの株価に対する利回りは3.81%。

年間配当
¥8
1株あたり
配当利回り
3.81%
いまの株価に対して
配当性向
19.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2019年3月276.4
2020年3月4100.017.3
2021年3月650.019.6
2024年3月4−33.3173.0
2025年3月10150.041.0
2026年3月8−20.019.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥8

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,500人。区分でいちばん多いのは個人・その他72.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が19.7%を占め、残る80.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他73.172.773.470.773.272.8
事業法人17.217.817.919.120.017.4
証券会社7.45.14.95.53.06.2
金融機関0.32.52.42.32.62.2
外国人個人0.20.40.10.80.80.8
外国法人1.81.51.31.60.40.6

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01山崎嘉忠25.40
02大和ハウス工業株式会社8.00
03シダー取引先持株会6.94
04座小田孝安5.00
05有限会社タチバナ3.01
06大和証券株式会社2.86
07中濱眞二2.35
08岡田耕平2.35
09久保賢司2.35
10シダー従業員持株会2.34

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+4194%、1株純資産は14期で+52%。直近期のROEは30.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−1115−1.0
2014年3月71225.731.7134.5
2015年3月−3289−30.5
2016年3月1900.9282.6
2017年3月−1277−14.4
2018年3月209722.418.523.1
2019年3月1941.5139.176.4
2020年3月1811117.99.117.3
2021年3月3414026.99.619.6
2022年3月−28103−23.1
2023年3月−2579−27.0
2024年3月189720.613.8173.0
2025年3月4013234.66.041.0
2026年3月4717530.44.719.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額44百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
座小田孝安代表取締役 社長63574,100
下屋敷寛取締役 管理本部長6323,800
上原賢吾取締役 営業本部長534,900
中山愛美取締役 企画管理部長544,900
中村儀成取締役61
安成信次取締役70
二之宮さおり常勤監査役5312,100
大野繁樹監査役68125,000
時枝和正監査役59

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3323211
監査役1888
社外取締役4441

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,649字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社シダー)及び子会社2社により構成されており、九州・山口地区及び関東地区を中心に、介護保険法の適用を受けるサービスを提供する事業を展開しております。 当社グループにおける事業内容は、次のとおりであります。 なお、事業区分は報告セグメントの区分と同一であります。 ① デイサービス事業 この事業は、介護保険法に基づく要介護・要支援認定者に対し、デイサービスセンターにおいて食事、入浴、その他日常生活の世話、機能訓練などを行い元気な意義のある生活を支援していく事業であり、当社グループの主力となる事業であります。 朝のお迎えより仕事が始まり夕方自宅にお送りするまで、事故のないようサービスに努めておりますとともに、当社グループは、特に理学療法士や作業療法士等の専門家により「リハビリテーションを中心としたサービスを積極的に行い、お客様が元気な生活が送れるよう支援する」ことを大きなテーマとして事業を展開しております。 また、カラオケやシアタールームなどの設備も完備し、多くのお客様が趣味や娯楽、また催し物など一日一日を楽しく過ごせますようサービスに努めております。営業は月曜日から日曜日まで毎日行っており、特に日曜日などはバスハイクやピクニック、観光、買い物など多彩なサービスを提供し、楽しみながら社会生活適応技能、心身活動の向上を目指しております。 ② 施設サービス事業 この事業は、要介護・要支援認定者が、その施設において特定施設サービス計画に基づき、入浴・排せつ・食事等の介護、生活等に関する相談・助言等の日常生活上の世話や、機能訓練・療養上の世話を利用するサービスである「特定施設入居者生活介護(介護付有料老人ホーム)」の事業と要介護・要支援認定者で認知症の状態にある方についてその共同生活を営む住居において入浴・排せつ・食事等の介護やその他日常生活上の世話及び機能訓練を行う「認知症対応型共同生活介護(グループホーム)」の事業を介護保険法に基づき運営しております。 ③ 在宅サービス事業 この事業は、介護や療養が必要な方が、住み慣れた自宅において安心して元気な生活を送ることを支援するために、「訪問リハビリテーション」「訪問看護」「訪問介護(ホームヘルパー)」「ケアプラン作成」の事業を行っております。 a 訪問看護・訪問リハビリテーション このサービスは、主に介護保険又は医療保険による給付対象のサービスで、看護師がお客様の自宅を訪問し、かかりつけ医の指示書のもとに療養の世話や、診療補助又は援助等の医学的なケアサービスを行う訪問看護事業と、介護保険の趣旨である在宅において元気な生活が行われるように支援するために、特に理学療法士、作業療法士などの専門家が医師の指示書のもとに自宅でリハビリテーションを行う訪問リハビリの事業を行っております。 b 訪問介護(ホームヘルパー) このサービスは、要介護・要支援認定者の日常生活の世話を行う事業で、介護福祉士、ヘルパー1級、ヘルパー2級及び介護職員初任者研修終了の資格保持者がお客様の自宅を訪問し生活全般にわたる援助を行っております。 訪問介護のサービスは、ケアマネージャーがお客様及びヘルパー事業所と綿密に打合せをして計画されたサービス計画書に基づいて行われるもので、オムツ交換、清拭、食事介助、通院介助などの身体介助サービスや調理、掃除、洗濯、買い物などの生活援助サービスがあります。 c ケアプラン作成 このサービスは、介護保険法に基づく要介護・要支援認定者について、専門知識を持ったケアマネージャーがお客様個人個人の要望と必要に応じたサービス計画を立てて介護サービスの選択、マネジメントを行う事業で、介護保険を利用するには絶対に欠かせないサービスであります。 ④ その他事業 その他事業には、福祉用具事業、障害支援事業及び給食事業が含まれております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,703字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループの経営理念は、介護保険制度の目的に沿って、社会的ニーズのあった介護サービスを中心として、特に心身に多少なり障害のある要支援者から要介護認定者に対して、リハビリテーションを中心としたサービスを積極的に行い、また在宅要介護者については、適切な訪問看護、訪問介護、訪問リハビリテーションを行い、より人間らしくその人らしく生きるために積極的な生活支援並びに社会への参加を促すことにより、地域社会に貢献することであります。 また、経営方針につきましては、 1.利用者・入居者およびその家族の尊厳とニーズを尊重し、質の高いサービスを提供する。 2.地域一番を目指し信頼され必要とされるサービスを提供する。 3.積極的なリハビリテーションを中心としたサービスを提供し自立できる生活支援を行うこととしております。 こうした経営理念、経営方針のもと、当社グループは「いつも春の陽だまりでありたい」をコンセプトに、介護サービス事業を展開してまいりました。今や、高齢社会を迎え、地域に根差したノーマライゼーションのまちづくりが改めて見つめ直される中、当社グループでは介護サービスを通してより良い健康文化を提供しております。今後においても、常に利用者やその家族の立場に立ち、ニーズを幅広く収集しながら、きめ細かなサポートを提供し地域に信頼される企業を目指して積極的に取り組んでまいります。 (2)中長期的な会社の経営戦略 2024年度に行われた介護報酬の改定及び介護保険制度の改正が2年を経過しています。また2025年12月~2026年5月には国より介護職員等に対する処遇改善の補助金が出されました。2026年6月以降には介護報酬の期中改定が行われ前出の補助金に相当する介護報酬のアップ(+1.95%)が行われています。 介護保険制度改正の議論が一昨年より社会保障審議会介護保険部会で行われ、2025年12月25日に「介護保険制度の見直しに関する意見」として取りまとめられました。その内容は、地域の類型を踏まえたサービス提供体制・支援体制の構築や介護人材確保と職場環境改善に向けた生産性向上、2040年を見据えた介護保険事業計画の在り方、制度の持続可能性の確保した給付と負担などが提案されています。 当社グループといたしましては、介護保険法の趣旨である要介護者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように、リハビリテーションを中心としたサービスの提供に取り組み、更なる事業規模の拡大を図る考えであります。主力事業であるデイサービス事業においては、介護保険制度の改定や推進に伴い、機能訓練加算や科学的介護に関わる加算など利用単価の変動等がありますが、介護予防に対応したサービスや利用者のニーズにあったサービスを提供することで幅広い新規顧客の獲得を積極的に推進してまいります。もう一方の主力事業として成長した施設サービス事業については、介護付き有料老人ホーム等の施設を、関東を中心とした地域や政令指定都市などの介護保険事業計画に基づいた公募に応募し、将来の事業基盤を構築していく考えであります。既存施設の効率的な運営とサービスの充実を図り、施設稼働率を高く安定的に維持していくことで、新規の施設展開に伴う多額の開設経費の吸収を図ってまいりたいと考えております。 北海道地区、東北地区、関東地区、甲信・東海地区、関西地区、中国・四国地区、九州地区等に展開した有料老人ホームやデイサービスを核としてドミナントエリアの拡大を目指し、在宅サービスとの連携やM&Aなどの実施などシナジーを最大限に活用することで利用者の利便性を向上させ営業収益の増加を図ります。また、介護保険制度の改定等による影響を受けない介護保険外のサービス事業を開発することで、事業の多角化を推進していく考えです。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、わが国の介護保険を取り巻く環境を踏まえ、継続的な売上成長と、スケールメリットを追求することが必要と認識しております。これらを実現するためには、収益性、投資効率等の観点から、売上高伸長率、売上高経常利益率並びにROE(自己資本利益率)を主要な経営指標として位置づけております。当連結会計年度における売上高伸長率は1.9%(前連結会計年度は3.0%)であり、売上高経常利益率は2.9%(前連結会計年度は3.7%)であり、ROE(自己資本利益率)は30.4%(前連結会計年度は34.6%)でした。引き続きこれらの指標について、改善されるよう取り組んでまいります。 (4)経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①感染症の施設蔓延防止について インフルエンザや新型コロナウイルス等の感染症の施設蔓延防止について、当社グループにおきましては、感染症対策マニュアルに沿った対応を続け、職員や面会される家族、外部業者などが施設にウイルスを持ち込まない体制を継続する考えであります。 ②介護保険制度の改正について 2021年4月に実施された介護報酬改定では、改定率0.70%であり、そのうち0.05%は新型コロナウイルス感染症に対応するための特例的な評価(2021年9月末まで)となっています。 また、2022年10月に実施された介護報酬改定(臨時改定)では、介護職員以外の職種にも配分することが可能な介護職員等ベースアップ等支援加算の創設が行われております。 また、2024年度に実施された介護報酬改定では、介護報酬全体の改定率は1.59%プラスとなり、内訳としては、1.59%のうち0.98%が介護職員の処遇改善を目的として、また残り0.61%が介護職員以外の処遇改善を目的として引き上げとなっています。 また、2026年6月に行われた期中改定では他産業との給与差の解消を図るため1.95%プラスの改定が行われています。 当社グループといたしましては、介護保険制度のもと事業活動を行う中で、今後も予想される制度リスクともいうべき法改正に柔軟に対応しつつ、当社グループの強みであるリハビリテーションにおける豊富なノウハウを積極的に活用し、快適、上質なサービスで他社との差別化を目指す考えです。また、社会的にも多くの需要が見込まれるリハビリテーションに特化したサービスをさらに強化し、サービスの向上と業容の拡大を図ってまいりたいと考えております。 ③人材の確保について 当社グループといたしましては、グループの事業拡大に伴い、サービスを提供する人材の確保は重要な課題の一つとして認識しております。有資格者や介護経験の豊富な職員を適正に配置するため、雇用条件の見直しや働きやすい職場環境を構築することに努めております。また、各種教育研修プログラムの充実を図ることでサービスの質の向上や優秀な人材の育成に取り組んでおります。さらに、長期的に介護人材の確保・定着の推進を図るためには、介護職員が将来展望を持って介護の職場で働き続けることができるよう、能力・資格・経験等に応じた処遇が適切になされることが重要となります。「介護職員処遇改善加算」等を活用して、こうしたキャリアパスに関する仕組みを整備・拡充することで、社内の人事考課制度をさらに充実させる必要があると考えております。 また、介護業界全体で人材不足が深刻化する中、当社では外国人介護人材の採用・育成も重要な経営戦略の一つとして位置付けており近年、外国人採用数を大幅に拡大しおります。単に人材を受け入れるだけではなく、入社時から初任者研修の受講を支援し、日本語教育や介護技術の習得支援を継続的に実施するなど、教育体制の強化に取り組んでまいりました。その成果として、直近の介護福祉士国家試験では11名の外国人職員が合格しており、現場の中核人材として活躍しております。介護福祉士資格の取得は、専門性の向上だけでなく、長期的な就業やキャリア形成にもつながることから、当社の人材定着戦略においても重要な役割を担っております。 今後は、特定技能制度や育成就労制度など国の制度動向も踏まえながら、海外での人材育成から採用後の教育・資格取得支援までを一体的に推進し、質の高い介護サービスの提供と持続的な成長の実現に努めてまいります。 ④法令遵守への取り組みについて 当社グループといたしましては、介護保険制度のもと、介護サービス事業を営んでいく上で関係法令を遵守することは勿論、社会的な責務の遂行や地域での信頼関係を構築することを第一に考えております。また、事業所での教育指導の徹底を図るとともに、内部監査体制の強化や社員教育、マニュアルの整備、制度改正の勉強会、ハラスメント対策等を行うことで、法令を遵守した適切な事業運営に努めてまいる所存です。
事業等のリスク6,727字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 1 デイサービス事業・施設サービス事業に伴うリスク (1)施設設置基準について 当社グループは、2026年3月末現在、デイサービスセンター28施設、有料老人ホーム43施設、グループホーム1施設を運営しております。 デイサービスセンター(通所介護施設)については、人員、設備等に関して「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準(平成11年3月31日厚生省令第37号)」(以下「基準省令」という)により各種基準が定められており、介護保険上の通所介護事業者となるためには、設備基準として食堂及び機能訓練室(3㎡に利用定員を乗じて得た面積以上)、相談室、事務室、その他必要な設備及び備品を設けること、また、人員基準として利用定員が11人以上の事業所の場合、生活相談員、介護職員、看護職員、管理者を配置することとされており、さらには機能訓練加算を請求する場合は機能訓練指導員を配置する必要があります。 有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)については、基準省令第177条において耐火建築物又は準耐火建築物であること、居室の定員は原則1名とされ13㎡以上の床面積を確保すること等が定められており、基準省令第175条においては看護職員及び介護職員の合計数は、常勤換算方法で要介護者である利用者の数が3またはその端数を増すごとに1人を(3対1基準)、看護職員は、利用者の数が30を超える特定施設にあっては、常勤換算方法で1に利用者の数が30を超えて50又はその端数を増すごとに1を加えた人数、機能訓練指導員、計画作成担当者はそれぞれ1名ずつ、生活相談員は利用者の数が100又はその端数を増すごとに1名以上配置することが定められております。現在国の方でICTや介護ロボットを導入した場合の実証実験を行い3対1基準の見直しの検討が行われています。 グループホーム(認知症対応型共同生活介護施設)については、設備基準として1ユニット定員は5人以上9人以下とし、居室においては定員を1名、床面積7.43㎡以上とし、ほかに居間、食堂、台所、浴室など日常生活を営む上で必要な設備を設けること、人員基準として介護従事者、計画作成者に加えて施設ごとに認知症介護に関する専門知識を有する常勤で専任の管理者を置くことなどが定められております。 現在、開設済みの当社グループ施設は、上記基準に定めるすべての基準を満たしておりますが、今後欠員が生じた場合や上記基準の変更により追加的な人員補充が必要となった場合等、上記基準を満たせなくなった場合には、現在提供している介護保険法上のサービスが通常の介護報酬で請求できなくなる(減額請求)可能性があります。 また、事業拡張に伴う施設の増設に当たっては、建物や有資格者の人員の確保について、制約を受けることとなります。 当社においては、人員基準を満たす人材獲得及び研修等に積極的に取り組み、職員定着率の向上に努めております。 (2)デイサービスセンター及び有料老人ホームの新規開設について 当社グループの今後の事業拡大においては、主力事業であるデイサービスセンター及び有料老人ホームを展開していく必要があります。しかし、デイサービスセンター及び有料老人ホームの開設については、訪問系介護サービス施設に比べ、施設規模が大きいため多額の資金負担が生じます。また、デイサービスセンター及び有料老人ホームの運営は人件費等の固定的な費用が多いため、新規施設では多くの利用者や入居者を獲得し経営が軌道に乗るまでは赤字が継続することとなり、一時期に複数のデイサービスセンターや有料老人ホームを新設した場合は、業績が一時的に悪化する可能性があります。さらに、有料老人ホームについては市町村もしくは広域連合の公募により選定されますので、時期や開設数を当社グループでコントロールできない可能性があります。 当社においては、各行政の施設整備計画を定期的に確認して公募の状況を把握し、用地に関する情報を多方面から収集して、事業所新設が円滑に行われるように努めております。 2 在宅サービス事業に伴うリスク (1)設置基準について 当社グループは、2026年3月末現在、訪問看護ステーション7事業所、ヘルパーステーション3事業所、ケアプランセンター22事業所を運営しております。 これらの在宅サービス事業を行うには、各事業所ごとに厚生労働省令で定められた人員基準を満たす必要があります。また、人員基準を満たすには所定の有資格者を配置することが必要となります。現在、当社グループが運営している事業所は、人員基準をすべて満たしておりますが、今後欠員が生じた場合や基準の変更により追加的な人員補充が必要となった場合等、人員基準を満たせなくなった場合には、現在提供している介護保険法上のサービスが通常の介護報酬で請求できなくなる可能性があります。 当社においては、人員基準を満たす人材獲得及び研修等に積極的に取り組み、職員定着率の向上に努めております。 3 事業全体に係るリスク (1)競合について 2000年4月の介護保険法の施行により、介護サービス業者の新規設立、大手企業や異業種の新規参入、地方自治体、医療法人等の様々な事業主体が介護市場に参入しました。高齢化社会の進展により要介護認定者の増加基調が予想されることから、今後も既存事業者の事業拡大及び新規参入業者の増加が予想されます。従って、今後の新規参入や競争の激化に伴い、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。このため、当社グループにおきましては、経営理念に基づいたきめ細やかなサポートを提供することで競合他社との差別化を図る考えであります。 (2)従業員の確保について 当社グループが事業規模を維持・拡大していくためには、それに見合った人員の確保が必要となります。介護保険事業の拡大に伴い、全般的に有資格者に対する需要が増大している中、こうした資格を持つ人材の獲得は容易ではなく、また、人材の育成も施設の増設を中心とした事業規模の拡大に追いつかないおそれがあります。このことは、新たな施設の増設ができない等、当社グループの事業拡大に当たり影響を与える可能性があります。当社グループにおきましては、人材育成及び職員定着率の向上を重要な課題と考え、研修等に積極的に取り組んでおります。 (3)介護保険法に基づく指定等について 当社グループは、介護保険法第70条及び第79条により都道府県知事の指定を受け、デイサービス事業、施設サービス事業、在宅サービス事業を行っております。 2006年4月1日の法改正により、指定介護予防サービス(指定介護予防通所介護事業、指定介護予防訪問看護事業、指定介護予防訪問介護事業、指定介護予防特定施設入居者生活介護事業)を法第115条の二による都道府県知事の指定を受け、当該事業を行っております。居宅介護支援事業につきましては、法第115条二十一により指定介護予防支援事業者(地域包括支援センター)より一部業務の委託を受けて支援事業を行っております。認知症対応型共同生活介護事業につきましては、指定・監督権限が都道府県知事から市町村長に移行し、地域密着型サービス事業(指定認知症対応型共同生活介護事業)及び地域密着型介護予防サービス事業(指定介護予防認知症対応型共同生活介護事業)を法第78条の二及び第115条の十一により市町村長の指定を受け、当該事業を行っております。また、これらの指定に関して、介護保険法では2006年4月より6年間の有効期限が設けられており、引き続き指定事業所として事業を行う場合は、更新手続が必要になっております。 さらに有料老人ホームの開設に当たっては老人福祉法第29条により都道府県知事への届け出が必要となります。 また、介護保険法第77条及び第84条、第115条の八、十七及び二十六に指定の取消し事由として、設備基準や人員基準等の各種基準が充足できなくなった場合のほか、介護報酬の不正請求、帳簿書類等の虚偽報告、検査の忌避等が定められております。現在、当社グループには、これらの指定の取消し事由に該当する事実は発生しておりません。 万一、指定の取消し事由に該当する事実が発生した場合には、上記指定が取消されることとなり、当社グループ事業の継続に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、今後も業務管理体制及び法令遵守の体制を整えていく考えであります。 (4)介護保険法による影響について 当社グループの事業は、介護保険法の適用を受けるサービスの提供を内容とし、各種介護サービス費用の約9割(収入に応じて8割及び7割)とケアプランの10割は、介護保険により給付されるため、当社グループの事業には介護保険制度の影響を受ける部分が多くあります。 介護保険法は、施行後5年を目処として法律全般に検討が加えられ、その結果に基づいて見直しが加えられることとされておりますが(同法附則第2条)、法令解釈や自治体等の実務的な取扱が必ずしも一定していない側面があるため、関係法令の改正や法解釈、実務的な取扱いの変更により、現状の当社グループ事業の円滑な運営が阻害され、または、事業内容の変更を余儀なくされる可能性があります。 また、介護報酬の基準単位もしくは一単位当たりの単価又は支給限度額は、当社グループの事業の状況に関わりなく介護保険法及びそれに基づく政省令により定められているため、その改定により事業の採算性に問題が生じる可能性もあります。さらに、不況による保険料徴収の減少や少子高齢化による負担者層の減少が予想されるなど、介護保険の財政基盤は磐石ではなく、介護保険の自己負担分が引上げられた場合などには、介護保険制度の利用が抑制される可能性があり、この場合、当社グループの業績も影響を受けるおそれがあります。 さらに、介護保険法及びそれに基づく政省令等においては、利用者の保護という観点から、事業者の利用者に対する行為について詳細に規定されており、当社グループも介護サービス事業者としてこれらの規定に従って事業を行うことが法令上求められております。当社グループは、従業員の教育や業務マニュアルの整備等により法令遵守のために必要な体制を構築してまいりましたが、万一、法令違反等により監督官庁から何等かの処分を受けることとなった場合には、施設の運営に影響を受ける可能性があります。 当社グループでは、施設運営を円滑に行えるよう、介護保険法改正について社内研修を行っております。 (5)情報管理について 当社グループが提供しているサービスは業務上、極めて重要な個人情報を取り扱います。在宅介護サービスでは、利用者の家庭に上がってサービスを実施しているため、当社グループスタッフは利用者本人のみならず、その家族等を含めた様々な個人情報に接することになります。 当社グループは、顧客情報については十分な管理を行っておりますが、万一、顧客の情報が外部に流出した場合には、当社グループの信用力が低下し、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、利用者の増加に伴って管理すべき情報の電子化や高度なセキュリティシステムが必要になるなど情報管理に関するコストが増加する可能性があります。 当社グループでは今後も内部統制の整備及び適正な運用を行う考えであります。 (6)高齢者等に対する事業であることについて 当社グループの事業は、要介護認定を受けた高齢者等に対するものであることから、サービス提供中の転倒事故や感染症の集団発生等、施設内並びに在宅介護サービス提供中の安全衛生管理には細心の注意を払い、従業員の教育指導はもとより運営ノウハウが蓄積された業務マニュアルの遵守を徹底するなど、万全を期しております。しかしながら、万一、事故等が発生した場合には、当社グループの信用力が低下し、連鎖的に利用を控える方が増えるおそれがあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)自然災害や感染症の流行について 地震、台風、大雨、大雪等の自然災害が発生しやむなく業務を停止せざるを得なくなる場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、インフルエンザ等の感染症が流行した場合には、利用者が当社グループ施設の利用を控えることが想定されるため、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このため、当社グループでは、自然災害時に安否確認を迅速に行う体制、避難所として施設を開放することで、利用者だけで無く、地域住民と密接な関係を構築するように努力しております。また感染症に関する情報を早期に発信し、自宅での予防対策までフォローするようにしております。 (8)風評等の影響について 介護サービス事業は、利用者及びその介護に関わる方々の信頼関係や評判が当社グループの事業運営に大きな影響を与えると認識しております。社員には、当社グループの経営理念を浸透させ、利用者の信頼を得られる質の高いサービスを提供するよう日頃から指導・教育をしておりますが、何らかの理由により当社グループに対するネガティブな情報や風評が流れた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このため入社時のオリエンテーションや新人研修を綿密に計画し実施することで、ネガティブな情報や風評に左右されない社員を育て、経営理念に基づく施設運営を行っております。 (9)金利変動リスクについて 新規施設の開設には多額の投資が必要であり、当社グループの事業計画を達成する上で新規施設開設のための資金調達が不可欠となります。当社グループは従来、新規施設開設資金を銀行からの借入金により調達してまいりましたので、有利子負債の残高が2026年3月期末現在13,800百万円となっており、総資産に占める有利子負債残高の比率は2026年3月期末70.0%と借入金依存度が高い水準にあります。 なお、当社グループの売上高に対する支払利息の比率は、2026年3月期において1.8%となっております。今後は資本市場からの調達等、資金調達手段の多様化のための施策を講じてまいりますが、他の手段により必要な資金が調達できない場合には、引き続き銀行等からの借入により対応することとなり、それにより借入金が増加することが想定されます。この場合、今後金利が0.1%上昇した場合でも経営成績には9百万円程の影響があり、当社グループの利益を圧迫する可能性があります。このため、各施設は利益率向上に注力し、自己資本を高めて借入依存度を低下させる対策をとっております。 (10)固定資産の減損に関するリスク 当社グループは、複数の事業所を運営しており、当該事業所に係る建物・土地などの固定資産を保有しております。事業所の収益性の悪化により、固定資産の簿価を割引前将来キャッシュ・フローで回収できない場合には、当該固定資産について減損処理を行うことになります。今後も減損損失を計上する可能性があるため、各事業所においてそれぞれの特色を出し、地域でも選ばれる事業所作りを行い、収益性を高めていく考えであります。なお、当連結会計年度においては減損損失を12百万円計上しております。 (11)環境・気候変動について 当社グループは、気候変動に係るリスク及び収益機会を巡る課題への取り組みが重要であると考えております。今後は、更なる環境負荷低減を目指し、脱炭素社会実現への責務を果たすべく運営する老人ホームやデイサービスでの省電力設備導入等により温室効果ガスの排出量削減等の環境課題に取り組み、持続可能な社会の実現を目指してまいります。しかしながら、これらの対応が遅れた場合や適切に行われなかった場合、当社グループの企業イメージに対する社会的な信用低下を招き、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,734字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 1 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1)財政状態及び経営成績の状況 ①経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、緩やかな回復基調が続いている一方、エネルギー価格の変動や物価上昇の影響に加え、海外経済の減速懸念や中東情勢を含めた地政学リスクの高まりなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。 介護サービス業界におきましては、引き続き超高齢化社会への移行に伴い、介護サービスの利用者数は増加し、需要は更に高まっております。 その一方で、様々な業種にて人材不足が叫ばれている中、介護サービス業界におきましても、海外の人材も含め、人材確保に取り組むことは急務となっており、有資格者の確保はとりわけ困難な状況となっております。それらを改善するために、業界では、介護事業に従事することが社会において魅力があり、生きがいを持てる環境造りが求められております。 このような状況のもと当社グループにおきましては、収益面では、既存施設において施設稼働率を上昇させるため、新規利用者の獲得とサービスの向上に努めました。費用面では、介護職員に係る人件費の増加により売上原価が増加し、また、管理部門の強化等により販売費及び一般管理費も増加しました。 この結果、当連結会計年度の売上高は18,164百万円(前連結会計年度比1.9%増)となり、営業利益は676百万円(同24.2%減)、経常利益は532百万円(同20.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は523百万円(同17.7%増)となりました。 セグメント別の状況は次のとおりであります。 (デイサービス事業) 当セグメントにおきましては、既存デイサービス施設のサービスの質の向上により施設稼働率の向上に努めました。その結果、売上高は4,138百万円(前連結会計年度比6.1%増)、セグメント利益は417百万円(同19.1%増)となりました。 (施設サービス事業) 当セグメントにおきましては、既存の有料老人ホームの入居者獲得に注力し入居率の向上に努めましたが、売上高は12,752百万円(同0.6%増)、セグメント利益は1,622百万円(同8.5%減)となりました。 (在宅サービス事業) 当セグメントにおきましては、利益率の改善のため人員配置や業務手順の見直し等、効率的な運営に取り組むことに注力してまいりましたが、売上高は1,165百万円(同0.6%増)、セグメント損失は138百万円(前連結会計年度はセグメント損失62百万円)となりました。 ②財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて282百万円減少して19,721百万円となりました。これは主として、現金及び預金が285百万円増加し、建物及び構築物が249百万円、リース資産が213百万円、敷金及び保証金が183百万円、長期前払費用が15百万円減少したことによるものであります。負債につきましては、前連結会計年度末に比べて746百万円減少して17,760百万円となりました。これは主として、短期借入金が200百万円増加し、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が444百万円、長期リース債務が429百万円減少したことによるものであります。また、純資産につきましては、前連結会計年度末に比べて464百万円増加して1,960百万円となりました。これは主として、利益剰余金が409百万円増加したことによるものであります。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて267百万円増加して1,748百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果、獲得した資金は1,252百万円(前連結会計年度比61.1%増)となりました。その主な内訳は、収入要因として税金等調整前当期純利益731百万円、減価償却費784百万円、支出要因としては利息の支払額336百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果、使用した資金は402百万円(同182.5%増)となりました。その主な内訳は、支出要因として有形固定資産の取得による支出429百万円、預り保証金の返還による支出132百万円、収入要因としては預り保証金の受け入れによる収入116百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果、使用した資金は582百万円(同26.4%減)となりました。その主な内訳は、支出要因として短期借入金の返済による支出2,100百万円、長期借入金の返済による支出854百万円、リース債務の返済による支出217百万円、収入要因として短期借入れによる収入2,300百万円、長期借入れによる収入410百万円であります。 (3)生産、受注及び販売の実績 ①生産実績 当社グループは生産を行っていないため、該当事項はありません。 ②受注実績 当社グループは受注を行っていないため、該当事項はありません。 ③販売実績 当連結会計年度における売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 なお、当社グループは一般顧客を対象とした介護サービス事業ですので、特定の販売先等はありません。 セグメントの名称   当連結会計年度  (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) デイサービス事業(百万円)   4,138   6.1% 施設サービス事業(百万円)   12,752   0.6% 在宅サービス事業(百万円)   1,165   0.6% 報告セグメント計(百万円)   18,056   1.8% その他事業(百万円)   107   11.4% 合計(百万円)   18,164   1.9% (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 ①経営成績の分析 a 当連結会計年度につきましては、既存施設の利用及び入居率向上に注力したことから売上高は18,164百万円(前連結会計年度比1.9%増)となりました。 b 売上原価につきましては、人件費の増加、仕入高や給食委託費が増加いたしました。その結果、15,956百万円(同3.0%増)となりました。 c 販売費及び一般管理費につきましては、人件費の増加、旅費交通費や消耗品費が増加いたしました。その結果、1,531百万円(同5.4%増)となりました。 d 営業利益につきましては、売上原価や販売費及び一般管理費の増加により、営業利益676百万円(同24.2%減)となりました。 e 営業外収益につきましては、192百万円(同73.0%増)となりました。これは主に、物価高騰対策支援補助金、介護人材確保・職場環境改善等事業補助金によるものであります。 営業外費用につきましては、337百万円(同0.6%増)となりました。これは主に、銀行借入及びリース取引に伴う支払利息によるものであります。 f 特別利益につきましては、211百万円(同15.6%増)となりました。これは、有料老人ホーム及びグループホーム2施設の事業譲渡益によるものであります。 g 特別損失につきましては、12百万円(同95.0%減)となりました。これは、建物及び構築物、工具、器具及び備品の減損損失によるものであります。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (デイサービス事業) 当セグメントにおきましては、既存デイサービス施設のサービスの質の向上により施設稼働率の向上に努めました。その結果、売上高は4,138百万円(前連結会計年度比6.1%増)、セグメント利益は417百万円(同19.1%増)となりました。 (施設サービス事業) 当セグメントにおきましては、既存の有料老人ホームの入居者獲得に注力し入居率の向上に努めましたが、売上高は12,752百万円(同0.6%増)、セグメント利益は1,622百万円(同8.5%減)となりました。 (在宅サービス事業) 当セグメントにおきましては、利益率の改善のため人員配置や業務手順の見直し等、効率的な運営に取り組むことに注力してまいりましたが、売上高は1,165百万円(同0.6%増)、セグメント損失は138百万円(前連結会計年度はセグメント損失62百万円)となりました。 当社グループは、わが国の介護保険を取り巻く環境を踏まえ、継続的な売上成長と、スケールメリットを追求することが必要と認識しております。これらを実現するためには、収益性、投資効率等の観点から、売上高伸長率、売上高経常利益率並びにROE(自己資本利益率)を主要な経営指標として位置づけております。当連結会計年度における売上高伸長率は1.9%(前連結会計年度は3.0%)であり、売上高経常利益率は2.9%(前連結会計年度は3.7%)であり、ROE(自己資本利益率)は30.4%(前連結会計年度は34.6%)でした。引き続きこれらの指標について、改善されるよう取り組んでまいります。 ②財政状態の分析 a 流動資産 当連結会計年度における流動資産は、4,937百万円(前連結会計年度比7.4%増)となり、前連結会計年度に比べ339百万円増加しました。この主な要因は、現金及び預金が285百万円増加したことによるものであります。 b 固定資産 当連結会計年度における固定資産は、14,783百万円(同4.0%減)となり、前連結会計年度に比べ621百万円減少しました。この主な要因は、工具、器具及び備品が91百万円増加、建物及び構築物が249百万円、リース資産が213百万円、敷金及び保証金が183百万円、長期前払費用が15百万円減少したことによるものであります。 c 流動負債 当連結会計年度における流動負債は、6,670百万円(同3.2%増)となり、前連結会計年度に比べ204百万円増加しました。この主な要因は、短期借入金が200百万円、未払法人税等が29百万円増加、1年内返済予定の長期借入金9百万円、未払費用が9百万円、預り金が9百万円減少したことによるものであります。 d 固定負債 当連結会計年度における固定負債は、11,089百万円(同7.9%減)となり、前連結会計年度に比べ950百万円減少しました。この主な要因は、長期借入金が434百万円、リース債務が429百万円減少したことによるものであります。 e 純資産 当連結会計年度における純資産は、1,960百万円(同31.0%増)となり、前連結会計年度に比べ464百万円増加しました。この主な要因は、利益剰余金が409百万円増加したことによるものであります。 これらの結果、当連結会計年度における総資産は19,721百万円(同1.4%減)となり、前連結会計年度に比べ282百万円減少しました。 (2)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、第2 事業の状況の「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 1 経営成績等の状況の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。 当社グループの業容拡大についてはデイサービスセンターと有料老人ホームの新規開設に負う部分が大きく、今後も事業拡大のため積極的に事業所開設を行う考えでありますが、開設に係る用地取得資金、建設資金及び建物の賃借契約にかかる敷金・建設協力金等につきましては、獲得した営業活動によるキャッシュ・フローや銀行借入を含めた収支のバランスを勘案しながら最善の資金調達手段を検討していく考えであります。 (3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。なお、連結財務諸表作成に際しては経営者の判断に基づく会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告に影響を与える見積りが必要ですが、この判断及び見積りは、過去の実績を勘案するなど、可能な限り合理的な根拠を有した仮定や基準を設定した上で実施しております。しかしながら、事前に予測不能な事象の発生等により実際の結果が現時点の見積りと異なる場合も考えられます。当社グループの連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針は、第5 経理の状況の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりでありますが、以下に掲げる会計方針は連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に影響を及ぼすと考えておりますので、特に記述いたします。 ・固定資産の減損 当社グループは、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、原則として、事業所を単位としてグルーピングを行い、減損処理の要否を検討しております。減損損失の認識に当たり使用する割引前将来キャッシュ・フローの算定においては、利用者数や入居者数の増減など、様々な仮定をおいて見積りを行っております。 ただし、これらの見積りには不確実性があり、経済状況の変動等により見直しが必要となった場合には損失額が増減する可能性があります。なお、当連結会計年度においては、減損損失を12百万円計上しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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