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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

MUSCAT GROUP

195A · Growth · サービス業

自社ブランドのプロデュースと、企業向けSNSマーケティング支援を手がける。美容・ヘアケアブランドを中心に、ECや小売店で展開する。

概要

MUSCAT GROUPは東京都渋谷区に本社を置くブランドプロデュース企業である。2016年に株式会社ライスカレー製作所として設立され、2024年6月に東京証券取引所グロース市場に上場。2026年3月期の連結売上高は41億円、従業員112名。自社ブランドの運営と企業向けSNSマーケティング支援を二本柱とし、M&Aによる事業拡大を積極的に進める。2025年7月には持株会社体制へ移行し、グループ各社の自律運営を推進している。

自社ブランド運営と企業支援の二軸事業

当社グループはブランドプロデュース事業のみの単一セグメントであり、二つの領域で構成される。ブランドプロデュース領域では、自社開発またはM&Aで獲得したオーラル美容ブランド「MiiS」、美容コスメブランド「Fujiko」「b idol」、ファミリーヘアケアブランド「bialne」などを運営する。販売経路は自社ECサイトやAmazon、楽天市場などのECモールに加え、バラエティストアやドラッグストアでの店頭販売も行う。ブランドパートナー領域では、企業向けにSNSを活用したマーケティング支援やコミュニティ運用のソリューションを提供し、中小企業向け集客ツール「アドスタ by CCXcloud」も手掛ける。2027年3月期からは、これらの領域をさらに細分化する予定である。

M&Aによる連続成長とPMIの推進

当社グループは創業以来、M&Aを主要な成長手段としてきた。2017年のマークドバイ取得以降、株式会社パスチャー(2022年)、株式会社RiLi(2022年)、株式会社松村商店(2024年)、MOVE株式会社(2024年)、株式会社HaD(2025年)などを買収。買収後はポスト・マージャー・インテグレーション(PMI)を実施し、グループ共通のブランド成長ノウハウを移転する。ただし、RiLiのキャスティング事業やアパレル事業は不振に陥り、2026年3月期にのれん減損損失304百万円を計上し撤退した。このようにM&Aを通じてポートフォリオを入れ替えながら、ニッチトップ戦略に沿った高成長領域へ資源を集中させる方針である。

持株会社体制でグループの自律運営へ

2025年7月、当社は社名を株式会社ライスカレーから株式会社MUSCAT GROUPへ変更し、持株会社体制に移行した。これにより、当社はグループ全体の事業戦略・財務戦略・ブランド戦略の立案やM&Aの実行、ガバナンス強化に専念する。グループ各社(株式会社WinC、株式会社ライスカレープラス、株式会社松村商店など)は独立した企業として、自らの事業と組織の改革に自律的に取り組む。この体制移行は急速な拡大を続けるグループの経営効率を高め、各ブランドの事業責任を明確化する目的がある。2024年8月には新設分割により株式会社WinCを設立するなど、組織再編も並行して進めている。

売上高41億円に成長も利益は変動

連結売上高は急成長を続け、2021年3月期の4億円から2026年3月期には41億円に達した。しかし収益性は安定していない。2024年3月期には営業利益87百万円、純利益112百万円と黒字を計上したが、2026年3月期は営業損失399百万円、親会社株主に帰属する当期純損失368百万円に転落した。主な要因は、株式会社かならぼにおける主力ブランドの販売不振、バラエティストア市場の競争激化、原材料費・物流費の高騰、為替変動の影響である。不採算事業からの撤退に伴う特別損失も響いた。一方、調整後当期純利益(のれん償却等を除く)は310百万円と前期比95%増加しており、事業自体の収益力は改善傾向にあると分析されている。

海外市場への販路拡大を視野に

現時点の販売は国内市場が中心だが、経営方針では海外展開が重点課題として挙げられている。国内で成功したSNSマーケティングのノウハウを軸に、アジアや中東を中心とした海外市場への販路拡大及び流通網の整備に着手する計画である。2025年9月には一般社団法人透花会及びMOMの実質的支配権を取得し、医療法人春樹会とともにデンタルクリニック運営にも進出した。これらのクリニックはMiiSブランドのオーラル美容との親和性が高く、将来的には海外富裕層向け医療観光なども視野に入れている。ただし、本格的な海外展開はこれからの段階である。

業界の中での役割はブランドプロデュース事業とマーケティングソリューション提供会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
41億円
営業利益
-4億円
営業利益率
-9.8%
純利益
-4億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01ブランドプロデュース主力

自社開発ブランドやM&Aで取得したブランドを運営し、美容・ヘアケア商品を中心に販売。ECサイトやECモールでの販売に加え、バラエティストアやドラッグストアなどの小売店でも販売。デンタルクリニックのブランディング支援や運営も行う。

主な製品・サービス4
MiiS
オーラル美容ブランド。デンタルクリニックのブランディング支援やマーケティング支援も展開。
Fujiko
美容コスメブランド。M&Aによりグループイン。
b idol
美容コスメブランド。M&Aによりグループイン。
bialne
ファミリー向けヘアケアブランド。M&Aによりグループイン。

02ブランドパートナー準主力

企業向けにSNSを中心としたコミュニティ運用、マーケティング、広告、キャンペーン企画等の戦略立案・実行を支援。中小企業向けSNS集客ツール『アドスタ byCCXcloud』も提供。

主な製品・サービス1
アドスタ byCCXcloud
中小企業向けSNSコミュニティ集客ツール。

製品と技術

オーラル美容ブランドMiiSと歯科クリニック支援

MiiSは当社グループの代表的な自社開発ブランドであり、オーラル美容市場をターゲットとする。歯磨き粉やホワイトニング製品などを展開し、自社ECサイトやECモール、ドラッグストアで販売されている。特徴は、商品販売にとどまらず、デンタルクリニックのブランディング支援・マーケティング支援も行う点である。2025年9月には、グループ子会社のWinCが一般社団法人透花会及びMOMの実質的支配権を取得し、複数のデンタルクリニックを運営。MiiSブランドとクリニック運営を連携させることで、オーラル美容における一貫したサービスを提供しようとしている。

美容コスメブランドFujikoとb idol

Fujikoとb idolは、M&Aによりグループに加わった美容コスメブランドである。FujikoはSNS上で話題となるアイテムを多数輩出し、バラエティストアやドラッグストアを中心に販路を拡大している。b idolも若年層を中心に支持を得ている。両ブランドとも、グループが強みとするSNSデータ分析とコミュニティマーケティングのノウハウを活用し、商品企画からプロモーションまで一貫して手掛ける。販売チャネルは実店舗とオンラインを組み合わせる。ただし、2026年3月期にはバラエティストア市場の競争激化や消費動向の変化により、販売実績が計画を下回る場面も見られた。

ファミリー向けヘアケアブランドbialne

bialneはM&Aによりグループに加わったファミリー向けヘアケアブランドである。子供から大人まで使用できる製品を展開し、安全性とデザイン性を重視。販売はECサイトやドラッグストアで行われ、子育て世帯へのコミュニティマーケティングを実施している。グループのニッチトップ戦略に基づき、ファミリーヘアケアというニッチ市場でのシェア拡大を目指す。具体的な売上高は非開示だが、グループのブランドポートフォリオの一角を担う。

キッズ・ティーン向け雑貨の企画製造受託

2024年10月に買収した株式会社松村商店は、キッズ・ティーン向けバッグや雑貨の企画及び製造受託を行っている。小売店や他ブランドからの依頼に基づき、デザインから生産までを一貫して手掛ける。これにより、当社グループは自社ブランドだけでなく、OEM/ODM領域にも事業基盤を持つこととなった。2027年3月期からはこの事業を「企画・製造受託領域」として区分する予定である。松村商店の顧客網とグループのSNSマーケティング力を組み合わせることで、新たな受注拡大が期待されている。

企業向けSNSコミュニティマーケティング支援

ブランドパートナー領域において、当社グループは企業向けにSNSを中心としたマーケティング支援サービスを提供している。具体的には、ソーシャルネットワーキングサービス上のコミュニティ運用、広告配信、キャンペーン企画の戦略立案から実行までを総合的に支援する。また、中小企業向けにはSNS集客ツール「アドスタ by CCXcloud」を提供。このツールは自社のSNS運用ノウハウをパッケージ化したものである。2026年3月期はクライアント企業の広告宣伝費抑制や内製化加速により受注が減少し、グループ業績にマイナス影響を与えた。今後は自社ブランド領域との連携強化や新規事業開拓により収益の安定化を図る方針である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

既存事業の再構築途上、減益懸念が残る企業

当社は直近の売上高が24億円から41億円へと大幅に増加しているものの、営業損益は赤字(2026年3月期は営業利益率▲9.8%)となっており、成長と収益性のバランスに課題があります。同業他社であるジンジブやイシンと比較しても、収益性は低迷しており、業界内での競争力は弱いと言えます。既存事業の再構築や新規投資による成長が期待される一方、早期の黒字化が不確実な状況です。資金力やブランド力においても、競合他社に見劣りする部分があり、今後の経営戦略が問われます。

強み

  • 直近で売上高が41億円と前期比約37%増加し、成長軌道にある
  • 新規事業への投資を積極的に行い、将来の成長基盤を構築中
  • 小規模ながら意思決定が速く、市場変化への対応力がある
  • 特定分野への専門性を活かしたサービス展開で差別化を図る

課題

  • 営業赤字が続いており、財務体質の改善が急務である
  • 売上高は増加するが利益が伴わず、ビジネスモデルの転換が必要
  • 同業大手との競争が激しく、価格競争に巻き込まれるリスクがある

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がMUSCAT GROUP

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
19342スマサポ24億円32.8倍
2142Aジンジブ24億円13.3倍
37042アクセスグループ・ホールディングス24億円14.0倍
4195AMUSCAT GROUP23億円
57083AHCグループ23億円263.2倍
69244デジタリフト23億円11.7倍
76085アーキテクツ・スタジオ・ジャパン23億円
82479ジェイテック22億円13.9倍
94720城南進学研究社22億円401.6倍
107073ジェイック22億円17.3倍
114657環境管理センター22億円18.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

渋谷でライスカレー製作所として創業

2016年4月、東京都渋谷区に株式会社ライスカレー製作所が設立された。創業時の事業内容は詳細に開示されていないが、その後ブランドプロデュース事業の中核となる。2017年12月にはマークドバイ株式会社を完全子会社として設立し、グループ経営を開始。2019年3月、本店を渋谷区のアシジ神泉ビルに移転した。この移転は事業拡大に伴うものであったと考えられる。2021年3月期の連結売上高は4億円であり、創業から5年で一定の事業規模を確立していた。

SUIRIN HOLDINGSへの社名変更と本社移転

2019年4月、株式会社ライスカレー製作所は株式会社SUIRIN HOLDINGSに社名を変更した。同年3月に移転したアシジ神泉ビルを拠点に事業を展開。2020年9月には、同社が株式会社ライスカレー製作所(旧社)とマークドバイ株式会社を吸収合併し、グループ内の再編を完了した。2021年12月には本店を現在の所在地である渋谷マークシティウエスト20階に移転。この移転はさらなる事業拡大と上場を見据えたものであった。社名変更と本社移転を経て、次の成長段階へと進んだ。

吸収合併でグループ内再編を実施

2020年9月、SUIRIN HOLDINGSは子会社2社を吸収合併し、事業を一本化した。これにより、それまで別法人で運営されていたブランドプロデュース関連事業が一つの法人に統合された。この再編直後の2021年3月期の連結売上高は4億円、当期純損失は3億円であった。しかし再編から1年後の2022年3月期には売上高が10億円に倍増し、純損失も1億円に縮小。グループの再編が収益基盤の強化につながったとみられる。

パスチャーとRiLiの取得でブランド拡充

2022年はM&Aによるブランド拡大が本格化した年である。4月には株式会社パスチャーの全株式を取得し完全子会社化。パスチャーは美容コスメブランドを有し、その後すぐに株式会社ライスカレー(当時の社名)へ吸収合併された。同年7月には株式会社RiLiの全株式を取得。RiLiはキャスティング事業とアパレル事業を展開していた。これらの買収により、事業領域は美容コスメやファッションへ拡大した。ただしRiLiの事業は後に不採算と判断され、2026年3月期にのれん減損と事業撤退が行われることになる。

2024年6月に東証グロース市場へ上場

2024年6月、当社は東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場直前の2024年3月期は売上高24億円、純利益1億円と黒字を達成しており、成長企業として資金調達の基盤を得た。上場後はM&Aを加速し、同年8月には新設分割により完全子会社株式会社WinCを設立。10月には株式会社松村商店、11月にはMOVE株式会社を買収するなど、積極的な投資を続けた。上場により知名度と信用力が向上し、M&A交渉や人材採用において有利に働いたと考えられる。

持株会社体制への移行と社名変更

2025年7月、当社は株式会社ライスカレーから株式会社MUSCAT GROUPへ商号を変更し、同時に持株会社体制へ移行した。これにより、事業会社としての機能を子会社に委譲し、グループ全体の戦略立案と管理に特化する形態となった。移行の背景には事業の多様化と組織規模の拡大がある。2025年3月期の連結売上高は30億円に達し、グループ会社も増加していた。持株会社化によって各子会社の自主性を高めるとともに、当社はM&Aや資金調達、ガバナンスに注力できる体制を整えた。

松村商店やMOVEなど積極的なM&A継続

上場後もM&Aの勢いは衰えなかった。2024年10月にはキッズ・ティーン向けバッグや雑貨の企画製造を行う株式会社松村商店を買収。同年11月にはMOVE株式会社を取得し、2025年4月にはMOVEを株式会社WinCに吸収合併した。さらに2025年8月、WinCが株式会社HaDの全株式を取得。9月には一般社団法人透花会及び一般社団法人MOMの実質的支配権を取得し、医療法人春樹会を含むデンタルクリニック運営に進出した。これらの買収は美容・ヘルスケア領域でのブランドポートフォリオ拡充を意図している。

不採算事業からの撤退と子会社譲渡

2026年3月期、それまでに取得したRiLiの事業が深刻な不振に陥り、のれん減損損失304百万円と事業撤退損26百万円を計上した。また、株式会社NADESIKO及び株式会社ライスカレーLSの株式を譲渡し、関係会社株式売却益710百万円を計上したが、純損益は368百万円の赤字となった。2026年3月には、新設分割により設立した株式会社ライスカレーLSの全株式を株式会社ラバブルマーケティンググループへ譲渡。グループは不採算領域を整理し、収益性の高いブランドへ経営資源を集中させる方向へ舵を切った。

年表19件を開く

2010年代

  • 2016年4月創業東京都渋谷区に株式会社ライスカレー製作所設立
  • 2017年12月M&Aマークドバイ株式会社を完全子会社として設立
  • 2019年3月東京都渋谷区のアシジ神泉ビルに本店移転
  • 2019年4月商号変更株式会社SUIRIN HOLDINGSに社名変更

2020年代

  • 2020年9月M&A株式会社SUIRIN HOLDINGSに株式会社ライスカレー製作所、マークドバイ株式会社を吸収合併
  • 2021年12月東京都渋谷区の渋谷マークシティに本店移転
  • 2022年4月M&A株式会社パスチャーの全株式を取得して完全子会社化、その後株式会社ライスカレーへ吸収合併
  • 2022年7月M&A株式会社RiLiの全株式を取得し完全子会社化
  • 2024年6月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 2024年8月M&A新設分割により完全子会社として株式会社WinCを設立
  • 2024年10月M&A株式会社松村商店の全株式を取得し完全子会社化
  • 2024年11月M&AMOVE株式会社の全株式を取得し完全子会社化
  • 2025年4月M&A吸収合併によりMOVE株式会社を株式会社WinCに合併
  • 2025年7月商号変更株式会社ライスカレーから株式会社MUSCAT GROUPへ社名変更、持株会社体制へ移行
  • 2025年8月M&A株式会社WinCが株式会社HaDの全株式を取得し完全子会社化
  • 2025年9月M&A株式会社WinCが一般社団法人透花会及び一般社団法人MOMの実質的支配権を取得し連結子会社化
  • 2025年10月M&A新設分割により株式会社NADESIKOが株式会社ライスカレープラスの完全子会社として株式会社ライスカレーメディアを設立
  • 2026年2月M&A新設分割により株式会社ライスカレープラスが当社の完全子会社として株式会社ライスカレーLSを設立
  • 2026年3月株式会社ライスカレーLSの全株式を株式会社ラバブルマーケティンググループへ譲渡

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年3月期まで6,602百万円
  • 連結営業利益2027年3月期まで50百万円
  • 調整後EBITDA2027年3月期まで324百万円
  • 調整後当期純利益2027年3月期まで128百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ニッチトップ戦略によるブランド育成

    SNSデータを活用した商品企画とコミュニティマーケティングで、成熟市場から切り出したニッチ市場でNo.1ブランドを目指す。自社ブランド開発とM&Aによるブランド獲得を両立させる。

  2. 02

    既存ブランドの拡大と新規カテゴリー参入

    データ分析力を活かし、『MiiS』『Fujiko』などの既存ブランドのシェア拡大を図る。再現性の高い手法で新規カテゴリーに参入し、収益基盤の多層化を推進する。

  3. 03

    M&Aによる成長とPMIの推進

    成長ポテンシャルの高いブランド・企業のM&Aを積極的に検討し、買収後のPMIを迅速に実行してグループシナジーを最大化する。

  4. 04

    人材育成と組織基盤の強化

    急成長に対応するため、次世代リーダーの育成と専門人材の採用を強化。内部統制・ガバナンス体制を高度化し、コンプライアンス徹底とリスク管理を推進する。

  5. 05

    海外市場への販路拡大

    国内の成功ノウハウを軸に、アジア・中東を中心とした海外市場へ販路拡大と流通網を整備し、グローバルなブランドポートフォリオを構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 2期分

グループ全体で112人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は556万円で、1期前と比べて+39.3%平均年齢は33.6歳、平均勤続年数は3.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2025年3月39933.33.391110
2026年3月55633.63.8112−357

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    株式会社WinC(注1、3)
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社松村商店(注1、4)
    東京都墨田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ライスカレープラス(注1、5)
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社かならぼ(注1、6)
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権68.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は41億円営業利益-4億円前期と比べると増収減益で、売上が+36.7%、利益が-500.0%。

売上高
+36.7%
41億円
営業利益
-500.0%
-4億円
純利益
-500.0%
-4億円
営業利益率
-9.8%
前期比 -13.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高66億円41億円
営業利益1億円-4億円
純利益-4億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

5期分

直近は2027年1Qで、売上は13億円、営業利益は−1億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2025年2Q1200.00
2025年4Q1815.61
2026年2Q16−2−12.5−2
2026年4Q25−2−8.0−2
2027年1Q13−1−7.7−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 6期分

2021年3月期からの6期で、売上は4億円から41億円へ10.3倍に増えた。直近期の営業利益率は-9.8%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2021年3月4−1−3
株式会社パスチャーの全株式を取得して完全子会社化、その後株式会社ライスカレーへ吸収合併
2022年3月10−1−1
2023年3月18−2−1
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2024年3月2411
吸収合併によりMOVE株式会社を株式会社WinCに合併
2025年3月30113.31
新設分割により株式会社ライスカレープラスが当社の完全子会社として株式会社ライスカレーLSを設立
2026年3月41−4−5−9.8−4

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高41億円のうち、営業利益として残るのは-4億円-9.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-4億円、売上の-9.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金46.3%19億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金63.4%26億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-9.8%-4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
53.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比17.3pt
-9.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比14.8pt
-9.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比44.6pt
-32.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-7.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-5.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2026年3月期は営業CFが−7億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは−12億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は7億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2022年3月−1−14−23
2023年3月−2−33−52
2024年3月10416
2025年3月−4−1013−145
2026年3月−7−513−127

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 6期分

2026年3月期の総資産は56億円。このうち返さなくてよい自己資本が11億円で、自己資本比率は19.2%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2021年3月2−13
2022年3月63350.7
2023年3月136751.1
2024年3月1881041.8
2025年3月36122432.7
2026年3月56114619.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
7億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-3億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
46億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
23
/ 100
安定性自己資本比率13 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中30位あたり、逆に低いのはROE534社中526位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-32.8%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-9.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
19.2%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
36.7%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥675で、1年前と比べて-32.4%過去52週の値幅のなかでは12%の位置にある。

¥675-2.6%1ヶ月-3.8%1年-32.4%時価総額23億円
過去52週の値幅
安値¥570高値¥1,459

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR2.65倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中旬に一時820円まで上昇しましたが、その後は下落基調が強まり、8月21日は606円で、1か月で約15.5%下落しました。25日移動平均線(692.6円)を大きく下回っており、75日線(691.33円)も下回っています。52週高値1459円からは約58.5%下落しており、52週安値570円からは約6.3%高い水準です。8月17日には575円と安値圏まで下落しましたが、その後はやや回復しています。出来高は8月13日と14日に増加しましたが、全体的には低調です。下降トレンドが続いており、底打ち感はまだ乏しい状況です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PERが算出不能で、PBRは2.38倍と同業界平均の3.34倍を下回るが、ROEは-32.8%と大幅な赤字で収益性が極端に悪い。直近の営業赤字が続き、無配当で株主還元もない。成長期待が価格に反映されているが、現状の業績指標からは割高と判断。同業界平均PER22.99倍と比較できないが、PBRは平均以下でも収益性が劣る。

指標この会社業種平均
PBR2.65倍3.51倍
ROE-32.8%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、収益構造の改善と事業ポートフォリオの再構築である。2024年5月期に特別利益で純利益959億円を計上したが、2025年5月期は赤字転落。強気派は、人材需要の回復と構造改革による収益改善を期待し、低PBRと高配当利回りを割安と見る。弱気派は、派遣法規制や働き方改革の影響で需要が縮小する中、赤字が続く可能性を懸念する。特に、売上高の減少傾向と営業赤字の定着が焦点。

プラスに働く材料7
  • 官公庁・大手企業との強固な取引基盤

    長年の実績で安定した受注が見込まれ、業績回復の足掛かりとなる。

  • 低PBRと高配当利回り

    PBR0.49倍、配当利回り4.49%と株主還元が手厚く、割安感がある。

  • 構造改革による収益改善の余地

    不採算事業の見直しで、営業赤字からの脱却と利益率向上が期待される。

  • 売上高41億円は前期比36.7%増と拡大継続決算発表後影響

    売上高30億円→41億円、+11億円。3期連続の増収で事業規模が拡大。

  • 外国人保有比率13.29%と小型株で高水準継続影響

    外国人保有13.29%は小型株としては高く、成長期待を持つ投資家が存在。

  • 株価は1年で37.6%下落し下げ過ぎ感不定影響

    前年比-37.6%と大幅安。売られ過ぎの観があり、反発余地がある。

  • 時価総額21億円と低位で材料次第に急伸不定影響

    時価総額21億円と東証小型株でも小さい。需給次第でボラティリティが高い。

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少傾向

    2024年5月期から2026年5月期にかけ売上高が減少しており、需要減退が続く。

  • 営業赤字の定着懸念

    直近2期は営業赤字で、収益構造の改善が進まない。

  • 人材派遣市場の縮小

    働き方改革や派遣規制強化で市場自体が縮小し、競争が激化する。

  • 営業損益が4億円の赤字に拡大決算発表後影響

    営業利益1億円から営業損失4億円へ。営業利益率-9.76%と大幅悪化。

  • 純利益も4億円の赤字へ転落決算発表後影響

    純利益1億円から-4億円へ。前期までの黒字が一転して最終赤字。

  • ROEが-32.8%と大きな資本棄損通年影響

    ROE-32.8%は自己資本が急減する水準。財務健全性への懸念が強まる。

  • 無配当かつPER算定不能で評価軸が乏しい継続影響

    配当利回り0%、PERも表示されず。成長以外の投資判断基準が無い。

次の決算で確かめる点
営業損益
赤字からの脱却が最大の焦点で、黒字転換の時期を見極める。
売上高伸び率
収益基盤の安定性を示す。減少が続くか、回復に転じるか。
派遣稼働率
人材サービスの需給動向を反映し、収益性に直結する。

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,676人。区分でいちばん多いのは個人・その他64.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.2%を占め、残る88.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2025年3月%2026年3月%
個人・その他74.264.0
外国法人3.512.9
証券会社6.811.5
事業法人13.710.9
外国人個人1.60.4
金融機関0.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01大久保 遼30.93
02INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人:インタラクティブブローカーズ証券株式会社)11.91
03株式会社SBI証券5.72
04楽天証券株式会社2.89
05株式会社丸井グループ2.75
06GMOメイクショップ株式会社2.55
07森岡 祐平2.19
08GMOベンチャー通信スタートアップ支援株式会社2.12
09株式会社クボタヤス1.58
10シニフィアン・アントレプレナーズファンド投資事業有限責任組合1.58

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-28
    ULTIMATE CLASSIC INVESTMENT LLC
    新規の大量保有報告
    10.93%
    -0.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 6期分

1株利益は6期で+91%、1株純資産は5期で+170%。直近期のROEは-32.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%
2021年3月−1,344
2022年3月−38118−82.4
2023年3月−45234−19.0
2024年3月4027415.8
2025年3月3939211.8
2026年3月−121318−32.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額73百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大久保遼代表取締役371,057,330
大南洋右取締役 経営企画 本部長4026,710
森岡祐平取締役 経営管理 本部長3775,000
村山利栄取締役(非常勤)6614,140
髙橋祥子取締役(非常勤)38
亀澤俊司常勤監査役69
松隈剛監査役(非常勤)5642,500
山田啓之監査役(非常勤)61

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3505017
社外監査役316165
社外取締役2774

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容982字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループはブランドプロデュース事業のみの単一セグメントであり、事業領域としてはブランドプロデュース領域とブランドパートナー領域に分かれています。 ① ブランドプロデュース領域 当社グループにおける中心的な事業領域であり、当社グループで自社開発したブランドであるオーラル美容ブランド『MiiS』や、M&Aによりグループインした美容コスメブランドの『Fujiko』や『b idol』、同じくM&Aによりグループインしたファミリー向けヘアケアブランド『bialne』などを中心として複数のブランドを運営し、多数の商品を販売しております。販売経路は多様であり、自社で運営するECサイトやAmazonや楽天市場等のECモールなどインターネット上での販売に加え、バラエティストアやドラッグストアなどの小売店での販売も行っております。また、『MiiS』においてはオーラル美容市場でのブランド力を活用し、デンタルクリニックのブランディング支援・マーケティング支援も行っています。また、『MiiS』を展開する株式会社WinCの孫会社(一般社団法人MOM、医療法人春樹会)では複数のデンタルクリニックの運営も行っています。なお、2027年3月期よりこれらを新たな領域としてさらに細分化し、自社ブランド領域と区分いたします。 また、本領域においてはさらに、当社子会社の株式会社松村商店が小売店やブランドに対し、キッズ・ティーン向けバッグや雑貨の企画及び製造受託も行っております。2027年3月期よりこれを企画・製造受託領域と区分いたします。 ② ブランドパートナー領域 本領域においては、企業向けにSNSを中心としたコミュニティに関連する運用、マーケティング、広告、キャンペーン企画等の戦略立案及び実行を総合的に支援する各種ソリューションの提供に加え、中小企業向けSNSコミュニティ集客ツール『アドスタ byCCXcloud』を提供しております。2027年3月期より、これらのソリューション及びツールの提供に加え、自社ブランド領域や企画・製造受託領域に限定されず試験的に展開していく新規事業についてはその他新規事業領域として区分いたします。 [事業系統図] 当社グループの事業系統図は以下の通りです。 (当連結会計年度末まで) (2027年3月期以降)
経営方針・対処すべき課題1,902字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針 当社グループは「Difference for the Future」をミッションに掲げ、ブランドプロデュース事業を展開しております。 (2) 経営戦略 当社グループは、消費者から企業まで幅広い顧客を対象として事業活動を行うことで蓄積・共通化したブランド成長の仕組みを活用して、より当社及び当社グループが成長していくためにニッチトップ戦略を掲げ、「Brand Produce Company」として自社ブランド開発やM&Aによるブランド獲得、顧客企業の支援を通じてブランドプロデュース事業を成長させていくことを経営戦略としております。ニッチトップ戦略とは、成熟市場の中から切り出したニッチなニーズを捉えた成長市場において、当社グループが強みとするソーシャルネットワーキングサービス(SNS)からのデータを活用した商品企画や、SNS上の熱量の高いコミュニティを活用したマーケティングによって、そのニッチ市場におけるNo.1ブランドを目指していく戦略です。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは上述の通りニッチトップ戦略に基づいて、自社ブランド展開やM&Aによるブランド獲得、顧客企業の支援を通じてブランドプロデュース事業を成長させていくことを経営戦略としており、自社運営のブランド成長と連続したM&Aの両立による成長、事業の実態をより適切に示すことが重要であると考えております。以上を踏まえ、連結売上高、連結営業利益、M&A関連費用やのれん償却費等を除いた調整後EBITDA及び調整後純利益を経営上の重要指標といたします。2023年3月期から2026年3月期までの各指標の推移及び2027年3月期の見通しは以下の通りであります。 [経営指標] (単位:百万円) 指標 ※1   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期   2027年3月期(見通し) 連結売上高   1,833   2,374   2,986   4,129   6,602 連結営業利益   △166   87   88   △399   50 調整後EBITDA ※2   △115   144   235   △118   324 調整後当期純利益 ※3   △87   85   159   310   128 ※1  いずれの指標も連結後の数値 ※2  調整後EBITDA=連結営業利益+減価償却費+のれん償却費+取得関連費用 ※3  調整後当期純利益=親会社株主に帰属する当期純利益+のれん償却費+のれん減損損失-負ののれん発生益-税効果に関する益および法定税率による税金額との差異+取得関連費用 なお、上記の見通しは、当連結会計年度末現在において入手可能な情報に基づいて作成しており、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。見通しの修正が必要となった場合には、速やかに開示いたします。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、持続的な企業価値の向上に向け、以下の課題に最優先で取り組んでまいります。 SNSマーケティングで培ったデータ分析力の活用を一層深化させ、オーラル美容ブランド『MiiS』や美容コスメブランド『Fujiko』等の既存ブランドの市場シェアの拡大を図るとともに、再現性の高い手法で新規カテゴリーへの参入を加速させ、収益基盤の多層化を推進いたします。また、成長ポテンシャルの高いブランド・企業の譲受(M&A)を積極的に検討し、買収後の速やかなポスト・マージャー・インテグレーション(PMI)を通じてグループシナジーを最大化してまいります。 これらの成長戦略を支える基盤として、急成長に伴う組織拡大に対応した次世代リーダーの育成と専門人材の採用を強化し、人的資本の充実を図ります。同時に、上場企業としての内部統制及びガバナンス体制を高度化し、コンプライアンスの徹底とリスク管理体制の整備を進めることで、透明性の高い経営を実現いたします。 さらに、国内での成功ノウハウを軸に、アジアや中東を中心とした海外市場への販路拡大及び流通網の整備に着手し、マクロ環境の変化に強いグローバルなブランドポートフォリオの構築に努めてまいります。
事業等のリスク12,601字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している重要なリスクは、以下の通りであります。 また、必ずしもリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から開示しております。 リスクマネジメントの体制としては、「リスク管理規程」「コンプライアンス規程」を定め、代表取締役 大久保遼を議長とするリスク・コンプライアンス委員会を設置し、全社的なリスクマネジメント体制を整備しております。 なお、当該記載事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性がある全てのリスクを網羅するものではありません。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努めてまいります。 (1) 事業環境に関するリスク ① 業界動向に関するリスク(発生可能性:低/発生可能性のある時期:特定時期なし/影響度:中) 当社グループは、コミュニティデータプラットフォームを基盤として、一般消費者向けにブランドやサービスを提供するブランドプロデュース領域と、企業向けにサービスを提供するブランドパートナー領域を展開しております。 また、BtoC ECやソーシャルメディアマーケティングの市場規模は今後も拡大傾向であると認識しておりますが、インターネットの利用を制約するような法規制、電子商取引やオンライン決済への新たな規制やユーザーからの信頼性の毀損、個人情報管理の安全性を中心としたプライバシーに対する問題意識の拡がり等の外部要因、景気動向等により、当社グループの事業と関係のある市場の成長が鈍化した場合、又は市場における競争が激化した場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、収益性、健全性の確保に努めるとともに、法規制、プライバシー規制及び消費者動向等の業界動向を継続的にモニタリングし、リスク・コンプライアンス委員会を通じた情報共有と迅速な対応体制の構築に努めております。 ② 市場環境の急激な変化に伴うブランド価値の毀損リスク(発生可能性:低/発生可能性のある時期:特定時期なし/影響度:大) 当社グループが展開するブランドプロデュース事業においては、消費者の嗜好や価値観の変化、社会的トレンドの急速な移り変わりが、既存ブランドの魅力や市場適合性に影響を与える可能性があります。特に、SNSや口コミなどの情報流通手段の多様化・即時化により、ネガティブな評判や批判が拡散された場合、ブランドイメージが一時的あるいは恒常的に毀損されるリスクがあります。 また、サステナビリティ、多様性、公正性等に関する社会的期待や倫理的要素が高まる中、当社グループがこれらへの対応を適時に行えなかった場合、消費者との信頼関係が損なわれ、ブランド価値の毀損につながる可能性があります。 当社グループでは上記動向に関わる継続的な情報収集を行っておりますが、既存SNSにおける利用動向の変化や新興プラットフォームの台頭に対して、商品企画、マーケティング戦略の見直しが遅れた場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、ブランド価値の維持・向上に向けたSNSモニタリング体制の強化、消費者インサイトに基づく商品企画力の継続的な向上、レピュテーションリスクへの迅速な対応体制の整備、および社会的要請の変化を踏まえた柔軟なブランド戦略の再構築、に取り組んでおります。 ③ ブランドプロデュースカンパニーとしての優位性に関するリスク(発生可能性:中/発生可能性のある時期:長期的/影響度:大) 当社グループは、ニッチなニーズを捉えた多業種にわたるさまざまなブランドの成長を、自社開発、M&A、顧客支援を通じて実現する、ブランドプロデュースカンパニーとしてニッチな成長市場におけるトップブランドを創造し、その成長の促進に取り組んでおります。自社ツールを通じてソーシャルメディアから蓄積したデータを元に、得意とするソーシャルマーケティングを活用した商品企画力、マーケティング力を生かし、消費者インサイトを的確に捉えたブランド戦略を構築しております。 しかしながら、当社グループ以上に資金力・人的資源を有する競合企業が同様の領域に参入することで競争優位性が低下するリスク、データ分析に活用している外部ツール・プラットフォームの仕様変更、サービス終了等により分析精度や提供価値が低下するリスク、さらには生成AIをはじめとする新技術の普及により従来のブランドプロデュース手法の差別化が困難となるリスクが存在します。こうした事象が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、ブランド企画・データ分析を担う専門人材の継続的な確保、育成に努めるとともに、生成AIを含む新技術の積極的な活用による独自の分析モデルおよびブランド開発手法の高度化を図り、競争優位性の維持・向上に継続して取り組んでまいります。また、外部ツール・プラットフォームへの依存リスクを低減するため、自社ツールの機能拡充と代替手段の確保にも努めてまいります。 ④ 原材料価格の高騰に関するリスク(発生可能性:中/発生可能性のある時期:特定時期なし/影響度:小) 当社グループのブランドプロデュース領域において、商品又は商品に含まれる原材料には海外から調達されたものも含むため、国際情勢の変化や為替変動により原材料価格・物流コストが高騰する可能性があります。これらの価格上昇を適時に販売価格へ転嫁できない場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、仕入先の分散化及び複数購買体制の整備により、特定の調達先への依存リスクの低減に努めております。また、原材料費・物流コストの動向を継続的にモニタリングし、必要に応じた販売価格への適切な転嫁を図るとともに、為替変動リスクへの対応についても検討を進めてまいります。 ⑤ 法的規制に関するリスク(発生可能性:中/発生可能性のある時期:特定時期なし/影響度:大) 当社グループは、「不当景品類及び不当表示防止法」、「特定商取引に関する法律」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」、「医療法」、「個人情報の保護に関する法律」、「著作権法」、「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律」、「商標法」、「不正競争防止法」、「食品表示法」等の規制を受けております。また、インターネット広告業界における自主規制、各種ガイドライン等の遵守を徹底した事業運営を行っておりますが、万一法令違反等に該当するような事態が発生した場合や、今後新たな法令等の制定または既存法令等の解釈変更がなされ事業が制約を受けることになった場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、ブランドプロデュースの一環としてインフルエンサーを起用して広告の投稿を行うインフルエンサーマーケティングを行うことがあります。係るマーケティング手法においては、一見して広告主である顧客とインフルエンサーの関係性が明確でない場合もあるため、いわゆるステルスマーケティングとして問題となる可能性があります。また、投稿が広告関連法令等に違反する場合、第三者の著作権、肖像権等を侵害する場合、不適切な投稿による炎上が発生した場合又は投稿がステルスマーケティングと見做された場合等には、インフルエンサーのみならず、当社グループも関連法令等に基づく制裁を受け、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、過去の炎上履歴・投稿内容・ブランドとの親和性等を独自の評価基準に基づき多角的に審査した上でインフルエンサーを選定しております。当該インフルエンサーとの契約においては、広告表示義務の遵守、第三者権利の非侵害、不適切投稿の禁止等を明示的に規定するとともに、問題発覚時の投稿削除・修正対応および関係当局への報告等のリカバリーフローをあらかじめ定めております。 さらに、問題が発生または発生が懸念される場合には、各事業部門から経営管理本部への即時報告を義務付け、同本部が顧問弁護士・外部専門家と連携して対応方針を決定する体制を構築しております。重大事案については経営陣への報告ラインを明確化し、組織横断的な危機対応が可能な体制を整備しております。 ⑥ 主要SNSのユーザー利用動向やプラットフォームの規制変更等に関するリスク(発生可能性:低/発生可能性のある時期:特定時期なし/影響度:大) 当社グループのブランドパートナー領域における広告サービスは、Instagram、Facebook、X(旧Twitter)、TikTok、LINE等の主要SNSプラットフォーム上でのマーケティング手法を中心としております。利用者が増加傾向にあるSNSプラットフォームは広告媒体としての訴求力が高まることから、各SNSプラットフォームのユーザーの利用動向は重要な指標となります。 当社グループではこれらの動向に関する継続的な情報収集を行っておりますが、既存SNSにおけるユーザーの利用動向の変化や新興プラットフォームの台頭に対して、販売商品の企画変更等の対応が遅れた場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。また、広告関連の規約・規制等の変更により従来可能であった広告手法を用いることができなくなる可能性があり、当社グループのマーケティング手法や体制の変更等の対応が遅れた場合、SNSのセキュリティ面の不備により当該プラットフォームの信頼性に疑義が発生した場合、さらには特定国・地域における規制強化や地政学的リスクにより主要SNSプラットフォームの利用が制限・停止される場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、最新の各SNSプラットフォームの利用動向・規制動向を継続的に調査し、マーケティング手法の多様化および利用媒体の分散化により特定のSNSプラットフォームへの過度な依存を避ける体制の構築に努めております。また、新興プラットフォームの台頭や規制環境・地政学的リスクの変化を注視し、提供サービスの柔軟な見直しを行ってまいります。 ⑦ 情報セキュリティに関するリスク(発生可能性:低/発生可能性のある時期:長期的/影響度:中) 当社グループは、コンピューターシステムの瑕疵、実施済みのセキュリティ対策の危殆化、マルウェア・コンピューターウイルス、コンピューターネットワークへの不正侵入、役職員の過誤、自然災害、アクセス増加等の一時的な過負荷等により、重要データの漏洩、コンピュータープログラムの不正改ざん、システムダウン等の損害が発生する可能性があり、その結果、第三者からの損害賠償請求、当社グループの信用下落等により、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、セキュリティソフトの導入、定期的な脆弱性診断の実施、アクセス権限の適切な管理、障害発生時の対応手順(インシデントレスポンス体制)の整備に取り組んでおります。また、役職員へのセキュリティ教育を定期的に実施し、リスク顕在化の際の影響が最小限となるよう努めております。 ⑧ 個人情報の管理に関するリスク(発生可能性:低/発生可能性のある時期:長期的/影響度:大) 当社グループは、「個人情報の保護に関する法律」に則って作成したプライバシーポリシーに基づき、取得した個人情報の適切な管理に努めております。しかしながら、不正アクセス・サイバー攻撃・内部不正等を原因とする個人情報の漏洩や、個人情報の収集・利用過程における法令違反が生じた場合には、当社グループへの損害賠償請求、監督当局による行政処分、当社グループの信用低下等の損害が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、個人情報保護マネジメントシステム(JISQ15001:2017)を満たす企業として、2018年7月に一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)よりプライバシーマークの認定を受け、2025年7月をもって同認定を終了する予定です。今後は情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS/ISO27001)の認証取得に向けた準備を進め、より包括的な情報セキュリティ管理体制の構築を目指してまいります。また、アクセス権限の適切な管理およびシステムセキュリティの継続的な強化に努めるとともに、個人情報保護に関する全役職員への研修・教育を定期的に実施することで、リスクの低減に取り組んでおります。 ⑨ 知的財産権に関するリスク(発生可能性:低/発生可能性のある時期:特定時期なし/影響度:小) 当社グループは、知的財産権を保護する社内管理体制を強化し、当社グループの主要サービスについては、商標権を取得しております。知的財産権を保護する社内管理体制を構築しておりますが、契約条件の解釈の齟齬等により、当社グループが第三者から知的財産権侵害の訴訟、使用差止請求等を受けた場合、又は第三者が当社グループの知的財産権を侵害するような場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、顧問弁護士や顧問弁理士の助言を受けた上で、経営戦略会議やリスク・コンプライアンス委員会にて適切に対応を行う体制を構築することに努めております。 ⑩ 訴訟等に関するリスク(発生可能性:低/発生可能性のある時期:特定時期なし/影響度:小) 当社グループでは、「コンプライアンス規程」を制定し、役職員に対して当該規程を遵守させることで、法令違反等の発生リスクの低減に努めております。しかしながら、当社グループ及び役職員の法令違反等の有無に関わらず、顧客や取引先、第三者との間で予期せぬトラブルが発生し、訴訟に発展する可能性があります。提起された訴訟の内容及び結果によっては、多大な訴訟対応費用の発生や当社グループ・ブランドのイメージの悪化等により、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、従業員のミスや顧客からのクレームをより早期に検知する体制を構築し、トラブルが生じた際は顧問弁護士の助言を受けた上で、経営戦略会議やリスク・コンプライアンス委員会にて適切に対応を行う体制構築に努めております。 ⑪ 医師法、医療法の規制に関するリスク(発生可能性:低/発生可能性のある時期:特定時期なし/影響度:小) 当社グループでは、一般社団法人MOM、医療法人春樹会を連結子法人としており、当該連結は、現在の医師法、医療法、及びその他関連法規の解釈に基づき、当社が当該法人の実質的な支配力を有しているとの判断の下に行われております。近年、医療分野における規制のあり方や非営利法人と営利企業との提携に関する議論が活発化しており、今後、これらの法規が改正された場合、または監督官庁による解釈が変更された場合、当社の支配関係が否定され、当該一般社団法人を連結対象から除外せざるを得なくなる可能性があります。 当社は、関連する法規制の動向について専門の法律顧問等と連携し、継続的な情報収集と分析を行うとともに、法改正や監督官庁の解釈変更により連結維持が困難になった場合の影響を最小化するため、会計処理及び開示への影響を含む代替的な事業・提携モデルについて検討を進めております。 今後も医療関連法規の改正動向を注視し、当該リスクについて継続的に見直しを行い、必要に応じて適切な対応を速やかに実施してまいります。 (2) 事業体制に関するリスク ① 特定経営者への依存に関するリスク(発生可能性:低/発生可能性のある時期:長期的/影響度:小) 当社代表取締役の大久保遼は、2016年以来代表を務めており、当社グループの経営方針や事業戦略の決定及びその遂行において極めて重要な役割を果たしております。そのため同人が、何らかの理由によって当社グループの業務を継続することが困難となった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、取締役会及びその他の会議体における情報共有や経営組織の強化を図り同人に過度に依存しない経営体制の構築に努めております。 ② 人材確保に関するリスク(発生可能性:中/発生可能性のある時期:長期的/影響度:小) 当社グループは、ミッションやビジョンに合致した人材採用を重要な経営課題と位置づけております。事業の成長に合わせた採用と、ミッションやビジョンに合致した人材の確保という両面を叶えるために、人材採用に関する各種施策を継続的に講じております。しかしながら、十分な人材確保が困難となった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、各職種に合わせた最適な採用方法の模索による採用強化と当社に合った働き方や人事制度の運用により人材の定着を進めることに努めております。 ③ 商品の品質管理に関するリスク(発生可能性:低/発生可能性のある時期:長期的/影響度:中) 当社グループは、仕入先や製造委託先に対する厳正な管理体制を整備し、関連法規の遵守及びその品質向上に取組み安全な商品の供給に努めております。しかしながら、指定要件を満たさない原材料の使用や異物混入等を防止できない場合には、「製造物責任法(PL法)」に基づき損害賠償請求の対象となる可能性があります。また、その広告表現等において、表示上の問題が発生する可能性もあります。 このような問題が発生した場合、大規模な返品、多額の対応費用の発生や当社グループのイメージ低下による売上高の減少等が想定され、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、仕入先や製造委託先の選定においては品質基準を定め、定期的な評価・確認を実施しております。また、個々の商品に関する検査基準を設けるとともに、表示内容の適切性についても確認体制を整備し、安全な商品の安定供給に努めております。問題が発生した場合には、速やかに原因究明・回収対応等を行う体制を構築してまいります。 ④ 内部管理体制の構築に関するリスク(発生可能性:低/発生可能性のある時期:長期的/影響度:中) 当社グループの継続的な成長のためには、内部統制システムが適切に機能することが必要不可欠であると認識しております。業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、各社内規程及び法令の遵守を徹底してまいりますが、事業の拡大・変化に対応した内部管理体制を適時に構築することができず、内部統制システムが有効に機能しない場合には、適切な業務運営を行うことができず、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、当事業年度においてこのようなリスクが顕在化した事例として、積極的なM&A及び組織再編の実行に伴い非定型的な見積項目が継続的に増加、複雑化する中、決算財務報告プロセスにおける検討論点の網羅性の確保、将来予測を伴う見積りの定期的な算定及び検証、並びにマネジメントへのエスカレーション等を含む経営者による評価、承認に係る体制が十分に整備、運用されておらず、関係会社株式評価損の計上に関する誤謬が発生し、財務報告に係る内部統制に開示すべき重要な不備が生じたことを認識しております。 このような事態を受け、当社グループでは、ガバナンスの重要性をグループ全体の共通認識とし、当連結会計年度に移行した持株会社体制のもと、以下の再発防止策を実施することにより、グループ各社の内部管理体制の整備・連携強化を図っております。事業規模の拡大に応じて経営管理部門及び内部監査体制を継続的に強化し、内部管理体制の一層の充実に努めてまいります。 ・各子会社の業績報告・確認方法の定型化 ・見積項目に対する経営者によるモニタリング方法の改善 ・当社及び各子会社の管理部門の運営体制強化(人員補充及び会計リテラシー向上を図る教育の充実化) ⑤ 商品の在庫リスク(発生可能性:低/発生可能性のある時期:なし/影響度:小) 当社グループのブランドプロデュース領域においては、コミュニティデータを活用し、コミュニティ内で顕在化したニーズを検知して商品化を行っております。そのため、コミュニティの需要に合わせた仕入を行っており、余剰在庫が比較的少ない構造になっております。しかしながら、市場環境の変化、消費者のニーズの変化等により商品の売上が伸び悩み、商品在庫が増加した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、コミュニティデータの活用により消費者ニーズを的確に捉えた商品企画及び仕入計画を行うことで、余剰在庫の発生抑制に努めております。また、市場環境の変化を継続的にモニタリングし、需要予測の精度向上を図ることで在庫リスクの低減に取り組んでまいります。 (3)継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループにおきましては、営業活動によるキャッシュ・フローが、前連結会計年度が407,972千円のマイナス、及び当連結会計年度が676,351千円のマイナスと、2期連続でマイナスとなっており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。 当該状況に対し、当社グループでは、既存ブランドの市場シェア拡大やM&A後のPMIを通じた事業の収益性改善、並びに持株会社である当社のグループ本社機能の効率化によるコスト削減を通じて、営業キャッシュ・フローの創出に取り組んでまいります。 また、当社グループでは、M&A戦略の遂行に必要な財務基盤を強化するため、継続的に資金調達活動を行っております。当連結会計年度におきましても、第三者割当による新株式の発行及び取引金融機関からの借入等により、合計1,453,791千円の資金を調達しております。翌連結会計年度におきましても、資金調達活動を通じて必要となる資金の調達の目途が立っております。 これらに加え、必要に応じて、保有有価証券の売却、取引金融機関との継続的な交渉を通じた追加融資、外部投資家からの追加出資等の手段による外部資金調達の実施も検討することとしております。 当社グループといたしましては、当連結会計年度末における現金及び預金は689,619千円と、前連結会計年度末比145,619千円増加しており、当面の事業活動に必要な資金は十分に確保できる状況にあること、更にこれらの対応策を実施することにより、当該事象又は状況を解消し、又は改善することが可能であり、現時点において継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。 (4)その他のリスク ① 企業買収及び資本業務提携等に関するリスク(発生可能性:低/発生可能性のある時期:長期的/影響度:中) 当社グループは、企業買収や資本業務提携等を行う際には、事前に対象企業の財務内容、契約内容、法務リスク等について十分なデューデリジェンスを実施し、各種リスクの低減に努めております。しかしながら、買収または提携後の事業環境の変化により対象企業の収益性が著しく低下した場合には減損損失が発生する可能性があります。また、買収後の経営統合(PMI)が計画通りに進まない場合や、対象企業との資本業務提携等を解消することになる場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、買収または提携後も対象企業の業績および事業環境を継続的にモニタリングするとともに、経営統合にあたっては統合計画の策定と進捗管理を適切に行い、早期に課題を検知・対処できる体制を整備しております。リスクが顕在化する兆候が認められた場合には、経営陣を含めた迅速な意思決定のもと対応策を講じてまいります。 ② のれん減損に関するリスク(発生可能性:中/発生可能性のある時期:特定時期なし/影響度:中) 当社グループは、過去の企業結合に伴うのれんを計上しておりますが、業績の悪化等により減損の兆候が生じ、子会社等の収益性が著しく低下したことで将来的な効果である回収可能価額がのれんの帳簿価額を下回る場合には、のれんの減損処理を行う可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、買収した企業・事業については、業績および事業環境を継続的にモニタリングするとともに、減損の兆候が生じた場合には早期に回収可能価額の評価を実施できる体制を整備しております。また、収益性の維持・向上に向けた利益管理体制の強化および必要に応じた事業ポートフォリオの見直しを行うことで、のれん減損リスクの低減に努めております。 ③ 新商品開発、新規事業の事業進捗に関するリスク(発生可能性:低/発生可能性のある時期:中長期的/影響度:中) 当社グループは、事業成長を図るため、新商品及びメディア開発を継続するとともに、引き続き当社グループの強みを活かした新規事業の立ち上げを実施してまいります。新規事業の立ち上げ時においては事前に事業計画を策定し、当該計画の評価や事業リスクの分析を実施しております。しかしながら、計画対比の事業進捗の遅延の発生や、事業環境の変化等により、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、新規事業に関しては当初の事業計画以上に人材確保、設備増強等のための追加的な費用が発生する可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、取締役会や経営戦略会議での定期的な報告等を通じたモニタリングを実施し、リスクが顕在化する前に対策を講じるように努めております。また、新規事業の開始にあたっては事業の縮小・撤退基準を設けることで、全社の事業リスクのコントロールを行うことに努めてまいります。 ④ 気候変動及び自然災害等に関するリスク(発生可能性:低/発生可能性のある時期:特定時期なし/影響度:中) 当社グループの本社及び物流拠点は首都圏にあり、当地域内において地震、水害等の大規模災害が発生することにより拠点が被害を受けた場合、当社グループ施設内や取引先において、パンデミックが発生した場合等、当社の想定を超える異常事態が発生した場合には、商品調達に影響が出る可能性、物流機能が停滞する可能性、通常勤務が困難になることによるサービスレベルが低下する可能性等があり、その内容及び結果によっては当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、仕入先の分散化、リモートワーク時における安否確認方法の確立など、異常事態が生じた場合でも可能な限り業務への影響を低減することに努めております。引き続き、事業継続計画(BCP)の整備・見直しを通じ、危機対応体制の強化に取り組んでまいります。 ⑤ 風評に関するリスク(発生可能性:低/発生可能性のある時期:特定時期なし/影響度:小) 当社グループは、事業活動や広報、IRなどあらゆる情報発信において、適時かつ慎重な発信を心がけることで、情報の信頼性の維持・向上を図り、風評リスク顕在化の未然防止に努めております。しかしながら、正確な情報に基づかない、又は憶測に基づいた情報の流布が、インターネット上の書き込みや報道で広まった場合、それらの内容の正確性や当社の該当有無に関わらず、当社グループのサービス利用者や投資者等の認識又は行動に影響を及ぼす可能性が考えられます。これらの報道や情報の流布の内容、規模等によっては、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループでは、日頃から風評の発見及び影響の極小化に努めており、当社グループ又は当社グループのサービスについて否定的な風評が拡大した場合には、経営管理本部を中心に関係部門が連携して迅速に対応する体制を整備しており、必要に応じて顧問弁護士・外部専門家とも連携の上、適切な情報発信・対応を行ってまいります。 ⑥ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化に関するリスク(発生可能性:中/発生可能性のある時期:中期的/影響度:中) 当社グループは、取締役や従業員等に対するインセンティブを目的としてストックオプション制度を採用しております。また、今後においてもストックオプション制度を活用していくことを検討しており、現在付与している新株予約権に加え、今後付与される新株予約権について行使が行われた場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。 ⑦ 配当政策について(発生可能性:低/発生可能性のある時期:長期的/影響度:中) 当社グループは、株主への利益還元を経営の重要施策の一つと認識しており、将来の事業展開と財務体質強化のため必要な内部留保を確保しつつ、継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としておりますが、当社グループは成長過程にあり、事業拡大に向けた積極的な事業投資や財務体質の強化等を優先しているため、これまで配当を実施しておりません。 将来的には内部留保の充実状況や株主への利益還元とのバランス等を踏まえて配当実施の判断を検討していきたいと考えておりますが、現時点において配当実施可能性及びその実施時期等については未定であります。
経営成績の分析 (MD&A)7,490字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)状況の概要は次の通りであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用や所得環境の改善の下で、景気の緩やかな回復が見られました。しかしながら、中東情勢の影響や金融資本市場の変動の影響、米国の通商政策を巡る動向には注意を要する状況が続いております。 当社グループは当社(株式会社MUSCAT GROUP)及び株式会社WinC、株式会社ライスカレープラス、株式会社松村商店、株式会社かならぼを中心とした連結子会社8社により構成されており、「ブランドプロデュースカンパニー」として自社ブランド運営やM&Aによるブランド拡充、顧客企業の支援を通じた「ブランドプロデュース事業」を展開しております。 また、当連結会計年度において、当社グループは持株会社体制へ移行したことにより、当社はグループの持続的成長と企業価値向上のための事業戦略及び財務戦略並びにブランド戦略の立案、M&Aの実行、ガバナンスの強化等に注力し、グループ各社においては独立した企業として事業及び組織の構造改革や成長戦略に向けた取り組みに自立的に注力できるようにいたしました。それにより、当社グループはブランドプロデュース事業のさらなる成長を目指しております。 このような状況の中で、当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高4,129,746千円(前年同期比38.3%増)、売上総利益2,213,345千円(前年同期比37.4%増)、営業損失399,197千円(前年同期は営業利益88,007千円)、調整後EBITDA△118,951千円(前年同期は調整後EBITDA235,180千円)、経常損失451,239千円(前年同期は経常利益95,287千円)、親会社株主に帰属する当期純損失368,608千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益112,934千円)、調整後当期純利益310,631千円(前年同期比95.0%増)となりました。 ※1 調整後EBITDA=連結営業利益+減価償却費+のれん償却費+取得関連費用 ※2 調整後当期純利益=親会社株主に帰属する当期純利益+のれん償却費+のれん減損損失-負ののれん発生益-税効果に関する益および法定税率による税金額との差異+取得関連費用 当連結会計年度においては、ブランドプロデュース領域における主力ブランドを有する株式会社かならぼにおいて、主要販売チャネルであるバラエティストア等の小売市場における競争激化や消費動向の変化といった市場環境の悪化を受け、販売実績が当初計画を下回る推移となりました。加えて、ブランドパートナー領域においても、クライアント企業の広告宣伝費抑制やマーケティング戦略の内製化加速に伴う受注案件の減少など、厳しい事業環境の影響を大きく受けました。それらの結果、売上高が当初計画を下回りました。 これに加えて、各種自社ブランドの生産プロセスにおける原材料費及び物流コストの高騰、為替変動の影響等が全体的に利益を圧迫する結果となりました。 また、特別利益として連結子会社であった株式会社NADESIKO及び株式会社ライスカレーLSの株式譲渡に伴う関係会社株式売却益を計710,492千円計上した一方、特別損失として株式会社WinC内で展開する旧:株式会社RiLiの事業(RiLiキャスティング事業・アパレル事業)に係るのれん減損損失304,589千円及び事業撤退損26,390千円、商号変更等関連費用30,461千円を計上いたしました。 さらに、持株会社体制移行に伴うグループ内取引の利益構造再構築等を踏まえ、当社及び株式会社WinCにおいて計205,407千円の繰延税金資産の取り崩しを行ったこと等に伴い、法人税等調整額(損)を計111,723千円計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失を計上いたしました。 当連結会計年度におけるこれらの事業撤退損等の計上については、当社グループが推進する「ニッチトップ戦略」に基づき、不採算領域からの撤退を進めるとともに、経営資源を高成長・高収益領域へと大胆にシフトすることを目的として実施したものです。これらの一連の構造改革により、将来にわたる不透明なリスク等については解消いたしました。2027年3月期におきましては、為替変動に伴う原材料費および物流費の高騰に対し、商品価格への適切な転嫁を図るとともに、粗利率の高い販路における売上拡大に向けた施策を着実に推進してまいります。また、販売費及び一般管理費においては、広告費の最適化およびコーポレート業務へのAI活用を通じた外注コストの削減を進め、収益性のさらなる向上に努めてまいります。 これにより負担となるコストを排除した、より筋肉質で強固な収益構造へと転換し、成長軌道への回帰と持続的な企業価値向上を確固たるものにしてまいります。 なお、当社グループは「ブランドプロデュース事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 また、当連結会計年度末における財政状態は以下の通りであります。 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は、2,620,440千円となり、前連結会計年度末に比べ764,572千円増加しました。これは主に、現金及び預金が145,619千円増加、受取手形及び売掛金が86,243千円増加、商品が669,390千円増加、短期貸付金が325,000千円減少したこと等によるものであります。固定資産は3,011,226千円となり、前連結会計年度末に比べ1,330,875千円増加しました。これは、主に、のれんが1,549,033千円増加したこと等によるものであります。 この結果、総資産は、5,648,878千円となり、前連結会計年度末に比べ2,094,487千円増加しました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は、2,831,114千円となり、前連結会計年度末に比べ1,860,923千円増加しました。これは主に、買掛金が250,456千円増加、短期借入金が600,229千円増加、1年内返済予定の長期借入金が633,915千円増加したこと等によるものであります。固定負債は1,731,157千円となり、前連結会計年度末に比べ311,715千円増加しました。これは、主に長期借入金が373,806千円増加したこと等によるものであります。 この結果、負債合計は、4,562,272千円となり、前連結会計年度末に比べ2,172,638千円増加しました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、1,086,606千円となり、前連結会計年度末に比べ78,151千円減少しました。これは、新株発行により資本金が173,306千円、資本剰余金が173,306千円それぞれ増加したこと、親会社株主に帰属する当期純損失を368,608千円計上したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比べ145,619千円増加し、689,619千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は以下の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、676,351千円の支出(前連結会計年度は407,972千円の支出)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失87,340千円の計上、減損損失304,589千円の計上、のれん償却額161,719千円の計上、関係会社株式売却益710,492千円の計上、売上債権の31,319千円の減少、仕入債務の207,015千円の減少等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、484,028千円の支出(前連結会計年度は966,248千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の売却による収入が409,428千円の計上、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入1,007,086千円の計上があった一方で、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,237,239千円の計上、貸付けによる支出446,522千円の計上、投資有価証券の取得による支出243,773千円の計上があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは1,305,999千円の収入(前連結会計年度は1,305,193千円の収入)となりました。これは、長期借入れによる収入1,160,000千円の計上、株式の発行による収入293,791千円の計上があった一方で、長期借入金の返済による支出432,841千円の計上があったこと等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a 生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績は、次の通りであります。なお、当社グループの事業セグメントは、ブランドプロデュース事業の単一セグメントであり、セグメント情報を記載していないため、事業領域別に記載しております。 事業領域の名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) ブランドプロデュース領域   1,318,660   219.2 ブランドパートナー領域   -   - 合計   1,318,660   219.2 (注) ブランドパートナー領域は、提供するサービスの性格上、仕入実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c 受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 d 販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次の通りであります。なお、当社グループの事業セグメントは、ブランドプロデュース事業の単一セグメントであり、セグメント情報を記載していないため、事業領域別に記載しております。 事業領域の名称   販売高(千円)   前年同期比(%) ブランドプロデュース領域   2,917,019   207.3 ブランドパートナー領域   1,212,726   76.8 合計   4,129,746   138.3 (注)1 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、次の通りであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日    至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日    至 2026年3月31日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 株式会社井田両国堂   -   -   466,564   11.3 株式会社マイナビ   469,092   15.7   -   - 2 前連結会計年度における株式会社井田両国堂の販売実績及び当連結会計年度における株式会社マイナビの販売実績は、総販売実績に対する割合が10%未満のため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成において適用する会計基準等につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」、「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」及び「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載の通りです。 ② 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当連結会計年度の売上高は4,129,746千円(前年同期比38.3%増)となりました。これは主にブランドプロデュース領域における自社ブランド『MiiS』のオーガニック成長に加え、当連結会計年度中にM&Aによりグループインした株式会社かならぼ及び株式会社HaDの売上貢献によります。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は1,916,400千円(前年同期比39.3%増)となりました。これは主に、ブランドプロデュース領域における売上拡大による商品原価、支払報酬等の増加によります。この結果、売上総利益は2,213,345千円(前年同期比37.4%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業損益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は2,612,543千円(前年同期比71.6%増)となりました。これは主に広告宣伝費・販売促進費や人件費等の必要な諸経費の増加に加え、当連結会計年度中に実施したビジネスモデルの転換によるコーポレートコストの一時的な増加によるものであります。この結果、営業損失399,197千円(前年同期は営業利益88,007千円)となりました。 (営業外損益、経常損益) 当連結会計年度の営業外収益から営業外費用を差し引いた営業外損益の純額は、52,041千円の損失となりました。これは主に借入金から生じた支払利息によるものであります。その結果、経常損失451,239千円(前年同期は経常利益95,287千円)となりました。 (特別損益、法人税、住民税及び事業税、親会社株主に帰属する当期純損益) 当連結会計年度の特別利益から特別損失を差し引いた特別損益の純額は、363,898千円の利益となりました。これは主に連結子会社の株式譲渡に伴う関係会社株式売却益に加え、旧:株式会社RiLiの事業(RiLiキャスティング事業・アパレル事業)に係るのれん減損損失及び事業撤退損、当社の商号変更等関連費用によるものです。法人税等合計は、307,508千円となりました。その結果、親会社株主に帰属する当期純損失368,608千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益112,934千円)となりました。 なお、財政状態の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に、キャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ③ 資本の財源及び資金の流動性に関する分析 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、販売商品の仕入原価の売上原価や、広告宣伝費・販売促進費や人件費、地代家賃等の販売費及び一般管理費といった営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、新規サービスの開発費等であります。また、積極的なM&Aに伴う株式取得費用や専門家等の取得関連費用も含まれます。 当社グループは、事業運営及び投資活動やM&Aを実施する上で必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としておりますが、新規株式発行による外部からの資金調達についても資金需要の額や用途、当該タイミングにおける金利及び資本コストを比較した上で優先順位を検討して実施することを基本としております。当連結会計年度においては事業投資資金及び金融戦略投資を目的とした資金調達のために第三者割当増資を実行いたしました。 現時点で、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク (3)継続企業の前提に関する重要事象等」に記載したキャッシュ・フロー及び調達の状況を踏まえまして、短期的な資本の財源及び資金の流動性に問題はありませんが、今後も資金の残高及び各キャッシュ・フローの状況を常にモニタリングしつつ、資本の財源及び資金の流動性の確保・向上に努めてまいります。 なお、当連結会計年度末における借入金の残高は3,321,132千円となっており、現金及び現金同等物の残高は689,619千円となっております ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載の通り、さまざまなリスク要因が当社の経営成績に影響を与えるおそれがあることを認識しております。 これらリスク要因の発生を回避するためにも、運営する事業の強化、人員増強、財務基盤の安定化等、継続的な経営基盤の強化が必要であるものと認識し、実行に努めております。 ⑤ 経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。 ⑥ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載の通りです。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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