概要
MUSCAT GROUPは東京都渋谷区に本社を置くブランドプロデュース企業である。2016年に株式会社ライスカレー製作所として設立され、2024年6月に東京証券取引所グロース市場に上場。2026年3月期の連結売上高は41億円、従業員112名。自社ブランドの運営と企業向けSNSマーケティング支援を二本柱とし、M&Aによる事業拡大を積極的に進める。2025年7月には持株会社体制へ移行し、グループ各社の自律運営を推進している。
自社ブランド運営と企業支援の二軸事業
当社グループはブランドプロデュース事業のみの単一セグメントであり、二つの領域で構成される。ブランドプロデュース領域では、自社開発またはM&Aで獲得したオーラル美容ブランド「MiiS」、美容コスメブランド「Fujiko」「b idol」、ファミリーヘアケアブランド「bialne」などを運営する。販売経路は自社ECサイトやAmazon、楽天市場などのECモールに加え、バラエティストアやドラッグストアでの店頭販売も行う。ブランドパートナー領域では、企業向けにSNSを活用したマーケティング支援やコミュニティ運用のソリューションを提供し、中小企業向け集客ツール「アドスタ by CCXcloud」も手掛ける。2027年3月期からは、これらの領域をさらに細分化する予定である。
M&Aによる連続成長とPMIの推進
当社グループは創業以来、M&Aを主要な成長手段としてきた。2017年のマークドバイ取得以降、株式会社パスチャー(2022年)、株式会社RiLi(2022年)、株式会社松村商店(2024年)、MOVE株式会社(2024年)、株式会社HaD(2025年)などを買収。買収後はポスト・マージャー・インテグレーション(PMI)を実施し、グループ共通のブランド成長ノウハウを移転する。ただし、RiLiのキャスティング事業やアパレル事業は不振に陥り、2026年3月期にのれん減損損失304百万円を計上し撤退した。このようにM&Aを通じてポートフォリオを入れ替えながら、ニッチトップ戦略に沿った高成長領域へ資源を集中させる方針である。
持株会社体制でグループの自律運営へ
2025年7月、当社は社名を株式会社ライスカレーから株式会社MUSCAT GROUPへ変更し、持株会社体制に移行した。これにより、当社はグループ全体の事業戦略・財務戦略・ブランド戦略の立案やM&Aの実行、ガバナンス強化に専念する。グループ各社(株式会社WinC、株式会社ライスカレープラス、株式会社松村商店など)は独立した企業として、自らの事業と組織の改革に自律的に取り組む。この体制移行は急速な拡大を続けるグループの経営効率を高め、各ブランドの事業責任を明確化する目的がある。2024年8月には新設分割により株式会社WinCを設立するなど、組織再編も並行して進めている。
売上高41億円に成長も利益は変動
連結売上高は急成長を続け、2021年3月期の4億円から2026年3月期には41億円に達した。しかし収益性は安定していない。2024年3月期には営業利益87百万円、純利益112百万円と黒字を計上したが、2026年3月期は営業損失399百万円、親会社株主に帰属する当期純損失368百万円に転落した。主な要因は、株式会社かならぼにおける主力ブランドの販売不振、バラエティストア市場の競争激化、原材料費・物流費の高騰、為替変動の影響である。不採算事業からの撤退に伴う特別損失も響いた。一方、調整後当期純利益(のれん償却等を除く)は310百万円と前期比95%増加しており、事業自体の収益力は改善傾向にあると分析されている。
海外市場への販路拡大を視野に
現時点の販売は国内市場が中心だが、経営方針では海外展開が重点課題として挙げられている。国内で成功したSNSマーケティングのノウハウを軸に、アジアや中東を中心とした海外市場への販路拡大及び流通網の整備に着手する計画である。2025年9月には一般社団法人透花会及びMOMの実質的支配権を取得し、医療法人春樹会とともにデンタルクリニック運営にも進出した。これらのクリニックはMiiSブランドのオーラル美容との親和性が高く、将来的には海外富裕層向け医療観光なども視野に入れている。ただし、本格的な海外展開はこれからの段階である。
業界の中での役割はブランドプロデュース事業とマーケティングソリューション提供会社。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01ブランドプロデュース主力
自社開発ブランドやM&Aで取得したブランドを運営し、美容・ヘアケア商品を中心に販売。ECサイトやECモールでの販売に加え、バラエティストアやドラッグストアなどの小売店でも販売。デンタルクリニックのブランディング支援や運営も行う。
- MiiS
- オーラル美容ブランド。デンタルクリニックのブランディング支援やマーケティング支援も展開。
- Fujiko
- 美容コスメブランド。M&Aによりグループイン。
- b idol
- 美容コスメブランド。M&Aによりグループイン。
- bialne
- ファミリー向けヘアケアブランド。M&Aによりグループイン。
02ブランドパートナー準主力
企業向けにSNSを中心としたコミュニティ運用、マーケティング、広告、キャンペーン企画等の戦略立案・実行を支援。中小企業向けSNS集客ツール『アドスタ byCCXcloud』も提供。
- アドスタ byCCXcloud
- 中小企業向けSNSコミュニティ集客ツール。
製品と技術
オーラル美容ブランドMiiSと歯科クリニック支援
MiiSは当社グループの代表的な自社開発ブランドであり、オーラル美容市場をターゲットとする。歯磨き粉やホワイトニング製品などを展開し、自社ECサイトやECモール、ドラッグストアで販売されている。特徴は、商品販売にとどまらず、デンタルクリニックのブランディング支援・マーケティング支援も行う点である。2025年9月には、グループ子会社のWinCが一般社団法人透花会及びMOMの実質的支配権を取得し、複数のデンタルクリニックを運営。MiiSブランドとクリニック運営を連携させることで、オーラル美容における一貫したサービスを提供しようとしている。
美容コスメブランドFujikoとb idol
Fujikoとb idolは、M&Aによりグループに加わった美容コスメブランドである。FujikoはSNS上で話題となるアイテムを多数輩出し、バラエティストアやドラッグストアを中心に販路を拡大している。b idolも若年層を中心に支持を得ている。両ブランドとも、グループが強みとするSNSデータ分析とコミュニティマーケティングのノウハウを活用し、商品企画からプロモーションまで一貫して手掛ける。販売チャネルは実店舗とオンラインを組み合わせる。ただし、2026年3月期にはバラエティストア市場の競争激化や消費動向の変化により、販売実績が計画を下回る場面も見られた。
ファミリー向けヘアケアブランドbialne
bialneはM&Aによりグループに加わったファミリー向けヘアケアブランドである。子供から大人まで使用できる製品を展開し、安全性とデザイン性を重視。販売はECサイトやドラッグストアで行われ、子育て世帯へのコミュニティマーケティングを実施している。グループのニッチトップ戦略に基づき、ファミリーヘアケアというニッチ市場でのシェア拡大を目指す。具体的な売上高は非開示だが、グループのブランドポートフォリオの一角を担う。
キッズ・ティーン向け雑貨の企画製造受託
2024年10月に買収した株式会社松村商店は、キッズ・ティーン向けバッグや雑貨の企画及び製造受託を行っている。小売店や他ブランドからの依頼に基づき、デザインから生産までを一貫して手掛ける。これにより、当社グループは自社ブランドだけでなく、OEM/ODM領域にも事業基盤を持つこととなった。2027年3月期からはこの事業を「企画・製造受託領域」として区分する予定である。松村商店の顧客網とグループのSNSマーケティング力を組み合わせることで、新たな受注拡大が期待されている。
企業向けSNSコミュニティマーケティング支援
ブランドパートナー領域において、当社グループは企業向けにSNSを中心としたマーケティング支援サービスを提供している。具体的には、ソーシャルネットワーキングサービス上のコミュニティ運用、広告配信、キャンペーン企画の戦略立案から実行までを総合的に支援する。また、中小企業向けにはSNS集客ツール「アドスタ by CCXcloud」を提供。このツールは自社のSNS運用ノウハウをパッケージ化したものである。2026年3月期はクライアント企業の広告宣伝費抑制や内製化加速により受注が減少し、グループ業績にマイナス影響を与えた。今後は自社ブランド領域との連携強化や新規事業開拓により収益の安定化を図る方針である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
既存事業の再構築途上、減益懸念が残る企業
当社は直近の売上高が24億円から41億円へと大幅に増加しているものの、営業損益は赤字(2026年3月期は営業利益率▲9.8%)となっており、成長と収益性のバランスに課題があります。同業他社であるジンジブやイシンと比較しても、収益性は低迷しており、業界内での競争力は弱いと言えます。既存事業の再構築や新規投資による成長が期待される一方、早期の黒字化が不確実な状況です。資金力やブランド力においても、競合他社に見劣りする部分があり、今後の経営戦略が問われます。
強み
- 直近で売上高が41億円と前期比約37%増加し、成長軌道にある
- 新規事業への投資を積極的に行い、将来の成長基盤を構築中
- 小規模ながら意思決定が速く、市場変化への対応力がある
- 特定分野への専門性を活かしたサービス展開で差別化を図る
課題
- 営業赤字が続いており、財務体質の改善が急務である
- 売上高は増加するが利益が伴わず、ビジネスモデルの転換が必要
- 同業大手との競争が激しく、価格競争に巻き込まれるリスクがある
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がMUSCAT GROUP
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9342スマサポ | 24億円 | 32.8倍 |
| 2 | 142Aジンジブ | 24億円 | 13.3倍 |
| 3 | 7042アクセスグループ・ホールディングス | 24億円 | 14.0倍 |
| 4 | 195AMUSCAT GROUP | 23億円 | — |
| 5 | 7083AHCグループ | 23億円 | 263.2倍 |
| 6 | 9244デジタリフト | 23億円 | 11.7倍 |
| 7 | 6085アーキテクツ・スタジオ・ジャパン | 23億円 | — |
| 8 | 2479ジェイテック | 22億円 | 13.9倍 |
| 9 | 4720城南進学研究社 | 22億円 | 401.6倍 |
| 10 | 7073ジェイック | 22億円 | 17.3倍 |
| 11 | 4657環境管理センター | 22億円 | 18.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
渋谷でライスカレー製作所として創業
2016年4月、東京都渋谷区に株式会社ライスカレー製作所が設立された。創業時の事業内容は詳細に開示されていないが、その後ブランドプロデュース事業の中核となる。2017年12月にはマークドバイ株式会社を完全子会社として設立し、グループ経営を開始。2019年3月、本店を渋谷区のアシジ神泉ビルに移転した。この移転は事業拡大に伴うものであったと考えられる。2021年3月期の連結売上高は4億円であり、創業から5年で一定の事業規模を確立していた。
SUIRIN HOLDINGSへの社名変更と本社移転
2019年4月、株式会社ライスカレー製作所は株式会社SUIRIN HOLDINGSに社名を変更した。同年3月に移転したアシジ神泉ビルを拠点に事業を展開。2020年9月には、同社が株式会社ライスカレー製作所(旧社)とマークドバイ株式会社を吸収合併し、グループ内の再編を完了した。2021年12月には本店を現在の所在地である渋谷マークシティウエスト20階に移転。この移転はさらなる事業拡大と上場を見据えたものであった。社名変更と本社移転を経て、次の成長段階へと進んだ。
吸収合併でグループ内再編を実施
2020年9月、SUIRIN HOLDINGSは子会社2社を吸収合併し、事業を一本化した。これにより、それまで別法人で運営されていたブランドプロデュース関連事業が一つの法人に統合された。この再編直後の2021年3月期の連結売上高は4億円、当期純損失は3億円であった。しかし再編から1年後の2022年3月期には売上高が10億円に倍増し、純損失も1億円に縮小。グループの再編が収益基盤の強化につながったとみられる。
パスチャーとRiLiの取得でブランド拡充
2022年はM&Aによるブランド拡大が本格化した年である。4月には株式会社パスチャーの全株式を取得し完全子会社化。パスチャーは美容コスメブランドを有し、その後すぐに株式会社ライスカレー(当時の社名)へ吸収合併された。同年7月には株式会社RiLiの全株式を取得。RiLiはキャスティング事業とアパレル事業を展開していた。これらの買収により、事業領域は美容コスメやファッションへ拡大した。ただしRiLiの事業は後に不採算と判断され、2026年3月期にのれん減損と事業撤退が行われることになる。
2024年6月に東証グロース市場へ上場
2024年6月、当社は東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場直前の2024年3月期は売上高24億円、純利益1億円と黒字を達成しており、成長企業として資金調達の基盤を得た。上場後はM&Aを加速し、同年8月には新設分割により完全子会社株式会社WinCを設立。10月には株式会社松村商店、11月にはMOVE株式会社を買収するなど、積極的な投資を続けた。上場により知名度と信用力が向上し、M&A交渉や人材採用において有利に働いたと考えられる。
持株会社体制への移行と社名変更
2025年7月、当社は株式会社ライスカレーから株式会社MUSCAT GROUPへ商号を変更し、同時に持株会社体制へ移行した。これにより、事業会社としての機能を子会社に委譲し、グループ全体の戦略立案と管理に特化する形態となった。移行の背景には事業の多様化と組織規模の拡大がある。2025年3月期の連結売上高は30億円に達し、グループ会社も増加していた。持株会社化によって各子会社の自主性を高めるとともに、当社はM&Aや資金調達、ガバナンスに注力できる体制を整えた。
松村商店やMOVEなど積極的なM&A継続
上場後もM&Aの勢いは衰えなかった。2024年10月にはキッズ・ティーン向けバッグや雑貨の企画製造を行う株式会社松村商店を買収。同年11月にはMOVE株式会社を取得し、2025年4月にはMOVEを株式会社WinCに吸収合併した。さらに2025年8月、WinCが株式会社HaDの全株式を取得。9月には一般社団法人透花会及び一般社団法人MOMの実質的支配権を取得し、医療法人春樹会を含むデンタルクリニック運営に進出した。これらの買収は美容・ヘルスケア領域でのブランドポートフォリオ拡充を意図している。
不採算事業からの撤退と子会社譲渡
2026年3月期、それまでに取得したRiLiの事業が深刻な不振に陥り、のれん減損損失304百万円と事業撤退損26百万円を計上した。また、株式会社NADESIKO及び株式会社ライスカレーLSの株式を譲渡し、関係会社株式売却益710百万円を計上したが、純損益は368百万円の赤字となった。2026年3月には、新設分割により設立した株式会社ライスカレーLSの全株式を株式会社ラバブルマーケティンググループへ譲渡。グループは不採算領域を整理し、収益性の高いブランドへ経営資源を集中させる方向へ舵を切った。
年表19件を開く
2010年代
- 2016年4月創業東京都渋谷区に株式会社ライスカレー製作所設立
- 2017年12月M&Aマークドバイ株式会社を完全子会社として設立
- 2019年3月東京都渋谷区のアシジ神泉ビルに本店移転
- 2019年4月商号変更株式会社SUIRIN HOLDINGSに社名変更
2020年代
- 2020年9月M&A株式会社SUIRIN HOLDINGSに株式会社ライスカレー製作所、マークドバイ株式会社を吸収合併
- 2021年12月東京都渋谷区の渋谷マークシティに本店移転
- 2022年4月M&A株式会社パスチャーの全株式を取得して完全子会社化、その後株式会社ライスカレーへ吸収合併
- 2022年7月M&A株式会社RiLiの全株式を取得し完全子会社化
- 2024年6月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年8月M&A新設分割により完全子会社として株式会社WinCを設立
- 2024年10月M&A株式会社松村商店の全株式を取得し完全子会社化
- 2024年11月M&AMOVE株式会社の全株式を取得し完全子会社化
- 2025年4月M&A吸収合併によりMOVE株式会社を株式会社WinCに合併
- 2025年7月商号変更株式会社ライスカレーから株式会社MUSCAT GROUPへ社名変更、持株会社体制へ移行
- 2025年8月M&A株式会社WinCが株式会社HaDの全株式を取得し完全子会社化
- 2025年9月M&A株式会社WinCが一般社団法人透花会及び一般社団法人MOMの実質的支配権を取得し連結子会社化
- 2025年10月M&A新設分割により株式会社NADESIKOが株式会社ライスカレープラスの完全子会社として株式会社ライスカレーメディアを設立
- 2026年2月M&A新設分割により株式会社ライスカレープラスが当社の完全子会社として株式会社ライスカレーLSを設立
- 2026年3月株式会社ライスカレーLSの全株式を株式会社ラバブルマーケティンググループへ譲渡
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結売上高2027年3月期まで6,602百万円
- 連結営業利益2027年3月期まで50百万円
- 調整後EBITDA2027年3月期まで324百万円
- 調整後当期純利益2027年3月期まで128百万円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
ニッチトップ戦略によるブランド育成
SNSデータを活用した商品企画とコミュニティマーケティングで、成熟市場から切り出したニッチ市場でNo.1ブランドを目指す。自社ブランド開発とM&Aによるブランド獲得を両立させる。
- 02
既存ブランドの拡大と新規カテゴリー参入
データ分析力を活かし、『MiiS』『Fujiko』などの既存ブランドのシェア拡大を図る。再現性の高い手法で新規カテゴリーに参入し、収益基盤の多層化を推進する。
- 03
M&Aによる成長とPMIの推進
成長ポテンシャルの高いブランド・企業のM&Aを積極的に検討し、買収後のPMIを迅速に実行してグループシナジーを最大化する。
- 04
人材育成と組織基盤の強化
急成長に対応するため、次世代リーダーの育成と専門人材の採用を強化。内部統制・ガバナンス体制を高度化し、コンプライアンス徹底とリスク管理を推進する。
- 05
海外市場への販路拡大
国内の成功ノウハウを軸に、アジア・中東を中心とした海外市場へ販路拡大と流通網を整備し、グローバルなブランドポートフォリオを構築する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で112人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は556万円で、1期前と比べて+39.3%。平均年齢は33.6歳、平均勤続年数は3.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 399 | 33.3 | 3.3 | 91 | 110 |
| 2026年3月 | 556 | 33.6 | 3.8 | 112 | −357 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社WinC(注1、3)東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社松村商店(注1、4)東京都墨田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ライスカレープラス(注1、5)東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社かならぼ(注1、6)東京都渋谷区 · 連結子会社議決権68.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は41億円、営業利益は-4億円。前期と比べると増収減益で、売上が+36.7%、利益が-500.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 66億円 | 41億円 |
| 営業利益 | 1億円 | -4億円 |
| 純利益 | — | -4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
5期分
直近は2027年1Qで、売上は13億円、営業利益は−1億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年2Q | 12 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 18 | 1 | 5.6 | 1 |
| 2026年2Q | 16 | −2 | −12.5 | −2 |
| 2026年4Q | 25 | −2 | −8.0 | −2 |
| 2027年1Q | 13 | −1 | −7.7 | −2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年3月期からの6期で、売上は4億円から41億円へ10.3倍に増えた。直近期の営業利益率は-9.8%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 4 | — | −1 | — | −3 |
| 株式会社パスチャーの全株式を取得して完全子会社化、その後株式会社ライスカレーへ吸収合併 | |||||
| 2022年3月 | 10 | — | −1 | — | −1 |
| 2023年3月 | 18 | — | −2 | — | −1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2024年3月 | 24 | — | 1 | — | 1 |
| 吸収合併によりMOVE株式会社を株式会社WinCに合併 | |||||
| 2025年3月 | 30 | 1 | 1 | 3.3 | 1 |
| 新設分割により株式会社ライスカレープラスが当社の完全子会社として株式会社ライスカレーLSを設立 | |||||
| 2026年3月 | 41 | −4 | −5 | −9.8 | −4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高41億円のうち、営業利益として残るのは-4億円で-9.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-4億円、売上の-9.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金46.3%19億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金63.4%26億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-9.8%-4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2026年3月期は営業CFが−7億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは−12億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は7億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | −1 | −1 | 4 | −2 | 3 |
| 2023年3月 | −2 | −3 | 3 | −5 | 2 |
| 2024年3月 | 1 | 0 | 4 | 1 | 6 |
| 2025年3月 | −4 | −10 | 13 | −14 | 5 |
| 2026年3月 | −7 | −5 | 13 | −12 | 7 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年3月期の総資産は56億円。このうち返さなくてよい自己資本が11億円で、自己資本比率は19.2%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 2 | −1 | 3 | — |
| 2022年3月 | 6 | 3 | 3 | 50.7 |
| 2023年3月 | 13 | 6 | 7 | 51.1 |
| 2024年3月 | 18 | 8 | 10 | 41.8 |
| 2025年3月 | 36 | 12 | 24 | 32.7 |
| 2026年3月 | 56 | 11 | 46 | 19.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で534社中30位あたり、逆に低いのはROEで534社中526位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥675で、1年前と比べて-32.4%。過去52週の値幅のなかでは12%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 2.65倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月中旬に一時820円まで上昇しましたが、その後は下落基調が強まり、8月21日は606円で、1か月で約15.5%下落しました。25日移動平均線(692.6円)を大きく下回っており、75日線(691.33円)も下回っています。52週高値1459円からは約58.5%下落しており、52週安値570円からは約6.3%高い水準です。8月17日には575円と安値圏まで下落しましたが、その後はやや回復しています。出来高は8月13日と14日に増加しましたが、全体的には低調です。下降トレンドが続いており、底打ち感はまだ乏しい状況です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)。
PERが算出不能で、PBRは2.38倍と同業界平均の3.34倍を下回るが、ROEは-32.8%と大幅な赤字で収益性が極端に悪い。直近の営業赤字が続き、無配当で株主還元もない。成長期待が価格に反映されているが、現状の業績指標からは割高と判断。同業界平均PER22.99倍と比較できないが、PBRは平均以下でも収益性が劣る。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 2.65倍 | 3.51倍 |
| ROE | -32.8% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、収益構造の改善と事業ポートフォリオの再構築である。2024年5月期に特別利益で純利益959億円を計上したが、2025年5月期は赤字転落。強気派は、人材需要の回復と構造改革による収益改善を期待し、低PBRと高配当利回りを割安と見る。弱気派は、派遣法規制や働き方改革の影響で需要が縮小する中、赤字が続く可能性を懸念する。特に、売上高の減少傾向と営業赤字の定着が焦点。
- 官公庁・大手企業との強固な取引基盤
長年の実績で安定した受注が見込まれ、業績回復の足掛かりとなる。
- 低PBRと高配当利回り
PBR0.49倍、配当利回り4.49%と株主還元が手厚く、割安感がある。
- 構造改革による収益改善の余地
不採算事業の見直しで、営業赤字からの脱却と利益率向上が期待される。
- 売上高41億円は前期比36.7%増と拡大継続決算発表後影響強
売上高30億円→41億円、+11億円。3期連続の増収で事業規模が拡大。
- 外国人保有比率13.29%と小型株で高水準継続影響中
外国人保有13.29%は小型株としては高く、成長期待を持つ投資家が存在。
- 株価は1年で37.6%下落し下げ過ぎ感不定影響中
前年比-37.6%と大幅安。売られ過ぎの観があり、反発余地がある。
- 時価総額21億円と低位で材料次第に急伸不定影響弱
時価総額21億円と東証小型株でも小さい。需給次第でボラティリティが高い。
- 売上高の減少傾向
2024年5月期から2026年5月期にかけ売上高が減少しており、需要減退が続く。
- 営業赤字の定着懸念
直近2期は営業赤字で、収益構造の改善が進まない。
- 人材派遣市場の縮小
働き方改革や派遣規制強化で市場自体が縮小し、競争が激化する。
- 営業損益が4億円の赤字に拡大決算発表後影響強
営業利益1億円から営業損失4億円へ。営業利益率-9.76%と大幅悪化。
- 純利益も4億円の赤字へ転落決算発表後影響中
純利益1億円から-4億円へ。前期までの黒字が一転して最終赤字。
- ROEが-32.8%と大きな資本棄損通年影響中
ROE-32.8%は自己資本が急減する水準。財務健全性への懸念が強まる。
- 無配当かつPER算定不能で評価軸が乏しい継続影響弱
配当利回り0%、PERも表示されず。成長以外の投資判断基準が無い。
- 営業損益
- 赤字からの脱却が最大の焦点で、黒字転換の時期を見極める。
- 売上高伸び率
- 収益基盤の安定性を示す。減少が続くか、回復に転じるか。
- 派遣稼働率
- 人材サービスの需給動向を反映し、収益性に直結する。
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,676人。区分でいちばん多いのは個人・その他で64.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.2%を占め、残る88.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 74.2 | 64.0 |
| 外国法人 | 3.5 | 12.9 |
| 証券会社 | 6.8 | 11.5 |
| 事業法人 | 13.7 | 10.9 |
| 外国人個人 | 1.6 | 0.4 |
| 金融機関 | 0.2 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 大久保 遼 | 30.93 |
| 02 | INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人:インタラクティブブローカーズ証券株式会社) | 11.91 |
| 03 | 株式会社SBI証券 | 5.72 |
| 04 | 楽天証券株式会社 | 2.89 |
| 05 | 株式会社丸井グループ | 2.75 |
| 06 | GMOメイクショップ株式会社 | 2.55 |
| 07 | 森岡 祐平 | 2.19 |
| 08 | GMOベンチャー通信スタートアップ支援株式会社 | 2.12 |
| 09 | 株式会社クボタヤス | 1.58 |
| 10 | シニフィアン・アントレプレナーズファンド投資事業有限責任組合 | 1.58 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-28ULTIMATE CLASSIC INVESTMENT LLC新規の大量保有報告10.93%-0.01pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+91%、1株純資産は5期で+170%。直近期のROEは-32.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% |
|---|---|---|---|
| 2021年3月 | −1,344 | — | — |
| 2022年3月 | −38 | 118 | −82.4 |
| 2023年3月 | −45 | 234 | −19.0 |
| 2024年3月 | 40 | 274 | 15.8 |
| 2025年3月 | 39 | 392 | 11.8 |
| 2026年3月 | −121 | 318 | −32.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額73百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 大久保遼 | 代表取締役 | 37 | 1,057,330 |
| 大南洋右 | 取締役 経営企画 本部長 | 40 | 26,710 |
| 森岡祐平 | 取締役 経営管理 本部長 | 37 | 75,000 |
| 村山利栄 | 取締役(非常勤) | 66 | 14,140 |
| 髙橋祥子 | 取締役(非常勤) | 38 | — |
| 亀澤俊司 | 常勤監査役 | 69 | — |
| 松隈剛 | 監査役(非常勤) | 56 | 42,500 |
| 山田啓之 | 監査役(非常勤) | 61 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 50 | 50 | 17 |
| 社外監査役 | 3 | 16 | 16 | 5 |
| 社外取締役 | 2 | 7 | 7 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容982字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,902字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク12,601字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,490字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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