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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アーキテクツ・スタジオ・ジャパン

ARCHITECTS STUDIO JAPAN INC.6085 · Growth · サービス業

全国の建築家と建設会社をネットワーク化し、住宅・商業施設の設計から施工までを一気通貫で提供するプラットフォーム事業。

概要

アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)は、全国約2,980名の建築家と67の加盟建設会社スタジオを結びつけるプラットフォーム事業を中核とするサービス企業である。2007年創業、2013年に東証マザーズ(現グロース)に上場。2026年2月期の売上高は約7億円、従業員数34名。大手ハウスメーカーとは異なり、独立した建築家のネットワークを活用し、顧客に設計から施工までの選択肢を提供する。近年は環境事業やIT事業への多角化を試みたが、子会社の多くを売却し、現在は建築家提案サービス事業に回帰している。

建築家と建設会社を結ぶプラットフォーム事業

ASJの核となる事業は、建築家と建設会社をマッチングするプラットフォームの運営である。登録建築家は2026年2月末時点で2,980名に上り、国内外の有名建築家から若手まで幅広い。加盟建設会社は全国に67のスタジオを展開し、北海道から沖縄までカバーする。顧客(ASJアカデミー会員)はスタジオで建築家と直接相談し、設計・施工の一貫サービスを受ける。建築家の活動範囲は、交通費をスタジオが負担することで全国に広がっている。この仕組みにより、顧客はデザイン性の高い住宅を、建設会社は差別化された物件を提供できる。売上の大部分は工事請負契約ロイヤリティと設計料に依存する。

売上高減少と赤字が続く収益構造

財務数値は2013年度以降、売上高が13億円から6〜9億円の間で推移し、2026年2月期は7億円まで減少した。営業利益は2016年度以降赤字が続き、2026年2月期は営業損失6億円、純損失6億円と悪化した。原因の一つは新設住宅着工戸数の減少であり、2024年度の国内新設住宅着工戸数は79万2,195戸と2年連続で減少した。また、建築コストの上昇や住宅ローン金利の上昇が住宅取得マインドを低下させている。さらに、ASJの事業モデルは新築住宅に依存しており、少子高齢化の影響を受けやすい。加盟建設会社数の減少も収益を圧迫し、ピーク時の210スタジオから67に減少した。

グループ構造の頻繁な変更と現状

ASJは2021年以降、多角化を目的に複数の子会社を設立・買収した。2021年12月にTEMPO NETWORK株式会社、2022年4月にCONSTRUCTION NETWORK株式会社を設立。2024年8月にシンガポールのSupaSpace PTE LTD、同年12月にMED株式会社、2025年3月にチャミ・コーポレーションとトルネードジャパンを子会社化した。しかし、これらの子会社は期待したシナジーを生み出せず、2026年2月期までにMED、SupaSpace、トルネードジャパン、チャミ・コーポレーションの全株式を譲渡した。2025年11月の臨時株主総会で経営陣が交代し、子会社売却と事業再生を進めた結果、現在は単体での建築家提案サービス事業に集中している。

地域展開と常設展示場の変遷

ASJは本社を大阪から東京へ移転し、現在は東京都千代田区丸の内に置く。大阪支店も複数回移転している。顧客との接点として常設展示場(ASJ CELLおよびASJ Satellite)を横浜、東京、鎌倉に開設したが、2022年7月に横浜のCELLとSatelliteを閉鎖、同年8月に横浜都筑区と鎌倉に新たなSatelliteを開設、2024年3月には東京のCELLを閉鎖した。これらの開閉は、事業戦略の変化やコスト削減の一環と見られる。2026年2月時点での常設展示場の状況は明らかでないが、スタジオ数が減少傾向にあることから、展示場ネットワークも縮小している可能性がある。

業界の中での役割は建築家と建設会社を顧客に結びつけるプラットフォーム運営者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
7億円
営業利益
-6億円
営業利益率
-85.7%
純利益
-6億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
住まい関連 事業4億円66.7%2億円50.0%
暮らし関連 事業2億円33.3%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01住宅・建築主力

建築家ネットワーク事業の中核であり、全国の登録建築家と加盟建設会社を結びつけ、顧客(ASJアカデミー会員)に住宅・商業施設の設計から施工までを提供。イベントやスタジオを通じて顧客を獲得し、設計料やロイヤリティ収入を得る。

主な製品・サービス2
プランニングコース
建築家と建設会社と顧客が一堂に会し、設計・施工前にプランニングを具体化する有償の事前相談プログラム。建築家との相性や建設コストを確認できる。
建築設計・監理業務
登録建築家による設計・監理業務。顧客と建築家、建設会社の三者契約で行われ、設計料はスタジオ運営会社を経由して当社に支払われる。

02暮らし関連準主力

住宅建築の顧客基盤を活かし、家具・インテリア・アート・食材等の販売を行う。EC販売や催事イベントを中心に展開し、生活全体をデザインするサービスを提供。

主な製品・サービス3
家具・インテリア関連商品
建築家と連携した上質な家具・インテリアの販売。住宅建築とセットで提案されることが多い。
絵画・オブジェ・アート
建築空間に調和するアート作品の販売。ギャラリー的な催事も開催。
グルメコンシェルジュ
高級食材や特選品を提供する食のサービス。会員向けに催事や販売を行う。

03投資関連副次

住まい関連事業と暮らし関連事業をサポートするため、パートナー企業への投融資や顧客向けローンの提供、新規事業投資(ALINプロジェクトなど)を行う。

製品と技術

建築家ネットワークプラットフォームの仕組み

ASJの中核技術は、建築家と建設会社を結びつけるプラットフォームである。登録建築家約2,980名が全国の建築設計・監理を担い、加盟建設会社67社が施工を担当する。顧客は「ASJアカデミー」会員となり、スタジオで建築家と無料で面談できる。プランニングコースでは、標準・DUAL・プロポーザルの3コースを用意し、設計から施工までの流れを体験する。設計料は顧客→スタジオ運営会社→ASJ→建築家のルートで支払われる。工事請負契約後は、ロイヤリティとして工事金額の一定比率がASJに入る。システム上、建築家の活動範囲は交通費をASJが負担することで全国に広がり、建設会社は設計段階から関与できるため手間のかかる建築家住宅を効率的に請け負える。

環境事業:亜臨界水反応プラントALINと表面処理技術

新たな環境事業の柱として、亜臨界水反応プラント(ALIN)の販売に注力する。ALINは、亜臨界状態の水を用いて有機廃棄物を処理する技術で、提携先の三和テスコ(ポエック子会社)の新工場が2026年5月末に完成予定。既に多数の引き合いがあり、ALIN元年と位置付けている。さらに、建築関連技術として「コルゲートarchitecture」「SEAGシール」「プラチナプレミアコート」を展開。これらは環境性能や耐久性を向上させる表面処理・建築資材であり、建築家ネットワークを通じて工務店に提供する。環境事業本部は、これらの製品を建築家提案サービスとパッケージ化し、加盟建設会社にとって魅力的なスタジオ運営を目指す。

IT・海外事業:PROTO BANKとPERMITS AI協業

事業開発本部を改称した海外・IT関連事業本部は、PROTO BANKサービスを軸にニュージーランドのホームビルダーと事業展開を開始した。PROTO BANKは、建築家住宅を短期間で提供するための標準設計・施工パッケージである。また、2025年3月31日に発表したカナダのPERMITS AI INC.との共同事業では、AIを活用した建築確認申請支援システムの開発を進める。これらの事業は、従来のバックヤード業務から収益を生む事業への転換を図るもので、将来的な収益の柱と位置付けられている。ただし、2026年2月期時点ではまだ本格的な収益化には至っておらず、営業活動を継続中である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

建築設計の小規模特化型、赤字転落で課題山積

アーキテクツ・スタジオ・ジャパンはサービス業(建築設計)の小規模企業。同業のイシンやジンジブなどと比べても売上高は約9億円(2025年3月期)と小粒で、営業赤字が続く。業界内での競争優位性は明確でなく、受注低迷やコスト管理の甘さが収益を圧迫している。FY2026には減収・赤字拡大の見通しで、早期の業績改善が急務。

強み

  • 組織が小規模で、顧客ニーズに迅速に対応できる機動性を持つ。
  • 建築設計に特化し、専門的な提案力を活かした案件獲得が可能。
  • 固定費が低く、市況悪化時のダウンサイドリスクが限定的。
  • 低収益基盤からの反転により、業績改善のポテンシャルは大きい。

課題

  • 営業赤字が継続し、FY2026は赤字幅が拡大見込み。
  • プロジェクトベースの収入で、安定した受注確保が課題。
  • 同業他社との際立った差別化ポイントが乏しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がアーキテクツ・スタジオ・ジャパン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
1142Aジンジブ24億円13.3倍
27042アクセスグループ・ホールディングス24億円14.0倍
36085アーキテクツ・スタジオ・ジャパン23億円
47083AHCグループ23億円263.2倍
59244デジタリフト23億円11.7倍
6195AMUSCAT GROUP23億円
72479ジェイテック22億円13.9倍
84720城南進学研究社22億円401.6倍
97073ジェイック22億円17.3倍
104657環境管理センター22億円18.4倍
117372デコルテ・ホールディングス22億円7.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

建築家ネットワーク事業を譲り受けた創業(2007-2008)

2007年11月、大阪市中央区にアーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社(資本金803千円)を設立。設立直後の2008年1月、本店を東京都港区港南に移転し、大阪支店を新設した。同時に、イーケンセツ・ドットコム株式会社(旧アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社から商号変更、2010年清算)より「ASJ建築家ネットワーク事業」を譲り受けた。この事業は、建築家を活用した建物づくりの選択肢を提供するビジネスモデルであり、現在に至るまでの中核事業となる。創業時の資本金は803千円と小規模だったが、全国の建築家ネットワークを構築する基盤を形成した。

上場と常設展示場の拡充(2013-2019)

2013年12月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。上場後、事業拡大のため常設展示場の整備を進めた。2014年4月に横浜市西区に「ASJ YOKOHAMA CELL」、2016年4月に東京都千代田区に「ASJ TOKYO CELL」を開設。さらに2019年5月には横浜市西区に「ASJ Yokohama Satellite」を開設した。これらの展示場は、建築家と顧客の対面接点を提供し、ブランド認知度向上に寄与した。同時に、本店を複数回移転し(2009年港区高輪、2017年港区浜松町、2020年千代田区丸の内)、経営基盤を強化した。しかし、この期間の売上高は13〜15億円程度で横ばいであり、収益拡大には至らなかった。

子会社設立による多角化の試み(2021-2023)

2021年12月、会社分割により連結子会社TEMPO NETWORK株式会社(現ESJ株式会社)を設立。2022年4月にはCONSTRUCTION NETWORK株式会社を設立した。これらの子会社は、住まい関連事業に加えて「暮らし関連事業」(家具・インテリア販売、アート販売など)や投資関連事業を担当した。2022年4月の東証市場再編によりグロース市場へ移行。また、2022年7月にASJ YOKOHAMA CELLとYokohama Satelliteを閉鎖し、同年8月に横浜都筑区と鎌倉市に新たなSatelliteを開設するなど、展示場網を整理した。しかし、この時期の売上高は7億円まで減少し、営業損失が続いた。多角化戦略は収益改善に結びつかず、後年の子会社売却の伏線となる。

買収拡大とその後の売却劇(2024-2026)

2024年8月にシンガポールのSupaSpace PTE LTD、12月にMED株式会社、2025年3月にチャミ・コーポレーションと株式会社トルネードジャパンを相次いで子会社化。しかし、これら買収企業との事業シナジーが発揮できず、2026年1月にMED、同年2月にSupaSpace、トルネードジャパン、チャミ・コーポレーションの全株式を譲渡した。買収から売却まで約1年以内のケースが多く、多角化戦略は短期間で頓挫した。2026年2月期の連結売上高は7億円、営業損失6億円と大幅悪化し、子会社売却損や減損損失を計上した。この混乱の背景には、2025年11月の臨時株主総会での経営陣交代があり、新体制は事業の選択と集中を進めた。

経営陣交代と建築家提案サービスへの回帰(2025-2026)

2025年11月の臨時株主総会で既存役員のほとんどが交代し、新体制が発足。新経営陣は前期の中期経営計画を精査し、多角化路線を転換した。子会社4社を売却し、グループを縮小。2026年6月には監査等委員会設置会社へ移行し、ガバナンス体制を変更した。今後は「建築家提案サービス事業」に集中し、スタジオ数を2030年2月までに150(当時67)へ増加させる計画を掲げる。同時に、新たに環境事業(亜臨界水反応プラントALIN、コルゲートarchitecture等)とIT・海外事業(PROTO BANK、PERMITS AIとの協業)をセグメントとして立ち上げ、事業再生を加速させている。

年表23件を開く

2000年代

  • 2007年11月創業大阪市中央区にASJ建築家ネットワーク事業(建築家を活用した建物づくりの選択肢を提供する事業)の運営を主な事業目的とした、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社(資本金803千円)を設立
  • 2008年1月商号変更本店を東京都港区港南に移転するとともに、旧本店所在地(大阪市中央区)に大阪支店を新設 イーケンセツ・ドットコム株式会社(2008年1月1日に旧アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社から商号変更、2010年10月清算結了)よりASJ建築家ネットワーク事業を譲受
  • 2009年4月本店を東京都港区高輪に移転

2010年代

  • 2011年5月大阪支店を大阪市北区角田町に移転
  • 2013年12月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2014年4月ASJ常設展示場(ASJ YOKOHAMA CELL)を横浜市西区に開設
  • 2016年4月ASJ常設展示場(ASJ TOKYO CELL)を東京都千代田区に開設
  • 2017年1月本店を東京都港区浜松町に移転
  • 2017年1月大阪支店を大阪市北区堂山町に移転
  • 2019年5月ASJ常設展示場(ASJ Yokohama Satellite)を横浜市西区に開設

2020年代

  • 2020年10月本店を東京都千代田区丸の内に移転
  • 2021年12月会社分割により、連結子会社 TEMPO NETWORK株式会社(現 ESJ株式会社)を設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴い、マザーズ市場からグロース市場へ移行
  • 2022年4月連結子会社 CONSTRUCTION NETWORK株式会社を設立
  • 2022年7月ASJ常設展示場(ASJ YOKOHAMA CELL)及び(ASJ Yokohama Satellite)を閉鎖
  • 2022年8月ASJ常設展示場(ASJ Yokohama Satellite)を横浜市都筑区に開設、ASJ常設展示場(ASJ Shonan Satellite)を神奈川県鎌倉市に開設
  • 2024年3月連結子会社 TEMPO NETWORK株式会社の全株式を譲渡 ASJ常設展示場(ASJ TOKYO CELL)を閉鎖
  • 2024年6月監査等委員会設置会社への移行
  • 2024年8月M&ASupaSpace PTE LTDを子会社化
  • 2024年12月M&AMED株式会社を子会社化
  • 2025年3月M&A株式交付チャミ・コーポレーションを株式交付により子会社化 株式会社トルネードジャパンを子会社化
  • 2026年1月連結子会社 MED株式会社の全持株を譲渡
  • 2026年2月連結子会社 SupaSpace PTE LTD、株式会社トルネードジャパン、持分法適用関連会社 株式交付チャミ・コーポレーションの全持株を譲渡

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • STUDIO拠点数2030年2月末まで150拠点

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    建築家ネットワークの再強化

    建築家提案サービス事業において、STUDIO数を2030年2月末までに150拠点へ増加させる。従来のPLANNING COURSEに加え、PROTO BANKサービスや環境事業のパッケージを提供し、工務店・建設会社にとって魅力的な運営を目指す。

  2. 02

    環境事業の成長

    亜臨界水反応プラント(ALIN)の販売に加え、コルゲートarchitecture、SEAGシール、プラチナプレミアコートの広域販売を展開。2026年5月の提携先新工場完成を機に、環境事業を収益の柱に育てる。

  3. 03

    海外・IT事業の展開

    PROTO BANKサービスを軸にニュージーランドのホームビルダーと連携。PERMITS AI INC.(カナダ)との共同事業を成長軌道に乗せ、新規開発案件の受注を目指す。

  4. 04

    収益構造の改革と財務基盤の強化

    不採算子会社の売却により事業を整理し、建築家ネットワーク事業に集中。コスト最適化と売上向上を通じて収益力の回復と財務体質の改善を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で34人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は456万円で、9期前と比べて28.0%平均年齢は53.6歳、平均勤続年数は13.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月61
2018年3月59
2019年3月63347.88.158
2020年3月64348.88.456
2021年3月55148.98.749
2022年3月55949.39.349
2023年3月53950.810.547
2024年3月57251.412.339
2025年3月52752.913.348−208
2026年2月45653.613.734−1,765

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    ESJ株式会社
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は7億円営業利益-6億円前期と比べると減収で、売上が-22.2%。

売上高
-22.2%
7億円
営業利益
-6億円
純利益
-6億円
営業利益率
-85.7%
前期比 -74.6%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高13億円7億円
営業利益0億円-6億円
純利益0億円-6億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1億円、営業利益は−2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q1−1−100.0−1
2023年4Q2−1
2024年1Q1−1−100.0−1
2024年2Q200.00
2024年3Q1−1−100.0−1
2024年4Q2−2
2025年2Q600.00
2025年4Q3−1−33.3−1
2026年2Q4−3−75.0−3
2027年1Q1−2−200.0−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は13億円から7億円へ54%に減った。直近期の営業利益率は-85.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2013年3月1321
ASJ常設展示場(ASJ YOKOHAMA CELL)を横浜市西区に開設
2014年3月1631
2015年3月1510
ASJ常設展示場(ASJ TOKYO CELL)を東京都千代田区に開設
2016年3月13−1−1
2017年3月14−1−3
2018年3月13−1−2
ASJ常設展示場(ASJ Yokohama Satellite)を横浜市西区に開設
2019年3月1300
2020年3月9−5−5
会社分割により、連結子会社 TEMPO NETWORK株式会社(現 ESJ株式会社)を設立
2021年3月7−2−3
連結子会社 CONSTRUCTION NETWORK株式会社を設立
2022年3月7−3−3
2023年3月6−4−4
SupaSpace PTE LTDを子会社化
2024年3月6−2−4
株式交付チャミ・コーポレーションを株式交付により子会社化 株式会社トルネードジャパンを子会社化
2025年3月9−1−1−11.1−1
2026年2月7−6−6−85.7−6

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高7億円のうち、営業利益として残るのは-6億円-85.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-6億円、売上の-85.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.1%4億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金128.6%9億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-85.7%-6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
42.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比93.3pt
-85.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比90.8pt
-85.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-150.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-140.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2026年2月期は営業CFが−7億円、投資CFが5億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は1億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月20−123
2014年3月3−15210
2015年3月−1−10−29
2016年3月0−30−37
2017年3月0−10−16
2020年3月−3,096−439−8−3,535855
2021年3月−103−12
2022年3月−205−27
2023年3月−3−10−43
2024年3月−2−12−33
2025年3月−101−12
2026年2月−751−21

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は4億円。このうち返さなくてよい自己資本が-2億円で、

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月116553.9
2014年3月1813574.6
2015年3月1814478.4
2016年3月1613381.4
2017年3月1410476.2
2018年3月128471.1
2019年3月129371.0
2020年3月64257.1
2021年3月62431.9
2022年3月126647.2
2023年3月72522.1
2024年3月51411.3
2025年3月212194.5
2026年2月4−26

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
1億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-26億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
6億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中521位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中530位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-85.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-22.2%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥198で、1年前と比べて+644.4%過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。

¥198-8.3%1ヶ月+157.1%1年+644.4%時価総額23億円
過去52週の値幅
安値¥24.4高値¥720

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)300.0倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月21日に122円まで反発し、前日比+22%と大幅高。1ヶ月では+2.52%と小幅ながら、1年では+353.53%の上昇。ただ52週高値720円からは-83.1%と大きく下落しており、ボラティリティが高い。出来高は8月21日に2253万株と急増し、投機的な売買が活発。25日線100.36円を約21%上回り、RSIは66.35と中立圏。週足では7月22日以降に下落基調が続いていたが、8月17日から反発に転じ、上昇トレンドが再形成されつつある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PERは赤字で算出不能、予想PER128.8倍と極めて高く割高。PBRが-24.26倍と大幅な債務超過状態で財務リスク大。ROE-101.6%と深刻な収益劣化。配当0%と無配。業界平均PER22.5倍、PBR3.17倍と比較しても劣悪。連続赤字で今期も営業赤字見込み。割高どころか投資適格とは言い難い。

指標この会社業種平均
PER (予想)300.0倍
PBR-56.51倍3.51倍
ROE-101.6%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績悪化と資産価値の剥落が論点。PBRが-24倍と債務超過状態で、株主価値は毀損。売上高は6-9億円と低水準で、営業損失が続く。2025年3月期は赤字縮小も、2026年2月期は大幅赤字拡大予想。強気派は建築需要の回復や新規受注によるV字回復を期待するが、弱気派は財務基盤の弱さと収益力不足を指摘。デッドキャップ株であり、株価は投機的な動き。

プラスに働く材料7
  • 建築需要の回復期待

    都市再開発や建設投資増加で受注増の可能性。

  • 業績の底打ち

    2025/3期の赤字幅縮小は改善の兆し。

  • 低株価からの反発

    株価は低位で、材料次第で急騰の可能性がある。

  • 売上高9億円、前年比50%増2025年3月期影響

    売上高6→9億円、大幅増収も赤字継続

  • 高PER128倍、再編期待不定影響

    PER高く、事業再編や買収期待で株価上昇

  • 外資比率74%、バイアウト期待不定影響

    外国人保有高く、TOBやM&Aの思惑

  • 赤字縮小、2025年3月期営業損失1億円2025年3月期影響

    前年営業損失不明、赤字幅縮小で改善兆し

マイナスに働く材料7
  • 債務超過と財務リスク

    PBR-24倍、純資産マイナス。信用リスク高い。

  • 収益力の脆弱さ

    2026/2期は売上7億円に対し営業損失6億円と大幅赤字。

  • 成長見通しの不透明さ

    小規模で競争力乏しく、安定した成長は見込み難い。

  • 2026年2月期営業損失6億円予想2026年2月期影響

    営業損失6億円、売上高7億円で大幅悪化

  • 自己資本マイナス24億円、債務超過継続影響

    PBR-24倍、負債超過で上場維持リスク

  • ROE-101%、収益改善見通し立たず通年影響

    ROE大幅マイナス、事業再生困難な状況

  • 売上高7億円、前年比22%減2026年2月期影響

    売上高9→7億円、需要減少で業績悪化

次の決算で確かめる点
営業損益
赤字からの脱却が最優先課題。黒字化の有無。
受注残高
将来の売上高の先行指標。受注状況を確認。
自己資本比率
債務超過からの改善度合い。財務健全性。

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ1,862人。区分でいちばん多いのは外国法人50.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が2.8%を占め、残る97.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年2月%
外国法人1.30.60.70.72.450.7
外国人個人0.00.00.00.00.023.6
個人・その他85.056.557.145.246.822.0
事業法人6.437.637.448.842.92.8
証券会社7.05.34.85.35.50.8
自己株式0.20.20.20.10.10.1
金融機関0.20.00.00.02.50.0
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01BEHR DIMITRI PHILIP23.61
02SAXO BANK A/S (CLIENT ASSETS)22.89
03SIX SIS LTD.21.82
04丸山 雄平9.76
05INTERACTIVE BROKERS LLC5.54
06中谷 宅雄3.68
07株式会社ピュア・クリエイト2.05
08株式会社イン・コントロール0.43
09日野 裕一0.43
10香川証券株式会社0.39

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-21
    ベーア・ディミトリ―・フィリップ(BEHR DIMITRI PHILIP)
    新規の大量保有報告
    23.61%
  • 2026-08-03
    株式会社T.MAKE
    新規の大量保有報告
    8.92%
    -7.37pt
  • 2026-08-03
    株式会社T.MAKE
    新規の大量保有報告
    16.29%
  • 2026-08-03
    株式会社T.MAKE
    新規の大量保有報告
    16.29%
    -2.80pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−106%、1株純資産は10期で−98%。直近期のROEは-101.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月8750218.9
2014年3月11086914.727.2
2015年3月188912.1154.1
2016年3月−77817−8.9
2017年3月−163654−22.1
2018年3月−153513−26.3
2019年3月195323.696.1
2020年3月−323221−86.1
2021年3月−5536−99.8
2022年3月−68−59.4
2023年3月−6−114.7
2024年3月−5−327.3
2025年3月−1−101.6
2026年2月−5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/2期の役員報酬は総額59百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
丸山雄平代表取締役社長701,120,800
ベーア・ディミトリ・フィリップ取締役462,711,347
小津晨鳴取締役37
川井博司取締役54
石塚亮平取締役 監査等委員46
清水秀幸取締役 監査等委員66
大石英樹取締役 監査等委員67

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)750507
社外取締役6992

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,913字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社1社で構成されております。但し、当期の期首においては、グループ内に連結子会社5社を抱え、下記のセグメントの事業を運営しておりました。そのため、当期の事業内容としましては、当該関係会社も含めた事業内容及びセグメントとなっております。 当社グループの手掛けるASJ建築家ネットワーク事業は、全国の建築家を登録・ネットワーク化するとともに、建設会社をフランチャイズ化(注)して、登録建築家と加盟建設会社及びパートナー建設会社とを結びつけ、両者の協力のもとでプラットホーム(ビジネスの基盤となる環境)を構築し、顧客が望む住宅・商業施設等を供給する事業であります。つまり、当社グループの事業は「建築家との家づくり」を訴求ポイントとし、住宅・リフォーム・商業施設等の建設計画がある顧客に、建築家を活用した建物づくりの選択肢を提供するものであり、「建設計画のある方が、最寄りのASJのスタジオを利用するのは当たり前」となることを目指しております。 (注)「フランチャイズ化」とは、加盟建設会社に対し一定エリア内におけるASJ建築家ネットワーク事業の展開を許諾し、サポートすることであります。対象とする商品も、新築住宅、リフォーム、医療施設、マンション、店舗・商業施設等多岐に亘り、一般的な同一基準商品を供給するフランチャイズ展開とは異なり、建築家・建設会社・顧客を結びつけるプラットホームを提供しております。 各報告セグメントに携わっている当社及び関係会社は以下のとおりであります。 ・住まい関連事業:アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社、SUPASPACE PTE.LTD.、MED株式会社、株式会社トルネードジャパン ・暮らし関連事業:アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社、ESJ株式会社、株式会社チャミ・コーポレーション ・投資関連事業:アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社 1.「住まい」関連事業 既存事業を「住まい」関連事業に昇華させ、建築家ネットワーク事業の質的向上と量的拡大を目指します。 1-1 ネットワーク事業:スタジオ加盟数の増加を重要課題として取り組んでいきます 1-2 プロデュース事業:新規サテライト開設とプロデュース案件数の増加を目指します。 1-3 リノベーション事業:中長期的に市場拡大が予想される市場への本格的な参入を目指しました。 1-4 ビジネスサポート事業:スタジオとの関係強化と増収増益のために機能させていきます 1-5 クリエイティブ事業:CASABELLA プロジェクト/PROTOBANK プロジェクト 1-6 海外事業:プロジェクト受注と空間プロデュースを中心に日本の建築家を輸出します。 2.「暮らし」関連事業 「住まい」から派生する「暮らし」に関連する事業を事業多様化戦略の下に展開するのが「暮らし」関連事業です。取扱いジャンルは「衣+食+住+遊+健康」をテーマにしたものとし、中期経営計画における成長因子となる重点事業として展開していきます。特に当社顧客及び潜在的な顧客である ASJ アカデミー会員を対象として事業を開始し、その後、一般顧客まで対象を拡げた展開を計画していました。 2-1 当社を介して住宅建設した顧客及び ASJ アカデミー会員を対象としたサービス ① 家具・インテリア関連商品の販売 ② 絵画・オブジェ・アートの販売 ③ グルメコンシェルジュプロジェクト ④ 「生活そのものを Design する」をテーマとした催事+販売イベント 2-2 マーチャンダイジング事業 コンセプトを「ASJ だから提供できる上質な製品とサービスの提供」として商品・サービスの提供を行います。主な取扱い商品は家具・食器・時計・貴金属・特選食材・高級ブランド品などとして、EC 販売(専用顧客サイト仮称「コンシェルジュデスク」を開設予定)及び当社催事における販売を中心に展開し、将来的には一般顧客まで対象とし、提携する通販サイトとカタログ販売の顧客リストをベースに順次販売展開を目指しました。 3. 投資関連事業 既存 ASJ 建築家ネットワーク事業等「住まい関連事業」及び「暮らし関連事業」のサポートの一環として、中期経営計画のスピードアップに貢献する投融資を積極的に展開することを目指しました。 3-1 ASJ パートナー企業への投融資 今後、事業展開を検討していく事業候補として 3-2 ASJ 建築家ネットワーク事業の顧客への各種ローン 3-3 住まい関連事業リフォーム顧客への各種ローン 3-4 事業投資(事業多様化戦略に貢献するような事業・企業への投融資)事例として「ALIN プロジェクト」 当社は研究開発からその実用化に向けてアライアンス面を中心に参画しており、実用化段階時点では総合監修的な立場で関与していく予定です。 ASJ建築家ネットワーク事業を図式化すると、次の事業系統図となります。 [事業系統図] (注)建設工事請負会社が加盟建設会社(登録工務店)又はパートナー建設会社の場合は、上記「建築家との家づくりの流れ(入会から完成・引渡しまで)」④「建築設計・監理業務委託契約」については顧客(ASJアカデミー会員)と登録建築家間との二者契約、⑤「設計料支払」については顧客(ASJアカデミー会員)から当社、当社から登録建築家の流れとなります。 (1) 登録建築家について 2026年2月末現在の登録建築家数は、国内外の有名な建築家をはじめ新進気鋭の若手建築家など2,980名であります。建築家の登録につきましては、建築家自身が当社にアプローチしてくるケースと、主に当社従業員のスーパーバイザー(SV)が建築家に対して登録を勧誘するケースとに分かれます。いずれも登録に際しましては、当社担当部門が当該建築家の建築士資格の有無、設計実績、設計コンセプト等を勘案して、ASJ建築家登録契約を締結いたします。 一般に独立してアトリエ(設計事務所)を構える建築家の活動範囲は、アトリエの周辺に限定される傾向にあります。ASJ建築家ネットワーク事業におきましては、建築家の移動交通費等の費用を個別の物件に付加するのではなく、ASJ建築家ネットワーク事業の活動費用としてスタジオ等が負担することにより、建築家の活動範囲を全国へと大きく広げることが可能となりました。 (2) 加盟建設会社及びスタジオについて 2026年2月末現在の加盟建設会社が運営するスタジオ数は北海道から沖縄県まで全国67スタジオであります。建設会社との契約につきましては、当該建設会社の経営方針、技術力、工事実績及び今後の営業方針を確認するとともに、当該建設会社の財務内容等を審査のうえ、ASJスタジオ運営契約を締結しております。 加盟建設会社は、ASJスタジオ運営契約に規定された営業エリア内(原則として1エリア=20万~30万世帯)にスタジオを開設いたします。スタジオは、登録建築家及び加盟建設会社と住宅等の建築を希望する顧客であるASJアカデミー会員(以下「顧客」という。)との相談・打合せスペースであり、登録建築家との個別相談、各種セミナー等の開催にも利用される情報サロンであります。また、各スタジオは、ASJスタジオ運営契約に規定された営業エリア内で集客を目的とするイベントを開催いたします。 また、上記の加盟建設会社の中には、スタジオの開設やイベントの開催を行わない登録工務店があり、ASJスタジオ運営契約に準じた手続きを経て、ASJ登録工務店契約を締結しております。 なお、上記ASJスタジオ運営契約及びASJ登録工務店契約に基づいて、工事請負金額の一定比率を工事請負契約ロイヤリティとして当社に支払われます。 (3) イベントについて ASJ建築家ネットワーク事業におきましては、スタジオ単位で開催されるイベントが重要な役割を担っております。各スタジオを担当するSVは、当該スタジオを運営する加盟建設会社と協議のうえ、年間イベント・スケジュールを作成し(1スタジオの年間イベント開催件数は2~3回程度)、当社担当部門にイベント開催の申請を行います。担当部門は、当該イベントの開催時期・内容等を精査しインターネット等を利用して、登録建築家にイベントの開催を告知いたします。建築家の参加希望を基に、担当SVとイベントを開催する加盟建設会社は協議のうえ、イベント参加建築家の絞込みを行います。通常、建築家の参加人数は1イベント当たり8名程度となります。イベントは、主に地域の公共施設を会場として、通常は土曜日、日曜日を含む2~3日間開催され、イベントの告知については、ASJスタジオ運営契約に規定された営業エリア内において、主に新聞の折込チラシ等を活用して行われ、集客が図られます。 建築家と加盟建設会社の協力のもとで開催されるイベントにおいては、まず会場の入場受付で来場者にアンケート用紙を配り、家づくりに対する興味の度合い、住宅建築の予定、予算等を確認いたします。会場内では、参加建築家ごとにブースが設営されており、建築家が来場者と対面で建築模型や写真パネル等を使いながら、自らの設計コンセプトや実績を直接プレゼンテーションいたします。また、イベントにおいて、来場者にASJアカデミー会員の特徴・メリット等を案内し、入会促進を図ります。 (4) ASJアカデミー会員について イベント来場者が建築家との対話等を通してASJ建築家ネットワーク事業のシステムを理解し、建築家との家づくりに対する興味が高まると、イベント来場者はASJアカデミーへ入会いたします。ASJアカデミーは、当社のホームページをはじめ、スタジオ等を利用した各種セミナー、現場見学会、竣工物件見学会等を通じて会員が建築家の設計した家づくりを進めるうえで必要と思われる情報や知識を提供する会員組織であります。 ASJアカデミー会員は、原則として入会したときに参加していたイベントを運営するスタジオ運営会社の会員であり、会員登録を他のスタジオに移管した場合以外は、他のスタジオと工事請負契約を締結することはありません。 なお、当社常設展示場「ASJ CELL」「ASJ Satellite」において開催する自社イベントや紹介等により入会したASJアカデミー会員については、スタジオ運営会社の会員ではなく原則として当社会員となります。 ASJ建築家ネットワーク事業においては、各スタジオ等が毎年数回開催するイベント等を通してASJアカデミー会員数が増加し、従来の会員数に累積され、それらの会員の中からプランニングコース利用を経て、建築設計・監理業務委託契約から工事請負契約の締結へと進展します。 (5) プランニングコースについて ASJアカデミー会員が建築家の設計した家づくりを具体的に一歩進めたいと考えると、ASJアカデミーのメニューの一つであるプランニングコースを利用することとなります。プランニングコースは、顧客が『自らが選んだ建築家との相性』『プランニング』『建設コスト』『建築を請負うスタジオを運営する加盟建設会社とのコミュニケーション』といったポイントを具体的にチェックし、建築設計・監理業務委託契約、更には工事請負契約を締結するか否かを判断することを目的とするものであります。プランニングコースにおきましては、顧客、建築家、加盟建設会社とが一緒になり、顧客の様々なリクエストに応えながら意見を交えて、設計・監理及び施工上の具体的な問題点について事前に解決を図ります。 また、当社会員である顧客については、建築家と当社直営業部門の営業職の三者が一体となってプランニングコースが進んでいきます。 ASJアカデミーに入会することにより、顧客が希望する建築家と容易にコミュニケーションを図ることが可能となり、理想の住まいのプランニングが実現することとなります。 ASJアカデミー会員については、申し込み時から会員期限の定めはなく、年会費は無料としております。また、プランニングコース利用期間中は、建築家の変更も無料で対応することが可能です。 (6) 設計監理業務及び建設工事請負について プランニングコースを終了すると顧客は、このプランニングコースを進めてきた建築家と建築設計・監理業務委託契約を結びますが、建築設計・監理業務委託契約は顧客、建築家及び建設を請負うスタジオ運営会社(加盟建設会社)との三者契約となります。この際、設計料は、顧客からスタジオ運営会社、スタジオ運営会社から当社、当社から当該建築家というルートで支払われます。建築設計・監理業務委託契約に基づく設計が終了すると、顧客はスタジオ運営会社と工事請負契約を結ぶことになります。 一般に建築家が設計した住宅は、設計は建築家と顧客が協議しながら独自に進行し、実際に建設工事を請負う建設会社・工務店(施工会社)は設計のプロセスに関与しないケースが多く、完成した設計図面に従い施工会社は工事を進めなくてはならず、施工会社側から見ると手間のかかる施工物件であるといわれてきました。ASJ建築家ネットワーク事業におきましては、顧客がプランニングコースを利用した時から顧客、建築家及び加盟建設会社の三者が、設計から建設工事に至る過程において発生するであろう問題点を事前に洗い出ししていくことで、設計図面では表現できない建設工事における課題を解決することにより、顧客が希望するデザイン性や設計の自由度の高い理想の家づくりが可能となることを目的としております。また、スタジオ運営会社においても、建築家の設計した住宅はハウスメーカーとの競合にあたってデザイン等で差別化がなされておりますので、ASJ建築家ネットワーク事業のメリットを享受できるものと考えます。 当社会員である顧客については、プランニングコースを終了した後、顧客と建築家との二者間で建築設計・監理業務委託契約が締結され、設計料は顧客から当社、当社から当該建築家というルートで支払われます。設計が終了すると、顧客は、主として施工エリアや顧客ニーズ等を勘案して選定される加盟建設会社もしくはパートナー建設会社と工事請負契約を結ぶことになります。パートナー建設会社は、当社と協業等に関する提携契約等を締結した施工会社であります。
経営方針・対処すべき課題2,907字を開く

経営陣が考える方向性と課題

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、『アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)は、クライアント(お客様)と建築家と建設会社が共有する高度なプラットホームを構築し、新しいスタイルのサプライチェーン・マネジメントを確立し、美しい日本を創造します。』を経営理念としております。 経営の基本方針は以下のとおりであります。 ① クライアント(お客様)にご満足いただけるサービスの提案・提供を行い、顧客満足度向上を追求してまいります。 ② 情報管理・コミュニケーション・コストマネジメントにASJが独自開発したIT技術を投下し、登録建築家及び加盟建設会社(スタジオ運営会社)とお互いに協力して事業を展開し、成果と成功の共有を目指してまいります。 ③ 企業としての社会的責任を果たすとともに、経営基盤の強化と収益力の向上を図り、健全で持続的な成長を実現してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、経営の基本方針を実現するための目標とする経営指標として、「売上高」「営業利益」を重要な指標として認識しております。 当社グループは、目標とする経営指標を達成すべく、売上の向上に注力し、コストの最適化を通して効率的な経営を推進するとともに新規諸施策の展開等により、企業価値の向上を目指してまいります。 (3) 経営環境及び対処すべき課題 次期におきましては、住宅業界を取り巻く環境は政府による各種補助金制度の継続などの後押しはあるものの、中長期的な新築住宅着工棟数の減少傾向に加え、住宅ローン金利の上昇、土地価格や物価高に伴う建築コストの上昇等により住宅取得マインドの低下など依然として厳しい状況が続くものと思われます。 このような状況において、当社は「収益構造の改革」と「財務基盤の強化」を掲げ、前連結会計年度より2024年3月にお知らせした中期経営計画に沿って「住まい」から「暮らし」まで事業領域を拡大した3つのセグメントによる事業計画を策定し、「生活そのものを Design する“暮らし提案企業”」への転換を図るべく、数社資本業務提携によるグループ会社化を行いましたが、当社の強みとする建築家プラットフォームとの互換性、相性を得るには至らず、又今後過度な事業資金流出の恐れが予測され、期待する収益確保の見通しがたたないと判断し、2025年11月に開催された株主主催の臨時株主総会において、既存の役員のほとんどが交代し、大幅な体制変更が行われました。体制変更以降、上記事業計画及び事業内容の精査を再度行なった結果、当初意図した形での各子会社との事業シナジーや新たな取り組みがスムーズに進まず、今後の見通しとしても期待できないものであることが判明いたしました。このため、5社ありました当社グループの子会社のうち4社につき、期中での売却を実施し、当社グループから外すことといたしました。 今後は基本に戻り当社の強みである3,000名近くの建築家のネットワークを生かした事業展開を図ることが株主様の期待に応える最大の経営判断と考えております。 こうした経営判断に基づき新体制となりました当社は従来事業である「建築家提案サービス事業」に加え、新たに「環境事業」ならびに「IT・海外事業」をセグメントし、事業再生を加速させてまいります。 「建築家提案サービス事業」に関しましては、63ケ所に減少したSTUDIOを2030年2月末までに150(ピーク時210)に増加させます、これまでSTUDIO運営会社に提供していたPLANNING COURSEサービス(スタンダードコース・DUALコース・プロポーザルコース)に加え、建築家住宅を最速に提供するPROTO BANKサービス、更に環境事業本部が展開する「コルゲートarchitecture」「SEAGシール」「プラチナプレミアコート」をワンパッケージで活用できる契約形態に変更し、検討する工務店・建設会社にとって魅力的なSTUDIO運営とし、建築家ネットワークにおける工務店サイドのネットワークを再強化します。 次に、新たに立ち上げた環境事業本部では、6年前から取り組んでおりました「亜臨界水反応プラント(ALIN)の販売」に加え、4年目となるコルゲートarchitecture、新規技術となる「SEAGシール」「プラチナプレミアコート」の広域販売に取り組みます。亜臨界水反応プラントに関しましては、提携先となる三和テスコ(ポエック子会社)様の新工場が2026年5月末に完成予定であり、現在数多くの引合をいただいておりALIN元年を目指しております。当社は日本最大級の建築家ネットワークのプラットフォームを軸に「子供たちにつけを残さない美しい地球を」をテーマに環境事業に積極的に取り組み当社収益の柱に育ててまいります。 次に、事業開発本部を改称した「海外・IT関連事業本部」では、これまでの営業サポートチームとしてのバックヤード的なポジションだけではなく収益を生む事業本部に変換してまいります。現在PROTO BANKサービスを軸に展開を開始したニュージーランドのホームビルダーとの事業展開やソフトウェアー開発営業が開始されています。特に、3月31日に発表しましたPERMITS AI INC.(Canada Toronto)との共同事業では、将来の収益の柱として成長軌道に乗せるべく積極的な活動を開始しており、新規開発案件受注のために鋭意営業活動に取り組んでおり、将来的な収益獲得を目指しております。 当連結会計年度においては売上高658,989千円、営業損失559,032千円、経常損失550,658千円及び親会社株主に帰属する当期純損失600,493千円となり、営業活動によるキャッシュ・フローは656,165千円のマイナスとなりました。これらの状況から、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております。当社グループは、当該事象又は状況を解消し、又は改善するための対応策を実行することにより、収益力の向上及び財務体質の改善に努めてまいる所存であります。なお、当該対応策につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (継続企業の前提に関する事項)」をご参照ください。 当社グループの使命は、ASJ建築家ネットワーク事業における加盟建設会社・パートナー企業において確実な収益メカニズムとして確立されること、また登録建築家にとっては参画することの価値が高まることであります。ASJ建築家ネットワーク事業は「建築家との家づくり」を訴求ポイントとし、住宅・リフォーム・商業施設等の建設計画がある顧客に、建築家を活用した建物づくりの選択肢を提供するものであります。当社は、「建設計画のある方が、最寄りのASJのスタジオを利用するのは当たり前」となることを目指してまいります。
事業等のリスク4,426字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 収益構造について ① スタジオの展開について ASJ建築家ネットワーク事業におきましては、加盟建設会社が運営するスタジオが重要な役割を担っております。加盟建設会社が複数のスタジオを運営するケースはありますが、原則として地域ごとにフランチャイズ制をとっており、20~30万世帯の人口圏に1スタジオを展開する方針であります。建設会社とフランチャイズ契約(ASJスタジオ運営契約)を締結するにあたっては、当該建設会社の施工技術や施工実績等を総合的に勘案して当該契約を締結しておりますが、新たな建設会社との新規加盟店契約が締結できない場合には、スタジオの新規展開に支障が生じることにより売上の増加が見込めず、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当社グループは当該リスクへの対応策として、新規の建設会社に対して新規加盟に向けたリクルート活動を継続して実施することにより、新規加盟店の加入促進を図ってまいります。 ② 加盟建設会社の経営について 加盟建設会社は、わが国の経済環境や各々が展開する地域経済の状況に大きく影響を受ける傾向があります。加盟建設会社が、経営状況の悪化、経営方針の変更や予期せぬ理由によりASJ建築家ネットワーク事業を継続することが困難となった場合は、稼働スタジオ件数の減少による売上の減少や債権回収期間の長期化、貸倒引当金計上の増加等、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当社グループは当該リスクへの対応策として、営業担当であるSVを通して加盟建設会社のスタジオ経営に関する企画や運営のサポート等に一層努めてまいります。 (2) 小規模組織及び人材の確保について 当社グループは、有価証券報告書提出日現在、取締役4名(うち非常勤取締役2名)、監査等委員である取締役3名(うち非常勤3名)、従業員34名の人員数で事業を展開しており、会社の規模に応じた内部管理体制や業務執行体制となっております。営業担当のSVは、加盟建設会社に協力して各スタジオにおけるイベントの企画・運営をサポートするだけではなく、登録建築家・加盟建設会社に対する各種コンサルティングや新規の建築家・建設会社のリクルート等ASJ建築家ネットワーク事業のけん引役となって活動しております。加えて、直営業部門(当社が直接プロデュースを行う部門)の営業職は、住宅・不動産に関する知識等が必要となっております。 このため、業容に応じた人員の確保が順調に進まず役職員による業務執行に支障が生じた場合、あるいは役職員が予期せず退社した場合には、内部管理体制や業務執行体制が有効に機能せず、売上の減少等により当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当社グループは当該リスクへの対応策として、営業担当をはじめ全従業員の質的向上、処遇面や労務面での所要の対応を図ってまいる方針であります。 (3) 特定人物への依存について 当社の創業者であり、代表取締役である丸山雄平は、ASJ建築家ネットワーク事業の運営、特に多くの建築家との人脈の構築等により、当社ビジネス全般について重要な役割を果たしております。しかしながら、何らかの理由で丸山雄平が業務を執行することが困難となった場合は、事業活動に支障が生じ、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当社グループは当該リスクへの対応策として、経営ノウハウの共有、権限委譲や組織の整備、さらには新たな人材の獲得等により、丸山雄平に過度に依存しない事業体制の構築に努めてまいります。 (4) 情報システムについて 当社では、経営の効率化、受注確率や生産性の向上等を目的として、独自開発したA-POS(情報管理システム)、COSNAVI(建築家対応積算ソフト)の基幹情報システムを構築しております。しかしながら、これらの情報システムに何らかの予期せぬ不具合やコンピュータウイルス等でシステムダウンやシステム障害が発生した場合は、ASJ建築家ネットワークの事業運営に支障が生じ、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当社グループは当該リスクへの対応策として、当該基幹情報システムのハードウエアの構成やソフトウエアの開発プロセス等において、システムダウンやシステム障害等の発生を防止する諸施策を講じております。 (5) 個人情報の管理について ASJ建築家ネットワーク事業におきましては、加盟建設会社が運営するスタジオにおけるイベントへの来場者及び顧客の個人情報を当社、登録建築家及び加盟建設会社が共有しております。しかしながら、不測の事態により個人情報が流出した場合には、損害賠償、社会的信用の失墜等により、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当社グループは当該リスクへの対応策として、個人情報の利用・管理の重要性を関係者が共有するとともに、個人情報の紛失、盗難、改ざん及び漏えい等を防止するためのデータの保管、不正アクセス及びコンピュータウイルス等に対する適切なセキュリティー対策を講じております。 (6) 自然災害等による影響について 地震や津波、台風等の自然災害により、人的・物的な被害が生じた場合、あるいはそれらの自然災害に起因する電力・ガス・水道・交通網の遮断等が発生した場合は、当社や取引先の正常な事業活動が阻害され、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当社グループは当該リスクへの対応策として、自然災害の発生後速やかに社内の対策組織を立ち上げ、被害の規模・現況の把握や対応策等について検討を行い、迅速な対応を講じる所存であります。 (7) 減損会計の適用について 当社は、経営環境の変化や経済的要因、当社の業績動向等により、固定資産について減損損失を計上する必要が生じた場合は、当該損失の計上により、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当社グループは当該リスクへの対応策として、経営計画の達成に努めるとともに、新規の設備投資案件については慎重に検討のうえ実施することにより、減損損失の計上に至る状況を回避する所存であります。 (8) 継続企業の前提に関する重要事象等について 当連結会計年度において、売上高は658,989千円、営業損失559,032千円、経常損失550,658千円及び親会社株主に帰属する当期純損失600,493千円となり、営業活動によるキャッシュ・フローは656,165千円のマイナスとなりました。これらの状況により、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております。 当該事象又は状況を解消又は改善するための対応策は実施途上にあることから、現時点においては、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。 当社グループは当該リスクへの対応策として、「第5 経理の状況  1 連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項  (継続企業の前提に関する事項)」に記載しており、当該対応策の着実な実行を図ってまいる所存であります。 (9)資金調達について 当社は、財務体質の改善と安定的な財務基盤の確立を図るため、新株式の発行等による資金調達を行う可能 性があります。しかしながら、経済情勢の悪化や当社の業績動向等により資金調達の実現に不確実性が生じた場合は、手元流動性や運転資金の減少により、当社の事業及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。また、将来における新株式等の発行は、株式の希薄化を生じさせる可能性があります。 当社グループは当該リスクへの対応策として、経営計画の着実な達成に努めるとともに、当社グループ事業にシナジーや親和性のある企業との資本・業務提携を模索し、必要とする資金調達の実現に努める所存であります。 (11) 株式会社東京証券取引所「グロース市場」の上場維持基準について 当社は、株式会社東京証券取引所新市場区分グロース市場に上場しております。株式会社東京証券取引所の関連規則に基づき算定される流通株式比率は25%以上、純資産の額が正であることがグロース市場上場維持基準の要件の一部となっておりますが、2026年2月28日時点で、流通株式比率は25%未満、純資産の額はマイナスで債務超過となっております。2027年2月期までに上記上場維持基準を充たすため、各種取組を進めてまいりますが、財政状態及び経営成績並びに経済情勢や市場環境により、2027年2月期までにグロース市場の上場維持基準を充足できない場合は、当社株式は上場廃止となる可能性があります。 当社グループは当該リスクへの対応策として、全社一丸となって業績の回復に努め、企業価値の向上を図ることにより、株価を通して株主・投資家の評価をいただき、当該リスクの顕在化を回避する所存であります。 (12) 訴訟の可能性について 当社グループは、事業を展開する上で、当社グループの瑕疵又は責任の有無に拘わらず、損害賠償等の訴訟を提起される場合があります。また、取引関係や労使関係その他において何らかのトラブルが生じた場合には、訴訟等に発展する可能性があります。さらに訴訟が発生した場合には、その内容や賠償額により当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは当該リスクへの対応策として、役職員に対して、各種法令の遵守とコンプライアンスの意識・行動の向上に努めております。 (13) サステナビリティ課題に関する対応 当社グループを取り巻くステークホルダーをはじめ、社会全体でサステナビリティ課題への意識や、課題解決への期待が高まっております。そのため脱炭素社会への移行等に伴う気候変動政策、環境に関する法令、顧客のニーズに対応できない場合には、当社グループの社会的信用の低下等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは当該リスクへの対応策として、サステナビリティ課題への取り組む枠組みとして、「ガバナンス」及び「リスク管理」を整備し、サステナビリティ課題及び当社グループの経営課題を踏まえた重要課題を選定し、重要課題に対する「戦略」、「指標及び目標」の策定を進めることで、サステナビリティ課題への対応を図る所存です。
経営成績の分析 (MD&A)6,837字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が進むなか、インバウンド需要が寄与したこともあり内需主導で景気が緩やかに回復しているものの、ウクライナ情勢の長期化に伴う資源価格上昇、中東地域での地政学的不安定さの長期化、中国経済の先行き懸念などが重なり、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れが、わが国の景気を下押しするリスクとなっております。 このような社会経済情勢において、当社の主たる事業である住まい関連市場への事業環境は海外からの投資の流入などがあったものの、若干下向き傾向となっております。当社の収益に直結する新設住宅着工戸数は、国土交通省の建築着工統計調査報告(2025年4月30日発表)の2024年度の新設住宅着工戸数では新設住宅の着工戸数は79万2195戸(前年度比3.3%減)、床面積は6087万平方メートル(同5.1%減)で、戸数は2年連続の減少、床面積では3年連続の減少となっております。利用関係別の着工戸数で見ても、持家は21万8175戸(同2.8%減)で3年連続の減少、貸家は34万2092戸(同0.5%減)、分譲住宅は22万5315戸(同8.5%減)とそれぞれ2年連続の減少と、大都市圏を中心とした賃貸需要の高まりや分譲マンションの価格高騰はあるとはいえ、業界自体が上向いているとは言い難い状況であります。資材価格や人件費の上昇に伴う建設コストの増加を背景に住宅販売価格が上昇するなか、住宅ローン金利も上昇傾向にあり、当社グループの主に属する住宅業界におきましては、住宅取得マインドの低下が懸念される状況が続いております。 このような状況の下、当社グループは中期経営計画に沿った事業展開を前期より開始し、新たに設定した3つのセグメントによって当第4四半期連結累計期間の売上高は、658,989千円(前期比△26.6%)となりました。各セグメントとも予定していたプロジェクトの推進や取り組みに至らず、前期との比較において減収となっております。 損益面においては、営業損失は559,032千円(前期営業損失112,288千円)となりましたが、当社で賃借物件の一部を転貸したことによる20,716千円(うち第4四半期連結会期間に3,766千円発生)及び子会社のMED株式会社での所有物件の賃貸により第3四半期連結累計期間までに5,400千円の賃貸料収入があったことにより受取賃貸料26,116千円、主に子会社のMED株式会社の第三者への貸付金に対する第3四半期連結累計期間までの受取利息3,452千円等による受取利息4,038千円を営業外収益に計上し、一方で、金融機関からの借入金にかかる支払利息として、当社で6,419千円(うち第4四半期連結会期間に2,946千円発生)、子会社のトルネードジャパン株式会社で18,561千円(うち第4四半期連結会期間に3,496千円発生)等の支払利息25,972千円を営業外費用に計上したことから、経常損失は550,658千円(前期経常損失92,982千円)となりました。そして、主に当社で訴訟損失引当金戻入額61,590千円を計上する等により64,216千円の特別利益を計上し、一方で当社にて連結子会社4社の売却による関係会社株式売却損126,950千円、グループ会社の所有不動産等の減損損失計45,983千円及び調査委員会の費用18,576千円を特別損失に計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は600,493千円(前期親会社株主に帰属する当期純損失79,904千円)となりました。 当社グループは上記のとおり、前連結会計期間より3つのセグメントによる事業展開を開始しておりますので、ここにセグメント別の情報を記載いたします。各報告セグメントに配分しない会社費用を調整額として表記することで各事業単位の事業収支の明確化を果たせております。 報告セグメント   調整額(注)1   連結損益計算書計上額(注)2 住まい関連事業   暮らし関連事業   投資関連事業   計 売上高   435,288   220,511   3,189   658,989   -   658,989 事業損益   150,329   8,756   439   159,525   △718,557   △559,032 (注)1 セグメント利益の「調整額」は、各報告セグメントに配分していない全社費用等△718,557千円が計上されております。 2 セグメント利益の合計額は、連結損益計算書の営業利益と一致しております。 (住まい関連事業) 売上高は当社による工事請負契約及び建築設計・監理業務委託契約分売上、契約ロイヤリティ売上、マーケティング売上に子会社の売上高を合わせて435,288千円となり、セグメント損益は150,329千円の利益となりました。 これは工事請負契約件数が原材料高騰により工事の見積もり調整が難航していることからプロデュース事業本部の受注額が大幅減となり、又ネットワーク事業本部の契約ロイヤリティ売上も退会スタジオによるスタジオ運営会社数の減少、FC先のマーケティング投下費用の減少などにより受注総額が大幅に減少したことが主な原因となります。少子高齢化が進む中で、新築住宅を中間層よりやや上の層に訴求する従来型のASJ建築家ネットワークモデル には成長モデルを探る限界があり、かつ昨年度より取り組み始めました新規加盟契約の獲得を目的としたビジネスサポート事業の一環である「共同購買システム」等も新規加盟を期待させる効果的かつ魅力的なメニューとはならず、当期中での加盟契約数増加を得ることはできませんでした。 一方、「住まい関連事業」におけるビジネスサポート事業として昨年度事業提携したColors JAPAN社に関しましては、定期的な事業説明会により、若干の加盟契約締結を得たものの、もとより収益構造が弱く、住まい関連事業の事業計画数値をカバーする事業とはなっておりません。 又、海外での「住まい」関連事業の展開として、2024年7月に当社子会社化としましたSupaspace Pte Ltd.のシンガポール市場での公団住宅のリフォーム事業もショールーム及びホームページの開設を行い本格的な営業活動を開始しましたが、買収後から現在に至るまで受注が獲得できませんでした。 (暮らし関連事業) 売上高は前連結会計年度に買収し子会社化したMED株式会社(2024年12月買収:100%子会社)、チャミ・コーポレーション株式会社(2025年1月買収:51%子会社)、トルネードジャパン株式会社(2025年3月買収:51%子会社)による売上を中心に220,511千円となり、またセグメント利益は8,756千円でありました。 売上内容としては当連結会計期間においては、当社として前期より準備してきておりました家具・アートのセレクト店舗として計画した「エースリーセレクト」が開業となったものの、開業が予定よりも大幅に遅れ売上に貢献できなかったことから、子会社の売上を中心とした内容となりました。 暮らし関連事業の中核を為す、当社グループ会社の株式会社チャミ・コーポレーションは当期中において特定建設業の許可申請を行ない、事業地域、請負規模の拡充を予定し、またグループ会社のMED株式会社も単体の事業収支のみならず、業界のDX化を含む当社のデジタル関連業務の内製化に貢献が期待されましたが、いずれも期待した効果を実現することはできませんでした。 (投資関連事業) 売上高はJR別府駅前プロジェクトの売上3,189千円を計上、セグメント利益は439千円となりました。 売上の内容としてはJR別府駅前プロジェクトについて店舗設備の貸与収入を計上しております。 株式会社トルネードジャパンを介してリフォーム住宅の販売といった短期的な資金運用可能な投資案件や宅地建物取引業免許を活用した住まい関連事業と協業する不動産関連案件プロジェクトへの参画による収益確保も計画しておりましたが、当連結会計期間においては実現できませんでした。 ALINプロジェクト(亜臨界水技術(※))に関しましては当連結会計期間での実績は確保できませんでしたが、「環境問題」「エネルギー問題」「食の問題」につきグリーンイノベーションを旗印に建築家と地球レベルで議論する事業に育ってきており、事業パートナー先では待望の亜臨界水専用工場が2026年5月に完成予定です。現在数多くの相談を受けており、単なる有機系廃棄物の循環社会となる未来型のインフラの提供に留まらず、新素材の抽出の可能性を各専門領域より期待を込めて説明を受けており2026年度では収益の柱となるべく今後とも開発、営業、事業設計の確立強化を計ってまいります。 ※亜臨界水処理技術とは高温・高圧領域で高速加水分解反応により有機廃棄物を効率的に分解することで肥料等に資源利用する技術を示します その他、当社の投資方針としては、当社の特徴である3,000人近い建築家のプラットホームである当社事業との親和性の高い企業への出資やM&Aは国内外を対象に検討してまいりますが、取締役会の方針のみならず第三者の意見聴取・コンサルタントの活用・法務部との連携強化など適切な手順を踏み判断し、株主還元につなげていく考えです。 b.財政状態 (資産) 当連結会計期間におきましては、グループ会社4社を売却しております。そのため、資産合計をはじめとして各数値において大幅な減少がございました。資産合計は411,395千円となり、前連結会計年度末と比べて1,720,001千円減少いたしました。 流動資産は前連結会計年度末に比べ、352,610千円減少し、277,972千円となりました。これはグループ会社の切り離しにより、主として現金及び預金121,822千円、短期貸付金123,708千円、売掛金81,969千円がそれぞれ減少したことによるものであります。 固定資産は前連結会計年度末に比べ、1,367,391千円減少し、133,422千円となりました。これは主として子会社のトルネードジャパンにおいて保有していた投資不動産が連結除外となったことに伴い1,297,981千円減少したことによるものです。当社は基本的に事業運営に際して、在庫や不動産等の営業用資産を必要としない為、単体での総資産は小さくなっております。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は634,576千円となり、前連結会計年度末と比べて1,261,571千円減少いたしました。 流動負債は前連結会計年度末に比べ、87,978千円減少し、487,677千円となりました。これは主として1年内返済予定の長期借入金80,578千円、契約負債75,741千円、訴訟損失引当金61,590千円が減少した一方、短期借入金201,655千円増加したことによるものであります。 固定負債は前連結会計年度末に比べ、1,173,592千円減少し、146,899千円となりました。これは主として長期借入金1,049,628千円の減少等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は△223,181千円となり、前連結会計年度末と比べて458,430千円減少いたしました。これは主として資本金及び資本剰余金がそれぞれ141,217千円増加した一方、親会社株主に帰属する当期純損失600,493千円を計上するとともに、子会社の連結除外により非支配株主持分が138,576千円減少したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、121,822千円減少し、89,552千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の減少は656,165千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失682,076千円、訴訟損失引当金の減少61,590千円、棚卸資産の増加70,102千円の支出要因の一方、減損損失45,983千円、関係会社株式売却損126,950千円、仕入債務37,013千円の増加の収入要因によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の増加は515,867千円となりました。有形固定資産の売却による収入442,321千円、短期貸付金94,084千円の減少による収入に対し、投資有価証券の取得による支出13,000千円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の増加は109,751千円となりました。これは主に株式発行による収入281,328千円と短期借入金の増加による収入201,655千円に対し、借入金の返済395,020千円による支出によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループは、生産に該当する事項がないため、生産実績に関する記載はしておりません。 b. 受注実績 ASJ建築家ネットワーク事業の性格上、受注の記載になじまないため、受注状況に関する記載はしておりません。 c. 販売実績 当社グループは、前連結会計年度より、従来のASJ建築家ネットワーク事業の単一セグメントから、「住まい関連事業」と「暮らし関連事業」、「投資関連事業」の3つの報告セグメントに変更しております。 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 住まい関連事業   435,288   77.0 暮らし関連事業   220,511   779.4 投資関連事業   3,189   1.0 合計   658,989   73.4 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析 当社グループの売上は、資材高騰の影響により見積調整に時間がかかったことや建設計画の延期及び中止並びに規模縮小などが原因で、建築設計・監理業務委託契約及び工事請負契約の成約数は前期と比較して大幅減となり、主要施策であるスタジオの加盟契約件数につきましても減少となっております。子会社によるリフォーム施工や物販等の売上が加算されたものの、売上高は658,989千円となりました。また、営業損益においては、想定していた売上高が下振れし、収益性も低下したことから、営業損失は559,032千円となりました。 ② 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要の主なものは、運転資金と設備投資資金であります。 運転資金は、主に人件費、販売促進費、建物賃借料等の販売費及び一般管理費によるものであります。また、設備投資資金は事業運営に係る基幹システム開発及び社内業務効率化のためのシステム開発等を目的としたソフトウエア開発費用であります。 当社グループは、運転資金と設備投資資金については、自己資金により充当いたしました。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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